JPWO2017002208A1 - ロボットシステム - Google Patents

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Abstract

ロボットシステムは、ロボット(10)と、動作制御部とを備える。ロボット(10)は、基部と、旋回ベース(12)と、第1アーム(13)と、第2アーム(15)と、第3アーム(16)とを備える。第1アーム(13)は、水平向きの第2軸まわりに旋回可能に、基端側が旋回ベースで支持される。冗長アーム(14)は、第2軸と平行な冗長軸まわりに旋回可能に、基端側が第1アーム(13)の先端側で支持される。第2アーム(15)は、第2軸と平行な第3軸まわりに旋回可能に、基端側が冗長アーム(14)の先端側で支持される。第3アーム(16)は、第3軸と垂直な第4軸まわりに回転可能に、基端側が第2アーム(15)の先端側で支持される。動作制御部(111)は、第4軸の向きを維持したまま第4軸上に設けられる制御点が直線的に移動するように、冗長アームを動作させる。

Description

開示の実施形態は、ロボットシステムに関する。
従来、複数の関節部がそれぞれ駆動されることで動作するロボットが知られている。かかるロボットの先端には、溶接や把持といった用途にあわせたエンドエフェクタが取り付けられ、ワークの加工や移動といった様々な作業が行われる。
かかるロボットとしては、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットが広く用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2012−196766号公報
しかしながら、上記した従来の6軸ロボットを用いた場合、ロボットアーム(以下、単に「アーム」という)がロボット以外の設備やロボット本体と干渉し、ロボットの動作範囲が実質的に狭まることがある。たとえば、開口部が狭く奥まった場所へロボット先端を侵入させる場合などに、開口部とアームとの干渉を回避できないことがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、アームの干渉を低減することができるロボットシステムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットシステムは、基部と、旋回ベースと、第1アームと、冗長アームと、第2アームと、第3アームとを備えるロボットと、動作制御部とを備える。基部は、設置面に固定される。旋回ベースは、鉛直向きの第1軸まわりに回転可能に、前記基部に支持される。第1アームは、水平向きの第2軸まわりに旋回可能に、基端側が前記旋回ベースで支持される。冗長アームは、前記第2軸と平行な冗長軸まわりに旋回可能に、基端側が前記第1アームの先端側で支持される。第2アームは、前記第2軸と平行な第3軸まわりに旋回可能に、基端側が前記冗長アームの先端側で支持される。第3アームは、前記第3軸と垂直な第4軸まわりに回転可能に、基端側が前記第2アームの先端側で支持される。動作制御部は、前記第4軸の向きを維持したまま前記第4軸上に設けられる制御点が直線的に移動するように、前記冗長アームを動作させる。
実施形態の一態様によれば、アームの干渉を低減することが可能となるロボットシステムを提供することができる。
図1は、実施形態に係るロボットの概要を示す模式図である。 図2は、ロボットの側面図である。 図3は、ロボットシステムの構成を示すブロック図である。 図4Aは、第4軸の向きを維持したまま制御点を直線的に移動させる動作を示す模式図(その1)である。 図4Bは、第4軸の向きを維持したまま制御点を直線的に移動させる動作を示す模式図(その2)である。 図4Cは、第4軸の向きを維持したまま制御点を直線的に移動させる動作を示す模式図(その3)である。 図5Aは、冗長軸を第3アーム側へ突出させた場合の動作を示す模式図(その1)である。 図5Bは、冗長軸を第3アーム側へ突出させた場合の動作を示す模式図(その2)である。 図5Cは、冗長軸を第3アーム側へ突出させた場合の動作を示す模式図(その3)である。 図6Aは、第4軸と垂直な向きに制御点を移動させる動作を示す模式図(その1)である。 図6Bは、第4軸と垂直な向きに制御点を移動させる動作を示す模式図(その2)である。 図6Cは、第4軸と垂直な向きに制御点を移動させる動作を示す模式図(その3)である。 図7Aは、鉛直向きにした第4軸に沿って制御点を移動させる動作を示す模式図(その1)である。 