JPWO2017203886A1 - X線検査装置およびx線検査装置の制御方法 - Google Patents

X線検査装置およびx線検査装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間と、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間とを短縮することが可能なX線検査装置を提供する。【解決手段】X線検査装置1では、上下方向の所定位置の、左右方向で分割された被検査体2のX線画像を被検査体2の回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器4で取得し、二次元X線検出器4から取り込んだX線画像の中の被検査体2の回転方向の同じ角度で取得されたX線画像を左右方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を被検査体2の回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理で合成されたX線画像を上下方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行した後に、上下方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行している。【選択図】図1

Description

本発明は、工業製品等の内部を非破壊で検査するためのX線検査装置およびかかるX線検査装置の制御方法に関する。
従来、工業製品等の被検査体の内部を非破壊で検査するためのX線検査装置が知られている(たとえば、特許文献1、2参照)。特許文献1に記載のX線検査装置は、被検査体にX線を照射するX線源と、X線ラインセンサ(ラインセンサ)と、被検査体が搭載されるとともに上下方向を回転の軸方向として回転する回転テーブルと、ラインセンサを上下動させる移動機構とを備えている。このX線検査装置では、X線源とラインセンサとの間に配置される被検査体を定速回転させるとともに、被検査体の回転に同期させてラインセンサを被検査体の上端から下端まで移動させながら、ラインセンサによって複数枚のX線画像を取得し、取得した複数枚のX線画像から被検査体のCT画像を生成している。
また、特許文献2には、被検査体が大きく、かつ、要求される空間分解能が高い場合に、被検査体の回転機構をたとえば4周以上(360°×4回転以上)させるとともに360°ごとに二次元検出器を移動させて、被検査体の4分割(あるいは8分割)された部分投影を取得し、所得した部分投影を合成して全投影を得るX線検査装置が従来技術として開示されている。
特開2004−354215号公報 特開2005−292047号公報
特許文献1に記載のX線検査装置では、被検査体の1回転に対するラインセンサの下降量を小さくしないと、適切なCT画像を取得することは困難である。たとえば、被検査体が1回転する間のラインセンサの下降量を0.1mm〜0.2mm程度にしないと、このX線検査装置で適切なCT画像を生成することは困難である。したがって、このX線検査装置では、被検査体が大きいと、被検査体の検査を行う際に被検査体を回転させる回数が多くなり、その結果、被検査体の全体のCT画像を生成するために必要なX線画像の取得に時間がかかって、被検査体の検査時間が長くなる。
これに対して、特許文献2に開示されたX線検査装置では、被検査体が大きくても、被検査体を4回転あるいは8回転させれば、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像を取得できるため、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することは可能である。しかしながら、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像を短時間で取得できても、取得したX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像の生成処理に時間がかかると、被検査体の検査時間を短縮することはできない。
そこで、本発明の課題は、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮するとともに、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮して、被検査体の検査時間を短縮することが可能なX線検査装置およびX線検査装置の制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のX線検査装置は、X線発生器と、X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、被検査体の外周側で被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器が相対回転するようにX線発生器と二次元X線検出器とを回転させるかまたは被検査体を回転させる回転機構と、二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込んで処理する処理手段とを備えるとともに、二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、検出面に平行な方向であってかつ第1方向に直交する方向を第2方向とし、被検査体に対するX線発生器および二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、被検査体に対して二次元X線検出器が少なくとも第1方向へ相対移動するように二次元X線検出器を平行移動させるかまたは被検査体を平行移動させる移動機構と、X線発生器と二次元X線検出器と回転機構と移動機構とが接続される制御部とを備え、検出面を含む平面を仮想投影面とし、X線発生器が射出するX線によって仮想投影面に投影される被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、検出面は、少なくとも第1方向において仮想投影像よりも小さくなっており、制御部は、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させ、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、第2方向の所定位置の第1方向で分割された被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、処理手段は、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、合成されたX線画像を第2方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行し、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行するか、あるいは、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像を第2方向で複数に分割する分割処理を実行するとともに、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行し、合成処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のX線検査装置の制御方法は、X線発生器と、X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、被検査体の外周側で被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器が相対回転するようにX線発生器と二次元X線検出器とを回転させるかまたは被検査体を回転させる回転機構とを備えるとともに、二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、検出面に平行な方向であってかつ第1方向に直交する方向を第2方向とし、被検査体に対するX線発生器および二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、被検査体に対して二次元X線検出器が少なくとも第1方向へ相対移動するように二次元X線検出器を平行移動させるかまたは被検査体を平行移動させる移動機構を備え、検出面を含む平面を仮想投影面とし、X線発生器が射出するX線によって仮想投影面に投影される被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、検出面が少なくとも第1方向において仮想投影像よりも小さくなっているX線検査装置の制御方法であって、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させ、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、第2方向の所定位置の第1方向で分割された被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、合成されたX線画像を第2方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行し、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行するか、あるいは、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像を第2方向で複数に分割する分割処理を実行するとともに、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行し、合成処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とする。
