JPWO2018150726A1 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Abstract

この無停電電源装置は、電力変換部と、電圧値または電流値を検出する検出部と、検出された電圧値または電流値に基づいて電力変換部を制御する1以上の指令値を生成する制御部とを備える。制御部は、1以上の指令値と、1以上の指令値にそれぞれ対応する所定の基準値とを比較するように構成されている。

Description

この発明は、電力変換器を制御する制御部を備える無停電電源装置に関する。
従来、電力変換器を制御する制御部を備える無停電電源装置が知られている。このような無停電電源装置は、特開平9−61482号公報に開示されている。
上記特開平9−61482号公報には、無停電電源装置の異常を検出する異常検出装置が開示されている。この異常検出装置は、無停電電源装置に入力される入力電流波形検出器と、無停電電源装置から出力される出力電圧波形検出器と、波形比較装置とを備える。波形比較装置は、検出された入力電流波形が、正常時の入力電流波形よりも予め設定された許容範囲を超えた場合、または、検出された出力電圧波形が、正常時の出力電圧波形よりも予め設定された許容範囲を超えた場合に、異常信号を出力するように構成されている。そして、この異常検出装置は、異常信号に基づいて、無停電電源装置の異常の有無を判断するように構成されている。
特開平9−61482号公報
しかしながら、特開平9−61482号公報に記載の無停電電源装置の異常検出装置では、異常信号に基づいて、無停電電源装置の全体としての異常の有無を判断することが可能である一方、無停電電源装置の異常となっている部分(異常部分)を特定することができない。したがって、特開平9−61482号公報に記載の無停電電源装置の異常検出装置では、異常が発生した後に、作業者が無停電電源装置の内部の各部品を点検する必要があり、異常部分を特定するまでに時間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による無停電電源装置は、入力電力を出力電力に変換する電力変換部と、無停電電源装置本体の内部における電圧値または電流値を検出する検出部と、検出された電圧値または電流値に基づいて電力変換部を制御する1以上の指令値を生成する制御部とを備え、制御部は、1以上の指令値と、1以上の指令値にそれぞれ対応する所定の基準値とを比較する。なお、本願明細書では、「指令値」とは、電力変換装置が目標の出力電力を出力するための制御部の内部(ソフト上)において用いられる変数値を意味するものとして記載しており、「指令値」と「入力電力」とを互いに区別して記載している。また、「無停電電源装置本体の内部」とは、電力変換器および検出部のみに限らず、無停電電源装置の内部に含まれる各部品を含むものとして記載している。
この発明の一の局面による無停電電源装置では、上記のように、制御部は、1以上の指令値と、1以上の指令値にそれぞれ対応する所定の基準値とを比較する。これにより、比較結果に基づいて、指令値が異常であるか否かを判断すれば、異常が生じた指令値に対応する無停電電源装置本体の部分に異常が生じていると判断することができる。すなわち、指令値を生成するための検出部、または、検出部により電圧値または電流値が検出される検出対象物に異常が生じていると推定することができる。これにより、無停電電源装置全体の入力電流または出力電圧に基づいて、無停電電源装置全体の異常の有無を判断する場合と異なり、無停電電源装置本体の内部の異常部分を推定することができるので、無停電電源装置の異常部分を迅速に特定することができる。この結果、無停電電源装置に異常が生じた場合でも、異常部分を迅速に特定することができる分、迅速に無停電電源装置を異常な状態から正常な状態に復旧することができる。
上記一の局面による無停電電源装置において、好ましくは、制御部は、1以上の指令値と所定の基準値との比較に基づいて、無停電電源装置本体の異常部分を推定する。このように構成すれば、無停電電源装置自身が異常部分を推定することができるので、無停電電源装置とは別に、異常部分を推定するための装置を設けることなく、無停電電源装置の異常部分を特定することができる。すなわち、ユーザまたは保守作業者が異常部分を推定する必要がなくなる。
この場合、好ましくは、制御部は、1以上の指令値と1以上の指令値に対応する無停電電源装置本体内部の異常部分とを関連付けたテーブルと、1以上の指令値のうち、異常を示した1以上の指令値とに基づいて、無停電電源装置本体内部の異常部分を推定する。このように構成すれば、テーブルを用いることにより、複雑な演算等を行うことなく、異常を示した1以上の指令値に対応する異常部分を容易に迅速に推定することができる。
上記1以上の指令値と所定の基準値との比較に基づいて無停電電源装置本体の異常部分を推定する無停電電源装置において、好ましくは、制御部により推定された無停電電源装置本体内部の異常部分を表示する表示部をさらに備える。このように構成すれば、異常部分を示す画像をユーザに視認させることができるので、ユーザは容易に異常部分を認識することができる。
上記1以上の指令値と所定の基準値との比較に基づいて無停電電源装置本体の異常部分を推定する無停電電源装置において、好ましくは、1以上の指令値と所定の基準値との偏差が第1しきい値以上であるとき、1以上の指令値に対応する無停電電源装置本体内部を異常部分と推定する。このように構成すれば、第1しきい値を用いることにより、指令値が基準値に対して異常な値であるか否かを容易に判断することができる。また、指令値と基準値との偏差を算出することにより、基準値からの偏差の成分(異常を判断するための成分)のみと第1しきい値とを比較することができるので、異常を判断するための成分以外の成分が含まれない分、より容易に、指令値が基準値に対して異常な値であるか否かを容易に判断することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、1以上の指令値の脈動成分と1以上の指令値の脈動成分に対応する所定の基準値との偏差が第1しきい値以上であるとき、1以上の指令値の脈動成分に対応する無停電電源装置本体内部を異常部分と推定する。ここで、無停電電源装置の部分(部品)によっては、その部分に異常が生じた際に、指令値の脈動成分を異常な値に変化させる場合がある。この点に着目して、本発明では上記のように構成することにより、指令値の脈動成分が基準値に対して異常な値である場合に、異常が生じた際に指令値の脈動成分を異常な値に変化させる部分に、異常が生じていると推定することができる。その結果、無停電電源装置の異常部分を容易に特定することができる。
