JPWO2017104000A1 - プロジェクタおよび画像投写方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、各液晶表示パネルの寿命信頼性が改善され、装置全体の長期信頼性が高いプロジェクタを実現するもので、所定の色の色光を直交する第1の直線偏光と第2の直線偏光に分離する第1の偏光ビームスプリッタと、複数の液晶表示パネルを構成し、第1の直線偏光と第2の直線偏光による第1の画像光と第2の画像光をそれぞれ生成する第1の液晶表示パネルと第2の液晶表示パネルと、第1の画像光と第2の画像光を含む、複数の液晶表示パネルにより得られた複数の画像光を合成して出射する画像合成部と、を備えている。

Description

本発明はプロジェクタおよび画像投写方法に関する。
従来の白色放電ランプの代わりにLEDやレーザーなどの固体光源を用いたプロジェクタが実用化されている。また、赤(R)色、緑(G)色、青(B)色、または、黄(Y)色の蛍光体にレーザー光を励起光として使用し、蛍光体で得られた蛍光を光源に用いる方式も実用化されている。
ところで、R色、G色、B色用に3枚の液晶パネルを用いたプロジェクタでは、プロジェクタ装置内での液晶パネルの温度管理や、液晶パネルに照射する色光の光密度や波長成分などの特性が液晶パネルの長期信頼性に影響を与えていると考えられている。
固体光源のプロジェクタでは、光源の寿命が従来の放電ランプに比べて大幅に改善される。そのためプロジェクタの商品性も魅力的なものになる。光源の寿命が2万時間以上などをカタログに謳うものが多い。
光源の寿命が長くなると、プロジェクタ装置を構成する光源以外の部品に対しても、光源と同等の寿命を確保することが好ましい。そうすることでプロジェクタの商品信頼性や維持管理のし易さをアピールできるからである。
図1は従来の3板型のプロジェクタの光源および光学系の構成を示すブロック図である。図1に示されるプロジェクタでは、光源は、レーザー光源の励起光と蛍光体から構成されている。光源部81からのYの蛍光とBのレーザー光とからなる光が、インテグレータ光学系および偏光変換光学系82によりS偏光またはP偏光といった直線偏光に偏光統一される。Y色蛍光は比較的広いスペクトラムを有するが、B色はレーザー光そのままなので波長帯域に関しては非常に狭いものである。
さて、光源部81からの光は、ダイクロイックミラー602、603や反射ミラー604、606、608などにより、R、G、B用の液晶パネル609、610、611に照射される。特に、B用の光学系はリレーレンズ605、607などにより他の光学系統と同等な共役関係になるように調整されている。また、液晶パネルの直前にはコンデンサレンズ612、613、614を備える。さらに各液晶パネルは、前後には偏光子(不図示)や検光子(不図示)を備えている。R色、G色、B色用の液晶パネルで光変調された光はクロスダイクロイックプリズム615で光合成されて投射レンズ616で拡大投射する。
安価小型で高画質、さらに、明るいプロジェクタが求められているが、それに応えるにはプロジェクタ装置内の各部品の小型化はもちろん、高密度実装が必要になる。コスト面のメリットも考慮し、より小型の液晶パネルに従来と同等、もしくは、それ以上の光を照射することが求められる。
液晶パネルの温度管理の面では、これまで以上に高度な設計技術、放熱技術や冷却技術が必要である。また、小型パネルへの照射光密度の増加に対しては、素子レベルでの劣化回避に向けた何らかの改善策が必要である。
プロジェクタ装置内の液晶パネルの温度管理技術としては、周知技術に加えて最新の冷却手段を適用することが行われ、これにより固体光源と同等の寿命時間に相当する時間の信頼確保が可能になってきている。
一方で、液晶パネルに照射される光密度や波長成分に関しては決定的な対策がないというのが実情である。液晶パネルに照射する光量としてはG色が最も大きく、B色は最も小さい。しかしながら光のエネルギーとしてはB色用パネルに最も配慮が必要になる。また、従来の放電ランプに比べて固体光源であるレーザー光は波長のスペクトル範囲も小さいので、液晶材料や配光膜が劣化に対して危険な波長帯域を避けることが容易と考えがちである。しかしながら、狭い波長帯域であっても非常に強度の大きな光成分であるため、寿命予測のための計算機シミュレーションなどをしてみると、放電ランプと同等か、それ以下という思いがけない計算結果すら出ることもある。
なお、液晶材料は、紫外はもとより短波長帯域に対して光吸収性を有するものが多く、微弱であっても長期間に亘る照射であれば液晶材料の劣化が起こり、表示品質低下を招くことが分かっている。従って、寿命信頼性の向上に対してはB色に対する対策を実施することが最も効果的である。
プロジェクタの耐光性を高め、信頼性を向上させることを目的として、特許文献1(特開2009−31545号公報)に開示されるものがある。
特開2009−31545号公報
特許文献1に開示されるものについて、その動作を詳細に検討すると装置全体として長期信頼性を高めるものとしては適当なものとは言えない。
