JPWO2016125222A1 - プロジェクタ、機能性フィルタ及び代替用ガラス板 - Google Patents

プロジェクタ、機能性フィルタ及び代替用ガラス板 Download PDF

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Abstract

光を透過する透過部材を必要に応じて交換することができ、かつ、光透過部材を小型化することができるプロジェクタを提供することを目的とする。プロジェクタは、ライトバルブと、投射部と、交換機構とを具備する。前記ライトバルブは、光を変調する。前記投射部は、前記光を投射する。前記交換機構は、前記ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置される透過部材を保持し、前記透過部材を交換可能とされる。

Description

本技術は、スクリーン上に像を投影するプロジェクタ等の技術に関する。
従来からスクリーン上に像を投影するプロジェクタが広く知られている。下記特許文献1には、色フィルタ及びカバーガラスが、投射レンズの出射側の光路上において択一的に入れ替え可能に構成されたプロジェクタが記載されている。このプロジェクタにおいては、色フィルタが投射レンズの出射側に配置されている場合には、色再現性を優先する色調優先モードで投射が行われ、一方、カバーガラスが投射レンズの出射側に配置されている場合には、輝度を優先する輝度優先モードで投射が行われる。
特開2010−79253号公報
特許文献1に記載のプロジェクタでは、必要に応じて色フィルタ及びカバーガラスを交換することができる。しかしながら、投射レンズの出射側に色フィルタ及びカラーガラスを配置してしまうと、色フィルタ及びカバーガラスを大型化する必要があり、これは、コストアップの原因となる。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、光を透過する透過部材を必要に応じて交換することができ、かつ、光透過部材を小型化することができるプロジェクタ等の技術を提供することある。
本技術に係るプロジェクタは、ライトバルブと、投射部と、交換機構とを具備する。
前記ライトバルブは、前記ライトバルブで変調された光を変調する。
前記投射部は、前記光を投射する。
前記交換機構は、前記ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置される透過部材を保持し、前記透過部材を交換可能とされる。
このプロジェクタによれば、交換機構によって、透過部材を必要に応じて他の透過部材に交換することができる。さらに、透過部材は、ライトバルブ及び投射レンズの間の光路上に配置されるので、透過部材を小型化することができる。これによりコストを削減することができる。
上記プロジェクタにおいて、前記交換機構は、前記光透過部材を着脱可能に保持する透過部材保持部を有していてもよい。
このプロジェクタでは、着脱によって簡単に透過部材を他の透過部材に交換することができる。
上記プロジェクタにおいて、前記投射部は、プロジェクタに対して交換可能とされていてもよく、前記プロジェクタは、前記投射部の一部が挿通可能な開口を有する外装筐体をさらに具備していてもよい。この場合、前記透過部材は、前記投射部が前記プロジェクタから取り外された状態で、前記外装筐体の前記開口を介して交換されてもよい。
これにより、ユーザは、投射部が取り外されたときに外装筐体に形成される開口を介して、透過部材を簡単に交換することができる。
上記プロジェクタにおいて、前記ライトバルブは、液晶ライトバルブであってもよく、前記プロジェクタは、前記液晶ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置されたクロスダイクロイックプリズムをさらに具備していてもよい。この場合、前記透過部材は、前記クロスダイクロイックプリズム及び前記投射部の間の光路上に配置されていてもよい。
上記プロジェクタにおいて、前記透過部材は、前記投射部の入射面よりも前記クロスダイクロイックプリズムの出射面に近い位置に配置されていてもよい。
これにより、透過部材をさらに小型化することができる。
上記プロジェクタにおいて、前記交換機構は、前記透過部材を着脱可能に保持し、かつ、前記クロスダイクロイックプリズムを保持する透過部保持部を有していてもよい。
上記プロジェクタにおいて、前記透過部材は、ホルダによって保持されていてもよい。この場合、前記透過部材保持部は、前記ホルダを着脱可能に保持してもよい。
これにより、透過部材を適切に交換可能とすることができる。
上記プロジェクタにおいて、前記透過部材保持部は、前記光が透過する開口を有し、前記ホルダは、前記開口を覆うように前記透過部材保持部に保持されていてもよい。
このように、ホルダが開口を覆うように保持されることで、開口よりも光路の上流側(例えば、ライトバルブ)に塵埃などが侵入してしまうことを効果的に防止することができる。
上記プロジェクタにおいて、前記透過部保持部は、第1の係合溝及び第2の係合溝を有していてもよい。この場合、前記ホルダは、前記ホルダの一端部側に設けられ、第1の係合溝に係合される第1の係合部と、前記ホルダの他端部側に設けられ、付勢部を介いて第2の係合溝に係合される第2の係合部とを有していてもよい。
プロジェクタ。
これにより、透過部材を適切に交換可能とすることができる。
上記プロジェクタにおいて、前記交換機構は、透過部材としての機能性フィルタ又は代替用ガラス板を前記光路上に保持する。
本技術に係る機能性フィルタは、光を変調するライトバルブ及び前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部の間の光路上に配置される機能性フィルタを交換可能に保持する交換機構を具備するプロジェクタにおいて使用される。
本技術に係る代替用ガラス板は、光を変調するライトバルブ及び前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部の間の光路上に配置される代替用ガラス板を交換可能に保持する交換機構を具備するプロジェクタにおいて使用される。
以上のように、本技術によれば、を透過する透過部材を必要に応じて交換することができ、かつ、光透過部材を小型化することができるプロジェクタ等の技術を提供することができる。
本技術の一実施形態に係るプロジェクタを示す模試的な斜視図である。 プロジェクタが有する画像生成部を示す模式的な上面図である。 プロジェクタが有する画像生成部の一部を示す模式的な上面図である。 図2に示すA−A"間の模式的な側方断面図である。 透過部材保持部及び透過部材を示す斜視図である。 透過部材保持部及び透過部材を示す断面斜視図である。 透過部材保持部及び透過部材を示す側方断面図である。 投射部が取り外されたときの様子を示す模式的な前面図である。 入射側偏光板及び出射側偏光板と、冷却風との関係を説明するための模式的な斜視図である。 比較例における入射側偏光板及び出射側偏光板と、冷却風との関係を説明するための模式的な斜視図である。 UV接着材がワイヤ間の溝内に侵入してしまったときの様子を示す図である。 出射側偏光板にスクライブカットが形成されたときの様子を示す図である。 ゴーストの発生原因を説明するための図である。 ゴーストの発生原因を説明するための図である。 出射側偏光板が、クロスダイクロイックプリズムにおける対向する側面に対して傾斜して配置されることを説明するための図である。 第1の出射側偏光板及び第3の出射側偏光板が、対向する側面に平行な状態から、Z軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。 第1の出射側偏光板及び第3の出射側偏光板が、対向する側面に平行な状態から、X"軸、X"""軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。 図17における一例についての模式的な側面図である。 第1の出射側偏光板、第2の出射側偏光板及び第3の出射側偏光板が、対向する側面に平行な状態から、両方の軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。 出射側偏光板を傾ける角度と、出射側偏光板のワイヤの方向との関係を説明するための図である。
[プロジェクタ100の全体構成及び各部の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係るプロジェクタ100を示す模試的な斜視図である。なお、図1では、内部構造を見やすく表示するため、外装筐体の上面部を省略して図示している。本実施形態に係るプロジェクタ100は、例えばプレゼンテーション用、もしくはデジタルシネマ用のプロジェクタ100として用いられる。その他の用途に用いられるプロジェクタ100にも、以下に説明する本技術は適用可能である。
