JPH05149260A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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Publication number
JPH05149260A
JPH05149260A JP4131857A JP13185792A JPH05149260A JP H05149260 A JPH05149260 A JP H05149260A JP 4131857 A JP4131857 A JP 4131857A JP 13185792 A JP13185792 A JP 13185792A JP H05149260 A JPH05149260 A JP H05149260A
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JP
Japan
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piston
vane
ring
vane pump
seal ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP4131857A
Other languages
English (en)
Inventor
Guenter Fischer
フイシヤー ギンター
Rainer Knoell
クネール ライナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Rexroth AG
Original Assignee
Mannesmann Rexroth AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Mannesmann Rexroth AG filed Critical Mannesmann Rexroth AG
Publication of JPH05149260A publication Critical patent/JPH05149260A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
    • F04C14/22Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members
    • F04C14/223Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール機能を改善し、ガイド面の耐用期間を
長くすると同時に、装着を簡略化し製造費を削減するた
めに、生産費の低減化を図る。 【構成】 吐出量を調節できるベーンポンプもしくはベ
ーンモータは、一つのベーンロータと、吐出量を決定す
る偏心の大きさを調節するためにピストン列によって固
定されてベーンロータを偏心的に取り囲む一つの環状の
ステータとを具備する。該ピストン列は、ケーシングボ
アにおいて一つのパイロット室との仕切りを形成する一
つのピストンヘッドによってシール性よく案内され、シ
ステム圧を受ける少なくとも一つの振り子ピストン36
を具備している。そして、ヘッドボアにおけるピストン
を案内するためとパイロット室のシール性よくするため
に、耐摩耗性があり全てが良好な材料からなるかまたは
半径方向に付勢力を有するプラスチックリング68,7
2が、ピストンヘッドに嵌着または装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吐出量を調整可能とした
ベーンポンプもしくはベーンモータに係り、詳しくは、
ベーンロータとそのベーンロータを偏心して取り囲む環
状のステータとを具備し、吐出量を規定するステータの
偏心量を調整するためのピストン列に振り子ピストンが
採用されているベーンポンプまたはベーンモータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ポンプもしくは油圧モータは、簡単
な操作でもって吐出量を調節でき、しかも、最大吐出圧
が得られるようになっている。この種のポンプ類のうち
ベーンポンプもしくはベーンモータなどにおいては、そ
れに内蔵されたステータが同心形状した一つのリングで
あり、通常は、ステータをロータに対して偏心した初期
位置へ移動させるスプリングが備えられている。多くの
場合、そのステータリングは、所定の面積比でシステム
圧を受ける二つのピストン間に挟まれた恰好となってい
