JPWO2018061775A1 - ノズル位置計測方法及び回収システム - Google Patents

ノズル位置計測方法及び回収システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018061775A1
JPWO2018061775A1 JP2018542363A JP2018542363A JPWO2018061775A1 JP WO2018061775 A1 JPWO2018061775 A1 JP WO2018061775A1 JP 2018542363 A JP2018542363 A JP 2018542363A JP 2018542363 A JP2018542363 A JP 2018542363A JP WO2018061775 A1 JPWO2018061775 A1 JP WO2018061775A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
substrate
moving
recovery system
raising
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018542363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6623304B2 (ja
Inventor
享史 大坂
享史 大坂
鈴木 康夫
康夫 鈴木
熊澤 博嗣
博嗣 熊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Publication of JPWO2018061775A1 publication Critical patent/JPWO2018061775A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623304B2 publication Critical patent/JP6623304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

基板に対するノズルの位置を計測するノズル位置計測方法であって、前記ノズルを第一方向に沿わせて前記基板に対し昇降させるノズル昇降工程と、前記ノズル昇降工程の後、前記基板を前記第一方向と交差する第二方向に移動させる基板移動工程と、前記基板移動工程において、前記基板とともに前記ノズルが動くか否かを判定する判定工程と、を含む。

Description

本発明は、ノズル位置計測方法及び回収システムに関する。
本願は、2016年9月29日に、日本に出願された特願2016−191974号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、微細粒子のスクリーニング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このスクリーニング装置は、微細粒子が収納されるウエルが形成された計測用チップと、キャピラリを有しかつウエル内の微細粒子を吸入して所定位置に吐出して回収するための回収部と、を備えている。
特開2008−249679号公報
しかしながら、キャピラリの先端部の高さ合わせの際には、高さ合わせ用基準面を固定具の内面に設定している。そして、この高さ合わせ用基準面にフォーカスを合わせて回収部を移動させ、この位置からキャピラリの先端部を計測チップの上面に接近させている。そのため、計測用チップとキャピラリとを精度良く位置決めすることができない可能性があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、基板とノズルとを精度良く位置決めすることができるノズル位置計測方法及び回収システムを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係るノズル位置計測方法は、基板に対するノズルの位置を計測するノズル位置計測方法であって、前記ノズルを第一方向に沿わせて前記基板に対し昇降させるノズル昇降工程と、前記ノズル昇降工程の後、前記基板を前記第一方向と交差する第二方向に移動させる基板移動工程と、前記基板移動工程において、前記基板とともに前記ノズルが動くか否かを判定する判定工程と、を含む。
この方法によれば、基板移動工程において基板とともにノズルが動くか否かを判定する判定工程を含むことで、判定工程において、基板とともにノズルが動いたと判定されたときは、ノズルが基板に当接していると推定することができる。一方、判定工程において、基板とともにノズルが動かないと判定されたときは、ノズルが基板から離反していると推定することができる。そのため、ノズルが実際に基板に当接しているか否かを確認しながら、ノズルを基板に可及的に接近させることができる。したがって、基板とノズルとを精度良く位置決めすることができる。ところで、基板とノズルとの位置決めにおいて、光センサを用いる方法も考えられる。しかし、基板の表面が液面の場合、光の液面での屈折、反射等により基板の位置を精度良く測定することができない可能性がある。これに対し、この方法によれば、光を利用しないため、基板の表面が液面の場合においても、基板とノズルとを精度良く位置決めすることができる。
上記のノズル位置計測方法において、前記ノズル昇降工程では、前記基板の表面にピントを合わせたカメラで前記ノズルを撮像してもよい。
この方法によれば、ノズル昇降工程において、基板の表面にノズルが接近したときにピントが合うため、カメラの撮像画像によってノズルを明確に認識することができる。そのため、カメラの撮像画像を見ながらノズルを基板の表面に容易に接近させることができる。したがって、基板の表面とノズルとを精度良く容易に位置決めすることができる。
上記のノズル位置計測方法において、前記判定工程での判定結果に基づいて、前記ノズルが動いたと判定されたときは前記ノズルを前記基板から離反させ、前記ノズルが動かないと判定されたときは前記ノズルを静止させて、前記ノズルと前記基板との相対位置を調整する位置調整工程を更に含んでもよい。
この方法によれば、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズルが動いたと判定されたときはノズルを基板から離反させることで、ノズルが基板に当接した状態を解除することができる。一方、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズルが動かないと判定されたときはノズルを静止させることで、ノズルが基板から離反した状態を維持することができる。そして、判定工程での判定結果に基づいてノズルと基板との相対位置を調整することで、ノズルを基板に最大限接近させることができる。したがって、基板とノズルとをより一層精度良く位置決めすることができる。加えて、判定工程での判定結果に基づいてノズルが動いたと判定されたときはノズルを基板から離反させることで、ノズルが基板に当接し過ぎてノズルに過度の負荷がかかったり、ノズルが基板にめり込んだりすることを回避することができる。
上記のノズル位置計測方法において、前記位置調整工程では、前記ノズルと前記基板との間隔を前記基板の凹部に収容された微粒子の大きさよりも小さくしてもよい。
ところで、基板の凹部に収容された微粒子をノズルにより吸引する場合、ノズルと基板とを当接(密着)させると、微粒子そのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができない可能性がある。すなわち、吸気の流れがノズルと基板との当接部分で遮られるため、微粒子を吸引することができない可能性がある。これに対し、この方法によれば、位置調整工程において、ノズルと基板との間隔をあけるため、吸気の流れが遮られることなく微粒子そのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、微粒子を確実に吸引することができる。加えて、ノズルと基板との間隔を微粒子の大きさよりも小さくすることで、ノズルと基板との間隔を微粒子の大きさ以上とした場合と比較して、外部の異物を吸引することを抑制することができる。したがって、微粒子と異物との混在(コンタミネーション)を抑制するとともに、所望の微粒子を確実に吸引することができる。ところで、基板に微粒子を収容可能な複数の凹部が形成された構成であると、ノズルと基板との間隔を微粒子の大きさ以上とした場合、対象となる凹部に収容された微粒子を吸引するときに、隣の凹部に収容された微粒子を誤って吸引してしまう可能性がある。これに対し、この方法によれば、ノズルと基板との間隔を微粒子の大きさよりも小さくすることで、隣の凹部に収容された微粒子を誤って吸引してしまうことを回避することができる。