本発明の目的とするところは、所定の色用の液晶表示パネルに照射される光量を低下させて光密度を緩和し、プロジェクタを構成する複数の液晶表示パネルに照射される光密度の均一化を図ることにより、各液晶表示パネルの寿命信頼性が改善され、装置全体の長期信頼性が高いプロジェクタを実現することにある。
本発明によるプロジェクタは、複数の液晶表示パネルのそれぞれに色光を照射することにより得られる複数の画像光を合成して投写するプロジェクタであって、
所定の色の色光を直交する第1の直線偏光と第2の直線偏光に分離する第1の偏光ビームスプリッタと、
前記複数の液晶表示パネルを構成し、前記第1の直線偏光と第2の直線偏光による第1の画像光と第2の画像光をそれぞれ生成する第1の液晶表示パネルと第2の液晶表示パネルと、
前記第1の画像光と第2の画像光を含む、前記複数の液晶表示パネルにより得られた複数の画像光を合成して出射する画像合成部と、を備えている。
本発明による画像投写方法は、複数の液晶表示パネルのそれぞれに色光を照射することにより得られる複数の画像光を合成して投写するプロジェクタで行われる画像投写方法であって、
所定の色の色光を第1の偏光ビームスプリッタを用いて直交する第1の直線偏光と第2の直線偏光に分離し、
前記複数の液晶表示パネルを構成する第1の液晶表示パネルと第2の液晶表示パネルにより、前記第1の直線偏光と第2の直線偏光による第1の画像光と第2の画像光をそれぞれ生成し、
画像合成部により、前記第1の画像光と第2の画像光を含む、前記複数の液晶表示パネルにより得られた複数の画像光を合成して出射する。
上記の構成を備える本発明のプロジェクタでは、耐光性の高い、信頼性の改善されたプロジェクタが提供される。
従来の3板型のプロジェクタの光源および光学系の構成を示すブロック図である。 本発明によるプロジェクタの第1の実施形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の光源部を含めた実施形態の構成を示すブロック図である。 図3中の光源部81の構成を示す図である。 図4中の蛍光ホイール83の構成を示す図である。 本発明によるプロジェクタの第2の実施形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明によるプロジェクタの第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 図7中のクロスダイクロイックプリズム523のP偏光およびS偏光についての波長透過特性を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
第1の実施形態
図2は本発明によるプロジェクタの第1の実施形態の要部構成を示すブロック図である。
本実施形態のプロジェクタは、R色、G色、B色の3原色に対応した液晶パネルを備え、それら液晶パネルで光変調した画像光をクロスダイクロイックプリズムで合成し、投射レンズで拡大投射する構成をとる。
具体的には、投射レンズ117と、クロスダイクロイックプリズム116と、直角プリズム115、114と、R色用液晶パネル113と、G色用液晶パネル112と、偏光ビームスプリッタプリズム109と、第1のB色用液晶パネル108と、第2のB色用液晶パネル107と、ダイクロイックミラー104と、偏光ビームスプリッタ101と反射ミラー102、103を備える。さらに各液晶パネルの近傍に設けられたコンデンサレンズ105、106、111、110を備える。また、各液晶パネルの前後には偏光板(不図示)を備える。投射レンズ117は液晶パネルに表示される画像を拡大投射するためのレンズである。クロスダイクロイックプリズム116は、赤色、緑色、青色の系統の光を合成するためのプリズムである。本実施形態においては、偏光ビームスプリッタプリズム109とクロスダイクロイックプリズム116が画像合成部を構成する。
3板型の液晶プロジェクタの分野では周知技術である。直角プリズム115および114は、光の進行方向を90°曲げるためのプリズムであり、光学ガラス製であることが好ましい。また、全反射を利用すれば高い反射率、すなわち、低い光損失を期待できる。なお、斜面に反射率を高めるためのコーティングをしても構わない。偏光ビームスプリッタ109は、2個の光学ガラス製直角プリズムの斜面同士を張り合わせたもので、その張り合わせ面には、P偏光を透過し、S偏光を反射する特性の誘電体多層膜が形成されている。偏光ビームスプリッタ109は、特にB色の波長帯域、例えば420nm〜460nm程度の光に対して良好な特性となるように設計されている。
液晶パネル113、112、107、108は同一の仕様とされ、透過型の高温ポリシリコンTFTパネルが使用されている。ダイクロイックミラー104は光源(不図示)からのR色光とG色光とを分離するためのもので、R色光を透過させ、G色光を反射するものであり、プロジェクタの分野では周知技術である。偏光ビームスプリッタ101は、P偏光を透過し、S偏光を反射する特性である。本実施形態ではワイヤグリッド型の板形状のものを使用したが、この他に、プリズムタイプのものも知られており、どちらを利用しても構わない。この偏光ビームスプリッタ101はB色の帯域に対して所望の特性となるようとに設計した。
