JPWO2018029734A1 - 車両 - Google Patents

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Abstract

自動二輪車(10)のダウンフレーム(36)に固定されたフレーム形状部材(100)において、ダウンフレーム(36)の左右方向には、車体フレーム(16)から線状部材(104〜110)を保護する右側保護部(122)及び左側保護部(134、136)と、線状部材(104〜110)をクランプする右側クランプ部(124)及び左側クランプ部(138、140)とが、フレーム形状部材(100)と一体に備わっている。

Description

本発明は、車体フレームと、線状部材を保護する保護部と、線状部材を車体フレームに対して所定位置に保持するクランプ部とを備えた車両に関する。
従来より、車体フレーム等からワイヤハーネスを保護するため、コルゲートチューブにワイヤハーネスを挿通させ、クランプを介してコルゲートチューブを車体フレームに固定することにより、ワイヤハーネスを保護しつつ、ワイヤハーネスと車体フレームとを所定の位置関係に保持することが、例えば、特開2000−270438号公報に開示されている。
ところで、車両には、ワイヤハーネス、ブレーキケーブル、油圧ケーブル、スロットルケーブル、各種の電線及びブレーキホース等の複数の線状部材が配索されている。そのため、特開2000−270438号公報に開示されている保護構造を適用する場合、車体フレームに対して複数の線状部材を保護しつつ、該車体フレームに対して各線状部材を所定の位置関係に保持する必要がある。この結果、多数のクランプ及びコルゲートチューブが必要となり、車両の部品点数が増大する。
そこで、本発明は、部品点数を削減しつつ、線状部材を適切に保護及び保持することが可能となる車両を提供することを目的とする。
本発明に係る車両は、車体フレームと、該車体フレームから線状部材を保護する保護部と、前記線状部材を前記車体フレームに対して所定位置に保持するクランプ部とを備えた車両であって、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記車両は、前記車体フレームの形状に沿って形成され、且つ、前記車体フレームに固定されるフレーム形状部材をさらに備え、前記フレーム形状部材における前記車体フレームの外側方向には、前記保護部及び前記クランプ部が前記フレーム形状部材と一体に備わる。
第2の特徴;前記クランプ部は、前記フレーム形状部材において、前記保護部よりも前記車体フレームの外側方向の箇所に配置されている。
第3の特徴;前記クランプ部は、前記フレーム形状部材に連結され、且つ、前記線状部材が載置されるクランプベース部と、該クランプベース部に連結されるクランプヒンジ部と、前記クランプヒンジ部を介して前記クランプベース部に繋がり、且つ、前記クランプヒンジ部を中心として回動することにより、前記クランプベース部と協働して前記線状部材を保持するクランプ蓋部とから構成される。この場合、前記フレーム形状部材から前記車体フレームの外側方向に向かって、前記クランプベース部、前記クランプヒンジ部及び前記クランプ蓋部が順に設けられている。
第4の特徴;前記車体フレームは、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを有し、前記フレーム形状部材は、前記メインフレームに合わせて、前記ヘッドパイプの近傍から後方に延びる形状とされる。
第5の特徴;前記車体フレームは、前輪を操舵可能に支持するヘッドパイプから後方に延びるメインフレームであり、前記クランプ部の少なくとも一部は、側面視で、前記ヘッドパイプと重なり、前記クランプ部は、前記前輪に配索される線状部材と、前記車両の後方に配索される線状部材とを保持する。
本発明の第1の特徴によれば、前記フレーム形状部材が前記保護部及び前記クランプ部を一体に備えるので、前記車両の部品点数を削減すると共に、前記車体フレームに対して前記線状部材を所定の距離に保持しつつ、前記車体フレームから前記線状部材を適切に保護することができる。
本発明の第2の特徴によれば、前記フレーム形状部材において、前記保護部よりも前記車体フレームの外側方向に前記クランプ部が配置されているので、前記車体フレームと前記線状部材とを所定の距離に保ちつつ、前記車体フレームから前記線状部材を適切に保護することができる。
本発明の第3の特徴によれば、前記クランプヒンジ部によって前記クランプ部が開閉可能に構成されるので、前記線状部材に対する組付工数が削減され、該線状部材の組み付け性が向上する。
本発明の第4の特徴によれば、前記メインフレームにおいて、前記ヘッドパイプ近傍から後方に前記フレーム形状部材が延びているため、前記メインフレームから所定の距離を保ちつつ、前記線状部材を保持及び保護することができる。
本発明の第5の特徴によれば、前記ヘッドパイプの近傍で複数の方向に配索される前記各線状部材を、前記クランプ部によって一体に保持することができる。