本発明では、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させている。そのため、本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像を取得する際に、被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器を相対回転させる回数を低減することが可能になる。したがって、本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になる。
また、本発明では、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、合成されたX線画像を第2方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行し、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行しているか、あるいは、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像を第2方向で複数に分割する分割処理を実行するとともに、分割処理後に、第2方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行し、合成処理後に、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行している。そのため、本発明では、処理手段の処理能力に応じて帯状のX線画像の幅(第2方向の幅)を設定することで、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理の時間を短縮することが可能になる。
このように本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になり、また、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮することが可能になる。したがって、本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の検査時間を短縮することが可能になる。
本発明において、たとえば、二次元X線検出器の検出面は、第1方向および第2方向において仮想投影像よりも小さくなっており、制御部は、一列分X線画像が二次元X線検出器によって取得されると、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して少なくとも第2方向へ相対移動させ、その後、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、被検査体の、第2方向における次の一列分X線画像を二次元X線検出器に取得させる。
この場合には、X線検査装置は、処理手段として、二次元X線検出器に接続され二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、第1処理手段は、一列分X線画像を取り込むと、取り込んだ一列分X線画像をそのまま第2処理手段に送信し、第2処理手段は、合成処理と分割処理とCT画像生成処理とを実行することが好ましい。また、この場合には、X線検査装置は、処理手段として、二次元X線検出器に接続され二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、第1処理手段は、一列分X線画像を取り込むと、合成処理と分割処理とを実行し、第2処理手段は、第1処理手段から取り込んだ、第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づいてCT画像生成処理を実行しても良い。
このように構成すると、処理の負荷が高いX線画像の取込処理を第1処理手段で実行しながら、処理の負荷が高いCT画像生成処理を第2処理手段で並行して実行することが可能になる。したがって、第1処理手段や第2処理手段の処理能力と同程度の処理能力を有する1個の処理手段によって、X線画像の取込処理とCT画像生成処理とを実行する場合と比較して、CT画像の生成処理時間を短縮することが可能になり、その結果、被検査体の検査時間をより短縮することが可能になる。
さらに、上記の課題を解決するため、本発明のX線検査装置は、X線発生器と、X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、被検査体の外周側で被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器が相対回転するようにX線発生器と二次元X線検出器とを回転させるかまたは被検査体を回転させる回転機構と、二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込んで処理する処理手段とを備えるとともに、二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、検出面に平行な方向であってかつ第1方向に直交する方向を第2方向とし、被検査体に対するX線発生器および二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、被検査体に対して二次元X線検出器が第1方向および第2方向へ相対移動するように二次元X線検出器を平行移動させるかまたは被検査体を平行移動させる移動機構と、X線発生器と二次元X線検出器と回転機構と移動機構とが接続される制御部とを備え、検出面を含む平面を仮想投影面とし、X線発生器が射出するX線によって仮想投影面に投影される被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、検出面は、第1方向および第2方向において仮想投影像よりも小さくなっており、制御部は、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させるとともに、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、第2方向の所定位置の第1方向で分割された被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、制御部は、一列分X線画像が二次元X線検出器によって取得されると、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して少なくとも第2方向へ相対移動させ、その後、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、被検査体の、第2方向における次の一列分X線画像を二次元X線検出器に取得させ、処理手段は、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、360°分の合成されたX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のX線検査装置の制御方法は、X線発生器と、X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、被検査体の外周側で被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器が相対回転するようにX線発生器と二次元X線検出器とを回転させるかまたは被検査体を回転させる回転機構とを備えるとともに、二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、検出面に平行な方向であってかつ第1方向に直交する方向を第2方向とし、被検査体に対するX線発生器および二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、被検査体に対して二次元X線検出器が第1方向および第2方向へ相対移動するように二次元X線検出器を平行移動させるかまたは被検査体を平行移動させる移動機構を備え、検出面を含む平面を仮想投影面とし、X線発生器が射出するX線によって仮想投影面に投影される被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、検出面が第1方向および第2方向において仮想投影像よりも小さくなっているX線検査装置の制御方法であって、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させるとともに、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、第2方向の所定位置の第1方向で分割された被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、一列分X線画像が二次元X線検出器によって取得されると、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して少なくとも第2方向へ相対移動させ、その後、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、被検査体の、第2方向における次の一列分X線画像を二次元X線検出器に取得させ、なおかつ、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、360°分の合成されたX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とする。
