JP2002154199A - インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置 - Google Patents

インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置

Info

Publication number
JP2002154199A
JP2002154199A JP2000353105A JP2000353105A JP2002154199A JP 2002154199 A JP2002154199 A JP 2002154199A JP 2000353105 A JP2000353105 A JP 2000353105A JP 2000353105 A JP2000353105 A JP 2000353105A JP 2002154199 A JP2002154199 A JP 2002154199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
image forming
ink droplets
forming apparatus
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000353105A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nishi
眞一 西
Katsuaki Komatsu
克明 小松
Kazuo Asano
和夫 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000353105A priority Critical patent/JP2002154199A/ja
Publication of JP2002154199A publication Critical patent/JP2002154199A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14475Structure thereof only for on-demand ink jet heads characterised by nozzle shapes or number of orifices per chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可
能である。 【解決手段】電極6に電圧を印加して、インクチャネル
5のノズル9aからインク滴を射出して記録媒体30に
画像を形成するインクジェット画像形成方法であり、イ
ンクチャネル5毎に設けた複数のノズル9aから同時に
インク滴を射出し、この射出された複数のインク滴がい
ずれかの位置で合体して1つの画素を形成する。また、
電極6に電圧を印加して、インクチャネル5のノズル9
あからインク滴を射出して記録媒体30に画像を形成す
るインクジェット画像形成装置であり、インクチャネル
5毎に複数のノズル9aを設け、この複数のノズル9a
から同時に射出された複数のインク滴がいずれかの位置
で合体して1つの画素を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
画像形成方法及びインクジェット画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタ等に用い
られるインクジェット画像記録装置には、電極に電圧を
印加して、インクチャネルのノズルからインク滴を射出
して記録媒体に画像を形成するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット画像記録装置で、高速で、しかも高画質の画像記録
を行なおうとすると、電圧の駆動周波数を上げることが
考えられるが、インクチャネル毎に1個のノズルが設け
られているため、図11に示すように、駆動周波数を上
げると射出インク滴量が反比例して低下する。
【0004】このように高速で駆動すると、射出インク
滴量が反比例して低下し、充分なインク滴量を得ること
ができず、バンディング(ベタ画像印字時の白抜け現
象)が発生し、高画質の画像記録を行なうことができな
いという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可
能なインクジェット画像形成方法及びインクジェット画
像記録装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『電極に電圧を
印加して、インクチャネルのノズルからインク滴を射出
して記録媒体に画像を形成するインクジェット画像形成
方法であり、前記インクチャネル毎に設けた複数のノズ
ルから同時にインク滴を射出し、この射出された複数の
インク滴がいずれかの位置で合体して1つの画素を形成
することを特徴とするインクジェット画像形成方法。』
である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、射出
された複数のインク滴がいずれかの位置で合体して1つ
の画素を形成するから、高速駆動でも充分なインク滴量
を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行な
うことができる。
【0009】また、インクチャネルに複数のノズルを有
するから、同一インク滴量を射出するインクチャネルに
対応して単一ノズルを有するものに比べて、ノズル径は
小さくできるので数10kHz程度の高速駆動時におい
ても、ノズルからエアを巻き込んだりする危険性が小さ
く、安定射出が可能である。
【0010】請求項2に記載の発明は、『前記複数のイ
ンク滴が、前記記録媒体に着弾する前に合体することを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット画像形成方
法。』である。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、複数
のインク滴が、記録媒体に着弾する前に合体すること
で、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、『前記複数のイ
ンク滴が、前記記録媒体に着弾した後に合体することを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット画像形成方
法。』である。
【0013】この請求項3に記載の発明によれば、複数
のインク滴が、記録媒体に着弾した後に合体すること
で、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、『前記インク中
に水、色剤及び水溶性有機溶媒を含有するインクである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0015】この請求項4に記載の発明によれば、イン
ク中に水、色剤及び水溶性有機溶媒を含有するインクで
あり、少ない複数のインク滴でも合体することができ、
高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高
速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、『前記インク中
に水、色剤及び非水溶性有機溶媒を含有するインクであ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
項に記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0017】この請求項5に記載の発明によれば、イン
ク中に水、色剤及び非水溶性有機溶媒を含有するインク
であり、少ない複数のインク滴でも合体することがで
き、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、『前記インク中
に水、色剤及び油系有機溶媒を含有するインクであるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0019】この請求項6に記載の発明によれば、イン
ク中に水、色剤及び油系有機溶媒を含有するインクであ
り、少ない複数のインク滴でも合体することができ、高
速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高速
で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、『前記インクの
表面張力が3.0×10-4N〜4.0×10-4Nである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0021】この請求項7に記載の発明によれば、イン
クの表面張力が3.0×10-4〜4.0×10-4Nであ
り、複数のインク滴が確実に合体し、しかも乱れのない
高精度の画素を得ることができ、高速駆動でも充分なイ
ンク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記
録を行なうことができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、『前記インク
は、粘度が2CP〜50CPであることを特徴とする請
求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のインクジェ
ット画像形成方法。』である。
【0023】この請求項8に記載の発明によれば、イン
クは、粘度が2CP〜50CPであり、複数のインク滴
が確実に合体し、しかも乱れのない高精度の画素を得る
ことができ、高速駆動でも充分なインク滴量を得ること
が可能で、高速で、高画質の画像記録を行なうことがで
きる。
【0024】請求項9に記載の発明は、『前記記録媒体
の支持体は、多孔質あるいは非多孔質であることを特徴
とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のイ
ンクジェット画像形成方法。』である。
【0025】この請求項9に記載の発明によれば、記録
媒体の支持体は、多孔質あるいは非多孔質であり、複数
のインク滴が確実に合体し、しかも乱れのない高精度の
画素を得ることができ、高速駆動でも充分なインク滴量
を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行な
うことができる。
【0026】請求項10に記載の発明は、『前記電圧の
駆動周波数が10kHz以上であることを特徴とする請
求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のインクジェ
ット画像形成方法。』である。
【0027】この請求項10に記載の発明によれば、電
圧の駆動周波数が10kHz以上であり、高速駆動でも
充分なインク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質
の画像記録を行なうことができる。
【0028】請求項11に記載の発明は、『前記電圧の
駆動波形は、矩形波、三角波、台形波いずれも使用可能
で、同時に複数のインク滴を射出する単位波形を、イン
クチャネル内にインクを充填し圧力波発生を準備する引
き波形と、インクチャネル内に圧力波を発生させインク
をノズルを通して外部へ押し出しインク滴として射出す
る押し出し波形と、インクチャネル内に残留する圧力波
をキャンセルして静め次の射出の安定動作をはかるキャ
ンセル波形とから構成することを特徴とする請求項1乃
至請求項10のいずれか1項に記載のインクジェット画
像形成方法。』である。
【0029】この請求項11に記載の発明によれば、電
圧の駆動波形は、矩形波、三角波、台形波いずれも使用
可能で、同時に複数のインク滴を射出する単位波形によ
り確実にインク滴を射出し、かつ次の射出の安定動作を
図ると共に、射出後にノズルの先端からのエアの吸い込
みを防止し、メニスカスの安定化を可能にする。
【0030】請求項12に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾する前に合体する時の
着弾精度は、形成する画素径の±50%以下であること
