JP2022121301A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022121301000001
【課題】運転者がソフトウェアの更新および保留を選択することによる煩わしさを与えることなく、ソフトウェアの更新が正常に終了しない場合の運転者の利便性低下を抑制できる車両用制御装置を提供する。
【解決手段】ソフト更新部122によって、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合の車両の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否か判定され、前記状態下に置かれていないと判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新が実行され、前記状態下に置かれていると判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新が保留されるため、運転者に煩わしさを与えることなく、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しない場合の運転者の利便性低下を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両を制御するためのソフトウェアを更新することができる車両用制御装置に関する。
外部サーバから更新用ソフトウェアを受信し、記憶されたソフトウェアを受信された更新用ソフトウェアに更新するようにした車両用制御装置が知られている。特許文献1の車両用プログラム更新装置がそれである。特許文献1には、車両用制御装置として、ソフトウェアの更新の実行および保留を選択可能に構成したものが示され、また、外部サーバから車両用制御装置に対してソフトウェアの更新が正常に終了しない場合に利用不可となる車両機能に関するリスク情報が送信されることで、運転者がリスク情報を基にソフトウェアの更新の実行および保留を選択できるようにすることが提案されている。
特開2011-81604号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用プログラム更新装置では、運転者がリスク情報を基にソフトウェアの更新および保留を選択する必要があり、運転者に選択させることによる煩わしさを与える可能性ある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、運転者がソフトウェアの更新および保留を選択することによる煩わしさを与えることなく、ソフトウェアの更新が正常に終了しない場合の運転者の利便性低下を抑制できる車両用制御装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(a)車両用制御装置であって、(b)車両を制御するためのソフトウェアを記憶する記憶部と、(c)外部サーバから更新用ソフトウェアを受信する受信部と、(d)前記記憶部に記憶された前記ソフトウェアを前記受信部によって受信された前記更新用ソフトウェアに更新する更新部と、を備え、(e)前記更新部は、前記ソフトウェアの更新が正常に終了しないとした場合の前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否か判定し、前記状態下に前記車両が置かれていないと判定された場合には前記ソフトウェアの更新を実行し、前記状態下に前記車両が置かれていると判定された場合には前記ソフトウェアの更新を保留することを特徴とする。
第2発明の要旨とするところは、第1発明において、前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記車両を修理するための車両整備拠点まで前記車両を移動させるのに要する時間が、予め規定されている許容時間よりも長いか否かに基づいて判定し、前記時間が前記許容時間よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定することを特徴とする。
第3発明の要旨とするところは、第1発明において、前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記車両の現在位置から前記車両を修理するための車両整備拠点までの距離が、予め規定されている許容距離よりも長いか否かに基づいて判定し、前記距離が前記許容距離よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定することを特徴とする。
第4発明の要旨とするところは、第1発明において、前記車両を修理するに当たり、整備員を前記車両の位置に派遣することで修理できる場合には、前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記整備員が前記車両の位置まで到着するのに要する時間が、予め設定されている許容時間よりも長いか否かに基づいて判定し、前記時間が前記許容時間よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定することを特徴とする。
第5発明の要旨とするところは、第1発明から第4発明の何れか1において、前記更新部は、前記ソフトウェアの更新が必要な車両状態の場合には、前記ソフトウェアの更新を実行することを特徴とする。
第6発明の要旨とするところは、第1発明から第5発明の何れか1において、前記更新部は、前記更新用ソフトウェアの更新内容が前記車両の走行性能に影響のない場合には、前記ソフトウェアの更新を実行することを特徴とする。
第1発明によれば、更新部によって、ソフトウェアの更新が正常に終了しないとした場合の車両の修理に要する時間が長い状態下に車両が置かれているか否かが判定され、前記状態下に車両が置かれていないと判定された場合にはソフトウェアの更新が実行され、前記状態下に車両が置かれていると判定された場合にはソフトウェアの更新が保留されるため、運転者に煩わしさを与えることなく、ソフトウェアの更新が正常に終了しない場合の運転者の利便性低下を抑制することができる。
第2発明によれば、車両を車両整備拠点まで移動させるのに要する時間を算出することで、車両の修理に要する時間が長い状態下に車両が置かれているか否かを判定することができる。
第3発明によれば、車両の現在位置から車両整備拠点までの距離を算出することで、車両の修理に要する時間が長い状態下に車両が置かれているか否かを判定することができる。
第4発明によれば、整備員が車両の位置まで到着するのに要する時間を算出することで、車両の修理に要する時間が長い状態下に車両が置かれているか否かを判定することができる。
