JPWO2018047588A1 - チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂、及び当該樹脂を含有する光硬化性樹脂組成物とその用途 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチック基材との密着性に優れ、エチレン性不飽和化合物との相溶性のよい組成物を構成することができる光硬化性樹脂組成物を提供することである。本発明は、脂肪族チオール化合物、芳香族チオール化合物、脂肪族ポリチオール化合物、メルカプトカルボン酸エステル化合物、メルカプトカルボン酸、メルカプトエーテルのいずれかのチオール化合物で変性したことを特徴とするジアリルフタレート樹脂を含有する光硬化性樹脂組成物、並びにその光硬化性樹脂組成物を含有するインキ、及び塗料を提供する。

Description

本発明は、特定のチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂、当該変性したジアリルフタレート樹脂を含有する光硬化性樹脂組成物、並びにその樹脂組成物を用いてなるインキ、及び塗料に関する。さらに詳しくは、ポリプロピレン(PP)あるいはポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチック基材との密着性に優れた光硬化性樹脂組成物に関する。
従来、光(例えば、紫外線)により硬化させる種々の樹脂組成物は、インキ、塗料、接着剤、フォトレジスト等に使用されている。例えば、紫外線硬化タイプの印刷インキは、硬化速度が速く短時間で硬化できること、溶剤を使わないので環境に適合していること、省資源・省エネルギーであること等の点が高く評価され実用化が広がっている。
そのような樹脂組成物の中で、ジアリルフタレート(ジアリルオルソフタレート、ジアリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート等)から誘導されたジアリルフタレート樹脂を含有する樹脂組成物は、紙用のUVインキとして採用されている。
しかしながら、インキとして用いる際にジアリルフタレート樹脂を配合するとプラスチック基材との密着性が充分でないことが知られている(例えば、特許文献1)。近年、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)といった様々な種類のプラスチック製品が市販されており、ジアリルフタレート樹脂の欠点であるプラスチック基材との密着性の向上が求められている。
特開昭52-4310号公報
本発明の目的は、ポリプロピレン(PP)、又はポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチック基材との密着性に優れ、エチレン性不飽和化合物との相溶性のよい組成物を構成することができる光硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、エチレン性不飽和化合物を含有する光硬化性樹脂組成物において、特定のチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂を添加することで、プラスチック基材との密着性に優れ、相溶性のよい樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、特定のチオール化合物で変性したことを特徴とするジアリルフタレート樹脂である。
さらに、特定のチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂を(さらには、エチレン性不飽和化合物を)含有する光硬化性樹脂組成物は、プラスチック基材に対する密着性に優れた光硬化性樹脂組成物となる。
また、この光硬化性樹脂組成物は、特にPP(ポリプロピレン)樹脂に対する密着性に優れる。
これは、ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基をチオール化合物で変性させることによって、ジアリルフタレート樹脂の極性が低下し、PP樹脂の極性に近づくことで、PP樹脂に対しての密着性の観点で好ましい組み合わせとなっているためと考えられる。
そのため、従来のジアリルフタレート樹脂を用いた組成物では、密着性を高くすることが困難であったPP樹脂用のインキ、塗料の成分として適している。
また、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂は、従来のジアリルフタレート樹脂が相溶しない極性の低いエチレン性不飽和化合物との相溶性が良い組成物を構成することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、さらに、光重合開始剤を含有することが好ましい。光重合開始剤を含有することによって、光照射による重合がスムーズに進むため、より高分子量の重合体を短時間で得ることができる。
本発明のインキは、本発明の光硬化性樹脂組成物を含むことを特徴とする。このインキは、プラスチック基材に印刷するためのインキとして適しており、特にPP樹脂製のシート、フィルム等の基材に印刷するためのインキとして適している。
本発明の塗料は、本発明の光硬化性樹脂組成物を含むことを特徴とする。この塗料は、プラスチック基材に描画するための塗料として適しており、特にPP樹脂製のシート、フィルム等の基材に描画するための塗料として適している。また、本発明の塗料はオーバープリントワニスであることが好ましい。
本発明によれば、インキ、塗料、接着剤及びフォトレジストが、合成高分子の基材、特にプラスチック基材に対して密着性に優れる光硬化性樹脂組成物が得られる。また、本発明の光硬化性樹脂組成物は、インキ、塗料に好適に用いることができる。
