JPWO2018135480A1 - 反転装置 - Google Patents

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Abstract

中間位置の位置合わせを行うことなく、容易に板状建材を反転できる反転装置を提供する。反転装置1は二台一組で用いられる。駆動輪8a、従動輪8bを備えた台車8の上に昇降駆動部6が設けられている。長手方向に貫通孔が形成された板状建材を保持する保持部2は回転駆動部4の回転軸4aを中心に回転駆動可能に取り付けられている。保持部2は間隔調節可能に配置されたスライダー2aと、このスライダー2aから平行に延びるフォーク2bから構成されている。回転駆動部4は昇降駆動部6により昇降駆動される。回転駆動部4、昇降駆動部6及び台車8の駆動輪8aは、外部から受信機22に送信される無線制御信号により独立に制御される。

Description

本発明は、セメントパネル等の中空の板状建材の反転装置に関するものである。
近年、オフィスビル等の外壁には、押出成形セメント板と称されるセメントパネルが多く用いられている。このセメントパネルは、軽量である上、耐火性、遮音性等に優れている。
これらセメントパネルの裏面には、梁などの骨材に対して設置するための金具を予め取り付けておく必要がある。セメントパネルは、複数枚を積み上げた状態で運搬されるので、上記の金具は、現場で取り付けられるのが一般的である。よって、現場においてセメントパネルを反転させる作業が必要になる。
図15は、従来の成形パネルの仕分装置101を示した図である。
図15の仕分装置101は、建築現場において水平な状態で積み重ねられた成形パネルの山から最上部にある1枚のパネルを取り出すことができる。また、取り出したパネルを水平状態、又は小端立てした状態で台車に移載することもできる。
仕分装置101は、垂直フレーム102aと水平フレーム102bとからなる移動可能なフレーム102を有している。このフレーム102は、前方に車輪103を有し、後方に自在輪104を設けている。
また、垂直フレーム102aに沿って昇降可能に配置された昇降台座105には、クランプ手段106を有するアーム107が上方へ回動可能となるように取り付けられている。このクランプ手段106は、アーム107の中ほどに設けられたパネルストッパー108と、先端のクランプ部材109とにより構成されている。
アーム107は、さらに、中間位置をワイヤー110により吊上げられた状態で保持されており、垂直フレーム102aの上端に備えられたウインチ111を巻き取ることにより上方へ傾斜させることが可能である。
このような構成の仕分装置101を用いると、積み重ねられた最上位置のパネルをクランプ手段106でクランプし、持ち上げることができると共に、ウインチ111を巻き上げることにより、持ち上げた状態で傾斜させることも可能である。
したがって、仕分装置101は、セメントパネルの裏面に金具を取り付ける作業に有用である。さらに、仕分装置101は、セメントパネルを持ち上げた状態で移動させることも可能であり、取り付け位置まで搬送することもできる。
なお、このような構成の仕分装置101については、特許文献1に記載がある。
特開平05−149005号公報
図15に示したような仕分装置101では、バランス良く持ち上げるためには、セメントパネルの中間位置への位置合わせを正確に行う必要がある。
しかし、セメントパネルは様々な長さのものが混在して積み重ねられていることが多いので、それぞれの長手方向の中間位置に合わせて、その都度、仕分装置101を移動させる必要があり、作業が煩雑になる。
そこで、本発明は、中間位置への位置合わせを行うことなく、容易に板状建材を反転できる反転装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の反転装置は、複数の貫通孔が平行に形成された中空の板状建材を、前記貫通孔の延びる方向に挟むように保持すると共に反転できる、一対の反転装置であって、前記貫通孔に挿入可能な少なくとも2本のフォークが平行配置された保持部と、前記フォークの延びる方向と平行に且つ前記フォークの上方に回転軸が配され、前記保持部を回転駆動する回転駆動部と、前記回転駆動部を昇降駆動する昇降駆動部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記フォークの先端側は、基端側よりも全周に亘って径が大きくなるように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記回転駆動部及び前記昇降駆動部の少なくとも一方は、負荷の増大に伴って回転速度が低下する特性を有した電動機で駆動されることを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、対をなす構成のそれぞれには、前記回転駆動部の回転制御及び前記昇降駆動部の昇降制御の各制御信号を受ける受信手段が設けられ、それぞれの前記受信手段は同一チャンネルに設定されていることを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記保持部は、前記フォークを伸縮操作可能な伸縮機構を備えていることを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記昇降駆動部は、2つのチャンネル鋼が互いの溝側を幅方向に向かい合わせるように配置され、それぞれの2つの端縁が共に後方へ向けて曲げ加工されている支柱を備えたことを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記回転駆動部は、前記支柱の内壁に対して、前後方向に当接して上下に転動可能な第1ローラーと、幅方向に当接して上下に転動可能な第2ローラーとを有する摺接部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記支柱の上下方向の中間域に、少なくとも、後方及び幅方向から外側に広がる補強リブが形成されていることを特徴とする。
