JPWO2017179508A1 - A/d変換器およびそれを備えるセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

変調器出力の後段に再生用のポストフィルタを備える必要がなく、回路構成を簡略化して回路規模を小さくすることが可能なA/D変換器、また、インピーダンス変換回路を設ける必要がなく、小型で低消費電力のセンサ装置を提供する。このために本発明では、A/D変換器21Aは、加算器22、量子化器23、予測フィルタ24AおよびD/A変換器26を備える。加算器22はアナログ入力信号uと予測値pとの差分を演算する。量子化器23はこの差分を量子化し、アナログ入力信号uをデジタル信号Dに変換する。予測フィルタ24Aはデジタル信号Dから予測値Pを生成し、さらに遅延器25で予測値Pを遅延させて出力する。D/A変換器26は、予測値Pをアナログ信号に変換して予測値pとし、加算器22へ出力する。D/A変換器26によってアナログ信号に変換される前の予測値Pは、アナログ入力信号uのA/D変換出力Doutとされる。

Description

本発明は、アナログ入力信号と予測フィルタから出力される予測値との差分を量子化器で量子化してアナログ入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、およびそれを備えるセンサ装置に関するものである。
従来、この種のA/D変換器としては、例えば、特許文献1に開示されたオーバーサンプリング型A/D変換器がある。このオーバーサンプリング型A/D変換器は、図1(a)に概略構成が示される混合型変調器12によって構成される。混合型変調器12は、同図(b)に示すΔ変調器1によるΔ(デルタ)変調と、ΔΣ変調器によるΔΣ(デルタシグマ)変調とを併用する。同図(b)に示すΔ変調器1は、量子化器2の出力を遅延器3によって1サンプリング時間遅らせ、予測フィルタ4によって積分して予測値として加算器5へ出力する。予測値は、この際、図示しないD/A変換器でアナログ信号に変換されて加算器5へ出力される。加算器5は入力信号と予測値との差分を量子化器2へ出力する。量子化器2は、サンプリングクロックが入力される毎にしきい値の値に応じて入力信号を量子化する。ΔΣ変調器は、同図(a)に示す混合型変調器12から予測フィルタ4と加算器5とを除いた構成をし、量子化器2の出力を遅延器3によって1サンプリング時間遅延させた信号と入力信号との差分を加算器7で演算する。この差分は、積分器6によって離散時間積分されることで、高い周波数領域で量子化雑音スペクトラムが増加する形にノイズシェーピングされて、量子化器2で量子化される。
混合型変調器12は、量子化器2の出力が遅延器3で遅延させられた信号を予測フィルタ4で積分して予測値を生成し、加算器5で入力信号と予測値との差分を演算する。そして、この差分に対して、上記のΔΣ変調を行う。つまり、加算器7で、量子化器2の出力を遅延器3によって遅延させた信号と加算器5の出力との差分をとり、積分器6によって積分して、量子化器2によって量子化する。
特許文献1に開示された混合型変調器12では、差分判定器13にて加算器5から出力される差分がしきい値を超えたことを検出すると、スイッチSW1をa端子側に切り替え、スイッチSW2を開状態にする。これにより、図1(a)に示される混合型変調器12は同図(b)に示されるΔ変調器1に変化し、Δ変調部の傾斜過負荷を起こさせる大きなステップが入力信号として入力された場合でも、オーバーサンプリングクロックの1クロック後にΔ変調器1に切り替わるため、リンギングが生じなくなる。
混合型変調器12は、Δ変調器1の長所とΔΣ変調器の長所とを併せ持ち、Δ変調によって入力電圧範囲を広げると共に、ΔΣ変調におけるノイズシェーピングによって量子化雑音を高域側へ追いやって、必要とされる信号帯域における量子化雑音を低減する。混合型変調器12の出力は入力の微分となるため、A/D変換器の実際の使用に当たっては、同図(a)に示すように再生用のポストフィルタ14が混合型変調器12の後段に必要とされる。ポストフィルタ14で積分された混合型変調器12の出力は、さらに図示しないポストフィルタによって信号帯域外の量子化雑音が遮断される。
また、量子化雑音をノイズシェーピングするΔΣ変調器として、従来、特許文献2に開示された連続時間系2次低域通過型ΔΣ変調器がある。このΔΣ変調器でも、量子化器で発生する量子化雑音はノイズシェーピングを受けて高周波数領域に移され、信号帯域内では高いSN比が得られる。
