JPWO2018092236A1 - 作業ロボットおよび作業位置補正方法 - Google Patents

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Abstract

多関節ロボットは、アームとアクチュエータと記憶装置と制御装置とを有する。記憶装置は、ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを記憶する。制御装置は、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、複数の作業領域のうち指定された目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを記憶装置から取得する。そして、制御装置は、取得した補正パラメータを用いて目標位置を補正してアクチュエータを制御する。

Description

本明細書は、作業ロボットおよび作業位置補正方法について開示する。
従来、この種の作業ロボットとしては、目標点に対してDHパラメータを適用して座標変換を行なうことでロボットの動作を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。DHパラメータの設定は以下のようにして行なわれる。即ち、ロボットの制御装置は、ロボットの動作空間を複数の領域に分割し、分割した領域ごとに測定点を設定する。次に、制御装置は、測定点へロボットを移動させて3次元の位置データを取得する。そして、制御装置は、取得した位置データと測定点との誤差からDHパラメータを導出する。制御装置は、目標点に基づいてロボットの動作を制御する際、複数の領域ごとに導出したDHパラメータのうち目標点が属する領域のDHパラメータを選択し、目標点に対して選択したDHパラメータを適用して座標変換を行なう。
特開2009−148850号公報
しかし、上述した作業ロボットでは、座標変換に用いるDHパラメータを最適化しても、十分な作業精度を確保できない場合が生じる。例えば、作業ロボットは、DHパラメータの最適化で修正できない誤差(例えば、アームの歪みなど)が含まれると、誤差の影響を受けて正確な位置に移動することができない。一方、作業ロボットは、複数の作業対象物に対して作業を行なう場合、それぞれの作業に要求される作業精度が異なることがある。この場合、製造者は、全ての作業対象物に対して同じ作業精度が保証されるように作業ロボットを製造することが考えられる。しかし、製造者は、最も高い作業精度が要求される作業に合わせて作業ロボットを製造・調整しなければならず、他の作業に対しては過剰な作業精度となる。
本開示は、目標位置を指定して作業ロボットを動作させる際に必要十分な作業精度を確保することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の作業ロボットは、多関節型のロボットアームと、前記ロボットアームの各関節を駆動するアクチュエータと、前記ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを記憶する記憶装置と、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、前記複数の作業領域のうち前記指定された目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを前記記憶装置から取得し、該取得した補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記アクチュエータを制御する制御装置と、を備えることを要旨とする。
この本開示の作業ロボットは、ロボットアームとアクチュエータと記憶装置と制御装置とを備える。記憶装置は、ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを記憶する。制御装置は、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、複数の作業領域のうち指定された目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを取得し、取得した補正パラメータを用いて目標位置を補正してアクチュエータを制御する。補正パラメータは、複数の作業領域ごとに必要な補正精度で設定すればよく、過剰な補正精度は不要である。したがって、本開示の作業ロボットによれば、目標位置を指定して作業ロボットを動作させる際に必要十分な精度を確保することができる。
