JPWO2017065178A1 - 殺菌システム - Google Patents

殺菌システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017065178A1
JPWO2017065178A1 JP2017545438A JP2017545438A JPWO2017065178A1 JP WO2017065178 A1 JPWO2017065178 A1 JP WO2017065178A1 JP 2017545438 A JP2017545438 A JP 2017545438A JP 2017545438 A JP2017545438 A JP 2017545438A JP WO2017065178 A1 JPWO2017065178 A1 JP WO2017065178A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilized
plasma
sterilizer
sterilization
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017545438A
Other languages
English (en)
Inventor
東山 堅一
堅一 東山
健太 冨永
健太 冨永
裕二 平山
裕二 平山
和希 芳原
和希 芳原
利昭 飯塚
利昭 飯塚
智士 守家
智士 守家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Holdings Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Publication of JPWO2017065178A1 publication Critical patent/JPWO2017065178A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/14Plasma, i.e. ionised gases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/10Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by liquids or gases

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

殺菌システム(100)は、搬送される被殺菌物(80)に対し所定区間(D)にわたって殺菌剤(70)を吐出する殺菌装置(1)と、被殺菌物(80)を搬送する搬送部(110)と、を備える。そして、所定区間(D)の間に、少なくとも被殺菌物(80)の一方側(81)とその反対側(82)とを殺菌可能な殺菌機構(X)を備える。

Description

本発明は、容器のキャップ等の被殺菌物を殺菌するための殺菌システムに関する。
例えば、殺菌装置として、プラズマを発生させて、得られたプラズマを含む殺菌剤により被殺菌物を殺菌する装置を使った場合、装置内部ではプラズマを発生させるため高電圧が印加されており、そこに水分などが混入した場合には極めて危険となる。そこで、このような殺菌装置を用いる場合には、殺菌剤を吐出する吐出口を下向きにして殺菌を行うのが安全であり、多少の向きの変化は許容されるにしても、吐出口を上向きにして殺菌することはできない。このような場合、コンベアにより連続搬送される被殺菌物に対して、上から殺菌剤を吐出して殺菌を行うことになる。
しかし、上記の場合、一方側からしか被殺菌物に殺菌剤を吐出することはできず、少なくともその反対側の部分については殺菌剤が至りにくく殺菌を行い難いなど、被殺菌物の全体を効率的に殺菌することは困難であった。
そこで、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる殺菌システムの実現が望まれる。
本発明に係る殺菌システムは、
被殺菌物を搬送する搬送部と、搬送される前記被殺菌物に対し所定区間にわたって殺菌剤を吐出する殺菌装置と、を備え、
前記所定区間の間に、少なくとも前記被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌可能な殺菌機構を備える。
この構成によれば、被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌可能であるから、両側から被殺菌物を殺菌できる。また、一方側とその反対側とに対する側方部分については、一方側又はその反対側とに殺菌剤が吐出されることにより、被殺菌物周りに殺菌剤が分散された状態となるため、その分散殺菌剤により殺菌される。これにより、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる。
