JPWO2018143155A1 - 紙用添加剤及びその製造方法、並びに紙用添加剤を含有する紙 - Google Patents

紙用添加剤及びその製造方法、並びに紙用添加剤を含有する紙 Download PDF

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Abstract

本発明の目的は、サイズ性能を付与しつつ紙厚向上効果に優れる紙用添加剤およびその紙用添加剤を用いる紙厚向上紙の製造方法を提供するものである。1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)、炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)、多価カルボン酸類(c)、尿素類(d)及びアルキル化剤(e)を反応させて得られる化合物(A)を含有することを特徴とする紙用添加剤。好ましくは、化合物(A)がカルボキシル基又はその塩を有する。

Description

本発明は、サイズ性を付与しつつ紙厚を向上させることのできる紙用添加剤とその製造方法、並びに紙用添加剤を含有する紙に関する。近年の原木供給事情の悪化や地球環境保護の面から、パルプの使用量を抑えつつ従来の品質を維持した紙が求められている。しかし、紙の軽量化のために単にパルプ量を減らしただけでは、紙が薄くなり不透明度の低下を招き、印字が裏に透けてみえてしまうことがある。そこで、紙厚を保持しつつパルプ量を減少できる、すなわち、紙厚を向上させることができる薬品が求められている。
紙厚を向上させる薬品としては、脂肪酸類とポリアルキレンポリアミン類との反応で得られるアミド系化合物と、エピハロヒドリンとの反応物(以下、「CAE樹脂」と略することがある。)が多孔性向上剤及び不透明度向上剤として有用であることが公知である(例えば、特許文献1,2参照)。またCAE樹脂を尿素架橋した化合物を含む紙用添加剤も、紙厚を向上させる薬品(例えば、特許文献3参照)として公知である。これら化合物では、単独もしくは通常併用されるサイズ剤と合わせることでサイズ性を付与することができるが、その紙厚向上効果は十分に満足できるレベルではなかった。
特開昭61−252400号公報 特開平2000−273792号公報 特開2005−60891号公報
本発明の目的は、サイズ性能を付与しつつ紙厚向上効果に優れる紙用添加剤及びその紙用添加剤の製造方法とそれを用いた紙を提供するものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、ポリアルキレンポリアミン、特定の炭素数を有する1価脂肪酸、多価カルボン酸類、尿素類、及びアルキル化剤を反応させて得られる化合物を含有する紙用添加剤が、パルプスラリー中に添加した場合においてサイズ性を付与しつつ優れた紙厚向上効果を発揮することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
(1)1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)、炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)、多価カルボン酸類(c)、尿素類(d)及びアルキル化剤(e)を反応させて得られる化合物(A)を含有することを特徴とする紙用添加剤、
(2)化合物(A)がカルボキシル基又はその塩を有することを特徴とする前記(1)に記載の紙用添加剤、
(3)尿素類(d)が尿素であり、かつ、アルキル化剤(e)がエピハロヒドリン類であることを特徴とする前記(1)に記載の紙用添加剤。
(4)化合物(A)が、(a)のアミノ基1当量に対して、(b)のカルボニル基が0.35〜0.65当量、(c)のカルボニル基が0.01〜0.20当量、(d)が0.01〜0.35当量、(e)が0.01〜0.40当量の割合で反応させて得られる化合物であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の紙用添加剤。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の紙用添加剤を含有することを特徴とする紙。
(6)1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)、炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)、多価カルボン酸類(c)、尿素類(d)及びアルキル化剤(e)を反応させて得られる化合物(A)を含有することを特徴とする紙用添加剤の製造方法。
(7)(a)のアミノ基1当量に対して、(b)のカルボニル基が0.35〜0.65当量、(c)のカルボニル基が0.01〜0.20当量、(d)が0.01〜0.35当量、(e)が0.01〜0.40当量の割合で反応させて得られる化合物(A)であることを特徴とする前記(6)に記載の紙用添加剤の製造方法。