次に、本実施形態の動作について説明する。まず、光源からのG色やR色光であるが、これらの光はダイクロイックミラー104でG色とR色に分離される。
ダイクロイックミラーを透過したR色光はR用液晶パネル113を照明する。液晶パネルの直前にはコンデンサレンズ111が設けられており、コンデンサレンズ111により液晶パネル113の面上の照明分布が均一とされ、投射レンズ117に効率よく照明光を入射させることができる。また、液晶パネル113の前後には偏光板(不図示)が設けられている。液晶パネル113で光変調された画像光は、プリズム115で光路をクロスダイクロイックミラー116方向に折り曲げられて、クロスダイクロイックミラー116に入射する。
ダイクロイックミラー104で反射されたG色光はG用液晶パネル112を照明する。液晶パネル112の直前にはコンデンサレンズ110が設けられており、コンデンサレンズ110により液晶パネル112の面上の照明分布が均一とされ、投射レンズ117に効率よく照明光を入射させることができる。また、液晶パネル112の前後には偏光板(不図示)が設けられている。液晶パネル112で光変調されたた画像光は、プリズム114で光路をクロスダイクロイックミラー116方向に折り曲げられて、クロスダイクロイックミラー116に入射する。
クロスダイクロイックミラー116に入射したR色光とG色光は、色合成され、投射レンズ117で拡大投射される。
光源(不図示)からのB色光は非偏光であることが好ましい。B色光は、S偏光を反射し、P偏光を透過させる偏光ビームスプリッタ101によりP偏光とS偏光に分離される。偏光ビームスプリッタ101で反射されたS偏光は反射ミラー103で折り曲げられ、第1のB色用液晶パネル108を照明する。液晶パネル108の入射側にはコンデンサレンズ106が設けられている。コンデンサレンズ106を設ける目的はR用やG用の光学系統と同等である。液晶パネル108の前後には不図示の偏光板が設けられている。液晶パネル108で光変調された画像光はP偏光である。このP偏光は偏光ビームスプリッタ109に入射する。
偏光ビームスプリッタ101を透過したP偏光は反射ミラー102で折り曲げられ、第2のB色用液晶パネル107を照明する。液晶パネルの入射側にはコンデンサレンズ105が設けられている。コンデンサレンズ105を設ける目的はR用やG用の光学系統と同等である。液晶パネル107の前後には不図示の偏光板が設けられている。液晶パネル107で光変調された画像光はS偏光である。このS偏光は偏光ビームスプリッタ109に入射する。偏光ビースプリッタ109で第1のB用液晶パネルの画像光と第2のB用液晶パネルの画像光は合成され、その後、クロスダイクロイックミラー116に入射する。クロスダイクロイックミラー116に入射したB色の合成画像光は、G色やR色の画像光とともにクロスダイクロイックプリズムで色合成されて投射レンズ117で拡大されることでフルカラーの画像が得られる。
さて、上記の光学系ではB色用として第1の液晶パネル108と第2の液晶パネル107の合計2個の液晶パネルを備えている。また、光源からのB色光は非偏光であって、偏光ビームスプリッタ101で約半分ずつの光量に分離されたうえで各々の液晶パネルを照明している。
従って、各液晶パネルに照射される光量は従来に比べて約半分に低下する。もちろん、この光量低下により液晶パネル面上の照射光密度は減少、緩和されることになる。
一般に照射される光量の低下と信頼性寿命との相関性は大きい。もし、B色用液晶パネルに対して照射光量が1/2になれば、同じ表示面積の液晶パネルであるなら寿命は2倍になるとが予想される。
また、もし照射光量が半分になれば、表示パネルの面積として約半分の小型の液晶パネルでも、表示面積が半分になる前の大きさの液晶パネルと同等の信頼性寿命を得ることが可能となる。
図3は、光源部を含めた実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態のプロジェクタは、単一の光源部81を備えるもので、光源部81の他に、ダイクロイックミラー201と、レンズ系202、203と反射ミラー204と、フライアイレンズ205、206とフィールドレンズ207と、偏光ビームスプリッタ208と、反射ミラー209、210と、第1のB色用液晶パネル215と第2のB色用液晶パネル214とコンデンサレンズ213、212と偏光ビームスプリッタ216と、偏光変換光学系82と、フィールドレンズ210と、ダイクロイックミラー211と、R色用液晶パネル220と、G色用液晶パネル219と、コンデンサレンズ218、217と、プリズム221、222と、クロスダイクロイックプリズム223と、投射レンズ224と、を備える。
