JPWO2016158767A1 - 端局装置及び帯域割当方法 - Google Patents

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Abstract

上位装置から通知された複数のユーザ装置の上り通信の情報から、ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する。終端装置に接続された下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とが対応付けて記憶されており、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定する。前記終端装置の上り通信に要求される帯域量に基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てる。

Description

本発明は、端局装置及び帯域割当方法に関する。
本願は、2015年3月30日に出願された特願2015−070263号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
LTE(Long Term Evolution)やLTE−advancedなど(以下、合わせて「LTE等」という)の移動体無線通信サービスでは、無線基地局装置は、基地局装置(BBU: Base Band Unit)及び無線装置(RRH: Remote Radio Head)を備える場合がある。
無線基地局装置の基地局装置は、上位装置及び端局装置を備える場合がある。上位装置及び端局装置は、基地局に集約される場合があり、ベースバンド処理を実行する。
一方、無線基地局装置の無線装置は、基地局に集約されずに基地局の外で、無線処理を実行する。また、無線装置は、上位装置及び端局装置に対し、下位装置に位置づけられる。
また、一般的な構成では、端局装置に対して終端装置が一対一で接続される。
これに対し、特許文献1では、下位装置である無線装置は、端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムの終端装置を介して、端局装置と接続されている(特許文献1を参照)。
また、LTE等は、スモールセルがエリア内に多数配置されることにより、有限な周波数資源を効率よく使用し、高速化と大容量化を実現している。LTE等では、端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムを介して、上位装置、端局装置、終端装置及び下位装置を収容する方法が検討されている。端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムには、例えば、PON(Passive Optical Network)システムがある(非特許文献1を参照)。
移動体無線通信サービスでは、再送制御(HARQ: hybrid automatic repeat request)を実行するために、上位装置と下位装置との間の遅延時間に対する要求条件が厳しい。そこで特許文献1では、下位装置に接続されるユーザ装置の上り通信のスケジューリングの情報は、上位装置から、端局装置、終端装置、及び下位装置の順に転送されて、ユーザ装置に通知される。また、終端装置から端局装置への上り通信の開始時刻及び信号の情報量は、上り通信のスケジューリングの情報に基づいて算出される。これにより、特許文献1に係る下位装置から上位装置への上り通信の信号は、低遅延で転送される。
国際公開第2014/077168号
"IEEE Std. 802.3-2012", IEEE, 2012
ところで、移動体無線通信サービスでは、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続されることがある。この場合、特許文献1に係る終端装置の上り通信の信号の情報量は、接続された複数のユーザ装置の上り通信のスケジューリングの情報に基づいて算出される。また、上り通信の信号の転送をより低遅延化するには、端局装置は、ユーザ装置から下位装置を介して送信された上り通信の信号を終端装置が受信するタイミングを考慮する必要がある。
しかしながら、従来の端局装置は、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの周波数帯域の利用効率を向上させることができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能である端局装置及び帯域割当方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置において、
前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する情報抽出部と、
前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定する要求量決定部と、
前記終端装置の上り通信に要求される帯域量に基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てる帯域割当部と、
を備える端局装置である。
典型例として、前記終端装置の下位に接続された前記下位装置の識別情報を、前記終端装置から受信する通信部
を更に備え、 前記情報抽出部は、前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報を抽出し、

前記記憶部は、前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とを対応付けて記憶する。
好適例として、前記情報抽出部は、前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量の情報を抽出し、前記上位装置から前記情報抽出部が前記上り通信の情報を受信した時刻と、前記端局装置と前記終端装置との間で信号が伝送されるために必要な時間とに基づいて、上り通信の信号を前記終端装置が前記ユーザ装置から受信する時刻を算出し、
前記要求量決定部は、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量と、上り通信の信号を前記終端装置が前記ユーザ装置から受信する時刻とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定する。
前記要求量決定部が、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、前記ユーザ装置に対応付けられた前記終端装置ごとに合計した結果を、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量とするようにしても良い。
また、前記要求量決定部が、前記終端装置が特定の時間帯に受信する上り通信の信号を送信する前記ユーザ装置について、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、前記ユーザ装置に対応付けられた前記終端装置ごとに合計した結果を、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量とするようにしても良い。