NMRスペクトルを示す。(A)は製造例1で用いたジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトル、(B)は製造例1で用いた3-メルカプトプロピオン酸2-エチルへキシルのNMRスペクトル、(C)が製造例1で用いたIrgacure184のNMRスペクトル、(D)が製造例1で得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトルを表す。 NMRスペクトルを示す。(A)は製造例2で用いたジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトル、(B)は製造例2で用いた1−ドデシルチオールのNMRスペクトル、(C)が製造例2で用いたIrgacure184のNMRスペクトル、(D)が製造例2で得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトルを表す。 NMRスペクトルを示す。(A)は製造例3で用いたジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトル、(B)は製造例3で用いた2-エチルヘキシルチオールのNMRスペクトル、(C)が製造例3で用いたIrgacure184のNMRスペクトル、(D)が製造例3で得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRスペクトルを表す。
以下、本発明を詳細に説明する。
チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂
本発明におけるチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂は、ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基とチオール化合物をエンチオール反応させることによって、変性させたものであれば、特に制限なく用いることができる。
変性に用いるジアリルフタレート樹脂は、ペンダントアリル基を有するものであれば特に問題なく用いることができ、例えば、ジアリルオルソフタレートプレポリマー、ジアリルイソフタレートプレポリマー、ジアリルテレフタレートプレポリマー等のジアリルフタレート樹脂に代表され、これらの単独、あるいは二種以上の混合物であってよい。また、ジアリルフタレート樹脂は、ジアリルオルソフタレートモノマー、ジアリルイソフタレートモノマー、ジアリルテレフタレートモノマー等の2種以上のいわゆるジアリルモノマーの共重合体からなるプレポリマーであってもよい。この場合、ベンゼン環上の水素原子が塩素、臭素等のハロゲン原子で置換されていてもよい。中でも、ジアリルイソフタレート樹脂が好ましい。
変性に用いるジアリルフタレート樹脂の分子量は、特に限定されないが、溶媒への溶解性、硬化性が向上する点で、重量平均分子量(Mw)が5,000〜200,000であることが好ましく、10,000〜100,000であることがより好ましく、20,000〜60,000であることがさらに好ましい。なお、明細書において、「重量平均分子量」とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(島津製作所社製、GPCシステム)を用いて40℃で測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて求めることができる。なお、チオール変性ジアリルフタレート樹脂(チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂)の重量平均分子量も同様の方法で測定することができる。
変性に用いるジアリルフタレート樹脂のヨウ素価は、特に限定されないが、例えば、ヨウ素価40〜110g/100gの範囲であればよく、45〜100g/100gの範囲であることが好ましい。なお、ヨウ素価とは、試料100gに結合するハロゲンの量をヨウ素のg数に換算した値であり、試料の不飽和度を表わすものである(JIS K6235)。ヨウ素価(g/100g)が小さいほど、試料の不飽和度が小さいことを示す。
チオール化合物
変性(エンチオール反応)に用いるチオール化合物は、ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基と反応できるものであれば特に問題なく、用いることができる。例えば、脂肪族チオール化合物、芳香族チオール化合物、脂肪族ポリチオール化合物、メルカプトカルボン酸エステル化合物、メルカプトカルボン酸、メルカプトエーテルを例示することができる。
脂肪族チオール化合物としては、例えば、メチルチオール、エチルチオール、1−プロピルチオール(n−プロピルメルカプタン)、イソプロピルチオール、1−ブチルチオール(n−ブチルメルカプタン)、イソブチルチオール、tert−ブチルチオール、1−ペンチルチオール、イソペンチルチオール、2−ペンチルチオール、3−ペンチルチオール、1−ヘキシルチオール、シクロヘキシルチオール、4−メチル−2−ペンチルチオール、1−ヘプチルチオール(n−ヘプチルメルカプタン)、2−へプチルチオール、1−オクチルチオール(n−オクチルメルカプタン)、イソオクチルチオール、2−エチルヘキシルチオール(2−エチルヘキサンチオール)、2,4,4−トリメチル−2−ペンチルチオール(tert−オクチルメルカプタン)、1−ノニルチオール(n−ノニルメルカプタン)、tert−ノニルチオール(tert−ノニルメルカプタン)、イソノニルチオール、1−デシルチオール、1−ウンデシルチオール、1−ドデシルチオール(1−ドデカンチオール)、tert−ドデシルチオール(tert−ドデシルメルカプタン)、トリデシルチオール、テトラデシルチオール、1−ペンチルデシルチオール、1−ヘキシルデシルチオール、1−ヘプチルデシルチオール、1−オクチルデシルチオール、ノナデシルチオール、エイコサンチオール、トリアコンタンチオール、テトラコンタンチオール、ペンタコンタンチオール、ヘキサコンタンチオール、ヘプタコンタンチオール、オクタコンタンチオール、ノナコンタンチオール、ヘクタンチオール、1−ミリスチルチオール、セチルチオール、1−ステアリルチオール、イソステアリルチオール、2−オクチルデシルチオール、2−オクチルドデシルチオール、2−ヘキシルデシルチオール、ベヘニルチオール等を例示することができる。なかでも、1−ドデシルチオール、2-エチルヘキシルチオールが好ましい。