本実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1のヘッドパイプ近傍の左側面図である。 図1のメインフレーム近傍の斜視図である。 図1のフレーム形状部材の平面図である。 図1のフレーム形状部材の平面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 図1のVII−VII線に沿った断面図である。
本発明について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[自動二輪車10の概略構成]
本発明の一実施形態として、図1に示すスクータ型の自動二輪車10を例に挙げて説明する。なお、本実施形態は、スクータ型の自動二輪車10に限定されるものではなく、カブ型の鞍乗型車両等の他の種類の車両にも適用可能である。また、本実施形態の説明では、自動二輪車10に着座した運転者(乗員)から見た方向に従って、前後、左右及び上下の方向を説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、操舵輪である前輪12、該前輪12を操舵するハンドル14、車体を構成する車体フレーム16、駆動源であるユニットスイングエンジン18、駆動輪である後輪20及びシート22等を備える。
前輪12は、車体の前方に設けられ、ステアリング軸24の下端側から延在する左右一対のフロントフォーク26に回転自在に軸支される。このフロントフォーク26には前輪12の上方を覆うフロントフェンダ28が取り付けられる。ステアリング軸24は、上端側にハンドル14が連結されると共に、略中間部が車体フレーム16のヘッドパイプ30に回動自在に保持される。
ハンドル14は、ステアリング軸24との連結部分を中心として車幅方向に左右対称に延設されている。運転者がハンドル14を操作することによって、ステアリング軸24及びフロントフォーク26を介して連結されている前輪12の向きを変更させる。
車体フレーム16は、アルミニウム等の金属材料からなり、ヘッドパイプ30と、ヘッドパイプ30に連結されるメインフレーム32と、メインフレーム32の後端に連結される他のフレームとしてのシートレール34とから構成される。メインフレーム32は、ヘッドパイプ30から下側後方に延びるダウンフレーム36と、ダウンフレーム36の後端に連結され、車体底部で後方に延び、車体底部から湾曲して車体後方に延びる左右一対のロアフレーム38とから構成される。左右一対のロアフレーム38の後端にリアフレームとしての左右一対のシートレール34が連結される。
ユニットスイングエンジン18は、上下揺動可能に左右一対のロアフレーム38に支承される。また、車体の後方上部では、ユニットスイングエンジン18に燃料(ガソリン)を供給する燃料タンク40が左右一対のシートレール34に保持される。
ユニットスイングエンジン18は、図示しないが、エンジンと、当該エンジンの出力を伝達ベルト及び可動プーリによって無段階に変速して後輪20に伝達するベルト式の無段変速機とを有する。また、ユニットスイングエンジン18は、スイングアームとしても機能する。後輪20は、ユニットスイングエンジン18により回転自在に軸支され、無段変速機から回転駆動力が伝達されることで回転し、駆動輪として車体を推進させる。
シート22は、車体の前後方向略中間部から車体後方にかけて設けられている。シート22は、運転者が着座するフロントシート22aと、フロントシート22aの後方で同乗者が着座するリアシート22bとからなる、いわゆるタンデム型のシートが採用されている。シート22の下方であって、燃料タンク40の前方には、物品を収容するための収納ボックス42が設けられている。シート22は、収納ボックス42の上面を覆う蓋としての機能を兼ねており、該シート22を前方に引き上げることにより内部の空間が露呈される。収納ボックス42の下方には、エンジンの排気ガスを清浄化するエアクリーナ44が配設されている。
ユニットスイングエンジン18の下方には、回動可能に支持されたメインスタンド46が設けられている。メインスタンド46は、駐車時に路面と略直交となるように起立されて後輪20を浮かせて自動二輪車10を自立させる。
そして、自動二輪車10は、車体前後方向にかけて、該車体の外観を構成し、且つ、樹脂等からなる車体カバー48が、車体フレーム16、ステアリング軸24等に取り付けられている。車体カバー48は、ステアリング軸24の前部及び前輪12の上部を覆うフロントカバー50と、当該フロントカバー50の上方においてハンドル14を覆うハンドルカバー52と、フロントカバー50の後方で運転者の足を前方から覆うレッグシールド53と、レッグシールド53の後方でステップフロア54を形成するフロアセンタカバー56と、シート22の下方に配置されると共に、フロアセンタカバー56に連設されて後方に延びるボディカバー58とを備える。
