JP5972195B2 - Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法 - Google Patents

Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5972195B2
JP5972195B2 JP2013048433A JP2013048433A JP5972195B2 JP 5972195 B2 JP5972195 B2 JP 5972195B2 JP 2013048433 A JP2013048433 A JP 2013048433A JP 2013048433 A JP2013048433 A JP 2013048433A JP 5972195 B2 JP5972195 B2 JP 5972195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pet bottle
hydrogen peroxide
plasma
hot air
introducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013048433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014172646A (ja
Inventor
祥一 土方
祥一 土方
時夫 高橋
時夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Suntory Beverage and Food Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Suntory Beverage and Food Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Holdings Ltd, Suntory Beverage and Food Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Priority to JP2013048433A priority Critical patent/JP5972195B2/ja
Priority to PCT/JP2014/054992 priority patent/WO2014141894A1/en
Priority to US14/382,134 priority patent/US9861717B2/en
Priority to EP14713937.2A priority patent/EP2866844B1/en
Priority to ES14713937.2T priority patent/ES2602961T3/es
Publication of JP2014172646A publication Critical patent/JP2014172646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972195B2 publication Critical patent/JP5972195B2/ja
Priority to US15/409,756 priority patent/US9896230B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/20Gaseous substances, e.g. vapours
    • A61L2/208Hydrogen peroxide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/06Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by heat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/08Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by irradiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/10Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by liquids or gases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67CCLEANING, FILLING WITH LIQUIDS OR SEMILIQUIDS, OR EMPTYING, OF BOTTLES, JARS, CANS, CASKS, BARRELS, OR SIMILAR CONTAINERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; FUNNELS
    • B67C7/00Concurrent cleaning, filling, and closing of bottles; Processes or devices for at least two of these operations
    • B67C7/0073Sterilising, aseptic filling and closing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2202/00Aspects relating to methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects
    • A61L2202/10Apparatus features
    • A61L2202/13Biocide decomposition means, e.g. catalysts, sorbents

Description

本発明は、PET製ボトルの無菌充填システムに適用される殺菌装置及び殺菌方法に関する。
