JPWO2018151271A1 - コーティング組成物及び表面保護被膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)エポキシ基及びシロキサン結合を有する重量平均分子量が500〜20,000であるエポキシシランオリゴマー、
(B)平均一次粒子径が1〜100nmの範囲内のコロイダルシリカ、及び
(C)硬化触媒
を含有するコーティング組成物。
前記エポキシシランオリゴマー(A)が、下記一般式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランの加水分解縮合物(a1)、及び/又は、該エポキシ基含有加水分解性シランと下記一般式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)である項1記載のコーティング組成物。
さらに、反応性基を有するシランカップリング剤(D)を前記(A)成分及び前記(B)成分の有効成分の合計質量100質量部に対して1〜100質量部含有する項1又は項2に記載のコーティング組成物。
前記コロイダルシリカ(B)が、酸性コロイダルシリカである項1〜3のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
さらに、20℃条件下で100gの水への溶解度が5g以上である有機溶剤(E)を前記(A)成分及び前記(B)成分の有効成分の合計質量100質量部に対して5〜200質量部含有する項1〜4のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
さらに、前記一般式(II)で表される1〜4官能性のエポキシ基を有さない加水分解性シランから選ばれる少なくとも1種の加水分解性シラン及び/又は該加水分解性シランの加水分解縮合物(F)を含有する項1〜5のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
前記(F)成分のうち、少なくともその成分の一部に下記一般式(III)で表される4官能性の加水分解性シラン及び/又は該加水分解性シランの加水分解縮合物(G)を含有する項6に記載のコーティング組成物。
前記エポキシシランオリゴマー(A)が、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)である項1〜7のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
前記エポキシシランオリゴマー(A)が、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)であり、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの割合が、前者/後者(モル比)として99/1〜55/45の範囲内である項1〜8のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
さらに、水(H)を含有する項1〜9のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
基材表面に、項1〜10のいずれか1項に記載のコーティング組成物をトップコートとして塗装し、乾燥させる工程を含む、表面保護被膜形成方法。
床面に、項1〜10のいずれか1項に記載のコーティング組成物をトップコートとして塗装し、乾燥させる工程を含む、床面の表面保護被膜形成方法。
本発明のコーティング組成物が含有するエポキシシランオリゴマー(A)は、分子中にエポキシ基及びシロキサン結合を有し、重量平均分子量が500〜20,000範囲内である化合物である。
(A)成分であるエポキシシランオリゴマーは、一般的なオルガノシランオリゴマーの製造に用いられている製造方法と従来公知の化学反応とを組み合わせることにより得ることができる。例えば、以下の製造方法を用いて製造することができる。
本発明のコーティング組成物が含有するコロイダルシリカ(B)は、耐擦り傷性を向上させる点から平均一次粒子径が1〜100nmの範囲内であることを特徴とする。
本発明は、コーティング組成物の硬化性の点から、硬化触媒を含有する。
本発明のコーティング組成物は、シランカップリング剤(D)を含有してもよい。シランカップリング剤(D)を含有することにより、コーティング組成物中の前記コロイダルシリカ(B)の分散性が向上し、耐擦り傷性と光沢度等の塗膜外観が向上し、特に好ましい。シランカップリング剤(D)としては、特に制限されることはないが、反応性基を有するシランカップリング剤が好適である。
本発明のコーティング組成物は、無溶剤でもよく、または有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤(E)を含有することにより、前記エポキシシランオリゴマー(A)とコロイダルシリカ(B)との相溶性を向上させることができ特に好ましい。有機溶剤としては、上記加水分解性シラン化合物を溶解し、その加水分解縮合反応が進行した後も溶解し得る限り、任意の適切なものを用いることができる。