以下、本発明に係る殺菌システムの好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
一つの態様として、前記殺菌機構として、前記所定区間の間に、前記被殺菌物を少なくとも反転させる反転機構を備えると好適である。
この構成によれば、所定区間の間に被殺菌物を反転させるから被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌することが可能になる。これにより、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる。また、殺菌装置の側に特別な機構を施すことなく、被殺菌物を反転させるのみで被殺菌物を両側から殺菌できるため、殺菌剤の吐出向きを変えることなく、殺菌剤を一定方向のみから吐出する場合にも好適に使用できる。
一つの態様として、前記搬送部は、少なくとも前記所定区間の間は、それぞれ搬送方向に沿って延びる複数の棒状部材から構成され、複数の前記棒状部材は、互いに間隔を空けて、前記所定区間にわたり前記被殺菌物の形状に沿う状態で環状に配置され、前記被殺菌物は、複数の前記棒状部材に案内される状態で、複数の前記棒状部材により画定される内部空間中を搬送され、前記反転機構として、前記所定区間の間で、各前記棒状部材を一律に螺旋状に少なくとも半回転させると好適である。
この構成によれば、所定区間の間に、各棒状部材を一律に螺旋状に少なくとも半回転させることで、被殺菌物の搬送経路としての各棒状部材により画定される内部空間が少なくとも反転するから、被殺菌物が複数の棒状部材の内部空間に沿って搬送される間に、被殺菌物が反転する。そして、各棒状部材は互いに間隔を空けて配置されているため、各棒状部材の間から殺菌剤が被殺菌物にあてられて、棒状部材が殺菌の妨げとはならない。これにより、被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌することが可能になるから、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる。
一つの態様として、前記殺菌装置は、プラズマを発生させて、得られた前記プラズマにより被殺菌物を殺菌するプラズマ殺菌装置から構成され、前記プラズマ殺菌装置には、水蒸気が供給され、前記プラズマ殺菌装置は、発生させた前記プラズマと、供給される前記水蒸気と前記プラズマとが反応して生成される活性酸素と、を前記殺菌剤として吐出するものであり、前記プラズマ殺菌装置における前記殺菌剤を吐出する吐出口は鉛直下向きであると好適である。
活性酸素は時間経過に伴い消滅するため残留することがなく、かつ、活性酸素を用いた殺菌は被殺菌物に対して熱収縮を生じさせるほどの熱を与える必要はない。したがって、このプラズマと活性酸素とを含む殺菌剤を吐出するプラズマ殺菌手段を用いることにより、被殺菌物に殺菌剤が残留したり被殺菌物に過剰に熱収縮・変形が起きることを回避できる。
ただし、この活性酸素を用いた殺菌は、その装置内部でプラズマを発生させるため高電圧が印加されており、水分が混入すると危険である。このため、水分の内部への混入を防ぐために、その限度において多少の向きの変化は許容されるにしても、殺菌剤を吐出する吐出口を下向きにする必要がある。これに対し、上記構成では、プラズマ殺菌装置を、反転機構を備える殺菌システムに適用するから、殺菌剤を下方向に吐出することで装置内部への水分混入を回避しつつ、反転機構によって被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌することを可能にすることにより、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる。
一つの態様として、前記殺菌機構として、前記所定区間の間に、前記殺菌装置における前記搬送部に対する前記殺菌剤の吐出角度を変化させると好適である。
この構成によれば、殺菌剤の吐出角度を変えることにより、被殺菌物に対し種々の方向から殺菌剤を吐出することができ、被殺菌物の全体を効率的に殺菌できる。これと反転機構とを組み合わせると、より幅広い方向から被殺菌物に対し殺菌剤を吐出することができることとなり好適である。また、プラズマ殺菌装置を用いる場合でも、装置内部への水分の混入を確実に防げる限度で多少の吐出向きの変化は許容されるため、本構成を適用できる。
活性酸素を用いた殺菌を行うプラズマ殺菌装置の概略構成図 活性酸素を用いた殺菌を行うプラズマ殺菌装置の装置構成ブロック図 殺菌システムの概略説明図