PET製ボトル(ポリエチレンテレフタレート製のボトル)の無菌充填システムに適用される従来の殺菌装置としては、例えば、以下の特許文献1に示すものが知られている。ここでは、PET製ボトルに過酸化水素のミストを導入してPET製ボトルの内面を殺菌した後、PET製ボトル内に熱風を送り込み、PET製ボトル内に漂うミストを外に排出し、さらに無菌の温水をPET製ボトルに導入して洗浄するように構成されている。
特開2010−116212号公報(図1等参照)
過酸化水素は、PET製ボトルに吸着され易く、このことが殺菌後のPET製ボトル内に過酸化水素が残留することの主な原因となっている。
従来の殺菌装置では、残留する過酸化水素を除去するために熱風と温水とを使用しているが、熱風や温水を製造するためのコスト、つまりユーティリティコストが高くかかっていた。そこで、ユーティリティコストを削減することを目的として過酸化水素の使用量を削減することが考えられるが、今度は殺菌の効果を下げる結果となり、安全の観点から殺菌の効果を下げることは難しく、ユーティリティコストの低減を追及することはできなかった。
本発明の目的は、大きな設備を必要とせず、かつ、過酸化水素の使用量を削減しなくとも、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する際に必要なユーティリティコストを削減することにある。
本発明に係る殺菌装置の第1特徴構成は、PET製ボトル内に過酸化水素を導入して該PET製ボトルの内側を殺菌処理する過酸化水素導入手段、及び前記殺菌処理後のPET製ボトル内に熱風を導入して、該PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する熱風供給手段を備え、複数のPET製ボトルを搬送しながら連続的に殺菌処理するPET製ボトルの殺菌装置であって、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点において、ノズルからプラズマを噴射してPET製ボトル内にプラズマを導入し、過酸化水素を導入する前のPET製ボトルを加熱する、または、PET製ボトルを加熱するとともにPET製ボトル内に残留する過酸化水素を分解するプラズマ導入手段を備え、前記プラズマ導入手段の前記ノズルが、搬送されるPET製ボトルに追従しながらプラズマを噴射するように構成してある点にある。
〔作用及び効果〕
プラズマは、過酸化水素を水と酸素に分解する性質を持つ。
そのため、本構成のごとく、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後、即ち、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点に、プラズマ導入手段によりPET製ボトルにプラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素がプラズマによって分解・除去され、しかも短時間で効率的に過酸化水素を除去することができる。
また、プラズマをPET製ボトルに導入すると、プラズマが持つ熱エネルギーがPET製ボトルに加えられるため、PET製ボトル全体を短時間で加熱することができる。
PET製ボトルが熱を帯びると、過酸化水素を吸着し難くなる。そのため、本構成のごとく、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点において、プラズマ導入手段によりPET製ボトルにプラズマを導入すれば、PET製ボトル全体が短時間で加熱されるため、その後に過酸化水素をPET製ボトルに導入しても、過酸化水素がPET製ボトルの内面に吸着されずにPET製ボトル内に漂ったまま存在し易くなる。そして、熱風供給手段によってPET製ボトルに熱風を導入することによって、PET製ボトル内に漂う過酸化水素を短時間でより多く排出して除去することができる。
従って、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点においてプラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を短時間で効率的に除去することができるようになるため、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する際に必要な熱風や温水の使用量を削減でき、全体のユーティリティコストを削減することが可能となる。また、プラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を短時間で効率的に除去することができるので、プラズマによる過酸化水素を除去するのに必要なスペースを小さくすることできる。
また、搬送されるPET製ボトルに追従しながらプラズマを噴射するため、PET製ボトルに対してより確実にプラズマを導入することができるとともに、従来からあるPET製ボトルの搬送過程でプラズマを噴射することが可能となるため、追加の設備導入が必要でなく、プラズマを噴射しない従来の殺菌装置とほぼ同じ設置スペースで済む。
第2特徴構成は、前記プラズマ導入手段が、複数の前記ノズルを備え、該複数のノズルが、PET製ボトルの搬送経路に沿って配置される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、複数のノズルをPET製ボトルの搬送経路に沿って配置してあるため、複数のPET製ボトルに対してプラズマを一度に導入することができ、その結果、より多くのPET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去することが可能となり、殺菌装置全体の処理能力が向上する。
本発明に係る殺菌方法の特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に記載の殺菌装置を用いたPET製ボトルの殺菌方法であって、PET製ボトルの大きさに応じて、前記ノズルの内径、及び前記プラズマの噴射圧力のうちの少なくともいずれか一つを調節してPET製ボトル内にプラズマを吹き込み、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する点にある。
〔作用及び効果〕
本構成のごとく、PET製ボトルの大きさに応じて、前記ノズルの内径、及び前記プラズマの噴射圧力のうちの少なくともいずれか一つを調節してPET製ボトル内にプラズマを吹き込み、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去するようにすれば、より無駄や不足なく効率的にプラズマを使用でき、殺菌装置全体でユーティリティコストを削減することが可能となる。