本発明の第二態様に係る回収システムは、微粒子を収容可能な構造体と、前記構造体に収容された前記微粒子を吸引して回収するノズルとを備えた回収システムであって、前記構造体は、前記微粒子を収容可能に貫通する貫通孔が形成された第一基板と、前記第一基板に対向する第二基板と、前記第一基板と前記第二基板との間に配置されるとともに、前記貫通孔に連通する連通孔が形成され、かつ前記微粒子を支持可能な支持層と、を備える。
ところで、構造体において微粒子の回収を試みる際、構造体が微粒子を収容可能に窪む凹部が形成された基板であると、微粒子そのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることが困難となる可能性がある。これに対し、この構成によれば、構造体が、微粒子を収容可能に貫通する貫通孔が形成された第一基板と、第一基板に対向する第二基板と、第一基板と第二基板との間に配置されるとともに貫通孔に連通する連通孔が形成されかつ微粒子を支持可能な支持層とを備えることで、第一基板の貫通孔と支持層の連通孔との間で微粒子そのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、微粒子を確実に回収することができる。
上記の回収システムにおいて、前記第一基板に対する前記ノズルの位置を計測するノズル位置計測装置を更に備え、前記ノズル位置計測装置は、前記ノズルを第一方向に沿わせて前記第一基板に対し昇降させるノズル昇降機構と、前記構造体を前記第一方向と交差する第二方向に移動させる構造体移動機構と、前記構造体を前記第二方向に移動させたときに、前記構造体とともに前記ノズルが動くか否かを判定する判定部と、を備えてもよい。
この構成によれば、構造体を第二方向に移動させたときに構造体とともにノズルが動くか否かを判定する判定部を備えることで、判定部によって構造体とともにノズルが動いたと判定されたときは、ノズルが第一基板に当接していると推定することができる。一方、判定部によって構造体とともにノズルが動かないと判定されたときは、ノズルが第一基板から離反していると推定することができる。そのため、ノズルが実際に第一基板に当接しているか否かを確認しながら、ノズルを第一基板に可及的に接近させることができる。したがって、第一基板とノズルとを精度良く位置決めすることができる。
上記の回収システムにおいて、前記ノズル位置計測装置は、前記第一基板の表面にピントを合わせて前記ノズルを撮像するカメラを更に備えてもよい。
この構成によれば、第一基板の表面にノズルが接近したときにピントが合うため、カメラの撮像画像によってノズルを明確に認識することができる。そのため、カメラの撮像画像を見ながらノズルを第一基板の表面に容易に接近させることができる。したがって、第一基板の表面とノズルとを精度良く容易に位置決めすることができる。
上記の回収システムにおいて、前記ノズルは、前記第一基板の前記支持層とは反対側の面に当接されていてもよい。
この構成によれば、ノズルと第一基板とを離反した場合と比較して、外部の異物を吸引することを回避することができる。したがって、微粒子と異物との混在(コンタミネーション)を回避するとともに、所望の微粒子を確実に吸引することができる。加えて、第一基板の貫通孔と支持層の連通孔との間でのみ微粒子そのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、ノズルと第一基板とを離反した場合と比較して、ノズルの吸引力を低く抑えることができる。
本発明によれば、基板とノズルとを精度良く位置決めすることができるノズル位置計測方法及び回収システムを提供することができる。
第一実施形態に係る回収システムの概略構成を示す平面図である。 基板の概略構成を示す斜視図である。 第一実施形態に係る回収システムの要部を示す図である。 ディップ部の概略構成を示す平面図である。 XYアライメントを説明するための図である。 ノズルの先端部が基板の表面に当接している状態を示す図である。 ノズルの先端部が基板の表面から離反している状態を示す図である。 第二実施形態に係る回収システムの概略構成を示す平面図である。 構造体の概略構成を示す斜視図である。 構造体の概略構成を示す断面図である。 第二実施形態に係る回収システムの要部を示す図である。 ノズルの先端部が第一基板の表面に当接している状態を示す図である。 構造体の変形例を示す斜視図である。 構造体の変形例を示す斜視図である。 構造体の変形例を示す斜視図である。 構造体の変形例を示す斜視図である。 第三実施形態に係る回収システムの概略構成を示す平面図である。 第一検出装置の概略構成を示す図である。 第二検出装置の概略構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。本実施形態では、基板に対するノズルの位置を計測するノズル位置計測方法に用いる回収システムを例に挙げて説明する。本実施形態の回収システムは、微粒子を収容可能な基板と、基板に収容された微粒子を吸引して回収するノズルと、を備えたものである。
例えば、微粒子は、直径10μm〜200μm程度の細胞である。細胞には、抗体分泌細胞、希少細胞などが含まれる。なお、「微粒子」は、単一の細胞に限らず、コロニー及びスフェロイド(細胞の塊)等を広く含む概念である。
例えば、回収システムは、目的の細胞を選別して回収する。なお、「回収」は、目的の細胞を選別して回収することに限らず、細胞を別容器に移動して回収する場合等を広く含む概念である。
<回収システム>
図1は、第一実施形態に係る回収システム1の概略構成を示す平面図である。
図1に示すように、回収システム1は、基台2と、制御装置3と、表示装置4と、入力装置5と、基板10と、ノズル20と、ノズル位置計測装置30と、を備えている。回収システム1は、不図示のケースで覆われている。これにより、回収システム1内には外部から異物(塵埃)が侵入しないようになっている。
<基台>
基台2は、回収システム1の各要素(基板10、ノズル20及びノズル位置計測装置30)を保持する。平面視で、基台2は矩形状をなしている。
<制御装置>
制御装置3は、回収システム1の各要素(ノズル20及びノズル位置計測装置30)の駆動を制御する。
<表示装置>
表示装置4は、文字及び画像の表示を行う。表示装置4は、回収システム1に関する種々の情報を表示する。例えば、表示装置4は、液晶ディスプレイである。
<入力装置>
入力装置5は、作業者の操作を受け付ける入力機器を備える。例えば、入力機器は、キーボード及びマウス等である。入力装置5は、入力された所定の情報を制御装置3に出力する。
<基板>
図2は、基板10の概略構成を示す斜視図である。
図2に示すように、基板10は、矩形板状をなしている。例えば、基板10は、X軸方向及びY軸方向に50mm程度の長さを有している。基板10は、透光性を有している。例えば、基板10は、ガラス基板又はプラスチック基板である。
基板10には、微粒子Mを収容可能に窪む複数の凹部11が形成されている。複数の凹部11は、X軸方向及びY軸方向に沿って一定の間隔でマトリックス状に配置されている。例えば、凹部11の断面形状は、U字型の凹形状又はカップ型の凹形状となっている。
凹部11の大きさは、1個の微粒子Mのみが収容され得る大きさとなっている。これにより、目的の単一種の細胞等を迅速に回収することができる。なお、凹部11の大きさは、複数の微粒子Mが収容され得る大きさであってもよく、特に限定されない。
なお、各凹部11には、微粒子Mとともに培養液が収容されていてもよい。例えば、培養液は、DMEM培地、MEM培地、RPMI1640培地、Fischer's培地等が挙げられる。なお、培養液の種類は特に限定されない。
基板10の表面10a(上面)の角部には、マーキング12が形成されている。マーキング12は、基板10の表面10aにおける各凹部11のX軸方向及びY軸方向に関する座標を設定する際の基準となる。例えば、マーキング12は、基板10の表面10aの角部を切削加工することで形成する。なお、マーキング12は、基板10の表面10aの角部を印刷処理することで形成していてもよい。
