JPWO2017109901A1 - 除電ブラシ、除電装置及び除電方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、適切な除電又は帯電量を低減することができる除電ブラシ、除電装置及び除電方法を提供する。除電ブラシ(1)は、導電性のブラシ部(11)と、該ブラシ部(11)と接地点とを抵抗(14)を介して接続する接地線(15)とを備える。除電装置(100)が備える除電ブラシ(1)は、表示パネル(2)を搬送する搬送部に、ブラシ部(11)が該搬送部で搬送される表示パネル(2)の周縁部に形成されている端子(24)に摺接するように設置される。抵抗(14)の抵抗値は、例えば1MΩ以上10MΩ以下である。
Description
本発明は、適切な除電及び帯電量の低減を実現することができる除電ブラシ、除電装置及び除電方法に関する。
表示装置が大型化し、薄型化している昨今では、表示パネルがその製造工程で帯電し易くなっている。表示パネルの帯電は、行程中に作業員又は検査装置と接触した場合に静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)を発生させる原因となり、ESD発生によってパネル不良が起きるから、除電が必要である。
除電の方法としては、イオナイザ(除電ブロワ等)によって荷電粒子を放出する非接触式方法と、接地された導電体から構成されるブラシを接触させて放電する接触式方法とがある。例えば、特許文献1には、有機EL(Electro Luminescence)パネルの製造工程において、非接触式の除電装置としてイオナイザと、接触式の除電装置として接地された導電性ブラシとを使用して有機ELパネルを除電することが開示されている。
大型化及び薄型化が進んだ昨今の表示パネルでは、非接触式の除電方法では除電が不十分であることが多く、導電性のバー又はブラシ等を用いた接触式の除電方法が用いられることがある。
しかしながら、表示パネルのように電子回路を備える除電対象物を接触式の方法で除電する場合、除電対象物の帯電量が大きいときには導電性のバー又はブラシ等を接触させた際に瞬時に大きな電流が流れ、除電対象物の電子回路が破壊されることがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、適切な除電及び帯電量の低減を実現することができる除電ブラシ、除電装置及び除電方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る除電ブラシは、導電性のブラシ部と、該ブラシ部と接地点とを抵抗を介して接続する接地線とを備える。
本開示の一実施形態に係る除電装置は、表示パネルの製造システム内に備えられ、前述した除電ブラシを有する。
本開示の一実施形態に係る除電方法は、導電性のブラシ部と、該ブラシ部と接地点とを抵抗を介して接続する接地線とを備える除電ブラシを用いた表示パネルの除電方法であって、前記表示パネルの周縁部に形成されている端子に前記ブラシ部を摺接させる。
本発明による場合、適切な除電及び帯電量の低減を実現することができる除電ブラシ、除電装置及び除電方法が提供される。
以下に、本発明の実施の形態について図面に基づき具体的に説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であって、本発明は以下の構成に限られないことは勿論である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における除電ブラシ1の概略図である。除電ブラシ1は、導電性のブラシ部11と、ブラシ部11と接地点とを抵抗14を介して接続する接地線である導線15とを備える。ブラシ部11は、植毛部12と、植毛部12の複数箇所に夫々植毛された毛束13とを含む。植毛部12は、例えば金属製であって長細の扁平な板状であり、側面に全長に亘って毛束13が植毛されている。導線15は、その一端が植毛部12に接続され、他端が接地されている。抵抗14の抵抗値は例えば1MΩ〜10MΩである。なお植毛部12の形状はこれに限定されないことは勿論である。
図1は、実施の形態1における除電ブラシ1の概略図である。除電ブラシ1は、導電性のブラシ部11と、ブラシ部11と接地点とを抵抗14を介して接続する接地線である導線15とを備える。ブラシ部11は、植毛部12と、植毛部12の複数箇所に夫々植毛された毛束13とを含む。植毛部12は、例えば金属製であって長細の扁平な板状であり、側面に全長に亘って毛束13が植毛されている。導線15は、その一端が植毛部12に接続され、他端が接地されている。抵抗14の抵抗値は例えば1MΩ〜10MΩである。なお植毛部12の形状はこれに限定されないことは勿論である。