特開2003−318736号公報 特開2010−263483号公報
混合型変調器12を用いて構成される特許文献1に開示された上記従来のA/D変換器では、上述のように、混合型変調器12の後段にポストフィルタ14が必要とされる。また、Δ変調器1を用いて構成されるA/D変換器でも、同様に、出力が入力の微分となるため、図1(b)に示すように、Δ変調器1の後段に再生用のポストフィルタ14が必要とされる。このため、従来のA/D変換器では、再生用のポストフィルタ14が必要とされる分、回路規模が大きくなっていた。
また、特許文献1に開示された上記従来のA/D変換器や、特許文献2に開示されたΔΣ変調器では、ノイズシェーピングによって量子化雑音を高周波数領域に移すため、後段に必要とされるポストフィルタには、信号帯域外の量子化雑音を遮断するために急峻なフィルタ特性が要求される。このため、ノイズシェーピングを用いる従来のA/D変換器では、ノイズシェーピング用の積分器6が必要になるのに加え、ポストフィルタを急峻なフィルタ特性に構成する必要があるため、回路規模が大きくなっていた。
また、特許文献1に開示された上記従来のA/D変換器を備えるセンサ装置では、加算器5の入力インピーダンスを入力信号源の出力インピーダンスよりも十分高くとらなければならない。このため、容量性の電荷出力素子を入力信号源とした場合、電荷出力素子自身のインピーダンスが高いため、電荷出力素子と加算器5との間にインピーダンス変換回路を設ける必要がある。また、容量性の電荷出力素子の出力を検出するためには、積分器6において電荷の複製、加算のためにアンプが必要となるが、このアンプを駆動するためにA/D変換器の消費電力が大きくなってしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
アナログ入力信号と予測値との差分を演算する加算器と、加算器から出力される差分を量子化してアナログ入力信号をデジタル信号に変換する量子化器と、量子化器から出力されるデジタル信号から予測値を生成する予測フィルタと、予測値をデジタル信号からアナログ信号に変換して加算器へ出力するD/A変換器とを備えるA/D変換器において、
D/A変換器によってアナログ信号に変換される前の予測値を加算器に入力されるアナログ入力信号のA/D変換出力とすることを特徴とする。
本構成によれば、予測フィルタによって加算器にフィードバックされるアナログ変換される前のデジタル値の予測値が、加算器に入力されるアナログ入力信号のA/D変換出力とされる。このため、従来のように、変調器出力の後段に再生用のポストフィルタを備える必要がなくなり、回路構成を簡略化して回路規模を小さくすることが可能なA/D変換器を提供することが出来る。
このような予測フィルタは、積分器と不完全微分器と遅延器が直列接続されて構成され,積分器と不完全微分器との直列接続回路によって予測値を生成する直列回路と、直列接続回路によって生成される予測値を遅延させる第2の遅延器と、第2の遅延器の出力に1倍以下の係数を乗じた値と予測フィルタの入力との差分を演算し,差分を直列接続回路へ出力する第2の加算器とから、構成される。
積分器と不完全微分器との直列接続回路は、特に、2つの積分器と1つの不完全微分器とが直列接続されて構成されることで、予測フィルタによって加算器にフィードバックされる予測値、すなわち、アナログ入力信号のA/D変換出力は、より正確なものとなる。
また、このような予測フィルタは、予測フィルタで生成される予測値に1倍以下の係数を乗じた値と予測フィルタの入力との差分を演算する第2の加算器と、第2の加算器の出力を積分する積分器と、予測フィルタで生成される予測値に1倍以下の係数を乗じた値と積分器の出力との差分を演算して予測値を生成する第3の加算器とからも、構成される。
この構成において、特に、予測フィルタで生成される予測値に1倍以下の係数を乗じた値と積分器の出力との差分を演算する第4の加算器と、第4の加算器の出力を積分する第2の積分器とを備え、第3の加算器が、予測フィルタで生成される予測値に1倍以下の係数を乗じた値と第2の積分器の出力との差分を演算して予測値を生成する構成とすることで、予測フィルタによって加算器にフィードバックされる予測値、すなわち、アナログ入力信号のA/D変換出力は、より正確なものとなる。
また、本発明は、量子化器の出力が予測フィルタを介して加算器にフィードバックされる経路に少なくとも1つの減衰器を備えることを特徴とする。