図7Bは、鉛直向きにした第4軸に沿って制御点を移動させる動作を示す模式図(その2)である。 図7Cは、鉛直向きにした第4軸に沿って制御点を移動させる動作を示す模式図(その3)である。 図8は、第3アームの特異点回避を説明する図である。 図9は、ロボット制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットシステムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係るロボット10の概要について図1を用いて説明する。図1は、ロボット10の概要を示す模式図である。なお、図1では、ロボット10の一部の構成のみを示すこととし、詳細については、図2を用いて後述することとする。また、図1には、説明をわかりやすくするために、鉛直上向きが正方向であるZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
図1に示すように、ロボット10は、第1軸S、第2軸L、冗長軸E、第3軸U、第4軸R、第5軸Bおよび第6軸Tにそれぞれ対応する関節部を有している。そして、ロボット10は、各関節部を駆動するアクチュエータであるモータ10a(図3参照)によって各アームを旋回または回転させることで姿勢を変更する。このように、ロボット10は、冗長軸Eを有する7軸ロボットである。
なお、以下では、各関節部の回転軸である「第1軸S」、「第2軸L」、「冗長軸E」、「第3軸U」、「第4軸R」、「第5軸B」および「第6軸T」を、対応する関節部の名称として用いる場合もある。
図1に示すように、第2軸L、冗長軸E、第3軸Uおよび第5軸Bのように、隣り合うアームのなす角度を変化させる回転軸をもつ関節を「旋回関節」、第1軸S、第4軸R、第6軸Tのように、隣り合うアームのなす角度を変化させずに相対的に回転させる回転軸をもつ関節を「回転関節」と呼ぶこととする。なお、第2軸L、冗長軸Eおよび第3軸Uは、途中に回転関節を含んでいないので、お互いに常に平行である。
なお、同図では、ロボット10の各関節部をシンボル化して示しており、菱形で上記した「回転関節」を、円で上記した「旋回関節」をそれぞれあらわしている。「回転関節」に対応する菱形のシンボルの対角線を結ぶ線は、関節の回転面に対応しており、かかる線と垂直な回転軸まわりに関節は回転する。また、「旋回関節」に対応する円の中心に付した点は回転軸に対応しており、かかる回転軸まわりに関節は回転する。
ロボット10は、第2軸Lまわりに旋回する第1アーム13と、冗長軸Eまわりに旋回する冗長アーム14と、第3軸Uまわりに旋回する第2アーム15とを備える。そして、第2アーム15の先端側には第4軸R、第5軸Bおよび第6軸Tを有する第3アーム16を備える。ここで、第4軸R上に制御点20が設定される。制御点20とは、ロボット10の制御を行う際に基準となる点のことを指す。
なお、図1では、第4軸Rに対応する関節部と、第5軸Bに対応する関節部との間に制御点20を示しているが、第4軸R上であれば任意の位置に制御点20を設定することができる。たとえば、第4軸Rと第5軸Bとの交点に制御点20を設定することができる。
従来、上記した冗長軸Eおよび冗長アーム14を有しない6軸ロボットが広く用いられてきた。かかる6軸ロボットを用いた場合、第1アーム13の先端側に第3軸Uが配置され、第3軸Uまわりに第2アーム15が旋回することになる。
しかしながら、かかる6軸ロボットでは、第2軸Lを中心とする円に沿って第3軸Uが移動することになるので、同図のX軸と平行な向き(水平向き)や、Z軸と平行な向き(鉛直向き)に沿って第3軸Uを移動させることはできない。
つまり、Y軸と平行な第2軸Lを中心とする円上を移動する第3軸Uは、X座標と、Z座標とが同時に変化するので、X座標を変化させずにZ座標を変化させたり、Z座標を変化させずにX座標を変化させたりすることはできない。このため、第4軸Rの向きを維持したまま、第4軸R上に設けられる制御点20を直線的に移動させることはできない。
そこで、本実施形態に係るロボット10では、上記した冗長軸Eおよび冗長アーム14を備える7軸ロボットとすることで、第3軸Uを水平向きや、鉛直向きに移動可能とした。したがって、ロボット10によれば、第3軸Uよりも先端側にある第4軸Rの向きを維持したまま、第4軸R上に設けられる制御点20を直線的に移動させることができる。