本発明に係る殺菌方法の特徴構成は、PET製ボトル内に過酸化水素を導入して該PET製ボトルの内側を殺菌処理する過酸化水素導入工程と、前記殺菌処理後のPET製ボトル内に熱風を導入して、該PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する熱風供給工程とを包含し、複数のPET製ボトルを搬送しながら連続的に殺菌処理するPET製ボトルの殺菌方法であって、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点において、ノズルからプラズマを噴射してPET製ボトル内にプラズマを導入し、過酸化水素を導入する前のPET製ボトルを加熱する、または、PET製ボトルを加熱するとともにPET製ボトル内に残留する過酸化水素を分解するプラズマ導入工程を包含し、前記プラズマ導入工程において、前記ノズルに、搬送させるPET製ボトルを追従させながらプラズマを噴射させる点にある。
〔作用及び効果〕
プラズマは、過酸化水素を水と酸素に分解する性質を持つ。
そのため、本構成のごとく、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後、即ち、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点に、PET製ボトルにプラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素がプラズマによって分解・除去され、しかも短時間で効率的に過酸化水素を除去することができる。
また、プラズマをPET製ボトルに導入すると、プラズマが持つ熱エネルギーがPET製ボトルに加えられるため、PET製ボトル全体を短時間で加熱することができる。
PET製ボトルが熱を帯びると、過酸化水素を吸着し難くなる。そのため、本構成のごとく、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点において、PET製ボトルにプラズマを導入すれば、PET製ボトル全体が短時間で加熱されるため、その後に過酸化水素をPET製ボトルに導入しても、過酸化水素がPET製ボトルの内面に吸着されずにPET製ボトル内に漂ったまま存在し易くなる。そして、熱風供給工程によってPET製ボトルに熱風を導入することによって、PET製ボトル内に漂う過酸化水素を短時間でより多く排出して除去することができる。
従って、PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点においてプラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を短時間で効率的に除去することができるようになるため、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する際に必要な熱風や温水の使用量を削減でき、全体のユーティリティコストを削減することが可能となる。また、プラズマを導入すれば、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を短時間で効率的に除去することができるので、プラズマによる過酸化水素を除去するのに必要なスペースを小さくすることできる。
また、搬送されるPET製ボトルに追従しながらプラズマを噴射するため、PET製ボトルに対してより確実にプラズマを導入することができるとともに、従来からあるPET製ボトルの搬送過程でプラズマを噴射することが可能となるため、追加の設備導入が必要でなく、プラズマを噴射しない従来の殺菌装置とほぼ同じ設置スペースで済む。
本発明の殺菌装置を備える無菌充填システムの概要を示す図である。 プラズマ導入手段の概要を示す図である。 本発明の殺菌方法を備える無菌充填システムのフロー図である。 プラズマ出力条件の検討結果を示す図である。 プラズマ噴射時間の検討結果を示す図である。 プラズマのキャリアガスの検討結果を示す図である。 プラズマのキャリアガスのガス圧の検討結果を示す図である。 プラズマを噴射するノズルの形状の検討結果を示す図である。 プラズマ導入時点の検討結果を示す図である。 PET製ボトルの保管温度の影響の検討結果を示す図である。
[実施形態]
以下、本発明の殺菌装置を、PET製ボトルに飲料物を常温にて無菌充填する無菌充填システムに適用した場合について説明する。
(無菌充填システム)
図1に示すように、無菌充填システム1は、無菌チャンバ2と、PET製ボトルBを殺菌処理する殺菌装置3と、滅菌処理した飲料物をPET製ボトルBに充填する充填装置8と、飲料物を充填したPET製ボトルBの蓋締めを行う蓋締め装置9と、PET製ボトルBを搬送する搬送装置10とを備えて構成される。
無菌チャンバ2内は、所定の殺菌処理が施されており、フィルタにて濾過された無菌エアーが常時供給され、内部が陽圧(大気圧よりも高い状態)に保たれている。
搬送装置10は、従来公知のターンテーブルとスターホイールとを備え、PET製ボトルBの搬送経路Rを形成する。
無菌チャンバ2内に、PET製ボトルBの搬送経路Rが配置され、殺菌装置3、充填装置8、及び蓋締め装置9が搬送経路Rに沿って上流側から順に配置される。
尚、本発明に係る殺菌装置3以外の無菌チャンバ2、充填装置8、蓋締め装置9、及び搬送装置10は、従来公知の構成を備えるものを使用することができ、これらの装置の運転条件についても適宜設定して良い。
(殺菌装置)
本発明に係る殺菌装置3は、PET製ボトルB内に過酸化水素を導入して該PET製ボトルBの内側を殺菌する過酸化水素導入手段5と、ノズルからプラズマを噴射してPET製ボトルB内にプラズマを導入するプラズマ導入手段Pと、殺菌処理後のPET製ボトルB内に熱風を導入して、該PET製ボトルB内に残留する過酸化水素を除去する熱風供給手段6と、無菌の温水をPET製ボトルBに導入して洗浄する温水供給手段7とを備える。