本開示の作業位置補正方法は、目標位置を指定して多関節型の作業ロボットを動作させる際の作業位置補正方法であって、前記作業ロボットの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域としての作業領域を複数設定し、該設定した複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを設定し、該設定した補正パラメータのうち前記目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記作業ロボットの動作を制御することを要旨とする。
この本開示の作業位置補正方法では、まず、ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域としての作業領域を複数設定する。次に、作業位置補正方法では、設定した複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを設定する。そして、作業位置補正方法では、設定した補正パラメータのうち目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて目標位置を補正して作業ロボットの動作を制御する。補正パラメータは、複数の作業領域ごとに必要な補正精度で設定すればよく、過剰な補正精度は不要である。したがって、本開示の作業位置補正方法によれば、目標位置を指定して作業ロボットを動作させる際に必要十分な精度を確保することができる。
ロボットシステム10の構成の概略を示す構成図である。 ロボット20の構成の概略を示す構成図である。 ロボット20と制御装置70との電気的な接続関係を示すブロック図である。 ロボット制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 マトリックス補正パラメータの一例を示す説明図である。 マトリックス測定・補正の手順の一例を示す説明図である。 3次元計測器100を用いてマーカmに対して3次元計測を行なう様子を示す説明図である。 マトリックスデータDm1の一例を示す説明図である。 マトリックスデータDm2の一例を示す説明図である。 マトリックスデータDm3の一例を示す説明図である。 マーク認識処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、ロボットシステム10の構成の概略を示す構成図である。図2は、ロボット20の構成の概略を示す構成図である。図3は、ロボット20と制御装置70との電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1,2中、前後方向はX軸方向であり、左右方向はY軸方向であり、上下方向はZ軸方向である。
ロボットシステム10は、ロボット20と、ロボット20を制御する制御装置70と、を備える。ロボットシステム10は、ワークをピックアップし、ピックアップしたワークを対象物にプレースするシステムとして構成されている。本実施形態では、ロボットシステム10は、部品を採取して基板S上に実装する部品実装システムとして構成されている。尚、ロボットシステムは、上述のシステムに限られず、ロボット20を用いてワークに対して作業を行なうシステムであれば、如何なるシステムにも適用できる。
ロボット20は、5軸の垂直多関節アーム(以下、アームという)22と、ロボット20の手先である図示しないエンドエフェクタと、を備える。アーム22は、6つのリンク(第1〜第6リンク31〜36)と、各リンクを回転または旋回可能に連結する5つの関節(第1〜第5関節41〜45)と、を備える。各関節(第1〜第5関節41〜45)は、対応する関節を駆動するモータ(第1〜第5モータ51〜55)、対応するモータの回転角度を検出するエンコーダ(第1〜第5エンコーダ61〜65)と、を備える。本実施形態では、モータはサーボモータであり、エンコーダはロータリエンコーダである。エンドエフェクタは、アーム22の先端リンク(第6リンク36)に取り付けられ、部品(ワーク)の保持とその解除とが可能となっている。エンドエフェクタは、例えば、メカチャックや吸着ノズル、電磁石などを用いることができる。また、アーム22(第5リンク35)には、作業台11に設置された作業対象物などの物体に付されたマークMを撮像するためのマークカメラ24が取り付けられている。