本発明によれば、サイズ性を付与し、優れた紙厚向上効果を有する紙用添加剤を提供することができ、紙製品を製造する際に、パルプ原料の使用量を低減することができる。
1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサエチレンヘプタミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン等が挙げられ、これらの中でも、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンが工業的に入手しやすく安価な点で好ましい。ポリアルキレンポリアミン(a)はその1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)としては、飽和であっても不飽和であってもよく、具体的には、炭素数12のドデカン酸(ラウリン酸)、炭素数14のテトラデカン酸(ミリスチン酸)、炭素数15のペンタデカン酸(ペンタデシル酸)、炭素数16のヘキサデカン酸(パルミチン酸)、9−ヘキサデセン酸(パルミトイル酸)、炭素数17のへプタデカン酸(マルガリン酸)、炭素数18のオクタデカン酸(ステアリン酸)、cis−9−オクタデセン酸(オレイン酸)、11−オクタデセン酸(バクセン酸)、cis,cis−9,12−オクタデカジエン酸(リノール酸)、9,12,15−オクタデカントリエン酸((9,12,15)−リノレン酸)、6,9,12−オクタデカトリエン酸((6,9,12)−リノレン酸)、9,11,13−オクタデカトリエン酸(エレオステアリン酸)、炭素数19のノナデカン酸(ツベルクロステアリン酸)、炭素数20のイコサン酸(アラキジン酸)、8,11−イコサジエン酸、5,8,11−イコサトリエン酸、5,8,11,14−イコサテトラエン酸(アラキドン酸)、炭素数22のドコサン酸(ベヘン酸)、炭素数9の7−メチルオクタン酸(イソノナン酸)、炭素数10の8−メチルノナン酸(イソデカン酸)、炭素数13の11−メチルドデカン酸(イソトリデカン酸)、炭素数14の12−メチルトリデカン酸(イソミリスチン酸)、炭素数16の14−メチルペンタデカン酸(イソパルミチン酸)、炭素数18の16−メチルヘプタデカン酸(イソステアリン酸)やこれら脂肪酸のエステル化物又は酸ハロゲン化物が挙げられる。これらの中でも、工業的に入手しやすくサイズ性付与の点で炭素数16〜22の脂肪酸が好ましい。1価脂肪酸(b)はその1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
多価カルボン酸類(c)としては、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、マレイン酸等のジカルボン酸;クエン酸、トリメリット酸、ブタントリカルボン酸等のトリカルボン酸、及びこれら前記した多価カルボン酸の誘導体が挙げられる。中でも、2価の多価カルボン酸類及びその誘導体が好ましく、炭素数4〜10のジカルボン酸及びその誘導体がより好ましい。前記誘導体としては、例えば、前記した多価カルボン酸のモノエステル、ジエステル、酸無水物、酸ハロゲン化物等を挙げることができる。多価カルボン酸のモノエステル及びジエステルとしては、好ましくは炭素数1〜5、特に好ましくは炭素数1〜3の低級アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール)と多価カルボン酸とのエステルを挙げることができる。酸無水物としては、遊離酸の分子内脱水縮合物のほか、低級カルボン酸好ましくは炭素数1〜5の低級カルボン酸と多価カルボン酸との縮合物等が挙げられる。酸ハロゲン化物としては酸クロライド等が挙げられる。これらの中でも、工業的に入手しやすく安価であり、反応性に優れ、適度な鎖長を持つアジピン酸、マレイン酸及び/又はその誘導体が最も好ましい。多価カルボン酸類(c)はその1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
本発明における(d)成分の尿素類としては、尿素、チオ尿素、グアニル尿素、メチル尿素、ジメチル尿素等が挙げられ、これらの中でも、工業的に入手しやすく安価な面で尿素が好ましい。尿素類(d)は、その1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
