JPWO2018116561A1 - インクジェットヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

内部に貯留したインクに対して圧力の印加が自在な圧力室と、インクを吐出するための吐出開口を有し前記圧力室に連通して設けられたインク吐出用のノズルと、前記圧力室に対する前記ノズルの連通箇所に近接して接続された複数のインク排出流路とを備え、前記複数のインク排出流路は、前記ノズルの吐出開口に対して非対称に設けられているインクジェットヘッドである。

Description

本発明は、インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドを備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置の一つとして、インクジェットヘッドに設けられた複数のノズルから、圧力室内に貯留したインクを射出して記録媒体に画像を形成するものが知られている。このような画像形成装置では、インクジェットヘッド内に発生した気泡や混入した異物等によって、ノズルが詰まり、射出不良等の問題が生じる場合がある。また、インクの種類によっては、長時間使用しないままにしておくと、インク粒子の沈降等によってノズル付近のインク粘度が高まり、安定したインクの射出性能が得難い場合がある。
そこで、ノズルに接続される下降部に二本の再循環通路を接続させることで、ノズル付近の気泡や混入物を除去する構成が知られている。このような構成のインクジェットヘッドにおいては、二本の再循環通路をノズルの中心を通る軸の周りに対称に配置することができるとしている(下記特許文献1参照)。
特許第5385975号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成では、ノズルの出口付近においてのインクの流速が十分ではないため、そのノズルが長時間使用されない場合においてのノズルの出口付近でのインクの滞留による乾燥を防止する効果が低かった。
そこで本発明は、ノズルの出口付近においてインクの滞留を防止する効果が高く、これによりインクの射出性能を長期的に維持することが可能なインクジェットヘッド、およびこのインクジェットヘッドを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、内部に貯留したインクに対して圧力の印加が自在な圧力室と、インクを吐出するための吐出開口を有し前記圧力室に連通して設けられたインク吐出用のノズルと、前記圧力室に対する前記ノズルの連通箇所に近接して接続された複数のインク排出流路とを備え、前記複数のインク排出流路は、前記ノズルの吐出開口に対して非対称に設けられているインクジェットヘッドである。また本発明は、前記インクジェットヘッドと、前記インク排出流路の下流側と前記圧力室との間に配置され前記圧力室から前記ノズルに供給されたインクを前記圧力室に循環させるインク循環経路とを備えた画像形成装置でもある。
以上説明したように本発明によれば、ノズルの吐出開口付近においてインクの滞留を防止する効果が高く、これによりインクの射出性能を長期的に維持することが可能なインクジェットヘッド、およびこのインクジェットヘッドを有する画像形成装置を得ることが可能である。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置に設けられたヘッドユニットの底面図である。 実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図である。 実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の分解斜視図である。 実施形態に係るインクジェットヘッドのさらに要部の分解斜視図である。 実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を模式化した断面図である。 実施形態に係るノズル基板の平面図である。 実施形態に係るノズル基板の断面図である。 実施形態に係るノズル基板の変形例1の平面図である。 実施形態に係るノズル基板の変形例2の平面図である。 実施形態に係るノズル基板の変形例3の平面図である。 他の実施形態に係るインクジェットヘットに設けられたヘッドチップの要部断面図である。
≪実施形態に係る画像形成装置≫
図1は、実施形態に係るインクジェット方式の画像形成装置の概略を示す構成図である。この図に示す画像形成装置200は、給紙部210と、画像記録部220と、排紙部230とを備える。このような画像形成装置200は、給紙部210に格納された記録媒体Mを画像記録部220に搬送し、画像記録部220で記録媒体Mに画像を形成し、画像が形成された記録媒体Mを排紙部230に搬送する構成であり、画像記録部220が実施形態において特徴的なインクジェットヘッドを有する。以下、給紙部210、画像記録部220、および排紙部230の構成を説明する。
<給紙部210>