具体的には、第1アーム13の先端側にある冗長軸Eは、図1に円で示した軌跡EL上を移動可能である。ここで、軌跡ELは、図1では円として示したが、第1軸Sまわりの回転が含まれるので実際には球状となる。また、冗長アーム14の先端側にある第3軸Uは、図1に示した位置に冗長軸Eがある場合、円で示した軌跡UL上を移動可能である。
そして、冗長軸Eを軌跡EL上で移動させた場合、軌跡ULが通過する範囲は、同図に示した可動範囲UN内の全領域となる。すなわち、第3軸Uは、可動範囲UN内の任意の位置に移動することができる。なお、可動範囲UNは、図1では円として示したが、第1軸Sまわりの回転が含まれるので実際には球状となる。なお、上記した説明では、説明をわかりやすくするために、ロボット10のアーム同士の干渉や、接地面30との干渉を無視している。
これらのことから、ロボット10によれば、可動範囲UNの任意の位置に、第2アーム15の基端側(冗長アーム14の先端側)にある第3軸Uを移動させることができる。したがって、可動範囲UN内の任意の直線に沿って第3軸Uを移動させることができる。さらに、第2アーム15は、第3軸Uまわりに旋回自在であるので、第2アーム15の先端側に取り付けられた第3アーム16における第4軸Rの向きを自在に変更可能である。
このように、球状である可動範囲UN内において第3軸Uを直線的に移動させることとすれば、第4軸Rの向きを維持したまま、第4軸R上に設けられる制御点20を直線的に移動させることが可能となる。なお、制御点20を直線的に移動させるロボット10の具体的な動作の詳細については、図4A〜C、図5A〜C、図6A〜C、図7A〜Cを用いて後述することとする。
次に、ロボット10の具体的な構成について図2を用いて説明する。図2は、ロボット10の側面図である。同図に示すように、ロボット10は、基端側から先端側へ向けて、基台11、旋回ベース12、第1アーム13、冗長アーム14、第2アーム15および第3アーム16を備える。また、第3アーム16は、基端側から先端側へ向けて、回転アーム16a、旋回アーム16bおよび回転アーム16cを備える。
基台11は、床などの設置面30に固定される。旋回ベース12は、鉛直向きの第1軸Sまわりに回転可能に基台11に支持される。第1アーム13は、基端側が水平向きの第2軸Lまわりに旋回可能に旋回ベース12に支持される。冗長アーム14は、基端側が第2軸Lと平行な冗長軸Eまわりに旋回可能に第1アーム13の先端側に支持される。
したがって、ロボット10は、第1アーム13と冗長アーム14とを屈曲させた姿勢とした場合に、冗長アーム14の回転軸である冗長軸Eを、図1の姿勢におけるX軸正方向に突出させる姿勢と、X軸負方向に突出させる姿勢とをとることができる。なお、これらの姿勢のいずれをとるかの決定は、ロボット制御装置100の姿勢決定部113(図3参照)が行うが、この点の詳細については後述することとする。
第2アーム15は、基端側が第2軸Lおよび冗長軸Eと平行な第3軸Uまわりに旋回可能に冗長アーム14の先端側に支持される。第3アーム16は、基端側が第2軸L、冗長軸Eおよび第3軸Uと垂直な第4軸Rまわりに回転可能に第2アーム15の先端側に支持される。
具体的には、第3アーム16の回転アーム16aは、基端側が上記した第4軸Rまわりに回転可能に第2アーム15の先端側に支持され、旋回アーム16bは、基端側が第4軸Rと直交する第5軸Bまわりに旋回可能に回転アーム16aの先端側に支持される。
そして、回転アーム16cは、基端側が第5軸Bと直交する第6軸Tまわりに回転可能に旋回アーム16bの先端側に支持される。なお、ロボット10における先端のアームである回転アーム16cには、溶接や把持といった様々な用途ごとに用意されるエンドエフェクタ(図示せず)を着脱可能である。
このように、第4軸Rと第5軸Bとは直交し、第5軸Bと第6軸Tとは直交する。このため、第4軸Rと第6軸Tとはお互いに交差する関係となる。したがって、第4軸Rと第6軸Tとが一直線上となる姿勢を第3アーム16が仮にとってしまうと、特異点の問題が生じる。そこで、本実施形態に係るロボット制御装置100は、かかる特異点を回避するために、冗長軸Eを活用した動作をロボット10に行わせるが、この点については図8を用いて後述することとする。
また、ロボット10の旋回ベース12は、旋回ベース12を第1軸Sまわりに回転させるモータ10aSをたとえば上面に備える。かかる位置にモータ10aSを配置する場合、各アームとモータ10aSとが干渉しないようにロボット10を動作させる必要がある。そこで、本実施形態に係るロボット制御装置100は、かかる干渉を回避するために、冗長軸Eを活用した動作をロボット10に行わせるが、この点については図5A〜C、図6A〜Cを用いて後述することとする。
