JPWO2017183073A1 - 手動結束工具 - Google Patents

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Abstract

結束バンドの適切な締め付けを実行できる手動結束工具を提供する。手動結束工具は、ハンドル部22と対向するように工具本体に対して変位可能に設けられた第1操作具30と、結束バンドのバンド部の長手方向他端部側を前記第1操作具の変位操作に応じてヘッド部に対し引っ張り得る引締機構40と、前記引締機構により引っ張られた前記バンド部の長手方向他端部側をこれが前記ヘッド部側へ戻り移動しないように保持し得る保持機構70と、前記工具本体に対して変位可能に設けられた第2操作具80・30と、前記バンド部の長手方向他端部側を前記第2操作具の変位操作に応じて前記バンド部の長手方向一端部に固定し得る固定機構90と、前記工具本体に対して変位可能に設けられた第3操作具80・30と、前記バンド部の長手方向他端部側を前記第3操作具の変位操作に応じて切断し得る切断機構100とを備える。

Description

本発明は、手動結束工具に関する。
従来、金属製の結束バンドに対して用いられる手動結束工具(例えば、特許文献1参照)が知られている。この種の手動結束工具は、ハンドルおよびレバーと、結束バンドのヘッド部を通過後のバンド部を前記ヘッド部に対して引っ張る引締機構と、前記バンド部の先端部側を基端部に前記ヘッド部を用いて固定する固定機構と、前記バンド部を前記ヘッド部近傍で切断する切断機構とを備えている。
前記手動結束工具は、前記引締機構による引締力の最大値を任意に設定可能な引締力調節機構をさらに備えている。そして、前記手動結束工具は、前記レバーが回動操作されたとき、前記引締機構による引締力が最大値(設定値)に達するまでの間は前記引締機構を動作させ、引締力が設定値に達すると、前記引締機構に代えて前記固定機構および前記切断機構を動作させるように構成されている。
つまり、前記手動結束工具よれば、前記押出機構および前記切断機構の動作時期が、前記レバーの回動操作の継続によって前記引締機構による引締力が前記引締力調節機構により設定された最大値に達したときに限られていた。すなわち、前記引締機構による引締力が最大値に達する前または後の所望の時期に、前記押出機構および前記切断機構を任意に動作させることができなかった。
したがって、例えば、前記結束バンドが前記被結束対象をなす線状部材の束がばらけるほど緩く締め付けているとき、または、前記結束バンドが前記被結束対象を傷つけるほどきつく締め付けているときであっても、前記引締機構による引締力が最大値に達すれば、前記押出機構および前記切断機構を動作させてしまい、前記結束バンドの適切な締め付けができないおそれがあった。
国際公開第2014/024295号
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、結束バンドの適切な締め付けを実行できる手動結束工具の提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、
手動結束工具は、
帯状のバンド部と、前記バンド部の長手方向一端部に設けられたヘッド部とを備える金属製の結束バンドにより被結束対象を結束するために、前記結束バンドに対して用いられ得る手動結束工具であって、
筐体部、前記筐体部から突設されたハンドル部、および、前記筐体部に連設されかつ前記結束バンドのヘッド部をセット可能に形成されたセット部を有する工具本体と、
前記ハンドル部と対向するように、前記工具本体に対して変位可能に設けられた第1操作具と、
前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第1操作具の変位操作に応じて、前記ヘッド部に対し離れる方向へ引っ張ることができるように構成された引締機構と、
前記引締機構により引っ張られた前記バンド部の長手方向他端部側を、これが前記ヘッド部側へ戻り移動しないように、前記工具本体に保持し得る保持機構と、
前記工具本体に対して変位可能に設けられた第2操作具と、
前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過中の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第2操作具の変位操作に応じて、前記バンド部の長手方向一端部に前記ヘッド部を用いて固定することができるように構成された固定機構と、
前記工具本体に対して変位可能に設けられた第3操作具と、
前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第3操作具の変位操作に応じて、前記バンド部の長手方向に分離すべく切断することができるように構成された切断機構とを備えるものである。
本発明の別の態様によれば、
前記工具本体は、ピストル形状を有し、
前記セット部は、前記工具本体において銃口部分に相当する領域に配置されている。
本発明の更なる態様によれば、
前記セット部は、当該セット部にセットされた前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側が前記筐体部を挟んで前記ハンドル部と反対側に位置するように、前記工具本体に備えられている。
本発明のまた別の態様によれば、
前記セット部は、前記筐体部に着脱可能に取り付けられている。
本発明のまた別の態様によれば、
前記第2操作具と前記第3操作具とは、同一の操作具である。
本発明のまた別の態様によれば、
前記第2操作具と前記第3操作具とは、それぞれ、
前記第1操作具と、
前記第1操作具の変位に応じて動作する機構を前記引締機構と前記固定機構および前記切断機構との間で切り替えるための切替操作具とを用いて構成されている。
本発明のまた別の態様によれば、
前記切替操作具は、前記ハンドル部および前記第1操作具の各々と一緒に握られ得るように、前記工具本体に対して前記第1操作具と一体的に変位可能にかつ前記第1操作具に対して相対的に変位可能に、前記第1操作具に取り付けられている。
本発明のまた別の態様によれば、
前記第1操作具の変位中に前記切替操作具による切替を不能とする機構を有している。
