JPWO2018092310A1 - 冷蔵庫及び冷蔵庫システム - Google Patents

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Abstract

宅内及び宅外のユーザ端末から最新の貯蔵室画像を確認でき、かつ、宅内外での通信機会を極力減らすことができる冷蔵庫システムを提供する。このため、冷蔵庫システムは、庫内撮影装置(2)から出力された冷蔵庫(1000)の貯蔵室画像を記憶する貯蔵室画像記憶部(4)と、貯蔵室画像記憶部(4)に記憶された貯蔵室画像を記憶する貯蔵室画像管理部(5)と、無線通信部(6)と、ユーザ端末(10)と、を備える。無線通信部(6)は、貯蔵室画像記憶部(4)に記憶された貯蔵室画像をクラウドサーバ(9)に送信する第1の通信方式と、貯蔵室画像管理部(5)に記憶された貯蔵室画像をユーザ端末(10)に送信する第2の通信方式とを切り換え可能である。ユーザ端末(10)は、第1の通信方式ではクラウドサーバ(9)から貯蔵室画像を受信し、第2の通信方式では無線通信部(6)から貯蔵室画像を受信する。

Description

この発明は、冷蔵庫システムに関するものである。
庫内を撮像する撮像手段を備えた食品保存庫と、食品保存庫内の撮像画像を蓄積し、かつ情報ネットワークに接続されたローカルデータベースとを有するホームネットワーク装置を備え、携帯情報端末によりインターネット等の情報ネットワークを通じてホームネットワーク装置にアクセスし、ローカルデータベースに保持されている食品保存庫内の撮像画像をダウンロードしてディスプレイに表示する冷蔵庫システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2002−243335号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような冷蔵庫システムにおいては、携帯情報端末であるユーザ端末で、食品保存庫である冷蔵庫の貯蔵室内の画像(以下、「貯蔵室画像」という)を確認する際、ユーザ端末から常にインターネット等の外部の情報ネットワークを通じて、ホームネットワーク内のローカルデータベースに接続することになる。このため、まず第1に、冷蔵庫本体が設置された宅内の通信装置と宅外の機器との通信機会が多くなり、通信負荷及び通信費用が増大してしまう。また、第2には、宅内の通信装置と宅外の機器との通信機会が多くなることで、インターネット上への情報流出のリスク及びセキュリティホールの発生等のセキュリティリスクが大きくなることが懸念される。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、冷蔵庫本体が設置された宅内及び宅外の両方のユーザ端末から、冷蔵庫本体の最新の貯蔵室画像を確認でき、かつ、宅内の通信装置と宅外の機器との通信が必要な機会を極力減らし、通信負荷及び通信費用の削減、並びに、インターネット上への情報流出のリスク及びセキュリティホールの発生等のセキュリティリスクの低減を図ることが可能である冷蔵庫システムを得ることにある。
この発明に係る冷蔵庫システムは、食品を収納する貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の内部を撮影し、貯蔵室画像として出力するカメラと、前記カメラから出力された貯蔵室画像を記憶する第1の画像記憶部と、前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を記憶する第2の画像記憶部と、外部と通信可能な通信装置と、前記通信装置と通信可能な端末装置と、を備え、前記通信装置は、前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を外部サーバに送信する第1の通信方式と、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記端末装置に送信する第2の通信方式とを切り換え可能であり、前記端末装置は、前記通信装置が前記第1の通信方式を選択している場合に、前記外部サーバから貯蔵室画像を受信し、前記通信装置が前記第2の通信方式を選択している場合に、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記通信装置から受信する。
この発明に係る冷蔵庫システムにおいては、冷蔵庫本体が設置された宅内及び宅外の両方のユーザ端末から、冷蔵庫本体の最新の貯蔵室画像を確認でき、かつ、宅内の通信装置と宅外の機器との通信が必要な機会を極力減らし、通信負荷及び通信費用の削減、並びに、インターネット上への情報流出のリスク及びセキュリティホールの発生等のセキュリティリスクの低減を図ることが可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムが備える冷蔵庫の正面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムの宅内側の構成と冷蔵庫の冷蔵室の構成とを模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムの第1の通信方式を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムの第2の通信方式を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムの動作を説明するフロー図である。 この発明の実施の形態2に係る冷蔵庫システムにおいて複数のユーザ端末に貯蔵室画像を送信する場合について説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る冷蔵庫システムにおいて複数の冷蔵庫の貯蔵室画像をユーザ端末に送信する場合について説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの宅内側の構成と冷蔵庫の冷蔵室の構成とを模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの貯蔵室画像の一例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの加工後の貯蔵室画像の第1の例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの加工後の貯蔵室画像の第2の例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの加工後の貯蔵室画像の第3の例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷蔵庫システムの動作を説明するフロー図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は冷蔵庫システムが備える冷蔵庫の正面図、図2は冷蔵庫システムの宅内側の構成と冷蔵庫の冷蔵室の構成とを模式的に示す図、図3は冷蔵庫システムの第1の通信方式を説明する図、図4は冷蔵庫システムの第2の通信方式を説明する図、図5は冷蔵庫システムの動作を説明するフロー図である。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムは、冷蔵庫1000を備えている。冷蔵庫1000は、この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムにおける冷蔵庫本体である。この実施の形態1においては、冷蔵庫1000には、冷蔵室100、製氷室200、切替室300、冷凍室400及び野菜室500が形成されている。これらの冷蔵室100、製氷室200、切替室300、冷凍室400及び野菜室500は、食品を収納する貯蔵室である。
