JPWO2018042495A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び蒸発器を備えた冷媒回路と、冷媒回路のうちの蒸発器、圧縮機及び凝縮器までの流路に設けられ、光を照射する発光部と、発光部に併設され、発光部の光を検出する光検出センサーと、光検出センサーの検出結果に基づいて、冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機が損傷しているか否かを判定する制御装置と、冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機が損傷しているか否かを報知する報知部と、を備えた。

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関し、特に、圧縮機等の摺動部の摩耗を抑制する冷凍機油が封入される冷凍サイクル装置に関するものである。
冷凍サイクル装置は、例えば、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び蒸発器を備えた冷媒回路を備えている。ここで、圧縮機は冷媒を圧縮する圧縮機構を備えているため、冷凍サイクル装置には、この圧縮機構の摺動部の摩耗を抑制する冷凍機油が封入されている。従来、冷凍サイクル装置の配管中にサイトグラスを設け、目視で冷凍機油の劣化状態等を判断できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−227846号公報
目視で冷凍機油の劣化状態等を判断する場合には、サービスマン等が定期的に冷凍機油を目視で監視する必要があり、サービスマンが冷凍サイクル装置を管理する負担が増大する。また、目視で冷凍機油の劣化状態等を判断する場合には、冷凍機油の状態を把握する精度が低下する可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、冷凍サイクル装置内の冷凍機油の状態を自動で精度よく検出することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置及び蒸発器を備えた冷媒回路と、冷媒回路のうちの蒸発器、圧縮機及び凝縮器までの流路に設けられ、光を照射する発光部と、発光部に併設され、発光部の光を検出する光検出センサーと、光検出センサーの検出結果に基づいて、冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機が損傷しているか否かを判定する制御装置と、冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機が損傷しているか否かを報知する報知部と、を備えた。
本発明によれば、発光部及び光検出センサーを備え、制御装置が、光検出センサーの検出結果に基づいて、冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機が損傷しているか否かを判定することができ、冷凍機油の状態を自動で精度よく検出することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路の説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の油分離器の説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の制御装置の説明図である。 冷凍機油が劣化しているときのヒストグラムの説明図である。 圧縮機が損傷しているときのヒストグラムの説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置のフローチャートの一例である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例1のアキュムレータの説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例2の冷媒回路の説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例2の油貯留部の説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例3の説明図である。 本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例4の説明図である。
実施の形態.
本発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置100について説明する。
図1は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の冷媒回路Cの説明図である。
図2は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の油分離器2の説明図である。
[構成説明]
本実施の形態の冷凍サイクル装置100は、例えば、空気調和装置、冷凍装置及びヒートポンプ給湯機等に適用することができる。なお、図1では図示を省略しているが、冷凍サイクル装置100は、四方弁を設け、冷房運転及び暖房運転を実行できるようにしてもよい。
図1に示すように、冷凍サイクル装置100は、冷媒を循環させる冷媒回路Cを含む。冷媒回路Cは、圧縮機1、油分離器2、凝縮器3、絞り装置4、蒸発器5、アキュムレータ6及び冷媒配管P1〜P8を含む。冷凍サイクル装置100が含む冷媒回路Cは、油分離器2で冷媒から分離した冷凍機油を圧縮機1へ戻す油戻し回路C1を含む。
また、冷凍サイクル装置100は、凝縮器3に付設される凝縮器ファン3Aと、蒸発器5に付設される蒸発器ファン5Aとを含む。