このうち給紙部210は、記録媒体Mを格納する給紙トレー211と、給紙トレー211から画像記録部220に記録媒体Mを搬送して供給する媒体供給部212とを有する。媒体供給部212は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Mを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Mを給紙トレー211から画像記録部220へ搬送する。
<画像記録部220>
また画像記録部220は、搬送ドラム221と、受け渡しユニット222と、加熱部223と、インクジェットヘッドを備えたヘッドユニット224と、定着部225と、デリバリー部226等を有する。これらの構成は次の通りである。
[搬送ドラム221]
このうち搬送ドラム221は、円柱面をなしており、その外周面が記録媒体Mを載置する搬送面となっている。搬送ドラム221は、その搬送面上に記録媒体Mを保持した状態で図1中の矢印の向きに回転することによって、記録媒体Mを搬送面に沿って搬送する。また、搬送ドラム221は、爪部及び吸気部(図示省略)を備え、爪部により記録媒体Mの端部を押さえ、かつ吸気部により記録媒体Mを搬送面に吸い寄せることで、搬送面上に記録媒体Mを保持している。
[受け渡しユニット222]
受け渡しユニット222は、スイングアーム部222aと受け渡しドラム222bとを備え、給紙部210の媒体供給部212と搬送ドラム221との間の位置に設けられている。この受け渡しユニット222は、媒体供給部212から搬送された記録媒体Mの一端をスイングアーム部222aで保持して取り上げ、受け渡しドラム222bを介して搬送ドラム221に引き渡す。
[加熱部223]
加熱部223は、受け渡しドラム222bの配置位置とヘッドユニット224の配置位置との間に設けられ、搬送ドラム221により搬送される記録媒体Mが所定の温度範囲内の温度となるように当該記録媒体Mを加熱する。加熱部223は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、制御部(図示省略)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電してヒーターを発熱させる。
[ヘッドユニット224]
ヘッドユニット224は、画像データに基づいて、記録媒体Mが保持された搬送ドラム221の回転に応じた適切なタイミングで記録媒体Mに対してインクを射出して画像を形成する。ヘッドユニット224は、インク射出面が搬送ドラム221に対向して所定の距離を置いて配置される。本実施形態の画像形成装置200では、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット224が、記録媒体Mの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
図2は、実施形態に係る画像形成装置に設けられたヘッドユニット224の底面図であり、図1のヘッドユニット224を搬送ドラム221側から見た図である。図2に示すように、ヘッドユニット224は、搬送ドラム221側に向かう底面224aに沿って、複数のインクジェットヘッド100を配列したものである。図示した例では、一対のインクジェットヘッド100を1組とし、複数組(ここでは8組)のインクジェットヘッド100の組が、2列の千鳥状に配置された構成となっている。
インクジェットヘッド100の構成は、以降に詳細に説明するが、ヘッドユニット224の底面224aには、インクジェットヘッド100のノズルの吐出開口100aが配置される。このようなヘッドユニット224は、画像の記録時には、搬送ドラム221の回転軸に対して所定の位置に固定した状態で用いられる。すなわち、この画像形成装置200は、ラインヘッドを用いた1パス描画方式の画像記録を行う画像形成装置200である。
またこのヘッドユニット224には、インクジェットヘッド100に接続されたインク循環経路が外付けされており、この循環経路によってインクジェットヘッド100に供給されたインクが循環される構成となっている。このようなインク循環経路の構成は、以降に説明する。
[定着部225]
再び図1に戻り、定着部225は、搬送ドラム221の幅方向(円柱形状の高さ方向)に亘って配置された発光部を有し、搬送ドラム221に載置された記録媒体Mに対して当該発光部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体M上に射出されたインクを硬化させて定着させる。定着部225の発光部は、搬送方向についてヘッドユニット224の配置位置の下流側、かつデリバリー部226の受け渡しドラム226aの配置位置の上流側において、搬送面と対向して配置される。
[デリバリー部226]
デリバリー部226は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ226bと、記録媒体Mを搬送ドラム221からベルトループ226bに受け渡す円筒状の受け渡しドラム226aとを有している。このデリバリー部226は、受け渡しドラム226aにより搬送ドラム221からベルトループ226b上に受け渡された記録媒体Mを、ベルトループ226bにより搬送して排紙部230に送出する。
