JPWO2018150871A1 - 可変容量形オイルポンプ - Google Patents

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浩二 佐賀
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Abstract

ポンプ収容室(3)内に配置されたロータ(6)と、ポンプ収容室内をロータの回転中心に対して偏心量が変化するカムリング(5)と、カムリングの外周の該カムリングに対するコイルばね(31)の付勢方向に対して逆側となる位置に一体に設けられた第1ピストン部(25)と、ポンプボディ(2)の内周に第1ピストン部が摺動可能に形成され、排出通路(23)と分岐通路(24)を介して油圧が導入される第1制御油室(21)と、第1ピストン部の一辺の面(25b)に形成された第1シール溝(27)に保持され、第1制御油室の内壁面との間をシールする第1シール部材(28)と、を備えている。これによって、吐出圧の制御油室へのリークを抑制して、所望のポンプ吐出圧及び流量特性が得られる。

Description

本発明は、可変容量形オイルポンプに関する。
近年、自動車用内燃機関の燃費の向上を目的としたオイルポンプとしては、以下の特許文献1に記載された可変容量形オイルポンプが知られている。
この可変容量形オイルポンプは、ポンプハウジングの内周面とカムリングの外周面との間に設けられた2つの制御油室の一方に、ポンプ吐出圧よりも低圧なメインオイルギャラリーから油圧が導入される。他方の制御油室には、メインオイルギャラリーの油圧をさらに低くした油圧が導入される。これら、各制御油室内への油圧を制御することによって、カムリングの偏心量を大きく、あるいは小さくなる方向へ移動させてポンプ吐出圧を制御するようになっている。
国際公開 WO2014/187503 A1
しかしながら、カムリングの外周の一方側には、吐出ポートの高い油圧が作用し、他方側には吸入ポートの低い油圧が作用する構造になっている。このため、カムリングは、一方側の吐出ポート側の高油圧によって他方側へ押し付けられて、一方の制御油室を構成するハウジングとカムリングの間の隙間が大きくなってしまうおそれがある。
そうすると、前記隙間からポンプ吐出圧が一方の制御油室内に、入り込んで(リーク)、カムリングの挙動が不安定になるおそれがある。
この結果、可変容量形オイルポンプによる所望の吐出圧及び流量特性が得られなくなるおそれがある。
本発明は、吐出圧の制御油室へのリークを抑制して、所望のポンプ吐出圧及び流量特性が得られる可変容量形オイルポンプを提供することを目的としている。
本発明の好ましい一態様としては、ハウジングの収容部内を直線的に移動することによりロータの回転中心と自身の中心との偏心量が変化するカムリングと、前記ロータとカムリングの偏心量が大きくなる方向へ前記カムリングに付勢力を付与する付勢部材と、前記カムリングの外周に一体に設けられて、前記カムリングに対する前記付勢部材の付勢方向に対して逆側となる位置に設けられたピストン部と、前記ハウジングの内周に前記ピストン部が摺動可能に形成され、内燃機関の摺動部に潤滑油を供給するメインオイルギャラリーからオイルが導入される制御油室と、前記ピストン部と前記制御油室の内壁面との摺動面であって、前記吐出部側の位置に設けられたシール部材と、を備えている。
本発明の一態様によれば、吐出圧の制御油室へのリークを抑制して、所望のポンプ吐出圧及び流量特性を得ることができる。
第1実施形態における可変容量形オイルポンプの模式図である。 本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 本実施形態における可変容量形オイルポンプの作動を説明する模式図である。 本実施形態における可変容量形オイルポンプの作動を説明する模式図である。 本実施形態の可変容量形オイルポンプの機関回転数とポンプ吐出圧との関係を示す特性図である。 本実施形態の可変容量形オイルポンプの機関回転数とポンプ吐出圧との関係を示す特性図である。 本実施形態の可変容量形オイルポンプの機関回転数とポンプ吐出圧との関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態における可変容量形オイルポンプの模式図である。 本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図である。 図11のD部拡大図である。 図11のE−E線断面図である 図11のF−F線断面図である。 本発明の第3実施形態における可変容量形オイルポンプの模式図である。 本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図である。 図11のG部拡大図である。 図11のH−H線断面図である 図11のI−I線断面図である。
以下、本発明に係る可変容量形オイルポンプの実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、以下の実施形態では、自動車用内燃機関の摺動部や機関弁の開閉時期制御に供するバルブタイミング制御装置に対して機関の潤滑油を供給する可変容量形オイルポンプに適用したものを示している。
〔第1実施形態〕
図1は本実施形態における可変容量形オイルポンプの模式図、図2は本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図、図3は図1のA部拡大図、図4は図1のB−B線断面図、図5は図1のC−C線断面図である。
可変容量形オイルポンプは、図1に示すように、ポンプハウジング1と、該ポンプハウジング1内のポンプ収容部としてのポンプ収容室3の中心部を貫通して回転可能に支持された駆動軸4と、ポンプ収容室3内で直線移動可能に収容されたカムリング5と、該カムリング5の内側に収容されたポンプ構成体と、を備えている。
ポンプ構成体は、駆動軸4によって図1中、反時計方向へ回転駆動されることにより、カムリング5との間に形成される作動室であるポンプ室13の容積を増減させてポンプ作用を行うようになっている。
ポンプハウジング1は、例えば、内燃機関19の図外のシリンダブロックの前端部に設けられ、図1に示すように、一端側が開口形成され内部に前記ポンプ収容室3が設けられたポンプボディ2と、該ポンプボディ2の一端開口を閉塞する図外のカバー部材と、を備えている。
ポンプハウジング1の内部には、後述する第1制御油室21と第2制御油室22が設けられていると共に、前記第2制御油室22への油圧の給排制御するパイロット弁40が設けられている。また、パイロット弁40は、後述するように、排出通路23の油圧によって作動する他に、電磁アクチュエータ50の電磁力によって作動するようになっている。