光源部81の構成に関しては、図4に示すように、レーザー光源801と、コリメートレンズ802、集光レンズ803、蛍光ホイール83、コリメートレンズ804を備える。レーザー光源801は、波長としては445nm付近で発振するB色を発光するレーザー光源を使用したが、445nm以外のB色レーザーを使用することも可能である。コリメートレンズ802は、レーザービームを平行化するためのもので、光学ガラスの平凸レンズ1枚のものを使用したが、複数枚構成のレンズ系としても良い。集光レンズ803はレーザー光を蛍光ホイール83の蛍光体付近に集光するために用いた。
蛍光ホイール83の構成は図5に示すように、円形基板71と、蛍光体73と、回転モータ72を備える。蛍光体73はB色の励起光に対して黄色(Y)の蛍光を発光する材料を使用した。このような蛍光体の入手は容易に可能である。
円形基板71はB色レーザー光を透過し、Y色の励起光を反射する材料のものが使用されている。このような材料以外にも、ガラス基板に上記の透過特性および反射特性を有する機能性膜をコーティングすることとしてもよい。
光源部81の動作に関して説明する。レーザー光源801によるB色レーザー光が、励起光としてコリメートレンズ802と集光レンズ803により蛍光ホイール83の蛍光体73の表面近傍に集光し、Y色の蛍光が発光する。このときY色の蛍光だけでなく、励起に寄与しなかったB色光も存在するため、光源部81で得られる光としてはY色とB色である。Y色の発光スペクトルとしてはG色帯域とR色帯域の光を含んでいる。蛍光ホイール83で発生するY色蛍光およびB色光は、コリメートレンズ804により略平行光となる。この後、光源部81からの略平行光が図3に示したダイクロイックミラー201によりB色光とY色光とに分離される。
B色光は蛍光ではないのでレーザー光の偏光特性を維持している。一般にB色半導体レーザーからの光は直線偏光であることが知られている。従ってレーザービームの光軸周りに半導体レーザーを回転すると偏光方向も回転する。本発明のプロジェクタでは、B色光としては、非偏光、あるいは、P偏光成分とS偏光成分とがほぼ等量であることが好ましい。そこで、B色光の光学経路に位相差板を配置するか、レーザー光源の設置と固定においてレーザービームの光軸に対する回転方向の位置を調整することが望ましい。
分離後のB色の光学系統は、リレーレンズ系202、203や反射ミラー204の作用を受けて平行光を維持しながらフライアイレンズのインテグレータ205、205で光束分割され、その後、フィールドレンズ207やコンデンサレンズ212や213などの光学作用で液晶パネル212および215を重畳照明する。なお、リレーレンズ系は必ずしも必要という訳ではない。
B色光は偏光ビームスプリッタ208でP偏光とS偏光に分離される。偏光ビームスプリッタ208としてはワイヤグリッド型の偏光素子を使用した。反射したB色S偏光が第2のB色用液晶パネル214を照明する。また、偏光ビームスプリッタ208を透過したB色P偏光が第1のB色用液晶パネル215を照明する。各々の液晶パネルの前後には不図示の偏光板を備えているので、液晶パネルの電気的駆動に応じて光変調が実施され、画像が表示できる。ここで、偏光ビームスプリッタ208でほぼ等量に分離したB色光が第1および第2の液晶パネルに照射されているので、仮に1枚のB色用液晶パネルに光照射しているときに比べると照射光量は半分、すなわち、照射光密度が半分ということになる。
第1のB色用液晶パネル215と第2の液晶パネル214で光変調された画像光は、偏光ビームスプリッタ216で合成される。第1のB色用液晶パネル215にはP偏光が入射し、光変調後はS偏光となる。また第2のB色用液晶パネル214にはS偏光が入射し光変調後はP偏光となる。従って偏光ビームスプリッタ216での光の合成を矛盾なく実行するために、各々の液晶パネルと偏光ビームスプリッタ216との間に1/2波長板などの位相差板を配置することが好ましい。第1のB色用液晶パネルと第2のB色用液晶パネルの光は偏光ビームスプリッタ216で合成された後にクロスダイクロイックプリズム223へ向かう。
ダイクロイックミラー201を透過したY色光は非偏光光である。なぜなら、Y色の蛍光体にB色レーザーの励起光を照射して得られた蛍光だからである。このY色非偏光光は、偏光変換光学系82でP偏光もしくはS偏光に偏光統一できる。偏光変換光学系82は、図4に示すように、フライアイレンズ805、806を備えたインテグレータを含むもので、このインテグレータで光束を分離し、各々の離散的になった光束の隙間に対応させて偏光ビームスプリッタアレイ807を配置することで偏光方向を統一するものである。ここではS偏光光に偏光統一したとする。このY色のS偏光光は、フィールドレンズ210やコンデンサレンズ217、218の光学作用により液晶パネルを均一照明する。