を特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に
記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0031】この請求項12に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾する前に合体する時の
着弾精度がよく、高速で、高画質の画像記録を行なうこ
とができる。
【0032】請求項13に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾した後に合体する時の
着弾精度は、形成する画素の径の±20%以下であるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0033】この請求項13に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾した後に合体する時の
着弾精度がよく、高速で、高画質の画像記録を行なうこ
とができる。
【0034】請求項14に記載の発明は、『前記複数の
インク滴の射出速度は、3m/sec〜20m/sec
であることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいず
れか1項に記載のインクジェット画像形成方法。』であ
る。
【0035】この請求項14に記載の発明によれば、複
数のインク滴の射出速度は、3m/sec〜20m/s
ecであり、高速でも、高画質の画像記録を行なうこと
ができる。
【0036】請求項15に記載の発明は、『前記複数の
インク滴の射出量は、1pl〜200plであることを
特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記
載のインクジェット画像形成方法。』である。
【0037】この請求項15に記載の発明によれば、複
数のインク滴の射出量は、1pl〜200plであり、
高速でも、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0038】請求項16に記載の発明は、『前記インク
チャネル内に入り込んだエアを、メンテナンス時に吸引
して排除する圧力は、0.1kg/cm2〜1kg/c
2であることを特徴とする請求項1乃至請求項15の
いずれか1項に記載のインクジェット画像形成方法。』
である。
【0039】この請求項16に記載の発明によれば、イ
ンクチャネル内に入り込んだエアを、メンテナンス時に
吸引して確実に排除することができる。
【0040】請求項17に記載の発明は、『電極に電圧
を印加して、インクチャネルのノズルからインク滴を射
出して記録媒体に画像を形成するインクジェット画像形
成装置であり、前記インクチャネル毎に複数のノズルを
設け、この複数のノズルから同時に射出された複数のイ
ンク滴がいずれかの位置で合体して1つの画素を形成す
るように構成したことを特徴とするインクジェット画像
形成装置。』である。
【0041】この請求項17に記載の発明によれば、射
出された複数のインク滴がいずれかの位置で合体して1
つの画素を形成するから、高速駆動でも充分なインク滴
量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行
なうことができる。
【0042】また、インクチャネルに複数のノズルを有
するから、同一インク滴量を射出するインクチャネルに
対応して単一ノズルを有するものに比べて、ノズル径は
小さくできるので数10kHz程度の高速駆動時におい
ても、ノズルからエアを巻き込んだりする危険性が小さ
く、安定射出が可能である。
【0043】請求項18に記載の発明は、『前記複数の
ノズルの形状を、それぞれのインク滴の射出方向がいず
れかの位置で合体するようにしたことを特徴とする請求
項17に記載のインクジェット画像形成装置。』であ
る。
【0044】この請求項18に記載の発明によれば、複
数のノズルの形状を、それぞれのインク滴の射出方向が
いずれかの位置で合体するように構成する簡単な構成で
複数のインク滴を合体することができ、高速駆動でも充
分なインク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質の
画像記録を行なうことができる。
【0045】請求項19に記載の発明は、『前記複数の
ノズル間の間隔を、それぞれのインク滴がいずれかの位
置で合体するようにしたことを特徴とする請求項17に
記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0046】この請求項19に記載の発明によれば、複
数のノズル間の間隔を、それぞれのインク滴がいずれか
の位置で合体するように構成する簡単な構成で複数のイ
ンク滴を合体することができ、高速駆動でも充分なイン
ク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録
を行なうことができる。
【0047】請求項20に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾する前に合体すること
を特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0048】この請求項20に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾する前に合体すること
で、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0049】請求項21に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾した後に合体すること
を特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0050】この請求項21に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾した後に合体すること
で、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0051】請求項22に記載の発明は、『前記インク
中に水、色剤及び水溶性有機溶媒を含有するインクであ
ることを特徴とする請求項17乃至請求項21のいずれ
か1項に記載のインクジェット画像形成装置。』であ
る。
【0052】この請求項22に記載の発明によれば、イ
ンク中に水、色剤及び水溶性有機溶媒を含有するインク
であり、少ない複数のインク滴でも合体することがで
き、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0053】請求項23に記載の発明は、『前記インク
中に水、色剤及び非水溶性有機溶媒を含有するインクで
あることを特徴とする請求項17乃至請求項21のいず
れか1項に記載のインクジェット画像形成装置。』であ
る。
【0054】この請求項23に記載の発明によれば、イ
ンク中に水、色剤及び非水溶性有機溶媒を含有するイン
クであり、少ない複数のインク滴でも合体することがで
き、高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能
で、高速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0055】請求項24に記載の発明は、『前記インク
中に水、色剤及び油系有機溶媒を含有するインクである
ことを特徴とする請求項17乃至請求項21のいずれか
1項に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0056】この請求項24に記載の発明によれば、イ
ンク中に水、色剤及び油系有機溶媒を含有するインクで
あり、少ない複数のインク滴でも合体することができ、
高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高
速で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0057】請求項25に記載の発明は、『前記インク
の表面張力が3.0×10-4〜4.0×10-4Nである
ことを特徴とする請求項17乃至請求項24のいずれか
1項に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0058】この請求項25に記載の発明によれば、イ
ンクの表面張力が3.0×10-4〜4.0×10-4Nで
あり、複数のインク滴が確実に合体し、しかも乱れのな
い高精度の画素を得ることができ、高速駆動でも充分な
インク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像
記録を行なうことができる。
【0059】請求項26に記載の発明は、『前記インク
は、粘度が2CP〜50CPであることを特徴とする請
求項17乃至請求項25のいずれか1項に記載のインク
ジェット画像形成装置。』である。
【0060】この請求項26に記載の発明によれば、イ
ンクは、粘度が2CP〜50CPであり、複数のインク
滴が確実に合体し、しかも乱れのない高精度の画素を得
ることができ、高速駆動でも充分なインク滴量を得るこ
とが可能で、高速で、高画質の画像記録を行なうことが
できる。
【0061】請求項27に記載の発明は、『前記記録媒
体の支持体は、多孔質あるいは非多孔質であることを特
徴とする請求項17乃至請求項26のいずれか1項に記
載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0062】この請求項27に記載の発明によれば、記
録媒体の支持体は、多孔質あるいは非多孔質であり、複
数のインク滴が確実に合体し、しかも乱れのない高精度
の画素を得ることができ、高速駆動でも充分なインク滴
量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行
なうことができる。
【0063】請求項28に記載の発明は、『前記電圧の
駆動周波数が10kHz以上であることを特徴とする請
求項17乃至請求項27のいずれか1項に記載のインク
ジェット画像形成装置。』である。
【0064】この請求項28に記載の発明によれば、電
圧の駆動周波数が10kHz以上であり、高速駆動でも
充分なインク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質
の画像記録を行なうことができる。
【0065】請求項29に記載の発明は、『前記電圧の
駆動波形は、矩形波、三角波、台形波いずれも使用可能
で、同時に複数のインク滴を射出する単位波形を、イン
クチャネル内にインクを充填し圧力波発生を準備する引
き波形と、インクチャネル内に圧力波を発生させインク
をノズルを通して外部へ押し出しインク滴として射出す
る押し出し波形と、インクチャネル内に残留する圧力波
をキャンセルして静め次の射出の安定動作をはかるキャ
ンセル波形とから構成することを特徴とする請求項17
乃至請求項28のいずれか1項に記載のインクジェット
画像形成装置。』である。
【0066】この請求項29に記載の発明によれば、電
圧の駆動波形は、矩形波、三角波、台形波いずれも使用
可能で、同時に複数のインク滴を射出する単位波形によ
り確実にインク滴を射出し、かつ次の射出の安定動作を
図ると共に、射出後にノズルの先端からのエアの吸い込
みを防止し、メニスカスの安定化を可能にする。
【0067】請求項30に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾する前に合体する時の
着弾精度は、形成する画素径の±50%以下であること
を特徴とする請求項17乃至請求項28のいずれか1項
に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0068】この請求項30に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾する前に合体する時の
着弾精度がよく、高速で、高画質の画像記録を行なうこ
とができる。
【0069】請求項31に記載の発明は、『前記複数の
インク滴が、前記記録媒体に着弾した後に合体する時の
