JPWO2017208404A1 - 空気調和機 - Google Patents

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JPWO2017208404A1
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聡 村松
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Abstract

空気調和機は、複数の段階の各段階に対応する上下風向ベーン(14)のベーン位置が異なり、横吹き位置での空気の吹出し方向が水平方向よりも上吹きとなるドラフト感防止モードを含む複数の吹出しモードを有する制御部(120)と、ドラフト感防止モードでの横吹き位置に対応する上下風向ベーン(14)のベーン位置の調整操作を受け付けるリモートコントローラ(30)と、調整操作によって調整された、ドラフト感防止モードでの横吹き位置に対応する上下風向ベーン(14)のベーン位置を含め、複数の吹出しモードの複数の段階の各々での上下風向ベーン(14)のベーン位置を記憶する記憶部(130)とを備え、制御部(120)は、複数の吹出しモードのいずれにおいても、複数の段階の各々での上下風向ベーン(14)のベーン位置を、記憶部(130)に記憶されている上下風向ベーンのベーン位置にする制御を行う。

Description

本発明は、上下風向ベーンを備えた空気調和機に関する。
空気調和機は、吹出口からの空気の吹出し方向を変更する上下風向ベーンを備え、リモートコントローラからの操作により風向の設定が可能である。空気調和機は、吹出口からの空気が直接体に当たることを防止するドラフト感防止モード、吹出口からの空気により天井面が汚れることを防止するためのスマッジング防止モードといった複数の吹出しモードを有しており、天井面に沿って空気を吹き出す横吹き時には、上下風向ベーンの位置は、設定された吹出しモードにより、標準設定時のベーン位置から変化する。
空気調和機には、ドラフト感防止モード時及びスマッジング防止モード時の上下風向ベーンの位置を、モード設定により予め製品に設定されている角度に合わせて変更する方式、又は選択可能な複数段階の風向角度の中からドラフト感防止モード及びスマッジング防止モードの風向角度をユーザが選択した角度に合わせた位置に変更する方式が用いられている(特許文献1,2)。
特開平8−100942号公報 特開2004−92996号公報
しかしながら、上記の空気調和機では、ドラフト感防止モード及びスマッジング防止モードで設定できる上下風向ベーンの位置は、予め製品に設定されている規定の吹出し角度に対応する位置である。したがって、従来の空気調和機は、ドラフト感防止モードでの横吹き時のベーン位置を、吹出し角度が規定角度以外の角度となる位置に設定することはできなかった。このため、空気調和機が実際に設置される環境及び天井高さによっては、必ずしもドラフト感を防止できないことがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ドラフト感防止モードでの横吹き時の上下風向ベーンのベーン位置を、製品に予め設定されている角度以外の角度となる位置へ設定可能な空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、空気の吹出し方向を上下方向に変化させる上下風向ベーンを備え、天井面に沿って空気を吹き出す横吹き位置を含む複数の段階で上下風向ベーンのベーン位置を変更可能な空気調和機であって、複数の段階の各段階に対応する上下風向ベーンのベーン位置が異なり、横吹き位置での空気の吹出し方向が水平方向よりも上吹きとなるドラフト感防止モードを含む複数の吹出しモードを有する制御部と、ドラフト感防止モードでの横吹き位置に対応する上下風向ベーンのベーン位置の調整操作を受け付けるコントローラと、コントローラを介した調整操作によって調整されたドラフト感防止モードでの横吹き位置に対応する上下風向ベーンのベーン位置を含め、複数の吹出しモードの複数の段階の各々での上下風向ベーンのベーン位置を記憶する記憶部とを備える。制御部は、複数の吹出しモードのいずれにおいても、複数の段階の各々での上下風向ベーンのベーン位置を、記憶部に記憶されている上下風向ベーンのベーン位置にする制御を行う。
本発明に係る空気調和機は、ドラフト感防止モードでの横吹き時の上下風向ベーンのベーン位置を、製品に予め設定されている角度以外の角度となる位置へ設定可能という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す図 実施の形態1に係る空気調和機の室内ユニットの断面模式図 実施の形態1に係る空気調和機の室内ユニット及びリモートコントローラの機能ブロック図 実施の形態1に係る空気調和機の上下風向ベーンの製品動作を示す概念図 実施の形態1に係る空気調和機の機能選択設定画面を示す図 実施の形態1に係る空気調和機の記憶部に記憶される吹出しモードごとのベーン位置のデータを示す図 実施の形態1に係る空気調和機の設定変更動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1に係る空気調和機の横吹き位置V1の風向角度の調整時のリモートコントローラの画面遷移を示す図 実施の形態1に係る空気調和機の、横吹き位置V1の風向角度の調整時の上下風向ベーンの動きを示す図 実施の形態1に係る空気調和機の室内制御基板のメモリデータ更新の概念図 実施の形態3に係る空気調和機の設定変更動作の流れを示すフローチャート 実施の形態3に係る空気調和機の第4の下吹き位置の角度調整時のリモートコントローラの画面遷移を示す図 実施の形態3に係る空気調和機の室内制御基板のメモリデータ更新の概念図 実施の形態1から実施の形態4に係る空気調和機の制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図 実施の形態1から実施の形態4に係る空気調和機の制御部の機能をソフトウェアで実現した構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す図である。