JP2014231943A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
冷凍サイクル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014231943A JP2014231943A JP2013112821A JP2013112821A JP2014231943A JP 2014231943 A JP2014231943 A JP 2014231943A JP 2013112821 A JP2013112821 A JP 2013112821A JP 2013112821 A JP2013112821 A JP 2013112821A JP 2014231943 A JP2014231943 A JP 2014231943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- radiator
- heat exchange
- pressure
- exchange distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】サイクルを循環する循環冷媒流量の変化によらず、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させる。
【解決手段】冷媒を放熱させる放熱器12としてパス構成を変更することで冷媒が放熱しながら流通する熱交換距離Lhxを変更可能に構成されたものを採用し、圧縮機から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力Pdが、熱交換距離Lhxを最短距離Lminとしたときの最短時吐出冷媒圧力Pdmin以下となるように、熱交換距離Lhxを変化させる。これにより、循環冷媒流量の変化によらず、圧縮機の消費動力の増加を抑制して、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させる。
【選択図】図3
【解決手段】冷媒を放熱させる放熱器12としてパス構成を変更することで冷媒が放熱しながら流通する熱交換距離Lhxを変更可能に構成されたものを採用し、圧縮機から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力Pdが、熱交換距離Lhxを最短距離Lminとしたときの最短時吐出冷媒圧力Pdmin以下となるように、熱交換距離Lhxを変化させる。これにより、循環冷媒流量の変化によらず、圧縮機の消費動力の増加を抑制して、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置に関する。
従来、特許文献1に、蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置に適用される放熱器(凝縮器)であって、冷媒を流通させる流路構成(パス構成)を変更可能に構成されたものが開示されている。より具体的には、この特許文献1の放熱器は、いわゆるタンクアンドチューブ型の熱交換器で構成されており、タンク内に形成される空間を仕切るセパレータに設けられた開閉弁を開閉することによって、流路構成を変更可能に構成されている。
さらに、特許文献1の放熱器では、冷凍サイクルを循環する循環冷媒流量が予め定めた基準流量以上となった際(以下、高流量時という。)には、放熱器内の冷媒流路の流路断面積を増加させるように流路構成を変更し、循環冷媒流量が基準流量よりも少なくなった際(以下、低流量時という。)には、放熱器内の冷媒流路の流路断面積を縮小させるように流路構成を変更している。
つまり、特許文献1の放熱器では、循環冷媒流量の増加に伴って放熱器内の冷媒流路の流路断面積を拡大させることによって、冷媒が放熱器を流通する際に生じる圧力損失の増加を抑制している。
ところが、特許文献1の放熱器が適用された冷凍サイクル装置を実際に作動させると、高流量時には、放熱器における圧力損失の増加が抑制されて、冷凍サイクル装置に高い成績係数(COP)を発揮させることができるものの、低流量時には、冷凍サイクル装置に所望のCOPを発揮させることができないことがあった。
そこで、本発明者らがその原因について調査したところ、後述するように、高流量時に冷凍サイクルに高いCOPを発揮させるために適切な放熱器の仕様(具体的には、放熱器の圧力損失および放熱器にて冷媒が空気に放熱しながら流通する熱交換距離)と、低流量時に冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させるために適切な放熱器の仕様が異なることが原因であると判った。
つまり、特許文献1の放熱器が適用された冷凍サイクル装置では、高流量時に冷凍サイクル装置が高いCOPを発揮できるように放熱器の仕様が決定されていたため、低流量時に、単に冷媒流路の流路断面積が縮小するように放熱器の流路構成を変更するだけでは、放熱器の仕様を適切に変更することができず、冷凍サイクル装置に所望のCOPを発揮させることができないことがあった。
本発明は、上記点に鑑み、サイクルを循環する循環冷媒流量の変化によらず、冷凍サイクル装置に高い成績係数(COP)を発揮させることを目的とする。
本発明は、以下の解析的知見に基づいて案出されたものである。まず、本発明者らは、従来技術の放熱器(凝縮器)のように、同一の放熱器において冷媒と空気とを熱考案させる熱交換部の面積を変化させることなく流路構成(パス構成)を変化させると、放熱器内の冷媒流路の流路断面積のみならず、熱交換距離が変化することに着眼した。
前述の如く、熱交換距離とは、冷媒が放熱器にて空気に放熱しながら流通する距離である。従って、従来技術の放熱器のように、パスの数を変化させて冷媒流路の流路断面積を変化させる構成では、パスの数を増加させるに伴って、流路断面積が縮小するだけでなく、熱交換距離も長くなる。
なお、タンクアンドチューブ型の熱交換器におけるパスとは、タンク内に形成された同一の分配空間内の冷媒をタンク内に形成された同一の集合空間へ向けて同一の方向へ流すチューブ群によって形成される冷媒流路と定義することができる。
ここで、熱交換距離が長くなるに伴って、放熱器内の冷媒流路の流路断面積が縮小するので、放熱器における圧力損失が増加する。従って、熱交換距離を短くすることは、放熱器における圧力損失を減少させて圧縮機の消費動力を低減させることができるという点で、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させるために有効な手段と考えられる。
一方、熱交換距離が長くなるに伴って、冷媒と空気との熱交換量を増加させやすくなるので、放熱器にて冷媒を充分に冷却しやすくなる。従って、熱交換距離を長くすることも、サイクルの高圧側冷媒圧力を低下させて圧縮機の消費動力を低減させることができるという点で、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させるために有効な手段と考えられる。
つまり、循環冷媒流量の変化によらず、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させるためには、循環冷媒流量に応じて、熱交換距離を短くして圧力損失を減少させることによるCOP向上効果および熱交換距離を長くして冷媒を充分に冷却することによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方が選択されるように熱交換距離を変化させればよい。
このことを、従来技術の放熱器について検討すると、高流量時には、図8に示すように、熱交換距離が長くなるに伴って放熱器における圧力損失が大きく増加しており、熱交換距離を短くして圧力損失を減少させることによるCOP向上効果が高くなっている。従って、従来技術の放熱器では、高流量時には、熱交換距離を短くして圧力損失を減少させた仕様とすることで、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させることができる。