更に、前記帯域割当部が、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を分割して、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、複数回に分けて前記終端装置に割り当てるようにしても良い。
本発明の別の一態様は、下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置における帯域割当方法であって、
前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出するステップと、
前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とが対応付されて記憶されており、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定するステップと、
前記終端装置の上り通信に要求される帯域量に基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てるステップと、
を有する帯域割当方法である。
本発明による端局装置及び帯域割当方法によれば、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における、通信システムの構成例を示す図である。 同第1の実施形態における、端局装置の構成例を示す図である。 同第1の実施形態における、情報抽出部の動作の手順を示すフローチャートである。 同第1の実施形態における、要求量決定部の動作の手順を示すフローチャートである。 同第1の実施形態における、保存テーブルの一例を示す図である。 同第1の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。 同第1の実施形態における、帯域割当部の動作の手順を示すフローチャートである。 同第1の実施形態における、通信システムの動作の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態における、情報抽出部の動作の手順を示すフローチャートである。 同第2の実施形態における、保存テーブルの一例を示す図である。 同第2の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。 同第2の実施形態における、通信システムの動作の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態における、通信システム1の構成例を示す図である。
本通信システム1は、光信号によって通信するシステムである。通信システム1は、上位装置10と、端局装置11と、中継部12と、終端装置13(図では、13−1〜13−P)と、下位装置14(図では、14−1〜14−P)と、ユーザ装置15(図では、15−1〜15−U)とを備える。
通信システム1は、一例として、端局装置11と終端装置13と光ファイバ120(図では、120−0及び120−1〜120−P)と中継部12とを有するPON(Passive Optical Network)を含む。
以下、上位装置10からユーザ装置15への向きを「下り」という。また、ユーザ装置15から上位装置10への向きを「上り」という。
上位装置10は、基地局装置(BBU)として機能する。上位装置10は、上位網20を介して、更に上位の他のシステムと通信接続されていてもよい。
本通信システム1では、最上位の装置(上位側の装置)は、上位装置10である。上位装置10と端局装置11とは、一対一で接続されている。上位装置10は、下り通信の主信号を端局装置11に送信する。下り通信の主信号は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)を含んでいてもよい。上位装置10は、上り通信の主信号を端局装置11から受信する。
端局装置11は、光加入者線端局装置(OLT: Optical Line Terminal)である。
図1の構成では、端局装置11と、終端装置13−1〜13−P(Pは2以上の整数)とは、光ファイバ120と中継部12を介して、一対多で接続されている。しかしながら、端局装置11と、終端装置13とが、光ファイバ120と中継部12を介して、一対一で接続されていても良い。以下、端局装置11と終端装置13との間の通信回線を、「中継網30」という。
中継部12は、光スプリッタである。中継部12は、光ファイバ120−0を介して端局装置11から受信した光信号を、光ファイバ120−1〜120−Pによって分岐して、終端装置13−1〜13−Pに転送する。また、中継部12は、光ファイバ120−1〜120−Pを介して終端装置13−1〜13−Pから受信した光信号を、端局装置11に転送する。
なお、中継部12は、光信号を多重又は分離する多重化装置でもよい。
終端装置13は、光回線終端装置(ONU: Optical Network Unit)である。終端装置13−i(iは、1〜P)と、下位装置14−iとは、一対一で接続されている。
下位装置14は、通信装置であり、例えば、無線装置である。下位装置14と複数のユーザ装置15とは、一対多で接続されている。すなわち、下位装置14(収容元装置)は、複数のユーザ装置15を収容する。以下、下位装置14とユーザ装置15との間の通信回線を、「下位網40」という。
ユーザ装置15は、スマートフォン端末、タブレット端末、コンピュータ端末等の通信装置である。通信システム1では、最下位の装置(下位側の装置)は、これらユーザ装置15−1〜15−U(Uは2以上の整数)である。
端局装置11の構成例を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における、端局装置11の構成例を示す図である。端局装置11は、上位通信部110と、情報抽出部111と、要求量決定部112と、記憶部113と、帯域割当部114と、下位通信部115とを備える。
上位通信部110と、情報抽出部111と、要求量決定部112と、帯域割当部114と、下位通信部115との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
上位通信部110は、上位装置10から受信した主信号を、下位通信部115に転送する。上位通信部110は、下位通信部115から受信した主信号を、上位装置10に転送する。
なお、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)が主信号に含まれている場合、上位通信部110は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を主信号から抽出して、当該情報を情報抽出部111に転送してもよい。
情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、上位装置10から受信する。情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報から、下位網40におけるユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量(以下、「下位網送信許可量」という)の情報を、ユーザ装置15ごとに抽出する。