る。そのような構成においては、圧力弁に所望する最大
吐出圧をもたらすことが可能となり、所望値が達成され
ると、タンクに連なる径の大きい方のピストンヘッドの
パイロット室の負荷は軽減され、使用に適した吐出量が
供給されるようになっている。このようなベーンポンプ
もしくはベーンモータでは、それぞれの作動時に、ステ
ータに十分な安定が得られるように配慮されている。こ
れを達成する手段の一つとして、ポンプの高圧域に発生
してステータの内面に作用するシステム圧を、その安定
化のために寄与させている。その高圧域には、ポンプケ
ーシング内で例えば調節可能とした支持ねじが、支持調
整機構として備えられる。その支持ねじの軸はポンプの
ロータ軸と垂直に交差しており、そのロータ軸に垂直な
面で、吐出量の調整のためにステータを転動させること
ができるようになっている。この転動動作は、圧力手段
からの負荷を受ける少なくとも一つの調節ピストンとス
テータの外表面との接触面部で発生し、ピストンを軸方
向に嵌め込む際に一つの固定したケーシング内で相対的
な滑り運動をもたらし、その際のピストンの調整運動の
間に、横力が吸収されるようになっている。これによっ
て調節ピストンとケーシングとの間で摩擦が発生する
が、それが増大するのを防止するためと、その結果とし
てケーシングで過度の摩耗が起こらないようにするため
に、調節ピストンを振り子ピストンとして機能させ、そ
のピストンヘッドがシール機能とガイド機能とを同時に
持つように構成させることがこれまでに提案されてい
る。そのシール機能を持たせるために、ピストンヘッド
に軸方向の間隔をおいて対向する二つの熱処理したスチ
ールリングが装着される。摩耗を少なくするためには、
ピストンヘッドを球形に成形し、熱処理を施すといった
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造では、
漏れ損失を少なくするために、ピストンボアに高い精度
が要求されることになる。しかし、その精度を維持する
ことは容易でない。この場合、ピストンヘッドの後方の
パイロット室における圧力が約300バールにもなるこ
とを考慮しておく必要があるからである。摩耗を防止す
るためには、一般にケーシングのボア表面をさらに処理
しておかなければならず、そのために生産技術にかかわ
るコストが一層高騰するという事態が生じる。本発明は
上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は、一つの
ベーンロータと、該ベーンロータを偏心的に取り囲む環
状のステータとを具備し、該環状のステータが吐出量を
決定する偏心量を調節するためのピストン列によって固
定されており、該ピストン列が圧力手段からの圧力を受
ける少なくとも一つの振り子ピストンを有し、該振り子
ピストンがケーシングボアにおいて一つのパイロット室
と仕切りを形成する一つのピストンヘッドを持つベーン
ポンプもしくはベーンモータを製造するにあたり、シー
ル機能およびガイド機能の改良にかかわる生産過程を簡
略化し、製造の信頼性を高めることができるベーンポン
プもしくはベーンポンプを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つのベーン
ロータと、該ベーンロータを偏心的に取り囲む環状のス
テータとを具備し、該環状のステータが吐出量を決定す
る偏心量を調節するためのピストン列によって固定され
ており、前記ピストン列が圧力手段からの圧力を受ける
少なくとも一つの振り子ピストンを有し、該振り子ピス
トンがケーシングボアにおいて一つのパイロット室と仕
切りを形成する一つのピストンヘッドをもってシール性
よく案内される吐出量の調節が可能なベーンポンプもし
くはベーンモータに適用される。その特徴とするところ
は、例えば図1および図2を参照して、ピストンボア4
2,44のピストン36,38を案内し、かつ、パイロ
ット室46,48のシール性を保持するために、耐摩耗
性を備え良好な滑り特性を有しかつ半径方向に付勢力を
有するプラスチックリング68,72,74をピストン
ヘッド37,39に嵌着したことである。
【0005】半径方向に弾力性を持たせたシールリング
列72,74と、このシールリング列とは別に、パイロ
ット室46,48とは反対側でシールリング列72,7
4を支える一つのガイドリング68とを具備させておく
とよい。前記ガイドリング68がピストンヘッド37の
平坦なピストン段状部70に押し当てられ、実質的に全
高さに相当する側面69が、一つのピストン肩部70で
支えられるようにしておく。上記したシールリング列