<排紙部230>
排紙部230は、デリバリー部226により画像記録部220から送り出された記録媒体Mが載置される板状の排紙トレー231を有する。
≪実施形態に係るインクジェットヘッド≫
次に上述した画像形成装置200のヘッドユニット224に設けられた実施形態に係るインクジェットヘッド100の構成を説明する。
図3は、実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図である。この図に示すように、インクジェットヘッド100は、筐体101と、筐体101と嵌合するカバー部材102とを備え、これらの内部に主要な構成要素が収容されている。このうちカバー部材102には、以降に説明するインクジェットヘッド100に備えられたインクの供給ポートなどが接続されるジョイント部材103が取り付けられている。またカバー部材102には、このインクジェットヘッド100を、先に説明したヘッドユニット224および装置本体に取り付けるための複数の取付孔104が設けられている。
図4は、実施形態に係るインクジェットヘッドの要部の分解斜視図であり、図3に示した筐体101およびカバー部材102の内部に収容される構成部材を分解した斜視図である。この図に示すように、インクジェットヘッド100は、ヘッドチップ1、配線基板2、フレキシブル基板3、駆動回路基板4、マニホールド5、フィルタF、およびキャップ受板7を備えている。これらは次のように構成されている。
<ヘッドチップ1>
図5は、実施形態に係るインクジェットヘッドのさらに要部の分解斜視図であり、図4のさらに一部の構成要素を別の角度から見た斜視図である。図6は、実施形態に係るインクジェットヘッドの要部を模式化した断面図である。これらの図5および図6に示すように、ヘッドチップ1は、圧力室基板11とノズル基板12とを積層したものであって、図2に示したヘッドユニット224の底面224a側に向かって圧力室基板11とノズル基板12とをこの順に設けた構成である。ノズル基板12は、ヘッドユニット224の底面224aの一部を構成している。以下、これらの図に基づいて、圧力室基板11とノズル基板12の構成の詳細を、この順に説明する。
[圧力室基板11]
圧力室基板11は、長尺の基板部材であって、ノズル基板12側に向かって基板部材を厚み方向に貫通する複数の圧力室11aと循環室11bとを備えている。また圧力室基板11は、ノズル基板12に向かう面に、複数条の共通排出流路11cを備えている。
−圧力室11a−
このうち圧力室11aは、インクを貯留するためのチャネルとして設けられた空間部分であり、内部に貯留したインクに対して圧力の印加が自在な空間である。このような圧力室11aは、それぞれが略矩形の開口形状を有し、ノズル基板12に向かって圧力室基板11を厚み方向に貫通した状態で設けられている。複数の圧力室11a(ここでは説明のため8室)は、略矩形の開口形状の短辺方向に配列された4室を1列として2列に配列され、1列目の圧力室11a間に2列目の圧力室11aが配置されるように、互い違いに2列に設けられている。
また各圧力室11aは、圧力室11aの列方向に対向して配置された2つの圧電素子からなる駆動壁を備えている。このような圧力室11aの列方向の内壁、すなわち略矩形の開口形状の長辺方向の内壁には、隣接する圧力室11a間の隔壁部分を駆動壁として駆動するための駆動電極14が、少なくとも隔壁部分を挟むように対向して配置されている。これにより、駆動電極14に電圧が印加されると、隣接する圧力室11a間の隔壁部分が駆動壁としてシェアモード型の変位を繰り返すことにより、圧力室11a内のインクに圧力が加えられる構成となっている。
なお、圧力室11aは、開口形状が略矩形であることとしたが、開口形状は略矩形の内角がR状であることが好ましく、内壁の入隅が曲面で構成されていて、4方向の側壁と底面とによって構成される角部がR状となっていることが好ましい。これにより、圧力室11aの内部においてインクの流速が遅くなる角部を消滅させ、圧力室11aの内部においてのインクの流速を均一化してインク粒子の沈降やインク粘度の高まりを防止することができる。
−循環室11b−
循環室11bは、インクジェットヘッド100の外部にインクを排出するための流路として設けられた空間部分であり、ノズル基板12に向かって圧力室基板11を厚み方向に貫通した状態で設けられている。このような循環室11bは、図示したように複数(ここでは3室)設けられていてもよいし、2室であっても1室であってもよい。ただし、各循環室11bの容積は、各圧力室11aの容積よりも大きいことが好ましく、これによってインクの排出効率を高めることができる。
−共通排出流路11c−
