JPWO2018142749A1 - 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置であって、前記制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部と、前記メンテナンスの開始時に基づいて前記制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部と、前記更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記決定部によって決定された開始時に前記更新用プログラムのダウンロードを開始する、制御装置。

Description

この発明は制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラムに関する。
本出願は、2017年2月1日出願の日本出願第2017−016545号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
近年、自動車の技術分野においては、車両の高機能化が進行しており、多種多様な車載機器が車両に搭載されている。従って、車両には、各車載機器を制御するための制御装置である、所謂ECU(Electronic Control Unit)が多数搭載されている。
ECUの種類には、例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してエンジン、ブレーキ、およびEPS(Electric Power Steering)等の制御を行う走行系に関わるもの、乗員によるスイッチ操作に応じて車内照明およびヘッドライトの点灯/消灯と警報器の吹鳴等の制御を行うボディ系ECU、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を制御するメータ系ECUなどがある。
一般的にECUは、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成されており、ROM(Read Only Memory)に記憶した制御プログラムを読み出して実行することにより、車載機器の制御が実現される。
ECUの制御プログラムは、車両の仕向け地およびグレードなど応じて異なることがあり、制御プログラムのバージョンアップに対応して、旧バージョンの制御プログラムを新バージョンの制御プログラムに書き換える必要がある。
たとえば、特許文献1には、外部センターからダウンロードした更新用プログラムを車両に搭載されている中継装置に蓄積しておき、所定の指令に基づいて車両の各ECUに対するプログラム更新が実行される技術が開示されている。
国際公開第2015/194652号公報
ある実施の形態に従うと、制御装置は車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置であって、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部と、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部と、更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部と、を備え、制御部は、決定部によって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始する。
他の実施の形態に従うと、プログラム更新方法は車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新方法であって、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得するステップと、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定するステップと、更新用プログラムのダウンロードを制御するステップと、を備え、ダウンロードを制御するステップは、ダウンロードの開始時を決定するステップによって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始することを含む。
他の実施の形態に従うと、コンピュータプログラムは車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部、および、更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部、として機能させ、制御部は、決定部によって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始する。
図1は、実施形態に係るプログラム更新システムの全体構成図である。 図2は、ゲートウェイの内部構成を示すブロック図である。 図3は、ECUの内部構成を示すブロック図である。 図4は、管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態のプログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムの更新の一例を示すシーケンス図である。 図6は、図5のステップS2のスケジュール決定処理の具体的な内容を表したフローチャートである。 図7は、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでの、制御プログラムの更新の時間関係の一例(A)と、比較例としての制御プログラムの更新の時間関係の一例(B)と、を表した図である。 図8は、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムの更新の一例を示すシーケンス図である。 図9は、第3の実施の形態でのスケジュール決定処理の一例を表したフローチャートである。
<本開示が解決しようとする課題>
プログラムの更新を実行させる所定の指令の一例として、ディーラーにおけるメンテナンス時に入力される書き換え開始の指令が挙げられる。この場合、ディーラーでのメンテナンスの開始後に更新用プログラムのダウンロードが開始されると、ディーラーでのメンテナンス時間が長くなり、ユーザによっては不便を感じることがある。一方で、メンテナンスの開始よりも長期間以前に更新用プログラムをダウンロードしておくと、更新用プログラムが中継装置に長期間蓄積されるために、メモリが圧迫されてしまう。
