JPWO2017149682A1 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

互いに交差する縦方向と横方向と前後方向とを有し、排泄物を吸収する吸収性本体(10)と、前記吸収性本体(10)の一端側に配置された腹側外装部材(30)と、前記吸収性本体(10)の他端側に配置された背側外装部材(40)と、を備え、前記腹側外装部材(30)と前記背側外装部材(40)とが、一対の接合部(1ewr,1ewl)にて互いに接合されたパンツ型吸収性物品(1)を製造する吸収性物品製造方法であって、前記パンツ型吸収性物品(1)を、前記前後方向を上下方向に沿わせた状態で、前記縦方向に沿った搬送方向に搬送する間に、前記吸収性本体(10)の腹側の少なくとも一部を前記上下方向の一方側に、前記吸収性本体(10)の背側の少なくとも一部を前記上下方向の他方側に引っ張り、前記吸収性本体(10)の腹側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記他方側に湾曲し、前記吸収性本体(10)の背側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記一方側に湾曲するまで、前記腹側外装部材(30)及び前記背側外装部材(40)を前記吸収性本体(10)の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込む。

Description

本発明は、吸収性物品の製造方法に関する。
排泄物を吸収する吸収性本体と、着用時において着用者の胴回りに配置される前後胴回り部を有するパンツ型使い捨ておむつが知られている。このようなパンツ型使い捨ておむつを市場に流通させる際には、前後胴回り部のうち吸収性本体の横方向外側に突出した部分(サイドパネル若しくはサイドフラップとも呼ぶ)を折り畳んで、コンパクトな形状としてから梱包を行うことが一般的である。例えば、特許文献1には、製造工程において搬送方向に搬送されるパンツ型おむつに対して、サイドパネルたくし込み装置等を用いて横方向の外側から内側にサイドパネルを押し込む技術が開示されている。
特表2013−523326号公報
しかし、特許文献1の方法では、サイドパネルたくし込み装置による押し込みが解除された場合に、押し込まれていたサイドパネル(サイドフラップ)が元の位置に戻ってしまう場合があった。すなわち、横方向の外側から内側に折り込まれていたサイドパネルが、折り込み状態を維持できず、再び横方向の外側にはみ出してしまう場合があった。このような場合、パンツ型おむつをコンパクトに折り畳むことが困難であった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、サイドフラップを有するパンツ型おむつをコンパクトに折り畳むことにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに交差する縦方向と横方向と前後方向とを有し、排泄物を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の一端側に配置された腹側外装部材と、前記吸収性本体の他端側に配置された背側外装部材と、を備え、前記腹側外装部材と前記背側外装部材とが、一対の接合部にて互いに接合されたパンツ型吸収性物品を製造する吸収性物品製造方法であって、前記パンツ型吸収性物品を、前記前後方向を上下方向に沿わせた状態で、前記縦方向に沿った搬送方向に搬送する間に、前記吸収性本体の腹側の少なくとも一部を前記上下方向の一方側に、前記吸収性本体の背側の少なくとも一部を前記上下方向の他方側に引っ張り、前記吸収性本体の腹側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記他方側に湾曲し、前記吸収性本体の背側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記一方側に湾曲するまで、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材を前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込む、ことを特徴とする吸収性物品製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、サイドフラップを有するパンツ型おむつをコンパクトに折り畳むことができる。
おむつ1を腹側から見た概略斜視図である。 展開且つ伸長状態であるおむつ1の平面図である。 図1中のA−A概略断面図である。 図1中のB−B概略断面図である。 おむつ1製造のフローを表す図である。 おむつ1の製造時の各工程について説明する概念図である。 サイドフラップ70の折り込み動作について説明する断面図である。 サイドフラップ折り込み機構100の構成の一例を示す概略側面図である。 図9A及び図9Bは、搬送手段110の構成の一例について説明する図である。 図10A及び図10Bは、折り込み手段130の構成の一例について説明する図である。 図10Bの領域Xについて拡大して表す図である。 図12Aは、サイドフラップ70が折り込まれた状態のおむつ1を腹側から見た概略平面図である。図12Bは、サイドフラップ70が折り込まれた状態のおむつ1を背側から見た概略平面図である。 図13A及び図13Bは、折り込み手段130の変形例について表す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する縦方向と横方向と前後方向とを有し、排泄物を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の一端側に配置された腹側外装部材と、前記吸収性本体の他端側に配置された背側外装部材と、を備え、前記腹側外装部材と前記背側外装部材とが、一対の接合部にて互いに接合されたパンツ型吸収性物品を製造する吸収性物品製造方法であって、前記パンツ型吸収性物品を、前記前後方向を上下方向に沿わせた状態で、前記縦方向に沿った搬送方向に搬送する間に、前記吸収性本体の腹側の少なくとも一部を前記上下方向の一方側に、前記吸収性本体の背側の少なくとも一部を前記上下方向の他方側に引っ張り、前記吸収性本体の腹側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記他方側に湾曲し、前記吸収性本体の背側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記一方側に湾曲するまで、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材を前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込む、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