また、本発明の反転装置は、上記構成に加えて、前記支柱の幅方向の内壁と前記第2ローラーとの間に、前記支柱よりも硬質の補強板が介設されていることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、回転駆動部の回転軸よりも下方に、保持部の2本のフォークが平行に配置されているので、反転操作の前半の回転域(0〜90度の範囲)におけるトルクは、反転操作の後半の回転域(90〜180度の範囲)におけるトルクよりも大きくなる。これにより、前半の回転域において、言い換えれば、反転操作の初期段階において、顕著になる装置間の負荷の差から、同期ずれの状態を検出することが容易になる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、板状建材の荷重によってフォークに撓りが生じた場合であっても、先端側と基端側の径の差の範囲内であれば、基端側と板状建材との接触を防止できるので、欠けなどの損傷が生じ易い開口端に荷重がかからないように、フォークの長さ分だけ貫通孔内に侵入した位置で安全に板状建材を支えることが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、同期ずれが生じている場合、動作が先行する反転装置は、後行側に比べて相対負荷が大きくなるので、負荷の差に応じて回転数が低下する電動機の特性を利用することによって、後行側との同期ずれを緩和させることが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、一対の反転装置は、共に同一チャンネルに設定された受信手段を備えるので、単一の制御信号を受けて同一の動作を行うことができる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、反転装置本体を板状建材の貫通孔の開口側に近接配置した後で、フォークを伸縮操作することにより、貫通孔へのフォークの挿入または離脱を容易に行うことが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、チャンネル鋼の端縁が後方へ向けて曲げ加工されているので、前後方向への強度が向上する。特に、後方の端縁から曲げ延ばされる部分を後方のフレームなどの構造と連設することができるので、支柱の前傾を防止することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、支柱の内側に第1ローラー及び第2ローラーを有する摺接部が収容されるので、コンパクトに構成することができる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、少なくとも、後方及び幅方向から外側に広がるように補強リブが形成されているので、内設される第1及び第2ローラーからの圧力により支柱が膨張変形することを防止できる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、支柱の幅方向の内壁と、幅方向に当接する第2ローラーとの間に、補強板が介設されるので、支柱の幅方向への変形をより確実に防止することが可能となる。また、補強板は支柱よりも硬質材料で構成されるので、第2ローラーの転がり摩擦を低減することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る反転装置の使用状態を示す斜視図である。 図1の一対の反転装置の一方を正面側から見た全体斜視図である。 図2の反転装置を背面側から見た全体斜視図である。 図2の反転装置の回転動作を示す回転駆動部の拡大図である。 図2の反転装置の間隔調整動作を示す回転駆動部の拡大図である。 図2の反転装置の正面図である。 図2の反転装置の昇降駆動部のネジ機構を示す拡大断面図であり、(a)は保持部が上昇位置にある状態、(b)はセメントパネルを載置した状態、(c)はセメントパネルの載置位置を超えて保持部が降下した状態を示す図である。 図2の反転装置の保持部の正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る反転装置の正面側の全体斜視図である。 図9の反転装置の背面側の全体斜視図である。 図9の反転装置の右側面図を示し、(a)は全体図、(b)はアーム基端側の部分拡大図である。 図11のA−A線で切断した断面を示す模式図である。 図9の反転装置の正面図を示し、(a)は全体図、(b)はアーム周辺の部分拡大図である。 図9の反転装置の平面図を示し、(a)は全体図、(b)はアーム基端側の部分拡大図である。 従来の成形パネルの仕分装置を示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係る反転装置について図を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明第1の実施の形態に係る反転装置1の使用状態を示した斜視図である。図1に示すように、反転装置1は二台一組で用いられる。図1には、鏡面対称に構成された一対の反転装置1が、板状建材であるセメントパネル100の長手方向から挟むように配置された状態で示されている。セメントパネル100には、貫通孔100aが長手方向に形成されており、後述する反転装置1のそれぞれのフォーク2bは、この貫通孔100aに挿入された状態となっている。
ビルの外壁等に用いられているセメントパネル100には、設置するための予備作業として、裏面または両面に金具が取り付けられる。そして、この金具を取り付けるためには、セメントパネル100を1枚ずつ反転させなければならない。次に、この反転装置1の概略構成について図2及び3を用いて説明する。