<ノズル>
図3は、第一実施形態に係る回収システム1の要部を示す図である。
図3に示すように、ノズル20は、Z軸方向下側に向けて先細り形状を有する筒状をなしている。例えば、ノズル20は、樹脂又は金属で形成されている。例えば、ノズル20は、マイクロキャピラリーである。ノズル20は、基板10の凹部11のサイズに対応したものを用いる。例えば、ノズル20の先端部21の内径は、凹部11の直径の2倍程度に設定されている。例えば、ノズル20の先端部21の内径は、10μm〜100μm程度となっている。
ノズル20には、吸引ポンプ(不図示)が接続されている。例えば、吸引ポンプは、ステッピングモーターで駆動するチューブポンプである。ノズル20は、吸引ポンプが正回転すると、先端部21から微粒子Mを吸引する。一方、ノズル20は、吸引ポンプが逆回転すると、先端部21から微粒子Mを排出する。
<ノズル位置計測装置>
ノズル位置計測装置30は、基板10に対するノズル20の位置を計測する。ノズル位置計測装置30は、ノズル昇降機構31と、基板移動機構35と、判定部39と、カメラ40と、を備えている。
<ノズル昇降機構>
ノズル昇降機構31は、ノズル20を第一方向V1に沿わせて基板10に対し昇降させる。ここで、「第一方向」は、基板10の表面10aの法線方向(例えば、Z軸方向)に相当する。ノズル昇降機構31は、アーム32と、Z駆動機構33と、ノズル位置調整機構34と、を備えている。
アーム32は、ノズル20を保持する。アーム32は、XY平面に平行な方向に延びる棒状部材である。アーム32の一端部には、ノズル20が着脱可能に取り付けられている。アーム32の他端部には、Z駆動機構33が連結されている。
Z駆動機構33は、アーム32をZ軸方向に昇降可能とするとともに、Z軸回り(θZ方向)に回転可能である。例えば、Z駆動機構33は、ステッピングモーターにより駆動される。このような構成により、ノズル20は、旋回、昇降、吸引及び排出といった動作を実行可能となっている。
例えば、Z駆動機構33は、Z軸方向におけるストロークが20mm、移動速度が5〜5000μm/sec、Z軸方向における位置制御が±1μmに設定されている。また、Z駆動機構33は、θZ方向の旋回動作における駆動角度が±100度(ストローク200度)、回転位置制御が±0.002度に設定されている。
ノズル位置調整機構34は、ノズル20のアライメントを行うための機構である。例えば、ノズル位置調整機構34は、マイクロメーター等の調整用ツマミを備えている。これにより、アーム32に対するノズル20の取付位置をXY平面内において微調整することができる。
<基板移動機構>
基板移動機構35は、基板10を第一方向V1と交差する第二方向V2に移動させる。
ここで、「第二方向」は、基板10の表面10aの法線方向と直交する方向(例えば、X軸方向又はY軸方向)に相当する。基板移動機構35は、ステージ36と、XY駆動機構37と、を備えている。
ステージ36は、基板10を載置する載置台である。ステージ36の上面には、吸引回収領域36a及び排出回収領域36bが設けられている。吸引回収領域36aは、基板10の凹部11から微粒子Mを吸引して回収する回収作業を行うための領域である。排出回収領域36bは、基板10の凹部11から吸引回収した微粒子Mを排出して回収するための領域である。すなわち、ノズル20は、吸引回収領域36aにおいて基板10(凹部11)から微粒子Mを吸引し、吸引した微粒子Mを排出回収領域36bにおいて排出する。
排出回収領域36bには、ノズル20が排出した微粒子Mを回収するための回収トレイ15が設置されている。回収トレイ15は、矩形板状をなしている。回収トレイ15には、微粒子Mを収容可能に窪む複数のウエル16が形成されている。複数のウエル16は、X軸方向及びY軸方向に沿って一定の間隔でマトリックス状に配置されている。ウエル16は、ノズル20から順次排出される微粒子Mを別々に回収して収容する。例えば、ウエル16の断面形状は、U字型の凹形状又はカップ型の凹形状となっている。ウエル16の大きさは、基板10の凹部11の大きさと同程度となっている。なお、ウエル16の大きさは、複数の微粒子Mが収容され得る大きさであってもよく、特に限定されない。
ステージ36における吸引回収領域36aには、基板10の下面を臨ませる開口36hが形成されている。ステージ36における吸引回収領域36aには、基板10を保持するためのガイド(不図示)が設けられている。これにより、基板10は、吸引回収領域36aの所定位置に位置決めされた状態で保持されている。
なお、吸引回収領域36aにおける基板10の保持方法は、吸着機構による吸着保持であってもよく、特に限定されない。
XY駆動機構37は、ステージ36をX軸方向及びY軸方向に沿って移動可能である。例えば、XY駆動機構37は、モータ及び送りネジ等を備えている。なお、XY駆動機構37は、リニアモータ等を備えていてもよく、特に限定されない。
なお、基板移動機構35は、XY駆動機構37とは独立して、ステージ36の上面をXY面内において傾斜可能となっていてもよい。これにより、ステージ36は、基板10の表面10aの平行度に僅かな傾きが存在した場合であっても補正することができる。
<判定部>
判定部39は、制御装置3に接続されている。判定部39は、基板10を第二方向V1に移動させたときに、基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する。
<カメラ>
カメラ40は、基板10の表面10aにピントを合わせてノズル20を撮像する。カメラ40は、ズームレンズ41と、接眼レンズ42と、ハーフミラー43と、受光部44と、を備えている。
ズームレンズ41は、吸引回収領域36aに形成された開口36hを介して、基板10の下面と対向した状態で配置されている。ズームレンズ41は、基板10の表面10aに対するピント調整を行う。これにより、カメラ40は、基板10の表面10aにピントが合わされている。
接眼レンズ42は、ズームレンズ41を介した観察像を作業者の肉眼で視認可能とさせる。
ハーフミラー43は、ズームレンズ41と受光部44との間の光路上に配置されている。ハーフミラー43は、ズームレンズ41を通過した光の一部を透過し、かつ残りの一部を反射させる。ハーフミラー43で反射された光は、接眼レンズ42へと導かれるようになっている。
例えば、受光部44は、CCDイメージセンサ等の撮像素子である。受光部44は、判定部39を介して撮像画像を制御装置3に出力する。これにより、表示装置4には、カメラ40の撮像画像が表示される。
図4は、ディップ部50の概略構成を示す平面図である。
図4に示すように、実施形態の回収システム1は、ノズル20を浸漬する(ディップする)ディップ部50を更に備えている。ディップ部50は、試薬ディップ部51と、洗浄液ディップ部52と、を備えている。
以下、ノズル20が微粒子Mを吸引する位置を「吸引ポジション」、ノズル20の待機位置を「待機ポジション(ホームポジション)」、ノズル20を洗浄する位置を「洗浄ポジション」、ノズル20が微粒子Mを排出する位置を「排出ポジション」という。ノズル20は、アーム32の回動動作によって、吸引ポジションP1、待機ポジションP2、洗浄ポジションP3及び排出ポジションP4間を移動する。
試薬ディップ部51は、待機ポジションP2に配置されている。試薬ディップ部51は、ノズル20の先端部21を液体で濡らした状態とする。これにより、待機ポジションP2において、ノズル20の先端部21が乾燥してしまうことを抑制することができる。
なお、試薬ディップ部51において、ノズル20の先端部21をディップする液体としては、凹部11に微粒子Mとともに配置されている培養液又はPBS(Phosphate bufferedsaline)を用いる。
洗浄液ディップ部52は、洗浄ポジションP3に配置されている。洗浄液ディップ部52は、浸漬したノズル20の先端部21に洗浄液を充填することで、ノズル20の先端部21の内部を洗浄する。これにより、各凹部11における微粒子回収動作において1つのノズル20を共用した場合であっても、コンタミネーションの発生を抑制することができる。
なお、洗浄液ディップ部52において、ノズル20の先端部21を洗浄する洗浄液としては、凹部11に微粒子Mとともに配置されている培養液又はPBSを用いる。
<ノズル位置計測方法>
以下、本実施形態の回収システム1を用いて、基板10に対するノズル20の位置を計測するノズル位置計測方法の一例について説明する。