これらの貯蔵室は、図1に示すように、上から冷蔵室100、製氷室200及び切替室300、冷凍室400、野菜室500の順で配置されている。製氷室200と切替室300とは、同じ上下位置において左右に並んで配置されている。冷蔵室100の前面には、冷蔵室100を開閉する冷蔵室扉101が設けられている。冷蔵室扉101は、貯蔵室を開閉する扉の一例である。また、製氷室200、切替室300、冷凍室400及び野菜室500は、それぞれの前面に設けられた扉と共に、冷蔵庫1000の手前側に引き出すことができるように構成されている。
冷蔵室扉101の前面には、操作パネル1が設けられている。操作パネル1は、パネル表示部1aを備えている。パネル表示部1aは、情報を表示可能な本体表示部である。パネル表示部1aには、例えば、各貯蔵室の設定温度及び現在の温度等の庫内情報を表示可能である。パネル表示部1aは、例えば液晶ディスプレイ等を備えている。操作パネル1は、例えばタッチパネル、ボタン、スイッチ等の操作部を備えている。ユーザは、操作パネル1の操作部を操作することにより、必要な情報を入力することができるようになっている。なお、操作パネル1の設置位置は、冷蔵室100の扉に限るものではなく、他の貯蔵室の扉、冷蔵庫1000の側面等であってもよい。
図2に示すように、冷蔵室100は、前面側(同図に向かって左側)を冷蔵室扉101によって塞がれている。なお、図2に示す断面図は、図1中の断面A−A’によるものである。冷蔵室100の内部には、複数の冷蔵室棚板102が設けられている。冷蔵室100の内部は、これらの冷蔵室棚板102によって、上下方向に複数の空間(棚)に仕切られている。最下段の冷蔵室棚板102の下側の空間は、チルド室110である。チルド室110の内部には、チルドケース111が設置されている。チルドケース111は、レール等の案内部材(図示せず)に沿って、前方へ引き出すことができる。また、冷蔵室100の背面側(図に向かって右側)には、冷却風路1010が形成されている。
冷蔵室扉101の内側の面には、庫内撮影装置2が設置されている。庫内撮影装置2は、貯蔵室(ここでは冷蔵室100)の内部を撮影して貯蔵室画像を出力するカメラである。庫内撮影装置2は、冷蔵室100の内部の天井面からチルド室110までを視野範囲としている。すなわち、庫内撮影装置2は、冷蔵室扉101側から冷蔵室100の内部を見たユーザと同じ視点から、冷蔵室100の内部を撮影することができる。
庫内撮影装置2は、例えば、冷蔵室扉101が開閉された時に冷蔵室100内を撮影する。冷蔵室扉101が開閉されると、冷蔵室100内の食品が出し入れされ、冷蔵室100内の収納状態が変化する可能性があるためである。冷蔵庫1000は、扉の開閉を検知可能なセンサを備えている。このセンサは、例えば、一般的なマグネット方式のセンサである。すなわち、このセンサは、例えば、冷蔵室扉101に埋め込まれた磁石の近接を、冷蔵庫1000本体側に設置された一対のリードスイッチによって検出する。庫内撮影装置2は、例えば、開かれていた冷蔵室扉101が閉じられたことを検知した後、冷蔵室100内が照明されている間に撮影を行う。
なお、庫内撮影装置2の設置位置は、図2に示すような冷蔵室扉101の内側の面に限られない。庫内撮影装置2は、冷蔵室棚板102に載置される食品等の収納物を撮影できる位置であればどこに設置してもよい。また、庫内撮影装置2の設置数は1つに限られない。すなわち、複数の庫内撮影装置2を設置してもよい。庫内撮影装置2を複数設置することで、冷蔵室100内に収納された食品等により視野が遮られて死角が生じることを抑制することができる。
冷蔵庫1000は、制御基板1001を備えている。制御基板1001は、例えば、冷蔵庫1000の背面側の上部に収容されている。制御基板1001には、冷蔵庫1000の動作に必要な各種の制御を実施するための制御回路等が備えられている。制御基板1001は、例えばマイクロコンピュータを備えており、すなわち、プロセッサ及びメモリを備えている。制御基板1001は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより、予め設定された処理を実行し、冷蔵庫1000を制御する。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムは、画像サーバ3を備えている。画像サーバ3は、貯蔵室画像の保存、管理及び外部への送信を行うためのものである。画像サーバ3は、冷蔵庫1000が設置された宅内(以下、単に「宅内」という)であって、かつ、冷蔵庫1000の貯蔵室の外側に設置される。図1及び図2に示すのは、画像サーバ3を冷蔵庫1000の天井部の外面部に配置した例である。なお、画像サーバ3の設置位置は、冷蔵庫1000の天井部に限られない。画像サーバ3を、冷蔵庫1000の貯蔵室の外であれば、冷蔵庫1000の側面、背面又は貯蔵室の扉に設置してもよい。また、制御基板1001に画像サーバ3を実装してもよい。
画像サーバ3は、前述した制御基板1001と同様に例えばマイクロコンピュータを備えており、すなわち、プロセッサ及びメモリを備えている。また、画像サーバ3は、図2に示すように、貯蔵室画像記憶部4、貯蔵室画像管理部5及び無線通信部6を備えている。これらの各部の機能は、例えば、画像サーバ3のマイクロコンピュータにおいて、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行し、予め設定された処理を行うことで実現される。なお、画像サーバ3は、例えば、制御基板1001と接続され、制御基板1001から電力の供給を受けて動作する。