図2は本発明の反転装置1を正面側から見た全体斜視図であり、図3は背面側から見た全体斜視図である。なお、本発明の反転装置1は、二台一組で用いられる一対の装置であるが、説明の便宜のため、図2及び3では、一方の構成のみを例として示している。具体的には、後述する駆動輪8a(図3)による前進方向(図1参照)に向かって左側に配置される構成を示している。右側に配置される構成には、この図2に示した構成に対して、少なくとも、電装品を用いて鏡面対称に構成されている。
図2を参照して、上述の使用状態の説明において示したセメントパネル100のような、貫通孔100aが形成された中空の板状建材を保持するための保持部2の構成である2本のフォーク2bが平行に配置されている。
保持部2は、スライダー2aとフォーク2bとからなり、フォーク2bの延びる方向と平行に回転軸4aを配した回転駆動部4に取り付けられている。回転駆動部4は、直方体のケース内にモーター(図示せず)を備えている。これらフォーク2bによって保持されるセメントパネル100は、後述するように、回転駆動部4の回転駆動により反転操作される。この回転駆動部4は、昇降駆動部6に取り付けられている。
上記保持部2、回転駆動部4及び昇降駆動部6は台車8に設置されており、反転装置1全体は移動可能に構成されている。
昇降駆動部6は、台車8上に立設されたネジ柱6aと、ネジ柱6aの上端に取り付けられ、ネジ柱6aを軸回転させる駆動手段としてのモーター6bと、ネジ柱6aに平行に立設された支柱6cとから構成されている。上記回転駆動部4は、略水平に前方へ延びるアーム6dの先端側に設けられている。このアーム6dの基端側には、昇降駆動部6のネジ柱6dに螺合され、送りネジを構成するナットが備えられている。この送りネジの構成については、後に図8を用いて詳しく説明する。このように回転駆動部4は、昇降駆動部6のネジ柱6aをモーター6bによって軸回転させることにより昇降制御可能である。
台車8の後方には駆動輪8a(図3)が設けられ、前方には従動輪8bが設けられている。ただし、このような構成に限らず、前方又は中間位置に駆動輪8aが設けられていても構わない。
従動輪8bは台車8の前方において幅方向へ並ぶように配置され、これらの走行方向は、フォーク2bの延びる方向に対して直交方向である。これに対して、駆動輪8aは、幅方向において、上記の保持部2が設けられているのと同じ側に偏って配置され、走行方向を変えられるように走行舵取りハンドル8d(図3)と一体に設けられている。また、駆動輪8aよりもやや前方であって、幅方向において駆動輪8aと逆側には、全方向への走行が可能な自在輪8cが設けられている。走行舵取りハンドル8dに特定の方向へロックする機構を備えていると走行が安定する。例えば、直進方向にロックするロック機構を備えていると、板状建材を保持した状態で安定して平行移動させることが可能である。
図3を参照して、台車8上には、上記回転駆動部4、昇降駆動部6(図2)及び駆動輪8aを駆動するためのバッテリー20と、これらを制御するための制御盤21も載置されている。また、回転制御、昇降制御及び駆動走行の制御のための制御信号を受信する受信機22が制御盤21に備えられている。これにより、直接制御することができることに加えて、図1に示したように、ワイヤレス送信機18を用いた遠隔操作を行うことも可能である。
ここで、再び図1を参照して、図1のようにセメントパネル100の貫通孔100aにフォーク2bを挿入するためには、先ず、セメントパネル100の長手方向のそれぞれの端部近傍に反転装置1を配置する。このとき、駆動輪8aによる駆動走行により作業員の負担を軽減することができる。具体的には、駆動輪8aの走行舵取りハンドル8dのロックを解除し、舵を切りながら駆動走行によりセメントパネル100の端部へ幅寄せし、フォーク2bの位置を貫通孔100aの位置に合わせる。
図2に戻って、本実施の形態に係る反転装置1の保持部2のフォーク2bには、伸縮機構が採用されている。図2には、フォーク2bの収縮状態の配置が点線で重ねて示されている。このようにフォーク2bを縮めた状態でセメントパネル100に幅寄せし、位置合わせを行った後にフォーク2bを伸長させると、反転装置1全体を動かしながら挿入するよりも容易にフォーク2bの挿入が可能である。
次に回転駆動機構について図4、5を用いて説明する。
図4は図2の反転装置1の回転駆動部4の周辺を拡大した斜視図であり、フォーク2bを備えた保持部2が回転している様子が示されている。2本のフォーク2bが同じ高さを維持した状態が実線で示され、僅かに回転した状態が点線で重ねて示されている。
図4に示すように、保持部2のフォーク2bはそれぞれ回転駆動部4の回転軸4aから等距離の位置に配置されている。これにより、セメントパネルの短手方向の中心位置を回転中心に合わせると、バランスよく反転操作を行うことが可能となる。
図5は、図4と同様に反転装置1の回転駆動部4の周辺を拡大した斜視図であるが、ここでは、フォーク2bの間隔を調節する間隔調節機構について示している。間隔が広がった状態は点線で重ねて示されている。
本実施の形態に係る保持部2のフォーク2bはスライダー2aに取り付けられ、スライダー2aは1本のネジ軸2cによりそれぞれネジ対偶で配置されている。ただし、それぞれのスライダー2aが螺合されるネジ軸2cのネジ山は互いに逆ネジとなるようにネジが切られている。これにより、ネジ軸2c端の入力部2caを回転操作することにより、回転軸4aの位置を中心としてスライダー2a同士を互いに離間または接近させて、フォーク2bの間隔を調節することが可能である。よって、セメントパネル100の貫通孔100a(図1参照)に対して中心位置合わせを行った後に、フォーク2bの間隔を微調整できるので、反転装置1全体を動かす必要はなく、作業効率が向上する。また、貫通孔100aにフォーク2bを挿入した状態で、スライダー2a及びネジ軸2cからなる間隔調節機構を用いて、広げる方向又は狭める方向に貫通孔100aの内壁に圧接状態で保持させると、反転操作においてガタつくことなく安定させることが可能である。