アーム22の基端リンク(第1リンク31)は、作業台11に固定されている。作業台11には、基板搬送装置12や部品供給装置13、パーツカメラ14、廃棄ボックス15などが配置されている。基板搬送装置12は、本実施形態では、前後方向(Y軸方向)に間隔を空けて左右方向(X軸方向)に架け渡された一対のベルトコンベアを有する。基板Sは、ベルトコンベアによって左から右へと搬送される。部品供給装置13は、本実施形態では、複数の部品が所定間隔で収容されたテープを後方(Y軸方向)へ送り出すテープフィーダとして構成される。なお、部品供給装置13は、テープフィーダに限られず、例えば、複数の部品が配置されたトレイを供給するトレイフィーダなど、如何なるタイプの部品供給装置であってもよい。パーツカメラ14は、エンドエフェクタに保持された部品がパーツカメラ14の上方を通過する際に当該部品を撮像し、撮像した画像を制御装置70へ出力する。廃棄ボックス15は、エラーが生じた部品を廃棄するためのボックスである。
制御装置70は、CPU71を中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPU71の他に、ROM72やHDD73、RAM74、駆動回路75などを備える。駆動回路75は、第1〜第5モータ51〜55を駆動するための回路である。制御装置70には、第1〜第5エンコーダ61〜65やパーツカメラ14、マークカメラ24、入力装置76などから信号が入力される。制御装置70からは、基板搬送装置12や部品供給装置13、出力装置77、第1〜第5モータ51〜55へ信号が出力される。なお、入力装置76は、オペレータが入力操作を行なう入力デバイスである。また、出力装置77は、各種情報を表示するための表示デバイスである。
図4は、制御装置70により実行されるロボット制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間ごとに繰り返し実行される。ロボット制御ルーチンが実行されると、制御装置70のCPU71は、まず、目標位置および姿勢を取得し(S100)、採取作業,撮像作業,実装作業,廃棄作業の何れが要求されているか否かを判定する(S110〜S140)。ここで、本実施形態では、目標位置および姿勢は、採取作業が要求される場合、部品を採取する際のエンドエフェクタの位置(目標採取位置)および姿勢である。また、目標位置および姿勢は、撮像作業が要求される場合、採取した部品がパーツカメラ14の上方を通過する際のエンドエフェクタの位置(目標撮像位置)および姿勢である。さらに、目標位置および姿勢は、実装作業が要求される場合、採取した部品を基板S上に実装する際のエンドエフェクタの位置(目標実装位置)および姿勢である。また、目標位置は、廃棄作業が実行される場合、採取した部品を廃棄ボックス15内に廃棄する際のエンドエフェクタの位置(目標廃棄位置)および姿勢である。CPU71は、採取作業,撮像作業,実装作業,廃棄作業の何れもが要求されていないと判定すると、ロボット制御ルーチンを終了する。
S110において、CPU71は、採取作業が要求されていると判定すると、複数のマトリックス補正パラメータA〜Dのうちマトリックス補正パラメータAを選択する(S150)。次に、CPU71は、取得した目標位置(目標採取位置)をマトリックス補正パラメータAを用いて補正するマトリックス補正を行なう(S160)。続いて、CPU71は、補正した目標位置および姿勢を座標変換することにより各関節(第1〜第5関節41〜45)の目標角度を設定する(S170)。座標変換は、例えば、周知のDHパラメータを用いて行なうことができる。そして、CPU71は、設定した目標角度に基づいて対応するモータ(第1モータ51〜55)を駆動制御して部品を採取する採取作業を実行して(S180)、ロボット制御ルーチンを終了する。ここで、CPU71は、採取作業を実行する場合、エンドエフェクタが目標位置および姿勢に到達すると、エンドエフェクタに部品を保持させる。
S120において、CPU71は、撮像作業が要求されていると判定すると、複数のマトリックス補正パラメータA〜Dのうちマトリックス補正パラメータBを選択する(S190)。次に、CPU71は、取得した目標位置(目標撮像位置)をマトリックス補正パラメータBを用いて補正するマトリックス補正を行なう(S200)。そして、CPU71は、補正した目標位置および姿勢を座標変換し(S210)、対応するモータを駆動制御して部品を撮像する撮像作業を実行して(S220)、ロボット制御ルーチンを終了する。ここで、CPU71は、撮像作業を実行する場合、エンドエフェクタが目標位置および姿勢に到達すると、エンドエフェクタに保持された部品をパーツカメラ14に撮像させる。そして、CPU71は、撮像された画像を処理して部品の位置ズレや姿勢を判定し、実装作業における目標位置(目標実装位置)をオフセットする。また、CPU71は、撮像された画像に基づいて部品に実装不可能なエラーが生じているか否かも判定し、エラーが生じたと判定すると、実装作業をスキップして廃棄作業へ移行する。
