JPWO2016199398A1 - ブラシレスdcモータ、送風装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータ、送風装置 Download PDF

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Abstract

コイルが巻かれたステータコアと、ステータコアの中心部に固定されたシャフトと、シャフトに内輪を固定されたベアリングと、ベアリングの外輪に固定されステータコアに対向する内周面の周方向に複数個のマグネット(6)を備えたロータヨーク(5)とを備える。また、シャフトの軸方向上部にマグネット(6)の周方向上端部を保持する突起部(14a)を有する第1保持リング(10a)と、シャフトの軸方向下部にマグネット(6)の周方向下端部を保持する突起部(14b)を有する第2保持リング(10b)をそれぞれ備えたアウターロータ型のブラシレスDCモータを備える。

Description

本発明は、天井扇など、ファン駆動用のブラシレスDCモータを搭載した送風装置に関するものである。
近年、天井扇等に搭載する送風装置においては、高出力化や高効率化が求められており、ブラシレスDCモータを搭載した送風装置の場合、モータ内のマグネットの高磁力が必要である。また、静音化や低振動化も求められており、モータを滑らかに回転させることが必要である。
従来、この種のブラシレスDCモータは、特許文献1に開示された構成のものが知られている。以下、そのブラシレスDCモータについて、図13及び図14を参照しながら説明する。
なお図13は、従来のブラシレスDCモータの縦断面図である。また、図14は、ロータホルダ120の円筒部122の径方向(中心軸Lに直交する方向。以下同じ。)の内周面に12個のロータマグネット130を取り付けて下方から見た外観図である。
図13に示したように、モータ101は、主として、図示しないモータ駆動装置の装置ハウジングに固定されるステータ部102と、所定の中心軸Lを中心として回転するロータ部103とを備えている。
ステータ部102は、ブラケット111、ステータコア112、コイル113、及び滑り軸受114を有している。
ステータコア112は、ブラケット111のホルダ部212の径方向外周面(以下、単に外周面とする)に嵌着された円環状のコアバック116と、コアバック116から径方向の外周側に突出した複数本のティース部117とを有している。
コイル113は、ステータコア112のティース部117それぞれの周囲に巻回された導線により構成されている。
滑り軸受114は、ブラケット111のホルダ部115の内周面に、軸方向に間隔をおいて上下に、それぞれ接着剤等により固定されている。
ロータ部103は、シャフト121、ロータホルダ120、及びロータマグネット130を有している。
シャフト121は、中心軸Lに沿って配置された略円柱形状の部材で、滑り軸受114を介して、ステータ部102のブラケット111のホルダ部115に挿入されている。
ロータホルダ120の円筒部122の内周面には、中心軸Lを中心とする周方向に等間隔になるように配列された複数個のロータマグネット130が接着剤等により固定されている。
ロータマグネット130は、図14に示すように、外側がN極に着磁されたロータマグネット131と外側がS極に着磁されたロータマグネット132とが周方向に交互に配列されている。さらに図13に示すように、ロータマグネット130の内周面と、ステータコア112の先端部と径方向に微小な間隙を介して対向するようにロータホルダ120の円筒部122に固定されている。また、ロータホルダ120の円筒部122の内周面には接着層124が形成されている。
特開2010−98783号公報
このような従来のブラシレスDCモータを搭載した送風装置においては、複数個のロータマグネット131、132をロータホルダ120、すなわちロータヨークに接着する構成になっている。接着剤によるマグネットの固定は接着強度のばらつきが大きく、更に経年劣化で接着強度が低下する傾向にある。もし、ロータマグネット131、132の接着が外れた場合、ロータマグネット131、132がステータコア112に接触して異音が発生したり、ロータマグネット131、132とステータコア112の接触後の擦れでモータ負荷が過大になったりするという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、マグネットの接着が外れた場合でも、継続して正常な動作を可能としたブラシレスDCモータ及びこのブラシレスDCモータを備えた送風装置を提供することを目的とする。
そして、本発明は、コイルが巻かれたステータコアと、ステータコアの中心部に固定されたシャフトと、シャフトに内輪を固定されたベアリングと、ベアリングの外輪に固定されステータコアに対向する内周面の周方向に複数個のマグネットを備えたロータヨークとを備える。また、マグネットの周方向の、シャフトにおける軸方向の第1端部を保持する突起部を有する第1保持リングとマグネットの周方向の、シャフトにおける軸方向の第1端部と対向する第2端部を保持する突起部を有する第2保持リングをそれぞれ備える。