プロジェクタ100は、光を出射可能な光源部10と、光源部10からの光を元に画像を生成する画像生成部20と、画像生成部20における各種の光学系(図2参照)を冷却するための冷却部50と、画像生成部20により生成された画像をスクリーン(図示せず)上に投射する投射部60とを有する。またプロジェクタ100は、光源部10、画像生成部20、冷却部50及び投射部60を内部に収容する外装筐体1を有している。
なお、図示は省略しているが、プロジェクタ100は、プロジェクタ100の各部を統括的に制御する制御部と、揮発性及び不揮発性のメモリを含む記憶部と、他の装置と通信可能な通信部とを備えている。制御部、記憶部、通信部は、配線基板上に搭載されており、この配線基板が外装筐体1の内部に収容されている。
外装筐体1は略直方体形状を有しており、外装筐体1の前面部側には、投射部60が取り付けられている。外装筐体1の前面部には、外装筐体1に投射部が取り付けられた状態で、投射部60の一部が挿通可能な開口2が形成されている。この開口2は、投射部60の形状に対応して円形に形成されており、投射部60の前方側の径よりも若干大きい程度の大きさとされる。なお、この開口2の大きさは、少なくともユーザ(最終消費者又はサービスマン(最終消費者の代わりにメンテナンス等を行う者のこと)。以下、同様)の指先が入る程度の大きさとされている。
また、外装筐体1の2つの側面部にはそれぞれ吸気口3が形成されている。この吸気口3は、プロジェクタ100の前後方向(Y軸方向)に延在する長方形状に形成されている。
光源部10は、青色波長域のレーザ光、及び、そのレーザ光によって励起される蛍光物質から生じる赤色波長域から緑色波長域の光を合成して白色光を出射するように構成されている。光源部10は、光源用の筐体11を含み、この筐体11の内部には、複数の固体光源を有する光源ユニット、光源ユニットの光を受けて白色光を生成して出射する蛍光体ユニットなどが配置される。なお、光源部10は、白色光を出射するように構成されていれば、その構成については特に限定されない。
画像生成部20は、光源部10から出射された赤色光、緑色光、及び青色光を含む白色光をもとに画像を生成する。画像生成部20は、画像生成部用の筐体21を含み、この筐体21の内部には各種の光学系が配置されている。画像生成部20における各種の光学系についての詳細は図2を参照して後述する。
冷却部50は、画像生成部20おける各種光学系を冷却するための冷却風を発生させるように構成されている。冷却部50は、塵埃を除去するための、例えばスポンジタイプや帯電タイプのフィルタ52と、冷却風を発生させる送風機構51(例えば、軸流ファン、遠心ファン等)とを有する。本実施形態では、外装筐体1の側面部に形成された吸気口3に対向する位置に、吸気口3に沿ってフィルタ52が配置されている。また、フィルタ52の側方に送風機構51が配置されている。この送風機構51が駆動することで、吸気口3から吸入された外部の空気が、フィルタ52を介して画像生成部20における各種光学系に対して吹き付けられる。
なお、本実施形態に係るプロジェクタ100は、送風機構51によって発生した冷却風が画像生成部20における各種光学系に対して下側から吹き付けられるように冷却風を導くダクト(図示せず)を有している。すなわち、本実施形態においては、冷却風は、画像生成部20における各種光学系に対して下側から吹き付けられる。
投射部60は、画像生成部20から出射された光をスクリーン上に投射する。この投射部60は、前方側の径が後方側の径よりも大きい円筒状の筒体61と、筒体61の内部に設けられた複数のレンズ62(図2参照)とを有している。
本実施形態においては、投射部60は、プロジェクタ100に対して着脱可能(交換可能)とされている。例えば、投射部60は、必要に応じて他の種類の投射部60(例えば、レンズの種類が異なる投射部60)に交換される。あるいは、投射部60は、投射部60が故障したときに同種類の新たな投射部60と交換される。
画像生成部20における筐体21の前方側には、投射部60を着脱可能に保持する投射部保持部5が形成されている。投射部60を着脱可能とするための機構については、例えば、螺子式、磁石式などが挙げられるが、この機構については特に限定されない。投射部保持部5において、画像生成部20からの光が出射される位置に対応する位置(投射部保持部5の中央近傍の位置)には、投射部60を保持するための開口6(図4も参照)が形成されている。
この開口6は、投射部60の形状に対応して円形状に形成されており、投射部60の後方側の径よりも若干大きい程度の大きさとされる。なお、この開口6の大きさは、少なくともユーザの指先が入る程度の大きさとされている。
本実施形態では、投射部60が投射部保持部5に保持されている状態では、投射部60の前方側の一部が外装筐体1の前方に突出する。また、投射部60が投射部保持部5に保持されている状態で、投射部60の後方側の一部が投射部保持部5の後方に突出し、その一部が画像生成部用の筐体21の内部に入り込む(図4参照)。
[画像生成部20の構成]
図2は、プロジェクタ100が有する画像生成部20を示す模式的な上面図である。図3は、画像生成部20の一部を示す模式的な上面図である。
これらの図に示すように、画像生成部20は、インテグレータ素子22と、偏光変換板25と、集光レンズ26と、第1のダイクロイックミラー27と、第2のダイクロイックミラー28と、第1のミラー29と、第2のミラー30と、第3のミラー31とを含む。また、画像生成部20は、第1のリレーレンズ32と、第2のリレーレンズ33と、第1のフィールドレンズ34と、第2のフィールドレンズ35と、第3のフィールドレンズ36とを含む。
さらに、画像生成部20は、第1の液晶ライトバルブ41Rと、第2の液晶ライトバルブ41Gと、第3の液晶ライトバルブ41Bと、第1の入射側偏光板42Rと、第2の入射側偏光板42Gと、第3の入射側偏光板42Bと、第1の出射側偏光板43Rと、第2の出射側偏光板43Gと、第3の出射側偏光板43Bとを含む。また、画像生成部20は、第1の偏光変換板44Rと、第2の偏光変換板44Gと、第3の偏光変換板44Bと、クロスダイクロイックプリズム45とを含む。
インテグレータ素子22は、光源部10から偏光変換板44に照射される入射光を、均一な輝度分布に整える。インテグレータ素子22は、二次元的に配列された複数のマイクロレンズを有する第1のフライアイレンズ23と、その各マイクロレンズに1つずつ対応するように配列された複数のマイクロレンズを有する第2のフライアイレンズ24とを有する。
光源部10からインテグレータ素子22に入射された平行光は、第1のフライアイレンズ23のマイクロレンズによって複数の光束に分割され、第2のフライアイレンズ24における対応するマイクロレンズにそれぞれ結像される。第2のフライアイレンズ24のマイクロレンズのそれぞれが、二次光源として機能し、輝度が揃った複数の平行光を、偏光変換板25に出射する。
偏光変換板25は、インテグレータ素子22を介して入射する入射光の偏光状態を揃えて集光レンズ26に出射する。集光レンズ26は、入射された光を集光して第1のダイクロイックミラー27に出射する。
第1のダイクロイックミラー27は、入射された白色光のうち、赤色光を選択的に透過させ、逆に、緑色光及び青色光を選択的に反射する。第2のダイクロイックミラー28は、第1のダイクロイックミラー27により反射された緑色光及び青色光のうち、青色光を選択的に透過させ、逆に、緑色光を選択的に反射する。このようにして、光源部10から出射された光が、赤色光、緑色光、青色光に分離される。
第1のミラー29は、第1のダイクロイックミラー27を透過した赤色光を反射させて第1のフィールドレンズ34側に導く。第1のフィールドレンズ34は、入射された赤色光を平行化して第1の入射側偏光板42Rに出射する。
同様に、第2のフィールドレンズ35は、第2のダイクロイックミラー28によって反射された緑色光を平行化して第2の入射側偏光板42Gに出射する。
第2のミラー30は、第2のダイクロイックミラー28を透過して第1のリレーレンズ32を通った青色光を反射して、第3のミラー31側に導く。第3のミラー31は、第2のリレーレンズ33を通った青色光を反射して、第3のフィールドレンズ36側に導く。第3のフィールドレンズ36は、第3のミラー31によって反射された青色光を平行化して第3の入射側偏光板42Bに出射する。
第1の液晶ライトバルブ41Rは赤色光を変調し、第2の液晶ライトバルブ41Gは、緑色光を変調する。また、第3の液晶ライトバルブ41Bは、青色光を変調する。
第1の入射側偏光板42Rは、赤色光(第1の波長帯の光)を変調する第1の液晶ライトバルブ41Rの入射側に配置され、第1の出射側偏光板43Rは、第1の液晶ライトバルブ41Rの出射側に配置される。第2の入射側偏光板42Gは、緑色光(第2の波長帯の光)を変調する第2の液晶ライトバルブ41Gの入射側に配置され、第2の出射側偏光板43Gは、第2の液晶ライトバルブ41Gの出射側に配置される。また、第3の入射側偏光板42Bは、青色光(第3の波長帯の光)を変調する第3の液晶ライトバルブ41Bの入射側に配置され、第3の出射側偏光板43Bは、第3の液晶ライトバルブ41Bの出射側に配置される。つまり、入射側偏光板42及び出射側偏光板43は、液晶ライトバルブ41を間に挟むようにして配置される。
