JPWO2016143220A1 - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減することが可能な技術を提供する。【解決手段】取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける操作部70と、操作部70の一部または全体に対する第1閉鎖位置と操作部70に対する第1の開放位置との間で移動可能な第1のカバー部71と、第1のカバー部71が第1の閉鎖位置および第1の開放位置のいずれの位置にあるかを検出する第1の検出部78と、を備える、自動取引装置10が提供される。【選択図】図3

Description

本発明は、自動取引装置に関する。
従来、操作者からの入力情報に従って自動的に取引を行う自動取引装置が知られている。しかし、この入力情報が他人によって不正に読み取られてしまう被害が発生し得る。このような被害を防止すべく様々な技術が開示されている。例えば、操作者が操作部に対して入力情報を入力する場面が盗撮されてしまうことを防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−160061号公報
しかしながら、自動取引装置の操作部を模倣した偽装デバイスを操作部に対して重ねるようにして配置し、偽装デバイスに対して操作者に入力情報を入力させることによって、入力情報を巧みに読み取る犯罪も存在する。そこで、入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減する技術の提供が望まれる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける操作部と、前記操作部の一部または全体に対する第1の閉鎖位置と前記操作部に対する第1の開放位置との間で移動可能な第1のカバー部と、前記第1のカバー部が前記第1の閉鎖位置および前記第1の開放位置のいずれの位置にあるかを検出する第1の検出部と、を備える、自動取引装置が提供される。
前記第1のカバー部は、前記操作部に対する第1の傾きが可変となるように回動可能であってよい。
前記第1の検出部は、前記第1の傾きが所定の角度より小さい位置を前記第1の閉鎖位置として検出し、前記第1の傾きが前記所定の角度より大きい位置を前記第1の開放位置として検出してよい。
前記自動取引装置は、所定のタイミングにおいて前記第1のカバー部が前記第1の開放位置にあることが検出された場合には、所定の動作を実行する制御部を備えてよい。
前記制御部は、前記所定のタイミングにおいて前記第1のカバー部が前記第1の閉鎖位置にあることが検出された場合には、取引を開始または継続してよい。
前記自動取引装置は、前記操作部を開放する第2の開放位置と前記操作部を閉鎖する第2の閉鎖位置との間で移動可能な第2のカバー部を備えてよい。
前記自動取引装置は、前記第2のカバー部が前記第2の開放位置および前記第2の閉鎖位置のいずれの位置に存在するかを検出する第2の検出部を備えてよい。
前記第2のカバー部は、前記操作部の上面に対する第2の傾きが可変となるように回動可能であってよい。
前記第2の検出部は、前記第2の傾きが所定の範囲内である場合に前記第2のカバー部が前記第2の閉鎖位置に存在することを検出し、前記第2の傾きが前記所定の範囲外である場合に前記第2のカバー部が前記第2の開放位置に存在することを検出してよい。
前記第2のカバー部は、前記第2の閉鎖位置から前記第2の開放位置に回動するときに、前記第1のカバー部に押圧を与えることによって前記第1のカバー部を前記第1の開放位置に位置するように回動させてよい。
前記第2のカバー部は、前記操作者から押圧を受けることにより、または、自動的に前記第2の閉鎖位置から前記第2の開放位置に回動してよい。
前記自動取引装置は、所定のタイミングにおいて前記第2のカバー部が前記第2の開放位置に存在しない時間が一定時間を超えたことが検出された場合には、所定の動作を実行する制御部を備えてよい。
前記所定の動作は、所定の通知動作を含んでよい。
前記所定の動作は、前記自動取引装置の動作停止および前記自動取引装置による取引停止の少なくともいずれか一方を含んでよい。
本発明の他の観点によれば、取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける操作部と、前記操作部を開放する第2の開放位置と前記操作部を閉鎖する第2の閉鎖位置との間で移動可能な第2のカバー部と、を備える、自動取引装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係る自動取引装置の外観例を示す図である。 同実施形態に係る自動取引装置の筐体内部の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態において操作体によって操作部への操作を開始する例を示す図である。 同実施形態において操作体による操作部の操作が正常に終了した例を示す図である。 図4Aに示した遮光部材およびその周辺の拡大図である。 同実施形態において操作体による操作部の操作が異常に終了した例を示す図である。 同実施形態に係る操作部の周辺の拡大斜視図を示す図である。 本発明の第2の実施形態において操作体によって操作部への操作を開始する例を示す図である。 同実施形態において操作体による操作部の操作が正常に終了した例を示す図である。 図8Aに示した遮光部材およびその周辺の拡大図である。 同実施形態において操作体による操作部の操作が異常に終了した例を示す図である。 同実施形態に係る操作部の周辺の拡大斜視図を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.自動取引装置の概要)