ポンプボディ2は、非鉄金属であるアルミニウム合金材により一体に形成され、ポンプ収容室3の底壁のほぼ中央位置に駆動軸4の一端部を回転自在に支持する図外の軸受孔が穿設されている。
さらに、ポンプ収容室3の一方側部には、ポンプ構成体によるポンプ作用に伴い各ポンプ室13の容積が拡大する領域に開口するように形成された吸入部である吸入ポート11が設けられている。
また、他方側部の内側面には、各ポンプ室13の容積が縮小する領域に開口するように形成された吐出部である吐出ポート12が、それぞれ軸受孔を挟んでほぼ左右で対向するように設けられている。
吸入ポート11は、ポンプボディ2の壁部を貫通して外部へと連通する吸入通路11aが形成されている。そして、ポンプ構成体のポンプ作用に伴い発生する負圧によってオイルパン14内のオイル(潤滑油)が、吸入通路11a及び吸入ポート11に吸入される。このオイルが、吸入ポート11の吸入領域にある各ポンプ室13に吸入されるようになっている。
吐出ポート12は、ポンプボディ2の底壁を貫通して外部へと連通する吐出通路12aが形成されている。そして、ポンプ作用により加圧されたオイルは、吐出ポート12へと吐出される。この吐出オイルは、図1の矢印で示すように、吐出通路12aを通ってメインオイルギャラリー18から内燃機関19内に供給される。つまり、内燃機関19のピストンなどの各摺動部やバルブタイミング制御装置等へと供給される。
メインオイルギャラリー18は、内燃機関19内に潤滑油を供給する供給通路18aと、内燃機関19内を循環した潤滑油をオイルパン14に戻す排出通路23と、を有している。供給通路20の途中には、オイルフィルタ49や図外のオイルクーラが設けられている。
ポンプボディ2のカムリング5を挟んだ径方向一方側の内壁面には、第1制御油室21が形成され、他方側の内壁面には、凹部である第2制御油室22が形成されている。
第1制御油室21は、ポンプボディ2の内壁面に凹状に形成されて、横断面ほぼ四角形状に形成されていると共に、底面21aがV字形状に切欠形成されている。また、この第1制御油室21は、全体の容積が比較的小さく形成されて、端部21aに後述する排出通路23の下流側で分岐した分岐通路24の下流部23bが開口している
第2制御油室22は、ポンプボディ2の第1制御油室21とポンプ収容室3を挟んで径方向で対向する位置に凹状に形成され、横断面ほぼ四角形状に形成されている。この第2制御油室22は、全体の容積全体が第1制御油室21よりも倍以上に大きく形成されて、底部側がパイロット弁40に連通している。
また、第1、第2制御油室22,22には、内燃機関19内の各摺動部などを潤滑した後のオイルが排出通路23を介して供給されるようになっている。つまり、排出通路23は、上流部23aが内燃機関19のドレン通路に連通し、下流部23bがパイロット弁40を介して第2制御油室22に連通している。また、排出通路23の下流側で分岐した分岐通路24が形成されている。この分岐通路24は、下流端24aが第1制御油室21の端部21aに開口している。
この排出通路23内のオイルは、オイルフィルタ49や内燃機関19の各摺動部などを通過して戻されたものであるから、これらの流動抵抗などによって、供給通路20の油圧(ポンプ吐出圧)よりも低圧になっている。また、このオイルは、前述の流動抵抗などによって脈圧が十分に低減されている。
図示しない前記カバー部材は、非鉄金属のアルミニウム合金材によってほぼ板状に形成され、ポンプボディ2の外形状に倣って上下方向に長い矩形状に形成されている。また、カバー部材は、図外の複数のボルトによって内側面の外周側がポンプボディ2のポンプ収容室3の開口部側の取り付け面に取り付けられている。また、カバー部材のポンプボディ2の軸受孔と対向した位置には、駆動軸4の他端部を回転自在に支持する軸受孔が貫通形成されている。そして、このカバー部材の内側面にも、ポンプボディ2と同様に、吸入ポートや吐出ポートがポンプボディ2の吸入ポート11や吐出ポート12に対向配置されている。なお、吸入ポート11や吐出ポート12は、ポンプボディ2側あるいはカバー部材側のいずれか一方側に形成されていても良い。
駆動軸4は、回転軸方向の一端部がポンプボディ2の底壁の軸受孔に軸支されている一方、他端部がカバー部材の軸受孔に軸受けされている。また、駆動軸4は、外部に臨んだ先端部がクランクシャフトに図外のギアを介して連係されている。このクランクシャフトから伝達された回転力に基づいて駆動軸4が後述するロータ6を図1中の反時計方向へと回転させるようになっている。
ポンプ構成体は、カムリング5の内周側において回転自在に収容され、中心部が駆動軸4の外周に結合されたロータ6と、該ロータ6の外周部に放射状に切欠形成された複数(本実施形態では7つ)のスロット6a内においてそれぞれ出没自在に収容された7枚のベーン7と、ロータ6より小径に形成され、このロータ6の回転軸方向の両側部に配設された一対のリング部材8,8と、から構成されている。
ロータ6の中心側から径方向外側へ放射状に形成された7つのスロット6aの内側基端部には、それぞれ作動油である吐出オイルを導入する横断面ほぼ円形状の室6bが設けられている。この室6bは、内部圧力とロータ6の回転に伴う遠心力とによって各ベーン7がカムリング5の内面に摺接するように外方へと押し出されている。
各ベーン7は、ロータ6の回転時において、各先端面がカムリング5の内周面に摺接すると共に、各基端面が前記各リング部材8,8の外周面にそれぞれ摺接するようになっている。
カムリング5は、図1及び図2に示すように、鉄系金属を焼結工法によってほぼ円筒状に一体形成されている。また、カムリング5は、軸方向の幅、つまり駆動軸4の回転軸方向に沿った長さがポンプ収容室3の底面とカバー部材の対向面間で微小隙間をもって摺動可能となる大きさに形成されている。
なお、カムリング5は、吸入ポート11側と吐出ポート12側の軸方向の端面にほぼ円弧状の切欠溝5a、5bがそれぞれ形成されている。
また、カムリング5の外周部の一方位置(図1中の右側)には、前記第1制御油室21に摺動可能に収容された第1ピストン部25が一体に設けられている。また、この第1ピストン部25に対しカムリング5の中心を挟んだ反対側の他方位置(図1中の左側)には、第2制御油室22に摺動可能に収容された第2ピストン部26が一体に設けられている。
第1ピストン部25は、第1制御油室21の断面形状に倣って横断面ほぼ矩形状に形成されている。つまり、カムリング5の移動方向軸線に直交する方向の断面が四角形に形成されている。また、第1ピストン部25は、駆動軸4の回転軸方向に沿った長さがカムリング5の軸方向幅と同一に形成されている。