は、図3に示すように、半径方向に弾力性を持たせた一
つのシールリング172から構成するようにしておくこ
ともできる。前記シールリング列を、図2に示すよう
に、半径方向に弾力性を持たせた一つのO−リング74
に装着した一つのシールリング72によって形成してお
いてもよい。前記シールリング列72,74を形態的に
無理なく嵌着することができる一つの凹み76を、平坦
なピストン段状部70に並べて形成しておくとよい。前
記シールリング72は、弾性プラスチックのグループか
ら選択された一種類のプラスチック材からなっている。
ピストンヘッド237は、図4に示すように、一つの凹
み276を具備して、この凹み276に一つのガイドリ
ング268を挿入し、このガイドリング268をO−リ
ング288によって支承されるようにしておくとよい。
前記ガイドリング268が基本的にL字形断面を有し、
そのL字形断面が、パイロット室46(図1参照)と反
対側の内側に装着される一つの弾力性を持たせたO−リ
ング288とともに、凹み276に充填されるようにし
ておくことができる。図2ないし図4のいずれにも記載
されたプラスチックリング68,168,268の材料
が、そのプラスチックリング68,168,268にガ
イド機能を持たせるために、射出成形による加工が可能
でありかつ耐摩耗性を備え、形状安定性のある熱可塑性
プラスチックのグループから選択したプラスチックとし
ておくとよい。図1に示すように、ステータ18が直径
方向に対向する二点においてそれぞれ振り子ピストン3
6,38からの圧力を受け、その二つの振り子ピストン
36,38の間に位置する支持部58によって、好まし
くは調節可能な支持面32で転動動作を可能にすべく支
承されるようにしておくとよい。振り子ピストン36,
38のパイロット室46,48がそれぞれシステム圧を
受け、二つの振り子ピストン36,38の直径を異なる
大きさに形成し、直径の大きな振り子ピストン36に属
するパイロット室46には一つの圧力調整弁を介して油
が供給され、その圧力調整弁は所定のシステム圧を越え
ると、パイロット室46の負荷を軽減するようにしてお
く。図4に示すように、プラスチックリング268の輪
郭が実質的にボール状または球状の包絡面290と一致
するか、その包絡面290に接するようにしておくとよ
い。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、ガイド機能およびシー
ル機能を発揮させるために専らプラスチック材が採用さ
れ、ガイド部材は形状安定で耐摩耗性,摺動性に優れた
プラスチックで製造される。特に、射出成形可能な熱可
塑性材で製造することが好ましい。このプラスチック材
はプラスチックリングとして製造され、プラスチック表
面から突出する半径方向の機能部分をごく僅かに抑える
ように、ピストンヘッドに装着または嵌着される。この
プラスチックリングを補助弾性リングに嵌合させてシー
ル機能を担わせることもできれば、これとは別のプラス
チック製のシールリングをピストンに挿入し、半径方向
に弾力性を持たせて構成するかまたは半径方向に弾力性
を持たせたリング体に装着または支承させるようにする
こともできる。本発明による振り子ピストンの構造は、
約300バール前後に達する最大調節圧力において隙間
の発生を防止するために、ガイド機能とシール機能を兼
ねた一つのリングから構成される。これによって、ピス
トンヘッドの軸方向寸法を短くしてベーンポンプの装着
に必要な空間を小さくすることができる。使用する材料
によって大きな製作公差を持たせておくことが可能とな
り、ピストンヘッドやピストンボアなどに熱処理を施す
必要もなく、生産工程での安全性を高くすることができ
る。さらに、本発明の構成により、長時間稼働におい
て、これまでより高いシール性を得ることができ、これ
に加えて、ピストンとケーシングとの接触機能面におけ
る摩耗が少なくなることが判明している。特に、ガイド
機能ならびにシール機能を有するプラスチックリングの
装着が簡単であることは、一層生産コストの低減を実現
する。
【0007】次に、請求項2によれば、独立したガイド
リングのほかに半径方向に弾力性を持たせた一つのプラ
スチックシール列を採用し、このシールリング列をもっ
てパイロット室とは反対側の軸方向でガイドリングを支
承するようにすれば、特に製造上の利点が大きくなる。
この構成によって、シールリングの弾力性を大きく保持
しながらも、ピストンの直線運動と振り子運動との組み
合わせのなかで隙間の発生するのを効果的に防止するこ