また植毛部12は樹脂製であって、内部に毛束13と電気的に接続している導電体が埋め込まれ、該導電体が抵抗14を介装した導線15に接続されている構成であってもよい。更に植毛部12には別途、把手部を設けるようにしてもよい。
図2は、本実施形態の除電装置100における除電ブラシ1の設置位置を示す説明図である。除電装置100は、除電ブラシ1を有し、表示装置における表示パネル2を搬送する搬送路上に設置される。除電装置100の除電ブラシ1は、図1と同様の構成を有する。表示パネル2は、CF(Color Filter)基板21及びTFT(Thin Film Transistor)基板22を含む。CF基板21には一面に対向電極が形成されており、TFT基板22には画素電極、各画素電極に接続されているTFTへのゲートバスライン及びソースバスライン、並びに共通電極23を含む回路が形成されている。対向電極は、共通電極23に接続される。図2に示すように、TFT基板22は、CF基板21よりも少し大きい。TFT基板22の周縁部にはゲートバスライン、ソースバスライン及び共通電極23に夫々接続されている端子24が形成されており、CF基板21と重ねられたときにも露出するようにしてある。端子24には、フレキシブル基板を介してゲートドライバ及びソースドライバが接続される(いずれも図示せず)。
除電ブラシ1は、毛束13の毛先が、搬送路上で搬送される表示パネルの端子24に摺接する位置に設置される。例えば、除電装置100は、表示装置の製造装置の搬送路上において表示パネルへ向けて荷電粒子を放出する除電ブロワと同一の工程、又は除電ブロワよりも下流工程に設けられる。
図3は、実施の形態1における除電ブラシ1の他の設置位置を示す説明図である。図3は搬送路上を図3中の矢印で示す搬送方向Dへ搬送される表示パネル2を示している。この例では、除電装置100が複数(図3では2つ)の除電ブラシ1を備えている。図3に示すように、複数の除電ブラシ1は、それぞれの毛束13(図1中、植毛部12の奥側にある)が表示パネル2の周縁部(図3では一長辺側)に摺接するように、搬送方向Dに沿って並設されている。このように、各々が抵抗14を介して接地されている複数の除電ブラシ1を使用することで、除電をより効果的に行なうことができる。なお、複数の除電ブラシ1が共通の1つの抵抗14を介して接地されていてもよい。
図2及び図3に示すように除電ブラシ1を設置することにより、搬送路上の表示パネル2に蓄積した電荷、特に表示パネル2の画素電極、対向電極、各バスライン、共通電極23、TFT等に蓄積した内部電荷が毛束13、植毛部12及び抵抗14を介して接地点まで流れ、除電される。この際、除電ブラシ1が直接的に除電対象物に接触するので、内部電荷を効果的に除去できる。
ここで、実施の形態1における除電ブラシ1は、上述したように、抵抗14を介して接地されている。そのため、除電ブラシ1が表示パネル2に接触した際に急激な放電が発生することを抑制でき、精密化している電極、及び電極に接続されている素子等を含む電子回路が破壊されることを抑制できる。以下、図4及び図5を参照して除電ブラシ1が抵抗14を介して接地されることによる効果について、より具体的に説明する。
図4は、実施の形態1における除電ブラシ1による緩やかな放電の効果を示す説明図である。図4において、横軸に時間を示している。時間軸における原点(ゼロ点)は、放電ブラシ1の毛束13の毛先が除電対象物(実施の形態1では表示パネル2)に接触した時点に対応する。縦軸は放電電流の大きさ(放電量)を示し、図4は抵抗14の有無による放電電流の波形の差異を示すグラフを示している。図4に示すように、抵抗14を介さずに接地される除電ブラシ(以下、「従来例に係る除電ブラシ」という)を使用した場合(「抵抗なし」の場合)には、放電電流のピークまでの時間がt1であるのに対し、抵抗14を介して接地される除電ブラシ1を使用した場合(「抵抗あり」の場合)、放電電流のピークまでの時間がt1の2倍に近いt2となる。このように抵抗14を介して接地することで、表示パネル2における帯電電荷の放電が緩やかになり、瞬時に大きな電流が流れることを抑制して電子回路の破壊を防止できるようになる。
図5は、抵抗14の抵抗値の違いによる効果の差異を示す実験結果のグラフである。図5は、抵抗値の差異による表示パネル2の帯電量の推移の差異を示している。図5の各グラフにおいては、横軸は時間の経過を示し、縦軸は表示パネル2における帯電量(電位)を示している。表示パネル2は60インチ型を用いた。図5の最も上のグラフは、従来例に係る除電ブラシ(抵抗なし)を使用した場合の帯電量の推移を示している。図5の上から2番目のグラフは、除電ブラシ1の抵抗14に抵抗値が1MΩである抵抗を用いた場合の帯電量の推移を示している。図5の上から3番目のグラフは、除電ブラシ1の抵抗14に抵抗値が2MΩである抵抗を用いた場合の帯電量の推移を示している。図5の最も下のグラフは、除電ブラシ1の抵抗14に抵抗値が10MΩである抵抗を用いた場合の帯電量の推移を示している。なお図5における矢印は、各抵抗値において除電ブラシ1が表示パネル2の端子24に接触した時点を示している。
