JPWO2017094147A1 - 空調機 - Google Patents

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Abstract

空調機(10)は、圧縮機(1)と、凝縮器(2)と、膨張弁(3)と、蒸発器(4)と、温度検知部(7)とを備えている。圧縮機(1)は、冷媒を圧縮する。凝縮器(2)は、圧縮機(1)により圧縮された冷媒を凝縮する。膨張弁(3)は、凝縮器(2)により凝縮された冷媒を減圧する。蒸発器(4)は、膨張弁(3)により減圧された冷媒を蒸発させる。温度検知部(7)は、凝縮器(2)に取り付けられ、かつ凝縮器(2)内の冷媒の温度を検出する。膨張弁(3)は、膨張弁(3)の弁開度を調整することにより、膨張弁(3)を通る冷媒の流量を調整可能である。温度検知部(7)で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁(3)の弁開度が増加し、温度検知部(7)で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁(3)の弁開度が減少する。

Description

本発明は、空調機に関し、特に、膨張弁の弁開度が増減する空調機に関するものである。
外気温度が高いときには、空調機の冷房運転における必要冷却能力が増大するため、空調機を循環する冷媒流量を増大させることが求められる。他方、外気温度が低いときには、空調機の冷房運転における必要冷却能力が減少するため、空調機を循環する冷媒流量を減少させることが求められる。つまり、空調機の冷房運転において、外気温度にあわせて空調機を循環する冷媒流量を適切に調整することが求められる。
また、従来、膨張弁の弁開度を調整可能な空調機が提案されている。たとえば特開昭56−151858号公報(特許文献1)には、従来技術として、弁開度を調整可能な膨張弁としての冷凍機用過冷却制御装置が開示されている。この冷凍機用過冷却制御装置では、凝縮器の出口の冷媒温度が出口配管に取り付けられた感温筒により熱的変化として検知される。この熱的変化が感温筒に封入された被加熱媒体の圧力変化に変換される。この圧力変化によりダイヤフラムが変位することでダイヤフラムに接続された弁体が変位する。弁体が変位することで弁体と弁座との間隙が調整される。これにより、弁の絞り量が調整される。
特開昭56−151858号公報
しかしながら、上記公報に記載された冷凍機用過冷却制御装置では、過冷却度を一定に保つように弁の絞り量が調整される。したがって、凝縮器の出口の冷媒温度が高いときに弁の絞り量が大きくなり、凝縮器の出口の冷媒温度が低いときに弁の絞り量が小さくなる。外気温度と凝縮温度とは比例するため、この冷凍機用過冷却制御装置では、外気温度が高いときに冷媒流量を増加させることはできず、外気温度が低いときに冷媒流量を減少させることもできない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外気温度が高いときに空調機を循環する冷媒量を増大させることができ、外気温度が低いときに空調機を循環する冷媒量を減少させることができる空調機を提供することである。
本発明の空調機は、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、温度検知部とを備えている。圧縮機は、冷媒を圧縮する。凝縮器は圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する。膨張弁は、凝縮器により凝縮された冷媒を減圧する。蒸発器は、膨張弁により減圧された冷媒を蒸発させる。温度検知部は、凝縮器に取り付けられ、かつ凝縮器内の冷媒の温度を検出する。膨張弁は、膨張弁の弁開度を調整することにより、膨張弁を通る冷媒の流量を調整可能である。温度検知部で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁の弁開度が増加し、温度検知部で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁の弁開度が減少する。