一方、低流量時には、図9に示すように、熱交換距離が長くなるに伴って放熱器における圧力損失が増加するものの、その増加度合が高流量時よりも少なく、熱交換距離を長くして冷媒を充分に冷却することによるCOP向上効果が高くなっている。従って、従来技術の放熱器では、低流量時には、圧力損失が増加しても熱交換距離を充分に長くした仕様とすることで、冷凍サイクル装置に高いCOPを発揮させることができる。
さらに、熱交換距離を短くすることによるCOP向上効果および熱交換距離を長くすることによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方を選択するためには、実際に圧縮機が消費する消費動力を減少させるように熱交換距離を変化させればよい。
そこで、請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(11)、および圧縮機(11)から吐出された冷媒を放熱させる放熱器(12)を有する蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置であって、
放熱器(12)にて冷媒が放熱しながら流通する距離を熱交換距離(Lhx)としたときに、熱交換距離(Lhx)を変化させる熱交換距離変更手段(127a、127b、15a、15b)を備え、
熱交換距離変更手段(127a…15b)は、圧縮機(11)から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力(Pd)が、圧縮機(11)の冷媒吐出能力を変化させることなく熱交換距離(Lhx)を最短距離(Lmin)としたときの最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)以下となるように、熱交換距離(Lhx)を変化させるものであることを特徴としている。
放熱器(12)にて冷媒が放熱しながら流通する距離を熱交換距離(Lhx)としたときに、熱交換距離(Lhx)を変化させる熱交換距離変更手段(127a、127b、15a、15b)を備え、
熱交換距離変更手段(127a…15b)は、圧縮機(11)から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力(Pd)が、圧縮機(11)の冷媒吐出能力を変化させることなく熱交換距離(Lhx)を最短距離(Lmin)としたときの最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)以下となるように、熱交換距離(Lhx)を変化させるものであることを特徴としている。
これによれば、圧縮機(11)から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力(Pd)が最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)以下となるように、熱交換距離変更手段(127a、127b)が熱交換距離(Lhx)を変化させるので、サイクルを循環する循環冷媒流量が変化しても、放熱器(12)における圧力損失および熱交換距離(Lhx)を適切に変化させて、圧縮機(11)の消費動力の増加を抑制できる。
より詳細には、循環冷媒流量が増加し、熱交換距離(Lhx)を短くして放熱器(12)における圧力損失を減少させることによるCOP向上効果が高くなる際には、熱交換距離変更手段(127a、127b)が熱交換距離(Lhx)を最短距離(Lmin)として、吐出冷媒圧力(Pd)を最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)とするので、圧縮機(11)の消費動力の増加を抑制できる。
また、循環冷媒流量が減少し、熱交換距離(Lhx)を長くして冷媒を充分に冷却することによるCOP向上効果が高くなる際には、熱交換距離変更手段(127a、127b)が吐出冷媒圧力(Pd)を最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)より低くなるように熱交換距離(Lhx)を変化させるので、圧縮機(11)の消費動力の増加を抑制できる。
つまり、本請求項に記載の発明によれば、サイクルを循環する循環冷媒流量の変化によらず、圧縮機(11)の消費動力が増加してしまうことを抑制でき、冷凍サイクル装置に高い成績係数(COP)を発揮させることができる。
また、具体的に、放熱器(12)として、内部に冷媒を流通させる複数のチューブ(121)、および複数のチューブ(121)を流通する冷媒の集合あるいは分配を行うタンク(122、123)を有して構成された、いわゆるタンクアンドチューブ型のものを採用し、さらに、熱交換距離変更手段(127a、127b)として、パスの数を変化させることによって、熱交換距離(Lhx)を変化させるものを採用すればよい。
つまり、熱交換距離変更手段(127a、127b)は、圧縮機(11)から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力(Pd)が、圧縮機(11)の冷媒吐出能力を変化させることなくパスの数を1つとしたときの最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)以下となるように、パスの数を変化させるものであってもよい。これにより、1つの放熱器(12)にて熱交換距離(Lhx)を変更可能な構成を容易時実現できる。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1〜図5を用いて本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態の冷凍サイクル装置10は、車両用空調装置に適用されており、空調対象空間である車室内に送風される送風空気を冷却する機能を果たす。この冷凍サイクル装置10は、図1の全体構成図に示すように、圧縮機11、放熱器12、膨張弁13および蒸発器14を、冷媒配管を介して環状に接続することによって構成されている。
図1〜図5を用いて本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態の冷凍サイクル装置10は、車両用空調装置に適用されており、空調対象空間である車室内に送風される送風空気を冷却する機能を果たす。この冷凍サイクル装置10は、図1の全体構成図に示すように、圧縮機11、放熱器12、膨張弁13および蒸発器14を、冷媒配管を介して環状に接続することによって構成されている。
また、冷凍サイクル装置10では、冷媒としてHFC系冷媒(具体的には、R134a)を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない蒸気圧縮式の亜臨界冷凍サイクルを構成している。もちろん、HFO系冷媒(例えば、R1234yf)等を採用してもよい。さらに、冷媒には圧縮機11を潤滑するための冷凍機油が混入されており、冷凍機油の一部は冷媒とともにサイクルを循環している。
冷凍サイクル装置10において、圧縮機11は、低圧冷媒を吸入して高圧冷媒となるまで圧縮して吐出するものである。具体的には、本実施形態の圧縮機11は、1つのハウジング内に固定容量型の圧縮機構、および圧縮機構を駆動する電動モータを収容して構成された電動圧縮機である。圧縮機11の電動モータは、後述する制御装置から出力される制御信号によって、その作動(回転数)が制御される。