このような吸収性物品製造方法によれば、腹側外装部材及び背側外装部材からなるサイドフラップを、吸収性本体の横方向端部が湾曲する程に、横方向の内側深くの位置(すなわち吸収性本体の前後方向の間)まで折り込むことができる。これにより、サイドフラップが折り込まれた状態における吸収性本体の横方向のサイズが十分に小さくなり、吸収性物品をコンパクトに梱包しやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材を折り込む際に、前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが、前記上下方向について重複する部分を有する、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、腹側外装部材及び背側外装部材(サイドフラップ)を折り込んだ際に、サイドフラップ同士が上下方向(前後方向)について重複する領域を有することにより、該重複領域において摩擦力が発生しやすくなり、上下方向に重ねられたサイドフラップ同士がずれにくくなる。これにより、サイドフラップの折り込み状態が維持されやすくなり、吸収性物品をコンパクトに折り畳みやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが、前記上下方向について重複する部分において、前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが接触するように、前記腹側外装部材及び前記背側外装部を折り込む、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、折り込まれたサイドフラップ同士が上下方向(前後方向)について重複する領域において両者を接触させることにより、より大きな摩擦力が発生しやすく、サイドフラップの折り込み状態がより強固に維持されやすくなる。したがって、吸収性物品をコンパクトに折り畳みやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記縦方向の胴回り開口側において、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる部分の面積は、前記縦方向の股下側において、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる部分の面積よりも大きい、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、吸収性物品の胴回り開口側におけるサイドフラップの折り込み量が、股下側におけるサイドフラップの折り込み量よりも大きいため、サイドフラップが折り込まれる際に、胴回り開口側においてサイドフラップ同士が上下方向(前後方向)に重複しやすくなる。これにより、胴回り開口側で、折り込み状態が維持されやすくなり、吸収性物品の胴回り開口が開いてしまうことを抑制しやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記吸収性本体は、前記横方向に沿って伸縮する弾性領域によって前記横方向に収縮し、前記背側における前記吸収性本体の前記横方向への収縮量と、前記腹側における前記吸収性本体の前記横方向への収縮量とが異なる、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、サイドフラップが吸収性本体の横方向エッジ形状に沿って折り込まれる際に、背側と腹側とで、横方向におけるサイドフラップの折り込み位置が異なるようになる。したがって、吸収性物品の外観形状が腹側と背側とで異なるようになり、吸収性物品の前後を判別しやすくすることができる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記腹側において、前記吸収性本体が前記上下方向の一方側に引っ張られる部分の面積と、前記背側において、前記吸収性本体が前記上下方向の他方側に引っ張られる部分の面積とが異なる、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、横方向に収縮した吸収性本体の幅に合わせて、腹側と背側とでそれぞれ最適な範囲を引っ張ることが可能となるので、吸収性物品の位置ずれを生じにくくしつつ、安定して引っ張り動作を行うことができる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記パンツ型吸収性物品の前記搬送方向と交差する方向の両側に設けられた一対のインペラーによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれ、前記一対のインペラーは前記上下方向について互いに重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、インペラーによってサイドフラップが機械的に押し込まれるので、サイドフラップの折り込み量が一定に保たれやすくなる。その際、左右のインペラー同士が互いに上下方向に重複するまでサイドフラップを深く折り込むことで、サイドフラップ同士が上下方向に重複する領域が確実に形成され、サイドフラップの折り込み状態が維持されやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記一対のインペラーが、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の接合部とは異なる位置に押し当てられることによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、厚みを有する接合部とサイドフラップの折り目とが重なってしまうことが抑制され、サイドフラップの折り込み部が厚くなったり、折り目が形成されにくくなったりする可能性が低くなる。これにより、吸収性物品においてサイドフラップの折り込み状態が維持されやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記一対のインペラーのうち、少なくとも一方のインペラーの回転軸は、前記上下方向に対して所定角度傾斜して配置されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、一対のインペラーが上下方向に重複する領域において、インペラー間の上下方向の間隔が狭い部分と広い部分とが形成される。当該間隔が広い部分ではインペラーがスムーズに動作しやすくなる。一方、上下方向の間隔が狭い部分ではサイドフラップが圧縮されることで摩擦力が生じやすくなり、サイドフラップの折り込み状態が維持されやすくなる。
かかる吸収性物品製造方法であって、前記パンツ型吸収性物品の前記搬送方向と交差する方向の両側に設けられた一対の送風ノズルからエアを噴出させて、前記エアを前記腹側外装部材及び前記背側外装部材に吹き当てることによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、サイドフラップを折り込む際にインペラーが不要になるので、インペラーの押し込みによってサイドフラップが傷つけられてしまうこと等が抑制される。
かかる吸収性物品製造方法であって、複数の前記腹側外装部材が前記横方向に連続して連なった腹側帯状部材、及び、複数の前記背側外装部材が前記横方向に連続して連なった背側帯状部材を、前記横方向に沿って搬送する間に、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の前記横方向の両端部において前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材を切断する工程と、切断された前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材を、前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材が搬送されていた方向から所定の角度だけ方向転換させて、前記縦方向に沿って搬送する工程と、を有する、ことが望ましい。