本発明に係る殺菌システムの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の殺菌システム100は、被殺菌物の一例としてのPETボトルなどの容器のキャップ80を殺菌するものである。そして、殺菌システム100Aは、プラズマを発生させて、得られたプラズマによりキャップ80を殺菌する複数のプラズマ殺菌装置1を備える。このプラズマ殺菌装置1には、水蒸気が供給され、プラズマ殺菌装置1は、発生させたプラズマと、供給される水蒸気とプラズマとが反応して生成される活性酸素(Reactive Oxidizing Species(ROS)、例えばOH radicalやsingulet oxygenなど)と、を含む殺菌剤を吐出し、キャップ80の殺菌を行う。そこで、まず、活性酸素を用いた殺菌を行うためのプラズマ殺菌装置1(以下では、単に殺菌装置1と称することがある)の装置構成について説明する。
図1は、殺菌装置1による活性酸素の生成機構を示す。殺菌装置1は、活性酸素を生成して、活性酸素を含む殺菌剤70をキャップ80に対して吐出(照射)するノズル10を有している。このノズル10は、プラズマを生成するプラズマ生成部11と、プラズマと活性酸素を含む殺菌剤70を吐出する吐出口12と、プラズマ生成部11と吐出口12との間の中継部13と、を備える。
このノズル10は装置内でプラズマとしていわゆる大気圧プラズマを生成するものである。大気圧プラズマを用いることにより、低圧プラズマを生成する際に必要な真空容器などを要せず装置コストを低減でき、また連続処理が可能であるため作業効率が高い。また、低温下でも生成できるため、被処理物を高温にさらさずに済むという利点もある。以下に、ノズル10による大気圧プラズマ(以下、単にプラズマと称する)の生成と、プラズマを利用した活性酸素の生成について説明する。
プラズマ生成部11は、周知の構造を有しており、内部電極11aと外部電極11bとを備える。プラズマ生成部11では、交流電源20により、内部電極11aと外部電極11bとの間に高電圧(例えば、周波数14kHzで実効電圧20kV)を印加することで、プラズマ生成部11内に電界を発生させる。そして、プラズマ生成部11内にエアー(air)とともにガスを供給し、発生電界にガスを通気させることにより、プラズマを生成する。生成されたプラズマは、中継部13へと送られる。本実施形態では、プラズマ生成部11内にガスの一例として酸素(O、ozygen)が供給され、プラズマ生成部11では、プラズマとして、オゾンを含む酸素プラズマが生成される。具体的にはプラズマ化により酸素ラジカルとオゾン(O)が発生し、これらが中継部13へと送られる。
中継部13は、エバポレータ(水蒸気供給部の一例。詳しくは後述する)40と接続してあり、中継部13にはさらに水蒸気が送られる。これにより、中継部13において、プラズマ生成部11から送られるプラズマ(酸素ラジカルとオゾン)とエバポレータ40から送られる水蒸気(vapor)とが反応して、活性酸素が生成される。本実施形態では、酸素プラズマ(酸素ラジカルとオゾン)と水蒸気を反応させることにより、活性酸素の中でも特に反応性の高いヒドロキシラジカル(・OH)が主に生成されるようにしている。
具体的に説明すると、水蒸気とプラズマが反応することにより、以下の(1)式のようにHOから水素ラジカル(・H)とヒドロキシラジカルが生成される。
O → ・H+・OH・・・・・(1)
また、水素ラジカルはオゾンと反応して、以下の(2)式のようにヒドロキシラジカルと酸素(O)が生成される。
・H+O → ・OH+O・・・・・(2)
(1)式と(2)式は、次の(3)式にまとめることができる。
O+O → 2・OH+O・・・・・(3)
つまり、酸素プラズマと水蒸気を反応させることにより、上記(3)式の反応を生じさせて効率的にヒドロキシラジカル(・OH)を生成することができる。その結果、生成される活性酸素は、ヒドロキシラジカルを主として含むこととなる。特に反応性の高いヒドロキシラジカルを主として含むことにより、高い殺菌効果を奏することができる。そして、このように生成された活性酸素と水蒸気と未反応のプラズマが殺菌剤70として吐出口12からキャップ80に吐出されて、キャップ80の殺菌が行われる。
次に、図2に示された活性酸素を用いて殺菌を行う殺菌装置1の装置構成を説明する。殺菌装置1は、ノズル10のほか、交流電源20を構成するジェネレーター21とトランスフォーマー22、ノズル10やエバポレータ40に各種ガスを供給するガス供給機30、中継部13に水蒸気を送るエバポレータ40、エバポレータ40に水を供給するポンプ50、ノズル10に冷却水を供給するチラー60と、を備える。
