JPWO2017175332A1 - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

部品実装装置10において、テープフィーダ55は、リード142を有するラジアル部品140を供給する際に、前記リード142を把持する切断装置65を有している。前記切断装置65は、前記ラジアル部品140のリード142を把持する際に、当該リード142の一面側から接触する面としての固定側把持面73を端部に有する固定部材70と、前記固定部材70に対して回動可能に配設されると共に、前記ラジアル部品140のリード142を把持する際に、当該リード142の他面側から接触する平面状の回動側把持面96を端部に有する回動部材80とを有している。そして、回動側把持面96は、前記固定部材70の前記固定側把持面73との間で前記ラジアル部品140の前記リード142を把持した場合に、前記固定側把持面73に対して平行になるように傾斜している。

Description

本発明は、固定部材と回動部材の間で、リード部品のリードを把持して供給する部品供給装置に関する。
従来、部品供給装置は、回路基材上に電子部品を実装する際に、電子部品を供給するように構成されており、アキシャル部品及びラジアル部品等のリード部品を搭載する際に、搭載精度を安定させる為に、リード部品のリードを機械的に把持して供給する装置が知られている。
このような部品供給装置に関する発明として、特許文献1に記載された発明が知られている。特許文献1に記載された電子部品実装装置は、固定片及び可動片を有する把持ノズルを備えており、リード部品のリードを固定片と可動片によって把持して、回路基板に対して実装するように構成されている。具体的には、当該把持ノズルは、シャフトの移動によって、ピンを中心として可動片を回動させることで、固定片の端部と可動片の端部との間でリード部品のリードを挟み込んで把持するように構成されている。
特開2013−222771号公報
ここで、特許文献1のように、ピンを中心として回動可能な可動片の端部と、固定片の端部によって、リード部品のリードを挟み込んで把持する構成の場合、可動片の端部は、ピンを中心とした可動片の回動に伴って、円弧を描くように移動する。そうすると、可動片の端部におけるリードとの接触部分は、ピンを中心とした可動片の回動量に応じて、その姿勢が変化する。
従って、可動片と固定片とでリード部品のリードを挟んで把持した場合であっても、可動片の回動量によっては、リードとの接触面積が小さくなってしまう場合が生じ、リード部品を確実に把持し得ない虞が生じ得る。この場合、リード部品のリードを把持しているにも関わらず、リード部品の姿勢が容易に変わってしまう場合があり、その後の作業(例えば、回路基板に対する実装作業等)の作業効率を低下させてしまうことが考えられる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、固定部材と回動部材の間で、リード部品のリードを把持して供給する部品供給装置に関し、リードに対する接触面積を確保して、リード部品を確実に把持可能な部品供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を鑑みてなされた本願に開示される技術に係る部品供給装置は、リードを有するリード部品を供給する際に、前記リードを把持する把持装置を有する部品供給装置であって、前記把持装置は、前記リード部品のリードを把持する際に、当該リードの一面側から接触する面としての第1把持面を端部に有する固定部材と、前記固定部材に対して回動可能に配設されると共に、前記リード部品のリードを把持する際に、当該リードの他面側から接触する平面状の第2把持面を端部に有する回動部材と、を有して構成されており、前記第2把持面は、前記固定部材の前記第1把持面との間で前記リード部品の前記リードを把持した場合に、前記第1把持面に対して平行になるように傾斜していることを特徴とする。
本願に開示される技術によれば、部品供給装置の把持装置は、リードの一面側から接触する面として第1把持面を端部に有する固定部材と、前記固定部材に対して回動可能に配設され、リードの他面側から接触する平面状の第2把持面を端部に有する回動部材と、を有している為、第1把持面と第2把持面との間で、リード部品のリードを挟み込んで把持し得る。回動部材の第2把持面は、前記固定部材の前記第1把持面との間で前記リード部品の前記リードを把持した場合に、前記第1把持面に対して平行になるように傾斜している為、リードに対する第1把持面、第2把持面の接触面積を十分に確保することができ、リード部品を確実に把持し得る。
本実施形態に係る部品実装装置の斜視図である。 本実施形態における部品装着装置の斜視図である。 本実施形態におけるテープフィーダの斜視図である。 テープフィーダにおけるフィーダ本体部の拡大斜視図である。 テープフィーダにおける切断装置の拡大斜視図である。 テープフィーダにおける切断装置の初期状態を示す説明図である。 テープフィーダにおける切断装置の部品把持状態を示す説明図である。 駆動装置による切断装置の動作に関する説明図(1)である。 駆動装置による切断装置の動作に関する説明図(2)である。 駆動装置による切断装置の動作に関する説明図(3)である。 部品実装装置における制御装置のブロック図である。 第1リード当接部材が配設されている切断装置の初期状態を示す拡大図である。 第1リード当接部材が配設されている切断装置の部品把持状態を示す拡大図である。 第2リード当接部材が配設されている切断装置の初期状態を示す拡大図である。 第2リード当接部材が配設されている切断装置の部品把持状態を示す拡大図である。 固定側把持面及び回動側把持面に関する他の構成例を示す断面図である。
以下、本発明に係る部品供給装置を、部品実装装置10に具体化した実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る部品実装装置10は、所定位置に搬送された回路基材130に対して、リード部品(例えば、ラジアル部品140)の実装作業を実行するための装置である。尚、以下の説明において、回路基材130の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装装置10の幅方向は、X方向に相当し、部品実装装置10の前後方向は、Y方向に相当する。