ダイクロイックミラー211はR色の波長帯域を透過し、G色の波長帯域を反射する特性となっている。従ってY色蛍光はG色成分とR色成分とに分離される。そして、G色成分、R色成分の光は、それぞれ、G色用液晶パネル219、R色用液晶パネル220を照明し、そこで光変調された画像光がクロスダイクロイックミラー223に入射し、B色の画像光とともに光合成されて投射レンズ224で拡大投射される。R色用液晶パネル220に向かう光はS偏光で、光変調後はP偏光であるから、クロスダイクロイックプリズム223での反射光損失を低減する目的で、クロスダイクロイックプリズム223の入射前となる位置に位相差板を設けて偏光方向をS偏光にしても構わない。また、液晶パネルとクロスダイクロイックプリズムとの間に直角プリズム221、222を用いている。直角プリズム内の光学経路とB色系統の偏光ビームスプリッタ216の光学経路に関しては等価になるようしてある。従って、投射レンズ224のバックフォーカスは各々の液晶パネルに対して等しい。
以上説明したように、単一の固体光源からのY色光とB色光とをR色、G色、B色の3色に分離し、各々の色光に対する液晶パネルに照射した上で、クロスダイクロイックプリズム223で色合成し、投射レンズ224で拡大投射するプロジェクタにおいて、特に、色分離したB色光に関して、偏光方向の異なる2つの経路に分離し、各々に対応する液晶パネルを概ね等量の光で照明するように構成したことで、B色の液晶パネルに照射される光の光量が、3板型の液晶プロジェクタに比べて半減し、光密度も半減する。したがって、従来のプロジェクタで問題であった、紫外および可視光の短波長側の光吸収による液晶材料の特性劣化や配光膜材料へのダメージに起因する寿命信頼性を改善できるという効果がある。B色液晶パネルへの照射光量を半減することにより、寿命を2倍とする効果がある。
第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態が表示パネルに透過型の高温ポリシリコンTFTパネルを用いていたのに対して、第2の実施形態では表示パネルに反射型液晶のLCOS(Liquid Crystal On Silicon)パネルを用いている。
図6は、本発明によるプロジェクタの第2の実施形態の要部構成を示すブロック図である。図示されるように、本実施形態では2つの光源系統を有する。
本実施形態のプロジェクタは、光源部81と、インテグレータ光学系を備えた偏光変換部82と、フィールドレンズ409と、ダイクロイックミラー410と、コンデンサレンズ411、412と、偏光ビームスプリッタ413、414と、R色用LCOSパネル416と、G色用LCOSパネル415と、B色レーザー光源401と、拡散板402と、コリメートレンズ系403、404と、フライアイレンズ405、406と、フィールドレンズ系407、417と、位相差板408と、コンデンサレンズ418と、偏光ビームスプリッタ419と、第1のB色用LCOSパネル419と、第2のB色用LCOSパネル420と、クロスダイクロイックプリズム422と、投射レンズ423と、を備える。本実施形態においては、クロスダイクロイックプリズム422により画像合成部が構成される。
まず、R色およびG色の光学系統を説明する。
本実施形態の光源部81からは、主にY色光が発光している。レーザー光源801(図4参照)が出射するB色レーザーを励起光にしているが、蛍光ホイール71に形成する蛍光体73(図3参照)の材料の種類や塗布厚、さらには蛍光材料の粒子径などを適切に調整することによって、もっぱらY色蛍光を得ることができる。この光は偏光変換部82により偏光統一され、フィールドレンズ409やダイクロイックミラー410によるG色とR色との分光、そしてコンデンサレンズ411、412を通り、さらに偏光ビームスプリッタ413、414を通ってG色用LCOSパネル415およびR色用LCOSパネル416を照明する。照明後は各LCOSパネルで光変調された画像光がクロスダイクロイックプリズム422へ向かう。LCOSパネル近傍、クロスダイクロイックプリズム422の入射面近傍などには不図示の位相差板や偏光板などを適切に備えることが好ましい。
次に、B色系統の光学系統について説明する。B色を発光するレーザー光源401は、光源部81で蛍光体の励起に使用したレーザー光源と同じものでも構わないが、波長を若干異ならせることも可能である。適切な波長の選択により、投射画像の色温度や表示可能色域の拡大が望める。
B色レーザービームは拡散板402により発散性のある光線に変換される。拡散板402としては透明なガラス基板などに構造的にマイクロレンズを形成したものや、すりガラス状の表面処理を行ったものものなどが知られている。レンズ系403、404は発散光束を平行化するために設けられ、フライアイレンズ405、406を用いたインテグレータ光学系は照度均一化を目的に設けられている。
