JPWO2016181560A1 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

空気調和機の室外機1は、側面に吸込み口4a、4bが形成され、上面に吹出し口10が形成された箱体形状の筐体2と、筐体2の上部側の内部に設けられ、吸込み口4a、4bから吸い込まれた外気を吹出し口10から排出するファン12と、吸込み口4a、4bに沿って筐体2の内部に設けられた熱交換器5と、を備え、熱交換器5は、筐体2の上部に配置される上部熱交換器5aと、筐体2の下部に配置される下部熱交換器5bと、で構成され、平面視して、筐体2は縦横で幅が異なっており、筐体2の上部の短手方向の幅は、筐体2の上部の短手方向の幅よりも長いものである。

Description

本発明は、ファンの回転によって発生させた気流を熱交換器に通す上吹出し型の空気調和機の室外機に関するものである。
上吹出し型の空気調和機の室外機では、ファンの回転によって発生させた気流を熱交換器に通すことにより、外気と冷媒との熱交換を行う。
室外機の能力を増加させるためには、熱交換器の容積を増加させたり、ファンにより発生する風量を増加させたりすることが望ましいが、熱交換器の容積を増加させると室外機の設置面積が増えてしまう。
従来、室外機の設置面積を維持しつつ熱交換器の容積を増加させた空気調和機の室外機がある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1は、縦横で幅が異なる箱体形状の筐体の上部の四側面に熱交換器を配置することにより、設置面積を維持しつつ熱交換器の容積を増加させている。さらに、熱交換器を通過する気流の風速分布が均一化されて偏流がなくなり、機内圧損およびファン騒音を低減している。
特開2003−254565号公報
特許文献1に記載されているように、筐体幅が縦横に異なる室外機においては、長手方向と短手方向とで、熱交換器とファンとの距離差があるため、熱交換器を通過する気流の風速分布が不均一となる。特に、熱交換器とファンとの距離が短い短手方向では、熱交換器の通過風速が大きくなり、通風抵抗が増し、機内圧損が増大するという課題があった。また、ファンによって筐体の側面の吸込み口から内部へ吸い込まれる風の速度がファンの回転方向に偏るため、ファンによる吸込み直前の流れが乱れて翼周りでエネルギーロスが発生し、ファン騒音の増大および消費電力の増加を招くという課題があった。
本発明は、以上のような課題を考慮してなされたもので、ファン騒音低減および熱交換効率向上を実現することができる空気調和機の室外機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室外機は、側面に吸込み口が形成され、上面に吹出し口が形成された箱体形状の筐体と、前記筐体の上部側の内部に設けられ、前記吸込み口から吸い込まれた外気を前記吹出し口から排出するファンと、前記吸込み口に沿って前記筐体の内部に設けられた熱交換器と、を備え、前記熱交換器は、前記筐体の上部に配置される上部熱交換器と、前記筐体の下部に配置される下部熱交換器と、で構成され、平面視して、前記筐体は縦横で幅が異なっており、前記筐体の上部の短手方向の幅は、前記筐体の上部の短手方向の幅よりも長いものである。
本発明に係る空気調和機の室外機によれば、筐体の上部の短手方向の幅を筐体の下部の短手方向の幅よりも長くしたため、室外機の設置面積を増加することなくファンが近い筐体の上部の風路を確保することができ、筐体の側面の吸込み口から内部へ吸い込まれる風の速度分布を均一化できるため、ファン騒音低減および熱交換効率向上を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機から筐体の上面を取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の横断面を説明する図である。 図3のA−A断面模式図である。 図3のB−B断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の動作を説明する図である。 図4のA−A断面模式図である。 図4のB−B断面模式図である。 従来の空気調和機の室外機の縦断面を説明する図である。 図5のC−C断面模式図である。 図5のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部の風の流れを示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の縦断面を説明する図である。 図7のC−C断面模式図である。 図7のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の設置例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の設置例を示す正面視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機から筐体の上面を取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機の横断面および縦断面を説明する図である。 図10のA−A断面模式図である。 図10のB−B断面模式図である。 図10のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機から筐体の上面を取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機の横断面および縦断面を説明する図である。 図12のA−A断面模式図である。 図12のB−B断面模式図である。 図12のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機から筐体の上面を取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機の横断面および縦断面を説明する図である。 図14のA−A断面模式図である。 図14のB−B断面模式図である。 図14のC−C断面模式図である。 図14のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機の横断面を説明する図である。 図15のA−A断面模式図である。 図15のB−B断面模式図である。 図15aの拡大図である。 図15aの断面模式図と図15bの断面模式図とを重ね合わせた図である。 図15aの説明図である。 本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室外機の横断面を説明する図である。 図19のA−A断面模式図である。 図19のB−B断面模式図である。 図19aの拡大図である。 図19aの断面模式図と図19bの断面模式図とを重ね合わせた図である。 図19aの説明図である。 本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機から筐体の上面を取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機の横断面および縦断面を説明する図である。 図24のA−A断面模式図である。 図24のB−B断面模式図である。 本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室外機の縦断面を説明する図である。 図25のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機の縦断面を説明する図である。 図26のD−D断面模式図である。 本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機の設置例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機の設置例を示す正面視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。なお、以下において、上下左右方向および前後方向は、空気調和機の室外機を正面視した状態における方向であるものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1から筐体2の上面を取り外した斜視図である。なお、図1において、説明のため室外機1の中身を一部点線で示している。