本開示のある局面における目的は、ディーラーでのメンテナンスの開始時を考慮して適切なタイミングに制御プログラムの更新用プログラムをダウンロードすることができる制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラムを提供することである。
<本開示の効果>
この開示によると、ディーラーでのメンテナンスの開始時を考慮して適切なタイミングに制御プログラムの更新用プログラムをダウンロードすることができる。
[実施の形態の説明]
本実施の形態には、少なくとも以下のものが含まれる。
すなわち、本実施の形態に含まれる制御装置は車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置であって、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部と、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部と、更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部と、を備え、制御部は、決定部によって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始する。
メンテナンスの開始時に基づいて更新用プログラムのダウンロードの開始時が決定されるため、サーバから更新用プログラムのダウンロードが要求された場合であっても、メンテナンスの開始時に基づいたタイミングで更新用プログラムがダウンロードされる。そのため、この構成によれば、メンテナンスの開始時を考慮して適切なタイミングに制御プログラムの更新用プログラムをダウンロードすることができる。
好ましくは、決定部は、少なくともメンテナンスの開始前に更新用プログラムのダウンロードを開始するように更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する。
これにより、メンテナンスの開始後に更新用プログラムのダウンロードを開始する場合と比較してメンテナンスの総時間を短縮化できる。
好ましくは、取得部は、更新用プログラムのダウンロード所要時間をさらに取得し、決定部は、メンテナンスの開始前に更新用プログラムのダウンロードが完了するように更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する。
これにより、メンテナンスの開始時にはすでに更新用プログラムのダウンロードが完了しており、メンテナンスの開始後に更新用プログラムのダウンロードを行う時間が不要となる。そのため、メンテナンス中に更新用プログラムをダウンロードする場合と比較してメンテナンスの総時間を短縮化できる。
好ましくは、決定部は、更新用プログラムのダウンロードの完了からメンテナンスの開始までの期間が規定時間以下となるように更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する。
これにより、ダウンロードの完了からメンテナンスの開始までの、更新用プログラムがメモリに保管される期間を短くすることができる。そのため、メモリの長期間の圧迫を回避できる。
好ましくは、決定部は、更新用プログラムのダウンロード期間に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスの開始時が含まれる場合、更新用プログラムのダウンロードを待機する。
これにより、メンテナンス中に他の更新用プログラムのダウンロードが行われることがない。そのため、当該他の更新用プログラムのダウンロードによってメンテナンス用のメモリまで圧迫されることが回避され、メンテナンスに生じ得る支障を回避できる。
好ましくは、更新用プログラムを記憶するためのメモリをさらに含み、決定部は、更新用プログラムのダウンロード期間に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスの開始時が含まれ、かつ、メモリの空き容量が予め規定された容量未満である場合に、更新用プログラムのダウンロードを待機する。
これにより、メモリの空き容量が予め規定された容量以上である場合には、必要に応じて他の更新用プログラムのダウンロードが行われる。そのため、当該他の更新用プログラムを用いた制御プログラムの更新のためのメンテナンスの総時間を短縮化することができる。
好ましくは、車載制御装置にバックアップ用メモリが含まれる場合、制御部は、更新用プログラムのバックアップ用メモリへの書き込みを制御し、決定部は、メンテナンスの開始前に更新用プログラムのダウンロードが完了し、かつ更新用プログラムのバックアップ用メモリへの書き込みが完了するように更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する。
これにより、メンテナンスの開始時には車載制御装置のバックアップ用メモリに更新用プログラムの書き込みが完了している。そのため、制御プログラムの更新のためのメンテナンスは再起動してバックアップ用メモリと動作用メモリとを切り替える作業のみでよく、バックアップ用メモリに更新用プログラムを書き込む作業を行う場合と比較して制御プログラムの更新のためのメンテナンスの総時間をより短縮化することができる。
本実施の形態に含まれるプログラム更新方法は車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新方法であって、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得するステップと、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定するステップと、更新用プログラムのダウンロードを制御するステップと、を備え、ダウンロードを制御するステップは、ダウンロードの開始時を決定するステップによって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始することを含む。
メンテナンスの開始時に基づいて更新用プログラムのダウンロードの開始時が決定されるため、サーバから更新用プログラムのダウンロードが要求された場合であっても、メンテナンスの開始時に基づいたタイミングで更新用プログラムがダウンロードされる。そのため、この構成によれば、メンテナンスの開始時を考慮して適切なタイミングに制御プログラムの更新用プログラムをダウンロードすることができる。
