JPWO2018012587A1 - 楽器練習システム、楽器練習方法、コンテンツ選択装置、音響機器、音響システム、およびコンテンツ選択方法 - Google Patents
楽器練習システム、楽器練習方法、コンテンツ選択装置、音響機器、音響システム、およびコンテンツ選択方法Info
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Abstract
コンテンツ選択装置は、取得部と、選択部と、再生部と、を備える。取得部は、許容時間の情報を取得する。選択部は、前記許容時間に応じて利用するコンテンツを選択する。再生部は、前記選択部が選択したコンテンツを再生する。
Description
本発明のいくつかの実施形態は、楽器練習システム、楽器練習方法、コンテンツ選択装置、音響機器、音響システム、およびコンテンツ選択方法に関する。
例えば特許文献1には、楽譜を読めない初心者でも簡単に演奏を楽しむことができる音楽的アミューズメントシステムが開示されている。こうしたシステムでは、ユーザは、ディスプレイにスクロールしながら表示される音符に従って押鍵することにより、簡単に演奏を楽しむものである。アミューズメントシステムは、ユーザの演奏に応じて楽器から送信されるオーディオデータまたはMIDI(登録商標)データ等の演奏データを受信して放音すると共に、演奏内容の評価、および該評価の表示を行う。ここで、練習時間は実行される練習コンテンツの長さに依存して決定される。
楽器の練習コンテンツの練習に限らず、カラオケ、ゲーム、またはビデオ等、各種のコンテンツは、各コンテンツによって長さが決まっている。ユーザは、出発地から目的地までの所要時間、または次の予定時間までの空き時間等、限られた許容時間をコンテンツの利用時間として使用する。しかし、ユーザの許容時間とコンテンツの時間とが整合しない場合がある。例えば、許容時間よりコンテンツの時間が長い場合には、ユーザは、途中でコンテンツの利用を中断することになる。逆に、許容時間よりコンテンツの時間が短い場合には、ユーザは、余った時間を無駄にすることになる。
そこで、本発明のいくつかの実施形態は、許容時間に応じて適切なコンテンツを提供することを目的とする。
本発明のいくつかの実施形態に係るコンテンツ選択装置は、取得部と、選択部と、再生部と、を備える。取得部は、許容時間の情報を取得する。選択部は、前記許容時間に応じて利用するコンテンツを選択する。再生部は、前記選択部が選択したコンテンツを再生する。
本発明のいくつかの実施形態は、許容時間に応じて適切なコンテンツを提供することができる。
まず、音響システムの一例として車両内において演奏練習する場合を例にとり説明する。目的地によっては、運転者または同乗者は車両内空間で長時間を過ごす必要がある。運転者は運転に集中しなければいけない一方で、その他の同乗者は移動中の時間を有効に活用したいと考えるのが通常である。また、近年は自動車の自動運転技術に関する研究開発が進展しており、運転者が運転から解放される日も遠い将来のことではない。目的地までの移動中の時間の有効活用は運転者も含めたすべての乗員にとっての関心事である。
また、利用者は、移動中の車両内での充実した時間の過ごし方として、車両内においてコンテンツを再生させて楽しむ。コンテンツを再生させて楽しむ一例としては、楽器の演奏練習である。ここで、車両内での演奏練習は、車両が目的地に到着するまでの移動時間内に完結することが好ましい。また、発進停止を繰り返す市街地の走行または略一定速度を維持できる郊外の高速道路での走行など、道路状況等の走行環境に応じて演奏練習する内容を選択することができれば、利用者は、さらに移動時間を有効活用することができる。以下に説明する実施形態は、移動時間や走行環境等の条件に応じて、演奏練習する練習コンテンツを好適に選択することができる楽器練習システムについてである。
図1は、車両2の室内で楽器練習システム1を使用する場合のシステム構成を示す。車両2は、一例として、3列シートの車両である。車両2には、カーオーディオ等のAV・DVD機器を制御するAV制御ユニット3、AV制御ユニット3で実行されたAV・DVDコンテンツを表示するモニタ4、AV制御ユニット3からの楽音信号を音響に変換する、複数のスピーカ6を備える。複数のスピーカ6は、前列シート、中列シート、および後列シートの位置であって車両2の進行方向の左右それぞれの位置に合計6個が配されている。また、楽器練習システム1は、目的地までの経路を探索し所要時間を算出するナビゲーション装置5を備えている。AV制御ユニット3およびナビゲーション装置5は、バス20を介して情報携帯端末10に接続されている。演奏者は、情報携帯端末10とポータブル楽器11とを車両2の室内に持ち込んで演奏練習を行う。尚、情報携帯端末10とポータブル楽器11とは無線通信により接続されている。