この構成によれば、マグネットの接着が外れた場合、あるいはマグネットを接着することなく、マグネットがステータコアに接触することを防止できるので、正常な回転動作を継続することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータの構成を示す組立図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータ構成を示す組立図である。 図3Aは、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータのマグネットの外観図である。 図3Bは、図3Aの矢印Aからの矢視図である。 図3Cは、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータのマグネットの取付け構造を示す外観図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータの保持リングの外観図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータ構成を示す外観図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータの構成を示すシャフト方向の断面図である。 図7Aは、本発明の第1の実施の形態におけるブラシレスDCモータの比較例である従来のブラシレスDCモータの外観図である。 図7Bは、図7Aに示すブラシレスDCモータの磁力分布図である。 図8Aは、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータの外観図である。 図8Bは、図8Aに示すブラシレスDCモータの磁力分布図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスDCモータの保持リングの外観図である。 図10Aは、本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータカバーとロータヨークを固定した際のロータカバーと保持リングとの関係を示す斜視図である。 図10Bは、本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータカバーの中心方向から逆突起部を見た際の構成図である。 図11は、本発明の変形例に係る送風装置を搭載した天井扇の構成を示す透視図である。 図12は、本発明の変形例に係る送風装置を搭載した天井扇の構成を示す外観図である。 図13は、従来のブラシレスDCモータの縦断面図である。 図14は、従来のブラシレスDCモータのマグネット配置状態を示す外観図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスDCモータの概略構成について説明する。なお図1は、ブラシレスDCモータ9の構成を示す組立図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るブラシレスDCモータ9は、ステータコア1、ロータヨーク5、ロータカバー8を備えている。
ステータコア1は、複数のティース部1aで外周を覆われた中空円筒形をしている。それぞれのティース部1aには樹脂製形のボビンを介して駆動コイル2が巻かれ、この駆動コイル2に通電することにより磁界を発生する。またステータコア1の中心部にはシャフト3が固定される。
シャフト3は、軸方向上方(図1における上側)でベアリング4aの内輪がシャフト3に対して回動可能に固定されている。シャフト3において、ステータコア1を挟んでベアリング4aとの反対側の軸方向下方(図1における下側)には、ベアリング4bの内輪がシャフト3に対して回動可能に固定されている。
ステータコア1の外周には、ロータヨーク5の内周面に備えられたマグネット6の磁束を検出する位置検出素子7が固定されている。
ロータヨーク5は、有天円筒状をしており、天面中心部にはシャフト3が貫通するシャフト開口(図示せず)を備える。そしてロータヨーク5の開口部である底面から天面に至る途中で、円筒の径が小さくなっており、これにより段差部71が構成される。なお、ロータヨーク5は、内周面に複数個のマグネット6が円筒側面の周方向に所定間隔で取付けられているが、詳細は後述する。
ロータカバー8は、ロータヨーク5の底面開口よりも大きな略円形状であり、ロータカバー8の略円形状中心部にはシャフト3が貫通するシャフト開口8aを備えている。
上記構成を有するステータコア1、ロータヨーク5、ロータカバー8は、組み立て時には、ベアリング4aの外輪がロータヨーク5の内周面が固定され、ベアリング4bの外輪がロータカバー8に固定される。この状態で、シャフト3の上部がロータヨーク5のシャフト開口を貫通し、シャフト3の下部がロータカバー8のシャフト開口8aを貫通する。そして、ロータヨーク5の内周面に配置されたマグネット6は、ステータコア1を構成するティース部1aの外周曲面、即ち対向面と対向する。つまり、ステータコア1を、ロータヨーク5とロータカバー8が包む形で固定され、ブラシレスDCモータ9が構成される。