第5発明によれば、ソフトウェアの更新が必要な車両状態の場合には、ソフトウェアの更新が実行されることで、車両が正常な状態に復帰できる可能性が高まり、運転者の利便性が向上する。
第6発明によれば、更新用ソフトウェアの更新内容が車両の走行性能に影響のない場合には、更新が正常に終了しなかった場合であっても、車両の走行を継続することができる。このような場合には、ソフトウェアの更新が実行されることで、ソフトウェアの更新が正常に終了しない場合であっても通常の走行が可能になる。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する骨子図である。 図1の車両の各種制御を実行するシステム構成の概要を説明する図である。 車両の現在位置から車両整備拠点までの距離に基づく更新実施の判定のイメージ図であり、車両の現在位置と車両整備拠点との直線の距離が距離として設定される態様を示す図である。 車両の現在位置から車両整備拠点までの距離に基づく更新実施の判定のイメージ図であり、車両の現在位置から車両整備拠点までの走行経路に基づいて距離が設定される態様を示す図である。 車両用制御装置の制御作動の要部すなわち車両制御用ソフトウェアを更新するに当たって、その更新を実施するかの可否を判定することで、運転者に更新の可否を選択させることによる運転者の煩わしさをなくして運転者の利便性低下を抑制できる制御作動を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図である。車両10は、エンジン14と第1回転機MG1と第2回転機MG2とを備え、エンジン14および第2回転機MG2を走行用の駆動力源とするハイブリッド車両である。また、車両10は、エンジン14と駆動輪28との間の動力伝達経路上に、動力伝達装置12を備えている。動力伝達装置12は、非回転部材であるケース16内において共通の軸心上に直列に配設された、電気式無段変速部18および機械式有段変速部20等を備えている。電気式無段変速部18は、直接的に或いは図示しないダンパーなどを介して間接的にエンジン14に連結されている。機械式有段変速部20は、電気式無段変速部18の出力側に連結されている。また、動力伝達装置12は、機械式有段変速部20の出力回転部材である出力軸22に連結された差動歯車装置24、差動歯車装置24に連結された一対の車軸26等を備えている。
動力伝達装置12において、エンジン14や第2回転機MG2から出力される動力は、機械式有段変速部20へ伝達され、その機械式有段変速部20から差動歯車装置24等を介して車両10が備える駆動輪28へ伝達される。以下、電気式無段変速部18を無段変速部18といい、機械式有段変速部20を有段変速部20という。また、動力は、特に区別しない場合にはトルクや力も同意である。また、無段変速部18や有段変速部20等は上記共通の軸心に対して略対称的に構成されており、図1ではその軸心の下半分が省略されている。
エンジン14は、駆動トルクを発生することが可能な動力源として機能する機関であって、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の公知の内燃機関である。エンジン14は、車両10に備えられたスロットルアクチュエータや燃料噴射装置や点火装置等のエンジン制御装置50が制御されることによりエンジン14の出力トルクであるエンジントルクTeが制御される。
第1回転機MG1および第2回転機MG2は、電動機(モータ)としての機能および発電機(ジェネレータ)としての機能を有する回転電気機械であって、所謂モータジェネレータである。第1回転機MG1および第2回転機MG2は、各々、車両10に備えられたインバータ52を介して、車両10に備えられた蓄電装置としてのバッテリ54に接続されており、後述する走行用制御装置90によってインバータ52が制御されることにより、第1回転機MG1および第2回転機MG2の各々の出力トルクであるMG1トルクTgおよびMG2トルクTmが制御される。
無段変速部18は、第1回転機MG1と、エンジン14の動力を第1回転機MG1および無段変速部18の出力回転部材である中間伝達部材30に機械的に分割する動力分割機構としての差動機構32と、を備えている。中間伝達部材30には第2回転機MG2が動力伝達可能に連結されている。差動機構32は、シングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されており、遊星歯車装置のキャリアCA0には連結軸34を介してエンジン14が動力伝達可能に連結され、サンギヤS0には第1回転機MG1が動力伝達可能に連結され、リングギヤR0には第2回転機MG2が動力伝達可能に連結されている。無段変速部18は、第1回転機MG1の運転状態が制御されることにより差動機構32の差動状態が制御される電気式無段変速機である。なお、連結軸34には、エンジン14の動力によって駆動される機械式オイルポンプ58が接続されている。
有段変速部20は、無段変速部18と駆動輪28との間の動力伝達経路の一部を構成する機械式変速機構である。有段変速部20は、例えば第1遊星歯車装置36および第2遊星歯車装置38の複数組の遊星歯車装置と、ワンウェイクラッチF1を含む、クラッチC1、クラッチC2、ブレーキB1、ブレーキB2の複数の係合装置とを備え、複数のギヤ段(変速段)に変速可能な公知の遊星歯車式の自動変速機である。以下、クラッチC1、クラッチC2、ブレーキB1、およびブレーキB2については、特に区別しない場合は単に係合装置CBという。係合装置CBに供給される係合油圧PRcbは、車両10に備えられた油圧制御回路56によって各々制御される。有段変速部20は、アクセル操作量(アクセル開度θacc)や車速V等に基づいて変速すべきギヤ段が判断されると、そのギヤ段毎に予め定められた係合装置CBの係合パターンとなるように各係合装置CBの係合状態が切り替えられる。なお、油圧制御回路56には、機械式オイルポンプ58から吐出される作動油、または、図示しない電動オイルポンプから吐出される作動油が供給される。
図2は、図1の車両10の各種制御を実行するシステム構成の概要を説明する図である。車両10は、車両10の走行に関わる各種制御を主に実行する走行用制御装置90を備えている。走行用制御装置90は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を行う。走行用制御装置90は、必要に応じて駆動力源制御用、有段変速制御用など複数個に分けて構成される。