図2に示すポータブル楽器11は、コンパクトな筐体101に鍵盤102を配置した持ち運びが容易な携帯型の電子鍵盤楽器である。ポータブル楽器11の側面には、リモコンモードスイッチ103が備えられている。リモコンモードスイッチ103は、ポータブル楽器11の鍵盤102を通常の楽曲演奏の操作子からリモコン操作用の操作子に切り替えるスイッチである。すなわち、演奏者は、リモコンモードスイッチ103をオンしてリモコンモードに切り替えることにより、ポータブル楽器11の鍵盤102の少なくとも一部を、情報携帯端末10や車両2内に設置されているAV制御ユニット3やモニタ4等の電子機器のリモコンボタンとして使用することができる。これにより、演奏者は、車両2内において、ポータブル楽器11から、情報携帯端末10や車両2内の機器の制御を行うことができる。ポータブル楽器11は携帯型の機器であるので、演奏者は、車両2内の3列シートの何れのシートに着座して演奏することもできる。例えば、図1に示すように、後列シートに着座する場合、車両2に設置されているAV制御ユニット3やモニタ4等の電子機器までの距離が遠くなる場合がある。この場合に、演奏者は、リモコンモードスイッチ103をオンすることにより、演奏者は車両2内のどのシートに着座していても着座姿勢のまま、スピーカ6から出力される音高レベルまたは音高バランス等の種々の調整を行うことができる。
図3は、楽器練習システム1のシステム構成を示すブロック図である。楽器練習システム1は、演奏者が演奏を行うポータブル楽器11と、ポータブル楽器11との間で無線通信により演奏データとしてMIDI(登録商標)データを受信する情報携帯端末10とを備えている。情報携帯端末10は、ポータブル楽器11からのMIDI(登録商標)データを受信する通信部12、受信したMIDI(登録商標)データをオーディオデータに変換するMIDI(登録商標)インターフェース(以下、MIDI(登録商標) I/Fと表記する場合もある)13、システム全体の制御を司るCPU14、該CPU14が実行する練習コンテンツなどの制御プログラムまたは後述するディスプレイ17の表示制御などの制御情報等を格納するROM15、演奏練習を実行するための練習コンテンツまたはCPU14が実行する演算結果等を一時的に記憶するRAM16、練習コンテンツによる演奏練習の状況を表示するディスプレイ17、インターネット等のネットワークに接続するためのネットワークインターフェース(以下、ネットワーク I/Fと表記する場合もある)18、MIDI(登録商標) I/F13により変換されたオーディオデータを楽音信号に変換する音源19、が備えられている。これらのユニットは共通のバス20に接続されている。
車両2は、目的地に向かう際の経路を探索し推奨経路と目的地までの所要時間を算出するナビゲーション装置5を備えている。ナビゲーション装置5は、バス20に接続されており、CPU14に対して算出された目的地までの所要時間を送信する。また、音源19から発せられる楽音信号は、バス20を介してAV制御ユニット3に送信され、AV制御ユニット3がスピーカ6から放音する。
ネットワーク I/F18は、インターネット等の外部のネットワーク31を介して、複数の練習コンテンツが格納されているデータサイト33にアクセスする。CPU14は、ナビゲーション装置5から算出した目的地までの所要時間に基づいて、データサイト33に格納されている複数の練習コンテンツから所要時間内の練習が終了し、その他の条件にも合致するコンテンツを選択してダウンロードを要求する。ダウンロードされた練習コンテンツはRAM16や、不図示のメモリカードやROMカートリッジ等の外部記憶装置に記憶される。
次に、演奏練習の開始に当たり、CPU14が目的地までの所要時間に応じた練習コンテンツを選択する処理について、図4に基づいて説明する。