ブラシレスDCモータ9は、制御された電流を駆動コイル2に流すことで、ロータヨーク5及びロータカバー8が一体となってシャフト3を中心軸として回転駆動する。なお、電流の制御方法は、本発明に直接関係しないため詳細を省略する。
続いて、図2〜図6を参照しながら、マグネット6のロータヨーク5への配置について詳しく説明する。なお図2は、本実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータ構成を示す組立図であり、図3A、図3Bは、本実施の形態に係るブラシレスDCモータのマグネットの外観図であり、図3Cは、本実施の形態に係るブラシレスDCモータのマグネットの取付け構造を示す外観図である。図4は、本実施の形態に係るブラシレスDCモータの保持リングの外観図であり、図5は、本実施の形態に係るブラシレスDCモータのロータ構成を示す外観図であり、図6は、本実施の形態に係るブラシレスDCモータの構成を示すシャフト方向の断面図である。
図2に示すように、ロータヨーク5の内周面には、複数(本実施の形態では10個)のマグネット6が周方向に予め決められた間隔をあけて等間隔に配置されている。
そして図3Aに示すように、それぞれのマグネット6は、側面視にして矩形の平面51を備えた板状をしており、2つのマグネット6は、平面51における短辺52同士が互いに対向して配置される。また、平面51における長辺53は、図2等に示した第1保持リング10a、第2保持リング10bと接するが詳細は後述する。
図3Bは、図3A矢印Aからの矢視図である。マグネット6は、大きな2つの面、つまり平面状の内周側面54と曲面状の外周側面55を備え、内周側面54と外周側面55とは厚みMWの距離を有する。そして外周側面55はマグネット6から外部方向、つまり内周側面54から遠ざかる方向に膨出している。外周側面55の曲率Rはロータヨーク5の内周面であって、マグネット6が接着される面のR(図3C参照)と一致する。結果として、マグネット6は、断面視にして半円アーチ形状(D文字形状)を成し、長辺53の両端部、つまり周方向の両端部は中央部に比べて厚みが薄い薄肉部18を備えている。
上述したマグネット6のロータヨーク5への配置には、第1保持リング10a及び第2保持リング10bが利用される。なお、本実施の形態においては、第1保持リング10aと第2保持リング10bとは同一形状を有する。
図4に示すように、第1保持リング10a(第2保持リング10b)は、リングの外周61からリング軸60の方向(内周62の方向)に向けて厚みWを有する中空円盤状の底面15を備えている。そして底面15からリング軸60と平行方向に、高さが厚みWとほぼ同一の突起部14a(突起部14b)が等間隔に複数備えられている。
突起部14a(突起部14b)の数は、マグネット6と同数であり、本実施の形態では10個である。そして突起部14a(突起部14b)は、リング軸60に垂直な面による断面形状が三角形をしている。この突起部14a(突起部14b)の三角形状における一辺63は、内周62と一致して配置されている。さらに三角形の高さHは底面15の厚みWの半分以下となっている。つまり突起部14a(突起部14b)は、底面15における径方向の中央よりも内周62側に寄せて設けられている。
ロータヨーク5は以下のように組み立てられる。
図2に示すように、まず、ロータヨーク5の開口である底面から天面方向に第1保持リング10aが嵌め込まれる。この際、第1保持リング10aの突起部14aはロータヨーク5の開口側、即ちマグネット6側に向けられている。そして第1保持リング10aの底面15であって、突起部14aが配置されていない裏面(底面15の裏面)は、ロータヨーク5の内周に設けられた段差部71に繋止される。この第1保持リング10aと段差部71の繋止は、例えば接着剤による接着や、あるいは第1保持リング10aの外周をロータヨーク5の内周に嵌め込む等して行われる。
次に、マグネット6を第1保持リング10aの隣接する2つの突起部14aの間に挟むように配置する。なお、マグネット6の外周側面55はロータヨーク5の内周面と向き合わせることで、同一の曲率を一致させて接着される。これを10個のマグネット6に対して行うことにより、ロータヨーク5の内周面に10個のマグネット6が配置される。
図3Cは、2つのマグネット6が第1保持リング10aの1つの突起部14aによってロータヨーク5の内周面に付勢される様子を示している。即ち、突起部14aを構成する三角形における一辺63以外の他の2つの辺65および辺66は、図3Aにおけるマグネット6の短辺52の第1端部57、つまり周方向に垂直な方向の一方の端部に当接する。これにより、突起部14aは、ロータヨーク5の回転時における、マグネット6の周方向への移動を抑制することができる。