本発明では、回転機構によってX線発生器および二次元X線検出器を被検査体に対して360°相対回転させるとともに二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、第2方向の所定位置の、第1方向で分割された被検査体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させている。また、本発明では、一列分X線画像が二次元X線検出器によって取得されると、移動機構によって二次元X線検出器を被検査体に対して少なくとも第2方向へ相対移動させ、その後、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、被検査体の、第2方向における次の一列分X線画像を二次元X線検出器に取得させている。そのため、本発明では、第1方向および第2方向の両方向において被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像を取得する際に、被検査体に対してX線発生器および二次元X線検出器を相対回転させる回数を低減することが可能になる。したがって、本発明では、第1方向および第2方向の両方向において被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になる。
また、本発明では、二次元X線検出器から取り込んだ一列分X線画像の中の相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、360°分の合成されたX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行している。すなわち、本発明では、第2方向の所定の位置における被検査体のX線画像である一列分X線画像ごとにCT画像を生成している。そのため、本発明では、第1方向および第2方向の両方向において被検査体が大きくても、大型の二次元X線発生器によって被検査体全体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って二次元X線検出器に取得させるとともに取得されたX線画像に基づく所定の演算を行って被検査体全体のCT画像を一度に生成する場合と比較して、CT画像生成処理の時間を短縮することが可能になる。
このように本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になり、また、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮することが可能になる。したがって、本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の検査時間を短縮することが可能になる。
本発明において、X線検査装置は、処理手段として、二次元X線検出器に接続され二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、第1処理手段は、一列分X線画像を取り込むと、取り込んだ一列分X線画像をそのまま第2処理手段に送信し、第2処理手段は、合成処理とCT画像生成処理とを実行することが好ましい。また、本発明において、X線検査装置は、処理手段として、二次元X線検出器に接続され二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、第1処理手段は、一列分X線画像を取り込むと、合成処理を実行し、第2処理手段は、第1処理手段から取り込んだ、合成処理後のX線画像に基づいてCT画像生成処理を実行しても良い。
このように構成すると、処理の負荷が高いX線画像の取込処理を第1処理手段で実行しながら、処理の負荷が高いCT画像生成処理を第2処理手段で並行して実行することが可能になる。したがって、第1処理手段や第2処理手段の処理能力と同程度の処理能力を有する1個の処理手段によって、X線画像の取込処理とCT画像生成処理とを実行する場合と比較して、CT画像の生成処理時間を短縮することが可能になり、その結果、被検査体の検査時間をより短縮することが可能になる。
以上のように、本発明では、被検査体が大きくても、被検査体の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮するとともに、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮して、被検査体の検査時間を短縮することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるX線検査装置の機械構成の概略図である。 図1に示すX線検査装置の概略構成を説明するためのブロック図である。 図2に示す第2処理手段での合成処理および分割処理を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる分割処理および合成処理を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(X線検査装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるX線検査装置1の機械構成の概略図である。図2は、図1に示すX線検査装置1の概略構成を説明するためのブロック図である。
本形態のX線検査装置1は、工業製品等の被検査体2の内部を非破壊で検査するための装置である。具体的には、X線検査装置1は、エンジンブロック等の比較的大きな被検査体2を検査するための装置である。このX線検査装置1は、被検査体2にX線を照射するX線発生器3と、X線発生器3との間に被検査体2を挟むように配置される二次元X線検出器4(以下、「エリアセンサ4」とする)とを備えている。
また、X線検査装置1は、エリアセンサ4で取得されたX線画像を取り込んで処理する処理手段5、6と、被検査体2が搭載されるテーブル7と、テーブル7を回転させる回転機構8と、エリアセンサ4を平行移動させる移動機構9とを備えている。本形態のX線検査装置1は、第1処理手段としての処理手段5と、第2処理手段としての処理手段6との2個の処理手段5、6を備えている。X線発生器3とエリアセンサ4と回転機構8と移動機構9とは、制御部10に接続されている。
処理手段5、6は、CPU等の演算手段と、半導体メモリ等の記憶手段とを備えている。本形態の処理手段5、6は、パーソナルコンピュータ(PC)である。したがって、以下では、処理手段5を「PC5」とし、処理手段6を「PC6」とする。PC5は、エリアセンサ4に接続されており、エリアセンサ4で取得されたX線画像を取り込む。PC6は、PC5に接続されている。
X線発生器3は、たとえば、被検査体2に向かって円錐状のX線(コーンビーム)を射出する。X線発生器3の光軸は、水平方向と平行になっている。エリアセンサ4は、二次元カメラである。エリアセンサ4の検出面4aは、矩形状に形成されている。具体的には、検出面4aは、正方形状に形成されている。検出面4aの一辺の長さは、たとえば、200(mm)となっている。X線発生器3の光軸に平行な方向を前後方向とすると、検出面4aは、前後方向に直交するように配置されている。また、上下方向と前後方向とに直交する方向を左右方向とすると、エリアセンサ4は、正方形状に形成される検出面4aの4辺のうちの2辺が上下方向と平行になり、残りの2辺が左右方向と平行になるように配置されている。本形態の左右方向は、検出面4aに平行な所定の方向である第1方向となっており、上下方向は、検出面4aに平行な方向であってかつ第1方向に直交する方向である第2方向となっている。
テーブル7は、X線発生器3とエリアセンサ4との間に被検査体2が配置されるように、前後方向においてX線発生器3とエリアセンサ4との間に配置されている。回転機構8は、上下方向を回転の軸方向としてテーブル7を回転させる。すなわち、回転機構8は、被検査体2の外周側で被検査体2に対してX線発生器3およびエリアセンサ4が相対回転するように、テーブル7に搭載される被検査体2を回転させる。移動機構9は、エリアセンサ4を左右方向および上下方向へ平行移動させる。すなわち、移動機構9は、被検査体2に対してエリアセンサ4が左右方向および上下方向へ相対移動するようにエリアセンサ4を平行移動させる。以下では、被検査体2に対するX線発生器3およびエリアセンサ4の相対回転の方向を「相対回転方向」と記載する場合がある。
エリアセンサ4の検出面4aを含む平面を仮想投影面VPとし、X線発生器3が射出するX線によって仮想投影面VPに投影される被検査体2の全体の投影像を仮想投影像VIとすると、検出面4aは、上下方向および左右方向において仮想投影像VIよりも小さくなっている。本形態では、9箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になる。