CPU14が練習開始の指示を受け付けると(S1)、ナビゲーション装置5から目的地までの所要時間を取得する(S3)。CPU14は、取得した所要時間に基づいて、データサイト33に格納されている複数の練習コンテンツに関するコンテンツ情報のデータベース(図5にて後述)から所要時間内に練習が可能な練習コンテンツを探索し、候補となるコンテンツを選択する(S5)。この場合、データベース化されているコンテンツ情報に係る所要時間によっては、あるいは所要時間以外の情報によっては、複数の候補が選択されることとなる。
ここで、図5に示すコンテンツ情報のデータベースについて説明する。データサイト33には、楽器練習システム1において実行可能な複数の練習コンテンツについてのコンテンツ情報が、音楽ジャンルごとにデータベース化されている。図5に示す一例では、≪コンテンツタイトル≫、≪練習の難易度≫、≪練習形態に関する種別≫、≪練習に要する時間≫、および≪練習履歴≫の項目についてデータベース化され格納されている。
≪コンテンツタイトル≫は、曲名のほか「特定小節の集中練習」など、練習内容に関連して命名される。≪練習の難易度≫は、演奏の難易度などで種別される情報である。例えば、超絶技巧を必要とする曲には「難」設定とされ、基本的な押鍵の練習には「易」設定とされるなどである。≪練習形態に関する種別≫は、基礎知識や注意事項などを講義形式の座学で行うタイプの練習(図4中、「L」と表記)と、楽器を使って演奏実習をするタイプの練習(図4中、「P」と表記)とで分類される情報である。≪練習に要する時間≫は、練習プログラムの所要時間に関する情報である。≪練習履歴≫は、ユーザの練習履歴が格納された情報であり、練習回数や演奏の習熟度、その他演奏者のコメントなどが記録される。
ステップS5における候補となる練習コンテンツの選択とは、例えば、以下のとおりである。先ず、≪練習に要する時間≫を参照する。図5のデータベースでは、タイトル“BBB”、“DDD”は1時間以上の練習時間を要する長時間向きの練習コンテンツである。一方、タイトル“AAA”、“CCC”は1時間未満の練習時間である短時間向きの練習コンテンツである。CPU14は、ナビゲーション装置5から取得した目的地までの所要時間が、1時間以上の長時間である場合はタイトル“BBB”、“DDD”を候補として選択し、1時間未満の短時間である場合はタイトル“AAA”、“CCC”を候補として選択する。
次に、CPU14は、候補として選択したコンテンツが複数あるか否かを判断する(S7)。CPU14は、候補のコンテンツが1つである場合には(S7:N)、候補の練習コンテンツを演奏練習に係るコンテンツとして選択して(S11)、選択の処理を終了する。この場合は、演奏練習は1つの練習コンテンツの実行により行われる。
一方、CPU14は、候補のコンテンツが複数ある場合には(S7:Y)、候補とされた練習コンテンツに対して絞り込みの処理を行う(S9)。ここで、絞り込みの処理とは、下記に例示する処理を含むものである。
絞り込み処理の第1の例は、候補として選択された複数の練習コンテンツのうち、練習時間が目的地までの所要時間に最も近いコンテンツを選択するものである。これにより、CPU14は、演奏練習の対象となる練習コンテンツを1つに絞り、ステップS11により演奏練習に係るコンテンツとして選択して(S11)、選択の処理を終了する。
絞り込み処理の第2の例は、練習時間の組み合わせにより練習順序を決定するものである。絞り込み処理の第2の例は、目的地までの所要時間に応じて、候補とされた複数の練習コンテンツに係るコンテンツ情報から≪練習に要する時間≫を確認して、目的地までの所要時間内に収まる練習コンテンツの組み合わせを選択する。絞り込み処理の第2の例は、長時間の練習時間である練習コンテンツ同士を組み合わせる場合、短時間の練習時間である練習コンテンツ同士を組み合わせる場合、長時間の練習時間である練習コンテンツと短時間の練習時間である練習コンテンツとを適宜に組み合わせる場合などの組み合わせから、練習時間の和が目的地までの所要時間に最も近い組み合わせを選択して練習順序を決定する。絞り込み処理の第2の例では、ステップS11で決定された練習順序に従って練習コンテンツを順次選択して選択の処理が終了する。