本発明の空調機によれば、温度検知部は凝縮器内の冷媒の温度を検出する。そして、温度検知部で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁の弁開度が増加し、温度検知部で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁の弁開度が減少する。凝縮器内の冷媒の温度は外気温度に比例する。したがって、外気温度が高いと温度検知部で検知された冷媒の温度が高くなり、外気温度が低いと温度検知部で検知された冷媒の温度が低くなる。このため、外気温度が高いときに膨張弁の弁開度を増加させることができ、外気温度が低いときに膨張弁の弁開度を減少させることができる。これにより、外気温度が高いときに空調機を循環する冷媒量を増大させることができ、外気温度が低いときに空調機を循環する冷媒流量を減少させることができる。
本発明の実施の形態1における空調機の冷凍サイクルの構造を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1における空調機の膨張弁の構造を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における空調機の膨張弁の動作を説明するための断面図である。 冷房負荷と外気温度との関係を示す図である。 必要冷媒流量と外気温度との関係を示す図である。 必要Cv値と外気温度との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における膨張弁のCv値と外気温度との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2における空調機の膨張弁の構造を概略的に示す断面図である。 図8のP部を示す拡大図であり、第1流路を説明するための断面図である。 図8のP部を示す拡大図であり、第2流路を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例における膨張弁の第3孔を冷媒が流れる状態を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例における膨張弁の第3孔および第4孔を冷媒が流れる状態を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3における空調機の冷凍サイクルの構造を概略的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空調機の冷凍サイクルの構造図である。まずは、図1を参照して、本発明の実施の形態1における空調機10の構成について説明する。
本実施の形態の空調機10は、圧縮機1と、凝縮器2と、膨張弁3と、蒸発器4と、凝縮器用送風機5と、蒸発器用送風機6と、温度検知部7と、管8と、配管PI1〜PI4とを主に有している。圧縮機1と、凝縮器2と、膨張弁3と、凝縮器用送風機5と、温度検知部7と、管8とは室外機11に収容されている。蒸発器4と、蒸発器用送風機6とは室内機12に収容されている。
圧縮機1と、凝縮器2と、膨張弁3と、蒸発器4とが配管PI1〜PI4を介して連通されることにより冷凍サイクルが構成されている。具体的には、圧縮機1と凝縮器2とは互いに配管PI1で接続されている。凝縮器2と膨張弁3とは互いに配管PI2で接続されている。膨張弁3と蒸発器4とは互いに配管PI3で接続されている。蒸発器4と圧縮機1とは互いに配管PI4で接続されている。冷凍サイクルは、圧縮機1、配管PI1、凝縮器2、配管PI2、膨張弁3、配管PI3、蒸発器4、配管PI4の順に冷媒が循環するように構成されている。冷媒は、たとえば、R410a、R32、R1234yf等を用いることが可能である。
圧縮機1は、冷媒を圧縮するように構成されている。また、圧縮機1は吸入した冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。圧縮機1は容量可変に構成されている。本実施の形態の圧縮機1は、回転数を可変に制御可能に構成されている。具体的には、圧縮機1は、図示しない制御装置からの指示に基づいて駆動周波数が変更されることにより、圧縮機1の回転数が調整される。これにより、圧縮機1の容量が変化する。この圧縮機1の容量は単位時間あたりの冷媒を送り出す量である。つまり、圧縮機1は高容量運転および低容量運転を行うことができる。高容量運転では、圧縮機1の駆動周波数を高くすることにより冷媒回路を循環する冷媒の流量を多くして運転が行われる。低容量運転では、圧縮機1の駆動周波数を低くすることにより冷媒回路を循環する冷媒の流量を少なくして運転が行われる。