本実施の形態では、ネジ軸2c端には入力部2caとしてノブが設けられており、手動利用できるような入力部を設けると、作業効率が向上する。
続いて、昇降機構について図6を用いて説明する。
モーター6bがネジ柱6aと平行に立設された支柱6cの上端に設けられている。ネジ柱6aは、上端に内設されたベベルギア(図示せず。)によりモーター6bの回転が伝達される構成となっている。
上述の回転駆動部4は、支柱cに対して滑り対偶に配置されていると共に、ネジ柱6aに対して送りネジ機構が構成されている。
これにより、モーター6bの回転を制御することによって、回転駆動部4を支柱6cに沿って昇降駆動させることが可能となる。
次に、この送りネジ機構について、図7を用いて詳しく説明する。
図7は、ネジ柱6aに対して構成された送りネジ機構の断面図を示している。なお、ここでは、説明の便宜のため、細かい構成については図示を省略して模式的に表している。図中に一点鎖線で示した三角形の頂点の位置は、セメントパネル等の板状建材が載置されている山の上面の位置を表している。すなわち、一点鎖線は作業の下方限界位置を示している。ネジ柱6aには、送りネジのナット6eが螺合されている。ナット6eは、昇降駆動部6のアーム6d(図2参照)内に設けられた係止部6fに対して摺動可能に貫通配置されている。係止部6fの下方に接しているのは、係止部6fを介して加わる荷重を受ける受圧板6gである。ナット6eには受圧板6gに係合するフランジが形成されているので、ナット6eを介して受圧板6g及び係止部6fを持ち上げることが可能である。
図7(a)は作業対象部材の載置されている高さよりも係止部6fが持ち上げられている状態を模式的に示している。(b)は作業対象部材が載置位置に接地しているときの状態を模式的に示している。(c)は、作業対象部材が載置位置に接地した状態よりも更に下方にナット6eが降下した状態が示されている。
ナット6eは、図7に示したように、係止部6fに対して長さLの範囲で摺動可能な形状で構成されている。これにより、上記図7(c)に示したように、保持したセメントパネル100が他のセメントパネル100の載置の山の上面位置に接触した状態におけるナット6eの位置よりもさらに下方へ、およそ長さLの分だけ降下させることが可能である。すなわち、板状建材等の作業対象を損傷することなく、荷重が完全に消える位置まで、安全にフォーク2bを降下させることが可能である。
このように本実施の形態では、フォーク2bの作業対象に対する下方当接位置よりもさらに下方へ長さLだけ動作範囲に余裕が設けられているので、作業員の目視によるラフな操作であっても、作業対象の建材を損壊することなく安全に作業を行うことができる。したがって、荷重を検知する圧力センサや、載置面との距離を計測する測距センサを用いて制御を行うための構成は不要であり、コスト及び重量の大幅な削減が可能である。特に、作業現場では、エレベータを用いて装置を搬入できると作業効率だけでなく搬入コストの面においても非常に有利であるため、重量を削減できる構成にはメリットが多い。
次に、フォーク2bの形状について説明する。図8は保持部2をネジ軸2cの延びる方向に見た正面図である。図8(a)はスライダー2aに対するフォーク2bの伸縮摺動の前後の位置関係を示している。伸長状態が実線で表され、収縮状態(後退状態)が点線で表されている。本実施の形態に係るフォーク2bの先端側は、全周において基端側よりも一回り径が大きくなるように形成されている。この段差は後退の際の後方限界を規定するストッパーとして利用される。
図8(b)は伸長状態におけるフォーク2bにセメントパネル100から荷重が加わっている状態が示されている。大きな力がフォーク2bに加わると、僅かながら下方に撓むことがある。しかし、上述のように、フォーク2bの先端には一回り大きくなるように段差が形成されている。これにより、撓みが生じた場合であっても、その撓み量が僅かであれば、基端部側ではセメントパネル100と接触することなく、フォーク2bの先端側のみでセメントパネル100が支えられる。したがって、欠けなどの損傷が生じやすい端部への荷重が発生しにくい構造となっている。たとえ、フォーク2bの基端側とセメントパネル100とが接触する程度にまで撓みが生じた場合であっても、荷重の大半はフォーク2bの先端側で受けることができるので、セメントパネル100に損傷が生じにくいことに変わりはない。
また、反転操作によりセメントパネル100との接触位置が、フォーク2bの側面から底面側へ移った場合であっても、先端側の段差は全周に亘って形成されているので、同様にセメントパネル100の端部は保護される。
以上述べてきた反転装置1は、独立にバッテリー駆動可能に構成されている。また、個別に受信機22を備えている。本実施の形態に係る反転装置1では、互いの動作状態を検知して自身の動きを規制するといった複雑なフィードバック制御手段を備えていない。その代りに、それぞれの受信機22を同一チャンネルに設定し、一つのワイヤレス送信機18から同一の制御信号を送信し、同時に動作を行わせることにより同期のとれた一体的な作業を可能にしている。ここで言う同一チャンネルとは、無線通信において使用する周波数が同一の周波数もしくは周波数帯、あるいは通信をパケットで行う場合は同一アドレスをいう。
よって、複雑なサーボ機構を構成する駆動回路や個体間の通信手段は不要であり、重量及びコストの大幅な削減が可能となっている。
さらに、特徴的な構成は、回転駆動、昇降駆動の駆動に用いられる電動機(モーター4b、6b)に、回転速度を一定に保つための制御機構を敢えて備えていない点である。よって、回転駆動部4のモーター4b及び昇降駆動部6のモーター6bの少なくとも一方に、負荷の増大に伴って回転速度が低下する特性が積極的に利用されている。次に、このメカニズムについて説明する。
