JP2024067685A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、分注対象物に対する分注ノズルの位置を、短時間で精度良く調整できる自動分析装置を提供する。【解決手段】本発明による自動分析装置10は、液体の吸引と吐出を行う分注ノズル113を備える分注装置11と、分注ノズル113が吸引と吐出を行う液体を収容する容器である分注対象物200と、分注ノズル113と分注対象物200を撮像する撮像部122と、分注装置11と撮像部122を制御する制御部111とを備える。分注ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離を、分注ノズル113と分注対象物200の相対高さL2とする。制御部111は、相対高さL2を取得し、相対高さL2と補正ピクセル数との関係を用いて、撮像部122が撮像した画像201上での、分注ノズル113の先端部113aの分注対象物200における目標位置202又は分注ノズル113の先端部113aの位置を補正する。【選択図】図5B
Description
本発明は、自動分析装置に関する。
自動分析装置、例えば生化学自動分析装置は、血清や尿などの生体試料(以下、「試料」と称する)の成分分析を行う。こうした生化学自動分析装置では、一般に、分注ノズルを用いて試料と試薬を反応セルに分注して反応させ、反応液に生じる色調や濁りの変化を、分光度計等の測光ユニットで光学的に測定する。分注時に分注ノズルの位置が反応セルなどの分注対象物における目標位置に一致すると、精度良く分注を行うことができる。このため、分注時に分注ノズルの位置と目標位置との間にズレが生じている場合には、分注の精度に影響し、結果として自動分析装置の信頼性にも影響を与える。このような分注ノズルの位置のズレを修正するために、一般的には、作業者(例えば、保守担当者又はユーザ)が分注ノズルの位置を調整するメンテナンスを定期的に行う。しかし、このようなメンテナンスでは、作業者が目視によって調整をするため、時間がかかったり作業者によって調整位置のバラツキが生じたりする。
そこで、CCDカメラ等の撮像装置を用いて分注ノズルの先端部を撮像して分注ノズルの位置を決めることで、調整作業の効率化や、調整位置のバラツキによる分析精度の低下の抑制が可能である。
従来の自動分析装置において、分注ノズル等の移動部位の位置を容易かつ正確に調整する技術の例は、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された検体処理装置は、検体を処理するために移動可能な移動機構と、移動機構と一体的に移動可能に取り付けられ、移動機構がアクセスしようとする対象物を撮像する撮像部と、撮像部により取得された画像に基づいて、対象物に対する移動機構の調整を行う調整手段を備える。
自動分析装置において、分注ノズルの先端部を撮像する撮像装置は、軽量であるのが好ましい。軽量な撮像装置(例えば、単眼カメラ)は、設置場所の自由度が高く低コストであるという利点を持つが、撮影した画像から深さ方向(奥行方向)の距離を正確に取得するのが難しい。このため、例えば特許文献1に記載された技術等の従来の技術では、使用する撮像装置によっては、分注対象物(例えば、反応セル)に対する分注ノズルの位置を正確に調整できず、分析精度が低下する可能性がある。
本発明の目的は、分注対象物に対する分注ノズルの位置を、短時間で精度良く調整できる自動分析装置を提供することである。
本発明による自動分析装置は、液体の吸引と吐出を行う分注ノズルを備える分注装置と、前記分注ノズルが吸引と吐出を行う前記液体を収容する容器である分注対象物と、前記分注ノズルと前記分注対象物を撮像する撮像部と、前記分注装置と前記撮像部を制御する制御部とを備える。前記分注ノズルの先端部と前記分注対象物の上端部との上下方向の距離を、前記分注ノズルと前記分注対象物の相対高さとする。前記制御部は、前記相対高さを取得し、前記相対高さと補正ピクセル数との予め与えられた関係を用いて、前記撮像部が撮像した画像上での、前記分注ノズルの前記先端部の前記分注対象物における目標位置を補正する又は前記分注ノズルの前記先端部の位置を補正する。
本発明によると、分注対象物に対する分注ノズルの位置を、短時間で精度良く調整できる自動分析装置を提供することができる。
本発明による自動分析装置は、撮像装置を用いて分注ノズルの先端部を撮像して、分注対象物(例えば、反応セルなどの液体を収容する容器)に対する分注ノズルの位置を調整し、分注ノズルの先端部の位置を分注対象物の目標位置に一致させることができる。本発明による自動分析装置では、使用する撮像装置によらず、例えば単眼カメラのような軽量な撮像装置を用いても、分注対象物に対する分注ノズルの位置を精度良く調整することができる。分注ノズルの位置の調整は、作業者が行わず、撮像装置が撮像した画像を用いて自動分析装置が行うので、短時間で実施可能である。このため、本発明による自動分析装置では、分注ノズルの位置調整に要する時間を削減でき、メンテナンスコストの低減と分析精度の向上を両立することができる。
以下、本発明の実施例による自動分析装置を、図面を用いて詳細に説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一の又は対応する構成要素には同一の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施例1による自動分析装置10の構成を示す概略図である。自動分析装置10は、分注機構を用いて試料と試薬を反応セル104に分注し、反応セル104の内部で試料と試薬とを化学反応させた反応液を測定して成分分析を行うための装置である。
自動分析装置10は、主要な構成として、反応セル104、反応ディスク105、試料容器100、試料ラック101、試料分注機構106、試薬ボトル102、試薬ディスク103、試薬分注機構107、攪拌ユニット108、測定ユニット109、洗浄ユニット110、制御部111、及び記憶部112を備える。
反応セル104は、試料と試薬とを混合させた混合液を収容するための容器であり、反応ディスク105の上部に複数が並べられている。試料と試薬とが化学反応した混合液を反応液と呼ぶ。
反応ディスク105は、回転可能な円盤状の部材であり、複数の反応セル104が円周に沿って配置されている。
試料容器100は、液体の試料を収容するための容器であり、試料ラック101に載置されている。
試料ラック101は、反応ディスク105の近くに設置されており、試料を収容した複数の試料容器100が配置されている。
試料分注機構106は、回転移動と上下移動が可能な機構であり、反応ディスク105と試料ラック101との間に設置されている。試料分注機構106は、回転軸を中心に円弧を描きながら水平移動(回転移動)をするとともに、上下移動をして試料容器100から吸引した試料を反応セル104に分注する。
試薬ボトル102は、液体の試薬を収容するための容器であり、試薬ディスク103に載置されている。