本実施形態のノズル位置計測方法は、ノズル20を第一方向V1に沿わせて基板10に対し昇降させるノズル昇降工程と、ノズル昇降工程の後、基板10を第二方向V2に移動させる基板移動工程と、基板移動工程において、基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する判定工程と、を含む。
まず、回収システム1の電源をオンにする。
回収システム1は、電源をオンにされた際、初期化動作を行う。例えば、初期化動作では、ステージ36を待機位置(初期位置)まで移動させる。そして、ノズル20の旋回動作、昇降動作、吸引排出動作を行った後に、ノズル20を待機位置(待機ポジションP2)まで移動させる。これにより、ステージ36及びノズル20が他の機構に干渉することなく正常に動作することを確認することができる。加えて、ステージ36及びノズル20が基準位置(ホームポジション)で待機した状態となる。
次に、各凹部11内に微粒子Mを収容した基板10を、ステージ36の吸引回収領域36aにセットする。また、ステージ36の排出回収領域36bに回収トレイ15をセットする。例えば、基板10及び回収トレイ15のセット作業は作業者による手動で行う。なお、前記セット作業は、ロボットにより自動化してもよい。
次に、X軸方向及びY軸方向において、基板10とノズル20との位置決め(以下「XYアライメント」という。)を行う。例えば、XYアライメントは、目視により行う。具体的に、XYアライメントは、ノズル20の先端部21と凹部11とがZ軸方向に重なるように目視確認しながら、XY駆動機構37によりステージ36をX軸方向及びY軸方向に沿って移動させることで行う。加えて、ノズル位置調整機構34の調整用ツマミ(マイクロメーター)を操作することで行う。
例えば、XYアライメントにおいては、不図示の下側照明を点灯し、吸引ポジションP1におけるノズル20のXY平面内での位置決めを行う。このとき、照明光は、凹部11を透過してノズル20に照射される。ノズル20で反射された光は、ズームレンズ41及びハーフミラー43を介して、接眼レンズ42及び受光部44へと導かれる。そして、表示装置4には、受光部44へと導かれた画像(カメラ40の撮像画像)が表示される。
図5はXYアライメントを説明するための図である。
図5に示すように、XYアライメントにおいては、例えば、ノズル20の中心軸C1(径方向中心を通る軸)と凹部11の観察領域の基準点G1とを一致させる。ここで、「凹部11の観察領域の基準点G1」は、表示装置4に表示される表示画像G(受光部44へと導かれた画像)の中心点に相当する。
ノズル20の中心軸C1と表示画像Gの中心G1とのアライメントは、ノズル位置調整機構34の調整用ツマミ(マイクロメーター)を操作することで行う。例えば、表示画像Gの中心G1に相当する位置に、十字印等のターゲットマークTMを表示させる。これにより、ノズル20の中心軸C1と表示画像Gの中心G1とのアライメントを容易に行うことができる。
次に、基板10の表面10aに対するピント調整を行う。具体的に、ノズル昇降工程において、基板10の表面10aにピントを合わせたカメラ40でノズル20の先端部21を撮像する。
例えば、ピント調整においては、不図示の上側照明を点灯する。このとき、照明光は、凹部11を透過してズームレンズ41及びハーフミラー43を介して、接眼レンズ42及び受光部44へと導かれる。そして、表示装置4には、受光部44へと導かれた画像(カメラ40の撮像画像)が表示される。
例えば、表示装置4に表示されたカメラ40の撮像画像を視認しつつ、基板10の表面10aに対するピント調整を行う。なお、接眼レンズ42を介して凹部11の観察像を視認しつつ、基板10の表面10aに対するピント調整を行ってもよい。
次に、ノズル昇降工程において、ノズル20を第一方向V1に沿わせて下降させる。次に、基板移動工程において、基板10を第二方向V2に移動させる。そして、判定工程において、基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する。
ここで、ノズル20の先端部21は先細り形状をなしている。そのため、図6に示すように、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aに当接している場合には、基板10の移動に追従してノズル20も動く可能性が高い。そのため、判定工程において、基板10とともにノズル20が動いたと判定されたときは、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aに当接していると推定することができる。
一方、図7に示すように、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aから離反している場合には、基板10の移動に追従してノズル20が動く可能性は低い。そのため、判定工程において、基板10とともにノズル20が動かないと判定されたときは、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aから離反していると推定することができる。
本実施形態のノズル位置計測方法は、判定工程での判定結果に基づいて、ノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させ、ノズル20が動かないと判定されたときはノズル20を静止させて、ノズル20と基板10との相対位置を調整する位置調整工程を更に含む。
例えば、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させる(以下「第一の調整」という。)。これにより、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aに当接した状態を解除する。一方、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズル20が動かないと判定されたときはノズル20を静止させる(以下「第二の調整」という。)。これにより、ノズル20の先端部21が基板10の表面10aから離反した状態を維持する。
そして、判定工程での判定結果に基づいてノズル20と基板10との相対位置を調整する。具体的には、第一の調整又は第二の調整の後、ノズル20を第一方向V1に沿わせて僅かに(例えば、ノズル昇降工程における移動量よりも小さく)下降させる(以下「第三の調整」という。)。次に、第三の調整の後、基板10を第二方向V2に移動させて、基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する(以下「第四の調整」という。)。
第四の調整において、ノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させる(第一の調整)。一方、第四の調整において、ノズル20が動かないと判定されたときはノズル20を静止させる(第二の調整)。すなわち、位置調整工程においては、第一の調整から第四の調整を繰り返す。
これにより、位置調整工程では、ノズル20の先端部21を基板10の表面10aに最大限接近させる。図7に示すように、位置調整工程では、ノズル20の先端部21と基板10の表面10aとの間隔H2を、基板10の凹部11に収容された微粒子Mの大きさH1(直径)よりも小さくする(H2<H1)。例えば、位置調整工程では、微粒子Mの大きさH1が10μm程度の場合、ノズル20の先端部21と基板10の表面10aとの間隔H2を1μm程度とする。
以上のように、本実施形態に係るノズル位置計測方法は、基板10に対するノズル20の位置を計測するノズル位置計測方法であって、ノズル20を第一方向V1に沿わせて基板10に対し昇降させるノズル昇降工程と、ノズル昇降工程の後、基板10を第二方向V2に移動させる基板移動工程と、基板移動工程において、基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する判定工程と、を含む。
この方法によれば、基板移動工程において基板10とともにノズル20が動くか否かを判定する判定工程を含むことで、判定工程において、基板10とともにノズル20が動いたと判定されたときは、ノズル20が基板10に当接していると推定することができる。