<部品実装装置の構成>
先ず、本実施形態に係る部品実装装置10の概略構成について、図1、図2を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る部品実装装置の斜視図であり、図2は、本実施形態における部品装着装置の斜視図である。
本実施形態に係る部品実装装置10は、装置本体15と、基材搬送保持装置20と、部品装着装置25と、マークカメラ35と、パーツカメラ40と、ばら部品供給装置45と、部品供給装置50と、制御装置120(図11参照)とを備えている。
尚、本実施形態における回路基材130としては、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板としては、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
図1に示すように、装置本体15は、フレーム部16と、そのフレーム部16に上架されたビーム部17とによって構成されている。そして、基材搬送保持装置20は、フレーム部16の前後方向の中央に配設されており、搬送装置21と、クランプ装置22とを有している。搬送装置21は、回路基材130をX方向へ搬送する装置であり、クランプ装置22は、所定位置において、回路基材130を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置20は、回路基材130を所定位置へ搬送すると共に、当該所定位置において、回路基材130を固定的に保持する。
そして、部品装着装置25は、作業ヘッド26と、作業ヘッド27と、作業ヘッド移動装置29とを有しており、ビーム部17に配設されている。図2に示すように、作業ヘッド26及び作業ヘッド27の下端面には、吸着ノズル28が夫々配設されている。これにより、作業ヘッド26及び作業ヘッド27は、吸着ノズル28を用いることで部品を吸着保持することができる。
又、作業ヘッド移動装置29は、X方向移動装置30と、Y方向移動装置31と、Z方向移動装置32とを有して構成されている。そして、当該部品実装装置10は、X方向移動装置30及びY方向移動装置31を夫々駆動制御することによって、作業ヘッド26及び作業ヘッド27をフレーム部16上の任意の位置に移動させることができる。
図2に示すように、作業ヘッド26は、スライダ33に対して着脱可能に装着されており、作業ヘッド27は、スライダ34に対して着脱可能に装着されている。そして、Z方向移動装置32は、スライダ33、スライダ34を個別に上下方向に移動させる。つまり、当該部品実装装置10によれば、Z方向移動装置32によって、作業ヘッド26、作業ヘッド27を、個別に上下方向に移動させることができる。
マークカメラ35は、下方を向いた状態でスライダ33に取り付けられており、作業ヘッド26と共に、X方向、Y方向及びZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ35は、フレーム部16上の任意の位置を撮像する。そして、パーツカメラ40は、フレーム部16上の基材搬送保持装置20と部品供給装置50との間に、上を向いた状態で配設されている(図1参照)。これにより、パーツカメラ40は、作業ヘッド26、作業ヘッド27の吸着ノズル28に保持された部品を撮像し得る。
ばら部品供給装置45は、フレーム部16の前後方向での一方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置50は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、ばら部品供給装置45は、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
又、部品供給装置50は、フレーム部16の前後方向での他方側の端部に配設されており、トレイ型部品供給装置51と、フィーダ型部品供給装置52とを有している。トレイ型部品供給装置51は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置52は、フレーム部16の他方側の端部に固設されたテープフィーダ保持台53を有して構成されており、当該テープフィーダ保持台53に取り付けられたテープフィーダ55によって部品を供給する装置である。テープフィーダ55の具体的な構成については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
そして、制御装置120は、部品実装装置10を構成する各装置(例えば、部品装着装置25、部品供給装置50等)の駆動制御や、マークカメラ35、パーツカメラ40による画像の撮像や画像処理を行う。制御装置120の具体的構成については、図11を参照して後に詳細に説明する。
<テープフィーダの構成>
次に、本実施形態に係るテープフィーダ55の構成について、図3、図4等を参照しつつ詳細に説明する。図3、図4に示すように、本実施形態に係るテープフィーダ55は、テープ化部品135からラジアル部品140を取り外し、取り外したラジアル部品140を供給する為の装置であり、送出装置60と、切断装置65と、駆動装置105と、テープ排出路115とを有している。そして、テープフィーダ55は、フィーダ本体部56を含んで構成されており、当該フィーダ本体部56において、テープフィーダ保持台53に着脱可能に装着される(図3参照)。
尚、テープフィーダ55の以下の説明においては、テープフィーダ55の切断装置65が配設されている側を前方側と記載し、その前方側と反対側を後方側と記載する場合がある。
<テープ化部品の構成>
ここで、本実施形態において、リード部品として用いられるテープ化部品135等の構成について、図3〜図5を参照しつつ詳細に説明する。図4、図5に示すように、テープ化部品135は、複数のラジアル部品140と、キャリアテープ145とから構成されている。各ラジアル部品140は、概して円柱状の部品本体部141と、その部品本体部141の底面から延び出す2本のリード142とを含む。
当該テープ化部品135では、各ラジアル部品140における2本のリード142の下端部が、キャリアテープ145によってテーピングされている。又、キャリアテープ145には、複数の送り穴146が等ピッチで形成されている。そして、複数のラジアル部品140は、送り穴146の形成ピッチと同ピッチで、キャリアテープ145にテーピングされている。