着弾精度は、形成する画素の径の±20%以下であるこ
とを特徴とする請求項17乃至請求項30のいずれか1
項に記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0070】この請求項31に記載の発明によれば、複
数のインク滴が、記録媒体に着弾した後に合体する時の
着弾精度がよく、高速で、高画質の画像記録を行なうこ
とができる。
【0071】請求項32に記載の発明は、『前記複数の
インク滴の射出速度は、3m/sec〜20m/sec
であることを特徴とする請求項17乃至請求項31のい
ずれか1項に記載のインクジェット画像形成装置。』で
ある。
【0072】この請求項32に記載の発明によれば、複
数のインク滴の射出速度は、3m/sec〜20m/s
ecであり、高速でも、高画質の画像記録を行なうこと
ができる。
【0073】請求項33に記載の発明は、『前記複数の
インク滴の射出量は、1pl〜200plであることを
特徴とする請求項17乃至請求項32のいずれか1項に
記載のインクジェット画像形成装置。』である。
【0074】この請求項33に記載の発明によれば、複
数のインク滴の射出量は、1pl〜200plであり、
高速でも、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0075】請求項34に記載の発明は、『前記インク
チャネル内に入り込んだエアを、メンテナンス時に吸引
して排除する圧力は、0.1kg/cm2〜1kg/c
2であることを特徴とする請求項17乃至請求項33
のいずれか1項に記載のインクジェット画像形成装
置。』である。
【0076】この請求項34に記載の発明によれば、イ
ンクチャネル内に入り込んだエアを、メンテナンス時に
吸引して確実に排除することができる。
【0077】
【発明の実施の形態】以下、この発明のインクジェット
画像形成方法及びインクジェット画像記録装置の実施の
形態を挙げて説明するが、この発明の態様はこれに限定
されない。
【0078】図1及び図2はインクジェット画像記録装
置を示し、図1はインクジェット画像記録装置の断面
図、図2は図1のII-II線に沿う断面図である。
【0079】この実施の形態のインクジェット画像記録
装置のインクジェットヘッド1は、第1の圧電性材料基
板2と第2の圧電性材料基板3との間に第1の接着剤4
を介在して積層する。この積層された第1の圧電性材料
基板2と第2の圧電性材料基板3に、第2の圧電性材料
基板3側から溝を所定間隔で加工し、第1の圧電性材料
基板2の第1の隔壁2aと第2の圧電性材料基板3の第
2の隔壁3aとでインクチャネル5を区画する。
【0080】第1の隔壁2a及び第2の隔壁3aに蒸着
により電極6を設け、第2の圧電性材料基板3とカバー
基板7との間に第2の接着剤8を介在して積層する。カ
バー基板7には、インクチャネル5にインクを供給する
インク供給口7aが形成されている。また、第1の圧電
性材料基板2、第2の圧電性材料基板3及びカバー基板
7の端部に、2個のノズル孔9aを有するノズルプレー
ト9が設けられている。
【0081】第2の圧電性材料基板3には、配線パター
ン20が電極6に接続するように設けられている。配線
パターン20に、配線21が接続され、この配線21か
ら第1の隔壁2a及び第2の隔壁3aに設けた電極6に
電圧を印加してインクチャネル5を変形させてインクを
吐出するようになっている。
【0082】第1の圧電性材料基板2及び第2の圧電性
材料基板3の圧電性材料は、電圧を加えることにより応
力変化を生じるものであれば特に限定されず、公知のも
のが用いられ、有機材料からなる基板であっても良い
が、圧電性非金属材料からなる基板が好ましく、この圧
電性非金属材料からなる基板として、例えば成形、焼成
等の工程を経て形成されるセラミックス基板、又は成
形、焼成を必要としないで形成される基板等がある。有
機材料としては、有機ポリマー、有機ポリマーと無機物
とのハイブリッド材料が挙げられる。
【0083】セラミックス基板としては、PZT(Pb
ZrO3−PbTiO3、第三成分添加PZTがあり、第
三成分としてはPb(Mg1/2Nb2/3)O3、Pb(M
1/3Sb2/3)O3、Pb(Co1/3Nb2/3)O3等があ
り、さらにBaTiO3、ZnO、LiNbO3、LiT
aO3等を用いて形成することができる。
【0084】また、成形、焼成を必要としないで形成さ
れる基板として、例えば、ゾルゲール法、積層基板コー
ティング等で形成することができる。ゾルゲール法によ
れば、ゾルは所定の化学組成を持つ均質な溶液に、水、
酸あるいはアルカリを添加し、加水分解等の化学変化を
起こさせることによって調整される。さらに、溶媒の蒸
発や冷却等の処理を加えることによって、目的組成の微
粒子あるいは非金属無機微粒子の前躯体を分散したゾル
が作成され、基板とすることができる。異種元素の微量
添加も含めて、化学組成の均一な化合物を得ることがで
き、出発原料には一般にケイ酸ナトリウム等の水に可溶
な金属塩あるいは金属アルコキシドが用いられ、金属ア
ルコキシドは、一般式M(OR)nで表される化合物
で、OR基が強い塩基性を持つため容易に加水分解さ
れ、有機高分子のような縮合過程を経て、金属酸化物あ
るいはその水和物に変化する。
【0085】また、積層基板コーティングとして、気相
から蒸着させる方法があり、気相からセラミックの基板
を作成する方法には、物理的手段による蒸着方法と、気
相あるいは基板表面の化学反応による製法の二通りに分
類され、さらに、物理蒸着方(PVD)は、真空蒸着
法、スパッター法、イオンプレーティング法等に細分さ
れ、また化学的方法にも気相化学反応法(CVD)、プ
ラズマCVD法などがある。物理蒸着法(PVD)とし
ての真空蒸着法は、真空中で対象とする物質を加熱して
蒸発させ、その蒸気を基板上に付着させる方法で、スパ
ッター法は目的物質(ターゲット)に高エネルギー粒子
を衝突させ、ターゲット表面の原子・分子が衝突粒子と
運動量を交換して、表面からはじきだされるスパッタリ
ング現象を利用する方法である。またイオンプレーティ
ング法は、イオン化したガス雰囲気中で蒸着を行う方法
である。また、CVD法では、膜を構成する原子・分子
あるいはイオンを含む化合物を気相状態にしたのち、適
当なキャリヤーガスで反応部に導き、加熱した基板上で
反応あるいは反応析出させることによって膜を形成し、
プラズマCVD法はプラズマエネルギーで気相状態を発
成させ、400℃〜500℃までの比較的低い温度範囲
の気相化学反応で、膜を析出させる。
【0086】カバー基板7の材料は、特に限定されず、
有機材料からなる基板であっても良いが、非圧電性非金
属材料からなる基板が好ましく、この非圧電性非金属材
料からなる基板として、アルミナ、窒化アルミニウム、
ジルコニア、シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバ
イド、石英、PZTの少なくとも1つから選ばれること
が好ましい。
【0087】この非圧電性材料基板は、例えば成形、焼
成等の工程をへて形成されるセラミックス基板、又は成
形、焼成を必要としないで形成される基板等があり、焼
成等の工程をへて形成されるセラミックス基板として、
例えばAl23、SiO2、それらの混合、混融体、さ
らにZrO2、BeO、AeN、SiC等を用いること
ができる。有機材料としては、有機ポリマー、有機ポリ
マーと有機物とのハイブリッド材料が挙げられる。
【0088】電極6となる金属は、白金、金、銀、銅、
アルミニウム、パラジウム、ニッケル、タンタル、チタ
ンを用いることができ、特に、電気的特性、加工性の点
から、金、アルミニウム、銅、ニッケルが良く、メッ
キ、蒸着、スパッタで形成される。
【0089】この実施の形態のインクジェット画像形成
装置は、電極6に電圧を印加して、インクチャネル5の
2個のノズル9aからインク滴を射出して記録媒体30
に画像を形成する。このインクジェット画像形成装置の
インクジェットヘッド1は、インクチャネル5毎に2個
のノズル9aを設け、このノズル9aから同時に射出さ
れたインク滴がいずれかの位置で合体して記録媒体30
上で1つの画素を形成するように構成している。ノズル
9aは、レーザ加工、エッチング加工、ポンチング加工
等のノズル加工法により形成される。
【0090】図3及び図4の実施の形態では、2個のノ
ズル9aの形状を、それぞれのノズル9aからのインク
滴の射出方向A,Bがいずれかの位置で合体するように
形成する。図3の実施の形態では、それぞれのノズル9
aは、外側ノズル面9a1の傾斜角度をαとし、内側ノ
ズル面9a2の傾斜角度をβとすると、30°>α≧β
>0°が好ましく、より好ましくは20°>α≧β>5
°とし、それぞれのノズル9aからのインク滴の射出方
向A,Bがいずれかの位置で合体する。
【0091】図4の実施の形態では、それぞれのノズル
9aのインク滴の射出方向A,Bのなす角度θが、好ま
しくは20°>θ>0°とし、より好ましくは10°>
θ>1°とし、それぞれのノズル9aからのインク滴の
射出方向A,Bがいずれかの位置で合体する。
【0092】このように、複数のノズル9aの形状を、
それぞれのインク滴の射出方向A,Bがいずれかの位置
で合体するように構成する簡単な構成で複数のインク滴
を合体することができ、高速駆動でも充分なインク滴量
を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行な
うことができる。
【0093】図5の実施の形態では、2個のノズル9a
間の間隔をdとし、この2個のノズル9a間の間隔d
を、それぞれのインク滴がいずれかの位置で合体するよ
うに構成する。2個のノズル9aは、射出側の径をaと
し、インクチャネル側の径をbとし、インクチャネルの
2個のノズル9aを並べた方向の長さをhとし、ノズル
間の間隔をdとすると、 a/b=1.0〜0.3 d<100μm d/a=1.2〜5 d/h=0.1〜0.8 が好ましい。
【0094】d/h=0.1〜0.8は小さい程が、よ
り確実にそれぞれのインク滴がいずれかの位置で合体す
ることができ好ましく、簡単な構成で複数のインク滴を
合体することができ、高速駆動でも充分なインク滴量を
得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行なう
ことができる。ノズル9aの形状は、真円でも楕円でも
かまわない。
【0095】図6の実施の形態では、図5の実施の形態
と同様に2個のノズル9a間の間隔をそれぞれのインク
滴がいずれかの位置で合体するように構成しているが、
インクチャネル側は凹部9dを形成して2個のノズル9
aを連通させて、高速駆動でも充分なインク滴量を得る
ことが可能である。
【0096】また、複数のインク滴が、記録媒体30に
着弾する前に合体してもよく、記録媒体30に着弾した
後に合体してもよい。
【0097】図7は2個のインク滴が、記録媒体30に
着弾した後に合体し、1つの画素40を形成する実施の
形態を示す。図7(a)は1つの画素40が真円であ
り、半径rで画素40は小さいがインク滴量が多い。図
7(b)は画素40が楕円であり、より画素40が大き
い。図7(c)は画素40がダルマ形であり、短軸方向
の長さをb2とし、長軸方向の長さをa2とし、a2/
b2を2〜10とすることが好ましい。ノズル9aと記
録媒体30との距離は、好ましくは0.1〜50mm、
より好ましくは0.5〜1.5mmである。
【0098】このように、複数のインク滴が、記録媒体
30に着弾する前に合体し、あるいは記録媒体30に着
弾した後に合体し、射出された複数のインク滴がいずれ
かの位置で合体して1つの画素40を形成するから、高
速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高速
で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0099】また、インクチャネル5に複数のノズル9
aを有するから、同一インク滴量を射出するインクチャ
ネルに対応して単一ノズルを有するものに比べて、ノズ
ル径は小さくできるので数10kHz程度の高速駆動時
においても、ノズル9aからエアを巻き込んだりする危
険性が小さく、安定射出が可能である。
【0100】この実施形態のインクジェット画像形成装
置のインクジェットヘッド1は、図8に示すように、イ