絞り込み処理の第3の例は、図4のデータベースにおけるその他の指標によって練習順序を決定するものである。絞り込み処理の第3の例では、例えば、道路状況等の環境条件により選択する練習コンテンツを変えることができる。すなわち、絞り込み処理の第3の例では、≪練習の難易度≫を指標として、発進停止を繰り返す市街地走行が予定されている場合には、「易」設定の練習コンテンツを優先して選択し、略一定速度を維持できる郊外の高速道路での走行が予定されている場合には、「難」設定の練習コンテンツを優先して選択してもよい。あるいは、絞り込み処理の第3の例では、≪練習形態に関する種別≫を指標として、発進停止を繰り返す市街地走行が予定されている場合には、座学で練習する「L」設定の練習コンテンツを優先して選択し、略一定速度を維持できる郊外の高速道路での走行が予定されている場合には、楽器を演奏する「P」設定の練習コンテンツを優先して選択してもよい。また、絞り込み処理の第3の例では、≪練習履歴≫を指標として、発進停止を繰り返す市街地走行が予定されている場合には、練習回数が多数回であり習熟度が高いと記録されている練習コンテンツを優先して選択し、略一定速度を維持できる郊外の高速道路での走行が予定されている場合には、練習回数が少なく習熟度が低いと記録されている練習コンテンツを優先して選択してもよい。
ここで、情報携帯端末10は演奏練習実行装置の一例であり、ポータブル楽器11は楽器の一例である。また、CPU14はコンテンツ選択部の一例である。
上記に説明した実施形態の楽器練習システム1によれば、練習コンテンツを用いた練習を実行するにあたり、CPU14が、ナビゲーション装置5により設定される目的地までの所要時間内に練習が終了する練習コンテンツを選択する。これにより、楽器練習システム1は、所要時間として設定された時間内に練習が終了する練習コンテンツを選択することができ、利用者が練習コンテンツを練習時間内に終了できないという事態を抑止することができる。利用者は、所要時間に見合った連取時間の練習コンテンツを実行することができ、所用時間を有効活用して演奏練習を行うことができる。
尚、本発明は本実施形態の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、練習時間として車両が目的地に行くまでの所要時間をナビゲーション装置5により算出する場合について説明したが、本願はこれに限定されるものではない。練習時間は、情報携帯端末10に直接入力して設定することも可能である。あるいは、情報携帯端末10には、スケジュール情報が管理されている。情報携帯端末10は、スケジュール情報に基づいて、利用者の次の予定までの空き時間を求める。この空き時間が、利用者の許容時間の一例となる。情報携帯端末10は、許容時間の情報を取得する取得部と、前記許容時間に応じて利用するコンテンツを選択する選択部と、前記選択部が選択したコンテンツを再生する再生部と、を実現する。また、コンテンツ選択装置は、情報携帯端末10に限らない。例えば、AV制御ユニット3も、コンテンツ選択装置の一例である。
図6は、コンテンツ選択装置として機能する場合の、AV制御ユニット3の構成を示すブロック図である。AV制御ユニット3は、通信部120、MIDI(登録商標)_I/F130、CPU140、ROM115、RAM160、DSP170、入力I/F180、音源190、バス200、ミキサ210、および出力I/F220を備えている。
通信部120、MIDI(登録商標)_I/F130、CPU140、ROM115、RAM160、DSP170、入力I/F180、音源190、ミキサ210、および出力I/F220は、バス200を介して接続される。また、入力I/F180には、入力端子50が接続される。出力I/F220には、モニタ4およびスピーカ6が接続される。
入力端子50は、オーディオ信号を入力する入力部であり、例えば前列シート、中列シート、および後列シートの位置であって車両2の進行方向の左右それぞれの位置に合計6個が配されている。入力端子50は、例えばUSBインタフェースからなる。入力端子50は、情報携帯端末10、またはポータブル楽器11等のオーディオ信号を出力する音響機器と接続される。入力端子50は、各種の音響機器に設けられた出力端子と接続され、オーディオ信号を入力する。
MIDI(登録商標)_I/F130は、ポータブル楽器11と接続され、MIDI(登録商標)データを受信する。MIDI(登録商標)データは、音源190に入力される。音源190は、入力したMIDI(登録商標)データをオーディオデータに変換する。
CPU140は、記憶媒体であるROM115に記憶されているプログラムをRAM160に読み出し、AV制御ユニット3を統括的に制御する。
例えば、CPU140は、音源190から出力されるオーディオ信号をミキサ210に入力する。また、CPU140は、入力I/F180から入力したオーディオ信号をミキサ210に入力する。
