JPWO2017038636A1 - 眼鏡およびフレーム - Google Patents

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Abstract

外観を損なうことなく視野が妨げられず、加工が容易なリムレスタイプの眼鏡が提供される。眼鏡(100)は、レンズ(140)と、ヨロイ(120)とを含み、レンズ(140)には切り欠き部(110)が形成されており、切り欠き部(110)の開口部(150)はレンズ(140)の凸面(前面)に形成されており、ヨロイ(120)の端部(121)は、切り欠き部(110)に挿入されており、開口部(150)には、端部(121)の一部の突起部(130)が嵌めあわされており、切り欠き部(110)には接着剤が充填されており、端部(121)の最大径は、突起部(130)の厚みよりも大きい。

Description

本開示は眼鏡に関し、より特定的には、眼鏡のレンズを保持する構造に関する。
従来、レンズをリム以外の部品で保持する眼鏡が知られている。たとえば、実開平7−32620号公報(特許文献1)は、「レンズをリム以外の眼鏡部品で支持する眼鏡においてレンズ割れの生じ難く、しかもデザイン・素材の自由度の高い眼鏡」を開示している(要約参照)。
実開平7−32620号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によると、取付部材を「末広がり状の切欠部」にはめ込み可能な形状としなければならないので、必然的にその根元部は、末広がりの先端部よりも細くなる。根元部は、取付部材に結合されるテンプル等を支えるために十分な強度を有しなければならないので、根元部は、所定以上の太さを必要とする。そうすると、上記末広がり状の部分は、上記太さよりさらに大きいものにしなければならず、レンズを大きく切り欠くことになる。結果として、視野を狭めたり、美観を損ねる原因になる可能性がある。また、末広がり状の切欠部を設けるための加工も容易ではない。さらに、当該技術が用いられた眼鏡の取付部材は、溝部に平行な方向の力にはきわめて弱く、抜けやすいという欠点もある。加えて、実開平7−32620号公報の図4から図8に示される例では、レンズの凹面側から取付部材が突出しているため、レンズが拭きにくくなる。したがって、視野を狭くしない技術が必要とされている。美観が維持される技術が必要とされている。加工が容易な技術が必要とされている。取付部材を抜けにくくする技術が必要とされている。あるいは、レンズを拭きやすくする技術が必要とされている。
本開示は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、装着時に視野が狭くならない眼鏡を提供することである。他の局面における目的は、美観が維持される眼鏡を提供することである。他の局面における目的は、加工が容易な眼鏡を提供することである。他の局面における目的は、取付部材を抜けにくくする眼鏡を提供することである。さらに他の局面における目的は、レンズが拭きやすくなる眼鏡を提供することである。
一実施の形態に従う眼鏡は、レンズと、レンズの耳側に装着されるヨロイと、ヨロイに装着されるテンプルとを備える。レンズの耳側の周縁部の側面には、ヨロイの挿入を受ける耳側開口部がレンズの中心側に向かって形成されている。ヨロイの一部は、突起部を含む。レンズの凹面または凸面の少なくともいずれかと耳側開口部との間には、突起部の挿入を受ける溝部が形成されている。溝部は側面につながっている。耳側開口部の幅は、溝部の幅より大きい。ヨロイの一部は、耳側開口部に挿入されている。ヨロイの突起部は、溝部に挿入されている。開口部または溝部には、接着剤が充填されている。
好ましくは、眼鏡は、レンズの他方を保持するためのブリッジをさらに備える。ブリッジの両端の一部は、突起部を含む。レンズの鼻側の周縁部の側面には、ブリッジの一部の挿入を受ける鼻側開口部が、当該側面からレンズの中心側に向かって形成されている。鼻側開口部の幅は、当該鼻側開口部に形成された溝部の幅より大きい。
好ましくは、眼鏡の二つのレンズのうちの少なくとも一つは、ヨロイとブリッジとによって保持される。
好ましくは、耳側開口部の断面は、円弧を含む。
好ましくは、耳側開口部の断面の形状は、多角形である。