走行用制御装置90には、車両10に備えられた各種センサ等(例えばエンジン回転速度センサ60、出力回転速度センサ62、MG1回転速度センサ64、MG2回転速度センサ66、アクセル開度センサ68、スロットル弁開度センサ70、ブレーキペダルセンサ71、ステアリングセンサ72、ドライバ状態センサ73、Gセンサ74、ヨーレートセンサ76、バッテリセンサ78、油温センサ79、車両周辺情報センサ80、車両位置センサ81、外部ネットワーク通信用アンテナ82、ナビゲーションシステム83、運転支援設定スイッチ群84、シフトポジションセンサ85など)による検出値に基づく各種信号等(例えばエンジン回転速度Ne、車速Vに対応する出力回転速度No、第1回転機MG1の回転速度であるMG1回転速度Ng、AT入力回転速度Niと同値であるMG2回転速度Nm、運転者の加速操作の大きさを表す運転者のアクセル操作量であるアクセル開度θacc、電子スロットル弁の開度であるスロットル弁開度θth、ホイールブレーキを作動させる為のブレーキペダルが運転者によって操作されている状態を示す信号であるブレーキオン信号Bon、運転者によるブレーキペダルの踏込操作の大きさを表すブレーキ操作量Bra、車両10に備えられたステアリングホイールの操舵角θswおよび操舵方向Dsw、ステアリングホイールが運転者によって握られている状態を示す信号であるステアリングオン信号SWon、運転者の状態を示す信号であるドライバ状態信号Drv、車両10の前後加速度Gxおよび左右加速度Gy、車両10の鉛直軸まわりの回転角速度であるヨーレートRyaw、バッテリのバッテリ温度THbatやバッテリ充放電電流Ibatやバッテリ電圧Vbat、作動油の温度である作動油温THoil、車両周辺情報Iard、位置情報Ivp、通信信号Scom、ナビ情報Inavi、自動運転制御やクルーズ制御等の運転支援制御における運転者による設定を示す信号である運転支援設定信号Sset、車両10に備えられたシフトレバーの操作ポジションPOSshなど)が、それぞれ供給される。
走行用制御装置90からは、車両10に備えられた各装置(例えばエンジン制御装置50、インバータ52、油圧制御回路56、外部ネットワーク通信用アンテナ82、ホイールブレーキ装置86、操舵装置88、情報周知装置89など)に各種指令信号(例えばエンジン14を制御する為のエンジン制御指令信号Se、第1回転機MG1および第2回転機MG2を各々制御する為の回転機制御指令信号Smg、係合装置CBの作動状態を制御する為の油圧制御指令信号Sat、通信信号Scom、ホイールブレーキによる制動トルクを制御する為のブレーキ制御指令信号Sbra、車輪(特には前輪)の操舵を制御する為の操舵制御指令信号Sste、運転者に警告や報知を行う為の情報周知制御指令信号Sinfなど)が、それぞれ出力される。
走行用制御装置90は、車両10の走行に関連する各種制御を実現するために、さらに、AT変速制御手段すなわちAT変速制御部94、ハイブリッド制御手段すなわちハイブリッド制御部95、および運転制御手段すなわち運転制御部96を備えている。
AT変速制御部94は、予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された関係すなわち予め定められた関係である、不図示のATギヤ段変速マップを用いて有段変速部20の変速判断を行い、必要に応じて有段変速部20の変速制御を実行する。ATギヤ段変速マップは、例えば車速Vおよび要求駆動力Frdemを変数とする二次元座標上に、有段変速部20の変速が判断される為の変速線を有する所定の関係である。
ハイブリッド制御部95は、エンジン14の作動を制御するエンジン制御手段すなわちエンジン制御部としての機能と、インバータ52を介して第1回転機MG1および第2回転機MG2の作動を制御する回転機制御手段すなわち回転機制御部としての機能を含んでおり、それら制御機能によりエンジン14、第1回転機MG1、および第2回転機MG2によるハイブリッド駆動制御等を実行する。ハイブリッド制御部95は、予め定められた関係である例えば駆動要求量マップにアクセル開度θaccおよび車速Vを適用することで駆動要求量としての駆動輪28における要求駆動力Frdem[N]を算出する。前記駆動要求量としては、要求駆動力Frdemの他に、駆動輪28における要求駆動トルクTrdem[Nm]、駆動輪28における要求駆動パワーPrdem[W]、出力軸22における要求AT出力トルク等を用いることもできる。
また、ハイブリッド制御部95は、例えば無段変速部18を無段変速機として作動させる場合、エンジン最適燃費点等を考慮して、要求駆動パワーPrdemを実現するエンジンパワーPeが得られるエンジン回転速度NeとエンジントルクTeとなるように、エンジン14を制御すると共に第1回転機MG1の発電電力Wgを制御することで、無段変速部18の無段変速制御を実行して無段変速部18の変速比γ0を変化させる。
また、ハイブリッド制御部95は、走行モードとして、モータ走行モード或いはハイブリッド走行モードを走行状態に応じて選択的に成立させる。例えば、ハイブリッド制御部95は、要求駆動パワーPrdemが予め定められた閾値よりも小さなモータ走行領域にある場合には、モータ走行モードを成立させる一方で、要求駆動パワーPrdemが予め定められた閾値以上となるハイブリッド走行領域にある場合には、ハイブリッド走行モードを成立させる。
運転制御部96は、車両10の運転制御として、運転者の運転操作に基づいて走行する手動運転制御と、運転者の運転操作に因らず車両10の運転制御を自動的に行うことで走行する自動運転制御、例えば運転者により入力された目的地や地図情報などに基づいて自動的に目標走行状態を設定し、その目標走行状態に基づいて加減速と操舵とを自動的に行うことで走行する自動運転制御とを行うことができる。運転制御部96は、運転者によって運転支援設定スイッチ群84における自動運転選択スイッチが操作されて自動運転が選択されている場合には、自動運転モードを成立させて自動運転制御を実行する。
車両10は、更に、送受信機100、第1ゲートウェイECU110、無線更新用制御装置120、第2ゲートウェイECU140、およびコネクタ150等を備えている。
送受信機100は、車両10とは別の外部装置である外部サーバ200と通信する機器である。送受信機100は、無線通信を介して外部サーバ200と接続されている。
第1ゲートウェイECU110は、送受信機100と接続されている。第1ゲートウェイECU110は、外部サーバ200から無線通信を介して送信される複数種類の新ソフトウェア202を必要に応じて送受信機100を用いて受信するデータ受信部112と、受信した複数種類の新ソフトウェア202を無線更新用制御装置120に送信するデータ送信部114とを、機能的に備えている。なお、データ受信部112が、本発明の受信部に対応している。