芳香族チオール化合物として、ベンゼンチオール、フェニルメタンチオール、キシレンチオール、1,2−ジメルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4−ジメルカプトベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2−ビス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,3−ビス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2−ビス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリメルカプトベンゼン、1,2,4−トリメルカプトベンゼン、1,3,5−トリメルカプトベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3−トリス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4−トリス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,3,5−トリス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3−トリス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,4−トリス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,3,5−トリス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラメルカプトベンゼン、1,2,3,5−テトラメルカプトベンゼン、1,2,4,5−テトラメルカプトベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(2−メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、2,2'−ジメルカプトビフェニル、4,4'−チオビス−ベンゼンチオール、4,4'−ジメルカプトビフェニル、4,4'−ジメルカプトビベンジル、2,5−トルエンジチオール、3,4−トルエンジチオール、1,4−ナフタレンジチオール、1,5−ナフタレンジチオール、2,6−ナフタレンジチオール、2,7−ナフタレンジチオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、4,5−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、9,10−アントラセンジメタンチオール、1,3−ビス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2−ビス(2−メルカプトエチルチオメチル)ベンゼン、1,3−ビス(2−メルカプトエチルチオメチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メルカプトエチルチオメチル)ベンゼン、1,2,3−トリス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(2−メルカプトエチルチオ)ベンゼン、ベンジルチオール、m−トルエンチオール、p−トルエンチオール、2−ナフタレンチオール、2−ピリジルチオール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等を例示することができる。
脂肪族ポリチオール化合物としては、メタンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,7−ヘプタンジチオール、1,8−オクタンジチオール、1,9−ノナンジチオール、1,10−デカンジチオール、1,12−ドデカンジチオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジチオール、3−メチル−1,5−ペンタンジチオール、2−メチル−1,8−オクタンジチオール、1,4−シクロヘキサンジチオール、1,4−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、1,1−シクロヘキサンジチオール、1,2−シクロヘキサンジチオール、ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−exo−cis−2,3−ジチオール、1,1−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、エチレングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、エチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)等のジチオール化合物;1,1,1−トリス(メルカプトメチル)エタン、2−エチル−2−メルカプトメチル−1,3−プロパンジチオール、1,2,3−プロパントリチオール、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、トリス((メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル)イソシアヌレート等のトリチオール化合物;ペンタエリスリトールテトラキス(2−メルカプトアセテート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブタネート)、ジペンタエリスリトールヘキサ−3−メルカプトプロピオネート等のSH基を4個以上有するチオール化合物を例示することができる。
メルカプトカルボン酸エステル化合物として、メルカプト酢酸メチル、3−メルカプトプロピオン酸メチル、3−メルカプトプロピオン酸4−メトキシブチル、3−メルカプトプロピオン酸2−エチルヘキシル、3−メルカプトプロピオン酸n−オクチル、3−メルカプトプロピオン酸ステアリル、1,4−ビス(3−メルカプトプロピオニルオキシ)ブタン、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトブチレート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)、ジペンタエリトリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリトリトールヘキサキス(3−メルカプトブチレート)、トリス[2−(3−メルカプトプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(3−メルカプトブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレート等を例示することができる。なかでも、3−メルカプトプロピオン酸2−エチルヘキシルが好ましい。