ミキサ210は、音源190から出力されるオーディオ信号と入力I/F180から入力したオーディオ信号とをミキシングする。これにより、利用者は、例えばマイクを入力端子50に接続して、コンテンツとして音楽のコンテンツを再生することでカラオケを楽しむことができる。CPU140は、ミキサ210でミキシングされたオーディオ信号をDSP170に入力する。DSP170は、入力したオーディオ信号の音量または音質を調整する。音質調整は、例えば周波数特性の調整である。DSP170は、音質調整をした後のオーディオ信号を増幅し、出力I/F220に出力する。CPU140は、DSP170および出力I/F220を制御して、複数のスピーカ6に供給する、複数のオーディオ信号の音量および音質を個別に制御する。
また、CPU140は、ナビゲーション装置5から算出した目的地までの所要時間、またはスマートフォン等の情報処理端末から受信した利用者の次の予定までの空き時間等の許容時間の情報を取得する。これにより、CPU140は、取得部として機能する。
CPU140は、ROM115、音源190、または通信部120を介して接続されるデータサイト33に格納されている複数の練習コンテンツから、許容時間内に終了できるコンテンツを選択する。これにより、CPU140は、選択部として機能する。そして、CPU140は、選択したコンテンツを、ROM115、音源190、またはデータサイト33等から取得し、再生する。この様にして、CPU140は、再生部としても機能する。
コンテンツは、楽器の練習コンテンツに限らない。例えば、映画、音楽、カラオケ曲、ゲーム、または学習教材等もコンテンツの一例である。例えば、コンテンツがカラオケ曲の場合には、CPU140は、許容時間内に歌い終わることができる1または複数のカラオケ曲を選択する。
図7は、練習コンテンツ以外のコンテンツを含む、コンテンツの選択動作を示すフローチャートである。CPU140(またはCPU14)は、コンテンツの利用開始の指示を受け付けると(S21)、ナビゲーション装置5または情報携帯端末10等の各種装置から許容時間の情報を取得する(S22)。
CPU14は、取得した許容時間に基づいて、許容時間内に利用可能なコンテンツを探索し、候補となるコンテンツを選択する(S23)。コンテンツのデータベースは、図5に示した例と同様である。ただし、映画または音楽のコンテンツ等の様に、視聴するだけのコンテンツである場合には、≪難易度≫および≪種別≫等の情報は含まれていない。
次に、CPU140(またはCPU14)は、候補として選択したコンテンツが複数あるか否かを判断する(S24)。CPU140(またはCPU14)は、候補のコンテンツが1つである場合には(S24:N)、候補のコンテンツを再生対象のコンテンツとして選択して(S26)、選択の処理を終了する。この場合は、1つのコンテンツが再生される。
一方、CPU14は、候補のコンテンツが複数ある場合には(S24:Y)、候補とされたコンテンツに対して絞り込みの処理を行う(S25)。絞り込みの処理は、上述した第1の例、第2の例、または第3の例等の各種の手法を用いて行なう。CPU140(またはCPU14)は、絞り込んだコンテンツを選択して(S26)、選択の処理を終了する。
また、CPU140(またはCPU14)は、現在の天候、現在位置、または利用者の疲労度等の環境情報に応じて、コンテンツを選択してもよい。例えば、CPU140(またはCPU14)は、現在の天候が雨であれば、歌詞に「雨」が含まれているカラオケ曲を選択する。あるいは、CPU140(またはCPU14)は、現在位置に関連する地名が含まれたカラオケ曲を選択する。なお、現在の天候に関する情報は、通信部120(通信部12またはネットワークI/F18)を介して、インターネットからダウンロードする。現在位置は、不図示のGPS等の位置検出センサから取得する。また、利用者の疲労度は、例えば出発時刻から現在の時刻までの経過時間から推定する。CPU140(またはCPU14)は、経過時間が1時間未満では、疲労度「低」、1時間が経過した場合に疲労度「中」、2時間が経過した場合に疲労度「高」の情報を取得する。あるいは、情報携帯端末10が脈拍数を測定するセンサ等の生体センサを搭載している場合には、これら生体情報に基づいて疲労度の情報を取得する。CPU140(またはCPU14)は、例えば疲労度が高い場合、例えば波の音または小川のせせらぎ等の疲労を回復させる音楽コンテンツを選択する。