具体的には、被検査体2の下端側部分の右端側が投影される第1配置位置4Aと、被検査体2の下端側部分の左右方向の中央部が投影される第2配置位置4Bと、被検査体2の下端側部分の左端側が投影される第3配置位置4Cと、被検査体2の上下方向の中心部分の右端側が投影される第4配置位置4Dと、被検査体2の中心部分が投影される第5配置位置4Eと、被検査体2の上下方向の中心部分の左端側が投影される第6配置位置4Fと、被検査体2の上端側部分の右端側が投影される第7配置位置4Gと、被検査体2の上端側部分の左右方向の中央部が投影される第8配置位置4Hと、被検査体2の上端側部分の左端側が投影される第9配置位置4Iとの9箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になる。
第1配置位置4Aに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第2配置位置4Bに配置され、第2配置位置4Bに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第3配置位置4Cに配置される。第3配置位置4Cに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さの2倍分、右側へ移動するとともに、検出面4aの一辺の長さ分、上側へ移動すると、エリアセンサ4は第4配置位置4Dに配置される。
同様に、第4配置位置4Dに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第5配置位置4Eに配置され、第5配置位置4Eに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第6配置位置4Fに配置される。また、第6配置位置4Fに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さの2倍分、右側へ移動するとともに、検出面4aの一辺の長さ分、上側へ移動すると、エリアセンサ4は第7配置位置4Gに配置され、第7配置位置4Gに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第8配置位置4Hに配置され、第8配置位置4Hに配置されるエリアセンサ4が検出面4aの一辺の長さ分、左側へ移動すると、エリアセンサ4は第9配置位置4Iに配置される。
本形態では、第1配置位置4A〜第9配置位置4Iのいずれの位置にエリアセンサ4が配置されても、エリアセンサ4の検出面4aに被検査体2の一部分が投影される。ただし、第1配置位置4A〜第9配置位置4Iのいずれかの位置にエリアセンサ4が配置されたときに、検出面4aに被検査体2の一部分が投影されなくても良い。なお、本形態では、X線発生器3を移動させなくても仮想投影面VPに仮想投影像VIが投影されるように、X線発生器3の照射領域が設定されている。
(X線画像の取得方法)
X線検査装置1で被検査体2の検査を行うときには、X線検査装置1は、以下のように、被検査体2のX線画像を取得する。まず、制御部10は、回転機構8の回転位置が所定の原点位置となるように回転機構8を調整する。また、制御部10は、移動機構9によって、エリアセンサ4をたとえば、第1配置位置4Aに移動させて停止させる。この状態で、制御部10は、テーブル7に搭載された被検査体2を回転機構8によって360°回転させるとともにエリアセンサ4に一定角度ごとにX線画像A1〜A1000(図3参照)を取得させる画像取得動作を行う。本形態の画像取得動作では、0.36°ごとに1000枚のX線画像A1〜A1000が順次、取得される。なお、画像取得動作で取得されるX線画像の枚数は、1000枚未満であっても良いし、1000枚を超えても良い。
その後、制御部10は、移動機構9によってエリアセンサ4を左方向へ移動させる移動動作を行う。この移動動作では、第1配置位置4Aから第2配置位置4Bへエリアセンサ4が移動して停止する。この状態で、制御部10は、被検査体2を回転機構8によって360°回転させるとともにエリアセンサ4に0.36°ごとに1000枚のX線画像B1〜B1000(図3参照)を順次、取得させる画像取得動作を行う。その後、制御部10は、移動機構9によってエリアセンサ4を第2配置位置4Bから第3配置位置4Cへ移動させる移動動作を行う。また、制御部10は、回転機構8によって被検査体2を360°回転させるとともにエリアセンサ4に0.36°ごとに1000枚のX線画像C1〜C1000(図3参照)を順次、取得させる画像取得動作を行う。
X線画像A1、B1、C1は、被検査体2に対するエリアセンサ4の相対回転方向において同じ角度で取得されたX線画像であり、X線画像A1、B1、C1を右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成すると、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置のX線画像となる。すなわち、X線画像A1、B1、C1のそれぞれは、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置のX線画像であるとともに、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像である。
同様に、X線画像A2、B2、C2は、相対回転方向において同じ角度で取得されたX線画像であり、X線画像A2、B2、C2を右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成すると、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置から0.36°ずれた位置のX線画像となる。すなわち、X線画像A2、B2、C2のそれぞれは、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置から0.36°ずれた位置のX線画像であるとともに、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像である。
すなわち、「n」を1から1000までの整数とすると、X線画像An、Bn、Cnは、相対回転方向において同じ角度で取得されたX線画像であり、X線画像An、Bn、Cnを右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成すると、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置から(0.36×(n−1))°ずれた位置のX線画像となる。また、X線画像An、Bn、Cnのそれぞれは、被検査体2の下端側部分の、相対回転方向における原点位置から(0.36×(n−1))°ずれた位置のX線画像であるとともに、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像である。
このように、画像取得動作と移動動作とが交互に行われると、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像が相対回転方向の0.36°ごとに360°に亘って取得される。すなわち、制御部10は、エリアセンサ4を停止させた状態で回転機構8によってX線発生器3およびエリアセンサ4を被検査体2に対して360°相対回転させるとともにエリアセンサ4に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構9によってエリアセンサ4を被検査体2に対して左方向へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘ってエリアセンサ4に取得させる。
なお、制御部10は、X線画像A1〜A1000を取得した後に、X線画像C1〜C1000を取得し、その後、X線画像B1〜B1000を取得しても良い。また、制御部10は、X線画像B1〜B1000を取得した後に、X線画像A1〜A1000を取得し、その後、X線画像C1〜C1000を取得しても良いし、X線画像B1〜B1000を取得した後に、X線画像C1〜C1000を取得し、その後、X線画像A1〜A1000を取得しても良い。さらに、制御部10は、X線画像C1〜C1000を取得した後に、X線画像B1〜B1000を取得し、その後、X線画像A1〜A1000を取得しても良いし、X線画像C1〜C1000を取得した後に、X線画像A1〜A1000を取得し、その後、X線画像B1〜B1000を取得しても良い。
相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割された複数のX線画像を一列分X線画像P1とすると、制御部10は、一列分X線画像P1がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を第3配置位置4Cから第4配置位置4Dへ移動させる。すなわち、制御部10は、移動機構9によってエリアセンサ4を右方向および上方向へ移動させる。
その後、制御部10は、上述の画像取得動作と同様の画像取得動作を行って、第4配置位置4Dに配置されたエリアセンサ4にX線画像D1〜D1000を取得させてから、上述の移動動作と同様の移動動作を行って、第4配置位置4Dから第5配置位置4Eへエリアセンサ4を移動させる。また、制御部10は、同様に、画像取得動作を行って、第5配置位置4Eに配置されたエリアセンサ4にX線画像E1〜E1000を取得させてから、移動動作を行って、第5配置位置4Eから第6配置位置4Fへエリアセンサ4を移動させ、その後、画像取得動作を行って、第6配置位置4Fに配置されたエリアセンサ4にX線画像F1〜F1000を取得させる。