共通排出流路11cは、圧力室基板11においてノズル基板12側に向く面に形成された溝状部分であり、以降に説明するように、各圧力室11aに対して個別に接続されたインク排出流路と循環室11bとを連通する状態で設けられている。このような共通排出流路11cは、2列に配列された圧力室11aに沿って各圧力室11aの両側に配設されている。これにより、圧力室基板11のノズル基板12側に向く面は、3本の共通排出流路11cが平行に配設され、2本の共通排出流路11cの中間位置に圧力室11aの列が1列配置された状態となる。また、圧力室基板11のノズル基板12側に向く面において、各圧力室11aと共通排出流路11cとの間隔は一定となっていてよい。
このような共通排出流路11cは、次に説明するノズル基板12よりも厚みを有する圧力室基板11に対して形成されたことにより、ある程度の容積を確保できる。このため、循環室11bからのインクの排出量を相当量に確保してインク流路における気泡等を効果的に循環室11bから排出することができる。
[ノズル基板12]
図7は、実施形態に係るノズル基板12の平面図であり、ノズル基板12を圧力室基板11側から見た平面図である。なお、先の図6は、図7のA−A断面に相当している。また図8は、実施形態に係るノズル基板12を有するヘッドチップ1の断面図であり、図7のB−B断面に相当している。これらの図7〜図8および、先の図5〜図6に示すように、ノズル基板12は、長尺の薄板状の基板部材であって、圧力室基板11に向かって薄板状の厚み方向に貫通する複数のノズル12aを備えている。またノズル基板12は、圧力室基板11に向かう面に、インク排出流路12bを備えている。さらにノズル基板12は、圧力室基板11に向かう面において、先に説明した圧力室11a、循環室11b、および共通排出流路11cの底部を構成する溝部分を備えている。すなわち、圧力室11a、循環室11b、および共通排出流路11cは、圧力室基板11とノズル基板12とにわたって形成されている。
−ノズル12a−
ノズル12aは、圧力室11a内のインクを、図1に示した搬送ドラム221側に吐出するための孔部であり、圧力室11aの底面においてノズル基板12を貫通して穿設されていて、圧力室11aに連通して設けられている。このノズル12aは、例えば、圧力室基板11側から、ヘッドユニット224の底面224a側に向かって開口径が小さくなるように、側壁がテーパ形状に成形されている。テーパ形状は、全周にわたって同じ角度であってよく、ノズル12aの開口の中心軸は、ノズル基板12の厚み方向と一致している。そして、ヘッドユニット224の底面224aに位置するノズル12aの吐出開口100aは、ノズル12aの先端であって開口径が最も小さく絞られている。
このようなノズル12aは、圧力室11aの底面において2つの駆動壁の中間に位置している。これにより、ノズル12aの吐出開口100aからのインクの吐出方向をノズル基板23の基板面に垂直な方法とすることができる。またノズル12aは、圧力室11aの中央部から外れた位置で、圧力室11aを挟んで配置された2本の共通排出流路11cの何れか一方側に近い位置に設けられている。
−インク排出流路12b−
インク排出流路12bは、各圧力室11aと共通排出流路11cとの間に配設され、これらを連通させて圧力室11aから共通排出流路11cにインクを排出するための流路として設けられている。このようなインク排出流路12bは、各圧力室11aに対するノズル12aの連通箇所に近接して接続され、1つの圧力室11aについて複数設けられている。ここでは、各圧力室11aに対し、2つのインク排出流路12bが、共通排出流路11c側においてノズル12aを挟んで対向して配設されている。2つのインク排出流路12bは、流路の開口径が同一であり、また例えば圧力室11aから共通排出流路11cまでの間の部分において同じ長さであってよい。
また2つのインク排出流路12bは、圧力室11aの底面に近接する圧力室11aの側壁、すなわちノズル基板12に形成された圧力室11aの底部を構成する溝部分の壁部に、ノズル12aを挟んで対向する状態で設けられている。この状態において、ノズル12aは、圧力室11aの中央部から外れた位置で、圧力室11aを挟んで配置された2本の共通排出流路11cの何れか一方側に近い位置に設けられている。したがって、2つのインク排出流路12bは、ノズル12aに対して非対称に設けられた状態となっている。ここでは、ノズル12aおよびノズルの吐出開口100aに対し、2つインク排出流路12bが異なる距離を保って配置された構成となっている。
以上のようなノズル基板12において、インク排出流路12b、および圧力室11a、循環室11b、および共通排出流路11cの底部が形成されている部分は、薄板状の基板部材の板厚がさらに薄くなっている。このため、この部分は、圧力によりわずかに弾性変形して流路の容積を変更可能であり、ダンパーとして機能する。
また以上のようなノズル基板12は、例えば、ポリイミド材料のプレートに対してレーザー加工によってノズル12aや循環室11bを形成したり、シリコン材料のプレートに対してエッチング加工によってノズル12aや循環室11bを形成することによって得られる。
<配線基板2>