更に、冷凍サイクル装置100は、油分離器2に備えられた発光部21と、油分離器2に備えられた光検出センサー22と、光検出センサー22の検出結果が出力される制御装置50と、制御装置50によって制御される報知部51とを含む。
圧縮機1は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。本実施の形態の圧縮機1は、インバータにより回転数が制御されるようになっている。圧縮機1は高圧冷媒を吐出する冷媒吐出部と冷媒回路Cを循環して戻ってきた低圧冷媒を吸入する冷媒吸入部とを備えている。
油分離器2は、圧縮機1の吐出側に設けられ、冷媒から分離した冷凍機油を貯留する機能を備えている。油分離器2は、冷凍機油を貯留する空間が形成された容器2Aと、容器2Aに接続された冷媒流入部2B1と、容器2Aに接続された冷媒流出部2B2と、容器2Aに接続された油流出部2B3とを備えている。油分離器2は、容器2Aに設けられた光透過部材2Cと、容器2Aに設けられ、光透過部材2Cの対向位置に配置された光透過部材2Dとを備えている。
容器2Aは、筒状の側面部と、この側面部の下端に接続された底部と、この側面部の上端に接続された天面部(上面部)とを含む。容器2Aの側面部には、冷媒流入部2B1が接続されている。圧縮機1から吐出されたガス冷媒が冷媒流入部2B1から容器2A内に流入する。容器2Aの天面部は、冷媒流出部2B2が接続されている。冷媒流出部2B2の端部から、容器2A内のガス冷媒が流入することで、容器2Aからガス冷媒が流出する。容器2Aの底部には、油流出部2B3が接続されている。容器2A内の冷凍機油が流入する、油流出部2B3の端部の方が、容器2Aの底部よりも上側に配置されている。これにより、図2に示すように、容器2Aに冷凍機油Оiが一定量溜まってから冷凍機油Оiが流出することになり、光検出センサー22で冷凍機油の状態を検出しやすい。冷媒流入部2B1、冷媒流出部2B2及び油流出部2B3は配管で構成することができる。冷媒流入部2B1は冷媒配管P1に接続され、冷媒流出部2B2は冷媒配管P3に接続され、油流出部2B3は冷媒配管P7に接続される。
光透過部材2C及び光透過部材2Dは、容器2Aの上下方向において、容器2Aの下側に配置されている。光透過部材2Cは、発光部21の対向位置に配置されており、発光部21を出た光が容器2A内に入るように構成されている。光透過部材2Dは、光検出センサー22の対向位置に配置されており、発光部21を出て容器2A内に入った光が光検出センサー22で受光できるように構成されている。油分離器2には、発光部21、光透過部材2C、光透過部材2D及び光検出センサー22が、この順番で直線状に配置されている。なお、発光部21、光透過部材2C、光透過部材2D及び光検出センサー22を結ぶ直線上には、油流出部2B3が位置しないようにする。油流出部2B3によって発光部21の光が遮られてしまい、光検出センサー22で光を受光できなくなることを回避するためである。例えば、発光部21、光透過部材2C、光透過部材2D及び光検出センサー22を結ぶ直線上から、水平方向に予め定められた距離をずらした位置に、油流出部2B3が配置されていればよい。光透過部材2C及び光透過部材2Dは、例えば、透明のガラスで構成することもできるし、透明の樹脂で構成することもできる。
油戻し回路C1は、一端部が油分離器2に接続され、他端部が圧縮機1の吸入側に接続された回路である。油戻し回路C1は、冷媒配管P7と、絞り装置7と、冷媒配管P8とを含む。なお、絞り装置7は、例えば、キャピラリーチューブで構成することができる。
凝縮器3は、例えば、内部を流通する冷媒と、凝縮器ファン3Aにより送風される空気との熱交換を行う空冷式熱交換器として構成することができる。空冷式熱源側熱交換器は、例えば、伝熱管と複数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィンアンドチューブ型熱交換器として構成できる。なお、凝縮器は放熱器とも称される。凝縮器ファン3Aは、凝縮器3に供給する空気の流量を可変に調整できるようになっている。凝縮器ファン3Aは、例えば、DCファンモータによって駆動されるプロペラファンである。
絞り装置4は、例えば、開度を調節可能な電子膨張弁である。電子膨張弁としては、例えばリニア電子膨張弁が用いられる。なお、絞り装置4はキャピラリーチューブ等の他の減圧手段を用いることもできる。
蒸発器5は、例えば、内部を流通する冷媒と、蒸発器ファン5Aにより送風される空気との熱交換を行う空冷式熱交換器として構成することができる。蒸発器5は、フィンアンドチューブ型熱交換器として構成できる。蒸発器ファン5Aは、蒸発器5に供給する空気の流量を可変に調整できるようになっている。蒸発器ファン5Aは、例えば、DCファンモータによって駆動されるプロペラファンである。
アキュムレータ6は、余剰の冷媒を貯留する冷媒貯留機能と、運転状態が変化する際に一時的に発生する液冷媒を滞留させることにより、圧縮機1に大量の液冷媒が流入するのを防ぐ気液分離機能と、を有している。アキュムレータ6は、冷媒流入部及び冷媒流出部を備えている。アキュムレータ6は、冷媒流入部が蒸発器5に接続されている。また、アキュムレータ6は冷媒流入部が油戻し回路C1に接続されている。アキュムレータ6は、冷媒流出部が圧縮機1に冷媒吸入側に接続されている。
冷媒配管P1は、一端が圧縮機1の吸入側に接続され、他端が油分離器2に接続されている。
冷媒配管P2は、一端が油分離器2に接続され、他端が凝縮器3に接続されている。
冷媒配管P3は、一端が凝縮器3に接続され、他端が絞り装置4に接続されている。
冷媒配管P4は、一端が絞り装置4に接続され、他端が蒸発器5に接続されている。
