JPWO2017199420A1 - 抗ウイルス性繊維材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

様々な種類のウイルスに対して抗ウイルス能を示す抗ウイルス性繊維材を得る。繊維材は、その表面に、少なくとも、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛の粒子(Al−ZnO粒子)を保持する。さらに、銀を保持したゼオライトの粒子(Agゼオライト粒子)が保持されていることが好ましい。Al−ZnO粒子ないしAgゼオライト粒子は、シリコーン膜を介して繊維材の表面に保持される。シリコーン膜は、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーンからなる。

Description

本発明は、抗ウイルス性繊維材及びその製造方法に関する。
ウイルスは、周知の通り、感染によって疾病を引き起こす微生物である。疾病罹患予防にはワクチン接種が効果的であるが、特に、インフルエンザウイルスに対して有効なワクチンは、冬季において供給量が不足することが間々ある。このため、ウイルスに感染すること自体を防止することが可能な抗ウイルス材が求められている。特に、被服は長時間身につけることから、被服を抗ウイルス材とすることが想起される。
特開2013−67618号公報、特表2009−526828号公報には、顔面マスク、帽子、フード、ズボン、シャツ、手袋、スカート、ボイラースーツ、手術衣(スクラブ)等の繊維材の表面に無機物質からなるナノ粒子をコーティングした抗ウイルス材が提案されている。無機物質としては、Ca、Al、Zn、Ni、W、Cu等の酸化物、窒化物、炭化物等が例示されている。
この場合、ナノ粒子の粒径がウイルスと同程度であるか若干小さいので、繊維材の表面のナノ粒子同士の間にウイルスが侵入することは困難であると考えられる。換言すれば、ナノ粒子は、ウイルスを堰き止めるフィルタ作用(ブロック作用)を営む。その結果、前記繊維材を身につけたユーザが、ウイルスに起因する疾病に罹患することが防止される可能性がある、とのことである。
なお、特開2013−67618号公報、特表2009−526828号公報には、ウイルスに接触したナノ粒子が、該ウイルスを不活性化する可能性があることが示唆されている。
特開2013−67618号公報、特表2009−526828号公報には、ナノ粒子を、噴霧、電気噴霧、ディッピング、プラズマ処理等の手法によって繊維材にコーティングする、との記載がある。この記載に鑑み、特開2013−67618号公報、特表2009−526828号公報記載の技術では、ナノ粒子を溶媒ないし分散媒に添加した溶液又は分散液を調製し、この調製液を介して繊維材の表面にナノ粒子を付着させた後、該調製液を蒸発させる作業が行われると推察される。
しかしながら、この場合、ナノ粒子が繊維材の表面に十分な力で付着するとは言い難い。すなわち、ナノ粒子が繊維材から脱落する懸念がある。勿論、このような状況下では、上記したブロック作用を営むことは困難である。
また、被服を抗ウイルス材とする場合、1着で様々な種類のウイルスに対する抗ウイルス能を示すことが求められるが、特開2013−67618号公報、特表2009−526828号公報を参照しても、例えば、エンベロープを有するウイルスと、エンベロープを有しないウイルスの双方に効果的であるか否かを明確に認識することができない。
本発明の主たる目的は、様々な種類のウイルスに対して抗ウイルス能を示す抗ウイルス性繊維材を提供することにある。
本発明の別の目的は、動植物の健康障害を引き起こす物質を放出する懸念のない抗ウイルス性繊維材を提供することにある。
本発明のまた別の目的は、上記した抗ウイルス性繊維材の製造方法を提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、繊維材の表面に、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛(以下、「Al−ZnO」と表記することもある)粒子が、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーンからなるシリコーン膜を介して保持され、抗ウイルス性を示す抗ウイルス性繊維材が提供される。