図4および図5に示すように、配線基板2は、ヘッドチップ1の上部であって、ヘッドチップ1における圧力室基板11側に貼り合わせた状態で設けられている。この配線基板2は、ヘッドチップ1よりも一回り大きな平面矩形形状の基板部材によって構成されたもので、ヘッドチップ1に貼り合わせられた状態でヘッドチップ1の全周にわたってヘッドチップ1からはみ出す大きさである。このような配線基板2は、中央に1つの開口部2aを備えている。また配線基板2は、ヘッドチップ1の圧力室基板11側に向かう面に配線21を備えている。
開口部2aは、圧力室基板11に設けられた複数の圧力室11aおよび複数の循環室11bを覆う大きさである。
配線21は、圧力室11aの内壁に設けられた駆動電極14の引き出し配線となるもので、一端側が各圧力室11aの駆動電極14に接続され、他端側が配線基板2の端縁にまで引き出されている。したがって配線基板2には、圧力室11aと同数の配線21が、それぞれ絶縁性を保った状態で設けられている。ここでは図示したように、配線21は、圧力室11aから配線基板2の両側長辺に向かって4本ずつ、合計で8本の配線21が設けられた状態となる。
<フレキシブル基板3>
フレキシブル基板3は、配線基板2と、次に説明する駆動回路基板4との間に設けられたもので、配線基板2に設けられた配線21を駆動回路基板4に引き出すためのものである。図5に示すように、フレキシブル基板3は、その一主面側に、複数本の配線31が設けられたものであり、これらの配線31を配線基板2に設けられた配線21と1対1で対応させて接続させる状態で、配線基板2に対して貼り合わせられている。
<駆動回路基板4>
図4に示すように、駆動回路基板4は、ヘッドチップ1の各圧力室11aに設けた駆動電極14を制御するための制御チップ41が搭載されたものである。このような駆動回路基板4は、フレキシブル基板3の配線31および配線基板2の配線21を介して、各圧力室11aに設けた駆動電極14に信号を印加し、圧力室11a内のインクに加える圧力を制御する。
<マニホールド5>
図4および図6に示すマニホールド5は、インクの流路を構成するものであって、配線基板2を介して、ヘッドチップ1の圧力室基板11側に取り付けられた本体51を備えている。本体51で覆われた配線基板2に向かう側には、インク貯留室52およびインク循環室53の、2つの空間部が設けられる。またマニホールド5は、インク貯留室52内にフィルタFを備えている。さらにマニホールド5は、本体51に対して、インクの供給ポート54a、インクの循環ポート54b、および2つの気泡除去ポート54c,54dが設けられている。
[本体51]
本体51は、ヘッドチップ1と逆側において、配線基板2の開口部2aを覆う状態で、配線基板2の外縁部に接着により固定された状態で設けられている。この本体51は、圧力室11aを覆って設けられたインク貯留室52と、インク貯留室52とは独立して循環室11bを覆って設けられたインク循環室53とに区画されている。
[インク貯留室52]
インク貯留室52は、全ての圧力室11aと連通する空間部である。このようなインク貯留室52の内部空間は、ヘッドチップ1に対する所定の高さ位置にフィルタFが設けられている。インク貯留室52内に設けられたフィルタFは、インク貯留室52内を、圧力室11a側とその逆側とに区切るように、インク貯留室52内の高さ位置に設けられている。これにより、インク貯留室52内は、フィルタFによって圧力室11aと隔てられた第1液室52aと、圧力室11a側の第2液室52bとに区切られた状態となっている。
[インク循環室53]
インク循環室53は、循環室11bと連通する空間部である。このインク循環室53は、インク貯留室52に対して独立していれば、各循環室11bに対して個別に連通する空間部であってもよいし、全ての循環室11bと連通する空間部であってもよい。
[供給ポート54a]
供給ポート54aは、インク貯留室52の第1液室52aに連通されたインクの供給管であり、インク貯留室52へのインクの導入に用いられる。この供給ポート54aには、以降に説明するインク循環経路8が接続される。
[循環ポート54b]
循環ポート54bは、インク循環室53に連通されたインクの排出管であり、ヘッドチップ1の循環室11bから排出されたインクをインクジェットヘッド100の外部へ排出するために用いられる。この循環ポート54bには、以降に説明するインク循環経路8が接続される。
[気泡除去ポート54c,54d]
気泡除去ポート54c,54dは、インク貯留室52の第1液室52aと第2液室52bの上端部にそれぞれ連通されており、第1液室52a内および第2液室52b内の気泡を除去するために用いられる。
以上のように構成されたマニホールド5は、フィルタFを除いて樹脂により成形されてなる部材である。
<キャップ受板7>
図4および図6に示したキャップ受板7は、その略中央部にノズル用開口部71が形成されており、ヘッドチップ1のノズル基板12がノズル用開口部71を介して露出するようにして設けられている。このキャップ受板7は、図2に示したヘッドユニット224の底面224aの一部を構成する。