また、ハンドルカバー52は、ステアリング軸24の上部及びハンドル14の中央部分を覆っており、その後方上面には、車速等を表示する図示しないメータ装置が設けられている。ハンドルカバー52には、ポジションライト部60が設けられ、フロントカバー50には、ヘッドライト部62が設けられている。
ステップフロア54は、走行中に運転者の足が乗せられるように平坦状に形成されている。ボディカバー58は、フロアセンタカバー56から上方及び後方に延設され、燃料タンク40及び収納ボックス42等を覆う。ボディカバー58の後側の下部には、後輪20を後方から覆うと共に、ライセンスプレート等が配置されるリアフェンダ64が取り付けられている。また、ボディカバー58の後方には、テールランプ66が配設されている。このテールランプ66は、運転者のブレーキ操作に反応して点灯及び消灯する。
[フレーム形状部材100の構成]
次に、本実施形態に係る自動二輪車10の特徴的な構成であるフレーム形状部材100の構造について、図1〜図7を参照しながら説明する。
車体フレーム16において、ヘッドパイプ30の後部にダウンフレーム36の前端が結合され、ダウンフレーム36の後端に左右一対のロアフレーム38が結合されている。この場合、ダウンフレーム36には、ダウンフレーム36の形状に沿うように形成された樹脂製のフレーム形状部材100が固定されている。
フレーム形状部材100は、ダウンフレーム36におけるヘッドパイプ30近傍の前端からロアフレーム38近傍の後端にかけて、ダウンフレーム36の外周面のうち、上面、右側面、並びに、左側面のヘッドパイプ30側及びロアフレーム38側を覆う形状を有する。そして、フレーム形状部材100におけるヘッドパイプ30側の箇所とロアフレーム38側の箇所とを、ねじ部材102によってダウンフレーム36に固定することにより、フレーム形状部材100がダウンフレーム36の外周面の所定位置に配置される。
ところで、自動二輪車10には、ワイヤハーネス104、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108、スロットルワイヤ110等の複数の線状部材が配索されている。
ワイヤハーネス104は、図示しないバッテリやECU等に接続される電線を束にして集合させた電装部品であり、自動二輪車10の前方(ヘッドパイプ30周辺)からダウンフレーム36の右側を通って自動二輪車10の後方(ロアフレーム38周辺)にまで至るように配索されている。
前輪ブレーキホース106は、運転者による図示しない前輪ブレーキレバーの操作により、マスタシリンダに生じた油圧を前輪ブレーキ112に伝達する線状部材であり、ヘッドパイプ30上方から、ヘッドパイプ30及びダウンフレーム36の左側を通って前輪ブレーキ112に至るように配索されている。
後輪ブレーキワイヤ108は、運転者による連動ブレーキレバー114の操作に起因したブレーキ操作力を後輪ブレーキ116に伝達する線状部材であり、ヘッドパイプ30上方から、ヘッドパイプ30、ダウンフレーム36及びロアフレーム38の左側を通って後輪ブレーキ116に至るように配索されている。
スロットルワイヤ110は、運転者による図示しない右側のハンドルグリップの回動操作量をスロットル装置118に伝達するものであり、ヘッドパイプ30上方から、ヘッドパイプ30、ダウンフレーム36及びロアフレーム38の左側を通ってスロットル装置118に至るように配索されている。
このように、ヘッドパイプ30及びダウンフレーム36等から構成される車体フレーム16の周辺には、複数の線状部材が配索されている。そのため、車体フレーム16から複数の線状部材を適切に保護しつつ、車体フレーム16に対して各線状部材を所定距離に保持した状態で配索されていることが望ましい。なお、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110は、金属製のワイヤであり、ワイヤハーネス104よりも機械的強度が高い。
そこで、本実施形態では、ダウンフレーム36に固定されたフレーム形状部材100を用いることにより、車体フレーム16から各線状部材を適切に保護しつつ、車体フレーム16に対して所定距離に保持した状態で各線状部材を配索するようにしている。
具体的に、フレーム形状部材100は、ダウンフレーム36の外周面の上側を覆うように前後方向に延びると共に、2個のねじ部材102によってダウンフレーム36に固定されるベース部120を有する。
ベース部120の右側には、ダウンフレーム36の外周面の右側を覆う右側保護部122が形成され、右側保護部122にはワイヤハーネス104をクランプする右側クランプ部124が連結されている。すなわち、ダウンフレーム36から右方向(外側方向)に向かって、ベース部120、右側保護部122及び右側クランプ部124が順に連結されている。また、右側保護部122及び右側クランプ部124は、ベース部120の前端から後端にかけて形成された比較的長尺の部分である。