その他のチオール化合物として、メルカプト酢酸、3−メルカプトプロピオン酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプト酪酸、メルカプトヘキサン酸、メルカプトオクタン酸、メルカプトステアリン酸、チオグリコール酸等のメルカプトカルボン酸;ジ(メルカプトエチル)エーテル等のメルカプトエーテル;2−メルカプトエタノール、4−メルカプト−1−ブタノール等のメルカプトアルコール化合物;(γ−メルカプトプロピル)トリメトキシシラン及び(γ−メルカプトプロピル)トリエトキシシラン等のシラン含有チオール化合物等が挙げられる。
ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基との反応性の点で、脂肪族チオール化合物、芳香族チオール化合物、脂肪族ポリチオール化合物、メルカプトカルボン酸エステル化合物、メルカプトカルボン酸、メルカプトエーテルが好ましく、脂肪族チオール化合物、メルカプトカルボン酸エステル化合物がより好ましく、メルカプトカルボン酸エステル化合物がさらに好ましい。上記チオール化合物であれば、問題なくジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基を変性することができる。
エンチオール反応
エンチオール反応は、不飽和化合物(アリル化合物やジアリルフタレート樹脂等)とチオール化合物とを接触させることにより進行するが、通常、アリル化合物及びチオール化合物を含む反応系に、活性エネルギー(又は活性エネルギー線)を付与することにより反応(エンチオール反応)させてもよい。活性エネルギーの付与により、容易にエンチオール反応を進行させることができる。
活性エネルギーとしては、重合開始剤の種類等に応じて、熱エネルギー及び/又は光エネルギー(特に、少なくとも光エネルギー)を利用できる。
熱エネルギーを付与(又は加熱)する場合、加熱温度としては、例えば、50〜250℃、好ましくは60〜200℃、さらに好ましくは80〜180℃程度であってもよい。なお、熱エネルギーの付与(加熱)は、開始剤として熱重合開始剤を用いた場合だけでなく、光重合開始剤を使用した場合にも行ってもよい。
また、光エネルギーを付与(又は照射)する場合(例えば、光重合開始剤を使用する場合等)、光としては、放射線(ガンマー線、X線等)、紫外線、可視光線等が利用できるが、通常、紫外線である場合が多い。なお、開始剤として熱重合開始剤を使用する場合には、光エネルギーの照射は必ずしも必要ではない。
光源としては、例えば、紫外線の場合は、ディープ(Deep)UVランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、ハロゲンランプ、UV−LEDランプ、レーザー光源(ヘリウム−カドミウムレーザー、エキシマレーザー等の光源)等を用いることができる。光の波長は、例えば、150〜800nm、好ましくは150〜600nm、さらに好ましくは200〜400nm(特に300〜400nm)程度であってもよい。照射光量(照射エネルギー)は、特に限定されず、1mW〜10000W(例えば、0.05〜7000W)程度の範囲から選択でき、例えば、0.1〜5000W、好ましくは1〜3000W、さらに好ましくは10〜2000W(例えば、30〜1000W)程度であってもよい。また、照射時間は、特に限定されず、例えば、5秒〜5時間、好ましくは10秒〜2時間、さらに好ましくは30秒〜1時間程度であってもよく、通常1〜30分程度であってもよい。なお、熱エネルギー(加熱)と光エネルギー(光照射)とを組み合わせてもよい。
エンチオール反応に用いる重合開始剤は、活性エネルギー線の種類に応じて、熱重合開始剤、光重合開始剤から選択すればよく、熱重合開始剤として、ジアルキルパーオキサイド類(ジ−tert−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等)、ジアシルパーオキサイド類[ジアルカノイルパーオキサイド(ラウロイルパーオキサイド等)、ジアロイルパーオキサイド(ベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルトルイルパーオキサイド、トルイルパーオキサイド等)等]、過酸エステル類(過酢酸tert−ブチル、tert−ブチルパーオキシオクトエート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート等の過カルボン酸アルキルエステル等)、ケトンパーオキサイド類、パーオキシカーボネート類、パーオキシケタール類等の有機過酸化物;アゾニトリル化合物[2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等]、アゾアミド化合物{2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}等}、アゾアミジン化合物{2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩等}、アゾアルカン化合物[2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)等]、オキシム骨格を有するアゾ化合物[2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)等]等のアゾ化合物を例示することができる。