上記1以上の指令値と所定の基準値との比較に基づいて無停電電源装置本体の異常部分を推定する無停電電源装置において、好ましくは、制御部は、1以上の指令値と所定の基準値との偏差が第1しきい値以上となった場合であって、電力変換部の動作を継続させたとき、1以上の指令値と所定の基準値との偏差が第1しきい値よりも大きい第2しきい値以上となった場合に、電力変換部の動作を停止させる。このように構成すれば、無停電電源装置に異常部分が存在する場合でも、指令値と基準値との偏差が第2しきい値未満の場合には、電力変換器の動作を継続させることができるので、必要以上に電力変換器の動作が停止されることを抑制することができる。そして、指令値と基準値との偏差が第2しきい値以上の場合には、電力変換器の動作を停止させるので、必要以上に電力変換器の動作が停止されることを抑制しながら、電力変換器の動作を停止すべき場合には適切に電力変換器の動作を停止させることができる。
本発明によれば、無停電電源装置の異常部分を迅速に特定することができる。
本発明の一実施形態による無停電電源装置の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による無停電電源装置の内部および検出部の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による制御部の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態によるコンバータ制御部の構成を示したブロック線図である。 本発明の一実施形態によるインバータ制御部の構成を示したブロック線図である。 本発明の一実施形態によるチョッパ制御部の構成を示したブロック線図である。 本発明の一実施形態による絶対値比較部の構成を示したブロック線図である。 本発明の一実施形態による脈動比較部の構成を示したブロック線図である。 本発明の一実施形態による指令値と基準値との偏差としきい値との比較を説明するための図である。 本発明の一実施形態による脈動成分と基準値との偏差としきい値との比較を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるテーブルの構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態による表示部に表示される画像を説明するための図である。 本発明の一実施形態の変形例による指令値としきい値との比較を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
図1〜図12を参照して、一実施形態による無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)100の構成について説明する。なお、無停電電源装置100は、請求の範囲の「無停電電源装置本体」の一例である。すなわち、「無停電電源装置100の内部」は、請求の範囲の「無停電電源装置本体の内部」を意味するものとして記載している。
図1に示すように、無停電電源装置100は、制御装置1および蓄電池2を備える。そして、無停電電源装置100の制御装置1は、商用電源201から電力が供給されている場合は、供給された電力を負荷202に供給するとともに、商用電源201から電力の供給が停止(停電)している場合には、蓄電池2からの電力を負荷202に供給する制御を行うように構成されている。これにより、無停電電源装置100は、負荷202に対して無停電化する機能を有する。
詳細には、無停電電源装置100は、コンバータ3と、インバータ4と、チョッパ5とを備える。コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5は、それぞれ、入力された入力電力を変換して出力電力を出力する電力変換回路として構成されている。そして、コンバータ3は、商用電源201からの交流の電力を直流の電力に変換するように構成されている。インバータ4は、コンバータ3またはチョッパ5から供給された直流の電力を、負荷202に適した交流の電力に変換するように構成されている。チョッパ5は、蓄電池2からの電力を、インバータ4で利用可能な電圧に昇圧または降圧するとともに、昇圧または降圧した電力をインバータ4に供給するように構成されている。なお、コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5は、請求の範囲の「電力変換器」の一例である。
また、無停電電源装置100は、コンバータ3の入力側に接続された入力フィルタ回路6と、インバータ4の出力側に接続された出力フィルタ回路7と、コンバータ3の出力側およびインバータ4の入力側に接続されたコンデンサ回路8とを備える。
図2に示すように、入力フィルタ回路6は、たとえば、LCフィルタ回路として構成されており、コイル61およびコンデンサ62を含む。そして、入力フィルタ回路6は、コンバータ3から発生する電力のリプル成分を除去する機能を有する。なお、図2の例では、説明を簡単にするために、1相分の交流の電力が供給される例を示しているが、3相分の交流の電力が供給されるように無停電電源装置100を構成してもよい。
出力フィルタ回路7は、たとえば、LCフィルタ回路として構成されており、コイル71およびコンデンサ72を含む。そして、出力フィルタ回路7は、インバータ4から出力された電力の高周波成分(リップル)を除去する機能を有する。コンデンサ回路8は、各相に1つまたは複数のコンデンサ81を含む。そして、コンバータ3の出力電力を平滑化する機能を有する。
チョッパフィルタ回路10は、たとえば、LCフィルタ回路として構成されており、コイル10aおよびコンデンサ10bを含む。そして、チョッパフィルタ回路10は、チョッパ5から発生する電力のリプル成分を除去する機能を有する。