本実施の形態1に係る空気調和機は、室内機(図示せず)と室外機1との間で冷媒を循環させることにより冷凍サイクルを構成する。室外機1は、外郭を構成する筐体2と、筐体2の内部に収納されているユニット内機器3と、熱交換器5と、送風機30と、を備えている。
筐体2は、上面、下面、および四側面からなる箱体形状を有し、平面視して縦横で幅が異なっており、短手方向の幅において、上部が下部よりも長くなっている。
また、筐体2の上部の四側面にはそれぞれ吸込み口4aが形成され、筐体2の下部の四側面のうちの一側面にも吸込み口4bが形成されている。
熱交換器5は、冷媒と空気との熱交換を行うものであり、互いに独立した上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとで構成されている。そして、上部熱交換器5aは、筐体2の上部の側面に形成された吸込み口4aに沿って筐体2の内部に設けられており、下部熱交換器5bは、筐体2の下部の側面に形成された吸込み口4bに沿って筐体2の内部に設けられている。
筐体2の上部の吸込み口4bが形成されていない側面には上部側面パネル6aが、筐体2の下部の吸込み口4bが形成されていない側面には下部側面パネル6bが、それぞれ設けられている。そして、側面パネル6(上部側面パネル6aおよび下部側面パネル6bの総称)は、遮風材であり、気流を室外機1の内部へ通さないようになっている。
また、筐体2の角部には、筐体2の構造を保持するためのL字型の(またはL字面取りが施された)支柱7が設けられており、側面パネル6は、支柱7にネジ止めまたは嵌め込みなどで固定されている。
なお、側面パネル6は、本発明の「遮風板」に相当する。
筐体2の上面には、上部熱交換器5aの上端を覆い、吹出し口10が形成された天板8と、天板8の上面に吹出し口10を囲むように設けられ、吹出し口10と連通する開口部を有するベルマウス11と、が設けられている。そして、ベルマウス11の開口部にはそれを塞ぐように、格子状に配置された桟で構成された円形状のガード18が設けられている。
また、筐体2の下面には、ユニット内機器3(の一部)および下部熱交換器5bを載置する底板9が設けられている。
ユニット内機器3は、圧縮機、電磁弁、伝熱管(冷媒管)などの冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル機器と、冷凍サイクル機器および送風機30を駆動制御する駆動制御機器と、を備えている。
送風機30は、図2に示すように室外機1の高さ方向に沿った軸線Aを中心に回転するファン12と、連結されたファン12を回転駆動するファンモータ(駆動部)13と、を備えている。また、ファンモータ13は、モータサポート14で支持されている。送風機30は、筐体2の内部において、軸線A方向、かつ、ユニット内機器3に対して上方へずらして配置されている。つまり、送風機30(ファン12)は、筐体2の(下部側よりも)上部側に設けられている
ファン12は、軸線Aと同軸に配置されたボス15と、ボス15の外周部に設けられた複数(この例では4つ)の翼16とを有するプロペラファンであり、吹出し口10に臨ませて設けられている。各翼16は、ボス15の周方向へ互いに離して配置されている。ファンモータ13は、ファン12の下方に配置されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の横断面を説明する図であり、図3aは、図3のA−A断面模式図であり、図3bは、図3のB−B断面模式図である。
図3aおよび図3bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図3aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図3bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図3aおよび図3bでは、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。
図3aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
なお、上部熱交換器5a1は本発明の「第一上部熱交換器」に相当、上部熱交換器5a2は本発明の「第二上部熱交換器」に相当する。
また、図3bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略C字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平板状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの長手方向の一側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態1に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図3aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図3bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部熱交換器5bに対して垂直方向に配置された下部側面パネル6bの外面の距離で定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bと向かい合う下部側面パネル6bの外面の短手方向の外面長さで定義する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の動作を説明する図であり、図4aは、図4のA−A断面模式図であり、図4bは、図4のB−B断面模式図である。
以下、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の動作について説明する。
本実施の形態1に係る室外機1は上吹き出し型であり、ファン12の回転により発生した風(気流)Va1、Va2、Vbは、図4に示すように筐体2の側面の吸込み口4a、4bから筐体2の内部へ入り、筐体2に内部から吹出し口10を通って筐体2の外部へ出るようになっている。ここで、風Va1は、上部熱交換器5aを短手方向に通過する風、風Va2は、上部熱交換器5aを長手方向に通過する風、風Vbは、下部熱交換器5bを通過する風とする。
なお、風(気流)は、本発明の「外気」に相当する。
風が筐体2の内部へ入る際に熱交換器5が配置される部分を通ることにより、熱交換器5の伝熱管(図示せず)を通る冷媒と風との間で熱交換が行われる。また、側面パネル6が配置されている部分では、筐体2の側面から筐体2の内部への風の流入が阻止される。
そして、ファン12に近い上部熱交換器5aを通る風Va1、Va2は、ファン12から遠い下部熱交換器5bを通る風Vbよりも、ファン12の回転方向17において広い範囲から筐体2の内部へ流入する。
したがって、ファン12に近い上部熱交換器5aが配置されている上流領域では、ファン12から遠い下部熱交換器5bが配置されている下流領域よりも、筐体2の側面の吸込み口4a、4bから筐体2の内部へ吸い込まれる風の速度分布(以下、吸込み風速分布と称する)の偏りがファン12の回転方向において小さくなる。