凝縮器2は、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮するように構成されている。凝縮器2は、パイプとフィンとで構成された空気熱交換器である。膨張弁3は、凝縮器2により凝縮された冷媒を減圧するように構成されている。膨張弁3は、膨張弁3の弁開度を調整することにより、膨張弁3を通る冷媒の流量を調整可能に構成されている。この膨張弁3を通る冷媒の流量は、単位時間当たりの流量である。蒸発器4は、膨張弁3により減圧された冷媒を蒸発させるように構成されている。蒸発器4は、パイプとフィンとで構成された空気熱交換器である。
凝縮器用送風機5は、凝縮器2における室外の空気と冷媒との熱交換量を調整するように構成されている。凝縮器用送風機5はファン5aとモータ5bとで構成されている。モータ5bは、ファン5aを回転数可変に回転させるように構成されていてもよい。また、モータ5bはファン5aを回転数一定に回転させるように構成されていてもよい。蒸発器用送風機6は、蒸発器4における室内の空気と冷媒との熱交換量を調整するように構成されている。蒸発器用送風機6は、ファン6aとモータ6bとで構成されている。モータ6bは、ファン6aを回転数可変に回転させるように構成されていてもよい。また、モータ6bはファン6aを回転数一定に回転させるように構成されていてもよい。
温度検知部7は、凝縮器2に取り付けられている。温度検知部7は、凝縮器2内の冷媒の温度を検出するように構成されている。温度検知部7は、管8を介して膨張弁3に接続されている。温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁3の弁開度が増加し、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁3の弁開度が減少する。温度検知部7は、凝縮器2内において冷媒が凝縮されて液化する前の状態の冷媒の温度を検出する。温度検知部7は、凝縮器2において冷媒の凝縮温度を検知できる箇所に設けられている。そのため、温度検知部7は、凝縮器2の入口部分、または、凝縮器2の入口と出口との中間部分に設けられていてもよい。
図1および図2を参照して、本実施の形態における膨張弁3および温度検知部7の具体例の構成について詳しく説明する。
膨張弁3は、温度式膨張弁である。温度式膨張弁である膨張弁3は、凝縮器2内の冷媒の温度変化に従って弁開度が調整されるように構成されている。温度検知部7は、感温筒である。感温筒である温度検知部7には冷媒サイクルに用いられる冷媒と同様の性質を有する冷媒が封入されている。
膨張弁3は、ケース31と、ダイヤフラム32と、弁体33と、弁座34と、バネ35とを有している。ケース31の内部を仕切るようにケース31の内側にダイヤフラム32が取り付けられている。ケース31は、ダイヤフラム32で仕切られた第1室S1と、第2室S2とを有している。
第1室S1に管8が挿入されている。第1室S1は、管8を経由して、感温筒である温度検知部7に封入された冷媒を出入可能に構成されている。つまり、感温筒である温度検知部7に封入された冷媒は、図2中両矢印A1で示すように、管8を通って第1室S1を出入する。
第2室S2には、弁体33と、弁座34と、バネ35とが収容されている。第2室S2は、流入部31aおよび流出部31bを有している。流入部31aは配管PI2に接続されている。流出部31bは配管PI3に接続されている。第2室S2は、冷凍サイクルを流れる冷媒が配管PI2から流入部31aを通って第2室S2に流入し、流出部31bを通って配管PI3に流出するように構成されている。つまり、図2中矢印A2で示すように、冷凍サイクルを流れる冷媒は、第2室S2に流入部31aから流入し、流出部31bから流出する。
第1室S1の圧力は、感温筒である温度検知部7に封入された冷媒の圧力となる。第2室S2の圧力は、冷凍サイクルを流れる冷媒の圧力となる。ダイヤフラム32は、第1室S1の圧力と第2室S2の圧力との差圧により変形可能に構成されている。
弁体33は、第1端E1と、第2端E2と、軸部33aと、テーパ部33bとを有している。第1端E1はダイヤフラム32に接続されている。第2端E2はバネ35に接続されている。弁体33の軸方向に軸部33aおよびテーパ部33bが延在している。弁体33の軸方向は、図2中矢印A3で示すように、第1端E1と第2端E2とが対向する方向である。