また、図1に示した姿勢において、ロボット10の旋回ベース12は、第2軸Lを第1軸SよりもX軸正方向へオフセットさせている。また、図1に示した姿勢において、ロボット10の第2アーム15は、第4軸Rを第3軸UよりもZ軸の正方向へオフセットさせている。なお、これらのオフセット量については、ロボット10の作業内容等にあわせて適宜定めることができる。
次に、本実施形態に係るロボットシステム1について図3を用いて説明する。図3は、ロボットシステム1の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ロボットシステム1は、ロボット10と、ロボット制御装置100とを備える。また、ロボット10は、ロボット制御装置100に接続されている。
ロボット10は、ロボット制御装置100からの指示に従って所定の作業を行うロボットである。ロボット10は、図2を用いて既に説明したように、複数のアームを関節部で接続したロボットであり、各関節部にモータ10aを備える。上記したように、本実施形態に係るロボット10は、7軸ロボットであるので、モータ10aの個数は7つである。
モータ10aとしては、回転角を検出するエンコーダを含んだサーボモータを用いることができる。ロボット制御装置100は、モータ10aにおけるエンコーダ値を用いつつフィードバック制御を行うなどしてロボット10に所望の姿勢をとらせる。なお、ロボット10の具体的な構成については、図2を用いて既に説明したのでここでの説明は省略する。
ここで、「姿勢」とは、各関節部における回転量の組み合わせのことを指す。すなわち、「姿勢」は、見た目の外形のみを指すのではなく、たとえ外形が変わらなくても隣接するアーム同士が回転していれば、「姿勢を変更した」ということとする。
ロボット制御装置100は、制御部110と、記憶部120とを備える。制御部110は、動作制御部111と、回避動作部112と、姿勢決定部113とを備える。記憶部120は、教示情報121と、特異点情報122と、障害物情報123とを記憶する。
ここで、ロボット制御装置100は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard
Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部110の動作制御部111、回避動作部112および姿勢決定部113として機能する。
また、動作制御部111、回避動作部112および姿勢決定部113の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部120は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、教示情報121、特異点情報122および障害物情報123を記憶することができる。なお、ロボット制御装置100は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部110は、ロボット10の動作制御を行う。動作制御部111は、教示情報121に基づいてモータ10aに指示することでロボット10に所望の姿勢をとらせる。また、動作制御部111は、モータ10aにおけるエンコーダ値を用いつつフィードバック制御を行うなどしてロボット10の動作精度を向上させる。
ここで、教示情報121は、ロボット10へ動作を教示するティーチング段階で作成され、ロボット10の動作経路を規定するプログラムである「ジョブ」を含んだ情報である。
また、動作制御部111は、回避動作部112や姿勢決定部113から後述する指示を通知された場合に、かかる指示に応じてロボット10に取らせるべき姿勢を決定する。そして、動作制御部111は、たとえば、上記した第4軸R(図2参照)の向きを維持したまま、第4軸R上に設けられる制御点20(図1参照)が直線的に移動するように、冗長アーム14(図2参照)を旋回させつつロボット10を動作させる。
なお、動作制御部111が、ロボット10の制御点20を直線的に移動させる具体的な内容については、図4A〜C、図5A〜C、図6A〜C、図7A〜Cを用いて後述することとする。
回避動作部112は、上記した第3アーム16(図2参照)が特異点となる姿勢をとらないように、ロボット10に回避動作をとらせる指示を動作制御部111へ通知する。ここで、第3アーム16が特異点となる姿勢とは、第4軸Rと第6軸Tとが一直線上となる姿勢である(図1参照)。