冷媒配管P5は、一端が蒸発器5に接続され、他端がアキュムレータ6に接続されている。
冷媒配管P6は、一端がアキュムレータ6に接続され、他端が圧縮機1の吸入側に接続されている。
冷媒配管P7は、一端が油分離器2に接続され、他端が絞り装置7に接続されている。
冷媒配管P8は、一端が絞り装置7に接続され、他端が冷媒配管P5の中間部に接続されている。なお、冷媒配管P5の中間部は、冷媒配管P5の一端から他端までの間の部分である。
発光部21は、白色光を照射することができるように構成されている。発光部21は、例えば、白色光を照射する白色LEDで構成することができる。発光部21は、容器2Aの外側に配置され、光透過部材2Cを介して容器2A内の空間に臨んでいる。
光検出センサー22は、受光した光の赤色波長、緑色波長及び青色波長をそれぞれ検出するRGBセンサーで構成されている。光検出センサー22は、発光部21に併設されている。具体的には、光検出センサー22は、発光部21の光照射方向に配置されており、発光部21の対向位置に設けられている。光検出センサー22は、容器2Aの外側に配置され、光透過部材2Dを介して容器2A内の空間に臨んでいる。光検出センサー22は、例えば、分光器と複数のCCD素子を備えたもので構成することができる。分光器は、例えば赤色の光、緑色の光及び青色の光に分解可能なプリズム等で構成することができる。
制御装置50は、例えば、CPU及び記憶部等を含むマイコンを備えている。制御装置50は、圧縮機1の回転数、絞り装置4の開度、凝縮器ファン3Aの回転数、蒸発器ファン5Aの回転数、報知部51及び発光部21を統括制御する。
冷凍機油は酸化等して劣化すると圧縮機1の摺動部の摩耗を抑制する本来的な機能が損なわれる場合がある。ここで、冷凍機油は劣化すると茶色に変色する(第1の状態)。また、冷凍機油によって圧縮機1の摺動部が適切に潤滑できないと、摺動部が削れて冷凍機油が黒色に変色する(第2の状態)。そこで、制御装置50は、光検出センサー22の検出結果に基づいて、冷凍機油の色に関する判定を行う。この判定により、制御装置50は、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機1が損傷しているか否かを判定する。
報知部51は、冷凍機油の劣化に関する報知、又は圧縮機1の損傷に関する報知を行う。報知部51は、リモコン等のディスプレイで表示することで報知する構成であってもよいし、LED等の点灯装置で表示することで報知する構成であってもよいし、音声で報知する構成であってもよいし、これらを組み合わせてもよい。このように、報知部51は、例えば、ディスプレイ表示部、点灯装置及びスピーカー等で構成することができる。
[制御装置50について]
図3は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の制御装置の説明図である。
図4Aは、冷凍機油が劣化しているときのヒストグラムの説明図である。
図4Bは、圧縮機1が損傷しているときのヒストグラムの説明図である。
制御装置50は、ヒストグラム作成部50Aと、判定部50Bと、報知制御部50Cと、アクチュエータ制御部50Dと、階調範囲設定部50Eと、明るさ設定部50Fとを備えている。
ヒストグラム作成部50Aは、光検出センサー22が検出した赤色の光、緑色の光及び青色の光のそれぞれに関するヒストグラムを作成する(図4A及び図4B参照)。ここで、これらのヒストグラムは、例えば、横軸が輝度の階調を表し、縦軸が画素頻度を表す。なお、本実施の形態では、輝度の階調は、256階調である。
判定部50Bは、光検出センサー22の検出結果に基づいて、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化しているか否かを判定する機能を備えている。なお、この冷凍機油の劣化判定を第3の判定とも称する。次の(1)から(3)の条件を全て満たすときに、判定部50Bは、冷凍機油の色が茶色に変色し、劣化したものと判定する。
(1)ヒストグラム作成部50Aが作成した赤色の光の第1のヒストグラムに関し、判定部50Bは、画素頻度のピークが第1の階調範囲に入っている。
(2)ヒストグラム作成部50Aが作成した緑色の光の第2のヒストグラムに関し、判定部50Bは、画素頻度のピークが第2の階調範囲に入っている。
(3)ヒストグラム作成部50Aが作成した青色の光の第3のヒストグラムに関し、判定部50Bは、画素頻度のピークが第3の階調範囲に入っている。
図4Aに示すように、典型的には、冷凍機油の色が茶色のときにおける第1のヒストグラムの階調値は、128であり、第2のヒストグラムの階調値は、0であり、第3のヒストグラムの階調値は、0である。しかし、これらの階調値を満たすときだけに冷凍機油が劣化したと判定すると、実際には冷凍機油が劣化していると判定するべきなのに、判定しないということも想定される。そこで、制御装置50には、劣化の判定に広がりをもたせるため、第1の階調範囲、第2の階調範囲、及び第3の階調範囲が設定されている。
なお、第1の階調範囲は、例えば、階調値128を中心として、プラスマイナス10程度の範囲に設定することができる。つまり、第1の階調範囲は、108から138の範囲に設定することができる。
また、第2の階調範囲は、例えば、0から10の範囲に設定することができる。
更に、第3の階調範囲は、例えば、0から10の範囲に設定することができる。
第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲にどの程度広がりを持たせるかについては、適宜、設定することができる。