好ましくは、鼻側開口部の断面は、円弧を含む。
好ましくは、鼻側開口部は、レンズの凹面および凸面のいずれかのみに形成されている。
好ましくは、レンズの鼻側の周縁部の側面には、レンズを支えるブリッジの挿入を受ける鼻側開口部がレンズの中心側に向かって形成されており、ブリッジの一部は突起部を含む。レンズの凹面または凸面の少なくともいずれかと鼻側開口部との間には、ブリッジの突起部の挿入を受ける溝部が形成されている。溝部は鼻側の周縁部の側面につながっている。鼻側開口部の幅は、ブリッジの突起部が挿入される溝部の幅より大きい。ブリッジの一部は、鼻側開口部に挿入されている。ブリッジの突起部は、溝部に挿入されている。開口部または溝部には、接着剤が充填されている。
好ましくは、突起部の長さは、溝部よりも短い。
一実施の形態に従う眼鏡によると、ある局面において、装着時に視野が狭くならなくなる。別の局面において、美観が維持される。別の局面において、レンズの加工が容易になる。別の局面において、眼鏡の取付部材が抜けにくくなる。さらに別の局面において、レンズが拭きやすくなる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
眼鏡100の一部の外観を表す図である。 眼鏡100の一部を表わす図である。 眼鏡100のブリッジ300の近傍を表す図である。 ある局面に従う切り欠き部を表す図である。 別の局面に従う切り欠き部を表す図である。 別の局面に従う切り欠き部を表す図である。 切り欠き部110をレンズ140の一面から見た状態を表す図である。 別の局面に従う切り欠き部810にヨロイの端部820が挿入された状態の断面を表す図である。 別の局面に従う切り欠き部910にヨロイの端部920が挿入された状態の断面を表す図である。 別の局面に従う切り欠き部1010にヨロイの端部1020が挿入された状態の断面を表す図である。 レンズ1100の切り欠き部にヨロイ1110の端部1120が挿入された状態の断面を表す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本実施の形態にかかる眼鏡100の構成について説明する。図1は、眼鏡100の一部の外観を表す図である。
眼鏡100は、右目用のレンズ140と、ヨロイ120と、ヒンジ部123と、テンプル124とを備える。眼鏡100は、たとえば、縁なしの(リムレスタイプの)眼鏡である。なお、眼鏡100の二つのレンズのうち少なくとも一つのレンズが縁なしであればよい。眼鏡100のレンズ140の端部には、切り欠き部110が形成されている。
切り欠き部110は、たとえば、レンズ140の縁から中央側に向かってほぼ一定の幅を有する。切り欠き部110は、レンズ140の凸面(前側)に開口部150が存在するように構成されている。ある局面において、切り欠き部110には、接着剤(図示しない)が充填され、さらに、ヨロイ120の端部121が挿入されている。接着剤の色は、たとえば、無色透明であるが、その他の色であってもよい。視界を確保するために、透明であることが望ましい。接着剤としては、たとえばエポキシ樹脂が使用されるが、接着剤の種類はこれに限られない。
ヨロイ120は、眼鏡100のユーザの顔側に折曲がる態様で構成されている。ヨロイ120の両端部のうち眼鏡140を支持する端部121には、突起部130が形成されている。突起部130は、開口部150に嵌めあわされている。突起部130は、たとえば、ヨロイ120の素材の切削加工により構成される。別の局面で、突起部130が端部121に組み付けられる構成が用いられてもよい。他の端部には、ヒンジ部123が取り付けられている。
ヒンジ部123は、ヨロイ120に対してテンプル124を自在に折りたためるように構成されている。別の局面において、レンズ140の支持部材として、ヨロイ120とテンプル124とが一体である構成が用いられてもよい。
本実施の形態において、端部121の挿入部分の前後方向の厚みは、レンズ140の厚みよりも薄い。換言すると、端部121の挿入部分における最長部分の長さは、レンズ140の厚み方向の開口部150の長さよりも短い。したがって、突起部130の先端は、レンズ140の凸面を超えない。これにより、突出した部分が、レンズ140の表面に表れなくなる。