また、第1ピストン部25は、先端面25aが第1制御油室21のV字形状の底面21aと同じくほぼV字形状に形成されている。この先端面25aは、第1制御油室21に臨んで該第1制御油室21内の油圧を受ける受圧面になっている。
そして、第1ピストン部25が第1制御油室21内に最大に入り込んだ位置では、底面21aに先端面25a全体が当接して、カムリング5のそれ以上の直線移動が規制されるようになっている。
また、第1ピストン部25は、4つの辺のうち吐出ポート12側、つまり分岐通路24の下流端24aが開口する側の一辺の面25bに第1シール溝27が形成されている。この第1シール溝27は、図2及び図3にも示すように、横断面ほぼ四角形状に形成されて、長さが一辺の面25bのカムリング5の軸方向長さと同じ長さで直線状に形成されている。
また、第1シール溝27には、第1シール部材28が保持されている。この第1シール部材28は、前記第1制御油室21の内壁面に摺動する第1シール本体28aと、第1シール溝27の底部内に保持されて、第1シール本体28aを第1制御油室21の内壁面方向へ付勢する第1弾性体28bと、によって構成されている。
第1シール本体28aは、横断面ほぼ矩形状に形成されて、例えば低摩擦特性を有するフッ素系樹脂材によりカムリング5の軸方向に沿って直線状に細長く形成されている。また、第1シール本体28aの幅方向の中央位置には、第1弾性体28bの一部が嵌り込む保持溝28cが直線状に形成されている。
第1弾性体28bは合成ゴム材によって横断面ほぼ円形状に形成されて、第1シール本体28aと同じ長さに形成されている。この第1弾性体28bの弾性力によって第1シール本体28aを第1制御油室21の内壁面に押し付けて該第1制御油室21の良好な液密性を確保するようになっている。
第2ピストン部26は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、カムリング5に結合された基部26aと、該基部26aの一端側からカムリング5の移動方向に沿って外側に延びた一側壁26bと、基部26aの他端側から一側壁26bと並行して延びた他側壁26cと、から構成されている。
一側壁26bと他側壁26cは、カムリング5軸方向の長さが第1ピストン部25と同じ長さに形成されている。また、両側壁26b、26cは、それぞれの外面26d、26eが第2制御油室22の対向両側面22a、22bに摺動可能になっている。さらに、基部26aと両側壁26b、26cで囲まれた内面26fの全体が第2制御油室22内の油圧を受ける受圧面になっている。したがって、この内面26f全体の受圧面積は、第1ピストン部25の先端面25aの受圧面積よりも大きく形成されている。
一側壁26bは、その形成位置が第1ピストン部25とカムリング5の移動方向の径方向外側で同じ位置に形成されている。また、一側壁26bの外面26dには、第2シール溝29が形成されている。この第2シール溝29は、図2に示すように、横断面ほぼ四角形状に形成されて、長さが一側壁26bのカムリング5の軸方向長さと同じ長さ形成されている。
また、第2シール溝29には、第1シール部材28と同じ構成の第2シール部材30が保持されている。つまり、第2シール部材30は、第2制御油室22の内壁面に摺動する第2シール本体30aと、第2シール溝29の底部内に保持されて、第2シール本体30aを第2制御油室22の内壁面方向へ付勢する第2弾性体30bと、によって構成されている。
第2シール本体30aは、横断面ほぼ矩形状に形成されて、例えば低摩擦特性を有するフッ素系樹脂材によりカムリング5の軸方向に沿って直線状に細長く形成されている。第2弾性体30bは合成ゴム材によって横断面ほぼ円形状に形成されて、第2シール本体30aと同じ長さに形成されている。この第2弾性体30bの弾性力によって第2シール本体30aを、第2制御油室22の対向する内側面に押し付けて該第2制御油室22の良好な液密性を確保するようになっている。
また、第2制御油室22内には、図1に示すように、第2ピストン部26を介してカムリング5を第1制御油室21方向へ付勢するコイルばね31が収容されている。
このコイルばね31は、一端部が第2ピストン部26の基部26aの内面に弾接し、他端部がパイロット弁40の後述するバルブボディ41の外面に弾接して、予めセット荷重が付与されている。
このように、カムリング5は、コイルばね31の付勢力によって、ロータ6の回転中心に対して第1制御油室21方向への偏心量が増大する方向(図1中の右方向)に常に付勢されている。したがって、非作動状態では、第1ピストン部25のV字形状の先端面25aが第1制御油室21のV字形状の底面21aに押し付けられた状態となっている。この状態において、カムリング5は、中心の偏心量が最大となる位置に規制されている。
そして、カムリング5は、第1制御油室21に導入される油圧と、第2制御油室22に導入される油圧およびコイルばね31のばね荷重と、の相対圧によってロータ6の回転中心に対して直線移動する。つまり、カムリング5が、ロータ6の回転中心に対する偏心量が増加する方向か、あるいは減少する方向に移動して、吐出ポート12から吐出される吐出圧と吐出流量を制御するようになっている。
パイロット弁40は、図1に示すように、ポンプハウジング1のバルブ孔1a内に固定された有蓋円筒状のバルブボディ41と、該バルブボディ41の内部に摺動可能に設けられたスプール42と、該スプール42を、後述する円環壁41a方向へ付勢する付勢部材としてのバルブスプリング43と、から主として構成されている。
バルブボディ41は、軸方向の一端側に有する円環壁41aに排出通路23の下流端と内部を連通する導入口41bが形成されている。また、バルブボディ41は、周壁の軸方向のほぼ中央位置にバルブボディ41内と第2制御油室22を連通する連通孔44が径方向に沿って貫通形成されている。
また、バルブボディ41の周壁の中心軸線に対して連通孔44と径方向反対側の位置には、バルブボディ41内部と外部とを連通するドレン孔45が径方向に沿って貫通形成されている。このドレン孔45の近傍には、スプール42の良好な摺動性を確保する空気抜き孔41cが径方向に沿って貫通形成されている。
スプール42は、摺動位置に応じて連通孔44とドレン孔45とを連通し、あるいはこれらの連通を規制する有蓋円筒状の弁体46と、該弁体46の軸方向一端側に一体に形成され、内部中空状の通路構成部47と、該通路構成部47の軸方向一端縁に一体に形成された円環板状のガイド部48と、を有している。