第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲は、例えば、予め定められていてもよいし、サービスマン等が設の開度設定できるようにしてもよい。本実施の形態では、第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲を設定することができる構成となっている。
判定部50Bは、光検出センサー22の検出結果に基づいて、圧縮機1が損傷しているか否かを判定する機能を備えている。なお、この圧縮機1の損傷判定を第2の判定とも称する。判定手段は、上述と同様の要領である。図4Aに示すように、典型的には、冷凍機油の色が黒色のときにおける第1のヒストグラムの階調値は、0であり、第2のヒストグラムの階調値は、0であり、第3のヒストグラムの階調値は、0である。
なお、第1の階調範囲は、例えば、0から10の範囲に設定することができる。
また、第2の階調範囲は、例えば、0から10の範囲に設定することができる。
更に、第3の階調範囲は、例えば、0から10の範囲に設定することができる。
黒色の色判定の場合においても、どの程度、第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲に広がりを持たせるかは、適宜、設定することができる。
判定部50Bは、光検出センサー22の検出結果に基づいて、発光部21側及び光検出センサー22側のうちの少なくとも一方が汚れているか否かを判定する機能も備えている。なお、この汚れ判定を、第1の判定とも称する。冷凍サイクル装置100を使用していると、経年劣化等によって、発光部21の発光部分、光検出センサー22の受光部分、光透過部材2C及び光透過部材2Dに汚れが付着すること場合がある。汚れがこれらに付着すると、上述の冷凍機油の劣化判定等の精度が低下してしまうので、精度低下を回避するために、制御装置50は、汚れ判定を行う。
まず、アクチュエータ制御部50Dは、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機1が損傷しているか否かを判定するときよりも、発光部21の明るさを大きくする。例えば、アクチュエータ制御部50Dは、発光部21を最大の明るさとしてもよい。ここで、典型的には、白色光における第1のヒストグラム、第2のヒストグラム及び第3のヒストグラムの階調値は、全て255である。汚れがない場合には、発光部21から出た白色光が、光検出センサー22に届く。したがって、ヒストグラム作成部50Aで作成されるヒストグラムの階調は、赤色、緑色、青色、ともに255である。一方、汚れがある場合には、発光部21から出た白色光が、光検出センサー22に届きにくくなる。したがって、ヒストグラム作成部50Aで作成されるヒストグラムの階調は、赤色、緑色、青色、ともに255よりもかなり小さくなることが想定される。
そこで、アクチュエータ制御部50Dが発光部21の明るさを大きくした後に、判定部50Bは、光検出センサー22の検出結果に基づいて、赤色のヒストグラムのピークが第1の階調範囲に入り、緑色のヒストグラムのピークが第2の階調範囲に入り、青色のヒストグラムのピークが第3の階調範囲に入るか否かを判定する。
なお、第1の階調範囲は、例えば、0から245の範囲に設定することができる。
また、第2の階調範囲は、例えば、0から245の範囲に設定することができる。
更に、第3の階調範囲は、例えば、0から245の範囲に設定することができる。
報知制御部50Cは、判定部50Bが、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化していると判定した場合、及び、判定部50Bが、圧縮機1が損傷していると判定した場合、報知部51にその旨を報知させる機能を有する。すなわち、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化していると判定した場合には、報知制御部50Cは、報知部51にその旨の報知を行わせる(第2の報知)。圧縮機1が損傷していると判定した場合には、報知制御部50Cは、報知部51にその旨の報知を行わせる(第1の報知)。第2の報知は、冷凍機油が劣化したことを示す報知であり、第1の報知は、圧縮機1が損傷していることを示す報知である。
アクチュエータ制御部50Dは、各種のデータに基づいて、圧縮機1の回転数、絞り装置4の開度、凝縮器ファン3Aの回転数、蒸発器ファン5Aの回転数、発光部21の明るさを制御する。アクチュエータ制御部50Dは、判定部50Bが、圧縮機1が損傷していると判定したときには、圧縮機1の運転を停止する機能を備えている。
階調範囲設定部50Eは、冷凍機油の劣化の判定に用いる、第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲の設定を行う機能を備えている。また、階調範囲設定部50Eは、圧縮機1の損傷の判定に用いる、第1の階調範囲、第2の階調範囲及び第3の階調範囲の設定を行う機能を備えている。階調範囲設定部50Eは、例えば、リモコン等に設けられたボタン又はタッチパネル等の入力手段を含む。
明るさ設定部50Fは、上述した、第1の判定、第2の判定、及び第3の判定のそれぞれにおける、発光部21の明るさを設定する。明るさ設定部50Fは、第1の判定のときの発光部21の明るさを第1の明るさとし、第2の判定及び第3の判定のときの発光部21の明るさを第2の明るさとしたとき、第1の明るさの方が、第2の明るさよりも大きくなるように設定する。
図5は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置100のフローチャートの一例である。
制御装置50は、発光部21の明るさを第1の明るさに設定する(ステップS1)。