量子化雑音の周波数スペクトラムは、加算器、量子化器、予測フィルタおよびD/A変換器によってΔ変調が行われることで、パワー・スペクトラム密度が周波数によらない平坦な一様の周波数分布特性を示すが、本構成によれば、量子化器の出力に含まれる量子化雑音は、フィードバック経路において減衰器によって減衰する。したがって、Δ変調による量子化雑音の一様な周波数分布特性は、量子化雑音が減衰器によって減衰することで、パワー・スペクトラム密度がより低い平坦な一様の周波数分布特性を示すようになる。このため、予測フィルタによって加算器にフィードバックされる予測値、すなわち、アナログ入力信号のA/D変換出力は、積分器によってノイズシェーピングをすることなく、量子化雑音が信号帯域において低減し、信号対量子化雑音比(SQNR)を改善することが出来る。よって、ノイズシェーピングをするのに必要とされる積分器が不要になるのに加え、ノイズシェーピングによって高周波数領域に移された量子化雑音を低減するために、ポストフィルタに急峻なフィルタ特性が必要とされなくなる。この結果、SQNRを改善してA/D変換することが可能なA/D変換器を小型化して提供することが出来る。
また、本発明は、遅延器が量子化器と位相の異なるクロック信号で動作することを特徴とする。
本構成によれば、遅延器に与えられるクロック信号による遅延器の動作後、量子化器に与えられる位相の異なるクロック信号による量子化器の動作開始前までの時間を、D/A変換器の出力セトリング時間として使用することが出来る。このため、D/A変換器に要求されるセトリング時間を回路規模を大きくすること無く確保することが出来、A/D変換器の小型化が図れる。
また、本発明は、上記のいずれかのA/D変換器の入力における加算器が、容量性電荷出力素子とコンデンサとの直列回路からなる容量型加算器によって構成され、容量性電荷出力素子とコンデンサとの接続点が量子化器の入力に接続されるセンサ装置を構成した。
本構成によれば、アナログ入力信号と予測値との差分を演算する加算器が、入力信号源である容量性電荷出力素子とコンデンサとの直列回路からなる容量型加算器によって構成され、容量性電荷出力素子自身の有する容量成分が容量型加算器を構成する容量の一部に用いられる。このため、容量性電荷出力素子がアナログ入力信号と予測値との差分を演算する加算器の一部を構成する。したがって、A/D変換器の入力に設けられる加算器と、入力信号源であるインピーダンスの高い容量性電荷出力素子との間に、従来のようにインピーダンス変換回路を設ける必要が無くなり、また、容量型加算器は受動素子のみで構成されることからアンプが不要となるため、センサ装置を低消費電力化および小型化して提供することが出来る。
また、本発明は、D/A変換器が、一方の端子が前記接続点に共通に接続されて並列接続された、容量が重みづけされた複数のコンデンサを備えて構成され、各コンデンサの他方の端子への印加電圧を選択することにより前記接続点の電圧値を予測値に応じたアナログ電圧値にD/A変換することを特徴とする。
本構成によれば、予測フィルタから出力される予測値は、容量型加算器を構成する各コンデンサへの印加電圧が予測値に応じて選択されることで、デジタル値からアナログ電圧値に変換される。このため、容量性電荷出力素子が出力するアナログ信号電圧値と予測フィルタから出力される予測値とのアナログ加算演算が行えるようになる。
本発明によれば、変調器出力の後段に再生用のポストフィルタを備える必要がなくなり、回路構成を簡略化して回路規模を小さくすることが可能なA/D変換器を提供することが出来る。また、インピーダンス変換回路を設ける必要がなく、アンプが不要で小型で低消費電力のセンサ装置を提供することが出来る。
(a)は、Δ変調とΔΣ変調とを併用した混合型変調器から構成される従来のA/D変換器を示す回路ブロック図、(b)は、Δ変調器から構成される従来のA/D変換器を示す回路ブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるA/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図である。 第1の実施形態の変形例によるA/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるA/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図である。 第2の実施形態の変形例によるA/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるセンサ装置の概略構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるセンサ装置の概略構成を示す回路ブロック図である。