光重合開始剤として、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインとそのアルキルエーテル類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、4−(1−tert−ブチルジオキシ−1−メチルエチル)アセトフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノンオリゴマー等のアセトフェノン類;2−メチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシ)−3,4−ジメチル−9H−チオキサントン−9−オンメソクロリド等のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾフェノン、4−(1−tert−ブチルジオキシ−1−メチルエチル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(tert−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルパーオキシルカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−N,N−ジメチル−N−[2−(1−オキソ−2−プロペニルオキシ)エチル]ベンゼンメタナミニウムブロミド、(4−ベンゾイルベンジル)トリメチルアンモニウムクロリド等のベンゾフェノン類;アシルフォスフィンオキサイド類及びキサントン類、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2,(0−ベンゾイルオキシム)] 等のオキシムエステル系、ヨードニウム、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]−ヘキサフルオロフォスフェート、トリアリールスルフォニウムヘキサフルオロフォスフェート等のオニウム塩系を例示することができる。中でも、アセトフェノン類が好ましい。
エンチオール反応におけるチオール化合物の使用量は、特に制限されないが、以下の計算方法により算出することができる。エンチオール反応に用いるジアリルフタレート樹脂のヨウ素価からジアリルフタレート樹脂の官能基数を求め、ジアリルフタレート樹脂の分子量とアボガドロ定数より、ジアリルフタレート樹脂1g中の官能基数(ジアリルフタレート樹脂の官能基数)を算出する。エンチオール反応に用いるチオール化合物の分子量とアボガドロ定数より、チオール化合物1g中の分子数(チオール化合物の分子数)を算出する。算出した値より、(ジアリルフタレート樹脂の官能基数/チオール化合物の分子数)×使用するジアリルフタレート樹脂の重量=エンチオール反応に用いるチオール化合物の使用量を求めることができる。
エンチオール反応におけるジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基のチオール変性率は、NMRピーク積分値((反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値−反応後のチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値)÷反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値)より算出することができる。チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基のチオール変性率は、30%以上であればよく、50%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。
チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂の重量平均分子量(Mw)は、600,000以下であることが好ましく、500,000以下であることがより好ましく、400,000以下であることが更に好ましく、200,000以下であることが特に好ましく、100,000以下であることが最も好ましく、80,000以下であることがより最も好ましい。また、該Mwは、2,000以上であることが好ましく、5,000以上であることがより好ましく、10,000以上であることが更に好ましく、20,000以上であることが特に好ましく、30,000以上であることが最も好ましい。
チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂の分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、1.0〜10.0が好ましく、3.0〜5.0がより好ましい。
本明細書において、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂の重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)は実施例に記載の方法により測定される値である。
光硬化性樹脂組成物
本発明の光硬化性樹脂組成物は、硬化前の樹脂組成物であり、少なくとも上述したチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂を含有する組成物である。
光硬化性樹脂組成物中のチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂の含有量は、光硬化性樹脂組成物全量に対して、1〜70重量%の範囲であればよく、2.5〜65重量%の範囲であることが好ましく、5〜60重量%の範囲であることがより好ましい。上限は40重量%が更に好ましく、30重量%が特に好ましく、20重量%が最も好ましい。
エチレン性不飽和化合物
本発明の光硬化性樹脂組成物は、光照射により硬化可能であるエチレン性不飽和化合物を含有することが好ましい。エチレン性不飽和化合物は、炭素−炭素二重結合を1〜20個有することが好ましく、1〜10個有することがより好ましく、1〜6個有することがさらに好ましい。エチレン性不飽和化合物としては、(メタ)アクリル酸エステル化合物、(メタ)アリル化合物及びビニル化合物等が挙げられる。また、エチレン性不飽和化合物は2種以上の化合物の混合物を用いることも可能である。