このように、制御部10は、一列分X線画像P1がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を右方向および上方向へ移動させてから、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、上下方向における被検査体2の中心部分の、左右方向で分割されたX線画像を相対回転方向の0.36°ごとに360°に亘ってエリアセンサ4に取得させる。すなわち、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、上下方向における被検査体2の中心部分の、左右方向で分割された複数のX線画像を一列分X線画像P2とすると、制御部10は、一列分X線画像P1がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を右方向および上方向へ移動させてから、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、上下方向における次の一列分X線画像P2をエリアセンサ4に取得させる。
また、制御部10は、一列分X線画像P2がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を第6配置位置4Fから第7配置位置4Gへ移動させる。その後、制御部10は、同様に、画像取得動作を行って、第7配置位置4Gに配置されたエリアセンサ4にX線画像G1〜G1000を取得させてから、移動動作を行って、第7配置位置4Gから第8配置位置4Hへエリアセンサ4を移動させる。また、制御部10は、同様に、画像取得動作を行って、第8配置位置4Hに配置されたエリアセンサ4にX線画像H1〜H1000を取得させてから、移動動作を行って、第8配置位置4Hから第9配置位置4Iへエリアセンサ4を移動させた後、画像取得動作を行って、第9配置位置4Iに配置されたエリアセンサ4にX線画像I1〜I1000を取得させる。X線画像I1〜I1000が取得されると、エリアセンサ4による被検査体2のX線画像の取得が終了する。
このように、制御部10は、一列分X線画像P2がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を右方向および上方向へ移動させてから、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、被検査体2の上端側部分の、左右方向で分割されたX線画像を相対回転方向の0.36°ごとに360°に亘ってエリアセンサ4に取得させる。すなわち、相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、被検査体2の上端側部分の、左右方向で分割された複数のX線画像を一列分X線画像P3とすると、制御部10は、一列分X線画像P2がエリアセンサ4によって取得されると、移動機構9によってエリアセンサ4を右方向および上方向へ移動させてから、画像取得動作と移動動作とを交互に行って、上下方向における次の一列分X線画像P3をエリアセンサ4に取得させる。
(X線画像の処理方法)
図3は、図2に示すPC6での合成処理および分割処理を説明するための図である。
PC5は、エリアセンサ4で取得されたX線画像を順次、取り込む。また、PC5は、一列分X線画像P1を取り込むと(すなわち、X線画像A1〜A1000、B1〜B1000、C1〜C1000)を取り込むと、取り込んだ一列分X線画像P1をそのままPC6へ送信する。PC6は、まず、一列分X線画像P1の中の、被検査体2に対するエリアセンサ4の相対回転方向における同じ角度で取得された複数のX線画像を左右方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行する。
具体的には、PC6は、図3(B)に示すように、3枚のX線画像A1、B1、C1を右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成し、合成X線画像X1を生成する。同様に、PC6は、3枚のX線画像A2、B2、C2を右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成し、合成X線画像X2を生成する。また、PC6は、3枚のX線画像A1000、B1000、C1000が繋ぎ合わされた合成X線画像X1000が生成されるまで、同様の合成処理を行う。すなわち、PC6は、3枚のX線画像An、Bn、Cnを右側からこの順番で配置して繋ぎ合わせて合成し、1000個の合成X線画像Xnを生成する。
合成処理後に、PC6は、合成X線画像X1(合成されたX線画像)を上下方向で分割して複数の帯状のX線画像である帯状X線画像X1−1〜X1−4にする分割処理を実行する。本形態では、PC6は、合成X線画像X1を帯状X線画像X1−1〜X1−4に4分割する。また、PC6は、合成X線画像X1を帯状X線画像X1−1〜X1−4に4等分する。同様に、PC6は、合成X線画像X2を上下方向で分割して4個の帯状のX線画像である帯状X線画像X2−1〜X2−4にする分割処理を実行する。また、PC6は、合成X線画像X1000が帯状X線画像X1000−1〜X1000−4に分割されるまで、同様の分割処理を行う。すなわち、PC6は、合成X線画像Xnを上下方向に4分割して帯状X線画像Xn−1〜Xn−4にする分割処理を実行する。帯状X線画像Xn−1〜Xn−4は、下側からこの順番で配置されている。
なお、PC6は、1000個の合成X線画像Xnを生成した後に、1000個の合成X線画像Xnを順次、分割しても良いし、1個の合成X線画像Xnを生成するたびに、生成された合成X線画像Xnを分割しても良い。
分割処理後に、PC6は、上下方向において同じ位置にある360°分の帯状X線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行する。すなわち、PC6は、1000個の帯状X線画像X1−1、帯状X線画像X2−1、・・・、帯状X線画像X1000−1に基づく演算を行って被検査体2の最下層のCT画像を生成する。また、PC6は、1000個の帯状X線画像X1−2、帯状X線画像X2−2、・・・、帯状X線画像X1000−2に基づく演算を行って被検査体2の下から2番目の層のCT画像を生成し、1000個の帯状X線画像X1−3、帯状X線画像X2−3、・・・、帯状X線画像X1000−3に基づく演算を行って被検査体2の下から3番目の層のCT画像を生成し、1000個の帯状X線画像X1−4、帯状X線画像X2−4、・・・、帯状X線画像X1000−4に基づく演算を行って被検査体2の下から4番目の層のCT画像を生成する。
なお、分割処理での合成X線画像Xnの分割数は、2個または3個であっても良いし、5個以上であっても良い。分割処理での合成X線画像Xnの分割数は、PC6の処理能力に応じて設定される。具体的には、PC6の処理能力が高くなると、分割処理での合成X線画像Xnの分割数は少なくなる。一方、PC6の処理能力が低くなると、分割処理での合成X線画像Xnの分割数は多くなる。
また、PC5は、PC6での一列分X線画像P1に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理に並行して、一列分X線画像P2を構成する各X線画像を順次、取り込む。PC5は、一列分X線画像P2の取込みが完了すると、取り込んだ一列分X線画像P2をそのままPC6へ送信する。PC6は、一列分X線画像P1に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理が完了すると、上述した手順と同様の手順で、一列分X線画像P2に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理を実行して、被検査体2の下から5番目の層のCT画像と、被検査体2の下から6番目の層のCT画像と、被検査体2の下から7番目の層のCT画像と、被検査体2の下から8番目の層のCT画像とを生成する。
なお、PC5は、PC6での一列分X線画像P1に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理が完了する前に、取り込んだ一列分X線画像P2をPC6へ送信しても良いし、PC6での一列分X線画像P1に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理が完了した後に、取り込んだ一列分X線画像P2をPC6へ送信しても良い。
また、PC5は、PC6での一列分X線画像P2に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理に並行して、一列分X線画像P3を構成する各X線画像を順次、取り込む。PC5は、一列分X線画像P3の取込みが完了すると、取り込んだ一列分X線画像P3をそのままPC6へ送信する。PC6は、上述した手順と同様の手順で、一列分X線画像P3に対する合成処理、分割処理およびCT画像生成処理を実行して、被検査体2の下から9番目の層のCT画像と、被検査体2の下から10番目の層のCT画像と、被検査体2の下から11番目の層のCT画像と、被検査体2の最上層のCT画像とを生成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、回転機構8によって被検査体2を360°回転させるとともにエリアセンサ4に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、移動機構9によってエリアセンサ4を左方向へ移動させる移動動作とを交互に行って、被検査体2の下端側部分の、左右方向で分割されたX線画像と、上下方向における被検査体2の中心部分の、左右方向で分割されたX線画像と、被検査体2の上端側部分の、左右方向で分割されたX線画像とを、被検査体2の回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得している。そのため、本形態では、被検査体2が大きくても、被検査体2の全体のCT画像の生成に必要なX線画像を取得する際に、被検査体2を回転させる回数を低減することが可能になる。したがって、本形態では、被検査体2が大きくても、被検査体2の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になる。