テープ化部品135は、テープフィーダ55の幅方向のサイズをコンパクト化するべく、立設された状態で、フィーダ本体部56の上面に沿って延設されている。具体的には、テープ化部品135は、テープフィーダ55の延びる方向(即ち、Y方向)に沿ってフィーダ本体部56の上面に形成された溝57の内部に、テープ化部品135のキャリアテープ145が立設された状態で収容されている。従って、キャリアテープ145にテーピングされた各ラジアル部品140は、溝57から上方へ延び出した状態で保持されている。
尚、テープ化部品135が立設された状態とは、キャリアテープ145と、テープフィーダ55の上面とが概して直角に交差する状態であり、キャリアテープ145にテーピングされたリード142が上下方向に延びる状態である。このように、テープ化部品135が立設されることで、テープフィーダ55の幅を狭くすることが可能となる。
再び図3、図4を参照しつつ、テープフィーダ55の具体的構成について説明する。
上述したように、テープフィーダ55におけるフィーダ本体部56の上面には、溝57がテープフィーダ55の延びる方向(即ち、Y方向)に沿って形成されており、当該溝57の内部に、テープ化部品135のキャリアテープ145が配置されている。
テープフィーダ55を構成する送出装置60は、溝57内に収容されたテープ化部品135を、テープフィーダ55の前方側に位置する切断装置65へ向かって送出する為の装置であり、テープ化部品135のキャリアテープ145が収容された溝57の下方に配設されている。図4に示すように、送出装置60は、保持ユニット61と、一対の爪部材62と、当接ブロック63と、揺動機構64とを含んで構成されている。
保持ユニット61は、フィーダ本体部56における溝57の側方において、前後方向にスライド可能に保持されている。その保持ユニット61には、一対の爪部材62が、前後方向に並んだ状態で、揺動可能に保持されている。爪部材62の先端部は、保持ユニット61の側面から所定量だけ突出可能に支持されており、爪部材62の揺動によって、その爪部材62の先端部がテープ化部品135のキャリアテープ145の送り穴146に係合し得る。そして、爪部材62の揺動に伴って、爪部材62の先端部が保持ユニット61の内部に向かって後退すると、爪部材62の送り穴146への係合が解除されるように構成されている。
又、保持ユニット61の下端面には、当接ブロック63が固定されている。ここで、保持ユニット61のY方向における後端面には、伝達ロッド(図示せず)がY方向に延びるように固定されている。当該伝達ロッドの外周面には、ロッド側ストッパ(図示せず)が配設されており、当該ロッド側ストッパと、フィーダ本体部56に形成された本体部側ストッパ(図示せず)との間に、スプリング(図示せず)が圧縮された状態で配設されている。これにより、伝達ロッドが、スプリングの弾性力によって、保持ユニット61及び当接ブロック63と共に、前方に向かって付勢されている。
そして、揺動機構64は、一対の爪部材62を揺動させるための機構である。当該揺動機構64は、保持ユニット61が前方に向かって所定量移動する際には、爪部材62の先端部が保持ユニット61から突出する方向に、爪部材62を揺動させる。そして、当該揺動機構64は、保持ユニット61が前方に向かって所定量移動した後、及び、保持ユニット61が後方に向かって移動する際に、爪部材62の先端部が保持ユニット61の内部に後退する方向に、爪部材62を揺動させる。
このような送出装置60の構造により、保持ユニット61がスプリングの弾性力によって前方に向かって所定量移動する際に、キャリアテープ145の送り穴146に爪部材62が係合した状態で、テープ化部品135が前方に向かって送り出される。
そして、保持ユニット61が前方に向かって所定量移動した後、及び、保持ユニット61がスプリングの弾性力に抗して後方に向かって移動する際に、キャリアテープ145の送り穴146に対する爪部材62の係合が解除される。これにより、テープ化部品135が前方に向かって所定量送り出された後は、保持ユニット61等が元の位置に戻される。
テープフィーダ55を構成する切断装置65は、送出装置60の前方側(即ち、テープ化部品135の送出方向の下流側)に配設されており、固定部材70と、回動部材80と、ローラ85とを含んで構成されている。そして、当該切断装置65は、キャリアテープ145にテーピングされたリード142及びキャリアテープ145を切断し、ラジアル部品140をキャリアテープ145から分離させると共に、分離されたラジアル部品140を、所定の位置において保持する。従って、当該切断装置65は、本発明における把持装置として機能する。切断装置65の具体的な構成については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
テープフィーダ55を構成する駆動装置105は、送出装置60によるテープ化部品135の送出及び、切断装置65によるラジアル部品140の分離・保持に関する駆動源として機能し、板カム106と、シリンダ110(図11参照)等を含んで構成されている。を含む。
尚、図示は省略するが、駆動装置における伝達ロッドは、送出装置60の下方に配設され、送出装置60における伝達ロッドと平行な状態で、フィーダ本体部56によって前後方向にスライド可能に保持されている。又、駆動装置105におけるストッパは、駆動装置105における伝達ロッドの外周面に外嵌されている。当該ストッパは、上方に向かって延び出しており、その上端部が、送出装置60を構成する当接ブロック63の前方に位置している。これにより、送出装置60では、スプリングの弾性力によって前方に付勢された当接ブロック63が、駆動装置105のストッパに当接することになる為、当接ブロック63の前方への移動(即ち、保持ユニット61の前方への移動)が駆動装置105のストッパにより規制されている。
板カム106は、前後方向に延びる板状に形成されており、所定の厚さの第1部107と、第1部107より板厚の厚い第2部108と、第1部107と第2部108とを円滑な面で連結する第3部109とを有している。当該板カム106は、テープフィーダ55の前方側に第1部107が位置し、テープフィーダ55の後方側に第2部108が位置するように配設されており、板カム106の後端部に対して、駆動装置105における伝達ロッドが取り付けられている。従って、板カム106は、駆動装置105の伝達ロッドに連動して、前後方向に移動可能に構成されている。
