JP2018044925A - 自動分析装置 - Google Patents

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【課題】 サンプル分注プローブによるダミー用試料吸引が、検査項目に係る試料の測定結果に影響を及ぼすことを抑えることが可能な自動分析装置を提供することにある。【解決手段】 実施形態によれば、自動分析装置は、分注プローブ及び分注制御部を有する。分注プローブは、試料容器内に収容されている試料を、前記試料に対して設定される検査項目毎に吸引し、当該検査項目毎に対応する反応容器に吐出する。分注制御部は、前記試料容器へ前記分注プローブを移動させ、前記試料容器からダミー用試料を吸引し、前記ダミー用試料を保持したままで、所定位置まで前記分注プローブを移動させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、試料に含まれる成分を測定する。測定する成分は、生化学検査や免疫検査等の各種検査項目に係わるものである。試料に含まれる成分は、所定の試薬と試料との反応状態に基づいて測定される。測定のために、試料と反応させる試薬は、測定する成分、検査項目等によって決まる。
一般的な自動分析装置では、複数の異なった試料に係る各測定を並行して行う。また、各試料に依頼された、複数の異なった検査項目に係る測定を並行して行う。このような自動分析装置で測定する試料は、一般的には、試料容器に収容されている。一本の試料容器に収容されている試料は、一人の被検者から採取された検体に由来するものである。一般的には、一本の試料容器に収容されている試料で、複数の異なった検査項目の測定を行う。
以上のような測定を行うために、一般的な自動分析装置は、サンプル分注プローブ、試薬分注プローブ、及び反応管等を備える。
サンプル分注プローブは、試料容器に収容されている試料を反応管に分注する。通常、一本の試料容器に収容されている試料は、当該試料で測定する検査項目の数と同じ本数の反応管に分注される。すなわち、一般的な自動分析装置では、或る試料で何らかの一つの検査項目に係る測定を行う際には、その測定に一本の反応管が供される。なお、或る一本の試料容器に収容されている試料で、何らかの一つの検査項目に係る測定を行う際に供される反応管を、便宜上、「検査項目の測定に係る反応管」と称する。
そして、一般的な自動分析装置が備えるサンプル分注プローブは、或る一本の試料容器から検査項目の測定に係る反応管に試料分注する動作を、当該試料で測定を行う検査項目の項目数と同じ回数続けて繰り返し行う。すなわち、一般的な自動分析装置が備えるサンプル分注プローブは、検査項目の測定に係る反応管に対する試料分注動作を試料容器単位で行う。
サンプル分注プローブによって、検査項目の測定に係る反応管それぞれに分注された試料は、当該反応管での測定を割り当てられた一つの検査項目の測定に供される。なお、一つの検査項目の測定に供される反応管に吐出される試料、又は一つの検査項目の測定に供される試料を、便宜上、「検査項目に係る試料」、又は「検査項目試料」と称する。
検査項目の測定に係る反応管に吐出される試料の量は、当該反応管での測定が割り当てられた検査項目によって決まる。したがって、サンプル分注プローブが、試料容器から吸引し、検査項目の測定に係る反応管に分注する試料の量も、各試料容器に収容されている試料で測定を行う検査項目によって決まる。
以上のように、一般的な自動分析装置が備えるサンプル分注プローブは、一本の試料容器から検査項目の測定に係る反応管への分注を、当該試料容器に収容されている試料で測定する各検査項目に行う。
また、一般的な自動分析装置が備える試薬分注プローブは、各試料に係る各検査項目の測定に用いる試薬を試薬容器から吸引し、吸引した試薬を対応する検査項目の測定に割り当てられた反応管へ吐出する。そして、一般的な自動分析装置では、各反応管に分注された試料と試薬との混合液の反応によって生ずる色調及び/又は濁りの変化を、測光部により光学的に測定する。
また、一般的な自動分析装置が備える各分注プローブの一端は、シリンジポンプ等に接続されている。シリンジポンプは、極微量の液体を、脈流無く、高い精度で流入出させることができる。このようなシリンジポンプと分注プローブの一端とは、一般的には、弾力性を有する軟質性部材から成り、内部が空洞の細長い管(チューブ)で連絡されている。チューブの内部は、液体の流路の役割を果たし、そこには精製水が充填されている。また、精製水は、シリンジポンプの筒内、及び分注プローブ内の流路にも充填されている。
このようにシリンジポンプの筒内、チューブ内、及び分注プローブ内の流路に充填されている精製水は、シリンジポンプの筒内の圧力をチューブ内、分注プローブ内の流路に伝達させる媒体の役割を果たしている。そのため、シリンジポンプがその筒内の精製水をチューブ内の流路に流入出させるだけで、分注プローブは、試料や試薬を高い精度で分注することができる。
しかしながら、サンプル分注プローブによって吸引された試料は、サンプル分注プローブ内の流路に充填されている精製水の流路内移動に追随して当該流路内を移動することになるので、精製水と接触する機会や頻度が多くなる。このようにサンプル分注プローブ内に吸引された試料と精製水との接触が多くなると、サンプル分注プローブに吸引された試料は、プローブ外に吐出される前に、精製水によって希釈されてしまう恐れが高まる。
サンプル分注プローブ内での精製水による試料の希釈は、例えば、精製水の流路内移動に追随して試料が流路内を移動する際に、流路を移動する試料が流路の壁面に取り残された精製水を取り込んでしまったり、お互いの液面同士が接触し、精製水に試料が溶け込んで拡散してしまったりする等して起こる。このような試料の希釈は、測定の精度を低下させる原因となる。
特に、近年では、一つの検査項目の測定に供される試料の微量化が進展し、サンプル分注プローブ内で試料を希釈させないことが求められている。
そこで、検査項目の測定に供されない試料、いわゆる「ダミー試料」を、検査項目の測定に供される試料と精製水との間に保持させることが提案されている。例えば、各試料容器に収容されている試料を、検査項目の測定に供される試料のダミー用試料として、サンプル分注プローブに吸引させるものである。
このような場合、サンプル分注プローブは、各試料容器から試料を最初に吸引する際に、当該試料容器に収容されている試料での測定を依頼された検査項目に係る試薬と反応させない試料(当該試料での検査項目に供される反応管に吐出させない試料、当該試料での検査項目の測定に供されない試料、当該試料での検査項目に係わらない試料、ダミー用試料)を吸引する。
そして、サンプル分注プローブは、ダミー用試料を保持したまま、当該試料容器に収容されている試料での測定を依頼された検査項目に係る試薬と反応させる試料(当該試料での検査項目に供される反応管に吐出させる試料、当該試料での検査項目の測定に供される試料、当該試料での検査項目に係る試料、検査項目測定用試料)を吸引する。
通常、ダミー用試料の次に吸引される検査項目測定用試料は、例え当該試料で複数の検査項目を測定する場合であっても、一つの検査項目の測定に供される分だけである。すなわち、ダミー用試料の次に当該試料容器からの初めての検査項目測定用試料として吸引される試料の検査項目は、通常、当該試料容器に収容されている試料が初めて吐出される反応管に割り当てられている一つの検査項目(以下、「先頭の検査項目」と称する)である。なお、各試料容器から初めて検査項目の測定に係る一本の反応管に吐出され、当該反応管に割り当てられている一つの検査項目の測定に供される試料を、便宜上、「先頭の検査項目の測定に供される試料」又は「先頭の検査項目に係る試料」と称する。
先頭の検査項目に係る試料の吸引に先立って、サンプル分注プローブに吸引されたダミー用試料は、先頭の検査項目に係る試料が検査項目の測定に係る一本の反応管に吐出される時にも、サンプル分注プローブから吐出されないで、そのままサンプル分注プローブ内に留まる。そのため、先頭の検査項目に係る試料を検査項目の測定に係る一本の反応管に吐出させた後に、先頭の検査項目の次の検査項目に係る試料を吸引するサンプル分注プローブは、当該検査項目に係る試料の吸引に際して、ダミー用試料を別途改めて吸引する必要が無い。なお、先頭の検査項目の次の検査項目は、試料容器から最初に試料が分注された反応管の次に、試料が分注された反応管で測定が行われる検査項目である。
したがって、ダミー用試料を吸引した試料容器から、先頭の検査項目より後の検査項目に係る試料を吸引するサンプル分注プローブは、各検査項目に係る試料の吸引に際して、ダミー用試料を別途改めて吸引する必要が無い。
ダミー用試料を吸引したサンプル分注プローブは、ダミー用試料を吸引した試料容器に収容されている試料で測定される全ての検査項目に係る試料を検査項目の測定に係る所定の反応管全てに分注し終えるまで、ダミー用試料を保持し続ける。そして、ダミー用試料を吸引した試料容器に収容されている試料で測定される全ての検査項目に係る試料を検査項目の測定に係る所定の反応管全てに分注し終えると、ダミー用試料を吐出する。なお、ダミー用試料の吐出先は、反応管ではなく、通常、サンプル分注プローブの洗浄を行う洗浄槽である。