次に、本発明のA/D変換器およびそれを備えるセンサ装置を実施するための形態について、説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態によるA/D変換器21Aの概略構成を示す回路ブロック図である。
A/D変換器21Aは、加算器22、量子化器23、予測フィルタ24AおよびD/A変換器26を備えて構成される。加算器22はアナログ入力信号uと予測値pとの差分を演算する。量子化器23は、加算器22から出力される差分をサンプリングクロックclkが入力される毎に量子化して符号化し、アナログ入力信号uをデジタル信号Dに変換する。予測フィルタ24Aは、量子化器23から出力されるデジタル信号Dから予測値Pを生成し、さらに遅延器25で予測値Pを遅延させて出力する。D/A変換器26は、予測値Pをデジタル信号からアナログ信号に変換して予測値pとし、加算器22へ出力する。A/D変換器21Aでは、D/A変換器26によってアナログ信号に変換される前の予測値Pが、加算器22に入力されるアナログ入力信号uのA/D変換出力Doutとされる。
この第1の実施形態によるA/D変換器21Aにおける予測フィルタ24Aは、第2の遅延器27、乗算器28、第2の加算器29、減衰器30、および、積分器31と不完全微分器32と遅延器25の直列回路から、構成される。積分器31と不完全微分器32との直列接続回路の出力は、第2の遅延器27により遅延させられ、乗算器28により1倍以下の係数、本実施形態では1/2の係数が乗じられる。第2の加算器29は、乗算器28の出力を予測フィルタ24Aの入力から減算する。減衰器30は、量子化器23の出力が予測フィルタ24Aを介して加算器22にフィードバックされる経路に備えられ、第2の加算器29の出力を1/2(nは任意の値)に減衰させる。積分器31と不完全微分器32との直列接続回路は、減衰器30によって減衰させられた第2の加算器29の出力を入力とし、積分および微分した結果得られる予測値Pを遅延器25へ出力する。上記の直列接続回路における積分器31と不完全微分器32との接続順は図と逆でもよく、また、減衰器30の配置位置もフィードバック経路において任意である。
このような第1の実施形態によるA/D変換器21Aによれば、予測フィルタ24Aによって加算器22にフィードバックされるアナログ変換される前のデジタル値の予測値Pが、加算器22に入力されるアナログ入力信号uのA/D変換出力Doutとされる。このため、従来の図1に示されるA/D変換器のように、変調器出力の後段に再生用のポストフィルタ14を備える必要がなくなり、回路構成を簡略化して回路規模を小さくすることが可能なA/D変換器21Aを提供することが出来る。
また、量子化雑音Qの周波数スペクトラムは、加算器22、量子化器23、予測フィルタ24AおよびD/A変換器26によってΔ変調が行われることで、パワー・スペクトラム密度が周波数によらない平坦な一様の周波数分布特性を示すが、本構成によれば、量子化器23の出力に含まれる量子化雑音Qは、フィードバック経路において減衰器30によって減衰する。
したがって、Δ変調による量子化雑音Qの一様な周波数分布特性は、量子化雑音Qが減衰器30によって減衰することで、パワー・スペクトラム密度がより低い平坦な一様の周波数分布特性を示すようになる。このため、予測フィルタ24Aによって加算器22にフィードバックされる予測値P、すなわち、アナログ入力信号uのA/D変換出力Doutは、図1(a)に示すA/D変換器における積分器6等によってノイズシェーピングをすることなく、量子化雑音Qが信号帯域において低減し、信号対量子化雑音比(SQNR)を改善することが出来る。よって、ノイズシェーピングをするのに必要とされる積分器6等が不要になるのに加え、ノイズシェーピングによって高周波数領域に移された量子化雑音Qを低減するために、ポストフィルタに急峻なフィルタ特性が必要とされなくなる。この結果、SQNRを改善してA/D変換することが可能なA/D変換器21Aを小型化して提供することが出来る。
図3は、第1の実施形態によるA/D変換器21Aの変形例によるA/D変換器21aの概略構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において図2と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