又、板カム106は、切断装置65の下方に延び出しており、板カム106の一方の面は、切断装置65のローラ85と対向している。ここで、切断装置65の回動部材80は、ローラ85が板カム106に接近する方向に弾性部材(図示せず)によって付勢されている為、板カム106の一方の面に、切断装置65を構成するローラ85が密着している。
又、シリンダ110は、駆動装置105における伝達ロッドの後端部に対して連結されており、制御装置120を構成するコントローラ121(図11参照)の制御指令に基づいて駆動する。これにより、シリンダ110の動作に伴って、駆動装置105の伝達ロッドが前後方向にスライドすることになる為、板カム106も前後方向に移動させることができる(図8〜図10参照)。
テープフィーダ55において、テープ排出路115は、フィーダ本体部56の下方に前後方向に伸びるように配設されており、切断装置65によってテープ化部品135からラジアル部品140が分離された状態のキャリアテープ145(以下、「排テープ」)を、テープフィーダ55の後方側へ案内し、テープフィーダ55外部へ排出する為の排出路である。当該テープ排出路115は、テープフィーダ55の後方側へ向かう程、下方に位置するように傾斜している為、切断されたリード142を含む排テープを、その自重によってテープフィーダ55外部へ排出することができる。
<切断装置の構成>
続いて、テープフィーダ55を構成する切断装置65の具体的な構成について、図5〜図7を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、切断装置65は、キャリアテープ145にテーピングされたリード142及びキャリアテープ145を切断し、ラジアル部品140をキャリアテープ145から分離させると共に、分離されたラジアル部品140を、所定の位置において保持する為の装置であり、固定部材70と、回動部材80と、ローラ85とを含んで構成されている。
図5〜図7に示すように、固定部材70と、回動部材80とは、テープ化部品135の送出方向の下流側において、送出装置60により送り出されたテープ化部品135を挟んで、X方向に並んで配設されている。そして、固定部材70は、テープ化部品135の一方の側の面と対向した状態で、固設されており、図6に示すように、固定側カッタ保持部71を含んでいる。
そして、固定側カッタ保持部71の上端部には、テープ化部品135に向かって突出する突出部72が形成されており、当該突出部72のテープ化部品135と対向する面は、固定側把持面73とされている。本実施形態においては、固定側把持面73は、テープフィーダ55における上下方向及び前後方向に伸びる平坦面によって構成されており、当該固定側把持面73の下縁には、固定側リードカッタ75が配設されている。又、固定側カッタ保持部71上部の前側側面には、固定側テープカッタ76が配設されている。
回動部材80は、テープ化部品135の他方の側の面と対向した状態で、固定部材70に対して、軸100を中心として回動可能に配設されており、回動本体部81と、回動側カッタ保持部82と、リード保持部90と、リード当接部材95とを含んで構成されている。回動本体部81は、上下方向に延びる姿勢で配設されており、Y方向に延びるように配設された軸100によって、固定部材70に対して回動可能に支持されている。当該回動本体部81の下部には、ローラ85が、上下方向に延びる軸(図示せず)により回転可能に保持されている。
そして、回動側カッタ保持部82は、その先端部がテープ化部品135と対向する状態で、回動本体部81の上端部に固定されている。回動側カッタ保持部82の先端部には、回動側リードカッタ83が配設されている。当該回動側リードカッタ83は、テープ化部品135のキャリアテープ145にテーピングされたリード142を挟んだ状態で、固定部材70の固定側リードカッタ75と対向している。従って、当該回動側リードカッタ83は、回動部材80の回動に際して、固定部材70の固定側リードカッタ75と協働することによって、ラジアル部品140から伸びる2本のリード142を切断し得る。
又、回動側カッタ保持部82の前側側面には、回動側テープカッタ84が配設されている。当該回動側テープカッタ84は、テープ化部品135のキャリアテープ145を挟んだ状態で、固定部材70の固定側テープカッタ76と対向している。従って、当該回動側テープカッタ84は、固定部材70の固定側テープカッタ76と協働することによって、テープ化部品135のキャリアテープ145を切断し得る。
図6、図7に示すように、リード保持部90は、回動本体部81と重ねられた状態で、上下方向に延びる姿勢で配設されており、軸100によって固定部材70に対して回動可能に支持されている。尚、当該リード保持部90は、回動本体部81に向かって、弾性部材(図示せず)により付勢されている。この為、リード保持部90は、回動本体部81と共に回動する。
そして、リード保持部90の上端面には、リード当接部材95が着脱可能に取り付けられている。当該リード当接部材95は、回動側把持面96と、位置決め片97と、取付面99とを有して構成されており、リード保持部90の上端面に対して取付面99が接触するようにして取り付けられる。そして、リード当接部材95は、固定部材70側の端部がリード保持部90の上端面よりも固定部材70に突出するように取り付けられ、回動側カッタ保持部82に固定された回動側リードカッタ83の上方に位置している。
本実施形態においては、リード保持部90の上端面に対して、複数種類のリード当接部材95(例えば、後述する第1リード当接部材95a、第2リード当接部材95b)を取り付けることができ、複数種類のリード当接部材95は、ラジアル部品140におけるリード142の線径等に応じて、回動側把持面96や位置決め片97の構成が異なっている。尚、以下の説明においては、リード当接部材95は、複数種類のリード当接部材の総称として用いる場合もある。