弁体46は、外周面がバルブボディ41の内周面を液密的に摺動して弁機能を発揮する筒状に形成されている。また、弁体46は、軸方向の一端側、つまり通路構成部47側の一端側に円板壁46aが一体に設けられている。この円板壁46aは、通路構成部47の後述する通路部47b内に導入される油圧を受ける受圧部としても機能する。
通路構成部47は、円板壁46aから導入口41b方向へ軸方向に延びた円筒状に形成されて、その外径が弁体46よりも小さく設定されている。また、通路構成部47の外周面には、バルブボディ41の内周面との間に筒状通路47aが形成されている。
さらに、通路構成部47の内部には、軸方向の一端側に形成された開口部47dを介して導入口41bに常に連通する円柱状の通路部47bが形成されている。通路構成部47の周壁には、通路部47bとバルブボディ41の連通孔44を、筒状通路47aを介して連通する第2連通孔47cが径方向に沿って貫通形成されている。
したがって、通路部47bは、スプール42の摺動位置に応じて第2連通孔47cと筒状通路47a及び連通孔44を介して第2制御油室22に適宜連通するようになっている。
ガイド部48は、外周面がバルブボディ41の内周面に摺動して、スプール42の摺動時において弁体46と協働して軸方向への安定した摺動性を確保するようになっている。
バルブスプリング43は、円板壁46aの内端面とバルブボディ41の底部との間に弾装されて、スプール42全体を常に円環壁41a方向へ付勢している。そして、スプール42が、図1に示すように、バルブスプリング43の付勢力でガイド部48が円環壁41aの内面に弾接している移動位置では、弁体46がドレン孔45を閉止するようになっている。
よって、スプール42は、基本的にはバルブスプリング43のばね力と、排出通路23から導入口41bに導入された油圧との相対圧に基づいて軸方向の移動位置を変化させるようになっている。
電磁アクチュエータ50は、排出通路23からの油圧をアシストする形でスプール42の移動位置を制御するものである。この電磁アクチュエータ50は、図外のソレノイドケーシングと、該ソレノイドケーシングの内部にボビンを介して設けられたコイルと、該コイルの軸方向端部に設けられた固定鉄心と、ボビンの内周側に軸方向へ摺動可能に設けられた可動プランジャと、該可動プランジャの先端部に設けられて、スプール42を排出通路23からの油圧作用方向と同じ軸方向から押圧するプッシュロッドと、から主として構成されている。
可動プランジャは、コントロールユニットから出力されたコイルへの通電(パルス電流)によって進出移動し、非通電によってコイルスプリングのばね力によって後退移動するようになっている。
コントロールユニットは、クランク角センサなどの各種のセンサ類からの情報信号に基づいて機関運転状態を検出する。また、コントロールユニットは、機関運転状態に応じて電磁アクチュエータ50のコイルへの通電量であるデューティ比を変化させるか、非通電状態とするようになっている。
〔可変容量形オイルポンプの作用〕
以下、本実施形態に係る可変容量形オイルポンプの作用について簡単に説明する。図6はパイロット弁40に対して排出通路23の油圧と電磁アクチュエータの押圧力を付与した状態を示し、図7はパイロット弁40に対して排出通路23の圧力のみを付与した状態を示し、図8〜図10は機関回転数(ポンプ回転数)とポンプ吐出圧との関係を示す特性図である。
機関始動時には、可変容量形オイルポンプの吐出ポート12から吐出通路12aへ圧送されるポンプ吐出圧が低い。したがって、メインオイルギャラリー18の供給通路20から機関19内の動弁機構などの摺動部を潤滑した後に、排出通路23からパイロット弁40の導入口41bから通路部47bに流入した油圧も低い。このため、通路部47b内で円板壁46a作用する油圧も小さい。
よって、スプール42は、図1に示すように、バルブスプリング43のばね力によってガイド部48が円環壁41aの内面に当接した位置に保持されている。このため、弁体46は、外周面で連通孔44は開成しているもののドレン孔45を閉止している。
これによって、通路部47b内に流入した油圧は、矢印で示すように、第2連通孔47cと筒状通路47a及び連通孔44を通って第2制御油室22に流入する。
一方、排出通路23から分岐通路24に流入した油圧は、該分岐通路24の下流端24aから第1制御油室21内に流入する。この第1制御油室21内の油圧は、第2制御油室22内の油圧と同圧である。したがって、第1ピストン部25と第2ピストン部26に作用する圧力が同じになり、カムリング5の両側には互いにカムリング5の中心方向へ向く同じ圧力が作用する。しかし、第1ピストン部25の先端面25aの受圧面積は、第2ピストン部26の受圧面積よりも小さいので、カムリング5に対して第1制御油室21方向への力が大きくなる。
よって、カムリング5は、図1に示すように、第2制御油室22内の油圧とコイルばね31のばね力との合成力によってロータ6の回転軸中心に対して第1制御油室21方向へ最大に偏心した移動位置に保持されている。
なお、このとき、電磁アクチュエータ50のコイルには、コントロールユニットから通電されず消磁状態になっている。
このため、吐出ポート12から吐出されたポンプ吐出圧(供給通路20内の油圧)は、図8の実線で示すように、機関回転数の上昇に伴って該機関回転数と比例的に上昇する特性となる。
ポンプ吐出圧が次第に高くなって所望の高さになると、図6に示すように、今度は、パイロット弁40に対して排出通路23からの油圧の他に、電磁アクチュエータ50の押圧力が作用する。
すなわち、コントロールユニットから電磁アクチュエータ50のコイルに通電(パルス信号)が出力されると共に、デューティ比を適宜変化させる。これによって、パイロット弁40のスプール42は、バルブスプリング43のばね力に抗して次第にバルブボディ41の底部方向へ摺動する。そうすると、スプール42の弁体46が、連通孔44を開いた状態を維持しつつドレン孔45を漸次開いて、第2制御油室22内の油圧を連通孔44、筒状通路47aを介してドレン孔45から外部に排出する。
この間、第1制御油室21には、排出通路23から分岐通路24を介して常に油圧が供給されているが、この油圧は低圧であってもよい。
そして、スプール42は、コントロールユニットから電磁アクチュエータ50へのデューティ比制御によって、その摺動位置が変化してドレン孔45を開閉制御及び開口面積を増減変化させる。このため、第2制御油室22内の油圧が増減変化する。
したがって、カムリング5には、第1制御油室21内の油圧と、変化している第2制御油室22内の油圧及びコイルばね31のばね力との相対圧が作用する。つまり、第1制御油室21内の油圧が、第2制御油室22の油圧とコイルばね31の合成力よりも大きくなった場合は、カムリング5は第2制御油室22方向へ直線的に移動する。これによって、カムリング5は、その中心がロータ6の回転中心に対して偏心量が小さくなる。