もちろん、圧縮機11として、プーリ、ベルト等を介して車両走行用エンジンから伝達された回転駆動力によって駆動されるエンジン駆動式の圧縮機を採用してもよい。この種のエンジン駆動式の圧縮機としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは、電磁クラッチの断続により圧縮機の稼働率を変化させることによって冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機等を採用することができる。
放熱器12は、エンジンルーム内の車両前方側に配置されており、圧縮機11から吐出された高圧冷媒と図示しない冷却ファンにより送風された車室外空気(外気)とを熱交換させることによって、高温高圧冷媒を放熱させて冷却する放熱用熱交換器である。
具体的には、本実施形態の放熱器12は、圧縮機11から吐出された高圧気相冷媒と冷却ファンから送風された外気とを熱交換させ、高圧気相冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部12a、凝縮部12aから流出した冷媒の気液を分離して余剰液相冷媒を蓄えるモジュレータ部12b、およびモジュレータ部12bから流出した液相冷媒と冷却ファンから送風される外気とを熱交換させ、液相冷媒を過冷却する過冷却部12cを有して構成されるサブクール型の凝縮器である。なお、放熱器12の詳細構成については後述する。
膨張弁13は、放熱器12から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。具体的には、本実施形態の膨張弁13は、蒸発器14出口側冷媒の温度および圧力に基づいて蒸発器14出口側冷媒の過熱度を検出し、蒸発器14出口側冷媒の過熱度が予め定めた所定範囲となるように弁開度(絞り開度)を調整する温度式膨張弁である。
蒸発器14は、車室内へ送風される送風空気の空気通路を形成する室内空調ユニット内に配置されており、膨張弁13にて減圧された低圧冷媒と図示しない送風ファンにより送風された送風空気とを熱交換させて、冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。
次に、図2、図3を用いて、放熱器12の詳細構成を説明する。図2に示すように、本実施形態の放熱器12は、内部に圧縮機11から吐出された高温高圧冷媒を流通させる複数のチューブ121、この複数のチューブ121の長手方向(水平方向)両端側に配置されて複数のチューブ121を流通する冷媒の集合あるいは分配を行う一対の第1、第2ヘッダタンク122、123等を有して構成される、いわゆるタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されている。
なお、図2、図3における上下の各矢印は、冷凍サイクル装置10を車両用空調装置に搭載した状態における上下の各方向を示している。
チューブ121は、伝熱性に優れる金属(例えば、アルミニウム合金)で形成され、水平方向に延びるとともに、その長手方向に垂直な断面が扁平形状に形成された扁平チューブである。さらに、その外表面に形成された平坦面(扁平面)が、外気の流れ方向と略平行に配置されている。なお、チューブ121としては、単穴チューブあるいは多穴チューブのいずれを採用してもよい。
さらに、複数のチューブ121は、それぞれのチューブ121の平坦面同士が互いに平行となるように、鉛直方向に等間隔に積層配置されており、隣り合うチューブ121同士の間には、外気が流通する空気通路が形成されている。また、隣り合うチューブ121同士の間には、冷媒と外気との熱交換を促進するフィン124が配置されている。
フィン124は、チューブ121と同じ材質の薄板材を波状に曲げ成形することによって形成されたコルゲートフィンであり、その頂部がチューブ121の平坦面にろう付け接合されている。なお、図2、図3では、図示の明確化のため、フィン124を一部のみ図示しているが、フィン124は、隣り合うチューブ121の間の略全域に亘って配置されている。
第1、第2ヘッダタンク122、123は、チューブ121と同じ材質で形成されているとともに、複数のチューブ121の積層方向(鉛直方向)に延びて両端部が蓋部材で閉塞された筒状部材で形成されている。さらに、第1、第2ヘッダタンク122、123は、その内部に、複数のチューブ121から流出した冷媒を集合させる集合空間、および複数のチューブ121へ冷媒を分配する分配空間を形成している。
第1、第2ヘッダタンク122、123の筒状側面には、その内外を貫通する複数のスリット穴が形成されている。そして、それぞれのチューブ121が対応するスリット穴に挿入された状態でろう付け接合されることによって、第1、第2ヘッダタンク122、123の内部に形成される集合空間あるいは分配空間とチューブ121内の冷媒通路が連通している。
また、第1、第2ヘッダタンク122、123の内部には、内部に形成される空間を仕切るセパレータ125a〜125dが配置されている。これにより、第1、第2ヘッダタンク122、123の内部は、複数の空間に仕切られている。
より具体的には、複数のチューブ121の一端側(図2、図3では、右側)に配置され、放熱器12の外部から冷媒を流入させる冷媒流入ポート126aおよび放熱器12の外部へ冷媒を流出させる冷媒流出ポート126bが接続された第1ヘッダタンク122の内部には、2つの第1、第2セパレータ125a、125bが配置されている。
これにより、第1ヘッダタンク122の内部には、上方側から順に、第1セパレータ125aの上方側に形成されて冷媒流入ポート126aに連通する第1空間122a、第1セパレータ125aと第2セパレータ125bとの間に形成される第2空間122b、および第2セパレータ125bの下方側に形成されて冷媒流出ポート126bに連通する第3空間122cが形成される。
一方、複数のチューブ121の他端側(図2、図3では、左側)に配置されて、モジュレータ部12bに接続される第2ヘッダタンク123の内部には、2つの第3、第4セパレータ125c、125dが配置されている。
これにより、第2ヘッダタンク123の内部には、上方側から順に、第3セパレータ125cの上方側に形成される第4空間123a、第3セパレータ125cと第4セパレータ125dとの間に形成されてモジュレータ部12bの冷媒入口部に連通する第5空間123b、および第4セパレータ125dの下方に形成されてモジュレータ部12bの冷媒出口部に接続される第6空間123cが形成される。
モジュレータ部12bは、チューブ121と同じ材質で形成されているとともに、第2ヘッダタンク123と同方向に延びて両端部が閉塞された筒状部材で形成されている。そして、第2ヘッダタンク123の第5空間123bから内部へ流入した冷媒の気液を分離して内部に余剰液相冷媒を蓄えるとともに、分離された液相冷媒を第2ヘッダタンク123の第6空間123cへ流出させるものである。
また、本実施形態では、第1セパレータ125aに、第1差圧弁127aを配置している。この第1差圧弁127aは、サイクルを循環する循環冷媒流量が増加して、第1空間122a内の冷媒圧力から第2空間122b内の冷媒圧力を減算した圧力差が予め定めた第1基準圧力差以上となった際に開いて、第1空間122aと第2空間122bとを連通させるものである。
より具体的には、第1差圧弁127aは、第1空間122a内の冷媒圧力および第2空間122b内の冷媒圧力を受圧する受圧部を有しており、上述した圧力差に応じて変位する弁体(例えば、リード弁)で構成されている。そして、圧力差が第1基準圧力差以上となった際に、第1セパレータ125aに形成されて第1空間122aと第2空間122bとを連通させる連通穴を開くように配置されている。
さらに、本実施形態では、第3セパレータ125cに、循環冷媒流量が増加して、第4空間123a内の冷媒圧力から第5空間123b内の冷媒圧力を減算した圧力差が予め定めた第2基準圧力差以上となった際に開いて、第4空間123aと第5空間123bとを連通させる第2差圧弁127bを配置している。この第2差圧弁127bの基本的構成は、第1差圧弁127aと同様である。