図6、図7に示すように、回動側把持面96は、リード当接部材95における固定部材70側の端面によって構成されており、固定部材70と回動部材との間に位置するテープ化部品135と対向している。即ち、回動側把持面96は、テープ化部品135のキャリアテープ145にテーピングされたリード142を挟んだ状態で、固定部材70の固定側把持面73と対向している。そして、回動側把持面96は、リード保持部90が回動本体部81と共に回動している状態で、回動側リードカッタ83の刃先よりもテープ化部品135側に位置している。
尚、回動側把持面96は、リード当接部材95の取付面99に対して、所定の傾斜角度を為すように傾斜した平坦面として構成されており、当該傾斜角度は、リード142の線径に応じて決定されている。具体的には、回動側把持面96の傾斜角度は、固定側把持面73との間でリード142を挟んで把持した場合に、固定側把持面73と平行を為す角度として決定される。
そして、リード当接部材95の上端面には、位置決め片97が、リード当接部材95における回動側把持面96よりもテープ化部品135側に突出して形成されている。図5に示すように、当該位置決め片97の縁部には、一対の切欠部98が形成されている。一対の切欠部98は、テープ化部品135のラジアル部品140における一対のリード142の線径及びピッチに応じて形成されている。
このような構造により、切断装置65は、回動部材80の回動に伴って、キャリアテープ145にテーピングされたリード142及びキャリアテープ145を切断し、ラジアル部品140をキャリアテープ145から分離させる。
具体的に説明すると、先ず、回動部材80が、その上端部をテープ化部品135に接近させる方向に向かって回動すると、位置決め片97の一対の切欠部98の内部に、キャリアテープ145にテーピングされた一対のリード142が入り込む。これにより、テーピングされたラジアル部品140が、固定部材70と回動部材80の間に位置決めされる。そして、一対のリード142が、回動部材80の回動側把持面96と、固定部材70の固定側把持面73とによって挟持される。これにより、それら一対のリード142を有するラジアル部品140が、所定の位置において保持される。
その後、回動部材80が更に回動されると、リード保持部90は、回動側把持面96のリード142を介した固定側把持面73への接触により、更なる回動は規制されるが、回動本体部81は、更に回動する。この際、回動側カッタ保持部82の回動側リードカッタ83が、固定部材70の固定側リードカッタ75に接近し、回動側把持面96と固定側把持面73とによって挟持されている一対のリード142が、回動側リードカッタ83と固定側リードカッタ75とによって切断される。同時に、回動側カッタ保持部82の回動側テープカッタ84が、固定部材70の固定側テープカッタ76に接近する為、テープ化部品135のキャリアテープ145が、固定側テープカッタ76と回動側テープカッタ84によって切断される。
これにより、当該切断装置65においては、ラジアル部品140がキャリアテープ145から分離され、そのラジアル部品140が、位置決め片97により位置決めされた位置において供給される。つまり、ラジアル部品140のリード142が位置決め片97の切欠部98で位置決めされ、回動側把持面96と固定側把持面73とによって挟持されることで、倒れないようにして供給される。
<テープフィーダの動作>
続いて、本実施形態におけるテープフィーダ55の動作について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態に係るテープフィーダ55においては、シリンダ110の作動により、送出装置60と切断装置65とが連動して一体的に動作させることで、テープ化部品135の送出と、テープ化部品135からのラジアル部品140の分離とを行うことができる。
具体的には、先ず、シリンダ110の動作により、送出装置60の当接ブロック63を、スプリングの弾性力によって前方に向かって付勢しつつ、前方にスライド移動させる。そして、爪部材62を保持する保持ユニット61も、当接ブロック63と共に、前方にスライドする。ここで、爪部材62は、上述したように、前方に所定量スライドする際に、テープ化部品135の送り穴146に係合している為、爪部材62の前方へのスライドに伴って、テープ化部品135が前方に向かって所定量送り出される。
尚、この場合におけるシリンダ110の動作によって、板カム106も前方にスライド移動する。以下の説明においては、シリンダ110の動作前における板カム106の位置をニュートラル位置と呼び、ニュートラル位置における板カム106に対しては、ローラ85が第1部107に密着しているものとする。
そして、シリンダ110の動作によって、板カム106がニュートラル位置から前方に移動し、ローラ85との密着面が第1部107から第3部109へ移動するまでの間においては、送出装置60は、キャリアテープ145の送り穴146に対して、爪部材62を係合させた状態を維持し、所定のタイミングで、送り穴146に対する爪部材62の係合を解除させる。これにより、テープ化部品135は、テープフィーダ55の前方側へ所定量送出された段階で停止される。尚、この間、ローラ85との密着面は、板カム106の第1部107のままである為(図8参照)、切断装置65の回動部材80が回動することはなく、ラジアル部品140の把持・分離が行われることもない。
シリンダ110の動作により、図8に示す状態から板カム106を更に前方にスライドさせて、板カム106に対するローラ85の密着面を、第1部107から第3部109に移動させる(図9参照)。この時、ローラ85との密着面が第1部107から第3部109に移動することによって、ローラ85は、板カム106から離れる方向に向かって移動する。これにより、切断装置65において、回動部材80が軸100を中心として回動し、それの上端部がテープ化部品135に向かって接近する。
そして、シリンダ110の作動により、図9に示す状態から板カム106を更に前方にスライドさせて、板カム106に対するローラ85の密着面を、第3部109から第2部108に移動させる(図10参照)。この時、ローラ85との密着面が第3部109から第2部108に移動することによって、ローラ85は、更に、板カム106から離れる方向に向かって移動する。
