JPWO2016136225A1 - スイッチケース及びスイッチ - Google Patents

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Abstract

スイッチケースは、第1面と第1面と反対側にある第2面とを有する金属板と、金属板の一部を埋設する樹脂ケースとを備える。樹脂ケースは、表面に形成された開口部を含む収容部を有する。金属板は、端子部と、接点部と、端子部と接点部との間に位置する中間部とを有する。端子部は、樹脂ケースにおける表面から露出し、中間部は樹脂ケースに埋設されている。中間部には第1面と第2面とを貫通する少なくとも一つの貫通孔が設けられている。接点部は、樹脂ケースから収容部へ露出した第1面の一部を有する。貫通孔では、第2面の孔径は第1面の孔径より大きい。

Description

本開示は、各種電子機器の操作部に用いられるスイッチケース及びスイッチに関する。
近年、各種の電子機器がより小さく、より軽く、より薄くなることとあわせて、電子機器の操作部に用いられるスイッチもより小さく、より薄くなることが強く要望されている。
例えば特許文献1に示されているように、従来のスイッチでは、金属部材を埋設するように、絶縁性の合成樹脂からなるケースを成形(インサート成形)することにより、スイッチケースが形成されている。ケースの開口部の内底面から露出した金属部材の一部が、スイッチの中央固定接点を構成している。また、金属部材のうち、中央固定接点と異なる部分が、ケースの側面から外方に突出している。この部分が端子を構成している。
特開2011−60627号公報
本開示は、薄型でありながら、スイッチケース内に水やフラックスが浸入することを抑制するスイッチケース及びこれを用いたスイッチを提供することを目的とする。
本開示のスイッチケースは、第1面とこの第1面と反対側にある第2面とを有する金属板と、金属板の一部を埋設する樹脂ケースと、を備える。樹脂ケースは、表面に形成された開口部を含む収容部を有する。金属板は、端子部と、接点部と、端子部と接点部との間に位置する中間部とを有する。端子部は、樹脂ケースにおける表面から露出している。中間部は樹脂ケースに埋設されるとともに、中間部には第1面と第2面とを貫通する少なくとも一つの貫通孔が設けられている。接点部は、樹脂ケースから収容部へ露出した第1面の一部を有する。少なくとも一つの貫通孔では、第2面の孔径は第1面の孔径より大きい。
本開示のスイッチケースによれば、樹脂ケースが金属板とより強固に密着する。そのため、樹脂ケースと端子部との隙間から収容部の内部へ水またはフラックスが浸入することを抑制できる。
図1は、本開示の実施の形態におけるスイッチの断面図である。 図2は、本開示の実施の形態におけるスイッチの分解斜視図である。 図3は、図1に示すスイッチにおける第1金属板および第2金属板の上面図である。 図4は、図1に示すスイッチにおける第1金属板および第2金属板の下面図である。 図5は、図2に示すスイッチケースの上面図である。 図6は、図2に示すスイッチケースの下面図である。 図7は、図3に示す第1金属板を部分的に示した上面図である。 図8は、図4に示す第1金属板を部分的に示した下面図である。 図9は、図8に示す第1金属板を線9−9における断面図である。 図10は、図4に示す第2金属板を部分的に示した下面図である。 図11は、図10の第2金属板の線11−11における断面図である。
本開示の実施の形態の説明に先立ち、従来のスイッチケースの課題について説明する。
上記従来のスイッチでは、小さいスイッチケースを用いる場合、樹脂部材と端子との僅かな隙間から、スイッチケース内に水やフラックスが浸入しやすい。
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は本開示の実施の形態におけるスイッチ100の断面図である。図2はスイッチ100の分解斜視図である。
図1、図2に示すように、スイッチ100は、スイッチケース101と、可動部材22と、保護シート24とを有する。スイッチケース101は、樹脂ケース20と、第1金属板30とを有する。樹脂ケース20には収容部21が形成されている。スイッチケース101は、第2金属板40をさらに有する。以下、第1金属板30を金属板30と記し、第2金属板40を金属板40と記す。