一方、判定工程において、基板10とともにノズル20が動かないと判定されたときは、ノズル20が基板10から離反していると推定することができる。そのため、ノズル20が実際に基板10に当接しているか否かを確認しながら、ノズル20を基板10に可及的に接近させることができる。したがって、基板10とノズル20とを精度良く位置決めすることができる。
ところで、基板10とノズル20との位置決めにおいて、光センサを用いる方法も考えられる。しかし、基板10の表面10aが液面の場合、光の液面での屈折、反射等により基板10の位置を精度良く測定することができない可能性がある。これに対し、この方法によれば、光を利用しないため、基板10の表面10aが液面の場合においても、基板10とノズル20とを精度良く位置決めすることができる。
また、ノズル昇降工程では、基板10の表面10aにピントを合わせたカメラ40でノズル20を撮像することで、ノズル昇降工程において、基板10の表面10aにノズル20が接近したときにピントが合うため、カメラ40の撮像画像によってノズル20を明確に認識することができる。そのため、カメラ40の撮像画像を見ながらノズル20を基板10の表面10aに容易に接近させることができる。したがって、基板10の表面10aとノズル20とを精度良く容易に位置決めすることができる。
また、本実施形態に係るノズル位置計測方法は、判定工程での判定結果に基づいて、ノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させ、ノズル20が動かないと判定されたときはノズル20を静止させて、ノズル20と基板10との相対位置を調整する位置調整工程を更に含む。
この方法によれば、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させることで、ノズル20が基板10に当接した状態を解除することができる。一方、位置調整工程において、判定工程での判定結果に基づいてノズル20が動かないと判定されたときはノズル20を静止させることで、ノズル20が基板10から離反した状態を維持することができる。そして、判定工程での判定結果に基づいてノズル20と基板10との相対位置を調整することで、ノズル20を基板10に最大限接近させることができる。したがって、基板10とノズル20とをより一層精度良く位置決めすることができる。加えて、判定工程での判定結果に基づいてノズル20が動いたと判定されたときはノズル20を基板10から離反させることで、ノズル20が基板10に当接し過ぎてノズル20に過度の負荷がかかったり、ノズル20が基板10にめり込んだりすることを回避することができる。
また、位置調整工程では、ノズル20と基板10との間隔H2を基板10の凹部11に収容された微粒子Mの大きさH1よりも小さくする。
ところで、基板10の凹部11に収容された微粒子Mをノズル20により吸引する場合、ノズル20と基板10とを当接(密着)させると、微粒子Mそのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができない可能性がある。すなわち、吸気の流れがノズル20と基板10との当接部分で遮られるため、微粒子Mを吸引することができない可能性がある。これに対し、この方法によれば、位置調整工程において、ノズル20と基板10との間隔H2をあけるため、吸気の流れが遮られることなく微粒子Mそのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、微粒子Mを確実に吸引することができる。加えて、ノズル20と基板10との間隔H2を微粒子Mの大きさH1よりも小さくすることで、ノズル20と基板10との間隔H2を微粒子Mの大きさH1以上とした場合と比較して、外部の異物を吸引することを抑制することができる。したがって、微粒子Mと異物との混在(コンタミネーション)を抑制するとともに、所望の微粒子Mを確実に吸引することができる。ところで、微粒子Mを収容可能な複数の凹部11が形成された基板10を用いると、ノズル20と基板10との間隔H2を微粒子Mの大きさH1以上とした場合、対象となる凹部11に収容された微粒子Mを吸引するときに、隣の凹部11に収容された微粒子Mを誤って吸引してしまう可能性がある。これに対し、この方法によれば、ノズル20と基板10との間隔H2を微粒子Mの大きさH1よりも小さくすることで、隣の凹部11に収容された微粒子Mを誤って吸引してしまうことを回避することができる。
また、本実施形態では、ノズル20は樹脂又は金属で形成されている。
ところで、ノズル20をガラスで形成した場合には、ノズル20が基板10に当接し過ぎてノズル20に過度の負荷がかかったときに、ノズル20が折れる可能性がある。これに対し、本実施形態では、ノズル20が樹脂又は金属で形成されているため、ノズル20が基板10に当接し過ぎてノズル20に過度の負荷がかかったとしても、ある程度たわむため、ノズル20が折れることを回避することができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態について、図8〜図12を用いて説明する。
図8は、第二実施形態に係る回収システム201の概略構成を示す平面図である。
図8に示すように、本実施形態では、第一実施形態に対して、基板10に替えて構造体210を備えた点で特に異なる。すなわち、本実施形態の回収システム201は、微粒子Mを収容可能な構造体210と、構造体210に収容された微粒子Mを吸引して回収するノズル20と、を備えたものである。図8〜図12において、第一実施形態と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
<構造体>
図8の平面視で、構造体210は、矩形状をなしている。例えば、構造体210は、X軸方向及びY軸方向に50mm程度の長さを有している。構造体210は、透光性を有している。
図9は、構造体210の概略構成を示す斜視図である。図10は、構造体210の概略構成を示す断面図である。
図9に示すように、構造体210は、第一基板211と、第二基板212と、支持層213と、支持柱214と、を備えている。
<第一基板>
第一基板211は、矩形板状をなしている。例えば、第一基板211は、ガラス基板又はプラスチック基板である。例えば、第一基板211の厚みは、5μm〜100μm程度である。第一基板211の表面211a(上面)の角部には、マーキング12が形成されている。
第一基板211には、微粒子Mを収容可能に貫通する複数の貫通孔211hが形成されている。複数の貫通孔211hは、X軸方向及びY軸方向に沿って一定の間隔でマトリックス状に配置されている。平面視で、貫通孔211hは、円形状をなしている。貫通孔211hの大きさは、1個の微粒子Mのみが収容され得る大きさとなっている。これにより、目的の単一種の細胞等を迅速に回収することができる。なお、貫通孔211hの大きさは、複数の微粒子Mが収容され得る大きさであってもよく、特に限定されない。
なお、各貫通孔211hには、微粒子Mとともに培養液が収容されていてもよい。例えば、培養液は、DMEM培地、MEM培地、RPMI1640培地、Fischer's培地等が挙げられる。なお、培養液の種類は特に限定されない。
<第二基板>
第二基板212は、支持層213及び支持柱214を介して第一基板211に対向している。
第二基板212は、矩形板状をなしている。例えば、第二基板212は、ガラス基板又はプラスチック基板である。
<支持層>
支持層213は、第一基板211と第二基板212との間に配置されている。具体的に、支持層213は、第一基板211の裏面211b(下面)に結合されている。例えば、支持層213は、樹脂層である。支持層213の厚みは、第一基板211の厚みよりも薄い。
支持層213には、貫通孔211hに連通する複数の連通孔213hが形成されている。複数の連通孔213hは、X軸方向及びY軸方向に沿って一定の間隔でマトリックス状に配置されている。支持層213は、メッシュ形状をなしている。平面視で、連通孔213hは、円形状をなしている。連通孔213hの直径は、貫通孔211hよりも小さい。
連通孔213hの直径は、微粒子Mの大きさよりも小さい。これにより、支持層213は、微粒子Mを支持可能となっている。
<支持柱>
支持柱214は、第一基板211と第二基板212との間に配置されている。支持柱214は、Z軸方向に延びる円柱状をなしている。例えば、支持柱214は、樹脂製である。支持柱214は、貫通孔211hを避けた位置で、第一基板211と第二基板212とを連結している。