図5は、従来の空気調和機の室外機の縦断面を説明する図であり、図5aは、図5のC−C断面模式図であり、図5bは、図5のD−D断面模式図である。
図5aおよび図5bは、筐体50をファン52の軸線A0方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、図5aは、ファン52の軸線A0を含む長手方向の断面模式図であり、図5bは、ファン52の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
従来では、図5aに示す長手方向の上部熱交換器51の外面とファン52の軸線A0との距離X0は、図5bに示す短手方向の上部熱交換器51の外面とファン52の軸線A0との距離Y0よりも長くなっている。つまり、短手方向は長手方向よりもファン52の翼と上部熱交換器51との距離が短い。その結果、図5aおよび図5bに示すように、上部熱交換器51の通過風速において、短手方向における風V0a1の方が長手方向における風V0a2よりも速く、上部熱交換器51の通過風速に偏りがある。
また、短手方向は長手方向よりもファン52の翼と上部熱交換器51との距離が短いため、短手方向の上部熱交換器51を通過した風V0a1は、長手方向の上部熱交換器51を通過した風V0a2よりもファン52の翼の内周側に流入する。ファン52の内周側はモーメントが小さく、翼の効率が低い箇所であるため、短手方向から吸込んだ風V0a1の送風効率は、長手方向から吸込んだ風V0a2よりも低い。
図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の内部の風の流れを示す模式図である。
図6に示すように、吸込み口4bから流入し、下部熱交換器5bを通過した風Vbの一部の風Vb1は、上方の吹出し口10に向かって流れ、風Vbの一部の風Vb2は、室外機1の下面である底板9を這い、下部熱交換器5bに隣接するまたは向かい合う下部側面パネル6bに沿って上方の吹出し口10に向かって流れる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の縦断面を説明する図であり、図7aは、図7のC−C断面模式図であり、図7bは、図7のD−D断面模式図である。
図7aおよび図7bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、図7aは、ファン12の軸線Aを含む長手方向の断面模式図であり、図7bは、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態1では、図7aに示す長手方向の上部熱交換器5aの外面とファンの軸線Aとの距離Xは、図7bに示す短手方向の上部熱交換器5aの外面とファンの軸線Aとの距離Yよりも長くなっているが、距離Yを距離Y0よりも長くしている。このように、短手方向の距離Yを長手方向の距離Xに近づけたため、従来に比べて短手方向と長手方向とで熱交換器5の通過風速を均一化することができる。なお、距離Xは距離X0と同じである。
また、図3(a)および図3(b)に示すように、ファン12から遠い下部熱交換器5bが一側面を構成している筐体2の下部の縦幅lbに対して、ファン12に近い上部熱交換器5aが四側面を構成している筐体2の上部の縦幅Lbが長くなるよう構成されている。
つまり、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
そのため、ファン12周囲の空間(筐体2の上部の風路)が拡大し、ファン12の軸線Aと上部熱交換器5aとの距離が短手方向と長手方向とで均一化されるため、ファン12の回転方向において吸込み風速分布が均一化される。
また、従来は図5bに示すように、短手方向は長手方向よりもファン52の翼と上部熱交換器51との距離が短いため(つまり、Y0<X0)、短手方向の上部熱交換器51を通過した風V0a1は、長手方向の上部熱交換器51を通過した風V0a2よりもファン52の翼の内周側に偏って流入していた。それに対して本実施の形態1では、図7bに示すように、ファン12の軸線Aと短手方向の上部熱交換器5aとの距離Yが、距離Y0よりも長くなっているため、短手方向の上部熱交換器5aを通過した風Va1は、従来に比べてファン12の翼16の外周側に吸引されやすくなる。
また、図7aおよび図7bに示すように下部熱交換器5bを通過した風Vb1の一部の風Vb2は、室外機1の下面である底板9を這って下部側面パネル6bに沿って上方に向かって流れるため、下部側面パネル6bの外面を上部熱交換器5aの外面よりも内側に配置した箇所においては、風Vb2はファン12の翼16の内周側へ流入し、ファン12の径方向の風速分布が均一化される。
これら効果を合わせて、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。本実施の形態1に係る効果の一例を述べると、10馬力のビル用室外機の動作条件で短手方向をファン12径に対して105%から110%に拡大することにより、ファン12の消費電力8%の低減、および騒音1.5dBの低減の改善効果が得られる。
以上より、本実施の形態1では、ファン12から近い筐体2の上部の縦幅Lbをファン12から遠い筐体2の下部の縦幅lbよりも長くしたため、底板9の短手方向の幅を筐体2の縦幅に合わせれば、室外機1の設置面積を増加することなく、ファン12周囲の空間(筐体2の上部の風路)を確保できるため、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を実現することができる。また、従来に比べて拡大した筐体2の上部の縦幅を、ファン12径の増加に利用することもでき、室外機1の大風量化を実現することもできる。
図8aは、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の設置例を示す斜視図であり、図8bは、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の設置例を示す正面視図である。
さらに、室外機1を設置する場合の利点について述べる。
本実施の形態1に係る空気調和機の室外機1は大能力用に用いられ、ビルおよび店舗など建物屋上に置かれる例が多い。図8aに示すように、上方に突出した梁24が設置されている屋上に配置する例を考えると、本実施の形態1に係る室外機1の短手方向を、平面視して梁24の長手方向に対して垂直となるように設置することにより、図8bに示すように梁24の上部空間に上部熱交換器5aが突き出る。そのため、従来使用できなかった梁24の上部空間を室外機1の設置エリアとして活用でき、屋上のスペースを有効に活用できる。
また、図8bに示すように区切られた梁24の間に2台の室外機1を設置する場合、向かい合う室外機1の間隔を広くすることができるため、吸込み口4aから吸い込む風をお互いの室外機1で取り合うことが無くなり、ファン12の消費電力を小さくすることができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機1から筐体2の上面を取り外した斜視図であり、図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機1の横断面および縦断面を説明する図であり、図10aは、図10のA−A断面模式図であり、図10bは、図10のB−B断面模式図であり、図10cは、図10のD−D断面模式図である。
図10aおよび図10bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図10aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図10bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図10aおよび図10bでは、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。また、図10cは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態2に係る空気調和機の室外機1は、図10bおよび図10cに示すように、筐体2の下部に配置されている下部熱交換器5bの位置が実施の形態1と異なっている。