図3は、金属板30、40の上面図であり、図4は、金属板30、40の下面図である。なお、図3、図4では、金属板30、40の構成をわかりやすくするために、樹脂ケース20が破線で図示され、金属板30、40が実線で図示されている。なお、図3は、スイッチケース101を第1面30Aから見た図である。図4は、スイッチケース101を第2面30Bから見た図である。
金属板30は、第1面30Aと第1面30Aと反対側に第2面30Bとを有する。金属板30の一部は樹脂ケース20に埋設されている。具体的には、インサート成形により、金属板30の表面に樹脂ケース20が成形されている。金属板30は、第1端子部31と、第1接点部33と、第1端子部31と第1接点部33との間にある第1中間部32とを有する。以下、第1端子部31を端子部31と記し、第1中間部32を中間部32と記し、第1接点部33を接点部33と記す。
端子部31は、樹脂ケース20の外部表面から露出している。中間部32は、樹脂ケース20に埋設されている。接点部33は、収容部21から露出した第1面30Aの一部を有する。
中間部32には、第1面30Aと第2面30Bとを貫通する貫通孔52が形成されている。貫通孔52では、第2面30Bにおける孔径Bが第1面30Aにおける孔径Aよりも大きい。貫通孔52内に樹脂ケース20を構成する樹脂が充填されるため、樹脂ケース20が金属板30とより強固に密着性する。そして、樹脂ケース20と端子部31との隙間から収容部21内へ水やフラックスが浸入することが抑制される。
以下に、スイッチケース101について詳しく説明する。
スイッチケース101では、金属板40は、金属板30と同様に第1面40Aと、第1面の反対側にある第2面40Bとを有する。金属板40は、金属板30と同様に第2端子部41と、第2接点部43と、第2端子部41と第2接点部43との間にある第2中間部42とを有する。以下、第2端子部を端子部41と記し、第2中間部42を中間部42と記し、第2接点部43を接点部43と記す。
スイッチケース101では、金属板30、40に絶縁性である樹脂ケース20がインサート成形により成形されている。
樹脂ケース20の形状は、例えば、直方体の箱である。樹脂ケース20は、例えば上面20Aと上面20Aとの反対側に設けられた底面20Bとを有する。樹脂ケース20には、上面20Aに形成された開口部21Aを有する収容部21が設けられている。収容部21は柱状の空洞を有する。収容部21には、開口部21Aの反対側の端部に底部21Bが形成されている。
図5は、スイッチケース101の上面図である。
図5に示すように、スイッチケース101では、底部21Bから接点部33、43がそれぞれ露出している。一例として、底部21Bの周端に隣接するように接点部33が配置される。接点部43は底部21Bの中央に配置されている。そして、樹脂ケース20の外側面から外方へ向かって端子部31と端子部41が突出している。端子部31は中間部32を介して接点部33と機械的かつ電気的に接続しており、端子41は中間部42を介して接点部43と機械的かつ電気的に接続している。
図6は、スイッチケース101の下面図である。
図1、図6に示すように、樹脂ケース20には、底面20Bに開口した少なくとも一つのピン穴20Cが形成されていてもよい。ピン穴20Cは、スイッチケース101の製造工程において、樹脂ケース20から支えピン(図示なし)を抜くことにより、抜いた跡として形成される。支えピンは、樹脂ケース20と金属板30、40とをインサート成形により成形する際に、金属板30、40の位置を固定する。したがって、図4、図6に示すように、各ピン穴20Cから、金属板30の一部である第1露出部30Cと金属板40の一部である第2露出部40Cとが露出している。以下、第1露出部30Cを露出部30Cと記し、第2露出部40Cを露出部40Cと記す。
なお、水またはフラックスの浸入を防ぐために、ピン穴20Cは、塞がれていてもよい。ピン穴20Cを塞ぐ具体的な方法として、樹脂ケース20をインサート成形により成形した後に、再度別にインサート成形により成形することが挙げられる。つまり、2回成形などの方法を用いることにより、露出部30C、40Cが形成されないスイッチケースを作製できる。
次に、金属板30、40について詳しく説明する。