また、図1に示すように、制御装置1は、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、接続部14と、表示部15と含む。制御部11は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)を含み、無停電電源装置100の各部の動作を制御するように構成されている。記憶部12は、たとえば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)からなり、後述する異常部分情報E5、異常発生回数情報E2、異常発生期間情報E3、および、テーブル12aなどが記憶されている。操作部13は、キーボードやタッチパネルなどからなり、ユーザまたは保守作業者からの入力操作を受け付けるとともに、制御部11に入力操作の情報を伝達するように構成されている。
接続部14は、無停電電源装置100の外部に接続されることにより、外部機器と通信可能に構成されている。これにより、無停電電源装置100は、接続部14を介して、外部機器により、記憶部12に記憶された異常部分情報E5、異常発生回数情報E2、および、異常発生期間情報E3が読出し(抜き取り)可能に構成されている。表示部15は、たとえば、液晶パネルからなり、制御部11からの指令に応じて画像(たとえば、図12参照)を表示可能に構成されている。
(検出部の構成)
無停電電源装置100は、検出部9を備える。検出部9は、無停電電源装置100内の電力変換器の入力電力または出力電力の少なくとも一方の電圧値または電流値の少なくとも一方を検出するように構成されている。
一例として、図2に示すように、検出部9は、入力電圧検出部21と、コンバータ電流検出部22と、直流電圧検出部23と、インバータ電流検出部24と、出力電圧検出部25と、電池電圧検出部26と、チョッパ電流検出部27とを含む。また、入力電圧検出部21、直流電圧検出部23、出力電圧検出部25、および、電池電圧検出部26には、電圧検出回路が設けられている。また、コンバータ電流検出部22、インバータ電流検出部24、および、チョッパ電流検出部27には、電流検出回路が設けられている。
入力電圧検出部21は、商用電源201からコンバータ3に入力される入力電力の電圧値(以下、「入力電圧検出値V1」とする)を検出するように構成されている。たとえば、入力電圧検出部21は、入力フィルタ回路6のコンデンサ62の正極に接続されている。
コンバータ電流検出部22は、コンバータ3に流れる電流値(以下、「コンバータ電流検出値I1」とする)を検出するように構成されている。たとえば、コンバータ電流検出部22は、入力フィルタ回路6のコイル61の近傍における電流値を検出するように構成されている。
直流電圧検出部23は、コンバータ3から出力された出力電力の電圧値(以下、「直流電圧検出値V2」とする)を検出するように構成されている。なお、コンバータ3から出力された出力電力は、インバータ4に入力される入力電力でもある。たとえば、直流電圧検出部23は、コンデンサ回路8のコンデンサ81の正極に接続されている。
インバータ電流検出部24は、インバータ4に流れる電流値(以下、「インバータ電流検出値I2」とする)を検出するように構成されている。たとえば、出力フィルタ回路7のコイル71の近傍における電流値を検出するように構成されている。
出力電圧検出部25は、インバータ4から出力された出力電力の電圧値(以下、「出力電圧検出値V3」とする)を検出するように構成されている。たとえば、出力電圧検出部25は、出力フィルタ回路7のコンデンサ72の正極に接続されている。
電池電圧検出部26は、蓄電池2からチョッパ5に入力される入力電力の電圧値(以下、「電池電圧検出値V4」とする)を検出するように構成されている。たとえば、電池電圧検出部26は、蓄電池2の正極に接続されている。
チョッパ電流検出部27は、チョッパ5に流れる電流値(以下、「チョッパ電流検出値I3」とする)を検出するように構成されている。たとえば、チョッパ電流検出部27は、チョッパ5の入力電力の電流値を検出するように構成されている。
なお、入力電圧検出値V1、直流電圧検出値V2、出力電圧検出値V3、電池電圧検出値V4、コンバータ電流検出値I1、インバータ電流検出値I2、および、チョッパ電流検出値I3は、請求の範囲の「検出部の検出結果」の一例である。
(制御部の構成)
〈電力変換器の制御に関する構成〉
図3に示すように、制御部11は、コンバータ制御部31と、インバータ制御部32と、チョッパ制御部33と、比較部34と、解析部35と、停止シーケンス制御部36とを含む。コンバータ制御部31は、コンバータ3の動作を制御するための指令値A1を生成するように構成されている。インバータ制御部32は、インバータ4の動作を制御するための指令値A2を生成するように構成されている。チョッパ制御部33は、チョッパ5の動作を制御するための指令値A3を生成するように構成されている。なお、本願明細書では、「指令値A1、A2、および、A3」は、コンバータ3、インバータ4、または、チョッパ5が目標の出力電力を出力するための制御部11の内部(ソフト上)において用いられる変数値を意味するものとして記載している。また、以下の説明では、指令値A1、A2、および、A3を互いに区別しない場合に、単に「指令値A」として記載する。
詳細には、図4〜図6に示すように、コンバータ制御部31、インバータ制御部32およびチョッパ制御部33は、それぞれ、検出部9からの検出結果に基づいて指令値Aを生成するフィードバック制御を行うように構成されている。すなわち、制御部11は、以下に示す複数の種類の指令値A(A1a〜A1e、A2a〜A2e、A3a〜A3e)を生成するように構成されている。なお、図4〜図6の制御部の構成は一例であり、本発明は構成が異なる場合でも適用可能である。
具体的には、図4に示すように、コンバータ制御部31は、直流電圧指令値A1aを生成して、直流電圧指令値A1aと直流電圧検出値V2との偏差を演算する。そして、コンバータ制御部31は、直流電圧指令値A1aと直流電圧検出値V2との偏差に、PI(比例積分)調節器により演算した値である直流AVR指令A1bを算出する。なお、AVRは、自動電圧調整器を意味する。