とができる。シールリング列は、二つの部分から構成さ
れることも、単一の部分から構成することも可能であ
り、単一の部分から構成する場合には、シール横断面を
適切な構成とすることによって、半径方向の弾力性を目
的にあわせて調節することができるようになる。請求項
3によれば、プラスチックリングの装着は、形状安定な
プラスチックからなるガイドリングをほぼ自在にピスト
ンヘッドに支承させることができるという点で、さらに
簡単になる。請求項4ないし請求項6によると、シール
リングをガイドリングに直接支承させることにより、ス
ペースをほとんどとらないプラスチックリングの配列が
可能になるという利点が加わる。請求項7によれば、ピ
ストンボアにおける摩擦を極めて小さくすることができ
る。また、シールリングのシール機能がピストンヘッド
後方に位置するパイロット室に対して高いシステム圧に
確実に耐えられるようになる。請求項8および9の記載
によれば、ピストンを案内しパイロット室をシールする
ためにプラスチック材を採用するに必要なピストンのた
めのスペースを、さらに小さくすることができる。請求
項10においては、ガイドリングにおいても、請求項7
におけるシールリングの場合と同様な効果が発揮され
る。請求項11および請求項12においては、直線運動
や振り子運動する調節ピストンに簡単な構造のシール機
能とガイド機能が付与され、かつ、環状ステータの円滑
な転動動作を前提にして、ベーンポンプもしくはベーン
モータの所望する吐出量の調節が可能となる。請求項1
3によれば、スチールリングまたは球状ピストンヘッド
を挿入するという従来の構造に比べて、精度上要求され
る条件は実質的に大きく緩和され、したがって、大きな
製作公差を与えても、そのシール機能やガイド機能が損
なわれることはない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明をその実施例の図面を参照し
ながら、詳細に説明する。図1において、ベーン型油圧
ポンプもしくは油圧モータのケーシング10には、ロー
タ軸14を有するベーンロータ12が装着されている。
そのロータ12には、半径方向に配置された溝にベーン
16が摺動可能に案内されており、ベーン16はロータ
12が回転すると遠心力およびベーン背後のシステム圧
によって外向きの圧力を受けるようになっている。すな
わち、ベーンポンプを例にして述べると、一つのベーン
ロータ12と、そのベーンロータ12を偏心的に取り囲
む後述する環状のステータ18とを具備している。その
環状のステータ18は、吐出量を決定する偏心量MEを
調節するためのピストン列によって固定され、そのピス
トン列が圧力手段としての圧力調整弁(図示せず)から
の設定圧を受ける少なくとも一つの振り子ピストン36
を有している。この振り子ピストン36は、ケーシング
ボア42において、一つのパイロット室46と仕切りを
形成する一つのピストンヘッド37をもって、シール性
よく案内され、吐出量の調節が可能となっている。
【0009】詳しく述べると、上記のベーン16は、軸
22を有する環状のステータ18の内面20に常時接触
している。環状のステータの軸22は、ロータ軸14に
対して偏心量MEだけずらされており、とりわけ分離さ
れている二つの隣接するベーンのそれぞれと、ロータ1
2と、環状のステータ18と、側方に配置されたプレー
ト(そのひとつを番号24で示す)とによって小室もし
くは流体輸送室26を形成し、ロータ12が回転する際
に、この容積に等しい油量が入口側から出口側へ圧送さ
れるようになっている。作動抵抗により送出先に作用す
る圧力は、ステータ18の内面20の圧力作用側におい
て、その斜め上方にかかる。ステータ18の外面28
は、支持ボルト30の平坦な前面32で支持されてお
り、その支持ボルト軸34はロータ軸14と垂直に交わ
る配置となっている。この油圧ポンプにおける吐出量を
変化させるため、偏心量MEを調節できるように製作さ
れている。このため、環状のステータ18はその直径を
隔てて反対に位置する両側で同軸に配列されたピスト
ン、すなわち、調節ピストン36と復元ピストン38の
圧力を受けるようになっている。調節ピストン36と復
元ピストン38は共通の軸40を有しており、これがと
りわけロータ軸14と支持ボルト軸34とによって作ら
れる平面に対して垂直となっている。上記のピストン3
6,38は、それぞれ支持部とピストンヘッド37,3
9とを具備し、このピストンヘッドはピストンボア4
2,44内で滑り嵌めあわせによってシール性が得られ
るように作られ、背部のパイロット室46,48との仕