本実施形態では、過酸化水素導入手段5、プラズマ導入手段P、熱風供給手段6、及び温水供給手段7が、PET製ボトルBの搬送経路Rに沿って上流側から順に配置されるが、プラズマ導入手段Pについては、この配置に限定されるものではなく、プラズマ導入手段Pを、熱風供給手段6と温水供給手段7との間に設けるようにしても良い。プラズマ導入手段PによりPET製ボトルBにプラズマを導入すれば、PET製ボトルB内に残留する過酸化水素がプラズマによって分解・除去され、効率的に過酸化水素を除去することができる。
また、プラズマをPET製ボトルBに導入すると、プラズマが持つ熱エネルギーがPET製ボトルBに加えられるため、PET製ボトルB全体を短時間で加熱することができる。
PET製ボトルBが熱を帯びると、過酸化水素を吸着し難くなる。そのため、PET製ボトルB内に過酸化水素を導入する前の時点において、プラズマ導入手段PによりPET製ボトルBにプラズマを導入すれば、PET製ボトルB全体が短時間で加熱されるため、その後に過酸化水素をPET製ボトルBに導入しても、過酸化水素がPET製ボトルBの内面に吸着されずにPET製ボトルB内に漂ったまま存在し易くなる。そして、熱風供給手段6によってPET製ボトルBに熱風を導入することによって、PET製ボトルB内に漂う過酸化水素を短時間でより多く排出して除去することができる。
従って、プラズマ導入手段Pについては、過酸化水素導入手段5の前、過酸化水素導入手段5と熱風供給手段6との間、及び熱風供給手段6と温水供給手段7との間のうちの少なくとも一箇所に設けるように構成して良い。
プラズマ導入手段Pは、図2に示すように、キャリアガスの流量調整と混合を行うキャリアガス混合器11と、プラズマ発生装置12と、プラズマを噴射するノズル13とを備え、ノズル13をPET製ボトルBの口に挿入して、プラズマを導入するように構成されている。尚、ノズル13の先端部分には、プラズマ噴射孔が形成されており、さらに当該先端部分は着脱可能に構成されている。そのため、プラズマ噴射孔の直径がそれぞれ異なる複数の先端部分を用意して、場合に応じて適当な直径のプラズマ噴射孔を有する先端部分に交換するなどして使い分けることもできる。
プラズマ発生装置12は、図示しない、制御盤、プラズマ制御装置、及びコンデンサー等を備える公知の装置を使用して良いが、特に高周波プラズマ発生装置(例えば、ウェッジ株式会社製の高周波大気圧プラズマ表面処理装置PHW−1500型)が好ましい。
プラズマを噴射するノズル13については、所定位置に固定される固定型ノズルか、若しくは搬送されるPET製ボトルBに追従しながらプラズマを噴射するように構成してある追従型ノズルのいずれか、又はこれらのノズルを組み合わせて使用することができる。また特に固定型ノズルを使用する場合、複数の固定型ノズルをPET製ボトルBの搬送経路Rに沿って並べて固定配置しても良い。
ノズル13の形状については特に制限はない。また、ノズル13のプラズマ噴射孔の直径については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜選択して良いが、例えば、容量500mLのPET製ボトルBの場合、プラズマ噴射孔の直径が、2mm〜8mmであることが望ましく、特に好ましくは2mm〜3mmである。
過酸化水素導入手段5としては、過酸化水素供給源と、過酸化水素を噴霧可能なノズルとを備え(図示せず)、該ノズルをPET製ボトルBの口に挿入して過酸化水素を導入するように構成される公知の過酸化水素噴射装置を使用して良い。
熱風供給手段6としては、図示しない熱風供給源と、熱風を噴射するノズルとを備え、該ノズルをPET製ボトルBの口に挿入して熱風を導入するように構成される公知の熱風噴射装置を使用して良い。
温水供給手段7としては、図示しない温水供給源と、温水を噴射するノズルとを備え、該ノズルをPET製ボトルBの口に挿入して温水を導入するように構成される公知の温水噴射装置を使用して良い。尚、温水供給手段7については、プラズマ導入手段P及び熱風供給手段6によって、過酸化水素を十分に除去できる場合は、必ずしも設ける必要はない。
(常温無菌充填方法)
次に、上記無菌充填システム1による、常温無菌充填方法について説明する。常温無菌充填方法は、常温且つ無菌環境下で、殺菌装置3によるPET製ボトルBの殺菌工程、充填装置8による充填工程、及び蓋締め装置9による密封工程が順に実施される。
(1)殺菌工程
図3に示すように、殺菌工程では、過酸化水素導入手段5による過酸化水素導入工程、プラズマ導入手段Pによるプラズマ導入工程、熱風供給手段6による熱風供給工程、及び温水供給手段7による温水洗浄工程が順に実施される。
先ず、過酸化水素導入工程では、無菌チャンバ2内に搬送されてきたPET製ボトルBの口にノズルが挿入され、該PET製ボトルB内に過酸化水素水溶液が噴霧される。これにより、PET製ボトルBの内側が殺菌される。尚、このときの過酸化水素水溶液の濃度、噴射量、噴射時間については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜調節して良い。
次いで、プラズマ導入工程では、過酸化水素が導入され殺菌された後のPET製ボトルBの口にノズルが挿入され、PET製ボトルB内にプラズマが噴射される。
このときのプラズマ出力及び噴射時間については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜調節して良いが、例えば、容量500mLのPET製ボトルBの場合、プラズマのプラズマ出力を500W〜1500Wの範囲に設定し、且つプラズマの噴射時間を0.5秒間〜3.0秒間の範囲に設定することが望ましい。この条件によれば、過酸化水素の分解効果を損なうことなく、PET製ボトルBの口付近のプラズマの焦げ付きを防止することができる。
また、プラズマのキャリアガスの種類については、例えば、エアーコンプレッサーによる通常の圧縮空気、窒素ガス(N2)、窒素(N2)とアルゴン(Ar)の混合ガス、及び窒素(N2)とヘリウム(He)の混合ガス等を使用することができるが、これらに特に限定されるものでない。混合ガスのガス混合比率については、窒素(N2)とアルゴン(Ar)の混合ガスの場合、例えば、窒素(N2)を90%〜95%とし、アルゴン(Ar)を5%〜10%とすることが望ましいがこの比率に限定されるものではない。窒素(N2)とヘリウム(He)の混合ガスの場合、例えば、窒素(N2)を90%〜95%とし、ヘリウム(He)を5%〜10%とすることが望ましいがこの比率に限定されるものではない。
