JPWO2016181768A1 - 蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

本技術の一実施の形態の蛍光体基板は、回転可能に構成された基板と、基板の中央に配置された蛍光体層とを備えている。これにより、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生した場合に、基板の外縁に、環状の蛍光体層が配置されているときと比べて、蛍光体層の変位量が少ない。

Description

本技術は、蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置に関する。
プロジェクタ等の投射型表示装置に用いられる光源として、長寿命であり色域の広い固体光源が注目されている。近年では、固体光源の光を蛍光体に照射することにより蛍光体から発せられる光を利用する光源装置がプロジェクタ等に利用されている。
上記光源装置は、例えば、蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する固体光源とを備えている。蛍光体層の発光には、輝度飽和や温度消光という現象が存在する。これは、励起光の出力を高くした場合に、蛍光体層での変換損失の一部が熱に変わって蛍光体層が発熱し、蛍光変換効率が下がってしまう現象である。蛍光変換効率が低い状態では、効率のよい明るい光源装置は実現できない。そのため、蛍光体層は、熱伝導性の高い基板の表面に設けられる。
特開2013−130605号公報
ところで、蛍光体層と、蛍光体層が設けられている基板とは、接着層などを介して互いに固定されていたり、常温接合やオプティカルコンタクトなどによって直接、互いに固定されていたりする。そのため、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生し、焦点位置がずれてしまう。その結果、蛍光変換効率が悪化してしまうという問題がある。このような問題は、セラミックス蛍光体の温度分布を均一にするために、セラミックス蛍光体の表面に薄膜を設けた特許文献1に記載の発明においても、生じ得る。
したがって、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することの可能な蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置を提供することが望ましい。
本技術の第1の実施形態に係る蛍光体基板は、回転可能に構成された基板と、基板の中央に配置された蛍光体層とを備えている。
本技術の第1の実施形態に係る光源装置は、回転可能に構成された基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。
本技術の第1の実施形態に係る投射型表示装置は、回転可能に構成された基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。この投射型表示装置は、さらに、光源から出射された励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、光変調部で生成された画像光を投射する投射部とを備えている。
本技術の第1の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置では、基板の中央に蛍光体層が配置されている。これにより、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨
張に起因する応力により基板に反りが発生した場合に、基板の外縁または基板全体に蛍光体層が配置されているときと比べて、蛍光体層の変位量を少なくすることができる。
本技術の第2の実施形態に係る蛍光体基板は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層とを備えている。蛍光体層は、蛍光体と、蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている。基板およびバインダは、互いに同種の材料によって構成されている。
本技術の第2の実施形態に係る光源装置は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。蛍光体層は、蛍光体と、蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている。基板およびバインダは、互いに同種の材料によって構成されている。
本技術の第2の実施形態に係る投射型表示装置は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。この投射型表示装置は、さらに、光源から出射された励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、光変調部で生成された画像光を投射する投射部とを備えている。蛍光体層は、蛍光体と、蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている。基板およびバインダは、互いに同種の材料によって構成されている。
本技術の第2の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置では、基板の中央に蛍光体層が配置されている。これにより、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生した場合に、基板の外縁または基板全体に蛍光体層が配置されている場合と比べて、蛍光体層の変位量を少なくすることができる。また、本技術では、基板およびバインダが、互いに同種の材料によって構成されている。これにより、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生した場合に、基板およびバインダが、互いに異なる種類の材料によって構成されているときと比べて、蛍光体層の変位量を少なくすることができる。
本技術の第3の実施形態に係る蛍光体基板は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層とを備えている。基板および蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている。
本技術の第3の実施形態に係る光源装置は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。基板および蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている。
本技術の第3の実施形態に係る投射型表示装置は、基板と、基板の中央に配置された蛍光体層と、蛍光体層に励起光を照射する光源とを備えている。この投射型表示装置は、さらに、光源から出射された励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、光変調部で生成された画像光を投射する投射部とを備えている。基板および蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている。
本技術の第3の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置では、基板の中央に蛍光体層が配置されている。これにより、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生した場合に、基板の外縁または基板全体に蛍光体層が配置されているときと比べて、蛍光体層の変位量を少なくすることができる。また、本技術では、基板および蛍光体層が、基板および蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている。これにより、基板および蛍光体層が、基板および蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃を超える材料によって構成されている場合と比べて、蛍光体層の変位量を少なくすることができる。