ンクチャネル5毎に位置をずらして複数のノズル9aを
形成してもよく、この実施の形態ではより高速で、高画
質の画像記録を行なうことができる。
【0101】また、インクジェットヘッド1は、図9に
示すように、インクチャネル5とエアチャネル50を交
互に形成し、このインクチャネル5毎に複数のノズル9
aを形成してもよく、この実施の形態ではインクチャネ
ル5の間にエアチャネル50を介在することで、より高
精度にインク滴の射出を行なうことができ、高画質の画
像記録を行なうことができる。
【0102】この実施の形態では、インクとして、水系
インク、溶剤系インク、油系インクを用いることができ
る。また、染料溶解インク、分散顔料インク、分散染料
インク、アクリルモノマーインク、白色チタン等の無機
物化合分散インク、発泡剤インク等も用いることができ
る。
【0103】インク中に水、色剤及び水溶性有機溶媒を
含有するインクを用いることができ、少ない複数のイン
ク滴でも合体することができ、高速駆動でも充分なイン
ク滴量を得ることが可能で、高速で、高画質の画像記録
を行なうことができる。
【0104】また、インクの表面張力が3.0×10-4
〜4.0×10-4Nであることが好ましく、複数のイン
ク滴が確実に合体し、しかも乱れのない高精度の画素を
得ることができ、高速駆動でも充分なインク滴量を得る
ことが可能である。
【0105】また、インクは、粘度が2CP〜50CP
であることが好ましく、複数のインク滴が確実に合体
し、しかも乱れのない高精度の画素を得ることができ、
高速駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能であ
る。
【0106】この実施の形態で用いられるインクは、イ
ンク中に水、1〜20質量%の色剤および水溶性有機溶
媒を10質量%以上50質量%未満含有するインクであ
って、液媒体100に対して無機性/有機性比が0.5
〜2.4である水溶性有機溶媒の含有量が1〜15質量
%であるインクを使用することができる。
【0107】また、無機性/有機性比が0.2〜2.4
である水溶性有機溶媒の含有量が5〜15質量%である
インクであることが好ましい。
【0108】この水溶性有機溶媒の無機性/有機性比と
は「有機概念図」中田青生著、三共出版1985に定義
されているものであり、その算出方法も三共出版物19
85に記載されている方法で算出できる。
【0109】この水溶性有機溶媒としては以下の例があ
げられる。
【0110】 無機性/有機性比 グリセリン 5.0 エチレングリコール 5.0 プロピレングリコール 3.3 ジエチレングリコール 2.8 1,2ペンタンジオール 2.0 ジプロピレングリコール 1.8 エチレングリコールモノメチルエーテル 2.0 エチレングリコールモノブチルエーテル 1.5 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.9 トリエチレングルコールモノブチルエーテル 0.8 また、アルコール類(例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イ
ソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリー
ブタノール、ペンタノール、ヘキサオール、シクロヘキ
サノール、ペンジルアルコール等)、多価アルコール類
(例えば、チオジグリコール等)、多価アルコールエー
テル類(例えば、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエ
チレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレング
リコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール
モノプチルエーテル、トリエチレングリコールジメチル
エーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル
等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホ
リン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエ
チレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチ
レンベンタミン、ポリエチレンイミン、ベンタメチルジ
エチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン
等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル
−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリド
ン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチル
スルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラン
等)、スルホン酸塩類(例えば1−ブタンスルホン酸ナ
トリウム塩等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等も
用いることができる。
【0111】この実施の形態に用いられる記録媒体30
は、布、ポリエステル、絹、綿、木材、ビニールシー
ト、プラスチックシート、セラミックス基板、プリント
基板、ガラス、金属等でも良く、さらに円形、曲面でも
良い。
【0112】この実施の形態に用いられる記録媒体30
の支持体は、多孔質あるいは非多孔質であり、複数のイ
ンク滴が確実に合体し、しかも乱れのない高精度の画素
を得ることができ、高速駆動でも充分なインク滴量を得
ることが可能で、高速で、高画質の画像記録を行なうこ
とができる。
【0113】この多孔質支持体としては、木材パルプ
紙、和紙、合成パルプ紙、合成繊維紙などが挙げられ
る。この発明で好ましく用いられる非多孔質支持体とし
ては、金属、非多孔質の疎水性樹脂フィルム、紙の表面
を非多孔質の疎水性樹脂で被覆した支持体などが用いら
れる。非多孔質の疎水性樹脂フィルム支持体の例として
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、
ポリ塩化ビニル(PVC)フィルム、ポリピロピレン
(PP)、フィルム、ポリスチレン(PS)フィルム等
を挙げることができる。これらは透明又は白色の支持体
として用いられる。
【0114】紙の両面を非多孔質の疎水性樹脂で被覆し
た支持体としては、ポリオレフィン系樹脂で被覆したも
のが好ましく、特にポリエチレン(PE)で両面を被覆
した紙支持体が最も好ましい。以下、特に好ましく用い
られるPEで紙の両面を被覆した支持体について説明す
る。
【0115】支持体に用いられる紙は、木材パルプを主
原料とし、必要に応じてポリプロピレンを混練した合成
パルプ、あるいはナイロンやポリエステルなどの合成繊
維を用いて抄紙される。木材パルプとしてはLBKP、
LBSP、NBKP、NBSP、LDP、NDP、LU
KP、NUKPのいずれも用いることができるが短繊維
分の多いLBKP、NBSP、LBSP、NDP、LD
Pをより多く用いることが好ましい。但し、LBSPお
よび又はLDPの比率は10〜70質量%が好ましい。
【0116】パルプは不純物の少ない化学パルプ(硫酸
塩パルプや亜硫酸塩パルプ)が好ましく用いられ、又、
漂白処理を行って白色度を向上させたパルプも有用であ
る。紙中には、高級脂肪酸、アルキルケテンダイマー等
のサイズ剤、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタンなど
の白色顔料、スターチ、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルアルコール等の紙力増強剤、蛍光増白剤、ポリエチレ
ングリコール類等の水分保持剤、分散剤、4級アンモニ
ウム等の柔軟剤などを適宜添加することができる。
【0117】抄紙に使用するパルプの濾水度はJIS
P 8121に記載のカナダ標準法で200〜500c
cが好ましく、又、叩解後の繊維長がJIS P 82
07に規定される24メッシュ残分質量%と42メッシ
ュ残分の質量%との和が30〜70%が好ましい。な
お、4メッシュ残分の質量%は20質量%以下であるこ
とが好ましい。
【0118】紙の坪量は50〜250g/m2であるこ
とが好ましく、特に70〜200g/m2が好ましい。
紙の厚さは50〜210μmが好ましい。
【0119】紙は抄紙段階又は抄紙後にカレンダー処理
を行い高平滑性を与えることもできる。紙密度は0.7
〜1.2g/m2(JIS P 8118)が一般的で
ある。更に原紙剛度はJIS P 8143に規定され
る条件で20〜200gが好ましい。
【0120】紙表面には一般的に使用されている表面サ
イジング剤を塗布しても良く、表面サイズ剤としては原
紙中添加できるサイジング剤と同様のサイジング剤を使
用できる。例えば特開平11−323771号、同11
−034483号、特開2000−0948027号、
同2000−198266号、同2000−22009
6号、同2000−199196号に記載されている各
種サイジング剤を使用してもかまわない。
【0121】紙のpHはJIS−P−8113で規定さ
れた熱水抽出法により測定された場合、5〜9であるこ
とが好ましい。
【0122】紙表面および裏面を被覆するポリエチレン
(PE)は、主として低密度ポリエチレン(LDPE)
および/又は高密度ポリエチレン(HDPE)であるが
他の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)やポリプ
ロピレン(PP)等も一部使用することができる。
【0123】特にインク吸収層を塗布する側のPE層は
写真用印画紙で一般的に使用されているようにルチル又
はアナターゼ型の酸化チタンをPE中に添加し、不透明
度および白色度を改良したものが好ましい。酸化チタン
含有量はPEに対して3〜20質量%であり、好ましく
は4〜13質量%である。
【0124】PE層中には白地の調整を行うための耐熱
性の高い顔料や蛍光増白剤を添加することができる。着
色顔料としては群青、紺青、コバルトブルー、マンガン
ブルー、セルリアン、タングステンブルー、モリブデン
ブルー、アンスラキノンブルー等が挙げられる。蛍光増
白剤としては、ジアルキルアミノクマリン、ビスジメチ
ルアミノスチルベン、ビスメチルアミノスチルベン、4
−アルコキシ−1、8−ナフタレンジカルボン酸−N−
アルキルイミド、ビスベンズオキサゾリルエチレン、ジ
アルキススチルベンなどが挙げられる。
【0125】紙の含水率は概ね3〜10質量%である。
【0126】PE被覆紙は光沢紙として用いることも、
又、PEを紙表面上に溶融押し出してコーティングする
際にいわゆる型付け処理を行って通常の写真印画紙で得
られるようなマット面や絹目面を形成したものも使用で
きる。
【0127】紙の表裏のPE使用量はインク吸収層の膜
圧やバック層を設けた後で低湿および高湿化でのカール
を最適化するように選択されるが、一般にはインク吸収
層を塗布する側のPE層が10〜40μm、バック層側
が10〜50μmの範囲である。又、支持体の両面にイ
ンク吸収層を塗布した記録用紙である場合には表裏のP
Eの厚みは実質的に等しくするのがカールの点で好まし
い。
【0128】PEを紙基体に塗布する方法は種々の方法
があるが、溶融したPEを紙基体に押し出し塗布する方
法が特に好ましい。押し出し塗布方法により紙基体にP
Eを塗布した後、冷却ロールに鏡面又は種々の粗面ロー
ルを使用することでPE表面の光沢度を変化させたり絹
面やマット面などの片付した支持体を作製することがで
きる。
【0129】記録用紙のインク吸収層は高いインク吸収
性を示し、ピーディングを抑制して班を発生させず、又
異色間の境界部での色混じりを防止して高品質のプリン
トを得る観点から、親水性バインダーと有機又は無機微
粒子で形成されるのが好ましい。微粒子は、高い濃度と
高い光沢度を得る観点から、粒径が約0.2μm以下で
かつ低屈折率のものが好ましく、特に無機微粒子が好ま
しい。