この際、切断装置65においては、回動部材80が軸100を中心として更に回動する為、上述したように、キャリアテープ145にテーピングされた一対のリード142が固定側把持面73と回動側把持面96とにより挟持された状態で、その一対のリード142が固定側リードカッタ75と回動側リードカッタ83とによって切断される。同時に、テープ化部品135のキャリアテープ145が、固定側テープカッタ76と回動側テープカッタ84によって切断される。つまり、送出装置60によるテープ化部品135の送出が停止している間に、切断装置65において、キャリアテープ145にテーピングされた一対のリード142が保持され、その一対のリード142及びキャリアテープ145が切断される。
そして、板カム106が図10に示す位置までスライドした後、シリンダ110の動作によって、板カム106は後方にスライドされて、ニュートラル位置まで戻される。この際、ローラ85の板カム106への密着は、弾性力によって維持される。この為、切断装置65では、回動部材80が、その上端部をテープ化部品135から離間させる方向に回動する。
この時、送出装置60では、当接ブロック63が、シリンダ110の動作により、スプリングの弾性力に抗して後方にスライドし、当該当接ブロック63と共に、保持ユニット61も後方にスライドされる。この時点において、爪部材62のテープ化部品135の送り穴146への係合は解除されている為、保持ユニット61の後方へのスライドに伴う、テープ化部品135の逆方向への送り戻しが防止される。そして、保持ユニット61が後端位置までスライドされると、爪部材62がテープ化部品135の送り穴146に係合される。
このように、テープフィーダ55では、シリンダ110の動作により、送出装置60と切断装置65とが連動して、一体的に作動する。つまり、送出装置60と切断装置65の駆動源として、シリンダ110が共有されている。これにより、駆動源の数を最小限にすることが可能となり、駆動源の配設スペース、駆動源に要する費用等を抑制することが可能となる。
<部品実装装置の制御系>
続いて、本実施形態に係る部品実装装置10の制御系について、図11を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、本実施形態に係る部品実装装置10は、回路基材130に対するラジアル部品140等の部品を実装する為の種々の制御を行う制御装置120を有している。
図11に示すように、当該制御装置120は、コントローラ121と、複数の駆動回路122と、画像処理装置123を備えている。複数の駆動回路122は、上記搬送装置21と、クランプ装置22と、作業ヘッド26と、作業ヘッド27と、作業ヘッド移動装置29と、トレイ型部品供給装置51と、シリンダ110と、ばら部品供給装置50とに接続されている。
コントローラ121は、CPU、ROM、RAM等を備え、コンピュータを主体として構成されている。当該コントローラ121は、複数の駆動回路122に接続されている。これにより、基材搬送保持装置20、部品装着装置25、部品供給装置50、部品供給装置45等の作動が、コントローラ121によって制御される。そして、コントローラ121は、画像処理装置123にも接続されている。画像処理装置123は、マークカメラ35及びパーツカメラ40によって得られた画像データを画像処理する為の装置である。従って、コントローラ121は、マークカメラ35、パーツカメラ40によって撮像された画像データに画像処理を施すことによって、各種情報を取得することができる。
<第1リード当接部材を用いたラジアル部品の把持>
上述したように構成された部品実装装置10においては、ラジアル部品140におけるリード142の線径に応じたリード当接部材95を、リード保持部90の上端面に取り付けることができ、もって、固定部材70と回動部材80とでラジアル部品140のリード142を挟み込んで把持する際に、より強固にラジアル部品140を把持することが可能となる。
先ず、所定の第1リード線径Daのリード142を有するラジアル部品140を把持する場合に用いられる第1リード当接部材95aの構成と、その場合におけるラジアル部品140の把持について、図12、図13を参照しつつ詳細に説明する。
第1リード当接部材95aは、上述した複数種類のリード当接部材95における一種類であって、第1リード線径Daのリード142を有するラジアル部品140に対応している。当該第1リード当接部材95aの回動側把持面96は、第1リード当接部材95aにおける固定部材70側の端面によって構成されており、テープ化部品135のキャリアテープ145にテーピングされたリード142を挟んだ状態で、固定部材70の固定側把持面73と対向している。
図12、図13に示すように、第1リード当接部材95aの回動側把持面96は、取付面99に対して傾斜した平坦面として構成されており、第1傾斜角度θaを為している。第1傾斜角度θaは、ラジアル部品140におけるリード142の線径(即ち、第1リード線径Da)や、リード142を挟持する際の回動側把持面96と、軸100との相対的な位置関係等によって決定され、図13に示すように、固定側把持面73との間で、第1リード線径Daのリード142を挟んで把持する際に、固定側把持面73に対して平行を為すように定められる。
そして、第1リード当接部材95aにおける位置決め片97には、一対の切欠部98が形成されており、当該一対の切欠部98は、当該ラジアル部品140における一対のリード142の線径(即ち、第1リード線径Da)及びピッチに応じて形成されている。
図13に示すように、第1リード当接部材95aを取り付けた回動部材80を有する切断装置65によって、第1リード線径Daのリード142を有するラジアル部品を把持する際には、第1リード当接部材95aの回動側把持面96は、リード142を介して、固定部材70の固定側把持面73と平行をなす。
この結果、当該ラジアル部品140のリード142の一面側においては、第1リード当接部材95aの回動側把持面96は、リード142に沿って、回動側把持面96を上下方向に縦断するように線接触することになる。一方、リード142の他面側では、リード142の中心を介して、回動側把持面96におけるリード142の接触部分と対向する位置において、固定部材70の固定側把持面73は、リード142に沿って、固定側把持面73を上下方向に縦断するように線接触する。