Al−ZnO粒子により、抗ウイルス能が得られる。従って、上記した抗ウイルス性繊維材を身につけることにより、ウイルスに起因する疾病に罹患することを予防し得ると期待される。しかも、Al−ZnO粒子は無害であるので、抗ウイルス性繊維材から、動植物の健康障害を引き起こす物質が放出される懸念がない。このため、ウイルスに起因する疾病罹患を回避しつつ、抗ウイルス性繊維材に起因する健康障害を回避することが可能である。
なお、シリコーン膜は、繊維材の変形に追従して容易に伸縮する。このため、繊維材の表面に強固に固着した状態を維持することができる。従って、たとえ、洗濯や染色等の際に水中や薬剤中で抗ウイルス性繊維材に摩擦力等が加わった場合であっても、シリコーン膜が繊維材の表面から離脱することが抑制される。従って、シリコーン膜に保持されたAl−ZnO粒子も繊維材の表面から離脱し難くなる。このため、抗ウイルス能が長期間にわたって持続する。
また、シリコーン膜は、主にアンカー効果等の機械的な作用によって繊維材に固着している。このため、繊維材を構成する繊維中の大多数の官能基が、シリコーン膜と共有結合等の化学結合を生じていない状態で存在する。このため、改質繊維を染色する際、官能基と染料とが十分に反応可能であり、色ムラを回避しつつ染料を良好に染着することができる。従って、この抗ウイルス性繊維材は染色性に優れ、後染めすることも容易である。
さらに、シリコーン膜は複数のマイクロポーラスを有する多孔質体であり、その表面は鱗片形状をなしている。このような形状のシリコーン膜の表面では、水分が容易に延展する。また、前記マイクロポーラスによって水分が吸収される。従って、抗ウイルス性繊維材は、吸水性が良好である。
この抗ウイルス性繊維材は、主に、A型インフルエンザウイルスに対して抗ウイルス性を示す。従って、当該抗ウイルス性繊維材を身につけることにより、A型インフルエンザに罹患することを防止し得ると期待される。
Al−ZnO粒子に加え、さらに、銀イオンを保持したゼオライト粒子(以下、「Agゼオライト粒子」と表記することもある)を、前記シリコーン膜を介して繊維材の表面に保持するようにしてもよい。この場合、Al−ZnO粒子のみならず、Agゼオライト粒子も行為ウイルス能を示す。また、Agゼオライト粒子も無害であり、従って、この場合においても、抗ウイルス性繊維材から動植物の健康障害を引き起こす物質が放出される懸念がない。すなわち、上記と同様に抗ウイルス性繊維材に起因する健康障害を回避することが可能である。
Agゼオライト粒子は、エンベロープを有しないウイルスに対しても有効である。従って、この場合、抗ウイルス性繊維材は、例えば、ネコカリシウイルスに対して抗ウイルス性を示す。
しかも、Al−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子はいずれも、動植物に対して有害な物質を放出することはない。
抗ウイルス性繊維材を構成する繊維材は、セルロース系繊維又は動物繊維の少なくともいずれか一方を含むものであってもよい。この種の天然繊維は後染めすることが困難であるが、上記したように表面にシリコーン膜を形成することで、抗ウイルス能を発揮しながら後染めが容易な抗ウイルス性繊維材となる。
本発明の別の一実施形態によれば、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーン粒子と、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛粒子とを分散させた水性分散液に繊維材を浸漬する工程と、
加熱処理により、前記シリコーン粒子からシリコーン膜を形成するとともに、前記シリコーン膜を介して前記酸化亜鉛粒子を前記繊維材の表面に保持し、抗ウイルス性を示す抗ウイルス性繊維材を得る工程と、
を有する抗ウイルス性繊維材の製造方法が提供される。
以上のような作業を行うことにより、シリコーン膜を介してAl−ZnO粒子を繊維材の表面に保持することができる。すなわち、抗ウイルス性繊維材が得られる。
繊維材の表面にAgゼオライト粒子をさらに保持するには、前記水性分散液に、銀イオンを保持したゼオライト粒子をさらに添加すればよい。これにより、シリコーン膜を介してAl−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子の双方が繊維材の表面に保持された抗ウイルス性繊維材が容易に得られる。