さらに、本実施形態においては、第1の入射側偏光板42Rの出射面側の位置に第1の偏光変換板44R(例えば、1/2λ板)が配置されている。同様に、第2の入射側偏光板42Gの出射面側の位置に第2の偏光変換板44G(例えば、1/2λ板)が配置されており、第3の入射側偏光板42Bの出射面側の位置に第3の偏光変換板44B(例えば、1/2λ板)が配置されている。
なお、これらの偏光変換板44が設けられている理由や、入射側偏光板42及び出射側偏光板43についてのさらに具体的な構成については、図9を参照して後に詳述する。
第1の入射側偏光板42Rは、第1のフィールドレンズ34によって平行化された赤色光の偏光状態を揃えて出射する。第1の偏光変換板44Rは、偏光方向が揃えられた赤色光のその偏光方向を光軸回りに90°回転させて第1の液晶ライトバルブ41Rに出射する。第1の液晶ライトバルブ41Rは、供給される画像情報に基づき、入射光を画素毎に変調し、赤色画像を生成して第1の出射側偏光板43Rに出射する。第1の出射側偏光板43Rは、入射された赤色光の偏光方向を揃えてクロスダイクロイックプリズム45へと出射する。
第2の入射側偏光板42Gは、第2のフィールドレンズ35によって平行化された緑色光の偏光状態を揃えて出射する。第2の偏光変換板44Gは、偏光方向が揃えられた緑色光のその偏光方向を光軸回りに90°回転させて第2の液晶ライトバルブ41Gに出射する。第2の液晶ライトバルブ41Gは、供給される画像情報に基づき、入射光を画素毎に変調し、緑色画像を生成して第2の出射側偏光板43Gに出射する。第2の出射側偏光板43Gは、入射された緑色光の偏光方向を揃えてクロスダイクロイックプリズム45へと出射する。
第3の入射側偏光板42Bは、第3のフィールドレンズ36によって平行化された青色光の偏光状態を揃えて出射する。第3の偏光変換板44Bは、偏光方向が揃えられた青色光のその偏光方向を光軸回りに90°回転させて第3の液晶ライトバルブ41Bに出射する。第3の液晶ライトバルブ41Bは、供給される画像情報に基づき、入射光を画素毎に変調し、青色画像を生成して第3の出射側偏光板43Bに出射する。第3の出射側偏光板43Bは、入射された青色光の偏光方向を揃えてクロスダイクロイックプリズム45へと出射する。
クロスダイクロイックプリズム45は、3つの方向から入射した各色の光を重ね合わせて合成し、投射部60に向けて出射する。クロスダイクロイックプリズム45は、上下方向から見て正方形である直方体形状(立方体形状)を有している。
クロスダイクロイックプリズム45は、第1の出射側偏光板43Rに対向し、赤色光が入射される第1の側面45aと、第2の出射側偏光板43Gに対向し、緑色光が入射される第2の側面45bと、第3の出射側偏光板43Bに対向し、青色光が入射される第3の側面45cとを有する。また、クロスダイクロイックプリズム45は、赤色光、緑色光及び青色光の合成光が出射される第4の側面45d(出射面)を有する。第1の側面45a及び第3の側面45cは互いに対向する側面とされており、第2の側面45b及び第4の側面45dは互いに対向する面とされている。
このクロスダイクロイックプリズム45は、上下方向(一方向:Z軸方向)から見て、直角2等辺三角形である4つの三角柱プリズム同士を貼りあわせるようにして形成されている。4つの三角柱プリズムの界面には、2つのダイクロイック膜46、47が形成されている。2つのダイクロイック膜46、47は、上下方向(一方向:Z軸方向)から見てX字状とされており、その交差軸が上下方向に沿って延びるように形成されている。
2つのダイクロイック膜46、47のうち第1のダイクロイック膜46は、緑色光及び青色光を選択的に透過させ、逆に、赤色光を選択的に反射させる。一方、第2のダイクロイック膜47は、緑色光及び赤色光を選択的に透過させ、逆に、青色光を選択的に反射させる。
従って、第1の出射側偏光板43Rによって偏光状態が揃えられ、第1の側面45aからクロスダイクロイックプリズム45に入射された赤色光は、第1のダイクロイック膜46により反射されて投射部60側に導かれる。また、第2の出射側偏光板43Gによって偏光状態が揃えられ、第2の側面45bからクロスダイクロイックプリズム45に入射された緑色光は、第1のダイクロイック膜46及び第2のダイクロイック膜47を透過して直進し、投射部60に至る。
また、第3の出射側偏光板43Bによって偏光状態が揃えられ、第3の側面45cからクロスダイクロイックプリズム45に入射された青色光は、第2のダイクロイック膜47により反射されて投射部60側に導かれる。これにより、赤色光、緑色光及び青色光の合成光が生成され、この合成光が第4の側面45dから出射される。
なお、本実施系形態において3つの液晶ライトバルブ41、3つの入射側偏光板42、3つの出射側偏光板43、3つの偏光変換板44、及びクロスダイクロイックプリズム45は、1つの光学ユニット40として形成されている。
[透過部材70]
クロスダイクロイックプリズム45と投射部60との間の光路上には、光を透過させる透過部材70が配置されている。この透過部材70は、機能性フィルタ70aまたは代替用ガラス板70bを含む。機能性フィルタ70aとしては、例えば、波長選択性フィルタ(例えば、カラーセレクト等)、偏光解消フィルタ(例えば、水晶板、位相差フィルム)、λ/4板、色トリミングフィルタなどが用いられる。
波長選択性フィルタは、例えば、3D輝度を向上させる目的や、特殊スクリーンに対して超短焦点投射を行う場合にスクリーンむらを解消させる目的で使用される。また、偏光解消フィルタ及びλ/4板は、スクリーンむらを解消する目的で使用され、色トリミングフィルタは、例えば、色域を拡大する目的や、色分離により3D表示を行う目的で使用される。
代替用ガラス板70bは、クロスダイクロイックプリズム45と投射部60との間の光路上に機能性フィルタ70aが配置されていないときに、機能性フィルタ70aの代わりに用いられる。すなわち、機能性フィルタ70aが配置されていないときに、機能性フィルタ70aの位置に何も配置されていないと、バックフォーカスの位置が合わなくなってしまうので、その位置に機能性フィルタの代わりに代替用ガラス板70bが配置される。
代替用ガラス板70bは、例えば、フロートガラスなどの低コスト素材によって形成される。また、機能性フィルタ70a及び代替用ガラス板70bは、光学長が同じ光学長となるように、フィルタ屈折率に基づいて適切に厚みが設定されている。
なお、出荷段階では、初期設定で、クロスダイクロイックプリズム45と投射部60との間の光路上に代替用ガラス板70bが設けられている。なお、出荷段階において、代替用ガラス板70bが上記光路上に設けられている状態で、液晶ライトバルブ41及び投射部60の位置合わせが行われる。
ユーザは、機能拡張を必要とする場合、必要に応じて、初期設定で設けられている安価な代替用ガラス板70bを取り外し、代替用ガラス板70bを任意の機能性フィルタ70aに交換する。
[交換機構]
本実施形態においては、ユーザが容易に透過部材70(機能性フィルタ70aまたは代替用ガラス板70b)を交換することができるように、透過部材70を交換可能な交換機構がプロジェクタ100に対して設けられている。
図4は、図2に示すA−A"間の模式的な側方断面図である。図5は、透過部材保持部80及び透過部材70を示す斜視図である。図6は、透過部材保持部80及び透過部材70を示す断面斜視図である。図7は、透過部材保持部80及び透過部材70を示す側方断面図である。
これらの図に示すように、投射部保持部5の背面側には、透過部材70(ホルダ72)を着脱可能に保持することが可能な透過部材保持部80(交換機構の一例)が設けられている。透過部材保持部80は、その中央部分が平坦な半球殻状の形状(お椀型の形状)を有している。透過部材保持部80には、複数のネジ穴80aが形成されており、このネジ穴80aにネジが螺着されることによって、透過部材保持部80が投射部保持部5の背面側に取り付けられる。
透過部材保持部80の中央近傍には、透過部材保持部80を前後方向に貫通する、光を透過させるための開口80bが形成されている。透過部材保持部80の前方側において、この開口80bに対応する位置に、透過部材70(ホルダ72)を着脱可能に保持する透過部材着脱部81が形成されている。透過部材着脱部81は、開口80bの上側に形成された第1の係合溝82と、開口80bの下側に形成された第2の係合溝83とを有している。
透過部材保持部80の背面側において、開口80bに対応する位置には、クロスダイクロイックプリズム45が固定的に取り付けられている。クロスダイクロイックプリズム45は、透過部材保持部80によって保持されることによって、画像生成部用の筐体21の内部で所定の位置に固定される。すなわち、透過部材保持部80は、透過部材70(ホルダ72)を着脱可能に保持しつつ、クロスダイクロイックプリズム45を固定的に保持している。