貯蔵室画像記憶部4は、庫内撮影装置2から出力された貯蔵室画像を記憶する第1の画像記憶部である。前述したように、冷蔵室扉101の開閉が検知されると、庫内撮影装置2は、冷蔵室100内の全体を撮影する。庫内撮影装置2は、撮影した冷蔵室100内の全体画像(貯蔵室画像)を、貯蔵室画像記憶部4に出力する。庫内撮影装置2から出力された貯蔵室画像は、貯蔵室画像記憶部4に入力される。したがって、貯蔵室画像記憶部4には、冷蔵室扉101が開閉される毎(すなわち、冷蔵室100内の収納状態が変化する可能性がある毎)に、庫内撮影装置2から出力された貯蔵室画像が入力されることになる。こうして、貯蔵室画像記憶部4には常に最新の状態の貯蔵室画像が入力される。
貯蔵室画像記憶部4は、入力された最新の貯蔵室画像を一時的に記憶する。この際、貯蔵室画像記憶部4は、貯蔵室画像が貯蔵室画像記憶部4に入力された時刻を、撮影時刻情報として当該貯蔵室画像とともに一時的に記憶する。なお、撮影時刻情報には、撮影された日にち(月日又は年月日)の情報も含まれている。
貯蔵室画像管理部5は、第1の画像記憶部である貯蔵室画像記憶部4に記憶された貯蔵室画像を記憶する第2の画像記憶部である。貯蔵室画像管理部5は、貯蔵室画像記憶部4に一時的に記憶されている貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、貯蔵室画像記憶部4から取得する。
そして、貯蔵室画像管理部5は、取得した貯蔵室画像を撮影時刻情報に基づいて撮影時刻順に並び換えて記憶する。このようにして、庫内撮影装置2により撮影された貯蔵室画像は、貯蔵室画像記憶部4に一時的に記憶された後、貯蔵室画像管理部5へと移動されて、管理される。なお、貯蔵室画像管理部5において管理及び記憶されている貯蔵室画像は、操作パネル1のパネル表示部1aに撮影時刻情報とともに表示することが可能である。
無線通信部6は、外部と通信可能な通信装置である。無線通信部6は、例えば周知の無線通信技術を用いて、冷蔵庫1000の画像サーバ3とルータ装置7との間で情報の相互通信を行う。なお、画像サーバ3とルータ装置7との通信は無線方式に限られず、有線方式であってもよい。
図3及び図4に示すように、この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫システムは、ユーザ端末10を備えている。ユーザ端末10は、通信装置である無線通信部6と通信可能に設けられた端末装置である。ユーザ端末10は、具体的に例えば、PC、スマートフォン、タブレット端末等である。なお、ユーザ端末10は、1以上設けられ、望ましくは複数設けられる。
ユーザ端末10は、図示しない端末表示部を備えている。端末表示部は、例えば、液晶ディスプレイ等を備えている。また、端末表示部をタッチパネルで構成し、情報を表示するとともに、ユーザからの操作を受け付けることができるようにしてもよい。ユーザ端末10の端末表示部は、貯蔵室画像及び撮影時刻情報を含む各種の情報を表示可能である。
次に、ユーザ端末10の端末表示部への冷蔵庫1000の貯蔵室画像の表示について説明する。ユーザ端末10に貯蔵室画像を表示するためには、ユーザ端末10が貯蔵室画像を受信する必要がある。ユーザ端末10が貯蔵室画像を受信できるようにする際に、無線通信部6は、2つの通信方式を切り換えることができるように構成されている。すなわち、通信装置である無線通信部6は、第1の通信方式と第2の通信方式とを切り換え可能である。
第1の通信方式は、第1の画像記憶部である貯蔵室画像記憶部4に記憶された貯蔵室画像を外部サーバに送信する通信方式である。図3に示すように、冷蔵庫1000、画像サーバ3及びルータ装置7は、宅内に設置されている。ルータ装置7は、例えばインターネット8を介して、クラウドサーバ9と通信可能に接続されている。クラウドサーバ9は、前述した外部サーバである。同図では外部サーバとして、インターネット8に接続された複数のサーバ(サーバ群)からなるクラウドサーバ9を用いた場合を例示している。しかしながら、外部サーバはクラウドサーバ9に限られず、1台のサーバであってもよい。インターネット8及びクラウドサーバ9は、冷蔵庫1000が設置された宅内の外側の宅外(以下、単に「宅外」という)にある。
第2の通信方式は、図4に示すように、第2の画像記憶部である貯蔵室画像管理部5に記憶された貯蔵室画像をユーザ端末10に送信する通信方式である。
無線通信部6は、初期設定では、第1の通信方式を選択している。したがって、図3に示すように、無線通信部6は、貯蔵室画像記憶部4に一時的に記憶されている最新の貯蔵室画像を、ルータ装置7及びインターネット8を介して、宅外のクラウドサーバ9へと送信する。そして、クラウドサーバ9は、受信した貯蔵室画像を記憶する。なお、この際、当該貯蔵室画像に対応する撮影時刻情報も併せて送信し、クラウドサーバ9が貯蔵室画像及び撮影時刻情報を記憶するようにするとよい。
この際、クラウドサーバ9への通信が混雑し、貯蔵室画像を1回でアップロード(送信)できない場合を想定して、無線通信部6からクラウドサーバ9への貯蔵室画像のアップロードの最大リトライ数を設定するようにしてもよい。そして、無線通信部6は、最大リトライ数に到達した場合には、即時にアップロードするようにしてもよい。
無線通信部6が第1の通信方式を選択している場合は、ユーザ端末10は、外部サーバから貯蔵室画像を受信する。すなわち、この場合、宅外のユーザ端末10は、インターネット8を介してクラウドサーバ9へとアクセスする。ユーザが、ユーザ端末10において貯蔵室画像の表示操作を行うと、ユーザ端末10は、貯蔵室画像送信要求を送信する。貯蔵室画像送信要求を受信したクラウドサーバ9は、自身に記憶している貯蔵室画像及び撮影時刻情報をユーザ端末10へと送信する。ユーザ端末10は、クラウドサーバ9からインターネット8を介して貯蔵室画像及び撮影時刻情報を受信する。そして、ユーザ端末10は、受信した貯蔵室画像及び撮影時刻情報を端末表示部に表示する。
無線通信部6は、第1の通信方式を選択している場合に、宅内にあるユーザ端末10からの要求により第2の通信方式へと切り換えることができるように構成されている。宅内にあるユーザ端末10からの要求により第2の通信方式に切り換えた場合、図4に示すように、無線通信部6は、貯蔵室画像管理部5に記憶されている貯蔵室画像を、宅内のルータ装置7を介して、宅内のユーザ端末10へと送信する。なお、この際、前述した第1の通信方式の場合と同様に、当該貯蔵室画像に対応する撮影時刻情報も併せて送信するとよい。
無線通信部6が第2の通信方式を選択している場合は、ユーザ端末10は、貯蔵室画像管理部5に記憶された貯蔵室画像を無線通信部6から受信する。すなわち、この場合、ユーザが、ユーザ端末10において貯蔵室画像の表示操作を行うと、ユーザ端末10は、貯蔵室画像送信要求を送信する。貯蔵室画像送信要求を受信した無線通信部6は、貯蔵室画像管理部5に記憶されている貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、宅内のユーザ端末10へと送信する。宅内のユーザ端末10は、無線通信部6から送信された貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、宅内のルータ装置7を介して受信する。そして、ユーザ端末10は、受信した貯蔵室画像及び撮影時刻情報を端末表示部に表示する。