また、情報抽出部111は、上り通信のスケジューリングの情報から、上位装置10と下位装置14との対応付けを示す識別情報を抽出してもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態における、情報抽出部111の動作の手順を示すフローチャートである。
情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を上位装置10から受信する(ステップS101)。情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報から、下位網送信許可量を抽出する(ステップS102)。そして、情報抽出部111は、ユーザ装置15の識別子(以下、「ユーザ装置識別子」という。)と、下位網送信許可量の情報とを対応付けて、要求量決定部112に送信する(ステップS103)。
要求量決定部112は、情報抽出部111が抽出した下位網送信許可量の情報に基づいて、中継網30において終端装置13の上り通信に要求される帯域量(以下、「中継網要求量」という。)を決定する。
図4は、本発明の第1の実施形態における、要求量決定部112の動作の手順を示すフローチャートである。
要求量決定部112は、新たな下位網送信許可量の情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。新たな下位網送信許可量の情報を取得していない場合(ステップS201:NO)、要求量決定部112は、ステップS204に処理を進める。
新たな下位網送信許可量の情報を取得した場合(ステップS201:YES)、要求量決定部112は、ユーザ装置識別子uに対応するユーザ装置15を収容する下位装置14の識別子(以下、「下位装置識別子」という)を、記憶部113の保存テーブルに記憶させる。
下位装置識別子は、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレスである。下位装置識別子は、任意の範囲のネットワークにて独自に付与される識別子でもよい。
要求量決定部112は、ユーザ装置識別子uに対応するユーザ装置15を収容する下位装置14の優先度(Lとする)を、記憶部113の保存テーブルに記憶させてもよい。優先度Lは、ユーザ装置15のユーザが契約するサービスが許容する遅延量に応じた優先順位である。優先度は、単一のレベルでもよいし、複数のレベルでもよい(ステップS202)。
要求量決定部112は、ユーザ装置識別子uごとの下位網送信許可量W[u]を積算し、積算結果(総和)を記憶部113の保存テーブルに記憶させる(ステップS203)。
図5は、本発明の第1の実施形態における、上記保存テーブルの一例を示す図である。
要求量決定部112は、保存テーブルに各種データを保存する。保存テーブルの項目には、ユーザ装置識別子uと、下位装置識別子iと、優先度Lと、下位網送信許可量W[u]とがある。
図5では、一例として、ユーザ装置識別子「u1」と、下位装置識別子「i1」と、優先度「L1」と、下位網送信許可量「W[u1]」とが対応付けられている。
図4に戻り、要求量決定部112の動作の手順の説明を続ける。要求量決定部112は、現在時刻が、予め定められた送信時刻と等しいか否かを判定する。送信時刻は、帯域割当部114が、帯域割当の処理を周期的に実行する時刻である(ステップS204)。現在時刻が送信時刻と等しくない場合(ステップS204:NO)、要求量決定部112は、図4に示す処理を終了する。
現在時刻が送信時刻と等しい場合(ステップS204:YES)、要求量決定部112は、記憶部113に記憶された保存テーブルを参照し、保存テーブルの各項目に基づいて、中継網要求量R[i]を算出する(ステップS205)。要求量決定部112は、中継網要求量R[i]の情報を、帯域割当部114に送信する(ステップS206)。
図6は、本発明の第1の実施形態における、優先度Lごとの中継網要求量R[i]を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
すなわち、図6は、図4に示すステップS205の詳細を示すフローチャートである。要求量決定部112は、ステップS302及びステップS303の処理を、下位装置14ごとに実行する(ステップS301)。
要求量決定部112は、下位装置14−iが収容するユーザ装置15−uの下位網送信許可量W[u]を、優先度Lごとに合計する。そして、要求量決定部112は、下位装置14−iの優先度Lごとの中継網要求量R[i](この場合、「R[i][L]」などとも表現できる)を、優先度Lごとの下位網送信許可量W[u]の上記合計結果と等しい値とする(ステップS302)。その後、要求量決定部112は、図5に示す保存テーブルにおいて、当該ユーザ装置15−uの下位網送信許可量W[u]を、値0にリセットする(ステップS303)。 なお、要求量決定部112は、下位装置14−iが収容するユーザ装置15−uの下位網送信許可量W[u]を、優先度Lごとではなく全て合計しても良い。この場合、要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、下位網送信許可量W[u]の合計結果と等しい値とする。
なお、下位装置14における上り通信の信号の転送処理には、ユーザ装置15の上り通信の信号に応じて、オーバヘッドが発生する場合がある。ここでいうオーバヘッドとは、上り通信における主信号以外の信号のことを指し、例えばデータ転送に追加で付加される制御情報である。このため、中継網要求量R[i]には、オーバヘッドに応じた情報量等が加算又は乗算されてもよい。
要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っている場合、ステップS301に処理を戻す。要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っていない場合、図6に示す処理を終了する(ステップS304)。
記憶部113は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部113は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部113は、例えば、ソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。記憶部113は、例えば、上記保存テーブルを記憶する。記憶部113は、上位装置10、端局装置11、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の接続関係を示す情報を、予め記憶していてもよい。
帯域割当部114は、終端装置13が上り通信の信号の送信を待つ時間が、全ての終端装置13において公平となるように、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n](中継網送信許可の送信開始時刻)を算出するとともに、
中継網30における終端装置13の上り通信の送信が許可される信号の情報量(以下、「中継網送信許可量」という)を算出する。
図7は、本発明の第1の実施形態における、帯域割当部114の動作の手順を示すフローチャートである。
帯域割当部114は、図7に示す動作の手順を実行することによって、終端装置13の上り通信の遅延時間を小さくすることができる。