<インク循環経路8>
ここで、インクジェットヘッド100に供給するインクを循環させるためのインク循環経路8の構成を説明する。インク循環経路8は、図1に示した画像形成装置200を構成するものであり、インクジェットヘッド100の外部に設けられたものである。このようなインク循環経路8は、インクジェットヘッド100における供給ポート54aと循環ポート54bとの間に設けられ、次のように構成されている。
すなわちインク循環経路8は、供給ポート54aに接続された供給用サブタンク81を備えている。供給用サブタンク81は、マニホールド5のインク貯留室52に供給するためのインクが充填されたものであり、インク流路82を介して供給ポート54aに接続されている。この供給用サブタンク81は、供給用サブタンク81に供給するためのインクが充填されたメインタンク83に対して、インク流路84を介して接続されている。そして、インク流路84に設けられたポンプ84pによって加えられた圧力によって、メインタンク83から供給用サブタンク81にインクが供給される構成となっている。
またインク循環経路8は、循環ポート54bに接続された循環用サブタンク85を備えている。循環用サブタンク85は、マニホールド5のインク循環室53から排出されたインクが充填されたものであり、インク流路86を介して循環ポート54bに接続されている。なお、循環用サブタンク85は、インクジェットヘッド100の外部において、例えばノズル12aの吐出開口100aよりも所定量の低い位置に設けられていることとする。また、循環用サブタンク85は、インク流路87を介して供給用サブタンク81と接続されている。そして、インク流路87に設けられたポンプ87pによって加えられた圧力によって、循環用サブタンク85から供給用サブタンク81にインクが戻される構成となっている。
<実施形態の効果>
以上、本実施形態のインクジェットヘッド100は、図7および図8を用いて説明したように、圧力室11aの側壁の対向する位置に設けた2つのインク排出流路12bの一方に近接してノズル12aが設けられており、これにより2つのインク排出流路12bは、ノズル12aの吐出開口100aに対して非対称に配置された構成となっている。このように非対称な構成としたことにより、ノズル12aおよびノズル12aの吐出開口100aにおいて、インクの循環速度が確保され易く、インクの滞留を防止することができる。したがって、ノズル12aが長時間使用されない場合においてのノズル12aの吐出開口100aでのインクの乾燥を防止する効果が高い。この結果、ノズル12aの吐出開口100aからのインクの射出性能を長期的に維持することが可能である。またノズル12aの吐出開口100aでのインクの沈降を防止する効果も得られるため、これによってもインクの射出性能の長期的な維持が可能である。
≪実施形態に係るノズル基板の変形例1≫
図9は、実施形態に係るノズル基板の変形例1の平面図である。この図に示すノズル基板12−1が、先に説明した実施形態に係るノズル基板12と異なるところは、ノズル12a−1の配置位置および形状にあり、他の構成は先に説明した実施形態のノズル基板12と同様である。
すなわちノズル基板12-1に設けたノズル12a−1は、圧力室11aの底面において圧力室11aの中央部に位置しており、1対の駆動電極14の中間位置であって、圧力室11aの壁部に対向して接続された2つのインク排出流路12bから等しい距離に配置されている。
またノズル12a−1は、吐出開口100aに向かって開口径が小さくなるように側壁がテーパ形状に成形されていて、ヘッドユニット224の底面224aに位置するノズル12a−1の吐出開口100aは、ノズル12a−1の先端であって開口径が最も小さく絞られていることは、先の実施形態と同様である。ただし、ノズル12a−1の開口の中心軸は、ノズル基板12−1の厚み方向に対してずれた角度であって、ノズル12a−1の吐出開口100aの開口中心は、圧力室11aを挟んで配置された2本の共通排出流路11cの何れか一方側に近い位置にずれている。
このような構成のノズル基板12−1を備えたインクジェットヘッドであっても、ノズル12a−1の吐出開口100aが、圧力室11aの側壁の対向する位置に設けた2つのインク排出流路12bの一方に近接して設けられた構成であることにより、2つのインク排出流路12bは、ノズル12a−1の吐出開口100aに対して非対称に配置された構成となっている。したがって、ノズル12a−1の吐出開口100aにおいて、インクの循環速度が確保され易くインクの滞留を防止することができる。この結果、ノズル12a−1が長時間使用されない場合においてのノズル12a−1の吐出開口100aでのインクの乾燥を防止する効果が高く、ノズル12a−1の吐出開口100aからのインクの射出性能を長期的に維持することが可能である。またノズル12a−1の吐出開口100aでのインクの沈降を防止する効果も得られるため、これによってもインクの射出性能の長期的な維持が可能である。