無線更新用制御装置120は、車両10において、複数種類の車両制御用ソフトウェア92の更新を統括する制御装置である。無線更新用制御装置120は、第1ゲートウェイECU110から送信された複数種類の新ソフトウェア202を用いて、第1記憶部98に記憶された複数種類の車両制御用ソフトウェア92の一部または全部を更新する(書き替える)。
第1ゲートウェイECU110および無線更新用制御装置120は、各々、走行用制御装置90と同様のハード構成を備えて構成されており、例えば車両10とは別の外部装置である外部サーバ200から無線通信を介して新ソフトウェア202を受信し、受信した新ソフトウェア202を用いて、走行用制御装置90に備えられた書替可能なROM等の第1記憶部98に記憶された複数種類の車両制御用ソフトウェア92の更新(書替)処理を行う機能を有している。車両制御用ソフトウェア92は、走行用制御装置90による車両10の複数種類の制御に用いられるソフトウェアである。すなわち、走行用制御装置90は、第1記憶部98に記憶された車両10を制御するための車両制御用ソフトウェア92を、随時書替可能に構成されている。車両制御用ソフトウェア92は、例えば車両10の制御手順が定められた複数種類の車両制御用プログラム92P、および車両制御用プログラム92Pに従って車両10を制御するときに用いられる複数種類の制御用データ92Dを含んでいる。なお、第1記憶部98が、本発明の車両を制御するためのソフトウェアを記憶する記憶部に対応している。また、走行用制御装置90、第1ゲートウェイECU110、および無線更新用制御装置120を含んで、車両用制御装置180が構成される。
第2ゲートウェイECU140についても、走行用制御装置90と同様のハード構成を備えて構成されている。第2ゲートウェイECU140は、コネクタ150と接続されており、コネクタ150を介して接続される外部書替装置160を用いて、複数種類の車両制御用ソフトウェア92を書き替える為のものである。なお、車両10と外部書替装置160とは、コネクタ150を介して有線にて接続可能に構成されているが、無線にて接続可能に構成されても良い。
コネクタ150は、車両10とは別の外部装置である外部書替装置160を接続する為のものである。コネクタ150は、公知の規格によって形状や電気信号が定められている。コネクタ150は、故障診断装置を接続するコネクタとして用いることも可能である。
外部書替装置160は、車内通信網に直接的に接続され、走行用制御装置90などと同様に、車内通信網を流れるCAN(Controller Area Network)フレームを受信したり、車内通信網にCANフレームを送信したりすることができる。
外部サーバ200は、車両10の外部のネットワークに接続されたシステムである。外部サーバ200は、配信される新ソフトウェア202を記憶している。外部サーバ200は、必要に応じて新ソフトウェア202を車両10に送信する。外部サーバ200は、複数種類の新ソフトウェア202を配信するソフト配信センターとして機能する。複数種類の新ソフトウェア202は、対応する車両制御用ソフトウェア92を更新(書替)対象とするソフトウェアである。複数種類の新ソフトウェア202は、例えば対応する車両制御用プログラム92Pを更新(書替)対象とする複数種類の新プログラム202P、および対応する制御用データ92Dを更新(書替)対象とする複数種類の新データ202Dを含んでいる。新プログラム202Pは、現在の車両制御用プログラム92Pを新プログラム202Pを用いて更新した(書き替えた)後の車両制御用プログラム92P、すなわち更新後プログラム92Prとなるものである。新データ202Dは、現在の制御用データ92Dを新データ202Dを用いて更新した後の制御用データ92D、すなわち更新後データ92Drとなるものである。
無線更新用制御装置120は、複数種類の車両制御用ソフトウェア92の更新を実現するために、ソフト更新手段すなわちソフト更新部122および書替可能なROM等の第2記憶部124を備えている。なお、ソフト更新部122が、本発明の更新部に対応している。
ソフト更新部122は、第2記憶部124に記憶されておらず、車両10に対して配信される新ソフトウェア202が外部サーバ200に存在するか否かを判定する。ソフト更新部122は、車両10に対して配信される新ソフトウェア202が外部サーバ200に存在すると判定した場合には、その新ソフトウェア202を外部サーバ200から無線通信を介して受信する、つまりダウンロードする指令を第1ゲートウェイECU110へ出力する。ソフト更新部122は、第1ゲートウェイECU110が外部サーバ200から受信した新ソフトウェア202を更新用ソフトウェア126として第2記憶部124に記憶させる。更新用ソフトウェア126は、第2記憶部124に記憶された新ソフトウェア202である。更新用ソフトウェア126は、第2記憶部124に記憶された新プログラム202Pである更新用プログラム126Pおよび第2記憶部124に記憶された新データ202Dである更新用データ126Dを含んでいる。
ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92を更新する(書き替える)必要がある新ソフトウェア202つまり更新用ソフトウェア126が、無線更新用制御装置120つまり第2記憶部124にあるか否かを判定する。ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92を更新する必要がある更新用ソフトウェア126が第2記憶部124にあると判定した場合には、第2記憶部124に記憶された更新用ソフトウェア126を用いて、更新対象すなわち書替対象となる車両制御用ソフトウェア92(車両制御用プログラム92Pまたは制御用データ92D)を更新用ソフトウェア126に更新する。
前記車両制御用プログラム92Pは、例えばハイブリッド制御部95によるエンジン14の制御に用いられるエンジン制御用プログラムであるエンジン用プログラム92Peg、ハイブリッド制御部95による第1回転機MG1の制御に用いられる第1回転機制御用プログラムであるMG1用プログラム92Pm1、ハイブリッド制御部95による第2回転機MG2の制御に用いられる第2回転機制御用プログラムであるMG2用プログラム92Pm2、AT変速制御部94による有段変速部20の制御に用いられる自動変速機制御用プログラムであるAT用プログラム92Patなどを含んでいる。