図5から、抵抗値を1MΩ〜10MΩとした場合、接触後の電位の変化が特に緩やかで、電位ゼロに漸近していることがわかる。つまり、抵抗値が1MΩ〜10MΩである抵抗14を介して接地される除電ブラシ1を使用した場合に急激な放電をより効果的に抑制できることがわかる。
なお除電ブラシ1は上述したように搬送路上に設置される構成に限られないことは勿論である。例えば、作業者又はロボットが除電ブラシ1を操作してもよい。すなわち、作業者又はロボットが、除電ブラシ1の毛束13を除電対象物の所定位置(表示パネル2の周縁部の端子24)に接触させて除電対象物の除電をおこなってもよい。
他の例としては例えば、表示パネル2に偏光板を貼付する際に周縁部の端子24、偏光板、パネル面に除電ブラシ1の毛束13を接触させたままにしておくようにしてもよい。逆に偏光板をパネル面から剥離させる際に、偏光板表面、又は表示パネル2のパネル面に除電ブラシ1の毛束13を接触させたまま作業が行なわれるようにしてもよい。この場合、ガラス基板であるCF基板21及びTFT基板22へフィルムを貼付する際、又はフィルムを剥離する際に表示パネル2の表面に起こる静電気による帯電を低減することが可能である。
更に、表示パネル2に使用されるSOF(System On Filter)の異物除去、及び除電のために抵抗14を含む除電ブラシ1を使用することも効果的である。またシャント面取り後の表示パネル2の除電にも使用することが可能である。
また表示パネル2の搬送路がラバー製のローラによって構成されている場合、ローラの外面との接触によって表示パネルが帯電することが問題となる。したがって、表示パネルではなく搬送路におけるローラ側に除電ブラシの毛束3の毛先を接触させておく。これにより、ラバー製のローラに接触しながら表示パネルが搬送される際の帯電を抑制することも可能になる。
また、除電ブラシ1とその他の除電器(例えば、除電バー、除電ブロアー等)とを併用して表示パネル2を除電してもよい。除電ブラシ1とその他の除電器との併用は、特に高帯電パネルの除電に有効である。主に内部電荷の除電に有効な除電ブラシ1だけでは表面電荷の除電を適切に行なうことができない場合でも、その他の除電器を併用することで、除電能力が高まり、表面電荷の除電を適切に行なうことができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2における除電装置101の構成を示すブロック図である。実施の形態2における除電装置101は、可変抵抗142を介して接地される除電ブラシ1bと、可変抵抗142の抵抗値を制御する制御部16とを備える。実施の形態2における除電ブラシ1bは、実施の形態1における除電ブラシ1の抵抗14を可変抵抗142に置き換えたものである。可変抵抗142及び制御部16以外の除電ブラシ1bの構成は、実施の形態1における除電ブラシ1の構成と同様であるから、共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、実施の形態2における除電装置101の構成を示すブロック図である。実施の形態2における除電装置101は、可変抵抗142を介して接地される除電ブラシ1bと、可変抵抗142の抵抗値を制御する制御部16とを備える。実施の形態2における除電ブラシ1bは、実施の形態1における除電ブラシ1の抵抗14を可変抵抗142に置き換えたものである。可変抵抗142及び制御部16以外の除電ブラシ1bの構成は、実施の形態1における除電ブラシ1の構成と同様であるから、共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2における除電装置101では、スイッチ又は外部入力信号に従って制御部16が可変抵抗142の抵抗値を変更する。なお可変抵抗142における抵抗値は、複数の範囲(例えば1MΩ〜2MΩ、2MΩ〜5MΩ、5MΩ〜10MΩの3段階)に分別されており、制御部16がいずれの範囲とするかを選択する構成としてもよい。
なお実験の結果、40インチ型の表示パネル2では、抵抗14,142の抵抗値を1MΩ〜2MΩとすることが有効であるという知見が得られた。また40インチ型から80インチ型までの範囲の表示パネル2では、抵抗14,142の抵抗値を2MΩ〜5MΩとすることが有効であるという知見が得られた。更に80インチ型以上の表示パネル2では、抵抗14,142の抵抗値を5MΩ〜10MΩとすることが有効であるという知見が得られた。