さらに、突起部14aは、マグネット6をロータヨーク5の内周面に向けて付勢する。これにより、マグネット6のリング中心に向かう方向、すなわちシャフト3へ向かう方向、言い換えると回転中心へ向かう方向への移動も抑制する。
また、第1保持リング10aは上述したように厚みWの底面15を有する。このため、底面15がロータヨーク5内でマグネット6に当接し、マグネット6の、シャフト3の軸方向への移動を抑制することができる。
マグネット6全てをロータヨーク5内に配置した後、続いて第2保持リング10bが配置される。第2保持リング10bは、本実施の形態では第1保持リング10aと同一形状である。第2保持リング10bは、突起部14bをマグネット6側に向けられて、第1保持リング10aの突起部14aと対向させて配置する。そして第2保持リング10bの突起部14bは、第1保持リング10aと同様、それぞれが2つのマグネット6の間に挟むように配置する。これにより、第2保持リング10bの突起部14bを構成する三角形における一辺63以外の他の2つの辺65、辺66は、図3Aにおける短辺52の第2端部58、つまり周方向に垂直な方向の他方の端部に当接する。
上記により、図5のロータヨーク5に示すように、シャフト3の軸方向の一方、すなわちロータヨーク5の開口から離れる側には第1保持リング10aが配置され、シャフト3の軸方向の他方、すなわちロータヨーク5の開口側には第2保持リング10bが配置される。そして、第1保持リング10aおよび第2保持リング10bそれぞれがマグネット6のシャフト3へ向かう方向への移動、シャフト3の軸方向への移動、及び周方向への移動を抑制する。
この構成により、マグネット6をロータヨーク5に貼り付ける際に使用した接着剤が取れた場合でも、マグネット6は第1保持リング10aおよび第2保持リング10bに保持されて移動せず、マグネット6がステータコア1に擦れる問題を回避できる。これにより、ブラシレスDCモータ9は、継続して正常な回転動作を行うことができる。当然ながら、第1保持リング10a、第2保持リング10bとマグネット6の製造精度を高めることで、マグネット6をロータヨーク5に貼り付ける接着剤を不要としてもよい。
また、底面15と突起部14a、14bによる三方向からの抑制により、マグネット6の振動、さらにはブラシレスDCモータ9自体の振動を抑制することができる。
また、突起部14a、14bの三角形の一辺63以外の2つの辺65、辺66が、それぞれ異なる2つのマグネット6をロータヨーク5の内周面に付勢する付勢構造を有している。つまり、1つの突起部14a、14bで2つのマグネット6を保持することで突起部14a、14bの数を減らし、マグネット6を配置できる面積を広げ、結果としてマグネット6の周方向への面積を広くしてモータ出力を上げることができる。
また、第1保持リング10aおよび第2保持リング10bに設けられた対向する突起部14a、14bは、その間に、隣接するマグネット6が形成する磁界の障害とならないように、空間72を備えている。この空間72により、例えば障害物が有る場合と比較して理想的な磁界が形成され、ブラシレスDCモータ9のスムーズな回転に寄与することができる。
また、図4に示すように、突起部14a、14bの三角形を第1保持リング10a、第2保持リング10bの底面15の内周側に寄せて設けることで、例えば図3Cに示すように、底面15の外周側にはマグネットを配置する空間を広くとることができ、マグネット6の体積を大きくすることができる。このため、高磁力化によりモータ出力を向上することができる。
また、突起部14a、14bの三角形の一辺63を第1保持リング10a、第2保持リング10bの底面15の内径側と一致させることで、第1保持リング10a、第2保持リング10bとステータコア1との距離を短くして、マグネット6の磁力をステータコア1に通り易くできるので、モータ出力を向上できる。
また、マグネット6のステータコア1側を平らな内周側面54とし、内周側面54の端部(薄肉部18)に対して、断面が三角形の突起部14a、14bが内周面側に付勢している。つまり図3Cに示すように、マグネット6とステータコア1との距離が最も遠い部分68で突起部14a(14b)が内周面側に付勢しているため、マグネット6とステータコア1の配置において突起部14a(14b)が邪魔になることが無い。
上述したステータコア1を、ロータヨーク5とロータカバー8とが包む形で固定されて構成されたブラシレスDCモータ9の断面図が図6である。
図6に示すように、マグネット6のシャフト3の軸方向の長さMは、マグネット6に対向する対向面におけるシャフト3の軸方向の長さSよりもシャフト3の軸方向の両方向において長い。ここで対向面とは、ステータコア1を構成するティース部1aの外周面であり、ボビン等は含まない曲面を指す(図1参照)。
そして、第1保持リング10aの突起部14aは、前述の対向面と対向することなく配置され、マグネット6の周方向上端部のみを保持している。同様に、第2保持リング10bの突起部14bも、前述の対向面と対向することなく配置され、マグネット6の周方向下端部のみを保持している。