まず、本発明の実施形態に係る自動取引装置10の概要について説明する。なお、自動取引装置10の典型的な例としては、ATM(Automated teller machine)が挙げられるが、本発明の実施形態に係る自動取引装置10は、かかる例に限定されない。本発明の実施形態に係る自動取引装置10は、操作者からの入力情報を受け付ける操作部を有する装置であればよい。また、自動取引装置10が設置される場所も限定されず、コンビニエンスストアであってもよいし、銀行の店舗であってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る自動取引装置10の外観例を示す図である。図1に示すように、自動取引装置10は、フロントパネル20と、背面ミラー30と、操作パネル40と、媒体挿入口50と、レシート排出口60と、操作部70と、紙幣投入口80とを備える。また、図1に示すように、自動取引装置10は、認証部91と、バーコードリーダ92と、非接触ICカードリーダ100と、前面扉110と、金庫部120とを備える。
フロントパネル20は、自動取引装置10のフロント面に存在するパネルである。フロントパネル20の左右に形成されている壁によって他人に操作部70が見られるのを防止することが可能である。背面ミラー30は、操作者の背後に立つ他人の状況を操作者が確認するためのミラーである。背面ミラー30には、操作者の背後に立つ他人の状況を撮像して記録する監視カメラが設けられていてもよい。操作パネル40は、タッチパネルおよび表示部を有している。表示部は、LCD(Liquid Crystal Display)であってよい。
媒体挿入口50には、操作者から媒体が挿入される。また、媒体挿入口50からは、操作者に媒体が排出される。ここで、媒体の種類は特に限定されない。例えば、媒体は、カードであってもよいし、通帳であってもよい。また、媒体には、媒体読取装置240によって読み取られるデータ(例えば、磁気データなど)が記録されている。媒体に記録されているデータは、操作者に関する情報(例えば、銀行コード、店舗コード、口座番号など)を含んでよい。
レシート排出口60からは、取引明細票としてのレシートが排出される。操作部70は、取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける機能を有する。例えば、操作部70は、暗証情報の入力を操作者から受け付けるピンパッドであってよい。紙幣投入口80には、操作者から紙幣が投入される。また、紙幣投入口80からは、操作者に紙幣を排出される。認証部91は、操作者の生体情報に対する認証を行う機能を有する。操作者の生体情報は、指の静脈であってもよいし、掌の静脈であってもよい。
バーコードリーダ92は、バーコードを読み取る機能を有する。非接触ICカードリーダ100は、非接触ICカードに記録されたデータを読み取る機能を有する。前面扉110は、自動取引装置10のフロント面に存在する扉である。前面扉110が開いている状態においては、自動取引装置10の外部から金庫部120へのアクセスが可能である。一方、前面扉110が閉まっている状態においては、自動取引装置10の外部から金庫部120へのアクセスが不可能である。金庫部120は、紙幣を格納する機能を有する。
図2は、本発明の実施形態に係る自動取引装置10の筐体内部の概略構成図である。図2に示すように、自動取引装置10は、制御部210と、UPS(Uninterruptible Power Supply)220と、電源部230と、媒体読取装置240と、レシートプリンタ250と、ジャーナルプリンタ260とを筐体内部に備える。また、図2に示すように、自動取引装置10は、紙幣処理部270と金庫部120(カセット収納部280、カセット290および金庫扉300)とを備える。
制御部210は、自動取引装置10が有する各部の動作を制御する機能を有する。例えば、制御部210は、演算装置を含んでおり、記憶装置によって記憶されているプログラムが演算装置によって実行されることによってその機能が実現され得る。演算装置は、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。また、制御部210は、専用のハードウェアによって構成されていてもよい。
UPS220は、電力を蓄積する機能を有し、電源部230から自動取引装置10が有する各部への電力供給が途絶えた場合に、自動取引装置10が有する各部に電力を供給することが可能である。電源部230は、自動取引装置10が有する各部に電力を供給する機能を有する。媒体読取装置240は、媒体挿入口50から挿入された媒体に記録されているデータを読み取る機能を有する。
レシートプリンタ250は、取引明細票としてのレシートを発行する機能を有する。レシートには、自動取引装置10によって実行された取引種別(例えば、現金の引き出し、現金の預け入れ、振り込みなど)が印刷される。また、例えば、レシートには、操作者の口座番号、取引金額などが印刷される。ジャーナルプリンタ260は、レシートプリンタ250とほぼ同内容を紙に印刷する機能を有し、取引の事実を証拠として記録する機能を有している。
紙幣処理部270は、操作者から投入された紙幣およびカセット290から取り出された紙幣を処理する機能を有する。カセット収納部280は、カセットを収納する機能を有する。カセット290は、紙幣を収納する機能を有する。金庫扉300は、金庫部120のフロント面に存在する扉である。金庫扉300が開いている状態においては、カセット収納部280およびカセット290へのアクセスが可能である。一方、金庫扉300が閉まっている状態においては、カセット収納部280およびカセット290へのアクセスが不可能である。
図2に示すように、フロントパネル20は、開方向D1に回動し得る。フロントパネル20が開方向D1に回動すると、自動取引装置10の外部から、制御部210、UPS220、電源部230、媒体読取装置240、レシートプリンタ250およびジャーナルプリンタ260にアクセス可能となる。また、媒体読取装置240のトレイは、引き出し方向D2に引き出され得る。紙幣処理部270のトレイは、引き出し方向D3に引き出され得る。