軸部33aは第1端E1を有している。テーパ部33bは第2端E2を有している。軸部33aは軸方向A3において第1端E1と反対側でテーパ部33bに接続されている。テーパ部33bは、軸部33aから第2端E2に向かって断面積が連続的に大きくなるように構成されている。弁体33は、ダイヤフラム32の変形によって軸方向A3に移動するように構成されている。
弁体33のテーパ部33bと弁座34との間に隙間が設けられている。膨張弁3は、ダイヤフラム32の変形によって弁体33が軸方向A3に移動することにより、テーパ部33bと弁座34との間の隙間の大きさが連続的に変化するように構成されている。つまり、膨張弁3は、弁体33の軸方向A3の移動量に比例して膨張弁3の絞り量が変化するように構成されている。
具体的には、膨張弁3は、弁体33が軸方向A3において第1端E1側に移動すると、テーパ部33bと弁座34との間の隙間が小さくなるように構成されている。つまり、膨張弁3は、弁体33が軸方向A3において第1端E1側に移動すると、膨張弁3の絞り量が大きくなるように構成されている。他方、膨張弁3は、弁体33が軸方向A3において第2端E2側に移動すると、テーパ部33bと弁座34との間の隙間が大きくなるように構成されている。つまり、膨張弁3は、弁体33が軸方向A3において第2端E2側に移動すると、膨張弁3の絞り量が小さくなるように構成されている。
弁座34は、ケース31の内側に取り付けられている。弁座34は、流入部31aから流出部31bに至る流路において、流入部31aと流出部31bとの間に配置されている。弁座34は、弁体33のテーパ部33bの外側に配置されている。
バネ35は、弁体33の第2端E2とケース31の底部とに接続されている。バネ35は弾性力により弁体33を付勢するように構成されている。
次に、本実施の形態の空調機10の冷凍サイクル内の冷媒の流れについて説明する。
図1を参照して、圧縮機1に流入した冷媒は圧縮機1により圧縮されて高温高圧ガス冷媒となる。圧縮機1から吐出された高温高圧ガス冷媒は、配管PI1を通って放熱器である凝縮器2に流入する。凝縮器2に流入した冷媒は、凝縮器2において空気と熱交換する。具体的には、凝縮器2において、冷媒は空気中への放熱によって凝縮し、空気は冷媒によって加熱される。凝縮器2で凝縮された高圧液冷媒は、配管PI2を通って膨張弁3に流入する。
膨張弁3に流入した冷媒は、膨張弁3で減圧されて低圧の気液二相冷媒となる。膨張弁3で減圧された冷媒は、配管PI3を通って蒸発器4に流入する。蒸発器4に流入した冷媒は、蒸発器4において空気と熱交換する。具体的には、蒸発器4において、空気は冷媒によって冷却され、冷媒は低圧ガス冷媒となる。蒸発器4において減圧されて低圧ガスとなった冷媒は、配管PI4を通って圧縮機1に流入する。圧縮機1に流入した冷媒は、再度圧縮されて加圧されてから圧縮機1から吐出される。
続いて、図2および図3を参照して、本実施の形態における膨張弁3および温度検知部7の具体例の動作について詳しく説明する。
ダイヤフラム32は、ケース31の第1室S1の圧力(感温筒である温度検知部7の内圧)A4と第2室S2の圧力(凝縮器2で凝縮された冷媒の圧力)A5との差圧により変形する。
感温筒である温度検知部7に封入された冷媒の温度が高くなると、ケース31の第1室S1の圧力が第2室S2の圧力よりも高くなる。ケース31の第1室S1の圧力が第2室S2の圧力よりも高くなると、ダイヤフラム32は第2室S2側に凸状となるように変形する。このダイヤフラム32の変形によって弁体33が軸方向A3において第2端E2側に移動する。このため、テーパ部33bと弁座34との間の隙間が大きくなる。つまり、膨張弁3の絞り量が小さくなる。これにより、膨張弁3を流れる冷媒量が増加する。
他方、感温筒である温度検知部7に封入された冷媒の温度が低くなると、ケース31の第1室S1の圧力が第2室S2の圧力よりも低くなる。ケース31の第1室S1の圧力が第2室S2の圧力よりも低くなると、ダイヤフラム32は第1室S1側に凸状となるように変形する。このダイヤフラム32の変形によって弁体33が軸方向A3において第1端E1側に移動する。このため、テーパ部33bと弁座34との間の隙間が小さくなる。つまり、膨張弁3の絞り量が大きくなる。これにより、膨張弁3を流れる冷媒量が減少する。