この構成により、第1保持リング10aおよび第2保持リング10bがマグネット6の軸方向全体を保持している場合と比較して、突起部14a、14bが邪魔にならない。つまり、第1保持リング10aおよび第2保持リング10bとステータコア1、厳密にはステータコア1のティース部1aとの距離を保つことができ、第1保持リング10aおよび第2保持リング10bとステータコア1との接触を防止できる。さらに、マグネット6を突起部14a、14bに邪魔されること無くステータコア1に近接させることができるため、モータ出力を上げることも可能になる。
ロータヨーク5とロータカバー8との固定により、第2保持リング10bがロータカバー8により第1保持リング10a方向に付勢され、マグネット6の軸方向への移動が強固に抑制される。
また、マグネット6が薄肉部18を有することにより、図3Cに示すように、マグネット6の周方向の中心付近ではステータコア1との距離が短くなり、ステータコアに入る磁力は強くなる。そして、マグネット6の周方向の端付近ではステータコア1との距離が長くなり、ステータコア1に入る磁力は弱くなる。つまり、マグネット6の極性が切り替る端部付近では中心付近より磁力が小さいため、極性の切り替りが滑らかになり、モータ騒音を小さくできる効果を奏する。
上述した薄肉部18がモータ騒音を小さくする技術の詳細について図7A、図7B、図8Aおよび図8Bを用いて説明する。なお、図7A、図7Bは、従来のブラシレスDCモータの磁力分布図、図8A、図8Bは、本実施の形態におけるブラシレスDCモータ9の磁力分布図である。
図7Aに示す従来のブラシレスDCモータは、マグネット82の外周側面がロータヨーク80の内周面と同一の曲率を有する曲面を成し、マグネット82の内周側面がステータコア81と同一の曲率を有する曲面を成す場合を想定する。この場合、図7Bに示すように、マグネット82とステータコア81との距離は全てのロータ回転位置で一定となり、ステータコア81に入る磁束の絶対値もほぼ一定となる。このため図7Bに示すように、N極とS極の境界部分で、ステータコア81に入る磁束が急激に変化するため、モータの振動につながる。
これに対して本実施の形態では、図8Aに示すように、マグネット6の外周側面がロータヨーク5の内周面と同一の曲率を有する外周側面55を成し(図3B参照)、マグネット6の内周側面が平らな内周側面54を成す(図3B参照)。このようにすることで、図8Bに示すようにマグネット6とステータコア1との距離はN極とS極の境界部分では長くなり、極の中心部分では短くなる。このため図8Bに示すようにステータコア1に入る磁束は、N極とS極の境界部分では小さくなり、極の中心部分では大きくなる。従って、N極とS極の境界部分では、ステータに入る磁束が緩やかに変化するため、モータの振動が低減できるのである。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスDCモータについて図9、図10Aおよび図10Bを用いて説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、保持リングの形状が異なる。
すなわち、本実施の形態に係る第1保持リング20a(第1保持リング10aに該当)及び第2保持リング20b(第2保持リング10bに該当)は、図9に示すように、第1の実施の形態と同様、底面15と突起部14a、14bとを備える。底面15と突起部14a、14bそれぞれの形状は、第1の実施の形態として説明したとおりである。また、第1保持リング20aと第2保持リング20bとは同一形状である。
なお第1保持リング20aおよび第2保持リング20bが第1の実施の形態と異なるのは、以下に説明する落下防止部23、孔部24および逆突起部22を備える点である。
落下防止部23は、底面15の外周からさらに外方向に向かって突出した突起として設けられる。落下防止部23は、第1保持リング20a、第2保持リング20bの外径よりも外側に飛び出して複数個、本実施の形態では3つ、等間隔に設けられている。落下防止部23も安定性の観点から、3個以上、等間隔に設けられることが望ましい。落下防止部23は、第1保持リング20a、第2保持リング20bをロータヨーク5に嵌め込んだ場合において、ロータヨーク5の内周面に圧接されることにより、第1保持リング20a、第2保持リング20bをロータヨーク5内に係止する。具体的には、例えば図1に示すように、ロータヨーク5の開口を下方に向けている場合、ブラシレスDCモータ9を下からロータカバー8、ステータコア1、ロータヨーク5の順で組み立て場合において、落下防止部23は、ロータヨーク5からの第1保持リング20a、第2保持リング20bの落下を防止する役割を果たす。つまり、ブラシレスDCモータ9の組み立てを容易にすることができる。
第1保持リング20a、第2保持リング20bの壁部21は、底面15を始点としてリング軸60と平行方向かつ突起部14a、突起部14bとは逆方向に伸延する壁であり、円筒形を有する。また壁部21は、底面15の内周の縁に沿って設けられている。壁部21の高さは、底面15の厚みWと略同一である。なお、壁部21は第1の実施の形態における第1保持リング10a、第2保持リング10bにも形成されており必ずしも必要ではなく、壁部21を設けることなく後述の逆突起部22を、底面15に直接設けても良い。壁部21は、底面15との接面において、複数の孔部24が設けられている。