本発明によれば、結束バンドの適切な締め付けを実行できる手動結束工具を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る手動結束工具の斜視図である。 図2は、図1の手動結束工具の側面図である。 図3Aは図1の手動結束工具に対して用いられる結束バンドの正面図であり、図3Bはこの結束バンドの背面図である。 図4Aは図3の結束バンドの基端部側の縦断面図であり、図4Bはこの基端部側の横断面図である。 図5は、図1の手動結束工具の概略構成の側面図である。 図6は、図1の手動結束工具の分解図である。 図7は、図1の手動結束工具の先端部の正面図である。 図8は、図1の手動結束工具における引締機構が第1状態にある場合の斜視図である。 図9は、図8の引締機構が第1状態にある場合の側面図である。 図10は、図9の一部拡大図である。 図11は、図8の引締機構が第2状態にある場合の側面図である。 図12は、図11の一部拡大図である。 図13は、図1の手動結束工具における固定機構および切断機構がそれぞれ第1状態にある場合の側面図である。 図14は、図13の固定機構および切断機構がそれぞれ第2状態にある場合の側面図である。 図15は、図13の固定機構および切断機構がそれぞれ第3状態にある場合の側面図である。 図16は、図15の一部拡大図である。 図17Aは図1の手動結束工具におけるセット部が筐体部から取り外された状態を示す側面図であり、図17Bはこのセット部とは別のセット部の正面図である。 図18は、図1の手動結束工具における引締力調節機構が第1状態にある場合の側面図である。 図19は、図18の引締力調節機構が第2状態にある場合の側面図である。 図20は、図1の手動結束工具における解除機構が第1状態にある場合の側面図である。 図21は、図20の解除機構の平面図である。 図22は、図20の解除機構が第2状態にある場合の側面図である。
まず、本発明の一実施形態に係る手動結束工具1の構成について図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、図1における矢印X方向を前記手動結束工具1の前方向とし、矢印Y方向を前記手動結束工具1の上方向とし、矢印Z方向を前記手動結束工具1の左方向として説明を行う。
図1および図2に示すように、前記手動結束工具1は、金属製の結束バンド2により被結束対象(例えば、配線または配管等の線状部材4の束)3を結束するために、前記結束バンド2に対して用いられ得るものである。前記結束バンド2は、図3示すように、帯状のバンド部10と、前記バンド部10の長手方向一端部(基端部)12に設けられたヘッド部11とを有するものである。
そして、前記手動結束工具1は、前記被結束対象3に巻かれかつ前記ヘッド部11を通過後の前記バンド部10の長手方向他端部(先端部)13側を前記結束バンド2が当該被結束対象3を締め付けるように前記ヘッド部11に対し引っ張り、前記バンド部10の引締状態が保たれるように前記先端部13側を前記基端部12に前記ヘッド部11を用いて固定し得る構成とされている。
本実施形態においては、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bに示すように、前記結束バンド2のバンド部10は、ステンレス鋼板等の金属製部材を用いて製造されたものであり、所定のバンド幅を有する長尺状に形成されている。前記バンド部10の基端部12は、貫通孔14を備えている。前記バンド部10の先端部13は、先細形状を有している。
前記ヘッド部11は、ステンレス鋼板等の金属製部材を用いて製造されたものであり、前記バンド部10に外嵌可能なC形状に形成されている。前記ヘッド部11は、前記バンド部10を通過させ得る通過孔15と、前記貫通孔14とそれぞれ同軸的に位置する第1開口部16および第2開口部17とを備え、突起部18・19により前記バンド部10の基端部12に保持されている。
また、図1および図2に示すように、前記手動結束工具1は、工具本体20を備えている。図5および図6にも示すように、前記工具本体20は、筐体部21と、前記筐体部21から突設されたハンドル部22と、前記筐体部21に連設されかつ前記結束バンド2のヘッド部11をセット可能に形成されセット部23とを有している。
前記筐体部21および前記ハンドル部22は、互いに着脱可能な左部25および右部26を用いて構成されている。前記筐体部21は、中空形状を有し、前端部(先端部)側が前後中途部に比べて細くなるように前後方向に延設されている。前記ハンドル部22は、前記筐体部21の前後中途部から下方へ突設されている。前記ハンドル部22には、グリップ24が設けられている。
本実施形態において、前記工具本体20はピストル形状を有し、前記セット部23は前記工具本体20において銃口部分に相当する領域(前端部)に配置されている。前記セット部23は、前記バンド部10の先端部13側が前記ヘッド部11(前記通過孔15)を通過しかつここから後方へ向かって突出するように、前記ヘッド部11をセットできる構成とされている。
前記セット部23は、図7にも示すように、前記ヘッド部11を前方から嵌合させ得る嵌合部27と、前記嵌合部27に嵌合された前記ヘッド部11から突出する前記バンド部10の先端部13側を後方へ案内し得る案内部28とを有している。前記案内部28は、前記バンド部10の先端部13側を通過させるために幅W1を有する前通過路29を含み、前記嵌合部27の後方に配置されている。
また、前記手動結束工具1は、第1操作具を備えている。前記第1操作具は、前記工具本体20のハンドル部22と対向するように、前記工具本体20に対して変位可能に設けられている。本実施形態において、前記第1操作具は、人為的に変位操作(回動操作)可能なトリガー30であり、第1操作部31と、前記第1操作部31から延出する左右の延出部32とを有している。
前記トリガー30は、上下方向に延設されている。前記第1操作部31は、前記筐体部21の下方にかつ前記ハンドル部22の前方に配置されている。前記第1操作部31には、グリップ33が設けられている。前記左右の延出部32は、概ね前記筐体部21内に配置されている。前記左右の延出部32は、各々の上端部で前記筐体部21に保持されたブッシュ35に回動自在に支持されている。
そして、前記トリガー30は、前記第1操作部31が前記ハンドル部22から所定量離れた非操作位置(図5の実線で示す位置)、または、前記第1操作部31が前記非操作位置よりも前記ハンドル部22に近接した操作位置(図5の二点鎖線で示す位置)をとり得るようになっている。前記トリガー30は、非操作時には、キックバネ36の力により前記非操作位置に保持される。
一方、前記トリガー30は、前記キックバネ36の力に抗して操作されたときには、前記操作位置をとるように、前記ブッシュ35を支点として図5中反時計回りに回動させられる。このような前記トリガー30の操作が終了した場合、前記トリガー30は、前記非操作位置に復帰するように前記キックバネ36の力により図5中時計回りに回動させられる。
図8、図9、図10、図11および図12にも示すように、前記手動結束工具1は、引締機構40を備えている。前記引締機構40は、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11を通過後の前記バンド部10の先端部13側を、前記トリガー30の変位操作に応じて、前記ヘッド部11に対し離れる方向(後方)へ引っ張ることができるように構成されている。