本発明のコーティング組成物は、1〜4官能性の加水分解性シランから選ばれる少なくとも1種の加水分解性シラン及び/又はその加水分解縮合物(F)を含有してもよい。前記(F)成分としては、前記一般式(II)で表される加水分解性シランの加水分解縮合物を好適に使用することができる。
本発明のコーティング組成物は、前記(F)成分のうち、少なくともその成分の一部に4官能性の加水分解性シラン及び/又はその加水分解縮合物(G)を含有してもよい。
上記一般式(III)は、4官能性の加水分解性シランであり、具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラフェノキシシランなどのテトラアルコキシシラン;テトラクロロシランなどのテトラハロシラン等を挙げることができる。
本発明のコーティング組成物は、水(H)を含有してもよい。水を含有することにより、塗膜形成時に乾燥を促進することができる。また、塗装時に水で後から希釈することによりコーティング組成物の粘度を適宜調整し、塗装作業性を調製することができる。本発明のコーティング組成物は組成物中に水を含むことが可能であると共に、塗装段階の希釈作業において、有機溶剤ではなく水を用いることができるため、屋内作業においても、作業者の健康や周辺の衛生環境を損なう恐れが少なく安全性が高い。
本発明のコーティング組成物は、一液型組成物であってもよいし、二液以上の多液型組成物であってもよい。
本発明では、上記の通り得られるコーティング組成物を基材表面に塗装し、トップコートとして塗装し、乾燥させることにより、基材を表面保護する被膜を形成することができる。
本発明はまた、床面に上記コーティング組成物をトップコートとして塗装することにより、床面の耐擦り傷性と仕上がり性を向上させる方法を提供する。
また、前記下塗り塗料としては、塗膜外観を損なわない範囲で複数回塗り重ねることもできる。
(製造例1)
温度計、撹拌機、還流冷却器及び窒素導入管を取り付けたセパラブルフラスコに、KBM−403(注1)236部(1.0mol)とメタノール32部(1.0mol)を入れ、室温下混合撹拌した。次に撹拌しながら0.05N塩酸水10部を30分かけて滴下し、さらに30分間撹拌した。その後、マントルヒーターを用いて75℃まで昇温させ、副生したメタノールも同時に除去しながら2時間還流させた。室温まで冷却後、ろ過を行い、エポキシシランオリゴマー(A−1)を得た。
温度計、撹拌機、還流冷却器及び窒素導入管を取り付けたセパラブルフラスコに、KBM−403(注1)236部(1.0mol)、KBM−13(注2)27部(0.2mol)及びメタノール32部(1.0mol)を入れ、室温下混合撹拌した。次に撹拌しながら0.05N塩酸水10部を30分かけて滴下し、さらに30分間撹拌した。その後、マントルヒーターを用いて75℃まで昇温させ、副生したメタノールも同時に除去しながら2時間還流させた。室温まで冷却後、ろ過を行い、エポキシシランオリゴマー(A−2)を得た。
温度計、撹拌機、還流冷却器及び窒素導入管を取り付けたセパラブルフラスコに、KBM−403(注1)236部(1.0mol)、KBM−22(注3)60部(0.5mol)及びイソプロパノール60部(1.0mol)を入れ、室温下混合撹拌した。次に撹拌しながら酢酸0.6部(0.1mmol)を投入し、30分間撹拌した。その後、マントルヒーターを用いて75℃まで昇温させ、2時間還流させた。その後、90℃で副生メタノール及びイソプロパノールを減圧留去し、室温まで冷却後、ろ過を行い、エポキシシランオリゴマー(A−3)を得た。
生成物(A−3)について120℃で1時間加熱した結果、加熱残分(有効成分)は80%であった。また、重量平均分子量は1,000、エポキシ当量は225g/eqであった。
製造例1と同様の反応装置を用い、KBM−403(注1)236部(1.0mol)とメタノール32部(1.0mol)入れ、室温下混合撹拌した。次に撹拌しながら0.05N塩酸水3部を30分かけて滴下し、さらに30分間撹拌した。その後、マントルヒーターを用いて75℃まで昇温させ、副生したメタノールも同時に除去しながら2時間還流させた。室温まで冷却後、ろ過を行い、エポキシシランオリゴマー(A−4)を得た。
生成物(A−4)について120℃で1時間加熱した結果、加熱残分(有効成分)は80%であった。また、重量平均分子量は500、エポキシ当量は167g/eqであった。
製造例1と同様の反応装置を用い、KBM−403(注1)236部(1.0mol)とメタノール32部(1.0mol)入れ、室温下混合撹拌した。次に撹拌しながら0.05N塩酸水15.2部を30分かけて滴下し、さらに30分間撹拌した。その後、マントルヒーターを用いて75℃まで昇温させ、副生したメタノールも同時に除去しながら2時間還流させた。室温まで冷却後、ろ過を行い、エポキシシランオリゴマー(A−5)を得た。
生成物(A−5)について120℃で1時間加熱した結果、加熱残分(有効成分)は80%であった。また、重量平均分子量は3000、エポキシ当量は188g/eqであった。
(実施例1)
製造例1で得られたエポキシシランオリゴマー(A−1)62.5部(有効成分として50部)、スノーテックスO−40(注4)125部(有効成分として50部)、硬化触媒としてリン酸2部をイオン交換水10部に溶解したものを混合し、ディスパーで均一になるまで撹拌することによりコーティング組成物(KP−1)を得た。