本技術の第1の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置によれば、熱膨張に起因する応力によって生じる蛍光体層の変位量を少なくすることができるようにしたので、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の第2の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置によれば、熱膨張に起因する応力によって生じる蛍光体層の変位量を少なくすることができるようにしたので、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の第3の実施形態に係る蛍光体基板、光源装置および投射型表示装置によれば、熱膨張に起因する応力によって生じる蛍光体層の変位量を少なくすることができるようにしたので、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態に係る蛍光体基板の断面構成例および平面構成例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板の断面構成および平面構成の一変形例を表す図である。 図1の蛍光体基板に、アタッチメントを介してモータのシャフトを取り付けたときの断面構成例を表す図である。 図1〜図7に記載の蛍光体基板を用いた光源装置の概略構成例を表す図である。 図8の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 図8の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 図8の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 図8の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 本技術の第2の実施の形態に係る蛍光体基板の断面構成例および平面構成例を表す図である。 図13の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図13の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図13の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図13の蛍光体基板の断面構成の一変形例を表す図である。 図13の蛍光体基板に台座部を取り付けたときの断面構成例を表す図である。 図13〜図17に記載の蛍光体基板を用いた光源装置の概略構成例を表す図である。 図18の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 図18の光源装置における、蛍光体基板への励起光の照射の一例について説明するための図である。 本技術の第3の実施の形態に係る投射型表示装置の概略構成例を表す図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。なお、説明は、以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(蛍光体基板、光源装置)
2.第2の実施の形態(蛍光体基板、光源装置)
3.第3の実施の形態(投射型表示装置)
<1.第1の実施の形態>
[構成]
本技術の第1の実施の形態に係る蛍光体基板1の構成について説明する。蛍光体基板1は、本技術の「蛍光体基板」の一具体例に対応する。図1は、本技術の第1の実施の形態に係る蛍光体基板1の断面構成例および平面構成例を表したものである。蛍光体基板1は、例えば、後述の光源装置2の光変換部2A(図8参照)に適用可能なものである。蛍光体基板1は、基板20および蛍光体層10を備えている。
基板20は、回転可能に構成されており、例えば、回転対称となっている。基板20は、後述のアタッチメント42を介してシャフト41に取り付けられたときに、例えば、後述のシャフト41の回転軸AX1を中心に回転対称となるような形状となっている。基板20は、例えば、図1(B)に示したように円板形状となっている。基板20は、熱伝導率の高い材料によって構成されており、例えば、金属・合金系材料、セラミックス系材料、セラミックス金属混合系、サファイア等の結晶類、ダイヤモンド、またはガラスなどによって構成されている。ここで、金属・合金系材料としては、例えば、Al、Cu、Mo、W、CuWなどが挙げられる。セラミックス系材料としては、例えば、SiC、AlN、Al23、Si34、ZrO2,Y23などが挙げられる。セラミックス金属混合系としては、例えば、SiC−Al、SiC−Mg、SiC−Siなどが挙げられる。
基板20の直径D2は、例えば、20mm以上、100mm以下となっている。基板20の厚さは、例えば、0.3mm以上、2.0mm以下となっている。基板20は、単層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。基板20が単層で構成されている場合、基板20が反射率の高い材料によって構成されていることが好ましい。基板20が複数の層で構成されている場合、基板20の上面を構成する層が反射率の高い材料によって構成されていることが好ましい。
蛍光体層10は、基板20の中央に配置されている。蛍光体層10は、例えば、図1(B)に示したように円板形状となっており、基板10と同心円状に配置されている。蛍光体層10は、特定の波長の光が入射すると、その特定の波長の光(入射光)によって励起されて、入射光の波長とは異なる波長域の光を発するものである。蛍光体層10は、例えば、約445nmの中心波長を持つ青色光によって励起されて黄色の蛍光(黄色光)を発する蛍光物質を含んでいる。蛍光体層10は、例えば、青色光が入射すると、青色光の一部を、黄色光に変換するようになっている。蛍光体層10に含まれる蛍光物質は、例えば、YAG系蛍光体(例えばY3Al512)である。YAG系蛍光体は、約445nmの中心波長を持つ青色光によって励起されて黄色の蛍光(黄色光)を発する蛍光物質の1つである。蛍光体層10に含まれる蛍光物質がYAG系蛍光体である場合に、YAG系蛍光体にCeがドープされていてもよい。
蛍光体層10は、YAG系蛍光体以外の酸化物蛍光体を含んで構成されていてもよい。蛍光体層10は、酸化物蛍光体以外の蛍光体を含んで構成されていてもよく、例えば、酸窒化物蛍光体、窒化物系蛍光体、硫化物蛍光体、または、シリケート系蛍光体を含んで構成されていてもよい。ここで、酸窒化物蛍光体は、例えば、BSON蛍光体(例えばBa3Si6122:Eu2+)である。窒化物系蛍光体は、例えば、CASN蛍光体(例えばCaAlSiN3:Eu)、または、SiAlON蛍光体である。硫化物蛍光体は、例えば、SGS蛍光体(例えばSrGa24:Eu)である。シリケート系蛍光体は、例えば、TEOS蛍光体(例えばSi(OC254)である。
蛍光体層10は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている。蛍光体層10は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を無機材料で固めたものであってもよい。蛍光体層10は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダとを含んだものを基板20上に塗布することにより形成されたものであってもよい。蛍光体層10は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダ(例えばセラミックス材料)とを含んだものを焼結することにより形成されたものであってもよい。なお、蛍光体層10に含まれる粉体の蛍光体は、例えば、上述した各種蛍光体である。蛍光体層10は、蛍光体材料で構成された多結晶板であってもよい。多結晶板は、蛍光体材料で構成された多結晶材を板状に加工することにより形成される。
基板20および蛍光体層10は、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差が1mあたり、1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されていることが好ましい。蛍光体層10が、CeドープのYAG系蛍光体で構成された多結晶板である場合、蛍光体層10の線膨張係数は、1mあたり、約8.0x10-6m/℃となる。基板20が、チタン合金で構成されている場合、基板20の線膨張係数は、1mあたり、約8.4x10-6m/℃となる。従って、蛍光体層10が、CeドープのYAG系蛍光体で構成された多結晶板であり、かつ、基板20が、チタン合金で構成されている場合には、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差は、1mあたり、0.4×10-6cm/℃となる。つまり、蛍光体層10が、セラミックス材料によって構成された多結晶板であり、かつ、基板20が、チタン合金で構成されている場合には、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差が、1mあたり、1×10-6cm/℃以下となる。