しかしながら、このようなダミー用試料を吸引したサンプル分注プローブが検査項目測定用試料を吸引すると、例え同じ検査項目を測定したとしても、その検査項目に係る試料の吸引が、ダミー用試料の吸引に続けて行われたときと、他の検査項目に係る試料の分注後に行われたときとでは、その測定結果が異なることがある。
特開2009−57767号公報 特開2012−083369号公報
目的は、サンプル分注プローブによるダミー用試料吸引が、検査項目に係る試料の測定結果に影響を及ぼすことを抑えることが可能な自動分析装置を提供することにある。
実施形態によれば、自動分析装置は、分注プローブ及び分注制御部を有する。分注プローブは、試料容器内に収容されている試料を、前記試料に対して設定される検査項目毎に吸引し、当該検査項目毎に対応する反応容器に吐出する。分注制御部は、前記試料容器へ前記分注プローブを移動させ、前記試料容器からダミー用試料を吸引し、前記ダミー用試料を保持したままで、所定位置まで前記分注プローブを移動させる。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示される分析機構の構成を示す図である。 図3は、図1に示される分析機構の構成を示す図である。 図4は、図2に示されるサンプル分注ユニットの構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態又は変形例に係る自動分析装置の測定対象となる試料について、1サイクルタイム内に実行される試料分注についての一連の動作を表すフローチャートの例である。 図6は、実施形態又は変形例に係る自動分析装置において、先頭の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。 図7は、実施形態に係る自動分析装置において、2番目の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。 図8は、実施形態に係る自動分析装置において、最後の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。 図9は、変形例に係る自動分析装置において、2番目の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。 図10は、変形例に係る自動分析装置において、最後の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。 図11は、他の実施形態に係る自動分析装置において、最初の1サイクルタイム内にダミー用試料の吸引に係る動作のみを実行する場合の、各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置1の機能構成を示すブロック図である。図1に示される自動分析装置1は、分析機構2、解析回路3、駆動機構4、入力インタフェース回路5、出力インタフェース回路6、記憶回路7、及び制御回路8を具備する。
分析機構2は、標準試料又は被検試料等の試料と、この試料に設定された各検査項目で用いられる試薬とを混合する。分析機構2は、試料と試薬との混合液を測定し、例えば吸光度で表される標準データ、及び被検データを生成する。
解析回路3は、分析機構2により生成された標準データ及び被検データに基づいて検量データ及び分析データ等を解析するプロセッサである。解析回路3は、記憶回路7から動作プログラムを読み出し、動作プログラムに従って検量データ及び分析データ等を生成する。例えば、解析回路3は、標準データと、標準試料に予め設定された標準値との関係を示す検量データを生成する。また、解析回路3は、被検データと、この被検データに対応する検査項目の検量データとに基づいて、濃度値及び酵素の活性値として表される分析データを生成する。解析回路3は生成した検量データ及び分析データ等を記憶回路7及び制御回路8へ出力する。
駆動機構4は、ギア、ステッピングモータ、ベルトコンベア、及びリードスクリュー等により実現される。駆動機構4は、制御回路8の制御に従い、分析機構2を駆動させる。
入力インタフェース回路5は、例えば、マウス、キーボード、及び、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチパッド等により実現される。入力インタフェース回路5は、例えば、操作者から検査を行う検査対象の試料を識別する試料ID、この試料IDに対する検査項目、及び各検査項目の分析パラメータ等を受け付ける。入力インタフェース回路5は、制御回路8に接続され、操作者から入力される操作指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御回路8へ出力する。なお、本明細書において入力インタフェース回路5はマウス及びキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、自動分析装置1とは別体に設けられた外部の入力機器から入力される操作指示に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路8へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース回路5の例に含まれる。
出力インタフェース回路6は、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、及びプラズマディスプレイ等の表示回路を含む。出力インタフェース回路6が備える表示回路は、例えば制御回路8から供給される検量データ及び分析データを表示する。
記憶回路7は、磁気的若しくは光学的記録媒体又は半導体メモリ等の、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体等を含む。記憶回路7は、解析回路3で実行される動作プログラム、及び制御回路8で実行される動作プログラムを記憶する。記憶回路7は、解析回路3により生成される検量データを検査項目毎に記憶する。記憶回路7は、解析回路3により生成される分析データを被検試料毎に記憶する。記憶回路7は、オーダ情報を予め記憶する。オーダ情報には、試料ID、測定対象となる試料について必要とされる検査項目、及びその測定順序が含まれている。記憶回路7は、自動分析装置1の各ユニットの一連の動作を1サイクルタイム内で実行させるための各種設定値を記憶する。
制御回路8は、自動分析装置1の中枢として機能するプロセッサである。制御回路8は、記憶回路7に記憶されている動作プログラムを実行することで、この動作プログラムに対応する機能を実現する。
図2及び図3は、図1に示される分析機構2の構成の一例を示す模式図である。図2及び図3に示される分析機構2は、反応ディスク201及び試薬庫202を備える。
反応ディスク201は、環状に配列された複数の反応管2011を保持する。反応ディスク201は、駆動機構4によって回動と停止とが交互に繰り返される。反応管2011は、例えば、ガラスにより形成される。
試薬庫202は、試薬を収容する試薬容器を複数保持する試薬庫の一例であり、反応ディスク201と隣接して配置される。試薬庫202は、試薬容器ラックにより、円周状に複数の試薬容器を保持する。図2及び図3に示される試薬庫202内の外円2021は、試薬庫202内で円周状に配列される試薬容器のうち、外側の円周に配列される試薬容器の開口部の位置を表す。試薬庫202内の内円2022は、試薬庫202内で円周状に配列される試薬容器のうち、内側の円周に配列される試薬容器の開口部の位置を表す。試薬庫202に保持されている試薬容器は、反応管2011に分注される試薬を収容している。開口部が外円2021に沿って配置される試薬容器は、第1試薬を収容している。開口部が内円2022に沿って配置される試薬容器は、第2試薬を収容している。第1及び第2試薬は、検査項目毎に使われるものが決められている。試薬容器ラックは、駆動機構4によって試薬庫202の中心を回転中心として回動される。
また、図2及び図3に示される分析機構2は、ラック投入レーン220、及びラック移動ユニット230を備える。ラック投入レーン220は、複数の試料容器100を保持するサンプルラック102が投入される。サンプルラック102は、ラック移動ユニット230に設けられる搬送アーム231によりピックアップ可能な形状を有する。試料容器100には、標準試料及び被検試料等の試料が収容される。試料容器100には、試料容器100に収容される試料の識別情報等が記載される光学式マークが設けられる。ここで、試料の識別情報には、例えば、試料ID等が含まれる。光学式マークは、試料容器100に収容される試料の識別情報等を符号化したマーク、例えば、バーコード、1次元コード、及び2次元コード等である。
ラック移動ユニット230は、搬送アーム231、搬送レール232、サンプリングレーン233、及びリーダ234を備える。
搬送アーム231は、駆動機構4によって駆動され、サンプルラック102を搬送する。例えば、搬送アーム231は、ラック投入レーン220における所定の投入位置に載置されているサンプルラック102を、搬送レール232に沿ってラック投入レーン220からサンプリングレーン233へ搬送する。