次に、制御装置50の判定部50Bは、第1の判定を行う(ステップS2)。光透過部材2C等が汚れていないと判定した場合には、発光部21の明るさを第2の明るさに設定する(ステップS3)。なお、制御装置50は、光透過部材2C等が汚れていると判定した場合には、その旨を報知する(ステップS2−1)。その後、制御装置50は、第2の判定及び第3の判定の精度が低下するので、第2の判定及び第3の判定をせずに、フローを終了する(ステップS6)。
また、制御装置50の判定部50Bは、ステップS3の次に、第2の判定を行う(ステップS4)。圧縮機1が損傷していると判定した場合には、第1の報知を行い、圧縮機1の損傷を報知する(ステップS4−1)。なお、圧縮機1の損傷を報知した場合には、冷凍機油の色が黒色であるため、冷凍機油の劣化判定が難しい。このため、圧縮機1の損傷を報知した後には、ステップS5の冷凍機油の劣化判定をせずに、フローを終了する(ステップS6)。
また、圧縮機1が損傷していないと判定した場合には、引き続き、第3の判定を行う(ステップS5)。冷凍機油が劣化していると判定した場合には、第2の報知を行い、冷凍機油の劣化を報知する(ステップS5−1)。冷凍機油が劣化していないと判定した場合には、フローを終了する(ステップS6)。
圧縮機1が損傷判定に用いる黒色は、冷凍機油の劣化判定に用いる茶色よりも濃いため、圧縮機1が損傷しているときに、冷凍機油の劣化を判定することは難しい。したがって、ステップS4とステップS5の判定の順番が逆になっていると、圧縮機1が損傷して黒色となっているのに、判定できない冷凍機油の劣化をも行ってしまう。こういったことを回避するため、先に、圧縮機1の損傷判定を行い(第2の判定)、次に、冷凍機油の劣化判定(第3の判定)を行うようにするとよい。
また、圧縮機1の損傷の頻度よりも、冷凍機油の劣化の頻度が高ければ、ステップS4とステップS5の順番を入れ替えてもよい。
また、黒色のときにおける第1の階調範囲と、茶色のときにおける第1の階調範囲とは、重複しないようにするとよい。これにより、第2の判定で冷凍機油の劣化を判定してしまったり、第3の判定で圧縮機1の損傷を判定してしまったりすることを回避することができる。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置100では、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化しているか否かの判定、及び、圧縮機1が損傷しているか否かの判定を、各ヒストグラムの各ピークが、各階調範囲に収まるか否かに基づいて行っていた。しかし、この手段に限定されるものではない。
例えば、制御装置50は、冷凍機油に関する色の初期値を記憶しておいてもよい。ここで、初期値とは、各ヒストグラムの各ピークの初期値である。例えば、第1のヒストグラムの階調値の初期値が250、第2のヒストグラムの階調値の初期値が240、第3のヒストグラムの階調値の初期値が230であったとする。制御装置50の記憶部は、これらの初期値を記憶しておく。そして、判定部50Bは、この初期値からのずれ量に基づいて、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化している、又は、圧縮機1が損傷していると判定してもよい。なお、赤色のピークのずれ量は、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化している場合よりも、圧縮機1が損傷している場合の方が大きく設定するとよい。なお、緑色のピークのずれ量及び青色のピークのずれ量は、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化している場合と圧縮機1が損傷している場合とは同じ設定でよい。
また、その他に、制御装置50は、光検出センサー22で検出する光量の減少により、冷媒回路C中の冷凍機油が劣化しているか否かの判定、及び、圧縮機1が損傷しているか否かの判定を行ってもよい。この場合には、発光部21は、白色光を照射する構成に限られず、また、光検出センサー22もRGBセンサーに限られない。光量の減少量に基づいて判定をするためである。
[変形例1]
図6は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例1のアキュムレータの説明図である。
図6に示すように、変形例1では、アキュムレータ6に、発光部21及び光検出センサー22を設けるとともに、光透過部材6C及び光透過部材6Dを設けている。アキュムレータ6は、ガス冷媒G、液冷媒L及び冷凍機油Oiを貯留する空間が形成された容器6Aと、容器6Aに接続された冷媒流入部6B1と、容器6Aに接続された冷媒流出部6B2と、光透過部材6Cと、光透過部材6Cの対向位置に配置された光透過部材6Dと、を備えている。
容器6Aは、筒状の側面部と、この側面部の下端に接続された底部と、この側面部の上端に接続された天面部(上面部)とを含む。冷媒流入部6B1及び冷媒流出部6B2は、容器6Aの天面部に接続されている。
光透過部材6C及び光透過部材6Dは、容器6Aの上下方向において、容器6Aの下側に配置されている。本実施の形態では、液冷媒よりも冷凍機油が重いため、液冷媒の下に冷凍機油が貯留されるためである。なお、冷凍機油が液冷媒よりも軽ければ、光透過部材6C及び光透過部材6Dの位置を上側に変更すればよい。光透過部材6C及び光透過部材6Dの構成は、光透過部材2C及び光透過部材2Dと同様である。発光部21、光透過部材6C、光透過部材6D及び光検出センサー22は、この順番で直線状に配置されている。
[変形例2]
図7Aは、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置102の変形例2の冷媒回路の説明図である。