このように、カムリング5が、両制御油室21,22間で直線移動することによって、ポンプ吐出圧を、図9の実線で示すように、機関回転数に応じて無段階に可変制御することが可能になる。
次に、吐出ポート12からのポンプ吐出圧が大きくなって、排出通路23からパイロット弁40のスプール42の円板壁46aに作用する油圧が大きくなる。そうすると、スプール42は、図7に示すように、バルブスプリング43のばね力に抗してバルブボディ41の底部方向へ摺動してドレン孔45を大きく開く。
このため、第2制御油室22内の油圧は、前述と同じく、連通孔44と筒状通路47aを通ってドレン孔45から排出されて内部が低圧になる。一方、第1制御油室21には、分岐通路24から高い油圧が導入されて、第1ピストン部25を押圧して、カムリング5を第2制御油室22方向へ移動させる。これにより、カムリング5は、ロータ6の回転中心に対する偏心量が小さくなり、同心に近くなる。したがって、ポンプ吐出圧は、図10の実線で示すように、最大付近の大きさになってそれ以上の過度な圧力上昇が抑制される。
このように、本実施形態における可変容量形オイルポンプは、パイロット弁40のスプール42の摺動位置を、排出通路23の油圧と電磁アクチュエータ50のソレノイド力によって制御して、第2制御油室22内の油圧を制御する。これによって、カムリング5の直線方向の移動位置を連続的に可変制御して、ポンプ吐出圧を機関運転状態に応じて高精度に制御することが可能になる。
また、本実施形態では、吐出ポート12側に位置する第1制御油室21の内面と第1ピストン部25の一辺の面25bとの間が、第1シール部材28によって効果的にシールされている。
このため、吐出ポート12側(吐出領域)の高油圧が第1制御油室21内に流入(リーク)するのを十分に抑制することが可能になる。したがって、カムリング5は、挙動の不安定化が抑えられ、安定した位置に保持させることができる。この結果、ポンプ吐出圧を所望の安定した吐出圧及び流量特性を得ることができる。
また、排出通路23には、ポンプ吐出圧をほぼ同じ油圧が作用する供給通路20の油圧ではなく、オイルフィルタ49や機関19内部の摺動部などを通って脈圧が十分に抑えられた油圧が流入する。
このため、スプール42の通路部47b内には、脈圧の少ない油圧が作用することから、円板壁46aには常に安定した油圧が作用する。したがって、スプール42は、その保持位置や摺動位置が安定化して、第2制御油室22の油圧の供給や排出の精度が高くなる。この結果、カムリング5の直線移動及び移動位置の安定化が図れることから、前述したポンプ吐出圧及びの特性をさらに精度良く制御することができる。
また、スプール42には、排出通路23の脈圧が抑えられた安定した油圧と電磁アクチュエータ50のソレノイド力とのバランスされた圧力が作用することから、この点でもスプール42の安定した摺動位置制御を行うことができる。
また、本実施形態では、吐出ポート12側に位置する第2制御油室22の内壁面と第2ピストン部26の一側壁26bの外面26dとの間も、第2シール部材30によって効果的にシールされている。このため、吐出ポート12側の高油圧が第2制御油室22内に流入(リーク)するのを十分に抑制することができる。したがって、カムリング5は、この点でも挙動の不安定化が抑えられて、安定した位置に保持される。この結果、ポンプのさらに安定した吐出圧および流量特性とすることができる。
第1、第2シール部材28,30は、各ピストン部25,26の吐出ポート12側に面した部位のみをシールすることから、効率良くシールすることができる。
また、前記第1シール部材28と第2シール部材30は、第1制御油室21と第2制御油室22の対向する面にそれぞれ面接触状態で押し付けられることから、シール性能が高くなって吐出ポート12側から各制御油室21,22へのオイルのリークを極力少なくできる。
前記第1、第2シール部材28,30だけで、吐出ポート12側からのオイルのリークを抑制できると共に、これら2つの部材のみであるから、構造が簡単になる。
また、前記第1シール部材28と第2シール部材30は、各シール本体28a、30aや各弾性体28b、30bを単に直線状に形成したものであるから、製造が容易でコストの高騰が抑制できる。
さらに、各シール本体28a,30aは、各シール溝27,29内に保持されているので、各ピストン部25,26の摺動時におけるずれを抑制できる。
また、各シール本体28a,30aは、各弾性体28b、30bの材質よりも硬質な材質であるが、これらの材質を仕様等に応じて変更すれば、摺動抵抗摩擦の低減や耐久性の向上が図れる。
本実施形態では、カムリング5の直線移動方向の一方側に第1ピストン部25を設け、これと反対の他方側に第2ピストン部26を設けた。これらによって、カムリング5の安定した移動案内が行われる。
前記コイルばね31を、第2ピストン部26の内側に配置したことから、別な所に設ける場合に比較してポンプハウジング1を小型化することができる。
前記第2ピストン部26の内部には、排出通路23からポンプ吐出圧よりも低い圧力が作用する。このため、第2制御油室22に吐出ポート12側からの高油圧が入り易くなるが、これを第2シール部材30によって効果的に抑制できる。
〔第2実施形態〕
図11〜図15は本発明の第2実施形態を示し、図11は第2実施形態の可変容量形オイルポンプの模式図、図12は本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図、図13は図11のD部拡大図、図14は図11のE−E線断面図、図15は図11のF−F線断面図である。
この実施形態では、特に、第2ピストン部26の形状をやや変更すると共に、第1、第2シール溝及び第1、第2シール部材の構成を変更したものである。
すなわち、第2ピストン部26は、図12に示すように、基部26aの肉厚が第1実施形態のものよりもやや大きく形成されている。
第1シール溝27は、第1ピストン部25の一辺の面25b側の他に、一辺の面25bと連続する一側面25cの幅方向に沿った第3シール溝32が形成されて、全体がL字形状に形成されている。第1シール溝27は、その横断面形状が第1実施形態のものと同じく形成されている。また、この第1シール溝27内に嵌め込み保持される第1シール部材28も、同じく第1シール本体28aと第1弾性体28bとから構成されている。
第3シール溝32は、その幅長さや深さは第1シール溝27と同じである。