加熱処理は、水蒸気を用いたスチームセットによって行うことが好ましい。この場合、100℃以下の飽和蒸気を用いてシリコーン粒子を架橋させることができる。また、繊維材に天然繊維が含まれている場合には、該天然繊維が収縮することを抑制することができる。しかも、天然繊維の周囲の雰囲気を飽和蒸気で満たすことで、活性酸素が発生することが抑制される。
以上のことから、活性酸素に起因して損傷することや脆化すること等が回避された抗ウイルス性繊維材を得ることが可能になる。
また、上記したように、繊維材は、セルロース系繊維又は動物繊維の少なくともいずれか一方を含むものであってもよい。
本発明によれば、繊維材の表面にAl−ZnO粒子を保持するようにしているので、該繊維材に、Al−ZnO粒子に基づく抗ウイルス能が得られる。すなわち、抗ウイルス性繊維材が構成される。ここで、Al−ZnO粒子はシリコーン膜を介して保持されている。このため、Al−ZnO粒子が繊維材の表面から脱落し難い。従って、長期間にわたって抗ウイルス能が持続する。
しかも、繊維材の表面がシリコーン膜で被覆されているので、該繊維材が後染めの容易なものとなるとともに、吸湿性に優れたものとなる。
以下、本発明に係る抗ウイルス性繊維材及びその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
第1実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛(Al−ZnO)を有効成分として抗ウイルス能を示す。ZnOが一般的には絶縁体であるのに対し、Al−ZnOはn型半導体である。
抗ウイルス性繊維材は、Al−ZnO粒子が繊維材の表面に保持されて構成される。Al−ZnO粒子は市販されており、典型的な平均粒径はおよそ120μmである。ここで、平均粒径は市販の粒度分析装置等で測定される数値であり、例えば、レーザー回折・散乱法によって求められた粒度分布において積算値50%(D50)での粒径である。
繊維材は、セルロース系繊維、動物繊維又は合成繊維の少なくともいずれか1種を含む。すなわち、繊維材は、セルロース系繊維のみ、動物繊維のみ、又は合成繊維のみからなるものであってもよいし、この中の2種以上を含むものであってもよい。
代表的なセルロース系繊維としては、天然植物繊維である綿(木綿)が挙げられる。又は、ラミー、リネン、大麻(ヘンプ)、ジュート、マニラ麻、サイザル麻等の麻であってもよい。また、セルロース系繊維は、天然セルロースを所定の溶剤で溶解した後に繊維状に成形して得られた、いわゆる再生繊維であってもよい。この種の再生繊維の具体例としては、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、テンセル(オーストリア国レンジング社の登録商標)が挙げられる。
一方、動物繊維の代表例としては、絹、羊毛、又は獣毛繊維が挙げられる。具体的な獣毛繊維としては、アルパカ、モヘヤ、アンゴラ、カシミヤ、キャメル、ビュキューナ等を例示することができる。
さらに、合成繊維の一例としては、ポリエステル、ポリウレタン、脂肪族ポリアミド系繊維(ナイロン6、ナイロン6,6を含む)、芳香族ポリアミド系繊維等が挙げられる。
繊維材中のセルロース系繊維、動物繊維、合成繊維の割合は、特に限定されるものではなく、所望の割合に設定することが可能である。
なお、繊維材の形状は特に限定されるものではなく、糸、綿(ワタ)、スライバー、織物、編物、不織布等が含まれる。例えば、繊維材がセルロース系繊維と動物繊維の双方を含むものである場合、該繊維材は、両繊維の原糸(混紡糸又は交撚糸)が製織されたものであってもよいし、セルロース系繊維の原糸と、動物繊維の原糸とを用いた交織物であってもよい。
Al−ZnOは、上記したような繊維材の表面に、シリコーン膜を介して保持されている。このシリコーン膜は、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーンからなる。
シリコーン膜は、複数のマイクロポーラスを有する多孔質体であり、鱗片形状の表面を備えている。このシリコーン膜は、主にアンカー効果等の機械的な作用によって、繊維材の表面に物理的に固着している。すなわち、繊維材の大多数の官能基は、シリコーン膜のシリコーンの官能基と化学的に結合していない。このため、繊維材の官能基が染料に対して十分な活性を示すので、抗ウイルス性繊維材を容易に染色することができる。すなわち、抗ウイルス性繊維材は染色性に優れ、後染めすることも容易である。