ここで、ルータ装置7には、画像サーバ3の無線通信部6等との無線通信接続の設定を自動で行う機能を備えたものを使用することが好ましい。しかしながら、そのような自動設定機能を備えないルータ装置7を使用する場合に備えて、無線通信部6は、第2の通信方式において、ユーザがユーザ端末10を操作することにより、手動でルータ装置7と画像サーバ3の無線通信部6との無線通信接続の設定を行えるようにしておくのがよい。
なお、前述したように、宅内では冷蔵庫1000の操作パネル1でも貯蔵室画像を確認可能である。このため、実際には、第2の通信方式で使用される場合よりも、第1の通信方式で使用される場合の方が多いと考えられる。このため、前述したように、無線通信部6は、初期設定では、第1の通信方式を選択するようにしておくのがよい。
また、無線通信部6は、第2の通信方式を選択した後、予め設定された一定時間が経過した場合に、第1の通信方式を選択するようにするとよい。例えば、宅内からの閲覧に限定された第2の通信方式に設定したままユーザが外出した場合には、貯蔵室画像記憶部4に記憶された最新の貯蔵室画像が、クラウドサーバ9にアップロードされない。このため、ユーザは宅外から最新の貯蔵室画像を確認できないことになる。このような場合に備え、宅内で貯蔵室画像を確認するために第2の通信方式に設定した場合も、一定時間が経過した後に自動的に第1の通信方式に変更されるようにするのがよい。
なお、無線通信部6は、当該貯蔵室画像送信要求を送信したユーザ端末10が、宅外にあるのか宅内にあるのかに応じて、第1の通信方式及び第2の通信方式のいずれを選択するのかを決定するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信した無線通信部6は、当該貯蔵室画像送信要求を送信したユーザ端末10が、宅内にあるのか宅外にあるのかを確認する。この確認は、例えば、当該貯蔵室画像送信要求の送信経路を確認し、当該貯蔵室画像送信要求が宅内から送信されたのか、あるいは、宅外から送信されたのかを確認することにより可能である。また、貯蔵室画像送信要求の送信経路は、例えば周知のネットワーク管理コマンド等を利用することにより確かめることができる。
宅外にあるユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受けた場合、無線通信部6は、第1の通信方式を選択する。したがって、無線通信部6は、貯蔵室画像記憶部4に記憶されている最新の貯蔵室画像をクラウドサーバ9に送信する。そして、宅外のユーザ端末10は、クラウドサーバ9から貯蔵室画像を受信する。
一方、宅内にあるユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受けた場合には、無線通信部6は、第2の通信方式を選択する。したがって、無線通信部6は、貯蔵室画像管理部5に記憶されている貯蔵室画像を宅内のユーザ端末10へと送信する。そして、宅内のユーザ端末10へは、ルータ装置7を介して無線通信部6から貯蔵室画像を受信する。
以上のような第1の通信方式により、ユーザは、宅外であっても、インターネット8及びクラウドサーバ9を介して、冷蔵庫1000の貯蔵室画像を確認することができる。また、以上のような第2の通信方式では宅内で閉じているローカルな通信ネットワークのみを利用する。このため、ユーザは、ルータ装置7のアクセスコード及び画像サーバ3のアドレス(URL)をユーザ端末10に入力することにより、画像サーバ3に記憶された貯蔵室画像等の情報を、宅内のユーザ端末10から閲覧することが可能である。
なお、画像サーバ3及びクラウドサーバ9の一方又は両方に、ユーザ端末10が貯蔵室画像を受信する権限を有しているか否かを認証する認証部を設けてもよい。図3に示すのは、クラウドサーバ9に認証部としての個人認証装置11を設けた例である。個人認証装置11は、ユーザ端末10について冷蔵庫1000の貯蔵室画像を受信する権限を有しているか否かを認証する。
このため、クラウドサーバ9の個人認証装置11は、冷蔵庫1000のIDに対して、当該冷蔵庫1000への接続権限を有するユーザ端末10の端末装置IDを予め記憶している。冷蔵庫1000のIDとは、インターネット8に接続された複数の冷蔵庫1000を一意に識別可能な冷蔵庫識別情報である。また、端末装置IDとは、インターネット8に接続された複数のユーザ端末10を一意に識別可能な端末装置識別情報である。
個人認証装置11は、ユーザ端末10の携帯端末IDが、冷蔵庫1000のIDに対して当該冷蔵庫1000の貯蔵室画像の受信権限を有するものとして記憶されているか否かを確認する。ユーザ端末10の携帯端末IDが冷蔵庫1000のIDに対して当該冷蔵庫1000の貯蔵室画像の受信権限を有するものとして記憶されていれば、個人認証装置11は、当該ユーザ端末10は当該冷蔵庫1000の貯蔵室画像を受信する権限があることを認証する。
貯蔵室画像は、当該貯蔵室画像が撮影された冷蔵庫1000のIDと対応付けられて貯蔵室画像管理部5及びクラウドサーバ9の一方又は両方に記憶される。ここでは、例えば、クラウドサーバ9に記憶される貯蔵室画像は、当該貯蔵室画像が撮影された冷蔵庫1000のIDと対応付けられている。
クラウドサーバ9は、冷蔵庫1000の貯蔵室画像の受信権限を有することが個人認証装置11により認証されたユーザ端末10が、当該冷蔵庫1000の貯蔵室画像を受信することを許可する。逆に言えば、クラウドサーバ9は、冷蔵庫1000の貯蔵室画像の受信権限を有することが個人認証装置11により認証されていないユーザ端末10が、当該冷蔵庫1000の貯蔵室画像を受信することを制限する。
このような、個人認証装置11を備えることで、たとえルータ装置7のアクセスコード(例えばSSIDと暗号化キー)が漏洩しても、登録されたユーザ端末10以外の端末が、クラウドサーバ9又は画像サーバ3にアクセスして貯蔵室画像を受信することを防止できる。
なお、以上で説明した個人認証装置11はIDを用いて権限を認証するものであった。この認証方法については、これに限定されない。IDの他に、例えば、指紋、静脈、目の虹彩等の生体認証、又は、パスワードによる認証、もしくは、これらの認証方法の組み合わせによって、権限を認証するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された冷蔵庫システムの動作の流れの一例を、図5を参照しながら説明する。まず、ユーザにより冷蔵室扉101が開閉されると、前述したセンサが冷蔵室扉101の開閉を検知する。冷蔵室扉101の開閉が検知されると、処理はステップS11からステップS12へと進む。