本発明に用いられるアルキル化剤(e)としては、エピクロロヒドリン、エピブロムヒドリン、エピヨードヒドリンなどのエピハロヒドリン類;硫酸ジメチル、硫酸ジエチルなどの硫酸アルキル;塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化ベンジル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピルなどのハロゲン化アルキル;p−トルエンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチルなどの芳香族スルホン酸アルキルエステルなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用しても良い。これらの中でも、サイズ性能及び紙厚向上効果の点でエピハロヒドリン類が好ましく、エピクロロヒドリンがより好ましい。
ポリアルキレンポリアミン(a)のアミノ基1当量に対する1価脂肪酸(b)のカルボニル基は、0.35〜0.65当量であることが好ましい。0.35当量未満であると、化合物(A)中の(b)由来の疎水部位が減るため所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。また、0.65当量を超えるとセルロースに定着できるカチオン性部位が少なくなるため、紙中に十分な量の化合物(A)が含まれなくなる恐れがあり、その結果、所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。0.40〜0.60当量であることがより好ましい。
ポリアルキレンポリアミン(a)のアミノ基の1当量に対する多価カルボン酸類(c)のカルボニル基は、0.01〜0.20当量であるのが好ましい。0.20当量を超えると、セルロースに定着できるカチオン性部位が少なくなり所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。また、多価カルボン酸類(c)は化合物(A)にカルボキシル基又はその塩を導入する目的でも使用される。化合物(A)にカルボキシル基又はその塩を導入することにより、水への分散性を高めたり、パルプスラリー中に存在する金属イオンを介してパルプへの結合力を高めたりすることができるが、0.01当量未満であるとその効果が得られない場合がある。0.02〜0.14当量であるのがより好ましい。
ポリアルキレンポリアミン(a)のアミノ基1当量に対する尿素類(d)は、0.01〜0.35当量であるのが好ましい。0.35当量を超えると、疎水部位が少なくなるため所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。また、0.01当量未満であると尿素類由来のウレイド基が少なくなり、パルプとの水素結合力が小さくなるため所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。0.01〜0.30当量であるのがより好ましい。
ポリアルキレンポリアミン(a)のアミノ基1当量に対するアルキル化剤(e)は0.01〜0.40当量であるのが好ましい。0.01当量未満であると、化合物(A)中の(e)由来のセルロースに定着できるカチオン性部位が少なくなるため所望のサイズ効果や紙厚向上効果が得られない場合がある。また、0.40当量を超えると化合物(A)中の親水性部位が多くなるため所望の紙厚向上効果が得られない場合がある。
ポリアルキレンポリアミン(a)、1価脂肪酸(b)、多価カルボン酸類(c)、尿素類(d)、及びアルキル化剤(e)を反応させて得られる化合物(A)は、最終的に安定した水分散体として得られるのであればどのような方法で製造されても構わないが、例えば、ポリアルキレンポリアミン(a)と、1価脂肪酸(b)と、多価カルボン酸類(c)とを必要により公知のアミド化触媒を用いて100〜200℃で0.5〜10時間反応させた後に、尿素類(d)を100〜200℃で0.5〜5時間、副生するアンモニアを除去しながら反応させ、得られた反応物の加熱溶融物中へ、乳化剤と熱水とを添加して水分散体とし、30〜130℃でアルキル化剤(e)と必要により公知の酸あるいはアルカリ触媒を添加して0.1〜5時間反応させる方法などがあげられる。
化合物(A)は、冷水や熱水などの水に分散、乳化又は可溶化させやすいように、カルボキシル基又はその塩を有することが好ましい。化合物(A)がカルボキシル基又はその塩を有することで、非イオン界面活性剤などの乳化剤の使用量を少量にとどめることができ、紙の強度、表面強度やサイズ度への影響を最小限にとどめることができる。カルボキシル基の塩とする場合に用いる塩基としては、例えば、アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物などを挙げることができる。これらの塩基は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