ジェネレーター21は交流電流を発生する。例えば、本実施形態では、周波数が14kHzで、実効電圧300V、実効電流11Aの条件のものを用いている。そして、ジェネレーター21から供給された交流電流の電圧をトランスフォーマー22にて300Vから20kVまで昇圧する。これにより、プラズマ生成部11における内部電極11aと外部電極11bとの間に20kVの高電圧を印加する。
ガス供給機30は、ノズル10に対し、エアーとともに酸素(O)を送る。また、エバポレータ40に対し、エバポレータ40で生成された水蒸気を中継部13に送るためのエアーを供給する。ガス供給機30は、コントロールパネル31を有する。このコントロールパネル31を操作することで、各種ガスの対象への供給量を調整することができる。本実施形態では、コントロールパネル31を操作することにより、例えば、ノズル10に対してはエアーを6L/minで酸素を3L/minで送り、エバポレータ40にはエアーを3L/minで送るようにしてある。
エバポレータ40は、内蔵された電熱線(図示しない)を300℃に加熱し、ポンプ50から供給される水を電熱線により加熱して水蒸気を発生させる。そして、ガス供給機30から供給されるエアーに水蒸気が混合されて、エアーとともに水蒸気が中継部13に供給される。なお、本実施形態では、例えば、ポンプ50はエバポレータ40に水を1.2mL/minで供給する。
チラー60は、ノズル10に冷却水を供給することにより、高電圧が印加されることにより発熱するノズル10を冷却する。
上記のように構成された殺菌装置1では、ガス供給機30からノズル10に対してエアーとともに供給される酸素がノズル10のプラズマ生成部11でプラズマ化し、生成された酸素プラズマが中継部13においてエバポレータ40からエアーとともに供給される水蒸気と反応してヒドロキシラジカルを主とする活性酸素が連続的に生成される。そして、中継部13で連続的に生成される活性酸素と水蒸気と未反応のプラズマとが殺菌剤70として吐出口12から連続的に吐出されて、これにより、キャップ80の連続処理が可能となる。本実施形態では、例えば、プラズマと活性酸素を含む殺菌剤70が50〜80℃の温度で、50000mm/secの流量で吐出口から吐出される。
活性酸素を用いた殺菌を行うことにより、次のような利点がある。過酸化水素を含む殺菌剤を用いた場合、殺菌剤が被殺菌物に残留しないようにその後洗浄する必要がある。しかし、洗浄によって全ての殺菌剤を除去することは困難であり、殺菌剤が被殺菌物に残留するリスクがある。また、殺菌剤噴霧やその後の洗浄は主として高温下で行われるため、被殺菌物が樹脂素材などの熱収縮が生じる素材である場合、過剰な熱収縮や変形を防ぐためにその殺菌工程に種々の制約を抱えることになる。これに対し、活性酸素は時間経過に伴い消滅するため残留することがなく、かつ、活性酸素を用いた殺菌は被殺菌物に対して熱収縮を生じさせるほどの熱を与える必要はない。したがって、上記した殺菌剤残留や被殺菌物の熱収縮・変形の問題を回避できる。
次に、本実施形態に係る殺菌システム100の構成について説明する。まず、概要を説明すると、本実施形態に係る殺菌システム100は、キャップ80を搬送する搬送部110と、搬送されるキャップ80に対し所定区間Dにわたって殺菌剤70を吐出する殺菌装置1と、を備える。そして、所定区間Dの間に、少なくともキャップ80の開口面(一方側に相当)81と天面(反対側に相当)82とを殺菌可能な殺菌機構を備える。以下、殺菌システム100について具体的に説明する。
図3に示すように、殺菌システム100では、殺菌装置1が、搬送部110に沿って所定区間Dの間に複数配置されている(図3中では、省略して殺菌装置1におけるノズル10のみを図示してある)。これにより、搬送されるキャップ80に対し所定区間Dにわたって殺菌剤70を吐出可能となっている。各殺菌装置1においてそれぞれその吐出口13は下向きであり、したがって、殺菌剤70は下向きに吐出される。これは、殺菌装置1内部ではプラズマ生成部11において高電圧が印加されており、そこに水分などが混入した場合には極めて危険であることから、装置内部への混入を防ぐためであり、そのためには、多少の向きの変化は許容されるにしても、殺菌剤を吐出する吐出口を下向きにして殺菌を行うのが安全であるからである。
搬送部110は、所定区間Dの間はそれぞれ搬送方向Tに沿って延びる複数(本実施形態では6本)の棒状部材111から構成されている。図3に示すように、6本の棒状部材111(111a〜111f)は、互いに間隔を空けて、所定区間Dにわたりキャップ80の形状に沿う状態で環状に配置されている。より具体的には、各棒状部材111は、キャップ80の開口面81側に2本(111a及び111b)、天面82側に2本(111d及び111e)、側面に対しては左右1本ずつ(111c及び111f)配置されている。そして、キャップ80が6本の棒状部材111に案内される状態で、これら棒状部材111により画定される内部空間S中をキャップ80に搬送させる。つまり、内部空間Sがキャップ80の搬送経路となる。