当該先端により開口部150に生じるスキマは、たとえば無色透明の接着剤によって充填される。ある局面において、接着剤の表面は、レンズ140の凸面に形成された開口部による段差をなくすように、当該凸面の一部を構成するように滑らかである。端部121と突起部130は、接着剤によってレンズ140に固定されるので、端部121は切り欠き部110から簡単に抜けなくなる。また、リムレスタイプの眼鏡100において、ヨロイ120とレンズ140との取り付け部分の剛性が向上する。
また、本実施の形態に係る眼鏡100によれば、突起部130の長さ(高さ)は、開口部150における溝部の長さより短いので、突起部130の先端は、レンズ140の表面に表れない。したがって、眼鏡100の美観が突起部130によって損なわれることが防止され得る。
なお、突起部130の長さが溝部の長さよりも短いことに関し、溝部の長さは、突起部130の長さと、突起部130の先端からレンズ140の表面までの長さ(すなわち、ヨロイ120の端部121が挿入された後に開口部150に形成されるスキマの高さ)の和であるとき、突起部130の長さは、溝部の長さの、例えば、4/5が好ましい。さらに好ましくは、当該長さは、溝部の長さの3/5、またさらに好ましくは1/2、より好ましくは、1/3である。
少なくとも、スキマに充填される接着剤が眼鏡100の使用中に剥離しない程度に、接着剤を注入できる程度のスキマが維持されるように、突起部130の長さとスキマの高さの関係は規定され得る。
レンズ140の面から突出する部分がないので、レンズ140を磨いたり拭いたりする場合において引っ掛かりが生じにくくなり、レンズ140を容易に磨いたり拭いたりすることができる。結果として、眼鏡100のメンテナンスが容易になる。
ヨロイ120の端部121がレンズ140の開口部150に挿入された後に樹脂が注入(ポッティング)されることにより、ヨロイ120がレンズ140から抜けにくくなる。したがって、眼鏡100の耐久性が向上し得る。
なお、左目用のレンズの周囲の構成は、図1に示される右目用のレンズ140の周りの構成と同様である。したがって、同様の説明は繰り返さない。
図2を参照して、眼鏡100の構成についてさらに説明する。図2は、眼鏡100の一部を表わす図である。ある局面において、眼鏡100は、左目用のレンズ141と、ブリッジ300とを備える。ブリッジ300には、鼻当て360が形成されている。
レンズ141には、切り欠き部331が形成されている。切り欠き部331は、たとえば、レンズ141の縁から中央側に向かってほぼ一定の幅を有する。切り欠き部331には、ブリッジ300の端部320が挿入されている。端部320の一部の側面には、突起部340が形成されている。突起部340は、レンズ141の凸面側(前側)における切り欠き部331の開口部350に嵌めあわされている。嵌めあいの程度は、特に限られず、タイトな嵌めあい、および、緩やかな嵌めあいのいずれであってもよい。
より詳しくは、切り欠き部331の断面形状は、端部320の断面形状に対応している。すなわち、切り欠き部331の内部の輪郭は、少なくとも、端部320の輪郭よりも大きい。これにより、端部320は切り欠き部331にスムーズに挿入される。このとき、ブリッジ300が端部320を軸として回転することを防止するために、端部320の一部に、回転防止用の突起部340が形成されている。
図3を参照して、眼鏡100の構成についてさらに説明する。図3は、眼鏡100のブリッジ300の近傍を表す図である。眼鏡100は、リムレスタイプの眼鏡である。ブリッジ300には、鼻当て360,361が形成されている。左右のレンズ140,141を保持するブリッジ300の端部310,320はそれぞれ、レンズ140,141に設けられた切り欠き部330,331に挿入されている。レンズ140のヨロイ120の構成と同様に、ブリッジ300においても、切り欠き部330は、レンズ140の凸面(前面)側から内部(後面)に向かって形成されている。ブリッジ300の端部310の一部には、図1に示される突起部130と同様に、突起部が形成されている。