本実施の形態2では、図10aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図10bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略U字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平板状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの短手方向の一側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態2に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図10aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図10bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部熱交換器5bと向かい合う側面パネル6外面の横方向の長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bに対して垂直方向に配置された側面パネル6の外面の短手方向の外面長さで定義する。
本実施の形態2に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
図10cに示すように、室外機1の短手方向の一側面において、上部熱交換器5a2と下部熱交換器5bとは、外面が互いに短手方向にずれた位置に配置されており、下部熱交換器5bの外面が上部熱交換器5a2の外面よりも筐体2の内側にずれて配置されている。また、短手方向のもう一方の一側面において、側面パネル6と上部熱交換器5a1とは、外面が短手方向に揃って設置されている。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、ファン12から遠い下部熱交換器5bが一側面を構成している筐体2の下部の縦幅lbに対して、ファン12に近い上部熱交換器5aが四側面を構成している筐体2の上部の縦幅Lbが長くなるよう構成されている。そのため、ファン12周囲の空間(筐体2の上部の風路)が拡大し、ファン12の軸線Aと上部熱交換器5aとの距離が短手方向と長手方向とで均一化されるため、ファン12の回転方向において吸込み風速分布が均一化される。その結果、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
また、本実施の形態2では、図10cに示すように、下部熱交換器5bが上部熱交換器5a2よりも筐体2の内側にずらして配置されているため、下部熱交換器5bを通過した風Vbは、上部熱交換器5a2を通過した風Va1よりもファン12の翼16の内周側に向かうようになっている。そのため、熱交換器5を通過して上昇する気流の風速分布を短手方向に均一化することができる。
また、実施の形態1に比べて下部熱交換器5bの外面を筐体2の内側にずらして配置したため、下部熱交換器5bを通過してファン12に向かう気流の流量が、室外機1の下面を這って流れる気流に比べて多い。そのため、実施の形態1に比べてファン12の翼16の内周側へ流れる気流が増加し、ファン12による吸込み直前の流れをより均一化して乱れを低減し、ファン騒音を低減することができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図11は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機1から筐体2の上面を取り外した斜視図であり、図12は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機1の横断面および縦断面を説明する図であり、図12aは、図12のA−A断面模式図であり、図12bは、図12のB−B断面模式図であり、図12cは、図12のD−D断面模式図である。
図12aおよび図12bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図12aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図12bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図12aおよび図12bでは、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。また、図12cは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態3に係る空気調和機の室外機1は、図12cに示すように、筐体2の下部を構成する下部側面パネル6bが配置されている位置が実施の形態2と異なっている。
本実施の形態3では、図12aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図12bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略U字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平板状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの短手方向の一側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態3に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図12aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図12bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部熱交換器5bと向かい合う側面パネル6の横方向の長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bに対して垂直方向に配置された側面パネル6の短手方向の外面長さで定義する。
本実施の形態3に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
図12cに示すように、室外機1の短手方向の一側面において、上部熱交換器5a2と下部熱交換器5bとは、外面が互いに短手方向にずれた位置に配置されており、下部熱交換器5bの外面が上部熱交換器5a2の外面よりも筐体2の内側に配置されている。また、室外機1の短手方向のもう一方の一側面において、下部側面パネル6bと上部熱交換器5a1とは、外面が互いに短手方向にずれた位置に配置されており、下部側面パネル6bの外面が上部熱交換器5a1の外面よりも筐体2の内側に配置されている。
本実施の形態3では、実施の形態1および2と同様に、ファン12から遠い下部熱交換器5bが一側面を構成している筐体2の下部の縦幅lbに対して、ファン12に近い上部熱交換器5aが四側面を構成している筐体2の上部の縦幅Lbが長くなるよう構成されている。そのため、ファン12周囲の空間(筐体2の上部の風路)が拡大し、ファン12の軸線Aと上部熱交換器5aとの距離が短手方向と長手方向とで均一化されるため、ファン12の回転方向において吸込み風速分布が均一化される。その結果、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