そして、第3シール溝32内に保持される第3シール部材33は、同じく第3シール本体33aと、第3弾性体33bとから構成されている。この第3シール本体33aは、第1シール本体28aと同じく低摩擦特性を有するフッ素系樹脂材により形成されている。また、この第3シール本体33aは、細長い板状に形成されて、その長さは第3シール溝32と同じ長さに設定されている。
第3弾性体33bは、合成ゴム材によって横断面ほぼ円形状に形成されて、第3シール本体33aと同じ長さに形成されている。この第3弾性体33bの弾性力によって第3シール本体33aを、第2制御油室22の対向する内側面に押し付けて該第2制御油室22の良好な液密性を確保するようになっている。なお、第1弾性体28bと第3弾性体33bの対向する端部は、ほぼ直角方向から突き合わせ状態に配置されている。
一方、第2ピストン部26の基部26aには、第2シール溝29の他に、一方の外面26gに第4シール溝34が形成されている。この第4シール溝34は、基部26aの幅方向に沿って細長く形成されていると共に、その深さは第2シール溝29と同じ深さに形成されている。この第4シール溝34には、第4シール部材35が嵌め込まれている。
この第4シール部材35は、第4シール本体35aと、第4弾性体35bとから構成されている。この第4シール本体35aは、第1シール本体28aと同じく材質で形成されている。また、この第4シール本体35aは、細長い板状に形成されて、その長さは第4シール溝34と同じ長さに設定されている。
第4弾性体35bも合成ゴム材によって横断面ほぼ円形状に形成されて、第4シール本体35aと同じ長さに形成されている。この第4弾性体35bの弾性力によって第4シール本体35aを、第2制御油室22の対向する内側面に押し付けて該第2制御油室22の良好な液密性を確保するようになっている。なお、第2弾性体30bと第4弾性体35bの対向する端部は、ほぼ直角方向から突き合わせ状態に配置されている。
したがって、第1、第2シール部材28、30の他に、第3、第4シール部材33、35によって、対応する第1制御油室21と第2制御油室22の対向する内壁面との間をシールする。このため、吐出ポート12側から第1制御油室21や第2制御油室22への高油圧の流入をさらに効果的に抑制することができる。
なお、他の作用効果は第1実施形態と同じである。
また、前記第1弾性体28bと第3弾性体33b、第2弾性体30bと第4弾性体35bは、それぞれの対向端部がほぼ直角方向から突き合わせ状になっている。しかし、各シール本体28a〜35aに対する弾性反力を発揮できれば、必ずしも突き合わせ状にする必要はなく、互いに離間した状態になっていても良い。
〔第3実施形態〕
図16〜図20は本発明の第3実施形態を示し、図16は第3実施形態の可変容量形オイルポンプの模式図、図17は本実施形態に供されるカムリングとシール部材の分解斜視図、図18は図16のG部拡大図、図19は図16のH−H線断面図、図20は図16のI−I線断面図である。
この実施形態では、第2実施形態に示した第1シール溝27〜第4シール溝34が、第1実施形態に示した各シール溝27、29と同じ深さに形成されている。したがって、第1シール溝27と第3シール溝32が、同じ深さのL字形状に形成されている。また、第2シール溝29と第4シール溝34も、同じ深さのL字形状に形成されている。
第1シール部材28は、第3シール部材33と対向端部が結合されて一体化され、全体が細長いL字形状に形成されている。一方、第2シール部材30は、第4シール部材35と対向端部が結合されて一体化され、同じく全体が細長いL字形に形成されている。
第1、第2、第3、第4シール部材28〜35は、それぞれ第1、第2、第3、第4シール本体28a〜35aと、第1、第2、第3、第4弾性体28b〜35bとから構成されている。
第1〜第4シール本体28a〜35aは、第1実施形態と同じくその材質が低摩擦特性を有するフッ素系樹脂材により形成されている。一方、第1〜第4弾性体28b〜35bも第1実施形態と同じく合成ゴム材によって横断面ほぼ円形状に形成されて、各シール本体28a〜35aと同じ長さに形成されている。この各弾性体28b〜35bの弾性力によって、第1〜第4シール本体28a〜35aを、第1、第2制御油室21、22の対向する内側面に押し付けて該第1、第2制御油室21、22の良好な液密性を確保するようになっている。
このため、吐出ポート12側から第1制御油室21や第2制御油室22への高油圧の流入をさらに効果的に抑制することができる。
また、各シール部材28、30、33、35をそれぞれ一体化することによって製造作業が容易になる。さらに、各シール溝27,29、32、34は、深さがほぼ同一であるから、加工作業が容易になる。
なお、他の作用効果は第1、2実施形態と同じである。
また、第1、第3弾性体28b、33bや第2、第4弾性体30b、35bのそれぞれの対向端部も突き合わせ状態になっているが、必ずしも突き合わせる必要はない。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、パイロット弁40に導入される油圧を、排出通路23だけでなく、供給通路20から直接的に導入することも可能である。
また、第1、第2シール部材28、30などの各シール部材の材質としては、低摩擦材であれば他の材質であっても構わない。
さらに、第1、第2制御油室21,22の容積の差は、ポンプの仕様や大きさに応じて自由に変更することも可能である。
さらに、前記各シール溝を各制御油室の内壁面に形成して、該各シール溝内に各シール部材を保持することも可能である。
また、弾性体を有さないシール部材を、弾性体を設けて外側に付勢させることも可能である。
本発明の好ましい別の態様としては、内部に収容部を有するハウジングと、前記収容部内に配置され、前記ハウジングの外部から回転駆動されるロータと、該ロータを内部に収容し、前記収容部内を直線的に移動することにより前記ロータの回転中心と自身の中心との偏心量が変化するカムリングと、前記ロータの外周に設けられて、前記カムリングの内周との間に複数の作動室を形成するベーンと、前記ロータとカムリングの偏心量が大きくなる方向へ前記カムリングに付勢力を付与する付勢部材と、前記カムリングの外周に一体に設けられて、前記カムリングに対する前記付勢部材の付勢方向に対して逆側となる位置に設けられたピストン部と、前記ハウジングの内周に前記ピストン部が摺動可能に形成され、内燃機関の摺動部に潤滑油を供給するメインオイルギャラリーからオイルが導入される制御油室と、前記ハウジングの内周側の一方側に形成され、前記ロータが回転駆動することによって前記各作動室の容積が増大する吸入側領域に開口形成された吸入部と、前記ハウジングの内周側の他方側に形成され、前記ロータが回転駆動することによって前記各作動油室の容積が減少する吐出側領域に開口形成された吐出部と、前記ピストン部と前記制御油室の内壁面との摺動面であって、前記吐出部側の位置に設けられたシール部材と、を備えている。