殺菌システム100では、所定区間Dの間に、キャップ80の開口面81と天面82とを殺菌可能な殺菌機構として、所定区間Dの間に、キャップ80を少なくとも反転させる反転機構Xを備える。具体的には、反転機構Xとして、図3に示すように、所定区間Dの間で、内部空間Sの中心線(内部空間Sの中心を通る直線)Pを回転軸として各棒状部材111を一律に螺旋状に半回転させることで、キャップの搬送経路としての内部空間Sが反転させる。これにより、搬送方向へ進行するにつれて、進行方向前側から見て内部空間Sの中心軸Pを中心に、6本の棒状部材は一律に反時計回りでその位置を変えていく。そして、これに伴い、内部空間も反時計回りで回転する。最終的に半回転(180°回転)することにより、各棒状部材111の位置が中心軸Pに対する対称位置まで移動し、断面形状Saがその初期位置から反転する。
したがって、6本の棒状部材111の内部空間S中をキャップ80が進行することで、進行に従って、内部空間Sが反時計回りで回転するに伴いキャップ80も反時計回りに回転し、最終的に反転する。つまり、所定区間Dにおける初期はキャップ80は開口面81が上を向く状態であり(図3の0°の状態参照)、そのため、開口面81側(つまり、キャップ80の内面)が殺菌される。また、この際、キャップ80の周りに殺菌剤70が分散された状態となるため、その分散した殺菌剤70により、側面83についても殺菌される。その後、所定区間Dを進むにつれてキャップ80は、徐々に回転し(図3の45°〜135°の状態参照)、側面83に対しても直接殺菌剤が吐出される。そして、最終的にキャップ80は反転して、天面82が上を向く状態となり(図3の180°の状態参照)、その後は天面82側が殺菌される。これにより、キャップ80の全体が効率的に殺菌される。この際、各棒状部材111は、互いに間隔を空けて配置されているため、各棒状部材111の間から殺菌剤70がキャップ80にあてられるから、棒状部材111が殺菌の妨げとはならない。
なお、棒状部材111の間をキャップ80に推進させる方法としては、各棒状部材111(搬送部110)を一律に傾斜させて、キャップ80の自重を利用して推進させる方法、キャップ80に対して後方から圧縮エアを送って推進させる方法が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係る殺菌システム100では、キャップ80の開口面81側とその反対側である天面82側とを殺菌可能であり、両側からキャップ80を殺菌できる。また、側面83については、反転の間に一方側については殺菌剤70を吐出することができ、そして、分散した殺菌剤70により殺菌可能である。これにより、キャップ80の全体を効率的に殺菌できる。また、殺菌装置1の側に特別な機構を施すことなく、キャップ80を反転させるのみでキャップ80を両側から殺菌できるため、安全性の問題から殺菌剤70の吐出向きに制限のある殺菌装置1のように殺菌剤70を一定方向のみから吐出する場合にも好適に使用できる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る殺菌システムのその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、搬送部110に沿って所定区間Dの間に複数の殺菌装置1を配置することにより、搬送されるキャップ80に対し所定区間Dにわたって殺菌剤70を吐出可能とした構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、配置する殺菌装置1は1台とし、搬送されるキャップ80に追従して殺菌剤70の吐出を行わせることにより、キャップ80に対し所定区間Dにわたって殺菌剤70を吐出可能としてもよい。
(2)上記の実施形態では、搬送部110を、複数の棒状部材111により構成し、各棒状部材111を一律に螺旋状に半回転させることにより、搬送させるキャップ80を所定区間Dの間に反転させる構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、キャップ80をアーム等でつかんで搬送しながら反転させるようにしてもよい。また、反転に限らず、1回転や1回転半させてもよく、180°以上回転させるのであれば特に限定されない。