フライアレンズ405、406で領域分割された光束を表示パネルに重畳結像させるべくフィールドレンズ407、417、コンデンサレンズ418が設けられている。また、このレンズ系の内部に位相差板408が設けられている。この位相差板408は、光束のP偏光成分とS偏光成分が概ね等量となるように緒元や配置が決定されている。もちろん、レーザー光源401の設置、配置により光軸周りの調整を行うことも可能である。偏光ビームスプリッタ419に入射するB色光は、P偏光とS偏光を概ね等量含んだ光である。従って偏光ビームスプリッタでP偏光とS偏光とが約半分ずつに分離されて第1のB色用LCOSパネル421と第2のB色用LCOSパネル420に向かう。各LCOSパネルで変調後に、クロスダイクロイックプリズム422で、R色とG色と合成された後、投射レンズ423で拡大される。
以上説明したように、本実施形態では2系統の光源を設け、Y色光をR色光、G色光に分離し、各々の色光に対するLCOSパネルに照射した。B色レーザー光についてはP偏光とS偏光に任意の割合となるように調整後、偏光方向に応じて設けられた2つの経路に進行させ、各々対応するLCOSパネルを照明する構成とした。照射光量を概ね等量とすることで、第1および第2の、B色LCOSパネルに照射される光量は、3板型のLCOSプロジェクタに比べると半減し、光密度も半減する。したがって、従来のプロジェクタで問題であった、紫外および可視光の短波長側の光吸収による液晶材料の特性劣化や配光膜材料へのダメージに起因する寿命信頼性を改善できるという効果がある。B色液晶パネルへの照射光量半減させることにより、寿命を2倍とする効果がある。さらにまた、B色の光源系統が独立しているので、光源の発光波長の選択自由度が高まり、所定の波長を選択することにより良好な色再現、表示可能色度範囲の拡大など、高画質化も併せて実現できるという効果が加わる。
第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した各実施形態について種々の変形が可能である。第2の実施形態で説明したLCOS表示パネルを透過型のポリシリコンTFTパネルとすることは容易に可能である。
また、第1の実施形態や第2の実施形態では、第1のB色用パネルと第2のB色用パネルの画像光は、偏光ビームスプリッタで合成し、その後クロスダイクロイックプリズムへ入射させていた。
図7は本発明によるプロジェクタの第3の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態では、偏光ビームスプリッタを用いることなく第1のB色用パネルと第2のB色用パネルの画像光が合成される。
図6に示した第2の実施形態の場合と同様に、光源81はもっぱらY色光を発光する。偏光変換部82のフライアイレンズにより照度均一化や偏光変換などが行われた後、ダイクロイックミラー515で、R色光は透過し、G色光は反射する。R色光はダイクロイックミラー515を透過した後に、反射ミラー517で反射し、R色用液晶パネル521で光変調され、平行平板ガラス522を通りクロスダイクロイックプリズム523へ向かう。
ダイクロイックミラー515で反射されたG色光は、反射ミラー516で反射した後にG色用液晶パネル520で光変調され、ダイクロイックプリズム514を透過してクロスダイクロイックプリズム523へ向かう。ダイクロイックプリズム514はG色波長域の光を透過し、B色波長域の光を反射する特性である。また、平行平板ガラス522は、液晶パネルと投射レンズ524までの光学的距離が、G色やB色の光学系等と同じになるようにガラスの材質、寸法などの緒元が定められている。
B色のレーザー光源501からの光は、拡散板502で拡散された後に、レンズ系503、504でコリメートされた後に、フライアイレンズ505、505´やフィールドレンズ506、コンデンサレンズ509、510を経由する。この間、位相差板507で光源のB色レーザー光はS偏光とP偏光とが半々近くの光量に調整され、偏光ビームスプリッタ508でS偏光とP偏光とが分離される。分離されたS偏光とP偏光は、第1のB色用液晶パネル512と第2の液晶パネル511をそれぞれ照明し、光変調されて画像光が得られる。
ダイクロイックプリズム514で第2のB色用パネルの画像光とG色用パネルの画像光とが合成され、その後ダイクロイックプリズム523へ向かう。
第1のB色用パネルの画像光がクロスダイクロイックプリズム523へ向かう。第1のB色用液晶パネルの画像光、第2のB色用液晶パネルの画像光、G色用液晶パネルの画像光、R色用液晶パネルの画像光と、がダイクロイックプリズム523で合成されて投射レンズ524で拡大投射されフルカラーの画像を得る。