レンズ140の切り欠き部330には、ブリッジ300の端部310の回転を防止するために、上記突起部が挿入される溝部が形成されている。切り欠き部330には、接着剤が充填され、さらに、ブリッジの端部310が挿入されている。ヨロイ120の装着に用いられる場合と同様に、接着剤の色は、たとえば、無色透明であるが、その他の色であってもよい。視界を確保するために、透明であることが望ましい。
図4から図10を参照して、本実施の形態にかかる切り欠き部について説明する。図4は、ある局面に従う切り欠き部を表す図である。図4の断面図(A)に示されるように、ある局面において、切り欠き部400は、突起部としてのキー付きの丸穴形状として構成される。突起部430が挿入される溝部410は、レンズ420の凸面側に貫通している。突起部430は、ヨロイ120を含む眼鏡の支持部材の回転を防止する。
図4の断面図(B)に示されるように、切り欠き部400は、たとえば、先端がボール状のエンドミルをレンズ420の片面(たとえば、凸面または凹面のいずれか)から内部に向かって移動させることにより形成される。
図5は、別の局面に従う切り欠き部を表す図である。図5の断面図(A)に示されるように、ある局面において、切り欠き部500は、略半円部520と矩形部530とからなる断面に突起部540のための溝部510が追加された形状として構成される。図4の断面図(A)の場合と同様に、突起部540は、レンズ420の凸面側に貫通している。突起部540は、矩形部530の側面に対向する開口部の側面と干渉することで、ヨロイ120を含む眼鏡の支持部材の回転を防止する。
図5の断面図(B)に示されるように、切り欠き部500は、たとえば、先端が角状のエンドミルをレンズ420の片面(たとえば、凸面または凹面のいずれか)から内部に向かって移動させることにより形成される。図5の断面図(A)に示されるように、ヨロイによって切り欠き部を広げる場合には、この面550で荷重を支えることになる。切り欠き部500に形成される溝部510の高さが突起部540の高さよりも大きい場合には、切り欠き部500の先端にはスキマが形成される。スキマには、上述の接着剤が充填され、端部とレンズ420との結合が強固にされる。
図6は、さらに別の局面に従う切り欠き部を表す図である。図6の断面図(A)に示されるように、ある局面において、切り欠き部600は、凸凹部を有する端部610に突起部620が追加された形状として構成される。図4の断面図(A)の場合と同様に、突起部620が挿入される開口部630は、レンズ420の凸面側に貫通している。突起部620は、ヨロイを含む眼鏡の支持部材の回転を防止する。
図6の断面図(B)に示されるように、切り欠き部600は、たとえば、先端が角状であり、かつ、谷部を有するエンドミルをレンズ420の片面(たとえば、凸面または凹面のいずれか)から内部に向かって移動させることにより形成される。ヨロイ(パーツ)によって切り欠き部600が拡張する力が作用した場合でも、切り欠き部600の端部610に形成された凹凸部640に含まれる面(周状の面)は、当該拡張によって作用する荷重を支えることができる。これにより、レンズとヨロイとの結合状態が維持される。
図7は、切り欠き部110をレンズ140の一面から見た状態を表す図である。図7に示されるように、ある局面に従う切り欠き部110の断面は、円弧と直線との組み合わせによって構成されている。このとき、円弧の直径Rは、溝部の幅Dよりも大きいことが望ましい。
図8〜図10を参照して、切り欠き部の構造についてさらに説明する。図8は、別の局面に従う切り欠き部810にヨロイの端部820が挿入された状態の断面を表す図である。
図8に示されるように、ある局面において、レンズ800には、切り欠き部810が形成されている。切り欠き部810にはヨロイの端部820が挿入される。端部820の断面は、円弧部分と突起部821とを含む。円弧部分の直径は、突起部821の幅より長い。また、円弧部分の中心から突起部821の先端までの長さは、当該円弧部分の直径よりも長い。
したがって、端部820の回転は、突起部821によって止められる。すなわち、端部820の断面が円弧部分のみからなる場合には、ヨロイは回転する可能性がある。しかしながら、突起部821により、ヨロイの回転は防止される。さらに、別の局面において、切り欠き部810と端部820とのスキマ830には、接着剤が充填され得る。接着剤は透明であることが望ましい。接着剤の色は、特に限られないが、レンズ800あるいは端部820の色に合わせて、無色および有色のいずれであってもよい。