回避動作部112は、かかる特異点を回避するために、冗長軸Eを、第2軸Lなどと協調動作させることで、冗長アーム14の先端側にある第3軸Uの位置を調整する。これにより、第4軸Rの向きに自由度が生じるので、たとえば、第3アーム16の第6軸Tの向きがワーク(図示せず)などとの関係によって拘束されている場合であっても、第3アーム16が特異点となる姿勢をとることを回避することができる。なお、この点の詳細については図8を用いて後述することとする。
ここで、特異点情報122は、たとえば、第4軸Rと第6軸Tとが「相互に所定の度数以下の傾きであること」といった条件を含んだ情報である。回避動作部112は、モータ10aにおけるエンコーダ値に基づいて生成したロボット10の現在の姿勢もしくは予想される姿勢が、かかる条件に合致するか否かを判定する。
そして、条件に合致した場合には、該当する回転軸同士の傾きが上記した条件に合致しないように、第3軸Uの位置や軌跡を動作制御部111へ指示する。なお、回避動作部112が、特異点を回避するために行う冗長軸Eを活用した具体的な内容については図8を用いて後述することとする。
姿勢決定部113は、冗長アーム14の回転軸である冗長軸Eを、図1のように第3アーム13の先端側、すなわち、X軸正方向に突出させる「第1姿勢」と、かかる先端側とは反対側、すなわち、X軸負方向に突出させる「第2姿勢」とのいずれかを選択する。
具体的には、姿勢決定部113は、障害物情報123に基づき、第1姿勢と、第2姿勢とのうちとることが可能な姿勢を決定する。なお、双方の姿勢をとることが可能な場合には、あらかじめ定めておいた優先順位に基づき、優先順位の高い姿勢をとることとすればよい。
ここで、障害物情報123は、ロボット10のまわりに配置される各種装置の存在範囲を3次元であらわした情報である。また、障害物情報123には、ロボット10が侵入してはいけない空間(たとえば、加工装置における入口扉の開閉領域など)を3次元であらわした情報を含めることができる。さらに、障害物情報123には、ロボット10上に配置される部材、たとえば、図2に示したモータ10aSの存在範囲を含めることができる。
姿勢決定部113は、かかる障害物情報123に基づき、上記した第1姿勢と、第2姿勢との中からいずれの姿勢をとるかを決定し、ロボット10に決定した姿勢をとらせる指示を動作制御部111へ通知する。
次に、ロボット10の動作の具体例について図4A〜C、図5A〜Cを用いて説明する。図4A〜Cは、第4軸Rの向きを維持したまま制御点20を直線的に移動させる動作を示す模式図(その1〜3)である。また、図5A〜Cは、冗長軸Eを第3アーム16側へ突出させた場合の動作を示す模式図(その1〜3)である。なお、図4Aに示した姿勢が上記した「第2姿勢」に対応し、図5Aに示した姿勢が上記した「第1姿勢」に対応する。
図4A〜Cには、上記した障害物情報123に対応する障害物201と、一対の障害物202とを示している。障害物201は、たとえば、筐体型の装置である。また、障害物202は、たとえば、上壁および下壁であり、狭い通路の奥にある領域にアクセスする必要がある加工装置などの装置を模式的にあらわしている。
また、図4A〜Cには、上記した第4軸R(図2参照)を延長した軸40と、第4軸R上に設けられる制御点20とを示している。すなわち、第4軸Rと、軸40とは同軸であり、制御点20は、軸40上を移動することになる。また、図4A〜Cには、参考のため、図1に示した冗長軸Eの軌跡ELと、図4A〜Cの各図に示した位置に冗長軸Eがある場合に第3軸Uが移動可能な位置をあらわす軌跡ULとを示している。
図4Aでは、ロボット10(図1参照)よりもX軸正方向には障害物201がある。この場合、冗長軸Eを障害物201側には突出させにくい。そこで、姿勢決定部113(図3参照)は、冗長軸Eを障害物201側とは反対側(X軸負方向)へ突出させる姿勢を選択する。そして、図4Aに示した姿勢において、第2軸Lを時計回りに回転させるとともに、第2軸Lと協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸40に沿ってX軸正方向へ移動させることができる。
図4Bには、一対の障害物202間へ侵入したロボット10の姿勢を示している。さらに、図4Bには、参考のため、図4Aに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。