また、弁体33の軸方向A3の移動量は、第1室S1に流入した温度検知部7内に封入された冷媒の圧力と、第2室S2に流入した冷凍サイクル内の冷媒の圧力と、弁体33に接続されたバネ35の付勢力A6によって決まる。
次に、冷凍サイクルの運転状態と絞り量の関係について説明する。
冷凍サイクルに必要とされる冷却能力は、外気温度によって決まる。これは、外気温度が高くなると、外気温度の上昇に比例して室内空気温度が上昇するため、より多くの冷却能力が必要となるからである。したがって、図4に示すように、外気温度と冷却能力(冷房負荷=必要能力)とは比例関係となる。外気温度の上昇と凝縮温度の上昇とは比例関係にあるので、図4の横軸を凝縮温度とすることができる。この点については、図5および図6も同様である。
また、冷却能力は、冷凍サイクルに流れる冷媒流量Grに比例する。これは、冷却能力Qeが、蒸発器の入口と出口での冷媒の比エンタルピ差Δheを用いて、Qe=Gr×Δheで表されることからも説明することができる。したがって、図5に示すように、外気温度と循環流量(必要冷媒流量)とは比例関係となる。
また、温度式膨張弁で必要とされる絞り量は、流量係数(Cv値)で表すことができる。このCvは、冷媒循環流量Gr、凝縮圧力P1、蒸発圧力P2、膨張弁入口の冷媒密度ρlを用いて、次の式(1)で表される。
Figure 2017094147
式(1)に示すように、冷媒流量とCv値とは比例関係にある。したがって、図6に示すように、冷媒流量とCv値(必要Cv値)とは比例関係となる。
本実施の形態の空調機10においては、温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁3の流量係数は増加し、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁3の流量係数は減少する。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態の空調機10によれば、温度検知部7は凝縮器2内の冷媒の温度を検出する。そして、温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁3の弁開度が増加し、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁3の弁開度が減少する。凝縮器2内の冷媒の温度は外気温度に比例する。したがって、外気温度が高いと温度検知部7で検知された冷媒の温度が高くなり、外気温度が低いと温度検知部7で検知された冷媒の温度が低くなる。このため、外気温度が高いときに膨張弁3の弁開度を増加させることができ、外気温度が低いときに膨張弁3の弁開度を減少させることができる。これにより、外気温度が高いときに空調機10を循環する冷媒量を増大させることができ、外気温度が低いときに空調機10を循環する冷媒流量を減少させることができる。よって、空調機10の冷房運転において、外気温度にあわせて空調機10を循環する冷媒流量を適切に調整することができる。
また、本実施の形態の空調機10では、凝縮器2内の冷媒の温度に応じて膨張弁3の絞り量を変化させることができる。このため、膨張弁として絞り量が固定されたキャピラリが用いられる場合に比べて、圧縮機1の冷媒の吐出温度の上昇を抑制することができる。したがって、圧縮機1の冷媒の吐出温度の上昇による圧縮機1の故障を抑制することができる。
また、本実施の形態の空調機10では、凝縮器2内の冷媒の温度に応じて膨張弁3の絞り量を変化させることができる。そのため、蒸発器4の出口の冷媒温度と蒸発器4の内部の冷媒温度との差で求まる過熱度を1K〜5K程度に調整することにより、蒸発器4の出口の冷媒を飽和ガスに近い状態に制御することができる。したがって、圧縮機1に吸入される冷媒を飽和ガスに近い状態で制御することができる。このため、膨張弁として絞り量が固定されたキャピラリが用いられる場合に比べて、圧縮機1の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態の空調機10では、凝縮器2内の冷媒の温度に応じて膨張弁3の絞り量を変化させることができる。このため、凝縮器2の出口の過冷却度を確保することができる。したがって、膨張弁3の入口に気相が流入することで生じる騒音を低減させることができる。