前面扉110は、開方向D4に回動し得る。前面扉110が開方向D4に回動すると、自動取引装置10の外部から、紙幣処理部270および金庫部120にアクセス可能となる。金庫扉300は、開方向D5に回動し得る。金庫扉300が開方向D5に回動すると、自動取引装置10の外部から、カセット収納部280およびカセット290にアクセス可能となる。カセット収納部280およびカセット290は、引き出し方向D6に引き出され得る。
ここで、自動取引装置10の操作部70を模倣した偽装デバイスを操作部70に対して重ねるようにして配置し、偽装デバイスに対して操作者に入力情報を入力させることによって、入力情報を巧みに読み取る犯罪が存在する。そこで、本明細書においては、操作部70への入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減する技術について主に提案する。以上、本発明の実施形態に係る自動取引装置10の概要について説明した。
(1.第1の実施形態の説明)
続いて、図3〜図5を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10は、既に説明した操作部70の他に、図3〜図5に示すように、第1のカバー部71と第1の検出部78とを備える。まず、図3は、操作体H(例えば、操作者の手など)によって操作部70への操作を開始する例を示す図である。図3に示すように、操作開始時に、第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の開放位置となるように操作体Hが(または操作部70による入力情報の受け付け開始時に自動的に)第1のカバー部71を移動させてから、操作部70への操作が開始される。
より具体的には、第1のカバー部71は、操作部70に対する第1の傾きが可変となるように回転軸71cを基準として回動可能となっており、操作体Hが第1のカバー部71に(例えば、第1のカバー部71を持ち上げるように)押圧を与えて(または操作部70による入力情報の受け付け開始時に自動的に)第1のカバー部71を回動させることによって第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の開放位置となってよい。なお、第1のカバー部71の操作部70に対する第1の傾きは、操作部70の上面に対する第1のカバー部71の上方向への傾きであってよい。第1の開放位置についての詳細は後に説明する。
図4Aは、操作体Hによる操作部70の操作が正常に終了した例を示す図である。また、図4Bは、図4Aに示した遮光部材71bおよびその周辺の拡大図である。上記のようにして操作部70への操作が開始された後、図4Aに示したように、操作部70への操作が終了し、第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の閉鎖位置となるように操作体Hが(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第1のカバー部71を移動させる。より具体的には、操作体Hが第1のカバー部71に与えていた押圧を解除して(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第1のカバー部71を回動させることによって第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の閉鎖位置となってよい。第1の閉鎖位置についての詳細は後に説明する。
一方、図5は、操作体Hによる操作部70の操作が異常に終了した例を示す図である。図5に示すように、操作部70を模倣した偽装デバイスFaが操作部70に対して重ねられるようにして配置されることがある。より具体的には、操作体Hが偽装デバイスFaを操作部70に対して重ねてから、操作体Hが第1のカバー部71に与えていた押圧を解除して(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第1のカバー部71を回動させる。しかし、第1のカバー部71と操作部70との間に存在する偽装デバイスFaは、第1のカバー部71が操作部70を閉鎖することを妨げるため、第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の開放位置となる。
以上のようにして、第1のカバー部71は、操作部70に対する第1の閉鎖位置と操作部70に対する第1の開放位置との間で移動可能である。なお、図4Aには、第1のカバー部71が操作部70の全体に対して閉鎖可能である例が示されているが、第1のカバー部71は操作部70の全体に対して閉鎖可能でなくてもよく、操作部70の一部に対して閉鎖可能であってもよい。そして、第1の検出部78は、第1のカバー部71が操作部70に対して第1の閉鎖位置および第1の開放位置のいずれの位置であるかを検出する。
かかる構成によれば、偽装デバイスFaを操作部70に対して重ねるようにして配置し、偽装デバイスFaに対して操作者に入力情報を入力させることによって、入力情報を巧みに読み取る犯罪を抑制することが期待される。したがって、かかる構成によれば、入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減することが期待される。
第1のカバー部71の操作部70に対する位置として、どのような場合に第1の閉鎖位置が検出され、どのような場合に第1の開放位置が検出されるかは限定されない。一例として、第1の検出部78は、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より小さい位置を第1の閉鎖位置として検出し、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より大きい位置を第1の開放位置として検出してよい。操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度と等しい位置は、第1の閉鎖位置および第1の開放位置のいずれとして検出されてもよい。