≪実施形態に係るノズル基板の変形例2≫
図10は、実施形態に係るノズル基板の変形例2の平面図である。この図に示すノズル基板12−2が、先に説明した実施形態に係るノズル基板12と異なるところは、ノズル12a−2の配置位置、および2つのインク排出流路12b−2,12b−2’の開口径にある。他の構成は先に説明した実施形態のノズル基板12と同様である。
すなわち、ノズル基板12−2に設けたノズル12a-2は、圧力室11aの底面において圧力室11aの中央部に位置しており、1対の駆動電極14の中間位置であって、圧力室11aの壁部に対向して接続された2つのインク排出流路12b−2,12b−2’から等しい距離に配置されている。またノズル12a−2は、吐出開口100aに向かって開口径が小さくなるように側壁がテーパ形状に成形されており、ノズル12a−2の開口の中心軸は、ノズル基板12−2の厚み方向に一致していることは、上述した実施形態と同様である。
そして2つのインク排出流路12b−2,12b−2’は、共通排出流路11c側においてノズル12a−2を挟んで配設されていることは、上述した実施形態と同様である。ただし、2つのインク排出流路12b−2,12b−2’は、流路の開口径が異なっているところが特徴的である。図示した例においては、インク排出流路12b−2と、これよりも流路の開口径が小さいインク排出流路12b−2’とが、ノズル12a−2を挟んで配設されている。
このような構成のノズル基板12−2を備えたインクジェットヘッドであっても、底面の中央にノズル12a−2を設けた圧力室11aに対して、流路の開口径の異なる2つのインク排出流路12b−2,12b−2’が対向して配置されている。これにより、2つのインク排出流路12b−2,12b−2’は、ノズル12a−2の吐出開口100aに対して非対称に配置された構成となっている。したがって、ノズル12a−2の吐出開口100aにおいて、インクの循環速度が確保され易くインクの滞留を防止することができる。この結果、ノズル12a−2が長時間使用されない場合においてのノズル12a−2の吐出開口100aでのインクの乾燥を防止する効果が高く、ノズル12a−2の吐出開口100aからのインクの射出性能を長期的に維持することが可能である。またノズル12a−2の吐出開口100aでのインクの沈降を防止する効果も得られるため、これによってもインクの射出性能の長期的な維持が可能である。
≪実施形態に係るノズル基板の変形例3≫
図11は、実施形態に係るノズル基板の変形例3の平面図である。この図に示すノズル基板12−3が、先に説明した実施形態に係るノズル基板12と異なるところは、ノズル12a−3の配置位置、およびインク排出流路12b−3の配置状態にある。他の構成は先に説明した実施形態のノズル基板12と同様である。
すなわち、ノズル基板12−3に設けたノズル12a-3は、圧力室11aの底面において圧力室11aの中央部に位置しており、1対の駆動電極14の中間位置に配置されている。またノズル12a−3は、吐出開口100aに向かって開口径が小さくなるように側壁がテーパ形状に成形されており、ノズル12a−3の開口の中心軸は、ノズル基板12−3の厚み方向に一致していることは、上述した実施形態と同様である。
そして、圧力室11aの側壁には、異なる本数のインク排出流路12b−3が対向して接続されている。ここでは一例として、1本のインク排出流路12b−3と、2本のインク排出流路12b−3とが、圧力室11aの側壁において対向して配置されていることとする。
そして1本のインク排出流路12b−3と、2本のインク排出流路12b−3とは、共通排出流路11c側においてノズル12a−3を挟んで配設されていることは、上述した実施形態と同様である。これらの3つのインク排出流路12b−3は、流路の開口径が同じであって良い。
このような構成のノズル基板12−3を備えたインクジェットヘッドであっても、底面の中央にノズル12a−3を設けた圧力室11aに対して、異なる本数のインク排出流路12b−3が対向して配置されている。これにより、インク排出流路12b−3は、ノズル12a−3の吐出開口100aに対して非対称に配置された構成となっている。したがって、ノズル12a−3の吐出開口100aにおいて、インクの循環速度が確保され易くインクの滞留を防止することができる。この結果、ノズル12a−3が長時間使用されない場合においてのノズル12a−3の吐出開口100aでのインクの乾燥を防止する効果が高く、ノズル12a−3の吐出開口100aからのインクの射出性能を長期的に維持することが可能である。またノズル12a−3の吐出開口100aでのインクの沈降を防止する効果も得られるため、これによってもインクの射出性能の長期的な維持が可能である。
≪他の実施形態に係るインクジェットヘッド≫