サンプリングレーン233は、駆動機構4により、搬入されたサンプルラック102を移動させる。例えば、サンプリングレーン233は、サンプルラック102に保持される試料容器100各々の開口を、試料を吸引するための所定の位置へ移動させる。サンプリングレーン233におけるサンプルラック102の移動は、例えば、ベルトコンベア、及びリードスクリュー等により実現される。
リーダ234は、例えばサンプリングレーン233を移動する試料容器100に付される光学式マークを読み取り可能な位置に設けられる。リーダ234は、試料容器100に付される光学式マークを読み取る。リーダ234は、読み取った光学式マークに基づく試料の識別情報を制御回路8へ出力する。なお、リーダ234は、RFID(Radio Frequency IDentification)等を利用した他のセンサで代替してもよい。
また、図2及び図3に示される分析機構2は、サンプル分注アーム203、サンプル分注プローブ204、サンプル分注ユニット205、液面検知器2051、第1試薬分注アーム206、第1試薬分注プローブ207、第2試薬分注アーム208、第2試薬分注プローブ209、及び撹拌ユニット210を備える。
サンプル分注アーム203は、一端に上下動可能にサンプル分注プローブ204を支持する。サンプル分注アーム203は、駆動機構4により回動される。サンプル分注アーム203が回動されることにより、サンプル分注プローブ204は、円弧状の回動軌道に沿って回動される。この回動軌道上には、サンプルプローブ洗浄位置P1、サンプル吸引位置P2、及びサンプル吐出位置P3が予め設定されている。サンプルプローブ洗浄位置P1は、サンプル分注プローブ204を洗浄するための所定の洗浄液が貯留された洗浄プールが設けられている位置であり、例えばサンプル分注アーム203によるサンプル分注プローブ204の回動時のホームポジションとして設定される。なお、ホームポジションは、サンプルプローブ洗浄位置P1とは異なる任意の位置であってよい。サンプル吸引位置P2は、試料を吸引する位置であり、サンプリングレーン233上に位置するように設定される。サンプル吐出位置P3は、サンプル吸引位置P2において吸引した試料を吐出するための位置であり、反応ディスク201に保持される反応管2011の回動軌道上に位置するように設定される。
サンプル分注ユニット205は、制御回路8の制御に従い、サンプル分注プローブ204により、サンプル吸引位置P2で、試料容器100に収容される試料を吸引する。また、サンプル分注ユニット205は、制御回路8の制御に従い、サンプル分注プローブ204により吸引した試料を、サンプル吐出位置P3に位置する反応管2011へ吐出する。また、サンプル分注ユニット205は、サンプルプローブ洗浄位置P1にてサンプル分注プローブ204へ洗浄液を供給し、サンプル分注プローブ204の内壁を洗浄する。
図4は、サンプル分注ユニット205の構成例を示す模式図である。図4に示されるサンプル分注ユニット205は、一端がサンプル分注プローブ204に接続される弾性体であるチューブ2053、チューブ2053の他端部に接続されるシリンジ2054、及びシリンジ2054の下端部に設けられる開口に勘合するプランジャ2055を備える。また、サンプル分注ユニット205は、第1Aサンプル分注プローブ204、チューブ2053、及びシリンジ2054の各内部に充填される圧力伝達媒体を貯留するタンク2056を備える。
また、サンプル分注ユニット205は、タンク2056に貯留された圧力伝達媒体を吸引し、吸引した圧力伝達媒体を洗浄液としてシリンジ2054、及びチューブ2053を経由してサンプル分注プローブ204内に供給する洗浄ポンプ2057を備える。また、サンプル分注ユニット205は、シリンジ2054と洗浄ポンプ2057との間を連通する流路を開閉する開閉弁2058を備える。開閉弁2058は、例えば電磁弁である。
試料を分注する際、シリンジ2054と洗浄ポンプ2057との間の流路は、制御回路8により制御される開閉弁2058により閉鎖される。駆動機構4がプランジャ2055を矢印L1方向へ吸引駆動することにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吸引位置P2で試料容器100内の試料を吸引する。また、駆動機構4がプランジャ2055を矢印L2方向へ吐出駆動することにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3に位置する反応管2011内へ試料を吐出する。
同一試料の分注が終了したとき、又は試料の分注が異常であると判定されたとき、シリンジ2054と洗浄ポンプ2057との間の流路は、制御回路8により制御される開閉弁2058により開放される。洗浄ポンプ2057は、駆動機構4により駆動され、サンプル分注プローブ204内へ洗浄液を供給する。
液面検知器2051は、一端が電気的にサンプル分注プローブ204に接続される。液面検知器2051は、発振回路、ブリッジ回路、差動アンプ、同期検波回路、積分回路、及び増幅回路等を備える。液面検知器2051は、例えばサンプル分注プローブ204が試料容器100内の試料に接触したときの例えば静電容量の変化により、試料へのサンプル分注プローブ204の接触を検出する。液面検知器2051は、サンプル分注プローブ204の接触に関する検出信号を制御回路8へ出力する。
第1試薬分注アーム206は、一端に上下動可能に第1試薬分注プローブ207を支持する。第1試薬分注アーム206は、駆動機構4によって回動される。第1試薬分注アーム206が回動されることにより、第1試薬分注プローブ207は、円弧状の回動軌道に沿って回動される。この回動軌道上には、試薬庫202の外円2021における試薬容器から第1試薬を吸引する試薬吸引位置と、吸引した試薬を吐出する第1試薬吐出位置T1とが設定されている。第1試薬分注プローブ207は、制御回路8の制御に従い、試薬庫202の外円2021における試薬吸引位置に位置する試薬容器から試薬を吸引する。また、第1試薬分注プローブ207は、制御回路8の制御に従い、吸引した試薬を、反応ディスク201における第1試薬吐出位置T1に位置する反応管2011へ吐出する。
第2試薬分注アーム208は、一端に上下動可能に第2試薬分注プローブ209を支持する。第2試薬分注アーム208は、駆動機構4によって回動される。第2試薬分注アーム208が回動されることにより、第2試薬分注プローブ209は、円弧状の回動軌道に沿って回動される。この回動軌道上には、試薬庫202の内円2022における試薬容器から試薬を吸引する試薬吸引位置と、吸引した試薬を吐出する第2試薬吐出位置T2とが設定されている。第2試薬分注プローブ209は、制御回路8の制御に従い、試薬庫202の内円2022における試薬吸引位置に位置する試薬容器から試薬を吸引する。また、第2試薬分注プローブ209は、制御回路8の制御に従い、吸引した試薬を、反応ディスク201における第2試薬吐出位置T2に位置する反応管2011へ吐出する。
撹拌ユニット210は、撹拌アーム、及び撹拌子を有する。撹拌アームは、先端近傍に、回動可能、かつ、上下動可能に撹拌子を支持する。撹拌ユニット210は、制御回路8の制御に従い、反応ディスク201における撹拌位置に位置する反応管2011へ撹拌子を移動させ、撹拌子により反応管2011内で試料及び第1試薬の混合液、又は、試料、第1試薬、及び第2試薬の混合液を撹拌する。
また、図2及び図3に示される分析機構2は、測光ユニット211、洗浄ユニット212、及び電解質測定ユニット213を備える。
測光ユニット211は、光源、及び光検出器を有する。測光ユニット211は、制御回路8の制御に従い、光源から反応管2011へ光を照射する。光検出器は、反応管2011内の標準試料と試薬との混合液、又は被検試料と試薬との混合液を通過した光を検出する。光検出器は、検出した光の強度に基づいて例えば吸光度で表される標準データ又は被検データを生成する。測光ユニット211は、生成した標準データ及び被検データを、解析回路3へ出力する。
洗浄ユニット212は、廃液ノズル、洗浄ノズル、及び乾燥ノズルを備える。洗浄ユニット212は、廃液ノズルにより、反応管洗浄位置に位置する反応管2011内の混合液を廃液として吸引する。洗浄ユニット212は、洗浄ノズルにより、反応管洗浄位置に位置する反応管2011へ純水を吐出し、反応管2011を洗浄する。洗浄ユニット218は、乾燥ノズルにより、反応管2011へ乾燥空気を供給することで、純水により洗浄された反応管2011を乾燥させる。
電解質測定ユニット213は、反応管2011内の混合液中に存在する特定電解質の測定を行う。電解質測定ユニット213は、例えば特定電解質から発生するイオン濃度を測定する。