そして、コンバータ制御部31は、直流AVR指令A1bと基準正弦波Vs1とを乗算した値であるコンバータ電流指令A1cを生成する。そして、コンバータ制御部31は、コンバータ電流指令A1cとコンバータ電流検出値I1との偏差を演算して、演算値をP調節器(比例調節器)に入力する。そして、コンバータ制御部31は、コンバータ電流指令A1cとコンバータ電流検出値I1との偏差をP調節器により演算した値であるコンバータACR指令A1dを算出する。そして、コンバータ制御部31は、コンバータACR指令A1dに入力電圧検出値V1を和算した値であるコンバータ電圧指令A1eを生成する。なお、ACRは、自動電流調整器を意味する。そして、コンバータ制御部31は、コンバータ電圧指令A1eから、コンバータ3の内部の半導体素子を動作させるためのスイッチング指令を生成して、コンバータ3にスイッチング指令を伝達することにより、コンバータ3の動作を制御するように構成されている。
図5に示すように、インバータ制御部32は、出力電圧振幅指令値A2aを生成して、出力電圧振幅指令値A2aと出力電圧検出値V3から演算した出力電圧振幅値との偏差を演算する。そして、インバータ制御部32は、出力電圧振幅指令値A2aと出力電圧振幅値との偏差に、PI(比例積分)調節器により演算した値である出力AVR指令A2bを算出する。
そして、インバータ制御部32は、出力AVR指令A2bと基準正弦波Vs2とを乗算した値であるインバータ電圧指令A2cを生成する。そして、インバータ制御部32は、インバータ電圧指令A2cとインバータ電流検出値I2と出力電圧検出値V3とを電圧補正演算部に入力し、出力電圧を電圧指令へ近づけるための補正値であるインバータ電圧補正指令A2dを算出する。そして、インバータ制御部32は、インバータ電圧補正指令A2dにインバータ電圧指令A2cを和算した値である最終インバータ電圧指令A2eを生成する。そして、インバータ制御部32は、最終インバータ電圧指令A2eから、インバータ4の内部の半導体素子を動作させるためのスイッチング指令を生成して、インバータ4にスイッチング指令を伝達することにより、インバータ4の動作を制御するように構成されている。
図6に示すように、チョッパ制御部33は、直流電圧指令値A3aを生成して、直流電圧指令値A3aと直流電圧検出値V2との偏差を演算する。そして、チョッパ制御部33は、直流電圧指令値A3aと直流電圧検出値V2との偏差に、PI調節器により演算した値である直流AVR指令A3bを算出する。
そして、チョッパ制御部33は、直流AVR指令A3bと補正ゲインとを乗算した値であるチョッパ電流指令A3cを生成する。そして、チョッパ制御部33は、チョッパ電流指令A3cとチョッパ電流検出値I3との偏差を演算して、演算値をP調節器に入力する。そして、チョッパ制御部33は、チョッパ電流指令A3cとチョッパ電流検出値I3との偏差をP調節器により演算した値であるチョッパACR指令A3dを算出する。そして、チョッパ制御部33は、チョッパACR指令A3dに電池電圧検出値V4を和算した値であるチョッパ電圧指令A3eを生成する。そして、チョッパ制御部33は、チョッパ電圧指令A3eから、チョッパ5の内部の半導体素子を動作させるためのスイッチング指令を生成して、チョッパ5にスイッチング指令を伝達することにより、チョッパ5の動作を制御するように構成されている。
(指令値と基準値との比較に関する構成)
ここで、本実施形態では、図3に示す制御部11の比較部34は、上記した各指令値A(たとえば、A1b〜A1e、A2b〜A2e、A3b〜A3e)と、各指令値Aの基準となる基準値B(絶対値基準値B1および脈動基準値B2)との比較結果を取得するように構成されている。
具体的には、図3に示すように、本実施形態では、制御部11の比較部34は、複数の種類の指令値Aを生成して、複数の種類の指令値Aの各々と、複数の種類の指令値Aの各々に対応する複数の基準値Bとの比較結果を取得するように構成されている。そして、比較部34は、複数の種類の指令値Aのうちの異常を示す比較結果を、記憶部12、解析部35、および、停止シーケンス制御部36に伝達するように構成されている。なお、異常を示す比較結果とは、たとえば、異常内容情報E1、異常発生回数情報E2、異常発生期間情報E3、および、装置停止指令E4である。
詳細には、制御部11の比較部34は、コンバータ制御部31、インバータ制御部32、および、チョッパ制御部33のそれぞれに接続されている。そして、比較部34は、コンバータ制御部31、インバータ制御部32、および、チョッパ制御部33から、各指令値Aを取得するように構成されている。なお、図3の制御部11内の各部は、1つのハードウェア内の機能ブロックとして構成されていてもよいし、機能ごとに分割された複数のハードウェアとして構成されていてもよい。そして、比較部34は、絶対値比較部34a(図7参照)と脈動比較部34b(図8参照)とを含む。
〈偏差の絶対値としきい値との比較に関する構成〉
図7に示すように、本実施形態では、制御部11の絶対値比較部34aは、指令値Aと絶対値基準値B1との偏差C1の絶対値C1aがしきい値T1a以上であることを、異常を示す比較結果として取得する制御を行うように構成されている。ここで、絶対値基準値B1は、一定の値として設定されていてもよいし、指令値Aが交流の波形の場合は、指令値Aの周波数および位相に対応した正弦波として設定されていてもよい。なお、しきい値T1aは、請求の範囲の「第1しきい値」の一例である。
また、本実施形態では、比較部34は、指令値Aと絶対値基準値B1との偏差C1の絶対値C1aがしきい値T1aよりも大きいしきい値T2a以上であることを示す情報を含む比較結果を取得した場合に、電力変換器(コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5)の動作を停止させる制御を行うように構成されている。なお、しきい値T2aは、請求の範囲の「第2しきい値」の一例である。
ここで、絶対値基準値B1および後述する脈動基準値B2は、正常な無停電電源装置100(たとえば、製造時)の動作(挙動)から、正常(異常ではない)といえる変動範囲に基づいて決定されている。また、絶対値基準値B1および脈動基準値B2は、記憶部12に予め記憶されている値であり、たとえば、無停電電源装置100の製造時等に記憶される。また、しきい値T1aおよび後述するしきい値T1bは、無停電電源装置100の運転の継続には問題なく、即座に対処する必要はないが、部品(部分)に何らかの異常が生じており、いずれ対象部品(異常部分)を交換した方が良いと判断できるレベルに設定されている。また、しきい値T2aおよび後述するしきい値T2bは、無停電電源装置100の運転の継続が困難であり、即座に無停電電源装置100を停止した方が良いと判断できるレベルとして決定されている値である。