S130において、CPU71は、実装作業が要求されていると判定すると、複数のマトリックス補正パラメータA〜Dのうちマトリックス補正パラメータCを選択する(S230)。次に、CPU71は、オフセットした目標位置(目標実装位置)をマトリックス補正パラメータCを用いて補正するマトリックス補正を行なう(S240)。そして、CPU71は、補正した目標位置および姿勢を座標変換し(S250)、対応するモータを駆動制御して部品を実装する実装作業を実行して(S260)、ロボット制御ルーチンを終了する。なお、CPU71は、実装作業を実行する場合、エンドエフェクタが目標位置および姿勢に到達すると、部品が基板S上に実装されるようエンドエフェクタに部品の保持を解除させる。
S140において、CPU71は、廃棄作業が要求されていると判定すると、複数のマトリックス補正パラメータA〜Dのうちマトリックス補正パラメータDを選択する(S270)。次に、CPU71は、取得した目標位置(目標廃棄位置)をマトリックス補正パラメータDを用いて補正するマトリックス補正を行なう(S280)。そして、CPU71は、S170,S180と同様に、補正した目標位置および姿勢を座標変換し(S290)、対応するモータを駆動制御して部品を廃棄する廃棄作業を実行して(S295)、ロボット制御ルーチンを終了する。なお、CPU71は、廃棄作業を実行する場合、エンドエフェクタが目標位置および姿勢に到達すると、部品が廃棄ボックス15内に収容されるようエンドエフェクタに部品の保持を解除させる。
図5は、マトリックス補正パラメータA〜Dの一例を示す説明図である。マトリックス補正パラメータA〜Dは、図示するように、何れも、作業点の識別情報(作業点No.)と空間座標値と補正値(3次元のオフセット量)とが対応付けられたものであり、HDD73に記憶されている。マトリックス補正は、目標位置周辺の複数の作業点の補正値から線形補間などの周知の補間法を用いて目標位置における補正値を導出し、導出した補正値で目標位置をオフセットすることにより行なうことができる。或いは、マトリックス補正は、目標位置から最も近い作業点の補正値で目標位置をオフセットすることにより行なうものとしてもよい。
ここで、マトリックス補正パラメータA〜Dは、それぞれ異なるデータ数で構成されている。本実施形態では、目標撮像位置の補正に用いるマトリックス補正パラメータBと目標実装位置の補正に用いるマトリックス補正パラメータCは、目標採取位置の補正に用いるマトリックス補正パラメータAよりも作業点間のピッチが狭い(データ数が多い)ため、目標位置の補正精度が高い。また、目標廃棄位置の補正に用いるマトリックス補正パラメータDは、マトリックス補正パラメータAよりも作業点間のピッチが広い(データ数が少ない)ため、目標位置の補正精度が低い。
以下の説明は、目標位置の補正に用いるマトリックス補正パラメータA〜Dを導出するためのマトリックス測定・補正の手順を説明するものである。図6は、マトリックス測定・補正の手順の一例を示す説明図である。なお、マトリックス測定は、図6のS300〜S360が該当する。マトリックス補正は、図6のS370,S380と図4のS150,S160,S190,S200,S230,S240,S270,S280とが含まれる。また、図7は、3次元計測器100を用いてマーカmに対して3次元計測を行なう様子を示す説明図である。図中、領域Apiは、部品供給装置13を作業対象物とした採取作業領域である。領域Aimは、パーツカメラ14を作業対象物とした撮像作業領域である。領域Amoは、基板Sを作業対象物とした実装作業領域である。領域Adiは、廃棄ボックス15を作業対象物とした廃棄作業領域である。オペレータは、マトリックス測定の準備として、図7に示すように、先端リンクに計測用のマーカmを取り付けると共に、作業台11の隅部に3次元計測器100を設置する。3次元計測器100は、レーザトラッカやモーションキャプチャを用いることができる。制御装置70のCPU71は、マトリックス測定・補正が指示されると、まず、ロボット20の可動領域を複数の領域に分割する(S300)。本実施形態では、CPU71は、図7に示すように、可動領域を、採取作業領域Apiと撮像作業領域Aimと実装作業領域Amoと廃棄作業領域Adiとに分割する。各領域は、作業対象物(部品供給装置13,パーツカメラ14,基板S,廃棄ボックス15)のサイズに応じた範囲に変更可能となっている。次に、CPU71は、採取作業領域Apiと撮像作業領域Aimと実装作業領域Amoと廃棄作業領域Adiの何れかを対象領域に設定する(S310)。続いて、CPU71は、対象領域に要求される作業精度に応じてデータピッチを設定し(S320)、設定したデータピッチで作業点がマトリックス状に並ぶマトリックスデータを作成する(S330)。