透過部材70は、透過部材着脱部81(透過部材保持部80)に取り付けられた状態で、投射部60の入射面よりもクロスダイクロイックプリズム45の出射面45dに近い位置に配置される。また、透過部材70(ホルダ72)は、開口80bを覆うように透過部材着脱部81(透過部材保持部80)に保持される。
透過部材70(機能性フィルタ70a及び代替用ガラス板70b)は、ホルダ72によって保持されている。ホルダ72は矩形の枠体73と、枠体73の上端部側に形成された第1の係合部74と、枠体73の下端部側に形成された第2の係合部75とを有する。第1の係合部74は、第1の係合溝82に係合し、第2の係合部75は、爪部75d(付勢部)を介して第2の係合溝83に係合する。
第1の係合部74は、枠体73の上端部における略中央の位置から上方に突出する第1の部分74aと、第1の部分74aの上端部から後方に突出する第2の部分74bと、第2の部分74bの後端部から上方に突出する第3の部分74cとを含む。
第2の係合部75は、枠体73の下端部における中央近傍の位置から下側に向けて互いに平行に突出する2つの第1の部分75aと、2つの第1の部分75aの下端部を繋ぐ第2の部分75bとを含む。また、第2の係合部75は、第2の部分75bの上端部において第2の部分74bから後方側に向けて突出する舌状の第3の部分75cと、第3の部分75cの後方側において第3の部分74cから上方に突出する第4の部分75d(爪部:付勢部)とを含む。
なお、第1の係合部74は、透過部材70(ホルダ72)着脱されるときに支点となる部分である。一方、第2の係合部75は、透過部材70(ホルダ72)が着脱されるときに固定及び解除を切り替えるための部分である。
具体的には、第2の係合部75の第4の部分75d(爪部)が上方に付勢されて透過部材保持部80の背面側に回り込むことによって、透過部材70(ホルダ72)が透過部材着脱部81に対して固定される。一方、第2の係合部75の第2の部分74bの下端部が前方に移動されると、第2の係合部75の第4の部分75d(爪部)の固定状態が解除され、これにより、透過部材70(ホルダ72)が透過部材着脱部81から取り外し可能となる。
[透過部材70(ホルダ72)を交換するときの動作]
次に、ユーザが、機能性フィルタ70a及び代替用ガラス板70bを交換するときの動作について説明する。ここでの説明では、プロジェクタ100には、代替用ガラス板70bが設けられているものとする。なお、上述のように、出荷段階では、クロスダイクロイックプリズム45と投射部60との間の光路上に代替用ガラス板70bが取り付けられている。
ユーザは、機能拡張を必要とする場合、まず、投射部60を投射部保持部5から取り外す。図8は、投射部60が取り外されたときの様子を示す模式的な前面図である。図8に示すように、投射部60が投射部保持部5から取り外されると、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6を介して、代替用ガラス板70bが露出する。
次に、ユーザは、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6に指先を入れて、代替用ガラス板70bを透過部材着脱部81から取り外す。なお、上述のように、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6は、ユーザの指先が入る程度の大きさとれているため、ユーザは、これらの開口2、6に指先を容易に入れることができる。
代替用ガラス板70bを取り外すとき、ユーザは、ホルダ72における第2の係合部75の第2の部分74bの下端部をつまんで前方に移動させる。すると、第2の係合部75の第4の部分75d(爪部)の固定状態が解除される。ユーザが、第2の係合部75の第2の部分74bの下端部をさらに前方に移動させると、ホルダ72(代替用ガラス板70b)が第1の係合部74を支点として回動し、ホルダ72(代替用ガラス板70b)が透過部材着脱部81から取り外される。
次に、ユーザは、任意の機能性フィルタ70aを把持し、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6に指先を入れて、機能性フィルタ70aを透過部材着脱部81に取り付ける。機能性フィルタ70aを取り付けるとき、まず、ユーザは、ホルダ72における第1の係合部74を透過部材着脱部81の第1の係合溝82に挿入する。次に、ユーザは、第1の係合部74を支点としてホルダ72(機能性フィルタ70a)を回動させ、ホルダ72の第2の係合部75を透過部材着脱部81の第2の係合溝83へ挿入する。
ホルダ72の第2の係合部75が透過部材着脱部81の第2の係合溝83へ挿入されると、第2の係合部75の第4の部分75d(爪部)が透過部材保持部80の背面側に回り込んで、上方に向けて付勢される。これによりホルダ72(機能性フィルタ70a)が透過部材着脱部81に対して固定される。
機能性フィルタ70aが透過部材着脱部81に取り付けられると、次に、ユーザは、投射部60を投射部保持部5に取り付ける。これにより、プロジェクタ100の機能が拡張される。
ここでの説明では、代替用ガラス板70bを機能性フィルタ70aに交換するときの動作について説明した。一方、機能性フィルタ70aが代替用ガラス板70bに交換されてもよく、機能性フィルタ70aが他の種類の機能性フィルタ70aへと交換されてもよい。なお、これらの動作については、上述の動作と同様であるため、説明を省略する。
[交換機構における作用等]
本実施形態に係るプロジェクタ100によれば、透過部材70(機能性フィルタ70a及び代替用ガラス板70b)を必要に応じて交換することができる。また、本実施形態に係るプロジェクタ100では、透過部材70は、クロスダイクロイックプリズム45及び投射部60の間の光路上に配置されるので、透過部材70が投射部60の前方側に設けられる場合に比べて、透過部材70を小型化することができる。これによりコストを削減することができる。
また、本実施形態では、透過部材70は、透過部材着脱部81に取り付けられた状態で、投射部60の入射面よりもクロスダイクロイックプリズム45の出射面に近い位置に配置されている。これにより、さらに透過部材70を小型化することができる。なお、透過部材70の位置は、クロスダイクロイックプリズム45の出射面に近づくほど小さくすることが可能である。
さらに、本実施形態では、交換機構として、透過部材着脱部81(透過部材保持部80)が採用されている。これにより、着脱によって簡単に透過部材70を交換することができる。さらに、本実施形態では、透過部材着脱部81として、第1の係合溝82及び第2の係合溝83が形成されており、対応して透過部材70のホルダ72には、第1の係合部74及び第2の係合部75が形成されている。
従って、これらの第1の係合溝82、第2の係合溝83、第1の係合部74及び第2の係合部75により、ユーザが透過部材70を容易に交換することができる。特に、本実施形態では、ホルダの第2の係合部が、その爪部75dを介して第2の係合溝83に係合する構成とされているため、ユーザが透過部材70をさらに容易に交換することができる。
さらに、本実施形態では、透過部材70は、投射部60がプロジェクタ100から取り外されたときに形成される、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6を介して交換される。従って、ユーザは、透過部材70を交換する際に、プロジェクタ100を分解する必要がない。これにより、ユーザは、容易に透過部材70を交換することができる。
なお、一般的なプロジェクタ100の場合、投射部60が着脱可能に構成されている場合が多い。従って、透過部材70を交換可能とするために、外装筐体1や投射部保持部5を特別に変更する必要はない。つまり、外装筐体1や投射部保持部5は、既存のプロジェクタ100と同じ部材を用いることができる。
また、本実施形態では、透過部材70(ホルダ72)は、開口80bを覆うように透過部材着脱部81(透過部材保持部80)に保持される。このように、透過部材70(ホルダ72)が開口80bを覆うことで、開口80bよりも光路の上流側に塵埃などが侵入してしまうことを効果的に防止することができる。
ここで、機能性フィルタ70aによるいくつかの機能をプロジェクタ100に搭載した場合、その機能を必要としないユーザに対してもその機能が搭載されることになるため、その機能分のコストがユーザに対して無駄となる可能性がある。これは、販売台数の減少に繋がるおそれがある。一方、機能性フィルタ70aによる機能を取捨選択した場合、小数の要求が無視されてしまう。これも販売台数の減少に繋がるおそれがある。
一方、本実施形態に係るプロジェクタ100では、プロジェクタ100の出荷段階において初期設定で、安価な代替用ガラス板70bが設けられている。そして、機能拡張の必要がある場合に、必要に応じて、代替用ガラス板70bが機能性フィルタ70aと交換される。