具体的には、図7に示すように、絶対値比較部34aは、偏差演算器41と、絶対値演算器42と、第1比較器43と、第2比較器44と、カウンタ45とを含む。偏差演算器41は、指令値Aと絶対値基準値B1との偏差C1を演算して、演算した偏差C1を絶対値演算器42に入力するように構成されている。
絶対値演算器42は、偏差C1の絶対値C1aを算出するとともに、算出された絶対値C1aを、第1比較器43の一方端(非反転入力端)と第2比較器44の一方端(非反転入力端)とに入力するように構成されている。そして、第1比較器43の他方端(反転入力端)には、しきい値T1aが入力されており、絶対値C1aがしきい値T1a以上である時、異常内容情報E1(信号)を、解析部35(図3参照)およびカウンタ45に出力するように構成されている。
そして、カウンタ45は、第1比較器43から絶対値C1aがしきい値T1a以上であることを示す信号を取得した回数をカウントするとともに、信号を取得した期間の長さを取得(カウント)するように構成されている。そして、カウンタ45は、カウントした信号を取得した回数を異常発生回数情報E2として記憶部12に記憶するとともに、信号を取得した期間の長さを異常発生期間情報E3として記憶部12に記憶するように構成されている。
そして、第2比較器44の他方端(反転入力端)には、しきい値T2aが入力されており、絶対値C1aがしきい値T2a以上である時、装置停止指令E4を、停止シーケンス制御部36(図3参照)に出力するように構成されている。そして、停止シーケンス制御部36は、装置停止指令E4を取得した場合、コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5の動作(電力変換)を停止させるように構成されている。
すなわち、本実施形態では、制御部11は、指令値Aと絶対値基準値B1との偏差C1の絶対値C1aがしきい値T1a以上であることを示す情報を含む比較結果を取得した場合には、コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5の動作を継続させる一方、指令値Aと絶対値基準値B1との偏差C1の絶対値C1aがしきい値T1aよりも大きいしきい値T2a以上であることを示す情報を含む比較結果を取得した場合に、コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5の動作を停止させる制御を行うように構成されている。
なお、上記した絶対値基準値B1と、しきい値T1aおよびT2aとは、それぞれ、1つの値に限らず、各指令値Aのそれぞれに対応して、複数の値が設けられていてもよい。
次に、図9に指令値Aと絶対値基準値B1との比較の一例を示す。指令値Aの例として、コンバータ制御部31の直流AVR指令A1bの異常を示す比較結果の取得の例について説明する。
ここで、コンバータ3が出力電力の電圧が一定となるように維持する制御を行うことは、コンバータ3の出力電力と、インバータ4から負荷202に供給する電力の大きさを略等しくする必要がある。そこで、負荷202の大きさが一定であると仮定すると、図9(a)に示すように、直流AVR指令A1bの偏差C1の挙動(波形)は、脈動はあるものの、しきい値T1a以上とならずに略一定の値(正常範囲内)となる。なお、図9では、説明を容易にするために、絶対値C1aではなく、偏差C1を図示している。
そして、コンバータ電流検出部22に異常が生じた場合、図9(b)に示すように、負荷202の大きさが一定であるにも関わらず、偏差C1の値(振幅)が変化する。図4に示すように、コンバータ制御部31では、コンバータ電流検出値I1とコンバータ電流指令A1cとが一致するように、直流AVR指令A1bが設定される一方、コンバータ電流検出部22に異常が生じた場合、実際のコンバータ3に流れる電流値が目標とする電流値と異なった値になる。これに起因して、直流電圧検出値V2が変動するため、直流AVR指令A1bを変化させて、直流電圧を一定に保つようにコンバータ制御部31は動作する。すなわち、コンバータ電流検出値I1に誤差が生じた場合、その誤差分だけ直流AVR指令A1bをずらすことで、直流電圧は一定となり、無停電電源装置100の全体としては、正常に運転されている状態になる。
この点に対して、本実施形態では、無停電電源装置100の全体としては、正常に運転されている状態でも、無停電電源装置100の異常部分(コンバータ電流検出部22の異常)を検出することが可能になる。
また、図9(c)に示すように、コンバータ電流検出部22に比較的大きな異常が生じた際、直流AVR指令A1bをずらすことでは、直流電圧を一定にできない場合がある。この場合、偏差C1(絶対値C1a)は、しきい値T2a以上の値となる。この場合、停止シーケンス制御部36により、無停電電源装置100の運転が停止される。
〈指令値の脈動成分と脈動基準値との偏差としきい値との比較に関する構成〉
ここで、本実施形態では、図8に示すように、制御部11の脈動比較部34bは、指令値Aに基づく値として指令値Aの脈動成分Mを取得して、脈動成分Mと、脈動成分Mの基準値である脈動基準値B2との偏差C2がしきい値T1b以上であることを、異常を示す比較結果として取得する制御を行うように構成されている。なお、しきい値T1bは、請求の範囲の「第1しきい値」の一例である。
また、本実施形態では、比較部34は、脈動成分Mと脈動基準値B2との偏差C2がしきい値T1bよりも大きいしきい値T2b以上であることを示す情報を含む比較結果を取得した場合に、電力変換器(コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5)の動作を停止させる制御を行うように構成されている。なお、しきい値T2bは、請求の範囲tの「第2しきい値」の一例である。
具体的には、図8に示すように、脈動比較部34bは、偏差演算器51と、絶対値演算器52と、第1比較器53と、第2比較器54と、カウンタ55と、脈動抽出部56とを含む。脈動抽出部56は、たとえば、ハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタを含み、入力された指令値Aから脈動成分Mを抽出する(フィルタリングする)ように構成されている。