この変形例によるA/D変換器21aは、予測フィルタ24aの構成が第1の実施形態によるA/D変換器21Aにおける予測フィルタ24Aと相違し、その他の構成は第1の実施形態によるA/D変換器21Aと同じである。予測フィルタ24aは、2つの積分器31,34と1つの不完全微分器32とが直列接続されて直列接続回路が構成され、量子化器23の出力が予測フィルタ24aを介して加算器22にフィードバックされる経路に2つの減衰器30,33が備えられる点が、上述の予測フィルタ24Aと相違する。直列接続回路における2つの積分器31,34と1つの不完全微分器32との接続順は、順不同である。また、減衰器30,33の配置位置もフィードバック経路において任意であり、その数も少なくとも1つあればよい。減衰器33は入力を1/2(mは任意の値)に減衰させて出力する。
変形例によるA/D変換器21aは、第1の実施形態によるA/D変換器21Aと同様な作用効果を奏する。さらに、予測フィルタ24aを上記のように構成することで、予測フィルタ24aによって加算器22にフィードバックされる予測値P、すなわち、アナログ入力信号uのA/D変換出力Doutは、より正確なものとなる。
なお、第1の実施形態によるA/D変換器21Aおよびその変形例によるA/D変換器21aにおいて、遅延器25を予測フィルタ24A,24aの出力の直前に設けるのではなく、量子化器23と予測フィルタ24A,24aの入力との間に設けるようにしてもよい。この構成によっても上記の実施形態および変形例と同様な作用効果が奏される。
図4は、本発明の第2の実施形態によるA/D変換器21Bの概略構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において図2と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第2の実施形態によるA/D変換器21Bは、予測フィルタ24Bの構成が第1の実施形態によるA/D変換器21Aにおける予測フィルタ24Aと相違する。その他の構成は第1の実施形態によるA/D変換器21Aと同じで、D/A変換器26によってアナログ信号に変換される前の予測値Pが、加算器22に入力されるアナログ入力信号uのA/D変換出力Doutとされる。
予測フィルタ24Bは、遅延器25、乗算器28、第2の加算器29、減衰器30、積分器31および第3の加算器35から、構成される。乗算器28は、予測フィルタ24Bで生成されて遅延器25から出力される予測値Pに1倍以下の係数、本実施形態では1/2の係数を乗じる。第2の加算器29は、予測フィルタ24Bの入力から乗算器28の出力を減算する。減衰器30は、量子化器23の出力が予測フィルタ24Bを介して加算器22にフィードバックされる経路に備えられ、第2の加算器29の出力を1/2に減衰させる。積分器31は減衰させられた第2の加算器29の出力を積分する。第3の加算器35は、積分器31の出力から遅延器25の出力に1/2の係数を乗じた値を減算して予測値Pを生成する。遅延器25、乗算器28および第3の加算器35は微分器36を構成している。
このような第2の実施形態によるA/D変換器21Bによっても、第1の実施形態によるA/D変換器21Aと同様な作用効果が奏され、従来のように再生用のポストフィルタ14(図1参照)を備える必要がなくなり、回路構成を簡略化して回路規模を小さくすることが可能なA/D変換器21Bを提供することが出来る。また、ノイズシェーピングをするのに必要とされる積分器6等が不要になるのに加え、ポストフィルタに急峻なフィルタ特性を持たす必要がなくなり、SQNRを改善してA/D変換することが可能なA/D変換器21Bを小型化して提供することが出来る。
図5は、第2の実施形態によるA/D変換器21Bの変形例によるA/D変換器21bの概略構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