前記乳化剤には、公知の乳化剤を適宜使用することができる。乳化剤としては、例えば、アルキル基及び/又はアルケニル基の炭素数が4〜20である脂肪酸ソルビタンエステル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミド、及び各種ポリアルキレンオキサイド型ノニオン性界面活性剤等のノニオン性乳化剤、アルキル基及び/又はアルケニル基の炭素数が4〜20である長鎖アルキルアミン塩、ポリオキシアルキレンアミン、テトラアルキル4級アンモニウム塩、トリアルキルベンジル4級アンモニウム塩、アルキルイミダゾリウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルキノリウム塩、アルキルホスホニウム塩、及びアルキルスルホニウム塩等のカチオン性乳化剤、並びに、各種ベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤が挙げられる。
前記乳化剤としては、これらの中でも、ポリアルキレンオキサイド型ノニオン性界面活性剤が好ましく、具体的には、脂肪酸アルキレンオキサイドソルビタンエステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレン脂肪族アルコール、ポリオキシアルキレン脂肪族アミン、ポリオキシアルキレン脂肪族メルカプタン、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル等が挙げられる。前記乳化剤としては、乳化分散性に優れるアルキレンオキサイド付加物が好ましく、さらにアルキレンオキサイドとして乳化剤1分子当たり10〜100モル付加していることが好ましく、特に30〜60モル付加していることが好ましい。前記アルキレンオキサイドのアルキレン基の炭素数が8〜18であることが特に好ましい。
前記乳化剤は、その1種を単独で又は2種以上を使用することができる。乳化剤を使用する場合、その使用量としては、化合物(A)100質量%に対し、1〜20質量%であることが、発泡性を抑えつつ、分散性を高めるのに好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
また、アルキル化剤(e)との反応を行う際に、例えば化合物(A)の水分散時の分散性及び/又は保存安定性を高めるために、本発明の紙厚向上効果を損なわない範囲で、イソプロピルアルコール等の有機溶媒を用いてもよい。前記有機溶媒の使用量は、化合物(A)の固形分に対して1〜10質量%が好ましい。
本発明の紙用添加剤は、本発明の効果を損なわず、かつ貯蔵時の安定性等に影響を与えない範囲内であれば、他に消泡剤や増粘剤、防腐剤、防錆剤、pH調整剤、充填剤、酸化防止剤、填料、染料等の各種添加剤を加えても構わない。
本発明の紙用添加剤は、紙厚向上剤として用いることができる。紙あるいは板紙の種類や求められる紙厚向上効果にもよるが、通常はパルプスラリーの乾燥質量に対して、固形分で0.1〜1.5質量%添加されることで、所望の紙厚向上効果を得ることができる。
本発明の紙厚向上剤を含有する紙としては、特に制限されないが、各種の紙、及び板紙が挙げられる。紙の種類としては、PPC 用紙、インクジェット印刷用紙、レーザープリンター用紙、フォーム用紙、熱転写紙、感熱記録原紙、感圧記録原紙等の記録用紙、印画紙及びその原紙、アート紙、キャストコート紙、上質コート紙等のコート原紙、クラフト紙、純白ロール紙等の包装用紙、ティシュペーパー、トイレットペーパー、タオルペーパー、キッチンペーパーなどの家庭用薄葉紙、その他ノート用紙、書籍用紙、各種印刷用紙、新聞用紙等の各種紙(洋紙)、マニラボール、白ボール、チップボール等の紙器用板紙、ライナー、石膏ボード原紙等の板紙が挙げられる。紙以外には改質木材、無機系建築材料が挙げられ、例えばパーティクルボード、ハードボード、インシュレーションボード、ロックウールボード等を挙げることができる。その中でも、PPC用紙や書籍用紙が好ましい。
本発明の紙はパルプ原料としてクラフトパルプあるいはサルファイトパルプなどの晒あるいは未晒化学パルプ、砕木パルプ、機械パルプあるいはサーモメカニカルパルプなどの晒あるいは未晒高収率パルプ、新聞古紙、雑誌古紙、段ボール古紙あるいは脱墨古紙などの古紙パルプを含有することができる。また、上記パルプ原料と岩綿、石綿、あるいはポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリオレフィン、及びポリビニルアルコール等の合成繊維との混合物を含有してもよい。