本実施形態において、前記引締機構40は、概ね前記工具本体20の筐体部21内に設けられ、前記トリガー30と前記筐体部21の先端部との間にわたって設けられている。前記引締機構40は、引締レバー41と、トリガーリンク42と、リンクバー43、後チャックバー44と、前チャックバー45と、チャック46とを有している。
前記引締レバー41は、左右の板部51と、前記左右の板部51を連結する連結部52とを有している。前記引締レバー41は、前記左右の板部51の前後中途部が前記トリガー30の左右の延出部32間に位置し、かつ、前記連結部52が前記左右の延出部32よりも前方に位置するように配置されている。前記左右の板部51は、各々の上端部で前記ブッシュ35に回動自在に支持されている。
前記左右の板部51の下部には、それぞれ、長孔53が略上下方向に延在するように設けられている。前記長孔53には、第1ピン54が当該長孔53の長手方向に沿って移動可能なように挿通されている。前記第1ピン54は、後述のテンションスライド121の下端部に支持されており、前記引締機構40による引締中には前記長孔53の上部内に保たれる(図18参照)。
前記連結部52は、前記左右の板部51間に延設されている。前記引締レバー41の前端部(前記左右の板部51の各々の前端部および/または前記連結部52)には、凹部55が略前上方に向かって開口するように設けられている。前記凹部55は、切替ピン85と係合可能なように形成されている。前記切替ピン85は、前記トリガー30の操作に応じて前記凹部55と係脱可能とされている。
そして、前記引締レバー41は、前記トリガー30が前記非操作位置にあるときには、キックバネ56の力により図5に示す状態に保持される。前記引締レバー41は、前記トリガー30が前記非操作位置から前記操作位置に移行するときには、前記切替ピン85を介して前記キックバネ56の力に抗する力を受けて、前記ブッシュ35を支点として図5中反時計回りに回動させられる。
前記トリガーリンク42は、左右の板部57と、前記左右の板部57を連結する連結部58とを有している。前記トリガーリンク42は、前記左右の板部57の前部および前記連結部58がそれぞれ前記引締レバー41の左右の板部51間に位置するように配置されている。前記左右の板部57は、各々の上端部で前記ブッシュ35に回動自在に支持されている。
前記左右の板部57の下部には、それぞれ、凹部59が下方に向かって開口するように設けられている。前記凹部59には、前記引締レバー41における前記長孔53から突出する前記第1ピン54が係合可能とされている。そして、前記トリガーリンク42は、前記ピン54との係合により前記引締レバー41と一体的に前記ブッシュ35を支点として回動し得るようになっている。
前記リンクバー43は、長尺形状を有し、前記トリガーリンク42の後側に設けられている。前記リンクバー43は、長手方向一端部(前下端部)で前記トリガーリンク42の左右の板部57の後下端部に第2ピン61を介して回動自在に連結されている。前記リンクバー43は、前記トリガーリンク42との連結部分から後上方へ延出するように配置されている。
前記後チャックバー44は、前後方向に延設され、長手方向一端部(後端部)で前記リンクバー43の長手方向他端部(後上端部)と第3ピン62を介して回動自在に連結されている。前記第3ピン62の長手方向両端部の各々には、筒状体63が外嵌されている。前記筒状体63は、前記筐体部21の内面側に設けられたガイド溝64に前後方向に往復移動可能に支持されている。
前記前チャックバー45は、前後方向に延設され、長手方向一端部(後端部)で前記後チャックバー44の長手方向他端部(前端部)と第4ピン65を介して連結されている。前記前チャックバー45は、長手方向他端部(前端部)が前記セット部23の後方に位置するように、前記後チャックバー44との連結部分から前方へ延出するように配置されている。
そして、前記前チャックバー45は、前記後チャックバー44と一体的に前後方向に往復移動し得るようになっている。すなわち、前記前チャックバー45は、前記後チャックバー44が前記ガイド溝64に沿って後方に移動するのに伴って後方に一体的に移動し、前記後チャックバー44が前記ガイド溝64に沿って前方に移動するのに伴って前方に一移動し得るようになっている。
前記前チャックバー45は、最も前側に位置するとき、図5および図9に示すように、当該前チャックバー45の前端部が前記セット部23(前記案内部28)のすぐ後ろに位置する状態となる。前記前チャックバー45は、最も後側に位置するとき、図11に示すように、当該前チャックバー45の前端部が前記セット部23から後方へ所定量離れた状態となる。
前記チャック46は、前記前チャックバー45の前端部に第5ピン66を介して回動自在に支持されている。図10に示すように、前記チャック46は、前記前通過路29を通過後の前記バンド部10の先端部13側を通過させるための後通過路67が前記前チャックバー45の前端部内に形成されるように、前記前チャックバー45の前上端部68と対向する位置に配置されている。
前記チャック46は、前記後通過路67に臨む爪部を後上端部に備えている。前記チャック46は、当該チャック46の爪部を用いて前記後通過路67を通過中の前記バンド部10の先端部13側の一部を前記前チャックバー45の前上端部68と協働して挟掴するために、キックバネ69により図10中反時計回りに回動するように付勢されている。
こうして、前記チャック46は、前記バンド部10の先端部13側の一部を掴んだとき、前記バンド部10の先端部13側が前記後通過路67を抜ける方向(前方向)に戻り移動することは阻止し、かつ、前記バンド部10の先端部13側が前記後通過路67を前記抜ける方向とは反対方向に(後方向)に進むことは許容するようになっている。
なお、前記チャック46は、図10に示すように、前記前チャックバー45の前端部が最前位置、即ち前記セット部23のすぐ後ろにあるときには、前記キックバネ69の力に抗して回動するように前記セット部23(前記案内部28)に当たり、前記バンド部10の先端部13側が移動自在となるように前記後通過路67を解放状態とする。
前記手動結束工具1は、また、保持機構70を備えている。前記保持機構70は、前記引締機構40により引っ張られた前記バンド部10の先端部13側を、これが前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11側(前側)へ戻り移動しないように、前記工具本体20に保持し得る構成とされている。本実施形態において、前記保持機構70は、戻止チャック71を備えている。