したがって、可変抵抗142の抵抗値を3段階(第1段階:1MΩ〜2MΩ、第2段階:2MΩ〜5MΩ、第3段階:5MΩ〜10MΩ)の内のいずれかを選択できるように構成し、且つ各段階と表示パネル2の大きさとを対応させるとよい。スイッチの各状態に表示パネル2の大きさの範囲(40インチ以下、40〜80インチ、80インチ以上)を対応付けて、作業者が表示パネル2の大きさに応じてスイッチを切り替えることで、可変抵抗142の抵抗値の段階を選択できるようにしてもよい。
上述した実施の形態によれば、除電ブラシ1,1bを除電対象物に直接的に接触することで放電がなされるから十分な除電ができる。また、除電ブラシ1は抵抗14を介して、除電ブラシ1bは可変抵抗142を介して接地されているから、急激な放電の発生を抑制して電子回路の破壊を防止することが可能である。つまり適切な除電及び帯電量の低減を実現することができる。
また、除電対象物が表示パネル2の場合、ソースバスライン若しくはゲートバスラインに接続されている端子、又は共通電極に接続されている端子に蓄積している内部電荷を緩やかに効果的に除電することができる。そのため、急激な放電によって電極及び該電極に接続されている各素子群を含む電子回路が破壊されることを防止することができる。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1b 除電ブラシ
12 植毛部
13 毛束
14 抵抗
142 可変抵抗
15 導線
16 制御部
100,101 除電装置
2 表示パネル
21 CF基板
22 TFT基板
23 電極
24 端子
12 植毛部
13 毛束
14 抵抗
142 可変抵抗
15 導線
16 制御部
100,101 除電装置
2 表示パネル
21 CF基板
22 TFT基板
23 電極
24 端子
図4は、実施の形態1における除電ブラシ1による緩やかな放電の効果を示す説明図である。図4において、横軸に時間を示している。時間軸における原点(ゼロ点)は、除電ブラシ1の毛束13の毛先が除電対象物(実施の形態1では表示パネル2)に接触した時点に対応する。縦軸は放電電流の大きさ(放電量)を示し、図4は抵抗14の有無による放電電流の波形の差異を示すグラフを示している。図4に示すように、抵抗14を介さずに接地される除電ブラシ(以下、「従来例に係る除電ブラシ」という)を使用した場合(「抵抗なし」の場合)には、放電電流のピークまでの時間がt1であるのに対し、抵抗14を介して接地される除電ブラシ1を使用した場合(「抵抗あり」の場合)、放電電流のピークまでの時間がt1の2倍に近いt2となる。このように抵抗14を介して接地することで、表示パネル2における帯電電荷の放電が緩やかになり、瞬時に大きな電流が流れることを抑制して電子回路の破壊を防止できるようになる。
更に、表示パネル2に使用されるSOF(System On Film)の異物除去、及び除電のために抵抗14を含む除電ブラシ1を使用することも効果的である。またシャント面取り後の表示パネル2の除電にも使用することが可能である。
Claims (7)
- 導電性のブラシ部と、
該ブラシ部と接地点とを抵抗を介して接続する接地線と
を備えることを特徴とする除電ブラシ。 - 表示パネルの除電に用いられ、
前記抵抗の抵抗値が1MΩ以上10MΩ以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の除電ブラシ。 - 表示パネルの製造システム内に備えられ、請求項1又は2に記載の除電ブラシを有する
ことを特徴とする除電装置。 - 前記除電ブラシは、
表示パネルを搬送する搬送部に、前記ブラシ部が該搬送部で搬送される前記表示パネルの周縁部に形成されている端子に摺接するように設置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の除電装置。 - 前記抵抗は可変抵抗であり、
前記抵抗の抵抗値の変更を制御する制御部
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の除電装置。 - 導電性のブラシ部と、該ブラシ部と接地点とを抵抗を介して接続する接地線とを備える除電ブラシを用いた表示パネルの除電方法であって、
前記表示パネルの周縁部に形成されている端子に前記ブラシ部を摺接させる
ことを特徴とする除電方法。 - 前記抵抗の抵抗値は、1MΩ以上10MΩ以下である
ことを特徴とする請求項6に記載の除電方法。
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