ところで、図6及び図7に示すように、ダウンフレーム36は、上側フレーム部36aと下側フレーム部36bとを最中合わせし、上側フレーム部36aの左右両端と、下側フレーム部36bの左右両端とを互いに重ね合わせた状態で、溶接等で結合することで、溶接のビードが上側フレーム部36aと下側フレーム部36bとを結合させる結合部84として機能することにより形成される。従って、ワイヤハーネス104を適切に保護するため、右側保護部122は、ダウンフレーム36の外周面の右側から右方向(外側)に所定距離離間した状態で配置される。
右側クランプ部124は、右側保護部122に連結され、且つ、ワイヤハーネス104が載置される断面U字状のクランプベース部124aと、該クランプベース部124aに連結されるクランプヒンジ部124bと、クランプヒンジ部124bに連結された断面U字状のクランプ蓋部124cとから構成される。従って、右側クランプ部124は、ダウンフレーム36から右方向に向かって、クランプベース部124a、クランプヒンジ部124b及びクランプ蓋部124cが順に設けられた構造となっている。
この場合、クランプベース部124aと右側保護部122との連結部分には、ダウンフレーム36に沿った複数の係合孔124dが所定間隔で形成されている。一方、クランプ蓋部124cには、各係合孔124dに対応する各位置に、係合爪124eがそれぞれ形成されている。従って、クランプベース部124aの断面U字部分にワイヤハーネス104を載置し、クランプヒンジ部124bを中心としてクランプ蓋部124cを回動させて、各係合孔124dに各係合爪124eを係合させると、ワイヤハーネス104は、右側クランプ部124によって保持される。
また、クランプベース部124aのロアフレーム38側には、右側クランプ部124内の水を抜いて下方に落下させるための水抜き孔126が形成されている。
なお、右側保護部122及び右側クランプ部124の前方には、カバー部128が連接されている。カバー部128は、ヘッドパイプ30近傍に配置され、メインキー130が挿し込まれるキーユニット132の下方に位置するように形成されている。すなわち、キーユニット132の下方は、車体カバー48(のフロントカバー50)の開口部である。そこで、キーユニット132と開口部との間にカバー部128を配置することにより、自動二輪車10の走行時における開口部を介した水の飛沫の吹き上げからキーユニット132を適切に保護すると共に、該キーユニット132の盗難防止を図ることが可能となる。
一方、ベース部120の左側には、ダウンフレーム36の外周面の左側を覆う左側保護部134、136が形成されている。左側保護部134は、ベース部120のヘッドパイプ30側に連結された保護部材である。左側保護部136は、ベース部120のロアフレーム38側に連結された保護部材である。従って、各左側保護部134、136は、右側保護部122よりも前後方向に短尺に形成されている。また、左側保護部134、136についても、右側保護部122と同様に、ダウンフレーム36の外周面の左側から左方向(外側方向)に所定距離離間した状態で配置される。
左側保護部134には、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110をクランプする左側クランプ部138が連結されている。左側保護部136には、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110をクランプする左側クランプ部140が連結されている。すなわち、ダウンフレーム36から左方向(外側方向)に向かって、ベース部120、左側保護部134、136及び左側クランプ部138、140が順に連結されている。
そして、ヘッドパイプ30近傍の左側クランプ部138は、図2の側面視で、ヘッドパイプ30と重なるように設けられている。左側クランプ部138は、左側保護部134に連結され、且つ、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110が載置されるクランプベース部138aと、該クランプベース部138aに連結されるクランプヒンジ部138bと、クランプヒンジ部138bに連結されたクランプ蓋部138cとから構成される。従って、左側クランプ部138は、ダウンフレーム36から左方向に向かって、クランプベース部138a、クランプヒンジ部138b及びクランプ蓋部138cが順に設けられた構造となっている。
クランプベース部138aにおける前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110の載置部分は、後方側(下側部分)が切り欠かれた構成になっている。また、クランプベース部138aと左側保護部134との連結部分には、ダウンフレーム36に沿って係合孔138dが形成されている。クランプ蓋部138cには、係合孔138dに対応する位置に係合爪138eが形成されている。従って、クランプベース部138aに前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110を載置し、クランプヒンジ部138bを中心としてクランプ蓋部138cを回動させて、係合孔138dに係合爪138eを係合させると、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110は、左側クランプ部138によって保持される。