かかる機能を実現するため、第1の検出部78は、どのようなハードウェアによって実現されてもよいが、マイクロスイッチおよび光学センサの少なくともいずれか一つを含んでもよい。例えば、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より大きい場合を想定する。かかる場合には、図示しない発光部から第1の検出部78の例としての光学センサの検出領域78aに向けて発せられた光が、第1のカバー部71と同軸上に設けられた遮光部材71bによって遮光される。第1の検出部78の例としての光学センサは、かかる遮光を第1の開放状態として検出する。第1の開放状態における第1のカバー部71の位置は上記した第1の開放位置に相当する。
一方、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より小さい場合を想定する。かかる場合には、図示しない発光部から第1の検出部78の例としての光学センサ検出領域78aに向けて発せられた光に対する遮光が遮光部材71bに設けられた光通過孔71aによって解除される(図4B)。第1の検出部78の例としての光学センサは、かかる遮光の解除を第1の閉鎖状態として検出する。このとき、第1の閉鎖状態における第1のカバー部71の位置が第1の閉鎖位置に相当する。
第1の閉鎖位置をより詳しく説明すると、図4Bに示したように、第1の閉鎖位置は所定の角度W1(例えば、2〜3度)の幅を有していてよい。すなわち、第1の閉鎖位置は、操作部70に対する上方向への第1の傾きが最も小さくなるような第1のカバー部71の位置(図4A、図4B)からその位置を基準として所定の角度W1だけ開かれた第1のカバー部71の位置までのいずれかの位置であってよい。
第1の閉鎖位置および第1の開放位置の検出は、他の手法によってなされてもよい。例えば、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より大きい場合に、図示しない発光部から光学センサに向けて発せられた光に対する遮光が第1のカバー部71によって解除されてもよいし、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より小さい場合に、図示しない発光部から光学センサに向けて発せられた光に対する遮光が第1のカバー部71によって解除されてもよい。
あるいは、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より大きい場合に、第1のカバー部71によって押下されるようにマイクロスイッチが設けられていてもよいし、操作部70に対する第1のカバー部71の上方向への第1の傾きが所定の角度より小さい場合に、第1のカバー部71によって押下されるようにマイクロスイッチが設けられていてもよい。
以上に説明したような機能を第1の検出部78が有することによって、第1のカバー部71と操作部70との間に物体が存在しない場合には、第1のカバー部71の操作部70に対する位置が第1の閉鎖位置となり得る。一方、第1のカバー部71と操作部70との間に物体が存在する場合には、第1のカバー部71の操作部70に対する位置が第1の開放位置となり得る。上記した例では、操作体H、偽装デバイスFaなどが、第1のカバー部71と操作部70との間に存在する物体となり得る。
ここで、所定のタイミングにおいて、第1のカバー部71の操作部70に対する位置が第1の開放位置であることが検出された場合には、所定の動作がなされてもよい。すなわち、制御部210は、所定のタイミングにおいて第1のカバー部71が操作部70に対して第1の開放位置にあることが検出された場合には、所定の動作を実行してもよい。所定のタイミングは特に限定されないが、少なくとも取引開始時、取引終了時、操作部70による入力情報の受け付け開始時および操作部70による入力情報の受け付け終了時のいずれか一つを含んでもよい。また、所定のタイミングは、取引開始前および処理中のいずれか一つを含んでもよい。ここで、取引開始前は、所定の顧客検出センサによって自動取引装置10に顧客が近づいたことが検出されないときであってよく、処理中は、自動取引装置10による処理中であってよい。また、取引開始前または処理中において第1のカバー部71の位置が所定秒数(例えば、3秒)を超えて第1の開放位置であることが検出された場合、所定の動作がなされてもよい。
所定の動作も特に限定されないが、自動取引装置10の動作停止、自動取引装置10による取引停止、所定の障害発生情報の通知動作の少なくともいずれか一つを含んでもよい。所定の障害発生情報の通知動作も特に限定されないが、操作パネル40に所定の障害発生情報(例えば、操作部70の確認を促すメッセージなど)を表示させる動作、図示しない音声出力部に所定の障害発生情報(例えば、操作部70の確認を促す音声ガイダンスなど)を出力させる動作および他の装置(例えば、サーバなど)に所定の障害発生情報(例えば、障害発生を報告する旨を示すデータなど)を送信する動作の少なくともいずれか一つを含んでもよい。
一方、所定のタイミングにおいて、第1のカバー部71が操作部70に対して第1の閉鎖位置にあることが検出された場合には、所定の動作はなされなくてよい。すなわち、制御部210は、所定のタイミングにおいて第1のカバー部71が操作部70に対して第1の閉鎖位置にあることが検出された場合には、取引を開始または継続してよい。これによって、操作者は、正常に操作部70に対して操作を行った場合、自動取引装置10に対して、引き続き取引を実行させることが可能となる。