金属板30、40はそれぞれ、例えば厚さTが30μm以上、100μm以下である金属薄板を所定形状になるよう形成することにより得られる。金属板30、40ではそれぞれ、所定箇所が折り曲げ形成されている。
金属板30は、一例として、U字状に形成されている。U字における一対の先端がそれぞれ端子部31を構成している。端子部31の反対側の端部が、接点部33を構成している。金属板40は、一例として、Y字状に形成されている。Y字において分岐した一対の端部が端子部41を構成している。端子部41と反対側の端部が、接点部43を構成している。
中間部32、42はそれぞれ、樹脂ケース20に埋設されている。金属板30、40では、底部21Bから収容部21内へ露出している部分を含む面を第1面30A、40Aと定義する。接点部33は、第1面30Aの一部を有するとともに可動部材22と電気的に接続する接点を構成している。接点部43は、第1面40Aの一部を有するとともに可動部材22と電気的に接続する接点を構成している。
なお、図3、4に示すように、中間部32、42にはそれぞれ、第1凹部51および貫通孔52から構成された第1構造部50が形成されていてもよい。以下、第1構造部50を構造部50と記し、第1凹部51を凹部51と記す。さらに、図4に示すように、露出部30C、40Cの周囲にはそれぞれ、複数の第2凹部61により構成された第2構造部60が形成されていてもよい。以下、第2構造部60を構造部60と記し、第2凹部61を凹部61と記す。
なお、金属板30、40にそれぞれ形成された構造部50は、互いに同一の機能および構造を有する。金属板30、40にそれぞれ形成された構造部60は、互いに同一の機能および構造を有する。そのため、それぞれ同一の符号を付する。そして、構造部50、60それぞれに形成している貫通孔52および凹部51、61などについても同一の符号を付す。さらに、以下の構造部50、60の詳細な説明についても、不要な重複を避けるため、金属板30および金属板40のうちどちらか一方のみで説明する場合がある。
次に、構造部50の構成について、図3、図4、図7から図9を参照しながら説明する。図7は金属板30を部分的に示した上面図であり、図8は金属板30を部分的に示した下面図であり、図9は図8の金属板30の線9−9における断面図である。なお、図7は要部を第1面30Aから見た図であり、図8は、要部を第2面30Bから見た図である。また、図7、図8は、要部の構成をわかりやすくするため、樹脂ケース20を破線で示し、金属板30を実線で示している。
図4に示すように、構造部50は、凹部51および複数の貫通孔52より構成されている。中間部32は、両端に設けられた第1側面32Aと第2側面32Bとを含む。中間部42は、両端に設けられた第1側面42Aと第2側面42Bとを含む。図3、図4に示すように、金属板30では、複数の貫通孔52は、第1側面32Aから第2側面32Bに向かって並ぶように形成されている。さらに、中間部32を構成する第2面30Bの一部には、隣り合う貫通孔52の間に凹状に窪んだ凹部51が形成されている。なお、図4、図8では凹部51にハッチングを付している。金属板40では、金属板30と同様に、構造部50は、第1側面42Aから第2側面42Bに向かって形成されている。
貫通孔52を形成する方法として、例えば、金属板30、40にレーザー光を照射することにより貫通孔52を形成する方法が挙げられる。以下、この形成方法をレーザー工法と記す。レーザー工法により、孔径が小さい貫通孔52を容易に形成できる。さらに、レーザー工法により、凹部51を形成してもよい。レーザー工法により、他の工法により形成される凹部より開口径が小さい凹部51を容易に形成できる。
そして、図9に示すように、貫通孔52は、第2面30Bにおける孔径Bが第1面30Aにおける孔径Aよりも大きい。孔径Aの寸法は、20μm以上、60μm以下であることが望ましい。また、孔径Bの寸法は、30μm以上、80μm以下であることが望ましい。
さらに、図7、図9に示すように、構造部50では、第1面30Aにおいて、隣り合う貫通孔52の開口の周縁どうしの最短距離D(距離D)が例えば40μm以上、150μm以下である。距離Dは、50μm以上、100μm以下であることがより望ましい。また、第1面30Aにおいて、中間部32の第1側面32Aから貫通孔52の周縁までの最短距離E(距離E)が例えば40μm以上、150μm以下である。距離Eは、40μm以上、100μm以下であることがより望ましい。
