JP6620891B2 - 中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6620891B2
JP6620891B2 JP2018541438A JP2018541438A JP6620891B2 JP 6620891 B2 JP6620891 B2 JP 6620891B2 JP 2018541438 A JP2018541438 A JP 2018541438A JP 2018541438 A JP2018541438 A JP 2018541438A JP 6620891 B2 JP6620891 B2 JP 6620891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
transfer
vehicle
update
index value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018541438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018189975A1 (ja
Inventor
光司 荒井
光司 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Publication of JPWO2018189975A1 publication Critical patent/JPWO2018189975A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6620891B2 publication Critical patent/JP6620891B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • G06F8/656Updates while running
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/445Program loading or initiating
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/34Network arrangements or protocols for supporting network services or applications involving the movement of software or configuration parameters 

Description

この発明は中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラムに関する。
本出願は、2017年4月12日出願の日本出願第2017−078837号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
近年、自動車の技術分野においては、車両の高機能化が進行しており、多種多様な車載機器が車両に搭載されている。従って、車両には、各車載機器を制御するための制御装置である、所謂ECU(Electronic Control Unit)が多数搭載されている。
ECUの種類には、例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してエンジンやブレーキ、EPS(Electric Power Steering)等の制御を行う走行系に関わるもの、乗員によるスイッチ操作に応じて車内照明やヘッドライトの点灯/消灯と警報器の吹鳴等の制御を行うボディ系ECU、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を制御するメータ系ECUなどがある。
一般的にECUは、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成されており、ROM(Read Only Memory)に記憶した制御プログラムを読み出して実行することにより、車載機器の制御が実現される。
ECUの制御プログラムは、車両の仕向け地やグレードなど応じて異なることがあり、制御プログラムのバージョンアップに対応して、旧バージョンの制御プログラムを新バージョンの制御プログラムに書き換える必要がある。また、たとえば地図情報や制御用のパラメータなど、制御プログラムの実行に必要なデータも書き換える必要がある。
たとえば、特許文献1には、ネットワークを介して更新用のプログラムをダウンロードし、プログラムの更新を行う技術(オンライン更新機能)が開示されている。
特開2015−37938号公報
ある実施の形態に従うと、中継装置はサーバからダウンロードされる車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを、車載制御装置に転送する中継装置であって、制御プログラムのサイズと前記更新用プログラムのサイズとの比率を示す指標値を算出する算出部と、算出された指標値に基づいて、転送の可否を判断する転送制御部と、を備える。
他の実施の形態に従うと、転送方法は、サーバからダウンロードされる車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを、車載制御装置に転送する方法であって、制御プログラムのサイズと更新用プログラムのサイズとの比率を示す指標値を算出するステップと、指標値に基づいて転送の可否を判断するステップと、を備える。
他の実施の形態に従うと、コンピュータプログラムは、サーバからダウンロードされる車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを、車載制御装置に転送する中継装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、制御プログラムのサイズと更新用プログラムのサイズとの比率を示す指標値を算出する算出部と、算出された指標値に基づいて、転送の可否を判断する転送制御部、として機能させる。
図1は、プログラム更新システムの全体構成図である。 図2は、ゲートウェイの内部構成を示すブロック図である。 図3は、ECUの内部構成を示すブロック図である。 図4は、管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 図5は、プログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムのオンライン更新の流れの一例を示すシーケンス図である。 図6は、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおけるダウンロード制御処理の具体的な内容を表したフローチャートである。 図7は、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおけるダウンロード制御処理の具体的な内容を表したフローチャートである。
<本開示が解決しようとする課題>
特許文献1に開示されているようにオンライン更新を実行する場合、通信負荷の増加や、更新処理のためのメモリの圧迫、などの、オンライン更新に関連する装置構成の負荷をまねくおそれがある。一方で、オンライン更新をすべて不許可とすると、更新のたびにディーラーなどによる更新作業が必要となるために、ユーザの利便性が低下する。
本開示のある局面における目的は、制御用のデータの更新において、ユーザの利便性の向上と、オンライン更新に関連する装置構成の負荷の回避と、を両立することができる中継装置、転送方法、およびコンピュータプログラムを提供することである。
<本開示の効果>
この開示によると、ユーザの利便性の向上と、オンライン更新に関連する装置構成の負荷の回避と、を両立させることができる。
[実施の形態の説明]
本実施の形態には、少なくとも以下のものが含まれる。すなわち、
(1)本実施の形態に含まれる中継装置は、サーバからダウンロードされる車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを、車載制御装置に転送する中継装置であって、制御プログラムのサイズと更新用プログラムのサイズとの比率を示す指標値を算出する算出部と、算出された指標値に基づいて、転送の可否を判断する転送制御部と、を備える。