帯域割当部114は、下位装置14−iの上り通信の信号の割当量A[i]を算出する。割当量A[i]は、中継網要求量R[i]を所定の分割数Nで除算した量である(ステップS401)。帯域割当部114は、ステップS403からステップS406までを、分割数N回分、繰り返し実行する(ステップS402)。
まず、帯域割当部114は、優先度Lが高い順に下位装置14を選択する。そして、帯域割当部114は、ステップS404からステップS406までを、選択した下位装置14ごとに、繰り返し実行する(ステップS403)。
帯域割当部114は、当該下位装置14−iの上り通信の割当量A[i]に余剰ビット量OHを加算した結果(信号の情報量)を、下位装置14−iの中継網送信許可量とする。
余剰ビット量OHは、例えば、前方誤り訂正(FEC: Forward Error Correction)等の誤り訂正を行った際に付与するパリティ長と、中継網30にて暗号化を実施する際に付与するヘッダに相当する追加ビット長と、終端装置13が有する光送信器の安定発光及び安定消光に要する時間に相当する冗長ビット長と、端局装置11が有する受信器(上述の下位通信部115の受信機能を実現させるもの)のクロックと終端装置13の上り通信の信号との同期に要する同期ビット長とを、全て加算したビット長である(ステップS404)。
帯域割当部114は、前回の割り当てに対する送信終了時刻Eに基づいて、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n](nは、実行した繰り返しの回数を示すカウンタ値であって、1から分割数Nまでのいずれか)を決定する。例えば、式(1)に示すように、帯域割当部114は、前回の割り当ての送信終了時刻Eを、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]とする。
今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]
=前回の割り当ての送信終了時刻E …(1)
なお、送信開始時刻S[i,n]の初期値は、少なくとも終端装置13が下位装置14から上り通信の信号を受信する時刻よりも遅くなるように、図7に示す動作の手順の実行を開始する時刻から、固定時間を加算した時刻とする(ステップS405)。
帯域割当部114は、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]に基づいて、今回の割り当ての送信終了時刻Eを決定する。
帯域割当部114は、下位装置14−iの中継網送信許可量(=割当量A[i]+余剰ビット量OH)に、係数Kを乗算する。係数Kは、時間をビット長で割った単位を有する。式(2)に示すように、帯域割当部114は、下位装置14−iの中継網送信許可量に係数Kを乗算した結果に、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]を加算した結果を、今回の割り当ての送信終了時刻Eとする(ステップS406)。
今回の割り当ての送信終了時刻E
=今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]
+係数K(割当量A[i]+余剰ビット量OH) …(2)
帯域割当部114は、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]を決定していない下位装置14が残っている場合、ステップS403に処理を戻す。帯域割当部114は、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]を決定していない下位装置14が残っていない場合、ステップS408に処理を進める(ステップS407)。
帯域割当部114は、ステップS403からステップS407までを、分割数N回まで繰り返し実行していない場合、ステップS402に処理を戻す。分割数N回まで繰り返し実行した場合、図7に示す動作の手順を終了する(ステップS408)。
帯域割当部114は、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の情報を、下位通信部115に送信する。また、帯域割当部114は、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、下位通信部115に送信する。
図2に戻り、端局装置11の構成例の説明を続ける。下位通信部115は、上位通信部110から受信した下り通信の主信号を、中継網30を介して終端装置13に転送する。
下位通信部115は、中継網30を介して終端装置13から受信した上り通信の主信号を、上位通信部110に転送する。
下位通信部115は、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の情報を、帯域割当部114から取得する。下位通信部115は、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の情報を、中継網30を介して終端装置13に転送する。
また、下位通信部115は、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、帯域割当部114から取得する。下位通信部115は、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、中継網30を介して終端装置13に転送する。
図8は、本第1の実施形態における、通信システムの動作の手順の一例を示すシーケンス図である。
上位装置10は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、下り通信の主信号として、端局装置11の上位通信部110に送信する(ステップS501)。端局装置11は、このユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、下り通信の主信号として、中継部12に転送する(ステップS502)。中継部12は、このユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、下り通信の主信号として、終端装置13に転送する(ステップS503)。
終端装置13は、上記ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、下り通信の主信号として、下位装置14に転送する(ステップS504)。そして下位装置14は、このユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、下り通信の主信号としてユーザ装置15に転送する(ステップS505)。
ユーザ装置15は、当該ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を取得する。ユーザ装置15は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を取得してから、予め定められた待機時間αを待った後に、上り通信の主信号を、下位装置14に無線送信する。待機時間αは、例えばLTE等の場合、4msである(ステップS506)。
上位装置10は、中継網送信許可量を端局装置11に算出させるために、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、端局装置11の情報抽出部111に送信する(ステップS507)。なお、上位装置10は、上記ステップS501において、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、端局装置11の情報抽出部111に(上位通信部110への送信と合わせて)送信してもよい。