前記戻止チャック71は、前記セット部23の案内部28に第6チャックピン72を介して回動自在に支持されている。図10に示すように、前記戻止チャック71は、前記チャック46の前方に設けられており、前記後通過路67と連続的に配置され得る前記前通過路29が前記案内部28内に形成されるように、前記案内部28の上端部73と対向する位置に配置されている。
前記戻止チャック71は、前記前通過路29に臨む爪部を後上端部に備えている。前記戻止チャック71は、当該戻止チャック71の爪部を用いて前記前通過路29を通過中の前記バンド部10の先端部13側の一部を前記案内部28の上端部73と協働して挟掴するために、キックバネ74により図10中反時計回りに回動するように付勢されている。
こうして、前記戻止チャック71は、前記バンド部10の先端部13側の一部を掴んだとき、前記バンド部10の先端部13側が前記前通過路29を抜ける方向(前方向)に移動することは阻止し、かつ、前記バンド部10の先端部13側が前記前通過路29を前記抜ける方向とは反対方向に(後方向)に移動することは許容するようになっている。
図13にも示すように、前記手動結束工具1は、また、第2操作具を備えている。前記第2操作具は、前記工具本体20に対して変位可能に設けられている。本実施形態において、前記第2操作具は、前記トリガー30と、人為的に変位操作(回動操作)可能な切替操作具としての切替レバー80とを用いて構成されている。前記切替レバー80は、前記トリガー30に支持されている。
前記切替レバー80は、前記トリガー30の変位に応じて動作する機構を前記引締機構40と後述の固定機構90(本実施形態においては、前記固定機構90および切断機構100)との間で切り替えるためのものである。前記切替レバー80は、変位に際し、前記トリガー30と一体的に変位可能にかつ前記トリガー30に対して相対的に変位可能に、前記トリガー30に取り付けられている。
詳しくは、前記切替レバー80は、第2操作部81と、前記第2操作部81から延出する左右の延出部82とを有している。前記切替レバー80は、略上下方向に延設されるとともに、前記トリガー30の前側に設けられている。前記第2操作部81は前記筐体部21の下方に配置され、前記左右の延出部82は前記筐体部21内に配置されている。
前記切替レバー80は、その上下中途部で前記トリガー30の上下中途部に第7ピン83を介して回動自在に連結されている。そのうえで、前記切替レバー80においては、前記左右の延出部82の上端部間に、前記切替ピン85が前記切替レバー80および/または前記トリガー30の操作に応じて変位可能なように延設されている。
そして、前記切替レバー80は、前記第2操作部81が前記トリガー30に対して変位しない第1切替操作位置(図5および図13参照)と、前記第2操作部81が前記トリガー30に対して相対的に変位した第2切替操作位置(図14および図15参照)をとり得るようになっている。前記切替レバー80は、非操作時には、キックバネ86の力により前記第1切替操作位置に保持される。
一方、前記切替レバー80は、前記キックバネ86の力に抗して操作されたときには、前記第2切替操作位置をとるように、前記第7ピン83を支点として図13中反時計回りに回動させられる。このような前記切替レバー80の操作が終了した場合、前記切替レバー80は、前記第1切替操作位置に復帰するように前記キックバネ86の力により回動させられる。
前記切替レバー80は、前記第1切替操作位置にある状態で前記トリガー30と共に変位させられたときには、前記切替ピン85を前記引締レバー41の凹部55に係合させる(図11参照)。前記切替レバー80は、前記トリガー30が前記非操作位置にある状態で前記キックバネ86の力に抗して操作されたときには、前記切替ピン85を後述のパンチレバー91に係合させる(図14参照)。
前記手動結束工具1は、また、前記固定機構90を備えている。前記固定機構90は、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11を通過中の前記バンド部10の先端部13側の一部を、前記切替レバー80および前記トリガー30の各々の変位操作に応じて、前記バンド部10の基端部12にその先端部13側を前記ヘッド部11を用いて固定することができるように構成されている。
前記固定機構90は、概ね前記工具本体20の筐体部21の前部内に設けられ、前記切替レバー80および前記トリガー30と前記セット部23との間にわたって設けられている。前記固定機構90は、前記切替レバー80の切替作用により前記引締機構40と択一的に動作し得るものであり、前記パンチレバー91と、ホルダー92と、パンチ93とを有している。
前記パンチレバー91は、下方へ凸となる屈曲形状を有し、前後方向に延在するように設けられている。前記パンチレバー91は、前記前チャックバー45よりも下方に配置され、前後中途部で第8ピン94を介して前記筐体部21の前部に回動自在に支持されている。前記第8ピン94は、前記パンチレバー91の屈曲部分よりも前方に配置されている。
前記パンチレバー91の後端部95は、前記切替レバー80に設けられた前記切替ピン85と下方から係合可能なように、当該切替ピン85の下方付近に配置されている。前記パンチレバー91の前端部96は、前記セット部23の嵌合部27内に配置された前記ホルダー92と係合するように、前記ホルダー92の挿入孔97に挿入されている(図7および図10参照)。
前記パンチレバー91は、前記切替レバー80が前記第1切替操作位置にあるとき、キックバネ98の力により前記切替ピン85と係合しないように保持される(図13参照)。前記パンチレバー91は、前記切替レバー80が前記第2切替操作位置にあるとき、前記切替ピン85を介して前記キックバネ98の力に抗する力を受けると、前記切替ピン85と係合するように回動させられる(図14参照)。
前記切替ピン85との係合後、前記パンチレバー91は、前記切替レバー80が前記トリガー30と共に操作されると、前記第8ピン94を支点として図13中時計回りに回動させられる(図15参照)。なお、前記パンチレバー91は、前記切替レバー80が前記第2切替操作位置に移行する際に前記トリガー30が前記非操作位置になければ、前記切替ピン85と係合不能となる。
前記ホルダー92は、前記嵌合部27に設けられている。前記ホルダー92は、当該ホルダー92を前後方向に貫通する前記挿入孔97を有し、この挿入孔97に挿入された前記パンチレバー91の前端部96と一体的に連結されている。そして、前記ホルダー92は、前記挿入孔97への前記前端部96の挿入時に前記パンチレバー91の回動に応じて上下方向へ変位できるようになっている。
前記パンチ93は、前記ホルダー92と共に上下方向へ変位するように、当該ホルダー92の上面から上方へ突設されている。前記パンチ93は、上方へ向かって先細るように形成された尖形状の出端部を有し、この突出端部から前記バンド部10の貫通孔14と、前記ヘッド部11の第1開口部16および第2開口部17を通過し得るように形成されている。
