JP2008249679A - 微細粒子のスクリーニング装置および微細粒子のスクリーニング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】計測部14は、計測用チップ90の微細粒子Mに光Lを照射して微細粒子Mから蛍光を発生させ、移動部16は、計測用チップ90と回収プレート80とを載せて、計測部14に対して第1方向(X方向)と第1方向と直交する第2方向(Y方向)に移動して位置決めでき、回収部13は、第1方向と第2方向に対して直交する垂直方向(Z方向)に移動して位置決め可能な吸引・吐出キャピラリ140を有しており、吸引・吐出キャピラリ140により蛍光を発する微細粒子M1を含めた全数の微細粒子Mを選択的に吸引して回収プレート80の所定の位置に排出して回収する。
【選択図】図13
Description
図1は、本発明の微細粒子のスクリーニング装置の好ましい実施形態を示す正面図である。図2は、図1の微細粒子のスクリーニング装置の好ましい実施形態を示す斜視図である。
図3は、移動部16とその移動部16の上に搭載されている搭載用テーブル4と回収プレート80と計測用チップ90を示している。
計測用チップ90の形状例は、図7(A)に例示しており、計測用チップ90は透光性を有する材料、例えばガラスやプラスチックにより作られている。
図1に示す回収部13は、ベース11に配置され、X方向とY方向に対して直交するZ方向に移動して位置決め可能な吸引・吐出キャピラリ140を有しており、吸引・吐出キャピラリ140により、図5に例示する輝度条件を満たした微細粒子M1が収納されているウェル200内の微細粒子全数を吸入して回収プレート80の所定の位置に吐出して回収する。
図1に示す計測部14は、計測用チップ90の複数のウェル200が含まれる領域に対して光Lを照射することで、その領域内の微細粒子Mから蛍光を発生させて、その蛍光を受光する。受光した微細粒子Mからの蛍光は、画像解析部15により画像解析する。画像解析部15は、各ウェル200内の複数の微細粒子Mの内の、少なくとも最大輝度の蛍光を発する微細粒子M1の蛍光強度を算出する。
図1に示すように、計測部14は、少なくとも、光源としての励起光源260と、光源より照射される光のうち所望の励起波長帯域のみを選択するための光学フィルタ(励起フィルタ)720と、計測用チップ90からの光情報の所望の波長帯域のみを選択するための光学フィルタ(蛍光フィルタ)721と、励起光と光情報との波長帯域の差によって光路を切り替えるためのダイクロイックミラー751から構成される少なくとも1つの蛍光フィルタユニット262と、励起光源から出射された光を計測用チップ90に導くとともに計測用チップ90から得られる光情報を収集するための対物レンズ110と、対物レンズ110を光軸方向に可動させるオートフォーカス機能を持つフォーカスユニット265と、計測対象からの光情報を検出するための光検出部としての受光部266と、から構成される。図1に示すように、蛍光フィルタユニット262と受光部266は、蛍光落射ユニット750に固定されている。
このようにハーフミラーを用いた、反射光による位置情報の計測には、蛍光計測と共通の光源を用いることができるという利点がある。このことは計測機能と回収機能を持つスクリーニング装置に限らず、計測のみの装置であっても共通の利点である。
図13(A)に示すように、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142が懸濁液500に着水する前に、吸引・吐出キャピラリ140は空吸引して、吸引・吐出キャピラリ140はZ2方向に沿って対象ウェル200に高速接近する。図13(B)に示すように、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142が懸濁液500に着水した後、速度を緩めることで、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142は、高速接近段階では多段階に接近速度を下げて対象ウェル200に低速接近させる。このように、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142は高速接近から低速接近させる少なくとも2段階以上の速度で接近させる。なお、高速接近の速度は特に限定されない。
その後、図13(C)に示すように、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142は、例えば1mm/s以下の低速で接近するとともに吸引・吐出キャピラリ140内は予備吸引する。これにより、微細粒子M1が対象ウェル200から吹き出されてしまうことが無くなる。
吸引・吐出キャピラリ140の上下動作における各停止位置、速度、および加減速度と、吸引・吐出キャピラリ140の吸引ポンプの吸引および吐出の量、速度、前記キャピラリの上下動作とのタイミング等の動作を吸引・吐出パラメータとして微細粒子の回収動作中に測定者によって変更できる機能をもつことが好ましい。自動調整ができることは更に好ましい。
これは、キャピラリ先端面を観察しやすい形状(垂直で、さらに断面積が確保された形状)とすることで、AF(オートフォーカス)精度を向上させることにより、位置決め精度が向上し、最終的に回収成功率を向上させるためである。なお、吸引・吐出キャピラリ140の外径を60μm以下とした理由は、キャピラリ先端面の一部が隣のウェルに位置してしまう恐れがあるからである。