さらに好ましくは、前記ピストン部は、前記カムリングの移動方向軸線に直交する方向の断面が四角形である。
さらに好ましくは、前記シール部材は、前記ピストン部の少なくとも四角形状の前記吐出部側の一辺に設けられている。
さらに好ましくは、前記シール部材は、前記ピストン部の少なくとも一辺に設けられたシール溝内に配置されている。
さらに好ましくは、前記シール部材は、前記制御油室の内壁面と摺動するシール本体と、該シール本体を前記制御油室の内壁面側に付勢する弾性体によって構成されている。
さらに好ましくは、前記シール本体は、前記弾性体よりも硬質でかつ摺動抵抗の小さな材料によって形成されている。
さらに好ましくは、前記シール部材は、前記吐出部側の一辺と、この一辺に連なる少なくとも一側面に設けられている。
さらに好ましくは、前記シール部材は、前記ピストン部に設けられたシール溝内に配置されている。
さらに好ましくは、前記カムリングと一体に設けられ、前記カムリングの移動方向において、前記ピストン部と対向する位置に設けられた第2ピストン部を備えている。
さらに好ましくは、前記第2ピストン部は、前記ハウジングに形成された凹部内に摺動可能に配置されていると共に、前記凹部と第2ピストン部との摺動部であって、少なくとも前記吐出部側の位置に第2シール部材が設けられている。
さらに好ましくは、前記第2ピストン部は、前記付勢部材によってカムリングを制御油室方向へ付勢している。
さらに好ましくは、前記第2ピストン部には、前記凹部内に導入された前記吐出圧よりも低圧の圧力が作用する状態が存在している。
さらに好ましくは、前記第2ピストン部は、前記カムリングの移動方向軸線に直交する方向の断面は四角形状である。
さらに好ましくは、前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の四角面中、前記吐出部側の一辺と、この一辺に連なる一側面に設けられている。
さらに好ましくは、前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の少なくとも一辺に形成された第2シール溝内に配置されている。
さらに好ましくは、前記第2シール部材は、第2弾性体によって摺動面側に付勢されている。
さらに好ましくは、前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の前記吐出部側の一辺の他に、該一辺に連なる一側面に設けられている。
別の好ましい態様として、内部に収容部を有するハウジングと、
前記収容部に配置され、吸入されたオイルを前記ハウジングの外部に吐出するポンプ構成体と、移動することによって前記ポンプ構成体から吐出されるオイルの流量を可変制御する可変部材と、前記ポンプ構成体から吐出されるオイルの流量が多くなる方向へ前記可変部材を付勢する付勢部材と、前記可変部材と一体に設けられ、該可変部材の移動方向において、前記付勢部材の付勢方向に対して逆側となる位置に設けられたピストン部と、前記ハウジングと前記ピストン部によって構成され、内燃機関の摺動部を潤滑するためのオイルを供給するメインオイルギャラリーからオイルが導かれる制御油室と、該制御油室と隣接した位置に設けられ、前記ポンプ構成体から吐出されたオイルが導かれることにより、前記ピストン部におけるハウジングとの摺動部に一方向の押圧力を付与する吐出部と、前記ハウジングと前記ピストン部の摺動部に設けられ、前記吐出部から制御油室へのオイルの漏れを抑制するシール部材と、を備えている。
さらに好ましくは、前記制御油室は、前記ハウジングの内面に凹状に形成され、前記ピストン部は、前記制御油室内に摺動可能に配置されていると共に、前記可変部材の移動方向に直交する断面形状が四角形状に形成され、前記シール部材は、前記制御油室の内壁面とピストン部の外面との間に配置されている。

Claims (19)

  1. 内部に収容部を有するハウジングと、
    前記収容部内に配置され、前記ハウジングの外部から回転駆動されるロータと、
    該ロータを内部に収容し、前記収容部内を直線的に移動することにより前記ロータの回転中心と自身の中心との偏心量が変化するカムリングと、
    前記ロータの外周に設けられて、前記カムリングの内周との間に複数の作動室を形成するベーンと、
    前記ロータとカムリングの偏心量が大きくなる方向へ前記カムリングに付勢力を付与する付勢部材と、
    前記カムリングの外周に一体に設けられて、前記カムリングに対する前記付勢部材の付勢方向に対して逆側となる位置に設けられたピストン部と、
    前記ハウジングの内周に前記ピストン部が摺動可能に形成され、内燃機関の摺動部に潤滑油を供給するメインオイルギャラリーからオイルが導入される制御油室と、
    前記ハウジングの内周側の一方側に形成され、前記ロータが回転駆動することによって前記各作動室の容積が増大する吸入側領域に開口形成された吸入部と、
    前記ハウジングの内周側の他方側に形成され、前記ロータが回転駆動することによって前記各作動油室の容積が減少する吐出側領域に開口形成された吐出部と、
    前記ピストン部と前記制御油室の内壁面との摺動面であって、前記吐出部側の位置に設けられたシール部材と、
    を備えたことを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  2. 請求項1に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記ピストン部は、前記カムリングの移動方向軸線に直交する方向の断面が四角形であることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  3. 請求項2に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール部材は、前記ピストン部の少なくとも四角形状の前記吐出部側の一辺に設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  4. 請求項3に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール部材は、前記ピストン部の少なくとも一辺に設けられたシール溝内に配置されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  5. 