本形態では、PC6は、一列分X線画像P1の中の、被検査体2の回転方向における同じ角度で取得された3枚のX線画像を左右方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、合成処理後に、合成X線画像を上下方向で4分割して帯状のX線画像である帯状X線画像にする分割処理を実行し、分割処理後に、上下方向において同じ位置にある360°分の帯状X線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行している。また、PC6は、一列分X線画像P2、P3に対しても同様に、合成処理と分割処理とCT画像生成処理とを実行している。また、本形態では、分割処理での合成X線画像の分割数は、PC6の処理能力に応じて設定されている。そのため、本形態では、帯状X線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理の時間を短縮することが可能になる。
このように本形態では、被検査体2が大きくても、被検査体2の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になり、また、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮することが可能になる。したがって、本形態では、被検査体2が大きくても、被検査体2の検査時間を短縮することが可能になる。
また、本形態では、処理の負荷が高いX線画像の取込処理をPC5で実行しながら、処理の負荷が高いCT画像生成処理をPC6で並行して実行しているため、PC5、6の処理能力と同程度の処理能力を有する1台のPCによってX線画像の取込処理とCT画像生成処理とを実行する場合と比較して、CT画像の生成処理時間をより短縮することが可能になり、その結果、被検査体2の検査時間をより短縮することが可能になる。
(X線画像の処理方法の変形例1)
図4は、本発明の他の実施の形態にかかる分割処理および合成処理を説明するための図である。
上述した形態において、PC6は、エリアセンサ4から取り込んだ一列分X線画像を上下方向で複数に分割する(具体的には、複数のX線画像のそれぞれを上下方向で分割する)分割処理を実行するとともに、分割処理後に、上下方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって被検査体2の回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を左右方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を被検査体2の回転方向の一定角度ごとに実行し、合成処理後に、上下方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行しても良い。
すなわち、PC6は、まず、分割処理を行って、たとえば、図4(A)に示すように、X線画像A1を上下方向に4分割して分割X線画像A11〜A14にしたり、X線画像A2を上下方向に4分割して分割X線画像A21〜A24にしたりして、X線画像A1000が分割X線画像A10001〜A10004に4分割されるまで、第1配置位置4Aに配置されるエリアセンサ4で取得されたX線画像を分割する。
同様に、PC6は、X線画像B1を上下方向に4分割して分割X線画像B11〜B14にしたり、X線画像B2を上下方向に4分割して分割X線画像B21〜B24にしたりして、X線画像B1000が分割X線画像B10001〜B10004に4分割されるまで、第2配置位置4Bに配置されるエリアセンサ4で取得されたX線画像を分割する。また、PC6は、X線画像C1を上下方向に4分割して分割X線画像C11〜C14にしたり、X線画像C2を上下方向に4分割して分割X線画像C21〜C24にしたりして、X線画像C1000が分割X線画像C10001〜C10004に4分割されるまで、第3配置位置4Cに配置されるエリアセンサ4で取得されたX線画像を分割する。
また、PC6は、分割処理後に合成処理を行って、図4(B)に示すように、上下方向において同じ位置にある分割X線画像であって被検査体2の回転方向の同じ角度で取得された3枚の分割X線画像A11〜C11を右側から順番に配置するとともに左右方向で繋ぎ合わせて帯状X線画像X1−1に合成する。同様に、PC6は、合成処理を行って、分割X線画像A12〜C12を繋ぎ合わせて帯状X線画像X1−2に合成し、分割X線画像A13〜C13を繋ぎ合わせて帯状X線画像X1−3に合成し、分割X線画像A14〜C14を繋ぎ合わせて帯状X線画像X1−4に合成する。また、PC6は、帯状X線画像X1000−1〜X1000−4が合成されるまで、同様の合成処理を行う。
また、PC6は、合成処理後に、上述した形態と同様に、上下方向において同じ位置にある360°分の帯状X線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行する。この場合であっても、分割処理でのX線画像の分割数をPC6の処理能力に応じて設定することで、上述した形態と同様に、CT画像生成処理の時間を短縮することが可能になる。
(X線画像の処理方法の変形例2)
上述した形態において、PC6の処理能力が比較的高い場合には、PC6は、一列分X線画像P1〜P3に対する分割処理を実行せずに、合成処理とCT画像生成処理とを実行しても良い。すなわち、PC6は、たとえば、合成X線画像X1〜X1000を生成する合成処理後に、360°分の合成X線画像X1〜X1000(合成されたX線画像)に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行しても良い。
この場合には、被検査体2の下端側部分のX線画像である一列分X線画像P1に基づいてCT画像が生成され、上下方向における被検査体2の中心部分のX線画像である一列分X線画像P2に基づいてCT画像が生成され、被検査体2の上端側部分のX線画像である一列分X線画像P3に基づいてCT画像が生成される。すなわち、一列分X線画像P1〜P3のごとにCT画像が生成される。そのため、左右方向および上下方向の両方向において被検査体2が大きくても、大型のエリアセンサによって被検査体2の全体のX線画像を相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘ってエリアセンサに取得させるとともに取得されたX線画像に基づく所定の演算を行って被検査体2の全体のCT画像を一度に生成する場合と比較して、CT画像生成処理の時間を短縮することが可能になる。
したがって、この場合であっても、被検査体2が大きくても、被検査体2の全体のCT画像の生成に必要なX線画像の取得時間を短縮することが可能になり、また、取得したX線画像に基づいてCT画像を生成するCT画像の生成処理時間を短縮することが可能になる。その結果、被検査体2が大きくても、被検査体2の検査時間を短縮することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、PC6が合成処理と分割処理とを実行しているが、PC5が合成処理と分割処理とを実行しても良い。また、上述した形態では、X線検査装置1は、2個のPC5、6を備えているが、PC5の処理能力が高い場合には、X線検査装置1は、PC6を備えていなくても良い。この場合には、PC5が、X線画像の取込処理と合成処理と分割処理とCT画像生成処理とを実行する。また、上述したX線画像の処理方法の変形例2において、PC5が合成処理を実行し、PC6がCT画像処理を実行しても良い。また、上述したX線画像の処理方法の変形例2において、X線検査装置1がPC6を備えていない場合には、PC5が、X線画像の取込処理と合成処理とCT画像生成処理とを実行する。
上述した形態では、回転機構8は、テーブル7に搭載される被検査体2を回転させているが、回転機構8は、X線発生器3およびエリアセンサ4を回転させても良い。また、上述した形態では、移動機構9は、上下方向および左右方向へエリアセンサ4を平行移動させているが、移動機構9は、上下方向および左右方向へ被検査体2を平行移動させても良い。また、移動機構9は、左右方向へエリアセンサ4を平行移動させても良い。この場合には、X線検査装置1は、上下方向へ被検査体2を平行移動させる移動機構を備えている。また、移動機構9は、左右方向へ被検査体2を平行移動させても良い。この場合には、X線検査装置1は、上下方向へエリアセンサ4を平行移動させる移動機構を備えている。また、上述した形態において、移動機構9は、エリアセンサ4と一緒にX線発生器3を上下方向および左右方向へ平行移動させても良い。この場合には、たとえば、X線発生器3を移動させないと、仮想投影面VPに仮想投影像VI(被検査体2の全体の投影像)を投影することができないように、X線発生器3の照射領域が設定されている。