従って、本実施形態に係るプロジェクタ100では、その機能を必要としないユーザに対して無駄なコストが上乗せされてしまうことを防止することができる。また、本実施形態に係るプロジェクタ100は、必要に応じて機能性フィルタ70aを取り付けることができるので、小数の要求にも適切に対応することができる。つまり、本実施形態では、初期設定において安価なプロジェクタ100を提供しつつ、機能性フィルタ70aによる機能が必要なユーザに対して適切にその機能を提供することができる。これは、販売台数の増加に繋がると考えられる。
ここで、比較例として、クロスダイクロイックプリズム45の出射面45dに対して機能性フィルタ70aが固着されている場合を想定する。この場合、機能性フィルタ70aを交換しようとすると、クロスダイクロイックプリズム45を含む光学ユニット40全体を交換する必要が生じる。この場合、最終消費者自身では交換が難しい。一方、サービスマンであれば、光学ユニット40全体を交換可能であるが、液晶ライトバルブ41の位置調整を行う必要もあるため、加工費が高くなってしまう場合がある。
一方、本実施形態では、透過部材70(ホルダ72)は、透過部材保持部80の透過部材着脱部81に対して着脱可能とされているため、クロスダイクロイックプリズム45を含む光学ユニット40全体を交換する必要がない。このため、最終消費者においても簡単に透過部材70を交換することができ、また、サービスマンによる加工費が高くなってしまうことも防止することができる。
以上の説明では、透過部材70が配置される位置が、クロスダイクロイックプリズム45及び投射部60の間の光路上であるとして説明した。一方、透過部材70が配置される位置は、液晶ライトバルブ41及びクロスダイクロイックプリズム45の間の光路上であってもよい。典型的には、透過部材70が配置される位置は、液晶ライトバルブ41及び投射部60の間の光路上であればどこであっても構わない。
なお、液晶ライトバルブ41及び投射部60の間の光路上に、透過部材70が配置されていれば、機能性フィルタ70aを有効に機能させつつ、透過部材70を小型化することができる。
以上の説明では、ライトバルブが、透過型の液晶ライトバルブ41である場合について説明した。一方、ライトバルブは、反射型の液晶ライトバルブであってもよいし、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)であってもよい。ライトバルブが反射型の液晶ライトバルブ、DLPである場合においても、透過部材70が配置される位置は、ライトバルブ及び投射部60の間の光路上とされる。
以上の説明では、交換機構が着脱式であるについて説明した。一方、交換機構は、ねじ止め式や、磁石式であってもよい。あるいは、交換機構は、レボルバー式や、シャッタ方式であってもよい。
レボルバー方式の場合、種類の異なる複数の透過部材70が円盤状のレボルバーの周方向に沿って並べられるように配置される。そして、レボルバーが回されると、ライトバルブ及び投射部60の間の光路上に配置される透過部材70が順次切り替えられる。
シャッタ方式の場合、例えば、種類の異なる複数の透過部材70が、一方向に長いシャッタの長手方向に沿って並べられるように配置される。そして、一方向に沿ってシャッタが移動されると、ライトバルブ及び投射部60の間の光路上に配置される透過部材70が順次切り替えられる。
以上の説明では、透過部材70が、外装筐体1の開口2及び投射部保持部5の開口6を介して交換されるとして説明した。一方、外装筐体1の上面及び画像生成部20の筐体21の上面にそれぞれ透過部材70が挿通可能なスロットが形成されていてもよい。この場合、このスロットを介して透過部材70が交換される。
この方式は、例えば、投射部60を取り外しても手が届かないような場所(例えば、液晶ライトバルブ41及びクロスダイクロイックプリズム45の間)に透過部材70が配置される場合に特に有効である。
[入射側偏光板42及び出射側偏光板43と、冷却風との関係]
次に、入射側偏光板42及び出射側偏光板43と、冷却風との関係について説明する。図9は、入射側偏光板42及び出射側偏光板43と、冷却風との関係を説明するための模式的な斜視図である。
図9の説明では、光軸方向をY軸方向、光軸方向に垂直な水平方向をX軸方向、上下方向をZ軸方向とする。また、図9の光路の上流側を前方側、光路の下流側を後方側とする(Y軸方向)。
本実施形態において、入射側偏光板42及び出射側偏光板43は、複数のワイヤ48を有するワイヤグリッド方式の無機偏光板により構成されている。なお、無機偏光板は、耐熱性が高いといった特徴を有している。
入射側偏光板42及び出射側偏光板43は、透明なガラス材料などにより構成された基板8と、アルミニウムなどの金属などによって構成された複数のワイヤ48とを有している。複数のワイヤ48は、基板8上において一方向に延在するように、かつ、前記一方向に直交する方向に並べられるように形成される。また、隣り合うワイヤ48間には溝49が形成される。複数のワイヤ48は、ワイヤ48が延在する方向に垂直な偏光方向を有する光を透過させ、一方で、ワイヤ48が延在する方向に平行な偏光方向を有する光を反射させる。
本実施形態では、入射側偏光板42は、ワイヤ48が設けられた側が前方側に配置されている。一方、出射側偏光板43は、ワイヤ48が設けられた側が後方側に配置されている。なお、入射側偏光板42は、ワイヤ48が設けられた側が後方側に配置されていてもよい。また、出射側偏光板43は、ワイヤ48が設けられた側が前方側に配置されていてもよい。
また、本実施形態では、入射側偏光板42は、反射型の偏光板とされており、一方で、出射側偏光板43は、吸収型の偏光板とされている。このため、出射側偏光板43の基板8には、不要光を吸収するための吸収層(図示せず)が形成される。この吸収層が設けられていることによって、不要光が液晶ライトバルブ41側に戻されて、画質が劣化してしまうことを防止することができる。
なお、入射側偏光板42を吸収型の偏光板とすることもでき、出射側偏光板43を、反射型の偏光板とすることもできる。
さらに、本実施形態においては、入射側偏光板42の出射面に対して偏光変換板44(例えば、1/2λ板)が固着されている。この偏光変換板44は、透過した光の偏光方向を光軸回りに90°回転させる。
図9に示すように、本実施形態では、送風機構51によって発生された冷却風が、入射側偏光板42、液晶ライトバルブ41及び出射側偏光板43に対して下側(Z軸方向)から吹き付けられる。
そして、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向は、この冷却風が吹きつけられる方向(Z軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)とされている。同様に、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向は、冷却風が吹きつけられる方向(Z軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)とされている。つまり、本実施形態では、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向と、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向とは同じとされており、かつ、この方向が冷却風と直交する方向とされている。
このように、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48を冷却風に対して直交する方向とすることによって、複数のワイヤ48間の溝49内に水分や汚染物質(塵埃、オイル、PM2.5等)が侵入してしまうことを防止することができる。
ここで、光の動作について説明する。入射側偏光板42に入射される光のうち、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向に垂直な偏光方向(Z軸方向)を有する光は、入射側偏光板42を透過する。一方で、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向に平行な偏光方向(X軸方向)を有する光は、入射側偏光板42により反射される。
入射側偏光板42を透過した光は、偏光変換板44により光軸回りに90°回転されて、その偏光方向がX軸方向に変換される。そして、偏光方向がX軸方向の光は、液晶ライトバルブ41に入射されて変調される。液晶ライトバルブ41によって変調された光のうち、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向に垂直な偏光方向(Z軸方向)を有する光は、出射側偏光板43を透過する。一方で、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向に平行な偏光方向(X軸方向)を有する光は、出射側偏光板43の複数のワイヤ48により反射されて、出射側偏光板43の吸収層に吸収される。
[作用等]