本実施形態では、撮像作業領域Aimと実装作業領域Amoに要求される位置精度は、採取作業領域Apiに要求される位置精度よりも高くなっている。これは、実装エラーを防止するために部品の実装位置のズレを極力少なくする必要がある一方、部品の採取位置に多少のズレが生じていても、撮像作業によって位置ズレを認識できればその位置ズレを修正した上で実装作業を行なうことができるためである。また、本実施形態では、廃棄作業領域Adiに要求される位置精度は、採取作業領域Apiに要求される位置精度よりも低くなっている。これは、廃棄ボックス15はエラーが生じた部品を収容できれば足り、多少の位置ズレは問題とならないためである。図8A〜図8Cは、マトリックスデータDm1〜Dm3の一例を示す説明図である。図8Aは、作業点間のピッチが値P1のマトリックスデータDm1を示す。図8Bは、作業点間のピッチが値P2のマトリックスデータDm2を示す。図8Cは、作業点間のピッチが値P3のマトリックスデータDm3を示す。図示するように、マトリックスデータDm1〜Dm3のうち、マトリックスデータDm1は、ピッチが最も広く、単位空間当たりの作業点の数が最も少なくなっている。一方、マトリックスデータDm3は、ピッチが最も狭く、単位空間当たりの作業点の数が最も多くなっている。CPU71は、対象領域が撮像作業領域Aimまたは実装作業領域Amoの場合には、マトリックスデータDm3を作成する。また、CPU71は、対象領域が採取作業領域Apiの場合には、マトリックスデータDm2を作成する。また、CPU71は、対象領域が廃棄作業領域Adiの場合には、マトリックスデータDm1を作成する。
CPU71は、マトリックスデータを作成すると、マトリックスデータ中の各作業点の空間座標値を目標位置に指定し、マーカmが指定した目標位置へ移動するようアーム22(第1〜第5モータ51〜55)を制御する(S340)。そして、CPU71は、3次元計測器100で計測されたマーカmの実位置を入力する(S350)。次に、CPU71は、作業点ごとに空間座標値と入力したマーカmの実位置との差分を導出する(S360)。こうしてマトリックス測定を行なうと、CPU71は、導出した差分から補正値(オフセット量)を導出する(S370)。そして、CPU71は、作業点ごとに空間座標値と補正値とを対応付けたマトリックス補正パラメータを設定する(S380)。
CPU71は、こうして対象領域に対するマトリックス補正パラメータを設定すると、全ての作業領域でマトリックス測定・補正が完了したか否かを判定する(S390)。CPU71は、全ての作業領域でマトリックス測定・補正が完了したと判定すると、S310に戻って次の対象領域に対してS320〜S380の処理を繰り返す。一方、CPU71は、全ての作業領域でマトリックス測定・補正が完了したと判定すると、これでマトリックス測定・補正を終了する。
このように、マトリックス測定・補正は、ロボット20の可動領域を複数の領域に分割し、各領域ごとに要求される位置精度に応じたデータピッチで作業点が並ぶようマトリックスデータを作成してマトリックス補正パラメータを導出することにより行なわれる。ここで、マトリックス測定・補正で導出されるマトリックス補正パラメータは、マトリックス測定・補正において設定される作業点間のデータピッチが細かいほど、補正精度が高くなる。しかし、この場合、マトリックス測定・補正は、その実行に長時間を要する。また、マトリックス補正パラメータは、データ数が多くなり、必要な記憶容量を増大させる。本実施形態では、複数の領域ごとに要求される位置精度に応じてデータピッチを設定するため、高い位置精度が要求されない作業領域(廃棄作業領域Adi)についてマトリックス補正パラメータDのデータ数を少なくすることが可能となる。したがって、本実施形態によれば、マトリックス測定・補正に要する時間を短縮することができると共に、必要な記憶容量を小さくすることができる。一方、本実施形態では、高い位置精度が要求される作業領域(撮像作業領域Aim,実装作業領域Amo)については、細かいデータピッチでマトリックスデータを作成してマトリックス補正パラメータB,Cを導出するため、高い位置精度の要求に対応することができる。