情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報から、下位網送信許可量の情報をユーザ装置15ごとに抽出する(ステップS508)。要求量決定部112は、ユーザ装置15ごとの下位網送信許可量に基づいて、中継網要求量を決定する(ステップS509)。
帯域割当部114は、今回の割り当てに対する終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]と、中継網送信許可量とを算出する(ステップS510)。下位通信部115は、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の情報と、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報とを、終端装置13ごとに中継部12に転送する(ステップS511)。
中継部12は、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の情報と、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報とを、終端装置13に転送する(ステップS512)。終端装置13は、取得した中継網送信許可量の情報に基づいて、上り通信の帯域を定める(ステップS513)。
下位装置14は、上述した上り通信の主信号(ステップS506参照)を終端装置13に転送する(ステップS514)。終端装置13は、現在時刻が送信開始時刻S[i,n]と等しくなった場合、定めた帯域に応じて、上り通信の主信号を中継部12に転送する(ステップS515)。
中継部12は、上り通信の主信号を端局装置11に転送する(ステップS516)。そして、端局装置11の下位通信部115は、上位通信部110を介して、上り通信の主信号を上位装置10に転送する(ステップS517)。上位装置10は、上り通信の主信号を取得する(ステップS518)。
以上のように、下位側に複数のユーザ装置15が収容される下位装置14と接続された終端装置13と接続され、上位側に上位装置10が接続された第1の実施形態の端局装置11において、情報抽出部111は、上位装置10から通知されるユーザ装置15の上り通信の情報から、ユーザ装置15ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する。
そして、記憶部113は、終端装置13に接続された下位装置14の識別情報(下位装置識別子)と、複数のユーザ装置15の識別情報(ユーザ装置識別子)とを対応付けて記憶する。
また、要求量決定部112は、ユーザ装置15ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、下位装置14の識別情報と、複数のユーザ装置15の識別情報とに基づいて、終端装置13の上り通信に要求される帯域量(中継網要求量)を決定する。
更に、帯域割当部114は、終端装置13の上り通信に要求される帯域量に基づいて、終端装置13の上り通信の開始時刻(送信開始時刻)と、終端装置13の上り通信の送信が許可される信号の情報量(中継網送信許可量)とを、終端装置13に割り当てる。
これによって、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、下位装置14とユーザ装置15とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
上述のように、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法では、上位装置10から下位装置14へのスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)に基づいて、終端装置13への帯域割当を行う。この場合、下位装置14への信号制御によって、PON等の帯域を活用することが可能となる。従って、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、上り通信の信号の転送の低遅延化を可能とする。
また、第1の実施形態の端局装置11は、終端装置13の下位に接続された下位装置14の識別情報を、終端装置13から受信する下位通信部115を更に備える。情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信の情報として上位装置10から受信した識別情報から、上位装置10と下位装置14との対応付けを示す情報(対応情報)を抽出する。記憶部113は、この対応情報に基づく識別情報を記憶する。
更に、第1の実施形態の端局装置11では、要求量決定部112は、ユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、ユーザ装置15に対応付けられた終端装置13ごとに合計した結果を、終端装置13の上り通信に要求される帯域量とする。第1の実施形態の端局装置11では、帯域割当部114は、終端装置13の上り通信に要求される帯域量を分割して、終端装置13の上り通信の開始時刻と、終端装置13の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、複数回に分けて終端装置13に割り当てる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、スケジュールの情報を抽出する処理と、保存テーブルと、中継網要求量を算出する処理と、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]の決定方法とが、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
第2の実施形態では、端局装置11は、下位装置14から終端装置13への上り通信の信号の到着時刻、すなわち、終端装置13が上り通信の信号を受信する時刻を推測する。
端局装置11は、第1の実施形態と比較して、上り通信の信号の転送をさらに低遅延化することが可能となる。
本第2の実施形態では、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔又は時間帯と、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔又は時間帯とが等しい場合について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態における、情報抽出部の動作の手順を示すフローチャートである。
端局装置11の情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を取得する(ステップS601)。情報抽出部111は、スケジューリングの情報から下位網送信許可量W[u]を抽出する(ステップS602)。
情報抽出部111は、上り通信の信号が下位装置14−i(i=1〜P)から終端装置13−iに到着する時刻、すなわち、上り通信の信号を終端装置13−iが下位装置14−iから受信する時刻(以下、「上り信号受信時刻」という)を算出する。