上記では、偽装デバイスFaが検出される例について説明したが、他にも様々な事象が検出され得る。例えば、制御部210は、第1のカバー部71の破損(第1のカバー部71の取り外しも含む。以下も同様。)を検出した場合に、所定の動作をしてもよい。ここで、第1のカバー部71の破損の検出手法は特に限定されない。一例として、第1のカバー部71が破損した場合には、遮光部材71bによる遮光がなされないことが想定される。そこで、制御部210は、操作部70による入力情報の受け付けが開始されても、第1の検出部78の例としての光学センサによって遮光部材71bによる遮光が検出されない場合に、第1のカバー部71が破損したと判断してよい。
また、例えば、制御部210は、第1の検出部78の故障を検出した場合に、所定の動作をしてもよい。ここで、第1の検出部78の故障の検出手法は特に限定されない。一例として、第1の検出部78が故障した場合には、光通過孔71aによる遮光の解除が検出されないことが想定される。そこで、制御部210は、取引開始前および処理中のいずれかにおいて、第1の検出部78の例としての光学センサによって光通過孔71aによる遮光の解除が検出されない場合に、第1の検出部78が故障したと判断してよい。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る操作部70の周辺の拡大斜視図を示す図である。図6に示すように、操作部70は、右側を右側面74R、操作部70の左側を左側面74L、上方を上面75によって覆われている。ここで、右側面74R(または左側面74L)の高さXは、第1のカバー部71の奥行方向の長さと略同一であり、上面75の幅Yは、第1のカバー部71の幅と略同一であるとよい。そうすれば、第1のカバー部71の傾き(第1のカバー部71の開閉量)に基づいて、右側面74R、左側面74Lまたは上面75に取り付けられた不正デバイスが検出され得る。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
(2.第2の実施形態の説明)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態の説明において、本発明の第2の実施形態に係る構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る構成と共通する構成に対しては、本発明の第1の実施形態に係る構成に付された符号と同一の符号を付し、かかる構成についての詳細な説明を省略する。本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10は、図7〜図9に示すように、第2のカバー部72と第2の検出部79とをさらに備える。
まず、図7は、操作体Hによって操作部70への操作を開始する例を示す図である。図7に示すように、操作開始時に、第2のカバー部72が操作部70を開放する第2の開放位置に配置されるように操作体Hが(または操作部70による入力情報の受け付け開始時に自動的に)第2のカバー部72を移動させてから、操作部70への操作が開始される。このとき、第2のカバー部72が第1のカバー部71の当接位置73に対して当接し、第1のカバー部71が当接位置73において第2のカバー部72から押圧を受けることによって操作部70に対して第1の開放位置となるように第1のカバー部71が移動される。
より具体的には、第2のカバー部72は、操作部70に対する第2の傾きが可変となるように回転軸72cを基準として回動可能となっており、操作体Hが第2のカバー部72に(例えば、第2のカバー部72を押し込むように)押圧を与えて(または操作部70による入力情報の受け付け開始時に自動的に)第2のカバー部72を回動させることによって第2のカバー部72が操作部70を開放する第2の開放位置に配置されるように第2のカバー部72が移動されてよい。なお、第2のカバー部72の操作部70に対する第2の傾きは、操作部70の上面に対する第2のカバー部72の奥行方向への傾きであってよい。第2の開放位置についての詳細は後に説明する。
図8Aは、操作体Hによる操作部70の操作が正常に終了した例を示す図である。また、図8Bは、図8Aに示した遮光部材72bおよびその周辺の拡大図である。上記のようにして操作部70への操作が開始された後、図8Aに示したように、操作部70への操作が終了し、第2のカバー部72が操作部70を閉鎖する第2の閉鎖位置に配置されるように操作体Hが(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第2のカバー部72を移動させる。このとき、第2のカバー部72から第1のカバー部71に与えられていた押圧が解除されることによって、第1のカバー部71が操作部70に対して第1の閉鎖位置に配置されるように第1のカバー部71が移動される。第2の閉鎖位置についての詳細は後に説明する。
より具体的には、操作体Hが第2のカバー部72に与えていた押圧を解除して(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第2のカバー部72を回動させることによって第2のカバー部72が操作部70を閉鎖する第2の閉鎖位置に配置されるように第2のカバー部72が移動されてよい。なお、第2のカバー部72は、第2の閉鎖位置よりも手前に回動されることを禁止されているのがよい。これを実現するため、第2のカバー部72が第2の閉鎖位置よりも手前に回動されることを禁止するための図示しないストッパ部材がフロントパネル20に設けられているのがよい。
一方、図9は、操作体Hによる操作部70の操作が異常に終了した例を示す図である。図9に示すように、操作部70を模倣した偽装デバイスFaが操作部70に対して重ねられるようにして配置されることがある。より具体的には、操作体Hが偽装デバイスFaを操作部70に対して重ねてから、操作体Hが第2のカバー部72に与えていた押圧を解除して(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第2のカバー部72を回動させる。