試薬ディスク103は、回転可能な円盤状の保管庫であり、試薬を収容した複数の試薬ボトル102が円周に沿って配置されている。試薬ディスク103は、洗剤を収容した洗剤ボトル、希釈液を収容した希釈液ボトル、及び前処理用試薬を収容した前処理用試薬ボトル等を載置することもできる。試薬ディスク103は、保冷されている。
試薬分注機構107は、回転移動と上下移動が可能な機構であり、反応ディスク105と試薬ディスク103との間に設置されている。試薬分注機構107は、水平移動(回転移動)と上下移動をして、試薬ボトル102、洗剤ボトル、希釈液ボトル、及び前処理用試薬ボトルからそれぞれ吸引した試薬、洗剤液、希釈液、及び前処理用試薬を、反応セル104に分注する。なお、洗剤ボトル、希釈液ボトル、及び前処理用試薬ボトルは、図面に示していない。
攪拌ユニット108は、反応セル104へ分注した試料と試薬とを混合する機構であり、反応ディスク105の周囲に設置されている。
測定ユニット109は、反応セル104が収容している反応液に光を照射し、反応液を透過した光の吸光度を測定するため機構であり、反応ディスク105の周囲に設置されている。
洗浄ユニット110は、反応セル104の内部を洗浄する機構であり、反応ディスク105の周囲に設置されている。
制御部111は、自動分析装置10の上記の構成要素に接続されており、これら構成要素の動作を制御したり、反応液の成分量を分析したりする。
記憶部112は、制御部111に接続されており、自動分析装置10の構成要素の制御に関する情報(例えば、制御パラメータやシーケンスごとの位置)と、測定ユニット109の測定結果(例えば、吸光度データ)等を記憶する。
自動分析装置10は、以下の手順に従い、試料の分析処理を実行する。
まず、試料ラック101に載置された試料容器100が反応ディスク105の近くに搬送されると、試料分注機構106は、この試料容器100が収容している試料を、反応ディスク105に配置されている反応セル104に分注する。次に、試薬分注機構107は、試料の分析に使用する試薬を、試薬ディスク103に載置されている試薬ボトル102から、試料が分注された反応セル104に分注する。続いて、攪拌ユニット108は、反応セル104の内部の試料と試薬との混合液を撹拌する。
この後、測定ユニット109は、光源から発生させた光を反応セル104が収容している反応液に照射し、反応液を透過した光の吸光度を測定する。制御部111は、測定ユニット109が測定した反応液の吸光度から、検量線データやランベルト・ベアーの法則に基づき、試料に含まれる成分の量を分析する。
なお、本実施例では、一例として、測定ユニット109を用いて、試料に含まれる特定の成分の濃度を求める自動分析装置を説明する。但し、本明細書で開示される技術は、測定ユニット109以外の計測装置を用いて試料を測定する自動分析装置(例えば、免疫自動分析装置や凝固自動分析装置)に用いることができる。
図2は、本実施例による自動分析装置10が備える分注装置11の構成を示す図である。以下では、試料分注機構106と試薬分注機構107をまとめて分注装置11と表す。すなわち、分注装置11を説明することで、試料分注機構106と試薬分注機構107の両方を説明する。
分注装置11は、主要な構成として、アーム114、シャフト115、分注ノズル113、圧力センサ116、シリンジポンプ117、配管118、電磁弁119、接触検知センサ120、及び駆動部121を備える。分注装置11は、さらに撮像部122を備える。制御部111は、分注装置11と撮像部122を制御する。
アーム114は、回転移動(水平移動)が可能であり、シャフト115の上部に設置され、分注ノズル113を保持する。アーム114は、シャフト115が昇降することにより、上下移動が可能である。
シャフト115は、上下方向に移動や伸縮をすることで昇降可能な柱状部材である。
分注ノズル113は、アーム114に設置されており、試料や試薬等の液体を吸引したり吐出したりする。以下では、分注ノズル113を、単にノズル113とも呼ぶ。
分注装置11の分注対象物は、分注ノズル113が吸引と吐出を行う液体を収容する容器である。本実施例では、分注対象物は、反応セル104、試料容器100、及び試薬ボトル102であり、洗剤ボトル、希釈液ボトル、及び前処理用試薬ボトルも分注対象物に含めることができる。
分注ノズル113と圧力センサ116とシリンジポンプ117は、配管118により互いに接続され、分注流路を構成する。この分注流路は、先端側が分注ノズル113により開放されており、基部側が電磁弁119により開放されたり閉止されたりするように構成されている。
接触検知センサ120は、アーム114に備えられ、分注ノズル113と接続しており、分注ノズル113と液体(試料や試薬)や物体(例えば、分注対象物)との接触を検知するセンサである。接触検知センサ120は、例えば、静電容量センサ等で構成することができる。
分注装置11は、液体(試料や試薬)を分注する際には、接触検知センサ120の信号に基づいて分注ノズル113の先端部を液体に浸漬させ、電磁弁119を閉止して、シリンジポンプ117により液体を吸引したり吐出したりする。
駆動部121は、アーム114とシャフト115を駆動するための機構を備え、制御部111に制御されてアーム114とシャフト115を駆動する。制御部111は、自動分析装置10が備えるセンサからの信号を受信したり、駆動部121が備えるモータの駆動信号を送信したりすることにより、駆動部121を制御する。記憶部112は、センサからの信号や、モータの駆動条件や駆動状態(例えば、回転方向と回転量)を格納することができる。
撮像部122は、CCD等の撮像素子を備える撮像装置である。撮像部122は、例えばアーム114の先端付近に取付けられており、分注ノズル113と分注対象物を含む領域を撮像可能である。撮像部122は、アーム114に固定されているため、アーム114が移動しても分注ノズル113との相対的な位置が変化せず、常に分注ノズル113の先端部を含む領域を撮像することができる。本実施例による自動分析装置10は、撮像部122によって、分注対象物と分注ノズル113の先端部との位置の差異を測定可能な画像を得ることができる。
図3は、分注装置11が備える駆動部121の構成を示す図である。駆動部121は、アーム114を回転させる回転用駆動部121aと、シャフト115を昇降させる昇降用駆動部121bを備える。
回転用駆動部121aは、回転用モータ123と、回転用伝達機構124と、回転用原点センサ125を備える。回転用モータ123は、回転動力を発生し、アーム114を回転させて分注ノズル113を水平方向に移動させる。回転用伝達機構124は、回転用モータ123の回転動力を減速してアーム114の回転軸に伝達する機構(例えば、ベルト伝動機構やギヤ機構等)を備える。回転用原点センサ125は、アーム114の基準部分が原点に位置するときの回転用伝達機構124の基準部分の位置(回転方向の位置)を検知する装置(例えば、フォトインタラプタ等)を備える。