ここで、本実施形態に係るプロジェクタ100の作用について説明する。ここでの説明では、まず、比較例について説明する。図10は、比較例における入射側偏光板42及び出射側偏光板43と、冷却風との関係を説明するための模式的な斜視図である。
図10に示す比較例では、本実施形態と異なり、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向が、冷却風に対して平行な方向(Z軸方向)とされている。また、比較例では、本実施形態と異なり、偏光変換板44が設けられていない。その他の点については、本実施形態と同様である。
図10に示す比較例では、入射側偏光板42に入射される光のうち、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向に垂直な偏光方向(Z軸方向)を有する光は、入射側偏光板42を透過する。一方で、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向に平行な偏光方向(X軸方向)を有する光は、入射側偏光板42により反射される。
入射側偏光板42を透過した偏光方向がZ軸方向の光は、液晶ライトバルブ41に入射されて変調される。液晶ライトバルブ41によって変調された光のうち、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向に垂直な偏光方向(X軸方向)を有する光は、出射側偏光板43を透過する。一方で、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向に平行な偏光方向(Z軸方向)を有する光は、出射側偏光板43の複数のワイヤ48により反射されて、出射側偏光板43の吸収層に吸収される。
図10に示す比較例では、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向が、冷却風に対して平行な方向(Z軸方向)とされているため、冷却風に含まれる塵埃や異物が出射側偏光板43の下端面に堆積してしまう。出射側偏光板43の下端面に堆積物が形成されると、空気中の水分や汚染物質がこの堆積物に吸収され、水分及び汚染物質が毛細管現象によってワイヤ48間の溝49内に侵入してしまい、出射側偏光板43が汚染されてしまう。この場合、出射側偏光板43が有効に機能しなくなってしまう。
これを防止するため、冷却風が吹きつけられる出射側偏光板43の下端面に対して、UV接着材により被覆壁を形成するといった方法が用いられる場合がある。この方法では、外部からの水分や汚染物質の侵入を防ぐことはできる。しかしながら、被覆壁がUV接着材によって形成されているため、このUV接着材自体がワイヤ48間の溝49内に侵入してしまうという問題がある。
図11には、UV接着材がワイヤ48間の溝49内に侵入してしまったときの様子が示されている。
また、水分及び汚染物質の侵入を防止するため、冷却風が吹きつけられる出射側偏光板43の下端面から数mm程度上側の位置に、複数のワイヤ48が延在する方向に直交する方向に向けて、スクライブカット7を形成するといった方法が用いられる場合がある。図12には、出射側偏光板43にスクライブカット7が形成されたときの様子が示されている。
この方法では、スクライブカット7によって、複数のワイヤ48が存在しない空間(例えば、10μm程度)が形成され、この空間によって水分や汚染物質が溝49内への侵入してしまうことを防止している。しかしながら、スクライブカット7による空間に水分や汚染物質が侵入すると、その侵入した水分や汚染物質が毛細管力によって再び上方に移動して溝49内に進入してしまうといった問題がある。
そこで、本実施形態に係るプロジェクタ100では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48を冷却風に対して直交する方向とするといった方法により、複数のワイヤ48間の溝49内に水分や汚染物質が侵入してしまうことを防止している。
本実施形態では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48が同じ方向とされているため、入射側偏光板42の出射面と、出射側偏光板43の入射面との間のいずれかの位置に偏光方向を変換する部材を挿入する必要がある。このため、本実施形態では、入射側偏光板42の出射面に対して、偏光変換板44が固着されている。なお、偏光変換板44は、安価な部材であるためコストアップには繋がらない。
ここで、偏光変換板44が挿入される位置は、入射側偏光板42の出射面及び出射側偏光板43の入射面の間であれば、入射側偏光板42の出射面に限られない。例えば、偏光変換板44が挿入される位置は、液晶ライトバルブ41の入射面であってもよく、液晶ライトバルブ41の出射面であってもよい。あるいは、偏光変換板44が挿入される位置は、出射側偏光板43の入射面であってもよい。
なお、偏光変換板44が挿入される位置が、入射側偏光板42の出射面及び液晶ライトバルブ41の入射面であれば、フォーカスの悪化を防止することができる。さらに、偏光変換板44が挿入される位置が、入射側偏光板42の出射面であれば、偏光変換板44が高温にさらされることを防止することができる(液晶ライトバルブ41、出射側偏光板43は高温になりやすい部材であるため)。
ここで、本実施形態では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43は、同一形状の部材で構成することが可能である。以降では、これについて説明する。入射側偏光板42及び出射側偏光板43は、通常、光軸方向から見て水平方向(X軸方向)が長く垂直方向(Z軸方向)が短い長方形の形状を有している。
図10の比較例を参照して、比較例では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43として、ワイヤ48の延在方向に応じて2種類の偏光板が必要となる。すなわち、比較例では、入射側偏光板42として、長辺(X軸)の方向に沿って複数のワイヤ48が形成された偏光板を用意する必要がある。さらに、比較例では、出射側偏光板43として、短辺(Z軸)の方向に沿って複数のワイヤ48が形成された偏光板を用意する必要がある。
一方で、図9に示す本実施形態では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43で、長辺(短辺でも可)の方向に沿って複数のワイヤ48が形成された偏光板を共通で用いることができる。これは、本実施形態では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43のワイヤの延在する方向が同じ方向とされているためである。これにより、本実施形態では、入射側偏光板42及び出射側偏光板4を容易に大量生産することができ、コストを削減することができる。さらに、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の取り付けの間違いを防止することができる。
以上の説明では、冷却風が吹きつけられる方向が上下方向で、かつ、複数のワイヤ48が延在する方向が水平方向であるとして説明した。一方、冷却風が吹きつけられる方向が水平方向で、かつ、複数のワイヤ48が延在する方向が垂直方向であってもよい。
以上の説明では、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向が、冷却風が吹きつけられる方向に対して直交する方向(90°)とされている場合について説明した。一方、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向は、冷却風が吹きつけられる方向に対して非平行な方向であれば、冷却風が吹きつけられる方向に対して直交する方向でなくてもよい。例えば、複数のワイヤ48が延在する方向が、冷却風が吹きつけられる方向(Z軸方向)に対して45°とされていてもよい。
以上の説明では、入射側偏光板42の複数のワイヤ48が延在する方向と、出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向とが同じとされている場合について説明した。一方、これらの方向は、必ずしも同じ方向とされている必要はない。例えば、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向が、冷却風が吹きつけられる方向(Z軸方向)に対してそれぞれ45°、135°とされていてもよい。この場合、偏光変換板44を設けることなく、入射側偏光板42及び出射側偏光板43の複数のワイヤ48が延在する方向を冷却風が吹きつけられる方向に対して非平行とすることができる。
複数のワイヤ48を冷却風に対して非平行とする技術は、ライトバルブが反射型の液晶ライトバルブ41である場合についても適用することができる。
[ゴーストを防止するための構成]
次に、出射側偏光板43の出射側において発生する不要光に起因して生じるゴーストを防止するための構成について説明する。