そして、偏差演算器51は、脈動成分Mと脈動基準値B2との偏差C2を演算して、演算した偏差C2を絶対値演算器52に入力するように構成されている。なお、脈動基準値B2は、記憶部12に予め記憶されている値である。絶対値演算器52は、偏差C2の絶対値C2aを算出するとともに、算出された絶対値C2aを、第1比較器53の一方端と第2比較器54の一方端とに入力するように構成されている。そして、第1比較器53の他方端には、しきい値T1bが入力されており、絶対値C2aがしきい値T1b以上である時、異常内容情報E1を、解析部35(図3参照)およびカウンタ55に出力するように構成されている。
そして、カウンタ55は、第1比較器53から絶対値C1aがしきい値T1b以上であることを示す信号を取得した回数を異常発生回数情報E2として記憶部12に記憶するとともに、信号を取得した期間の長さを異常発生期間情報E3として記憶部12に記憶するように構成されている。
そして、第2比較器54の他方端には、しきい値T2bが入力されており、絶対値C2aがしきい値T2b以上である時、装置停止指令E4を、停止シーケンス制御部36(図3参照)に出力するように構成されている。
次に、図10に指令値Aの脈動成分Mの偏差C2と脈動基準値B2との比較の一例を示す。指令値Aの例として、コンバータ制御部31の直流AVR指令A1bの異常を示す比較結果の取得の例について説明する。
図10(a)では、正常時の偏差C2の波形を示している。ここで、コンデンサ回路8に異常が生じる場合がある。たとえば、コンデンサ81が劣化して容量が設計値よりも低下する場合がある。この場合、負荷202の大きさが変動した場合など外乱がわずかに発生しただけで、直流電圧が比較的大きく変動する。そして、コンバータ制御部31は、この変動分を補償するため、図10(b)に示すように、直流AVR指令A1bを、しきい値T1b以上となるような振幅の高周波で変動させる。これにより、脈動比較部34bは、コンデンサ回路8が異常であることを検出することができる。
さらにコンデンサ81が劣化して容量がさらに低下した場合には、図10(c)に示すように、直流AVR指令A1bの偏差C2が、しきい値T2b以上となるような振幅の高周波で変動される。この場合、無停電電源装置100の運転が停止される。
〈異常部分の推定に関する構成〉
ここで、本実施形態では、制御部11の解析部35は、比較結果に基づいて、無停電電源装置100の異常部分を推定する制御を行うように構成されている。すなわち、制御部11は、1以上の指令値Aと基準値Bとの比較に基づいて、無停電電源装置100の異常部分を推定する。具体的には、解析部35は、複数の種類の指令値Aのうちの異常を示す比較結果となった指令値Aの種類に基づいて、無停電電源装置100の異常部分を推定する制御を行うように構成されている。
具体的には、図11に示すように、本実施形態では、制御部11の解析部35は、指令値Aの種類と無停電電源装置100の異常部分とが関連付けられたテーブル12aと、複数の種類の指令値Aのうちの異常を示す比較結果となった指令値Aの種類とに基づいて、無停電電源装置100の内部の異常部分を推定する制御を行うように構成されている。
詳細には、テーブル12aは、異常内容情報E1と異常部分情報E5とが関連付けられて構成されている。そして、異常内容情報E1は、指令値Aの種類の情報と、指令値Aの成分の情報とを含む。たとえば、コンバータ制御部31により生成された直流AVR指令A1bの絶対値C1aがしきい値T1a以上である場合には、異常内容情報E1の「指令値の種類」は「直流AVR指令」であり、および、「指令値の成分」は「絶対値」である。この場合、異常内容情報E1に対応する「異常部分情報E5」は、「部分P1」であり、具体的には「コンバータ電流検出部22」である。
そして、解析部35は、テーブル12aを参照して、入力された異常内容情報E1に対応する異常部分情報E5(部分P1〜P24のうちのいずれかを示す情報)を、記憶部12および表示部15に出力するように構成されている。
たとえば、解析部35が、比較部34から、異常内容情報E1としてコンバータACR指令A1dの脈動成分に異常があることを示す情報を取得した場合、異常部分情報E5として、部分P6(具体的には、入力フィルタ回路6)が異常であることを示す情報を、記憶部12および表示部15に出力するように構成されている。
そして、図12に示すように、本実施形態では、表示部15は、異常部分情報E5に基づいて、制御部11により推定(特定)された異常部分を示す画像を表示するように構成されている。たとえば、表示部15は、制御部11の指令に基づいて、「入力フィルタ回路の異常を検出しました」等の異常部分をユーザに報知するための画像を表示するように構成されている。
ここで、コンバータ3に流れる電流の電流値は、半導体素子のスイッチングに伴う高周波のリプル成分を含んでいる。このため、コンバータ電流検出値I1を参照して演算されているコンバータACR指令A1dにリップル成分(脈動成分)が含まれる。このリップル成分の大きさ(振幅)は、入力フィルタ回路6の回路定数と半導体素子のスイッチング周波数により決まるものである。ここで、スイッチング周波数は一定に設定されるため、コンバータACR指令A1dにリップル成分(脈動成分)が大きくなることは、入力フィルタ回路6に異常が生じ回路定数が変化したことを示す。このように、「コンバータACR指令A1d」の「脈動成分M」の異常は、「入力フィルタ回路6」に異常が生じていることに対応する。
なお、他の無停電電源装置100の部分(部品)についても、同様に、解析部35により、指令値Aの異常から異常部分が推定(特定)される。
たとえば、インバータ電圧補正指令A2dの脈動成分を監視することで、出力フィルタ回路7の異常を検知できる。インバータ電圧補正指令A2dはインバータ電流検出値I2を参照して演算した補正量であり、インバータ電流検出値I2は半導体素子のスイッチングに伴う高周波のリプル成分を含んでいるため、それを用いた演算結果であるインバータ電圧補正指令A2dも同一のリプル成分を含んでいる。このリップル成分の大きさ(振幅)は、出力フィルタ回路7の回路定数と半導体素子のスイッチング周波数により決まるため、リプル成分が大きくなることは、出力フィルタ回路7の回路定数が変化したことを示しており、出力フィルタ回路7に異常が生じたと判断できる。