昇降用駆動部121bは、昇降用モータ126と、昇降用伝達機構127と、昇降用原点センサ128を備える。昇降用モータ126は、回転動力を発生し、シャフト115を昇降させて分注ノズル113を上下方向に移動させる。昇降用伝達機構127は、昇降用モータ126の回転動力を上下方向の直線動力に変換してシャフト115に伝達する機構(例えば、ベルト伝動機構やラック・ピニオン機構等)を備える。昇降用原点センサ128は、シャフト115の基準部分が原点に位置するときの昇降用伝達機構127の基準部分の位置(上下方向の位置)を検知する装置(例えば、フォトインタラプタ等)を備える。
回転用モータ123と昇降用モータ126の回転方向と回転量は、これらのモータ123、126に設置されたロータリーエンコーダ又はパルスカウンタによって検出される。
アーム114の基準部分が原点に位置するときには、分注ノズル113の先端部は、水平方向において予め定められた基準の位置にある。シャフト115の基準部分が原点に位置するときには、分注ノズル113の先端部は、上下方向において予め定められた基準の位置にある。
図4は、本実施例による自動分析装置10において、分注装置11の分注ノズル113の位置を調整する処理の手順を示すフローチャートである。分注ノズル113の位置の調整は、例えば、自動分析装置10の稼働前や、自動分析装置10のメンテナンス時に実施することができる。この処理は、制御部111が、分注ノズル113の位置を調整する指令を分注装置11に送信することで開始される。
ステップS101で、分注装置11は、制御部111からの指令を受信すると、ノズル調整モードに遷移する。ノズル調整モードでは、分注ノズル113の位置が調整される。
ステップS102で、制御部111は、分注装置11の駆動部121を動作させ、アーム114とシャフト115の基準部分を予め定められた原点位置へ移動させる(分注装置11のリセット)。
ステップS103で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ水平移動させて、分注ノズル113を水平方向で分注対象物に近づける。このとき、シャフト115の基準部分の上下方向の位置が原点のままであるので、分注ノズル113の上下方向の位置は、変化しない。
図5Aは、図4のステップS103で分注対象物200に近づいた分注ノズル113を示す図である。分注ノズル113の位置の調整が完了していない場合には、ノズル113の先端部113aの位置と分注対象物200における先端部113aの目標位置との間に、水平方向(図5Aの左右方向)の位置の差異が生じている。
なお、図5Aに示す状態での(すなわち、シャフト115の基準部分の上下方向の位置が原点であるときの)、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離(相対高さL0)は、予め分かっている一定値である。記憶部112は、この相対高さL0の値を保存している。
図4の説明に戻る。
ステップS104で、制御部111は、駆動部121を動作させ、シャフト115を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ上下方向に駆動して、分注ノズル113を上下方向に移動させる。例えば、制御部111は、分注ノズル113を下降させる。これにより、ノズル113の先端部113aは、上下方向で分注対象物200に近づく。
図5Bは、ステップS104で分注対象物200に近づいた、ノズル113の先端部113aを示す図である。図5Bには、ノズル113の先端部113aの上下方向の移動を分かり易く示すために、図5Aに示した、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離(相対高さL0)も示している。
図5Bに示すように、ステップS104でシャフト115が昇降した距離をL1とする。距離L1は、分注ノズル113の上下方向の移動距離である。制御部111は、この距離L1を、昇降用モータ126の回転方向と回転量を検出することにより算出することができる。昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離は、予め分かっているとする。
図4の説明に戻る。
ステップS105で、制御部111は、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離(相対高さL2)を取得する。相対高さL2は、図5Bに示すように、記憶部112が保存している相対高さL0と、制御部111が算出した距離L1との差として求められる(L2=L0-L1)。ノズル113の先端部113aは、相対高さL2だけ分注対象物200の上方に存在する。
ステップS106で、撮像部122は、分注対象物200とノズル113の先端部113aを含む領域を撮像する。制御部111は、撮像部122が撮像した画像である出力画像から、画像上での、分注対象物200における目標位置を検出する。この目標位置は、分注を精度良く行うための、ノズル113の先端部113aの目標位置である。ノズル113の先端部113aの目標位置は、予め任意に定めた位置であり、例えば、分注対象物200の中心の位置と定めることができる。
図6は、撮像部122が撮像した出力画像201の例を示す図である。出力画像201には、分注対象物200と、分注対象物200における目標位置202と、ノズル113の先端部113aが含まれている。
但し、出力画像201上での目標位置202は、真の目標位置ではない。すなわち、出力画像201上でノズル113の先端部113aの位置を目標位置202に一致させても、実際に分注を行ったときに、ノズル113の先端部113aの位置が目標位置202に一致するとは限らない。これは、出力画像201では、深さ方向(奥行方向)の情報が含まれておらず、出力画像201上での目標位置202には、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)の情報が考慮されていないためである。
そこで、本実施例では、以下に説明するようにして、位置補正方向203と位置補正量204を用いて目標位置202を補正し、補正後の目標位置205を取得する。補正後の目標位置205は、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置である。出力画像201上でノズル113の先端部113aの位置を補正後の目標位置205に一致させると、実際に分注を行ったときに、ノズル113の先端部113aが実際の目標位置202(例えば、分注対象物200の中心位置)に一致する。
図4の説明に戻る。
ステップS107で、制御部111は、出力画像201における、位置補正方向203と位置補正量204を取得する。制御部111は、図7に示す、相対高さL2と補正ピクセル数との関係を用いて、相対高さL2から位置補正方向203と位置補正量204を求める。相対高さL2と補正ピクセル数との関係は、予め与えられている。