車載制御装置の接続されている車内通信線の使用可能な帯域幅や、車載制御装置のメモリサイズなどの、オンライン更新に関連する装置構成は、車載制御装置の制御プログラムのサイズに関連している場合がある。この場合において、制御プログラムのサイズと更新用プログラムのサイズとの比率を示す指標値に基づいて更新用プログラムの車載制御装置への転送の可否が判断されることによって、オンライン更新に関連する装置構成に応じて転送が実行される。そのため、転送を許容する上記比率を適切に設定することによって、オンライン更新に関連する装置構成の負荷の回避と、ユーザの利便性の向上と、を両立させることができる。
(2)好ましくは、指標値は制御プログラムのサイズに対する更新用プログラムのサイズの比率を示す値であって、転送制御部は、指標値が閾値以下の場合に転送を開始し、指標値が閾値より大きい場合には転送を開始しない。
閾値を適切に設定することによって、規模の大きな更新はオンライン更新で実行しないようにし、そうでない更新をオンライン更新で実行するようにできる。これにより、オンライン更新に関連する装置構成の負荷の回避と、ユーザの利便性の向上と、を両立させることができる。
(3)好ましくは、中継装置は車載制御装置と車内通信線を介して接続され、転送制御部は、車内通信線の使用可能な帯域幅に応じて閾値を変更する。
車載制御装置に接続された車内通信線の使用可能な帯域幅に応じて閾値が変更されることによって、転送に用いられる車内通信線に応じた閾値を用いて転送の可否が判断される。閾値を、車内通信線を介した通信への負荷が大きい程度の指標値と設定しておくことで、車内通信線を介した通信への負荷が大きい更新用プログラムの転送を不可とすることができる。そのため、転送による車内通信線への負荷を抑えることができる。
(4)好ましくは、中継装置は車載制御装置と車内通信線を介して接続され、転送制御部は、車内通信線に接続された1または複数の車載制御装置の動作状況に応じて閾値を変更する。
車内通信線に接続された1または複数の車載制御装置の動作状況によって、当該車内通信線の、更新用プログラムの転送に使用可能な帯域幅は変化する。そのため、動作状況に応じて、車内通信線を介した通信への負荷が大きい程度の指標値となるように閾値を変更することによって、更新用データの転送時に車内通信線を介した通信への負荷が大きくなるような更新用プログラムの転送を不可とすることができる。そのため、転送による車内通信線への負荷を抑えることができる。
(5)好ましくは、転送制御部は、指標値が閾値より大きい場合には、更新用データが所定の保留条件を満たす期間に、再度、動作状況に応じて閾値を変更して、転送の可否を判断する。
これにより、先の時点において転送が許容されなかった場合であっても、その後に動作状況が変化することによって閾値が変化し、当該その後の時点においては転送が許容される場合がある。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
(6)好ましくは、動作状況は、車載制御装置が搭載された車両の走行速度を含む。
車両の走行速度が速い場合には、より多く情報が車内ネットワーク上でやり取りされることがある。そのため、車両の走行速度に応じた閾値を用いることによって、より高精度で転送の可否を判断することができる。
(7)好ましくは、中継装置はユーザインタフェース装置と接続され、転送制御部は、転送を許容しない場合にユーザインタフェース装置に転送が許容されないことの通知を行わせるための制御信号を出力する。
ユーザインタフェース装置は、たとえば、ディスプレイ、スピーカなどである。制御信号が当該ユーザインタフェース装置に出力されることによって、ユーザインタフェース装置では更新用プログラムが車載制御装置に転送されないこと、つまり、オンライン更新が実行されないことが通知される。この通知によって、ユーザは、制御プログラムの更新のための必要な対処を採ることができる。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。
(8)好ましくは、転送制御部は、転送を許容するときにサーバからのダウンロードを開始する。
中継装置は、サーバからのダウンロードを開始し、ダウンロードされた更新用プログラムを車載制御装置に転送する。このため、ダウンロードされた更新用プログラムを長期間、保持しておく必要がなく、メモリの圧迫を防止できる。
(9)本実施の形態に含まれる転送方法は、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の中継装置において、サーバからダウンロードされる車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを車載制御装置に転送する方法である。
かかるダウンロード方法は、上記(1)〜(8)の中継装置と同様の効果を奏する。
(10)本実施の形態に含まれるコンピュータプログラムは、コンピュータを、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の中継装置として機能させる。
かかるコンピュータプログラムは、上記(1)〜(8)の中継装置と同様の効果を奏する。
[実施の形態の詳細]
以下に、図面を参照しつつ、好ましい実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
〔システムの全体構成〕
図1は、実施形態にかかるプログラム更新システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプログラム更新システムは、広域通信網2を介して通信可能な車両1、管理サーバ5およびDL(ダウンロード)サーバ6を含む。
管理サーバ5は、車両1の更新情報を管理する。DLサーバ6は、更新用プログラムを保存する。管理サーバ5およびDLサーバ6は、たとえば、車両1のカーメーカーにより運営されており、予め会員登録されたユーザが所有する多数の車両1と通信可能である。
車両1には、車内通信線16で接続された複数のECU30とゲートウェイ10とを含む車内ネットワーク(通信ネットワーク)4と、無線通信部15と、各ECU30によりそれぞれ制御される各種の車載機器(図示せず)と、が搭載されている。車載機器は、ディスプレイ、スピーカ等のユーザインタフェース装置7を含む。
車内ネットワーク4は複数の車内通信線16A,16Bを有し、車内通信線16A,16Bそれぞれにバス接続された複数のECU30による複数の通信グループを含む。ゲートウェイ10は、通信グループ間の通信を中継している。このため、ゲートウェイ10には車内通信線16A,16Bが接続されている。車内通信線16A,16Bを車内通信線16とも総称する。
無線通信部15は、携帯電話網などの広域通信網2に通信可能に接続され、車内通信線によりゲートウェイ10に接続されている。ゲートウェイ10は、広域通信網2を通じて管理サーバ5およびDLサーバ6などの車外装置から無線通信部15が受信した情報を、車内通信線16を介してECU30に送信する。
ゲートウェイ10は、ECU30から取得した情報を無線通信部15に送信し、無線通信部15は、その情報を管理サーバ5などの車外装置に送信する。
また、ECU30同士は、車内通信線16を介して情報を送受信する。
車両1に搭載される無線通信部15としては、車載の専用通信端末の他に、たとえば、ユーザが所有する携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)等の装置が考えられる。
図1では、ゲートウェイ10が無線通信部15を介して車外装置と通信を行う場合が例示されているが、ゲートウェイ10が無線通信の機能を有する場合には、ゲートウェイ10自身が管理サーバ5などの車外装置と無線通信を行う構成としてもよい。
また、図1のプログラム更新システムでは、管理サーバ5とDLサーバ6とが別個のサーバで構成されているが、これらのサーバ5,6を1つのサーバ装置で構成してもよい。また、管理サーバ5およびDLサーバ6は、いずれも、複数の装置からなるものであってもよい。
〔ゲートウェイの内部構成〕
図2は、ゲートウェイ10の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ゲートウェイ10は、CPU11、RAM(Random Access Memory)12、記憶部13、および車内通信部14などを備える。ゲートウェイ10は、無線通信部15と車内通信線を介して接続されているが、これらは一つの装置で構成してもよい。