その結果、第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に配置されるように操作体Hが(または操作部70による入力情報の受け付け終了時に自動的に)第2のカバー部72を移動させる。このとき、第2のカバー部72から第1のカバー部71に与えられていた押圧が解除されることによって、第1のカバー部71が回動される。しかし、第1のカバー部71と操作部70との間に存在する偽装デバイスFaが第1のカバー部71が操作部70に対する第1の閉鎖位置に配置されることを妨げるため、第1のカバー部71の位置は操作部70に対して第1の開放位置となる。
以上のようにして、第1のカバー部71は、操作部70に対する第1の閉鎖位置と操作部70に対する第1の開放位置との間で移動可能である。そして、第1の検出部78は、第1のカバー部71の位置が操作部70に対して第1の閉鎖位置および第1の開放位置のいずれの位置であるかを検出する。したがって、本発明の第2の実施形態においても、本発明の第1の実施形態と同様に、入力情報を巧みに読み取る犯罪を抑制することが期待される。したがって、かかる構成によれば、入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減することが期待される。
さらに、第2のカバー部72は、操作部70を開放する第2の開放位置と操作部70を閉鎖する第2の閉鎖位置との間で移動可能である。そして、第2の検出部79は、第2のカバー部72が第2の開放位置および第2の閉鎖位置のいずれの位置に存在するかを検出する。かかる構成によれば、第2のカバー部72の奥側の面(特に、第1のカバー部71の上面側)へのカメラの取り付けを検出することが可能となる。また、かかる構成によれば、第1のカバー部71の下側の面へのアクセスを困難にし、第1のカバー部71の下側の面へのカメラの取り付けを防ぐことが可能となる。仮に、第1のカバー部71の下側の面にカメラが取り付けられた場合であっても、第2の検出部79によって監視される第2のカバー部72の傾き(第2のカバー部72の開放量)に基づいて、第1のカバー部71の下側の面へのカメラの取り付けを検出することが可能である。
第2のカバー部72の位置として、どのような場合に第2の閉鎖位置が検出され、どのような場合に第2の開放位置が検出されるかは限定されない。一例として、第2の検出部79は、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲内である場合に第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在することを検出し、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲外である場合に第2のカバー部72が第2の開放位置に存在することを検出してよい。操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の角度と等しい状態は、第2のカバー部72が第2の閉鎖位置および第2の開放位置のいずれに存在するとして検出されてもよい。
かかる機能を実現するため、第2の検出部79は、どのようなハードウェアによって実現されてもよいが、マイクロスイッチおよび光学センサの少なくともいずれか一つを含んでもよい。例えば、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲外である場合に、図示しない発光部から第2の検出部79の例としての光学センサの検出領域79aに向けて発せられた光が第2のカバー部72と同軸上に設けられた遮光部材72bによって遮光される。第2の検出部79の例としての光学センサは、かかる遮光を第2の開放状態として検出する。第2の開放状態における第2のカバー部72の位置は上記した第2の開放位置に相当する。
一方、操作部70に対する第2のカバー部72の奥行方向への第2の傾きが所定の範囲内である場合を想定する。かかる場合には、図示しない発光部から第2の検出部79の例としての光学センサの検出領域79aに向けて発せられた光が、第2のカバー部72と同軸上に設けられた遮光部材72bによって遮光される。第2の検出部79の例としての光学センサは、かかる遮光を第2の開放状態として検出する。第2の開放状態における第2のカバー部72の位置は上記した第2の開放位置に相当する。
一方、操作部70に対する第2のカバー部72の奥行方向への第2の傾きが所定の範囲外である場合を想定する。かかる場合には、図示しない発光部から第2の検出部79の例としての光学センサ検出領域79aに向けて発せられた光に対する遮光が遮光部材72bに設けられた光通過孔72aによって解除される(図8B)。第2の検出部79の例としての光学センサは、かかる遮光の解除を第2の閉鎖状態として検出する。このとき、第2の閉鎖状態における第2のカバー部72の位置が第2の閉鎖位置に相当する。
第2の閉鎖位置をより詳しく説明すると、図8Bに示したように、第2の閉鎖位置は所定の角度W2(例えば、2〜3度)の幅を有していてよい。すなわち、第2の閉鎖位置は、奥行方向への第2の傾きが最も小さくなるような第2のカバー部72の位置(図8A、図8B)からその位置を基準として所定の角度W2だけ開かれた第2のカバー部72の位置までのいずれかの位置であってよい。
第2の閉鎖位置および第2の開放位置の検出は、他の手法によってなされてもよい。例えば、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲内である場合に、図示しない発光部から光学センサに向けて発せられた光に対する遮光が第2のカバー部72によって解除されてもよいし、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲外である場合に、図示しない発光部から光学センサに向けて発せられた光に対する遮光が第2のカバー部72によって解除されてもよい。