このような吸収性物品製造方法によれば、同一の製造ラインにおいて吸収性物品を製造する工程とサイドフラップを折り込む工程とを効率よく実施することが可能となり、折り畳まれた状態の吸収性物品を連続的に製造することが可能となる。
===実施形態===
<おむつ1の基本的構成>
はじめに、本実施形態で扱う吸収性物品の一例として、パンツ型使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」とも呼ぶ)の基本的な構成について説明する。図1は、おむつ1を腹側から見た概略斜視図である。図2は、展開且つ伸長状態であるおむつ1の平面図である。図3は、図1中のA−A概略断面図である。図4は、図1中のB−B概略断面図である。なお、図2における「伸長状態」とは、製品(おむつ1)を皺なく伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態のことを言う。
おむつ1は、図1のパンツ型状態において、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と前後方向とを有している。そして、以下では、このパンツ型状態における縦方向の一方側及び他方側のことを、それぞれ「胴回り開口側」及び「股下側」とも言い、また、前後方向の前側及び後側のことを、それぞれ「腹側」及び「背側」とも言う。
一方、図2の展開状態においては、おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と幅方向とを有している。そして、以下では、この展開状態における長手方向の一方側及び他方側のことを、それぞれ「腹側」及び「背側」とも言う。なお、展開状態における上記の幅方向は、パンツ型状態における上記の横方向と同じ方向である。そのため、以下では、幅方向のことを「横方向」とも言う。また、展開状態の長手方向は、パンツ型状態の縦方向に沿った方向である。また、図3に示すように、縦方向(長手方向)及び横方向(幅方向)と直交する方向を「厚さ方向」とし、着用対象者の肌と当接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
本実施形態のおむつ1は、吸収性本体10と、脚回り部材20と、腹側外装部材30と、背側外装部材40と、を有する。図2の展開状態から、吸収性本体10の長手方向(縦方向)の所定位置CL10を折り位置として同吸収性本体10が二つ折りされる。そして、この二つ折りの状態において互いに対向する腹側外装部材30及び背側外装部材40が腹側サイドエッジ部30es及び背側サイドエッジ部40esにて溶着等で接合され、右側接合部1ewr及び左側接合部1ewlが形成される。これにより、腹側外装部材30及び背側外装部材40が環状に繋がって、図1に示すような胴回り開口1HB及び一対の脚回り開口1HL,1LHが形成されたパンツ型状態のおむつ1となる。
吸収性本体10は、尿等の排泄物を吸収する機能を有し、図2に示されるように平面視略長方形をなし、その長手方向をおむつ1の縦方向に沿わせつつ横方向の中央に配置されている。吸収性本体10は、液体吸収性の吸収性コア11と、吸収性コア11を肌側から覆う表面シート13と、吸収性コア11を非肌側から覆って吸収性本体10の外装をなす裏面シート15と、を備えている。また、吸収性本体10の横方向の両側には、脚回り部材20が設けられている。
吸収性コア11は、液体吸収性素材を積層してなる部材であり、例えば、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を使用することができる。なお、吸収性コア11は、液体吸収性粒状物として例えば高吸収性ポリマーを含有していても良いし、他の液体吸収性素材を含んでいても良い。また、吸収性コア11は、ティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)によって被覆されていても良い。
表面シート13は、例えば吸収性コア11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。また、裏面シート15は、吸収性コア11より大きい平面サイズのシートであり、その一例としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性の防漏シート15aと、不織布等の外装シート15bとが貼り合わされた二層構造のシートが挙げられる。また、おむつ1の吸収性本体10には、所謂立体ギャザーLSG(不図示)が形成されていても良い。立体ギャザーLSGは、吸収性本体10の横方向の両端部に起立して設けられる防漏壁部である。
脚回り部材20は、吸収性本体10の横方向の両端部において、縦方向に沿って配置された帯状のシート部材であり、おむつ1の脚回り開口1HLの一部を形成するレッグギャザーLGとしての機能を有する。脚回り部材20は、例えば矩形状の不織布を縦方向に沿って折り畳むことにより形成され、折り畳まれた不織布の間には、糸ゴム等からなる脚回り弾性部材(不図示)が縦方向に伸長した状態で複数接合されている。当該脚回り弾性部材によって脚回り部材20に伸縮性が付与され、脚回り開口1HLのフィット性が向上する。また、脚回り部材20の縦方向(長手方向)の長さは、吸収性本体10の縦方向(長手方向)の長さよりも短い。すなわち、脚回り部材20の縦方向両端の端部20leの位置は、吸収性本体10の縦方向両側の端部10leの位置よりも縦方向の内側にある。
腹側外装部材30は、吸収性本体10の長手方向(縦方向)の一端側に接合され、おむつ1の腹側の胴回り部を構成する部材である。本実施形態の腹側外装部材30は、外装バックシート31と、フィルムシート32と、カバーシート33と、伸縮シート34と、ウェストギャザー弾性部材35と、フィットギャザー弾性部材36とを有する。
外装バックシート31は、不織布等の柔軟なシートを素材とした平面視略矩形形状のシート部材である。外装バックシート31の縦方向上側端部は、縦方外側から内側に、厚さ方向の非肌側から肌側(前後方向の外側から内側)に折り返されることによって、折り返し部31fを形成している(図3参照)。フィルムシート32は、文字や図柄等が印刷された樹脂製のシート部材であり、厚さ方向において吸収性本体10と外装バックシート31との間に挟み込まれるように配置されている(図3及び図4参照)。カバーシート33は不織布等によって形成された帯状のシート部材であり、外装バックシート31の縦方向下側端部領域において、横方向に沿って配置されている。伸縮シート34は、横方向に沿って伸縮性を発現可能なシート部材であり、例えば、伸縮不織布によって形成されている。この伸縮シート34は、腹側外装部材30の縦方向の中央部において、横方向に伸長した状態で配置されており、腹側外装部材30に横方向の伸縮性を付与する腹側弾性領域ERfを形成する。