この変形例によるA/D変換器21bは、予測フィルタ24bの構成が第2の実施形態によるA/D変換器21Bにおける予測フィルタ24Bと相違し、その他の構成は第2の実施形態によるA/D変換器21Bと同じである。この変形例によるA/D変換器21bにおける予測フィルタ24bは、積分器31の出力から乗算器28の出力、すなわち、予測フィルタ24bで生成される予測値Pに1/2の係数を乗じた値を減算する第4の加算器37と、第4の加算器37の出力を1/2に減衰させる減衰器33と、第4の加算器37の出力を積分する第2の積分器34とを備え、第3の加算器35が、第2の積分器34の出力から乗算器28の出力を減算する。減衰器30,33の配置位置は、量子化器23の出力の加算器22へのフィードバック経路において任意であり、その数も少なくとも1つあればよい。
変形例によるA/D変換器21bは、第2の実施形態によるA/D変換器21Bと同様な作用効果を奏する。さらに、予測フィルタ24bを上記のように構成することで、予測フィルタ24bによって加算器22にフィードバックされる予測値P、すなわち、アナログ入力信号uのA/D変換出力Doutは、より正確なものとなる。
なお、第2の実施形態によるA/D変換器21Bおよびその変形例によるA/D変換器21bにおいて、D/A変換器26の入力は、遅延器25の出力ではなく、遅延器25の入力としてもよい。また、量子化器23と予測フィルタ24B,24bの入力との間に遅延器25を設けるようにしてもよい。これらの構成によっても上記の実施形態および変形例と同様な作用効果が奏される。
また、第1の実施形態によるA/D変換器21Aおよびその変形例によるA/D変換器21a、並びに、第2の実施形態によるA/D変換器21Bおよびその変形例によるA/D変換器21bにおいて、加算器22、第2の加算器29、第3の加算器35および第4の加算器37は、いずれも既に述べたように、一方の入力から他方の入力を減算するものとして説明した。しかし、一方の入力と他方の入力との差分を演算すればよく、一方の入力をインバータ等の別の回路要素で符号反転して、他方の入力と加算する構成にしてもよい。例えば、量子化器23の出力を反転して予測フィルタ24A,24a,24B,24bに入力し、第2の加算器29が乗算器28の出力と減算ではなく加算を行うように構成してもよい。
また、第1の実施形態によるA/D変換器21Aおよびその変形例によるA/D変換器21a、並びに、第2の実施形態によるA/D変換器21Bおよびその変形例によるA/D変換器21bにおいて、遅延器25は量子化器23と必ずしも同位相のクロック信号で動作する必要はなく、量子化器23と位相の異なるクロック信号で動作する構成としてもよい。本構成によれば、遅延器25に与えられるクロック信号Xによる遅延器25の動作後、量子化器23に与えられる位相の異なるクロック信号Yによる量子化器23の動作開始前までの時間を、D/A変換器26の出力セトリング時間として使用することが出来る。このため、D/A変換器26に要求されるセトリング時間を回路規模を大きくすること無く確保することが出来、A/D変換器21A,21a,21B,21bの小型化が図れる。
図6は、図3に示されるA/D変換器21aを基本構成とした第1の実施形態によるセンサ装置41aの概略構成を示す回路ブロック図である。なお、図6において図3と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
センサ装置41aは、センサとして容量性の電荷出力素子42を備え、電荷出力素子42に生じる電荷によって形成されるアナログ入力信号uをA/D変換器21aと同様にしてデジタル信号Doutに変換する。このような容量性の電荷出力素子42としては、例えば、素子の温度変化による焦電効果によって電荷を生じる焦電型赤外センサや、圧電素子に応力を加えると応力に比例した電荷を生じる圧電セラミックス型圧力・振動・衝撃センサなどがある。
電荷出力素子42とコンデンサ43との直列回路は容量型加算器44を構成し、電荷出力素子42とコンデンサ43との接続点Jが量子化器23の入力に接続されている。コンデンサ43は、一方の端子が接続点Jに共通に接続されて並列に接続された複数のコンデンサ43a,43b,…43nによって構成される。容量型加算器44は、電荷出力素子42に生じるアナログ入力信号uと、予測フィルタ24aから出力される予測値Pとの差分を演算する。この際、予測フィルタ24aから出力されるデジタル値の予測値Pは、コンデンサ43a,43b,…43nおよびスイッチ46a,46b,…46nによって構成されるD/A変換器45により、アナログ電圧値の予測値pに変換される。予測値Pはnビットに変換され、差分を演算するためにインバータ47で反転されて、D/A変換器45に出力される。なお、インバータ47は、量子化器23と予測フィルタ24aの入力との間に設けてもよい。