図7は、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)と補正ピクセル数との関係の一例を示す図である。図7に示す関係では、相対高さL2の1つの値に対して、正又は負の補正ピクセル数が与えられる。補正ピクセル数が正の場合には、位置補正方向203は、図6の出力画像201の上方向であり、補正ピクセル数が負の場合には、位置補正方向203は、図6の出力画像201の下方向である。位置補正量204は、補正ピクセル数の値(出力画像201のピクセル数)で与えられる。
図7に示す相対高さL2と補正ピクセル数との関係は、予め実験などで求めることができる。例えば、相対高さL2をゼロから増やしていったときの、出力画像201上でのノズル113の先端部113aの位置の変化をピクセル数で求めることで、図7に示す関係を得ることができる。記憶部112は、図7に示す関係のデータを保存している。
図4の説明に戻る。
ステップS108で、制御部111は、出力画像201上での目標位置202と、位置補正方向203と位置補正量204を用いて、出力画像201上での補正後の目標位置205を算出する(図6)。制御部111は、目標位置202を、位置補正方向203の方向に位置補正量204の距離(ピクセル数)だけ移動させた位置を、補正後の目標位置205とする。補正後の目標位置205が、分注ノズル113の位置を調整した後での、ノズル113の先端部113aの目標位置である。
ステップS109で、制御部111は、出力画像201(図6)において、ノズル113の先端部113aの位置を、補正後の目標位置205に一致するように調整する。制御部111は、アーム114を水平移動させてノズル113の先端部113aの位置を調整する。このノズル113の先端部113aの位置の調整は、制御部111が自動で行ってもよく、作業者が制御部111を操作して行ってもよい。
ステップS110で、制御部111は、出力画像201(図6)において、ノズル113の先端部113aの位置が補正後の目標位置205に一致するように調整できたか否かを判定する。例えば、制御部111は、撮像部122が撮像した出力画像201を用い、ノズル113の先端部113aの位置と補正後の目標位置205とを比較することで、調整できたか否かを判定する。ノズル113の先端部113aの位置が調整できた場合には、調整が完了したとして、ステップS111に移行する。ノズル113の先端部113aの位置が調整できていない場合には、調整が完了していないとして、ステップS109に移行する。
ステップS111で、制御部111は、調整が完了後のノズル113の先端部113aの位置を記憶部112に保存する。
ステップS112で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114とシャフト115の基準部分を原点位置へ移動させて、分注装置11をスタンバイモードに遷移させる。スタンバイモードの分注装置11は、分注処理の実行が可能な待機状態である。
以上の手順により、分注ノズル113の位置の調整処理が終了する。
以上の説明では、出力画像201において、ノズル113の先端部113aの目標位置202を補正後の目標位置205に補正することで、分注ノズル113の位置を調整し、ノズル113の先端部113aの位置と分注対象物200における先端部113aの目標位置との間の、位置の差異を解消する処理について述べた。
本実施例では、出力画像201において、ノズル113の先端部113aの位置を補正することで、分注ノズル113の位置を調整し、ノズル113の先端部113aの位置と分注対象物200における先端部113aの目標位置との間の、位置の差異を解消することもできる。
図8は、制御部111がノズル113の先端部113aの位置を補正するときの出力画像201の例を示す図である。
制御部111は、補正後のノズル113の先端部113aの位置(以下、「補正後の先端部位置207」と呼ぶ)を、補正後の目標位置205を求めたのと同様にして求めることができる。すなわち、制御部111は、図7に示す、相対高さL2と補正ピクセル数との関係を用いて、相対高さL2から位置補正方向203と位置補正量204を求め、位置補正方向203と位置補正量204を用いて、ノズル113の先端部113aの位置から補正後の先端部位置207を求める。但し、位置補正方向203は、補正後の目標位置205を求めた場合と上下が逆である。
ノズル113の先端部113aの位置を補正する場合には、出力画像201において、ノズル113の先端部113aの目標位置202を補正する必要がない。
図4のステップS109で、制御部111は、出力画像201(図8)において、補正後の先端部位置207を、目標位置202に一致するように調整する。制御部111は、アーム114を水平移動させて補正後の先端部位置207を調整する。
図4のステップS110で、制御部111は、出力画像201において、補正後の先端部位置207が目標位置202に一致するように調整できたか否かを判定する。
以上説明したように、本実施例による自動分析装置10は、制御部111が算出した相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)と、撮像部122が撮像した出力画像201を用いて、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正する。このため、本実施例による自動分析装置10は、使用する撮像部122の種類によらず、例えば単眼カメラのような軽量な撮像装置を撮像部122に用いても、分注対象物200に対する分注ノズル113の位置を、短時間で精度良く調整することができる。そして、分注ノズル113の調整位置のバラツキを防止でき、分析精度の低下を抑制することができる。
本発明の実施例2による自動分析装置10について説明する。以下では、本実施例による自動分析装置10について、実施例1による自動分析装置10と異なる点を主に説明する。
実施例1では、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)は、記憶部112が保存している相対高さL0と、制御部111が算出した距離L1との差として求められる。
本実施例では、相対高さL2は、センサを用いて測定することで求められる。本実施例による自動分析装置10は、分注装置11の外部にセンサを備えることができ、このセンサを用いて相対高さL2を測定する。このセンサは、相対高さL2を測定する以外の用途で設けられていてもよい。例えば、自動分析装置10は、分注装置11の外部に、撮像部122と異なる撮像部(外部撮像部)を備え、この外部撮像部を用いて相対高さL2を測定する。
本実施例において、分注装置11の分注ノズル113の位置を調整する処理手順のフローチャートは、相対高さL2の求め方以外は、図4に示したフローチャートと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
図9は、本実施例において、自動分析装置10が分注装置11の外部に備えている外部撮像部300が、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)を測定する構成を示す図である。