加えて、シリコーン膜が鱗片形状であるためにその表面上を水分が良好に延展する。しかも、シリコーン膜は多孔質体であり、そのマイクロポーラスに水分が浸透する。さらに、繊維材の官能基は親水性であり、水分子を引き寄せる機能を営む。以上のような理由から、抗ウイルス性繊維材は吸湿性に優れる。
また、シリコーン膜は良好な弾力性を示す。従って、繊維材が変形したときには、該シリコーン膜はその変形に追従して伸縮する。すなわち、シリコーン膜が繊維材の表面に強固に固着した状態を維持するので、Al−ZnO粒子がシリコーン膜を介して繊維材に保持された状態が維持される。
このため、抗ウイルス性繊維材を未染色の状態で在庫とし、販売時期直前に収集した流行色の情報に基づいて染色を行った上で出荷して最終製品にすることが可能である。すなわち、急速に変化する流行色や流行パターンを的確に捉えた商品を短納期に提供することが可能となり、不良在庫を削減して資源の有効活用を図ること、ひいては、抗ウイルス性繊維材の低コスト化を図ることが可能となる。
また、洗濯や染色等の最中に水中や薬剤中で抗ウイルス性繊維材に摩擦力等が加わった場合であっても、シリコーン膜及びAl−ZnO粒子が繊維材の表面から脱落することが抑制される。その結果、抗ウイルス能が長時間にわたって持続する。
第1実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、特に、A型インフルエンザウイルスを不活性化する。このため、繊維材を身につけたユーザがA型インフルエンザに罹患することを防止することが可能である。しかも、この抗ウイルス能が長時間にわたって持続する。上記したように、シリコーン膜及びAl−ZnO粒子が繊維材の表面から脱落し難いからである。なお、A型インフルエンザウイルスは、周知の通り、カプシドにより被包される核酸がRNAであり、且つエンベロープを有する。
第1実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、以下のようにして得ることができる。すなわち、先ず、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーンの粒子を、水等の水性分散媒に分散させて水性分散液を調製する。この種の水性分散液は、「X−51−1318」(信越化学工業株式会社製のシリコーン含有反応型柔軟剤の商品名)等の市販品を適宜の濃度に調整することで得ることができる。シリコーン粒子の濃度は、例えば、0.1〜10質量%とすればよい。
この水性分散液に、Al−ZnO粒子を添加して分散させる。Al−ZnO粒子としては、例えば、「Z−SDN」(里田化工社製)等の市販品を使用すればよい。Al−ZnO粒子の濃度は、例えば、0.1〜30質量%に設定することができる。
このようにして調製した水性分散液に、繊維材を浸漬する。これにより、繊維材の表面にシリコーン粒子及びAl−ZnO粒子が付着する。その後、絞液を行い、さらに、乾燥処理及び加熱処理を施す。加熱処理により、シリコーン粒子に架橋が生じてシリコーン膜が形成されるとともに、該シリコーン膜を介してAl−ZnO粒子が繊維材の表面に保持される。その結果、抗ウイルス性繊維材が得られるに至る。
加熱処理は、例えば、ヒートセッタ等の既存の加熱設備を用いて行うようにしてもよいが、水蒸気を用いたスチームセットによって行うことが一層好ましい。この場合、100℃以下の飽和蒸気を用いるので、柔軟性が一層向上した抗ウイルス性繊維材を得ることが可能になる。また、飽和蒸気は、重畳された状態の繊維材の隙間であっても進入することが可能であるため、この場合においても繊維材の全体に略均等に熱を供給することができる。
また、スチームセットを行う場合、繊維材の周囲に飽和蒸気が充満するので、活性酸素等が発生することが抑制される。このため、繊維材が活性酸素の影響を受けることに起因して損傷することや脆化すること等を有効に回避することができる。
以上の過程を経て得られた抗ウイルス性繊維材においては、上記した通り、繊維材の表面に主にアンカー効果によって物理的に結合し、且つ繊維材の変形に追従して自在に伸縮可能なシリコーン膜を介して、Al−ZnO粒子が保持されている。このAl−ZnO粒子により、特にA型インフルエンザウイルスに対して有効な抗ウイルス能が発現する。