図8、図9に示すように、凹部51は、すり鉢の形状のように窪んでいる。凹部51の穴径Cは例えば20μm以上、60μm以下である。凹部51の深さFは例えば5μm以上、30μm以下である。
なお、図7、8では、第1面30Aおよび第2面30Bにおける貫通孔52の開口の形状がそれぞれ、円形として図示されている。しかし、開口の形状は円形に限定されない。例えば楕円または長円形でもよい。楕円開口の形状が円形ではない場合、貫通孔52の開口の最大寸法を孔径Aもしくは孔径Bの寸法とすればよい。また、凹部51の開口の形状も、貫通孔52と同様に、円形に限定されない。
なお、貫通孔52の内部の表面には、微細な凹凸を有した粗面が形成されていてもよい。上記粗面により、貫通孔52と樹脂ケース20との間にアンカー効果などが生じる。そのため、貫通孔52が樹脂ケース20とより強固に密着する。上記アンカー効果の観点からも、貫通孔52の形成にはレーザー工法を使用できる。また、上記粗面を凹部51の内部の表面にも貫通孔52と同様に形成してもよい。
貫通孔52は、レーザー光を第2面30Bに照射して形成されることが望ましい。上記照射方法により、レーザー光を照射したときに発生した熱が、接点部33における第1面30Aの一部を構成する面に影響を及ぼすことを抑制できる。以下に詳しく説明する。
レーザー工法により貫通孔52もしくは凹部51を形成する場合、レーザー光が照射された箇所は発熱により高温になる。このとき発生した熱は、熱伝導によって金属板30における照射された箇所以外の領域に伝導する。そのため、上記領域も高温になる。
スイッチケース101では、レーザー光を第2面30Bに照射している。言い換えると、可動部材22と電気的に接触する接点となる面(第1面30Aの一部)の反対の面にレーザー光を照射している。レーザー工法により発生した熱が熱伝導により拡散する場合、照射された第2面30Bにおける熱伝導により高温になる領域、すなわち、第2面30Bにおけるレーザー光の熱の影響を受ける領域より、第1面30Aにおけるレーザー光の熱の影響を受ける領域の方が狭い。つまり、第2面30Bにおける熱の影響よりも第1面30Aにおける熱の影響は小さい。したがって、レーザー光を第2面30Bに照射することにより、レーザー光の熱による影響に対して、接点部33における第1面30Aの一部を保護できる。このように第1面30Aの一部を保護することにより、接点部33が変形すること、あるいは、第1面30Aの一部の表面に形成された酸化防止剤が熱により脱離することを抑制できる。
さらには、レーザー光の照射する面を第2面30Bにすることにより、凹部51と貫通孔52とを1つの製造工程で形成することができる。そのため、製造工程または製造設備を簡略化できる。また、後述する構造部60も同時に形成することができる。
以上のように構造部50が形成されたスイッチケース101であれば、図9に示すように、貫通孔52内に樹脂ケース20が充填することができる。これにより、中間部32と樹脂ケース20との密着性が向上したものを実現できる。さらに、本実施の形態のものは、上述したように凹部51の表面は微細な凹凸が形成された粗面に形成されている。これにより、凹部51と樹脂ケース20は、アンカー効果などによって密着する。さらには、貫通孔52の内側面もレーザー加工により、微細な凹凸が形成された粗面に形成されているため、貫通孔52の内側面と樹脂ケース20もアンカー効果などにより密着する。したがって、中間部32と樹脂ケース20との密着性をより大きいものに実現できる。これにより、端子部31と樹脂ケース20との僅かな隙間から収容部21内へ水やフラックスの浸入を抑制できる。
なお、構造部50では、凹部51と貫通孔52とが一直線上に並設されている。しかし、凹部51と貫通孔52との並び方は限定されない。例えば、凹部51と貫通孔52とが曲線に沿って並設されていてもよい。
なお、凹部51は必ずしも必要ではない。構造部50は、例えば複数の貫通孔52のみから構成されていても良い。凹部51を形成しないことにより、凹部51を形成するコストを削減できると共に、金属板30、40の強度の低下を抑え、レーザー工法による影響を抑えることができる。
なお、以上には、主に、金属板30に形成された構造部50について説明したが、金属板40に形成された構造部50についても同様である。
次に、構造部60について、説明する。