(メタ)アクリル酸エステル化合物としては、アルキルアルコール、アルキルジオール、フェノキシアルコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のアルコール類の(メタ)アクリル酸エステル化合物、及びそれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加した(メタ)アクリル酸エステル化合物;ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したものの(メタ)アクリル酸エステル化合物;エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、アルキッド(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル化合物;エポキシ化大豆油アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル化合物を例示することができ、好ましくはアルキルアルコール、アルキルジオール、フェノキシアルコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のアルコール類の(メタ)アクリル酸エステル化合物、及びそれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加した(メタ)アクリル酸エステル化合物であり、より好ましくはアルキルアルコール、アルキルジオール、フェノキシアルコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ジプロピレングリコール、ジトリメチロールプロパン等のアルコール類の(メタ)アクリル酸エステル化合物、及びそれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加した(メタ)アクリル酸エステル化合物である。
(メタ)アリル化合物としては、トリ(メタ)アリルイソシアヌレート等を例示することができる。
ビニル化合物としては、スチレン、ジビニルベンゼン、N-ビニルピロリドン、酢酸ビニル等を例示することができる。
中でも、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂との相溶性、光硬化した際の硬化性の点で、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルへキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクレート等のトリ(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、アルコキシ化フェノールアクリレート、エトキシ化フェノールアクリレート等のフェノキシ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化(2)ネオペンチルグリコールジアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートが好ましい。
本発明の光硬化性樹脂組成物に含有されるエチレン性不飽和化合物の含有量は、光硬化性樹脂組成物中におけるチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂100重量部に対して、50〜1500重量部であることが好ましく、100〜1200重量部であることがより好ましく、100〜900重量部であることがさらに好ましい。
また、光硬化性樹脂組成物に含有されるエチレン性不飽和化合物の含有量は、光硬化性樹脂組成物の粘度が1〜3000mPa・s(特には、1〜2000)(25℃)の範囲内になるように添加することが好ましい。具体的には、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂とエチレン性不飽和化合物の比率が、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂:エチレン性不飽和化合物=5:95〜70:30の範囲であることが好ましく、5:95〜60:40の範囲内であることがより好ましい。
その他の添加物
本発明の光硬化性樹脂組成物は、重合開始剤を含んでいてもよく、特に光重合開始剤を含有することが好ましい。光硬化性樹脂組成物に含有される光重合開始剤としては、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェノン系、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル等のベンゾイン系、ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系、アシルフォスフィンオキサイド等のリン系、チオキサントン等のイオウ系、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン等のジベンジル系が挙げられる。
光硬化性樹脂組成物に含有される光重合開始剤の量は、光硬化性樹脂組成物全体に対して、0.1〜15重量%の範囲であることが好ましく、0.5〜12重量%の範囲がより好ましく、1〜10重量%の範囲がさらに好ましい。
光硬化性樹脂組成物には、光開始助剤(例えば、トリエタノールアミン等のアミン系光開始助剤)を併用してもよい。
光開始助剤の量は、光硬化性樹脂組成物全体に対して、0.1〜5重量%の範囲であることが好ましく、0.5〜3重量%の範囲がより好ましい。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、種々の添加剤、例示すれば、安定剤(例えば、ハイドロキノン、メトキノン等の重合禁止剤)、顔料(例えば、シアニンブルー、ジスアゾエロー、カーミン6B、レーキッドC、カーボンブラック、チタンホワイト)等の着色剤、充填剤、粘度調整剤等の各種添加剤を目的に応じて含有することができる。光硬化性樹脂組成物に含有される安定剤の量は、光硬化性樹脂組成物全体に対して、0.01〜2重量%の範囲であることが好ましく、0.1〜1重量%の範囲がより好ましい。着色剤の量は、光硬化性樹脂組成物全体に対して、1〜50重量%の範囲であることが好ましく、1〜45重量%の範囲がより好ましい。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂に、必要に応じてエチレン性不飽和化合物、さらには、光重合開始剤、光開始助剤、添加剤(例えば、安定剤、顔料)を混合することによって製造できる。本発明の光硬化性樹脂組成物は、光を照射することによって硬化する。硬化に用いる光は、一般に紫外線である。
光硬化性樹脂組成物の硬化反応に用いる硬化装置、また、硬化条件は特に限定されず、通常の光硬化反応に用いられる方法であればよい。