具体的には、情報抽出部111は、情報抽出部111がスケジューリングの情報を受信する時刻と、中継網30の信号の伝送時間と、ユーザ装置15がスケジューリングの情報を受信してから、上り通信の信号を送信するまでの待機時間αと、信号の往復にかかる時間(詳細は後述)とに基づいて、上り信号受信時刻Z[u]を算出する。
上位装置10から端局装置11への下り通信の主信号の送信時刻と、上位装置10から端局装置11へのスケジューリングの情報の送信時刻とが同じである場合、上り信号受信時刻Z[u]は、式(3)で表される。
Z[u]=T[u]+D[i]+α+β …(3)
ここで、T[u]は、端局装置11が上位装置10からスケジューリングの情報を受信する時刻を示す。D[i]は、端局装置11から終端装置13への下り通信の信号の伝送時間を示す。αは、ユーザ装置15が上り通信の信号を送信するまでの待機時間を示す。βは、終端装置13と下位装置14との間における信号の往復にかかる時間と、下位装置14とユーザ装置15との間における信号の往復にかかる時間との合計時間を示す。
上位装置10から端局装置11への下り通信の主信号の送信時刻と、上位装置10から端局装置11へのスケジューリングの情報の送信時刻とが異なる場合、上位装置10は、スケジューリングの情報の送信時刻から下り通信の主信号の送信時刻を減算した時間差M[u]を、スケジューリングの情報とは別に、端局装置11の情報抽出部111に通知する。時間差M[u]は、スケジューリングの情報の送信時刻が下り通信の主信号の送信時刻より遅い場合は正の値であり、スケジューリングの情報の送信時刻が下り通信の主信号の送信時刻より早い場合は負の値である。情報抽出部111は、式(3)の右辺から時間差M[u]を減算した値を算出する。
すなわち、上位装置10から端局装置11への下り通信の主信号の送信時刻と、上位装置10から端局装置11へのスケジューリングの情報の送信時刻とが異なる場合、上り信号受信時刻Z[u]は、式(4)で表される。
Z[u]=T[u]+D[i]+α+β−M[u] …(4)
情報抽出部111は、時間差M[u]が上位装置10から端局装置11に通知されない場合、式(4)に示す時間差M[u]を固定値としてもよい。
これにより、情報抽出部111は、情報抽出部111がスケジューリングの情報を受信する時刻T[u]と、中継網30の信号の伝送時間D[i]と、ユーザ装置15がスケジューリングの情報を受信してから、上り通信の主信号を送信するまでの待機時間αと、上述の信号の往復にかかる時間と、時間差M[u]とに基づいて、上り信号受信時刻Z[u]を算出する(ステップS603)。
情報抽出部111は、ユーザ装置識別子uと、下位網送信許可量W[u]の情報と、上り信号受信時刻Z[u]の情報とを、要求量決定部112に送信する(ステップS604)。
図10は、本発明の第2の実施形態における、上記保存テーブルの一例を示す図である。
要求量決定部112は、保存テーブルに各種データを保存する。保存テーブルの項目には、ユーザ装置識別子uと、下位装置識別子iと、優先度Lと、下位網送信許可量W[u]#F(Fは、情報抽出部111が要求量決定部112に送信した下位網送信許可量の情報の個数)と、上り信号受信時刻Z[u]#G(Gは、情報抽出部111が要求量決定部112に送信した上り信号受信時刻の情報の個数)とがある。
要求量決定部112は、複数の下位網送信許可量の情報を情報抽出部111から受信した場合、複数の下位網送信許可量の情報をそれぞれ別々に保存する。要求量決定部112は、複数の上り信号受信時刻の情報を情報抽出部111から受信した場合、複数の上り信号受信時刻の情報をそれぞれ別々に保存する。
図10では、一例として、ユーザ装置識別子「u1」と、下位装置識別子「i1」と、優先度「L1」と、下位網送信許可量「W[u1]#1」と、上り信号受信時刻「Z[u]#1」とが対応付けられている。ここで、下位網送信許可量W[u]と上り信号受信時刻Z[u]のそれぞれにおいて、個数が1でない場合には、当該個数分の「W[u1]」や「Z[u]」が、上記保存テーブルに保存される。
図11は、本発明の第2の実施形態における、中継網要求量R[i]を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
すなわち、図11は、図4に示すステップS205の詳細を示すフローチャートである。要求量決定部112は、ステップS702からステップS705までの処理を、下位装置14ごとに実行する(ステップS701)。
要求量決定部112は、記憶部113に記憶された保存テーブルを参照し、帯域割当の対象となる時間帯に含まれる上り信号受信時刻Z[u]に対応した下位網送信許可量W[u]の情報を取得する(ステップS702)。
次に、要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、上記取得した下位網送信許可量W[u]と等しい値とする(ステップS703)。要求量決定部112は、図5に示す保存テーブルにおいて、対応する下位網送信許可量W[u]を値0にリセットする(ステップS704)。
そして、要求量決定部112は、上り信号受信時刻Z[u]の情報を、帯域割当部114に送信する。要求量決定部112は、要求量決定部112部が算出処理に用いる上り信号受信時刻Z[u](ローカル変数)を、値0にリセットする(ステップS705)。
要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っている場合、ステップS701に処理を戻す。要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っていない場合、図11に示す処理を終了する(ステップS706)。
帯域割当部114は、要求量決定部112から受信した上り信号受信時刻Z[u]の情報に基づいて、終端装置13の上り通信の送信開始時刻S[i,n]を決定する。
図12は、本第2の実施形態における、通信システムの動作の手順の一例を示すシーケンス図である。
ステップS801〜ステップS808は、図8に示すステップS501〜ステップS508と同様であるため、それ以降のステップについて説明する。
要求量決定部112は、ユーザ装置15ごとの下位網送信許可量の情報に基づいて、中継網要求量の情報を決定する。要求量決定部112は、上り信号受信時刻Z[u]の情報を、帯域割当部114に送信する(ステップS809)。
帯域割当部114は、上り信号受信時刻Z[u]に基づいて、今回の割り当ての送信開始時刻S[i,n]と、中継網送信許可量とを算出する(ステップS810)。
ステップS811〜ステップS814は、図8に示すステップS511〜ステップS514と同様である。
終端装置13は、現在時刻が送信開始時刻S[i,n]と等しくなった場合、定めた帯域に応じて、上り通信の主信号を中継部12に転送する。本実施形態では、送信開始時刻S[i,n]の精度が高いので、終端装置13が上り通信の信号を転送するまでの待機時間は、図8に示すステップS515と比較して短い(ステップS815)。
ステップS816〜ステップS818は、図8に示すステップS516〜ステップS518と同様である。