ウェストギャザー弾性部材35は、糸ゴム等の弾性部材であり、腹側外装部材30の縦方向上端部において、外装バックシート31及び折り返し部31fの間に横方向に伸長した状態で複数接合されている。このウェストギャザー弾性部材35の伸縮性によって、おむつ1の胴回り開口1HBに伸縮性が付与される。フィットギャザー弾性部材36は、糸ゴム等の弾性部材であり、腹側外装部材30の縦方向下端部において、外装バックシート31及びカバーシート33の間に横方向に伸長した状態で複数接合されている。このフィットギャザー弾性部材36の伸縮性によって、おむつ1の脚回り開口1HLの一部に伸縮性が付与される。なお、図2に示されるように、フィットギャザー弾性部材36は、吸収性本体10と厚さ方向に重複する領域において一部が切断される等により当該領域では伸縮性が発現しないようになっている。これにより、吸収性本体10が横方向に過度に収縮してしまうことが抑制される。
背側外装部材40は、吸収性本体10の長手方向(縦方向)の他端側に接合され、おむつ1の背側の胴回り部を構成する部材である。本実施形態の背側外装部材40は、外装バックシート41と、フィルムシート42と、カバーシート43と、伸縮シート44と、ウェストギャザー弾性部材45と、フィットギャザー弾性部材46とを有する。背側外装部材40の各部材についての機能及び構成は、上述した腹側外装部材30と略同様であるため(図3及び図4参照)、ここでは詳細な説明は省略する。
おむつ1では、背側外装部材40における伸縮シート44の伸長倍率が、腹側外装部材30における伸縮シート34の伸長倍率よりも高くなるように設定されている。すなわち、おむつ1では、腹側において伸縮シート34によって形成される腹側弾性領域ERfの伸縮性よりも、背側において伸縮シート44によって形成される背側弾性領域ERbの伸縮性の方が大きい。これにより、おむつ1では、吸収性本体10(吸収性コア11)の横方向の収縮量が背側と腹側とで異なるようになる。具体的には、背側において吸収性本体10が横方向に収縮しやすくなり、図4のように、吸収性本体10の横方向の幅は腹側の方が広くなる。さらに、腹側外装部材30及び背側外装部材40に発生する皺の大きさ形状が、背側と腹側とで異なるようになる。
なお、「伸長倍率」とは、弾性部材(糸ゴム伸縮シート)の自然長を1としたときの伸び度合いを示したものであり、例えば伸長倍率が1.2の場合、弾性部材は自然長から0.2だけ伸張していることになる。
また、以下の説明では、おむつ1の腹側外装部材30及び背側外装部材40で、吸収性本体10の横方向両端部よりも横方向の外側に張り出している部分を一対のサイドフラップ70とも呼ぶ。図1において、おむつ1は、右側に張り出した右側サイドフラップ70Rと、左側に張り出した左側サイドフラップ70Lとを有している。
<おむつ1の製造方法>
続いて、おむつ1の製造方法の概要について説明する。図5は、おむつ1製造のフローを表す図である。図6は、おむつ1の製造時の各工程について説明する概念図である。本実施形態のおむつ1は、製造ラインにおいて図5に示されるS101〜S107の各工程を実施することによって連続的に製造される。
先ず、おむつ1の基材が所定の搬送方向に沿って所定の搬送速度で搬送される(S101)。「おむつ1の基材」は、腹側外装部材30が横方向に複数繋がった状態で連続してなる腹側帯状部材30lと、背側外装部材40が横方向に複数繋がった状態で連続してなる背側帯状部材40lである。これらの部材がそれぞれ縦方向(図2の長手方向)に所定の間隔を有した位置関係を保ちつつ横方向(図2の幅方向)に沿った搬送方向に搬送される。このような搬送状態を「横流し状態」とも呼ぶ。また、以下の説明では、搬送方向に沿った方向をMD方向、MD方向と直交する方向をCD方向とも呼ぶ。
次に、MD方向に搬送される腹側帯状部材30lと背側帯状部材40lとのCD方向の間に吸収性本体10及び脚回り部材20が架け渡されるように配置され、接合される(S102)。また、S102の工程において、腹側帯状部材30l(外装バックシート31)の縦方向端部が外側から内側に折り返され、折り返し部31fが形成される。同様に、背側帯状部材40l(外装バックシート41)の縦方向端部が外側から内側に折り返され、折り返し部41fが形成される。また、このS102及びS101の工程にて、伸縮シート34やウェストギャザー弾性部材35等の各種弾性部材が適宜配置・接合される。
次に、吸収性本体10がCD方向の中央部(CL10)にて折り畳まれ、腹側帯状部材30lと背側帯背側帯状部材40lとが厚さ方向において重なるようにする(S103)。そして、腹側外装部材30(背側外装部材40)の横方向両端部たる腹側サイドエッジ部30es(背側サイドエッジ部40es)に相当する位置において、腹側帯状部材30lと背側帯背側帯状部材40lとが接合され、右側接合部1ewr及び左側接合部1ewlが形成される(S104)。そして、おむつ1の横方向両端部の位置(すなわち、腹側サイドエッジ部30es)の位置にて腹側帯状部材30l及び背側帯背側帯状部材40lが切断され、帯状部材から個々のおむつ1が切り離される(S105)。
切り離されたおむつ1は、搬送経路の所定箇所において、搬送方向に対する向きが変更される。具体的には、横方向に沿って搬送されていたおむつ1が、図6に示されるように搬送方向(MD方向)に対して90度回転され、縦方向に沿って搬送されるようになる(S106)。このような搬送状態を「縦流し状態」とも呼ぶ。すなわち、S106の工程では、横流し状態で搬送されていたおむつ1が、方向転換されて縦流し状態で搬送されるようになる。なお、図6の例では、股下側が搬送方向に向かうようにおむつ1が方向転換されているが、胴回り開口側が搬送方向に向かうようにおむつ1が方向転換されるのであっても良い。
そして、おむつ1が縦方向に沿って搬送されている間に、横方向の両側に張り出したサイドフラップ70L,70Rが横方向(CD方向)の外側から内側に折り込まれる(S107)。図7は、サイドフラップ70の折り込み動作について説明する断面図である。同図7では、図4の状態からサイドフラップ70L,70Rが横方向の内側に折り込まれる際の様子について表している。この折り込み工程では、サイドフラップ70L,70Rの上下方向(前後方向)の中央部付近の領域が、それぞれ横方向の外側から内側に押し込まれることによって、サイドフラップ70L,70Rがそれぞれ図7のような略Σ状に変形しながら吸収性本体10の腹側と背側との上下方向の間に折り込まれる。これにより、おむつ1の横方向のサイズが短くなり、製造されたおむつ1(製品)を出荷する際に、コンパクトに梱包することが可能となる。また、折り込みが完了すると、サイドフラップ70が吸収性本体10の背側と腹側との間に挟まれた状態で固定されるため、梱包作業を行う際にサイドフラップ70が邪魔になりにくく、おむつ1の取り回しが容易になる。
<サイドフラップの折り込み動作について>
図5のS107で説明したサイドフラップ70の折り込み工程の詳細について具体的に説明する。図8は、サイドフラップ折り込み機構100の構成の一例を示す概略側面図である。同図8には、おむつ1の製造装置のうち、サイドフラップ70の折り込みを実施するサイドフラップ折り込み機構100、及び、おむつ1を搬送しつつサイドフラップ折り込み機構100に供給するターンドラム200が示されている。