<ノズル位置計測装置>
図11は、第二実施形態に係る回収システム201の要部を示す図である。
図11に示すように、回収システム201は、第一基板211に対するノズル20の位置を計測するノズル位置計測装置230を更に備えている。
ノズル位置計測装置230は、ノズル昇降機構31と、構造体移動機構235と、判定部39と、カメラ40と、を備えている。
なお、構造体移動機構235は、第一実施形態に係る基板移動機構35に相当する。
図12は、ノズル20の先端部21が第一基板211の表面211aに当接している状態を示す図である。
図12に示すように、本実施形態では、吸引ポジションP1において、ノズル20の先端部21は、第一基板211の支持層213とは反対側の面(すなわち、表面211a)に当接されている。すなわち、本実施形態に係るノズル位置計測方法において、位置調整工程では、ノズル20の先端部21を第一基板211の表面211aに当接(密着)させる。
以上のように、本実施形態に係る回収システム201は、微粒子Mを収容可能な構造体210と、構造体210に収容された微粒子Mを吸引して回収するノズル20とを備えた回収システム201であって、構造体210は、微粒子Mを収容可能に貫通する貫通孔211hが形成された第一基板211と、第一基板211に対向する第二基板212と、第一基板211と第二基板212との間に配置されるとともに、貫通孔211hに連通する連通孔213hが形成され、かつ微粒子Mを支持可能な支持層213と、を備える。
ところで、構造体において微粒子Mの回収を試みる際、構造体が微粒子Mを収容可能に窪む凹部11が形成された基板10(図2参照)であると、微粒子Mそのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることが困難となる可能性がある。これに対し、この構成によれば、構造体210が、微粒子Mを収容可能に貫通する貫通孔211hが形成された第一基板211と、第一基板211に対向する第二基板212と、第一基板211と第二基板212との間に配置されるとともに貫通孔211hに連通する連通孔213hが形成されかつ微粒子Mを支持可能な支持層213とを備えることで、第一基板211の貫通孔211hと支持層213の連通孔213hとの間で微粒子Mそのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、微粒子Mを確実に回収することができる。
また、回収システム201において、第一基板211に対するノズル20の位置を計測するノズル位置計測装置230を更に備え、ノズル位置計測装置230は、ノズル20を第一方向V1に沿わせて第一基板211に対し昇降させるノズル昇降機構31と、構造体210を第二方向V2に移動させる構造体移動機構235と、構造体210を第二方向V1に移動させたときに、構造体210とともにノズル20が動くか否かを判定する判定部39と、を備えている。
この構成によれば、構造体210を第二方向V1に移動させたときに構造体210とともにノズル20が動くか否かを判定する判定部39を備えることで、判定部39によって構造体210とともにノズル20が動いたと判定されたときは、ノズル20が第一基板211に当接していると推定することができる。一方、判定部39によって構造体210とともにノズル20が動かないと判定されたときは、ノズル20が第一基板211から離反していると推定することができる。そのため、ノズル20が実際に第一基板211に当接しているか否かを確認しながら、ノズル20を第一基板211に可及的に接近させることができる。したがって、第一基板211とノズル20とを精度良く位置決めすることができる。
また、回収システム201において、ノズル位置計測装置230は、第一基板211の表面211aにピントを合わせてノズル20を撮像するカメラ40を更に備えている。
この構成によれば、第一基板211の表面211aにノズル20が接近したときにピントが合うため、カメラ40の撮像画像によってノズル20を明確に認識することができる。そのため、カメラ40の撮像画像を見ながらノズル20を第一基板211の表面211aに容易に接近させることができる。したがって、第一基板211の表面211aとノズル20とを精度良く容易に位置決めすることができる。
また、回収システム201において、ノズル20は、第一基板211の表面211aに当接されている。
この構成によれば、ノズル20と第一基板211とを離反した場合と比較して、外部の異物を吸引することを回避することができる。したがって、微粒子Mと異物との混在(コンタミネーション)を回避するとともに、所望の微粒子Mを確実に吸引することができる。加えて、第一基板211の貫通孔211hと支持層213の連通孔213hとの間でのみ微粒子Mそのものを巻き込んだ吸気の流れを作ることができるため、ノズル20と第一基板211とを離反した場合と比較して、ノズル20の吸引力を低く抑えることができる。
(第二実施形態に係る構造体の変形例)
次に、第二実施形態に係る構造体210の変形例について、図13〜図16を用いて説明する。
図13〜図16は、構造体210の変形例を示す斜視図である。
図13〜図16に示すように、本変形例では、第二実施形態に係る構造体210に対して、支持層213の態様が特に異なる。図13〜図16において、第二実施形態と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図13に示すように、本変形例の構造体210Aにおいて、支持層213には、貫通孔211hに連通する複数の連通孔213iが形成されている。複数の連通孔213iは、Z軸方向において貫通孔211hと重なる部分にのみ配置されている。平面視で、連通孔213iは、スリット形状(具体的には、1つの長方形状と1つの半円形状とが並んだ形状)をなしている。
図14に示すように、本変形例の構造体210Bにおいて、支持層213には、貫通孔211hに連通する複数の連通孔213jが形成されている。複数の連通孔213jは、Z軸方向において貫通孔211hと重なる部分にのみ配置されている。平面視で、連通孔213jは、中心角が120度程度の3つの扇形が周方向に並んだ形状をなしている。
図15に示すように、本変形例の構造体210Cにおいて、支持層213には、貫通孔211hに連通する複数の連通孔213kが形成されている。複数の連通孔213kは、Z軸方向において貫通孔211hと重なる部分にのみ配置されている。平面視で、連通孔213kは、中心角が90度程度の4つの扇形が周方向に並んだ形状をなしている。
図16に示すように、本変形例の構造体210Dにおいて、支持層213には、貫通孔211hに連通する複数の連通孔213mが形成されている。複数の連通孔213mは、Z軸方向において貫通孔211hと重なる部分にのみ配置されている。平面視で、連通孔213mは、4つの正方形が周方向に並んだ形状をなしている。
なお、支持層213の態様(連通孔の態様)は、図13〜図16に例示したものに限らず、種々の態様を採用することができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態について、図17〜図19を用いて説明する。
図17は、第三実施形態に係る回収システム301の概略構成を示す平面図である。
図17に示すように、本実施形態では、第二実施形態に対して、検出装置360を更に備えた点で特に異なる。図17〜図19において、第二実施形態と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
<検出装置>
図17に示すように、平面視で、検出装置360は、吸引回収領域36aと重なる位置に配置されている。検出装置360は、第一検出装置361と、第二検出装置362と、を備えている。
図18は、第一検出装置361の概略構成を示す図である。
図18に示すように、第一検出装置361は、検出光としてレーザー光を用いることで、第一基板211の表面211aの高さ及び平行度を非接触方式で測定可能である。第一検出装置361は、不図示の固定部材によって基台2(図17参照)に固定されている。
そのため、第一検出装置361は、ステージ36上に載置された構造体210に対して相対的な位置が固定されたものとなっている。これにより、第一検出装置361は、精度の高い測定を行うことが可能である。