外部撮像部300は、CCD等の撮像素子を備える撮像装置である。外部撮像部300は、自動分析装置10の中で分注装置11以外の任意の箇所に取付けられており、分注ノズル113と分注対象物200を含む領域を撮像可能である。
図10は、本実施例において、外部撮像部300を用いて相対高さL2を測定する処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS201で、制御部111は、外部撮像部300が撮像した画像である出力画像を取得する。
図11は、出力画像301の例を示す図である。出力画像301には、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部の両方が撮像されている。出力画像301において、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との間の上下方向のピクセル数は、P0である。
図10の説明に戻る。
ステップS202で、制御部111は、出力画像301から、ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との間の上下方向のピクセル数P0を取得する。
ステップS203で、制御部111は、ピクセル数P0から相対高さL2を算出する。外部撮像部300の出力画像301において、ピクセル数と距離(長さ)の関係は、予め分かっているものとする。
本実施例では、以上の手順により外部撮像部300を用いて相対高さL2を測定する。そして、この相対高さL2と、分注装置11のアーム114に固定された撮像部122が撮像した出力画像201を用いて、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正する。
本発明の実施例3による自動分析装置10について説明する。以下では、本実施例による自動分析装置10について、実施例1による自動分析装置10と異なる点を主に説明する。
実施例1では、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)は、シャフト115が昇降した距離L1を用いて求められる。距離L1は、昇降用モータ126の回転方向と回転量を検出することにより算出され、昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離は、予め分かっている。
本実施例では、昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離は、分注装置11に設置可能な基準部材を用いて、制御部111が算出することで求められる。制御部111は、この昇降距離を算出することで、昇降用駆動部121bの機差や経年変化を考慮にいれて、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正し、分注ノズル113の位置を調整することができる。
基準部材は、分注装置11に載置することができ、ノズル113の先端部113aが接触可能な任意の物体で構成できる。基準部材は、分注装置11の分注処理に使用されない物体であってもよい。
図12は、本実施例による自動分析装置10において、分注装置11の分注ノズル113の位置を調整する処理の手順を示すフローチャートである。以下では、図12に示すフローチャートについて、図4(実施例1)に示したフローチャートと異なる点を主に説明する。分注装置11には、基準部材が設置されている。
ステップS301からS302では、図4のステップS101からS102と同様の処理を実施する。
ステップS303で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114を水平移動させて、分注ノズル113を基準部材の上方に移動させる。このとき、シャフト115の基準部分の上下方向の位置が原点のままであるので、分注ノズル113の上下方向の位置は、変化しない。
図13Aは、ステップS303で基準部材400の上方に移動した分注ノズル113を示す図である。図13Aに示す状態での(すなわち、シャフト115の基準部分の上下方向の位置が原点であるときの)、ノズル113の先端部113aと基準部材400の上面との上下方向の距離(相対高さL3)は、予め分かっている一定値である。記憶部112は、この相対高さL3の値を保存している。
図12の説明に戻る。
ステップS304で、制御部111は、駆動部121を動作させ、シャフト115を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ上下方向に駆動して、分注ノズル113を上下方向に移動させる。例えば、制御部111は、分注ノズル113を下降させる。これにより、ノズル113の先端部113aは、上下方向で基準部材400に近づく。
ステップS305で、制御部111は、アーム114が備える接触検知センサ120(図2)を用いて、ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触したか否かを判定する。ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触した場合は、ステップS306に移行する。ノズル113の先端部113aが基準部材400に接触していない場合は、ステップS304に移行する。
図13Bは、ステップS305で基準部材400の上面に接触したと判定されたノズル113の先端部113aを示す図である。分注ノズル113は、図13Aに示す相対高さL3の距離だけ下降し、先端部113aが基準部材400に接触している。シャフト115の昇降距離(すなわち、ノズル113の先端部113aの移動距離)は、L3である。
ステップS306で、制御部111は、分注ノズル113が上下方向に移動してからノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触するまでの昇降用モータ126の回転量を検出し、この回転量と記憶部112が保存している相対高さL3を用いて、昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離を算出する。
ステップS307で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ水平移動させて、分注ノズル113を水平方向で分注対象物200に近づける。これにより、ノズル113の先端部113aは、水平方向で分注対象物200に近づく。
図14は、ステップS307で分注対象物200に近づいた、ノズル113の先端部113aを示す図である。図14には、ノズル113の先端部113aの上下方向の移動を分かり易く示すために、図13Bに示した、ノズル113の先端部113aと基準部材400も示している。
基準部材400の上面と分注対象物200の上端部との上下方向の距離(相対高さL4)は、予め分かっている一定値である。記憶部112は、この相対高さL4の値を保存している。
図12の説明に戻る。