以上のように、第2の実施形態の情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信の情報から、ユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量の情報を抽出し、上位装置10から情報抽出部111が上り通信の情報を受信した時刻と、端局装置11と終端装置13との間で信号が伝送されるために必要な時間(伝送時間)とに基づいて、上り通信の信号を終端装置13がユーザ装置15から受信する時刻を算出する。そして、要求量決定部112は、ユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量と、上り通信の信号を終端装置13がユーザ装置15から受信する時刻(到着時刻)とに基づいて、終端装置13の上り通信に要求される帯域量(中継網要求量)を決定する。
これによって、第2の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、送信開始時刻S[i,n]の決定精度を向上させることが可能となる。第2の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、精度の高い送信開始時刻S[i,n]に基づいて、終端装置13が上り通信の信号を転送するまでの待機時間を短縮することが可能となる。
すなわち、第2の実施形態の端局装置11は、終端装置13が上り通信の信号を受信する時刻(上り信号が終端装置13に到着する時刻)と、スケジューリングの情報に記載された下位網送信許可量とに基づいて、送信開始時刻S[i,n]と中継網送信許可量を算出する。
また、第2の実施形態の要求量決定部112は、終端装置13が特定の時間帯に受信する上り通信の信号を送信するユーザ装置15について、ユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、ユーザ装置15に対応付けられた、終端装置13の上り通信に要求される帯域量とする。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、要求量決定部112が中継網要求量R[i]を算出する処理が、第2の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
第3の実施形態でも、端局装置11は、下位装置14から終端装置13への上り通信の信号の到着時刻、すなわち、終端装置13が上り通信の信号を受信する時刻を推測する。この点は上記第2の実施形態と同様である。
従って、端局装置11は、第1の実施形態と比較して、上り通信の信号の転送をさらに低遅延化することが可能となる。
本第3の実施形態では、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔が、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔よりも長い場合について説明する。
この場合、第2の実施形態と同様の処理を行うと、帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔内に、ユーザ装置15が、下位送信許可量に対応する上り通信の信号の一部を送信できない可能性がある。
図13は、本第3の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
すなわち、図13は、図4に示すステップS205の詳細を示すフローチャートである。要求量決定部112は、ステップS902からステップS906までの処理を、下位装置14ごとに実行する(ステップS901)。ステップS902は、図11に示すステップS702と同様である。
次に、要求量決定部112は、下位網送信許可量W[u]と、帯域割当部114が中継網送信許可量を算出(帯域割当)する時間間隔内に下位装置14−iに収容されるユーザ装置15が送信できる最大量(割当可能量)とのうち、小さい方を選択する。要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、選択した量と等しい値とする(ステップS903)。
要求量決定部112は、記憶部113の保存テーブルに記憶された直近の下位網送信許可量W[u]から、中継網要求量R[i]を減算した値を、新たな下位網送信許可量W[u]として、当該保存テーブルに記憶させる(ステップS904)。要求量決定部112は、新たな下位網送信許可量W[u]が値0であるか否かを判定する(ステップS905)。
新たな下位網送信許可量W[u]が値0でない場合、すなわち、新たな下位網送信許可量W[u]が値0より大きい場合(ステップS905:NO)、要求量決定部112は、ステップS907に処理を進める。この場合、次回に帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔内においても、下位装置14から終端装置13への上り通信の信号が到着する。
新たな下位網送信許可量W[u]が値0である場合(ステップS905:YES)、要求量決定部112は、下位装置14−iの上り信号受信時刻Z[u]を値0にリセットする(ステップS906)。
要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っている場合、ステップS901に処理を戻す。要求量決定部112は、中継網要求量R[i]を算出していない下位装置14が残っていない場合、図13に示す処理を終了する(ステップS907)。
以上のように、第3の実施形態の要求量決定部112は、下位網送信許可量W[u]と、帯域割当部114が中継網送信許可量を算出(帯域割当)する時間間隔内にユーザ装置15が送信できる最大量(割当可能量)とのうち小さい方を選択する。要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、選択した量と等しい値とする。
これによって、第3の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔が、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔よりも長い場合でも、送信開始時刻S[i,n]の決定精度を向上させることが可能となる。
すなわち、第3の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法によれば、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔が、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔よりも長い場合でも、精度の高い送信開始時刻S[i,n]に基づいて、終端装置13が上り通信の信号を転送するまでの待機時間を短縮することが可能となる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、要求量決定部112が中継網要求量R[i]を算出する処理が、第2、第3の実施形態と相違する。第4の実施形態では、その相違点についてのみ説明する。
第4の実施形態でも、端局装置11は、下位装置14から終端装置13への上り通信の信号の到着時刻、すなわち、終端装置13が上り通信の信号を受信する時刻を推測する。
従って、端局装置11は、第1の実施形態と比較して、上り通信の信号の転送をさらに低遅延化することが可能となる。
本第4の実施形態では、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔が、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔よりも短い場合について説明する。