本発明の紙を製造するにあたって、填料、サイズ剤、乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向上剤、歩留り向上剤、及び濾水性向上剤など一般的に紙を製造するにあたって使用される添加物も、各々の紙種に要求される物性を発現するために、必要に応じて使用しても良い。これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。また、これらを本発明の紙用添加剤と予め混合して紙料に添加して使用することもでき、混合の方法は特に制限はない。填料としては、クレー、タルク、及び炭酸カルシウム等が挙げられ、これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。サイズ剤としては、ステアリン酸ナトリウムのような脂肪酸石鹸のサイズ剤、ロジン、強化ロジン、及びロジンエステル系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸の水性エマルション、2−オキセタノンの水性エマルション(以下、「AKDサイズ剤」と称することがある)、パラフィンワックスの水性エマルション、カルボン酸と多価アミンとの反応により得られるカチオン性サイズ剤及び脂肪族オキシ酸と脂肪族アミン又は脂肪族アルコールとの反応物の水性エマルション、カチオン性スチレン系サイズ剤等が挙げられる。これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。
乾燥紙力向上剤としては、アニオン性ポリアクリルアミド、カチオン性ポリアクリルアミド、両性ポリアクリルアミド、カチオン化澱粉、及び両性澱粉等が挙げられ、これらは単独で用いてもよく、二種以上を併用しても良い。湿潤紙力向上剤としては、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、及び尿素・ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられ、これらは単独で用いてもよく、アニオン性ポリアクリルアミドを併用しても良い。歩留り向上剤としては、アニオン性、カチオン性、又は両性の高分子量ポリアクリルアミド、シリカゾルとカチオン化澱粉の併用、及びベントナイトとカチオン性高分子量ポリアクリルアミドの併用等が挙げられる。これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。濾水性向上剤としては、ポリエチレンイミン、カチオン性又は両性又はアニオン性ポリアクリルアミド等が挙げられる。これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。また、サイズプレス、ゲートロールコーター、ビルブレードコーター、カレンダーなどで、澱粉、ポリビニルアルコール及びアクリルアミド系ポリマー等の表面紙力向上剤、染料、コーティングカラー、表面サイズ剤、並びに防滑剤などを必要に応じて塗布しても良い。これらは単独で用いても良く、二種以上を併用しても良い。また、硫酸バンドは本発明の紙用添加剤を添加する前、添加した後、あるいは同時に添加して使用しても良い。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(合成例1)
温度計、冷却管、撹拌機を有するセパラブルフラスコに、ポリアルキレンポリアミン(a)としてジエチレントリアミン1mol、1価脂肪酸(b)としてステアリン酸さくら(日油株式会社製、ステアリン酸/パルミチン酸混合物)1.8mol((a)のアミノ基1当量に対する(b)のカルボニル基が0.60当量)を添加し、170℃まで昇温し、生成する水を除去しながら、170℃で4時間反応させた。次いで、尿素類(d)として尿素0.3mol((a)のアミノ基に対する(d)が0.10当量)を添加し、生成するアンモニアを除去しながら130℃で90分反応させ、多価カルボン酸類(c)として無水マレイン酸0.14mol((a)のアミノ基1当量に対する(c)のカルボニル基が0.09当量)を添加し130℃で30分反応させて化合物(A−1)を得た。その後、塩基として25質量%水酸化ナトリウム水溶液0.14mol、乳化剤としてニューコール2360(日本乳化剤株式会社製)を化合物(A−1)全量に対して3質量%添加し、次いで80℃の熱水を化合物(A−1)の濃度が21.5質量%となるように添加して水分散液とした。さらに80℃で、化合物(A−1)全量に対して5質量%のイソプロピルアルコールと、アルキル化剤(e)としてエピクロロヒドリン0.5mol((a)のアミノ基に対する(e)が0.17当量)を添加し、80℃で2時間反応させた後、冷却し、固形分20質量%となるようにイオン交換水を添加し、紙用添加剤1を得た。
(合成例2〜4、6〜9、11、12及び比較合成例1〜5)
(a)〜(e)及び塩基の種類や量を表1のように変えたほかは、合成例1と同様に行い、紙用添加剤2〜4、6〜9、11、12、及び比較用紙用添加剤1〜5を得た。
(合成例5、10)
(a)〜(e)及び塩基の種類や量を表1のように変え、(c)のアジピン酸を1価脂肪酸(b)と同じタイミングで添加したほかは、合成例1と同様に行い、紙用添加剤5及び10を得た。
(実施例1)