壁部21に形成した孔部24は、矩形の空間であり、保持リングの円周にそって等間隔に配置されている。孔部24によって、保持リングの軽量化と原材料の削減に寄与することができる。また保持リングの軽量化により、前述の落下防止部23による第1保持リング20aおよび第2保持リング20b自体の落下防止効果を高めることができる。
逆突起部22は、壁部21のさらに底面15、つまり突起部14a、14bとは逆方向、かつ、リング軸60と平行方向、言い換えると壁部21における突起部14a、14bとは逆方向に突出して設けられている。逆突起部22は、平板状の矩形であり、この矩形における長辺が壁部21の内周、すなわち保持リング20の内周に沿って設けられる。つまり矩形における短辺の長さ分だけ壁部21の円形端面より突出している。逆突起部22は、複数個、本実施の形態においては5個設けられており、円形の保持リング上を等間隔に配置されている。なお、安定性の観点から、逆突起部22は3個以上、等間隔に設けられることが望ましい。
図10Aは、ロータカバー8とロータヨーク5とを固定した際の、ロータカバー8と第2保持リング20bとの関係を示す図である。また図10Bは、図10Aの状態においてロータカバー8の中心方向から逆突起部22を見た際の部分断面図である。
ロータカバー8におけるロータヨーク5側の平面25上には、ロータヨーク5側に突出する凸部26が設けられている。
凸部26は、ロータカバー8のシャフト3が貫通する中心部から放射状にロータヨーク5側に突出した直線状の押圧部27と、さらに中心部から外周側に等間隔に突出した円形状の円形部28より構成される。
押圧部27は、逆突起部22との接触部分において、逆突起部22の長辺より幅が狭い凸形状を有している。このような形状であるため、図10Bに示すように、ロータカバー8とロータヨーク5とを固定した場合、例えばアルミを主成分とする押圧部27がこの押圧部27よりも幅が広い逆突起部22に押し付けられる。そして保持リングは例えば樹脂成型にて製造されているため、押圧部27が逆突起部22を変形させて食い込み、すなわち押圧部27が逆突起部22を介して第2保持リング20bの底面15をマグネット6に強固に圧接することができる。
この構成により、マグネット6は第2保持リング20bと圧着され、マグネット6の位置を安定させることができる。
なお、本実施の形態では、ロータカバー8側に押圧部27を設けたが、押圧部27を設けることなくロータカバー8の面と逆突起部22とを圧接しても、マグネット6の位置を安定させる効果を得ることができる。
本実施の形態では、ロータヨーク5に設けられる第1保持リング20aについては、ロータヨーク5の天面に逆突起部22を直接圧接して、第1保持リング20aの底面15をマグネット6に圧接している。当然ながら、ロータヨーク5の天面における内側に押圧部27を設けて、上下方向からマグネット6を圧接するようにしても良い。
(変形例)
なお、突起部14a、14bの三角形は、頂点が尖った二等辺三角形としたが、三角形は頂点が必ずしも尖ってなくても良いし、正三角形でもよく、さらには二等辺三角形でなくても良い。また、突起部14a、14bの三角形の辺65と辺66との間に一辺を追加して三角形を台形としてもよい。
また、上記実施の形態では、マグネット6をロータヨーク5に1つずつ接着するものとして説明したが、10個全てのマグネット6を所定の治具に一旦把持した後、ロータヨーク5内の第1保持リング10aに一気に配置してもよい。
また、第1保持リング10a、第2保持リング10bの一方は、突起部14a、14bを備えない底面15のみの構造としても良い。この場合であっても、第1保持リング10a、第2保持リング10bの配置時のぐらつきを無くすことで、マグネット6の三方向への移動を抑制することができる。
また、第2保持リング10bはロータカバー8によって第1保持リング10a方向に付勢しているが、第2保持リング10b自体をロータヨーク5内に接着などで固定しても良い。この場合には、ロータヨーク5とロータカバー8の設計誤差をある程度許容することができる。
上述したブラシレスDCモータ9は、図11および図12に示すように、ロータカバー8に羽根11が接続され、シャフト3に化粧カバーが設けられて送風装置12が構成される。また、送風装置12は、天井に設置することで天井扇13とすることができる。
以上説明したように、本発明に係るブラシレスDCモータは、コイルが巻かれたステータコアと、ステータコアの中心部に固定されたシャフトと、シャフトに内輪を固定されたベアリングと、ベアリングの外輪に固定されステータコアに対向する内周面の周方向に複数個のマグネットを備えたロータヨークとを備える。また、マグネットの周方向の、シャフトにおける軸方向の第1端部を保持する突起部を有する第1保持リングと、マグネットの周方向の、シャフトにおける軸方向の第2端部を保持する突起部を有する第2保持リングを備える。