この場合、帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔内に、同一の終端装置13に接続する複数のユーザ装置15が、下位送信許可量に対応する上り通信の信号を送信する可能性がある。
図14は、本第4の実施形態における、中継網要求量を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
すなわち、図14は、図4に示すステップS205の詳細を示すフローチャートである。要求量決定部112は、ステップS1002からステップS1005までの処理を、下位装置14ごとに実行する(ステップS1001)。ステップS1002は、図11に示すステップS702と同様である。
次に、要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、下位装置14−iに収容されるユーザ装置15の下位網送信許可量W[u]の合計値と等しい値とする(ステップS1003)。要求量決定部112は、保存テーブルに記憶される下位網送信許可量W[u]を値0にリセットする(ステップS1004)。更に、要求量決定部112は、要求量決定部112部が算出処理に用いる中継網要求量R[u](ローカル変数)を、値0にリセットする(ステップS1005)。
以上のように、第4の実施形態の要求量決定部112は、下位装置14−iの中継網要求量R[i]を、上述の下位網送信許可量W[u]の合計値と等しい値とする。これによって、第4の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、上位装置10がユーザ装置15の上り通信のスケジューリング(帯域割当)を実行する時間間隔が、端局装置11の帯域割当部114が中継網送信許可量を算出する時間間隔よりも短い場合でも、精度の高い送信開始時刻S[i,n]に基づいて、終端装置13が上り通信の信号を転送するまでの待機時間を短縮することが可能となる。
上述した実施形態における上位装置、端局装置、終端装置、下位装置、ユーザ装置、通信システムをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明による端局装置及び帯域割当方法によれば、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
1…通信システム
10…上位装置
11…端局装置
12…中継部
13…終端装置
14…下位装置
15…ユーザ装置
20…上位網
30…中継網
40…下位網
110…上位通信部
111…情報抽出部
112…要求量決定部
113…記憶部
114…帯域割当部
115…下位通信部
120…光ファイバ

Claims (7)

  1. 下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置において、
    前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する情報抽出部と、
    前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定する要求量決定部と、
    前記終端装置の上り通信に要求される帯域量に基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てる帯域割当部と、
    を備える端局装置。
  2. 前記終端装置の下位に接続された前記下位装置の識別情報を、前記終端装置から受信する通信部
    を更に備え、 前記情報抽出部は、前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報を抽出し、
    前記記憶部は、前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とを対応付けて記憶する、請求項1に記載の端局装置。
  3. 前記情報抽出部は、前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量の情報を抽出し、前記上位装置から前記情報抽出部が前記上り通信の情報を受信した時刻と、前記端局装置と前記終端装置との間で信号が伝送されるために必要な時間とに基づいて、上り通信の信号を前記終端装置が前記ユーザ装置から受信する時刻を算出し、
    前記要求量決定部は、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量と、上り通信の信号を前記終端装置が前記ユーザ装置から受信する時刻とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定する、請求項1に記載の端局装置。
  4. 前記要求量決定部は、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、前記ユーザ装置に対応付けられた前記終端装置ごとに合計した結果を、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量とする、請求項1に記載の端局装置。
  5. 前記要求量決定部は、前記終端装置が特定の時間帯に受信する上り通信の信号を送信する前記ユーザ装置について、前記ユーザ装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量を、前記ユーザ装置に対応付けられた前記終端装置ごとに合計した結果を、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量とする、請求項1に記載の端局装置。
  6. 前記帯域割当部は、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を分割して、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、複数回に分けて前記終端装置に割り当てる、請求項1に記載の端局装置。
  7. 下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置における帯域割当方法であって、
    前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出するステップと、
    前記終端装置に接続された前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とが対応付されて記憶されており、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記下位装置の識別情報と、複数の前記ユーザ装置の識別情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信に要求される帯域量を決定するステップと、
    前記終端装置の上り通信に要求される帯域量に基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てるステップと、
    を有する帯域割当方法。
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