CPU11は、記憶部13に記憶された一または複数のプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、ゲートウェイ10を各種情報の中継装置として機能させる。
CPU11は、たとえば時分割で複数のプログラムを切り替えて実行することにより、複数のプログラムを並列的に実行可能である。なお、CPU11は複数のCPU群を代表するものであってもよい。この場合、CPU11の実現する機能は、複数のCPU群が協働して実現するものである。RAM12は、SRAM(Static RAM)またはDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成され、CPU11が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
CPU11が実現するコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送によって譲渡することもできる。
この点は、後述のECU30のCPU31(図3参照)が実行するコンピュータプログラム、および、後述の管理サーバ5のCPU51(図4参照)が実行するコンピュータプログラムについても同様である。
なお、以降の説明において、上位装置が下位装置にデータを転送(送信)することを「ダウンロードする」ともいう。
記憶部13は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子などにより構成されている。記憶部13は、CPU11が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等を記憶するとともに、DLサーバ6から受信した、ダウンロード対象の各ECU30の更新用プログラムなどを記憶する。
車内通信部14には、車両1に配設された車内通信線16を介して複数のECU30が接続されている。車内通信部14は、たとえばCAN(Controller Area Network)の規格に応じて、ECU30との通信を行う。車内通信部14の採用する通信規格はCANに限定されず、CANFD(CAN with Flexible Data Rate)、LIN(Local Interconnect Network)、Ethernet(登録商標)、またはMOST(Media Oriented Systems Transport:MOSTは登録商標)等の規格であってもよい。複数の車内通信線16A,16Bの中には、通信規格の異なるものが含まれていてもよい。
車内通信部14は、CPU11から与えられた情報を対象のECU30へ送信するとともに、ECU30から受信した情報をCPU11に与える。車内通信部14は、上記の通信規格だけでなく、車内ネットワーク4に用いる他の通信規格によって通信してもよい。
無線通信部15は、アンテナと、アンテナからの無線信号の送受信を実行する通信回路とを含む無線通信機よりなる。無線通信部15は、携帯電話網等の広域通信網2に接続されることにより車外装置との通信が可能である。
無線通信部15は、図示しない基地局により形成される広域通信網2を介して、CPU11から与えられた情報を管理サーバ5等の車外装置に送信するとともに、車外装置から受信した情報をCPU11に与える。
図2に示す無線通信部15に代えて、車両1内の中継装置として機能する有線通信部を採用してもよい。この有線通信部は、USB(Universal Serial Bus)またはRS232C等の規格に応じた通信ケーブルが接続されるコネクタを有し、通信ケーブルを介して接続された別の通信装置と有線通信を行う。
別の通信装置と管理サーバ5等の車外装置とが広域通信網2を通じた無線通信が可能である場合には、車外装置→別の通信装置→有線通信部→ゲートウェイ10の通信経路により、車外装置とゲートウェイ10とが通信可能になる。
〔ECUの内部構成〕
図3は、ECU30の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ECU30は、CPU31、RAM32、記憶部33、および通信部34などを備える。ECU30は、車両1に搭載された対象機器を個別に制御する車載制御装置である。ECU30の種類には、たとえば、電源制御ECU、エンジン制御ECU、ステアリング制御ECU、およびドアロック制御ECUなどがある。
CPU31は、記憶部33に予め記憶された一または複数のプログラムをRAM32に読み出して実行することにより、自身が担当する対象機器の動作を制御する。CPU31もまた複数のCPU群を代表するものであってもよく、CPU31による制御は、複数のCPU群が協働することによる制御であってもよい。
RAM32は、SRAMまたはDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU31が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部33は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、或いは、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
記憶部33は、CPU31が読み出して実行するプログラムを格納する。記憶部33が記憶する情報には、たとえば、車内の制御対象である対象機器を制御するための情報処理をCPU31に実行させるためのコンピュータプログラムや、パラメータや地図情報などの、当該プログラムを実行する際に用いるデータである制御プログラムが含まれる。
通信部34には、車両1に配設された車内通信線16を介してゲートウェイ10が接続されている。通信部34は、たとえばCAN、Ethernet、またはMOST等の規格に応じて、ゲートウェイ10との通信を行う。
通信部34は、CPU31から与えられた情報をゲートウェイ10へ送信するとともに、ゲートウェイ10から受信した情報をCPU31に与える。通信部34は、上記の通信規格だけなく、車載ネットワークに用いる他の通信規格によって通信してもよい。
ECU30のCPU31には、当該CPU31による制御モードを、「通常モード」または「リプログラミングモード」(以下、「リプロモード」ともいう。)のいずれかに切り替える起動部35が含まれる。
ここで、通常モードとは、ECU30のCPU31が、対象機器に対する本来的な制御(たとえば、燃料エンジンに対するエンジン制御や、ドアロックモータに対するドアロック制御など)を実行する制御モードのことである。
リプログラミングモードとは、対象機器の制御に用いる制御プログラムを更新する制御モードである。
すなわち、リプログラミングモードは、CPU31が、記憶部33のROM領域に対して、制御プログラムのデータの消去や書き換えを行う制御モードのことである。CPU31は、この制御モードのときにのみ、記憶部33のROM領域に格納された制御プログラムを新バージョンに更新することが可能となる。
リプロモードにおいてCPU31が新バージョンの制御プログラムを記憶部33に書き込むと、起動部35は、ECU30をいったん再起動(リセット)させ、新バージョンの制御プログラムが書き込まれた記憶領域についてベリファイ処理を実行する。
起動部35は、上記のベリファイ処理の完了後に、CPU31を更新後の制御プログラムによって動作させる。
DLサーバ6からゲートウェイ10を介してECU30に更新用プログラムがダウンロードされ、当該更新用プログラムを用いて制御プログラムを更新することを、オンライン更新とも称する。
〔管理サーバの内部構成〕
図4は、管理サーバ5の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、記憶部54、および通信部55などを備える。
CPU51は、ROM52に予め記憶された一または複数のプログラムをRAM53に読み出して実行することにより、各ハードウェアの動作を制御し、管理サーバ5をゲートウェイ10と通信可能な車外装置として機能させる。CPU51もまた複数のCPU群を代表するものであってもよく、CPU51の実現する機能は、複数のCPU群が協働して実現するものであってもよい。