また、Al−ZnO粒子は、材料安全データシート(MSDS)に示される通り無害である。従って、抗ウイルス性繊維材から、動植物の健康障害を引き起こす物質が放出される懸念がない。すなわち、この場合、ウイルスに起因して疾病に罹患することを回避しながら、抗ウイルス性繊維材に起因して健康障害が惹起されることを回避することが可能となる。
さらに、この抗ウイルス性繊維材は、繊維材の官能基が染料と化学的に結合可能な状態であるため、染色性に優れ、容易に後染めすることが可能である。
次に、第2実施形態に係る抗ウイルス性繊維材につき説明する。
第2実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、Al−ZnO粒子と、銀を保持したゼオライト(アルミノ珪酸塩)粒子とが、シリコーン膜を介して繊維材の表面に保持されることで構成される。すなわち、第2実施形態では、Al−ZnO及びAgゼオライトが有効成分となる。この中、Al−ZnO、シリコーン膜及び繊維材については上記した通りであり、従って、その詳細な説明を省略する。
ゼオライトは、その表面に多数の細孔を有する多孔質体であり、銀は前記細孔に保持されている。この種のAgゼオライト粒子は市販されており、その組成式は、XAgO・Al23・YSiO2・ZH2Oで表される。X、Y及びZはモル比である。
Agゼオライトを保持した抗ウイルス性繊維材は、A型インフルエンザウイルスや、ネコカリシウイルスに対して優れた抗ウイルス能を示す。そして、シリコーン膜が繊維材から脱落し難いので、抗ウイルス能が長期間にわたって持続する。勿論、第1実施形態と同様に、染色性及び吸湿性に優れる。
なお、ネコカリシウイルスは、カプシドにより被包される核酸がRNAであり、且つエンベロープを有しない。すなわち、第2実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、エンベロープを有するA型インフルエンザウイルスと、エンベロープを有しないネコカリシウイルスの双方を不活性化することが可能である。
第2実施形態に係る抗ウイルス性繊維材は、第1実施形態に準拠して得ることができる。すなわち、シリコーン粒子が分散した水性分散液を調製し、この水性分散液に対してAl−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子を添加する。Al−ZnO粒子、Agゼオライト粒子の添加はいずれが先であってもよく、両者を同時に添加してもよい。
使用し得るAgゼオライト粒子としては、「ZEOMIC WAW10NS」(シナネンゼオミック社製)等が挙げられる。Agゼオライト粒子の濃度は、例えば、0.1〜30質量%に設定することができる。
次に、前記水性分散液に繊維材を浸漬する。これにより、繊維材の表面にシリコーン粒子、Al−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子が付着する。その後は第1実施形態に準拠し、スチームセット等による加熱処理を施すことにより、Al−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子がシリコーン膜を介して繊維材の表面に保持された抗ウイルス性繊維材が得られる。
この抗ウイルス性繊維材においては、上記と同様に、繊維材の表面に主にアンカー効果によって物理的に結合し、且つ繊維材の変形に追従して自在に伸縮可能なシリコーン膜を介して、Al−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子が保持されている。Al−ZnO粒子により、特にA型インフルエンザウイルスに対して有効な抗ウイルス能が発現する。一方、Agゼオライト粒子は特にネコカリシウイルスに対して有効であるが、A型インフルエンザウイルスに対しても有効である。
Agゼオライト粒子も、材料安全データシート(MSDS)に示される通り無害である。従って、第2実施形態においても、抗ウイルス性繊維材から動植物の健康障害を引き起こす物質が放出される懸念がない。従って、第1実施形態と同様に、ウイルスに起因して疾病に罹患することを回避しながら、抗ウイルス性繊維材に起因して健康障害が惹起されることを回避することが可能となる。