【0130】好ましい微粒子の平均粒径は、インク吸収
層中で0.005〜0.2μmであり、好ましくは0.
01〜0.15μmである。ここで言う平均粒径は、イ
ンク吸収層中に粒子として存在する状態で断面を電子顕
微鏡で観察したときに、個々の粒子の面積と等しい円に
換算したときの直径の個数平均値を示し、粒子は1次粒
子であっても2次凝集粒子であってもよい。インク吸収
層中で微粒子が2次凝集粒子を形成している場合にはそ
の2次粒子の粒子径を言う。
【0131】有機微粒子としては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、メチルアクリレート、プチ
ルアクリレート、スチレン、フタジエン、サクサンビニ
ル、エチレン、ジビニルペンゼン、塩化ビニル、ビニル
エーテル等のモノマーを単独又は共重合して得られるポ
リマーラテックスなどが挙げられる。
【0132】又無機微粒子の例としては、軽質炭酸カル
シウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオ
リン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、二酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、
炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミ
ナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミ
ニウム、リトボン、ゼオライト、水酸化マグネシウム等
の白色無機顔料等を挙げることができる。特に好ましい
のは、シリカ、アルミナ、擬ベーマイトである。
【0133】インク吸収層に用いられる親水性バインダ
ーとしては、従来記録用紙で公知の親水性バインダーを
用いることができ、例えば、ゼラチン、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、カルボキシ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、寒
天、デキストリンなどを挙げることができるが特に造膜
性の良好なポリビニルアルコールが好ましい。
【0134】好ましく用いられるポリビニルアルコール
はケン化度が70〜100%、平均重合度が2000〜
5000であり、最も好ましくはケン化度が80〜99
%、平均重合度が2200〜4500である。ポリビニ
ルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得ら
れる通常のポリビニルアルコールの他に、端末をカチオ
ン変性したポリビニルアルコールやアニオン性基を有す
るアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニ
ルアルコールも含まれる。
【0135】カチオン変性ポリビニルアルコールとして
は、例えば特開昭61−10483号に記載されている
ような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウム塩基
を上記ポリビニルアルコールの主鎖又は側鎖中に有する
ポリビニルアルコールであり、カチオン性基を有するエ
チレン性不飽和単量体と酢酸ビニルとの共重合体を加水
分解することにより得られる。
【0136】カチオン性基を有するエチレン性不飽和単
量体としては、例えばトリメチル−(2−アクリルアミ
ド−2、2−ジメチルエチル)アンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(3−アクリルアミド−3、3−ジメ
チルプロピル)アンモニウムクロライド、N−ビニルイ
ミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール、N
−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミド、
ヒドロキシルエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(−メタクリルアミドプロピル)アン
モニウムクロライド、N−(1.1−ジメチル−3−ジ
メチルアミノプロピル)アクリルアミド等が挙げられ
る。
【0137】カチオン変性ポリビニルアルコールのカチ
オン変性基含有単量体の比率は、酢酸ビニル(加水分解
されたものも含む)に対して0.1〜10モル%であ
り、好ましくは0.2〜5モル%である。
【0138】なお、親水性バインダーがカチオン性ポリ
ビニルアルコールである場合にはこれ自体がカチオン性
定着剤で染料定着性を有することからカチオン性ポリマ
ーは必ずしも必要とはしない。アニオン変性ポリビニル
アルコールは例えば、特開平1−206088号に記載
されているようなアニオン性基を有するポリビニルアル
コール、特開昭61−237681号、および同63−
307979号に記載されているような、ビニルアルコ
ールと水溶性基を有するビニル化合物との共重合体、及
び特開平7−285265号に記載されているような水
溶性基を有する変性ポリビニルアルコールが挙げられ
る。
【0139】又、ノニオン変性ポリビニルアルコールと
しては、例えば、特開平7−9758号に記載されてい
るようなポリアルキレンオキサイド基をビニルアルコー
ルの一部に付加したポリビニルアルコール誘導体、特開
平8−25795号に記載された疎水性基を有するビニ
ル化合物とビニルアルコールとのブロック共重合体等が
挙げられる。ポリビニルアルコールは重合度や変性の種
類違いなど2種類以上を併用することもできる。
【0140】インク供給層が含有する微粒子は記録用紙
1m2当たり5〜30gであり、好ましくは10〜25
gである。又、微粒子に対する親水性バインダーの質量
比は1〜15であり、好ましくは1.5〜8である。
【0141】この発明で用いることのできるカチオン性
定着剤としてはカチオン性ポリマー及び表面がカチオン
性である無機微粒子が挙げられる。カチオン性ポリマー
としてはインクジェット記録用紙で従来公知のものを用
いることができ、例えばインクジェットプリンター技術
と材料や特開平9−193532号に記載されている化
合物が挙げられる。
【0142】この発明において特に好ましいカチオン性
ポリマーは第4級アンモニウム塩基をポリマーの主鎖又
は側鎖に有するポリマーであり、ジメチルアミンエピハ
ドリン縮合物、ポリジアリルジメチルアンモニウム塩及
びその共重合体、ビニルペンジルトリメチルアンモニウ
ム塩の単独重合体又は共重合体、N,N,N−トリメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレートクロライドの単独
重合体又は共重合体である。以下に第4級アンモニウム
塩基を有するカチオン性ポリマーの具体例を示す。
【0143】カチオン性ポリマーの数平均分子量は20
00〜10万のものが好ましく、3000〜8万のもの
が特に好ましい。カチオン性ポリマーの使用量は記録用
紙1m2当たり概ね0.1〜10g、好ましくは0.2
〜5gの範囲である。
【0144】表面がカチオン性である無機微粒子として
は、例えばアルミナ、擬ベーマイト、表面がアルミニウ
ムで表面処理されたカチオン変性シリカ、さらには特開
平8−34160号に記載されているような、表面がア
ニオン性であるシリカ粒子表面に、カチオン性基とシリ
カ粒子と反応し得る基(トリスメトキシシリル基等)を
有する化合物を反応させて得られるシリカ粒子などが挙
げられる。
【0145】表面がカチオン性である上記無機微粒子は
これと親水性バインダーとの組合せにより染料定着性の
ある多孔質層を形成することができるが、カチオン性ポ
リマーを併用することもできる。
【0146】インク吸収層中には皮膜の造膜性を改善
し、又皮膜の耐水性や強度を高める目的で親水性バイン
ダーの有機又は無機の架橋剤を使用することができる。
【0147】有機の架橋剤としては、エポキシ系架橋
剤、イソシアネート系架橋剤、活性ビニル系架橋剤、ア
ルデヒド系架橋剤などを挙げることができる。無機の架
橋剤としては、ホウ酸系架橋剤、アルミニウム系架橋剤
が挙げられる。特に好ましい架橋剤としては、硼酸又は
その塩である。硼酸又はその塩としては、硼素原子を中
心原子とする酸素酸およびその塩のことを示し、具体的
にはオルト硼酸、メタ硼酸、次硼酸、四硼酸、五硼酸お
よびそれらの塩が含まれる。硼酸又はその塩の使用料
は、塗布液のシリカやポリビニルアルコールの量により
広範に変わり得るが、ポリビニルアルコールに対して1
〜60質量%であり、好ましくは5〜40質量%であ
る。
【0148】この発明の記録用紙のインク吸収層には上
記以外の各種の添加剤を添加することができる。例えば
特開昭57−74193号、同57−87988号及び
同62−261476号に記載の紫外線吸収剤、特開昭
57−74192号、同57−87989号、同60−
72785号、同61−146591号、特開平1−9
5091号及び同3−13376号等に記載されている
退色防止剤、アニオン、カチオン又は非イオンの各種界
面活性剤、特開昭59−42993号、同59−219
266号等に記載されている界面活性剤、蛍光増白剤、
消泡剤、ジエチレングリコール等の潤滑剤、防腐剤、増
粘剤、帯電防止剤、マット剤等の公知の各種添加剤を含
有させることができる。
【0149】インク吸収層の乾燥膜厚は20〜60μm
であり、特に25〜55μmが好ましい。インク吸収層
は単層からなっていてもよく、2層以上のインク吸収層
からなっても良い。インク吸収層は支持体の片面のみに
設けても良いが、両面に設けても良い。この時両面に設
けられるインク吸収層は同じ物でも良く、又異なってい
ても良い。
【0150】支持体上にインク吸収層を塗布するに当た
っては、表面と塗布層との間の接着強度を大きくする等
の目的で、支持体に予めコロナ放電処理を施したり、ゼ
ラチンやポリビニルアルコールなどの親水性ポリマーあ
るいはアクリル系ラテックスエマルジョンなどのラテッ
クス下引き処理等を行うことが好ましい。
【0151】この発明の記録用紙が片面にのみインク吸
収層を有する場合、インク吸収層を有する側と反対側に
はカール防止やインクジェット記録直後に重ね合わせた
サイのくっつきやインク転写を防止するために種々のバ
ック層を設けることができる。バック層の構成は支持体
の種類や厚み、表側の構成や厚みによっても変わるが一
般には親水性バインダーや疎水性バインダーが用いられ
る。バック層の厚みは通常は0.1〜10μmの範囲で
ある。
【0152】又、バック層には他の記録用紙とのくっつ
き防止、筆記性改良、さらにはインクジェット記録装置
内での搬送性改良のために表面を粗面化できる。この目
的で好ましく用いられるのは粒径が2〜20μmの有機
又は無機の微粒子である。これらのバック層は予め設け
ていても良く、この発明の塗布組成物を塗布した後に設
けてもよい。
【0153】この実施の形態の電極6に電圧を印加し、
この電圧の駆動周波数が15kHz以上であり、高速駆
動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高速で、
高画質の画像記録を行なうことができる。
【0154】この電圧の駆動波形は、矩形波、三角波、
台形波いずれも使用可能で、同時に複数のインク滴を射
出する単位波形を、図10に示すように、インクチャネ
ル5内にインクを充填し圧力波発生を準備する引き波形
と、インクチャネル5内に圧力波を発生させインクをノ
ズル9aを通して外部へ押し出しインク滴として射出す
る押し出し波形と、インクチャネル5内に残留する圧力
波をキャンセルして静め次の射出の安定動作をはかるキ
ャンセル波形とから構成することができる。
【0155】このインクチャネル5に印加する駆動波形
は、例えば引き波形の電圧をVdとし、押し出し波形の
電圧をVrとし、キャンセル波形の電圧をVcとし、引
き波形の電圧の出力時間をtdとし、押し出し波形の電
圧の出力時間をtrとし、キャンセル波形の電圧の出力
時間をtcとすると、 Vd=−Vr,Vc=0 tr=2td tc=2tdであり、例えば、Vd=10V,Vr=−
10V,Vc=0 td=5μsec tr=tc=10μsec とすることが好ましい。
【0156】また、例えば、Vd=2Vrとすること