RAM53は、SRAMまたはDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU51が実行するプログラムおよび実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部54は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、または、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
通信部55は、所定の通信規格に則って通信処理を実行する通信装置よりなり、携帯電話網等の広域通信網2に接続されて当該通信処理を実行する。通信部55は、CPU51から与えられた情報を、広域通信網2を介して外部装置に送信するとともに、広域通信網2を介して受信した情報をCPU51に与える。
〔制御プログラムの更新シーケンス〕
図5は、本実施形態のプログラム更新システムにおいて実行される、制御プログラムのオンライン更新の流れの一例を示すシーケンス図である。DLサーバ6に1または複数の更新用プログラムが格納され、一例として、管理サーバ5が、予め登録された車両1について、当該車両1のECUの制御プログラムを更新するタイミングを決定する。更新のタイミングは、たとえば、車両1のカーメーカーなどによって設定されてもよい。
なお、制御プログラムは、プログラムそのもののみならず、パラメータや地図情報などの、当該プログラムを実行する際に用いるデータも含む。それらを代表させて「制御プログラム」と表現している。そのため、更新用プログラムは、プログラムの更新用のプログラムのみならず、当該プログラムを実行する際に用いるデータの更新用のデータを含む。
制御プログラムを更新するタイミングに達すると、管理サーバ5は、該当する車両1のゲートウェイ10宛てに、更新を通知する(ステップS1)。ステップ1では、管理サーバ5からゲートウェイ10に、ダウンロード要求とともに更新用プログラムの保存先URLや更新用プログラムのサイズなどの更新用の情報が送られる。
管理サーバ5から更新の通知を受信したゲートウェイ10は、ダウンロード制御処理を実行する(ステップS2)。ダウンロード制御処理は、ECU30への更新用プログラムの転送の可否を判断し、その判断結果に従って転送を実行する処理を含む。処理の詳細は後述する。
ステップS2でのダウンロード制御処理によって更新用プログラムのECU30への転送が許容される場合、ゲートウェイ10は、DLサーバ6からダウンロードされる更新用プログラムをECU30に中継する。すなわち、ゲートウェイ10は、更新用の情報に基づいてDLサーバ6に対して更新用プログラムのダウンロードを要求し(ステップS3)、DLサーバ6からゲートウェイ10まで更新用プログラムをダウンロードする。
ゲートウェイ10からダウンロードが要求されたDLサーバ6は、ダウンロード対象の更新用プログラムをゲートウェイ10に転送(中継)するとともに、制御プログラムの更新を要求する(ステップS4)。
ゲートウェイ10は、更新用プログラムをダウンロードすると、当該更新用プログラムをECU30に転送し、制御プログラムの更新を要求する(ステップS5)。ゲートウェイ10は、ユーザから更新の許可を受けることによって更新用プログラムを転送してもよい。
更新用プログラムを受信したECU30は、ゲートウェイ10からの要求に従って更新用プログラムを展開し、制御プログラムを更新する(ステップS6)。更新が完了すると、対象のECU30はゲートウェイ10に更新完了を通知する(ステップS7)。この通知を受けたゲートウェイ10は、DLサーバ6に更新完了を通知する(ステップS8)。
[ゲートウェイの機能構成]
図2を参照して、ゲートウェイ10のCPU11は、ダウンロード制御処理を実行するための機能として、算出部111およびダウンロード(DL)制御部112を含む。これら機能は、CPU11が記憶部13に記憶されている1つまたは複数のプログラムを読み出して実行することによって、CPU11において実現される機能である。しかしながら、少なくとも一部機能が、電子回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
算出部111で表されたCPU11の機能(以下、算出部111)は、更新対象の制御プログラムのサイズXと、更新用プログラムのサイズΔXとの比率を表す指標についての指標値を算出する。算出された指標値は、ECU30への更新用プログラムの転送の可否の判断に用いられる。指標値は、たとえばΔX/Xである。指標値は、X/ΔXであってもよいし、X−ΔXであってもよい。
算出部111は、サイズXを予め記憶していてもよいし、対象のECU30から取得してもよい。また、算出部111は、サイズΔXを管理サーバ5からの更新用の情報より読み出す。
DL制御部112で表されたCPU11の機能(以下、DL制御部112)は、上記指標値に基づいて、ECU30への更新用プログラムの転送の可否を判断する。判断結果が肯定的なものである場合、つまり転送を許容する場合には、DLサーバ6からのダウンロードを開始する。否定的なものである場合、つまり転送を許容しない場合には、ダウンロードを行わない。
DL制御部112は、転送を許容する指標値ΔX/Xの閾値Thを予め記憶しておく。そして、指標値ΔX/Xと閾値Thとの比較結果に基づいて転送の可否を判断する。すなわち、DL制御部112は、指標値ΔX/Xが閾値Th以下の場合にはECU30に更新用プログラムを転送する、つまりDLサーバ6からのダウンロードを開始すると判断し、閾値Thより大きい場合にはECU30に更新用プログラムを転送しない、つまりダウンロードを実行しないと判断する。
指標値ΔX/Xが閾値Thより大きい場合とは、制御プログラムに対して更新するデータの比率が大きいことを意味し、更新の規模が大きい場合と言える。指標値ΔX/Xが閾値Th以下の場合とは、制御プログラムに対して更新するデータの比率が小さいことを意味し、更新の規模が小さい場合と言える。
[ダウンロード制御処理]
図6は、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおけるダウンロード制御処理の具体的な内容を表したフローチャートである。図6のフローチャートに表された処理は、ゲートウェイ10のCPU11が、記憶部13に記憶された1つまたは複数のプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって算出部111およびDL制御部112の機能を実現することで実行される。図6の処理は、CPU11が起動中において、所定の時間間隔など、予め規定されたタイミングで繰り返し実行される。
図6を参照して、CPU11は、管理サーバ5から制御プログラムの更新が通知されたか否か、つまり、ダウンロード対象の更新用プログラムがあるか否かを判断する(ステップS101)。ダウンロード対象の更新用プログラムがない場合には(ステップS101でNO)、以降の動作を行わず、上記の予め規定された次のタイミングが来るまで待機する。
ダウンロード対象の更新用プログラムがある場合(ステップS101でYES)、CPU11は、管理サーバ5からの更新の通知よりサイズΔXを取得する。また、対象のECU30からサイズXを取得する。そして、CPU11は、指標値ΔX/Xを算出する(ステップS103)。
CPU11は、指標値ΔX/Xと予め記憶している閾値Thとを比較する(ステップS105)。指標値ΔX/Xが閾値Th以下の場合には(ステップS105でNO)、CPU11は、更新用プログラムのECU30への転送を許容する(ステップS107)。この場合、CPU11は、図5のステップS3以降の動作を実行する。
指標値ΔX/Xが閾値Thより大きい場合(ステップS105でYES)、CPU11は、当該更新用プログラムのECU30への転送を許容しない。この場合、CPU11は、ユーザインタフェース装置7に通知させるための制御信号を、当該ユーザインタフェース装置7を制御するECU30に出力する。これにより、当該ユーザインタフェース装置によって通知が行われる(ステップS109)。この場合、図5のステップS3以降の動作は行われない。