従って、本実施形態の放熱器12では、第1セパレータ125aに配置された第1差圧弁127aおよび第3セパレータ125cに配置された第2差圧弁127bが開閉作動することによって、冷媒を流通させる流路構成(パス構成)を変化させることができる。なお、本実施形態では、第1差圧弁127aおよび第2差圧弁127bが連動して開閉作動するように、第1、第2差圧弁127a、127bの開弁圧が設定されている。
つまり、本実施形態の放熱器12では、第1差圧弁127aおよび第2差圧弁127bの双方が開いた際に形成される第1流路構成(第1パス構成)と、第1差圧弁127aおよび第2差圧弁127bの双方が閉じた際に形成される第2流路構成(第2パス構成)とを切り替えることができる。
まず、第1流路構成では、第1ヘッダタンク122の第1空間122aおよび第2空間122bが互いに連通し、第2ヘッダタンク123の第4空間123aおよび第5空間123bが互いに連通している。従って、第1流路構成に切り替えられている際には、図2の太実線矢印に示すように、圧縮機11から吐出された冷媒が冷媒流入ポート126aを介して第1ヘッダタンク122の第1空間122aおよび第2空間122bへ流入する。
そして、第1空間122aおよび第2空間122bへ流入した冷媒は、第1空間122aおよび第2空間122bに連通する複数のチューブ121へ分配されて、これらの複数のチューブ121を流通する際に、外気と熱交換して放熱する。さらに、これらの複数のチューブ121から流出した冷媒は、第2ヘッダタンク123の第4空間123aおよび第5空間123bへ集合する。
第4空間123aおよび第5空間123bへ集合した冷媒は、第5空間123bからモジュレータ部12bへ流入して気液分離される。モジュレータ部12bにて分離された液相冷媒は、第2ヘッダタンク123の第6空間123cへ流入する。
第6空間123cへ流入した液相冷媒は、第6空間123cに連通する複数のチューブ121へ分配されて、これらの複数のチューブ121を流通する際に、外気と熱交換してさらに放熱して過冷却化される。さらに、これらの複数のチューブ121から流出した冷媒は、第1ヘッダタンク122の第3空間122cへ集合し、冷媒流出ポート126bを介して、膨張弁13側へ流出する。
従って、第1流路構成に切り替えられている際には、第1ヘッダタンク122の第1空間122aおよび第2空間122bから第2ヘッダタンク123の第4空間123aおよび第5空間123bへ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成され、第2ヘッダタンク123の第6空間123cから第1ヘッダタンク122の第3空間122cへ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成される。
つまり、第1流路構成に切り替えられている際には、2つのパスが構成されるので、第1ヘッダタンク122と第2ヘッダタンク123との間の距離をLとすると、放熱器12にて冷媒が放熱しながら流通する熱交換距離Lhxは、2×Lとなる。
次に、第2流路構成では、第1ヘッダタンク122の第1空間122aと第2空間122bが連通しておらず、第2ヘッダタンク123の第4空間123aおよび第5空間123bが連通していない。従って、第2流路構成に切り替えられている際には、図3の太実線矢印に示すように、圧縮機11から吐出された冷媒が冷媒流入ポート126aを介して第1ヘッダタンク122の第1空間122aへ流入する。
そして、第1空間122aへ流入した冷媒は、第1空間122aに連通する複数のチューブ121へ分配されて、これらの複数のチューブ121を流通する際に、外気と熱交換して放熱する。さらに、これらの複数のチューブ121から流出した冷媒は、第2ヘッダタンク123の第4空間123aの上方側へ集合する。
第4空間123aの上方側へ集合した冷媒は、第4空間123aの下方側へ移動し、第4空間123aの下方側に連通する複数のチューブ121へ分配されて、これらの複数のチューブ121を流通する際に、外気と熱交換して放熱する。さらに、これらの複数のチューブ121から流出した冷媒は、第1ヘッダタンク122の第2空間122bの上方側へ集合する。
第2空間122bの上方側へ集合した冷媒は、第2空間122bの下方側へ移動し、第2空間122bの下方側に連通する複数のチューブ121へ分配されて、これらの複数のチューブ121を流通する際に、外気と熱交換して放熱する。さらに、これらの複数のチューブ121から流出した冷媒は、第2ヘッダタンク123の第5空間123bへ集合する。
第5空間123bへ集合した冷媒は、第1流路構成に切り替えられている際と同様に、第5空間123bからモジュレータ部12bへ流入して気液分離される。以降の冷媒の流れは第1流路構成に切り替えられている際と同様である。
従って、第2流路構成に切り替えられている際には、第1ヘッダタンク122の第1空間122aから第2ヘッダタンク123の第4空間123aの上方側へ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成され、第2ヘッダタンク123の第4空間123aの下方側から第1ヘッダタンク122の第2空間122bの上方側へ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成され、第1ヘッダタンク122の第2空間122bの下方側から第2ヘッダタンク123の第5空間123bへ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成され、さらに、第2ヘッダタンク123の第6空間123cから第1ヘッダタンク122の第3空間122cへ冷媒を流すチューブ群によって1つのパスが形成される。
つまり、第2流路構成に切り替えられている際には、4つのパスが構成されるので、放熱器12にて冷媒が放熱しながら流通する熱交換距離Lhxは、4×Lとなる。従って、本実施形態では、第1冷媒流路に切り替えられている際に、熱交換距離Lhxが最短距離Lmin(本実施形態では、2×L)となる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の第1、第2差圧弁127a、127bは、特許請求の範囲に記載された熱交換距離変更手段を構成している。より詳細には、本実施形態の熱交換距離変更手段は、タンクアンドチューブ型の熱交換器のパスの数を変化させることによって、熱交換距離Lhxを変化させている。
また、本実施形態では、第1ヘッダタンク122内の第2セパレータ125bおよび第2ヘッダタンク123内の第4セパレータ125dの上方側に配置されるチューブ群によって構成される熱交換部が高圧気相冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮部12aを構成し、第2セパレータ125bおよび第4セパレータ125dの下方側に配置されるチューブ群によって構成される熱交換部が過冷却部12cを構成している。
次に、本実施形態の電気制御部について説明する。図示しない制御装置は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成される。この制御装置は、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行って、その出力側に接続された各種電気式のアクチュエータ(例えば、圧縮機11、冷却ファン、送風ファン等)の作動を制御する。
また、制御装置には、車室内温度を検出する内気温センサ、外気温を検出する外気温センサ、車室内の日射量を検出する日射センサ、蒸発器14からの吹出空気温度(蒸発器温度)を検出する蒸発器温度センサ、放熱器12出口側冷媒の温度を検出する出口側温度センサおよび放熱器12出口側冷媒の圧力を検出する出口側圧力センサ等の空調制御用のセンサ群が接続され、これらのセンサ群の検出値が入力される。