前記パンチ93は、前記セット部23への前記ヘッド部11のセットを阻害しない非変形位置(図13参照)、または、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11内で前記バンド部10の先端部13側の一部を凸部99に塑性変形させるべく前記第1開口部16、前記貫通孔14、前記第2開口部17を順に通過する変形位置(図15および図16参照)をとり得るようになっている。
なお、前記バンド部10の先端部13側に形成された前記凸部99は、前記バンド部10の長手方向(前後方向)に関して、前記ヘッド部11の第2開口部17の内面と係合する。これにより、前記結束バンド2が前記被結束対象3を適切に締め付けた状態で、前記バンド部10の先端部13側がその基端部12側に前記ヘッド部11を用いて固定され得るようになっている。
前記手動結束工具1は、また、第3操作具を備えている。前記第3操作具は、前記工具本体20に対して変位可能に設けられている。本実施形態において、前記第3操作具は、前記第2操作具と同一の操作具であり、前記トリガー30と人為的に変位(回動)操作可能な切替レバー80とからなる。すなわち、前記第2操作具が、前記第3操作具を兼ねるものとされている。
前記手動結束工具1は、また、前記切断機構100を備えている。前記切断機構100は、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11を通過後の前記バンド部10の先端部13側を、前記トリガー30および前記切替レバー80の変位操作に応じて、前記バンド部10の長手方向に分離すべく切断することができるように構成されている。
前記切断機構100は、前記パンチレバー91と、前記ホルダー92と、カッター刃101とを備えている。前記カッター刃101は、前記ホルダー92と共に上下方向へ変位するように、当該ホルダー92の上面から上方へ突設されている。すなわち、前記カッター刃101は、前記パンチ93の変位と同期して変位し得るようになっている。
前記カッター刃101は、前記パンチ93の後方に配置されている。前記カッター刃101は、前記ホルダー92の上方への変位により前記パンチ93と共に上方へ変位する際、前記バンド部10の先端部13側に対する前記パンチ93の作用開始時期よりも遅い時期に前記バンド部10の先端部13側の切断を完了させることができるように形成されている。
そして、前記カッター刃101は、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11の通過孔15から前記前通過路29に向かって後方へ突出する前記バンド部10の先端部13側を切断しない非切断位置(図13参照)、または、前記バンド部10の先端部13側を前記ヘッド部11と前記保持機構70との間で切断する切断位置(図15参照)をとり得るようになっている。
次に、前記被結束対象3を結束するために前記結束バンド2に対して前記手動結束工具1を用いる結束作業の実施方法の一例について説明する。
まず、前記結束バンド2を前記手動結束工具1および前記被結束対象3に取り付けるための前処理工程を行う。すなわち、前記結束バンド2のバンド部10を前記被結束対象3に巻き付ける。そして、前記結束バンド2のヘッド部11を、前記手動結束工具1における前記工具本体20のセット部23(前記嵌合部27)にセットする。
前記バンド部10をその先端部13側から前記ヘッド部11の通過孔15、前記手動結束工具1における前記前通過路29、前記後通過路67の順に通し、前記バンド部10の先端部13側を前記保持機構70により保持した状態に保つ。なお、本実施形態によれば、前記結束バンド2に係る作業のやり直しが必要であれば、後述の解除機構150を用いて行うことが可能である。
そして、前記結束バンド2の仮締めを行うため、前記後通過路67を通過後の前記バンド部10の先端部13側を人為的な操作で前記ヘッド部11に対し離れる方向(後方)へ引っ張る。この際、前記バンド部10の先端部13側の移動は、前述のとおり、前記保持機構70における前記戻止チャック71、および、前記引締機構40における前記チャック46により阻害されない。
前記前処理工程の後、前記手動結束工具1の引締機構40を用いて、前記結束バンド2が前記被結束対象3に対して所望の締付状態となるまで前記バンド部10を引っ張る引締工程を行う。具体的には、前記工具本体20のハンドル部22および前記トリガー30を握り、前記トリガー30を図9に示す前記非操作位置から図11に示す前記操作位置に変位させるように操作する。
この操作時には、前記切替レバー80が前記第1切替操作位置のまま前記トリガー30と共に変位するので、前記切替ピン85がまず前記凹部55と係合するように後方へ変位し、つづいて前記凹部55と係合した状態でさらに後方へ変位する。そのため、前記引締レバー41が前記切替ピン85により押され、前記ブッシュ35を支点として図9中反時計回り回動する。
前記引締レバー41の回動により、前記長孔53に挿通された前記第1ピン54が後方へ変位する。前記第1ピン54が前記凹部59に係合されていることから、前記トリガーリンク42が前記第1ピン54により押され、前記ブッシュ35を支点として図9中反時計回りに回動する。そのため、前記リンクバー43が後上端部を前記ガイド溝64に沿って後方へ移動させるように変位する。
前記リンクバー43の変位により、前記後チャックバー44が後方へ移動する。これに伴い、前記前チャックバー45が後方へ移動する。したがって、前記チャック46が、まず前記後通過路67において前記バンド部10の先端部13側を掴むべく前記セット部23から離れるように後方への移動を開始し、つづいて前記バンド部10の先端部13側を掴んだ状態で更に後方へ移動する。
よって、前記引締機構40が、前記結束バンド2の引締力を所定量上昇させるように、前記バンド部10の先端部13側を前記ヘッド部11に対して後方へ引っ張ることが可能となる。そしてその後、前記トリガー30を元の状態に戻すべく放す。これにより、前記引締機構40は、前記トリガー30の再操作により動作可能なように元の状態に戻る。
前記引締工程においては、前述のようなに前記トリガー30の操作を、前記結束バンド2の引締力が所望の引締力となるまで、少なくとも一回行う。なお、前記引締工程の終了時期(前記結束バンド2の引締力が所望の引締力となったか否か)は、例えば、前記結束バンド2の状態を目視することで判断してもよいし、後述の引締力調節機構120を用いて判断してもよい。
前記引締工程の終了後、前記固定機構90を用いて、前記バンド部10の基端部12にその先端部13側を固定するために固定工程を行う。具体的には、まず、前記トリガー30が前記非操作位置にある状態で前記ハンドル部22および前記切替レバー80を握り、前記切替レバー80を図13に示す前記第1切替操作位置から図14に示す前記第2切替操作位置に変位させるように操作する。