上述した形態では、第1配置位置4A〜第9配置位置4Iの9箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になっているが、たとえば、第1配置位置4A〜第6配置位置4Fの6箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になっていても良いし、第1配置位置4A、第2配置位置4B、第4配置位置4Dおよび第5配置位置4Eの4箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になっていても良い。また、第1配置位置4A〜第3配置位置4Cの3箇所にエリアセンサ4を移動させると、エリアセンサ4によって被検査体2の全体のX線画像を取得することが可能になっていても良い。この場合には、検出面4aは、上下方向において、仮想投影像VIよりも大きくなっている。
また、上述した形態では、同じ高さにある第1配置位置4Aから第3配置位置4Cまでのエリアセンサ4の移動回数(以下、「一段目の移動回数」とする)と、同じ高さにある第4配置位置4Dから第6配置位置4Fまでのエリアセンサ4の移動回数(以下、「二段目の移動回数」とする)と、同じ高さにある第7配置位置4Gから第9配置位置4Iまでのエリアセンサ4の移動回数(以下、「三段目の移動回数」とする)とが等しくなっているが、被検査体2の形状に応じて、一段目の移動回数と二段目の移動回数と三段目の移動回数とが異なっていても良い。
上述した形態において、エリアセンサ4は、被検査体2のX線画像を取得する際に、第3配置位置4Cから第6配置位置4Fに移動しても良い。この場合には、エリアセンサ4は、その後、たとえば、第5配置位置4E、第4配置位置4D、第7配置位置4G、第8配置位置4Hおよび第9配置位置4Iに順次移動する。また、上述した形態では、X線発生器3の光軸は、水平方向と平行になっているが、X線発生器3の光軸は、水平方向に対して傾いていても良い。
1 X線検査装置
2 被検査体
3 X線発生器
4 エリアセンサ(二次元X線検出器)
4a 検出面
5 PC(処理手段、第1処理手段)
6 PC(処理手段、第2処理手段)
8 回転機構
9 移動機構
10 制御部
VP 仮想投影面
VI 仮想投影像

Claims (9)

  1. X線発生器と、前記X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、前記被検査体の外周側で前記被検査体に対して前記X線発生器および前記二次元X線検出器が相対回転するように前記X線発生器と前記二次元X線検出器とを回転させるかまたは前記被検査体を回転させる回転機構と、前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込んで処理する処理手段とを備えるとともに、
    前記二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、前記検出面に平行な方向であってかつ前記第1方向に直交する方向を第2方向とし、前記被検査体に対する前記X線発生器および前記二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、前記被検査体に対して前記二次元X線検出器が少なくとも前記第1方向へ相対移動するように前記二次元X線検出器を平行移動させるかまたは前記被検査体を平行移動させる移動機構と、前記X線発生器と前記二次元X線検出器と前記回転機構と前記移動機構とが接続される制御部とを備え、
    前記検出面を含む平面を仮想投影面とし、前記X線発生器が射出するX線によって前記仮想投影面に投影される前記被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、前記検出面は、少なくとも前記第1方向において前記仮想投影像よりも小さくなっており、
    前記制御部は、前記回転機構によって前記X線発生器および前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して360°相対回転させるとともに前記二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して前記第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、前記第2方向の所定位置の、前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って前記二次元X線検出器に取得させ、
    前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、前記第2方向の所定位置の前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、
    前記処理手段は、前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像の中の前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、前記合成処理後に、合成されたX線画像を前記第2方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行し、前記分割処理後に、前記第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行するか、あるいは、前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像を前記第2方向で複数に分割する分割処理を実行するとともに、前記分割処理後に、前記第2方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行し、前記合成処理後に、前記第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記検出面は、前記第1方向および前記第2方向において前記仮想投影像よりも小さくなっており、
    前記制御部は、前記一列分X線画像が前記二次元X線検出器によって取得されると、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して少なくとも前記第2方向へ相対移動させ、その後、前記画像取得動作と前記移動動作とを交互に行って、前記被検査体の、前記第2方向における次の前記一列分X線画像を前記二次元X線検出器に取得させることを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  3. 前記処理手段として、前記二次元X線検出器に接続され前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、前記第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、
    前記第1処理手段は、前記一列分X線画像を取り込むと、取り込んだ前記一列分X線画像をそのまま前記第2処理手段に送信し、
    前記第2処理手段は、前記合成処理と前記分割処理と前記CT画像生成処理とを実行することを特徴とする請求項2記載のX線検査装置。
  4. 前記処理手段として、前記二次元X線検出器に接続され前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、前記第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、
    前記第1処理手段は、前記一列分X線画像を取り込むと、前記合成処理と前記分割処理とを実行し、
    前記第2処理手段は、前記第1処理手段から取り込んだ、前記第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づいて前記CT画像生成処理を実行することを特徴とする請求項2記載のX線検査装置。
  5. X線発生器と、前記X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、前記被検査体の外周側で前記被検査体に対して前記X線発生器および前記二次元X線検出器が相対回転するように前記X線発生器と前記二次元X線検出器とを回転させるかまたは前記被検査体を回転させる回転機構と、前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込んで処理する処理手段とを備えるとともに、
    前記二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、前記検出面に平行な方向であってかつ前記第1方向に直交する方向を第2方向とし、前記被検査体に対する前記X線発生器および前記二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、前記被検査体に対して前記二次元X線検出器が前記第1方向および前記第2方向へ相対移動するように前記二次元X線検出器を平行移動させるかまたは前記被検査体を平行移動させる移動機構と、前記X線発生器と前記二次元X線検出器と前記回転機構と前記移動機構とが接続される制御部とを備え、
    前記検出面を含む平面を仮想投影面とし、前記X線発生器が射出するX線によって前記仮想投影面に投影される前記被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、前記検出面は、前記第1方向および前記第2方向において前記仮想投影像よりも小さくなっており、