本実施の形態に含まれるコンピュータプログラムは車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部、メンテナンスの開始時に基づいて制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部、および、更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部、として機能させ、制御部は、決定部によって決定された開始時に更新用プログラムのダウンロードを開始する。
メンテナンスの開始時に基づいて更新用プログラムのダウンロードの開始時が決定されるため、サーバから更新用プログラムのダウンロードが要求された場合であっても、メンテナンスの開始時に基づいたタイミングで更新用プログラムがダウンロードされる。そのため、この構成によれば、メンテナンスの開始時を考慮して適切なタイミングに制御プログラムの更新用プログラムをダウンロードすることができる。
[実施の形態の詳細]
以下に、図面を参照しつつ、好ましい実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
〔システムの全体構成〕
図1は、第1の実施形態にかかるプログラム更新システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプログラム更新システムは、広域通信網2を介して通信可能な車両1、管理サーバ5およびDL(ダウンロード)サーバ6を含む。
管理サーバ5は、車両1の更新情報を管理する。DLサーバ6は、更新用プログラムを保存する。管理サーバ5およびDLサーバ6は、たとえば、車両1のカーメーカーにより運営されており、予め会員登録されたユーザが所有する多数の車両1と通信可能である。
車両1には、ゲートウェイ10と、無線通信部15と、複数のECU30と、各ECU30によりそれぞれ制御される各種の車載機器(図示せず)とが搭載されている。
車両1には、共通の車内通信線にバス接続された複数のECU30による通信グループが存在し、ゲートウェイ10は、通信グループ間の通信を中継している。このため、ゲートウェイ10には、複数の車内通信線が接続されている。
無線通信部15は、携帯電話網などの広域通信網2に通信可能に接続され、車内通信線によりゲートウェイ10に接続されている。ゲートウェイ10は、広域通信網2を通じて管理サーバ5およびDLサーバ6などの車外装置から無線通信部15が受信した情報を、ECU30に送信する。
ゲートウェイ10は、ECU30から取得した情報を無線通信部15に送信し、無線通信部15は、その情報を管理サーバ5などの車外装置に送信する。
車両1に搭載される無線通信部15としては、車載の専用通信端末の他に、たとえば、ユーザが所有する携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)等の装置が考えられる。
図1では、ゲートウェイ10が無線通信部15を介して車外装置と通信を行う場合が例示されているが、ゲートウェイ10が無線通信の機能を有する場合には、ゲートウェイ10自身が管理サーバ5などの車外装置と無線通信を行う構成としてもよい。
また、図1のプログラム更新システムでは、管理サーバ5とDLサーバ6とが別個のサーバで構成されているが、これらのサーバ5,6を1つのサーバ装置で構成してもよい。
〔ゲートウェイの内部構成〕
図2は、ゲートウェイ10の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ゲートウェイ10は、CPU11、RAM(Random Access Memory)12、記憶部13、および車内通信部14などを備える。ゲートウェイ10は、無線通信部15と車内通信線とを介して接続されているが、これらは一つの装置で構成してもよい。
CPU11は、記憶部13に記憶された一または複数のプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、ゲートウェイ10を各種情報の中継装置として機能させる。
CPU11は、たとえば時分割で複数のプログラムを切り替えて実行することにより、複数のプログラムを並列的に実行可能である。なお、CPU11は複数のCPU群を代表するものであってもよい。この場合、CPU11の実現する機能は、複数のCPU群が協働して実現するものである。RAM12は、SRAM(Static RAM)またはDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成され、CPU11が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
CPU11が実現するコンピュータプログラムは、CD−ROMまたはDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
この点は、後述のECU30のCPU31(図3参照)が実行するコンピュータプログラム、および、後述の管理サーバ5のCPU51(図4参照)が実行するコンピュータプログラムについても同様である。
記憶部13は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子などにより構成されている。記憶部13は、CPU11が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等を記憶するとともに、DLサーバ6から受信した各ECU30の更新用プログラムなどを記憶するための記憶領域である保管用メモリ131を有する。保管用メモリ131は、プログラムのバックアップにも用いられる。
車内通信部14には、車両1に配設された車内通信線を介して複数のECU30が接続されている。車内通信部14は、たとえばCAN(Controller Area Network)、CANFD(CAN with Flexible Data Rate)、LIN(Local Interconnect Network)、Ethernet(登録商標)、またはMOST(Media Oriented Systems Transport:MOSTは登録商標)等の規格に応じて、ECU30との通信を行う。
車内通信部14は、CPU11から与えられた情報を対象のECU30へ送信するとともに、ECU30から受信した情報をCPU11に与える。車内通信部14は、上記の通信規格だけでなく、車載ネットワークに用いる他の通信規格によって通信してもよい。
無線通信部15は、アンテナと、アンテナからの無線信号の送受信を実行する通信回路とを含む無線通信機よりなる。無線通信部15は、携帯電話網等の広域通信網2に接続されることにより車外装置との通信が可能である。