ステップS109の通知は、ECU30に更新用プログラムが転送されないことの通知、車両1を停車させてリプロモードとすることを促す通知、ディーラーによる当該制御プログラムの更新を促す通知、などである。これにより、ユーザは、更新用プログラムがECU30に転送されないこと、つまり、オンライン更新が実行されないことを知ることができる。そのため、ユーザは、車両1を停車させてリプロモードとする、ディーラーに入庫して制御プログラムの更新を依頼する、などの、当該制御プログラムの更新のための対処を採ることができる。
CPU11は、以上で、1つの更新用プログラムについて、ECU30への転送の可否の判断を終了する。CPU11は、以上の動作を繰り返す。そのため、CPU11は、次の更新用プログラムについてECU30への転送の可否を判断する。つまり、ある1つの更新用プログラムのECU30への転送を許容しない場合、次の更新用プログラムの転送の可否が判断されて、判断結果が肯定的であった場合には当該次の更新用プログラムのDLサーバ6からのダウンロードおよびECU30への転送が開始される。これにより、複数の更新用プログラムを効率的に該当するECU30に転送することができ、制御プログラムの更新を効率的に行うことができる。
[第1の実施の形態の効果]
第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、更新用プログラムのサイズΔXが更新対象の制御プログラムのサイズXに対して小さい場合、つまり、更新の規模が所定規模よりも小さい場合にECU30に更新用プログラムが転送され、当該制御プログラムが更新される。更新の大きい場合には当該更新用プログラムはECU30に転送されず、オンライン更新では更新が実行されない。
対象のECU30が接続されている車内通信線16の使用可能な帯域幅(通信速度)や、当該ECU30の記憶部33の記憶容量などの、オンライン更新に関連する装置構成はECU30の制御プログラムのサイズに関連している場合がある。すなわち、制御プログラムのサイズが大きい場合、当該サイズにあわせて車内通信線16の使用可能な帯域幅やECU30のメモリ容量が大きい場合がある。この場合において、規模の大きな更新をオンライン更新によって実行すると、車内通信線16の通信負荷の増大や、ECU30のメモリの圧迫を引き起こす可能性がある。一方で、転送を許容する更新用プログラムの最大サイズを一律に設定すると、車内通信線16によっては使用可能な帯域幅が大きいために更新用プログラムの転送による通信負荷が大きくない場合や、ECU30によってはメモリ容量が大きいために更新処理がメモリを大きく圧迫しない場合がある。この場合にオンライン更新を実行しないと決定すると、ユーザの利便性を損なうことになる。
これに対して、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムはサイズXとサイズΔXとの比率に基づいて転送の可否を判断するため、オンライン更新に関連する装置構成の負荷が転送の可否の判断に反映されている。従って、第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、ユーザの利便性の向上と、オンライン更新に関連する装置構成の負荷の回避と、を両立させながら、制御プログラムを更新することができる。
<変形例>
上記の閾値Thは、更新用プログラムの転送に用いる、ECU30が接続された車内通信線16の使用可能な帯域幅に応じて異なってもよい。言い換えると、複数の車内通信線16A,16Bの中には、使用可能な帯域幅の異なる車内通信線16が含まれていてもよい。車内通信線16の使用可能な帯域幅は、ゲートウェイ10との通信における通信容量の制限(残容量)が考慮されてもよい。
この場合、DL制御部112は、車内通信線16の使用可能な帯域幅に応じた閾値Thを予め記憶しておく。そして、転送先のECU30が接続されている車内通信線16に対応した閾値Thを用いて、当該更新用プログラムの転送の可否を判断する。
このように、更新用プログラムの転送に用いる車内通信線16に応じた閾値Thを用いて当該更新用プログラムの転送の可否を判断することによって、転送に用いる車内通信線16の使用可能な帯域幅に応じて転送の可否を判断することができる。閾値Thを、車内通信線16を介した通信への負荷が大きい程度の指標値と設定しておくことで、車内通信線16を介した通信への負荷が大きい更新用プログラムの転送が許容されない。そのため、更新用プログラムの転送による車内通信線16への負荷を抑えることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、ゲートウェイ10が閾値Thを予め記憶している。しかしながら、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は、転送先のECU30に接続された車内通信線16に接続された1または複数のECU30の動作状況に応じて変化する。上記動作状況は、たとえば、車両1の走行速度、動作しているECU30の種類や数、1または複数のECU30の稼動レベル、その組み合わせ、などである。
たとえば、車両1の走行速度が速いときには、より多く情報が車内通信線16上でやり取りされるために、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は小さくなる。また、車両1の走行速度が速いときには車内通信線16に対して許容される最大占有率が低く設定されている場合があるため、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は小さくなる。
また、複数のECU30のうち稼動しているECU30の数が多くなるほど当該ECU30間でやり取りされる情報量が多くなるために、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は小さくなる。また、稼動しているECU30によって車内通信線16での通信量が異なる場合がある。通信量が多いECU30が稼動している場合には、車内通信線16上で多くの情報がやり取りされるために、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は小さくなる。
たとえば、1つのECU30または複数のECU30が協働して運転支援装機能を果たしている場合には、当該運転支援機能の支援レベルに応じて車内通信線16の通信量が異なる場合がある。通信量が高くなる支援レベルである場合には、車内通信線16上で多くの情報がやり取りされるために、更新用プログラムの転送に使用可能な車内通信線16の帯域幅は小さくなる。
そこで、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、転送先のECU30とともに車内通信線16に接続された1または複数のECU30の動作状況に応じて閾値Thが変更(決定)される。1または複数のECU30には、転送先のECU30が含まれてもよい。
第2の実施の形態にかかるゲートウェイ10のDL制御部112は、制御プログラムのサイズXと更新用プログラムのサイズΔXとの比率と、転送先のECU30とともに車内通信線16に接続された1または複数のECU30の動作状況と、に基づいて更新用プログラムの転送の可否を判断する。当該動作状況を考慮して転送の可否を判断するために、第2の実施の形態にかかるDL制御部112は、上記動作状況に基づいて閾値Thを変更する。
動作状況は流動的に変化する。そこで、第2の実施の形態にかかるDL制御部112は、更新用プログラムの指標値ΔX/Xが閾値Th以上より大きかった場合であっても、当該更新用プログラムが予め規定された保留条件を満たす場合には、更新用プログラムをECU30に転送しないと決定することを保留する。保留条件は、たとえば、当該更新用プログラムがダウンロード可能な状態とされた時点から所定期間内であること、当該更新用プログラムに対して転送するか否かの判断がなされた回数が所定回数以内であること、DLサーバ6に他のダウンロード対象の更新用プログラムがあること、これらの組み合わせ、などである。
DL制御部112は、一例として、動作状況と閾値Thとの対応関係を予め記憶しておく。そして、DL制御部112は、当該対応関係から、動作状況に応じた閾値Thを読み出す。他の例として、動作状況を表す指標をパラメータとした閾値Thの計算式を予め記憶していてもよい。そして、DL制御部112は、動作状況を表す指標の指標値を当該計算式に代入して、閾値Thを計算する。たとえば、動作状況を表す指標は車両1の走行速度であって、指標値として速度を計算式に代入する。