切りをなしている。ピストンボアまたはパイロット室
は、とりわけ別々に装着した格納部材50,52の中に
形成される。スプリング54によって、環状のステータ
18はポンプの作動開始にあたり偏心位置へ移動され
る。なお、調節可能なドグ56により最大吐出量の調節
が可能となっている。
【0010】パイロット室46,48は、通常、ピスト
ン36,38との面積比を約2:1に選定したシステム
圧を受ける。最大所望作動圧は詳細を図示しない圧力調
整弁のスプリングで調節され、調節ピストン36に属す
るパイロット室が限界圧に達すると、タンクにつらなり
負荷の軽減がなされ、設定された圧力に戻るとしかるべ
きポンプ供給量に戻るようになっている。すなわち、パ
イロット室46には一つの圧力調整弁を介して油が供給
され、その圧力調整弁は所定のシステム圧を越えると、
パイロット室46の負荷を軽減するように機能する。こ
のようにして、ポンプは送出先が必要とする量を供給す
ることができる。吐出量の調節のため環状のステータ1
8を調整する過程において、環状ステータ18は支持部
58の領域で支持ボルト30の平坦な前面32に支承さ
れる。すなわち、ステータ18が、直径方向に対向する
二点においてそれぞれ振り子ピストン36,38からの
圧力を受け、その二つの振り子ピストン36,38の間
に位置する支持部58によって、好ましくは調節可能な
支持面32で転動動作を可能にすべく支えられている。
そのピストン36,38によって環状のステータ18の
外面に伝達される圧力は、直線運動ならびに振り子運動
するように、ピストン36,38をともに当接位置59
に移動させる。この振り子運動を可能にするため、断面
60,62を備える振り子ピストン36,38が、ケー
シング10内の大きい径を形成するボア64,66内に
収納されている。
【0011】この環状のステータ18を嵌め込む方法を
用いると、ピストンボア42,44における摩擦を極め
て小さくすることができる。他方、ピストンヘッド3
7,39のシール機能が、ピストンヘッド後方に位置す
るパイロット室46,48に対して300バール前後に
もなる高いシステム圧に確実に耐えられるような配慮が
なされなければならず、そのためにはピストンヘッドと
ボアとの接触面域において、長時間稼働させても摩耗を
小さく抑えるように配慮することが必要である。装着お
よび組立を最も単純にして、これをもって経済的な生産
を実現するという要求に応えるため、ピストン36,3
8(調節ピストン36を例にとり図2に詳細に示す)を
案内するために、形状が安定で耐摩耗性があり滑りがよ
いプラスチック製のガイドリング68をピストンヘッド
37に装着または嵌着しておく。とりわけ、このプラス
チックは、射出成形可能な熱可塑性物質のグループから
選択するのがよい。ガイドリング68は、半径方向に比
較的水平に製作され、矩形断面を有する。このガイドリ
ング68は、側面69によりピストン段状部の半径方向
肩部70にできる限り大きな面積で支えられるようにさ
れている。すなわち、ガイドリング68が、ピストンヘ
ッド37の平坦なピストン段状部70に押し当てられ、
実質的に全側面69にわたって一つのピストン肩部70
で支えられている。ガイドリング68は、同じく弾性プ
ラスチックからなるシールリング72に対して軸方向の
支持をすべく採用される。プラスチック材料の選択にあ
たって、ピストンボア42,44の対向面への良好な密
着性およびシール力を得るために十分な半径方向の弾力
性が発揮するように考慮される。シールリング72は、
例えばO−リング状に形成した半径方向に弾力性を持た
せたバックアップリング74に装着される。シールリン
グ72とバックアップリング74とは、ピストンヘッド
37の凹み76に挿入されてシールリング列を形成す
る。なお、このシールリング列を形態的に無理なく挿入
することができる一つの凹み76は、平坦なピストン段
状部70に並べて形成されている。図2の凹み76の左
肩部82は全面でこのリング列を支え、右肩部78は、
シール機能およびガイドの機能を発揮するプラスチック
リング68,72が簡単に引き抜かれないように機能し
ている。このシールリング列を採用すれば、ピストン3
6に直線と振り子の組み合わせ運動を行わせるときの隙
間の発生、すなわちパイロット室46からケーシング域
80へのパイロット油の漏れを防止することができる。
このパイロット室においては、シールリング72はガイ
ドリング68に大きな面積にわたって支えられている。
ちなみに、図1中の左部に表したLは、接続口からリー
クする油をタンクに逃がす方向を示している。