また、チョッパ電流検出値I3も半導体素子のスイッチングに伴う高周波のリプル成分を含んでいるため、それを用いた演算結果であるチョッパACR指令A3dも同一のリプル成分を含んでいる。同様の原理により、チョッパACR指令A3dの脈動成分を監視することでチョッパフィルタ回路10の異常を判別できる。また、チョッパ電流検出部27に異常が発生して検出誤差が生じると、コンバータ制御部31の動作と同様に、チョッパ制御部33は直流AVR指令A3bを変化させることで、直流電圧を一定に保とうと動作する。よって、直流AVR指令A3bの絶対値を監視することでチョッパ電流検出部27の異常を判別できる。また、コンバータ制御部31の動作と同様に、直流AVR指令A3bの脈動成分を監視することでコンデンサ回路8の異常を判別できる。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、制御部11は、指令値Aと指令値Aの基準となる基準値B(絶対値基準値B1および脈動基準値B2)とを比較する。これにより、比較結果に基づいて、指令値Aが異常であるか否かを判断すれば、異常が生じた指令値Aに対応する無停電電源装置100の部分に異常が生じていると判断することができる。すなわち、指令値Aを生成するための検出部9、または、検出部9により電圧値または電流値が検出される検出対象物(部分P1〜P24のいずれか)に異常が生じていると推定することができる。これにより、無停電電源装置100全体の入力電流または出力電圧に基づいて、無停電電源装置100全体の異常の有無を判断する場合と異なり、無停電電源装置100の内部の異常部分を推定することができるので、無停電電源装置100の異常部分を迅速に特定することができる。この結果、無停電電源装置100に異常が生じた場合でも、異常部分を迅速に特定することができる分、迅速に無停電電源装置100を異常な状態から正常な状態に復旧することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部11は、1以上の指令値Aと基準値Bとの比較に基づいて、無停電電源装置100の異常部分を推定する。これにより、無停電電源装置100自身が異常部分を推定することができるので、無停電電源装置100とは別に、異常部分を推定するための装置を設けることなく、無停電電源装置100の異常部分を特定することができる。すなわち、ユーザまたは保守作業者が異常部分を推定する必要がなくなる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部11は、指令値Aの種類と無停電電源装置100の異常部分とを関連付けたテーブル12aと、指令値Aのうちの異常を示した指令値Aとに基づいて、無停電電源装置100内部の異常部分を推定する。これにより、テーブル12aを用いることにより、複雑な演算等を行うことなく、異常を示す比較結果となった指令値Aの種類に対応する異常部分を容易に迅速に推定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、無停電電源装置100に、制御部11により推定された無停電電源装置100内部の異常部分を表示する表示部15を設ける。これにより、異常部分を示す画像(図12参照)をユーザに視認させることができるので、ユーザは容易に異常部分を認識することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部11は、指令値Aと基準値Bとの偏差C1がしきい値T1a以上であるとき、指令値Aに対応する部分を異常部分と推定する。これにより、しきい値T1aを用いることにより、指令値Aに基づく値が基準値Bに対して異常な値であるか否かを容易に判断することができる。また、指令値Aに基づく値と基準値Bとの偏差を算出することにより、指令値Aに基づく値の基準値Bからの偏差C1の成分(異常を判断するための成分)のみとしきい値T1aとを比較することができるので、異常を判断するための成分以外の成分が含まれない分、より容易に、指令値Aに基づく値が基準値Bに対して異常な値であるか否かを容易に判断することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部11は、脈動成分Mと脈動基準値B2との偏差C2がしきい値T2a以上である時、脈動成分Mに対応する部分を異常部分と推定する。ここで、無停電電源装置100の部分(部品)によっては、その部分に異常が生じた際に、指令値Aの脈動成分Mを異常な値に変化させる場合がある。この点に着目して、本実施形態では上記のように構成することにより、無停電電源装置100の異常部分を、容易に特定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部11は、指令値Aと基準値Bとの偏差C1またはC2(絶対値C1aまたはC1b)がしきい値T1aまたはT1b以上となった場合であって、コンバータ3、インバータ4、および、チョッパ5(以下、電力変換器)の動作を継続させたとき、偏差C1またはC2がしきい値T2aまたはT2b以上となった場合に、電力変換器の動作を停止させる。これにより、無停電電源装置100に異常部分が存在する場合でも、偏差C1およびC2がしきい値T2aおよびT2b未満の場合には、電力変換器の動作を継続させることができるので、必要以上に電力変換器の動作が停止されることを抑制することができる。そして、偏差C1またはC2がしきい値T2aまたはT2b以上である場合には、電力変換器の動作を停止させるので、必要以上に電力変換器の動作が停止されることを抑制しながら、電力変換器の動作を停止すべき場合には適切に電力変換器の動作を停止させることができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、無停電電源装置に、コンバータ、インバータ、および、チョッパの3つの電力変換器を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、無停電電源装置に、コンバータ、インバータ、および、チョッパのうちの少なくとも1つの電力変換器が含まれていればよい。