(3)上記の実施形態では、殺菌装置1の吐出口12が下向きである構成を例に説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、所定区間Dの間に、殺菌装置1における搬送部110に対する殺菌剤70の吐出角度を変化させてもよい。これにより、キャップ80に対し種々の方向から殺菌剤70を吐出することができ、また、反転機構Xと組み合わせれば、より幅広い方向から被殺菌物に対し殺菌剤を吐出することができる。例えば、その組み合わせ方によっては、キャップ80の全面に殺菌剤70を吐出することも可能となる。なお、プラズマ殺菌装置1は安全上の要請から殺菌装置1の吐出口12が下向きとしたが、多少の向きの変化(例えば45°傾けるなど)は許容されるため、その限度において、搬送部110に対する殺菌剤70の吐出角度は変化可能である。吐出角度の変化の例としては、例えば、搬送方向に対する左右方向に吐出口12の向きを変えて殺菌剤70の吐出角度を変化させ、搬送方向Tに対する右側や左側からキャップ80に対し殺菌剤を吐出することや、搬送方向Tと平行な方向に吐出口12を傾けて搬送部110に対する殺菌剤70の吐出角度を変化させ、搬送方向Tに対する前側や後側からキャップ80に対し殺菌剤を吐出することが挙げられる。なお、中継部13を2段階で傾けるなど、複数段で傾けてもよい。殺菌装置1を複数台配置するときは、各殺菌装置1について吐出角度を適宜変更可能としてもよく、また、各殺菌装置1の吐出角度をそれぞれ異なる吐出角度で固定して、キャップ80が搬送される間に様々な方向から殺菌剤が吐出されるようにしてもよい。1台の殺菌装置にキャップ80を追従させるときは、追従している間に吐出角度を変化させるようにすればよい。
(4)上記の実施形態では、殺菌装置として活性酸素を用いた殺菌を行うプラズマ殺菌装置1を用い、被殺菌物としてキャップ80を用いた構成を例に説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。殺菌装置として、過酸化水素により殺菌を行う装置など、他の方法により殺菌を行うものを採用してもよく、また、被殺菌物の種類も適宜変更可能である。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、例えばキャップなどの被殺菌物を殺菌するための殺菌システムに利用することができる。
1 プラズマ殺菌装置(殺菌装置)
12 吐出口
D 所定区間
70 殺菌剤
80 キャップ(被殺菌物)
81 開口面(一方側)
82 天面(反対側)
110 搬送部
111 棒状部材
S 内部空間
X 反転機構(殺菌機構)

Claims (5)

  1. 被殺菌物を搬送する搬送部と、搬送される前記被殺菌物に対し所定区間にわたって殺菌剤を吐出する殺菌装置と、を備え、
    前記所定区間の間に、少なくとも前記被殺菌物の一方側とその反対側とを殺菌可能な殺菌機構を備える殺菌システム。
  2. 前記殺菌機構として、前記所定区間の間に、前記被殺菌物を少なくとも反転させる反転機構を備える請求項1に記載の殺菌システム。
  3. 前記搬送部は、少なくとも前記所定区間の間は、それぞれ搬送方向に沿って延びる複数の棒状部材から構成され、
    複数の前記棒状部材は、互いに間隔を空けて、前記所定区間にわたり前記被殺菌物の形状に沿う状態で環状に配置され、
    前記被殺菌物は、複数の前記棒状部材に案内される状態で、複数の前記棒状部材により画定される内部空間中を搬送され、
    前記反転機構として、前記所定区間の間で、前記内部空間の中心線を回転軸として各前記棒状部材を一律に螺旋状に少なくとも半回転させる請求項2に記載の殺菌システム。
  4. 前記殺菌装置は、プラズマを発生させて、得られた前記プラズマにより被殺菌物を殺菌するプラズマ殺菌装置から構成され、
    前記プラズマ殺菌装置には、水蒸気が供給され、
    前記プラズマ殺菌装置は、発生させた前記プラズマと、供給される前記水蒸気と前記プラズマとが反応して生成される活性酸素と、を前記殺菌剤として吐出するものであり、
    前記プラズマ殺菌装置における前記殺菌剤を吐出する吐出口は鉛直下向きである請求項2又は3に記載の殺菌システム。
  5. 前記殺菌機構として、前記所定区間の間に、前記殺菌装置における前記搬送部に対する前記殺菌剤の吐出角度を変化させる請求項1〜4のいずれか一項に記載の殺菌システム。
JP2017545438A 2015-10-13 2016-10-12 殺菌システム Pending JPWO2017065178A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202175 2015-10-13
JP2015202175 2015-10-13
PCT/JP2016/080262 WO2017065178A1 (ja) 2015-10-13 2016-10-12 殺菌システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2017065178A1 true JPWO2017065178A1 (ja) 2018-08-02