これにより、マグネットの接着が外れた場合でも、保持リングがマグネットを支えてステータコアに接触すること防止でき、継続して正常な回転動作が行えるという効果を奏する。
なお、第1保持リング及び第2保持リングは、リング部の外周からリング軸方向に向けて厚みを有する中空円盤状の底面と、底面からリング部の軸方向に突出した突起部とを備える。また、底面はマグネットのシャフトにおける軸方向への移動を抑制し、突起部はマグネットの周方向への移動を抑制する構成としてもよい。
これにより、マグネットの接着が外れた場合でも、マグネットのリング部の軸方向(シャフト軸方向)への移動をリング底面が抑制すると共に、マグネットのリング周方向へ移動を突起部が抑制する。これによりマグネットの振動を抑制し、継続して正常な回転動作が行えるという効果を奏する。
なお、突起部は、断面視にして三角形を成し、底面の内周側に三角形の一辺を一致させ、かつ、底面の内周側に寄せて設けられる。また、三角形の一辺以外の2つの辺がそれぞれ異なる2つのマグネットをロータヨークの内周面に付勢する付勢構造を有し、付勢構造は、マグネットのリング中心に向かう方向への移動及び周方向への移動を抑制する構成にしてもよい。
突起部の三角形の一辺を保持リング底面の内径側と一致させることで、保持リングとステータコアの距離を短くして、マグネットの磁力をステータに通り易くできるので、モータ出力を向上できる効果を奏する。また、突起部の三角形を保持リング底面の内周側に寄せて設けることで、保持リング底面の外周側にはマグネットを配置できる空間が広がり、マグネット体積を大きくすることができるので、高磁力化によるモータ出力の向上を図ることができる効果を奏する。
なお、マグネットは、外周側面がロータヨークの内周面と同一の曲率を有する曲面を成し、内周側面が平面を成すことで、周方向の両端部に厚みが薄い薄肉部を備え、突起部は薄肉部をロータヨークの内周面に付勢する構成にしてもよい。
これにより、マグネットの周方向の中心付近はステータコアとの距離が短くなり、ステータに入る磁力は強いが、マグネットの周方向の端付近はステータとの距離が長くなり、ステータに入る磁力は弱くなる。つまり、マグネットの極性が切り替る端部付近では中心付近より磁力が小さいため、極性の切り替りが滑らかになり、モータ騒音を小さくできる効果を奏する。
なお、マグネットは、シャフトの軸方向における長さが、ステータコアのマグネットに対向する対向面におけるシャフトの軸方向における長さよりも長くする。また、第1保持リングを構成する突起部および第2保持リングを構成する突起部が、対向面と対向しないように配置される構成にしてもよい。
これにより、第1保持リングおよび第2保持リングがマグネットの軸方向全体を保持している場合より、保持リングとステータコアとの距離を保つことができ、第1保持リングおよび第2保持リングとステータコアとの接触を防止できる。さらに、マグネットを突起部に邪魔されること無くステータコアに近接させることができる。
なお、第1保持リングに、リング部の軸方向かつ突起部と逆方向に突出した逆突起部を備える。また、逆突起部がロータヨークとロータカバーの固定により第1保持リングの底面をマグネットに圧接する構成としてもよい。
これにより、マグネット6の位置を安定させることができる。
なお、第2保持リングに、リリング部の軸方向かつ突起部と逆方向に突出した逆突起部を備える。また、ロータヨークとロータカバーの固定により第2保持リングの底面をマグネットに圧接する構成としてもよい。
これによっても、マグネット6の位置を安定させることができる。
なお、ロータカバーは、逆突起部と接触する押圧部を備え、押圧部は、逆突起部を介して底面をマグネットに圧接する構成としてもよい。
これにより、押圧部を備えない場合に比して、より強固にマグネット6の位置を安定させることができる。
なお、第1保持リング及び第2保持リングの少なくとも一方は、底面の外周からさらに外方向に向かって突出する落下防止部を備え、落下防止部は、その落下防止部の外周端をロータヨークの内周面に圧接して当該保持リングをロータヨークに係止する構成としても良い。
これにより、例えば組立工程にてロータヨークの開口部を下方に向ける場合が生じても、第1保持リングおよび第2保持リング自体の落下を防止することができる。
なお、これらのブラシレスDCモータを備えた送風装置という構成にしてもよい。
これにより、マグネットの接着が外れた場合でも、モータは継続して正常な回転動作が行えるため、このモータを備えた送風装置も継続して使用できるという効果を奏する。また、接着は必ずしも必要でなく、第1保持リング、第2保持リングのみでマグネットを固定することも可能となる。
本発明に係るブラシレスDCモータを搭載した送風装置は、接着によるマグネット固定が外れた場合でも、継続して正常な回転動作を可能であるので、天井扇などに使用される、ファン駆動用のブラシレスDCモータを搭載した送風装置として有用である。
1,81,112 ステータコア
1a,117 ティース部
2 駆動コイル