図7Bは、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置102の変形例2の油貯留部の説明図である。
図7Bに示すように、変形例2では、油貯留部8に、発光部21及び光検出センサー22を設けるとともに、光透過部材8C及び光透過部材8Dを設けている。変形例2に係る冷凍サイクル装置102は、油戻し回路C1に接続された分岐回路C2を備えている。分岐回路C2は、第1の配管P9と、第2の配管P10と、油貯留部8とを含む。
第1の配管P9は、一端が油戻し回路C1のうち絞り装置7(キャピラリーチューブ)よりも下流側の第1の部分Po1に接続されている。第2の配管P10は、一端が油戻し回路C1のうち第1の部分Po1よりも下流側の第2の部分Po2に接続されている。第1の配管P9の他端は、容器8A内に配置され、冷凍機油を容器8A内へ供給する開口部が形成されている。第2の配管P10の他端は、容器8A内に配置され、冷凍機油を容器8A外へ排出する開口部が形成されている。
油貯留部8は、冷凍機油Oiを貯留する空間が形成された容器8Aと、容器8Aに接続された油流入部8B1と、容器8Aに接続された油流出部8B2と、光透過部材8Cと、光透過部材8Cの対向位置に配置された光透過部材8Eと、を備えている。
容器8Aは、筒状の側面部と、この側面部の下端に接続された底部と、この側面部の上端に接続された天面部(上面部)とを含む。油流入部8B1は、容器8Aの天面部に接続され、油流出部8B2は、容器8Aの底部に接続されている。
油流出部8B2の上端(他端)には、冷凍機油を流出口となる開口部が形成されている。冷凍機油Oiが容器8Aに溜まりやすいように、油貯留部8は、油流出部8B2の上端が、容器6Aの底部から予め定められた距離L1をあけて配置されている。光透過部材8C及び光透過部材8Dは、容器8Aの上下方向において油流出部8B2の上端よりも下側に配置されている。これにより、冷凍機油Oiが貯留されている部分に光が通すことになり、冷凍機油Oiの劣化等の判定精度を向上させることができる。
光透過部材8C及び光透過部材8Dの構成は、光透過部材2C及び光透過部材2Dと同様である。発光部21、光透過部材8C、光透過部材8D及び光検出センサー22は、この順番で直線状に配置されている。
[変形例3]
図8は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例3の説明図である。
図7Bに示すように、変形例3では、冷媒配管P5に、発光部21及び光検出センサー22を設けるとともに、光透過部材PC及び光透過部材PDを設けている。
冷媒配管P5は、蒸発器5と圧縮機1とをアキュムレータ6及び冷媒配管P6を介して接続する配管である。
本実施の形態において、冷凍機油は冷媒より重いため、冷媒配管P5の下部に滞留しやすい。そこで、発光部21は、冷媒配管P5のうちの一部の上部及び下部のうちの一方に配置され、光検出センサー22は、発光部21に対向するように、冷媒配管P5のうちの一部の上部及び下部のうちの他方に配置されている。ここで、冷媒配管P5の一部とは、冷媒配管P5の一端と他端との間の部分を指す。変形例3では、発光部21が冷媒配管P5のうちの一部の上部に配置され、光検出センサー22が冷媒配管P5のうちの一部の下部に配置された態様を一例として示している。変形例3の構成により、冷媒配管P5に滞留する冷凍機油の色に関する判定を精度よく行うことができる。
光透過部材PC及び光透過部材PDの構成は、光透過部材2C及び光透過部材2Dと同様である。発光部21、光透過部材PC、光透過部材PD及び光検出センサー22は、この順番で直線状に配置されている。
なお、制御装置50の判定部50Bは、圧縮機1が停止しているときの光検出センサー22の検出結果に基づいて、冷媒配管P5(冷媒回路C)の冷凍機油が劣化しているか否か、又は圧縮機1が損傷しているか否かを判定してもよい。圧縮機1が運転しているときは、冷凍機油が冷媒に流され、冷媒配管P5の下部に滞留しない場合も想定されるためである。つまり、この構成を採用することで、圧縮機1が停止し、重力の作用によって冷媒配管P5の下部に流れ落ちてきた冷凍機油を光検出センサー22で検出することができ、冷媒配管P5に滞留する冷凍機油の色に関する判定を精度よく行うことができる。
なお、本変形例3では、冷媒配管P5に発光部21及び光検出センサー22を設けるとともに、光透過部材PC及び光透過部材PDを設けたが、それに限定されるものではない。発光部21、光検出センサー22、光透過部材PC及び光透過部材PDは、冷媒配管P6に設けられていてもよい。
また、発光部21及び光検出センサー22は、油戻し回路C1のうち絞り装置7(キャピラリーチューブ)よりも下流側の部分に設けられていてもよい。つまり、発光部21、光検出センサー22、光透過部材PC及び光透過部材PDは、冷媒配管P8に設けられていてもよい。
[変形例4]
図9は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の変形例4の説明図である。
図9に示すように、変形例4では、圧縮機1に、発光部21及び光検出センサー22を設けるとともに、光透過部材1C及び光透過部材1Dを設けている。ここで、圧縮機1がスクロール圧縮機である場合を例に説明する。
圧縮機1は、外郭を構成する密閉容器1Aと、密閉容器1Aに冷媒を導く吸入管1B1及び圧縮された冷媒を吐出する吐出管1B2と、密閉容器1A内の空間を区画するサブフレーム1Fと、冷凍機油Oiが貯留される底部油溜1Lと、冷媒を圧縮するための渦巻体が形成された固定スクロール1Gとを有している。
また、圧縮機1は、冷媒を圧縮するのに利用される渦巻体が形成された揺動スクロール1Hと、揺動スクロール1Hを収容するフレーム1Jと、揺動スクロール1Hを回転させる軸SFと、軸SFを回転させる電動機1Eと、揺動スクロール1Hを揺動運動させるオルダムリング1Iとを含む。