さらに、制御装置の入力側には、車室内前部の計器盤付近に配置された図示しない操作パネルが接続され、この操作パネルに設けられた各種操作スイッチからの操作信号が制御装置へ入力される。操作パネルに設けられた各種操作スイッチとしては、車室内空調を行うことを要求する空調作動スイッチ、車室内温度を設定する車室内温度設定スイッチ等が設けられている。
なお、本実施形態の制御装置は、その出力側に接続された各種の制御対象機器の作動を制御する制御手段が一体に構成されたものであるが、制御装置のうち、各制御対象機器の作動を制御する構成(ハードウェアおよびソフトウェア)が各制御対象機器の制御手段を構成している。例えば、本実施形態では、圧縮機11の電動モータの作動を制御する構成が吐出能力制御手段を構成している。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。まず、操作パネルの作動スイッチが投入(ON)されると、制御装置が空調制御用の制御プログラムを実行する。
この制御プログラムでは、操作パネルの操作信号および制御用センサ群の検出信号を読み込み、読み込まれた検出信号および操作信号の値に基づいて、圧縮機11、冷却ファン、送風ファンといった各種制御対象機器の作動状態を決定し、決定された制御状態が得られるように各種制御対象機器へ制御信号あるいは制御電圧を出力するといった制御ルーチンを繰り返す。
例えば、圧縮機11の冷媒吐出能力、すなわち圧縮機11の電動モータに出力される制御信号については、以下のように決定される。まず、読み込まれた操作信号および検出信号の値から算出された目標吹出温度TAOに基づいて、予め制御装置に記憶された制御マップを参照して、蒸発器14における目標蒸発器吹出温度TEOを決定する。
そして、この目標蒸発器吹出温度TEOと蒸発器温度センサによって検出された蒸発器14からの吹出空気温度との偏差に基づいて、フィードバック制御手法を用いて蒸発器14からの吹出空気温度が目標蒸発器吹出温度TEOに近づくように、圧縮機11の電動モータに出力される制御信号が決定される。
従って、制御プログラムが実行されると、冷凍サイクル装置10では、圧縮機11から吐出された高温高圧冷媒が、放熱器12の凝縮部12aへ流入し、冷却ファンから送風された外気に熱交換し、放熱して凝縮する。凝縮部12aにて放熱した冷媒は、モジュレータ部12bにて気液分離される。モジュレータ部12bにて気液分離された液相冷媒は、過冷却部12cにて冷却ファンから送風された外気と熱交換し、さらに放熱して過冷却液相冷媒となる。
放熱器12の過冷却部12cから流出した過冷却液相冷媒は、膨張弁13にて減圧膨張される。この際、膨張弁13の弁開度は、蒸発器14出口側冷媒の過熱度が予め定めた所定範囲となるように調整される。膨張弁13にて減圧膨張された冷媒は、蒸発器14へ流入し、送風ファンから送風された送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、送風空気が冷却され、車室内の冷房がなされる。蒸発器14から流出した冷媒は、圧縮機11に吸入された再び圧縮される。
さらに、本実施形態の放熱器12では、前述した熱交換距離Lhxを短くすることによるCOP向上効果および熱交換距離Lhxを長くすることによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方を選択できるように、第1、第2差圧弁127a、127bの開弁圧が設定されている。
具体的には、図4のモリエル線図に示すように、循環冷媒流量が増加して、第1流路構成に切り替えた際の圧縮機11の吐出冷媒圧力Pd1が、圧縮機11の冷媒吐出能力を変化させることなく第2流路構成に切り替えた際の圧縮機11の吐出冷媒圧力Pd2よりも低くなっている際には、第1、第2差圧弁127a、127bが開いて第1流路構成に切り替えられる。
また、図5のモリエル線図に示すように、第2流路構成に切り替えた際の圧縮機11の吐出冷媒圧力Pd2が、圧縮機11の冷媒吐出能力を変化させることなく第1流路構成に切り替えた際の圧縮機11の吐出冷媒圧力Pd1よりも低くなっている際には、第1、第2差圧弁127a、127bが閉じて第2流路構成に切り替えられる。
つまり、本実施形態の放熱器12では、圧縮機11から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力Pdが、第1流路構成に切り替えられている際の吐出冷媒圧力Pd1以下となるように流路構成を切り替えている。
前述の如く、本実施形態の放熱器12の熱交換距離Lhxは、第1流路構成に切り替えた際に最短距離Lminとなるので、第1流路構成に切り替えた際の圧縮機11の吐出冷媒圧力Pd1は、特許請求の範囲に記載された最短時吐出冷媒圧力Pdminとなる。従って、本実施形態の放熱器12では、圧縮機11から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力Pdが、最短時吐出冷媒圧力Pdmin以下となるように流路構成を切り替えている。
その結果、本実施形態の冷凍サイクル装置10によれば、サイクルを循環する循環冷媒流量が変化しても放熱器12における圧力損失および熱交換距離Lhxを適切に変化させて、圧縮機11の消費動力の増加を抑制できる。
このことをより詳細に説明すると、循環冷媒流量が増加し、熱交換距離Lhxを短くして圧力損失を減少させることによるCOP向上効果が高くなる際には、第1流路構成に切り替えて吐出冷媒圧力Pdを最短時吐出冷媒圧力Pdminとするので、圧縮機11の消費動力が増加してしまうことを抑制できる。
また、循環冷媒流量が減少し、熱交換距離Lhxを長くして冷媒を充分に冷却することによるCOP向上効果が高くなる際には、第2流路構成に切り替えて、吐出冷媒圧力Pdを最短時吐出冷媒圧力Pdminより低くするので、圧縮機11の消費動力が増加してしまうことを抑制できる。
つまり、本実施形態の冷凍サイクル装置10によれば、循環冷媒流量の変化によらず、圧縮機11の消費動力が増加してしまうことを抑制でき、高いCOPを発揮することができる。
また、本実施形態では、放熱器12として、タンクアンドチューブ型のものを採用し、熱交換距離変更手段(第1、第2差圧弁127a、127b)として、パスの数を変化させることによって、熱交換距離Lhxを変化させるものを採用しているので、1つの放熱器12にて熱交換距離Lhxを変更可能な構成を容易に実現できる。
また、本実施形態では、第1、第2差圧弁127a、127bによって熱交換距離変更手段を構成しているので、純機械的な簡素な構成で熱交換距離変更手段を実現することができる。従って、熱交換距離変更手段として、制御装置から出力される制御電圧によって開閉作動する開閉弁(電磁弁)等を採用する場合に対して、制御態様が複雑化してしまうことを回避できる。
また、本実施形態では、第1ヘッダタンク122側から第2ヘッダタンク123側へ向かって冷媒が流れる第1パスの数をmとし、第2ヘッダタンク123側から前記第1ヘッダタンク122側へ向かって冷媒が流れる第2パスの数をnとしたときに、第1流路構成に切り替えられている際には、m−nが1−1=0となり、第2流路構成に切り替えられている際にも、m−nが2−2=0となる。
このように、m−nが一定の値となるように放熱器12のパス構成を切り替えることで、冷媒流入ポート126aおよび冷媒流出ポート126bの位置を変化させることなく、パス構成の変更を実現できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態に対して、図6の全体構成図に示すように、冷凍サイクル装置10aの構成を変更した例を説明する。なお、図6では、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。このことは、以下の図面でも同様である。