また、本実施の形態3では、図12cに示すように、下部熱交換器5bが上部熱交換器5a2よりも筐体2の内側にずらして配置されているため、下部熱交換器5bを通過した風Vbは、上部熱交換器5a2を通過した風Va1よりもファン12の翼16内周側に向かうようになっている。そのため、熱交換器5を通過して上昇する気流の風速分布を短手方向に均一化することができる。
また、下部熱交換器5bを通過した風Vbの一部の風Vb1は、圧縮機などユニット内機器3が置かれる底板9を這って下部側面パネル6bに沿って上方に向かって流れる。そこで、下部側面パネル6bを上部熱交換器5a1よりも内側にずらして配置することにより、下部熱交換器5bを通過した風Vbの一部の風Vb1は、上部熱交換器5a1を通過した風Va1よりもファン12の翼16の内周側に向かうようになっている。そのため、本実施の形態3では、実施の形態2よりも、熱交換器5を通過して上昇する気流の風速分布を短手方向に均一化することができる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図13は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機1から筐体2の上面を取り外した斜視図であり、図14は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機1の横断面および縦断面を説明する図であり、図14aは、図14のA−A断面模式図であり、図14bは、図14のB−B断面模式図であり、図14cは、図14のC−C断面模式図であり、図14dは、図14のD−D断面模式図である。
図14aおよび図14bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図14aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図14bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図14aおよび図14bでは、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。また、図14cおよび図14dは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、図14cは、ファン12の軸線Aを含む長手方向の断面模式図であり、図14dは、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態4に係る空気調和機の室外機1は、図14bに示すように、筐体2の下部を構成する下部熱交換器5bおよび側面パネル6の形状が実施の形態3と異なっている。
本実施の形態4では、図14aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図12bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略L字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平面視して略逆J字状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの長手方向の両面および短手方向の一側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態4に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図14aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図14bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部側面パネル6bの長手方向の外面長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bと、それと向かい合う下部側面パネル6bと、の短手方向の外面同士の距離で定義する。
本実施の形態4に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
図14dに示すように、室外機1の短手方向の一側面において、上部熱交換器5a2と下部熱交換器5bとは、外面が互いに短手方向にずれた位置に配置されており、下部熱交換器5bの外面が上部熱交換器5a2の外面よりも筐体2の内側に配置されている。また、図14cに示すように、室外機1の長手方向の両側面において、上部熱交換器5a1、5a2と下部熱交換器5bとは、外面が長手方向に揃って設置されている。
本実施の形態4では、図14cに示すように、下部熱交換器5bが上部熱交換器5a2よりも筐体2の内側にずらして配置されているため、下部熱交換器5bを通過した風Vbは、上部熱交換器5a2を通過した風Va1よりもファン12の翼16の内周側に向かうようになっている。そのため、熱交換器5を通過して上昇する気流の風速分布を短手方向に均一化することができ、ファン12による吸込み直前の流れを均一化して乱れを低減し、ファン騒音を低減することができる。その結果、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
なお、長手方向において上部熱交換器5aはファン12の軸線Aまでの距離が長く、ファン12に吸込まれる前に上部熱交換器5aを通過した風Va2と下部熱交換器5bを通過した風Vbとが、ファン12の径方向に混合される(つまり、均一化される)ため、本実施の形態4では短手方向のみ筐体幅を拡大している。
また、本実施の形態4では、下部熱交換器5bは、筐体2の下部の四側面のうちの三側面に配置されており、一側面のみに配置した実施の形態1〜3に比べて、下部熱交換器5bの搭載容積が多くなっている。そのため、能力を増加することができるとともに、気流の通過面積を広げたことにより室外機1の低圧損化ができ、送風に必要な動力を削減できる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明するが、実施の形態1〜4と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図15は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機1の横断面を説明する図であり、図15aは、図15のA−A断面模式図であり、図15bは、図15のB−B断面模式図であり、図16は、図15aの拡大図であり、図17は、図15aの断面模式図と図15bの断面模式図とを重ね合わせた図であり、図18は、図15aの説明図である。
図15aおよび図15bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図15aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図15bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図15〜図18では、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。
本実施の形態5に係る空気調和機の室外機1は、図15〜図18に示すように、筐体2の上部を構成する上部熱交換器5a1、5a2の形状が実施の形態4と異なっており、その他の構成については同様である。