また、本実施の形態の空調機10では、凝縮器2内の冷媒の温度に応じて膨張弁3の絞り量を変化させることができる。このため、凝縮器2の高圧を制御することができる。したがって、凝縮器2の高圧を制御するために、凝縮器用送風機5のファン5aの回転数を可変にする必要がない。よって、凝縮器用送風機5として、ファン5aの回転数が一定の一定速機を用いることができる。
また、吐出温度が高い冷媒(たとえば、R410a、R32、R1234yf等)が用いられる場合、温度検知部7が蒸発器4の出口に取り付けられると、過熱度を一定に保つため、過負荷条件のような吐出温度が高くなる条件で温度を下げることができない。これに対して、本実施の形態の空調機10では、温度検知部7が凝縮器2に取り付けられており、圧縮機1に吸入される冷媒を気液2相で運転することが可能であるため、吐出温度を下げることができる。この結果、上記の吐出温度が高い冷媒が用いられる場合でも、圧縮機1の故障を防ぐことができる。
本実施の形態の空調機10では、膨張弁3は温度式膨張弁であり、温度検知部7は感温筒である。このため、膨張弁3として温度式膨張弁を用いることができ、温度検知部7として感温筒を用いることができる。したがって、電子式膨張弁を用いる場合に比べて、空調機10のサイズおよびコストを低減することができる。つまり、電子式膨張弁を用いる場合には、電子式膨張弁を駆動させるための電子基板が必要であるため、電子基板を設置するスペースを確保する必要がある。このため、空調機10のサイズが大きくなる。また、電子式膨張弁の駆動用のアクチュエータ等が必要であるため、空調機10のコストが増加する。これに対して、本実施の形態の空調機10では、膨張弁3として温度式膨張弁を用いることができ、温度検知部7として感温筒を用いることができるため、電子式膨張弁を用いる場合に比べて、空調機10のサイズおよびコストを低減することができる。
本実施の形態の空調機10では、圧縮機1は、回転数を可変に制御可能である。このため、圧縮機1の回転数を可変に制御することにより、冷却能力を変化させることができる。したがって、圧縮機1の回転数を可変に制御して冷却能力を変化させた状態で、外気温度が高いときに空調機10を循環する冷媒量を増大させることができ、外気温度が低いときに空調機10を循環する冷媒流量を減少させることができる。
本実施の形態の空調機10では、温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁3の流量係数は増加し、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁3の流量係数は減少する。このため、流量係数の変化により膨張弁3を調整することができる。
本実施の形態の空調機10では、温度検知部7は、凝縮器2内において冷媒が凝縮されて液化する前の状態の冷媒の温度を検出する。このため、外気温度に比例する冷媒の温度を正確に検出することができる。したがって、空調機10を循環する冷媒流量を外気温度に正確にあわせて調整することができる。
(実施の形態2)
以下、特に説明しない限り、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図7および図8を参照して、本発明の実施の形態2では、上記の実施の形態1に比べて、膨張弁3の構成が異なっている。
実施の形態1では、温度検知部7で検出された冷媒の温度と流量係数(Cv値)が線形となる膨張弁3を用いられた。実施の形態2の膨張弁3は、図7および図8に示すように、所定の位置まで弁体33が移動したら、流量係数(Cv値)が段階的に変化するように構成されている。
本実施の形態の膨張弁3においては、弁体33は、軸部33aと、管状部33cとを有している。管状部33cは、周壁と、周壁に取り囲まれた内部空間と、周壁に設けられた第1孔H1および第2孔H2とを有している。第2孔H2は、第1孔H1よりも小さな開口面積を有している。第1孔H1および第2孔H2は内部空間に連通している。弁座34は、管状部33cの内部空間に第2端E2から挿入されている。弁座34は軸方向A3に延在している。膨張弁3は、冷媒が流入部31aから第1孔H1および第2孔H2のいずれかを通って流出部31bに流れるように構成されている。バネ35は第1バネ35aおよび第2バネ35bを有している。第1バネ35aおよび第2バネ35bは、弁体33の第2端E2と弁座34の底部とに接続されている。