図10は金属板40を部分的に示した上面図である。図11は図10の金属板40の線11−11における断面図である。なお、図10は金属板40を第2面40Bから見た図である。
図4、図10に示すように、構造部60は複数の凹部61から構成されている。図10、図11に示すように、凹部61は、第2面40Bに形成されている。凹部61は例えば円形の開口を有するすり鉢状に窪んでいる。そして、複数の凹部61が、露出部40Cをそれぞれ取り囲むように、等しい角度間隔で配置されている。なお、図4、図10では、凹部61にハッチングを付している。
なお、図4に示すように、金属板40に形成された構造部60では、全ての凹部61が、接点部43に形成されている。一方、金属板30に形成された構造部60では、一部の凹部61が、中間部32に形成されている。つまり、凹部61は、第2面30B、40Bにおいて、樹脂ケース20に埋設されている部分に形成されていればよい。
凹部61を形成する方法として、凹部51と同様にレーザー工法が挙げられる。レーザー工法により、開口の寸法が小さい凹部61を容易に形成できる。そして、レーザー工法であれば、凹部51、61と貫通孔52とを一つの製造工程で同時に形成することができる。そのため、製造工程または製造設備を簡略化できる。
図10に示す複数の凹部61では、隣り合う凹部61の開口の周縁どうしの最短距離I(距離I)が例えば0μm以上、60μm以下である。より望ましくは、距離Iは、0μm以上、40μm以下である。距離Iが0μmである場合とは、隣り合う凹部61の開口の周縁どうしが重なっていることを意味する。図10、図11に示すように、凹部61の穴径Gは例えば20μm以上、60μm以下である。凹部61の深さHは例えば5μm以上、30μm以下であり、金属板40の厚さより小さい。さらに、凹部61の表面には、凹部51と同様に微細な凹凸が形成されていてもよい。微細な凸凹により、凹部61が樹脂ケース20とより強固に密着する。微細な凸凹はレーザー工法により形成できる。なお、凹部61の開口の形状は、凹部51と同様に特に限定されない。凹部61の開口の形状が円形ではない場合は、凹部61の開口の周縁の最大寸法を穴径Gの寸法とすればよい。
また、複数の凹部61は、露出部40Cを囲むように、配置されていればよい。そのため、例えば複数の凹部61が露出部40Cの中央部を中心として半径が異なる複数の同心円を構成するように配置され、複数の同心円が、露出部40Cを囲んでもよい。
以上のように、構造部60では、露出部40Cの周囲において、アンカー効果などにより、凹部61が樹脂ケース20とより強固に密着できる。そのため、スイッチケース101では、ピン穴20Cから収容部21の内部に水またはフラックスが浸入することを抑制できる。
なお、以上には、主に、金属板40に形成された構造部60について説明したが、金属板30に形成された構造部60の場合も同様である。
以下に、スイッチ100について詳しく説明する。
図1、図2に示すように、スイッチ100は、押圧体23を更に有する。
図1に示すように、可動部材22は、上方に突出したドーム状に形成されている。可動部材22は、例えば、弾性をもった薄い金属板から構成されている。可動部材22の外周端を接点部33上に当接させた状態で、可動部材22は収容部21内に収容されている。可動部材22の下面における中央部は、間隔をあけた状態で接点部43と対峙している。保護シート24は、絶縁フィルム製である。保護シート24は、開口部21Aを覆うように上面20Aの上に配置されている。保護シート24の周縁部は、上面20Aに固着されている。つまり、保護シート24によって収容部21を塞ぐことにより、収容部21を密閉状態にしている。なお、保護シート24は、一例として樹脂ケース20にレーザー照射によって溶着されている。なお、粘着材などを用いて保護シート24を樹脂ケース20に貼り合わせてもよい。さらに、保護シート24の下面は、絶縁性をもった樹脂から構成された押圧体23と固着している。押圧体23の下面は可動部材22の上面における中央上に配置されている。保護シート24は、押圧体23ともレーザーを照射することによって溶着されている。スイッチ100は以上のように構成されている。
スイッチ100の動作について、説明する。