更新用プログラムの転送が許容されなかった場合、当該更新用プログラムは判断された時点ではDLサーバ6からのダウンロードが開始されずに、ダウンロード対象の更新用プログラムとしてDLサーバ6に保持される。この場合、DL制御部112は、当該更新用プログラムに対して、保留条件を満たす期間内に、再度、転送の可否を判断する。
動作状況は変化するため、閾値Thも変化する。そのため、いったん転送が許容されなかった場合であっても、その後の時点では閾値Thが変化することで、転送が許容される場合がある。この場合、その後の時点でDLサーバ6からのダウンロードが開始される。
[転送制御処理]
図7は、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおけるダウンロード制御処理の具体的な内容を表したフローチャートである。図7のフローチャートに表された処理もまた、ゲートウェイ10のCPU11が、記憶部13に記憶された1つまたは複数のプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって算出部111およびDL制御部112の機能を実現することで実行される。図7のフローチャートにおいて、図6のフローチャートと同じステップ番号が付された動作は内容が同じである。図6のフローチャートとは異なる点について説明する。
図7を参照して、CPU11は、更新用プログラムの転送の可否を判断する際に、その時点での動作状況に基づいて閾値Thを決定する(ステップS201)。そして、CPU11は、決定した閾値Thと指標値ΔX/Xとを比較する(ステップS105)。
指標値ΔX/Xが閾値Thより大きい場合(ステップS105でYES)、CPU11は、さらに、当該更新用プログラムが予め規定された保留条件を満たすか否かを判断する(ステップS203)。更新用プログラムが保留条件を満たす場合には(ステップS203でYES)、更新用プログラムを転送しないと決定することを保留する。この場合、当該更新用プログラムはその時点ではDLサーバ6からダウンロードされずに、DLサーバ6に保持される。そして、CPU11は、予め規定された所定期間の後、上記ステップS201からの動作を再度、実行する。
[第2の実施の形態の効果]
第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、先の判断時点で更新用プログラムの転送が許容されなかった場合であっても、更新用プログラムが所定の保留条件を満たす期間に、再度、転送の可否が判断される。当該プログラム更新システムでは、保留条件を満たす期間内に生じた、ECU30とともに車内通信線16に接続された1または複数のECU30の動作状況の変化に応じて閾値Thを変更する。その結果、指標値ΔX/Xが閾値Th以下となると、後の判断時点において当該更新用プログラムの転送が許容される。その場合、当該後の判断時点でDLサーバ6からのダウンロードが実行される。そのため、ユーザの利便性を向上させることができるとともに、通信負荷の増大やメモリの圧迫などのオンライン更新に関連する装置構成の負荷を回避して制御プログラムの更新が可能になる。
<変形例>
第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムにおいて、ECU30への更新用プログラムの転送は、DLサーバ6からゲートウェイ10への当該更新用プログラムのダウンロードに引き続いて行われる。そのため、転送が許容される場合にDLサーバ6からのダウンロードが開始され、転送が許容されない場合にはDLサーバ6からダウンロードが実行されない。言い換えると、第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、更新用プログラムの転送の可否の判断は、DLサーバ6からのダウンロードの可否の判断でもあり、転送の開始はダウンロードの開始に相当している。そのため、ゲートウェイ10は、DL制御処理(ステップS2)をDLサーバ6からECU30に更新用プログラムをダウンロードする前、すなわちステップS3の前に実行している(図5)。これにより、ゲートウェイ10の記憶部13に更新用プログラムが長期間保持されて、メモリを圧迫することを防止できる。
変形例にかかるプログラム更新システムでは、ECU30への更新用プログラムの転送は、DLサーバ6からゲートウェイ10への当該更新用プログラムのダウンロードと独立したタイミングに実行される。すなわち、ゲートウェイ10は、DLサーバ6から更新用プログラムをダウンロードして記憶部13に記憶しておき、記憶されている更新用プログラムについて、ECU30への転送の可否を判断する。言い換えると、変形例にかかるプログラム更新システムでは、ステップS3とステップS4との間にDL制御処理が実行される。
この場合、DL制御部112は、たとえば管理サーバ5から要求されたタイミングなどの所定のタイミングで、DLサーバ6からゲートウェイ10への更新用プログラムのダウンロードを実行する。そして、DL制御部112は、記憶された更新用プログラムについてECU30への転送の可否を判断し、その結果に従って転送を開始する。
変形例にかかるプログラム更新システムでは、ダウンロードと転送とを、それぞれ適切なタイミングで行うことができるため、効率的にオンライン更新を行うことができる。特に、第2の実施の形態にかかるプログラム更新システムでは、転送が許容されない場合であっても更新用プログラムが保留条件を満たす期間には、再度、転送の可否が判断される。この場合、変形例においてゲートウェイ10は、転送が許容されなかった更新用プログラムを記憶部13から破棄せず、保持しておく。これにより、再度行った判断の結果に従ってECU30に転送する際に、再度DLサーバ6からダウンロードすることなくECU30に更新用プログラムを転送することができる。そのため、更新用プログラムのDLサーバ6からECU30への転送全体を早めることにつながるとともに、不要な通信を抑えることができる。
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
上述の動作をコンピュータに実行させるための、1つ以上のソフトウェアモジュールの組み合わせであるプログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
2 広域通信網
4 車内ネットワーク
5 管理サーバ
6 DLサーバ
7 ユーザインタフェース装置
10 ゲートウェイ(中継装置)
15 無線通信部
16,16A,16B 車内通信線
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
14 車内通信部
30 ECU(車載制御装置)
31 CPU
32 RAM
33 記憶部
34 通信部
35 起動部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 記憶部
55 通信部
111 算出部
112 DL制御部(転送制御部)

Claims (9)

  1. 車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを中継する装置であって、
    サーバからダウンロードされる前記更新用プログラムを前記車載制御装置に転送する車内通信部と、
    前記制御プログラムのサイズに対する前記更新用プログラムのサイズの比率を示す指標値を算出する算出部と、
    算出された前記指標値に基づいて、前記車載制御装置に対する前記更新用プログラムの転送の可否を判断する転送制御部と、を備え
    前記転送制御部は、前記指標値が閾値以下の場合に前記転送を開始し、前記指標値が前記閾値より大きい場合には前記転送を開始しない、中継装置。
  2. 前記車内通信部は、前記車載制御装置と車内通信線を介して接続され、
    前記転送制御部は、前記車内通信線の使用可能な帯域幅に応じて前記閾値を変更する、請求項に記載の中継装置。
  3. 前記車内通信部は、前記車載制御装置と車内通信線を介して接続され、
    前記転送制御部は、前記車内通信線に接続された1または複数の車載制御装置の動作状況に応じて前記閾値を変更する、請求項に記載の中継装置。