なお、コンテンツが楽器の練習コンテンツ、カラオケ曲、ゲーム、または学習教材である場合には、環境情報に応じて難易度を選択しても良い。図5では、楽器の練習コンテンツの一例として、≪コンテンツタイトル≫、≪練習の難易度≫、≪練習形態に関する種別≫、≪練習に要する時間≫、および≪練習履歴≫の項目を示したが、これら項目は、カラオケ曲、ゲーム、または学習教材についても同様にデータベース化することができる。CPU140(またはCPU14)は、例えば、発進停止を繰り返す市街地走行が予定されている場合には、「易」設定の練習コンテンツを優先して選択し、略一定速度を維持できる郊外の高速道路での走行が予定されている場合には、「難」設定の練習コンテンツを優先して選択する。
さらに、CPU140(またはCPU14)は、さらに利用者の習熟度を取得し、習熟度に基づいて、コンテンツの難易度を選択してもよい。コンテンツがゲームまたは学習教材等である場合には、ゲーム内の点数に応じてコンテンツの難易度を選択する。コンテンツがカラオケ曲である場合には、歌唱の採点結果に応じてコンテンツの難易度を選択する。CPU140(またはCPU14)は、これらの採点結果を、≪練習履歴≫としてROM115(またはROM15)に格納しておく。CPU140(またはCPU14)は、≪練習履歴≫に応じて、コンテンツの利用時間を調整してもよい。例えば、CPU140(またはCPU14)は、習熟度が高く、採点結果等の得点が高いコンテンツについては、途中までの採点結果が所定の点数以上であった場合に、その時点でコンテンツの再生を終了する。
また、実施形態では、車両2での移動中のコンテンツ利用について説明したが、本願はこれに限定されるものではない。乗り物としては、車両のほか、鉄道、船舶、航空機などの交通機関にも同様に適用することができるほか、移動空間ではない居室内や公園など、室の内外を問わず適用することができる。
また、実施形態では、複数のコンテンツが格納されコンテンツ情報のデータベースを備える場所としてネットワーク31にあるデータサイト33を例にとり説明したが、本願はこれに限定されるものではない。コンテンツは、情報携帯端末10のROM15、AV制御ユニット3のROM115に記憶されていてもよい。また、コンテンツは、メモリカードまたはROMカートリッジ等の情報携帯端末10またはAV制御ユニット3に接続されている外部記憶装置に記憶されていてもよい。
また、実施形態では、データベース化されたコンテンツ情報として、≪コンテンツタイトル≫、≪練習の難易度≫、≪練習形態に関する種別≫、≪練習に要する時間≫、および≪練習履歴≫を例示して説明したが、本願はこれに限定されるものではない。練習の優先度またはユーザの好みなどの指標をデータベースの項目として設定することもできる。また、≪練習の難易度≫の「難」/「易」設定または≪練習形態に関する種別≫の「L」/「P」設定などについては2者択一の指標で説明したが、本願はこれに限定されるものではない。3択以上の選択肢により分類しておくことも可能である。
また、練習コンテンツによる演奏に対して習熟度などを採点し、これまでの成績を累積して得点化して≪練習履歴≫に格納しておけば、得点に応じて、練習時間を調整することができる。すなわち例えば、習熟度が高く得点が高い練習コンテンツについては、演奏途中までの演奏内容に基づいて、以後の練習を行わずにプログラムを終了することも可能である。
また、音楽ジャンルを練習コンテンツの選択の指標とすることもできる。乗員の疲労度または車外の情景などの環境情報に応じて、練習する音楽ジャンル等のコンテンツを切り替えることができれば便利である。
また、データベース化されたコンテンツ情報(図5)として、楽器種別を示す≪楽器種別情報≫を含んでいても良い。図4のフローチャートにおいて、ステップS1またはステップS3の前または後で、演奏者が演奏練習する楽器の種別を指示することに応じて、コンテンツ情報の≪楽器種別情報≫の指標に合わせて楽器の種別に適合した練習コンテンツが選択されるようにしても良い。
1…楽器練習システム
2…車両
3…AV制御ユニット
4…モニタ
5…ナビゲーション装置
6…スピーカ
10…情報携帯端末
11…ポータブル楽器
12,120…通信部
14,140…CPU
15,115…ROM
16,160…RAM
17…ディスプレイ
19,190…音源
20,200…バス
31…ネットワーク
33…データサイト
50…入力端子
101…筐体
102…鍵盤
103…リモコンモードスイッチ
120…通信部
130…MIDI_I/F
170…DSP