図4Bに示した姿勢からさらに第2軸Lを時計回りに回転させ、第2軸Lの回転と協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸40に沿ってさらにX軸正方向へ移動させることができる。
図4Cには、第1アーム13と、冗長アーム14とが伸びきった状態のロボット10の姿勢を示している。なお、図4Cには、参考のため、図4Bに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。
図5A〜Cは、障害物201の位置が図4A〜Cとは異なる。すなわち、図5A〜Cでは、障害物201が、ロボット10よりもX軸負方向にある。図5Aに示すように、ロボット10よりもX軸負方向に障害物201があると、冗長軸Eを障害物201側には突出させにくい。
そこで、姿勢決定部113(図3参照)は、冗長軸Eを障害物201とは反対側(X軸正方向)へ突出させる姿勢を選択する。そして、図5Aに示した姿勢において、第2軸Lを時計回りに回転させるとともに、第2軸Lと協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸40に沿ってX軸正方向へ移動させることができる。
図5Bには、一対の障害物202間へ侵入したロボット10の姿勢を示している。さらに、図5Bには、参考のため、図5Aに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。
図5Bに示した姿勢からさらに第2軸Lを反時計回りに回転させ、第2軸Lの回転と協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸40に沿ってさらにX軸正方向へ移動させることができる。
図5Cには、第1アーム13(図1参照)と、冗長アーム14(図1参照)とが伸びきった状態のロボット10の姿勢を示している。なお、図5Cには、参考のため、図5Bに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。
図4A〜Cに示したように、冗長軸Eがロボット10の先端側とは反対側に突出した姿勢をとった場合であっても、図5A〜Cに示したように、冗長軸Eがロボット10の先端側に突出した姿勢をとった場合であっても、第4軸Rの向きを維持したまま、第4軸R上に設けられた制御点20を直線的に移動させることができる。
なお、図4A〜Cおよび図5A〜Cでは、制御点20をX軸正方向へ直線的に移動させる場合を示したが、逆の手順で動作させることで、制御点20をX軸負方向へ直線的に移動させることもできる点は自明である。
次に、第4軸Rの向きを維持したまま、第4軸R上に設けられた制御点20を第4軸Rと垂直な向きに直線的に移動させる動作について図6A〜Cを用いて説明する。図6A〜Cは、第4軸Rと垂直な向きに制御点20を移動させる動作を示す模式図(その1〜3)である。
図6A〜Cには、上記した第4軸R(図2参照)と制御点20の位置で直交する軸60を示している。また、図6A〜Cには、参考のため、図1に示した冗長軸Eの軌跡ELと、図6A〜Cの各図に示した位置に冗長軸Eがある場合に第3軸Uが移動可能な位置をあらわす軌跡ULとを示している。なお、図6A〜Cでは、図4A〜C等に示した障害物201や障害物202の記載を省略している。
図6Aに示した姿勢から、第2軸Lを反時計回りに回転させるとともに、第2軸Lと協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸60に沿ってZ軸負方向へ移動させることができる。
図6Bには、参考のため、図6Aに示した各関節の位置を破線で示している。図6Bに示した姿勢からさらに第2軸Lを反時計回りに回転させ、第2軸Lの回転と協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸60に沿ってさらにZ軸負方向へ移動させることができる。
かかるロボット10の姿勢を図6Cに示す。なお、図6Cには、参考のため、図6Bに示した各関節の位置を破線で示している。このように、ロボット10は、第4軸Rの向きを維持したまま、制御点20を第4軸Rと垂直な向きに直線的に移動させることができる。
なお、図6A〜Cでは、制御点20をZ軸負方向へ直線的に移動させる場合を示したが、逆の手順で動作させることで、制御点20をZ軸正方向へ直線的に移動させることもできる点は自明である。
次に、第4軸R(図2参照)を鉛直向きに維持したまま、第4軸R上に設けられた制御点20を鉛直方向に移動させる動作について図7A〜Cを用いて説明する。図7A〜Cは、鉛直向きにした第4軸Rに沿って制御点20を移動させる動作を示す模式図(その1〜3)である。