図8はクロスダイクロイックプリズム523のP偏光およびS偏光についての波長透過特性を示す図である。クロスダイクロイックプリズム523は、図示されるように、R、G、Bの色光を合成する過程で、B色光に関してはP偏光を反射し、S偏光を透過するビームスプリッタの機能を備えた特性となっている。このため、偏光ビームスプリッタを用いることなく、クロスダイクロイックプリズム523により第1のB色用パネルと第2のB色用パネルの画像光を合成することが可能となっている。このような特性のクロスダイクロイックプリズムを利用するか、偏光ビームスプリッタを利用するかは光学部品のコストを勘案して決めればよい。なお、本実施液体においてもB色表示パネルの信頼性向上に関しては第1の実施形態や第2の実施形態と同等の効果が得られる。このように、本実施形態においては、ダイクロイックプリズム514とクロスダイクロイックプリズム523により画像合成部が形成されている。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態では、単一の固体光源からのY色光とB色光とをR、G、Bの3色に分離し、各々の色光に対する液晶パネルに照射した上で、クロスダイクロイックプリズムで色合成し投射レンズで拡大投射するプロジェクタにおいて、特に、色分離したB色光に関して、偏光方向の異なる2つの経路に分離し、各々対応する液晶パネルを概ね等量の光で照明するように構成している。このことで、B色の液晶パネルに照射される光の光量が、3板型の液晶プロジェクタに比べて半減し、光密度も半減する。したがって、従来のプロジェクタで問題であった、紫外および可視光の短波長側の光吸収による液晶材料の特性劣化や配光膜材料へのダメージに起因する寿命信頼性を改善できるという効果がある。B色用液晶パネルへの照射光量半減により、寿命を2倍とする効果がある。
本発明の第2の実施形態では、2系統の光源を備えるものとし、Y色光をR色光、G色光に分離し、各々の色光に対するLCOSパネルに照射した。B色レーザー光をP偏光とS偏光とに任意の割合になるよう調整した後、偏光方向の異なる2つの経路に分離し、各々対応する第1および第2のB色用LCOSパネルを照明するように構成した。照射光量を概ね等量とすることで、第1および第2のB色用LCOSパネルに照射される光の光量が、3板型のLCOSプロジェクタに比べて半減し、光密度も半減する。したがって、従来のプロジェクタで問題であった、紫外および可視光の短波長側の光吸収による液晶材料の特性劣化や配光膜材料へのダメージに起因する寿命信頼性を改善できるという効果がある。B色用液晶パネルへの照射光量半減による寿命を2倍とする効果がある。さらにまた、B色の光源系統が独立しているので光源の発光波長の選択自由度が高まるので、所定の波長としてやれば良好な色再現、表示可能色度範囲の拡大など高画質化も併せて実現できるという効果が加わる。
上述のように、本発明は、主に3板型の液晶プロジェクタにおける表示パネルの長寿命化を達成する。紫外線を含む場合や、短波長の光を含むB色光の液晶パネルへの照射に対して液晶材料および配光膜の劣化に起因する寿命劣化が飛躍的に改善されたプロジェクタを実現できた。
3板型のプロジェクタの液晶パネルのうち、R色用、G色用、B色用に各1枚の液晶パネルでなく、少なくともB色用の液晶パネルをさらに1つ増やして、全体として少なくとも4板型の構成にする。R色、G色、B色用に各1つの液晶パネルを備えたプロジェクタに比べて、B色系統に関し、表示用の液晶パネルが1つ増えるので各々のB色液晶パネルに照射される光の強度としては1つの液晶パネルの時に比べて低下する。そのため、液晶パネルを構成する液晶材料や配光膜に対するダメージを低減させることが可能になり、その結果として長寿命化、高信頼性が達成される。もともと寿命特性の比較的良好なG色、R色用の液晶パネルに拮抗する寿命特性をB色用パネルが獲得することで、結果として耐光性の高い、信頼性の改善されたプロジェクタが提供される。
本発明では、最も波長特性に依存して表示デバイスのダメージが予想されるB色用表示パネルに関し、プロジェクタの構成上、その表示パネル数を2個にすることで、単一の場合に比べて光照射における優位性によって表示パネルの寿命信頼性の向上が達成できた。もちろんであるが、B色光以外の色光のパネルに対しても、光量を分離し追加の表示パネルを準備してやれば、同様の寿命特性の大幅アップが期待できる。
上述した各実施形態では固体光源のプロジェクタを例に構成などを説明しているが、従来の放電ランプの光学系においても本発明を適用可能である。
101、208、508 偏光ビームスプリッタ(ワイヤグリッド型)
102、103、204、209、210、516、517、604、606、608 反射ミラー
104、201、211、410、515、602、603 ダイクロイックミラー
105、106、110、111、212、213、217、218、411、412、418、509、510、518、519、609、610、611 コンデンサレンズ
107、108、112、113、214、215、219、220、511、512、520、521、612、613、614 液晶パネル
109、216、413、414、419 偏光ビームスプリッタ
114、115、221、222、513 直角プリズム
116、223、422、523、615 クロスダイクロイックプリズム
117、224、423、524、616 投射レンズ
81 光源部
82 偏光変換部
202、203 レンズ系
205、206、405、406、505、506、805、806 フライアイレンズ