横方向に連続する帯状のおむつ1の基材(30l,40l)は、図5及び図6で説明したS101〜S105の工程において、ベルトコンベヤー等の所定の搬送手段によって搬送方向(MD方向)に沿って横流し状態で搬送されながら、ターンドラム200に導かれる。ターンドラム200は、搬送方向に対するおむつ1の向きを変更可能な搬送装置であり、回転ドラム201及び回転パッド部202を備える。回転ドラム201は、CD方向に平行に設けられた回転軸201cを有するドラム状の回転体であり、その周面に沿って複数の回転パッド部202を支持した状態で回転軸201c回りに回転する。回転パッド部202は、不図示の吸着機構によっておむつ1を吸引保持する保持部であり、その保持面が回転ドラム201の径方向外側を向いた状態で、回転ドラム201の周面上に回転可能に支持されている。このターンドラム200では、回転パッド部202を介しておむつ1を周面上に保持した状態で回転ドラム201が回転することにより、おむつ1が回転方向に沿って搬送される。すなわち、ターンドラム200では、回転ドラム201の回転方向が搬送方向(MD方向)となる。
帯状に連続したおむつ1の基材(30l,40l)は、ターンドラム200によって搬送される間にカッターロール250を用いて切断される(S105)。カッターロール250は回転ドラム201と対向する位置に配置された回転体であり、その周面にはカッターロール250の軸方向(CD方向に相当)に沿ってカッター部251が設けられている。当該カッター部251と回転ドラム201の周面とが対向しておむつ1の基材が挟み込まれることにより、おむつ1の基材がCD方向に沿って切断される。そして、回転パッド部202が、基材から切断された後の個々のおむつ1をそれぞれ保持しつつおむつ1の股下側が搬送方向(MD方向)を向くように90度回転して方向転換する(S106)。なお、回転ドラム201や回転パッド部202の具体的な機構及び動作についての詳細は、例えば特開2011−139862号公報に開示されているため、ここでは詳細な説明は省略する。これにより、おむつ1はその縦方向がMD方向に沿った縦流し状態で搬送されながら、ターンドラム200によってサイドフラップ折り込み機構100に供給される。なお、図8に示されるように、サイドフラップ折り込み機構100において、おむつ1は、前後方向を上下方向に沿わせた状態で、縦方向に沿った搬送方向(MD方向)に搬送される。また、S106の工程におけるおむつ1の方向転換は、上述のターンドラム200以外の機構を用いて行われるのであっても良い。
サイドフラップ折り込み機構100は、搬送手段110と、引っ張り手段120と、折り込み手段130と、圧縮手段140とを備える。搬送手段110はおむつ1を搬送方向(MD方向)に沿って搬送する機能を有し、例えば、サクションコンベヤーが用いられる。図9A及び図9Bは、搬送手段110の構成の一例について説明する図である。本実施形態の、搬送手段110は、コンベヤーベルト111と、ベルト駆動部112と、サクションボックス113とを有する。コンベヤーベルト111は、ベルト表面におむつ1を保持しつつベルト駆動部112によって駆動されることでおむつ1を搬送方向(MD方向)に搬送する。コンベヤーベルトの表面には複数の吸引孔111hが設けられている。吸引孔111hは所定の大きさを有する丸穴であり、コンベヤーベルト111の長手方向(すなわちMD方向に沿った方向)の全体に亘って設けられている。また、吸引孔111hは、コンベヤーベルト111のCD方向における所定の幅W110の範囲に亘って設けられている。サクションボックス113は、MD方向に沿った複数の吸引溝113lh(図9Aにおいて網掛けで表示されている)を有し、該吸引溝113lhを介して外部の空気をサクションボックス113の内部に吸引する。したがって、搬送手段110では、図9Aに示されるようにサクションボックス113の吸引溝113lhとコンベヤーベルト111の吸引孔111hとが重複する領域において吸引が行われ、おむつ1は、コンベヤーベルト111の表面に吸引保持された状態でMD方向に沿って搬送される。
引っ張り手段120は、おむつ1をMD方向に搬送しながら吸収性本体10の腹側領域と背側領域とをそれぞれ上下方向(おむつ1の前後方向)の反対側に引っ張ることにより、胴回り開口1HB(サイドフラップ70)を前後方向に開く機能を有する。引っ張り手段120としては、例えば、搬送手段110と同様のサクションコンベヤーが用いられる。図8の例では、引っ張り手段120として、上下方向に互いに向かい合うように配置された上側サクションコンベヤー120Uと、下側サクションコンベヤー120Dとが設けられている。上側サクションコンベヤー120U及び下側サクションコンベヤー120Dは、それぞれ図9A及び図9Bに示される搬送手段110とほぼ同様の構成を有する。すなわち、それぞれコンベヤーベルト121U,121Dと、ベルト駆動部122U,122Dと、サクションボックス123U,123Dとを有する。そして、上側サクションコンベヤー120Uが吸収性本体10の背側領域の一部を上方向に吸引保持した状態でおむつ1を搬送し、下側サクションコンベヤー120Dが吸収性本体10の腹側領域の一部を下方向に吸引保持した状態でおむつ1を搬送する。なお、上側サクションコンベヤー120U及び下側サクションコンベヤー120Dは、それぞれ等速度でおむつ1をMD方向に搬送することができる。
本実施形態おいて、上側サクションコンベヤー120Uと下側サクションコンベヤー120Dとの上下方向の間隔は、搬送方向(MD方向)の下流側ほど広くなっている。具体的には、図8のように、上側サクションコンベヤー120Uの搬送面に対して下側サクションコンベヤー120Dの搬送面が傾けて配置されている。これにより、おむつ1がMD方向に沿って搬送される間に、吸収性本体10の腹側領域と背側領域とがそれぞれ上下方向の反対側に引っ張られ、サイドフラップ70によって形成されている胴回り開口1HBが上下(おむつ1の前後)に開かれる。なお、搬送時におけるおむつ1の前後方向が上述の場合と逆になっていても良い。すなわち、吸収性本体10の腹側領域が上側に引っ張られ、吸収性本体10の背側領域が下側に引っ張られるのであっても良い。
また、上述したように、おむつ1では、腹側弾性領域ERfと背側弾性領域ERbとで横方向の伸縮性が異なるため、腹側外装部材30及び背側外装部材40の表面に発生する皺の大きさや形状が、背側と腹側とで異なっている。したがって、吸収性本体10の横方向外側において、前後方向(上下方向)に重ねられた腹側外装部材30及び背側外装部材40(すなわちサイドフラップ70)は、当該皺の影響により互いに密着しにくくなっている。これにより、おむつ1が引っ張り手段120によって上下方向に引っ張られる際に、サイドフラップ70において腹側外装部材30と背側外装部材40とが互いに離脱しやすく、胴回り開口1HBが上下に開きやすくなる。すなわち、腹側外装部材30及び背側外装部材40が互いに密着して上下に開きにくくなるというような問題は生じにくい。
また、上側サクションコンベヤー120Uでは、コンベヤーベルト121UのCD方向の幅W121Uの範囲に吸引孔121Uhが複数設けられており、幅W121Uの範囲において吸収性本体10の背側領域の一部が上方向に引っ張られる(図11参照)。同様に、下側サクションコンベヤー120Dでは、コンベヤーベルト121DのCD方向の幅W121Dの範囲に吸引孔121Dhが複数設けられており、幅W121Dの範囲において吸収性本体10の背側領域の一部が上方向に引っ張られる(図11参照)。そして、幅W121Dは幅W121Uよりも広くなっている(W121D>W121U)。上述したように、本実施形態の吸収性本体10は、背側において腹側よりも横方向に収縮しやすく、背側における横方向の幅が腹側における横方向の幅よりも狭くなっている部分を有する。そのため、収縮後の吸収性本体10の横方向の幅に合わせて腹側の吸引範囲(W121D)と背側の吸引範囲(W121U)とが異なるように設定することで、吸収性本体10の位置ずれ等が生じにくくなり、安定して上下方向に引っ張ることができるようにしている。