図2は、実施の形態1に係る空気調和機の室内ユニットの断面模式図である。図1に示すように、空気調和機は、少なくとも一つの室内ユニット10と室外ユニット20とリモートコントローラ30とを備えている。リモートコントローラ30は、通信ケーブル60で室内ユニット10の一つと接続されている。また、室内ユニット10同士も通信ケーブル60で接続されている。従って、複数の室内ユニット10の各々は、通信ケーブル60を通じてリモートコントローラ30と通信可能となっている。なお、リモートコントローラ30の代わりに、室内ユニット10との間で無線通信を行うワイヤレスリモートコントローラを用いてもよい。ワイヤレスリモートコントローラを用いる場合には、ワイヤレスリモートコントローラと室内ユニット10との間を接続する通信ケーブル60は省略した構成となる。図2に示すように、室内ユニット10は、ファン12を回転させて気流を形成するファンモータ11、室外ユニット20との間の冷媒回路80を流れる冷媒と室内空気との熱交換を行う熱交換器13、吹出口から吹き出される気流の風向を上下方向に変化させる上下風向ベーン14及び上下風向ベーン14を駆動するパルスモータであるベーンモータ15を備えている。実施の形態1に係る空気調和機は、天井面に沿って空気を吹き出す横吹き位置を含む複数段階で上下風向ベーン14のベーン位置を変更可能である。実施の形態1に係る空気調和機は、室内ユニット10が天井面に埋め込まれて設置される天井埋め込み型である。
室内ユニット10には、各々に固有のアドレスが割り当てられている。
図3は、実施の形態1に係る空気調和機の室内ユニット及びリモートコントローラの機能ブロック図である。図3に示すように、室内制御基板110は、室内ユニット10の各部を制御する制御部120、設定データ及び上下風向ベーン14の位置データを記憶する記憶部130、ベーンモータ15を駆動するベーンモータ駆動回路140及びリモートコントローラ30と通信する送受信部150を備えている。リモートコントローラ30は、リモートコントローラ30の各部を制御する制御部310、ユーザの入力操作を受け付ける操作部320、室内ユニット10と通信する送受信部330を備えている。室内制御基板110は、上下風向ベーン14に関する機能切替の指示をリモートコントローラ30から受信すると、記憶部130に設定データを記憶し、上下風向ベーン14の制御の切り替えを行う機能を備えている。なお、リモートコントローラ30に代えてワイヤレスリモートコントローラを用いる場合には、室内ユニット10に赤外線受光部を設けるとともに、ワイヤレスリモートコントローラに赤外線発光部を設ければ良い。ただし、ワイヤレスリモートコントローラと室内ユニット10との間の無線通信は、赤外線通信に限定されることはなく、電波による通信を適用してもよい。電波による通信の方式には、bluetooth(登録商標)を例示できるが、これに限定されない。リモートコントローラ30又はワイヤレスリモートコントローラは、ドラフト感防止モードでの横吹き位置に対応する上下風向ベーンのベーン位置の調整操作を受け付けるコントローラをなす。
次に、室内ユニット10の上下風向制御動作について説明する。図4は、実施の形態1に係る空気調和機の上下風向ベーンの製品動作を示す概念図である。図4に示すように、室内ユニット10の上下風向ベーン14は、横吹き位置V1、第1の下吹き位置V2、第2の下吹き位置V3、第3の下吹き位置V4及び第4の下吹き位置V5の5段階に位置を変更可能である。横吹き位置V1、第1の下吹き位置V2、第2の下吹き位置V3、第3の下吹き位置V4及び第4の下吹き位置V5に対応する各ベーン位置のデータは、吹出しモードごとに記憶部130に記憶されている。実施の形態1では、空気調和機は、標準モードと、吹出口からの空気が直接体に当たることを防止するための横吹き位置V1の風向角度をやや上吹きとするドラフト感防止モードと、吹出口からの空気により天井面の汚れを防ぐため横吹き位置V1の風向角度をやや下吹きとするスマッジング防止モードとの三つの吹出しモードを備えている。空気調和機の吹出しモードは、リモートコントローラ30の操作により選択可能となっている。第1の下吹き位置V2、第2の下吹き位置V3、第3の下吹き位置V4及び第4の下吹き位置V5は、全吹出しモードで位置が共通となっている。