基板20が、線膨張係数の大きな材料、例えば、アルミニウム(1mあたり、23x10-6cm/℃)、ステンレス(1mあたり、17x10-6cm/℃)、銅(1mあたり、17x10-6cm/℃)で構成されている場合には、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差は、1mあたり、1×10-6cm/℃よりもはるかに大きな値となる。
例えば、蛍光体層10をセラミックス材料で構成し、基板20をアルミニウムで構成したとする。さらに、例えば、蛍光体層10の直径を20μmとし、室温20℃にて、蛍光体層10の温度を200℃にし、基板20の温度を150℃としたとする。このときの膨張量は、それぞれ、
蛍光体層10: 14.4μm
基板20: 29.9μm
となり、膨張量の差が、概略15.5μmとなる。
一方、例えば、蛍光体層10をセラミックス材料で構成し、基板20をチタン合金で構成したとする。さらに、例えば、蛍光体層10の直径を20μmとし、室温20℃にて、蛍光体層10の温度を200℃にし、基板20の温度を150℃としたとする。このときの膨張量は、それぞれ、
蛍光体層10: 14.4μm
基板20: 10.9μm
となり、膨張量の差が、概略3.5μmとなり、上記の膨張量の1/5にまで小さくなっている。
基板20および蛍光体層10に含まれるバインダは、互いに同種の材料によって構成されていることが好ましく、例えば、セラミックス材料を含んで構成されていてもよい。この場合、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差は、必然的に、1×10-6cm/℃以下となる。
蛍光体層10の直径D1は、例えば、3mm以上、60mm以下となっている。基板20の直径D2が20mmとなっているときに、蛍光体層10の直径D1は、例えば、3mmとなっている。基板20の直径D2が100mmとなっているときに、蛍光体層10の直径D1は、例えば、60mmとなっている。蛍光体層10は、単層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。蛍光体層10が複数の層で構成されている場合、蛍光体層10のうち、基板20側の面(下面)を構成する層が反射率の高い材料を含んで構成されていてもよい。また、蛍光体基板1は、例えば、図2に示したように、蛍光体層10と、基板20との間に、反射率の高い材料を含んで構成された反射層11を備えていてもよい。基板20および蛍光体層10に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成されている場合、反射層11は、反射率の高い粉体の金属材料と、バインダとしてのセラミックス材料とを含んで構成されていてもよい。
蛍光体基板1は、さらに、例えば、図1、図2に示したように、基板20と蛍光体層10との間に、基板20および蛍光体層10を互いに固定する固定層30を備えていてもよい。固定層30は、例えば、有機材、または、無機材によって構成されている。固定層30として用いられる有機材は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、または、フッ素樹脂である。固定層30として用いられる無機材は、例えば、半田、フリットガラス、ケイ酸塩ガラス、シリカ接着剤、アルミナ接着剤、または、セラミック系接着剤である。
なお、例えば、図3Aに示したように、蛍光体基板1において、固定層30が省略されていてもよい。この場合、蛍光体層10は、固定層30を介さずに、基板20に直接、固定されている。この場合に、基板20および蛍光体層10に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成されていてもよい。このとき、基板20および蛍光体層10は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
また、例えば、図3Bに示したように、蛍光体基板1において、固定層30が省略されていてもよい。この場合、蛍光体層10は、固定層30を介さず、反射層11を介して基板20に固定されている。この場合に、基板20および蛍光体層10に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成され、反射層11が、反射率の高い粉体の金属材料と、バインダとしてのセラミックス材料とを含んで構成されていてもよい。このとき、基板20、反射層11および蛍光体層10は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
蛍光体基板1において、固定層30が省略されている場合に、基板20と蛍光体層10とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。また、蛍光体基板1において、固定層30が省略されている場合に、基板20と反射層11とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。また、蛍光体基板1において、固定層30が省略されている場合に、蛍光体層10と反射層11とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。
常温接合には、表面活性化結合と、原子拡散接合とが存在する。表面活性化結合とは、物質の接合面を真空中で表面処理し、活性化することで、接着剤や熱、圧力などを加えずに2つの物質を接合する接合方法を指している。アルゴンスパッタなどにより、物質の接合面に存在する酸化物や不純物を除去することで、物質の接合面が活性化される。原子拡散接合とは、物質の接合面に超高真空中で微細結晶膜を形成し、2つの薄膜を真空中で重ね合わせることで、常温、無加圧、無電圧で2つの物質を接合する接合方法を指している。オプティカルコンタクトとは、精密研磨された平面同士を密着させることにより、平面の分子に相互作用を働かせ、平面の分子を内部の分子のように安定させる接合方法を指している。
蛍光体基板1は、例えば、図4に示したように、基板20の裏面(基板20のうち、蛍光体層10とは反対側の面)に、熱伝導性の比較的高い材料によって構成された放熱部50をさらに備えていてもよい。放熱部50は、例えば、所定の方向に延在する複数のフィンによって構成されている。フィンは、例えば、アルミニウムなどの比較的熱伝導性が高く、軽量な金属によって構成されている。
蛍光体基板1において、基板20は、例えば、図5A、図5B、図5Cに示したように、基板20の中央に凹部20Aを有していてもよい。凹部20Aの直径(内径)は、蛍光体層10の直径D1と等しいか、またはそれよりの大きくなっており、蛍光体層10は、凹部20A内に配置されている。基板20において、凹部20Aの底部に相当する箇所は、凹部20Aが形成されている分だけ薄くなっていてもよい。基板20において、凹部20Aの底部に相当する箇所が、凹部20Aの形成されていない箇所と同等の厚さとなっていてもよい。
蛍光体層10は、例えば、図5Aに示したように、凹部20Aの底面に、固定層30を介して固定されていてもよい。蛍光体層10は、例えば、図5Bに示したように、凹部20Aの底面に、固定層30を介さずに、直接、固定されてもよい。蛍光体層10は、例えば、図5Cに示したように、凹部20Aの底面に、反射層11を介して固定されてもよい。凹部20Aの内面と、蛍光体層10との屈折率が互いに異なっていることが好ましい。この場合には、凹部20Aの内面が、蛍光体層10から発せられた光を反射させる反射面として機能する。蛍光体層10の上面が、基板20の上面と同一面内に配置されていてもよいし、基板20の上面とは異なる面内に配置されていてもよい。
蛍光体基板1において、蛍光体層10が凹部20Aの底面に、固定層30を介さずに、直接、固定されている場合、基板20および蛍光体層10に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成されていてもよい。このとき、基板20および蛍光体層10は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