3,121 シャフト
4a,4b ベアリング
5,80 ロータヨーク
6,82 マグネット
7 位置検出素子
8 ロータカバー
8a シャフト開口
9 ブラシレスDCモータ
10a,20a 第1保持リング
10b,20b 第2保持リング
11 羽根
12 送風装置
13 天井扇
14a,14b 突起部
15 底面
18 薄肉部
21 壁部
22 逆突起部
23 落下防止部
24 孔部
25 平面
26 凸部
27 押圧部
28 円形部
51 平面
52 短辺
53 長辺
54 内周側面
55 外周側面
57 第1端部
58 第2端部
60 リング軸
61 外周
62 内周
63 一辺
65,66 辺
71 段差部
72 空間
130,131,132 ロータマグネット

Claims (10)

  1. コイルが巻かれたステータコアと、
    前記ステータコアの中心部に固定されたシャフトと、
    前記シャフトに内輪を固定されたベアリングと、
    前記ベアリングの外輪に固定され前記ステータコアに対向する内周面の周方向に複数個のマグネットを備えたロータヨークと、
    前記マグネットの周方向の、前記シャフトにおける軸方向の第1端部を保持する突起部を有する第1保持リングと
    前記マグネットの周方向の、前記シャフトにおける軸方向の前記第1端部と対向する第2端部を保持する突起部を有する第2保持リングを備えたアウターロータ型のブラシレスDCモータ。
  2. 前記第1保持リング及び前記第2保持リングは、
    リング部と前記リング部の外周方向に向けて一体形成された中空円盤状の底面と、
    前記底面からリング部の軸方向に突出した前記突起部とを備え、
    前記底面は前記マグネットの前記シャフトにおける軸方向への移動を抑制し、
    前記突起部は前記マグネットの前記周方向への移動を抑制する請求項1記載のブラシレスDCモータ。
  3. 前記突起部は、
    断面視にして三角形を成し、
    前記底面の内周側に前記三角形の一辺を一致させ、かつ、前記底面の内周側に寄せて設けられ、
    前記一辺以外の2つの辺が、それぞれ異なる2つの前記マグネットを前記ロータヨークの内周面に付勢する付勢構造を有し、
    前記付勢構造は、
    前記マグネットの前記リング部の中心に向かう方向への移動及び前記周方向への移動を抑制する請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  4. 前記マグネットは、
    外周側面が前記ロータヨークの内周面と同一の曲率を有する曲面を成しかつ内周側面が平面を成すことで、前記周方向の両端部に厚みが薄い薄肉部を備え、
    前記突起部は前記薄肉部を前記ロータヨークの内周面に付勢する請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  5. 前記マグネットは、
    前記シャフトの軸方向における長さが、前記ステータコアの前記マグネットに対向する対向面における前記シャフトの軸方向における長さよりも長く、
    前記第1保持リングを構成する前記突起部および前記第2保持リングを構成する前記突起部は、前記対向面と対向しないように配置される請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  6. 前記第1保持リングに、
    前記リング部の軸方向かつ前記突起部と逆方向に突出した逆突起部を備え、
    前記逆突起部は前記ロータヨークとロータカバーの固定により前記第1保持リングの前記底面を前記マグネットに圧接する請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  7. 前記第2保持リングに、
    前記リング部の軸方向かつ前記突起部と逆方向に突出した第2逆突起部を備え、
    前記第2逆突起部は前記ロータヨークとロータカバーの固定により前記第2保持リングの前記底面を前記マグネットに圧接する請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  8. 前記ロータカバーは、
    前記第2逆突起部と接触する押圧部を備え、
    前記押圧部は、
    前記第2逆突起部を介して前記第2保持リングの前記底面を前記マグネットに圧接する請求項7に記載のブラシレスDCモータ。
  9. 前記第1保持リング及び前記第2保持リングの少なくとも一方は、
    前記底面の外周からさらに外方向に向かって突出する落下防止部を備え、
    前記落下防止部は、前記落下防止部の外周端を前記ロータヨークの内周面に圧接して前記第1保持リングまたは前記第2保持リングを前記ロータヨークに係止する請求項2に記載のブラシレスDCモータ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のブラシレスDCモータを備えた送風装置。
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