  4. 前記転送制御部は、前記指標値が前記閾値より大きい場合には、前記更新用プログラムが所定の保留条件を満たす期間に、再度、前記動作状況に応じて前記閾値を変更して、前記転送の可否を判断する、請求項に記載の中継装置。
  5. 前記動作状況は、前記車載制御装置が搭載された車両の走行速度を含む、請求項または請求項に記載の中継装置。
  6. 前記車載制御装置には、ユーザインタフェース装置用の制御装置が含まれ、
    前記転送制御部は、前記転送を許容しない場合に前記ユーザインタフェース装置に前記転送が許容されないことの通知を行わせるための制御信号を前記制御装置に出力する、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の中継装置。
  7. 前記転送制御部は、前記車載制御装置に対する転送を許容する場合に限り、前記サーバに対するダウンロード要求を開始する、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の中継装置。
  8. 車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを中継する方法であって、
    サーバからダウンロードされる前記更新用プログラムを前記車載制御装置に転送するステップと、
    前記制御プログラムのサイズに対する前記更新用プログラムのサイズの比率を示す指標値を算出するステップと、
    算出された前記指標値に基づいて、前記車載制御装置に対する前記更新用プログラムの転送の可否を判断するステップと、を備え
    前記転送の可否を判断するステップにおいて、前記指標値が閾値以下の場合に前記転送を開始し、前記指標値が前記閾値より大きい場合には前記転送を開始しない、中継方法。
  9. 車載制御装置の制御プログラムの更新用プログラムを中継する装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    サーバからダウンロードされる前記更新用プログラムを前記車載制御装置に転送する車内通信部
    前記制御プログラムのサイズに対する前記更新用プログラムのサイズの比率を示す指標値を算出する算出部、及び、
    算出された前記指標値に基づいて、前記車載制御装置に対する前記更新用プログラムの転送の可否を判断する転送制御部、として機能させ
    前記転送制御部は、前記指標値が閾値以下の場合に前記転送を開始し、前記指標値が前記閾値より大きい場合には前記転送を開始しない、コンピュータプログラム。
JP2018541438A 2017-04-12 2018-01-18 中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム Active JP6620891B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078837 2017-04-12
JP2017078837 2017-04-12
PCT/JP2018/001410 WO2018189975A1 (ja) 2017-04-12 2018-01-18 中継装置、転送方法、およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018189975A1 JPWO2018189975A1 (ja) 2019-04-18
JP6620891B2 true JP6620891B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=63792433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018541438A Active JP6620891B2 (ja) 2017-04-12 2018-01-18 中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10970063B2 (ja)
JP (1) JP6620891B2 (ja)
CN (1) CN110494847B (ja)
DE (1) DE112018001985T5 (ja)
WO (1) WO2018189975A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135723B2 (ja) * 2015-08-20 2017-05-31 コベルコ建機株式会社 建設機械及びこれを備えたプログラム書き換えシステム
JP6930949B2 (ja) * 2018-08-02 2021-09-01 株式会社日立製作所 ソフトウェア配信システム、ソフトウェア配信サーバ、及びソフトウェア配信方法
JP7003975B2 (ja) * 2018-08-10 2022-01-21 株式会社デンソー 車両情報通信システム,センター装置及びセンター装置のメッセージ送信方法
JP7125374B2 (ja) * 2019-07-03 2022-08-24 本田技研工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN113392102A (zh) * 2020-03-12 2021-09-14 尼得科智动株式会社 网关装置和计算机可读介质

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6405309B1 (en) * 1999-06-18 2002-06-11 Phoenix Technologies Ltd. Method and apparatus for creating and deploying smaller Microsoft Windows applications for automatic configuration of a computing device
JP2001014335A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Yazaki Corp 地図検索指令システム
WO2005059862A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Hitachi, Ltd. 車載制御装置の情報更新方法と更新情報通信システム、および、車両搭載制御装置と情報管理基地局装置
JP2006119745A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Hitachi Ltd コンピュータシステム及びコンピュータシステムの制御方法
JP2010000636A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2011000894A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Fujitsu Ten Ltd 制御装置及び制御方法
JP5267598B2 (ja) * 2011-02-25 2013-08-21 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置のデータ書き換え支援システム及びデータ書き換え支援方法
JP5699691B2 (ja) * 2011-03-03 2015-04-15 日本電気株式会社 データ転送装置、ftサーバ、データ転送方法、及びプログラム
KR20120126678A (ko) * 2011-05-12 2012-11-21 삼성전자주식회사 내구성을 향상한 비휘발성 메모리 장치 및 그 동작방법
WO2013139010A1 (zh) * 2012-03-21 2013-09-26 华为技术有限公司 确认包的处理方法、设备及系统
US9800483B2 (en) * 2012-04-13 2017-10-24 CirrusWorks, Inc. Method and apparatus for dynamic bandwidth allocation for optimizing network utilization
KR101415900B1 (ko) * 2012-05-18 2014-07-08 신경민 고주파 열치료용 중첩형 바이폴라 전극