無線通信部15は、図示しない基地局により形成される広域通信網2を介して、CPU11から与えられた情報を管理サーバ5等の車外装置に送信するとともに、車外装置から受信した情報をCPU11に与える。
図2に示す無線通信部15に代えて、車両1内の中継装置として機能する有線通信部を採用してもよい。この有線通信部は、USB(Universal Serial Bus)またはRS232C等の規格に応じた通信ケーブルが接続されるコネクタを有し、通信ケーブルを介して接続された別の通信装置と有線通信を行う。
別の通信装置と管理サーバ5等の車外装置とが広域通信網2を通じた無線通信が可能である場合には、車外装置→別の通信装置→有線通信部→ゲートウェイ10の通信経路により、車外装置とゲートウェイ10とが通信可能になる。
〔ECUの内部構成〕
図3は、ECU30の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ECU30は、CPU31、RAM32、記憶部33、および通信部34などを備える。ECU30は、車両1に搭載された対象機器を個別に制御する車載制御装置である。ECU30の種類には、たとえば、電源制御ECU、エンジン制御ECU、ステアリング制御ECU、およびドアロック制御ECUなどがある。
CPU31は、記憶部33に予め記憶された一または複数のプログラムをRAM32に読み出して実行することにより、自身が担当する対象機器の動作を制御する。CPU31もまた複数のCPU群を代表するものであってもよく、CPU31による制御は、複数のCPU群が協働することによる制御であってもよい。
RAM32は、SRAMまたはDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU31が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部33は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、或いは、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
記憶部33は、CPU31が読み出して実行するプログラムを格納するための領域である機能用メモリ331を含む。機能用メモリ331が記憶する情報には、たとえば、車内の制御対象である対象機器を制御するための情報処理をCPU31に実行させるためのコンピュータプログラム(以下、「制御プログラム」という。)が含まれる。
通信部34には、車両1に配設された車内通信線を介してゲートウェイ10が接続されている。通信部34は、たとえばCAN、Ethernet、またはMOST等の規格に応じて、ゲートウェイ10との通信を行う。
通信部34は、CPU31から与えられた情報をゲートウェイ10へ送信するとともに、ゲートウェイ10から受信した情報をCPU31に与える。通信部34は、上記の通信規格だけなく、車載ネットワークに用いる他の通信規格によって通信してもよい。
ECU30のCPU31には、当該CPU31による制御モードを、「通常モード」または「リプログラミングモード」(以下、「リプロモード」ともいう。)のいずれかに切り替える起動部35が含まれる。
ここで、通常モードとは、ECU30のCPU31が、対象機器に対する本来的な制御(たとえば、燃料エンジンに対するエンジン制御、ドアロックモータに対するドアロック制御、など)を実行する制御モードのことである。
リプログラミングモードとは、対象機器の制御に用いる制御プログラムを更新する制御モードである。
すなわち、リプログラミングモードは、CPU31が、記憶部33のROM領域に対して、制御プログラムの消去および書き換えを行う制御モードのことである。CPU31は、この制御モードのときにのみ、記憶部33のROM領域に格納された制御プログラムを新バージョンに更新することが可能となる。
リプロモードにおいてCPU31が新バージョンの制御プログラムを記憶部33に書き込むと、起動部35は、ECU30をいったん再起動(リセット)させ、新バージョンの制御プログラムが書き込まれた記憶領域についてベリファイ処理を実行する。
起動部35は、上記のベリファイ処理の完了後に、CPU31を更新後の制御プログラムによって動作させる。
〔管理サーバの内部構成〕
図4は、管理サーバ5の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、記憶部54、および通信部55などを備える。
CPU51は、ROM52に予め記憶された一または複数のプログラムをRAM53に読み出して実行することにより、各ハードウェアの動作を制御し、管理サーバ5をゲートウェイ10と通信可能な車外装置として機能させる。CPU51もまた複数のCPU群を代表するものであってもよく、CPU51の実現する機能は、複数のCPU群が協働して実現するものであってもよい。
RAM53は、SRAMまたはDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU51が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部54は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、または、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
通信部55は、所定の通信規格に則って通信処理を実行する通信装置よりなり、携帯電話網等の広域通信網2に接続されて当該通信処理を実行する。通信部55は、CPU51から与えられた情報を、広域通信網2を介して外部装置に送信するとともに、広域通信網2を介して受信した情報をCPU51に与える。
〔制御プログラムの更新シーケンス〕
図5は、本実施形態のプログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムの更新の一例を示すシーケンス図である。一例として、管理サーバ5が、予め登録された車両1について、当該車両1のECUの制御プログラムを更新するタイミングを決定する。更新のタイミングは、たとえば、車両1のカーメーカーなどによって設定されてもよい。
ECUの制御プログラムを更新するタイミングに達すると、管理サーバ5は、該当する車両1のゲートウェイ10宛てに、ECU30の更新用プログラムの保存先URLとダウンロード要求とを送信する(ステップS1)。