本実施形態に係る制御回路8は、記憶回路7から読み出した動作プログラムを実行することで、図1に示される各種機能を実現する。すなわち、制御回路8は、システム制御機能81、及び分注制御機能82を備える。なお、本実施形態では、単一のプロセッサによってシステム制御機能81、及び分注制御機能82が実現される場合を説明するが、これに限定されない。例えば、複数の独立したプロセッサを組み合わせて制御回路を構成し、各プロセッサが動作プログラムを実行することによりシステム制御機能81、及び分注制御機能82を実現しても構わない。
システム制御機能81は、入力インタフェース回路5から入力される入力情報に基づき、自動分析装置1における各部を統括して制御する機能である。
分注制御機能82は、所定のサイクルタイム内に、測定対象となる試料の試料分注に係る一連の動作を制御する機能である。サイクルタイムは、例えば自動分析装置1の各ユニットにおける試料分注、試薬分注、撹拌、測光、及び洗浄等に係る一連の動作に要する時間のうち、最も長い時間に基づいて設定される。分注制御機能82が実行されると、制御回路8は、記憶回路7に記憶された各種設定値を読み込む。制御回路8は、読み込んだ各種設定値に基づき、駆動機構4を制御し、1サイクルタイム内で、サンプル吸引位置P2に位置する試料容器100から試料を吸引し、吸引した試料をサンプル吐出位置P3に位置する反応管2011へ吐出する。
次に、以上のように構成された自動分析装置1の測定対象となる試料を分注する際の動作について説明する。図5は、本実施形態に係る自動分析装置1の測定対象となる試料について、1サイクルタイム内に実行される試料分注についての一連の動作を表すフローチャートの例である。図5に示されるように、自動分析装置1は、試料容器100に収容されている試料に対して依頼されている検査項目の数が2以上の場合、先頭の検査項目及び2番目以降の検査項目に係る試料の試料分注について、ステップS7からステップS15までの共通の動作を行う。先頭の検査項目に係る試料は、例えば各試料容器100から初めて検査項目の測定に係る一本の反応管2011に吐出され、当該試料容器100に収容されている試料での測定を依頼された検査項目に係る試薬と反応させる試料(当該反応管2011に割り当てられている一つの検査項目の測定に供される試料)である。2番目以降の検査項目に係る試料は、例えば複数の検査項目が依頼されている試料において、他の検査項目に係る試料の分注後、当該他の検査項目に係る試料が収容されていた試料容器100から吸引され、当該他の検査項目の次の検査項目の測定に係る一本の反応管2011に吐出され、当該他の検査項目の次の検査項目に係る試薬と反応させる試料(当該他の検査項目の次の検査項目の測定に供される試料)である。以下、図5についての説明では、説明を簡単にするため、試料容器100に収容されている試料に対して依頼されている検査項目の数が3つである場合を例に説明する。なお、試料に対して依頼されている検査項目の数が2つである場合、及び4つ以上である場合であってもよい。また、測定が開始される前には、例えば入力インタフェース回路5を介してオーダ情報が入力され、記憶回路7に記憶されている。
所定の試料容器100がサンプル吸引位置P2に到達すると、図5に示される試料分注についての一連の動作が開始される。
制御回路8は、リーダ234により読取られた試料IDに対応するオーダ情報を取得する(ステップS1)。制御回路8は、取得したオーダ情報に含まれる先頭の検査項目について、図6に示されるタイミングチャートに従い、試料を分注する。
図6は、本実施形態に係る自動分析装置1において、先頭の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。図6に示されるタイミングチャートでは、横軸を時点tとし、サイクルタイムの開始時点は0、終了時点はTで表される。また、図6に示されるタイミングチャートは、ダミー吸引フェーズ及び試料分注フェーズを有する。ダミー吸引フェーズは、ダミー用試料の吸引のみが実行されるフェーズであり、t=0からτまでの間に設定されている。ダミー用試料は、例えば各試料容器100から試料を最初に吸引する際に、当該試料容器100に収容されている試料での測定を依頼された検査項目に係る試薬と反応させない試料(当該試料での検査項目の測定に供されない試料、当該試料での検査項目に係わらない試料)である。ダミー用試料は、最初に吸引された後、当該試料での検査項目に供される反応管2011には吐出されない。ダミー用試料は、測定に使用される検査項目に係る試料を、サンプル分注プローブ204内に充填される圧力伝達媒体から隔離し、当該検査項目に係る試料における圧力伝達媒体の混入又は圧力伝達媒体への拡散による当該試料の希釈を低減する。時点τは、例えばダミー用試料の吸引に係る動作に要する時間に基づいて決定されている。また、時点τは、例えば検査項目に係る試料の分注に係る動作に要する時間に基づいて決定されてもよい。試料分注フェーズは、検査項目に係る試料の吸引及び吐出が実行されるフェーズであり、t=τからTまでの間に設定される。図6に示されるタイミングチャートは、反応ディスク、サンプル分注アームの回動、サンプル分注アームの上下動、及びサンプル分注プローブに関する各動作の開始時点及び終了時点を表す。具体的には、図6において、矩形の立ち上がりは、動作の開始を表し、立ち下がりは、動作の終了を表す。
制御回路8は、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS2)。
制御回路8は、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。このとき、制御回路8は、移動の速度が所定の速度V1となるように、駆動機構4へ駆動パルスを供給する。また、制御回路8は、試料吸引位置P2に位置する試料容器100に収容される試料の液面検知を行う。液面検知は、以下のように行われる。すなわち、制御回路8は、液面検知器2051からサンプル分注プローブ204の接触に関する検出信号が出力されると、サンプル分注プローブ204の下降の間に供給した駆動パルス数に基づいて、試料の液面の位置情報を取得する。試料の液面の位置情報は、例えば上死点に位置するサンプル分注プローブ204の先端から試料の液面までの距離を表す情報である。取得された位置情報は、例えば記憶回路7に記憶される。なお、記憶回路7に記憶された位置情報は、例えば次の検査項目の分注時に取得される位置情報で上書きされる。
制御回路8は、液面検知の後、サンプル分注プローブ204を予め設定された移動量だけ下降させ、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、図6に示される時点tから下方向への移動が開始され、上下動のホームポジションである上死点からから試料を吸引可能な停止位置まで下降される(ステップS3)。
制御回路8は、サンプル分注プローブ204が試料を吸引可能な停止位置に到達した後、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L1方向への吸引駆動を開始する。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吸引位置P2で試料容器100に収容されたダミー用試料に対応する所定量の試料を吸引する(ステップS4)。
制御回路8は、ダミー用試料を吸引した後、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS5)。
制御回路8は、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料吸引位置P2からサンプルプローブ洗浄位置P1に移動される(ステップS6)。
制御回路8は、ステップS6の後、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS7)。
制御回路8は、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。記憶回路7に記憶された位置情報を読み出す。制御回路8は、サンプル分注アーム203を、読み出した位置情報に基づき、上死点から試料の液面の上方近傍、例えば試料の液面の上方へ数パルス分の距離だけ離れた位置まで移動させる。このとき、制御回路8は、移動の速度が速度V1よりも速い所定の速度V2となるように、駆動機構4へ駆動パルスを供給する。また、制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料吸引位置P2に位置する試料容器100に収容される試料の液面の上方近傍に達すると、移動の速度がV1になるように、駆動パルスの供給間隔を変更する。制御回路8は、液面検出器2052からサンプル分注プローブ204の接触に関する検出信号が出力されると、サンプル分注プローブ204の下降の間に供給した駆動パルス数に基づいて、試料の液面の位置情報を取得する。取得された位置情報は、例えば記憶回路7に記憶される。制御回路8は、移動の速度がV1に変更された後、サンプル分注プローブ204を予め設定された移動量だけ下降させ、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、図6に示される時点tから下方向への移動が開始され、上死点からから試料を吸引可能な停止位置まで下降される(ステップS8)。