図18(A)は、対象ウェル200内に微細粒子Mが残っている例を示しており、図18(B)は、対象ウェル200内に微細粒子Mが残っていない例を示している。図18(A)では、受光部266は対物レンズ110を介して対象ウェル200内に微細粒子Mが残っている状態を受光している。また、図18(B)では、受光部266は対物レンズ110を介して対象ウェル200内に微細粒子Mが残っていない状態を受光している。このようにして、解析部は、微細粒子をピックアップ動作する前後にウェルの周囲を撮影して、その比較によって微細粒子がピックアップの成否を判断でき、対象ウェル200内に微細粒子Mが吸引・吐出キャピラリ140の先端部142により確実に吸引されたかどうかを光学的に確認することができる。
図19(A)と図1に示すように、複数の光源250は、計測用チップ90の上面90Sと垂直な軸に対して対称な2つ以上の方向より光を照射して計測用チップ90に光を透過させて対物レンズ110を介して受光部266に受光させるようになっている透過光源である。
解析部は、吸引・吐出キャピラリ140の先端部142を撮影して、画像によって吸引・吐出キャピラリ140の先端部142の詰まりを推定することができる。回収プレート80の底面側からの撮影画像によって、回収された微細粒子の収納の確認を行うこともできる。
吸引・吐出キャピラリが計測用チップのウェルから微細粒子を吸引する動作前後のウェル周囲を画像にして、解析部は、動作前後のウェル周囲の画像を比較することにより、吸引・吐出キャピラリがウェルから微細粒子が吸引されたかどうかを判断する。これにより、微細粒子の回収率を向上できる。
回収プレートの底面側から画像を得て、回収プレートのウェル内に微細粒子が回収されているかどうかを確認する。これにより、回収プレートのウェル内に微細粒子が回収されているかを画像で確認できる。
例えば、本発明の実施形態では、標的とする微細粒子として生体の細胞を例に挙げているが、これに限らず他の種類の微細粒子であっても良い。
11 ベース
12 支持部
13 回収部
14 計測部
15 画像解析部
16 移動部
19 カバー
30 支持台
40 搭載用テーブル
51 第1テーブル
52 第2テーブル
55 第1モータ
56 送りねじ
57 ナット
65 第2モータ
66 送りねじ
67 ナット
70 搭載面
80 回収プレート
81 回収プレートのウェル
90 計測用チップ
100 制御部
110 対物レンズ
120 計測チップの固定具
130 操作部
133 吸引ポンプ
140 吸引・吐出キャピラリ
142 吸引・吐出キャピラリの先端部
200 計測用チップのウェル 251 モータ
252 送りねじ
253 ナット
260 励起光源
261 シャッターユニット
262 蛍光フィルタユニット
264 対物レンズ
500 懸濁液
LD 液体
L 光(励起光、照射光)
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向(垂直方向)
CL 計測チップの上面の基準面
Claims (33)
- 微細粒子から発する光情報を標識として微細粒子の探索を行い、探索された微細粒子を選択的に取得するための微細粒子のスクリーニング装置であって、
装置の土台となるベースと、
光を透過する材料で形成され、前記微細粒子を含む懸濁液を注入することで、前記微細粒子が収納されるウェルが形成された計測用チップと、
オートフォーカス機能を有し、前記計測用チップおよび前記計測用チップの収容された前記微細粒子に少なくとも1つ以上の光源より導かれる光を照射することにより得られる前記微細粒子および/またはウェルに関する光情報を取得する計測部と、
前記光情報を解析することで、前記ウェル内に収納されている前記の各微細粒子からの光情報を抽出する解析部と、
前記ベースに設置され、前記計測用チップと、前記計測用チップから選択的に取得された前記微細粒子を収容するための回収プレートとが搭載され、前記計測用チップと前記回収プレートを、前記計測部に対して第1方向と少なくとも前記第1方向と直交する第2方向に移動可能な移動部と、
前記ベースに設置され、吸引・吐出キャピラリを有し、前記吸引・吐出キャピラリにより前記計測用チップに設けられた前記ウェル内の微細粒子を吸入して前記回収プレートの所定の位置に吐出して回収するための回収部と、
を備え、
前記ウェルの位置情報と前記微細粒子の光情報とを照合し、
前記計測部は、合焦した状態で計測を行なうとともに、前記吸引・吐出キャピラリと前記計測用チップとの位置関係をモニタリングすることにより判断することを特徴とする微細粒子のスクリーニング装置。 - 前記計測部は、前記計測用チップに対して前記光を導くための対物レンズを有しており、前記対物レンズは前記計測用チップおよび前記移動部の下方に配置され、前記吸引・吐出キャピラリは前記計測用チップおよび前記移動部の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記移動部は、
第1テーブルと、
前記第1テーブルに搭載されて前記第1テーブルに対して前記第1方向に移動して位置決め可能な第2テーブルと、
前記第2テーブルに搭載されて前記第2テーブルに対して前記第2方向に移動して位置決め可能な搭載用テーブルと、を備え、
前記計測用チップと前記回収プレートは、前記搭載用テーブルの搭載面上に並べて配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。 - 前記計測部は、少なくとも、
光源と、
前記光源より照射される光のうち、所望の励起波長帯域のみを選択するための光学フィルタと、前記計測用チップからの光情報の所望の波長帯域のみを選択するための光学フィルタと、励起光と光情報との波長帯域の差によって光路を切り替えるためのダイクロイックミラーから構成される少なくとも1つのフィルタユニットと、