管理サーバ5から更新要求を受信したゲートウェイ10は、当該制御プログラムの更新のための更新用プログラムをダウンロードするスケジュールを決定する処理を実行する(ステップS2)。ステップS2でゲートウェイ10は、ディーラーに入庫して当該制御プログラムの更新のためのメンテナンスを開始する予定時刻(以下、メンテナンス予定とも称する)に基づいて更新用プログラムをダウンロードするスケジュール(開始時刻)を決定する。メンテナンス予定は、車両1のディーラーへの入庫日時であってもよい。当該処理の詳細は、後述する。そして、ゲートウェイ10は、当該スケジュールに規定されたタイミングでECU30のための更新用プログラムをDLサーバ6からダウンロードする(ステップS3,4)。ゲートウェイ10は、受信した更新用プログラムを自装置の記憶部13に格納して保存する(ステップS5)。
ゲートウェイ10は、更新用プログラムのダウンロードが完了し、ステップS5で記憶部13に格納すると、ダウンロードの完了を管理サーバ5に通知する(ステップS6)。これにより、管理サーバ5は、当該制御プログラムの車両1に対する更新用プログラムの配信を管理することができる。また、ステップS1から所定期間のうちのダウンロードの完了が通知されない場合、管理サーバ5は、再度、当該更新用プログラムを車両1に配信する。
ステップS4のダウンロードが開始した後、車両1はディーラーに入庫し、メンテナンスが開始する。ディーラーでのメンテナンスにおいて、ゲートウェイ10には、携帯端末などの図示しない装置が接続されて当該装置がゲートウェイ10と直接、または無線通信部15を介して通信を行い、ゲートウェイ10に対して更新開始の指令を渡す。
当該指令を受けたゲートウェイ10は、対象のECU30に更新用プログラムを渡して制御プログラムの更新を要求する(ステップS7)。当該要求に従って、ECU30では制御プログラムの更新が行われる(ステップS8)。上記ステップS4,5ですでに更新用プログラムのダウンロードが完了し、ゲートウェイ10の記憶部13に格納されているため、ステップS8では当該更新用プログラムを用いて更新処理を行うのみでよく、ダウンロードから開始する場合に比べて短期に制御プログラムの更新を完了することができる。
なお、上記ステップS6のダウンロード完了の通知に替えて、または該通知に加えて、更新の完了が管理サーバ5に通知されてもよい。これにより、管理サーバ5は、車両1における制御プログラムの更新を管理することができる。また、ステップS1から所定期間のうちの更新の完了が通知されない場合、管理サーバ5は、再度、当該更新用プログラムを車両1に配信することで、車両1において当該制御プログラムの更新を確実に行うことができる。
〔ゲートウェイの機能構成〕
ゲートウェイ10のCPU11は、更新用プログラムをダウンロードするスケジュールを決定し、該スケジュールに従ってダウンロードを実行するための機能として、図2において取得部111、決定部112、および制御部113と表された機能を含む。これら機能は、CPU11が記憶部13に記憶されている1つまたは複数のプログラムを読み出して実行することによって、CPU11において実現される機能である。しかしながら、少なくとも一部機能が、電子回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
取得部111で表されたCPU11の機能(以下、取得部111)は、当該車両1のメンテナンス予定を取得する。車両1についてのメンテナンス予定は、該車両1のユーザが管理サーバ5に登録しておくものであってもよい。この場合、取得部111は管理サーバ5からメンテナンス予定を取得する。
メンテナンス予定は、ユーザに問い合わせてもよい。この場合、一例として取得部111はユーザの携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPCなどと通信し、ユーザにメンテナンス予定の入力を促してもよい。取得部111は携帯電話機などからユーザの入力を受け付けることによって、メンテナンス予定を取得する。
また、取得部111は、更新用プログラムのダウンロードに要する時間(以下、DL所要時間と称する)Tdを取得する。DL所要時間Tdは、管理サーバ5から取得してもよい。一例として、上記ステップS1で管理サーバ5から更新用プログラムのダウンロードが要求される際に、ダウンロードに必要な情報としてDL所要時間Tdがゲートウェイ10に渡されてもよい。または、取得部111が、管理サーバ5から更新用プログラムのダウンロードに必要な情報として渡されたデータサイズの情報を用いて、DL所要時間Tdを算出してもよい。
決定部112で表されたCPU11の機能(以下、決定部112)は、取得部111によって取得されたメンテナンス予定とDL所要時間Tdとに基づいて、更新用プログラムのダウンロードの開始時刻を決定する。このとき、決定部112は、少なくともメンテナンス開始よりも以前にダウンロードが開始するようにダウンロードの開始時刻を決定する。これにより、メンテナンス開始後にダウンロードに要する時間を抑えることができ、メンテナンス時間全体を短縮化することができるためである。
好ましくは、決定部112は、メンテナンス開始よりも以前にダウンロードが完了するようにダウンロードの開始時を決定する。ダウンロードの開始時は、たとえば、ダウンロードの開始時刻である。その他、開始日時、予め規定されたイベントまたはタイミングからの経過時間などの開始のタイミング、などであってもよい。これにより、メンテナンス開始時にすでに制御プログラムのダウンロードが完了しているためにメンテナンス開始後にダウンロードする時間を不要とすることができる。そのため、メンテナンス時間全体をより短縮化することができるためである。
より好ましくは、決定部112は、ダウンロードの完了後、記憶部13に格納されてメンテナンス開始時まで保管される期間(以下、保管期間と称する)Tsが、予め規定された時間Thよりも短くなるよう(Ts≦Th)にダウンロードの開始時刻を決定する。たとえば、保管期間Tsが規定時間Th(Ts=Th)となるようにダウンロードの開始時刻を決定する。規定時間Thは、たとえば数分〜数10分程度である。これにより、メンテナンス時間全体をより短縮化することができるとともに、メンテナンス開始までのメモリの圧迫を短期間に抑えることができる。
制御部113で表されたCPU11の機能(以下、制御部113)は、決定部112によって決定されたタイミングで更新用プログラムのダウンロードを開始するように制御する。具体的には、制御部113は、決定部112によって決定されたタイミングでDLサーバ6に対して更新用プログラムを要求する。そして、ダウンロードされた更新用プログラムを記憶部13に格納する。