折り込み手段130は、前後方向(上下方向)に広げられたおむつ1において、サイドフラップ70L,Rをそれぞれ横方向(CD方向)の外側から内側に折り込む機能を有し、例えば、インペラーが用いられる。図10A及び図10Bは、折り込み手段130の構成の一例について説明する図である。図11は、図10Bの領域Xについて拡大して表す図である。本実施形態の、折り込み手段130は、インペラー131とインペラー駆動部132とを有する。インペラー131は、引っ張り手段120のCD方向の両側に設けられた一対の羽根車であり、上下方向に沿った回転軸131cを回転中心として回転する。インペラー駆動部132は、インペラー131を回転駆動させるための動力部である。
図8に示されるように、折り込み手段130は、引っ張り手段120の搬送方向の下流側に設けられている。引っ張り手段120によって前後方向(上下方向)に十分に開かれた状態のおむつ1のサイドフラップ70L,70Rに対して、回転駆動されているインペラー131が横方向(CD方向)の外側から内側に向かって押し付けられる。これにより、左右のサイドフラップ70L,70Rは、図10Bに示されるようにそれぞれΣ状に変形し、吸収性本体10の腹側と背側との間(すなわち前後方向の間)に折り込まれる際の折り込み量が一定に保たれやすくなる。したがって、おむつ1が均一な形状に折り畳まれやすくなる。
本実施形態の折り込み手段130では、CD方向の両側に設けられた左右のインペラー131,131が、上下方向の高さがそれぞれ異なる位置となるように配置されている。そして、図11に示されるように、サイドフラップ70L,70Rがそれぞれ横方向(CD方向)の最も内側まで折り込まれた状態において、右側のインペラー131と左側のインペラー131とが上下方向について一部重複する部分を有するように配置されている。このような配置により、サイドフラップ70L,70Rをより深くまで折り込むことができる。具体的には、左側サイドフラップ70Lが横方向(CD方向)の最も内側まで折り込まれたときの折り込み端部70Leが、CD方向の中央位置よりも右側に位置するまで左側サイドフラップ70Lが深く折り込まれる。同様に、右側サイドフラップ70Rが横方向(CD方向)の最も内側まで折り込まれたときの折り込み端部70Reが、CD方向の中央位置よりも左側に位置するまで右側サイドフラップ70Rが深く折り込まれる。その結果、折り込まれた左側サイドフラップ70L及び右側サイドフラップ70Rの一部が前後方向(上下方向)において重複する重複領域W70が形成される。重複領域W70では、左側サイドフラップ70L及び右側サイドフラップ70Rが前後方向(上下方向)に重なって互いに接触することにより摩擦力が生じるため、当該重なった部分が外れにくくなる。したがって、おむつ1が折り込み手段130の位置よりも下流側に搬送されて、インペラー131による横方向内側への押し込みが作用しなくなった場合であっても、サイドフラップ70の折り込み状態が維持されやすくなる。
なお、CD方向両側のインペラー131,131の上下方向の高さは、サイドフラップ70L,70Rの折り込み動作をスムーズに行うことが可能であり、かつ、サイドフラップ70L,70Rが折り込まれた状態において、重複領域W70にてサイドフラップ70Lと70Rとを上下方向に接触させることで摩擦が発生しやすくなるように調整されている。
このようにサイドフラップ70L,70Rが横方向(CD方向)の内側に深く折り込まれることにより、該サイドフラップ70L,70Rに引っ張られるようにして、吸収性本体10の横方向両側の端部が上下方向の内側に湾曲するように変形する。図11では、吸収性本体10の背側において、横方向両側の端部10bseが上側サクションコンベヤー120U(コンベヤーベルト121U)から離れるように上下方向の下側に向かって湾曲している。同様に、吸収性本体10の腹側において、横方向両側の端部10fseが下側サクションコンベヤー120D(コンベヤーベルト121D)から離れるように上下方向の上側に向かって湾曲している。なお、図11では吸収性本体10の横方向両端部10bse,10fseが弓形に曲がるように湾曲した状態について示されているが、弓形に曲がるのではなく鋭角的に折れ曲がるような場合も「湾曲」に含むものとする。このように吸収性本体10の横方向両端部を湾曲させることにより、おむつ1の横方向の幅が小さくなるため、おむつ1をよりコンパクトに梱包することができるようになる。
なお、「吸収性本体10の横方向端部が湾曲する」状態には、吸収性コア11の横方向端部が湾曲する場合も含まれる。吸収性コア11の横方向端部が湾曲する程度までサイドフラップ70L,70Rがそれぞれ横方向の内側まで深く折り込まれることにより、上述したような重複領域W70が形成されやすくなり、折り込み状態がより維持されやすくなる。また、おむつ1をよりコンパクトに折り畳むことが可能になる。
また、インペラー131は、上下方向において、サイドフラップ70に設けられている左側接合部1ewl及び右側接合部1ewrとは異なる位置を折り込むように調整されている。したがって、図11のように、左側サイドフラップ70Lの折り込み端部70Leと左側接合部1ewlとの上下方向の位置がずれ、右側サイドフラップ70Rの折り込み端部70Reと右側接合部1ewrとの上下方向の位置がずれた状態となる。左右の接合部1ewl,1ewrは溶着等によって所定の厚みを有しているため、当該接合部1ewl,1ewrがそれぞれ折り込み端部70Le,70Reと重複して配置されている場合、問題が生じる場合がある。例えば、折り込み部に厚みが生じたり、折り込み端部70Le,70Reにおいて折り目が形成されにくくなったりして、折り込み状態が維持されにくくなるおそれがある。しかし、本実施形態では、接合部1ewl,1ewrの位置と折り込み端部70Le,70Reの位置とがずれているため、このような問題は生じにくい。
さらに、本実施形態では、接合部1ewl,1ewrの位置が、前後方向(上下方向)において重複領域W70と重複しないようにサイドフラップ70が折り込まれる(図11参照)。重複領域W70では、前後方向(上下方向に)複数の資材が重ねられているため、前後方向の厚みが大きくなる。したがって、接合部1ewl,1ewrが重複領域W70に形成されていた場合、該接合部1ewl,1ewr自体の厚みによって、重複領域W70がさらに厚くなり、おむつ1をコンパクトに梱包することが困難になる。これに対して、接合部1ewl,1ewrを重複領域W70と重複させないようにすることで、おむつ1の前後方向の厚みが大きくなることが抑制される。
折り込み手段130によってサイドフラップ70が折り込まれたおむつ1は、圧縮手段140によって前後方向(上下方向)に圧縮される。圧縮手段140は、おむつ1をMD方向に搬送しながらおむつ1の全体を上下から挟み込むことにより、おむつ1を前後方向(上下方向)に圧縮する機能を有する。圧縮手段140としては、例えば、ベルトコンベヤーが用いられる。図8の例では、圧縮手段140として、上下方向に互いに向かい合うように配置された上側ベルトコンベヤー140Uと、下側ベルトコンベヤー140Dとが設けられている。上側ベルトコンベヤー140U及び下側ベルトコンベヤー140Dは、それぞれコンベヤーベルト141U,141Dと、ベルト駆動部142U,142Dとを有する。コンベヤーベルト141U及び141Dの上下方向の間隔h140は、所定の大きさに保たれており、おむつ1は、上側ベルトコンベヤー140Uと下側ベルトコンベヤー140Dとの間(間隔h140)に挟まれることで、上下方向に圧縮される。