実施例1において、各成分の配合を表1〜3に示す配合に変更する以外は実施例1と同様にして、コーティング組成物(KP−2)〜(KP−26)を得た。尚、表1〜3の配合量は、成分(A)、(B)、(C)、(D)、(F)及び(G)については有効成分量を示すものであり、得られたコーティング組成物について下記の各種評価を行った結果を表1〜3に併せて示す。
(注6)スノーテックスOXS:商品名、日産化学工業株式会社、スノーテックスは登録商標、平均一次粒子径5nmの水分散型酸性コロイダルシリカ、有効成分10質量%、
(注7)スノーテックスO:商品名、日産化学工業株式会社、スノーテックスは登録商標、平均一次粒子径12.5nmの水分散型酸性コロイダルシリカ、有効成分20質量%、
(注8)スノーテックスOYL:商品名、日産化学工業株式会社、スノーテックスは登録商標、平均一次粒子径75nmの水分散型酸性コロイダルシリカ、有効成分20質量%、
(注9)スノーテックスMP−2040:商品名、日産化学工業株式会社、スノーテックスは登録商標、平均一次粒子径200nmの水分散型Na+安定型アルカリ性コロイダルシリカ、有効成分40質量%、
(注10)Silquest A−1160:商品名、Momentive Performance Materials、Silquestは登録商標、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、有効成分50%、
(注11)KR−500:商品名、信越化学工業株式会社、メチルトリメトキシシランの部分加水分解縮合物、メトキシ基含有量28質量%、重量平均分子量1,200、
(注12)KBE−04:商品名、信越化学工業株式会社、テトラエトキシシラン、
(注13)MKCシリケートMS51:商品名、三菱化学社製、MKCは登録商標、テトラメトキシシランの部分加水分解縮合物、SiO2含有量52質量%、
(注14)著しいブツが認められ、成膜しなかったため、評価が困難であった。
各評価項目の試験方法及び評価基準は下記の通りである。
各コーティング組成物をガラス製容器に入れた後、イオン交換水で100%希釈し、5分間撹拌した後、溶液状態を目視にて評価した。
A:希釈した組成物に凝集物は認められないが、わずかに白濁する、
B:希釈した組成物に凝集物や明らかな白濁が発生する、
C:希釈した組成物が凝集し、固化する。
各コーティング組成物を厚さ2mmのガラス板(150×70mm)に乾燥膜厚が10μmになるようにアプリケーターで塗装し、気温23℃、湿度50%RHの条件下で24時間乾燥させ試験板を得た。各試験板について塗膜外観を目視にて評価した。
A:ブツはないが、わずかなムラが認められる、
B:ブツやムラが認められる、
C:著しいブツが認められ、成膜しない。
305×305×2mmのコンポジションビニル床タイル(商品名「PタイルP−60」、タジマ製)上に、プライマーとして「エコカチオンシーラー透明」(関西ペイント社製、水系カチオンエマルション系下塗り組成物)を塗付量40g/m2になるように塗装し、気温23℃、湿度50%RHの条件下で24時間乾燥させたものを被塗板とした。この上に各コーティング組成物を、床用モップを用いて乾燥膜厚10μmになるように塗装し、さらに気温23℃、湿度50%RHの条件下で4日間乾燥させた。その後、JIS K 3920:2009の鏡面光沢度(60度)に準じて各試験板の光沢度を測定した。
A:鏡面光沢度が70以上かつ80未満、
B:鏡面光沢度が50以上かつ70未満、
C:鏡面光沢度が50未満。
気温23℃、湿度50%RHの条件下、各コーティング組成物を厚さ2mmのガラス板(150×70mm)に乾燥膜厚が10μmになるようにアプリケーターで塗装した。その後、同条件下、指で触って塗料が付かなくなるまでの指触乾燥時間を測定した。
A:指触乾燥時間が15分以上かつ30分未満、
B:指触乾燥時間が30分以上かつ60分未満、
C:指触乾燥時間が60分以上。
各コーティング組成物を厚さ2mmのガラス板(150×70mm)に乾燥膜厚が10μmになるようにアプリケーターで塗装し、気温23℃、湿度50%RHの条件下、4日間乾燥させ試験板を得た。得られた試験板に対してスチールウール#0000を用い、塗膜表面を300g/cm2荷重で100mmの移動距離で10往復させ、擦り傷を付けたときの塗膜外観を目視で評価した。
A:傷がわずかに認められるが、傷の本数は10本未満である、
B:傷が認められ、傷の本数が10本以上ある、
C:著しい傷がはっきりと認められる。
各コーティング組成物を厚さ2mmのガラス板(150×70mm)に乾燥膜厚が15μmとなるようにアプリケーターで塗装し、気温23℃、湿度50%RHの条件下、24時間乾燥させた。その後、さらに80℃の乾燥機にて1時間加熱乾燥(強制乾燥)させ試験板を得た。各試験板について塗膜外観を目視にて評価した。
A:塗膜の一部分に微細なクラックの発生が認められる、
B:塗膜全体に微細なクラックの発生が認められる、
C:塗膜全体に著しいクラックの発生が認められる。