あるいは、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲内である場合に、第2のカバー部72によって押下されるようにマイクロスイッチが設けられていてもよいし、操作部70に対する第2のカバー部72の第2の傾きが所定の範囲外である場合に、第2のカバー部72によって押下されるようにマイクロスイッチが設けられていてもよい。
ここで、所定のタイミングにおいて、第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在することが検出された場合には、所定の動作がなされてもよい。すなわち、制御部210は、所定のタイミングにおいて第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在することが検出された場合には、所定の動作を実行してもよい。あるいは、制御部210は、所定のタイミングにおいて第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在しない時間が一定時間を超えたことが検出された場合に、所定の動作を実行してもよい(カメラが取り付けられていると判断してもよい)。所定のタイミングは特に限定されないが、少なくとも取引実行中および入力情報の受け付け中のいずれか一つを含んでもよい。また、所定のタイミングは、取引開始前および処理中のいずれか一つを含んでもよい。また、取引開始前または処理中において第2のカバー部72の位置が所定秒数(例えば、3秒)を超えて第2の開放位置であることが検出された場合、所定の動作がなされてもよい。
所定の動作も、本発明の第1の実施形態における動作と同様に、特に限定されない。一方、所定のタイミングにおいて、第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在することが検出された場合には、所定の動作はなされなくてよい。すなわち、制御部210は、所定のタイミングにおいて第2のカバー部72が第2の閉鎖位置に存在することが検出された場合には、取引を開始または継続してよい。これによって、操作者は、正常に操作部70に対して操作を行った場合、自動取引装置10に対して、引き続き取引を実行させることが可能となる。
上記では、偽装デバイスFaが検出される例について説明したが、他にも様々な事象が検出され得る。例えば、制御部210は、第1のカバー部71の破損を検出した場合に、所定の動作をしてもよい。ここで、第1のカバー部71の破損の検出手法は特に限定されない。一例として、第1のカバー部71が破損した場合には、遮光部材71bによる遮光がなされないことが想定される。そこで、制御部210は、操作部70による入力情報の受け付けが開始されても、第1の検出部78の例としての光学センサによって遮光部材71bによる遮光が検出されない場合に、第1のカバー部71が破損したと判断してよい。
また、制御部210は、第2のカバー部72の破損を検出した場合に、所定の動作をしてもよい。ここで、第2のカバー部72の破損の検出手法は特に限定されない。一例として、第2のカバー部72が破損した場合には、遮光部材72bによる遮光がなされないことが想定される。そこで、制御部210は、操作部70による入力情報の受け付けが開始されても、第2の検出部79の例としての光学センサによって遮光部材72bによる遮光が検出されない場合に、第2のカバー部72が破損したと判断してよい。
また、例えば、制御部210は、第2の検出部79の故障を検出した場合に、所定の動作をしてもよい。ここで、第2の検出部79の故障の検出手法は特に限定されない。一例として、第2の検出部79が故障した場合には、光通過孔72aによる遮光の解除が検出されないことが想定される。そこで、制御部210は、取引開始前および処理中のいずれかにおいて、第2の検出部79の例としての光学センサによって光通過孔72aによる遮光の解除が検出されない場合に、第2の検出部79が故障したと判断してよい。
なお、第1のカバー部71は、第2のカバー部72から与えられる押圧に従って回動されてもよい。例えば、第2のカバー部72は、第2の閉鎖位置から第2の開放位置に回動するときに、第1のカバー部71に押圧を与えることによって第1のカバー部71が操作部70に対して開放位置に配置されるように回動させてもよい。また、第2のカバー部72は、第2の開放位置から第2の閉鎖位置に回動するときに、第1のカバー部71への押圧を解除することによって第1のカバー部71が操作部70に対して第1の閉鎖位置に配置されるように回動させてもよい。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る操作部70の周辺の拡大斜視図を示す図である。図10に示すように、操作部70は、右側を右側面74R、操作部70の左側を左側面74L、上方を上面75によって覆われている。ここで、右側面74R(または左側面74L)の高さXは、第2のカバー部72の上下方向の長さと略同一であり、上面75の幅Yは、第2のカバー部72の幅と略同一であるとよい。そうすれば、第2のカバー部72の傾き(第2のカバー部72の開閉量)に基づいて、右側面74R、左側面74Lまたは上面75に取り付けられた不正デバイスが検出され得る。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、操作部70への入力情報が他人に不正に読み取られてしまう可能性を低減する技術を主に説明した。操作部70への入力情報が他人に不正に読み取られてしまった場合には、不正に読み取られた入力情報は、媒体から読み取られたデータと合わせて、自動取引装置10から現金を勝手に引き落とすスキミングにも利用され得る。本発明の第1の実施形態から本発明の第2の実施形態によれば、このようなスキミングによる被害を防止することも期待される。