図12Aは、サイドフラップ70が折り込まれた状態のおむつ1を腹側から見た概略平面図である。図12Bは、サイドフラップ70が折り込まれた状態のおむつ1を背側から見た概略平面図である。図12A及び図12B中の斜線部で表される領域は、折り込まれたサイドフラップ70L,70Rが前後方向に重なった重複領域W70である。
おむつ1の腹側では、吸収性本体10の縦方向上方側の領域において伸縮シート34によって腹側弾性領域ERfが形成されており、当該上方側の領域には横方向の収縮力が作用しやすくなっている(図2参照)。そのため、吸収性本体10(吸収性コア11)は図12Aの様に縦方向の上方側が横方向に収縮した形状となっている。そして、吸収性本体10(吸収性コア11)の横方向両側の端部10seの形状に沿ってサイドフラップ70L,70Rが横方向の内側に折り込まれるため、該サイドフラップ70L,70Rは、縦方向の上端側が下端側よりも横方向の内側深くまで折り込まれやすくなる。すなわち、胴回り開口側においてサイドフラップ70が吸収性本体の上下方向の間に折り込まれる部分の面積は、股下側においてサイドフラップ70が吸収性本体の上下方向の間に折り込まれる部分の面積よりも大きくなる。その結果、図12Aに示されるように、サイドフラップ70L,70Rの縦方向上端側(胴回り開口側)では重複領域W70が形成され、縦方向の下端側(股下側)では重複領域W70が形成されない。
サイドフラップ70L,70Rを折り込む際に、該サイドフラップ70L,70Rを縦方向の全領域について重複させるのではなく、一部の領域のみで重複させることにより、全体としておむつ1の厚み(前後方向の幅)が増すことが抑制され、コンパクトに梱包しやすくなる。また、サイドフラップ70L,70Rが折り込まれた後で圧縮手段140によっておむつ1が圧縮されることにより、重複領域W70にて重ね合されたサイドフラップ70Lとサイドフラップ70Rとの間に生じる摩擦力が大きくなり、両者が互いに外れにくくなる。特に、おむつ1の胴回り開口側において、サイドフラップ70L,70Rの折り込み状態が維持されやすくなるため、梱包作業等の際に胴回り開口1HBが開いてしまうことが抑制される。
また、おむつ1の背側では、吸収性本体10の縦方向上方側の領域において伸縮シート44によって背側弾性領域ERbが形成されており、当該上方側の領域には横方向の収縮力が作用しやすくなっている(図2参照)。したがって、腹側と同様に、背側においてもサイドフラップ70L,70Rは、縦方向の上方側が下方側よりも横方向の内側深くまで折り込まれやすくなる。一方で、背側弾性領域ERbでは、腹側弾性領域ERfよりも大きな収縮力が作用しているため、吸収性本体10は背側において腹側よりも横方向に大きく収縮している。そのため、図12Bに示されるように、おむつ1の背側では腹側と比較してサイドフラップ70L,70が横方向のより内側の位置で折り込まれる。したがって、サイドフラップ70が折り込まれた状態のおむつ1を視認した場合、腹側と背側とで形状が明確に異なるようになり、使用者は、おむつ1の前後(腹側と背側)を容易に判別することができる。なお、吸収性本体10が、腹側において背側よりも横方向に大きく収縮しているのであっても良く、この場合もおむつ1の前後を容易に判別することができる。
<変形例>
図13A及び図13Bは、折り込み手段130の変形例について表す図である。この変形例では、CD方向の両側に配置されたインペラー131の回転軸131cが、それぞれ横方向の外側に所定の角度だけ傾斜して配置されており、インペラー131が斜めに回転しながらサイドフラップ70が折り込まれる。その他の構成や機能は、図10A及び図10Bで説明した折り込み手段130と基本的に同様である
左右のインペラー131が水平面に対して傾いた状態で回転することにより、右側のインペラー131と左側のインペラー131とが横方向(CD方向)に重複する部分では、インペラー131同士の上下方向の間隔が位置によって異なるようになる。図13Bの場合、左側のインペラー131の右側端部と右側のインペラー131との間の上下方向の間隔h131rが最も短く、右側のインペラー131の左側端部と左側のインペラー131との間の上下方向の間隔h131lが最も長くなる。このように、インペラー131間の上下方向の間隔を変更することにより、サイドフラップ70の折り込みをスムーズに行うことができる。例えば、サイドフラップ70L,70Rを折り込む際に、間隔h131lの部分ではサイドフラップ70L,70Rが互いに干渉しにくいため、インペラー131がスムーズに動作しやすくなる。一方、間隔h131rの部分ではサイドフラップ70L,70Rがインペラー131によって上下方向に圧縮され摩擦力が生じ、折り込まれたサイドフラップ70同士が互いに外れにくくなる。
なお、CD方向の両側に配置されたインペラー131が傾いて配置されているのではなく、一方側のインペラー131の回転軸131cだけが傾いており、他方側のインペラー131の回転軸131cは上下方向に沿って鉛直に配置されているのであっても良い。
また、折り込み手段130を風圧式にしても良い。風圧式の折り込み手段130では、送風ノズルと、送風装置とを有し(いずれも不図示)、インペラーの代わりに設けられた送風ノズルから横方向の外側から内側に向かって圧縮エアを噴出させる。そして、MD方向に搬送されるおむつ1のサイドフラップ70に対して当該エアを吹き当てることによってサイドフラップ70を横方向の内側に折り込む。このような風圧式の折り込み手段であれば、インペラーが不要となるため、該インペラーの先端部が接触することによってサイドフラップ70が傷つけられてしまうことが抑制される。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、外装バックシート31や外装バックシート41を構成する素材として不織布を例に挙げて説明したが、各部を構成する素材は何等不織布に限らない。例えば、織布でも構わないし、織布以外のシート部材でも構わない。
上述の実施形態では、ウェストギャザー弾性部材35やフィットギャザー弾性部材36として糸ゴムを例に挙げて説明したが、何等これに限らない。例えば、帯状のゴムを用いても良いし、伸縮性を有した帯状の不織布や、伸縮性を有した帯状の樹脂フィルムを用いても良い。
1 おむつ(吸収性物品、パンツ型使い捨ておむつ)、
1ewr 右側接合部、1ewl 左側接合部、
1HB 胴回り開口、1HL 脚回り開口、
10 吸収性本体、
10le 端部(縦方向)、10se 端部(横方向)、
10fse 端部(横方向・腹側)、10bse 端部(横方向・背側)、
11 吸収性コア、
13 表面シート、15 裏面シート、15a 防漏シート、15b 外装シート、
20 脚回り部材、
20le 端部(縦方向)、
30 腹側外装部材、
30es 腹側サイドエッジ部、30l 腹側帯状部材、
31 外装バックシート、31f 折り返し部、
32 フィルムシート、33 カバーシート、34 伸縮シート、
35 ウェストギャザー弾性部材、36 フィットギャザー弾性部材、
40 背側外装部材、
40es 背側サイドエッジ部、40l 背側帯状部材、
41 外装バックシート、41f 折り返し部、
42 フィルムシート、43 カバーシート、44 伸縮シート、