Family

ID=58518199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017545438A Pending JPWO2017065178A1 (ja) 2015-10-13 2016-10-12 殺菌システム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3363746A4 (ja)
JP (1) JPWO2017065178A1 (ja)
WO (1) WO2017065178A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6977487B2 (ja) * 2017-11-02 2021-12-08 大日本印刷株式会社 キャップの殺菌方法及びキャップ殺菌装置
HUE062172T2 (hu) 2020-09-22 2023-09-28 Gea Procomac Spa Egység és eljárás cikkek, például kapszulák, elõformák, tartályok sterilizálására

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4479574A (en) * 1982-04-21 1984-10-30 S. J. Industries, Inc. Container transport apparatus
JP2001145689A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Matsushita Electric Works Ltd プラズマ滅菌処理装置及びプラズマ滅菌処理方法
JP2007268252A (ja) * 2006-03-07 2007-10-18 Univ Of Ryukyus 滅菌装置及びそれを用いた滅菌方法
JP4923364B2 (ja) * 2001-09-10 2012-04-25 株式会社安川電機 反応性ガス発生装置
JP2014125303A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kirin Brewery Co Ltd 搬送機構
JP6704448B2 (ja) * 2015-10-13 2020-06-03 サントリーホールディングス株式会社 殺菌装置
JP6727492B2 (ja) * 2015-10-13 2020-07-22 サントリーホールディングス株式会社 殺菌システム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0456135A2 (en) * 1990-05-11 1991-11-13 Abtox, Inc. Sterilizing with hydrogen peroxide and plasma
JPH08258931A (ja) * 1995-03-17 1996-10-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ツイストシュート自動型替装置
DE10138938A1 (de) * 2001-08-08 2003-02-20 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Sterilisation von Behältnissen
DE10211976A1 (de) * 2002-03-19 2003-10-02 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zumindest zur Sterilisation von Behältnissen und/oder deren Verschließelementen
EP1749747A1 (en) * 2005-08-03 2007-02-07 Aseptis, S.L. Cap processing device
JP2007269325A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Dainippon Printing Co Ltd 殺菌装置および殺菌方法
JP4751906B2 (ja) * 2007-05-07 2011-08-17 日本碍子株式会社 滅菌装置