本実施の形態5では、図15aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図12bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略L字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平面視して略逆J字状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの長手方向の一側面および短手方向の両側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態5に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図15aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図15bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部側面パネル6bの長手方向の外面長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bと、それと向かい合う下部側面パネル6bと、の短手方向の外面同士の距離で定義する。
本実施の形態5に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
図16に示すように、上部熱交換器5a1は、筐体2の長手方向に配置される第一直線部20と、筐体2の短手方向に配置される第二直線部21と、第一直線部20と第二直線部21との間の角部22と、で構成され、第一直線部20と第二直線部21とでなす角度23が鈍角となっている。また、上部熱交換器5a2についても上部熱交換器5a1と同様である。
図17に示すように、上部熱交換器5aは、下部熱交換器5bとのずれが、長手方向および短手方向に変化するように配置されている。つまり、上部熱交換器5aは、筐体2の下部に対して長手方向および短手方向に傾いており、第一直線部20は、筐体2の下部の長手方向に対して傾いており、第二直線部21も、筐体2の下部の短手方向に対して傾いている。
ファン12の軸線Aから上部熱交換器5aの外面までの距離を図18に示すと、実施の形態1〜4に比べて、ファン12の軸線Aから上部熱交換器5aの角部22の外面までの距離XRが短くなる。そのため、ファン12と上部熱交換器5aとの距離がファン12の回転方向に均一化され、上部熱交換器5aの通過風速をより均一化することができ、ファン12の回転方向において吸込み風速分布がより均一化される。その結果、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6について説明するが、実施の形態1〜5と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図19は、本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室外機1の横断面を説明する図であり、図19aは、図19のA−A断面模式図であり、図19bは、図19のB−B断面模式図であり、図20は、図19aの拡大図であり、図21は、図19aの断面模式図と図19bの断面模式図とを重ね合わせた図であり、図22は、図19aの説明図である。
図19aおよび図19bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図19aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図19bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図19〜図22では、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。
本実施の形態6に係る空気調和機の室外機1は、図19〜図22に示すように、筐体2の上部を構成する上部熱交換器5a1、5a2の形状が実施の形態5と異なっており、その他の構成については同様である。
本実施の形態6では、図19aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、2つの平面視して略L字状の上部熱交換器5a1、5a2からなり、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図19bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略L字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平面視して略逆J字状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの長手方向の一側面および短手方向の両側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態6に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図19aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5a1と、それと向かい合う上部側面パネル6aと、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5a1、5a2の外面同士の距離で定義する。
図19bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部側面パネル6bの長手方向の外面長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bと、それと向かい合う下部側面パネル6bと、の短手方向の外面同士の距離で定義する。
本実施の形態6に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
図20に示すように、上部熱交換器5a1は、筐体2の長手方向に配置される第一直線部20と、筐体2の短手方向に配置される第二直線部21と、第一直線部20と第二直線部21との間の角部22と、で構成され、第一直線部20と第二直線部21とでなす角度23が鈍角となっている。また、上部熱交換器5a2についても上部熱交換器5a1と同様である。
図21に示すように、上部熱交換器5aは、下部熱交換器5bとのずれが、長手方向にのみ変化するように配置されている。つまり、上部熱交換器5aは、筐体2の下部に対して長手方向にのみ傾いており、第一直線部20は、筐体2の下部の長手方向と平行である。
ファン12の軸線Aから上部熱交換器5aの外面までの距離を図22に示すと、実施の形態1〜4に比べて、ファン12の軸線Aから上部熱交換器5aの角部22の外面までの距離XRが短くなる。そのため、ファン12と上部熱交換器5aとの距離がファン12の回転方向に均一化され、上部熱交換器5aの通過風速をより均一化することができ、ファン12の回転方向において吸込み風速分布がより均一化される。その結果、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
ここで、図18に示すように、ファン12の軸線Aから上部熱交換器5a1、5a2の外面までの距離X2は短いため、実施の形態5のように互いに向かい合う上部熱交換器5aを短手方向に傾けると、短手方向での上部熱交換器5aの通過風速が増加してしまう。そのため、それが上部熱交換器5aの風速を均一化する妨げになっていた。
そこで、本実施の形態6では、図22に示すように上部熱交換器5aを短手方向に傾けず、長手方向にのみ傾けることで、ファン12の軸線Aから上部熱交換器5aの外面までの距離X2を確保し、短手方向での上部熱交換器5aの通過風速の増加を防ぐ。これにより、上部熱交換器5aの風速をより均一化することができ、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
実施の形態7.