〔スケジュール決定処理〕
図6は、図5のステップS2のスケジュール決定処理の具体的な内容を表したフローチャートである。図6のフローチャートに表された処理は、当該ゲートウェイ10のCPU11が記憶部13に記憶された1つまたは複数のプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって、主にCPU11により実現される。図6の処理は、上記ステップS1で管理サーバ5から制御プログラムの更新が要求されると開始する。
図6を参照して、はじめに、ゲートウェイ10のCPU11はメンテナンス予定を取得する(ステップS101)。また、CPU11は、要求された制御プログラムの更新に用いる更新用プログラムのDL所要時間Tdを取得する(ステップS103)。そして、CPU11は、メンテナンス予定とDL所要時間Tdとに基づいて、当該更新用プログラムのダウンロードのスケジュールを決定する(ステップS105)。ステップS105では、一例として、メンテナンスの開始時刻よりも規定時間Th前にダウンロードが完了するように、メンテナンスの開始時刻の規定時間ThおよびDL所要時間Tdの期間、以前に当該更新用プログラムのダウンロードを開始するとスケジュールを決定する。
その後、CPU11は、決定したダウンロードの開始時刻になるまで待機し、当該時刻になると(ステップS107でYES)、ダウンロードを開始する(ステップS109)。
〔第1の実施の形態の効果〕
第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、少なくともメンテナンスの開始時刻よりも前に制御プログラムの更新に必要な更新用プログラムのダウンロードが開始される。そのため、メンテナンスが開始してから更新用プログラムのダウンロードを開始するよりもメンテナンス開始後のダウンロード時間を抑えることができる。その結果、メンテナンスの総時間を抑えることができる。
好ましくは、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、少なくともメンテナンスの開始時刻よりも前に更新用プログラムのダウンロードが完了する。そのため、メンテナンスが開始してから更新用プログラムのダウンロードが行われることなく、直ちに制御プログラムの更新を実行することができる。その結果、メンテナンスの総時間をより抑えることができる。
より好ましくは、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、メンテナンスの開始時刻よりも前であって、ダウンロード完了後からメンテナンス開始までの保管期間が規定時間以下となるタイミングで更新用プログラムのダウンロードが完了する。そのため、メンテナンスが開始してから更新用プログラムのダウンロードが行われることなく、直ちに制御プログラムの更新を実行することができる。また、ダウンロード完了後、メンテナンスの開始までの期間が規定時間以下となり、保管期間を短くすることができる。その結果、メンテナンスの総時間をより抑えることができるとともに、メモリを圧迫する期間を抑えることもできる。
図7(A)は、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでの、制御プログラムの更新の時間関係の一例を表した図である。図7(A)を参照して、本実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、一例として、メンテナンス開始時刻T3よりも前の時刻Ts1に更新用プログラムのダウンロードが完了するように、メンテナンス開始時刻T3から保管期間Ts1およびDL所要時間Td前の時刻T2に更新用プログラムのダウンロードを開始する。言い換えると、ダウンロードの開始のタイミングが図7(A)の場合、管理サーバ5から更新用プログラムのダウンロードを要求された時刻T1の後、時刻T2に達するまで更新用プログラムをダウンロードせず、時刻T2でダウンロードを開始する。そして、その後の時刻T3にメンテナンスが開始する。これにより、メンテナンス開始後にダウンロードが開始する場合に比べてメンテナンスの総時間を抑えることができる。
これに対して、図7(B)は比較例として、メンテナンス開始時刻T3の直後の時刻T4に更新用プログラムのダウンロードを開始する場合の時間関係の一例を表した図である。図7(B)を参照して、ダウンロードの開始のタイミングが図7(B)の場合、メンテナンス開始時刻T3よりも以前にダウンロードは完了するため、図7(A)の例と同様に、メンテナンス開始後にダウンロードが開始する場合に比べてメンテナンスの総時間を抑えることができる。しかしながら、ダウンロード完了後に更新用プログラムが記憶部13に格納されている保管期間Ts2が、図7(A)の場合の保管期間Ts1と比較して大幅に長くなる。そのため、図7(B)の例では、当該更新用プログラムによってゲートウェイ10のメモリが圧迫される期間が長くなってしまう。従って、図7(A)のようなタイミングで更新用プログラムをダウンロードすることによって、更新用プログラムによってゲートウェイ10のメモリが圧迫される期間を抑えることができる。
<第2の実施の形態>
図3に点線で表されたように、ECU30の記憶部33に、プログラムを格納するための領域である機能用メモリ331と、プログラムのバックアップ用の保管用メモリ332とが含まれてもよい。
この場合、ECU30における制御プログラムの更新は、旧プログラムに更新用プログラムを適用することで生成された新プログラムを保管用メモリ332に書き込む処理、および、ECU30を再起動することによって旧プログラムを保持している機能用メモリ331と新プログラムが書き込まれた保管用メモリ332との機能を入れ替える処理、からなる。そして、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、ディーラーでのメンテナンスの際に更新の指令を受け付けて、上記の再起動が行われ、機能用メモリ331と保管用メモリ332とが入れ替えられる。
図8は、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムの更新の一例を示すシーケンス図である。図8において、図5に示されたシーケンスと同じ動作については同じステップ番号が付加されている。ここでは、図5に示されたシーケンスと同じ動作については説明を繰り返さない。