第一検出装置361は、検出光L1を発する発光部361aと、検出光L1を受ける受光部361bと、を備えている。例えば、発光部361aは、検出光L1として光径が1μmのレーザー光を発する。受光部361bは、発光部361aから発せられて第一基板211の表面211aで反射された検出光L1を受ける。
例えば、発光部361aは、YAGレーザーである。受光部361bは、第一基板211の表面211aで反射されて受光部361bに検出光L1が到達するまでの時間、及び第一基板211の表面211aによる検出光L1の反射角度等に基づいて、第一基板211の高さ(Z軸方向の座標位置)及び平行度に関する情報を取得する。第一検出装置361は、検出結果を制御装置3に出力する。
図19は、第二検出装置362の概略構成を示す図である。
図19に示すように、第二検出装置362は、検出光としてレーザー光を用いることで、ノズル20の先端部21の高さを非接触方式で計測可能である。第二検出装置362は、不図示の固定部材によって基台2(図17参照)に固定されている。そのため、第二検出装置362は、ノズル20に対して相対的な位置が固定されたものとなっている。これにより、第二検出装置362は、精度の高い測定を行うことが可能である。
加えて、第二検出装置362は、計測位置と待機位置との間で移動可能となっている。例えば、第二検出装置362によってノズル20の検出を行わない場合、第二検出装置362をアーム32よりも上方の待機位置に退避させることで、ノズル20の動作を妨げないようになっている。
第二検出装置362は、検出光L2を発する発光部362aと、検出光L2を受ける受光部362bと、を備えている。例えば、発光部362aは、検出光L2として光径が1μmのレーザー光を発する。受光部362bは、発光部362aから発せられた検出光L2を受ける。
例えば、発光部362aは、YAGレーザーである。受光部362bは、発光部362aから発せられた検出光L2がノズル20の先端部21で遮られることで変化する検出光L2の受光量(輝度)等に基づいて、ノズル20の先端部21の高さ(Z軸方向の座標位置)に関する情報を検出する。第二検出装置362は、検出結果を制御装置3に出力する。
以上のように、本実施形態に係る回収システム301は、第一検出装置361及び第二検出装置362を備えたことで、第一基板211、及びノズル20の先端部21の高さに関する情報を非接触方式で検出することができる。よって、第一基板211及びノズル20に接触に伴うダメージを与えることなく、且つ接触に伴う位置ズレを生じさせることなく、第一基板211及びノズル20の位置情報を高精度で検出することが可能である。
ところで、第一検出装置361による第一基板211の表面211aの検出は、表面211aの全域について実施するものでは無い。そのため、表面211aの一部の領域(検出エリアの外側の領域)に何らかの理由によって僅かな凹凸が生じていることも想定される。そのため、作業者が入力装置5(例えば、キーボード)により、上記データに対して数μmのマージンを加えることが可能となっていてもよい。この場合、第一検出装置361で検出した第一基板211の表面211aの高さデータに所定のマージンを加えたものを、第一表面211aの高さとして設定することができる。
本発明は、上記した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、第一基板211に複数の貫通孔211hが形成された例を挙げたが、これに限らない。例えば、第一基板211に1つの貫通孔211hのみが形成されていてもよい。すなわち、構造体210が1つの微粒子Mのみを収容可能であってもよい。
また、上記実施形態では、XYアライメントを目視により行う例を挙げたが、これに限らない。例えば、XYアライメントを、マーキング12を基準として自動的に行ってもよい。例えば、制御装置3は、XY駆動機構37を制御して、X軸方向及びY軸方向において基板10とノズル20とが一致するように、XYアライメントを行ってもよい。
なお、上記において実施形態又はその変形例として記載した各構成要素は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜組み合わせることができるし、また、組み合わされた複数の構成要素のうち一部の構成要素を適宜用いないようにすることもできる。
10…基板、10a…表面、11…凹部、20…ノズル、31…ノズル昇降機構、39…判定部、40…カメラ、H1…微粒子の大きさ、H2…ノズルと基板との間隔、201,301…回収システム、210,210A,210B,210C,210D…構造体、211…第一基板、211a…表面(第一基板の支持層とは反対側の面)、211h…貫通孔、212…第二基板、213…支持層、213h,213i,213j,213k,213m…連通孔、230…ノズル位置計測装置、235…構造体移動機構、M…微粒子、V1…第一方向、V2…第二方向

Claims (8)

  1. 基板に対するノズルの位置を計測するノズル位置計測方法であって、
    前記ノズルを第一方向に沿わせて前記基板に対し昇降させるノズル昇降工程と、
    前記ノズル昇降工程の後、前記基板を前記第一方向と交差する第二方向に移動させる基板移動工程と、
    前記基板移動工程において、前記基板とともに前記ノズルが動くか否かを判定する判定工程と、を含む
    ノズル位置計測方法。
  2. 前記ノズル昇降工程では、前記基板の表面にピントを合わせたカメラで前記ノズルを撮像する
    請求項1に記載のノズル位置計測方法。
  3. 前記判定工程での判定結果に基づいて、前記ノズルが動いたと判定されたときは前記ノズルを前記基板から離反させ、前記ノズルが動かないと判定されたときは前記ノズルを静止させて、前記ノズルと前記基板との相対位置を調整する位置調整工程を更に含む
    請求項1又は2に記載のノズル位置計測方法。
  4. 前記位置調整工程では、前記ノズルと前記基板との間隔を前記基板の凹部に収容された微粒子の大きさよりも小さくする
    請求項3に記載のノズル位置計測方法。
  5. 微粒子を収容可能な構造体と、前記構造体に収容された前記微粒子を吸引して回収するノズルとを備えた回収システムであって、
    前記構造体は、
    前記微粒子を収容可能に貫通する貫通孔が形成された第一基板と、
    前記第一基板に対向する第二基板と、
    前記第一基板と前記第二基板との間に配置されるとともに、前記貫通孔に連通する連通孔が形成され、かつ前記微粒子を支持可能な支持層と、を備える
    回収システム。
  6. 前記第一基板に対する前記ノズルの位置を計測するノズル位置計測装置を更に備え、
    前記ノズル位置計測装置は、
    前記ノズルを第一方向に沿わせて前記第一基板に対し昇降させるノズル昇降機構と、
    前記構造体を前記第一方向と交差する第二方向に移動させる構造体移動機構と、
    前記構造体を前記第二方向に移動させたときに、前記構造体とともに前記ノズルが動くか否かを判定する判定部と、を備える
    請求項5に記載の回収システム。
  7. 前記ノズル位置計測装置は、
    前記第一基板の表面にピントを合わせて前記ノズルを撮像するカメラを更に備える
    請求項6に記載の回収システム。
  8. 前記ノズルは、前記第一基板の前記支持層とは反対側の面に当接されている
    請求項5から7の何れか一項に記載の回収システム。
JP2018542363A 2016-09-29 2017-09-13 ノズル位置計測方法及び回収システム Active JP6623304B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016191974 2016-09-29
JP2016191974 2016-09-29
PCT/JP2017/033070 WO2018061775A1 (ja) 2016-09-29 2017-09-13 ノズル位置計測方法及び回収システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018061775A1 true JPWO2018061775A1 (ja) 2019-04-18