制御用データ92Dは、例えば、有段変速部20の変速が判断される為の複数種類の変速線SH、モータ走行モードとハイブリッド走行モードとの間の走行領域の境界が規定される走行領域切替線CHt、車両10の制御に用いられる制御値Sct、制御値Sctの学習制御による学習値としての補正値または補正量を制限する制限値GDなどを含んでいる。制御値Sctは、例えばエンジン制御指令信号Se、回転機制御指令信号Smg、油圧制御指令信号Sat、ブレーキ制御指令信号Sbra、操舵制御指令信号Ssteなどに基づく各種指令値である。また、制御値Sctは、例えば、AT変速制御部94による有段変速部20の変速制御の過渡中において作動状態が切り替えられる係合装置CBの係合圧を変化させるように制御される油圧制御指令信号Satとしての係合圧指令値を含む。また、AT変速制御部94は、例えば有段変速部20の変速制御における変速ショックを抑制しつつ変速時間が適切になるように、係合圧指令値を学習制御によって補正する。ここで、制限値GDは、例えば前記学習制御による制御値Sctの変化が大き過ぎないように制限する為の予め定められたガード値であり、異なる制御値Sct毎に予め定められている。
上述したように、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92を更新する必要が生じると、更新用ソフトウェア126を用いて更新対象である車両制御用ソフトウェア92の更新処理を行うが、何らかの理由によって更新が正常に終了しない場合がある。このとき、運転者による車両10の正常復帰が困難になると、車両10を牽引車等で車両整備拠点BSに移動させる必要が生じるなど、運転者の利便性が低下する可能性がある。これに対して、車両制御用ソフトウェア92を書き替えるに当たって、車両制御用ソフトウェア92を更新するか否かが選択可能に構成され、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しない場合に利用不可となる車両機能に関するリスク情報が予め送信されることで、運転者がリスク情報を基に車両制御用ソフトウェア92の更新の実行および保留を選択できるようにすることが提案されている。しかしながら、運転者が車両制御用ソフトウェア92を更新するか否か選択する必要があるため、運転者に煩わしさを与えるという問題が生じる。
そこで、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92を更新する必要が生じたとき、その車両制御用ソフトウェア92を更新するか否かを判定する制御機能を備えている。ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92を書き替える必要が生じたとき、その車両制御用ソフトウェア92の更新を実施するか否かを、車両状態、車両制御用ソフトウェア92の更新内容、車両制御用ソフトウェア92の更新内容が走行性能に影響のあるものか否か、更新が正常に終了しないとした場合に運転者の利便性の低下が大きいか否か、などに基づいて判定する。
ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新の必要性が低い車両状態であるか否かを判定し、更新の必要性が低い車両状態である場合には更新を不可と判定する。ソフト更新部122は、例えば車両10の機能が損なわれており、車両制御用ソフトウェア92を更新することで正常な状態に復帰できる場合には、更新の必要性が低い車両状態とはいえない、すなわち更新が必要な車両状態と判定し、車両制御用ソフトウェア92の更新を実行する。
また、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新内容が更新の必要性の低い内容であるか否かを判定し、更新の必要性の低い内容である場合には更新を不可と判定する。ソフト更新部122は、例えば更新内容に付随した情報や更新必要性の指標から更新の必要性を判断し、更新の必要性が低いと判断される場合には更新を不可と判定する。具体的には、ソフト更新部122は、更新内容に付随した情報より更新内容が車両10の利便性を向上するものであったり、運転者の運転履歴等に基づくと使用頻度の低い車両制御用ソフトウェア92の更新であると判断された場合には更新を不可と判定する。
また、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新内容が車両10の走行性能に影響のある内容であるか否かを判定し、走行性能に影響のある更新の場合には更新を不可と判定する。ソフト更新部122は、例えばエンジン14や有段変速部20に関わる車両制御用ソフトウェア92の更新など、更新処理が正常に終了しなかった場合に走行が困難になる可能性のある更新の場合には、走行性能に影響のある更新と判断し更新を不可と判定する。一方、ソフト更新部122は、例えばオーディオなど走行性能への影響がなく、更新が正常に終了しなかった場合であっても、少なくとも退避走行が可能な更新の場合には車両制御用ソフトウェア92の更新を実行する。
また、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合に運転者の利便性の低下が大きいか否かに基づいて車両制御用ソフトウェア92の更新を行うか否かを判定する。具体的には、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合の修理に要する時間Tre(以下、必要時間Tre)が長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定し、前記状態下に車両10が置かれていないと判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新を可能と判定する一方で、前記状態下に車両10が置かれていると判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新を不可と判定する。ここでいう車両10の修理は、車両制御用ソフトウェア92の修復や車両用制御装置180の交換などである。
前記必要時間Treは、車両10を現在位置から車両整備拠点BSまで移動させ、修理を実施可能な状態とするのに要する時間を含む。車両整備拠点BSとは、例えば車両販売店(ディーラー)や車両整備工場などが該当する。車両10を現在位置から車両整備拠点BSまで移動させるのに要する時間は、車両10から車両整備拠点BSまでの距離Lに比例して増加する。すなわち、車両10の現在位置から車両整備拠点BSまでの距離Lが長くなるほど、車両10の修理に要する必要時間Treも長くなる。