図8を参照して、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、管理サーバ5から更新要求を受信したゲートウェイ10は、ステップS2のスケジュールを決定する処理において、さらに、ECU30での更新用プログラムの保管用メモリ332への書き込みの所要時間を特定して、メンテナンスの開始時刻までに更新用プログラムのダウンロードが完了し、かつ、当該更新用プログラムのECU30での書き込みが完了するようにダウンロードするスケジュール(開始時刻)を決定する。好ましくは、ゲートウェイ10は、ステップS2の処理において、該更新用プログラムのECU30での書き込みの完了からメンテナンスの開始時刻までの保管期間が規定時間Thよりも短くなるようにダウンロードするスケジュールを決定する。
ゲートウェイ10は、当該スケジュールに規定されたタイミングでECU30のための更新用プログラムをDLサーバ6からダウンロードする(ステップS3,4)。更新用プログラムのダウンロードが完了すると、ゲートウェイ10は対象のECU30に対して更新用プログラムを渡して当該更新用プログラムの書き込みを要求する(ステップS15)。当該要求に従って、対象のECU30では、受け取った更新用プログラムに基づいた新プログラムが保管用メモリ332に書き込まれる(ステップS16)。
第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、新プログラムが保管用メモリ332に書き込まれた後に、ディーラーでのメンテナンスが開始する。そして、メンテナンスにおいてゲートウェイ10に対して更新の指令が渡され、ゲートウェイ10は、対象のECU30に更新用プログラムを渡して制御プログラムの更新を要求する(ステップS7)。第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、当該要求に従って、ECU30が再起動し(ステップS17)、旧プログラムを保持している機能用メモリ331と新プログラムが書き込まれた保管用メモリ332との機能を入れ替える。
〔第2の実施の形態の効果〕
第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、ECU30が記憶部33に保管用メモリ332を有する。そのため、ディーラーでのメンテナンス開始よりも前に、新プログラムの保管用メモリ332への書き込みまで完了させておく。これにより、メンテナンス開始後に新プログラムの保管用メモリ332への書き込みを行うことなく、再起動のみによって制御プログラムの更新が完了する。その結果、メンテナンスの総時間をより抑えることができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおいて、ゲートウェイ10は、上記ステップS2のスケジュール決定処理において、さらに、異なる制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定に基づいて、ダウンロードが当該メンテナンス期間と重複しないようにダウンロードの開始を決定してもよい。ディーラーにおいてある制御プログラムの更新のためのメンテナンスを行っているときに、他の制御プログラムの更新用プログラムがダウンロードされることによってメンテナンス用のメモリまで圧迫され、メンテナンスに支障が生じることを回避するためである。
図9は、第3の実施の形態でのスケジュール決定処理を表したフローチャートである。図9において、図6のフローチャートと同じステップ番号が付された処理は、第1の実施の形態でのスケジュール決定処理での当該ステップ番号が付された処理と同じである。そのため、ここでの説明は繰り返さない。
第3の実施の形態にかかるゲートウェイ10のCPU11は、管理サーバ5から更新を要求された制御プログラムとは異なる制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する。そして、CPU11は、第1の実施の形態と同様の処理を行って更新用プログラムのダウンロードのタイミングを決定した後(ステップS101〜S105)、当該タイミングに開始したダウンロード期間中に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンス開始時刻が含まれるか否かを確認する。
ダウンロード期間中に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスが開始される場合(ステップS201でYES)、当該更新用プログラムのダウンロードの開始時刻となっても、当該他のメンテナンスの完了までダウンロードを開始せずに待機する(ステップS205でNO)。そして、当該他のメンテナンスが完了すると(ステップS205でYES)、当該更新用プログラムのダウンロードを開始する(ステップS109)。
第3の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、更新用プログラムのダウンロードが管理サーバ5から要求されても、当該更新用プログラムのダウンロード期間がメンテナンス期間と重複する場合には、少なくともメンテナンス期間よりも後に当該更新用プログラムのダウンロードが開始される。そのため、メンテナンス中にダウンロードが行われることなく、メンテナンスにダウンロードによる支障が生じることを回避できる。
なお、第3の実施の形態において、ゲートウェイ10のメモリに余裕がある場合には、メンテナンス中に他の更新用プログラムがダウンロードされてもメンテナンスに支障が生じない場合もある。そこで、好ましくは、図9を参照して、ゲートウェイ10のCPU11は、ダウンロード期間中に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスが開始される場合であっても(ステップS201でYES)、ゲートウェイ10のメモリの空き容量が予め規定された容量以上である場合には(ステップS203でYES)、決定されたスケジュールに従って更新用プログラムのダウンロードを開始してもよい(ステップS109)。言い換えると、ダウンロード期間中に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスが開始され(ステップS201でYES)、かつ、ゲートウェイ10のメモリの空き容量が予め規定された容量未満である場合に(ステップS203でNO)、当該他のメンテナンスの完了までダウンロードを開始せずに待機する(ステップS205でNO)。