EP2261169A1 (de) * 2009-06-12 2010-12-15 INDAG Gesellschaft für Industriebedarf mbH & Co. Betriebs KG Verfahren und Vorrichtung zum Desinfizieren von Getränkeverpackungen bei der Befüllung mit Produkt und Vorrichtung zum Aufbringen und/oder Sprühen von Desinfektionsmittel auf Getränkeverpackungen
JP5029853B2 (ja) * 2010-03-10 2012-09-19 東洋製罐株式会社 キャップ殺菌洗浄装置及び殺菌洗浄方法
CN102745487B (zh) * 2012-06-14 2014-12-10 山东鼎泰盛食品工业装备股份有限公司 连续式杀菌机产品检测翻转装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4479574A (en) * 1982-04-21 1984-10-30 S. J. Industries, Inc. Container transport apparatus
JP2001145689A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Matsushita Electric Works Ltd プラズマ滅菌処理装置及びプラズマ滅菌処理方法
JP4923364B2 (ja) * 2001-09-10 2012-04-25 株式会社安川電機 反応性ガス発生装置
JP2007268252A (ja) * 2006-03-07 2007-10-18 Univ Of Ryukyus 滅菌装置及びそれを用いた滅菌方法
JP2014125303A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kirin Brewery Co Ltd 搬送機構
JP6704448B2 (ja) * 2015-10-13 2020-06-03 サントリーホールディングス株式会社 殺菌装置
JP6727492B2 (ja) * 2015-10-13 2020-07-22 サントリーホールディングス株式会社 殺菌システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3363746A4 (en) 2019-07-17
WO2017065178A1 (ja) 2017-04-20
EP3363746A1 (en) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4730190B2 (ja) 容器殺菌装置および容器殺菌方法
EP2052744B1 (en) Vessel sterilization apparatus
US8117803B2 (en) Vessel filling system
JP6309444B2 (ja) 殺菌方法
JP4365835B2 (ja) 開口容器用電子線照射装置
JP5972195B2 (ja) Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法
WO2017065178A1 (ja) 殺菌システム
JP5575863B2 (ja) 携帯用洗浄機
JP6727492B2 (ja) 殺菌システム
WO2018186484A1 (ja) 無菌充填方法及び無菌充填機
WO2017110501A1 (ja) 殺菌システム
ES2285003T3 (es) Dispositivo para el tratamiento de recipientes de envasado.
WO2017065177A1 (ja) 殺菌システム
WO2017110502A1 (ja) 殺菌システム、及び、殺菌方法
JP6057656B2 (ja) 電子線照射による不活化方法および処理装置
JP6454616B2 (ja) オゾン処理装置
JP6843057B2 (ja) 殺菌システム
JP3767486B2 (ja) 包装材料の滅菌方法および包装材料の滅菌装置
JP6584994B2 (ja) 殺菌方法および殺菌装置
JP2004337192A (ja) 電子線滅菌方法、電子線滅菌装置及び滅菌処理システム
JP2024508994A (ja) 包装済み物品を消毒、特に滅菌するための方法および装置
JP2007039137A (ja) Pet製ボトルの殺菌方法及び装置
JP6382712B2 (ja) 殺菌方法
JP2005350071A (ja) キャップ殺菌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210713