キャリアガスのガス圧(プラズマの噴射圧力)については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜調節して良いが、例えば、容量500mLのPET製ボトルBの場合、5kgf〜10kgfに設定することが望ましい。この範囲に設定すれば、プラズマが、PET製ボトルBの底面まで到達してPET製ボトルBの内側全体に存在するようになる。
上記プラズマ導入工程によって、PET製ボトル内に残留する過酸化水素の少なくとも一部がプラズマによって効率的に分解・除去される。
次いで、熱風供給工程では、プラズマ導入後のPET製ボトルBの口にノズルが挿入され、該PET製ボトルB内に熱風が噴射される。これにより、仮に、過酸化水素がPET製ボトルB内に漂い残留していたとしても、短時間でより多くの過酸化水素が排出され除去されるので、熱風の使用温度、風量を削減することができる。尚、このときの熱風の温度、流量、及び噴射時間については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜調節して良い。
次いで、温水洗浄工程では、熱風供給後のPET製ボトルBが上下逆さに反転され、ノズルが下からPET製ボトルBの口に挿入され、該PET製ボトルB内に無菌の温水が洗浄水として噴射される。これにより、仮に、過酸化水素がPET製ボトルBの内面に付着したとしても、過酸化水素のほとんどは除去されているので、過酸化水素を洗い流すのに必要な温水の量は少なくすることができる。尚、このときの温水の温度、流量、及び噴射時間については、PET製ボトルBの大きさに応じて適宜調節して良い。
本実施形態では、プラズマ導入工程が、過酸化水素導入工程の後に実施されるが、この構成に限定されるものではない。即ち、上述の通り、プラズマ導入手段Pを、過酸化水素導入手段5の前、過酸化水素導入手段5と熱風供給手段6との間、及び熱風供給手段6と温水供給手段7との間のうちの少なくとも一箇所に設けるように構成して良いため、プラズマ導入工程は、過酸化水素導入工程の前、過酸化水素導入工程と熱風供給工程との間、及び熱風供給工程と温水洗浄工程との間の時点のうちの少なくとも1つの時点において実施されることになる。
(2)充填工程
充填工程では、殺菌工程を終えたPET製ボトルBが再び上下逆さに反転され、予め所定の滅菌処理を施した飲料物がPET製ボトルBに充填される。
(3)密封工程
密封工程では、充填工程を終えたPET製ボトルBの口に、予め殺菌処理した蓋をねじ込んで蓋締めしてPET製ボトルBを密封する。
以上のとおり、成形されたPET製ボトルBは、連続的に無菌充填システム1の無菌チャンバ2内に送り込まれ、搬送経路Rに沿って搬送されながら、殺菌装置3による殺菌工程、充填装置8による飲料物の充填工程、及び蓋締め装置9による密封工程が順次実施され、無菌チャンバ2の外部に搬出される。
本発明に係る殺菌装置における種々の条件の検討を行った。なお、本実施例ではプラズマによる過酸化水素の分解効果と最適なプラズマ噴射条件を確認するために、実際の殺菌装置で使用しているものよりも高い濃度の過酸化水素を使用した。
(プラズマ出力条件の検討)
容量500mLのPET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入し、プラズマ出力を500W〜1000Wの範囲で変更してプラズマを噴射し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。
図4に示すように、500W〜1000Wの範囲では、およそ60%の過酸化水素が分解された。
(プラズマ噴射時間の検討)
容量500mLのPET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入し、プラズマの噴射時間を0.5秒間〜2.0秒間の範囲で変更してプラズマを噴射し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定して、過酸化水素の残存率(%)を算出した。尚、ノズルとして、追従型ノズル及び固定型ノズルを使用した。
図5に示すように、追従型ノズル及び固定型ノズルのいずれの場合においても、噴射時間を長くするほど、過酸化水素の分解が進み、残存率が低下した。また、追従型ノズル及び固定型ノズルの間において、過酸化水素の分解効果に特に大きな差はなく、いずれのノズルも同程度の過酸化水素の分解効果を有することが示された。
(プラズマのキャリアガスの検討)
容量500mLのPET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入し、種々のキャリアガスでプラズマを噴射し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。
キャリアガスとして、空気(エアーコンプレッサーによる通常の圧縮空気)、窒素ガスのみ、混合ガス1(窒素ガス90%、アルゴンガス10%)、混合ガス2(窒素ガス95%、アルゴンガス5%)、混合ガス3(窒素ガス90%、ヘリウムガス10%)、混合ガス4(窒素ガス95%、ヘリウムガス5%)を用意した。
図6に示すように、上記6種類のガスは、いずれも過酸化水素の分解能を有しており、キャリアガスとして使用可能であった。また、上記6種類のガスの間で過酸化水素の分解効果に特に大きな差は見られなかった。
(プラズマのキャリアガスのガス圧の検討)
容量500mLのPET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入し、キャリアガスのガス圧を5.0kgf〜9.7kgfの範囲で変更してプラズマを噴射し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。
図7に示すように、ガス圧が高いほど、過酸化水素の分解効果が高くなる傾向が見られた。これは、ガス圧が高くなるほど、プラズマが、PET製ボトルの底面まで到達し易く、PET製ボトルの内側全体に存在するようになるためと考えられる。
(プラズマを噴射するノズルの形状の検討)