請求項4に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール部材は、前記制御油室の内壁面と摺動するシール本体と、該シール本体を前記制御油室の内壁面側に付勢する弾性体によって構成されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  6. 請求項5に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール本体は、前記弾性体よりも硬質でかつ摺動抵抗の小さな材料によって形成されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  7. 請求項3に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール部材は、前記吐出部側の一辺と、この一辺に連なる少なくとも一側面に設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  8. 請求項7に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記シール部材は、前記ピストン部に設けられたシール溝内に配置されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  9. 請求項1に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記カムリングと一体に設けられ、前記カムリングの移動方向において、前記ピストン部と対向する位置に設けられた第2ピストン部を備えていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  10. 請求項9に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2ピストン部は、前記ハウジングに形成された凹部内に摺動可能に配置されていると共に、前記凹部と第2ピストン部との摺動部であって、少なくとも前記吐出部側の位置に第2シール部材が設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  11. 請求項9に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2ピストン部は、前記付勢部材によってカムリングを制御油室方向へ付勢していることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  12. 請求項9に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2ピストン部には、前記凹部内に導入された前記吐出圧よりも低圧の圧力が作用する状態が存在することを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  13. 請求項9に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2ピストン部は、前記カムリングの移動方向軸線に直交する方向の断面は四角形状であることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  14. 請求項13に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の四角面中、前記吐出部側の一辺と、この一辺に連なる一側面に設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  15. 請求項14に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の少なくとも一辺に形成された第2シール溝内に配置されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  16. 請求項10に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2シール部材は、第2弾性体によって摺動面側に付勢されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  17. 請求項14に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記第2シール部材は、前記第2ピストン部の前記吐出部側の一辺の他に、該一辺に連なる一側面に設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  18. 内部に収容部を有するハウジングと、
    前記収容部に配置され、吸入されたオイルを前記ハウジングの外部に吐出するポンプ構成体と、
    移動することによって前記ポンプ構成体から吐出されるオイルの流量を可変制御する可変部材と、
    前記ポンプ構成体から吐出されるオイルの流量が多くなる方向へ前記可変部材を付勢する付勢部材と、
    前記可変部材と一体に設けられ、該可変部材の移動方向において、前記付勢部材の付勢方向に対して逆側となる位置に設けられたピストン部と、
    前記ハウジングと前記ピストン部によって構成され、内燃機関の摺動部を潤滑するためのオイルを供給するメインオイルギャラリーからオイルが導かれる制御油室と、
    該制御油室と隣接した位置に設けられ、前記ポンプ構成体から吐出されたオイルが導かれることにより、前記ピストン部におけるハウジングとの摺動部に一方向の押圧力を付与する吐出部と、
    前記ハウジングと前記ピストン部の摺動部に設けられ、前記吐出部から制御油室へのオイルの漏れを抑制するシール部材と、
    を備えたことを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
  19. 請求項18に記載の可変容量形オイルポンプであって、
    前記制御油室は、前記ハウジングの内面に凹状に形成され、
    前記ピストン部は、前記制御油室内に摺動可能に配置されていると共に、前記可変部材の移動方向に直交する断面形状が四角形状に形成され、
    前記シール部材は、前記制御油室の内壁面とピストン部の外面との間に配置されていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
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