以下、本発明の実施の形態7について説明するが、実施の形態1〜6と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜6と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図23は、本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機1から筐体2の上面を取り外した斜視図であり、図24は、本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機1の横断面および縦断面を説明する図であり、図24aは、図24のA−A断面模式図であり、図24bは、図24のB−B断面模式図である。
図24aおよび図24bは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して垂直に切った横断面模式図であり、図24aは、筐体2の上部の断面模式図であり、図24bは、筐体2の下部の断面模式図である。なお、図24aおよび図24bでは、ファン12と熱交換器5との位置関係を示すため、ファン12を図示している。
本実施の形態7に係る空気調和機の室外機1は、図23および図24に示すように、筐体2の上部を構成する上部熱交換器5aが2つではなく1つであることを特徴とする。
本実施の形態7では、図24aに示すように、筐体2の上部の側面は、上部熱交換器5aと、平面視して略L字状の上部側面パネル6aと、平面視して略L字状の支柱7と、で構成されている。上部熱交換器5aは、平面視して略四角形状を有し、筐体2の上部の四側面を構成するように配置されている。
また、図24bに示すように、筐体2の下部の側面は、下部熱交換器5bと、平面視して略L字状の下部側面パネル6bとで構成されている。下部熱交換器5bは、平面視して略逆J字状を有し、筐体2の下部の四側面のうちの長手方向の一側面および短手方向の両側面を構成するように配置されている。
なお、本実施の形態7に係る室外機1の筐体2の上部および下部における筐体幅は、後述するように室外機1の内部風路に関連するものであるため、風路を構成する部品により規定する。すなわち、筐体幅は、筐体2の側面を構成する上部熱交換器5a、下部熱交換器5b、上部側面パネル6a、および、下部側面パネル6bにおいて、それらの外面長さ、または互いに向かい合うものの外面同士の距離で定義し、筐体2の角部の支柱7同士の距離は筐体幅としないものとする。
図24aに示すように、筐体2の上部の断面において、横幅Laと縦幅Lbとは長さが異なり、横幅Laは筐体2の上部の長手方向の筐体幅であり、縦幅Lbは筐体2の上部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の上部の断面における横幅Laは、上部熱交換器5aと、それと向かい合う側面パネル6と、の外面同士の距離で定義し、縦幅Lbは、上部熱交換器5aの短手方向の外面長さで定義する。
図24bに示すように、筐体2の下部の断面において、横幅laと縦幅lbとは長さが異なり、横幅laは筐体2の下部の長手方向の筐体幅であり、縦幅lbは筐体2の下部の短手方向の筐体幅である。
筐体2の下部の断面における横幅laは、下部側面パネル6bの長手方向の外面長さで定義し、縦幅lbは、下部熱交換器5bと、それと向かい合う下部側面パネル6bと、の短手方向の外面同士の距離で定義する。
本実施の形態7に係る空気調和機の室外機1では、横幅La、laが縦幅Lb、lbよりも長く、縦幅Lbが縦幅lbよりも長いことを特徴とする。なお、横幅Laと横幅laは同じである。
実施の形態1〜6に係る上部熱交換器5aは、ファン12の回転方向に2分割されているのに対し、本実施の形態7に係る上部熱交換器5aは、図24aに示すようにファン12の回転方向17に一体形成されている。熱交換器5が分割されている場合、熱交換器5で囲まれた領域と熱交換器5で囲まれない領域とでファン12の回転方向に風速分布に偏りが生じるため、一体形成することにより、上部熱交換器5aの風速をより均一化することができる。その結果、ファン12の回転方向において吸込み風速分布をより均一化することができ、ファン12の騒音低減および熱交換効率向上を図ることができる空気調和機の室外機1が実現できる。
実施の形態8.
以下、本発明の実施の形態8について説明するが、実施の形態1〜7と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜7と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図25は、本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室外機1の縦断面を説明する図であり、図25aは、図25のD−D断面模式図である。
図25aは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態8に係る空気調和機の室外機1は、図25aに示すように、室外機1の短手方向の一側面において、互いに短手方向にずれた位置に配置されている上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとの間に中間板25が設けられていることを特徴とする。
図25aに示すように、室外機1の短手方向の一側面において、上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとは、外面が互いに短手方向にずれた位置に配置されており、下部熱交換器5bが上部熱交換器5aよりも筐体2の内側にずらして配置されている。そして、上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとの間に、室外機1の外部から内部への気流の通過を防ぐ中間板25が設けられている。
なお、中間板25は、本発明の「第二遮風板」に相当する。
本実施の形態8のように、上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとを、互いにずれた位置に配置すると、上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとの合わせ目(継ぎ目)で隙間が生じ、熱交換器5を通過しないでその隙間を通過する気流が発生する。
そこで、上下に分割された上部熱交換器5aと下部熱交換器5bとの間に中間板25を設け、隙間からの漏れを無くすことにより室外機1の熱交換量を確保することができる。
実施の形態9.