また、蛍光体基板1において、蛍光体層10が凹部20Aの底面に、反射層11を介して固定されている場合、基板20および蛍光体層10に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成され、反射層11が、反射率の高い粉体の金属材料と、バインダとしてのセラミックス材料とを含んで構成されていてもよい。このとき、基板20、反射層11および蛍光体層10は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
なお、蛍光体層10は、例えば、図6に示したように、蛍光体層10の中央に開口10Hを有するリング形状となっていてもよい。このとき、蛍光体層10の直径(外径)は、上述したD1と等しくなっている。蛍光体層10の内径(開口10Hの直径)は、蛍光体層10に照射する励起光の照射領域(後述の光照射領域10B(図10参照))の内径よりも小さくなっている。
図7は、蛍光体基板1に、アタッチメント42を介してモータのシャフト41が取り付けられているときの、蛍光体基板1、アタッチメント42およびシャフト41の断面構成例を表したものである。なお、図7には、図1に記載の蛍光体基板1に、アタッチメント42を介してモータのシャフト41が取り付けられている様子が例示されている。
アタッチメント42は、蛍光体基板1と、モータのシャフト41の先端とを互いに接続するためのものである。アタッチメント42は、回転可能に構成されており、例えば、回転対称となっている。アタッチメント42はシャフト41に取り付けられたときに、例えば、シャフト41の回転軸AX1を中心に回転対称となるような形状となっている。アタッチメント42は、基板20のうち、蛍光体層10の直下の部分を避けるようにして、基板20に固定される。アタッチメント42は、例えば、円板形状となっており、円板の中央に凹部42Aを有するとともに、円板の外縁に、ネジ43を挿通させるための複数の開口42Bを有している。基板20は、アタッチメント42が基板20に取り付けられたときに、各開口42Bと対応する箇所に開口21を有している。ネジ43が開口42Bおよび開口21に挿通されることにより、アタッチメント42が基板20に固定される。
(光源装置2)
次に、上記蛍光体基板1を備えた光源装置2について説明する。図8は、上述の蛍光体基板1を用いた光源装置2の概略構成例を表したものである。光源装置2は、上述の蛍光体基板1を光変換部2Aに適用したものである。具体的には、光源装置2は、光変換部2Aおよび光源部2Bを備えている。
光源部2Bは、光変換部2Aに対して励起光L1を照射するためのものである。光源部2Bが、本技術の「光源」の一具体例に対応する。光源部2Bは、例えば、2つの光源111と、集光ミラー112,113,114と、ダイクロイックミラー115とを有している。各光源111は、蛍光体層10を励起させるのに適した波長範囲内に発光強度のピーク波長を有する光(励起光L1)を出射するようになっている。蛍光体層10が、400nm〜500nmの波長範囲内の波長を有する光(青色光)によって励起されて黄色の蛍光を発する蛍光物質を含んでいるとする。この場合、各光源111は、例えば、400nm〜500nmの波長範囲内に、発光強度のピーク波長を有する青色光を、励起光L1として出射する半導体レーザまたは発光ダイオードを含んで構成されている。
集光ミラー112,113は、例えば、凹面反射鏡であり、2つの光源111から出射された光(励起光L1)を、集光ミラー114に向けて反射するとともに集光するようになっている。集光ミラー114は、例えば、凸面反射鏡であり、集光ミラー112,113からの反射光を略平行な光にして、蛍光体層10に向けて反射するようになっている。
ダイクロイックミラー115は、所定の波長域の色光を選択的に反射し、それ以外の波長域の光を透過させるようになっている。ダイクロイックミラー115は、2つの光源111から出射された光(励起光L1)を透過し、蛍光体層10から出射された光(蛍光L2)を反射するようになっている。ダイクロイックミラー115は、また、後述の光源117から出射された光L3を透過するようになっている。ここで、ダイクロイックミラー115で反射された後の蛍光L2の進行方向と、光L3の進行方向とは、互いに等しくなっている。従って、ダイクロイックミラー115は、蛍光L2と光L3とを互いに混合し、混合光を所定の方向に出射するようになっている。光L3は、励起光L1と共通の波長範囲内に発光強度のピーク波長を有する光である。励起光L1が400nm〜500nmの波長範囲内に、発光強度のピーク波長を有する青色光である場合、光L3も、400nm〜500nmの波長範囲内に、発光強度のピーク波長を有する青色光である。
光源部2Bは、光変換部2Aから出力された光(蛍光L2)に混ぜ合わせることにより白色光Lwを生成することの可能な光L3を生成するためのものでもある。光源部2Bは、さらに、例えば、1つの光源117と、集光レンズ116とを有している。光源117は、光L3を出射するようになっている。光源117は、光L3を出射する半導体レーザまたは発光ダイオードを含んで構成されている。集光レンズ116は、ダイクロイックミラー115で生成された混合光(白色光Lw)を集光し、他の光学システムに向けて出射するようになっている。
光変換部2Aは、光源部2Bに対して、励起光L1の波長範囲とは異なる波長範囲内に、発光強度のピークを有する蛍光L2を出力するためのものである。光変換部2Aは、光源部2Bから出射された光を励起光L1として蛍光L2を光源部2Bに出力するようになっている。光変換部2Aは、蛍光体基板1と、アタッチメント42を介して蛍光体基板1と連結されたモータ121と、蛍光体基板1の上面と所定の間隙を介して対向する位置に配置された集光レンズ122とを有している。集光レンズ122は、光源部2Bから入力された励起光L1を集光して、蛍光体層10のうち所定の位置を照射するためのものである。集光レンズ122は、例えば、レンズ122aおよびレンズ122bを含んで構成されている。
図9、図10は、光源装置2における、蛍光体基板1への励起光L1の照射の一例を表したものである。集光レンズ122は、集光レンズ122で集光された後の励起光L1が蛍光体層10の上面の外縁を照射するように構成されている。ここで、蛍光体層10が回転していないときに、蛍光体層10において、励起光L1によって照射される部分を光照射点10Aとする。蛍光体層10が励起光L1によって照射される際には、蛍光体層10は、基板20と共に回転軸AX1を中心として回転するので、励起光L1は、蛍光体層10が回転している間、蛍光体層10の上面の外縁を環状に照射する。従って、光照射点10Aは、蛍光体層10が回転している間、蛍光体層10の上面の外縁を移動する。なお、図10の光照射領域10Bが、蛍光体層10の上面において、光照射点10Aが通過する環状の領域に相当する。
ところで、励起光L1のエネルギー分布がガウシアン分布となっているとする。この場合、励起光L1のビーム径は、中心強度の1/e2(=13.5%)以上の強度を持つ光束の直径に相当する。ここで、光照射点10Aの直径が、励起光L1のビーム径に等しいとする。このとき、光照射領域10Bの線幅は、光照射点10Aの直径と等しいので、光照射領域10Bの線幅は、励起光L1のビーム径に等しくなる。
ここで、励起光L1の全エネルギーの99.9%以上が、励起光L1のビーム径の1.52倍の直径の光束の中にある。従って、集光レンズ122が、励起光L1のビーム径(光照射点10Aの直径)の1.52倍の直径の光束が蛍光体層10の上面を照射するように、配置されていることが好ましい。励起光L1のビーム径(光照射点10Aの直径)が、光変換効率などの観点から3mmとなっているとする。このとき、集光レンズ122は、蛍光体層10の上面の端縁から、2.28mm(=3mm×1.52/2)以上離れた位置に光照射点10Aの中心が位置するように、配置されていることが好ましい。
なお、集光レンズ122が、蛍光体層10の上面の端縁から、2.28mm(=3mm×1.52/2)だけ離れた位置に、光照射点10Aの中心が位置するように、配置されていてもよい。このとき、励起光L1のビーム径(光照射点10Aの直径)の1.52倍の直径の光束は、蛍光体層10の上面の端縁と、蛍光体層10の上面の端縁から4.56mm(=2.28mm×2)離れた位置との間の帯状の領域を照射することになる。従って、この場合には、蛍光体層10のうち、蛍光体層10の上面の端縁から4.56mmよりも遠く離れた部分は、励起光L2の生成には寄与していないことになる。そのため、蛍光体層10は、励起光L2の生成に寄与する部分だけで構成されていてもよく、例えば、図11、図12に示したように、開口10Hを有する環形状となっていてもよい。このとき、蛍光体層10の線幅は、励起光L1のビーム径(光照射点10Aの直径)の1.52倍の直径よりも大きくなっている。励起光L1のビーム径(光照射点10Aの直径)が、光変換効率などの観点から3mmとなっている場合には、蛍光体層10の線幅は、4.56mmよりも大きくなっている。