図5は、実施の形態1に係る空気調和機の機能選択設定画面を示す図である。空気調和機は、図5に示す機能選択設定画面を通じて、リモートコントローラ30の操作により設定の切り替えが可能である。実施の形態1では、上下風向ベーン14の機能設定には、機能設定No.11という番号が割り当てられている。実施の形態1に係る空気調和機は、上下風向ベーン14の機能設定について、出荷時設定である標準モードには機能設定値2が割り当てられており、標準モードよりもやや下吹きとするスマッジング防止モードには機能設定値1が割り当てられており、標準モードよりもやや上吹きとするドラフト感防止モードには機能設定値3が割り当てられている。空気調和機の吹出しモードは、リモートコントローラ30の操作により機能設定値を変更することで切り替えることが可能である。室内ユニット10のどれを設定対象とするかはアドレスによって指定される。図5では、アドレス「1」に対応する室内ユニット10が設定対象となっている。なお、機能選択画面では、実行内容選択で「確認」を選択することにより、現在の設定を変更することなく設定内容を確認可能である。
図6は、実施の形態1に係る空気調和機の記憶部に記憶される吹出しモードごとのベーン位置のデータを示す図である。ベーン位置のデータは、ベーンモータ15へ出力するパルスの数を示すパルスデータである。パルスデータは、機能設定値1のスマッジング防止モードでは、横吹き位置V1が標準モードでの横吹き位置V1よりもやや下吹き角度となり、機能設定値3のドラフト感防止モードでは、横吹き位置V1が標準モードでの横吹き位置V1よりもやや上吹き角度となるように設定されている。
次に、ドラフト感防止モードでの上下風向ベーンの横吹き位置V1の風向角度をユーザ設定により調整する際の動作について説明する。図7は、実施の形態1に係る空気調和機の設定変更動作の流れを示すフローチャートである。図8は、実施の形態1に係る空気調和機の横吹き位置V1の風向角度の調整時のリモートコントローラの画面遷移を示す図である。ステップS10において、制御部310は、図8に示すユーザ設定画面10Aでのドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける。ステップS11において、制御部310は、図8に示すドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面11Aでの設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける。ドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面11Aでアドレスが入力された空気調和機は、横吹き位置V1の風向角度の設定対象となる。横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機には、制御部310から横吹き位置V1の風向角度の設定対象であることが通知される。ステップS12において、横吹き位置V1の風向角度の設定対象に指定された室内ユニット10の制御部120は、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での横吹き位置V1に移動させ、横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする。
ステップS13において、制御部310は、図8に示すドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面12Aで上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付けたか否かを判断する。図9は、実施の形態1に係る空気調和機の、横吹き位置V1の風向角度の調整時の上下風向ベーンの動きを示す図である。ユーザがアップボタンを押下した場合には、ステップS13でアップ操作となり、ステップS14において、制御部120は、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させ、図9に矢印Aで示すように、横吹き位置V1は、現在の位置よりも上側の位置に変化する。ユーザがダウンボタンを押下した場合には、ステップS13でダウン操作となり、ステップS15において、制御部120は、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させ、図9に矢印Bで示すように、横吹き位置V1は、現在の位置よりも下側の位置に変化する。ステップS16において、制御部310は、図8に示すドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面13Aで確定操作がなされたか否かを判断し、確定操作がなされていなければ、ステップS13に戻って上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付ける。確定操作がなされたら、ステップS17において、初期状態の横吹き位置V1からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の横吹き位置V1でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、横吹き位置V1のベーン位置のデータを更新する。ステップS18において、制御部120は、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する。
図10は、実施の形態1に係る空気調和機の室内制御基板のメモリデータ更新の概念図である。ドラフト感防止モードでの上下風向ベーン14の横吹き位置V1のベーン位置のデータがS50からS40に更新されている。この場合、ドラフト感防止モードが選択された状態でリモートコントローラ30を通じて横吹き位置V1に設定された場合には、制御部120は、40ステップ分だけベーンモータ15を駆動して上下風向ベーン14を回転させる。