45 ウェストギャザー弾性部材、46 フィットギャザー弾性部材、
70 サイドフラップ、
70R 右側サイドフラップ、70Re 折り込み端部、
70L 左側サイドフラップ、70Le 折り込み端部、
100 サイドフラップ折り込み機構、
110 搬送手段、
111 コンベヤーベルト、111h 吸引孔、112 ベルト駆動部、
113 サクションボックス、113lh 吸引溝、
120 引っ張り手段、
120U 上側サクションコンベヤー、121U コンベヤーベルト、
121Uh 吸引孔、122U ベルト駆動部、123U サクションボックス、
120D 下側サクションコンベヤー、121D コンベヤーベルト、
121Dh 吸引孔、122D ベルト駆動部、123D サクションボックス、
130 折り込み手段、
131 インペラー、131c 回転軸、132 インペラー駆動部、
140 圧縮手段、
140U 上側ベルトコンベヤー、
141U コンベヤーベルト、142U ベルト駆動部、
140D 下側ベルトコンベヤー、
141D コンベヤーベルト、142D ベルト駆動部、
200 ターンドラム、
201 回転ドラム、201c 回転軸、202 回転パッド部、
250 カッターロール、251 カッター部、
W70 重複領域、
h131r 間隔、h131l 間隔、
CL10 所定位置、
ERf 腹側弾性領域、ERf 腹側弾性領域、
LG レッグギャザー、
LSG 立体ギャザー

Claims (11)

  1. 互いに交差する縦方向と横方向と前後方向とを有し、
    排泄物を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体の一端側に配置された腹側外装部材と、前記吸収性本体の他端側に配置された背側外装部材と、を備え、前記腹側外装部材と前記背側外装部材とが、一対の接合部にて互いに接合されたパンツ型吸収性物品を製造する吸収性物品製造方法であって、
    前記パンツ型吸収性物品を、前記前後方向を上下方向に沿わせた状態で、前記縦方向に沿った搬送方向に搬送する間に、
    前記吸収性本体の腹側の少なくとも一部を前記上下方向の一方側に、前記吸収性本体の背側の少なくとも一部を前記上下方向の他方側に引っ張り、
    前記吸収性本体の腹側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記他方側に湾曲し、前記吸収性本体の背側の前記横方向の端部が前記上下方向の前記一方側に湾曲するまで、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材を前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込む、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記腹側外装部材及び前記背側外装部材を折り込む際に、
    前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが、
    前記上下方向について重複する部分を有する、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが、前記上下方向について重複する部分において、
    前記横方向の一方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材と、前記横方向の他方側に配置されている前記腹側外装部材及び前記背側外装部材とが接触するように、前記腹側外装部材及び前記背側外装部を折り込む、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記縦方向の胴回り開口側において、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる部分の面積は、
    前記縦方向の股下側において、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる部分の面積よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記吸収性本体は、前記横方向に沿って伸縮する弾性領域によって前記横方向に収縮し、
    前記背側における前記吸収性本体の前記横方向への収縮量と、前記腹側における前記吸収性本体の前記横方向への収縮量とが異なる、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記腹側において、前記吸収性本体が前記上下方向の一方側に引っ張られる部分の面積と、前記背側において、前記吸収性本体が前記上下方向の他方側に引っ張られる部分の面積とが異なる、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記パンツ型吸収性物品の前記搬送方向と交差する方向の両側に設けられた一対のインペラーによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれ、
    前記一対のインペラーは前記上下方向について互いに重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記一対のインペラーが、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の接合部とは異なる位置に押し当てられることによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記一対のインペラーのうち、少なくとも一方のインペラーの回転軸は、前記上下方向に対して所定角度傾斜して配置されている、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の吸収性物品製造方法であって、
    前記パンツ型吸収性物品の前記搬送方向と交差する方向の両側に設けられた一対の送風ノズルからエアを噴出させて、前記エアを前記腹側外装部材及び前記背側外装部材に吹き当てることによって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材が前記吸収性本体の腹側と背側との前記上下方向の間に折り込まれる、ことを特徴とする吸収性物品製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性物品製造方法であって、
    複数の前記腹側外装部材が前記横方向に連続して連なった腹側帯状部材、及び、複数の前記背側外装部材が前記横方向に連続して連なった背側帯状部材を、前記横方向に沿って搬送する間に、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の前記横方向の両端部において前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材を切断する工程と、
    切断された前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材を、前記腹側帯状部材及び前記背側帯状部材が搬送されていた方向から所定の角度だけ方向転換させて、前記縦方向に沿って搬送する工程と、
    を有する、吸収性物品製造方法。
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