[効果]
次に、本実施の形態の蛍光体基板1および光源装置2の効果について説明する。
通常、蛍光体層の発光には、輝度飽和や温度消光という現象が存在する。これは、励起光の出力を高くした場合に、蛍光体層での変換損失の一部が熱に変わって蛍光体層が発熱し、蛍光変換効率が下がってしまう現象である。蛍光変換効率が低い状態では、効率のよい明るい光源装置は実現できない。そのため、蛍光体層は、熱伝導性の高い基板の表面に設けられる。
ところで、蛍光体層と、蛍光体層が設けられている基板とは、接着層などを介して互いに固定されていたり、常温接合やオプティカルコンタクトなどによって直接、互いに固定されていたりする。そのため、蛍光体層および基板のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板に反りが発生し、励起光の焦点位置がずれてしまった場合には、蛍光変換効率が悪化する虞がある。
しかし、本実施の形態では、基板20の中央に蛍光体層10が配置されている。これにより、蛍光体層10および基板20のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板20に反りが発生した場合であっても、基板の外縁、または基板全体に蛍光体層が配置されている場合と比べて、蛍光体層10の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。
また、本実施の形態において、基板20および蛍光体層10に含まれるバインダが、互いに同種の材料によって構成されている場合には、蛍光体層10および基板20のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板20に反りが発生・BR>オた場合に、基板および蛍光体層に含まれるバインダが、互いに異なる種類の材料によって構成されているときと比べて、蛍光体層10の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。また、蛍光体層10の変位量を少なくすることができることから、蛍光体層10が薄く、破損しやすい構成となっている場合であっても、蛍光体層10が破損するおそれを低減することができる。
また、本実施の形態において、基板20および蛍光体層10が、基板20および蛍光体層10の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている場合には、基板および蛍光体層が、基板および蛍光体層10の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃を超える材料によって構成されている場合と比べて、蛍光体層10の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。また、蛍光体層10の変位量を少なくすることができることから、蛍光体層10が薄く、破損しやすい構成となっている場合であっても、蛍光体層10が破損するおそれを低減することができる。
以下に、本技術の他の実施の形態について説明する。なお、以下では、上記実施の形態の蛍光体基板1と共通する構成要素に対しては、同一の符号が付与される。さらに、上記実施の形態の蛍光体基板1と共通する構成要素についての説明は、適宜、省略されるものとする。
<3.第2の実施の形態>
次に、本技術の第2の実施の形態に係る蛍光体基板3について説明する。蛍光体基板3は、本技術の「蛍光体基板」の一具体例に対応する。図13は、本技術の第2の実施の形態に係る蛍光体基板3の断面構成例および平面構成例を表したものである。蛍光体基板3は、例えば、後述の光源装置4の光変換部4A(図18参照)に適用可能なものである。蛍光体基板3は、基板70および蛍光体層60を備えている。
基板70は、例えば、図13(B)に示したように方形状となっている。基板70は、方形状以外の形状となっていてもよく、例えば、円板形状、楕円形状、または多角形状となっていてもよい。基板70は、熱伝導率の高い材料によって構成されており、例えば、金属・合金系材料、セラミックス系材料、セラミックス金属混合系、サファイア等の結晶類、ダイヤモンド、またはガラスなどによって構成されている。ここで、金属・合金系材料としては、例えば、Al、Cu、Mo、W、CuWなどが挙げられる。セラミックス系材料としては、例えば、SiC、AlN、Al23、Si34、ZrO2,Y23などが挙げられる。セラミックス金属混合系としては、例えば、SiC−Al、SiC−Mg、SiC−Siなどが挙げられる。
基板70は、単層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。基板70が単層で構成されている場合、基板70が反射率の高い材料によって構成されていることが好ましい。基板70が複数の層で構成されている場合、基板70の上面を構成する層が反射率の高い材料によって構成されていることが好ましい。
蛍光体層60は、基板70の中央に配置されている。蛍光体層60は、例えば、図13(B)に示したように円板形状となっている。なお、蛍光体層60は、円板形状以外の形状となっていてもよく、例えば、楕円形状、方形状、または多角形状となっていてもよい。蛍光体層60は、特定の波長の光が入射すると、その特定の波長の光(入射光)によって励起されて、入射光の波長とは異なる波長域の光を発するものである。蛍光体層60は、例えば、約445nmの中心波長を持つ青色光によって励起されて黄色の蛍光(黄色光)を発する蛍光物質を含んでいる。蛍光体層60は、例えば、青色光が入射すると、青色光の一部を、黄色光に変換するようになっている。蛍光体層60に含まれる蛍光物質は、例えば、YAG系蛍光体(例えばY3Al512)である。YAG系蛍光体は、約445nmの中心波長を持つ青色光によって励起されて黄色の蛍光(黄色光)を発する蛍光物質の1つである。蛍光体層60に含まれる蛍光物質がYAG系蛍光体である場合に、YAG系蛍光体にCeがドープされていてもよい。
蛍光体層60は、YAG系蛍光体以外の酸化物蛍光体を含んで構成されていてもよい。蛍光体層60は、酸化物蛍光体以外の蛍光体を含んで構成されていてもよく、例えば、酸窒化物蛍光体、窒化物系蛍光体、硫化物蛍光体、または、シリケート系蛍光体を含んで構成されていてもよい。ここで、酸窒化物蛍光体は、例えば、BSON蛍光体(例えばBa3Si6122:Eu2+)である。窒化物系蛍光体は、例えば、CASN蛍光体(例えばCaAlSiN3:Eu)、または、SiAlON蛍光体である。硫化物蛍光体は、例えば、SGS蛍光体(例えばSrGa24:Eu)である。シリケート系蛍光体は、例えば、TEOS蛍光体(例えばSi(OC254)である。
蛍光体層60は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている。蛍光体層60は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を無機材料で固めたものであってもよい。蛍光体層60は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダとを含んだものを基板20上に塗布することにより形成されたものであってもよい。蛍光体層60は、例えば、粉体の蛍光体と、粉体の蛍光体を保持するバインダ(例えばセラミックス材料)とを含んだものを焼結することにより形成されたものであってもよい。なお、蛍光体層60に含まれる粉体の蛍光体は、例えば、上述した各種蛍光体である。蛍光体層60は、蛍光体材料で構成された多結晶板であってもよい。多結晶板は、蛍光体材料で構成された多結晶材を板状に加工することにより形成される。
基板70および蛍光体層60は、基板70および蛍光体層60の線膨張係数の差が1mあたり、1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されていることが好ましい。蛍光体層60が、CeドープのYAG系蛍光体で構成された多結晶板である場合、蛍光体層60の線膨張係数は、1mあたり、約8.0x10-6m/℃となる。基板70が、チタン合金で構成されている場合、基板70の線膨張係数は、1mあたり、約8.4x10-6m/℃となる。従って、蛍光体層60が、CeドープのYAG系蛍光体で構成された多結晶板であり、かつ、基板70が、チタン合金で構成されている場合には、基板70および蛍光体層60の線膨張係数の差は、1mあたり、0.4×10-6cm/℃となる。つまり、蛍光体層60が、セラミックス材料によって構成された多結晶板であり、かつ、基板70が、チタン合金で構成されている場合には、基板70および蛍光体層60の線膨張係数の差が、1mあたり、1×10-6cm/℃以下となる。