JP6623304B2 JP6623304B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=61759586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018542363A Active JP6623304B2 (ja) 2016-09-29 2017-09-13 ノズル位置計測方法及び回収システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6623304B2 (ja)
WO (1) WO2018061775A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024067685A (ja) * 2022-11-07 2024-05-17 株式会社日立ハイテク 自動分析装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139704A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Sugino Mach Ltd ノズル先端基準高さ位置調整装置及びサンプリング装置
US20070210677A1 (en) * 2006-03-13 2007-09-13 Bradley James Larson Device for detecting interaction with an object
US20080047368A1 (en) * 2004-06-09 2008-02-28 The University Of British Columbia Reagent Delivery Apparatus And Methods
JP2008249679A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 微細粒子のスクリーニング装置および微細粒子のスクリーニング方法
JP2014145693A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Hitachi High-Technologies Corp 核酸分析装置
JP2016106571A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 東京応化工業株式会社 スクリーニング装置およびスクリーニング方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4033468B2 (ja) * 2003-07-28 2008-01-16 株式会社スギノマシン ノズル先端位置計測装置とそれを用いたスポッティング装置
JP4540070B2 (ja) * 2006-06-09 2010-09-08 株式会社スギノマシン 微小検体回収装置および微小検体回収方法
JP5157246B2 (ja) * 2007-05-16 2013-03-06 富士通株式会社 小径細胞体捕捉チップ及びその製造方法
JP2009236838A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Sugino Mach Ltd 検体の回収方法、および回収装置
JP5143636B2 (ja) * 2008-06-11 2013-02-13 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
JP5665284B2 (ja) * 2009-05-29 2015-02-04 キヤノン株式会社 物体保持用シート、試験方法及び物体処理装置
CN104603597B (zh) * 2012-10-09 2017-08-01 古河电气工业株式会社 筛选装置以及筛选方法
WO2017057234A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 東京応化工業株式会社 基板、構造体、構造体の製造方法、細胞の選別方法、細胞の製造方法、及び分泌物の産生方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080047368A1 (en) * 2004-06-09 2008-02-28 The University Of British Columbia Reagent Delivery Apparatus And Methods
JP2007139704A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Sugino Mach Ltd ノズル先端基準高さ位置調整装置及びサンプリング装置
US20070210677A1 (en) * 2006-03-13 2007-09-13 Bradley James Larson Device for detecting interaction with an object
JP2008249679A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 微細粒子のスクリーニング装置および微細粒子のスクリーニング方法
JP2014145693A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Hitachi High-Technologies Corp 核酸分析装置
JP2016106571A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 東京応化工業株式会社 スクリーニング装置およびスクリーニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018061775A1 (ja) 2018-04-05
JP6623304B2 (ja) 2019-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5290690B2 (ja) 微細粒子のスクリーニング装置
JP6881923B2 (ja) 部品を基板上に取り付ける装置
US20080088833A1 (en) Visual inspection apparatus, visual inspection method, and peripheral edge inspection unit that can be mounted on visual inspection apparatus
JP2007107945A (ja) 基板検査装置
JP5385794B2 (ja) チップ搭載方法およびチップ搭載装置
JP2001082926A (ja) 焦点位置制御機構及び方法、並びに、半導体ウェハの検査装置及び方法
KR20180115584A (ko) 엘이디칩 전사헤드 및 이를 포함하는 엘이디칩 전사장비
KR102405240B1 (ko) 미립자의 회수 방법 및 회수 시스템
JP2020017559A (ja) 搬送機構、電子部品製造装置、搬送方法および電子部品の製造方法
JP2008509426A6 (ja) 微細要素の検査用装置
JP2008509426A (ja) 微細要素の検査用装置
JP2007024537A (ja) 分注装置
JPWO2018061775A1 (ja) ノズル位置計測方法及び回収システム
JP2017151002A (ja) 自動分析装置
JP5721222B2 (ja) 電子部品実装装置
JP4999086B2 (ja) 微細粒子のスクリーニング装置および微細粒子のスクリーニング方法
KR101533826B1 (ko) 표면 결함 검사 장치
JP6753744B2 (ja) 基板作業装置
JP6461580B2 (ja) スクリーニング装置およびスクリーニング方法
JP2009115611A (ja) 電子素子の検査装置
JP2015158380A (ja) 検出装置、検出方法、バイオアッセイ装置、スクリーニング装置及びスクリーニング方法
JP2018071648A (ja) 継手部材、キャピラリーユニット及びスクリーニング装置
JP6384371B2 (ja) マーキング装置、マーキング方法
CN218481432U (zh) 一种光学元件表面缺陷高精度检测装置
JP2010171119A (ja) 観察装置、位置決め装置、レーザー加工装置および観察方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6623304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150