ステップS12においては、庫内撮影装置2は、貯蔵室である冷蔵室100の内部を撮影する。ステップS12の後は、処理はステップS13へと進む。ステップS13においては、庫内撮影装置2は、ステップS12で撮影した冷蔵室100の内部の画像を、貯蔵室画像として貯蔵室画像記憶部4に送信する。貯蔵室画像記憶部4は、ステップS12で庫内撮影装置2が撮影した貯蔵室画像を、撮影時刻情報とともに記憶する。ステップS13の後は、処理はステップS14へと進む。
ステップS14においては、貯蔵室画像記憶部4は、ステップS13で受信した貯蔵室画像及び撮影時刻情報を貯蔵室画像管理部5に送信する。ステップS14の後は、処理はステップS15へと進む。ステップS15においては、貯蔵室画像管理部5は、貯蔵室画像記憶部4から送信された貯蔵室画像を、撮影時刻情報に基づいて撮影時刻順に並び換えて記憶する。ステップS15の後は、処理はステップS16へと進む。
ステップS16においては、貯蔵室画像管理部5は、貯蔵室画像及び撮影時刻情報を操作パネル1へと送信する。操作パネル1は、受信した貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、パネル表示部1aに表示する。ステップS16の後は、処理はステップS17へと進む。
ステップS17においては、無線通信部6は、第1の通信方式が現在選択されているか否かを確認する。第1の通信方式が選択されている場合は、処理はステップS18へと進む。ステップS18においては、無線通信部6は、貯蔵室画像記憶部4に一時的に記憶されている貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、ルータ装置7及びインターネット8を介して、宅外のクラウドサーバ9へとアップロードする。ステップS18の後は、処理はステップS19へと進む。
一方、ステップS17で第1の通信方式が選択されていない場合、第2の通信方式が現在選択されていることになる。この場合は、ステップS18を経ることなくステップS17から直接ステップS19へと処理が進む。
ステップS19及び続くステップS20では、ステップS18の処理が実行されているか否かで処理を行う主体が異なる。ステップS18の処理が実行されて、クラウドサーバ9に貯蔵室画像がアップロードされている場合、すなわち、第1の通信方式が選択されている場合は、クラウドサーバ9は、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信したか否かを確認する。
これに対し、ステップS18の処理が実行されていない場合、すなわち、第2の通信方式が選択されている場合は、無線通信部6が、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信したか否かを確認する。
ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信しない場合は、処理はステップS11へと戻る。一方、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信した場合は、処理はステップS20へと進む。
ステップS20においては、第1の通信方式が選択されている場合、クラウドサーバ9が、ユーザ端末10に貯蔵室画像及び撮影時刻情報を送信する。一方、第2の通信方式が選択されている場合、無線通信部6がユーザ端末10に貯蔵室画像及び撮影時刻情報を送信する。そして、ユーザ端末10は、受信した貯蔵室画像及び撮影時刻情報を端末表示部に表示する。ステップS20の後は、処理はステップS11へと戻る。
なお、以上においては、庫内撮影装置2を冷蔵室100に設けた場合を例に挙げて説明した。しかしながら、庫内撮影装置2の設置箇所はこの例に限定されるものではない。庫内撮影装置2を、冷蔵室100以外の貯蔵室に設けてもよく、複数の貯蔵室に同時に設置してもよい。例えば、野菜室500は、他の貯蔵室に比べて内部の状況を把握しにくいうえ、劣化しやすい野菜が収納される貯蔵室である。そこで、野菜室500に、庫内撮影装置2を設置することで、ユーザは、野菜室500の内部を撮影した画像を宅外から確認できるようになる。したがって、ユーザは、野菜室500に在庫された食品の消費期限を容易に把握でき、消費期限を徒過して食品を廃棄する可能性を低減することができる。
また、冷凍室400に庫内撮影装置2を設けることで、ユーザは、食事のメインとなる食材である冷凍した肉、ご飯等の収納状況を把握できる。さらに、冷凍食品は、購入した場合には冷凍室400に収納する必要がある。冷凍室400に庫内撮影装置2があれば、冷凍室400の収納量を家族等の複数のユーザで共有できるため、ユーザは、冷凍食品を買う量を宅外から判断することが可能となる。
以上のように構成された冷蔵庫システムは、食品を収納する貯蔵室が形成された冷蔵庫1000と、貯蔵室の内部を撮影し、貯蔵室画像として出力する庫内撮影装置2と、庫内撮影装置2から出力された貯蔵室画像を記憶する貯蔵室画像記憶部4と、貯蔵室画像記憶部4に記憶された貯蔵室画像を記憶する貯蔵室画像管理部5と、外部と通信可能な無線通信部6と、無線通信部6と通信可能なユーザ端末10と、を備えている。
そして、無線通信部6は、貯蔵室画像記憶部4に記憶された貯蔵室画像をクラウドサーバ9に送信する第1の通信方式と、貯蔵室画像管理部5に記憶された貯蔵室画像をユーザ端末10に送信する第2の通信方式とを切り換え可能である。また、ユーザ端末10は、無線通信部6が第1の通信方式を選択している場合に、クラウドサーバ9から貯蔵室画像を受信し、無線通信部6が第2の通信方式を選択している場合に、貯蔵室画像管理部5に記憶された貯蔵室画像を無線通信部6から受信する。
このため、宅内のユーザ端末10からは、インターネット8等の宅外の通信ネットワークを経由することなく、貯蔵室画像管理部5で管理されている全ての貯蔵室画像を確認することができる。そして、宅外のユーザ端末10でも、クラウドサーバ9を介して最新の貯蔵室画像を確認することが可能である。
したがって、冷蔵庫本体が設置された宅内及び宅外の両方のユーザ端末から、冷蔵庫本体の最新の貯蔵室画像を確認でき、かつ、宅内の無線通信部6と宅外の機器との通信が必要な機会を極力減らし、通信負荷及び通信費用の削減、並びに、インターネット上への情報流出のリスク及びセキュリティホールの発生等のセキュリティリスクの低減を図ることが可能である。
また、特に以下の2つの理由により、宅内の無線通信部6と宅外の機器との通信の機会を大きく減らすことができる。第1に、ユーザ端末10の数にかかわらず、宅内の無線通信部6が通信を行う宅外の機器はクラウドサーバ9だけである。第2に、宅外のユーザ端末は貯蔵室画像が更新されたか否かを外部サーバにアクセスして確認するため、最新の貯蔵室画像最新の貯蔵室画像を一度外部サーバにアップロードすれば、次に貯蔵室画像が更新されるまでは、宅内の画像サーバと宅外の外部サーバとの間で通信を行う必要がない。
実施の形態2.