以上のように、実施の形態1に係る空気調和機は、吹出口から空気が直接体に当たることを避けるドラフト感防止モード設定時の横吹き位置V1の風向角度を、製品規定の角度以外の角度に、リモートコントローラ30を通じた操作により調整することが可能である。したがって、製品規定の角度ではドラフト感を防止する効果が不足する場合でも、風向角度を調整することにより、ドラフト感を防止する効果を高め、快適性を向上させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態2では、横吹き位置V1に上限値及び下限値が設定されている点で実施の形態1と相違する。図7のステップS13でのアップ操作及びダウン操作において、上限値を超えて横吹き位置V1を変更しようとするアップ操作又は下限値未満に横吹き位置V1を変更しようとするダウン操作が行われた場合、制御部120は、ベーンモータ15を駆動せず、横吹き位置V1を上限値又は下限値に維持する。
実施の形態2に係る空気調和機は、風向角度の調整幅に上限値及び下限値を設け、上限値及び下限値の間の範囲でのみ横吹き位置V1の調整を可能にしている。これにより、吹出口の開きが不足して、吹出口に結露が発生することを防止できる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る空気調和機の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態3では、第4の下吹き位置V5をユーザ設定により調整可能にしている点で実施の形態1と相違している。図11は、実施の形態3に係る空気調和機の設定変更動作の流れを示すフローチャートである。図12は、実施の形態3に係る空気調和機の第4の下吹き位置の角度調整時のリモートコントローラの画面遷移を示す図である。ステップS20において、制御部310は、図12に示すユーザ設定画面20Aでの下吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける。ステップS21において、制御部310は、図12に示す下吹き位置風向角度設定画面21Aでの設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける。下吹き位置風向角度設定画面21Aでアドレスが入力された空気調和機は、第4の下吹き位置V5の風向角度の設定対象となる。第4の下吹き位置V5の風向角度の設定対象である空気調和機には、制御部310から第4の下吹き位置V5の風向角度の設定対象であることが通知される。ステップS22において、第4の下吹き位置V5の風向角度の設定対象に指定された室内ユニット10の制御部120は、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での第4の下吹き位置V5に移動させ、第4の下吹き位置V5の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする。
ステップS23において、制御部310は、図12に示す下吹き位置風向角度設定画面13Aで上下風向ベーン14の第4の下吹き位置V5の風向角度の調整操作を受け付けたか否かを判断する。ユーザがアップボタンを押下した場合には、ステップS23でアップ操作となり、ステップS24において、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスが出力され、第4の下吹き位置V5は、現在の位置よりも上側の位置に変化する。ユーザがダウンボタンを押下した場合には、ステップS23でダウン操作となり、ステップS25において、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスが出力され、第4の下吹き位置V5は、現在の位置よりも下側の位置に変化する。ステップS26において、制御部310は、図12に示す下吹き位置風向角度設定画面22Aで確定操作がなされたか否かを判断し、確定操作がなされていなければ、ステップS23に戻って上下風向ベーン14の第4の下吹き位置V5の風向角度の調整操作を受け付ける。確定操作がなされたら、ステップS27において、初期状態の第4の下吹き位置V5からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の第4の下吹き位置V5でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、第4の下吹き位置V5のベーン位置のデータを更新する。ステップS28において、制御部120は、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する。
図13は、実施の形態3に係る空気調和機の室内制御基板のメモリデータ更新の概念図である。上下風向ベーン14の第4の下吹き位置V5のデータがS1000からS1200に更新されている。この場合、リモートコントローラ30を通じて第4の下吹き位置V5に設定された場合には、制御部120は、1200ステップ分だけベーンモータ15を駆動して上下風向ベーン14を回転させる。