図8〜図10を参照して、膨張弁3は、第1流路F1と、第2流路F2とを有している。図8および図9を参照して、第1流路F1は、流入部31aから第1孔H1を通って流出部31bに至る流路である。第1流路F1は、冷媒流量が大きくなり、流量係数(Cv値)が大きくなる。図8および図10を参照して、第2流路F2は、流入部31aから第2孔H2を通って流出部31bに至る流路である。第2流路F2は、第1流路F1よりも小さな流量を有する。第2流路F2は、冷媒流量が小さくなり、流量係数(Cv値)が小さくなる。
図9および図10を参照して、膨張弁3は、温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると第1流路F1に切り替えられ、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると第2流路F2に切り替えられる。具体的には、図7に示すように、所定の温度A(たとえば、ISO規格に基づいた外気温度35℃)で第1流路F1と第2流路F2とが切り替えられる。
本実施の形態の空調機10では、膨張弁3は、温度検知部7で検出された冷媒の温度が上昇すると第1流路F1に切り替えられ、温度検知部7で検出された冷媒の温度が低下すると第2流路F2に切り替えられる。このため、温度検知部7で検出された冷媒の温度に基づいて第1流路F1と第2流路F2とを切り替えることができる。
また、本実施の形態の空調機10では、たとえば吐出温度が圧縮機1の上限温度を超えるような外気温度、もしくは凝縮温度となった場合に流量係数(Cv値)を大きくすることが可能であるため、圧縮機1の入口において冷媒を気液2相の状態で運転することが可能である。このため、吐出温度が減少するので、安全に運転することが可能である。
また、本実施の形態の空調機10では、弁体33は通常の弁体に比べて加工が容易であるため、膨張弁3のコストを低減することができる。したがって、空調機10のコストも低減することができる。
また、通常の空調機には、凝縮温度をコントロールするために、凝縮器用送風機のファンの回転数を変更できる機構が設けられている。たとえば、DCファンが搭載されている。通常、吐出温度が上昇してきた場合、圧縮機を保護するために凝縮器用送風機のファンの回転数を上げて凝縮温度を下げる運転が行われる。これに対して、本実施の形態では、吐出温度が上昇してきた場合に流量係数(Cv値)を上げた運転を行うことが可能であるため、圧縮機1の入口の冷媒が気液2相の状態となり、吐出温度が低下する。このため、凝縮器用送風機5の保護動作を膨張弁3で補うことが可能である。よって、凝縮器用送風機5のファン5aの回転数が一定速の場合に本実施の形態の空調機10は有用である。
また、弁体33および弁座34は、上記の構成に限らず、流路を変更して流量係数(Cv値)を変化させるように構成されていればよい。図11および図12を参照して、本実施の形態の変形例について説明する。この変形例においては、弁体33は、第3孔H3と、第4孔H4とを有している。第3孔H3は弁体33の上部に設けられている。第3孔H3は、冷媒が常時流通可能に構成されている。第3孔H3のみを冷媒が流れる場合には、冷媒流量が小さくなり、流量係数(Cv値)が小さくなる。第4孔H4は弁体33の側部に設けられている。第4孔H4は弁体33が下がった際に冷媒が流通するように構成されている。第3孔H3に加えて第4孔H4を冷媒が流れる場合には、冷媒流量が大きくなり、流量係数(Cv値)が大きくなる。
(実施の形態3)
図13を参照して、本発明の実施の形態3の空調機10は、上記の実施の形態1の空調機10に比べて、キャピラリ9を有している点で異なっている。
本実施の形態の空調機10は、キャピラリ9をさらに備えている。キャピラリ9は、膨張弁3と蒸発器4とに接続されている。このため、キャピラリ9により冷媒を凝縮することができる。