基板70および蛍光体層60に含まれるバインダは、互いに同種の材料によって構成されていることが好ましく、例えば、セラミックス材料を含んで構成されていてもよい。この場合、基板70および蛍光体層60の線膨張係数の差は、必然的に、1×10-6cm/℃以下となる。
蛍光体層60の直径D3は、例えば、3mm以上、60mm以下となっている。蛍光体層60は、単層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。蛍光体層60が複数の層で構成されている場合、蛍光体層60のうち、基板70側の面(下面)を構成する層が反射率の高い材料を含んで構成されていてもよい。また、蛍光体基板3は、例えば、図14に示したように、蛍光体層60と、基板70との間に、反射率の高い材料を含んで構成された反射層61を備えていてもよい。基板70および蛍光体層60に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成されている場合、反射層61は、反射率の高い粉体の金属材料と、バインダとしてのセラミックス材料とを含んで構成されていてもよい。
蛍光体基板3は、さらに、例えば、図13、図14に示したように、基板70と蛍光体層60との間に、基板70および蛍光体層60を互いに固定する固定層80を備えていてもよい。固定層80は、例えば、有機材、または、無機材によって構成されている。固定層80として用いられる有機材は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、または、フッ素樹脂である。固定層80として用いられる無機材は、例えば、半田、フリットガラス、ケイ酸塩ガラス、シリカ接着剤、アルミナ接着剤、または、セラミック系接着剤である。
なお、例えば、図15Aに示したように、蛍光体基板3において、固定層80が省略されていてもよい。この場合、蛍光体層60は、固定層80を介さずに、基板70に直接、固定されている。この場合に、基板70および蛍光体層60に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成されていてもよい。このとき、基板70および蛍光体層60は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
また、例えば、図15Bに示したように、蛍光体基板3において、固定層80が省略されていてもよい。この場合、蛍光体層60は、固定層80を介さず、反射層61を介して基板70に固定されている。この場合に、基板70および蛍光体層60に含まれるバインダがセラミックス材料を含んで構成され、反射層61が、反射率の高い粉体の金属材料と、バインダとしてのセラミックス材料とを含んで構成されていてもよい。このとき、基板70、反射層61および蛍光体層60は、例えば、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものであってもよい。
蛍光体基板3において、固定層80が省略されている場合に、基板70と蛍光体層60とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。また、蛍光体基板3において、固定層80が省略されている場合に、基板70と反射層61とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。また、蛍光体基板3において、固定層80が省略されている場合に、蛍光体層60と反射層61とは、例えば、常温接合またはオプティカルコンタクトによって互いに接合されていてもよい。
蛍光体基板3は、例えば、図16に示したように、基板70の裏面(基板70のうち、蛍光体層60とは反対側の面)に、熱伝導性の比較的高い材料によって構成された放熱部50をさらに備えていてもよい。放熱部50は、例えば、所定の方向に延在する複数のフィンによって構成されている。フィンは、例えば、アルミニウムなどの比較的熱伝導性が高く、軽量な金属によって構成されている。
図17は、蛍光体基板3に、台座部91が取り付けられているときの、蛍光体基板3および台座部91の断面構成例を表したものである。なお、図17には、図13に記載の蛍光体基板3に台座部91が取り付けられている様子が例示されている。
台座部91は、基板70のうち、蛍光体層60の直下の部分を避けるようにして、基板70に固定される。台座部91の上部は、例えば、円板形状となっており、円板の中央に凹部91Aを有するとともに、円板の外縁に、ネジ92を挿通させるための複数の開口91Bを有している。基板70は、台座部91が基板70に取り付けられたときに、各開口91Bと対応する箇所に開口71を有している。ネジ92が開口91Bおよび開口71に挿通されることにより、台座部91が基板70に固定される。
(光源装置4)
次に、上記蛍光体基板3を備えた光源装置4について説明する。図18は、上述の蛍光体基板3を用いた光源装置4の概略構成例を表したものである。光源装置4は、上述の蛍光体基板3を光変換部4Aに適用したものである。具体的には、光源装置4は、光変換部4Aおよび光源部2Bを備えている。光源部2Bは、光変換部4Aに対して励起光L1を照射するためのものである。光源部2Bが、本技術の「光源」の一具体例に対応する。
光変換部4Aは、光源部2Bに対して、励起光L1の波長範囲とは異なる波長範囲内に、発光強度のピークを有する蛍光L2を出力するためのものである。光変換部4Aは、光源部2Bから出射された光を励起光L1として蛍光L2を光源部2Bに出力するようになっている。光変換部4Aは、光変換部2Aにおいて、蛍光体基板1の代わりに、蛍光体基板3を有している。光変換部4Aは、さらに、光変換部2Aにおいて、アタッチメント42およびモータ121の代わりに、台座部91を有している。
図19、図20は、光源装置4における、蛍光体基板3への励起光L1の照射の一例を表したものである。集光レンズ122は、集光レンズ122で集光された後の励起光L1が蛍光体層60の上面の中央を照射するように構成されている。ここで、蛍光体層60は常時、回転しないので、蛍光体層10において、励起光L1によって照射される部分は、蛍光体層60の上面の中央部分である。蛍光体層10において、励起光L1によって照射される部分を光照射点60Aとする。蛍光体層60が励起光L1によって照射される際には、蛍光体層60は、基板70と共に回転軸AX1を中心として回転するので、励起光L1は、蛍光体層60が回転している間、蛍光体層60の上面の外縁を環状に照射する。従って、光照射点60Aは、蛍光体層60が回転している間、蛍光体層60の上面の外縁を移動する。なお、図17の光照射領域60Bが、蛍光体層60の上面において、光照射点60Aが通過する環状の領域に相当する。
ところで、励起光L1のエネルギー分布がガウシアン分布となっているとする。この場合、励起光L1のビーム径は、中心強度の1/e2(=13.5%)以上の強度を持つ光束の直径に相当する。以下では、光照射点60Aの直径が、励起光L1のビーム径に等しいとする。ここで、励起光L1の全エネルギーの99.9%以上が、励起光L1のビーム径の1.52倍の直径の光束の中にある。従って、蛍光体層60は、励起光L1のビーム径(光照射点60Aの直径)の1.52倍の直径を有していることが好ましい。励起光L1のビーム径(光照射点60Aの直径)が、光変換効率などの観点から3mmとなっているとする。このとき、蛍光体層60は、4.56mm(=3mm×1.52)以上の直径となっていることが好ましい。
[効果]
次に、本実施の形態の蛍光体基板3および光源装置4の効果について説明する。
本実施の形態では、基板70の中央に蛍光体層60が配置されている。これにより、蛍光体層60および基板70のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板70に反りが発生した場合であっても、基板の外縁、または基板全体に蛍光体層が配置されている場合と比べて、蛍光体層60の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。