これにより、当該部品実装装置10においては、第1リード当接部材95aを用いて、第1リード線径Daのリード142を有するラジアル部品140を把持することで、固定部材70側及び回動部材80側の何れにおいても、リード142に対する接触面積を十分に確保することができ、リード142を挟持する際の圧力を広い範囲に対して略均等に作用させることができる。この結果、当該部品実装装置10によれば、第1リード当接部材95aを回動部材80に取り付けることで、第1リード線径Daのリード142を有するラジアル部品140を、その姿勢が容易に変わることがなく強固に把持することができる。
<第2リード当接部材を用いたリード部品の把持>
続いて、上述した第1リード線径Daよりも小さな第2リード線径Dbのリード142を有するラジアル部品140を把持する場合に用いられる第2リード当接部材95bの構成と、その場合におけるラジアル部品140の把持について、図14、図15を参照しつつ詳細に説明する。
第2リード当接部材95bは、上述した複数種類のリード当接部材95における一種類であって、第2リード線径Dbのリード142を有するラジアル部品140に対応している。当該第2リード当接部材95bの回動側把持面96は、第2リード当接部材95bにおける固定部材70側の端面によって構成されており、テープ化部品135のキャリアテープ145にテーピングされたリード142を挟んだ状態で、固定部材70の固定側把持面73と対向している。
図14、図15に示すように、第2リード当接部材95bの回動側把持面96は、取付面99に対して傾斜した平坦面として構成されており、第1傾斜角度θaよりも小さな第2傾斜角度θbを為している。第2傾斜角度θbは、ラジアル部品140におけるリード142の線径(即ち、第2リード線径Db)や、リード142を挟持する際の回動側把持面96と、軸100との相対的な位置関係等によって決定され、図15に示すように、固定側把持面73との間で、第2リード線径Dbのリード142を挟んで把持する際に、固定側把持面73に対して平行を為すように定められる。
そして、第2リード当接部材95bにおける位置決め片97には、一対の切欠部98が形成されており、当該一対の切欠部98は、当該ラジアル部品140における一対のリード142の線径(即ち、第2リード線径Db)及びピッチに応じて形成されている。
図15に示すように、第2リード当接部材95bを取り付けた回動部材80を有する切断装置65によって、第2リード線径Dbのリード142を有するラジアル部品を把持する際には、第2リード当接部材95bの回動側把持面96は、リード142を介して、固定部材70の固定側把持面73と平行をなす。
この結果、当該ラジアル部品140のリード142の一面側においては、第2リード当接部材95bの回動側把持面96は、リード142に沿って、回動側把持面96を上下方向に縦断するように線接触することになる。一方、リード142の他面側では、リード142の中心を介して、回動側把持面96におけるリード142の接触部分と対向する位置において、固定部材70の固定側把持面73は、リード142に沿って、固定側把持面73を上下方向に縦断するように線接触する。
これにより、当該部品実装装置10においては、第2リード当接部材95bを用いて、第2リード線径Dbのリード142を有するラジアル部品140を把持することで、固定部材70側及び回動部材80側の何れにおいても、リード142に対する接触面積を十分に確保することができ、リード142を挟持する際の圧力を広い範囲に対して略均等に作用させることができる。この結果、当該部品実装装置10によれば、第2リード当接部材95bを回動部材80に取り付けることで、第2リード線径Dbのリード142を有するラジアル部品140を、その姿勢が容易に変わることがなく強固に把持することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る部品実装装置10において、テープフィーダ55は、リード142を有するラジアル部品140を供給する際に、前記リード142を把持する切断装置65を有している(図5〜図7参照)。前記切断装置65は、前記ラジアル部品140のリード142を把持する際に、当該リード142の一面側から接触する面としての固定側把持面73を端部に有する固定部材70と、前記固定部材70に対して回動可能に配設されると共に、前記ラジアル部品140のリード142を把持する際に、当該リード142の他面側から接触する平面状の回動側把持面96を端部に有する回動部材80と、を有して構成されている。そして、図13、図15に示すように、回動側把持面96は、前記固定部材70の前記固定側把持面73との間で前記ラジアル部品140の前記リード142を把持した場合に、前記固定側把持面73に対して平行になるように傾斜している。
当該部品実装装置10の把持装置においては、リード142の一面側から接触する面として第1把持面を端部に有する固定部材と、前記固定部材に対して回動可能に配設され、リードの他面側から接触する平面状の第2把持面を端部に有する回動部材と、を有している為、固定部材70の固定側把持面73と回動部材80の回動側把持面96との間で、ラジアル部品140のリード142を挟み込んで把持し得る。回動部材80における回動側把持面96は、前記固定部材70の固定側把持面73との間で前記ラジアル部品140の前記リード142を把持した場合に、前記固定側把持面73に対して平行になるように傾斜している為、リード142に対する固定側把持面73、回動側把持面96の接触面積を十分に確保することができ、ラジアル部品140を確実に把持し得る。
又、本実施形態に係る部品実装装置10において、固定部材70の固定側把持面73は、回動部材80の回動側把持面96との間でリード142を把持する際に、リード142に対して線接触する部分を一以上有している。
従って、当該部品実装装置10によれば、前記固定部材70の固定側把持面73においても、リード142に対する接触面積を十分に確保することができ、回動側把持面96と固定側把持面73の間で、リード142を確実に保持し、もって、ラジアル部品140をその姿勢が変わることなく強固に把持することができる。
更に、本実施形態に係る部品実装装置10において、前記回動部材80の端部には、前記回動側把持面96を含む複数種類のリード当接部材95が交換可能に取り付けられており、前記複数種類のリード当接部材95(例えば、第1リード当接部材95a、第2リード当接部材95b)における前記回動側把持面96は、回動部材80の上端部と接触する取付面99に対して、それぞれ前記リード142の線径(例えば、第1リード線径Da、第2リード線径Db)に応じた角度(例えば、第1傾斜角度θa、第2傾斜角度θb)で傾斜している(図12〜図15参照)。