【0012】以上の説明から、シール部材ならびにガイ
ド部材の装着が現在の技術水準と比較して、実質的に簡
略化されていること分かる。ガイドリング68は、軸方
向においてのみほとんど力をかけることなく装着するこ
とができる。次に、O−リング74の装着については、
この部材の弾力性が大きいためにガイドリングを装着す
る場合と同じく、技術的に困難な点は全くない。最後
に、シールリング72の装着については、ピストンヘッ
ド37に取り付けるために、このリングを半径方向へ僅
かに拡大すればよい。プラスチック部材やピストンヘッ
ドにおけるプラスチック部材との対向面の成形は、ガイ
ド機能ならびにシール機能を損なうことなく、さらに大
きな製作公差が許容されるようになる。ピストンボア4
2,44においても、何らの補助的な表面処理手段が必
要なく、この領域においても公差をそれほど小さくする
必要がない。以上をもって、この油圧ポンプの生産費の
著しい低廉化が図られる。なお、ベーンモータもベーン
ポンプとほとんど同じ構造と機能を備えていることか
ら、上記した油圧ポンプと同様に、著しく低いコストで
生産することができる。
【0013】次に、調節ピストンの異なる例について、
図3を参照して説明する。この態様は自明のことなが
ら、復元ピストンにも同様に適用されることが理解され
る。図3の調節ピストン136の形態は図2の形態と同
一である。また、ガイドリング168は図2のガイドリ
ング68の形態と同一のものである。このように、図2
と同一部分には100番代の符号を付して、以下に説明
する。ガイドリング168は、その側面169をピスト
ンヘッド137の半径方向肩部170に支えられてい
る。ガイドリング168の横には凹み176が形成され
ており、その中に半径方向に弾力性を持たせたシールリ
ング172が形態的に無理なく挿入されている。これに
よって、このシールリング172も、半径方向に沿って
外側に位置する重要な領域にいて、パイロット室とは反
対に位置する側でガイドリング168によって軸方向に
支えられる。加えて、シールリング172は、凹み17
6の左肩部182でも支えられ、右肩部178が、面取
り部173の施されたシールリング172を簡単に引き
抜かないように機能している。このシールリング172
の材料としては、通常のO−リングが使用される。シー
ルリング172の半径方向の弾力性をさらに増大させる
かまたは影響力を持たせるために、例えば凹み175の
たかちで、特別な幾何学的構造を半径方向の内方に配設
するようにしておくとよい。以上の点から、本発明の振
り子ピストン構造では、ピストンヘッドを球形に構成す
る必要がなく、このために生産費をさらに削減できるこ
とが理解される。
【0014】最後に、本発明の油圧ポンプに使用する振
り子ピストンについて、さらに異なる例を図4を参照し
て説明する。この例においても最初に示した態様と実質
的に同一の構成部品が用いられる。なお、それぞれの同
一部分には200番代の符号が付されている。この例の
ピストンヘッド237は、プラスチック製のガイドリン
グとシールリングを組み合わせたシールリング列が挿入
される単一の凹み276を具備する。ガイドリング26
8の材料は、前述した例のガイドリング68,168で
考慮したプラスチックのグループから選択される。左肩
部282は全面でこのリング列を支え、右肩部278は
このプラスチックリング列の引き抜きを防止している。
ガイドリング268は断面L字形で、基本的に半径方向
へ延びる厚みの大きなウエブ部284と、厚みが小さく
それに対して直角に延びるシール脚部286とを有して
いる。このシール脚部286は、半径方向の内側に弾力
性のある伸縮リング288で支承される。すなわち、ガ
イドリング268が基本的にL字形断面を有し、このL
字形断面が、パイロット室46(図1参照)と反対側の
内側に装着される一つの弾力性を持たせたO−リング2
88とともに、凹み276を充填している。なお、ウエ
ブ部284およびシール脚部286の寸法を調整すれ
ば、シール性および滑り特性を所望するものとなるよう
に選定することができる。これ以外に先に述べた例とは
異なる点は、ガイドリング268の輪郭が鎖線290で
示すように球状またはボール状をなしていることであ
る。しかし、このボール状表面では、スチールリングお
よび球状ピストンヘッドを挿入するこれまでの構造と比
べて、精度上要求される条件が実質的に軽減される。図
2や図3に示した例のプラスチック部材を球状カーブに
形成させることも可能であることは明らかである。すな
わち、いずれのプラスチックリング68,168,26