そこで、ソフト更新部122は、必要時間Treの関連値である車両10の現在位置から車両整備拠点BSまでの距離Lが、予め規定されている判定閾値である許容距離Lcriよりも長いか否かに基づいて、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定することができる。ソフト更新部122は、距離Lが許容距離Lcriよりも長い場合には、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていると判定し、車両制御用ソフトウェア92の更新を不可と判定する。一方、ソフト更新部122は、距離Lが許容距離Lcri以下の場合には、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていないと判定し、車両制御用ソフトウェア92の更新を可能と判定する。許容距離Lcriは、予め実験的または設計的に規定され、車両10を許容距離Lcriだけ移動させたときに要する時間等を考慮して設定されている。
また、車両10において車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しなかった場合に車両10が自走困難になる可能性がある場合には、牽引車等で車両10を車両整備拠点BSまで移動させる必要があることから、距離Lについて、牽引車等が車両10の位置まで移動する距離も考慮される。一方、車両10が自走可能な状態であっても、例えばギヤ段が低速ギヤ段に制限されたり車速Vが制限されたりするなど車両10の走行が制限される場合には、その車両10の制限状態を考慮して許容距離Lcriが変更されても構わない。例えば、車両10の走行が制限されるほど許容距離Lcriが短い値に変更される。
図3および図4は、車両の現在位置から車両整備拠点BSまでの距離Lに基づく更新実施の判定のイメージ図である。図3は、車両の現在位置から車両整備拠点BSまでの直線の距離が距離Lとして設定される態様を示し、図4は、車両の現在位置から車両整備拠点BSまでの間の走行経路Rに基づいて距離Lが設定される態様を示している。なお、図3、4については、牽引車で車両を移動させる必要がある場合の、牽引車と車両との距離については考慮されていない。
図3において、車両Aから車両整備拠点BSまでの直線の距離Laが15km程度となっており、車両Bから車両整備拠点BSまでの直線の距離Lbが20km程度となっている。図3において、判定閾値である許容距離Lcriが、例えば18km程度であった場合、車両Aでは距離Laが許容距離Lcriよりも短いことから、必要時間Treが長い状態下に車両Aが置かれていないと判定され、車両制御用ソフトウェア92の更新が可能と判定される。一方、車両Bでは距離Lbが許容距離Lcriよりも長いことから、必要時間Treが長い状態下に車両Bが置かれていると判定され、車両制御用ソフトウェア92の更新が不可と判定される。
また、図4に示すように、車両の現在位置から車両整備拠点BSまでの走行経路Rから距離Lを算出し、算出された距離Lが許容距離Lcriよりも長いか否かに基づいて、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両が置かれているか否かを判定することができる。走行経路Rに基づく距離Lは、例えばナビゲーションシステム83に記憶されている地図情報等から車両整備拠点BSまでの適切な走行経路Rが検索され、その走行経路Rに基づいて距離Lが求められる。
図4において、車両整備拠点BSと車両Aとの直線の距離は15km程度であるものの、検索された走行経路Raに基づく距離Laが25km程度となっている。また、車両整備拠点BSと車両Bとの間は走行経路Rbが略直線となっており、走行経路Rbに基づく距離Lbについても20km程度となっている。ここで、許容距離Lcriの値が20km~25kmの間の値(例えば22km)に設定されている場合、図4の車両Aでは距離Laが許容距離Lcriよりも長いことから、必要時間Treが長い状態下に車両Aが置かれていると判定され、車両制御用ソフトウェア92の更新が不可と判定される。一方、車両Bでは距離Lbが許容距離Lcriよりも短いことから、必要時間Treが長い状態下に車両Bが置かれていないと判定され、車両制御用ソフトウェア92の更新が可能と判定される。
また、ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合において、車両10の修理に要する必要時間Treを予測的に算出し、算出された必要時間Treが予め規定されている許容時間Tcriよりも長いか否かに基づいて、車両10修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定することもできる。例えば、必要時間Treが許容時間Tcriよりも長い場合に、必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていると判定され、必要時間Treが許容時間Tcri以下の場合に、必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていないと判定することもできる。許容時間Tcriは、予め実験的または設計的に求められ、例えば、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了せず、車両10を修理する必要が生じた場合において、運転者が利便性の低下が大きいと感じる時間の閾値に設定されている。なお、許容時間Tcriは、運転者によってそれぞれ異なるため、予め運転者によって設定できるようになっていても構わない。
また、運転者が利便性の低下が大きいと感じる時間は、車両10を車両整備拠点BSに移動させるのに要する時間が大きく影響するため、本実施例では、車両10を修理するための車両整備拠点BSまで車両10を移動させるのに要する時間が必要時間Treとして設定される。なお、必要時間Treについて、これまでの修理の作業履歴等から実際の修理に要する作業時間を概ね把握できる場合には、その作業時間を考慮に入れても構わない。
ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しなかった場合であっても車両10を自走で車両整備拠点BSまで移動できる場合には、車両10から車両整備拠点BSまでの距離Lを車両10の車速Vで除算することにより、必要時間Treを算出する。このとき、ナビゲーションシステム83に記憶されている地図情報やナビ情報Inavi等から把握される、車両10から車両整備拠点BSまでの道路の状態を考慮し、車速Vを車両整備拠点BSまでの経路に応じて適宜変更し、必要時間Treを厳密に算出することもできる。また、車両10を自走で車両整備拠点BSまで移動できる場合であっても、車速Vが制限されたり有段変速部20のギヤ段が制限されたりして車両10の走行が制限される場合には、車両10の走行の制限に応じて車速Vが適宜変更される。ソフト更新部122は、必要時間Treを算出すると、必要時間Treが前記許容時間Tcriよりも長い場合に、必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていると判定し、必要時間Treが許容時間Tcri以下の場合に、必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていないと判定する。
ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合において牽引車で車両10を車両整備拠点BSまで移動させる必要が生じる場合には、牽引車が車両10の位置まで移動するのに要する時間T1および牽引車が車両10を牽引して車両整備拠点BSまで移動させるのに要する時間T2の和(T1+T2)を、必要時間Treとして算出する。このとき、牽引車が車両10の位置まで移動させるときは牽引車の通常走行時の車速V1に基づいて時間T1が算出され、車両10を牽引した状態で車両整備拠点BSまで移動するときは牽引車が車両10を牽引した状態での車速V2に基づいて時間T2が算出される。
また、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合に車両10を修理するに当たって、車両10を車両整備拠点BSまで移動させる必要がなく、整備員(エンジニア)を車両10の位置まで派遣して現地で修理することができる場合がある。このような場合には、整備員が車両10の位置まで到着するのに要する時間が、車両10を修理するのに要する必要時間Treとして設定され、この必要時間Treが許容時間Tcriよりも長いか否かに基づいて、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否かが判定される。ソフト更新部122は、整備員が車両10の位置まで到着するのに要する必要時間Treを算出し、算出された必要時間Treが許容時間Tcriよりも長い場合に、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていると判定する。また、整備員の現在位置から車両10の位置までの距離Lが前記許容距離Lcriよりも長いか否かに基づいて、修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定するものであっても構わない。
ソフト更新部122は、車両制御用ソフトウェア92の更新の必要性が低い車両状態であり、且つ、更新の必要性が低い更新内容であり、且つ、更新内容が車両10の走行性能に影響のあるものであり、且つ、車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていると判定された場合、車両制御用ソフトウェア92の更新を保留する。一方で、ソフト更新部122は、ソフト更新部122によって、更新の必要性が高い車両状態である、更新の必要性が高い更新内容である、車両10の走行性能に影響の低い更新内容である、および車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれていない、の何れか1つを満たした場合、車両制御用ソフトウェア92を更新する。
図5は、車両用制御装置180の制御作動の要部すなわち車両制御用ソフトウェア92を更新するに当たって、その更新を実施するかの可否を判定することで、運転者に更新の可否を選択させることによる運転者の煩わしさをなくして運転者の利便性低下を抑制できる制御作動を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、外部サーバ200から更新用ソフトウェア126を受信する毎に実行される。
先ず、ソフト更新部122の制御機能に対応するステップ(以下、ステップを省略)S10では、更新用ソフトウェア126を更新する必要性が低い車両状態であるか否かが判定される。S10の判定が否定された場合には、ソフト更新部122の制御機能に対応するS60に進み、更新用ソフトウェア126の更新が実行される。S10の判定が肯定される場合には、ソフト更新部122の制御機能に対応するS20において、更新用ソフトウェア126が更新必要性の低い更新内容であるか否かが判定される。S20の判定が否定される場合、S60に進み、更新用ソフトウェア126の更新が実行される。S20の判定が肯定される場合、ソフト更新部122の制御機能に対応するS30において、更新用ソフトウェア126が走行性能に影響のある更新であるか否かが判定される。S30の判定が否定される場合、S60に進み、更新用ソフトウェア126の更新が実行される。S30の判定が肯定される場合、ソフト更新部122の制御機能に対応するS40において、更新用ソフトウェア126の更新が正常に終了しなかった場合において車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否かが判定される。S40の判定が否定される場合、S60に進み、更新用ソフトウェア126の更新が実行される。S40の判定が肯定される場合、車両10の修理に要する必要時間Treが長くなると判定され、ソフト更新部122の制御機能に対応するS50において、更新用ソフトウェア126の更新が保留される。
上述のように、本実施例によれば、ソフト更新部122によって、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合の車両10の修理に要する必要時間Treが長い状態下に車両10が置かれているか否か判定され、前記状態下に車両10が置かれていないと判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新が実行され、前記状態下に車両10が置かれていると判定された場合には車両制御用ソフトウェア92の更新が保留されるため、運転者に煩わしさを与えることなく、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しないとした場合の運転者の利便性低下を抑制することができる。