    前記制御部は、前記回転機構によって前記X線発生器および前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して360°相対回転させるとともに前記二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して前記第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、前記第2方向の所定位置の、前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って前記二次元X線検出器に取得させるとともに、
    前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、前記第2方向の所定位置の前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、
    前記制御部は、前記一列分X線画像が前記二次元X線検出器によって取得されると、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して少なくとも前記第2方向へ相対移動させ、その後、前記画像取得動作と前記移動動作とを交互に行って、前記被検査体の、前記第2方向における次の前記一列分X線画像を前記二次元X線検出器に取得させ、
    前記処理手段は、前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像の中の前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、前記合成処理後に、360°分の合成されたX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とするX線検査装置。
  6. 前記処理手段として、前記二次元X線検出器に接続され前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、前記第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、
    前記第1処理手段は、前記一列分X線画像を取り込むと、取り込んだ前記一列分X線画像をそのまま前記第2処理手段に送信し、
    前記第2処理手段は、前記合成処理と前記CT画像生成処理とを実行することを特徴とする請求項5記載のX線検査装置。
  7. 前記処理手段として、前記二次元X線検出器に接続され前記二次元X線検出器で取得されたX線画像を取り込む第1処理手段と、前記第1処理手段に接続される第2処理手段とを備え、
    前記第1処理手段は、前記一列分X線画像を取り込むと、前記合成処理を実行し、
    前記第2処理手段は、前記第1処理手段から取り込んだ、合成処理後のX線画像に基づいて前記CT画像生成処理を実行することを特徴とする請求項5記載のX線検査装置。
  8. X線発生器と、前記X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、前記被検査体の外周側で前記被検査体に対して前記X線発生器および前記二次元X線検出器が相対回転するように前記X線発生器と前記二次元X線検出器とを回転させるかまたは前記被検査体を回転させる回転機構とを備えるとともに、
    前記二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、前記検出面に平行な方向であってかつ前記第1方向に直交する方向を第2方向とし、前記被検査体に対する前記X線発生器および前記二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、前記被検査体に対して前記二次元X線検出器が少なくとも前記第1方向へ相対移動するように前記二次元X線検出器を平行移動させるかまたは前記被検査体を平行移動させる移動機構を備え、
    前記検出面を含む平面を仮想投影面とし、前記X線発生器が射出するX線によって前記仮想投影面に投影される前記被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、前記検出面が少なくとも前記第1方向において前記仮想投影像よりも小さくなっているX線検査装置の制御方法であって、
    前記回転機構によって前記X線発生器および前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して360°相対回転させるとともに前記二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して前記第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、前記第2方向の所定位置の、前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って前記二次元X線検出器に取得させ、
    前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、前記第2方向の所定位置の前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、
    前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像の中の前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、前記合成処理後に、合成されたX線画像を前記第2方向で分割して複数の帯状のX線画像にする分割処理を実行し、前記分割処理後に、前記第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行するか、あるいは、前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像を前記第2方向で複数に分割する分割処理を実行するとともに、前記分割処理後に、前記第2方向において同じ位置にある分割後のX線画像であって前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて帯状のX線画像に合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行し、前記合成処理後に、前記第2方向において同じ位置にある360°分の帯状のX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とするX線検査装置の制御方法。
  9. X線発生器と、前記X線発生器との間で被検査体を挟むように配置される二次元X線検出器と、前記被検査体の外周側で前記被検査体に対して前記X線発生器および前記二次元X線検出器が相対回転するように前記X線発生器と前記二次元X線検出器とを回転させるかまたは前記被検査体を回転させる回転機構とを備えるとともに、
    前記二次元X線検出器の検出面に平行な所定の方向を第1方向とし、前記検出面に平行な方向であってかつ前記第1方向に直交する方向を第2方向とし、前記被検査体に対する前記X線発生器および前記二次元X線検出器の相対回転の方向を相対回転方向とすると、前記被検査体に対して前記二次元X線検出器が前記第1方向および前記第2方向へ相対移動するように前記二次元X線検出器を平行移動させるかまたは前記被検査体を平行移動させる移動機構を備え、
    前記検出面を含む平面を仮想投影面とし、前記X線発生器が射出するX線によって前記仮想投影面に投影される前記被検査体の全体の投影像を仮想投影像とすると、前記検出面が前記第1方向および前記第2方向において前記仮想投影像よりも小さくなっているX線検査装置の制御方法であって、
    前記回転機構によって前記X線発生器および前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して360°相対回転させるとともに前記二次元X線検出器に一定角度ごとにX線画像を取得させる画像取得動作と、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して前記第1方向の一方へ相対移動させる移動動作とを交互に行って、前記第2方向の所定位置の、前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って前記二次元X線検出器に取得させるとともに、
    前記相対回転方向の一定角度ごとに360°に亘って取得された、前記第2方向の所定位置の前記第1方向で分割された前記被検査体のX線画像を一列分X線画像とすると、
    前記一列分X線画像が前記二次元X線検出器によって取得されると、前記移動機構によって前記二次元X線検出器を前記被検査体に対して少なくとも前記第2方向へ相対移動させ、その後、前記画像取得動作と前記移動動作とを交互に行って、前記被検査体の、前記第2方向における次の前記一列分X線画像を前記二次元X線検出器に取得させ、なおかつ、
    前記二次元X線検出器から取り込んだ前記一列分X線画像の中の前記相対回転方向の同じ角度で取得された複数のX線画像を前記第1方向で繋ぎ合わせて合成する合成処理を前記相対回転方向の一定角度ごとに実行するとともに、前記合成処理後に、360°分の合成されたX線画像に基づく所定の演算を行ってCT画像を生成するCT画像生成処理を実行することを特徴とするX線検査装置の制御方法。
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