なお、切り欠き部810の開口部は、レンズ800の凸面および凹面のいずれに形成されてもよい。したがって、端部820が挿入された後に生じるスキマ830に充填される接着剤の塗布面は、レンズ800の凸面および凹面のいずれにも形成され得る。このとき、接着剤の表面が凸面または凹面の一部とほぼ均一になるように、接着剤は開口部に充填されるのが望ましい。また、レンズ800における切り欠き部810の位置は、レンズ800の上下を結ぶ線の中心位置でもよく、中心位置より上または下であってもよい。
図9は、別の局面に従う切り欠き部910にヨロイの端部920が挿入された状態の断面を表す図である。図9を参照して、別の局面に従うレンズ900には、切り欠き部910が形成されている。切り欠き部910にはヨロイの端部920が挿入される。端部920の断面は、略T字形状である。T字形状の切り欠き部910は、たとえば、微細径を有するエンドミルをT字状に移動させることにより形成される。さらに、別の局面において、切り欠き部910と端部920とのスキマ930には、接着剤が充填され得る。接着剤は透明であることが望ましい。接着剤の色は、特に限られないが、レンズ900あるいは端部920の色に合わせて、無色および有色のいずれであってもよい。
なお、切り欠き部910の開口部は、レンズ900の凸面および凹面のいずれに形成されてもよい。したがって、端部920が挿入された後に生じるスキマ930に充填される接着剤の塗布面は、レンズ900の凸面および凹面のいずれにも形成され得る。このとき、接着剤の表面が凸面または凹面の一部とほぼ均一になるように、接着剤は切り欠き部910に充填される。
また、レンズ900における切り欠き部910の位置は、レンズ900の上下を結ぶ線の中心位置でもよく、中心位置より上または下であってもよい。
図10は、さらに別の局面に従う切り欠き部1010にヨロイの端部1020が挿入された状態の断面を表す図である。図10を参照して、別の局面に従うレンズ1000には、切り欠き部1010が形成されている。切り欠き部1010にはヨロイの端部1020が挿入される。端部1020の断面は、略台形形状である。台形形状を有する切り欠き部1010は、たとえば、微細径を有するエンドミルによって形成される。さらに、別の局面において、切り欠き部1010と端部1020とのスキマ1030には、接着剤が充填され得る。接着剤は透明であることが望ましい。接着剤の色は、特に限られないが、レンズ1000あるいは端部1020の色に合わせて、無色および有色のいずれであってもよい。
なお、切り欠き部1010の開口部は、レンズ1000の凸面および凹面のいずれに形成されてもよい。また、レンズ1000における切り欠き部1010の位置は、レンズ1000の上下を結ぶ線の中心位置でもよく、中心位置より上または下であってもよい。
図11を参照して、本実施の形態に係るパーツの接着剤による固定について説明する。図11は、レンズ1100の切り欠き部にヨロイ1110の端部1120が挿入された状態の断面を表す図である。ヨロイ1110の端部1120と突起部1130とは、切り欠き部に挿入されている。切り欠き部と突起部1130とのスキマ1140には、接着剤が充填されている。接着剤は透明であることが望ましい。接着剤の色は、特に限られないが、レンズ1100あるいは端部1120の色に合わせて、無色および有色のいずれであってもよい。
接着剤は突起部1130の抜けを防ぐように充填され固化している。固化した部分は、レンズ1100を有する眼鏡の通常の使用によって作用する力では破損されない。したがって、通常の使用において、ヨロイ1110がレンズ1100から抜け出ることを防止することができる。また、切り欠き部の開口側が凹面(後面)に形成されている場合には、当該眼鏡の使用者の正面(凸面)から見たときに当該開口側が視認されないので、美観が高まる。
<実施の形態のまとめ>
以上のようにして、本実施の形態によれば、パーツ(例えばヨロイ)の厚さを薄くすることにより、開口部または溝部を小さくできるので、当該開口部を形成するためのカッターの負担を小さくできる。たとえば、カッターを細くしても当該カッターは折れにくくなる。また、パーツが細くなるので、当該パーツを使用する眼鏡全体の美観が向上する。