図2に示したように、本実施の形態に係る反転装置1の保持部2のフォーク2bは、回転駆動部4の回転軸4aよりも下方に設けられている。このため、昇降駆動部6のアーム6dを大きく下げることなく、低い位置のセメントパネル100を持ち上げることが可能となる。このようにして持ち上げたセメントパネル100を反転させる際、2本のフォーク2bが共に回転軸4aから下方に離れていることより、0〜90度の回転域において徐々に回転トルクが増大し、90度の位置で最大となる。
仮に、回転駆動部4のモーター4bが、負荷の増大により回転速度が低下する特性を有している場合、0〜90度の回転域において、回転トルクの増大に伴って徐々に回転速度が低下する。
ここで、初期状態において、それぞれの反転装置1の位相にずれが生じていた場合、または、バッテリー20の蓄電量の差により電圧差が生じていた場合、モーター4bの回転速度が完全に一致せず、僅かに同期ずれが生じる可能性がある。この場合、0〜90度の回転域における持ち上げる力に偏りが生じ、先行する側のフォーク2bへの負荷が大きくなる。しかし、負荷の増大に応じて回転速度が大きく低下する特性を有しているので、先行側の方が回転速度の低下が著しい。すなわち、本実施の形態に係る反転装置1では、複雑なフィードバック制御回路を用いることなく、負荷の大きい方の動作が抑えられることにより、後続側を自動的に同調させるように動作させることが可能となる。
以上のような作用は、回転軸4aからフォーク2bが離れているほど顕著となる。したがって、モーター4b、6bの駆動能力と、扱うセメントパネル100の重量との関係を加味して、両者の距離を設定すると、0〜90度の反転動作の初期段階で同期ずれが大きく緩和され、それ以降の反転操作を安定させることが可能となる。
また、昇降駆動部6においても同様である。先行して持ち上げ動作を行う側には、後続側よりも大きな負荷が加わることにより、これに応じて回転速度の低下が大きくなる。したがって、先行側の動きが抑えられ、上昇動作において自動的に同期化が図られる。
以上のように、本発明の反転装置1によれば、作業者の目視による調整から生じる僅かな同期ずれについては、電動機4b、6bの負荷に対して回転速度が変化する特性を利用して、自動的に緩和されるように働くので、複雑なサーボ機構を用いることなく、セメントパネル100の損傷を防いで安全に操作することが可能となる。
これにより、装置の小型化が可能であり、現場の資材運搬用のエレベータなどを利用して容易に移動させることができる。
また、比較的ラフに初期設定を行っても、装置間で自動的に同期が図られるように動作するので、作業に熟練を要さない。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る反転装置51の正面側の全体斜視図である。また、図10は、反転装置51の背面側の全体斜視図である。反転装置51の概略の構成について、これら図9及び図10を適宜参照して説明する。
第1の実施の形態に係る反転装置1と同様に、図9及び図10に示す反転装置51も二台一組で用いられる。以降、図中に示した内側とは、二台一組の反転装置51で構成される作業空間における内側であり、単独の反転装置51において内側(中央側)を説明する場合は、「装置の」内側と呼んで区別することにする。また、作業対象である板状建材を保持又は反転操作する側を前方とし、後述する駆動輪及び走行舵取りハンドルが設けられている側を後方とする。そして、ここでも説明の便宜のため、第1の実施の形態と同様に、対をなす構成のうち一方のみを例として示している。具体的には、前方に向かって左側に配置される構成を示している。右側に配置される構成には、図9及び図10に示した構成に対して、少なくとも、電装品を除いた部分が鏡面対称に構成されている。
セメントパネルなどの板状建材を直接持ち上げる保持部52は、第1の実施の形態の反転装置1と殆ど同じ構成となっている。具体的には、保持部52は、内側に向かって平行に延びる2本のフォーク52bと、これらの間隔を調節するスライダー52aとを有している。2つのスライダー52aはネジ軸52cのうち、互いに逆ネジに切られた部分に対してそれぞれ送りネジ構造で配置されている。これにより、ネジ軸52cの端部に設けられた何れか一方の入力部52caを回転操作することにより、2つのスライダー52aを同時にスライドさせることができる。
また、保持部52には、反転装置51の幅方向において、フォーク52bが設けられている側に、4つのガイドローラー52dが設けられている。これらガイドローラー52dは、第1の実施の形態に係る反転装置1には設けられていない構成である。フォーク52bは、図1の反転装置1と同様に外側へ退避させることができる。この退避状態において、ガイドローラー52dをガイドとしてセメントパネルの端部に押し当てながら反転装置51を幅寄せすると、セメントパネルの端部を削ることなく安全且つ容易にフォーク52bの位置合わせを行うことが可能である。
このような保持部52は、回転駆動部54に取り付けられている。保持部52のフォーク52bは、回転駆動部54の回転軸54aと平行に配置されている。また、フォーク52bは、回転軸54aよりも低い位置に設けられている。回転駆動部54は、直方体のケース内にモーター54bを備えている。これらフォーク52bによって保持されたセメントパネルは、図1の反転装置1と同様に、回転駆動部54の回転駆動により反転操作される。この回転駆動部54は、昇降駆動部56に取り付けられている。
上記保持部52、回転駆動部54及び昇降駆動部56は台車58上に設置されており、反転装置51全体が移動可能に構成されている点においても、図1の反転装置1と同様である。