制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料を吸引可能な停止位置に到達した後、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L1方向への吸引駆動を開始する。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吸引位置P2で試料容器100に収容された検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吸引する(ステップS9)。
制御回路8は、検査項目に係る試料を吸引した後、図6に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS10)。
制御回路8は、図6に示される時点t10になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料吸引位置P2からサンプル吐出位置P3に移動される(ステップS11)。
制御回路8は、図6に示される時点t11になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、上死点から試料の吐出が可能な停止位置まで下降される(ステップS12)。
制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料の吐出が可能な位置に到達した後、図6に示される時点t12になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L2方向への吐出駆動を開始する。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3で反応管2011に対し、検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吐出する(ステップS13)。このとき、図6に示されるように、反応ディスク201は、サンプル吐出位置P3にて吐出される試料を、反応管2011により収容するために停止している。なお、反応ディスク201は、吐出された試料が反応管2011に収容された後、所定のタイミングで、次の検査項目に係る試料を収容するための反応管2011がサンプル吐出位置P3に到達するまで駆動機構4により回動される。
制御回路8は、ステップS13において、検査項目に係る試料を吐出した後、図6に示される時点t13になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS14)。
制御回路8は、図6に示される時点t14になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3からサンプルプローブ洗浄位置P1に移動される(ステップS15)。
制御回路8は、ステップS1において取得したオーダ情報に含まれる測定対象となる試料に係る検査項目の測定順序を参照し、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であるか否か判定する(ステップS16)。
制御回路8は、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、次の検査項目である2番目の検査項目について、図7に示されるタイミングチャートに従い、ステップS7から検査項目に係る試料の試料分注についての動作を開始する。
図7は、本実施形態に係る自動分析装置1において、2番目の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。図7に示されるタイミングチャートでは、横軸を時点tとし、サイクルタイムの開始時点は0、終了時点はTで表される。また、図7に示されるタイミングチャートは、試料分注フェーズを有する。試料分注フェーズは、検査項目に係る試料の吸引及び吐出が実行されるフェーズであり、t=τからTまでの間に設定される。図7に示されるタイミングチャートは、反応ディスク、サンプル分注アームの回動、サンプル分注アームの上下動、及びサンプル分注プローブに関する各動作の開始時点及び終了時点を表す。
また、図5において、先頭の検査項目についてのステップS2乃至ステップS15に係る動作が終了すると、2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る動作が、1サイクルタイム内で実行される。2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点は、先頭の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点とは異なる。
制御回路8は、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、図7に示される時点t6’になると、駆動機構4を制御し、駆動パルスの供給を開始することで、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS7)。
制御回路8は、図6に示される時点t’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。記憶回路7に記憶された位置情報を読み出す。制御回路8は、サンプル分注アーム203を、読み出した位置情報に基づき、上死点から試料の液面の上方近傍、例えば試料の液面の上方へ数パルス分の距離だけ離れた位置まで移動させる。このとき、制御回路8は、移動の速度が速度V1よりも速い所定の速度V2となるように、駆動機構4へ駆動パルスを供給する。また、制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料吸引位置P2に位置する試料容器100に収容される試料の液面の上方近傍に達すると、移動の速度がV1になるように、駆動パルスの供給間隔を変更する。制御回路8は、液面検出器2052からサンプル分注プローブ204の接触に関する検出信号が出力されると、サンプル分注プローブ204の下降の間に供給した駆動パルス数に基づいて、試料の液面の位置情報を取得する。取得された位置情報は、例えば記憶回路7に記憶される。制御回路8は、移動の速度がV1に変更された後、サンプル分注プローブ204を予め設定された移動量だけ下降させ、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、図6に示される時点t’から下方向への移動が開始され、上死点からから試料を吸引可能な停止位置まで下降される(ステップS8)。
制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料を吸引可能な停止位置に到達した後、図7に示される時点t’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L1方向への吸引駆動を開始する。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吸引位置P2で試料容器100に収容された検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吸引する(ステップS9)。
制御回路8は、検査項目に係る試料を吸引した後、図7に示される時点t’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS10)。
制御回路8は、図7に示される時点t10’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料吸引位置P2からサンプル吐出位置P3に移動される(ステップS11)。
制御回路8は、図7に示される時点t11’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、上死点から試料の吐出が可能な停止位置まで下降される(ステップS12)。
制御回路8は、サンプル分注プローブ204の先端が試料の吐出が可能な位置に到達した後、図7に示される時点t12’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L2方向への吐出駆動を開始する。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3で反応管2011に対し、検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吐出する(ステップS13)。このとき、図7に示されるように、反応ディスク201は、サンプル吐出位置P3にて吐出される試料を、反応管2011により収容するために停止している。
制御回路8は、ステップS13において、検査項目に係る試料を吐出した後、図7に示される時点t13’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS14)。