また、パーツの端部をレンズ内に埋没させることができるため、レンズ面の汚れをふき取りやすくなる。また、切り欠き部の開口部は、レンズの凹面または凸面のいずれかに形成され、さらに、必要に応じて接着剤が充填される。このような構成により、埃がたまる場所を最小限にできるので、レンズの汚れを防止できる。
また、最少コバ厚も薄くできるため、眼鏡は、結果として軽量化され、装用感も向上する。また、眼鏡全体の美観も向上する。
別の局面において、パーツの形状を単純にすることにより(たとえば、円柱部分、T字形状、台形形状など)、パーツの構成と、溝部を加工するためのカッターの構成とを簡易なものにでき、また、製造も容易になる。その結果、パーツや溝部の精度も高まるので、眼鏡全体の剛性を高めることができる。
本開示に係る一実施例に従う眼鏡は、レンズ140と、レンズ140の耳側に装着されるヨロイ120と、ヨロイ120に装着されるテンプル124とを備える。レンズ140の耳側の周縁部の側面には、ヨロイ120の挿入を受ける開口部150がレンズ140の中心側に向かって形成されている。ヨロイ120の一部は、突起部130を含む。レンズ140の凹面または凸面の少なくともいずれかと耳側の開口部150との間には、突起部130の挿入を受ける溝部が形成されている。溝部は側面につながっている。耳側の開口部150の幅は、溝部の幅より大きい。ヨロイ120の一部は、耳側の開口部に挿入されている。ヨロイ120の突起部130は、溝部に挿入されている。このような構成によれば、ヨロイ120の挿入部分を太くする必要がなくなるので、眼鏡の使用者の視野が確保される。
好ましくは、別の一実施例に従う眼鏡によると、開口部150または溝部には、接着剤が充填されている。このような構成によれば、ヨロイ120がレンズ140から抜けにくくなる。
別の一実施例に従う眼鏡は、レンズ141の他方(鼻側)を保持するためのブリッジ300をさらに備える。ブリッジ300の両端の一部は、突起部340を含む。レンズ141の鼻側の周縁部の側面には、ブリッジ300の一部の挿入を受ける開口部350が、当該側面からレンズ141の中心側に向かって形成されている。鼻側の開口部350の幅は、開口部350に形成された溝部の幅より大きい。このような構成によれば、耳側におけるヨロイの挿入部分と同様に、ブリッジ300の先端部分を太くする必要がなくなるので、眼鏡の使用者の視野が確保される。
別の一実施例に従う眼鏡によると、眼鏡の二つのレンズのうちの少なくとも一つのレンズ140は、ヨロイ120とブリッジ300とによって保持される。このような構成によれば、ヨロイ120とブリッジ300とによるレンズ140への挿入部分を太くする必要がなくなるため、レンズ140の視野が確保される。
別の一実施例に従う眼鏡は、上記の実施例の構成に加えて、耳側の開口部150の断面は、円弧を含む。このような構成によれば、ヨロイ120の端部121を開口部150に挿入しやすくなる。また、端部121と開口部150の側面との接触面を大きくすることができるので、荷重が一か所に集中することが防止される。結果として、ヨロイ120の摩耗が防止される。
別の一実施例に従う眼鏡によると、上記のいずれかの実施例の構成に加えて、耳側の開口部150の断面の形状は、多角形である。このような構成によれば、端部121と開口部150の側面との接触面を多くとることができるので、荷重が一か所に集中することが防止され得る。結果として、ヨロイ120の摩耗が防止され得る。
別の一実施例に従う眼鏡によると、上記のいずれかの実施例の構成に加えて、鼻側の開口部350の断面は、円弧を含む。このような構成によれば、端部320を開口部350の内部に挿入しやすくなる。また、端部320と開口部350の側面との接触面を多くとることができるので、荷重が一か所に集中することが防止される。結果として、ブリッジ300の摩耗が防止され得る。
別の一実施例に従う眼鏡によると、鼻側の開口部350は、レンズ141の凹面および凸面のいずれかのみに形成されている。このような構成によると、レンズ141の側面の強度を維持しつつ、ブリッジ300は、レンズ141を支持できる。