前記励起波長の光を前記計測用チップに導くとともに前記計測用チップからの光情報を集光するための対物レンズと、
前記対物レンズを光軸方向に可動させることによるオートフォーカス機能を持つフォーカスユニットと、
計測対象からの光情報を検出するための光検出部と、
から構成される請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。 - 前記計測部は、ハーフミラーを有し、前記ハーフミラーと前記フィルタユニットと切り替えることで前記光源からの光の一部を前記計測用チップ上面に照射すると同時に、前記計測用チップ上面からの反射光の一部を光検出部に導くことによって前記計測用チップ上面および前記上面に形成された前記ウェルの形状および位置情報を計測することを特徴とする請求項4に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測部は、前記光源とは別に計測用チップの上方に前記計測用チップ上面と垂直な軸に対して対称な2つ以上の方向より光を照射する光源を有し、計測チップからの透過光によって計測チップ上面およびこの面に形成されたウェル等の形状および位置情報を計測することを特徴とする請求項4に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測部は、計測データのコントラスト値を指標としたオートフォーカス機能を有し、
計測時に透過光もしくは反射光によるオートフォーカスによって前記計測用チップ上面への合焦を維持するともに、反射光によって前記吸引・吐出キャピラリ先端のオートフォーカスを行なうことで前記吸引・吐出キャピラリ先端の計測視野内の位置、および計測チップ面との距離を計測することを特徴とする請求項4に記載の微細粒子のスクリーニング装置。 - 前記計測用チップ上に形成された前記ウェルが凹形状であり、前記回収プレートには回収した前記微細粒子を収容するための複数のウェルを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測用チップ上面に、前記ウェルの深さよりも浅い複数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測用チップは、前記移動部に対して、固定具を用いて固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記固定具であって、少なくとも前記計測用チップの前記ウェルの形成されている側の面と接する面(以下、基準面)は、前記計測用チップよりも剛性の高い材質で形成されており、
前記計測用チップの前記ウェルの形成されている面を前記固定具の基準面に当接させ、前記ウェルの形成されている側と反対の面から弾性を有する部材によって押し付けることにより、前記計測用チップ自体の反りを矯正するとともに、前記固定具に対する位置決めを行ない、更に前記計測用チップ上面より滴下する懸濁液がもれないようにシール機能を有することを特徴とする請求項10に記載の微細粒子のスクリーニング装置。 - 前記光情報が蛍光であって、反射光もしくは透過光による形状情報計測による前記計測用チップの前記ウェル位置情報と、前記励起光による光情報計測による前記微細粒子からの蛍光情報の両方を用いて計測・解析を行い、前記励起光を照射することによる蛍光計測を実施した後に、同一視野における透過光計測を実施することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記光情報が蛍光であって、更に前記励起光を前記計測用のチップ上の複数の前記ウェルを含む領域に照射することによって、1視野で複数の前記ウェルを含む領域内に存在する前記微細粒子を計測する時に、実質的に自家蛍光の均質な部材に励起光を照射した際に前記光検出部によって検出される輝度分布をもちいて微細粒子からの蛍光計測値の補正を行なう際に、前記の輝度分布の複数ピクセルの平均化処理、もしくは周波数フィルタによって画素ノイズの除去を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記自家蛍光の均質な部材として前記計測用チップを用い、微細粒子の懸濁に用いる液体のみを注入した状態で輝度分布を取得することを特徴とする請求項13に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記自家蛍光の均質な部材として前記計測用チップを用い、前記ウェルの形成されていない部分の輝度分布を取得することを特徴とする請求項13に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記自家蛍光の均質な部材として前記計測用チップを用い、実際の計測結果から前記ウェル以外の部分の輝度分布を抽出し、このデータを補完することによって計測視野全面の輝度分布を取得することを特徴とする請求項13に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記自家蛍光の均質な部材として前記計測用チップを用い、前記微細粒子を含んだ計測情報から、データ処理によって計測視野全面の輝度分布に対する微細粒子の影響を低減させた結果を用いることを特徴とする請求項13に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリを、前記計測用チップに対して垂直方向に移動するとともに、前記計測チップが配された前記移動部を移動させることによって、回収対象の前記微細粒子が収納されたウェルに前記吸引・吐出キャピラリを接近させ、シリンジ方式によって其のウェル内に収納されている前記微細粒子を吸引し、前記回収プレートの所定の前記ウェル内に吐