制御回路8は、図7に示される時点t14’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3からサンプルプローブ洗浄位置P1に移動される(ステップS15)。
制御回路8は、ステップS1において取得したオーダ情報に含まれる測定対象となる試料に係る検査項目の測定順序を参照し、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であるか否か判定する(ステップS16)。
制御回路8は、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、次の検査項目である最後(3番目)の検査項目について、図8に示されるタイミングチャートに従い、ステップS7から検査項目に係る試料の試料分注についての動作を開始する。
図8は、本実施形態に係る自動分析装置1において、最後の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。図8に示されるタイミングチャートでは、横軸を時点tとし、サイクルタイムの開始時点は0、終了時点はTで表される。また、図8に示されるタイミングチャートは、試料分注フェーズを有する。試料分注フェーズは、検査項目に係る試料の吸引及び吐出が実行されるフェーズであり、t=τからTまでの間に設定される。図8に示されるタイミングチャートは、反応ディスク、サンプル分注アームの回動、サンプル分注アームの上下動、及びサンプル分注プローブに関する各動作の開始時点及び終了時点を表す。
図8に示されるように、最後の検査項目では、2番目の検査項目において実行されるステップS7乃至ステップS15に係る動作に図5に示されるステップS17のプローブ洗浄に係る動作を加えた動作が、1サイクルタイム内で実行される。最後の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点は、2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点と同一である。
制御回路8は、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、図8に示される時点t6’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS7)。
ステップS8乃至ステップS15に係る動作の内容、開始時点及び終了時点については、本実施形態における2番目の検査項目についてのステップS8乃至ステップS15に係る動作の内容、開始時点及び終了時点と同様である。
制御回路8は、ステップS1において取得したオーダ情報に含まれる測定対象となる試料に係る検査項目の測定順序を参照し、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であるか否か判定する(ステップS16)。
制御回路8は、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であると判定し(ステップS16のYes)、図8に示される時点t15’になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプルプローブ洗浄位置P1において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。制御回路8は、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、上死点からサンプル分注プローブ204の外壁が洗浄可能な停止位置まで下降される。そして、サンプル分注プローブ204の外壁は、サンプルプローブ洗浄位置P1に設けられる洗浄プール内に貯留された洗浄液により洗浄される。また、制御回路8は、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、シリンジ2054と洗浄ポンプ2057との間の流路を開閉弁2058により開放する。制御回路8は、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注プローブ204内へ、タンク2056に貯留された圧力伝達媒体を洗浄液として供給する。これにより、サンプル分注プローブ204の内壁は洗浄される(ステップS17)。
以上のように、本実施形態では、自動分析装置1に設けられる制御回路8は、サンプル分注プローブ204を試料容器100まで移動させる。制御回路8は、サンプル分注プローブ204により所定量のダミー用試料を吸引する。制御回路8は、ダミー用試料を吸引した後、ダミー用試料に対応する量の試料をサンプル分注プローブ204に保持したままで、サンプル分注プローブ204をサンプルプローブ洗浄位o置P1へ移動させる。これにより、自動分析装置1は、先頭の検査項目に係る試料を、ダミー用試料の吸引とは独立して吸引することになる。そのため、自動分析装置1は、測定が依頼された試料の各検査項目について、最初の吸引と2番目以降の吸引とでサンプル分注プローブの動作条件が同じになる。
したがって、サンプル分注プローブによるダミー用試料吸引が、検査項目に係る試料の測定結果に影響を及ぼすことを抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、制御回路8は、先頭の検査項目及び2番目以降の検査項目についての検査項目に係る試料の試料分注において、サンプルプローブ洗浄位置P1を試料分注の動作開始位置として検査項目に係る試料の試料分注を開始する。サンプル分注アーム203が回動することにより、図4に示されるチューブ2053には、その軸方向に力のモーメントを有する偶力が働く。この偶力により、チューブ2053にはねじれが発生する。チューブ2053にねじれが発生すると、シリンジ2054から供給される吸引圧力が変化し、測定結果の精度に影響を与える。本実施形態では、ダミー用試料を吸引した後の先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の回動においても、サンプルプローブ洗浄位置P1から先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の回動を開始するため、チューブのねじれの度合いを、先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の回動と2番目以降の検査項目に係るサンプル分注アーム203の回動との間で揃えることができる。
また、サンプル吸引位置P2における上死点と試料を吸引可能な停止位置との間におけるサンプル分注アーム203の上下動により、図4に示されるチューブ2053には、その軸方向に垂直な方向への変形、すなわち、たわみが発生する。チューブ2053にたわみが発生すると、シリンジ2054から供給される吸引圧力が変化し、測定結果の精度に影響を与える。本実施形態では、ダミー用試料を吸引した後の、先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の上下動においても、サンプル吸引位置P2における上死点から先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の下降を開始するため、先頭の検査項目に係るサンプル分注アーム203の上下動によるチューブ2053のたわみの度合いと、2番目以降の検査項目に係るサンプル分注アーム203の上下動によるチューブ2053のたわみの度合いとを揃えることができる。これにより、測定が依頼された試料の各検査項目について、最初の吸引と2番目以降の吸引とでサンプル分注プローブの動作条件を合わせることができる。
また、本実施形態では、制御回路8は、ダミー用試料の吸引時に、サンプル分注プローブ204を、上死点から試料の液面まで所定の速度V1で下降させる。制御回路8は、先頭の検査項目及び2番目以降の検査項目に係る試料の吸引時に、サンプル分注プローブ204を、速度V1よりも速い所定の速度V2で下降させる。これにより、測定が依頼された試料の各検査項目について、サンプル分注プローブ204のサンプル吸引位置P2に位置する試料容器100内に収容された試料への突入条件を、最初の吸引と2番目以降の吸引とで揃えることが可能となる。
[変形例]
上記実施形態では、2番目以降の検査項目に係る試料の分注の開始時点は、先頭の検査項目に係る試料の分注の開始時点とは異なるものであった。変形例では、2番目以降の検査項目に係る試料の試料分注の開始時点が、先頭の検査項目に係る試料の試料分注の開始時点と同一である場合について説明する。
変形例に係る自動分析装置1Aは、分析機構2、解析回路3、駆動機構4、入力インタフェース回路5、出力インタフェース回路6、記憶回路7、及び制御回路8Aを具備する。
分析機構2、解析回路3、駆動機構4、入力インタフェース回路5、出力インタフェース回路6、及び記憶回路7の構成及び機能については上記実施形態と同様である。
変形例に係る制御回路8Aは、記憶回路7から読み出した動作プログラムを実行することで、システム制御機能81、及び分注制御機能82Aを備える。システム制御機能81については上記実施形態と同様である。