別の一実施例に従う眼鏡によると、突起部の長さは、溝部よりも短い。このような構成によると、突起部がレンズの表面に表れないので、指や布の引っ掛かりが防止される。結果として、眼鏡の美観が維持される。別の局面において、眼鏡のメンテナンス性が維持される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 眼鏡、110,330,331,400,500,600,810,910,1010 切り欠き部、120,1110 ヨロイ、121,310,320,610,820,920,1020,1120 端部、123 ヒンジ部、124 テンプル、130,340,430,540,620,821,921,1130 突起部、140,141,420,800,900,1000,1100 レンズ、150,350,630 開口部、300 ブリッジ、360,361 鼻当て、410,510 溝部、520 略半円部、530 矩形部、550 面、640 凹凸部、830,930,1030,1140 スキマ。
本開示は眼鏡およびフレームに関し、より特定的には、眼鏡のレンズを保持する構造に関する。

Claims (9)

  1. レンズと、
    前記レンズの耳側に装着されるヨロイと、
    前記ヨロイに装着されるテンプルとを備え、
    前記レンズの耳側の周縁部の側面には、前記ヨロイの挿入を受ける耳側開口部が前記レンズの中心側に向かって形成されており、前記ヨロイの一部は突起部を含み、
    前記レンズの凹面または凸面の少なくともいずれかと前記耳側開口部との間には、前記突起部の挿入を受ける溝部が形成されており、前記溝部は前記側面につながっており、
    前記耳側開口部の幅は、前記溝部の幅より大きく、
    前記ヨロイの一部は、前記耳側開口部に挿入されており、
    前記ヨロイの前記突起部は、前記溝部に挿入されており、
    前記開口部または前記溝部には、接着剤が充填されている、眼鏡。
  2. 前記レンズの他方を保持するためのブリッジをさらに備え、前記ブリッジの両端の一部は、凸部を含み、
    前記レンズの鼻側の周縁部の側面には、前記ブリッジの一部の挿入を受ける鼻側開口部が、当該側面から前記レンズの中心側に向かって形成されており、
    前記鼻側開口部の幅は、当該鼻側開口部に形成された溝部の幅より大きい、請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記眼鏡の二つのレンズのうちの少なくとも一つは、前記ヨロイと前記ブリッジとによって保持される、請求項1または2に記載の眼鏡。
  4. 前記耳側開口部の断面は、円弧を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡。
  5. 前記耳側開口部の断面の形状は、多角形である、請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡。
  6. 前記鼻側開口部の断面は、円弧を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の眼鏡。
  7. 前記鼻側開口部は、前記レンズの凹面および凸面のいずれかのみに形成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の眼鏡。
  8. 前記レンズの鼻側の周縁部の側面には、前記レンズを支えるブリッジの挿入を受ける鼻側開口部が前記レンズの中心側に向かって形成されており、前記ブリッジの一部は突起部を含み、
    前記レンズの凹面または凸面の少なくともいずれかと前記鼻側開口部との間には、前記ブリッジの前記突起部の挿入を受ける溝部が形成されており、前記溝部は前記鼻側の周縁部の側面につながっており、
    前記鼻側開口部の幅は、前記ブリッジの前記突起部が挿入される前記溝部の幅より大きく、
    前記ブリッジの一部は、前記鼻側開口部に挿入されており、
    前記ブリッジの前記突起部は、前記溝部に挿入されており、
    前記開口部または前記溝部には、接着剤が充填されている、請求項1〜7のいずれかに記載の眼鏡。
  9. 前記突起部の長さは、前記溝部よりも短い、請求項1〜8のいずれかに記載の眼鏡。
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