なお、図7A〜Cには、鉛直向きとした第4軸R(図2参照)を延長した軸70と、第4軸R上に設けられる制御点20とを示している。すなわち、第4軸Rと、軸70とは同軸であり、制御点20は、軸70上を移動することになる。また、図7A〜Cには、参考のため、図1に示した冗長軸Eの軌跡ELと、図7A〜Cの各図に示した位置に冗長軸Eがある場合に第3軸Uが移動可能な位置をあらわす軌跡ULとを示している。なお、図7A〜Cでは、図4A〜C等に示した障害物201や障害物202の記載を省略している。
図7Aに示した姿勢から、第2軸Lを時計回りに回転させるとともに、第2軸Lと協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸70に沿ってZ軸負方向へ移動させることができる。
図7Bには、参考のため、図7Aに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。図7Bに示した姿勢からさらに第2軸Lを時計回りに回転させ、第2軸Lの回転と協調するように冗長軸Eを回転させることで、制御点20を軸70に沿ってさらにZ軸負方向へ移動させることができる。
かかるロボット10の姿勢を図7Cに示す。なお、図7Cには、参考のため、図7Bに示した冗長軸Eおよび第3軸Uの位置を破線で示している。このように、ロボット10は、第4軸Rの向きを鉛直向きに維持したまま、制御点20を第4軸Rと同軸の軸70に沿って直線的に移動させることができる。
なお、図7A〜Cでは、制御点20をZ軸負方向へ移動させる場合を示したが、逆の手順で動作させることで、制御点20をZ軸正方向へ直線的に移動させることもできる点は自明である。さらに、図7A〜Cでは、ロボット10の先端側をZ軸負方向へ向けた場合を示したが、ロボット10の先端側をZ軸正方向へ向けた場合についても同様の動作で、制御点20をZ軸正負方向へ直線的に移動させることができる点も自明である。
このように、図7A〜Cに示した場合では、図2に示した第2アーム15および第3アーム16の姿勢を変更することなく、制御点20を直線的に移動させることができる。なお、図7A〜Cでは、同図に示すZ軸に沿って制御点20を直線的に移動させる場合を示したが、制御点20をY軸に沿って直線的に移動させることもできる。
制御点20をY軸に沿って直線的に移動させる場合、第1軸S(図1参照)、第2軸Lおよび冗長軸Eを協調動作させることになる。この場合、第3軸Uが第1軸Sを中心に旋回することになるので、第3軸Uの向きは変化することになる。しかしながら、第3軸Uの向きの変化を打ち消す向きに第4軸Rを協調動作させることで、第3アーム16の姿勢を変更することなく、制御点20をY軸正負方向へ直線的に移動させることができる。
次に、第3アーム16(図2参照)の特異点回避について図8を用いて説明する。図8は、第3アーム16の特異点回避を説明する図である。なお、図8には、第3アーム16に含まれる第4軸R、第5軸Bおよび第6軸Tと、第4軸Rを延長した軸R0と、軸R0上に設けられる制御点20とを示している。
また、図8には、第6軸Tを延長した軸T0と、軸T0と上記した軸R0とのなす角である角度α0を併せて示している。なお、矢印80は、軸T0が拘束されている向きを示している。なお、図8では、軸R0が水平向きで、軸T0が斜め下向きである場合を例示しているが、軸T0が水平向きや垂直向きに拘束されていてもよい。すなわち、図8では、軸T0と、軸R0とが所定の角度をなしていることを示しているにすぎない。
図3を用いてすでに説明したように、回避動作部112は、第3アーム16の第6軸Tの向きがワーク(図示せず)などとの関係によって拘束されている場合であっても、第3アーム16が特異点となる姿勢をとることを回避する。
図8に示した場合、特異点情報122(図3参照)には、たとえば、第4軸Rと第6軸Tとが「相互にα0度以下の傾きであること」という条件が含まれる。かかる条件は、第4軸Rと第6軸Tとの関係が特異点に近い旨をあらわす条件である。回避動作部112は、特異点情報122のかかる条件に基づき、第4軸R(図8の軸R0)と第6軸T(図8の軸T0)とのなす角がα0度よりも大きくなるように、第4軸Rの向きを調整する。
これにより、第3アーム16の特異点を回避しつつ、図4A〜C、図5A〜C、図6A〜Cおよび図7A〜Cに示した動作をロボット10に行わせることができる。すなわち、第3アーム16の特異点を回避しつつ、第4軸Rの向きを維持したまま制御点20を直線的に移動させることができる。