分注制御機能82Aは、前記分注制御機能82と同じ機能である。分注制御機能82Aが実行されると、制御回路8Aは、記憶回路7に記憶された各種設定値を読み込む。制御回路8Aは、読み込んだ各種設定値に基づき、駆動機構4を制御し、1サイクルタイム内で、サンプル吸引位置P2に位置する試料容器100から試料を吸引し、吸引した試料をサンプル吐出位置P3に位置する反応管2011へ吐出する。さらに、制御回路8Aは、サンプル分注プローブ204のサンプルプローブ洗浄位置P1から試料を吸引可能な停止位置までの移動を、検査項目毎に、1サイクルタイム内における同一の開始時点から開始する。
次に、以上のように構成された変形例に係る自動分析装置1Aの測定対象となる試料を分注する際の動作について説明する。変形例に係る自動分析装置1の測定対象となる試料について、1サイクルタイム内に実行される試料分注についての一連の動作は、上記実施形態と同様であり、図5に示される。以下、図5についての説明では、説明を簡単にするため、試料容器100に収容されている試料に対して依頼されている検査項目の数が3つである場合を例に説明する。また、測定が開始される前には、例えば入力インタフェース回路5を介してオーダ情報が入力され、記憶回路7に記憶されている。
所定の試料容器100がサンプル吸引位置P2に到達すると、図5に示される試料分注についての一連の動作が開始される。
制御回路8Aは、リーダ234により読取られた試料IDに対応するオーダ情報を取得する(ステップS1)。制御回路8は、取得したオーダ情報に含まれる先頭の検査項目について、上記実施形態と同様、図6に示されるタイミングチャートに従い、試料を分注する。
先頭の検査項目についての試料分注に係る図5に示されるステップS2以降の動作の内容、開始時点及び終了時点については、上記実施形態と同様である。
次に、制御回路8Aは、取得したオーダ情報に含まれる2番目の検査項目について、図9に示されるタイミングチャートに従い、試料を分注する。
図9は、変形例に係る自動分析装置1Aにおいて、2番目の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。図9に示されるタイミングチャートでは、横軸を時点tとし、サイクルタイムの開始時点は0、終了時点はTで表される。また、図9に示されるタイミングチャートは、試料分注フェーズを有する。試料分注フェーズは、検査項目に係る試料の吸引及び吐出が実行されるフェーズであり、t=τからTまでの間に設定される。図9に示されるタイミングチャートは、反応ディスク、サンプル分注アームの回動、サンプル分注アームの上下動、及びサンプル分注プローブに関する各動作の開始時点及び終了時点を表す。
また、図5において、先頭の検査項目についてのステップS2乃至ステップS15に係る動作が終了すると、2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る動作が、1サイクルタイム内で実行される。2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点は、先頭の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点と同一である。
制御回路8Aは、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、図9に示される時点t6になると、駆動機構4を制御し、駆動パルスの供給を開始することで、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS7)。
制御回路8Aは、図9に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。記憶回路7に記憶された位置情報を読み出す。制御回路8Aは、サンプル分注アーム203を、読み出した位置情報に基づき、上死点から試料の液面の上方近傍、例えば試料の液面の上方へ数パルス分の距離だけ離れた位置まで移動させる。このとき、制御回路8Aは、移動の速度が速度V1よりも速い所定の速度V2となるように、駆動機構4へ駆動パルスを供給する。また、制御回路8Aは、サンプル分注プローブ204の先端が試料吸引位置P2に位置する試料容器100に収容される試料の液面の上方近傍に達すると、移動の速度がV1になるように、駆動パルスの供給間隔を変更する。制御回路8Aは、液面検出器2052からサンプル分注プローブ204の接触に関する検出信号が出力されると、サンプル分注プローブ204の下降の間に供給した駆動パルス数に基づいて、試料の液面の位置情報を取得する。取得された位置情報は、例えば記憶回路7に記憶される。制御回路8Aは、移動の速度がV1に変更された後、サンプル分注プローブ204を予め設定された移動量だけ下降させ、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、図9に示される時点tから下方向への移動が開始され、上死点からから試料を吸引可能な停止位置まで下降される(ステップS8)。
制御回路8Aは、サンプル分注プローブ204の先端が試料を吸引可能な停止位置に到達した後、図9に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L1方向への吸引駆動を開始する。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吸引位置P2で試料容器100に収容された検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吸引する(ステップS9)。
制御回路8Aは、検査項目に係る試料を吸引した後、図9に示される時点tになると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、試料吸引位置P2において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS10)。
制御回路8Aは、図9に示される時点t10になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料吸引位置P2からサンプル吐出位置P3に移動される(ステップS11)。
制御回路8Aは、図9に示される時点t11になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、上死点から試料の吐出が可能な停止位置まで下降される(ステップS12)。
制御回路8Aは、サンプル分注プローブ204の先端が試料の吐出が可能な位置に到達した後、図9に示される時点t12になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、図4に示されるプランジャ2055に対する矢印L2方向への吐出駆動を開始する。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3で反応管2011に対し、検査項目に係る試料に対応する所定量の試料を吐出する(ステップS13)。このとき、図9に示されるように、反応ディスク201は、サンプル吐出位置P3にて吐出される試料を、反応管2011により収容するために停止している。
制御回路8Aは、ステップS13において、検査項目に係る試料を吐出した後、図9に示される時点t13になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル吐出位置P3において、サンプル分注アーム203の上方向への移動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、試料を吸引可能な停止位置から上死点まで上昇される(ステップS14)。
制御回路8Aは、図9に示される時点t14になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプル吐出位置P3からサンプルプローブ洗浄位置P1に移動される(ステップS15)。
制御回路8Aは、ステップS1において取得したオーダ情報に含まれる測定対象となる試料に係る検査項目の測定順序を参照し、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であるか否か判定する(ステップS16)。
制御回路8Aは、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、次の検査項目である最後(3番目)の検査項目について、図10に示されるタイミングチャートに従い、ステップS7から検査項目に係る試料の試料分注についての動作を開始する。
図10は、変形例に係る自動分析装置1Aにおいて、最後の検査項目について1サイクルタイム内に実行される試料分注に係る各動作の開始及び終了を表すタイミングチャートである。図10に示されるタイミングチャートでは、横軸を時点tとし、サイクルタイムの開始時点は0、終了時点はTで表される。また、図10に示されるタイミングチャートは、試料分注フェーズを有する。試料分注フェーズは、検査項目に係る試料の吸引及び吐出が実行されるフェーズであり、t=τからTまでの間に設定される。図10に示されるタイミングチャートは、反応ディスク、サンプル分注アームの回動、サンプル分注アームの上下動、及びサンプル分注プローブに関する各動作の開始時点及び終了時点を表す。