[ゴーストの発生原因]
ここでの説明では、まず、ゴーストが発生してしまう理由について説明する。図13及び図14は、ゴーストの発生原因を説明するための図である。
まず、図13に示す(1)の光の動きについて説明する。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46に入射する。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第1のダイクロイック膜46を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。第1のダイクロイック膜46により反射された光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射する。
第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入する。そして、この光は、第2のダイクロイック膜47を透過した後、第1のダイクロイック膜46を透過し、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射する。
第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射した光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入する。この光は、第1のダイクロイック膜46に入射する。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第1のダイクロイック膜46を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。第1のダイクロイック膜46により反射された光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、クロスダイクロイックプリズム45の出射面45dから出射される。この光がゴーストの原因となる。
次に、図13に示す(2)の光の動きについて説明する。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47に入射される。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。第2のダイクロイック膜47により反射された光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射する。
第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射した光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入する。そして、この光は、第2のダイクロイック膜47を透過した後、第1のダイクロイック膜46を透過し、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射する。
第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入する。この光は、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47に入射される。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。第2のダイクロイック膜47により反射された光は、クロスダイクロイックプリズム45の出射面45dから出射される。この光がゴーストの原因となる。
次に、図14に示す(1)の光の動きについて説明する。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46に入射する。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第1のダイクロイック膜46を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。第1のダイクロイック膜46により反射された光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射する。
第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入する。そして、この光は、第2のダイクロイック膜47を透過した後、第1のダイクロイック膜46に入射される。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。
第1のダイクロイック膜46によって反射された光は、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に入射し、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。この光は、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47を透過し、クロスダイクロイックプリズム45の出射面45dから出射される。この光がゴーストの原因となる。
次に、図14に示す(2)の光の動きについて説明する。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入する。この光は、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47に入射する。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。第2のダイクロイック膜47により反射された光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射する。
第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射した光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射され、再びクロスダイクロイックプリズム45に進入し、第2のダイクロイック膜47に入射する。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。
第2のダイクロイック膜47によって反射された光は、第1のダイクロイック膜46を透過し、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に入射する。第2の出射側偏光板43Gの出射面側に入射した光は、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。この光は、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47を透過し、クロスダイクロイックプリズム45の出射面45dから出射される。この光がゴーストの原因となる。
図13及び図14の説明では、緑色光について説明したが、赤色光及び青色光についても、同様に、ゴーストの原因となる場合がある。
[出射側偏光板43の具体的な構成]
図13及び図14に示すような不要光によるゴーストを防止するため、本実施形態に係るプロジェクタ100では、第1の出射側偏光板43R、前記第2の出射側偏光板43G及び前記第3の出射側偏光板43Bのうち少なくとも1つの出射側偏光板43が、クロスダイクロイックプリズム45の対向する側面に対して傾斜して配置される。
典型的には、3つの出射側偏光板43のうち少なくとも1つの出射側偏光板43は、クロスダイクロイックプリズム45の対向する側面に平行な状態から、直交する2軸のうち少なくとも一方の軸回りに回転して配置される。図15は、これを説明するための図である。
図15では、プロジェクタ100を基準とした座標系がX軸、Y軸及びZ軸とされている。また、第1の出射側偏光板43Rを基準とした座標系がX"軸及びZ軸とされており、第2の出射側偏光板43Gを基準とした座標系がX""軸及びZ軸とされている。同様に、第3の出射側偏光板43Bを基準とした座標系がX"""軸及びZ軸とされている。
ここで、X"軸方向は、第1の出射側偏光板43Rにおける出射面に平行な面内の方向であり、かつ、Z軸方向(上下方向)に垂直な方向である。同様に、X""軸方向は、第2の出射側偏光板43Gにおける出射面に平行な面内の方向であり、かつ、Z軸方向(上下方向)に垂直な方向である。同様に、X"""軸方向は、第3の出射側偏光板43Bにおける出射面に平行な面内の方向であり、かつ、Z軸方向(上下方向)に垂直な方向である。
なお、X"軸及びZ軸の座標系、X""軸及びZ軸の座標系、並びに、X""軸及びZ軸の座標系において、X"軸、X""軸、X""軸は、出射側偏光板43の回転に応じて出射側偏光板43とともに変化する。一方で、Z軸は、出射側偏光板43が回転しても変化しない。
図15における座標系の取り方は、後述の図16〜20においても同様である。