US9244673B2 (en) * 2012-06-08 2016-01-26 Apple Inc. System and method for updating application archive files
CN102799447B (zh) * 2012-06-19 2016-12-21 优视科技有限公司 移动终端内部软件的更新方法及系统
DE102012023648B4 (de) * 2012-12-03 2016-09-15 Audi Ag Verfahren und System zum Aktualisieren von einem Steuergerät eines Kraftwagens
CN103970554B (zh) * 2013-01-30 2017-07-18 广东美的制冷设备有限公司 一种家电产品功能升级的控制方法
KR101463604B1 (ko) * 2013-04-24 2014-11-20 주식회사 오비고 전자제어장치의 업데이트를 위한 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP6155888B2 (ja) * 2013-06-19 2017-07-05 株式会社リコー 通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム
JP5975964B2 (ja) * 2013-10-18 2016-08-23 富士通株式会社 情報処理プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理システム
CN104679530B (zh) * 2013-11-26 2017-12-29 英业达科技有限公司 服务器系统与固件更新方法
JP5768870B2 (ja) * 2013-12-25 2015-08-26 日本電気株式会社 プログラム配信装置及びプログラム配信方法、プログラム配信システム、並びにコンピュータ・プログラム
CN103677946B (zh) * 2013-12-30 2017-02-01 广州日滨科技发展有限公司 电梯设备控制程序的更新方法和系统
KR101575447B1 (ko) * 2014-02-06 2015-12-07 현대자동차주식회사 차량의 소프트웨어 업데이트 방법
CN103986792B (zh) * 2014-06-11 2015-05-27 腾讯科技(深圳)有限公司 一种群成员信息的同步方法、服务器,及系统
US9722781B2 (en) * 2014-07-09 2017-08-01 Livio, Inc. Vehicle software update verification
JP5997740B2 (ja) 2014-09-17 2016-09-28 クラリオン株式会社 車載機のオンライン更新方法
JP2016060407A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日産自動車株式会社 車両制御プログラム書換システム及び車両制御プログラム書換方法
WO2016121442A1 (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載制御装置、プログラム書き込み装置、プログラム生成装置及びプログラム
US9952851B2 (en) * 2015-03-10 2018-04-24 International Business Machines Corporation Intelligent mobile application update
JP6216730B2 (ja) * 2015-03-16 2017-10-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 ソフト更新装置、ソフト更新方法
JP6465403B2 (ja) * 2015-04-20 2019-02-06 コニカミノルタ株式会社 プリンタドライバ更新プログラム及びプリンタドライバ更新方法
US9841965B2 (en) * 2015-06-15 2017-12-12 Lear Corporation Centralized system for software updating vehicle components
EP3318448B1 (en) * 2015-06-30 2023-12-06 Hitachi Astemo, Ltd. Vehicle data rewrite control device and vehicle data rewrite authentication system
CN105068848B (zh) * 2015-08-28 2018-12-11 小米科技有限责任公司 系统升级方法及装置
JP6493150B2 (ja) 2015-10-22 2019-04-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法
WO2018185994A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 住友電気工業株式会社 制御装置、転送方法、およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN110494847B (zh) 2023-02-17
US20200034140A1 (en) 2020-01-30
US10970063B2 (en) 2021-04-06
WO2018189975A1 (ja) 2018-10-18
DE112018001985T5 (de) 2019-12-19
CN110494847A (zh) 2019-11-22
JPWO2018189975A1 (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6620891B2 (ja) 中継装置、中継方法、およびコンピュータプログラム
JP6519708B2 (ja) 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム
JP6376312B1 (ja) 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム
JP6361671B2 (ja) プログラム更新システム、プログラム更新方法、中継装置及びコンピュータプログラム
WO2018185994A1 (ja) 制御装置、転送方法、およびコンピュータプログラム
JP6525105B2 (ja) 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム
CN111034132B (zh) 控制设备、控制方法和计算机程序
US11288156B2 (en) Control apparatus, control method, and computer program
JP2017157003A5 (ja)
JP7207301B2 (ja) 更新制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム
CN110753905B (zh) 控制装置、控制方法和计算机程序
JPWO2019030984A1 (ja) 制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム
JP2019034652A (ja) 制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム
WO2018142749A1 (ja) 制御装置、プログラム更新方法、およびコンピュータプログラム
WO2019058652A1 (ja) 制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181105

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181105

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190823

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6620891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250