図10に示されるように、最後の検査項目では、2番目の検査項目において実行されるステップS7乃至ステップS15に係る動作に図5に示されるステップS17のプローブ洗浄に係る動作を加えた一連の動作が、1サイクルタイム内で実行される。最後の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点は、2番目の検査項目についてのステップS7乃至ステップS15に係る各動作の開始時点と同一である。
制御回路8Aは、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目でないと判定し(ステップS16のNo)、図10に示される時点t6になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注アーム203の回動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、サンプルプローブ洗浄位置P1から試料吸引位置P2に移動される(ステップS7)。
ステップS8乃至ステップS15に係る動作の内容、開始時点及び終了時点については、本実施形態における2番目の検査項目についてのステップS8乃至ステップS15に係る動作の内容、開始時点及び終了時点と同様である。
制御回路8Aは、ステップS1において取得したオーダ情報に含まれる測定対象となる試料に係る検査項目の測定順序を参照し、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であるか否か判定する(ステップS16)。
制御回路8Aは、測定対象となる試料に係る検査項目が最後の検査項目であると判定し(ステップS16のYes)、図10に示される時点t15になると、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプルプローブ洗浄位置P1において、サンプル分注アーム203の下方向への移動を開始させる。制御回路8Aは、所定回数の駆動パルスを供給した後、駆動パルスの供給を停止する。これにより、サンプル分注プローブ204は、上死点からサンプル分注プローブ204の外壁が洗浄可能な停止位置まで下降される。そして、サンプル分注プローブ204の外壁は、サンプルプローブ洗浄位置P1に設けられる洗浄プール内に貯留された洗浄液により洗浄される。また、制御回路8Aは、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、シリンジ2054と洗浄ポンプ2057との間の流路を開閉弁2058により開放する。制御回路8Aは、駆動パルスの供給を開始することで、駆動機構4を制御し、サンプル分注プローブ204内へ、タンク2056に貯留された圧力伝達媒体を洗浄液として供給する。これにより、サンプル分注プローブ204の内壁は洗浄される(ステップS17)。
変形例では、自動分析装置1Aに設けられる制御回路8Aは、サンプル分注プローブ204のサンプルプローブ洗浄位置P1から試料を吸引可能な停止位置までの移動を、検査項目毎に、1サイクルタイム内における同一の開始時点から開始する。これにより、各検査項目に係る試料の吸引及び吐出に係る一連の動作の開始時点を揃うことになる。したがって、測定が依頼された試料の各検査項目について、最初の吸引と2番目以降の吸引とでサンプル分注プローブの動作条件が同じになる。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、制御回路8は、1サイクルタイム内にダミー用試料の吸引、及び、先頭の検査項目に係る試料の試料分注を実行するようにしていたがこれに限定されない。例えば、設定可能なサイクルタイムの値がダミー用試料の吸引に係る動作及び先頭の検査項目に係る試料の試料分注に係る動作を行う時間としては十分でない場合、制御回路8は、図11に示されるように、最初の1サイクルタイム内にダミー用試料の吸引に係る動作のみを開始時点t’、t’、t’、t’、及びt’からそれぞれ実行するようにし、次の1サイクルタイム内に、先頭の検査項目に係る試料の試料分注に係る動作を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、制御回路8は、1サイクルタイムの中で、先頭の検査項目と2番目以降の検査項目との間で、検査項目に係る試料の試料分注についての一連の動作を揃えるように制御していたがこれに限定されない。例えば、制御回路8は、検査項目に係る試料の試料分注と同様に、先頭の検査項目と2番目以降の検査項目との間で、試薬の試薬分注についての一連の動作を揃えるように制御してもよい。
また、上記実施形態に係る自動分析装置では、サンプルラック102に保持された試料容器100から試料を吸引するようにしていたがこれに限定されない。例えば、自動分析装置は、サンプルラック102の代わりにサンプルディスクを用いて試料容器100を保持するようにしてもよい。このとき、サンプルディスクに保持された試料容器100から試料がサンプル分注プローブ204により吸引される。
また、上記実施形態に係る自動分析装置では、試料分注に必要な構成を1系統備え、1サイクルタイム内に、試料分注に係る一連の動作を実行するようにしていたがこれに限定されない。例えば、自動分析装置は、試料分注に必要な構成を複数系統備え、1サイクルタイム内に、試料分注に係る一連の動作を実行するようにしてもよい。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサ毎に単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A…自動分析装置、2…分析機構、3…解析回路、4…駆動機構、5…入力インタフェース回路、6…出力インタフェース回路、7…記憶回路、8、8A…制御回路、13…第1試薬ラック、16…第2試薬ラック、23…第1試薬分注プローブ、81…システム制御機能、82、82A…分注制御機能、100…試料容器、102…サンプルラック、201…反応ディスク、202…試薬庫、203…サンプル分注アーム、204…サンプル分注プローブ、205…サンプル分注ユニット、206…第1試薬分注アーム、207…第1試薬分注プローブ、208…第2試薬分注アーム、209…第2試薬分注プローブ、210…撹拌ユニット、211…測光ユニット、212…洗浄ユニット、213…電解質測定ユニット、218…洗浄ユニット、220…ラック投入レーン、230…ラック移動ユニット、231…搬送アーム、232…搬送レール、233…サンプリングレーン、234…リーダ、244…サンプリングレーン、2011…反応管、2021…外円、2022…内円、2051…液面検知器、2053…チューブ、2054…シリンジ、2055…プランジャ、2056…タンク、2057…洗浄ポンプ、2058…開閉弁。

Claims (8)

  1. 試料容器内に収容されている試料を、前記試料に対して設定される検査項目毎に吸引し、当該検査項目毎に対応する反応容器に吐出する分注プローブと、
    前記試料容器へ前記分注プローブを移動させ、前記試料容器からダミー用試料を吸引し、前記ダミー用試料を保持したままで、所定位置まで前記分注プローブを移動させる分注制御部と
    を具備する自動分析装置。
  2. 前記所定位置は、前記分注プローブの回動軌道上の任意の位置である請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記所定位置は、前記試料の液面に向けて下降を開始する下降開始位置である請求項1に記載の自動分析装置。
  4. 前記分注制御部は、検査項目に係る試料を吸引する際に前記所定位置から前記分注プローブの移動を開始する請求項1乃至3のうちいずれかに記載の自動分析装置。
  5. 前記分注制御部は、前記分注プローブの前記所定位置から前記試料容器への移動を、前記検査項目毎に、予め設定されるサイクルタイム内における同一の開始時点から開始する請求項4記載の自動分析装置。
  6. 前記分注制御部は、前記ダミー用試料の吸引、及び先頭の検査項目に係る試料の吸引を、同一のサイクルタイム内で前記分注プローブに行わせる請求項5記載の自動分析装置。
  7. 前記分注制御部は、前記ダミー用試料の吸引、及び先頭の検査項目に係る試料の吸引を、異なるサイクルタイム内で前記分注プローブに行わせる請求項5記載の自動分析装置。
  8. 前記分注制御部は、前記ダミー用試料を吸引する際には、前記分注プローブを前記下降開始位置から前記試料の液面に向かって所定の下降速度で下降させ、先頭及び2番目以降の検査項目に係る試料を吸引する際には、前記下降速度よりも速い下降速度で前記分注プローブを液面へ下降させる請求項3に記載の自動分析装置。
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