が、メニスカスの安定化のためにも好ましい。
【0157】また、例えば、tr=tdとすることが、
同様にメニスカスの安定化のためにも好ましい。
【0158】この実施の形態では、電圧の駆動波形とし
て、矩形波、三角波、台形波いずれも使用可能であり、
同時に複数のインク滴を射出する単位波形により確実に
インク滴を射出し、かつ次の射出の安定動作を図ると共
に、射出後にノズルの先端からのエアの吸い込みを防止
し、メニスカスの安定化を可能にする。
【0159】この実施の形態の複数のインク滴の射出量
は、1pl〜200plであり、より好ましくは3pl
〜50plであり、高速でも、高画質の画像記録を行な
うことができる。
【0160】この2個のインク滴では、1画素を形成す
るために各々のインク滴の着弾精度は正確でなければな
らず、記録媒体30に着弾した後に合体する時は、例え
ばインク滴量20pl×2個で、計40plとし、10
0μmφの画素を形成する時、各インク滴の着弾精度≦
±20μm、好ましくは≦±10μmであり、各インク
滴の着弾精度≦求める画素径の±20%、好ましくは≦
求める画素径の±10%である。
【0161】また、例えば、インク滴量5pl×2個
で、計10plとし、30μmφの画素を形成する時、
着弾精度≦±6μm、好ましくは≦±3μmである。
【0162】このように、複数のインク滴が、記録媒体
に着弾した後に合体する時の着弾精度は、形成する画素
の径の±20%以下であり、複数のインク滴が、記録媒
体に着弾した後に合体する時の着弾精度がよく、高速
で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0163】複数のインク滴が、記録媒体30に着弾す
る前に合体する時の着弾精度は、形成する画素径の±5
0%以下であり、好ましくは≦求める画素径の±25%
であり、複数のインク滴が、記録媒体30に着弾する前
に合体する時の着弾精度がよく、高速で、高画質の画像
記録を行なうことができる。
【0164】複数のインク滴の射出速度は、3m/se
c〜20m/secであり、より好ましくは5m/se
c〜10m/sec高速でも、高画質の画像記録を行な
うことができる。
【0165】また、この実施の形態では、インクチャネ
ル5内に入り込んだエアを、メンテナンス時に吸引して
排除する圧力は、0.1kg/cm2〜1kg/cm2
あり、より好ましくは0.3kg/cm2〜0.7kg
/cm2であり、インクチャネル5内に入り込んだエア
を、メンテナンス時に吸引して確実に排除することがで
きる。 [実施例]以下、この実施例を図1及び図2に示すイン
クジェットヘッド、油性インクを用いて画像を形成し
た。
【0166】インクジェットヘッドは、インクチャネル
の長さLは2.5mm、ノズルは2個でノズルφ32μ
mである。
【0167】駆動周波数は、14kHzで、駆動周波数
のパルス幅ALは、4.7μs、駆動電圧V6は、1
9.4Vで、インク滴量Vdは40plであった。
【0168】比較例として、インクジェットヘッドは、
インクチャネルの長さLは6.5mm、ノズルは1個で
ノズルφ39μmである。
【0169】駆動周波数は、7.2kHzで、駆動周波
数のパルス幅ALは、9.2μs、駆動電圧V6は、1
2Vで、インク滴量Vdは42plであった。
【0170】この実施例では、比較例に対して、高速駆
動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高速で、
高画質の画像記録を行なうことができた。
【0171】また、同一インク滴量を射出するインクチ
ャネルに対応して単一ノズルを有するものに比べて、ノ
ズル径は小さくできるので数10kHz程度の高速駆動
時においても、ノズルからエアを巻き込んだりする危険
性が小さく、安定射出であった。
【0172】
【発明の効果】前記したように、請求項1乃至請求項3
4に記載の発明では、射出された複数のインク滴がいず
れかの位置で合体して1つの画素を形成するから、高速
駆動でも充分なインク滴量を得ることが可能で、高速
で、高画質の画像記録を行なうことができる。
【0173】また、インクチャネルに複数のノズルを有
するから、同一インク滴量を射出するインクチャネルに
対応して単一ノズルを有するものに比べて、ノズル径は
小さくできるので数10kHz程度の高速駆動時におい
ても、ノズルからエアを巻き込んだりする危険性が小さ
く、安定射出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット画像記録装置の断面図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】インクジェットヘッドのノズルを示す他の実施
の形態の断面図である。
【図4】インクジェットヘッドのノズルを示す他の実施
の形態の断面図である。
【図5】インクジェットヘッドのノズルを示す他の実施
の形態の断面図である。
【図6】インクジェットヘッドのノズルを示す他の実施
の形態の断面図である。
【図7】2個のインク滴が記録媒体に着弾した後に合体
する実施の形態を示す図である。
【図8】インクジェットヘッドのノズル配置を示す他の
実施の形態の断面図である。
【図9】インクジェットヘッドのノズル配置を示す他の
実施の形態の断面図である。
【図10】電圧の駆動波形を示す図である。
【図11】従来のインクジェットヘッドの駆動周波数と
インク滴量の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 2,3 圧電性材料基板 5 インクチャネル 6 電極 7 カバー基板 8 接着剤 9 ノズルプレート 9a ノズル 30 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 和夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C056 FC01 2C057 AF01 AF22 AG02 AG03 AG16 AG18 AG45 AM15 AM21 AM22 AM40 AR08 BA03 BA10 BA14 2H086 BA01 BA03 BA52 BA60 BA61

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極に電圧を印加して、インクチャネルの
    ノズルからインク滴を射出して記録媒体に画像を形成す
    るインクジェット画像形成方法であり、 前記インクチャネル毎に設けた複数のノズルから同時に
    インク滴を射出し、この射出された複数のインク滴がい
    ずれかの位置で合体して1つの画素を形成することを特
    徴とするインクジェット画像形成方法。
  2. 【請求項2】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に着
    弾する前に合体することを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット画像形成方法。
  3. 【請求項3】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に着
    弾した後に合体することを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット画像形成方法。
  4. 【請求項4】前記インク中に水、色剤及び水溶性有機溶
    媒を含有するインクであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成方法。
  5. 【請求項5】前記インク中に水、色剤及び非水溶性有機
    溶媒を含有するインクであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット画
    像形成方法。
  6. 【請求項6】前記インク中に水、色剤及び油系有機溶媒
    を含有するインクであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】前記インクの表面張力が3.0×10-4
    〜4.0×10-4Nであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成方法。
  8. 【請求項8】前記インクは、粘度が2CP〜50CPで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    1項に記載のインクジェット画像形成方法。
  9. 【請求項9】前記記録媒体の支持体は、多孔質あるいは
    非多孔質であることを特徴とする請求項1乃至請求項8
    のいずれか1項に記載のインクジェット画像形成方法。
  10. 【請求項10】前記電圧の駆動周波数が10kHz以上
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれ
    か1項に記載のインクジェット画像形成方法。
  11. 【請求項11】前記電圧の駆動波形は、矩形波、三角
    波、台形波いずれも使用可能で、同時に複数のインク滴
    を射出する単位波形を、インクチャネル内にインクを充
    填し圧力波発生を準備する引き波形と、インクチャネル
    内に圧力波を発生させインクをノズルを通して外部へ押
    し出しインク滴として射出する押し出し波形と、インク
    チャネル内に残留する圧力波をキャンセルして静め次の
    射出の安定動作をはかるキャンセル波形とから構成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1
    項に記載のインクジェット画像形成方法。
  12. 【請求項12】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾する前に合体する時の着弾精度は、形成する画素径
    の±50%以下であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項11のいずれか1項に記載のインクジェット画像形
    成方法。
  13. 【請求項13】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾した後に合体する時の着弾精度は、形成する画素の
    径の±20%以下であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項11のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成方法。
  14. 【請求項14】前記複数のインク滴の射出速度は、3m
    /sec〜20m/secであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット画像形成方法。
  15. 【請求項15】前記複数のインク滴の射出量は、1pl
    〜200plであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項14のいずれか1項に記載のインクジェット画像形成
    方法。
  16. 【請求項16】前記インクチャネル内に入り込んだエア
    を、メンテナンス時に吸引して排除する圧力は、0.1
    kg/cm2〜1kg/cm2であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載のインクジ
    ェット画像形成方法。
  17. 【請求項17】電極に電圧を印加して、インクチャネル
    のノズルからインク滴を射出して記録媒体に画像を形成
    するインクジェット画像形成装置であり、前記インクチ
    ャネル毎に複数のノズルを設け、この複数のノズルから
    同時に射出された複数のインク滴がいずれかの位置で合
    体して1つの画素を形成するように構成したことを特徴
    とするインクジェット画像形成装置。
  18. 【請求項18】前記複数のノズルの形状を、それぞれの
    インク滴の射出方向がいずれかの位置で合体するように
    したことを特徴とする請求項17に記載のインクジェッ
    ト画像形成装置。
  19. 【請求項19】前記複数のノズル間の間隔を、それぞれ