密閉容器1A内には、固定スクロール1G、揺動スクロール1H、フレーム1J、軸SF、電動機1E、及びオルダムリング1I等が設けられている。また、密閉容器1Aの側面には密閉容器1A内と連通する吸入管1B1が接続されている。更に、密閉容器1Aの上部には、固定スクロール1Gと揺動スクロール1Hとによって圧縮された冷媒が吐出される吐出管1B2が接続されている。吸入管1B1は、圧縮機1に流入する冷媒を、密閉容器1A内に導くための配管であり、冷媒配管P6に接続されている。吸入管1B1は、密閉容器1Aの側面に設けられている。吐出管1B2は、圧縮機1で圧縮された冷媒を吐出させるための配管であり、冷媒配管P1に接続されている。
サブフレーム1Fは、密閉容器1A内の空間を区画するように設けられ、軸SFの下端側を回転自在に支持する副軸受1F1が設けられている。サブフレーム1Fの下側には、底部油溜1Lが設けられており、サブフレーム1Fの上側には、電動機1Eが設けられている。底部油溜1Lは、冷凍機油Oiを貯留するものである。この底部油溜1Lは、サブフレーム1Fの下側に設けられているものである。なお、底部油溜1Lに貯留されている冷凍機油Oiは、軸SFの下側端部に設けられたオイルポンプによって、揺動スクロール1H側に引き上げられる。
固定スクロール1Gは、揺動スクロール1Hとともに冷媒を圧縮する。固定スクロール1Gは、揺動スクロール1Hに対して対向配置されている。固定スクロール1Gの上端面には、固定スクロール1G及び揺動スクロール1Hによって圧縮された冷媒の圧力が高まると、固定スクロール1G及び揺動スクロール1Hによって形成される圧縮室の圧力を開放する吐出弁1Kが設けられている。フレーム1Jは、揺動スクロール1Hが摺動自在に、揺動スクロール1Hを収容する。軸SFは、揺動スクロール1Hに駆動力を伝える。
電動機1Eは、軸SFを回転させるものである。この電動機1Eは、密閉容器1Aに固着支持されたステータ1E1と、ステータ1E1と組み合わされることでトルクを発生するロータ1E2とから構成されている。電動機1Eは、揺動スクロール1H、及び固定スクロール1Gなどが設けられる上部空間と、底部油溜1Lが設けられる下部空間とを区画するように設けられている。
ステータ1E1は、たとえば、積層鉄心に複数相の巻線を装着して構成されている。
ロータ1E2は、たとえば、内部に図示省略の永久磁石を有し、ステータ1E1の内周面との間に、予め設定された空隙が形成されるように軸SFに支持されている。そして、ロータ1E2は、ステータ1E1への通電がなされると回転駆動し、軸SFを回転させる。オルダムリング1Iは、揺動スクロール1Hの揺動運動中における自転運動を阻止するのに利用されるものである。
密閉容器1Aのうちの底部油溜1Lの形成位置には、光透過部材1C及び光透過部材1Dが設けられている。光透過部材1C及び光透過部材1Dの構成は、光透過部材2C及び光透過部材2Dと同様である。なお、発光部21、光透過部材1C、光透過部材1D及び光検出センサー22を結ぶ直線上には、軸SF(オイルポンプ)が位置しないようにする。軸SFによって発光部21の光が遮られてしまい、光検出センサー22で光を受光できなくなることを回避するためである。例えば、発光部21、光透過部材1C、光透過部材1D及び光検出センサー22を結ぶ直線上から、水平方向に予め定められた距離をずらした位置に、軸SFが配置されていればよい。
1 圧縮機、1A 密閉容器、1B1 吸入管、1B2 吐出管、1C 光透過部材、1D 光透過部材、1E 電動機、1E1 ステータ、1E2 ロータ、1F サブフレーム、1F1 副軸受、1G 固定スクロール、1H 揺動スクロール、1I オルダムリング、1J フレーム、1K 吐出弁、1L 底部油溜、2 油分離器、2A 容器、2B1 冷媒流入部、2B2 冷媒流出部、2B3 油流出部、2C 光透過部材、2D 光透過部材、3 凝縮器、3A 凝縮器ファン、4 絞り装置、5 蒸発器、5A 蒸発器ファン、6 アキュムレータ、6A 容器、6B1 冷媒流入部、6B2 冷媒流出部、6C 光透過部材、6D 光透過部材、7 絞り装置、8 油貯留部、8A 容器、8B1 油流入部、8B2 油流出部、8C 光透過部材、8D 光透過部材、8E 光透過部材、21 発光部、22 光検出センサー、50 制御装置、50A ヒストグラム作成部、50B 判定部、50C 報知制御部、50D アクチュエータ制御部、50E 階調範囲設定部、50F 明るさ設定部、51 報知部、100 冷凍サイクル装置、102 冷凍サイクル装置、C 冷媒回路、C1 油戻し回路、C2 分岐回路、P1 冷媒配管、P10 第2の配管、P2 冷媒配管、P3 冷媒配管、P4 冷媒配管、P5 冷媒配管、P6 冷媒配管、P7 冷媒配管、P8 冷媒配管、P9 第1の配管、PC 光透過部材、PD 光透過部材、Po1 第1の部分、Po2 第2の部分、SF 軸。

Claims (13)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り装置及び蒸発器を備えた冷媒回路と、
    前記冷媒回路のうちの前記蒸発器、前記圧縮機及び前記凝縮器までの流路に設けられ、光を照射する発光部と、
    前記発光部に併設され、前記発光部の光を検出する光検出センサーと、
    前記光検出センサーの検出結果に基づいて、前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は前記圧縮機が損傷しているか否かを判定する制御装置と、
    前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は前記圧縮機が損傷しているか否かを報知する報知部と、