こうして、前記トリガー30の変位に応じて動作する機構が切り替えられるように、前記切替ピン85を前記パンチレバー91の後端部95に上方から係合させる。そして、このように前記切替レバー80を前記第2切替操作位置に変位させたままでの状態で前記トリガー30を更に握り、図15に示すように、前記切替レバー80と共に前記操作位置に変位するように操作する。
この操作時には、前記パンチレバー91が前記切替ピン85により押され、前記第8ピン94を支点として図14中時計回りに回動する。そのため、前記ホルダー92が上方へ変位する。したがって、前記パンチ93が、図16に示すように、前記セット部23にセット済みの前記ヘッド部11内において前記バンド部10の先端部13側の一部を前記凸部99に変形させるように上方へ変位する。
さらに、前記引締工程(前記固定工程)の終了後には、前記切断機構100を用いて、前記バンド部10の先端部13側の余分な部分を除去するための切断工程を行う。本実施形態においては、前記固定工程における前記切替レバー80および前記トリガー30の一度の操作によって、前記切断工程を前記固定工程と略同時期に行うことができるものとなっている。
すなわち、前述のように前記切替レバー80および前記トリガー30の操作により前記ホルダー92が上方へ変位する際とき、前記カッター刃101が、前記固定機構90による固定開始後、前記戻止チャック71と前記セット部23にセットされた前記ヘッド部11との間において前記バンド部10の先端部13側を前後に分断すべく上方へ変位を開始する。
したがって、前記固定機構90が、前記バンド部10の先端部13側をその基端部12に前記ヘッド部11を用いて固定することとなる。しかも、前記切断機構100が、前記バンド部10の先端部13側における前記余分な部分を切断除去することとなる。その後、前記トリガー30および前記切替レバー80を元の状態に戻すべく放す。
そのため、前記固定機構90および前記切断機構100は元の状態に戻る。そしてこのように前記固定工程および前記切断工程を終了させた後、前記ヘッド部11を前記セット部23から外すとともに、前記バンド部10の先端部13側における前記余計な部分を前記保持機構70等から外す。これにより、前記手動結束工具1を用いた前記結束作業の実施を完了させる。
以上のことから、前記手動結束工具1によれば、所望の引締力を有する前記結束バンド2によって前記被結束対象3を結束することができる。この際には、前記固定機構90による前記バンド部10の固定、および、前記切断機構100による前記バンド部10の切断を、前記引締機構40の動作結果にかかわらず、任意に時期に実行することが可能となる。
したがって、前記結束バンド2による前記被結束対象3の実際の締付具合が適切な状態となるまで、これを目視等で確認しながら、前記バンド部10の引締めを実行することが可能となる。よって、前記固定機構90による前記バンド部10の固定、および、前記切断機構100による前記バンド部10の切断を、前記バンド部10の引締めが不十分な状態で実行することを回避できる。
すなわち、前記バンド部10の固定および切断を、例えば、前記結束バンド2が前記被結束対象3を傷つけるおそれがあるほどきつく締め付けた状態、または、前記被結束対象3である多数の線状部材の束がばらけるおそれがあるほど緩く締め付けた状態で実行することを回避できる。結果、前記結束バンド2の適切な締め付けを実行できる。
また、本実施形態においては、前記工具本体20がピストル形状を有し、前記セット部23が、前記工具本体20の銃口部分に相当する領域に配置されている。つまり、前記セット部23が前記工具本体20における比較的に細い前端部(先端部)に設けられ、前記結束作業時、前記セット部23にセットされた前記ヘッド部11から前記バンド部10を延ばすことができるようになっている。
このような構成により、前記被結束対象3がその周囲に設置物がある場所等の作業空間が比較的狭い場所に配置されている場合であっても、前記手動結束工具1を用いるとき、前記セット部23(前記ヘッド部11)を前記被結束対象3に接近させやすくなる。したがって、前記手動結束工具1および前記結束バンド2の取扱性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、前記セット部23が、前記ハンドル部22の突出方向と反対側(上側)に位置するように、前記筐体部21の先端部に配置されているので、前記結束バンド2を前記手動結束工具1に取り付けた場合に、前記バンド部10が引っ張られるとき、前記バンド部10の先端部13側が前記トリガー30等を握る手にあたる問題の発生を防止できる。
また、本実施形態においては、図2および図17Aに示すように、前記工具本体20のセット部23が、前記筐体部21に着脱可能に取り付けられている。したがって、幅W2を有する前通過路29を含む別のセット部113(図17B参照)に前記セット部23を代えるだけで、前記結束バンド2とは異なるバンド幅を有する別の結束バンドに対して前記手動結束工具1の大部分を利用できる。
つまり、前記別の結束バンドを用いた結束作業を行いたい場合、前記セット部23と別途用意した前記別のセット部113とを交換するだけで、前記手動結束工具1(前記セット部23を除く)を使用することが可能となる。よって、前記手動結束工具1とは別の手動結束工具(全部)を用意せずに済み、前記手動結束工具1をさまざまな結束バンドに低コストで対応可能なものにできる。
また、本実施形態においては、前記切替レバー80は、前記ハンドル部22および前記トリガー30の各々と一緒に握られ得るように、前記工具本体20に対して前記トリガー30と一体的に変位可能にかつ前記トリガー30に対して相対的に変位可能に、前記トリガー30に取り付けられている。
このような構成により、前記引締機構40を動作させるために前記ハンドル部22および前記トリガー30を操作した後、前記トリガー30の変位に応じて動作する機構を前記引締機構40から前記固定機構90および前記切断機構100に切り替えて動作させるとき、前記トリガー30等の持ち替えを行わずとも、前記トリガー30等を握ったまま前記切替レバー80を更に握り、前記切替レバー80を、そしてこれに加えて前記トリガー30を操作することが可能となる。したがって、前記手動結束工具1の操作を簡単にかつ迅速に実行できる。
また、本実施形態においては、前記手動結束工具1が、前記トリガー30の変位中に前記切替レバー80による切替を不能とする機構を有している。すなわち、前記トリガー30が前記引締機構40の動作のために前記非操作位置から変位した位置にある場合、前記切替レバー80が操作されても、前記切替ピン85が前記パンチレバー91に係合不能となるようになっている。