出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記キャピラリ先端の内径は、前記ウェルの直径の2倍以下とし、前記計測用チップの上面への接近距離は、ウェルピッチ以下とすることを特徴とする請求項18に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測用チップ面からの高さが既知であるようなキャピラリ高さ合わせ用基準面にフォーカスをあわせ、そのフォーカスした位置に対物レンズを保持したまま、前記キャピラリ先端にフォーカスが合う位置まで回収部により前記キャピラリを移動させることで前記計測用チップの上面との距離を確定し、このときの前記回収部の位置座標からの相対移動によって前記キャピラリ先端を前記計測用チップ面から所望の距離にまで接近させることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記固定具に、前記計測用チップの前記ウェル面側が当接される前記基準面からの距離が既知である前記キャピラリ高さ合わせ用基準面が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 計測視野内での前記キャピラリ先端位置を記録し、前記移動部によって回収対象の前記ウェル側をこの前記キャピラリ先端位置に合わせることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記キャピラリ先端に予め液体を充填しておくことを特徴とする請求項18〜請求項22のいずれか1つの項に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリによる吸引量を制御する場合に、吸引速度を一定、もしくは引き始めの吸引速度を基準として、吸引途中で段階的もしくは連続的に速度を低下させることを特徴とする請求項18〜請求項23のいずれか1つの項に記載の微細粒子のスクリーニング装置
- 前記微細粒子は、生体の細胞であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリは、前記計測用チップに対して接近もしくは離れる速度が制御されることを特徴とする請求項24に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリは、前記計測用チップの前記ウェルではない場所に下降させてから前記計測用チップに対して水平移動させて対象とする前記ウェルの真上に位置させることを特徴とする請求項24に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリが前記計測用チップの前記ウェルから前記微細粒子を吸引する動作前後の前記ウェル周囲を画像にして、前記解析部は、動作前後の前記ウェル周囲の画像を比較することにより、前記吸引・吐出キャピラリが前記ウェルから前記微細粒子が吸引されたかどうかを判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリの先端部の画像によって、前記前記吸引・吐出キャピラリの先端部における前記微細粒子の詰まりを推定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記回収プレートの底面側から画像を得て、前記回収プレートの前記ウェル内に前記微細粒子が回収されているかどうかを確認することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記計測用チップの複数の前記ウェルから吸引した前記微細粒子は、前記回収プレートの1つの前記ウェルに収納されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 前記吸引・吐出キャピラリの先端部が、前記計測用チップに対して吸引位置まで接近する際に、予備的な吸引動作を行い続けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細粒子のスクリーニング装置。
- 微細粒子から発する光情報を標識として微細粒子の探索を行い、探索された微細粒子を選択的に取得するための微細粒子のスクリーニング方法であって、
装置の土台となるベースと、
光を透過する材料で形成され、前記微細粒子の懸濁液を注入することで、前記微細粒子が収納されるウェルが形成された計測用チップと、
オートフォーカス機能を有し、前記計測用チップおよび前記計測用チップの収容された前記微細粒子に少なくとも1つ以上の光源より導かれる光を照射することにより得られる前記微細粒子および/またはウェルに関する光情報を取得する計測部と、
前記光情報を照合・解析することで、前記ウェル内に収納されている前記の各微細粒子からの光情報を抽出する解析部と、
前記ベースに設置され、前記計測用チップと、前記計測用チップから選択的に取得された前記微細粒子を収容するための回収プレートとが搭載され、前記計測用チップと前記回収プレートを、前記計測部に対して第1方向と少なくとも前記第1方向と直交する第2方向に移動可能な移動部と、
前記ベースに設置され、吸引・吐出キャピラリを有し、前記計測用チップと前記回収プレート間で移動可能であり、前記吸引・吐出キャピラリにより前記計測用チップに設けられた前記ウェル内の微細粒子を吸入して前記回収プレートの所定の位置に吐出して回収するための回収部と、
を用い、
前記吸引・吐出キャピラリと前記計測用チップとの位置関係をモニタリングにより判断することを特徴とする微細粒子のスクリーニング方法。
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