<第4の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、更新用プログラムをダウンロードするスケジュールを決定する処理をゲートウェイ10で行うものとしている。しかしながら、該スケジュール決定処理はゲートウェイ10とは異なる装置で行われてもよい。他の例として、管理サーバ5によって行われてもよい。
一例として、第4の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、管理サーバ5は図5のステップS1で制御プログラムの更新を車両1に対して要求するに当たって当該車両1のメンテナンス予定に基づいて更新用プログラムをダウンロードするスケジュールを決定する。そして、管理サーバ5は、決定したタイミングで更新用プログラムのダウンロードを車両1のゲートウェイ10に要求する。この場合、ゲートウェイ10では、更新を要求されたタイミングで更新用プログラムをダウンロードし、対象のECU30に更新を要求する。
この場合、図4に表わされたように、管理サーバ5のCPU51が更新用プログラムをダウンロードするスケジュールを決定するための機能として、上記の決定部112に相当する決定部511、および制御部113に相当する制御部512を有する。これらの機能は、CPU51がROM52に記憶されている1つまたは複数のプログラムを読み出して実行することによって、主にCPU51によって実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が電気回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
2 広域通信網
5 管理サーバ
6 サーバ
10 ゲートウェイ
15 無線通信部
30 ECU
11,31,51 CPU
12,32,53 RAM
13,33,54 記憶部
14 車内通信部
34,55 通信部
35 起動部
52 ROM
111 取得部
112 決定部
113 制御部
131,332 保管用メモリ
331 機能用メモリ
511 決定部
512 制御部

Claims (9)

  1. 車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置であって、
    前記制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部と、
    前記メンテナンスの開始時に基づいて前記制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部と、
    前記更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記決定部によって決定された開始時に前記更新用プログラムのダウンロードを開始する、制御装置。
  2. 前記決定部は、少なくとも前記メンテナンスの開始前に前記更新用プログラムのダウンロードを開始するように前記更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記取得部は、前記更新用プログラムのダウンロード所要時間をさらに取得し、
    前記決定部は、前記メンテナンスの開始前に前記更新用プログラムのダウンロードが完了するように前記更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記決定部は、前記更新用プログラムのダウンロードの完了から前記メンテナンスの開始までの期間が規定時間以下となるように前記更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記決定部は、前記更新用プログラムのダウンロード期間に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスの開始時が含まれる場合、前記更新用プログラムのダウンロードを待機する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記更新用プログラムを記憶するためのメモリをさらに含み、
    前記決定部は、前記更新用プログラムのダウンロード期間に他の制御プログラムの更新のためのメンテナンスの開始時が含まれ、かつ、前記メモリの空き容量が予め規定された容量未満である場合に、前記更新用プログラムのダウンロードを待機する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記車載制御装置にバックアップ用メモリが含まれる場合、前記制御部は、前記更新用プログラムの前記バックアップ用メモリへの書き込みを制御し、
    前記決定部は、前記メンテナンスの開始前に前記更新用プログラムのダウンロードが完了し、かつ前記更新用プログラムの前記バックアップ用メモリへの書き込みが完了するように前記更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する、請求項3に記載の制御装置。
  8. 車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新方法であって、
    前記制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得するステップと、
    前記メンテナンスの開始時に基づいて前記制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定するステップと、
    前記更新用プログラムのダウンロードを制御するステップと、を備え、
    前記ダウンロードを制御するステップは、前記ダウンロードの開始時を決定するステップによって決定された開始時に前記更新用プログラムのダウンロードを開始することを含む、プログラム更新方法。
  9. 車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の制御プログラムの更新を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記制御プログラムの更新のためのメンテナンス予定を取得する取得部、
    前記メンテナンスの開始時に基づいて前記制御プログラムの更新用プログラムのダウンロードの開始時を決定する決定部、および
    前記更新用プログラムのダウンロードを制御する制御部、として機能させ、
    前記制御部は、前記決定部によって決定された開始時に前記更新用プログラムのダウンロードを開始する、コンピュータプログラム。
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