本発明の光硬化性樹脂組成物の用途は特に限定されない。インキ(例えば、光硬化性平版用印刷インキ、シルクスクリーンインキ、グラビアインキ、インクジェット等の印刷インキ)、塗料(例えば、紙用、プラスチック用、金属用、木工用等の塗料、例示すれば、オーバープリントワニス)、接着剤、フォトレジスト等の技術分野において使用できる。
本発明の光硬化性樹脂組成物を含むインキは本発明のインキであり、本発明の光硬化性樹脂組成物を含む塗料は本発明の塗料である。また、本発明の塗料はオーバープリントワニスであることが好ましい。
例えば、インキの一般的作製方法は次のとおりである。エチレン性不飽和化合物にチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂、及び安定剤等を60℃〜100℃の温度で攪拌しながら溶解させワニスを作製する。このワニスに、顔料、光重合開始剤、その他添加剤を、バタフライミキサーで撹拌混合後、3本ロール等で練肉することでインキが得られる。
また、オーバープリントワニスの作成は、顔料を使用しない以外は、インキと同様の手順により行える。
(実施例)
以下、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(分析方法)
後述するチオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂、製造に用いたジアリルフタレート樹脂の分析は、下記に記載の方法を用いて行った。
ジアリルフタレート樹脂、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂の重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)
重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)はGPCを用いて測定した。標準ポリスチレン換算の重量平均分子量、数平均分子量の値である。
カラム:2つのShodexLF−804を直列に接続
流速:1.0mL/min
温度:40℃
検出器:RID−20A
試料:試料50mgをテトラヒドロフラン5mLに溶解させ測定用のサンプルとした。
NMR測定
製造に用いたジアリルフタレート樹脂、光重合開始剤、チオール化合物、得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂の各NMR測定は、1H NMR(500MHz,CDCl3中)で測定した。測定した各NMRスペクトルを図1〜3に示す。
ヨウ素価測定
製造に用いたジアリルフタレート樹脂のヨウ素価は、JIS K6235に定める方法に従って測定した。
製造例1 チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂1)の合成
撹拌子を入れた200mLのセパラブルフラスコにメチルエチルケトン20gを加え、撹拌しながらジアリルフタレート樹脂((株)大阪ソーダ製;ダイソーイソダップ:MW4.1万)4gを添加し、25℃、60分攪拌し溶解させた。ここに、3−メルカプトプロピオン酸2‐エチルヘキシル(和光純薬工業社製)2.8g、光重合開始剤(Irgacure 184)118mgを加え、10分撹拌し溶解した。25℃で撹拌しながら、光照射装置(LIGHTNINGCURE LC6 モデルL8858−01 浜松ホトニクス製、ランプ種類:水銀キセノンランプ 中心波長365nm 放射波長:300nm〜450nm)を用いて、60秒間照射してエンチオール反応を行った。なお、積算光量測定は、アイ紫外線積算照度計:UVPF−A1 受光器:PD−365(アイグラフィックス製)を用いて行った。測定値は、60秒で、6100mJ/cmであった。ロータリーエバポレーターを用いて反応後の溶液を2倍濃縮した。得られた反応溶液を撹拌下のメタノール400mLに添加し、樹脂を沈殿させた。沈殿した固体を、40℃で真空乾燥を6時間行い、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂1)を得た。得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMR測定、GPC測定を行った(収量:5.1g,Mw=6.5万,Mw/Mn=4.1)。チオール変性ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基のチオール変性率はアリル基を示す5.9ppmのNMRピーク積分値(反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(41.1545)−反応後のチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(1.7548))÷反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(41.1545)より算出し、95.7%のアリル基が変性されていた。NMRを図1に示す。
製造例2 チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂2)の合成
製造例1のチオール化合物を1−ドデカンチオール(2.7g)に変更した以外は同様の方法で行い、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂2)を得た。得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMR測定、GPC測定を行った(収量:4.1g,Mw=4.4万,Mw/Mn=4.8)。チオール変性ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基のチオール変性率はアリル基を示す5.9ppmのNMRピーク積分値(反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(42.6445)−反応後のチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(3.7247))÷反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(42.6445)より算出し、90.9%のアリル基が変性されていた。NMRを図2に示す。