容量500mLのPET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入し、プラズマ噴射孔の直径がそれぞれ異なる4種類のノズルを用いてプラズマを噴射し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。尚、各ノズルのプラズマ噴射孔の直径はそれぞれ、2mm、3mm、5mm、8mmである。
図8に示すように、プラズマ噴射孔の直径が小さいものほど、過酸化水素の分解効果が高くなる傾向が見られたが、容量500mLのPET製ボトルについては、2mm〜3mmの直径を有するノズルが望ましいと考えられた。
(プラズマ導入時点の検討)
容量500mLのPET製ボトルを使用し、過酸化水素導入工程と熱風供給工程との間(時点1)、熱風供給工程と温水洗浄工程との間(時点2)、過酸化水素導入工程前(時点3)のそれぞれの時点において、プラズマ導入工程を実施し、プラズマ噴射直後にPET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。
図9に示すように、いずれの時点においても、およそ60%の過酸化水素が分解され、過酸化水素の分解効果にほとんど違いはなかった。
(PET製ボトルの保管温度の影響の検討)
2つの容量500mLのPET製ボトルのそれぞれを、室温及び50℃で保管し、各PET製ボトルに所定量の過酸化水素を投入した後、プラズマを噴射し、プラズマ噴射直後に各PET製ボトル内に残留する過酸化水素濃度を測定した。
図10に示すように、プラズマを導入しなくとも、室温で保管したPET製ボトルよりも、50℃で保管したPET製ボトルにおける過酸化水素の残存率が低くなった。これにより、無菌充填システム1にPET製ボトルを導入する前に、PET製ボトルをより高い温度条件下に置くほど、過酸化水素が吸着され難くなることが示唆された。無菌充填システム1にPET製ボトルを導入する前に、PET製ボトルを加熱する手段としては、プラズマ導入手段Pを用いてプラズマをPET製ボトルに導入することによって、PET製ボトルを加熱する方法が最も好適であるが、これに限定されるものではなく、何ら変形や破損等を生じさせることなくPET製ボトルを加熱することができるものであれば、他の加熱手段を用いても良い。
〔その他の実施形態〕
上述の実施形態において、殺菌工程の前に、必要に応じて、PET製ボトルを予備加熱する工程を設けるようにしても良い。
本発明に係る殺菌装置及び殺菌方法は、特に飲料物の常温無菌充填システムに好適に利用することができる。
1 無菌充填システム
2 無菌チャンバ
3 殺菌装置
5 過酸化水素導入手段
6 熱風供給手段
7 温水供給手段
8 充填装置
9 蓋締め装置
10 搬送装置
11 キャリアガス混合器
12 プラズマ発生装置
13 ノズル
R 搬送経路
B PET製ボトル
P プラズマ導入手段

Claims (4)

  1. PET製ボトル内に過酸化水素を導入して該PET製ボトルの内側を殺菌処理する過酸化水素導入手段、及び前記殺菌処理後のPET製ボトル内に熱風を導入して、該PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する熱風供給手段を備え、複数のPET製ボトルを搬送しながら連続的に殺菌処理するPET製ボトルの殺菌装置であって、
    PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点において、ノズルからプラズマを噴射してPET製ボトル内にプラズマを導入し、過酸化水素を導入する前のPET製ボトルを加熱する、または、PET製ボトルを加熱するとともにPET製ボトル内に残留する過酸化水素を分解するプラズマ導入手段を備え、
    前記プラズマ導入手段の前記ノズルが、搬送されるPET製ボトルに追従しながらプラズマを噴射するように構成してあるPET製ボトルの殺菌装置。
  2. 前記プラズマ導入手段が、複数の前記ノズルを備え、該複数のノズルが、PET製ボトルの搬送経路に沿って配置される請求項1に記載のPET製ボトルの殺菌装置。
  3. 請求項1又は2に記載の殺菌装置を用いたPET製ボトルの殺菌方法であって、PET製ボトルの大きさに応じて、前記ノズルの内径、及び前記プラズマの噴射圧力のうちの少なくともいずれか一つを調節してPET製ボトル内にプラズマを吹き込み、PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去するPET製ボトルの殺菌方法。
  4. PET製ボトル内に過酸化水素を導入して該PET製ボトルの内側を殺菌処理する過酸化水素導入工程と、前記殺菌処理後のPET製ボトル内に熱風を導入して、該PET製ボトル内に残留する過酸化水素を除去する熱風供給工程とを包含し、複数のPET製ボトルを搬送しながら連続的に殺菌処理するPET製ボトルの殺菌方法であって、
    PET製ボトル内に過酸化水素を導入する前の時点、PET製ボトル内に過酸化水素を導入した後で且つ熱風を導入する前の時点、及びPET製ボトル内に熱風を導入した後の時点のうちの少なくとも1つの時点において、ノズルからプラズマを噴射してPET製ボトル内にプラズマを導入し、過酸化水素を導入する前のPET製ボトルを加熱する、または、PET製ボトルを加熱するとともにPET製ボトル内に残留する過酸化水素を分解するプラズマ導入工程を包含し、
    前記プラズマ導入工程において、前記ノズルに、搬送させるPET製ボトルを追従させながらプラズマを噴射させるPET製ボトルの殺菌方法。
JP2013048433A 2013-03-11 2013-03-11 Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法 Active JP5972195B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013048433A JP5972195B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法
PCT/JP2014/054992 WO2014141894A1 (en) 2013-03-11 2014-02-21 Pet bottle sterilization apparatus and sterilization method