また、本実施例によれば、車両10を車両整備拠点BSまで移動させるのに要する時間を算出することで、車両10の修理に要する時間が長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定することができる。また、本実施例によれば、車両10の現在位置から車両整備拠点BSまでの距離Lを算出することで、車両の修理に要する時間が長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定することができる。また、整備員が車両10の位置まで到着するのに要する時間を算出することで、車両10の修理に要する時間が長い状態下に車両10が置かれているか否かを判定することができる。また、車両制御用ソフトウェア92の更新が必要な車両状態の場合には、車両制御用ソフトウェア92の更新が実行されることで、車両10が正常な状態に復帰できる可能性が高まり、運転者の利便性が向上する。また、更新用ソフトウェア126の更新内容が車両10の走行性能に影響のない場合には、更新が正常に終了しなかった場合であっても、車両10の走行を継続することができる。このような場合には、車両制御用ソフトウェア92の更新が実行されることで、車両制御用ソフトウェア92の更新が正常に終了しない場合であっても通常の走行が可能になる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例において、図5に示すフローチャートの順番を矛盾のない範囲で適宜変更して実施しても構わない。例えば、S40の順番は、必ずしもS10~S30の下である必要はなく、S40がS10~S30に優先して実行されてもよく、もしくは、S10とS20の間でS40が実行されても構わない。
また、前述の実施例では、更新用ソフトウェア126を更新するか否かを、車両10の修理に要する時間が長い状態下に車両10が置かれているか否かに加えて、さらに、更新必要性が低い車両状態か否か、更新必要性が低い更新内容か否か、および更新内容が走行性能に影響のあるものか否か、に基づいても判定されていたが、これらの要件は必ずしも必須ではなく、これらのうちの少なくとも1つが省略されて実施されるものであっても構わない。
また、前述の実施例では、車両10の修理に要する必要時間Treを、車両10を車両整備拠点BSまで移動させるのに要する時間、または、整備員が車両10に到着するのに要する時間として算出するものであったが、修理の作業履歴等から実際の修理に要する作業時間を把握できる場合には、その時間を必要時間Treに加えて実施しても構わない。さらに、車両整備拠点BSの整備状況についても把握できる場合には、車両整備拠点BSで車両10の修理に取りかかるまでの待機時間等を考慮して実施しても構わない。
また、前述の実施例では、車両10は、無段変速部18および有段変速部20が直列に接続された動力伝達装置12を備えて構成されるものであったが、本発明の車両の構造は必ずしもこれに限定されない。例えば、エンジンと回転機とが差動機構32等を介することなく直接接続され、エンジンおよび回転機と駆動輪との間に有段変速機が設けられるものであっても構わない。また、必ずしも有段変速機に限定されず、ベルト式の無段変速機などであっても構わない。
また、前述の実施例では、車両10は、エンジン14および第2回転機MG2を駆動力源とするハイブリッド車両であったが、本発明は必ずしもハイブリッド車両に限定されない。例えば、エンジン14のみを駆動力源とする車両であってもよく、回転機のみを駆動力源とする電気自動車であっても構わない。すなわち、本発明は、車両の駆動力源や駆動形式等は特に限定されない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
92:車両制御用ソフトウェア(ソフトウェア)
98:第1記憶部(記憶部)
112:データ受信部(受信部)
122:ソフト更新部(更新部)
126:更新用ソフトウェア
180:車両用制御装置
BS:車両整備拠点
L:距離(車両整備拠点までの距離)
Lcri:許容距離
Tre:必要時間(車両の修理に要する時間、車両整備拠点まで車両を移動させるのに要する時間、整備員が車両の位置まで到着するのに要する時間)
Tcri:許容時間

Claims (6)

  1. 車両用制御装置であって、
    車両を制御するためのソフトウェアを記憶する記憶部と、
    外部サーバから更新用ソフトウェアを受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶された前記ソフトウェアを前記受信部によって受信された前記更新用ソフトウェアに更新する更新部と、を備え、
    前記更新部は、前記ソフトウェアの更新が正常に終了しないとした場合の前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否か判定し、前記状態下に前記車両が置かれていないと判定された場合には前記ソフトウェアの更新を実行し、前記状態下に前記車両が置かれていると判定された場合には前記ソフトウェアの更新を保留する
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記車両を修理するための車両整備拠点まで前記車両を移動させるのに要する時間が、予め規定されている許容時間よりも長いか否かに基づいて判定し、前記時間が前記許容時間よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定する
    ことを特徴とする請求項1の車両用制御装置。
  3. 前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記車両の現在位置から前記車両を修理するための車両整備拠点までの距離が、予め規定されている許容距離よりも長いか否かに基づいて判定し、前記距離が前記許容距離よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定する
    ことを特徴とする請求項1の車両用制御装置。
  4. 前記車両を修理するに当たり、整備員を前記車両の位置に派遣することで修理できる場合には、前記更新部は、前記車両の修理に要する時間が長い状態下に前記車両が置かれているか否かを、前記整備員が前記車両の位置まで到着するのに要する時間が、予め設定されている許容時間よりも長いか否かに基づいて判定し、前記時間が前記許容時間よりも長い場合に、前記状態下に前記車両が置かれていると判定する
    ことを特徴とする請求項1の車両用制御装置。
  5. 前記更新部は、前記ソフトウェアの更新が必要な車両状態の場合には、前記ソフトウェアの更新を実行する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1の車両用制御装置。
  6. 前記更新部は、前記更新用ソフトウェアの更新内容が前記車両の走行性能に影響のない場合には、前記ソフトウェアの更新を実行する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1の車両用制御装置。
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