8も、その輪郭を、実質的にボール状または球状の包絡
面290と一致させるか、その包絡面290に接するよ
うにしておくことができる。
【0015】以上見てきたように、本発明は吐出量を調
節できるベーンポンプもしくはベーンモータを提供す
る。このベーンポンプは、ベーンを具備した一つのロー
タと、このロータを偏心的に取り囲む環状のステータと
を具備し、この環状のステータは吐出量を決定する偏心
量の大きさを調節するためのピストン列によって固定さ
れている。このピストン列は、圧力手段によって圧力を
受ける振り子ピストンを具備し、パイロット室を仕切る
少なくとも一つのピストンヘッドによってケーシングボ
アにシール性よく案内される。シール機能を改善し、ガ
イド面の耐用年数を長くすると同時に、装着を簡略化し
て生産費を削減するためと、ヘッドボアにおけるピスト
ン案内のためのパイロット室のシール性よくするため
に、耐摩耗性があり滑りが良好な材質からなるかまたは
半径方向に付勢する機能を有するプラスチックリング
が、ピストンヘッドに装着または嵌着するように取り付
けられているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 吐出量および圧力の調節が可能なベーンポン
プ型の油圧ポンプの断面図。
【図2】 図1の実施例で使用される振り子・調節ピス
トンを拡大した側面図。
【図3】 図2と同様であり、振り子ピストンの異なる
例の側面図。
【図4】 図2ならびに図3と同様であり、振り子ピス
トンのさらに異なる例の側面図。
【符号の説明】
12…ベーンロータ、18…ステータ、32…前面(支
持面)、36,136,236…調節ピストン(振り子
ピストン)、37,39,137,237…ピストンヘ
ッド、38…復元ピストン(振り子ピストン)、42,
44…ピストンボア(ケーシングボア)、46,48…
パイロット室、58…支持部(部分)、68,168,
268…ガイドリング(プラスチックリング)、69,
169…側面、70,170…半径方向肩部(ピストン
段状部,ピストン肩部)、72,172…シールリング
(プラスチックリング)、74…バックアップリング
(支持リング,O−リング)、76,176,276…
凹み、288…弾力性のある伸縮リング(O−リン
グ)、290…鎖線(包絡面)、ME…偏心量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー クネール ドイツ連邦共和国 8784 ブルクジン キ ルシユシユトラーセ 20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのベーンロータと、該ベーンロータ
    を偏心的に取り囲む環状のステータとを具備し、該環状
    のステータが吐出量を決定する偏心量を調節するための
    ピストン列によって固定されており、前記ピストン列が
    圧力手段からの圧力を受ける少なくとも一つの振り子ピ
    ストンを有し、該振り子ピストンがケーシングのボアに
    おいて一つのパイロット室と仕切りを形成する一つのピ
    ストンヘッドをもってシール性よく案内される吐出量の
    調節が可能なベーンポンプもしくはベーンモータにおい
    て、 前記ピストンボア(42,44)の前記ピストン(3
    6,38,136,236)を案内し、かつ、前記パイ
    ロット室(46,48)のシール性を保持するために、
    耐摩耗性を備え良好な滑り特性を有しかつ半径方向に付
    勢力を有するプラスチックリング(68,72,16
    8,172,268,288)を前記ピストンヘッド
    (37,39,137,237)に嵌着したことを特徴
    とするベーンポンプもしくはベーンモータ。
  2. 【請求項2】 半径方向に弾力性を持たせたシールリン
    グ列(72,74,172)と、該シールリング列とは
    別に、前記パイロット室(46,48)とは反対側で上
    記シールリング列を支える一つのガイドリング(68,
    168)とを具備していることを特徴とする請求項1に
    記載されたベーンポンプもしくはベーンモータ。
  3. 【請求項3】 前記ガイドリング(68,168)が前
    記ピストンヘッド(37,137)の平坦なピストン段
    状部(70,170)に押し当てられ、実質的に全側面
    (69,169)にわたって一つのピストン肩部(7
    0,170)で支えられていることを特徴とする請求項