また、本実施の形態において、基板70および蛍光体層60に含まれるバインダが、互いに同種の材料によって構成されている場合には、蛍光体層60および基板70のそれぞれの熱膨張に起因する応力により基板70に反りが発生した場合に、基板および蛍光体層に含まれるバインダが、互いに異なる種類の材料によって構成されているときと比べて、蛍光体層60の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。また、蛍光体層60の変位量を少なくすることができることから、蛍光体層60が薄く、破損しやすい構成となっている場合であっても、蛍光体層60が破損するおそれを低減することができる。
また、本実施の形態において、基板70および蛍光体層60が、基板70および蛍光体層60の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている場合には、基板および蛍光体層が、基板および蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃を超える材料によって構成されている場合と比べて、蛍光体層60の変位量を少なくすることができる。その結果、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができる。また、蛍光体層60の変位量を少なくすることができることから、蛍光体層60が薄く、破損しやすい構成となっている場合であっても、蛍光体層60が破損するおそれを低減することができる。
<3.第3の実施の形態>
[構成]
次に、本技術の第3の実施の形態に係るプロジェクタ5について説明する。プロジェクタ5は、本技術の「投射型表示装置」の一具体例に対応する。図21は、本技術の第3の実施の形態に係るプロジェクタ5の概略面構成例を表したものである。プロジェクタ5は、上述の光源装置2または上述の光源装置4を備えている。プロジェクタ5は、さらに、画像生成システム6および投射光学系7を備えている。
画像生成システム6は、上述の光源装置2または上述の光源装置4から出射された光(白色光Lw)を映像信号に基づいて変調することにより複数色の画像光を生成し、生成した複数色の画像光を合成した上で、投影光学系7に出射するようになっている。画像生成システム6は、照明光学系610、画像生成部620および画像合成部630を有している。投射光学系7は、画像生成システム6から出射された画像光(合成された画像光)をスクリーンなどに投射するようになっている。画像生成システム6は、本技術の「光変調部」の一具体例に対応する。投射光学系7は、本技術の「投射部」の一具体例に対応する。
照明光学系610は、上述の光源装置2または上述の光源装置4から出射された光(白色光Lw)を複数の色光に分解するものである。照明光学系610は、例えば、インテグレータ素子611、偏光変換素子612、集光レンズ613、ダイクロイックミラー614,615およびミラー616〜618を有している。インテグレータ素子611は、例えば、フライアイレンズ611aおよびフライアイレンズ611bを有している。フライアイレンズ611aは、2次元配置された複数のマイクロレンズを有している。フライアイレンズ611bも、2次元配置された複数のマイクロレンズを有している。フライアイレンズ611aは、上述の光源装置2または上述の光源装置4から出射された光(白色光Lw)を複数の光束に分割し、フライアイレンズ611bにおける各マイクロレンズに結像させるようになっている。フライアイレンズ611bは、二次光源として機能し、輝度の揃った複数の平行光を、偏光変換素子612に入射させるようになっている。ダイクロイックミラー614,615は、所定の波長域の色光を選択的に反射し、それ以外の波長域の光を透過させるようになっている。ダイクロイックミラー614は、例えば、赤色光を選択的に反射するようになっている。ダイクロイックミラー615は、例えば、緑色光を選択的に反射するようになっている。
画像生成部620は、外部から入力された各色に対応する映像信号に基づいて、照明光学系610によって分解された各色光を変調し、各色の画像光を生成するものである。画像生成部620は、例えば、赤色光用のライトバルブ621、緑色光用のライトバルブ622、青色光用のライトバルブ623を有している。赤色光用のライトバルブ621は、外部から入力された赤色に対応する映像信号に基づいて、照明光学系610から入力された赤色光を変調し、赤色の画像光を生成するものである。緑色光用のライトバルブ622は、外部から入力された緑色に対応する映像信号に基づいて、照明光学系610から入力された緑色光を変調し、緑色の画像光を生成するものである。青色光用のライトバルブ623は、外部から入力された青色に対応する映像信号に基づいて、照明光学系610から入力された青色光を変調し、青色の画像光を生成するものである。
画像合成部630は、画像生成部620で生成された各色の画像光を合成し、カラー画像光を生成するものである。
[効果]
次に、本実施の形態のプロジェクタ5の効果について説明する。
本実施の形態では、光源として、上記実施の形態の光源装置2または上記実施の形態の光源装置4が用いられている。これにより、上記実施の形態の光源装置2または上記実施の形態の光源装置4において、熱膨張に起因する焦点位置のずれを低減することができるので、プロジェクタ5から出射されるカラー画像光の輝度が所望の値よりも低くなるのを抑制することができる。
以上、3つの実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本技術の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本技術が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
例えば、上記実施の形態では、本技術をプロジェクタ5の光源装置に適用する例が説明されていたが、例えば、本技術を照明装置に適用することももちろん可能である。照明装置としては、例えば、車両等のヘッドライドなどが挙げられる。
また、例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
回転可能に構成された基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と
を備えた
蛍光体基板。
(2)
前記基板および前記蛍光体層は、円板形状となっており、
前記蛍光体層は、前記基板と同心円状に配置されている
(1)に記載の蛍光体基板。
(3)
前記基板は、円板形状となっており、
前記蛍光体層は、環形状となっており、前記基板と同心円状に配置されている
(1)に記載の蛍光体基板。
(4)
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている
(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の蛍光体基板。
(5)
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
(4)に記載の蛍光体基板。
(6)
前記基板および前記バインダは、ともに、セラミックス材料を含んで構成されている
(5)に記載の蛍光体基板。
(7)
前記基板および前記蛍光体層は、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものである
(6)に記載の蛍光体基板。
(8)
前記基板は、中央に凹部を有し、
前記蛍光体層は、前記凹部内に配置されている
(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の蛍光体基板。
(9)
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
(3)に記載の蛍光体基板。
(10)
前記基板は、チタン合金によって構成され、
前記蛍光体層は、セラミックス材料によって構成された多結晶板である
(9)に記載の蛍光体基板。
(11)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と
を備え、
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
蛍光体基板。
(12)
前記基板および前記バインダは、ともに、セラミックス材料を含んで構成されている
(11)に記載の蛍光体基板。
(13)
前記基板および前記蛍光体層は、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものである
(12)に記載の蛍光体基板。
(14)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と
を備え、
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