本実施形態では、第1実施形態に対して、図6の全体構成図に示すように、冷凍サイクル装置10aの構成を変更した例を説明する。なお、図6では、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。このことは、以下の図面でも同様である。
具体的には、本実施形態の冷凍サイクル装置10aでは、放熱器12として、互いに並列的に接続された第1放熱器112aおよび第2放熱器112bが設けられている。第1放熱器112aは、第1実施形態の放熱器12が第1流路構成に切り替えられたものと同等の構成のもので、第2放熱器112bは、第1実施形態の放熱器12が第2流路構成に切り替えられたものと同等の構成のものである。
従って、第1放熱器112aにおける熱交換距離は、第2放熱器112bにおける熱交換距離よりも短くなり、冷媒が第1放熱器112aを流通する際に生じる圧力損失は、冷媒が第2放熱器112bを流通する際に生じる圧力損失よりも小さくなる。なお、本実施形態の第1、第2放熱器112a、112bは、いずれも流路構成を変更可能に構成されたものではない。
さらに、本実施形態の冷凍サイクル装置10aでは、第1放熱器112aの冷媒入口側に、圧力開閉弁15aが配置されている。この圧力開閉弁15aは、圧縮機11の吐出冷媒圧力Pdが予め定めた基準吐出冷媒圧力以上となっている際に開くものである。また、第1放熱器112aの冷媒出口側には、第1放熱器112aの冷媒出口側から膨張弁13の入口側へ向かって冷媒が流れることのみを許容する逆止弁16が配置されている。
従って、圧縮機11の吐出冷媒圧力Pdが基準吐出冷媒圧力より低くなっている際には、圧力開閉弁15aが閉じて、圧縮機11から吐出された冷媒が第2放熱器112bへ流入する。これにより、熱交換距離Lhxは、第1実施形態の放熱器12が第2流路構成に切り替えられた際と同様に、4×Lとなる。
一方、圧縮機11の吐出冷媒圧力Pdが基準吐出冷媒圧力以上となっている際には、圧力開閉弁15aが開いて、圧縮機11から吐出された冷媒の殆どが、第2放熱器112bよりも圧力損失の少ない第1放熱器112aへ流入する。これにより、熱交換距離Lhxは、第1実施形態の放熱器12が第1流路構成に切り替えられた際と同様に、最短距離Lmin(=2×L)となる。
つまり、本実施形態の圧力開閉弁15aは、特許請求の範囲に記載された熱交換距離変更手段を構成している。より詳細には、本実施形態の熱交換距離変更手段は、圧縮機11から吐出された冷媒を流通させて放熱させるための放熱手段(具体的には、第1、第2放熱器112a、112b)を変更することによって、熱交換距離Lhxを変化させている。
また、本実施形態の圧力開閉弁15aは、第1実施形態と同様に、熱交換距離Lhxを短くすることによるCOP向上効果および熱交換距離Lhxを長くすることによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方を選択できるように、開弁圧が設定されている。その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。
従って、本実施形態の冷凍サイクル装置10aを作動させると、サイクルを循環する循環冷媒流量が変化しても、圧縮機11から吐出された冷媒を流通させる放熱手段を変更することによって、熱交換距離Lhxを適切に変化させることができる。その結果、第1実施形態と同様に、循環冷媒流量の変化によらず、高いCOPを発揮することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態に対して、図7の全体構成図に示すように、冷凍サイクル装置10bの構成を変更した例を説明する。
本実施形態では、第1実施形態に対して、図7の全体構成図に示すように、冷凍サイクル装置10bの構成を変更した例を説明する。
具体的には、本実施形態の冷凍サイクル装置10bでは、放熱器12として、互いに直列的に接続された第1放熱器112cおよび第2放熱器112dが設けられている。より詳細には、第1放熱器112cは、第2放熱器112dに対して冷媒流れ上流側に配置されている。
また、第1放熱器112cの基本的構成は、第2放熱器112dと同様である。従って、本実施形態では、第1、第2放熱器112c、112dとして、例えば、第1実施形態の放熱器12が第1流路構成に切り替えられたものと同等の構成のもの採用することができる。なお、本実施形態の第1、第2放熱器112c、112dは、いずれも流路構成を変更可能に構成されたものではない。
さらに、本実施形態の冷凍サイクル装置10aでは、第1放熱器112cの冷媒出口側に第2放熱器112dを迂回させて蒸発器14の入口側へ冷媒を流す迂回通路17が設けられ、この迂回通路17には、第2実施形態と同様の構成の圧力開閉弁15bが配置されている。この圧力開閉弁15bは、第1放熱器112cから流出した冷媒の圧力が予め定めた基準流出冷媒圧力以上となっているときに開くものである。
また、第2放熱器112dの冷媒出口側には、第2放熱器112dの冷媒出口側から膨張弁13の入口側へ向かって冷媒が流れることのみを許容する逆止弁16が配置されている。
従って、第1放熱器112cから流出した冷媒の圧力が基準流出冷媒圧力より低くなっている際には、圧力開閉弁15bが閉じて、第1放熱器112cから流出した冷媒が第2放熱器112bへ流入する。これにより、熱交換距離Lhxは、第1実施形態の放熱器12が第1流路構成に切り替えられた際の2倍分(=2×2×L)となる。
一方、第1放熱器112cから流出した冷媒の圧力が基準流出冷媒圧力以上となっている際には、圧力開閉弁15bが開いて、第1放熱器112cから流出した冷媒が迂回通路17を介して、第2放熱器112bへ流入することなく膨張弁13の入口側へ流出することになる。これにより、熱交換距離Lhxは、第1実施形態の放熱器12が第1流路構成に切り替えられた際と同様に、最短距離Lmin(=2×L)となる。
つまり、本実施形態の圧力開閉弁15bは、特許請求の範囲に記載された熱交換距離変更手段を構成している。より詳細には、この熱交換距離変更手段は、圧縮機11から吐出された冷媒を流通させる放熱手段(具体的には、第1、第2放熱器112c、112d)の数を変更することによって、熱交換距離Lhxを変化させている。
また、本実施形態の圧力開閉弁15bは、第1実施形態と同様に、熱交換距離Lhxを短くすることによるCOP向上効果および熱交換距離Lhxを長くすることによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方を選択できるように、開弁圧が設定されている。その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。
従って、本実施形態の冷凍サイクル装置10aを作動させると、サイクルを循環する循環冷媒流量が変化しても、圧縮機11から吐出された冷媒を流通させる放熱手段の数を変更することによって、熱交換距離Lhxを適切に変化させることができる。その結果、第1実施形態と同様に、循環冷媒流量の変化によらず、高いCOPを発揮することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の第1実施形態では、熱交換距離変更手段として、第1、第2差圧弁127a、127bを採用した例を説明したが、熱交換距離変更手段はこれに限定されない。
例えば、第1差圧弁127aに代えて、第1空間122aおよび第2空間122bのうち、冷媒流れ上流側に位置付けられる第1空間122aへ流入した冷媒の密度が予め定めた第1基準密度以上となった際に開いて、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる密度弁(フロート弁)を採用してもよい。