図6及び図7は、この発明の実施の形態2に係るもので、図6は冷蔵庫システムにおいて複数のユーザ端末に貯蔵室画像を送信する場合について説明する図、図7は冷蔵庫システムにおいて複数の冷蔵庫の貯蔵室画像をユーザ端末に送信する場合について説明する図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、画像サーバに対し、複数の画像サーバから当該画像サーバを一意に識別可能な画像サーバ識別情報を割り当てるようにしたものである。以下、この実施の形態2に係る冷蔵庫システムについて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図6は、1つの画像サーバ3から宅内にある複数のユーザ端末10に貯蔵室画像を送信する状況の一例を示している。同図に示すように、冷蔵庫1000に対応する画像サーバ3には、画像サーバ識別番号12が割り当られている。画像サーバ識別番号12は、複数の画像サーバ3から特定の画像サーバ3を一意に識別可能な画像サーバ識別情報である。
ユーザ端末10は、画像サーバ識別情報である画像サーバ識別番号12を用いて、当該画像サーバ識別番号12により特定される画像サーバ3に接続することができる。この例における冷蔵庫システムは、第1のユーザ端末10a、第2のユーザ端末10b及び第3のユーザ端末10cの複数のユーザ端末10を備えている。
第2の通信方式が選択されている場合、画像サーバ3には、宅内にある複数のユーザ端末10が同時に接続することができる。そして、第2の通信方式において、これらの第1のユーザ端末10a、第2のユーザ端末10b及び第3のユーザ端末10cのそれぞれが、画像サーバ3から冷蔵庫1000の貯蔵室画像を受信する場合、第1のユーザ端末10a、第2のユーザ端末10b及び第3のユーザ端末10cは、共通する同一の画像サーバ識別番号12を指定して、画像サーバ3に接続する。
このようにして、同一の冷蔵庫1000の画像サーバ3に対して、複数のユーザ端末10を接続する場合に、共通する同一の画像サーバ識別番号12を使用することで、例えば、ユーザ端末10から画像サーバ3への通信接続設定を行う際に、同一の設定内容にすることができ、容易に設定作業を行うことが可能である。また、通常使用しているユーザとは別のユーザ、例えば、修理に訪れたサービスマンが画像サーバ3に接続する場合にも、共通の画像サーバ識別番号12を用いることができる。ただし、この場合には、冷蔵庫1000を所有するユーザとは異なる、サービスマン専用のアクセスコードを設定しておくことが望ましい。
次に、図7は、宅内にある1つのユーザ端末10が複数の画像サーバ3に記憶されている貯蔵室画像を取得する状況の一例を示している。同図に示すように、この例では、宅内に第1の冷蔵庫1000aと第2の冷蔵庫1000bの複数の冷蔵庫1000が設置されている。そして、第1の冷蔵庫1000aに対応して第1の画像サーバ3aが設けられている。また、第2の冷蔵庫1000bに対応して第2の画像サーバ3bが設けられている。
第1の冷蔵庫1000aに対応する第1の画像サーバ3aには、第1の画像サーバ識別番号12aが割り当てられている。第2の冷蔵庫1000bに対応する第2の画像サーバ3bには、第2の画像サーバ識別番号12bが割り当てられている。第1の画像サーバ識別番号12a及び第2の画像サーバ識別番号12bは、いずれも前述した画像サーバ識別情報である。
図6の例と同じく、ユーザ端末10は、画像サーバ識別情報である画像サーバ識別番号12を用いて、当該画像サーバ識別番号12により特定される画像サーバ3に接続することができる。この図7の例では、ユーザ端末10が第1の画像サーバ3aから第1の冷蔵庫1000aの貯蔵室画像を受信する場合、ユーザ端末10は、第1の画像サーバ識別番号12aを指定して、第1の画像サーバ3aに接続する。また、ユーザ端末10が第2の画像サーバ3bから第1の冷蔵庫1000aの貯蔵室画像を受信する場合、ユーザ端末10は、第2の画像サーバ識別番号12bを指定して、第2の画像サーバ3bに接続する。
このようにして、例えば、製品出荷前の工場のライン検査において、複数の冷蔵庫1000の貯蔵室画像を確認する場合、又は、複数の冷蔵庫1000が設置された店頭デモ等において、1つのユーザ端末10で複数の冷蔵庫1000の貯蔵室画像を表示することができる。
なお、以上は宅内の画像サーバ3に関してであったが、宅外のクラウドサーバ9についても、複数のユーザ端末10が同時に接続できるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、遠方に住む親の冷蔵庫1000の貯蔵室画像を、親自身のユーザ端末10以外に、子のユーザ端末10からも確認することができる。また、子のユーザ端末10から、親の冷蔵庫1000の貯蔵室画像と、子自身の冷蔵庫1000の貯蔵室画像の両方を確認することも可能である。
他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された冷蔵庫システムにおいても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、システムが、複数の冷蔵庫1000、又は、複数のユーザ端末10を備える場合であっても、容易かつ確実に通信設定及び貯蔵室画像の送受信を行うことが可能である。
実施の形態3.
図8から図13は、この発明の実施の形態3に係るもので、図8は冷蔵庫システムの宅内側の構成と冷蔵庫の冷蔵室の構成とを模式的に示す図、図9は冷蔵庫システムの貯蔵室画像の一例を示す図、図10から図12は、冷蔵庫システムの加工後の貯蔵室画像の第1から第3の例をそれぞれ示す図、図13は冷蔵庫システムの動作を説明するフロー図である。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、第1の通信方式が選択されている場合に、第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を加工した後に通信装置が外部サーバに送信するようにしたものである。以下、この実施の形態3に係る冷蔵庫システムについて、実施の形態1の構成をもとにした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この実施の形態3に係る冷蔵庫システムにおいては、図8に示すように、画像サーバ3は画像処理部13及び処理画像記憶部14を備えている。画像処理部13は、第1の画像記憶部である貯蔵室画像記憶部4に記憶されている貯蔵室画像を加工する。画像処理部13は、画像加工処理を円滑に行うため、画像の高速処理可能なプロセッサを備えていることが望ましい。このようなプロセッサの動作周波数は、具体的に例えば、400MHz以上である。画像処理部13は、加工処理した貯蔵室画像及び当該貯蔵室画像の撮影時刻情報を、処理画像記憶部14に送信する。画像処理部13による貯蔵室画像の加工処理の具体的な内容については後述する。
処理画像記憶部14は、画像処理部13により加工された後の貯蔵室画像を、無線通信部6が送信するまで記憶しておくためのものである。処理画像記憶部14は、画像処理部13による加工後の貯蔵室画像及び撮影時刻情報を取得する。そして、処理画像記憶部14は、取得した加工後の貯蔵室画像を撮影時刻情報に基づいて撮影時刻順に並び換えて記憶する。この際、処理画像記憶部14は、取得した加工後の貯蔵室画像を、画像処理部13による加工処理の方法毎に分類して記憶するようにしてもよい。
無線通信部6は、第1の通信方式を選択されている場合に、処理画像記憶部14に記憶されている貯蔵室画像をルータ装置7及びインターネット8を介して、宅外のクラウドサーバ9へと送信する。したがって、通信装置である無線通信部6は、貯蔵室画像記憶部4に記憶された貯蔵室画像を画像処理部13が加工した後の画像を、外部サーバであるクラウドサーバ9へと送信する。