図9は、制御装置70により実行されるマーク認識処理の一例を示すフローチャートである。マーク認識処理は、例えば、図4のロボット制御ルーチンのS100で採取作業が要求されている場合にS150を実行する前に実行することができる。また、マーク認識処理は、ロボット制御ルーチンのS110で撮像作業が要求されている場合にS190を実行する前に実行することができる。また、マーク認識処理は、ロボット制御ルーチンのS120で実装作業が要求されている場合にS230を実行する前に実行することができる。マーク認識処理が実行されると、制御装置70のCPU71は、まず、作業対象物に付されたマークMをマークカメラ24が撮像する際の目標撮像位置を取得する(S400)ここで、作業対象物は、採取作業が要求されている場合には部品供給装置13である。また、作業対象物は、撮像作業が要求されている場合にはパーツカメラ14である。また、作業対象物は、実装作業が要求されている場合には基板Sである。また、図1に示すように、本実施形態では、部品供給装置13(テープフィーダ)には、上面に1つマークMが付されている。また、パーツカメラ14には、上面に2つマークMが付されている。また、基板Sには、上面の隅部に4つのマークMが付されている。なお、本実施形態では、廃棄作業を行なう場合の作業対象物としての廃棄ボックス15には、マークMが付されていないが、マークMが付されていてもよい。続いて、CPU71は、取得した目標撮像位置のマトリックス補正を行なう(S410)。マトリックス補正は、採取作業が要求された場合には、マトリックス補正パラメータAを用いて行なわれる。また、マトリックス補正は、撮像作業が要求された場合にマトリックス補正パラメータBを用いて行なわれる。また、マトリックス補正は、実装作業が要求された場合にマトリックス補正パラメータCを用いて行なわれる。そして、CPU71は、補正した目標撮像位置を座標変換して各モータ(第1〜第5モータ51〜55)を駆動制御することによりマークカメラ24を当該目標撮像位置へ移動させる(S420)。次に、CPU71は、マークカメラ24を駆動してマークMを撮像する(S430)。また、CPU71は、撮像された画像を処理してマークMの位置を算出する(S440)。マークMの位置は、撮像時のマークカメラ24の位置(目標撮像位置)を基準として算出される。そして、CPU71は、算出したマークMの位置から目標位置を補正して(S450)、マーク認識処理を終了する。これにより、目標位置は、ロボット20(アーム21)と作業対象物(部品供給装置13やパーツカメラ14、基板S)との相対的な位置関係が反映されたものとなるため、ロボット20を基準とした位置精度が向上する。ここで、ロボット20は、作業対象物において認識するマークMの数が多い方が少ない方よりも作業対象物との相対的な位置関係を正確に把握することができる。このため、採取作業領域Apiよりも高い位置精度が要求される撮像作業領域Aimの作業対象物(パーツカメラ14)や実装作業領域Amoの作業対象物(基板S)には、採取作業領域Apiの作業対象物(部品供給装置13)よりも多くのマークMが付されている。なお、作業対象物には、要求される位置精度に拘わらず同じ数のマークMが付されてもよい。
ここで、本実施例の主要な要素と発明の開示の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、アーム22(第1〜第6リンク31〜36)がロボットアームに相当し、モータ(第1〜第5モータ51〜55)がアクチュエータに相当し、HDD73が記憶装置に相当し、制御装置70が制御装置に相当する。
以上説明した本実施形態では、記憶装置(HDD73)には、アーム21の可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとにマトリックス補正パラメータA〜Dが記憶される。制御装置70は、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、複数の作業領域のうち指定された目標位置が属する作業領域に対応するマトリックス補正パラメータを取得する。そして、制御装置70は、取得したマトリックス補正パラメータを用いて目標位置を補正する。マトリックス補正パラメータは、複数の作業領域ごとに必要な補正精度で設定すればよく、過剰な補正精度は不要である。したがって、本実施形態によれば、目標位置を指定して作業ロボットを動作させる際に必要十分な精度を確保することができる。
また、本実施形態では、記憶装置(HDD73)は、複数の作業領域ごとに必要なピッチでマトリックス状に並ぶ複数の作業点に対してそれぞれ空間座標値と補正値とが対応付けられたマトリックス補正パラメータA〜Dを記憶する。したがって、本実施形態によれば、複数の作業領域のうち要求される作業精度が低い作業領域に対応するマトリックス補正パラメータのデータ数を少なくすることができる。この結果、記憶装置は、記憶容量を少なくすることができる。
また、本実施形態では、制御装置70は、作業対象物(部品供給装置13や基板S)に付されたマークMの位置を認識し、認識したマークMの位置に基づいて目標位置を補正する。これにより、本実施形態では、目標位置がロボット20(アーム21)と作業対象物との相対的な位置関係が反映されたものとなるため、ロボット20を基準とした位置精度が向上する。