図12は、他の実施形態に係るインクジェットヘットに設けられたヘッドチップの要部断面図である。図12に示すヘッドチップ1’が、上述した実施形態のインクジェットヘッドに設けられたヘッドチップと異なるところは、インク供給路52’に接続された圧力室11a’と、ノズル12a’との間に、インク供給路13が設けられているところにある。そして、複数のインク排出流路12b’(ここでは2つ)は、インク供給路13の先端から2方向に向かって延設されている。また、ノズル12a’は、インク供給路13の先端とずれた位置において、2方向に延設されたインク排出流路12b’のうちの何れかの1つの壁部に穿設されている。
ノズル12a’は、吐出開口100aに向かって開口径が小さくなるように側壁がテーパ形状に成形されており、ノズル12a’の開口の中心軸は、ノズル基板12’の厚み方向に一致していることは、上述した実施形態と同様である。
このような構成のヘッドチップ1’を備えたインクジェットヘッドであっても、2つのインク排出流路12b’は、ノズル12a’の吐出開口100aに対して非対称に配置された構成となっている。したがって、ノズル12a’の吐出開口100aにおいて、インクの循環速度が確保され易くインクの滞留を防止することができる。したがって、ノズル12a’が長時間使用されない場合においてのノズル12a’の吐出開口100aでのインクの乾燥を防止する効果が高く、ノズル12a’の吐出開口100aからのインクの射出性能を長期的に維持することが可能である。またノズル12a’の吐出開口100aでのインクの沈降を防止する効果も得られるため、これによってもインクの射出性能の長期的な維持が可能である。
8…循環経路
11a,11a’…圧力室
12a,12a−1,12a−2,12a−3,12a’…ノズル
100a…ノズルの吐出開口
12b,12b−2,12b−2’,12b−3,12b’…インク排出流路
13…インク供給路
100…インクジェットヘッド
100a…吐出開口
200…画像形成装置

Claims (10)

  1. 内部に貯留したインクに対して圧力の印加が自在な圧力室と、
    インクを吐出するための吐出開口を有し前記圧力室に連通して設けられたインク吐出用のノズルと、
    前記圧力室に対する前記ノズルの連通箇所に近接して接続された複数のインク排出流路とを備え、
    前記複数のインク排出流路は、前記ノズルの吐出開口に対して非対称に設けられている
    インクジェットヘッド。
  2. 前記ノズルは、前記圧力室の底面に穿設され、
    前記複数のインク排出流路は、前記圧力室の底面に近接する当該圧力室の側壁に対向して接続されている
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記ノズルは、少なくとも前記吐出開口が前記圧力室の底面において前記複数のインク排出流路のうちの何れかに近接して配置された
    請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記ノズルは、前記圧力室の底面において前記複数のインク排出流路のうちの何れかに近接して配置された
    請求項2または3に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記ノズルは、前記圧力室の底面の中央に穿設され、
    前記圧力室の底面に近接する当該圧力室の側壁には、流路の開口径の異なる前記インク排出流路が対向して接続された
    請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記ノズルは、前記圧力室の底面の中央に穿設され、
    前記圧力室の底面に近接する当該圧力室の側壁には、異なる本数の前記インク排出流路が対向して接続された
    請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記圧力室は、対向して配置された2つの圧電素子からなる駆動壁を備え、
    前記ノズルは、前記圧力室の底面において前記2つの駆動壁の中間に配置された
    請求項1〜6のうちの何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記圧力室は、内壁の入隅が曲面で構成されている
    請求項1〜7のうちの何れか1項に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記圧力室と前記ノズルとの間に配置されたインク供給路を備え、
    前記複数のインク排出流路は、前記インク供給路の先端から2方向に向かって延設され、
    前記ノズルは、前記インク供給路の先端とずれた位置において、前記複数のインク排出流路のうちの何れかの1つの壁部に穿設された
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  10. 請求項1〜9のうちの何れか1項に記載のインクジェットヘッドと、
    前記インク排出流路の下流側と前記圧力室との間に配置され前記圧力室から前記ノズルに供給されたインクを前記圧力室に循環させるインク循環経路とを備えた
    画像形成装置。
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