このような構成により、前記切替レバー80を意図せず変位させた場合(例えば、前記引締工程において前記トリガー30および前記ハンドル部22を握らない指を前記切替レバー80に当ててしまった場合)に、前記バンド部10に関する固定および切断が実行されるように、前記固定機構90および前記切断機構100を誤って動作させることを防止できる。
また、本実施形態において、前記手動結束工具1は、前記引締力調節機構120を備えている。前記引締力調節機構120は、前記引締機構40による前記結束バンド2の引締力の最大値を上昇または低下させるべく調節するためのものである。前述のとおり、前記引締工程の終了時期は、前記引締力調節機構120により設定された最大値(設定値)に基づき判断可能となっている。
図5、図6および図18に示すように、前記引締力調節機構120は、前記テンションスライド121と、テンションスルー122と、テンションプレート123と、テンションベース124と、テンションダイヤル125と、ローリングカム126と、圧縮コイルバネ127とを有している。前記引締力調節機構120は、前記筐体部21の後部に設けられている。
前記テンションスライド121は、上下方向に延設され、前記トリガーリンク42における前記左右の板部57間に配置されている。前記テンションスライド121の下端部は前記引締レバー41および前記トリガーリンク42に前記第1ピン54を介して連結され、前記テンションスライド121の上端部は前記テンションスルー122にローラーピン131を介して連結されている。
前記テンションスルー122は、前記ブッシュ35の後側に配置され、前記筐体部21に第9ピン130を介して回動自在に支持されている。前記テンションスルー122の前部には、前記ローラーピン131を回動可能に嵌合する凹部133が備えられている。前記テンションスルー122の後部には、第10ピン132を概ね前後方向に往復移動可能に挿通する長孔135が備えられている。
前記テンションプレート123は、U字形状を有している。前記テンションプレート123は、その閉塞部が前記テンションスルー122の後方に位置するように、前記テンションスルー122を左右から挟んだ状態で配置されている。前記テンションプレート123は、前記テンションスルー122に前記第9ピン132を介して連結されている。
前記テンションベース124は、前記テンションプレート123の閉塞部の後方に所定間隔を隔てて配置されている。前記テンションベース124の後側には、前記テンションダイヤル125が前記筐体部21外に露出するように設けられている。前記テンションベース124の前側には、前記ローリングカム126が前記筐体部21に対して前後方向に往復移動可能に設けられている。
前記テンションダイヤル125は、複数の回動状態のうちのいずれかに保持され得る。前記ローリングカム126は、前記テンションダイヤル125の回動状態に応じて前後方向に所定量移動した位置に保持され得る。そして、前記圧縮コイルバネ127が、伸縮方向が前後方向となるように、前記テンションプレート123と前記ローリングカム126との間に設けられている。
こうして、前記引締機構40の動作時、前記結束バンド2の引締力が最大値に達するまでの間であれば、前記ローラーピン131がその位置を保持するように前記テンションスルー122により前方側へ所定の力で押され、前記テンションスライド121がこのローラーピン131を支点として前記引締レバー41および前記トリガーリンク42と連動して回動することとなる。
そして、前記結束バンド2の引締力が最大値に達すれば、前記トリガー30の操作時、図19に示すように、前記テンションスライド121が変位するように前記テンションスルー122が回動する。この際、前記第1ピン54が、前記トリガーリンク42の凹部59との係合を解除すべく、前記長孔53の下部内へ移動しつつ、当該凹部59に連設された段部137に移動する。
これにより、前記トリガーリンク42が、前記引締レバー41に連動しなくなる。そのため、前記引締レバー41が回動しても、前記後チャックバー44および前記前チャックバー45が往復移動しなくなる。したがって、この場合、前記トリガー30を変位させることはできるものの、前記引締機構40により前記結束バンド2の引締力がさらに上昇しようとすることはない。
このような構成により、前記テンションダイヤル125を左右一方に回動操作した場合、前記ローリングカム126の移動により前記圧縮コイルバネ127を圧縮した状態に保持し、前記テンションスルー122(前記ローラーピン131)をより強い力で押すことが可能となる。よって、前記引締機構40による前記結束バンド2の引締力の最大値を上昇する方向に調節することが可能となる。
逆に、前記テンションダイヤル125を左右他方に回動操作した場合、前記ローリングカム126の移動により前記圧縮コイルバネ127を伸長させた状態に保持し、前記テンションスルー122(前記ローラーピン131)をより弱い力で押すことが可能となる。よって、前記引締機構40による前記結束バンド2の引締力の最大値を低下する方向に調節することが可能となる。
なお、前記テンションダイヤル125に関する前記複数の回動状態は、本実施形態においては、前記引締力調節機構120の動作を無効にする所定の回動状態を含む。前述の前記引締力調節機構120についての説明は、前記テンションダイヤル125が、前記所定の回動状態を除くいずれかの回動状態に回動操作された場合のものである。
また、本実施形態においては、図5に示すように、前記手動結束工具1は、解除操作具を備えている。前記解除操作具は、前記工具本体20に対して変位可能に設けられている。前記解除操作具は、人為的に操作可能な解除ピン140である。前記解除ピン140は、左右方向に延設され、長手方向一端部側(左端部側)が前記筐体部21の長孔141を貫通するように配置されている。
前記解除ピン140は、前記筐体部21に対して前記長孔141に沿って前後方向に変位可能に設けられており、前記長孔141の後側に位置する非解除操作位置と、この非解除操作位置よりも前記長孔141の前側に位置する解除操作位置とをとり得るようになっている。前記解除ピン140は、前記筐体部21外に露出した状態に保持される。
また、本実施形態においては、前記手動結束工具1は、前記解除機構150を備えている。前記解除機構150は、前記保持機構70による前記結束バンド2のバンド部10の保持を前記解除ピン140の変位に応じて解除し得るように構成されている。図20および図21に示すように、前記解除機構150は、移動体151と、押圧体152と、連結体153とを有している。
前記移動体151は、前後方向に延設され、前記保持機構70(前記戻止チャック71)の後方に配置されている。前記移動体151は、前記筐体部21の内面側に設けられたガイド溝155に沿って前後方向に往復移動可能に当該筐体部21に支持されている。前記移動体151の後部には、前記解除ピン140の長手方向他端部側(右端部側)が固定されている。