膨張弁3の後にキャピラリ9が配置されているため、膨張弁3が故障をした場合でもキャピラリ9により最低限の絞り量を確保することができる。たとえば、必要とされている流量係数(Cv値)は小さいにも関わらず、膨張弁3が故障し流量係数(Cv値)が大きいところで固定された場合、より多くの冷媒流量が流通するため、圧縮機1の入口で冷媒が気液2相の状態となる。本実施の形態では、膨張弁3の後にキャピラリ9が設けられているため、キャピラリ9によって最低限絞られた状態で運転することが可能である。よって、膨張弁3が故障した場合でも、圧縮機1の安全性を確保することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 凝縮器、3 膨張弁、4 蒸発器、5 凝縮器用送風機、6 蒸発器用送風機、7 温度検知部、8 管、9 キャピラリ、10 空調機、11 室外機、12 室内機、31 ケース、31a 流入部、31b 流出部、32 ダイヤフラム、33 弁体、33a 軸部、33b テーパ部、33c 管状部、34 弁座、35 バネ、F1 第1流路、F2 第2流路。
本発明の空調機は、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、温度検知部とを備えている。圧縮機は、冷媒を圧縮する。凝縮器は圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する。膨張弁は、凝縮器により凝縮された冷媒を減圧する。蒸発器は、膨張弁により減圧された冷媒を蒸発させる。温度検知部は、凝縮器に取り付けられ、かつ凝縮器内の冷媒の温度を検出する。膨張弁は、膨張弁の弁開度を調整することにより、膨張弁を通る冷媒の流量を調整可能である。温度検知部で検出された冷媒の温度が上昇すると膨張弁の弁開度が増加し、温度検知部で検出された冷媒の温度が低下すると膨張弁の弁開度が減少する。膨張弁は、第1流路と、第1流路よりも小さな流量を有する第2流路とを含む。膨張弁は、温度検知部で検出された冷媒の温度が上昇すると第1流路に切り替えられ、温度検知部で検出された冷媒の温度が低下すると第2流路に切り替えられる。

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を減圧する膨張弁と、
    前記膨張弁により減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記凝縮器に取り付けられ、かつ前記凝縮器内の前記冷媒の温度を検出する温度検知部とを備え、
    前記膨張弁は、前記膨張弁の弁開度を調整することにより、前記膨張弁を通る冷媒の流量を調整可能であり、
    前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が上昇すると前記膨張弁の弁開度が増加し、前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が低下すると前記膨張弁の弁開度が減少する、空調機。
  2. 前記膨張弁は、温度式膨張弁であり、
    前記温度検知部は、感温筒である、請求項1に記載の空調機。
  3. 前記圧縮機は、回転数を可変に制御可能である、請求項1または2に記載の空調機。
  4. 前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が上昇すると前記膨張弁の流量係数は増加し、前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が低下すると前記膨張弁の流量係数は減少する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調機。
  5. 前記膨張弁は、第1流路と、前記第1流路よりも小さな流量を有する第2流路とを含み、
    前記膨張弁は、前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が上昇すると前記第1流路に切り替えられ、前記温度検知部で検出された前記冷媒の温度が低下すると前記第2流路に切り替えられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調機。
  6. キャピラリをさらに備え、
    前記キャピラリは、前記膨張弁と前記蒸発器とに接続されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調機。
  7. 前記温度検知部は、前記凝縮器内において前記冷媒が凝縮されて液化する前の状態の前記冷媒の温度を検出する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調機。
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