この場合、クランプベース部138aの後方側(下側部分)が切り欠かれているため、左側クランプ部138に保持された前輪ブレーキホース106を下方の前輪ブレーキ112に容易に配索することができると共に、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110に後方に容易に配索することができる。
一方、ロアフレーム38近傍の左側クランプ部140は、左側保護部136に連結され、且つ、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110が載置されるクランプベース部140aと、該クランプベース部140aに連結されるクランプヒンジ部140bと、クランプヒンジ部140bに連結されたクランプ蓋部140cとから構成される。従って、左側クランプ部140は、ダウンフレーム36から左方向に向かって、クランプベース部140a、クランプヒンジ部140b及びクランプ蓋部140cが順に設けられた構造となっている。
クランプベース部140aには、ダウンフレーム36に沿って係合孔140dが形成されている。一方、クランプ蓋部140cには、係合孔140dに対応する位置に係合爪140eが形成されている。従って、クランプベース部140aに後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110を載置し、クランプヒンジ部140bを中心としてクランプ蓋部140cを回動させて、係合孔140dに係合爪140eを係合させると、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110は、左側クランプ部140によって保持される。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る自動二輪車10によれば、フレーム形状部材100が、右側保護部122及び右側クランプ部124と、左側保護部134、136及び左側クランプ部138、140とを一体に備えるので、自動二輪車10の部品点数を削減すると共に、車体フレーム16を構成するメインフレーム32(のダウンフレーム36)に対して、ワイヤハーネス104、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108、スロットルワイヤ110等の各種線状部材を所定の距離に保持しつつ、車体フレーム16から線状部材を適切に保護することができる。
また、フレーム形状部材100において、右側保護部122よりも右方向(外側方向)に右側クランプ部124が配置されると共に、左側保護部134、136よりも左方向(外側方向)に左側クランプ部138、140が配置されているので、ダウンフレーム36と線状部材とを所定の距離に保ちつつ、ダウンフレーム36から線状部材を適切に保護することができる。
さらに、クランプヒンジ部124b、138b、140bによって右側クランプ部124及び左側クランプ部138、140がそれぞれ開閉可能に構成されるので、線状部材に対する組付工数が削減され、線状部材の組み付け性が向上する。
さらにまた、フレーム形状部材100は、ダウンフレーム36に合わせて、ヘッドパイプ30近傍から後方に延びる形状であるため、ヘッドパイプ30近傍からロアフレーム38近傍までのダウンフレーム36の区間において、ダウンフレーム36から所定の距離を保ちつつ、線状部材を保持及び保護することができる。
また、左側クランプ部138は、図2の側面視で、ヘッドパイプ30に重なると共に、前輪ブレーキ112に配索される前輪ブレーキホース106と、後方に配索される後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110とを保持する。これにより、ヘッドパイプ30の近傍で複数の方向に配索される各線状部材を、左側クランプ部138で一体に保持することができる。
[本実施形態の変形例]
本実施形態に係る自動二輪車10では、前述のように、フレーム形状部材100の右側クランプ部124及び左側クランプ部138、140に保持される線状部材がワイヤハーネス104、前輪ブレーキホース106、後輪ブレーキワイヤ108及びスロットルワイヤ110である場合について説明した。本実施形態では、上記の説明に限定されることはなく、フレーム形状部材100の周辺に配索される線状部材であれば、どのような種類の線状部材(例えば、ワイヤハーネス、ブレーキケーブル、油圧ケーブル、スロットルケーブル、各種の電線、ブレーキホース)を保護及び保持することが可能であることは勿論である。
また、上記の説明では、ダウンフレーム36にフレーム形状部材100を固定する場合について説明したが、本実施形態では、車体フレーム16に合わせた形状であれば、フレーム形状部材100を車体フレーム16の外周面のいかなる場所に配置することが可能である。例えば、フレーム形状部材100の前端をダウンフレーム36のヘッドパイプ30近傍とし、後端をロアフレーム38の所定位置にまで延ばすことが可能である。あるいは、ロアフレーム38にのみフレーム形状部材100を配置することも可能である。