180…入力I/F
210…ミキサ
220…出力I/F
2…車両
3…AV制御ユニット
4…モニタ
5…ナビゲーション装置
6…スピーカ
10…情報携帯端末
11…ポータブル楽器
12,120…通信部
14,140…CPU
15,115…ROM
16,160…RAM
17…ディスプレイ
19,190…音源
20,200…バス
31…ネットワーク
33…データサイト
50…入力端子
101…筐体
102…鍵盤
103…リモコンモードスイッチ
120…通信部
130…MIDI_I/F
170…DSP
180…入力I/F
210…ミキサ
220…出力I/F
Claims (14)
- あらかじめ設定される練習時間に応じて、該練習時間内に終了する練習コンテンツを選択し、該練習コンテンツを用いた練習を実行する演奏練習実行装置と、
前記演奏練習実行装置に対して演奏データを送信する楽器と、
を備えた、楽器練習システム。 - 目的地までの所要時間を算出するナビゲーション装置を備え、
前記練習時間は、前記ナビゲーション装置により算出される前記所要時間であることを特徴とする請求項1に記載の楽器練習システム。 - 前記演奏練習実行装置は、情報携帯端末であり、
前記ナビゲーション装置は、車両に搭載されていることを特徴とする請求項2に記載の楽器練習システム。 - 前記演奏練習実行装置は、
練習コンテンツの時間の合計が、前記練習時間内となる複数の練習コンテンツの組み合わせを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の楽器練習システム。 - あらかじめ設定される練習時間に応じて、該練習時間内に終了する練習コンテンツを選択し、
該練習コンテンツを用いた練習を実行し、
楽器を用いて演奏データを送信する、
楽器練習方法。 - 許容時間の情報を取得する取得部と、
前記許容時間に応じて利用するコンテンツを選択する選択部と、
前記選択部が選択したコンテンツを再生する再生部と、
を備えたコンテンツ選択装置。 - 前記取得部は、情報携帯端末から前記許容時間を取得する、
請求項6に記載のコンテンツ選択装置。 - 前記取得部は、目的地までの所要時間を算出するナビゲーション装置から、前記所要時間を前記許容時間として取得する、
請求項6に記載のコンテンツ選択装置。 - 前記取得部は、さらに環境情報を取得し、
前記選択部は、前記環境情報に基づいて、前記コンテンツの難易度を選択する、
請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のコンテンツ選択装置。 - 前記取得部は、さらに利用者の習熟度を取得し、
前記選択部は、前記習熟度に基づいて、前記コンテンツの難易度を選択する、
請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載のコンテンツ選択装置。 - 前記選択部は、前記許容時間に応じて複数の前記コンテンツを選択する、
請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載のコンテンツ選択装置。 - 請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載のコンテンツ選択装置と、
オーディオ信号を入力する入力部と、
前記入力部から入力されるオーディオ信号と、前記再生部が再生するコンテンツに係るオーディオ信号とをミキシングするミキサと、
を備えた、音響機器。 - 請求項12に記載の音響機器と、
スピーカと、
を備えた音響システム。 - 許容時間の情報を取得し、
前記許容時間に応じて利用するコンテンツを選択し、
選択したコンテンツを再生する、
コンテンツ選択方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016138380 | 2016-07-13 | ||
JP2016138380 | 2016-07-13 | ||
PCT/JP2017/025544 WO2018012587A1 (ja) | 2016-07-13 | 2017-07-13 | 楽器練習システム、楽器練習方法、コンテンツ選択装置、音響機器、音響システム、およびコンテンツ選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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