ステップS308で、制御部111は、駆動部121を動作させ、シャフト115を上下方向に駆動して、分注ノズル113を上下方向に移動させる。例えば、制御部111は、分注ノズル113を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ下降させる。これにより、ノズル113の先端部113aは、上下方向で分注対象物200に近づく。
図14に示すように、ステップS308で分注ノズル113は、距離L5だけ上下方向に移動したとする。距離L5は、分注ノズル113を、先端部113aが基準部材400の上面に接触したときの位置から、ステップS308で上下方向に移動させたときの、分注ノズル113の上下方向の移動距離である。
図12の説明に戻る。
ステップS309で、制御部111は、ステップS308で分注ノズル113を上下方向に移動させたときの、昇降用モータ126の回転量を検出する。そして、制御部111は、この回転量と、ステップS306で算出した昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離を用いて、図14に示す距離L5(ステップS308での分注ノズル113の上下方向の移動距離)を算出する。
ステップS310で、制御部111は、相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)を取得する。相対高さL2は、図14に示すように、記憶部112が保存している相対高さL4と、制御部111が算出した距離L5との差として求められる(L2=L4-L5)。
ステップS310の後は、図4のステップS106からS113と同様の処理を実施する。
本実施例による自動分析装置10では、制御部111が、昇降用モータ126の1回転あたりのシャフト115の昇降距離を算出し、この昇降距離を用いて相対高さL2を取得する。このため、本実施例では、昇降用駆動部121bの機差や経年変化を考慮にいれて相対高さL2を算出し、この相対高さL2を基にして、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正し、分注ノズル113の位置を調整することができる。
本発明の実施例4による自動分析装置10について説明する。以下では、本実施例による自動分析装置10について、実施例1による自動分析装置10と異なる点を主に説明する。
本実施例による自動分析装置10では、撮像部122は、分注装置11に対して着脱可能である。以下では、一例として、撮像部122がアーム114に対して着脱可能な例を説明する。
撮像部122は、自動分析装置10が稼働して分析を行っているときにはアーム114に設置されず、分注対象物200に対する分注ノズル113の位置を調整するときだけアーム114に設置される。このため、分注装置11は、自動分析装置10の稼働時と分注ノズル113の位置の調整時とで構成が異なる。このため、本実施例による自動分析装置10では、このような構成の変化(すなわち、撮像部122がアーム114に設置されているか否か)による分注装置11の姿勢の変化を考慮して、分注ノズル113の位置を調整する必要がある。
本実施例では、アーム114に対して着脱可能な撮像部122を用いた、分注ノズル113の位置の調整について説明する。撮像部122がアーム114に設置されている場合と設置されていない場合との間で、ノズル113の先端部113aの上下方向の位置が変化する。本実施例による自動分析装置10では、この位置の変化を、実施例3で説明した基準部材400を用いて測定することで、分注装置11の姿勢の変化を考慮して分注ノズル113の位置を調整することができる。
図15は、本実施例による自動分析装置10において、分注装置11の構成の変化による姿勢の変化を測定する処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401で、制御部111は、分注装置11を、自動分析装置10の稼働時の状態でスタンバイモード(待機状態)にする。自動分析装置10が稼働時の状態(分析を行うときの状態)であるので、撮像部122は、アーム114に設置されていない。
ステップS402で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114とシャフト115の基準部分を予め定められた原点位置へ移動させる(分注装置11のリセット)。
ステップS403で、制御部111は、駆動部121を動作させ、アーム114を水平移動させて、分注ノズル113を基準部材400の上方に移動させる。このとき、シャフト115の基準部分の上下方向の位置が原点のままであるので、分注ノズル113の上下方向の位置は、変化しない。
図16Aは、ステップS403の終了後の、分注装置11のアーム114と分注ノズル113を示す図である。アーム114は、撮像部122を備えていない。シャフト115の基準部分は、上下方向の原点の位置にある。ノズル113の先端部113aは、基準部材400の上方に位置する。
図15の説明に戻る。
ステップS404で、制御部111は、駆動部121を動作させ、シャフト115を、シーケンス制御で予め定められた距離だけ上下方向に駆動して、分注ノズル113を上下方向に移動させる。例えば、制御部111は、分注ノズル113を下降させる。これにより、ノズル113の先端部113aは、上下方向で基準部材400に近づく。
ステップS405で、制御部111は、アーム114が備える接触検知センサ120(図2)を用いて、ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触したか否かを判定する。ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触した場合は、ステップS406に移行する。ノズル113の先端部113aが基準部材400に接触していない場合は、ステップS404に移行する。
ステップS406で、制御部111は、シャフト115の基準部分が上下方向の原点の位置にあるときから、ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触するまでの、ノズル113の先端部113aの昇降距離L6(図16A)を算出する。制御部111は、昇降距離L6を、昇降用モータ126の回転方向と回転量を検出することにより求めたシャフト115の昇降距離として算出することができる。制御部111は、算出した昇降距離L6を記憶部112に保存する。
ステップS407で、制御部111は、分注装置11を、分注ノズル113の位置の調整時の状態でスタンバイモード(待機状態)にする。分注装置11が分注ノズル113の位置の調整時の状態であるので、撮像部122は、作業者によりアーム114に設置されている。
ステップS407の後、制御部111は、ステップS402からS406までの処理と同じ処理を実行する。
図16Bは、ステップS407の後に行ったステップS403の終了後の、分注装置11のアーム114と分注ノズル113を示す図である。分注装置11は、アーム114が撮像部122を備えているので、図16Aに示したアーム114が撮像部122を備えていない場合から姿勢が変化している。