    2に記載されたベーンポンプもしくはベーンモータ。
  4. 【請求項4】 シールリング列が半径方向に弾力性を持
    たせた一つのシールリング(172)から構成されてい
    ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載され
    たベーンポンプもしくはベーンモータ。
  5. 【請求項5】 前記シールリング列を、半径方向に弾力
    性を持たせた一つのO−リング(74)に装着した一つ
    のシールリング(72)によって形成したことを特徴と
    する請求項2または請求項3に記載されたベーンポンプ
    もしくはベーンモータ。
  6. 【請求項6】 前記シールリング列(72,74,17
    2)を形態的に無理なく嵌着することができる一つの凹
    み(76,176)を前記平坦なピストン段状部(7
    0,170)に並べて形成したことを特徴とする請求項
    2ないし請求項5のいずれかに記載されたベーンポンプ
    もしくはベーンモータ。
  7. 【請求項7】 前記シールリング(72,172)が、
    弾力性のあるプラスチックのグループから選択された一
    種類のプラスチック材からなることを特徴とする請求項
    4ないし請求項6のいずれかに記載されたベーンポンプ
    もしくはベーンモータ。
  8. 【請求項8】 前記ピストンヘッド(237)が、一つ
    の凹み(276)を具備し、該凹みに一つのガイドリン
    グ(268)を挿入し、該ガイドリングが前記O−リン
    グ(288)によって支承されていることを特徴とする
    請求項1に記載されたベーンポンプもしくはベーンモー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記ガイドリング(268)が基本的に
    L字形断面を有し、該L字形断面が、前記パイロット室
    (46)と反対側の内側に装着される前記一つの弾力性
    を持たせたO−リング(288)とともに、前記凹み
    (276)を充填していることを特徴とする請求項8に
    記載されたベーンポンプもしくはベーンモータ。
  10. 【請求項10】 前記プラスチックリング(68,16
    8,268)の材料が、該プラスチックリングにガイド
    機能を持たせるために、射出成形による加工が可能であ
    りかつ耐摩耗性を備え、形状安定性のある熱可塑性プラ
    スチックのグループから選択したプラスチックであるこ
    とことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか
    に記載されたベーンポンプもしくはベーンモータ。
  11. 【請求項11】 前記ステータ(18)が、直径方向に
    対向する二点においてそれぞれ前記振り子ピストン(3
    6,38)からの圧力を受け、該二つの振り子ピストン
    の間に位置する部分(58)によって好ましくは調節可
    能な支持面(32)で転動動作を可能にすべく支承され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のい
    ずれかに記載されたベーンポンプもしくはベーンモー
    タ。
  12. 【請求項12】 前記振り子ピストン(36,38)の
    前記パイロット室(46,48)がそれぞれシステム圧
    を受け、前記二つの振り子ピストンの直径が異なる大き
    さに形成され、直径の大きな振り子ピストンに属するパ
    イロット室(46)には、一つの圧力調整弁を介して油
    が供給され、該圧力調整弁は所定のシステム圧を越える
    と、前記パイロット室(46)の負荷を軽減するように
    なっていることを特徴とする請求項11に記載されたベ
    ーンポンプもしくはベーンモータ。
  13. 【請求項13】 前記プラスチックリング(68,16
    8,268)の輪郭が、実質的にボール状または球状の
    包絡面(290)と一致するか、該包絡面に接すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記
    載されたベーンポンプもしくはベーンモータ。
JP4131857A 1991-05-15 1992-04-25 ベーンポンプ Pending JPH05149260A (ja)

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