クラウドサーバ9は、無線通信部6から送信された加工後の貯蔵室画像を受信する。そして、クラウドサーバ9は、受信した加工後の貯蔵室画像を記憶する。宅外のユーザ端末10は、クラウドサーバ9からインターネット8を介して加工後の貯蔵室画像を受信する。
次に、画像処理部13による貯蔵室画像の加工処理の具体的な内容について、図9から図12を参照し具体例を挙げながら説明する。まず、図9に示すのは、貯蔵室画像記憶部4に一時的に記憶されている貯蔵室画像の一例である。すなわち、図9は、画像処理部13による加工が行われる前の貯蔵室画像の例を示している。
図10に示すのは、図9の貯蔵室画像を画像処理部13が加工処理した後の貯蔵室画像の第1の例である。この第1の例では、画像処理部13は、貯蔵室画像の解像度を低くする加工を行う。画像処理部13は、例えば、図9のような貯蔵室全体の画像に対し、一定範囲内の画素間で平均化処理し画像サイズを縮小した後に、縮小後の解像度を保ったまま元の画像サイズに引きのばすことで、貯蔵室画像の解像度を下げる加工を行う。図10に示す例は、図9のような全体画像を1/8の画像サイズに圧縮し、解像度を元の画像の1/8にしたものである。
このような低解像度の画像であっても、ユーザは冷蔵室100等の貯蔵室内の状況のおおよそを把握できる。図9の全体画像をインターネット8を介してそのままクラウドサーバ9にアップロードした場合と比較して、図10の加工後の画像では、通信データ量を削減できる。したがって、解解像の低減率を調整することにより、画像アップロード時の通信速度を向上させ、例えば遠隔地等においても、貯蔵室画像送信要求を送信してから貯蔵室画像を受信するまでのタイムラグを短くすることができる。
次に、図11に示すのは、画像処理部13による加工処理後の貯蔵室画像の第2の例である。この第2の例は、画像処理部13が貯蔵室画像を複数に分割する加工を行うものである。画像処理部13は、図9のような貯蔵室全体の画像を、例えば、予め設定された分割数で分割する。又は、画像処理部13は、分割後の画像サイズが予め設定された値以下となるように、貯蔵室画像を分割するようにしてもよい。図10に示す例は、図9のような全体画像を、16個の等面積の領域に分割したしたものである。
図9の全体画像をインターネット8を介してそのままクラウドサーバ9にアップロードした場合と比較して、図11の加工後の画像では、分割後の画像を1つずつ順番に送信することで、1回すなわち分割後の1個の画像を送信する際の通信データ量を削減できる。したがって、画像アップロード時の通信速度を向上させることが可能である。また、例えば、貯蔵室の最下段のみ、左側のみ等、特定の領域を含む分割画像のみを送信させるようにすることで、少ない通信データ量で、画像の解像度を維持したまま、所望の領域の収納状況をユーザが確認することが可能となる。
そして、図12に示すのは、画像処理部13による加工処理後の貯蔵室画像の第3の例である。この第3の例は、画像処理部13が、貯蔵室画像から貯蔵室内の食品が撮影された部分を抽出する加工を行うものである。この第3の例においては、例えば、画像処理部13は、食品が全く収納されていない状態で庫内撮影装置2が貯蔵室内を撮影した初期画像を予め記憶している。画像処理部13は、庫内撮影装置2が撮影した貯蔵室画像と初期画像との差分を演算する。そして、画像処理部13は、初期画像から変化があった部分を、食品が配置されている部分として抽出する。
図9の全体画像をインターネット8を介してそのままクラウドサーバ9にアップロードした場合と比較して、図12の加工後の画像では、食品抽出後の画像を1つずつ順番に送信することで、1回すなわち食品が抽出された1個の画像を送信する際の通信データ量を削減できる。したがって、画像アップロード時の通信速度を向上させることが可能である。また、ユーザは、冷蔵庫1000の貯蔵室内に在庫している在庫食品の画像のみを入手できる。このため、ユーザは、素早く容易に在庫食品を確認することができる。したがって、例えば買い物先において、ユーザは、食品抽出画像から在庫状況を把握して、食材の買い過ぎ又は買い忘れを防止することが可能となる。
なお、他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
次に、以上のように構成された実施の形態3に係る冷蔵庫システムの動作の流れの一例を、図13を参照しながら説明する。この図13のフロー図にあるステップS11からS17の内容は、実施の形態1で説明した図5のフロー図にあるステップS11からS17の内容と同じである。このため、これらのステップの説明はここでは省略する。そして、この実施の形態3の図13の動作フローにおいては、ステップS17で第1の通信方式が現在選択されている場合、処理はステップS21へと進む。
ステップS21においては、貯蔵室画像記憶部4は、自身に記憶している最後の貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、画像処理部13に送信する。ステップS21の後は、処理はステップS22へと進む。
ステップS22においては、画像処理部13は、貯蔵室画像記憶部4から受信した貯蔵室画像に、予め設定された画像加工処理を施す。そして、画像処理部13は、加工処理した貯蔵室画像及び当該貯蔵室画像の撮影時刻情報を、処理画像記憶部14に送信する。ステップS22の後は、処理はステップS18へと進む。
ステップS18においては、無線通信部6は、処理画像記憶部14に記憶されている加工後の貯蔵室画像及び撮影時刻情報を、ルータ装置7及びインターネット8を介して、宅外のクラウドサーバ9へとアップロードする。ステップS18の後は、処理はステップS19へと進む。
一方、ステップS17で第1の通信方式が選択されていない場合、第2の通信方式が現在選択されていることになる。この場合は、ステップS21、S22及びS18を経ることなく、ステップS17からに直接ステップS19へと処理が進む。
ステップS19及び続くステップS20では、ステップS21、S22及びS18の処理が実行されているか否かで処理を行う主体が異なる。ステップS21、S22及びS18の処理が実行されて、クラウドサーバ9に加工後の貯蔵室画像がアップロードされている場合、すなわち、第1の通信方式が選択されている場合は、クラウドサーバ9は、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信したか否かを確認する。
これに対し、ステップS21、S22及びS18の処理が実行されていない場合、すなわち、第2の通信方式が選択されている場合は、無線通信部6が、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信したか否かを確認する。
ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信しない場合は、処理はステップS11へと戻る。一方、ユーザ端末10からの貯蔵室画像送信要求を受信した場合は、処理はステップS20へと進む。
ステップS20においては、第1の通信方式が選択されている場合、クラウドサーバ9が、ユーザ端末10に加工後の貯蔵室画像及び撮影時刻情報を送信する。一方、第2の通信方式が選択されている場合、無線通信部6がユーザ端末10に貯蔵室画像及び撮影時刻情報を送信する。そして、ユーザ端末10は、受信した加工後の又は未加工の貯蔵室画像及び撮影時刻情報を端末表示部に表示する。ステップS20の後は、処理はステップS11へと戻る。
以上のように構成された冷蔵庫システムは、実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができるのに加えて、第1通信方式において、撮影した貯蔵室画像を画像処理部13により加工した後の画像を外部サーバに送信することで、通信負荷を低減することができる。よって、インターネット8を介したクラウドサーバ9への接続所要時間を短縮することが可能である。