次に、ロボット制御装置100が実行する処理手順について図9を用いて説明する。図9は、ロボット制御装置100が実行する処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、姿勢決定部113は、障害物情報123を読み込み(ステップS101)、第1アーム13および冗長アーム14の屈曲向きを決定する(ステップS102)。
動作制御部111は、各モータ10aの回転角を取得し(ステップS103)、ロボット10の姿勢を算出する(ステップS104)。つづいて、回避動作部112は、第3アーム16の姿勢が特異点に近いか否かを判定する(ステップS105)。
そして、第3アーム16の姿勢が特異点に近い場合には(ステップS105,Yes)、回避動作部112は、冗長軸Eを用いた回避動作を、動作制御部111を介してロボット10へ指示する(ステップS106)。なお、第3アーム16の姿勢が特異点に近くない場合には(ステップS105,No)、ステップS106の処理を実行せずにステップS107へ進む。
つづいて、動作制御部111は、第4軸Rの向きを維持しつつ制御点20を直線的に移動させ(ステップS107)、処理を終了する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施例に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボットシステム
10 ロボット
10a、10aS モータ
11 基台
12 旋回ベース
13 第1アーム
14 冗長アーム
15 第2アーム
16 第3アーム
16a 回転アーム
16b 旋回アーム
16c 回転アーム
20 制御点
30 接地面
100 ロボット制御装置
110 制御部
111 動作制御部
112 回避動作部
113 姿勢決定部
120 記憶部
121 教示情報
122 特異点情報
123 障害物情報
S 第1軸
L 第2軸
E 冗長軸
U 第3軸
R 第4軸
B 第5軸
T 第6軸

Claims (5)

  1. 設置面に固定される基部と、
    鉛直向きの第1軸まわりに回転可能に、前記基部に支持される旋回ベースと、
    水平向きの第2軸まわりに旋回可能に、基端側が前記旋回ベースで支持される第1アームと、
    前記第2軸と平行な冗長軸まわりに旋回可能に、基端側が前記第1アームの先端側で支持される冗長アームと、
    前記第2軸と平行な第3軸まわりに旋回可能に、基端側が前記冗長アームの先端側で支持される第2アームと、
    前記第3軸と垂直な第4軸まわりに回転可能に、基端側が前記第2アームの先端側で支持される第3アームと
    を備えるロボットと、
    前記第4軸の向きを維持したまま前記第4軸上に設けられる制御点が直線的に移動するように、前記冗長アームを動作させる動作制御部と
    を備えることを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記動作制御部は、
    前記第4軸の向きと平行な向きに前記制御点を直線的に移動させること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記動作制御部は、
    前記第4軸の向きと垂直な向きに前記制御点を直線的に移動させること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  4. 前記第3アームは、
    前記第4軸に直交する第5軸と、前記第5軸に直交する第6軸と
    を備え、
    前記第6軸の向きが拘束されている場合に、前記第4軸と前記第6軸とが同一直線上にならないように、前記冗長アームを動作させる回避動作部
    を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  5. 前記第3アームの先端側に前記冗長軸が突出した状態で前記第1アームおよび前記冗長アームを屈曲させる第1姿勢と、前記先端側とは反対側に前記冗長軸が突出した状態で前記第1アームおよび前記冗長アームを屈曲させる第2姿勢とのいずれをとるかを、障害物情報に基づいて決定する姿勢決定部
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のロボットシステム。
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