製造例3 チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂3)の合成
製造例1のチオール化合物を2−エチルヘキサンチオール(1.8g)に変更した以外は同様の方法で行い、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂3)を得た。得られたチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMR測定、GPC測定を行った(収量:4.9g,Mw=3.9万,Mw/Mn=3.6)。チオール変性ジアリルフタレート樹脂のペンダントアリル基のチオール変性率はアリル基を示す5.9ppmのNMRピーク積分値(反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(53.1886)−反応後のチオール変性ジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(6.7295))÷反応前のジアリルフタレート樹脂のNMRピーク積分値(53.1886)より算出し、87.3%のアリル基が変性されていた。NMRを図3に示す。
実施例1、2、3、比較例1、2
下記表1に記載の各組成の光硬化性樹脂組成物を調製し、光硬化性樹脂組成物の特性を評価した。
Figure 2018047588
表1に示した成分は下記のとおりである。
また、表1に示す組成量は重量部である。
樹脂1;製造例1で得られた変性ジアリルフタレート樹脂
樹脂2;製造例2で得られた変性ジアリルフタレート樹脂
樹脂3;製造例3で得られた変性ジアリルフタレート樹脂
DAP樹脂;(株)大阪ソーダ製 ダイソーイソダップ(ジアリルイソフタレート樹脂;Mw=4.1万、Mw/Mn=4.1、ヨウ素価=80)
DPGDA;ジプロピレングリコールジアクリレート(新中村化学工業(株)製)
Irgacure184(BASFジャパン(株)製の1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)
光硬化性樹脂組成物の溶解性の評価
樹脂とエチレン性化合物(2−エチルヘキシルアクリレート)=30:70となるように添加し、100℃に加熱混合して光硬化性樹脂組成物を調製した。室温に冷却後、1日経過したものの外観が透明であるかで溶解性を確認した。冷却後も外観が透明であったものを〇、白濁したものを×とした。結果は表2に示す。
速乾性の評価
調製した各光硬化性樹脂組成物100重量部に対して光重合開始剤としてIrgacure184(BASFジャパン(株)製)を10重量部添加し、加熱混合することで速乾性の評価に用いるサンプルを調製した。
プラスチック基材(ポリプロピレン基材:東洋紡株式会社製 二軸延伸フィルム 品名:パイレンフィルム-OT P2161 厚み50μm)に、密着性試験に用いるために調製した上記サンプルをワイヤーバー(コーティングロッド)を用いてコートし、出力160W/cmのメタルハライドランプ(ランプ距離14cm、光量約200mW/cmで塗膜がタックフリーになるまでの時間光照射)で硬化させた。なお、UV硬化装置はウシオ電機製ボックス型紫外線硬化装置を用いた。得られた塗膜を指触することで速乾性を確認した。積算光量4456mJ/cm未満で硬化したものを○、積算光量4456mJ/cm以上で硬化したものを×とした。評価結果を表2に示す。
密着性試験
調製した光硬化性樹脂組成物を、速乾性試験と同様の方法でプラスチックフィルムにコートし、硬化させた。得られた塗膜に、ニチバン社製24mm幅のセロテープ(登録商標)(品番:CT−24、粘着力:4.01N/10mm)を貼り付け、親指で5回強く擦った後、セロテープ(登録商標)を引き離した。評価基準は下記の通りとした。評価結果を表2に示す。
5:素早くテープを剥離した場合に、硬化膜が剥離しない。
4:素早くテープを剥離した場合に、硬化膜が50%剥離する。
3:ゆっくりテープを剥離した場合に、硬化膜が剥離しない。
2:ゆっくりテープを剥離した場合に、硬化膜が50%剥離する。
1:ゆっくりテープを剥離した場合に、硬化膜が完全に剥離する。
粘度
調製した光硬化性樹脂組成物を使用し、速乾性試験と同様の方法でサンプル調整した。Thermo Fisher SCIENTIFC HAAKE MARS3を用いて30℃での粘度を測定した。評価結果を表2に示す。
Figure 2018047588
実施例1〜3に示すように、チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂(樹脂1〜3)を用いて調製した光硬化性樹脂組成物は、比較例1に示すようなチオール化合物で変性していないジアリルフタレート樹脂が溶解しなかったエチレン性不飽和化合物に溶解し、同等の速乾性を有する。そして、チオール化合物で変性していないジアリルフタレート樹脂を用いて調製した比較例1と同様又はそれ以上のポリプロピレンシートへの密着性を有する。

Claims (7)

  1. 脂肪族チオール化合物、芳香族チオール化合物、脂肪族ポリチオール化合物、メルカプトカルボン酸エステル化合物、メルカプトカルボン酸、メルカプトエーテル、のいずれかのチオール化合物で変性したことを特徴とするジアリルフタレート樹脂。
  2. 請求項1に記載のジアリルフタレート樹脂を含有する光硬化性樹脂組成物。
  3. 更に、エチレン性不飽和化合物を含有する請求項2に記載の光硬化性樹脂組成物。
  4. 更に、光重合開始剤を含有する請求項2又は3に記載の光硬化性樹脂組成物。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の光硬化性樹脂組成物を含有するインキ。
  6. 請求項2〜4のいずれかに記載の光硬化性樹脂組成物を含有する塗料。
  7. オーバープリントワニスである請求項6に記載の塗料。
JP2018538326A 2016-09-06 2017-08-15 チオール化合物で変性したジアリルフタレート樹脂、及び当該樹脂を含有する光硬化性樹脂組成物とその用途 Active JP6795037B2 (ja)

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