207、407、409、417、601 フィールドレンズ
401、501、801 B色レーザー
402、502 拡散板
403、404、503、504、802、804 コリメートレンズ系
408、507 波長板
415、416、420、421 LCOSパネル
514 ダイクロイックプリズム
522 平行平板
605、607 リレーレンズ系
73 蛍光体
71 基板
72 モータ
803 集光レンズ
807 偏光ビームスプリッタアレイ

Claims (10)

  1. 複数の液晶表示パネルのそれぞれに色光を照射することにより得られる複数の画像光を合成して投写するプロジェクタであって、
    所定の色の色光を直交する第1の直線偏光と第2の直線偏光に分離する第1の偏光ビームスプリッタと、
    前記複数の液晶表示パネルを構成し、前記第1の直線偏光と第2の直線偏光による第1の画像光と第2の画像光をそれぞれ生成する第1の液晶表示パネルと第2の液晶表示パネルと、
    前記第1の画像光と第2の画像光を含む、前記複数の液晶表示パネルにより得られた複数の画像光を合成して出射する画像合成部と、
    を備えたプロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記画像合成部は、
    前記第1の画像光と第2の画像光を合成する第2の偏光ビームスプリッタと、
    前記第2の偏光ビームスプリッタにより合成された画像光と、前記所定の色以外の色光による画像光を合成するクロスダイクロイックプリズムと、を備えたプロジェクタ。
  3. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1の偏光ビームスプリッタは、前記第1の画像光と第2の画像光を合成し、
    前記画像合成部は、前記第1の偏光ビームスプリッタにより合成された画像光と、前記所定の色以外の色光による画像光を合成するクロスダイクロイックプリズム、を備えたプロジェクタ。
  4. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記画像合成部は、
    前記第1の画像光と第2の画像光の一方と、前記所定の色以外の色光による画像光を合成するダイクロイックミラーと、
    前記第1の画像光と第2の画像光の他方と、前記ダイクロイックミラーにより合成された画像光と、を合成する偏光ビームスプリッタの機能を備えたクロスダイクロイックプリズムと、を備えたプロジェクタ。
  5. 請求項2記載のプロジェクタにおいて、
    前記所定の色以外の色光による画像光を生成する第3の液晶表示パネルと第4の液晶表示パネルと、
    前記第3の液晶表示パネルおよび第4の液晶表示パネルと前記クロスダイクロイックプリズムとの間にそれぞれ設けられた直角プリズムと、を備えたプロジェクタ。
  6. 請求項3記載のプロジェクタにおいて、
    前記所定の色以外の色光による画像光を生成する第3の液晶表示パネルと第4の液晶表示パネルと、
    前記第3の液晶表示パネルおよび第4の液晶表示パネルと前記クロスダイクロイックプリズムとの間にそれぞれ設けられた第2の偏光ビームスプリッタおよび第3の偏光ビームスプリッタと、を備えたプロジェクタ。
  7. 請求項4記載のプロジェクタにおいて、
    前記所定の色以外の色光による画像光であって、前記ダイクロイックミラーで合成されない画像光を生成する第3の液晶表示パネルと、
    前記第3の液晶表示パネルと前記クロスダイクロイックプリズムとの間に設けられた平行平板と、
    前記第1の画像光と第2の画像光の他方を生成する前記第1の液晶表示パネルまたは前記第1の液晶表示パネルと前記クロスダイクロイックプリズムとの間に設けられた直角プリズムと、を備えたプロジェクタ。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記複数の液晶表示パネルは透過型液晶表示パネルであるプロジェクタ。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記複数の液晶表示パネルは反射型液晶表示パネルであるプロジェクタ。
  10. 複数の液晶表示パネルのそれぞれに色光を照射することにより得られる複数の画像光を合成して投写するプロジェクタで行われる画像投写方法であって、
    所定の色の色光を第1の偏光ビームスプリッタを用いて直交する第1の直線偏光と第2の直線偏光に分離し、
    前記複数の液晶表示パネルを構成する第1の液晶表示パネルと第2の液晶表示パネルにより、前記第1の直線偏光と第2の直線偏光による第1の画像光と第2の画像光をそれぞれ生成し、
    画像合成部により、前記第1の画像光と第2の画像光を含む、前記複数の液晶表示パネルにより得られた複数の画像光を合成して出射する、画像投写方法。
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