昇降駆動部56は、台車58上に立設されたネジ柱56aと、ネジ柱56aの上端に設けられ、ネジ柱56aを軸回転させる駆動手段としてのモーター56bと、ネジ柱56aを囲うように立設された支柱56cとから構成されている。上記回転駆動部54は、略水平に前方へ延びるアーム56dの先端側に設けられている。このアーム56dの基端側には、昇降駆動部56のネジ柱56aに螺合され、送りネジを構成するナットが備えられている。このように回転駆動部54は、昇降駆動部56のネジ柱56aをモーター56bによって軸回転させることにより昇降制御可能である。
次に台車58について説明する。図1の反転装置1の台車8と同様に、台車58にも、幅方向へ並ぶように従動輪58bが配置されている。しかし、台車58では、従動輪58bが取り付けられている2本の脚部58cのうち、外側よりも内側の方が強化されている。このように台車58の脚部58cが非対称である構成は、図1の反転装置1と異なっている。具体的には、内側の脚部58は、後方外側から前方内側に延びる筋交い部58eにより補強されている。そして、後方には駆動輪58aが幅方向の略中央に一輪だけ設けられている。この駆動輪58aは、斜め上後方に延びる走行舵取りハンドル58dにより方向転換できる。
台車58の後方には、上記回転駆動部54、昇降駆動部56及び駆動輪58aを駆動するためのバッテリー70と、これらを制御するための制御盤71も載置されている(図10参照)。この制御盤71には、回転制御、昇降制御及び駆動走行の制御のための制御信号を受信する受信手段が備えられている。これにより、直接制御することができることに加えて、図1の反転装置1と同様に、ワイヤレス送信による遠隔操作を行うことも可能である。
回転駆動機構については、図1の反転装置1と基本的に同様の構成となっているため、ここでは説明を省略する。
引き続き図9及び図10を参照しながら、昇降機構について説明する。
モーター56bがネジ柱56aと平行に立設された支柱56cの上端に設けられているのは上述の通りである。ネジ柱56aは、上端に内設されたベベルギア(図示せず。)によりモーター56bの回転が伝達される構成となっている。このような構成において、モーター56bの回転を制御することによって、回転駆動部54を支柱56cに沿って昇降駆動させることが可能となる。このような基本的な機構については、図1の反転装置1と同様である。しかし、本実施の形態に係る構成では、荷重を支える支柱56cの構造が大きく異なっている。図1の反転装置1の支柱6cは、ネジ柱56aの両脇にそれぞれ立設する2本の角柱部材で構成されていた。これに対して、反転装置51の支柱56cは、チャンネル鋼を組み合わせて構成されている。
なお、第1の実施の形態において、図7を用いて説明した送りネジ機構については、本実施の形態に係る反転装置52も備えているものとする。
次に、このような支柱56c及びその周辺の構成について図11から図14を用いて説明する。
図11は、図9の反転装置51の左側面図であり、図11(a)は全体図を、図11(b)は、アーム56d基端側の部分拡大図を示している。
先ず、図11(a)を参照する。保持部52のフォーク52bでセメントパネルを持ち上げると、下向きの矢印で示したように、アーム56dの前方を下方に傾けるような力Fが働く。このような力Fによってネジ柱56a(図9参照)に生じる軸方向以外の不要な負荷を軽減するために、支柱56cの内壁に沿って摺動する摺接部57が設けられている。この摺接部57は点線で表されている。本実施の形態では、摺接部57は、支柱56cに沿って上下に2組設けられている。
ここで、摺接部57と支柱56cとの位置関係の理解を助けるために、図11(a)のA−A線で切断した断面を示す図12を参照する。
図12では、主として支柱56c及び摺接部57の構造に着目し、説明の便宜のため、制御盤71の内部構造やその他周辺の構造についての図示を省略し、模式的に表している。実際には、背面カバー59の内側に回転駆動部54等の駆動系の配線等が収容されているが、骨格構造の説明には不要であるため、これら配線類についても図示を省略している。
図12に表れているように、支柱56cは、溝側を向き合わせるように配置した2つのチャンネル鋼60により構成されている。これらチャンネル鋼60の端縁は、何れも、後方へ向けて折り曲げられている。具体的には、チャンネル鋼60の前板部60aの端縁は折曲部60dとして形成され、後板部60bの端縁は折曲部60eとして形成されている。
摺接部57は、チャンネル鋼60の前板部60a又は後板部60bに当接配置される前後方向ローラー57a(第1ローラー)と、側板部60c側に当接配置される幅方向ローラー57b(第2ローラー)とを備えている。なお、幅方向については、側板部60cと幅方向ローラー57bとの間に、チャンネル鋼60の側方の強度を向上させるための補強板61が介設されている。この補強板61には、チャンネル鋼60よりも硬度の高い部材を用いるのが望ましい。例えば、炭素鋼の補強板61であれば、前後方向ローラー57aよりも小さいために圧力が集中し易い幅方向ローラー57bに対しても十分な強度が得られる。
一般に、チャンネル鋼は一方が開口しているので、パイプ材や角材に比べて強度的に劣る。本実施の形態に係る反転装置51では、チャンネル鋼60の溝側を幅方向に対向させて用いるので、前後方向の強度を補強する必要がある。これに対して、本実施の形態に係るチャンネル鋼60には、上述のように、折曲部60d、60eが形成されているので、前後方向にも十分な強度を得ることが可能である。
また、チャンネル鋼60が一方に開口していることを利用することにより、昇降機構を安定させるための摺接部57を支柱56c内に配置できるので、非常にコンパクトに設計することができるという利点がある。
ここで、再び図11に戻って、摺接部57の設けられているアーム56dの基端側を拡大した図11(b)を参照する。