また、この抗ウイルス性繊維材も、第1実施形態に係る抗ウイルス性繊維材と同様の理由から、染色性に優れ、容易に後染めすることが可能である。
綿100%であり、40平織、40番手の単糸を縦糸、40番手の単糸を横糸とする(40/1×40/1)とともに、縦糸が120本/インチ、横糸が60本/インチである織物を得た。これを繊維材Aとする。
また、ポリエステル100%であり、20平織、20番手の単糸を縦糸、20番手の単糸を横糸とする(20/1×20/1)とともに、縦糸が90本/インチ、横糸が58本/インチである織物を得た。これを繊維材Bとする。
さらに、ポリエステル100%であり、30平織、30番手の単糸を縦糸、30番手の単糸を横糸とする(30/1×30/1)とともに、縦糸が110本/インチ、横糸が83本/インチである織物を得た。これを繊維材Cとする。
以上の繊維材A〜Cに対し、糊抜き精練、漂白、脱水、乾燥を個別に行った。
その一方で、第1水性分散液、繊維材A用第2水性分散液、繊維材B用第2水性分散液を個別に調製した。ここで、第1水性分散液は、X−51−1318及びZ−SDNを、各々の濃度が5質量%、20質量%となるように水に添加したものである。また、繊維材A用第2水性分散液は、X−51−1318、Z−SDN及びZEOMIC WAW10NSを、各々の濃度が2質量%、10質量%、10質量%となるように水に添加したものであり、繊維材B用第2水性分散液は、繊維材A用第2水性分散液と同一の成分を、各々の濃度が5質量%、20質量%、20質量%となるように水に添加したものである。
そして、繊維材A、Bを繊維材A用第2水性分散液、繊維材B用第2水性分散液の各々に個別に浸漬する一方で、繊維材Cを第1水性分散液に浸漬した。その後、スチームセットにて加熱処理を施し、繊維材A、Bの各表面に、シリコーン膜を介してAl−ZnO粒子及びAgゼオライト粒子を保持した。また、繊維材Cの表面には、シリコーン膜を介してAl−ZnO粒子を保持した。
この中の繊維材A、Bにつき、A型インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス能を評価するべく、ISO18184に準拠するプラーク法を行った。具体的には、繊維材A、Bから個別に切り出した試験片0.4gに試験ウイルス懸濁液0.2mlを接種し、25℃で2時間静置した。その後、洗い出し液を加えて撹拌し、試験片からウイルスを液として回収した。
このウイルス回収液を10倍に希釈して希釈液を調製し、単層培養した細胞に対して該希釈液を接種した。37℃で1時間培養し、細胞にウイルスを吸着させた。さらに、その後、細胞培養寒天培地を加え、37℃、5%CO2下で2〜3日培養した。
次に、固定液を加えて細胞を固定し、寒天培地を除去してメチレンブルー溶液にて細胞を染色した後、プラーク数(死細胞群)を計測した。繊維材A、Bの抗ウイルス活性化値は、それぞれ、3.7、3.8であった。抗ウイルス活性化値が3.0以上であるときに有効な抗ウイルス性繊維材となると認識されていることから、繊維材A、Bとも十分な抗ウイルス能を示していると判断される。
繊維材Bについては、ネコカリシウイルスに対する抗ウイルス活性化値も計測した。その結果、3.5であった。この結果から、Al−ZnO粒子とAgゼオライト粒子を同時に保持した繊維材Bでは、エンベロープを有するA型インフルエンザウイルス、エンベロープを有しないネコカリシウイルスの双方に有効な抗ウイルス能を示すことが分かる。
発育経路難の漿尿膜腔にA型インフルエンザウイルスを接種し、孵卵器で培養後、漿尿液を採取し密度勾配遠心法にて精製した。このウイルス液を、界面活性剤であるツイン80(Tween80、東京化成工業社の商品名)を0.05%添加したリン酸緩衝生理食塩水で希釈することで、供試ウイルス液を得た。
繊維材Cの0.4gの試験片を50mlの遠心管に入れ、2.9×109TCID50/mlの供試ウイルス液0.2mlを試験片に浸透させ、25℃に設定した恒温槽内に24時間静置した。24時間後、試験片をストマッカー用ポリ袋に入れ、作動停止液としてSCDLP培地を10ml添加し、2分間揉み出したてウイルスを誘出した。この誘出液を試験管に回収し、1500rpmで3分間の遠心分離を行った後、上清を感染価測定用試料原液とした。