以上のように、実施の形態3に係る空気調和機は、下吹き風向角度を、製品規定の角度以外の角度に、リモートコントローラ30を通じた操作により調整することが可能である。したがって、製品規定の角度では風が到達しない領域が広くなってしまう場合でも、風向角度を調整することにより、風が到達する範囲を広げ、快適性を向上させることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る空気調和機の構成は、実施の形態3と同様である。実施の形態4では、第4の下吹き位置V5に上限値及び下限値が設定されている点で実施の形態3と相違する。図11のステップS23でのアップ操作及びダウン操作において、上限値を超えて第4の下吹き位置V5を変更しようとするアップ操作又は下限値未満に第4の下吹き位置V5を変更しようとするダウン操作が行われた場合、制御部120は、ベーンモータ15を駆動せず、第4の下吹き位置V5を上限値又は下限値に維持する。
実施の形態4に係る空気調和機は、第4の下吹き位置V5の風向角度の調整幅に上限値及び下限値を設け、上限値及び下限値の間の範囲でのみ第4の下吹き位置V5の調整を可能にしている。これにより、吹出口を開きすぎでショートサイクルが発生することを防止できる。
上記の実施の形態1から実施の形態4において、制御部120及び制御部310の機能は、処理回路により実現される。すなわち、制御部120は、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での横吹き位置V1に移動させ、横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する処理とを行う。制御部310は、ドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける処理と、設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける処理と、上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付ける処理と、確定操作がなされたか判断する処理と、初期状態の横吹き位置V1からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の横吹き位置V1でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、横吹き位置V1のベーン位置のデータを更新する処理とを行う。処理回路は、専用のハードウェアであっても、記憶装置に格納されるプログラムを実行する演算装置であってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらを組み合わせたものが該当する。図14は、実施の形態1から実施の形態4に係る空気調和機の制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図である。制御部120を構成する処理回路19には、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での横吹き位置V1に移動させ、横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。
制御部310を構成する処理回路19には、ドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける処理と、設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける処理と、上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付ける処理と、確定操作がなされたか判断する処理と、初期状態の横吹き位置V1からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の横吹き位置V1でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、横吹き位置V1のベーン位置のデータを更新する処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。なお、上記の各処理を別々の処理回路で実現してもよい。
制御部120を構成する処理回路19が演算装置の場合、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での横吹き位置V1に移動させ、横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。
制御部310を構成する処理回路19が演算装置の場合、ドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける処理と、設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける処理と、上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付ける処理と、確定操作がなされたか判断する処理と、初期状態の横吹き位置V1からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の横吹き位置V1でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、横吹き位置V1のベーン位置のデータを更新する処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。論理回路19aは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