なお、本開示は、上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、作業対象物に付されたマークMの位置を認識するマーク認識処理を実行してロボット20と作業対象物との相対的な位置関係を目標位置に反映させるものとしたが、こうしたマーク認識処理を実行しないものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、ロボット20は、5軸の関節を有するものとしたが、4軸以下の関節を有してもよいし、6軸以上の関節を有してもよい。また、ロボット20は、回転・旋回関節のみを有するものとしたが、直動関節を有してもよい。
以上説明したように、本開示の作業ロボットは、多関節型のロボットアームと、前記ロボットアームの各関節を駆動するアクチュエータと、前記ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを記憶する記憶装置と、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、前記複数の作業領域のうち前記指定された目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを前記記憶装置から取得し、該取得した補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記アクチュエータを制御する制御装置と、を備えるものである。
この作業ロボットにおいて、前記記憶装置は、前記複数の作業領域ごとに必要なデータ数の補正パラメータを記憶するものとしてもよい。こうすれば、高い作業精度が要求されない作業領域に対応する補正パラメータのデータ数を削減しつつ、複数の作業領域のそれぞれにおいて必要十分な作業精度を確保することができる。
この場合、前記記憶装置は、前記補正パラメータとして、前記複数の作業領域ごとに必要なピッチでマトリックス状に並ぶ複数の作業点に対してそれぞれ空間座標値と補正値とが対応付けられた補正パラメータを記憶し、前記制御装置は、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、前記目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正するマトリックス補正を行なうものとしてもよい。こうすれば、ロボットアームに誤差が含まれていても、その誤差の影響を受けることなく、より正確に目標位置へ移動させることができる。
また、本実施形態の作業ロボットにおいて、前記ロボットアームは、前記作業対象物に設けられたマークを認識する認識装置を有し、前記制御装置は、前記認識装置により認識されたマークの位置に基づいて前記目標位置を補正して前記アクチュエータを制御するものとしてもよい。こうすれば、作業対象物とロボットアームとの相対的な位置関係を保証して、作業対象物に対して行なう作業の作業精度をより向上させることができる。この場合、前記作業対象物は、前記複数の作業領域ごとに必要な数のマークが設けられているものとしてもよい。作業ロボットは、認識するマークの数が多いほど作業対象物に対する相対的な位置関係を正確に特定することができる。このため、複数の作業領域ごとに作業対象物に対して必要な数のマークを設けることで、複数の作業領域ごとに必要十分な作業精度を確保することができる。
また、本開示の作業位置補正方法は、目標位置を指定して多関節型の作業ロボットを動作させる際の作業精度を保証する作業位置補正方法であって、前記作業ロボットの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域としての作業領域を複数設定し、該設定した複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを設定し、該設定した補正パラメータのうち前記目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記作業ロボットの動作を制御するものである。
この作業位置補正方法において、前記作業対象物のサイズに応じて前記作業領域を変更可能としてもよい。こうすれば、作業対象物のサイズに合わせて適した範囲の作業領域を設定することができる。