本実施の形態に係る反転装置51では、上側に配置された摺接部57の前後方向ローラー57aはチャンネル鋼60の前板部60aに当接するように配置され、後方と後板部60bとの間には僅かな隙間が設けられている。これに対して、下側に配置された摺接部57の前後方向ローラー57aはチャンネル鋼60の後板部60bに当接するように配置され、前方と前板部60aとの間に僅かな隙間が設けられている。これにより、図11(a)に示したような下向きの力Fがアーム56dに作用しても、支柱56cで安定して荷重を受けることができ、ネジ柱56aに生じる回転の負荷を軽減することができる。
次に、支柱56c及び摺接部57の関係について、前後方向に視点を変えて説明を行う。図13は、図9の反転装置51の正面図であり、図13(a)は全体図を、図13(b)は、アーム56d周辺の拡大図を示している。
ここでは、作業対象であるセメントパネル100が点線で表されている。図13(a)には、セメントパネル100が複数枚載置された山の上から1枚を持ち上げた様子が示されている。ビルの外壁に用いられるセメントパネル100は、1枚の重量が数百キロもあるため、二台一組で持ち上げても、一方にかなりの荷重が加わる。
アーム56dの周辺を拡大した図13(b)を参照する。摺接部57は点線で表されている。上述のように、摺接部57には、支柱56cの側板部60cの内壁に充てがわれた補強板61に当接する幅方向ローラー57bが設けられている。これにより、内側に向けて設けられた保持部52のフォーク52bに荷重が加わった際、上側の摺接部57の幅方向ローラー57bは支柱56cに対して幅方向内側の補強板61に押し付けられる。これに対して、下側の摺接部57の幅方向ローラー57bは、外側の補強板61に押し付けられる。このようにして、幅方向においても、支柱56cによって安定して反力を受けることができる。
次に、支柱56c周辺の構成について、平面視により説明を行う。図14は、図9の反転装置51の平面図であり、図14(a)は全体図を、図14(b)は、アーム56d基端側の部分拡大図を示している。図13と同様に、セメントパネル100は点線で表されている。
図14(a)を参照して、支柱56cの周りに板状の外側補強リブ62が形成されているのが見て取れる。図14(b)では、形状を判別し易いように、便宜的に、外側補強リブ62に斜線を施して示している。この外側補強リブ62は、支柱56cに対して、前方を除く三方向を繋ぐように形成されている。これにより、摺接部57の前後方向ローラー57aや幅方向ローラー57bから支柱56cの内壁へ強大な圧力が加えられた場合であっても、支柱56cの膨張による変形を防ぐことが可能である。
また、この外側補強リブ62により、左右一対で対向して配置されているチャンネル鋼60同士が一体に構成されるので、支柱56c全体の剛性も向上する。
外側補強リブ62は、少なくとも、摺接部57の通過する支柱56cの中間領域に設けられていれば良い。本実施の形態では、図13に示すように、バッテリー70と制御盤71との間の僅かなスペースを利用して配置されている。
以上のように、本実施の形態に係る反転装置51では、支柱56cが、十分な強度を確保しつつ、装置の幅方向においてコンパクトに設けられている。これにより、図13、図14からわかるように、支柱56cよりも内側、すなわち、フォーク52bの設けられている側の空間を広く活用することができる。よって、セメントパネル100を持ち上げた状態で前進する場合であっても、残りのセメントパネル100の山と干渉することはないので、作業における自由度が高くなる。
同時に、支柱56cをコンパクトに設計することによって、フォーク52bの設けられていない側の空間も広く活用することができる。すなわち、幅方向及び前後方向において、支柱56cを介して保持部52と反対側に重量物(例えば、バッテリー70や制御盤71など)をカウンターウエイトとして配置する場合に設計自由度が高い。これにより、支柱56cを中心とした全体のバランスが良好になるので、反転装置51が安定する。
さらに、支柱56cを構成するチャンネル鋼60は、後板部60bの端縁が折曲部60eとして後方へ折り曲げられているので、後方の構造(例えば、台車58と一体に構成されているフレームなど)と連設し易い。このように後方の構造と連設すると、支柱56cの前傾を防ぎ、安定させることができる。
なお、以上述べてきた構成は、本発明の一実施例であり、以下のような変形例も含む。
上記の第1及び第2の実施の形態では、フォーク2b、52bは保持部2、52に2本設けられた構成を例として示したが、これに限らず、3本以上の構成も含まれる。ただし、3本以上の場合は、両外側に配置される2本のフォークが、上述のフォーク2b、52bと同じ条件を満たしていれば、同様の効果を得ることが可能である。
また、上記の第1及び第2の実施の形態では、バッテリー20、70を電源とした構成を例としたが、商用電源を利用する構成であっても構わない。
また、上記の第1の実施の形態では、回転駆動部4及び昇降駆動部6の少なくとも一方は、負荷の増大に伴って回転速度が低下する特性を有した電動機(モーター4b、6b)であることを例として示したが、具体的には、定回転のフィードバック制御回路を備えていない直流モーターが望ましい。特に、完全なロックを防止して停止状態において過大な電流が流れないような駆動回路を備えている場合は、直流ブラシレスモータが適している。
さらに、負荷の増大に伴って回転速度が低下する電動機には、電磁クラッチを備えたものも含まれる。具体的には、動力吸収又はトルクリミッタのために、パウダクラッチやヒステリシスクラッチなどを動力伝達経路に介在させた構成などが挙げられる。このような構成を備えた電動機を用いると、過負荷により作業対象側(クラッチの出力側)の動きが完全に停止してしまうような場合であっても、パウダクラッチ等において適度なスリップが生じるため、電動機構側(クラッチの入力側)は一定の回転速度を維持することができる。したがって、回転速度の維持のために過電流が発生することがないので、バッテリーの負担を軽減することができる。また、上述のような二台の反転装置1の同調ずれが生じた後、再び同調した際に停止側が起動する場合であっても、パウダクラッチ等の構成が緩衝機構として作用するので、不要な反動を生じさせることなく安全に運転することが可能である。このような構成は、第2の実施の形態に係る反転装置51においてもそのまま適用することが可能である。