また、例えば、上記では、第1のカバー部71が回動可能に構成されている例を説明した。しかし、第1のカバー部71は回動可能に構成されていなくてもよい。例えば、第1のカバー部71は、操作部70の一部または全体に対する第1閉鎖位置と操作部70に対する第1の開放位置との間で移動可能であればよい。より詳細には、第1のカバー部71は、回動せずに自動取引装置10の前後方向に移動可能であってもよいし、回動せずに自動取引装置10の上下方向に移動可能であってもよい。
また、操作部70の視認性を良くするために、第1のカバー部71および第2のカバー部72それぞれの色は透明であるのが望ましい。ただし、第1のカバー部71および第2のカバー部72のうち、図示しない発光部から光学センサに向けて発せられた光に対する遮光を行う部分は透明ではなく、何らかの色が付されている必要がある。しかし、第1のカバー部71および第2のカバー部72それぞれの色は特に限定されない。
10 自動取引装置
20 フロントパネル
30 背面ミラー
40 操作パネル
50 媒体挿入口
60 レシート排出口
70 操作部
71 第1のカバー部
72 第2のカバー部
78 第1の検出部
79 第2の検出部
80 紙幣投入口
91 認証部
92 バーコードリーダ
100 非接触ICカードリーダ
110 前面扉
120 金庫部
210 制御部
220 UPS
230 電源部
240 媒体読取装置
250 レシートプリンタ
260 ジャーナルプリンタ
270 紙幣処理部
280 カセット収納部
290 カセット
300 金庫扉

Claims (15)

  1. 取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける操作部と、
    前記操作部の一部または全体に対する第1の閉鎖位置と前記操作部に対する第1の開放位置との間で移動可能な第1のカバー部と、
    前記第1のカバー部が前記第1の閉鎖位置および前記第1の開放位置のいずれの位置にあるかを検出する第1の検出部と、
    を備える、自動取引装置。
  2. 前記第1のカバー部は、前記操作部に対する第1の傾きが可変となるように回動可能である、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記第1の検出部は、前記第1の傾きが所定の角度より小さい位置を前記第1の閉鎖位置として検出し、前記第1の傾きが前記所定の角度より大きい位置を前記第1の開放位置として検出する、
    請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 前記自動取引装置は、所定のタイミングにおいて前記第1のカバー部が前記第1の開放位置にあることが検出された場合には、所定の動作を実行する制御部を備える、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  5. 前記制御部は、前記所定のタイミングにおいて前記第1のカバー部が前記第1の閉鎖位置にあることが検出された場合には、取引を開始または継続する、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 前記自動取引装置は、前記操作部を開放する第2の開放位置と前記操作部を閉鎖する第2の閉鎖位置との間で移動可能な第2のカバー部を備える、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  7. 前記自動取引装置は、
    前記第2のカバー部が前記第2の開放位置および前記第2の閉鎖位置のいずれの位置に存在するかを検出する第2の検出部を備える、
    請求項6に記載の自動取引装置。
  8. 前記第2のカバー部は、前記操作部の上面に対する奥行方向への第2の傾きが可変となるように回動可能である、
    請求項7に記載の自動取引装置。
  9. 前記第2の検出部は、前記第2の傾きが所定の範囲内である場合に前記第2のカバー部が前記第2の閉鎖位置に存在することを検出し、前記第2の傾きが前記所定の範囲外である場合に前記第2のカバー部が前記第2の開放位置に存在することを検出する、
    請求項8に記載の自動取引装置。
  10. 前記第2のカバー部は、前記第2の閉鎖位置から前記第2の開放位置に回動するときに、前記第1のカバー部に押圧を与えることによって前記第1のカバー部を前記第1の開放位置に配置されるように回動させる、
    請求項6に記載の自動取引装置。
  11. 前記第2のカバー部は、前記操作者から押圧を受けることにより、または、自動的に前記第2の閉鎖位置から前記第2の開放位置に回動する、
    請求項6に記載の自動取引装置。
  12. 前記自動取引装置は、所定のタイミングにおいて前記第2のカバー部が前記第2の開放位置に存在しない時間が一定時間を超えたことが検出された場合には、所定の動作を実行する制御部を備える、
    請求項7に記載の自動取引装置。
  13. 前記所定の動作は、所定の通知動作を含む、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  14. 前記所定の動作は、前記自動取引装置の動作停止および前記自動取引装置による取引停止の少なくともいずれか一方を含む、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  15. 取引に関する情報の入力を操作者から受け付ける操作部と、
    前記操作部を開放する第2の開放位置と前記操作部を閉鎖する第2の閉鎖位置との間で移動可能な第2のカバー部と、
    を備える、自動取引装置。
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