蛍光体基板。
(15)
前記基板は、チタン合金によって構成され、
前記蛍光体層は、セラミックス材料によって構成された多結晶板である
(14)に記載の蛍光体基板。
(16)
回転可能に構成された基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
を備えた
光源装置。
(17)
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
(16)に記載の光源装置。
(18)
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
(16)に記載の光源装置。
(19)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
を備え、
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
光源装置。
(20)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
を備え、
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
光源装置。
(21)
回転可能に構成された基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を
生成する光変調部と、
前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
を備えた
投射型表示装置。
(22)
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
(21)に記載の投射型表示装置。
(23)
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
(21)に記載の投射型表示装置。
(24)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、
前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
を備え、
前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
投射型表示装置。
(25)
基板と、
前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、
前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
を備え、
前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
投射型表示装置。
本出願は、日本国特許庁において2015年5月14日に出願された日本特許出願番号第2015−099209号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (20)

  1. 回転可能に構成された基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と
    を備えた
    蛍光体基板。
  2. 前記基板および前記蛍光体層は、円板形状となっており、
    前記蛍光体層は、前記基板と同心円状に配置されている
    請求項1に記載の蛍光体基板。
  3. 前記基板は、円板形状となっており、
    前記蛍光体層は、環形状となっており、前記基板と同心円状に配置されている
    請求項1に記載の蛍光体基板。
  4. 前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成されている
    請求項1に記載の蛍光体基板。
  5. 前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
    請求項4に記載の蛍光体基板。
  6. 前記基板および前記バインダは、ともに、セラミックス材料を含んで構成されている
    請求項5に記載の蛍光体基板。
  7. 前記基板および前記蛍光体層は、セラミックス材料を含む複数の層を互いに貼り合わせた状態で焼結することにより形成されたものである
    請求項6に記載の蛍光体基板。
  8. 前記基板は、中央に凹部を有し、
    前記蛍光体層は、前記凹部内に配置されている
    請求項7に記載の蛍光体基板。
  9. 前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
    請求項3に記載の蛍光体基板。
  10. 前記基板は、チタン合金によって構成され、
    前記蛍光体層は、セラミックス材料によって構成された多結晶板である
    請求項9に記載の蛍光体基板。
  11. 回転可能に構成された基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
    を備えた
    光源装置。
  12. 前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
    前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
    請求項11に記載の光源装置。
  13. 前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
    請求項11に記載の光源装置。
  14. 基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
    を備え、
    前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
    前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
    光源装置。
  15. 基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と
    を備え、
    前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
    光源装置。
  16. 回転可能に構成された基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
    前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、
    前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
    を備えた
    投射型表示装置。
  17. 前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
    前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
    請求項16に記載の投射型表示装置。
  18. 前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
    請求項16に記載の投射型表示装置。
  19. 基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
    前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、
    前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
    を備え、
    前記蛍光体層は、蛍光体と、前記蛍光体を保持するバインダとを含んで構成され、
    前記基板および前記バインダは、互いに同種の材料によって構成されている
    投射型表示装置。
  20. 基板と、
    前記基板の中央に配置された蛍光体層と、
    前記蛍光体層に励起光を照射する光源と、
    前記光源から出射された前記励起光を映像信号に基づいて変調することにより画像光を生成する光変調部と、
    前記光変調部で生成された前記画像光を投射する投射部と
    を備え、
    前記基板および前記蛍光体層は、当該基板および当該蛍光体層の線膨張係数の差が1×10-6cm/℃以下となる材料によって構成されている
    投射型表示装置。
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