また、上記実施形態では、検出部に、入力電圧検出部と、コンバータ電流検出部と、直流電圧検出部と、インバータ電流検出部と、出力電圧検出部と、電池電圧検出部と、チョッパ電流検出部とを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、検出部に、入力電圧検出部、コンバータ電流検出部、直流電圧検出部、インバータ電流検出部、出力電圧検出部、電池電圧検出部、および、チョッパ電流検出部のうちの少なくとも1つが設けられていてもよいし、上記以外の検出部が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、電力変換器の動作を制御する制御部(制御装置)と異常部分を推定する制御を行う制御部とを同一の制御部として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、電力変換器の動作を制御する制御部(制御装置)とは別個に、異常部分を推定するための制御部(制御装置)を設けてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示すように制御部を電力変換器(コンバータ、インバータ、および、チョッパ)とは別個の位置に図示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、制御部は、電力変換器(コンバータ、インバータ、および、チョッパ)のそれぞれに設けられていてもよい。すなわち、各電力変換器において、制御部により、異常部分を推定するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、解析部を、テーブルを参照することにより、比較部から取得した異常内容情報に基づいて、異常部分情報を取得するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、解析部を、テーブルを用いずに所定の演算を行うことによって、異常内容情報から異常部分情報を生成するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、図12に示すように表示部に1つの異常部分を示す画像を表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、複数の異常部分がある場合には、複数の異常部分を示す画像を表示部に表示するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、図9および図10に示すように、しきい値の値を一定の値として図示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、負荷の大きさによってはしきい値を変動させてもよい。すなわち、負荷が比較的大きい場合に、しきい値を比較的大きく設定して、負荷が比較的小さい場合に、しきい値を比較的小さく設定してもよい。
また、上記実施形態では、しきい値T1aおよびT1b以上の偏差となる場合、電力変換器の動作を継続させる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、制御部を、記憶部に記憶された異常発生回数情報が示す回数が所定の回数以上となる場合、または、異常発生期間情報が示す期間が所定の期間以上となる場合に、電力変換器を停止する制御を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御部を、指令値の絶対値の成分と、指令値の脈動成分とを、別々に基準値に対して比較する(図9および図10参照)ように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図13に示すように、制御部を、脈動成分および絶対値成分の両方を含む指令値Aが、各しきい値(絶対値第1しきい値および脈動第1しきい値)以上か否かを判断するように構成してもよい。この場合、各しきい値が基準値に対応する。また、脈動第1しきい値は、一定の値ではなく、指令値Aの波形に周波数および位相が同期した波形を有するように設定される。
3 コンバータ(電力変換器)
4 インバータ(電力変換器)
5 チョッパ(電力変換器)
9 検出部
11 制御部
12a テーブル
15 表示部
100 無停電電源装置(無停電電源装置本体)

Claims (7)

  1. 入力電力を出力電力に変換する電力変換部と、
    無停電電源装置本体の内部における電圧値または電流値を検出する検出部と、
    前記検出された電圧値または電流値に基づいて前記電力変換部を制御する1以上の指令値を生成する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記1以上の指令値と、前記1以上の指令値にそれぞれ対応する所定の基準値とを比較する、無停電電源装置。
  2. 前記制御部は、前記1以上の指令値と前記所定の基準値との比較に基づいて、前記無停電電源装置本体の異常部分を推定する、請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記制御部は、前記1以上の指令値と前記1以上の指令値に対応する前記無停電電源装置本体内部の異常部分とを関連付けたテーブルと、前記1以上の指令値のうち、異常を示した前記1以上の指令値とに基づいて、前記無停電電源装置本体内部の異常部分を推定する、請求項2に記載の無停電電源装置。
  4. 前記制御部により推定された前記無停電電源装置本体内部の異常部分を表示する表示部をさらに備える、請求項2または3に記載の無停電電源装置。
  5. 前記制御部は、前記1以上の指令値と前記1以上の指令値に対応する前記所定の基準値との偏差が第1しきい値以上であるとき、前記1以上の指令値に対応する前記無停電電源装置本体内部を前記異常部分と推定する、請求項2に記載の無停電電源装置。
  6. 前記制御部は、前記1以上の指令値の脈動成分と前記1以上の指令値の脈動成分に対応する前記所定の基準値との偏差が前記第1しきい値以上であるとき、前記1以上の指令値の脈動成分に対応する前記無停電電源装置本体内部を前記異常部分と推定する、請求項5に記載の無停電電源装置。
  7. 前記制御部は、前記1以上の指令値と前記所定の基準値との偏差が前記第1しきい値以上となった場合であって、前記電力変換部の動作を継続させたとき、前記1以上の指令値と前記所定の基準値との偏差が前記第1しきい値よりも大きい第2しきい値以上となった場合に、前記電力変換部の動作を停止させる、請求項5または6に記載の無停電電源装置。
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