    のインク滴がいずれかの位置で合体するようにしたこと
    を特徴とする請求項17に記載のインクジェット画像形
    成装置。
  20. 【請求項20】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾する前に合体することを特徴とする請求項17乃至
    請求項19のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成装置。
  21. 【請求項21】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾した後に合体することを特徴とする請求項17乃至
    請求項19のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】前記インク中に水、色剤及び水溶性有機
    溶媒を含有するインクであることを特徴とする請求項1
    7乃至請求項21のいずれか1項に記載のインクジェッ
    ト画像形成装置。
  23. 【請求項23】前記インク中に水、色剤及び非水溶性有
    機溶媒を含有するインクであることを特徴とする請求項
    17乃至請求項21のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット画像形成装置。
  24. 【請求項24】前記インク中に水、色剤及び油系有機溶
    媒を含有するインクであることを特徴とする請求項17
    乃至請求項21のいずれか1項に記載のインクジェット
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】前記インクの表面張力が3.0×10-4
    〜4.0×10-4Nであることを特徴とする請求項17
    乃至請求項24のいずれか1項に記載のインクジェット
    画像形成装置。
  26. 【請求項26】前記インクは、粘度が2CP〜50CP
    であることを特徴とする請求項17乃至請求項25のい
    ずれか1項に記載のインクジェット画像形成装置。
  27. 【請求項27】前記記録媒体の支持体は、多孔質あるい
    は非多孔質であることを特徴とする請求項17乃至請求
    項26のいずれか1項に記載のインクジェット画像形成
    装置。
  28. 【請求項28】前記電圧の駆動周波数が10kHz以上
    であることを特徴とする請求項17乃至請求項27のい
    ずれか1項に記載のインクジェット画像形成装置。
  29. 【請求項29】前記電圧の駆動波形は、矩形波、三角
    波、台形波いずれも使用可能で、同時に複数のインク滴
    を射出する単位波形を、インクチャネル内にインクを充
    填し圧力波発生を準備する引き波形と、インクチャネル
    内に圧力波を発生させインクをノズルを通して外部へ押
    し出しインク滴として射出する押し出し波形と、インク
    チャネル内に残留する圧力波をキャンセルして静め次の
    射出の安定動作をはかるキャンセル波形とから構成する
    ことを特徴とする請求項17乃至請求項28のいずれか
    1項に記載のインクジェット画像形成装置。
  30. 【請求項30】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾する前に合体する時の着弾精度は、形成する画素径
    の±50%以下であることを特徴とする請求項17乃至
    請求項28のいずれか1項に記載のインクジェット画像
    形成装置。
  31. 【請求項31】前記複数のインク滴が、前記記録媒体に
    着弾した後に合体する時の着弾精度は、形成する画素の
    径の±20%以下であることを特徴とする請求項17乃
    至請求項30のいずれか1項に記載のインクジェット画
    像形成装置。
  32. 【請求項32】前記複数のインク滴の射出速度は、3m
    /sec〜20m/secであることを特徴とする請求
    項17乃至請求項31のいずれか1項に記載のインクジ
    ェット画像形成装置。
  33. 【請求項33】前記複数のインク滴の射出量は、1pl
    〜200plであることを特徴とする請求項17乃至請
    求項32のいずれか1項に記載のインクジェット画像形
    成装置。
  34. 【請求項34】前記インクチャネル内に入り込んだエア
    を、メンテナンス時に吸引して排除する圧力は、0.1
    kg/cm2〜1kg/cm2であることを特徴とする請
    求項17乃至請求項33のいずれか1項に記載のインク
    ジェット画像形成装置。
JP2000353105A 2000-11-20 2000-11-20 インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置 Withdrawn JP2002154199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353105A JP2002154199A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353105A JP2002154199A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002154199A true JP2002154199A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18825916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000353105A Withdrawn JP2002154199A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002154199A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080821A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Konica Corp インクジェット画像記録方法
JP2006068941A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置
WO2006034359A1 (en) * 2004-09-20 2006-03-30 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
EP1574343A3 (en) * 2004-03-10 2006-09-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet ejecting apparatus
JP2006305948A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置及びその製造方法
JP2009006700A (ja) * 2007-05-31 2009-01-15 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
JP2009226814A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッド用ノズルプレート、パンチ、及び、金属板材の製造方法
US7637592B2 (en) 2006-05-26 2009-12-29 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
JP2014525944A (ja) * 2011-06-01 2014-10-02 ロッキード マーティン コーポレイション 低温で印刷可能、フレキシブル、もしくは共形な、電子装置及びアンテナに対する銅ナノ粒子塗付プロセス
EP2875955A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Inkjet head
JP2015199289A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 株式会社東芝 液体吐出ヘッド
JP2016078303A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 エスアイアイ・プリンテック株式会社 ノズルプレート、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
CN105667088A (zh) * 2014-12-04 2016-06-15 株式会社东芝 喷墨头及打印机
US9378861B2 (en) 2009-11-30 2016-06-28 Lockheed Martin Corporation Nanoparticle composition and methods of making the same
JP2016150496A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社東芝 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2016193617A (ja) * 2016-08-22 2016-11-17 株式会社東芝 インクジェットヘッド
US9797032B2 (en) 2009-07-30 2017-10-24 Lockheed Martin Corporation Articles containing copper nanoparticles and methods for production and use thereof
JP2018027708A (ja) * 2017-11-27 2018-02-22 株式会社東芝 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
WO2018116561A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドおよび画像形成装置
JP2019077167A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 東芝テック株式会社 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2021510350A (ja) * 2018-03-12 2021-04-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. ノズル配列
US11247470B2 (en) 2018-03-12 2022-02-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements and feed holes
US11305537B2 (en) 2018-03-12 2022-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements and supply channels

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080821A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Konica Corp インクジェット画像記録方法
EP1574343A3 (en) * 2004-03-10 2006-09-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet ejecting apparatus
US7954916B2 (en) 2004-03-10 2011-06-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet ejecting apparatus for forming dots on a medium
JP2006068941A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置