図16Bには、分注装置11の構成の変化(撮像部122の有無)による姿勢の変化を分かり易く示すために、図16Aに示したアーム114と分注ノズル113を二点鎖線で示している。アーム114が撮像部122を備えていると、アーム114が撮像部122を備えていない場合と比べて、アーム114の向きが変わり、ノズル113の先端部113aの上下方向の位置も変わる。
図15の説明に戻る。
ステップS407の後に行ったステップS406で、制御部111は、シャフト115の基準部分が上下方向の原点の位置にあるときから、ノズル113の先端部113aが基準部材400に接触するまでの、ノズル113の先端部113aの昇降距離L7(図16B)を算出し、算出した昇降距離L7を記憶部112に保存する。
ステップS408で、制御部111は、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8を算出する。この昇降距離の差L8は、撮像部122の有無によって生じたノズル113の先端部113aの上下方向の位置の変化を表す値であり、分注装置11の構成の変化による分注装置11の姿勢の変化を表す。
本実施例による自動分析装置10は、以上のようにして、分注装置11の構成の変化(撮像部122の有無)による姿勢の変化を測定することができる。なお、図16Bに示す例では、分注装置11の姿勢の変化によりノズル113の先端部113aが基準部材400に近づいた例、すなわち昇降距離L7が昇降距離L6より小さい例を示している。この場合には、制御部111は、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8をL8=L6-L7と算出して求める。分注装置11の姿勢が変化すると、ノズル113の先端部113aが基準部材400から離れる場合、すなわち昇降距離L7が昇降距離L6より大きい場合もある。この場合には、制御部111は、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8をL8=L7-L6と算出して求める。
本実施例による自動分析装置10では、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正するときには、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8を求めるとともに、実施例1から3による自動分析装置10と同様にして、撮像部122を用いて相対高さL2(ノズル113の先端部113aと分注対象物200の上端部との上下方向の距離)を求める。そして、制御部111は、相対高さL2に差L8を加減算することで新たな相対高さL2rを求め、新たな相対高さL2rを用いて位置補正方向203と位置補正量204を求める(図4のステップS107、図7)。例えば、制御部111は、図16Bに示す例(L7<L6)の場合には、新たな相対高さL2rをL2r=L2+L8として求め、L7>L6の場合には、新たな相対高さL2rをL2r=L2-L8として求める。
なお、昇降距離L6と昇降距離L7は、昇降用モータ126の回転方向と回転量から求めるのではなく、分注装置11の外部に備えるセンサ、例えば実施例2で説明した外部撮像部300(図9)を用いて、実施例2で説明した手順と同様にして求めることができる。従って、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8は、分注装置11の外部に備えるセンサ(例えば、外部撮像部300)を用いて求めることができる。
また、分注装置11の構成の変化(撮像部122の有無)による姿勢の変化は、図15に示した手順からではなく、撮像部122が撮像した画像から求めることもできる。例えば、昇降距離L6と昇降距離L7の差L8が小さい場合には、図15に示した手順で差L8を求めるのが難しいことがある。このような場合には、分注装置11の構成の変化による姿勢の変化(ノズル113の先端部113aの位置の変化)を、撮像部122が撮像した画像から求めるのが好ましい。
図17は、撮像部122が撮像した画像から、分注装置11の構成の変化による姿勢の変化を測定する処理の手順を示すフローチャートである。図17に示す手順でも、ノズル113の先端部113aの位置の変化を、基準部材400を用いて測定する。
基準部材400の上面には、ノズル113の先端部113aの位置を定めるための基準点であるターゲットが設定されている。分注ノズル113は、自動分析装置10の稼働時の状態(撮像部122がアーム114に設置されていない状態)で、ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触したときに、先端部113aの位置がターゲットの位置と一致するように調整されているものとする。この先端部113aの位置の調整には、例えば、接触検知センサ120を用いることができる。
ステップS501で、制御部111は、分注装置11を、分注ノズル113の位置の調整時の状態でスタンバイモード(待機状態)にする。分注装置11が分注ノズル113の位置の調整時の状態であるので、撮像部122は、アーム114に設置されている。
ステップS502からS505では、図15のステップS402からS405と同じ処理を実行する。
ステップS506で、撮像部122は、ノズル113の先端部113aが基準部材400の上面に接触している状態において、基準部材400とノズル113の先端部113aを含む領域を撮像する。制御部111は、撮像部122が撮像した出力画像上での、ノズル113の先端部113aの位置とターゲットの位置との差異P1を取得する。
図18は、撮像部122が撮像した出力画像401の例を示す図である。出力画像401には、基準部材400と、基準部材400に設定されたターゲット500と、ノズル113の先端部113aが含まれている。
図18に示す出力画像401での分注装置11は、分注ノズル113の位置の調整時の状態(撮像部122がアーム114に設置されている状態)である。従って、図18でのノズル113の先端部113aの位置は、自動分析装置10の稼働時の状態(撮像部122がアーム114に設置されていない状態)での位置と異なる。すなわち、図18でのノズル113の先端部113aの位置は、分注装置11の姿勢が変化しているため、ターゲット500の位置と一致しない。
そこで、制御部111は、出力画像401における、ノズル113の先端部113aの位置とターゲット500の位置との差異P1を求める。差異P1は、例えば、出力画像401でのピクセル数で表すことができる。この差異P1は、撮像部122の有無によって生じたノズル113の先端部113aの上下方向の位置の変化を表す値であり、分注装置11の構成の変化による分注装置11の姿勢の変化を表す。撮像部122がアーム114に設置されていない場合には、差異P1=0である。