図15は、実施の形態1から実施の形態4に係る空気調和機の制御部の機能をソフトウェアで実現した構成を示す図である。処理回路19は、プログラム19bを実行する演算装置191と、演算装置191がワークエリアに用いるランダムアクセスメモリ192と、プログラム19bを記憶する記憶装置193とを有する。制御部120を構成する処理回路19は、記憶装置193に記憶されているプログラム19bを演算装置191がランダムアクセスメモリ192上に展開し、実行することにより、上下風向ベーン14を閉状態から、現在の設定での横吹き位置V1に移動させ、横吹き位置V1の風向角度の設定対象である空気調和機がどれであるかをユーザが認識できるようにする処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を上に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、ベーンモータ駆動回路140から上下風向ベーン14を下に向けるようにベーンモータ15にパルスを出力させる処理と、室内ユニット10の上下風向ベーン14を閉状態にし、設定変更を終了する処理とを実現する。制御部310を構成する処理回路19には、記憶装置193に記憶されているプログラム19bを演算装置191がランダムアクセスメモリ192上に展開し、実行することにより、ドラフト感防止横吹き位置風向角度設定画面の呼び出し操作を受け付ける処理と、設定対象の空気調和機のアドレスの入力操作を受け付ける処理と、上下風向ベーン14の横吹き位置V1の風向角度の調整操作を受け付ける処理と、確定操作がなされたか判断する処理と、初期状態の横吹き位置V1からのパルスステップ数に基づいて、設定変更後の横吹き位置V1でのベーンモータ15のパルスデータを算出し、室内制御基板110の記憶部130に記憶させ、横吹き位置V1のベーン位置のデータを更新する処理とを実現する。
処理回路19は、記憶装置193に記憶されたプログラム19bを読み出して実行することにより、制御部120又は制御部310の機能を実現する。また、プログラム19bは、上記の手順及び方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
なお、制御部120及び制御部310の機能は、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路19は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 室内ユニット、11 ファンモータ、12 ファン、13 熱交換器、14 上下風向ベーン、15 ベーンモータ、19 処理回路、19a 論理回路、19b プログラム、20 室外ユニット、30 リモートコントローラ、60 通信ケーブル、80 冷媒回路、110 室内制御基板、120,310 制御部、130 記憶部、140 ベーンモータ駆動回路、150,330 送受信部、191 演算装置、192 ランダムアクセスメモリ、193 記憶装置、320 操作部。

Claims (3)

  1. 空気の吹出し方向を上下方向に変化させる上下風向ベーンを備え、天井面に沿って空気を吹き出す横吹き位置を含む複数の段階で前記上下風向ベーンのベーン位置を変更可能な空気調和機であって、
    前記複数の段階の各段階に対応する前記上下風向ベーンのベーン位置が異なり、前記横吹き位置での空気の吹出し方向が水平方向よりも上吹きとなるドラフト感防止モードを含む複数の吹出しモードを有する制御部と、
    前記ドラフト感防止モードでの前記横吹き位置に対応する前記上下風向ベーンのベーン位置の調整操作を受け付けるコントローラと、
    前記コントローラを介した調整操作によって調整された前記ドラフト感防止モードでの前記横吹き位置に対応する前記上下風向ベーンのベーン位置を含め、複数の前記吹出しモードの前記複数の段階の各々での前記上下風向ベーンのベーン位置を記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、複数の前記吹出しモードのいずれにおいても、前記複数の段階の各々での前記上下風向ベーンのベーン位置を、前記記憶部に記憶されている前記上下風向ベーンのベーン位置にする制御を行うことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記コントローラは、前記横吹き位置とは異なる段階に対応するベーン位置の調整操作を受け付け、
    前記記憶部は、前記コントローラを介した調整操作によって調整された前記横吹き位置とは異なる段階に対応する前記上下風向ベーンのベーン位置を前記吹出しモードごとに記憶することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記コントローラを介した調整操作による前記横吹き位置又は該横吹き位置とは異なる段階に対応するベーン位置の調整範囲に上限値及び下限値を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
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