JP4556561B2 (ja) * 2004-08-31 2010-10-06 ブラザー工業株式会社 液滴噴射装置
WO2006034359A1 (en) * 2004-09-20 2006-03-30 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
US7484836B2 (en) 2004-09-20 2009-02-03 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
USRE45494E1 (en) 2004-09-20 2015-04-28 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
JP4595659B2 (ja) * 2005-04-28 2010-12-08 ブラザー工業株式会社 液滴噴射装置及びその製造方法
JP2006305948A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置及びその製造方法
US7637592B2 (en) 2006-05-26 2009-12-29 Fujifilm Dimatix, Inc. System and methods for fluid drop ejection
JP2009006700A (ja) * 2007-05-31 2009-01-15 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置
JP2009226814A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッド用ノズルプレート、パンチ、及び、金属板材の製造方法
US10701804B2 (en) 2009-07-30 2020-06-30 Kuprion Inc. Copper nanoparticle application processes for low temperature printable, flexible/conformal electronics and antennas
US9797032B2 (en) 2009-07-30 2017-10-24 Lockheed Martin Corporation Articles containing copper nanoparticles and methods for production and use thereof
US9378861B2 (en) 2009-11-30 2016-06-28 Lockheed Martin Corporation Nanoparticle composition and methods of making the same
JP2014525944A (ja) * 2011-06-01 2014-10-02 ロッキード マーティン コーポレイション 低温で印刷可能、フレキシブル、もしくは共形な、電子装置及びアンテナに対する銅ナノ粒子塗付プロセス
US20150145923A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Inkjet head
US9969166B2 (en) 2013-11-22 2018-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Inkjet head with a plurality of integrated nozzles
CN104647901A (zh) * 2013-11-22 2015-05-27 株式会社东芝 喷墨头
EP2875955A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Inkjet head
CN106346955B (zh) * 2013-11-22 2017-11-14 株式会社东芝 喷墨头
US9446591B2 (en) 2013-11-22 2016-09-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Inkjet head for reducing variation in liquid ejection performance
CN106346955A (zh) * 2013-11-22 2017-01-25 株式会社东芝 喷墨头
JP2015199289A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 株式会社東芝 液体吐出ヘッド
JP2016078303A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 エスアイアイ・プリンテック株式会社 ノズルプレート、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
EP3028859A3 (en) * 2014-12-04 2016-08-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Ink-jet head and printer
US9764551B2 (en) 2014-12-04 2017-09-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Ink-jet head and printer
CN105667088A (zh) * 2014-12-04 2016-06-15 株式会社东芝 喷墨头及打印机
JP2016107477A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 株式会社東芝 インクジェットヘッドおよびプリンタ
JP2016150496A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社東芝 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2016193617A (ja) * 2016-08-22 2016-11-17 株式会社東芝 インクジェットヘッド
JPWO2018116561A1 (ja) * 2016-12-20 2019-10-24 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドおよび画像形成装置
CN110072700A (zh) * 2016-12-20 2019-07-30 柯尼卡美能达株式会社 喷墨头及图像形成装置
WO2018116561A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドおよび画像形成装置
CN110072700B (zh) * 2016-12-20 2021-07-09 柯尼卡美能达株式会社 喷墨头及图像形成装置
JP2019077167A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 東芝テック株式会社 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2018027708A (ja) * 2017-11-27 2018-02-22 株式会社東芝 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2021510350A (ja) * 2018-03-12 2021-04-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. ノズル配列
JP7015926B2 (ja) 2018-03-12 2022-02-03 ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. ノズル配列
US11247470B2 (en) 2018-03-12 2022-02-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements and feed holes
US11305537B2 (en) 2018-03-12 2022-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements and supply channels
US11712896B2 (en) 2018-03-12 2023-08-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements and supply channels
US11807005B2 (en) 2018-03-12 2023-11-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements
US11958293B2 (en) 2018-03-12 2024-04-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nozzle arrangements

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002154199A (ja) インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録装置
US6217166B1 (en) Ink jet recording method
US9328258B2 (en) Post-treatment solution for digital inkjet printing
US7637606B2 (en) Liquid jet apparatus, liquid jet head, and liquid
JPH079758A (ja) 記録媒体及びこれを用いたインクジェット記録方法
WO2000061375A1 (en) Photographic quality inkjet printable coatings
EP1346842B1 (en) Ink-jet recording sheet
KR19990029618A (ko) 기록 매체 및 잉크젯 기록 방법
US7331665B2 (en) Inkjet recording method and inkjet recording apparatus
JP2003054118A (ja) インクジェット記録用紙
JP2007500634A (ja) インクジェット印刷
US7328992B2 (en) Inkjet recording method and inkjet recording apparatus
JP3604764B2 (ja) 記録媒体、及びそれを用いた画像形成方法
JP2002274020A (ja) インクジェット記録用紙の製造方法及び塗布方法
JP3368101B2 (ja) 記録媒体及びこれを用いたインクジェット記録方法
JP2003191468A (ja) 画像記録方法及びインクジェットプリンタ
JP2003054107A (ja) インクジェット記録方法
JP2001341408A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット画像形成方法
JP2003011335A (ja) インクジェット記録方法
JP4123776B2 (ja) 画像記録方法及びインクジェットプリンタ
US20050123695A1 (en) Ink-jet recording material and ink-jet recording method
JP2003335049A (ja) インクジェット記録用紙
JP2001353961A (ja) インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像記録液
JP2005088485A (ja) インクジェット記録方法
JP2003096341A (ja) インクジェット記録方式の記録液、記録方法、記録画像及び記録液の判定方法。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071109

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100728