この発明は、食品を収納する貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、貯蔵室の内部を撮影し、貯蔵室画像として出力するカメラと、を備え、カメラから出力された貯蔵室画像を端末装置に表示させる冷蔵庫システムに利用できる。
1 操作パネル
1a パネル表示部
2 庫内撮影装置
3 画像サーバ
3a 第1の画像サーバ
3b 第2の画像サーバ
4 貯蔵室画像記憶部
5 貯蔵室画像管理部
6 無線通信部
7 ルータ装置
8 インターネット
9 クラウドサーバ
10 ユーザ端末
10a 第1のユーザ端末
10b 第2のユーザ端末
10c 第3のユーザ端末
11 個人認証装置
12 画像サーバ識別番号
12a 第1の画像サーバ識別番号
12b 第2の画像サーバ識別番号
13 画像処理部
14 処理画像記憶部
100 冷蔵室
101 冷蔵室扉
102 冷蔵室棚板
110 チルド室
111 チルドケース
200 製氷室
300 切替室
400 冷凍室
500 野菜室
1000 冷蔵庫
1000a 第1の冷蔵庫
1000b 第2の冷蔵庫
1001 制御基板
1010 冷却風路
この発明に係る冷蔵庫は、宅内に設置され、食品を収納する貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の内部を撮影し、貯蔵室画像として出力するカメラと、前記宅内に設置され、前記カメラから出力された最新の貯蔵室画像を一時的に記憶する第1の画像記憶部と、前記宅内に設置され、前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を取得し、撮影時刻順に並べて記憶する第2の画像記憶部と、外部と通信可能な通信装置と、を備え、前記通信装置は、前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を宅外に設置された外部サーバに送信する第1の通信方式と、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記通信装置と通信可能な端末装置に送信する第2の通信方式とを切り換え可能であ
また、この発明に係る冷蔵庫システムは、上記のように構成された冷蔵庫と、前記端末装置と、を備え、前記端末装置は、前記通信装置が前記第1の通信方式を選択している場合に、前記外部サーバから貯蔵室画像を受信し、前記通信装置が前記第2の通信方式を選択している場合に、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記通信装置から受信する。
また、特に以下の2つの理由により、宅内の無線通信部6と宅外の機器との通信の機会を大きく減らすことができる。第1に、ユーザ端末10の数にかかわらず、宅内の無線通信部6が通信を行う宅外の機器はクラウドサーバ9だけである。第2に、宅外のユーザ端末は貯蔵室画像が更新されたか否かを外部サーバにアクセスして確認するため、最新の貯蔵室画像を一度外部サーバにアップロードすれば、次に貯蔵室画像が更新されるまでは、宅内の画像サーバと宅外の外部サーバとの間で通信を行う必要がない。

Claims (13)

  1. 食品を収納する貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、
    前記貯蔵室の内部を撮影し、貯蔵室画像として出力するカメラと、
    前記カメラから出力された貯蔵室画像を記憶する第1の画像記憶部と、
    前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を記憶する第2の画像記憶部と、
    外部と通信可能な通信装置と、
    前記通信装置と通信可能な端末装置と、を備え、
    前記通信装置は、
    前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を外部サーバに送信する第1の通信方式と、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記端末装置に送信する第2の通信方式とを切り換え可能であり、
    前記端末装置は、
    前記通信装置が前記第1の通信方式を選択している場合に、前記外部サーバから貯蔵室画像を受信し、
    前記通信装置が前記第2の通信方式を選択している場合に、前記第2の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記通信装置から受信する冷蔵庫システム。
  2. 宅内かつ前記冷蔵庫本体の前記貯蔵室の外側に設置された画像サーバをさらに備え、
    前記第1の画像記憶部、前記第2の画像記憶部及び前記通信装置は、前記画像サーバに設けられる請求項1に記載の冷蔵庫システム。
  3. 前記画像サーバ及び前記外部サーバの一方又は両方に設けられ、前記端末装置が貯蔵室画像を受信する権限を有しているか否かを認証する認証部をさらに備えた請求項2に記載の冷蔵庫システム。
  4. 前記画像サーバは、複数の前記画像サーバから当該画像サーバを一意に識別可能な画像サーバ識別情報が割り当てられるともに、前記第2の通信方式が選択されている場合に複数の前記端末装置が同時に接続可能であり、
    複数の前記端末装置が前記画像サーバに同時に接続する際に、複数の前記端末装置が用いる前記画像サーバ識別情報は同一である請求項2又は請求項3に記載の冷蔵庫システム。
  5. 前記通信装置は、初期設定で前記第1の通信方式を選択している請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫システム。
  6. 前記通信装置は、前記第1の通信方式を選択している場合に、前記冷蔵庫本体が設置された宅内にある前記端末装置からの要求により前記第2の通信方式へと切り換え可能である請求項5に記載の冷蔵庫システム。
  7. 前記通信装置は、前記第2の通信方式を選択した後、予め設定された一定時間が経過した場合に、前記第1の通信方式を選択する請求項6に記載の冷蔵庫システム。
  8. 前記通信装置は、
    前記冷蔵庫本体が設置された宅内にある前記端末装置からの貯蔵室画像送信要求を受けた場合に、前記第2の通信方式を選択し、
    宅外にある前記端末装置からの貯蔵室画像送信要求を受けた場合に、前記第1の通信方式を選択する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫システム。
  9. 前記貯蔵室画像は、複数の前記冷蔵庫本体のうちから当該貯蔵室画像が撮影された前記冷蔵庫本体を一意に識別可能な冷蔵庫識別情報と対応付けられて前記第2の画像記憶部及び前記外部サーバの一方又は両方に記憶される請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫システム。
  10. 前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を加工する画像処理部をさらに備え、
    前記通信装置は、前記第1の通信方式が選択されている場合に、前記第1の画像記憶部に記憶された貯蔵室画像を前記画像処理部が加工した後の画像を前記外部サーバに送信する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の冷蔵庫システム。
  11. 前記画像処理部は、貯蔵室画像の解像度を低くする加工を行う請求項10に記載の冷蔵庫システム。
  12. 前記画像処理部は、貯蔵室画像を複数に分割する加工を行う請求項10に記載の冷蔵庫システム。
  13. 前記画像処理部は、貯蔵室画像から前記貯蔵室内の食品が撮影された部分を抽出する加工を行う請求項10に記載の冷蔵庫システム。
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