このように、分注装置11の構成の変化(撮像部122の有無)による姿勢の変化は、図17に示す手順によっても、差異P1として測定することができる。
制御部111は、出力画像201上での、ノズル113の先端部113aの目標位置202又はノズル113の先端部113aの位置を補正するときには、出力画像401における、ノズル113の先端部113aの位置とターゲット500の位置との差異P1を求めるとともに、実施例1から3による自動分析装置10と同様にして、撮像部122を用いて出力画像201(図4のステップS106、図6)を取得する。そして、制御部111は、取得した出力画像201における位置補正量204(図4のステップS107、図6、7)に差異P1を加減算することで新たな位置補正量204を求め、位置補正方向203と新たな位置補正量204を用いて、出力画像201上での補正後の目標位置205を算出する(図4のステップS108、図6)。
図18に示す例では、出力画像401において、ノズル113の先端部113aの位置は、ターゲット500の位置の上部にある。この場合には、制御部111は、図4のステップS107で取得した位置補正量204から差異P1を引くことで新たな位置補正量204を求める。位置補正方向203は、図4のステップS107で取得した位置補正量204と新たな位置補正量204とで値の正負が変化した場合に、方向が反転する。
本実施例による自動分析装置10は、アーム114に対して着脱可能な撮像部122を用いても、分注装置11の構成の変化(撮像部122がアーム114に設置されているか否か)による姿勢の変化を考慮して、分注ノズル113の位置を調整できる。自動分析装置10が分析を行っているときにはアーム114に撮像部122が設置されないので、アーム114は、撮像部122から受ける負担を軽減することができる。
以上説明したように、実施例1から4による自動分析装置10では、分注装置11の構成の変化(撮像部122がアーム114に設置されているか否か)による姿勢の変化を考慮して分注ノズル113の位置を調整でき、分注対象物200に対する分注ノズル113の位置を短時間で精度良く調整することができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
10…自動分析装置、11…分注装置、100…試料容器、101…試料ラック、102…試薬ボトル、103…試薬ディスク、104…反応セル、105…反応ディスク、106…試料分注機構、107…試薬分注機構、108…攪拌ユニット、109…測定ユニット、110…洗浄ユニット、111…制御部、112…記憶部、113…分注ノズル、113a…ノズルの先端部、114…アーム、115…シャフト、116…圧力センサ、117…シリンジポンプ、118…配管、119…電磁弁、120…接触検知センサ、121…駆動部、121a…回転用駆動部、121b…昇降用駆動部、122…撮像部、123…回転用モータ、124…回転用伝達機構、125…回転用原点センサ、126…昇降用モータ、127…昇降用伝達機構、128…昇降用原点センサ、200…分注対象物、201…出力画像、202…目標位置、203…位置補正方向、204…位置補正量、205…補正後の目標位置、207…補正後の先端部位置、300…外部撮像部、301…出力画像、400…基準部材、401…出力画像、500…ターゲット。
Claims (7)
- 液体の吸引と吐出を行う分注ノズルを備える分注装置と、
前記分注ノズルが吸引と吐出を行う前記液体を収容する容器である分注対象物と、
前記分注ノズルと前記分注対象物を撮像する撮像部と、
前記分注装置と前記撮像部を制御する制御部と、
を備え、
前記分注ノズルの先端部と前記分注対象物の上端部との上下方向の距離を、前記分注ノズルと前記分注対象物の相対高さとし、
前記制御部は、前記相対高さを取得し、前記相対高さと補正ピクセル数との予め与えられた関係を用いて、前記撮像部が撮像した画像上での、前記分注ノズルの前記先端部の前記分注対象物における目標位置を補正する又は前記分注ノズルの前記先端部の位置を補正する、
ことを特徴とする自動分析装置。 - 前記分注ノズルを上下方向に移動させるモータを備え、
前記制御部は、前記モータにより前記分注ノズルを基準の位置から上下方向に移動させ、前記モータの回転量から前記分注ノズルの上下方向の移動距離を算出し、前記移動距離を用いて前記相対高さを取得する、
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記撮像部と異なる第2の撮像部を備え、
前記第2の撮像部は、前記分注ノズルと前記分注対象物を撮像し、
前記制御部は、前記第2の撮像部が撮像した画像から前記相対高さを算出する、
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記分注ノズルの前記先端部が接触可能な物体である基準部材を備え、
前記制御部は、前記基準部材の上面と前記分注対象物の上端部との上下方向の距離と、前記分注ノズルを前記先端部が前記基準部材の上面に接触したときの位置から上下方向に移動させたときの、前記分注ノズルの上下方向の移動距離とから、前記相対高さを算出する、
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記分注ノズルの前記先端部が接触可能な物体である基準部材を備え、
前記撮像部は、前記分注装置に対して着脱可能であり、
前記制御部は、前記撮像部が前記分注装置に設置されている場合と設置されていない場合との間での、前記分注ノズルの前記先端部の上下方向の位置の変化を表す値を算出し、前記変化を表す値を用いて、前記目標位置又は前記先端部の位置を補正する、
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記撮像部が前記分注装置に設置されていない場合と設置されている場合のそれぞれにおいて、前記分注ノズルを基準の位置から上下方向に移動させて前記分注ノズルの前記先端部を前記基準部材の上面に接触させたときの、前記分注ノズルの前記先端部の昇降距離を求め、
前記制御部は、前記撮像部が前記分注装置に設置されていない場合の前記昇降距離と、前記撮像部が前記分注装置に設置されている場合の前記昇降距離との差を、前記変化を表す値として算出する、
請求項5に記載の自動分析装置。 - 前記基準部材の上面には、前記撮像部が前記分注装置に設置されていない場合に、前記分注ノズルの前記先端部が前記基準部材の上面に接触したときの、前記先端部の位置である基準点が設定されており、
前記制御部は、前記撮像部が前記分注装置に設置されている場合において、前記分注ノズルを基準の位置から上下方向に移動させて前記分注ノズルの前記先端部を前記基準部材の上面に接触させ、前記先端部が前記基準部材の上面に接触している状態で前記撮像部が撮像した画像における、前記分注ノズルの前記先端部の位置と前記基準点の位置との差異を、前記変化を表す値として算出する、
請求項5に記載の自動分析装置。
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