    を備えた
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記圧縮機の吐出側に設けられ、冷媒から分離した前記冷凍機油を貯留する油分離器と、
    一端部が前記油分離器に接続され、他端部が前記圧縮機の吸入側に接続された油戻し回路とをさらに備え、
    前記発光部及び前記光検出センサーは、
    前記油分離器に設けられている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧縮機の吐出側に設けられ、冷媒から分離した前記冷凍機油を貯留する油分離器と、
    一端部が前記油分離器に接続され、他端部が前記圧縮機の吸入側に接続された油戻し回路と、
    前記油戻し回路に設けられたキャピラリーチューブと、
    前記油戻し回路に接続された分岐回路とをさらに備え、
    前記分岐回路は、
    一端が前記油戻し回路のうち前記キャピラリーチューブよりも下流側の第1の部分に接続された第1の配管と、
    一端が前記油戻し回路のうち前記第1の部分よりも下流側の第2の部分に接続された第2の配管と、
    前記第1の配管及び前記第2の配管の他端側が接続され、油を貯留する容器とを含み、
    前記第2の配管の他端は、
    前記容器内に配置され、前記冷凍機油が流れる開口部が形成され、
    前記発光部及び前記光検出センサーは、
    前記容器に設けられ、前記第2の配管の他端よりも下側に配置されている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記圧縮機の吐出側に設けられ、冷媒から分離した前記冷凍機油を貯留する油分離器と、
    一端部が前記油分離器に接続され、他端部が前記圧縮機の吸入側に接続された油戻し回路と、
    前記油戻し回路に設けられたキャピラリーチューブとをさらに備え、
    前記発光部及び前記光検出センサーは、
    前記油戻し回路のうち前記キャピラリーチューブよりも下流側の部分に設けられている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記圧縮機の吸入側に設けられたアキュムレータをさらに備え、
    前記発光部及び前記光検出センサーは、
    前記アキュムレータに配置されている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記発光部及び前記光検出センサーは、
    前記圧縮機に配置されている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記冷媒回路は、
    前記蒸発器と前記圧縮機とを接続する冷媒配管を含み、
    前記発光部は、
    前記冷媒配管のうちの一部の上部及び下部のうちの一方に配置され、
    前記光検出センサーは、
    前記発光部に対向するように、前記冷媒配管のうちの前記一部の上部及び下部のうちの他方に配置されている
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記圧縮機が停止しているときの前記光検出センサーの検出結果に基づいて、前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は前記圧縮機が損傷しているか否かを判定する
    請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記報知部は、
    前記冷凍機油の色が茶色である第1の状態となっている場合には、前記冷媒回路中の前記冷凍機油が劣化していることを報知し、
    前記報知部は、
    前記冷凍機油の色が黒色である第2の状態となっている場合には、前記圧縮機が損傷していることを報知する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記発光部は、
    白色光を照射するように構成され、
    前記光検出センサーは、
    赤色、緑色及び青色の波長をそれぞれ検出するRGBセンサーで構成されている
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記制御装置は、
    前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否か、又は前記圧縮機が損傷しているか否かを判定するときよりも、前記発光部の明るさを大きくし、前記発光部側及び前記光検出センサー側のうちの少なくとも一方が汚れているか否かを判定する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記発光部と前記光検出センサーとは、
    対向位置に配置され、
    前記発光部及び前記光検出センサーは、
    光を透過する光透過部材を介して前記冷媒回路に臨んでいる
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記制御装置は、
    前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否かの判定及び前記圧縮機が損傷しているか否かを判定の両方を行うものにおいて、
    前記圧縮機が損傷しているか否かを判定してから、前記冷媒回路中の冷凍機油が劣化しているか否かを判定する
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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