US14/382,134 US9861717B2 (en) 2013-03-11 2014-02-21 Pet bottle sterilization apparatus and sterilization method
EP14713937.2A EP2866844B1 (en) 2013-03-11 2014-02-21 Pet bottle sterilization apparatus and sterilization method
ES14713937.2T ES2602961T3 (es) 2013-03-11 2014-02-21 Método de esterilización y aparato de esterilización de botella de PET
US15/409,756 US9896230B2 (en) 2013-03-11 2017-01-19 Pet bottle sterilization apparatus and sterilization method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013048433A JP5972195B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014172646A JP2014172646A (ja) 2014-09-22
JP5972195B2 true JP5972195B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=50391333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013048433A Active JP5972195B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9861717B2 (ja)
EP (1) EP2866844B1 (ja)
JP (1) JP5972195B2 (ja)
ES (1) ES2602961T3 (ja)
WO (1) WO2014141894A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6439920B2 (ja) 2013-11-14 2018-12-19 大日本印刷株式会社 ボトルの殺菌方法及び装置
EP3199462B1 (en) * 2014-09-25 2022-05-04 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method for sterilizing preform and resin container
KR101636900B1 (ko) * 2015-09-03 2016-07-20 안웅권 음료용기 살균장치
WO2017110501A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 サントリーホールディングス株式会社 殺菌システム
FR3051675B1 (fr) * 2016-05-25 2019-09-27 Sidel Participations Procede de traitement de corps creux et installation de fabrication de recipients integrant un tel procede
CN106006523B (zh) * 2016-07-15 2018-03-23 新乡东升制药有限公司 注射剂自动灌封系统及方法
CN106082089A (zh) * 2016-07-29 2016-11-09 江苏新美星包装机械股份有限公司 无菌吹消灌旋一体机
CN106517069A (zh) * 2016-11-29 2017-03-22 江苏新美星液体包装工程技术研究中心有限公司 一种灌装设备
IL311121A (en) 2017-03-27 2024-04-01 Regeneron Pharma Sterilization method
US20190381720A1 (en) * 2018-06-19 2019-12-19 Niagara Bottling, Llc Plasma Treatment for Bottle Seals
JP7106422B2 (ja) * 2018-10-23 2022-07-26 アサヒ飲料株式会社 ボトル入り飲料の微生物検査方法
RU2709325C1 (ru) * 2019-06-20 2019-12-17 Акционерное общество "ТАУРАС-ФЕНИКС" Устройство для приготовления дезинфицирующего раствора
CN112451708A (zh) * 2020-10-30 2021-03-09 江苏新美星包装机械股份有限公司 一种瓶盖杀菌方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2008670A1 (en) 1970-02-25 1971-05-06 Nimak Schweissmaschinen Herman Flash path variation on butt welding
DE19921274A1 (de) 1999-05-07 2000-11-09 Ruediger Haaga Gmbh Maschinenanlage zum Befüllen von Behältern mit Füllgut
JP2001054556A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Shikoku Kakoki Co Ltd 大気圧低温プラズマ殺菌方法
JP2001145689A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Matsushita Electric Works Ltd プラズマ滅菌処理装置及びプラズマ滅菌処理方法
US6528016B1 (en) 2000-06-27 2003-03-04 Ethicon, Inc. Method for rapidly determining the acceptability of loads to be sterilized