まず保護シート24を介して押圧体23を下方に押圧することにより、押圧体23を介して可動部材22の中央部が押圧される。そして、押圧されることにより、可動部材22は反転する。可動部材22の下面が接点部43と接触することにより、端子部31、41の間が導通状態になる。
そして、その押圧を解除すると、可動部材22は自身の復元力により、元の上方に突出したドーム状に復元する。そして、図1のオフ状態に戻る。このように、可動部材22は、可動接点として機能している。
以上のように、スイッチケース101及びスイッチ100は、樹脂ケース20と金属板30との密着性もしくは、樹脂ケース20と金属板40との密着性を向上させることにより、収容部21内に、水やフラックスが浸入することを抑制できる。
なお、本開示の技術的思想はスイッチに限定されない。例えば、エンコーダのように、インサート成形により金属板に樹脂ケースを成形するとともに、樹脂ケースの収容部内から露出した接点部と、樹脂ケース外に露出した端子部を備える電子部品であれば適用できる。
本開示によるスイッチケース及びスイッチは、樹脂ケースと金属板の密着性を向上させて、スイッチケース内に水やフラックスの浸入することを抑制する。本開示のスイッチケースは、電子部品に有用である。そして、その電子部品は、電子機器に有用である。
20 樹脂ケース
20A 上面
20B 底面
20C ピン穴
21 収容部
21A 開口部
21B 底部
22 可動部材
23 押圧体
24 保護シート
30 第1金属板(金属板)
30A 第1面
30B 第2面
30C 露出部
31 端子部
32 中間部
32A 側面
32B 側面
33 第1接点部(接点部)
40 第2金属板(金属板)
40A 第1面
40B 第2面
40C 露出部
41 端子部
42 中間部
42A 側面
42B 側面
43 第2接点部(接点部)
50 第1構造部(構造部)
51 第1凹部(凹部)
52 貫通孔
60 第2構造部(構造部)
61 第2凹部(凹部)
100 スイッチ
101 スイッチケース

Claims (10)

  1. 第1面と前記第1面と反対側にある第2面とを有する金属板と、
    前記金属板の一部を埋設する樹脂ケースと、を備え、
    前記樹脂ケースは、表面に形成された開口を含む収容部を有し、
    前記金属板は、端子部と、接点部と、前記端子部と前記接点部との間に位置する中間部とを有し、
    前記端子部は、前記樹脂ケースの表面から露出し、
    前記接点部は、前記樹脂ケースから前記収容部へ露出した前記第1面の一部を有し、
    前記中間部は、前記樹脂ケースに埋設されるとともに、前記中間部には前記第1面と前記第2面とを貫通する少なくとも一つの貫通孔が設けられ、
    前記少なくとも一つの貫通孔では、前記第2面の孔径は前記第1面の孔径より大きい、
    スイッチケース。
  2. 前記金属板の厚さは、30μm以上、100μm以下である、
    請求項1記載のスイッチケース。
  3. 前記第2面の前記孔径は、30μm以上、80μm以下である、
    請求項1記載のスイッチケース。
  4. 前記中間部には、複数の前記貫通孔が形成され、
    前記第2面には、複数の前記貫通孔のうちの隣り合う二つの間に第1凹部が形成されている、
    請求項1に記載のスイッチケース。
  5. 前記第1凹部の深さは、5μm以上である、
    請求項4に記載のスイッチケース。
  6. 前記中間部は、前記第1面と前記第2面との間に、第1側面と前記第1側面の反対側にある第2側面とを有し、
    複数の前記貫通孔は、前記第1側面から前記第2側面に向かって並ぶように形成されている、
    請求項1に記載のスイッチケース。
  7. 前記第2面における前記接点部を構成する部分は、
    前記樹脂ケースから露出した露出部と、
    前記露出部の周りに形成された複数の第2凹部と、を有する、
    請求項1に記載のスイッチケース。
  8. 前記第2凹部の深さは、5μm以上である、
    請求項7に記載のスイッチケース。
  9. 請求項1に記載のスイッチケースと、
    前記収容部内に収容され、前記接点部と電気的に接続される可動部材と、を備える、
    スイッチ。
  10. 前記開口部を覆う保護シートをさらに備える、
    請求項9に記載のスイッチ。
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