305×305×2mmのコンポジションビニル床タイル(商品名「PタイルP−60」、タジマ製)上に、プライマーとして「エコカチオンシーラー透明」(関西ペイント社製、水系カチオンエマルション系下塗り組成物)を塗付量40g/m2になるように塗装し、気温23℃、湿度50%RHの条件下で24時間乾燥させたものを被塗板とした。この上に各コーティング組成物を、床用モップを用いて乾燥膜厚10μmになるように塗り広げた際の塗りやすさを下記基準にて評価した。
A:容易に塗り広げることはできるが、わずかなモップ跡が残る、
B:塗り広げることはできるが、モップ跡が残る、
C:塗り広げることが困難であり、著しいモップ跡が残る。
一方、各比較例のコーティング組成物は、上記要件をすべて満たしていないため、水希釈安定性、塗膜外観、光沢度、乾燥性、耐擦り傷性、耐クラック性及び塗装作業性を同時に満足することができなかった。
本出願は、2017年2月16日出願の日本特許出願(特願2017−26989)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
実施例1において、各成分の配合を表1〜3に示す配合に変更する以外は実施例1と同様にして、コーティング組成物(KP−2)〜(KP−26)を得た。尚、表1〜3の配合量は、成分(A)、(B)、(C)、(D)、(F)及び(G)については有効成分量を示すものであり、得られたコーティング組成物について下記の各種評価を行った結果を表1〜3に併せて示す。尚、実施例7は参考例である。
Claims (12)
- (A)エポキシ基及びシロキサン結合を有する重量平均分子量が500〜20,000であるエポキシシランオリゴマー、
(B)平均一次粒子径が1〜100nmの範囲内のコロイダルシリカ、及び
(C)硬化触媒
を含有するコーティング組成物。 - 前記エポキシシランオリゴマー(A)が、下記一般式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランの加水分解縮合物(a1)、及び/又は、該エポキシ基含有加水分解性シランと下記一般式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)である請求項1記載のコーティング組成物。
[式(I)中、R1はエポキシ基を含有する有機基を示し、Xは同一又は異なってもよい加水分解性基を示し、aは1〜3の整数を示す。]
- さらに、反応性基を有するシランカップリング剤(D)を前記(A)成分及び前記(B)成分の有効成分の合計質量100質量部に対して1〜100質量部含有する請求項1又は請求項2に記載のコーティング組成物。
- 前記コロイダルシリカ(B)が、酸性コロイダルシリカである請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- さらに、20℃条件下で100gの水への溶解度が5g以上である有機溶剤(E)を前記(A)成分及び前記(B)成分の有効成分の合計質量100質量部に対して5〜200質量部含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- さらに、前記一般式(II)で表される1〜4官能性のエポキシ基を有さない加水分解性シランから選ばれる少なくとも1種の加水分解性シラン及び/又は該加水分解性シランの加水分解縮合物(F)を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記(F)成分のうち、少なくともその成分の一部に下記一般式(III)で表される4官能性の加水分解性シラン及び/又は該加水分解性シランの加水分解縮合物(G)を含有する請求項6に記載のコーティング組成物。
- 前記エポキシシランオリゴマー(A)が、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)である請求項1〜7のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 前記エポキシシランオリゴマー(A)が、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの混合物の加水分解縮合物(a2)であり、前記式(I)で表されるエポキシ基含有加水分解性シランと前記式(II)で表されるエポキシ基を有さない加水分解性シランとの割合が、前者/後者(モル比)として99/1〜55/45の範囲内である請求項1〜8のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- さらに、水(H)を含有する請求項1〜9のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
- 基材表面に、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコーティング組成物をトップコートとして塗装し、乾燥させる工程を含む、表面保護被膜形成方法。
- 床面に、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコーティング組成物をトップコートとして塗装し、乾燥させる工程を含む、床面の表面保護被膜形成方法。
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