このような密度弁としては、具体的に、サイクルを循環する循環冷媒流量が増加して、第1空間122aへ流入する冷媒の密度が第1基準密度以上となった際に上方へ浮き上がるように変位して、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる連通穴を開くものを採用すればよい。もちろん、第2差圧弁127bに代えて、同様の構成の密度弁を採用してもよい。
また、例えば、第1差圧弁127aに代えて、第1空間122aおよび第2空間122bのうち、冷媒流れ上流側に位置付けられる第1空間122aへ流入した冷媒の圧力が予め定めた第1基準圧力以上となった際に体積縮小するように変形して、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる圧力変形部材(可変セパレータ)を採用してもよい。
このような圧力変形部材としては、具体的に、サイクルを循環する循環冷媒流量が増加して、第1空間122aへ流入する冷媒の圧力が第1基準圧力以上となった際に、内部と外部の圧力差に応じて体積変化して、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる弾性部材(中空のゴム)を採用すればよい。もちろん、第2差圧弁127bに代えて、同様の構成の圧力変形部材を採用してもよい。
また、例えば、第1差圧弁127aに代えて、第1空間122aおよび第2空間122bのうち、冷媒流れ上流側に位置付けられる第1空間122aへ流入した冷媒の温度が予め定めた第1基準温度以上となった際に変形して、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる形状記憶合金を採用してもよい。
このような形状記憶合金としては、具体的に、サイクルを循環する循環冷媒流量が増加して、第1空間122aへ流入する冷媒の温度が第1基準温度以上となった際に、第1セパレータ125aから離れるように変形して、第1空間122aと第2空間122bとを連通させる連通穴を開くものを採用すればよい。もちろん、第2差圧弁127bに代えて、同様の構成の形状記憶合金を採用してもよい。
もちろん、第2、第3実施形態の冷凍サイクル装置10a、10bにおいて、圧力開閉弁15a、15bに代えて、上述した密度弁、形状記憶合金等によって冷媒回路を切り替える構成を実現してもよい。
(2)上述の実施形態では、熱交換距離変更手段として、純機械的な機構で作動するものを採用した例を説明したが、もちろん、制御装置から出力される制御電圧によって開閉作動する電気式の開閉弁(電磁弁、三方弁)等を採用してもよい。そして、熱交換距離Lhxを短くすることによるCOP向上効果および熱交換距離Lhxを長くすることによるCOP向上効果のうち、高い効果が得られる方を選択できるように、制御装置が電気式の開閉弁の作動を制御してもよい。
例えば、第2実施形態では、圧力開閉弁15aに代えて、圧縮機11吐出冷媒を第1放熱器112a側へ流入させる冷媒回路と圧縮機11吐出冷媒を第2放熱器112b側へ流入させる冷媒回路とを切り替える三方弁を採用してもよい。また、第3実施形態では、第1放熱器112c流出冷媒を迂回通路17側へ流入させる冷媒回路と第1放熱器112c流出冷媒を第2放熱器112d側へ流入させる冷媒回路とを切り替える三方弁を採用してもよい。
さらに、第3実施形態では、熱交換距離変更手段として電磁弁を採用し、圧縮機11吐出冷媒を第1熱交換器112cを迂回させて第2熱交換器112dへ導く迂回通路に配置してもよい。
(3)上述の実施形態では、冷凍サイクル装置10、10a、10bとして通常の蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成するものについて説明したが、冷凍サイクル装置の構成はこれに限定されない。例えば、冷媒減圧手段としてエジェクタを用いるエジェクタ式冷凍サイクルを構成するものであってもよいし、サイクル内で生成された中間圧気相冷媒を圧縮機にて圧縮過程の冷媒に合流させるガスインジェクションサイクルを構成するものであってもよい。
(4)上述の実施形態では、冷凍サイクル装置10、10a、10bを車両用空調装置に適用した例を説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。例えば、冷凍サイクル装置10、10a、10bを、定置用の冷凍サイクル装置(冷蔵・冷凍装置、空調装置、自動販売機用冷却装置)等に適用してもよい。
(5)上述の実施形態では、放熱器12(第1、第2放熱器112a〜112d)として、サブクール型の熱交換器を採用した例を説明したが、もちろん、凝縮部12aのみからなる通常の放熱器を採用してもよい。
(6)上述の実施形態では、放熱器12を冷媒と外気とを熱交換させる室外側熱交換器とし、蒸発器14を送風空気を冷却する利用側熱交換器として用いているが、逆に、蒸発器14を外気等の熱源から吸熱する室外側熱交換器として構成し、放熱器12を空気あるいは水等の被加熱流体を加熱する室内側熱交換器として構成するヒートポンプサイクルに本発明を適用してもよい。
11 圧縮機
12 放熱器
121 チューブ
122、123 第1、第2タンク
127a、127b 第1、第2差圧弁(熱交換距離変更手段)
12 放熱器
121 チューブ
122、123 第1、第2タンク
127a、127b 第1、第2差圧弁(熱交換距離変更手段)
Claims (9)
- 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(11)、および前記圧縮機(11)から吐出された冷媒を放熱させる放熱器(12)を有する蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置であって、
前記放熱器(12)にて冷媒が放熱しながら流通する距離を熱交換距離(Lhx)としたときに、
前記熱交換距離(Lhx)を変化させる熱交換距離変更手段(127a、127b、15a、15b)を備え、
前記熱交換距離変更手段(127a…15b)は、前記圧縮機(11)から吐出された冷媒の吐出冷媒圧力(Pd)が、前記圧縮機(11)の冷媒吐出能力を変化させることなく前記熱交換距離(Lhx)を最短距離(Lmin)としたときの最短時吐出冷媒圧力(Pdmin)以下となるように、前記熱交換距離(Lhx)を変化させるものであることを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記放熱器(12)は、内部に冷媒を流通させる複数のチューブ(121)、および前記複数のチューブ(121)を流通する冷媒の集合あるいは分配を行うタンク(122、123)を有し、
前記タンク(122、123)内に形成された同一の分配空間内の冷媒を、前記タンク(122、123)内に形成された同一の集合空間へ向けて同一の方向へ流すチューブ群によって形成される冷媒流路をパスとしたときに、
前記熱交換距離変更手段(127a、127b)は、前記パスの数を変化させることによって、前記熱交換距離(Lhx)を変化させるものであること特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記タンクとして、前記複数のチューブ(121)の一端側に接続される第1タンク(122)および前記複数のチューブ(121)の他端側に接続される第2タンク(123)が設けられており、
前記第1タンク(122)側から前記第2タンク(123)側へ向かって冷媒が流れる第1パスの数をmとし、前記第2タンク(123)側から前記第1タンク(122)側へ向かって冷媒が流れる第2パスの数をnとしたときに、
前記熱交換距離変更手段(127a、127b)は、m−nが一定の値となるように前記パスの数を変更させることを特徴とする請求項2に記載に冷凍サイクル装置。 - 前記タンク(122、123)内の空間は少なくとも2つの空間(122a、122b、123a、123b)に区画されており、