WO2003022689A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Procede de sterilisation d'articles et dispositif de sterilisation
JP4160859B2 (ja) * 2003-06-04 2008-10-08 サクラ精機株式会社 プラズマ滅菌装置及びプラズマ滅菌方法
DE102004029803B4 (de) 2004-06-19 2007-01-11 Khs Ag Gefäßbehandlungsmaschine zur Sterilisation von Behältern mittels H2O2
DE102004036063A1 (de) * 2004-07-24 2006-02-16 Krones Ag Vorrichtung und Verfahren zur Plasmabeschichtung/Sterilisation
JP2007268252A (ja) 2006-03-07 2007-10-18 Univ Of Ryukyus 滅菌装置及びそれを用いた滅菌方法
KR100845533B1 (ko) 2007-02-23 2008-07-10 주식회사 휴먼메디텍 플라즈마 멸균시스템의 액체 정량 공급장치
JP4978706B2 (ja) 2010-03-04 2012-07-18 大日本印刷株式会社 Pet製ボトルの殺菌装置
JP5673203B2 (ja) 2011-02-25 2015-02-18 カシオ計算機株式会社 信号伝送装置、信号伝送方法およびそのためのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20170129635A1 (en) 2017-05-11
US9896230B2 (en) 2018-02-20
US20160250367A1 (en) 2016-09-01
US9861717B2 (en) 2018-01-09
EP2866844B1 (en) 2016-08-31
WO2014141894A1 (en) 2014-09-18
JP2014172646A (ja) 2014-09-22
EP2866844A1 (en) 2015-05-06
ES2602961T3 (es) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972195B2 (ja) Pet製ボトルの殺菌装置及び殺菌方法
CN105682886B (zh) 吹塑成型装置
US11655133B2 (en) Cap sterilizer, content filling system, cap sterilization method, and content filling method
WO2015122241A1 (ja) 容器の滅菌方法および装置
JP2018122927A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP2009280221A (ja) 容器の殺菌方法及び装置
CN110475723B (zh) 无菌填充方法以及无菌填充机
JP6394644B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JP6292263B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP2009166900A (ja) Pet製ボトルの殺菌方法及び装置
JP4493642B2 (ja) Pet製ボトルの殺菌方法及び装置
JP6292254B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JP6292251B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP2018090332A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP5104888B2 (ja) Pet製ボトルの殺菌方法及び装置
JP6292262B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6673384B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6395063B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6292261B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP2015166264A (ja) 容器の滅菌方法および装置
JP2004099058A (ja) 樹脂包材の残留滅菌剤除去方法および残留滅菌剤除去装置
JP2019163090A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP2019163091A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP2019163093A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP2019163092A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140729

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140729

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150717

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150717

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5972195

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250