前記感染価測定用試料原液をPBSで10倍に段階希釈した後、感染価測定用試料原液又は希釈ウイルス液25μLを96ウエルプレートに予め単層培養したMDCK細胞へ添加し、37℃で1時間感染させた。次に、接種ウイルス液を除去し、0.42%のBSA、2.5μg/mLのトリプシンを添加したMEMを1ウエル当たり100μL加え、37℃、5%CO2の条件で4日間培養した。次に、倒立顕微鏡下でウイルスの増殖による細胞変性効果を観察し、TCID算出法(Reed-Muench法)によってウイルス感染価、すなわち、TCID50/mLを求めた。これを個別に3回行ったところ、24時間の作用時間でいずれも検出が認められなかった。すなわち、検出下限値である1.3×10よりも小さかった。
比較のため、前記各水性分散液に浸漬しなかったことを除いては上記と同様にして、シリコーン膜が形成されず且つAl−ZnO粒子が保持されていない対照繊維材Cを得た後、この対照繊維材Cから対照感染価測定用試料原液を得た。以降は上記に従い、ウイルス感染価を求めた。これを個別に3回行ったところ、1回目では、作用時間が0であるときは1.1×107、24時間であるときは1.3×104であった。2回目ではそれぞれ1.3×107、1.4×104、3回目ではそれぞれ1.7×107、1.6×103、作用時間が24時間であるときの平均値は9.5×103であった。
従って、作用時間が24時間であるときの対照繊維材CのTCID50の平均値を繊維材CのTCID50の平均値で除した商につき、10を底数として対数を求めると、2.9より大となる。以上の結果から、繊維材CがA型インフルエンザウイルスに有効な抗ウイルス能を示すことが明らかである。

Claims (9)

  1. 繊維材の表面に、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛粒子が、炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーンからなるシリコーン膜を介して保持され、抗ウイルス性を示すことを特徴とする抗ウイルス性繊維材。
  2. 請求項1記載の抗ウイルス性繊維材において、A型インフルエンザウイルスに対して抗ウイルス性を示すことを特徴とする抗ウイルス性繊維材。
  3. 請求項1又は2記載の抗ウイルス性繊維材において、さらに、銀イオンを保持したゼオライト粒子が前記シリコーン膜を介して保持されていることを特徴とする抗ウイルス性繊維材。
  4. 請求項3記載の抗ウイルス性繊維材において、ネコカリシウイルスに対して抗ウイルス性を示すことを特徴とする抗ウイルス性繊維材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の抗ウイルス性繊維材において、前記繊維材がセルロース系繊維又は動物繊維の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする抗ウイルス性繊維材。
  6. 炭素数12〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とし、且つシロキサン骨格を有するシリコーン粒子と、アルミニウムがドープされた酸化亜鉛粒子とを分散させた水性分散液に繊維材を浸漬する工程と、
    加熱処理により、前記シリコーン粒子からシリコーン膜を形成するとともに、前記シリコーン膜を介して前記酸化亜鉛粒子を前記繊維材の表面に保持し、抗ウイルス性を示す抗ウイルス性繊維材を得る工程と、
    を有することを特徴とする抗ウイルス性繊維材の製造方法。
  7. 請求項6記載の製造方法において、前記水性分散液として、銀イオンを保持したゼオライト粒子をさらに添加したものを用い、前記シリコーン膜を介して前記ゼオライト粒子がさらに保持された抗ウイルス性繊維材を得ることを特徴とする抗ウイルス性繊維材の製造方法。
  8. 請求項6又は7記載の製造方法において、前記加熱処理は、水蒸気を用いたスチームセットによって行うことを特徴とする抗ウイルス性繊維材の製造方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の製造方法において、前記繊維材として、セルロース系繊維又は動物繊維の少なくともいずれか一方を含むものを用いることを特徴とする抗ウイルス性繊維材の製造方法。
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