従って、当該部品実装装置10によれば、ラジアル部品140におけるリード142の線径が変わった場合であっても、回動部材80に取り付けられるリード当接部材95を、対応する種類のリード当接部材95に交換することで、ラジアル部品140を確実に把持可能な状態にすることができる。即ち、当該部品実装装置10によれば、複数種類のリード当接部材95から、対応する種類のリード当接部材95に交換することで、様々なリード142の線径を有するラジアル部品140に対応して、当該ラジアル部品140を確実に把持することができる。
尚、上述した実施形態において、部品供給装置50、フィーダ型部品供給装置52、テープフィーダ55は、本発明における部品供給装置の一例であり、切断装置65は、本発明における把持装置の一例である。そして、固定部材70は、本発明における固定部材の一例であり、固定側把持面73は、本発明における第1把持面の一例である。又、回動部材80は、本発明における回動部材の一例であり、回動側把持面96は、本発明における第2把持面の一例である。そして、リード当接部材95、第1リード当接部材95a、第2リード当接部材95bは、本発明における当接部材の一例であり、取付面99は、本発明における取付面の一例である。そして、ラジアル部品140は、本発明におけるリード部品の一例であり、リード142は、本発明におけるリードの一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、固定部材70の固定側把持面73を、平坦面として構成していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、固定部材70の固定側把持面73に、回動側把持面96との間でリード142を把持する際に、リード142と接触する部分を2つ以上とする為に、所定の形状を形成してもよい。
具体的には、図16に示すように、固定側把持面73において、一対のリード142と接触する部分に、それぞれ固定溝74を形成してもよい。当該固定溝74は、断面二等辺三角形状の溝であって、固定側把持面73を上下方向に縦断するように形成される。このように固定溝74を形成すれば、固定溝74の内壁面における2箇所をもって、リード142と線接触することになり、回動側把持面96とリード142との線接触との間においても力の釣り合いをとることができる。これにより、図16のような構成とすれば、回動側把持面96と固定側把持面73の間で、リード142を確実に保持し、もって、ラジアル部品140をその姿勢が変わることなく強固に把持することができる。
又、上述した実施形態においては、回動部材80を構成する回動本体部81及びリード保持部90を、軸100によって固定部材70に対して回動可能に支持していたが、この構成に限定されるものではない。例えば、固定部材70と異なる他の部材に軸100を形成し、当該軸100をもって、回動部材80を構成する回動本体部81及びリード保持部90を回動可能に軸支する構成とすることもできる。
この場合においても、リード当接部材95の回動側把持面96は、前記固定部材70の前記固定側把持面73との間で前記ラジアル部品140の前記リード142を把持した場合に、前記固定側把持面73に対して平行になるように傾斜していればよい。具体的に説明すると、この場合における回動側把持面96は、取付面99に対して鋭角を為すように傾斜した平坦面として構成すればよい。
そして、上述した実施形態においては、リード部品として、ラジアル部品140を挙げて説明していたが、リードを有する部品であればよく、例えば、アキシャル部品を、本発明のリード部品としてもよい。
又、上述した実施形態においては、リード部品を把持する把持装置として、切断装置65を挙げていたが、この態様に限定されるものではない。本発明における把持装置は、リード部品のリードを、固定部材と回動部材により挟んで把持することができればよく、上述した実施形態のように、リード142やキャリアテープ145を切断する機能を有している必要はない。
10 部品実装装置
50 部品供給装置
52 フィーダ型部品供給装置
55 テープフィーダ
65 切断装置
70 固定部材
73 固定側把持面
80 回動部材
95 リード当接部材
95a 第1リード当接部材
95b 第2リード当接部材
100 軸
140 ラジアル部品
142 リード
Da 第1リード線径
Db 第2リード線径
θa 第1傾斜角度
θb 第2傾斜角度

Claims (3)

  1. リードを有するリード部品を供給する際に、前記リードを把持する把持装置を有する部品供給装置であって、
    前記把持装置は、
    前記リード部品のリードを把持する際に、当該リードの一面側から接触する面としての第1把持面を端部に有する固定部材と、
    前記固定部材に対して回動可能に配設されると共に、前記リード部品のリードを把持する際に、当該リードの他面側から接触する平面状の第2把持面を端部に有する回動部材と、
    を有して構成されており、
    前記第2把持面は、
    前記固定部材の前記第1把持面との間で前記リード部品の前記リードを把持した場合に、前記第1把持面に対して平行になるように傾斜している
    ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記固定部材の前記第1把持面は、
    前記回動部材の前記第2把持面との間に前記リードを把持する際に、前記リードに対して線接触する部分を一以上有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記回動部材の端部には、前記第2把持面を含む複数種類の当接部材が交換可能に取り付けられており、
    前記複数種類の当接部材における前記第2把持面は、前記回動部材の端部と接触する取付面に対して、それぞれ前記リードの線径に応じた角度で傾斜している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の部品供給装置。
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