以下、本発明の実施の形態9について説明するが、実施の形態1〜8と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1〜8と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図26は、本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機1の縦断面を説明する図であり、図26aは、図26のD−D断面模式図であり、図27aは、本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機1の設置例を示す斜視図であり、図27bは、本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室外機1の設置例を示す正面視図である。
図26aは、筐体2をファン12の軸線A方向に対して平行に切った縦断面模式図であり、ファン12の軸線Aを含む短手方向の断面模式図である。
本実施の形態9に係る空気調和機の室外機1は、図26に示すように、筐体2の角部の支柱7が天板8から底板9まで縦方向(鉛直方向)に連続したものであり、図26aに示すように底板9の短手方向の幅lcが筐体2の下部の縦幅lbよりも長いことを特徴とする。
図27aに示すようにビルなどの屋上の梁24近くに設置される場合、梁24によって下部熱交換器5bへの流入が遮られ、熱交換性能が低下するおそれがある。
そこで、底板9の短手方向の幅lcを筐体2の下部の縦幅lbよりも長くすることにより、および図27bに示すように室外機1の設置時に梁24と下部熱交換器5bと間に隙間ができるため、下部熱交換器5bの梁24の高さ以下に置かれた部分を通過する風Vb2を遮らないようにすることができ、熱交換性能を向上させることができる。また、筐体2の構造を簡略化でき、支柱7を高さ方向に一部品にまとめることができる。そのため、製造コスト低減および組み立てを容易にすることができる。
1 室外機、2 筐体、3 ユニット内機器、4a 吸込み口、4b 吸込み口、5 熱交換器、5a 上部熱交換器、5a1 上部熱交換器、5a2 上部熱交換器、5b 下部熱交換器、6 側面パネル、6a 上部側面パネル、6b 下部側面パネル、7 支柱、8 天板、9 底板、10 吹出し口、11 ベルマウス、12 ファン、13 ファンモータ、14 モータサポート、15 ボス、16 翼、17 (ファンの)回転方向、18 ガード、20 第一直線部、21 第二直線部、22 (上部熱交換器の)角部、23 角度、24 梁、25 中間板、30 送風機、50 筐体、51 上部熱交換器、52 ファン。

Claims (10)

  1. 側面に吸込み口が形成され、上面に吹出し口が形成された箱体形状の筐体と、
    前記筐体の上部側の内部に設けられ、前記吸込み口から吸い込まれた外気を前記吹出し口から排出するファンと、
    前記吸込み口に沿って前記筐体の内部に設けられた熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は、前記筐体の上部に配置される上部熱交換器と、前記筐体の下部に配置される下部熱交換器と、で構成され、
    平面視して、
    前記筐体は縦横で幅が異なっており、
    前記筐体の上部の短手方向の幅は、前記筐体の上部の短手方向の幅よりも長い
    空気調和機の室外機。
  2. 平面視して、
    前記筐体の上部の長手方向の幅は、前記筐体の下部の長手方向の幅と同じ長さである
    請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記下部熱交換器は、
    平面視して、
    前記筐体の短手方向の一側面に配置されている
    請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記一側面に前記上部熱交換器と前記下部熱交換器とが配置されており、
    該下部熱交換器の外面が該上部熱交換器の外面よりも前記筐体の内側に配置されている
    請求項3に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記一側面と対向する側面に、前記上部熱交換器と、前記上部熱交換器の下側に設けられ、風の通過を防ぐ遮風板と、が配置されており、
    該遮風板の外面が該上部熱交換器の外面よりも前記筐体の内側に配置されている
    請求項4に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記上部熱交換器と前記下部熱交換器との間に風の通過を防ぐ第二遮風板が設けられている
    請求項4または5に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記上部熱交換器は、
    平面視してL字状の第一上部熱交換器および第二上部熱交換器で構成され、
    前記第一上部熱交換器および前記第二上部熱交換器は、
    前記筐体の長手方向に配置される第一直線部と、
    前記筐体の短手方向に配置される第二直線部と、
    前記第一直線部と前記第二直線部との間の角部と、でそれぞれ構成され、
    前記第一直線部と前記第二直線部とでなす角度が鈍角となっている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記上部熱交換器の前記第一直線部は、前記筐体の下部の長手方向と平行である
    請求項7に記載の空気調和機の室外機。
  9. 前記上部熱交換器は一体形成され、前記筐体の上部の四側面に配置されている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  10. 前記下部熱交換器は、
    前記筐体の三側面に配置されている
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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