また、上記の第1の実施の形態では、駆動輪8aが後方に一輪となる構成を例として示したが、電力に余裕がある場合は、複数の駆動輪を備えていても構わない。さらに、幅方向で一方に偏って配置する必要もない。
また、上記の第2の実施の形態では、摺接部57について、前後方向ローラー57aと幅方向ローラー57bとを組み合わせた構成を例として示した。しかし、昇降駆動部56のアーム56dから加わる荷重を受けることができ、且つ、昇降運動の妨げとならない構成であれば、ローラー以外の摺接部材に置き換えても構わない。例えば、耐摩耗性の高分子材料を用いてもよい。また、このような高分子材料とローラーとの組み合わせでも構わない。
本発明の反転装置は、精密な同調機構を伴わないのでコンパクトに設計することができる。これにより、資材用のエレベータなどを利用することができるので、小スペースの建築現場で有用である。また、セメントパネル等の板状建材に限らず、長尺物の建材を安全に昇降又は反転させる装置として利用可能である。
1 反転装置
2 保持部
2a スライダー(間隔調節機構)
2b フォーク
2c ネジ軸(間隔調節機構)
2ca 入力部
4 回転駆動部
4a 回転軸
4b モーター
6 昇降駆動部
6a ネジ柱(送りネジ機構)
6b モーター
6c 支柱
6d アーム
6e ナット(送りネジ機構)
6f 係止部
6g 受圧板
8 台車
8a 駆動輪
8b 従動輪
8c 自在輪
8d 走行舵取りハンドル
18 ワイヤレス送信機(送信手段)
20 バッテリー
21 制御盤
22 受信機(受信手段)
51 反転装置
52 保持部
52a スライダー(間隔調節機構)
52b フォーク
52c ネジ軸(間隔調節機構)
52ca 入力部
52d ガイドローラー
54 回転駆動部
54a 回転軸
54b モーター
56 昇降駆動部
56a ネジ柱(送りネジ機構)
56b モーター
56c 支柱
56d アーム
57 摺接部
57a 前後方向ローラー(第1ローラー)
57b 幅方向ローラー(第2ローラー)
58 台車
58a 駆動輪
58b 従動輪
58c 脚部
58d 走行舵取りハンドル
58e 筋交い部
59 背面カバー
60 チャンネル鋼
60a 前板部
60b 後板部
60c 側板部
60d、60e 折曲部
61 補強板
62 外側補強リブ
70 バッテリー
71 制御盤
100 セメントパネル(板状建材)
100a 貫通孔
101 仕分装置
102 フレーム
102a 垂直フレーム
102b 水平フレーム
103 車輪
104 自在輪
105 昇降台座
106 クランプ手段
107 アーム
108 パネルストッパー
109 クランプ部材
110 ワイヤー
111 ウインチ
F 力
L 長さ

Claims (9)

  1. 複数の貫通孔が平行に形成された中空の板状建材を、前記貫通孔の延びる方向に挟むように保持すると共に反転できる、一対の反転装置であって、
    前記貫通孔に挿入可能な少なくとも2本のフォークが平行配置された保持部と、
    前記フォークの延びる方向と平行に且つ前記フォークの上方に回転軸が配され、前記保持部を回転駆動する回転駆動部と、
    前記回転駆動部を昇降駆動する昇降駆動部と、
    を備えたことを特徴とする反転装置。
  2. 前記フォークの先端側は、基端側よりも全周に亘って径が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の反転装置。
  3. 前記回転駆動部及び前記昇降駆動部の少なくとも一方は、負荷の増大に伴って回転速度が低下する特性を有した電動機で駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の反転装置。
  4. 対をなす構成のそれぞれには、前記回転駆動部の回転制御及び前記昇降駆動部の昇降制御の各制御信号を受ける受信手段が設けられ、
    それぞれの前記受信手段は同一チャンネルに設定されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の反転装置。
  5. 前記保持部は、前記フォークを伸縮操作可能な伸縮機構を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の反転装置。
  6. 前記昇降駆動部は、2つのチャンネル鋼が互いの溝側を幅方向に向かい合わせるように配置され、それぞれの2つの端縁が共に後方へ向けて曲げ加工されている支柱を備えたことを特徴とする請求項1に記載の反転装置。
  7. 前記回転駆動部は、前記支柱の内壁に対して、前後方向に当接して上下に転動可能な第1ローラーと、幅方向に当接して上下に転動可能な第2ローラーとを有する摺接部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の反転装置。
  8. 前記支柱の上下方向の中間域に、少なくとも、後方及び幅方向から外側に広がる補強リブが形成されていることを特徴とする請求項7に記載の反転装置。
  9. 前記支柱の幅方向の内壁と前記第2ローラーとの間に、前記支柱よりも硬質の補強板が介設されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の反転装置。
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