前記押圧体152は、棒状部材からなり、前後方向に延設されている。前記押圧体152は、前記移動体151と前記戻止チャック71との間において前後方向に往復移動可能に配置されている。前記押圧体152の後端部には、屈曲部156が備えられている。前記押圧体152は、前記屈曲部156を介して前記移動体の151と一体的に連結されている。
前記連結体153は、前記押圧体152の前方に配置されている。前記連結体153は、前記戻止チャック71と連係して動作するように当該戻止チャック71に一体的に設けられている。前記連結体153は、前記押圧体152の前端部に対向する接触面を有し、この接触面で前記押圧体152の前端部と接触可能なようになっている。
図20および図21に示すように、前記解除機構150は、前記解除ピン140が前記非解除操作位置にあるとき、前記押圧体152の前端部が前記連結体153に当接(または離間)するようになっている。そのため、この際には、前記解除機構150により、前記保持機構70の作用(前記戻止チャック71が前記バンド部10の先端部13側を掴む作用)を阻害せずに済む。
そして、図22に示すように、前記解除機構150は、前記解除ピン140が前記解除操作位置に変位操作されると、前記戻止チャック71が図20中時計回りに回動するように、前記押圧体152が前記連結体153を押圧する構成とされている。そのため、この際、前記解除機構150は、前記バンド部10の先端部13側が移動自在となるように前記前通過路29を解放状態に変える。
このような前記解除ピン140の操作が終了した場合、前記解除ピン140は、前記非解除操作位置に復帰するように前記キックバネ74の力により図22中後方へ移動させられる。なお、前記解除ピン140は、誤操作の発生をできるだけ避けるべく、前記筐体部21に対して前記トリガー30の突出方向(下方)とは異なる方向(左方)に突設されている。
したがって、前記結束バンド2のヘッド部11を前記工具本体20のセット部23にセットした状態で、前記バンド部10の先端部13側を前記保持機構70により保持させた場合、前記解除機構150を用いて前記バンド部10の先端部13側を前記保持機構70から解放し、前記工具本体20に対して任意の方向(前方または後方)に移動させることが可能となる。
よって、前記手動結束工具1への前記結束バンド2の取付後、前記結束バンド2による締付位置が誤っている場合、または、前記被結束対象3が不完全なものである場合等に、前記結束バンド2全部を前記手動結束工具1から取り外したり、前記バンド部10の先端部13側を前記ヘッド部11に対し戻り移動させたりして、前記結束バンド2に係る作業を簡単にかつ迅速にやり直すことができる。
1 手動結束工具
2 結束バンド
3 被結束対象
10 バンド部
11 ヘッド部
20 工具本体
21 筐体部
22 ハンドル部
23 セット部
30 トリガー(第1操作具・第2操作具および第3操作具の一部)
40 引締機構
70 保持機構
80 切替レバー(第2操作具および第3操作具の切替操作具)
85 切替ピン
90 固定機構
100 切断機構

Claims (8)

  1. 帯状のバンド部と、前記バンド部の長手方向一端部に設けられたヘッド部とを備える金属製の結束バンドにより被結束対象を結束するために、前記結束バンドに対して用いられ得る手動結束工具において、
    筐体部、前記筐体部から突設されたハンドル部、および、前記筐体部に連設されかつ前記結束バンドのヘッド部をセット可能に形成されたセット部を有する工具本体と、
    前記ハンドル部と対向するように、前記工具本体に対して変位可能に設けられた第1操作具と、
    前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第1操作具の変位操作に応じて、前記ヘッド部に対し離れる方向へ引っ張ることができるように構成された引締機構と、
    前記引締機構により引っ張られた前記バンド部の長手方向他端部側を、これが前記ヘッド部側へ戻り移動しないように、前記工具本体に保持し得る保持機構と、
    前記工具本体に対して変位可能に設けられた第2操作具と、
    前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過中の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第2操作具の変位操作に応じて、前記バンド部の長手方向一端部に前記ヘッド部を用いて固定することができるように構成された固定機構と、
    前記工具本体に対して変位可能に設けられた第3操作具と、
    前記セット部にセット済みの前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側を、前記第3操作具の変位操作に応じて、前記バンド部の長手方向に分離すべく切断することができるように構成された切断機構とを備える手動結束工具。
  2. 前記工具本体は、ピストル形状を有し、
    前記セット部は、前記工具本体において銃口部分に相当する領域に配置されている、請求項1に記載の手動結束工具。
  3. 前記セット部は、当該セット部にセットされた前記ヘッド部を通過後の前記バンド部の長手方向他端部側が前記筐体部を挟んで前記ハンドル部と反対側に位置するように、前記工具本体に備えられている、請求項1または請求項2に記載の手動結束工具。
  4. 前記セット部は、前記筐体部に着脱可能に取り付けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の手動結束工具。
  5. 前記第2操作具と前記第3操作具とは、同一の操作具である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の手動結束工具。
  6. 前記第2操作具と前記第3操作具とは、それぞれ、
    前記第1操作具と、
    前記第1操作具の変位に応じて動作する機構を前記引締機構と前記固定機構および前記切断機構との間で切り替えるための切替操作具とを用いて構成されている、請求項5に記載の手動結束工具。
  7. 前記切替操作具は、前記ハンドル部および前記第1操作具の各々と一緒に握られ得るように、前記工具本体に対して前記第1操作具と一体的に変位可能にかつ前記第1操作具に対して相対的に変位可能に、前記第1操作具に取り付けられている、請求項6に記載の手動結束工具。
  8. 前記第1操作具の変位中に前記切替操作具による切替を不能とする機構を有している、請求項6または請求項7に記載の手動結束工具。
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