前記熱交換距離変更手段は、前記2つの空間のうち一方の空間(122a、123a)内の冷媒圧力から他方の空間(122b、123b)内の冷媒圧力を減算した圧力差が予め定めた基準圧力差以上となったときに、前記2つの空間を連通させる差圧弁(127a、127b)で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記タンク(122、123)内の空間は少なくとも2つの空間(122a、122b、123a、123b)に区画されており、
前記熱交換距離変更手段は、前記2つの空間のうち一方の空間(122a、123a)へ流入した冷媒の密度が予め定めた基準密度以上となったときに、前記2つの空間を連通させるフロート弁で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記タンク(122、123)内の空間は少なくとも2つの空間(122a、122b、123a、123b)に区画されており、
前記熱交換距離変更手段は、前記2つの空間のうち一方の空間(122a、123a)へ流入した冷媒の圧力が予め定めた基準圧力以上となったときに、前記2つの空間を連通させるように変形する圧力変形部材で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記タンク(122、123)内の空間は少なくとも2つの空間(122a、122b、123a、123b)に区画されており、
前記熱交換距離変更手段は、前記2つの空間のうち一方の空間(122a、123a)へ流入した冷媒の温度が予め定めた基準温度以上となったときに、前記2つの空間を連通させるように変形する形状記憶合金で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記放熱器(12)として、互いに並列的に接続された第1放熱器(112a)および第2放熱器(112b)が設けられており、
前記第1放熱器(112a)における熱交換距離と前記第2放熱器(112b)における熱交換距離は異なっており、
前記熱交換距離変更手段(15a)は、前記第1放熱器(112a)および前記第2放熱器(112b)のうち少なくとも一方の冷媒入口側を開閉することによって、前記熱交換距離を変化させるものであることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記放熱器(12)として、互いに直列的に接続された第1放熱器(112c)および第2放熱器(112d)が設けられており、
前記第1、第2放熱器(112c、112d)のうち、いずれか一方を迂回させて冷媒を流す迂回通路(15c)を備え、
前記熱交換距離変更手段(127a、127b)は、前記迂回通路(17)を開閉する開閉弁(15b)で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013112821A JP2014231943A (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013112821A JP2014231943A (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014231943A true JP2014231943A (ja) | 2014-12-11 |
Family
ID=52125435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013112821A Pending JP2014231943A (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 冷凍サイクル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014231943A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12000633B2 (en) | 2019-01-21 | 2024-06-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit and air-conditioning apparatus |
-
2013
- 2013-05-29 JP JP2013112821A patent/JP2014231943A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12000633B2 (en) | 2019-01-21 | 2024-06-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit and air-conditioning apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4692295B2 (ja) | 蒸発器ユニットおよびエジェクタ式冷凍サイクル | |
JP4803199B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP5780166B2 (ja) | ヒートポンプサイクル | |
CN109328288B (zh) | 制冷循环装置 | |
US20200158382A1 (en) | Heat pump cycle device and valve device | |
JP2005308384A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP5983387B2 (ja) | 熱交換器 | |
WO2018154957A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
WO2018021083A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
CN109963733B (zh) | 车辆用空调装置 | |
WO2018055741A9 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
US10731904B2 (en) | Air conditioner | |
JP2021105457A5 (ja) | ||
US20110174015A1 (en) | Evaporator unit | |
WO2018180291A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
US20190128577A1 (en) | Heat exchanger | |
JP2014055735A (ja) | 冷媒放熱器 | |
JP6167891B2 (ja) | ヒートポンプサイクル装置。 | |
JP2014231943A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP7363321B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP6459807B2 (ja) | エジェクタ式冷凍サイクル | |
JP6891711B2 (ja) | 複合型熱交換器 | |
WO2020090461A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2021124235A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2008281254A (ja) | 冷凍サイクル装置、および車両用空調装置 |