予測値pは、D/A変換器45が、各コンデンサ43a,43b,…43nの他方の端子への印加電圧を選択して、コンデンサ43によって接続点Jにかかる電圧値を、デジタルの予測値Pに応じたアナログの電圧値へD/A変換することで、得られる。各コンデンサ43a,43b,…43nの他方の端子とインバータ47との間にはスイッチ46a,46b,…46nが設けられており、スイッチ46a,46b,…46nの切り替えにより、各コンデンサ43a,43b,…43nの接続点Jと反対側の他方の端子には、Vrefp電圧またはVrefn電圧が印加される。Vrefp電圧は例えば1[V]に設定され、Vrefn電圧は例えば0[V]に設定される。また、各コンデンサ43a,43b,…43nの容量値は、2×C[F],2×C[F],2×C[F],…2×C[F]に重みづけされて設定される。したがって、D/A変換器45が、予測フィルタ24aが演算したデジタル値の予測値Pに応じて各スイッチ46a,46b,…46nの切替状態を制御することで、各コンデンサ43a,43b,…43nへの印加電圧は、各コンデンサ43a,43b,…43nの合成電圧値が予測値Pに応じたアナログ電圧値になるように、選択される。
このような第1の実施形態によるセンサ装置41aによれば、予測フィルタ24aから出力される予測値Pは、容量型加算器44を構成する各コンデンサ43a,43b,…43nへの印加電圧がD/A変換器45によって予測値Pに応じて選択されることで、デジタル値からアナログ電圧値の予測値pに変換される。このため、容量性電荷出力素子42が出力するアナログ信号uの電圧値と、予測フィルタ24aから出力される予測値pとのアナログ加算演算が行えるようになる。
また、本実施形態のセンサ装置41aによれば、アナログ入力信号uと予測値pとの差分を演算する加算器が、入力信号源である容量性電荷出力素子42とコンデンサ43との直列回路からなる容量型加算器44によって構成され、容量性電荷出力素子42自身の有する容量成分が容量型加算器44を構成する容量の一部に用いられる。このため、容量性電荷出力素子42が、アナログ入力信号uと予測値pとの差分を演算する加算器の一部を構成する。したがって、A/D変換器の入力に設けられる加算器と、入力信号源であるインピーダンスの高い容量性電荷出力素子42との間に、従来のようにインピーダンス変換回路を設ける必要が無くなり、また、容量型加算器44は受動素子のみで構成されることからアンプが不要となるため、センサ装置41aを低消費電力化および小型化して提供することが出来る。
なお、センサ装置41aにおいて、予測フィルタ24aに代えて図2に示す予測フィルタ24Aを用いるようにし、A/D変換器21Aを基本構成としてセンサ装置41aを構成するようにしてもよい。このような構成のセンサ装置41aによっても同様な作用効果が奏される。
図7は、本発明の第2の実施形態によるセンサ装置41bの概略構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において図5および図6と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第2の実施形態によるセンサ装置41bは、図5に示すA/D変換器21bを基本構成にしている点だけが、第1の実施形態によるセンサ装置41aと相違する。すなわち、予測フィルタ24aに代えて予測フィルタ24bが設けられている。その他の構成は第1の実施形態によるセンサ装置41aと同じである。
このような第2の実施形態によるセンサ装置41bによっても、第1の実施形態によるセンサ装置41aと同様な作用効果が奏され、容量性電荷出力素子42が出力するアナログ信号uの電圧値と予測フィルタ24aから出力される予測値pとのアナログ加算演算が行えるようになる。また、A/D変換器の入力に設けられる加算器と、入力信号源であるインピーダンスの高い容量性電荷出力素子42との間に、従来のようにインピーダンス変換回路を設ける必要が無くなり、また、容量型加算器44は受動素子のみで構成されてアンプが不要であるため、センサ装置41bを低消費電力化および小型化して提供することが出来る。
なお、センサ装置41bにおいて、予測フィルタ24bに代えて図4に示す予測フィルタ24Bを用いるようにし、A/D変換器21Bを基本構成としてセンサ装置41bを構成するようにしてもよい。このような構成のセンサ装置41bによっても同様な作用効果が奏される。