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)をフリーネス400mlに叩解し、パルプスラリーを調整した。このパルプスラリーを攪拌しながら、パルプの固形分質量当たり、前記の紙用添加剤1を0.8固形分質量%、硫酸バンドを0.5固形分質量%、カチオン化澱粉を0.5固形分質量%、AKDサイズ剤を0.08固形分質量%、軽質炭酸カルシウムを16固形分質量%となるように添加して紙料を調整した。この紙料を使用して、角型シートマシンにて抄紙して、坪量80g/mの手すき紙を得た。得られた手すき紙を23℃、RH50%の条件化に24時間調湿したあと、密度、サイズ度、比容積、比容積向上度を以下の方法により測定し、算出した。比容積向上度の値は紙厚向上効果の指標になる値であり、その値が高い程、紙厚向上効果が高い。比容積向上度とサイズ度の結果を表2に示す。
サイズ度…JIS P 8122 紙のステキヒトサイズ度試験方法
密度…JIS P 8118 紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法
比容積…密度の逆数
比容積向上度…「(比容積)/(紙用添加剤無添加の場合の比容積※)×100−100※表2における参考例1の比容積」
(実施例2〜12)
実施例1と同様に、紙用添加剤2〜12をそれぞれ添加して抄紙し、密度、サイズ度を測定した。
(比較例1〜5)
実施例1と同様に、比較用紙用添加剤1〜5をそれぞれ添加して抄紙し、密度を測定した。比容積向上度が満足できるレベル(7%以上を目安とした)に達しなかったので、サイズ度は測定しなかった。
(参考例1)
紙用添加剤を添加しないことを除いて、実施例1と同様に抄紙し、密度、サイズ度を測定した。
Figure 2018143155
Figure 2018143155
DETA:ジエチレントリアミン
TETA:トリエチレンテトラミン
TEPA:テトラエチレンペンタミン
ステアリン酸さくら:パルミチン酸/ステアリン酸(日油株式会社製)
PM500:オレイン酸(ミヨシ油脂株式会社製)
Emersol873:イソステアリン酸(コグニス社製)
COOH:カルボキシル基
COOX:カルボキシル基の塩
実施例1〜12と比較例1、2を対比することにより、多価カルボン酸類(c)が紙用添加剤の組成に入っている場合に、比容積向上度が高く紙厚向上効果が優れることが分かる。
実施例1〜12と比較例3を対比することにより、尿素類(d)が紙用添加剤の組成に含まれている場合に比容積向上度が高く紙厚向上効果が優れることが分かる。
実施例1〜12と比較例4を対比することにより、アルキル化剤(e)が紙用添加剤の組成に含まれている場合に比容積向上度が高く紙厚向上効果が優れていることが分かる。
実施例1〜12と比較例5を対比することにより、多価カルボン酸類(c)及び尿素類(d)が紙用添加剤の組成に含まれている場合に比容積向上度が高く紙厚向上効果が優れていることが分かる。

Claims (7)

  1. 1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)、
    炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)、
    多価カルボン酸類(c)、
    尿素類(d)
    及びアルキル化剤(e)
    を反応させて得られる化合物(A)を含有することを特徴とする紙用添加剤。
  2. 化合物(A)がカルボキシル基又はその塩を有することを特徴とする請求項1に記載の紙用添加剤。
  3. 尿素類(d)が尿素であり、かつ、アルキル化剤(e)がエピハロヒドリン類であることを特徴とする請求項1に記載の紙用添加剤。
  4. 化合物(A)が、
    (a)のアミノ基1当量に対して、
    (b)のカルボニル基が0.35〜0.65当量、
    (c)のカルボニル基が0.01〜0.20当量、
    (d)が0.01〜0.35当量
    (e)が0.01〜0.40当量
    の割合で反応させて得られる化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の紙用添加剤。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙用添加剤を含有することを特徴とする紙。
  6. 1分子内に3個以上のアミノ基を有するポリアルキレンポリアミン(a)、
    炭素数8〜22の1価脂肪酸(b)、
    多価カルボン酸類(c)、
    尿素類(d)
    及びアルキル化剤(e)
    を反応させて得られる化合物(A)を含有することを特徴とする紙用添加剤の製造方法。
  7. (a)のアミノ基1当量に対して、
    (b)のカルボニル基が0.35〜0.65当量、
    (c)のカルボニル基が0.01〜0.20当量、
    (d)が0.01〜0.35当量
    (e)が0.01〜0.40当量
    の割合で反応させて得られる化合物(A)であることを特徴とする請求項6に記載の紙用添加剤の製造方法。
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