さらに、上記の説明では、フレーム形状部材100の右側にダウンフレーム36に沿って長尺な右側保護部122及び右側クランプ部124を一体に設けると共に、フレーム形状部材100の左側の前端及び後端に短尺な左側保護部134、136及び左側クランプ部138、140を一体に設ける場合について説明した。本実施形態では、線状部材の機械的強度や配索位置及び配索方向に対応して、比較的長尺な保護部及びクランプ部をフレーム形状部材100の両側に設けてもよいし、あるいは、比較的短尺な保護部及びクランプ部をフレーム形状部材100の両側に複数設けることも可能である。
さらにまた、本実施形態に係る自動二輪車10では、ユニットスイングエンジン18を有する自動二輪車10について説明したが、上記の説明と異なる位置にパワートレインが備わる自動二輪車10に対しても本実施形態を適用可能であることは勿論である。例えば、特開2008−162527号公報に開示されている自動二輪車のように、メインフレームの下方にパワートレインが配置される自動二輪車に本実施形態を適用可能である。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

Claims (5)

  1. 車体フレーム(16)と、該車体フレーム(16)から線状部材(104〜110)を保護する保護部(122、134、136)と、前記線状部材(104〜110)を前記車体フレーム(16)に対して所定位置に保持するクランプ部(124、138、140)とを備えた車両(10)において、
    前記車体フレーム(16)の形状に沿って形成され、且つ、前記車体フレーム(16)に固定されるフレーム形状部材(100)をさらに備え、
    前記フレーム形状部材(100)における前記車体フレーム(16)の外側方向には、前記保護部(122、134、136)及び前記クランプ部(124、138、140)が前記フレーム形状部材(100)と一体に備わることを特徴とする車両(10)。
  2. 請求項1記載の車両(10)において、
    前記クランプ部(124、138、140)は、前記フレーム形状部材(100)において、前記保護部(122、134、136)よりも前記車体フレーム(16)の外側方向の箇所に配置されていることを特徴とする車両(10)。
  3. 請求項1又は2記載の車両(10)において、
    前記クランプ部(124、138、140)は、前記フレーム形状部材(100)に連結され、且つ、前記線状部材(104〜110)が載置されるクランプベース部(124a、138a、140a)と、該クランプベース部(124a、138a、140a)に連結されるクランプヒンジ部(124b、138b、140b)と、前記クランプヒンジ部(124b、138b、140b)を介して前記クランプベース部(124a、138a、140a)に繋がり、且つ、前記クランプヒンジ部(124b、138b、140b)を中心として回動することにより、前記クランプベース部(124a、138a、140a)と協働して前記線状部材(104〜110)を保持するクランプ蓋部(124c、138c、140c)とから構成され、
    前記フレーム形状部材(100)から前記車体フレーム(16)の外側方向に向かって、前記クランプベース部(124a、138a、140a)、前記クランプヒンジ部(124b、138b、140b)及び前記クランプ蓋部(124c、138c、140c)が順に設けられていることを特徴とする車両(10)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両(10)において、
    前記車体フレーム(16)は、ヘッドパイプ(30)から後方に延びるメインフレーム(32)を有し、
    前記フレーム形状部材(100)は、前記メインフレーム(32)に合わせて、前記ヘッドパイプ(30)の近傍から後方に延びる形状とされることを特徴とする車両(10)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両(10)において、
    前記車体フレーム(16)は、前輪(12)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(30)から後方に延びるメインフレーム(32)であり、
    前記クランプ部(138)の少なくとも一部は、側面視で、前記ヘッドパイプ(30)と重なり、
    前記クランプ部(138)は、前記前輪(12)に配索される線状部材(106)と、前記車両(10)の後方に配索される線状部材(108、110)とを保持することを特徴とする車両(10)。
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