上記の各実施形態および変形例によるセンサ装置41a,41bは、容量性電荷出力素子42を焦電型赤外センサとした場合には人感センサとして利用され、容量性電荷出力素子42を圧力・振動・衝撃センサとした場合には、工業分野の様々な場面における圧力・振動・衝撃の測定センサに利用される。
21A,21a,21B,21b…A/D変換器
22…加算器
23…量子化器
24A,24a,24B,24b…予測フィルタ
25…遅延器
26,45…D/A変換器
27…第2の遅延器
28…乗算器
29…第2の加算器
30,33…減衰器
31…積分器
32,36…微分器
34…第2の積分器
35…第3の加算器
37…第4の加算器
41a,41b…センサ装置
42…容量性電荷出力素子
43(43a,43b,…43n)…コンデンサ
44…容量型加算器
46a,46b,46n…スイッチ
47…インバータ
J…接続点

Claims (9)

  1. アナログ入力信号と予測値との差分を演算する加算器と、前記加算器から出力される前記差分を量子化してアナログ入力信号をデジタル信号に変換する量子化器と、前記量子化器から出力されるデジタル信号から前記予測値を生成する予測フィルタと、前記予測値をデジタル信号からアナログ信号に変換して前記加算器へ出力するD/A変換器とを備えるA/D変換器において、
    前記D/A変換器によってアナログ信号に変換される前の前記予測値を前記加算器に入力されるアナログ入力信号のA/D変換出力とすることを特徴とするA/D変換器。
  2. 前記予測フィルタは、積分器と不完全微分器と遅延器が直列接続されて構成され,前記積分器と不完全微分器との直列接続回路によって前記予測値を生成する直列回路と、前記直列接続回路によって生成される前記予測値を遅延させる第2の遅延器と、前記第2の遅延器の出力に1倍以下の係数を乗じた値と前記予測フィルタの入力との差分を演算し,前記差分を前記直列接続回路へ出力する第2の加算器とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  3. 前記直列接続回路は、2つの積分器と1つの不完全微分器とが直列接続されて構成されることを特徴とする請求項2に記載のA/D変換器。
  4. 前記予測フィルタは、前記予測フィルタで生成される前記予測値に1倍以下の係数を乗じた値と前記予測フィルタの入力との差分を演算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力を積分する積分器と、前記予測フィルタで生成される前記予測値に1倍以下の係数を乗じた値と前記積分器の出力との差分を演算して前記予測値を生成する第3の加算器とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  5. 前記予測フィルタで生成される前記予測値に1倍以下の係数を乗じた値と前記積分器の出力との差分を演算する第4の加算器と、前記第4の加算器の出力を積分する第2の積分器とを備え、
    前記第3の加算器は、前記予測フィルタで生成される前記予測値に1倍以下の係数を乗じた値と前記第2の積分器の出力との差分を演算して前記予測値を生成することを特徴とする請求項4に記載のA/D変換器。
  6. 前記量子化器の出力が前記予測フィルタを介して前記加算器にフィードバックされる経路に少なくとも1つの減衰器を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のA/D変換器。
  7. 前記遅延器は前記量子化器と位相の異なるクロック信号で動作することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のA/D変換器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のA/D変換器の入力における前記加算器が、容量性電荷出力素子とコンデンサとの直列回路からなる容量型加算器によって構成され、前記容量性電荷出力素子とコンデンサとの接続点が前記量子化器の入力に接続されて構成されるセンサ装置。
  9. 前記D/A変換器は、一方の端子が前記接続点に共通に接続されて並列接続された、容量が重みづけされた複数の前記コンデンサを備えて構成され、各前記コンデンサの他方の端子への印加電圧を選択することにより前記接続点の電圧値を前記予測値に応じたアナログ電圧値にD/A変換することを特徴とする請求項8に記載のセンサ装置。
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