さらに、作業位置補正方法において、前記複数の作業領域ごとに必要なピッチを設定し、該設定したピッチでマトリックス状に並ぶ複数の作業点に対してそれぞれ空間座標値と補正値とを対応付けた補正パラメータを設定し、該設定した補正パラメータのうち前記目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正するマトリックス補正を行なうものとしてもよい。こうすれば、ロボットアームに誤差が含まれていても、その誤差の影響を受けることなく、より正確に目標位置へ移動させることができる。
本開示は、作業ロボットの製造産業などに利用可能である。
10 ロボットシステム、11 作業台、12 基板搬送装置、13 部品供給装置、14 パーツカメラ、15 廃棄ボックス、20 ロボット、22 アーム、24 マークカメラ、31〜36 第1〜第6リンク、41〜45 第1〜第5関節、51〜55 第1〜第5モータ、61〜65 第1〜第5エンコーダ、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 駆動回路、76 入力装置、77 出力装置、100 3次元計測器、m マーカ、M マーク、S 基板。

Claims (8)

  1. 多関節型のロボットアームと、
    前記ロボットアームの各関節を駆動するアクチュエータと、
    前記ロボットアームの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域として区画された複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを記憶する記憶装置と、
    目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、前記複数の作業領域のうち前記指定された目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを前記記憶装置から取得し、該取得した補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記アクチュエータを制御する制御装置と、
    を備える作業ロボット。
  2. 請求項1記載の作業ロボットであって、
    前記記憶装置は、前記複数の作業領域ごとに必要なデータ数の補正パラメータを記憶する、
    作業ロボット。
  3. 請求項2記載の作業ロボットであって、
    前記記憶装置は、前記補正パラメータとして、前記複数の作業領域ごとに必要なピッチでマトリックス状に並ぶ複数の作業点に対してそれぞれ空間座標値と補正値とが対応付けられた補正パラメータを記憶し、
    前記制御装置は、目標位置の指定を伴って作業が指示された場合、前記目標位置が属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正するマトリックス補正を行なう、
    作業ロボット。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の作業ロボットであって、
    前記ロボットアームは、前記作業対象物に設けられたマークを認識する認識装置を有し、
    前記制御装置は、前記認識装置により認識されたマークの位置に基づいて前記目標位置を補正して前記アクチュエータを制御する、
    作業ロボット。
  5. 請求項4記載の作業ロボットであって、
    前記作業対象物は、前記複数の作業領域ごとに必要な数のマークが設けられている、
    作業ロボット。
  6. 目標位置を指定して多関節型の作業ロボットを動作させる際の作業位置補正方法であって、
    前記作業ロボットの可動領域内において作業対象物に対して作業を行なう領域としての作業領域を複数設定し、該設定した複数の作業領域ごとに必要な補正精度の補正パラメータを設定し、該設定した補正パラメータのうち前記目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正して前記作業ロボットの動作を制御する、
    作業位置補正方法。
  7. 請求項6記載の作業位置補正方法であって、
    前記作業対象物のサイズに応じて前記作業領域を変更可能とする、
    作業位置補正方法。
  8. 請求項6または7記載の作業位置補正方法であって、
    前記複数の作業領域ごとに必要なピッチを設定し、該設定したピッチでマトリックス状に並ぶ複数の作業点に対してそれぞれ空間座標値と補正値とを対応付けた補正パラメータを設定し、該設定した補正パラメータのうち前記目標位置に属する作業領域に対応する補正パラメータを用いて前記目標位置を補正するマトリックス補正を行なう、
    作業位置補正方法。
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