第1の出射側偏光板43Rは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第1の側面45aに平行な状態から、Z軸(第1の軸)回りに回転されるようにして配置される(なお、Z軸方向(上下方向)は、ダイクロイック膜46、47の交差軸が延在する方向)。第1の出射側偏光板43Rが、Z軸(第1の軸)回りに回転されるようにして配置されると、Z軸方向から見て、第1の出射側偏光がダイクロイック膜46、47に対して45°からはずれた角度となる。
あるいは、第1の出射側偏光板43Rは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第1の側面45aに平行な状態から、X"軸(第2の軸:Z軸に直交する方向)回りに回転されるようにして配置される。あるいは、第1の出射側偏光板43Rは、Z軸及びX"軸の両方の軸回りに回転されるようにして配置されてもよい。
同様に、第2の出射側偏光板43Gは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第2の側面45bに平行な状態から、Z軸(第1の軸)回りに回転されるようにして配置される。第2の出射側偏光板43Gが、Z軸回りに回転されるようにして配置されると、Z軸方向から見て、第1の出射側偏光がダイクロイック膜46、47に対して45°からはずれた角度となる。
あるいは、第2の出射側偏光板43Gは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第2の側面45bに平行な状態から、X""軸(第2の軸:Z軸に直交する方向)回りに回転されるようにして配置される。あるいは、第2の出射側偏光板43Gは、Z軸及びX""軸の両方の軸回りに回転されるようにして配置されてもよい。
同様に、第3の出射側偏光板43Bは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第3の側面45cに平行な状態から、Z軸(第1の軸)回りに回転されるようにして配置される。第3の出射側偏光板43Bが、Z軸回りに回転されるようにして配置されると、Z軸方向から見て、第3の出射側偏光がダイクロイック膜46、47に対して45°からはずれた角度となる。
あるいは、第3の出射側偏光板43Bは、クロスダイクロイックプリズム45における対向する第3の側面45cに平行な状態から、X"""軸(第2の軸:Z軸に直交する方向)回りに回転されるようにして配置される。あるいは、第2の出射側偏光板43Gは、Z軸及びX"""軸の両方の軸回りに回転されるようにして配置されてもよい。
ここで、3つの出射側偏光板43のうち1つの出射側偏光板43がZ軸回りに回転されていてもよく、3つの出射側偏光板43のうち2つの出射側偏光板43がZ軸回りに回転されていてもよい。あるいは、3つの出射側偏光板43の全ての出射側偏光板43がZ軸回りに回転されていてもよい。
また、3つの出射側偏光板43のうち1つの出射側偏光板43がX"軸、X""軸、X"""軸回りに回転されていてもよく、3つの出射側偏光板43のうち2つの出射側偏光板43がX"軸、X""軸、X"""軸回りに回転されていてもよい。あるいは、3つの出射側偏光板43の全ての出射側偏光板43がX"軸、X""軸、X"""軸回りに回転されていてもよい。
また、3つの出射側偏光板43のうち1つの出射側偏光板43が両方の軸回りに回転されていてもよく、3つの出射側偏光板43のうち2つの出射側偏光板43が両方の軸回りに回転されていてもよい。あるいは、3つの出射側偏光板43の全ての出射側偏光板43が両方の軸回りに回転されていてもよい。
[垂直軸回りに回転]
図16は、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bが、対向する側面に平行な状態から、Z軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。図16に示す例では、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bは、クロスダイクロイックプリズム45の第2の側面45bから第4の側面45d(出射面)に向かう方向で、徐々に間隔が広がるように配置されている(つまり、Z軸回りに逆回転)。
図16に示す光の動きについて説明する。なお、この光の動きは、図13における(2)の光の動きに対応している。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47に入射する。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。第2のダイクロイック膜47により反射された光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射する。
第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射した光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第1の出射側偏光板43Rは、Z軸回りに回転して配置されているため、第1の出射側偏光板43Rに入射された光は、入射方向とは異なる方向に反射される。具体的には、第1の出射側偏光板43Rに入射された光は、クロスダイクロイックプリズム45の出射面側にずれて反射される。
この光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第3の出射側偏光板43Bに入射される。第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第3の出射側偏光板43Bは、Z軸回りに回転して配置されているため、第3の出射側偏光板43Bに入射された光は、クロスダイクロイックプリズム45の出射面側に向かう方向の成分が増えるようにして反射される。そして、第3の出射側偏光板43Bにより反射された光は、光路外に排出される。
このように、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを、対向する側面に平行な状態から、Z軸回りに回転することによって、適切に不要光を光路外に排出することができる。これにより、適切にゴーストの発生を防止することができる。
なお、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43BをZ軸回りに回転させたとしても、これらをZ軸回りに同じ向きに回転してしまうと、乱反射が繰り返されてしまうおそれがある。
従って、図16に示すように、第2の側面45bから第4の側面45d(出射面)に向かう方向で、徐々に間隔が広がるように、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを配置することが有効である(つまり、Z軸回りに逆回転)。なお、逆に、第4の側面45d(出射面)から第2の側面45bに向かう方向で、徐々に間隔が広がるように、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを配置することもできる(つまり、Z軸回りに逆回転)。この場合も同様の効果がある。
[水平軸回りに回転]
図17は、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bが、対向する側面に平行な状態から、X"軸、X"""軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。図18は、図17における一例についての模式的な側面図である。なお、図18では、第2の出射側偏光板43Gを省略している。
図17及び図18に示す例では、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bは、その出射面(クロスダイクロイックプリズム45に対応する側の面)がZ軸方向で上側(同じ側)を向くようにして配置されている。
図17及び図18に示す光の動きについて説明する。なお、この光の動きは、図13における(2)の光の動きに対応している。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第2のダイクロイック膜47に入射する。第2のダイクロイック膜47は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第2のダイクロイック膜47によって反射される。第2のダイクロイック膜47により反射された光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射する。
第1の出射側偏光板43Rの出射面側に入射した光は、第1の出射側偏光板43Rの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第1の出射側偏光板43Rは、X"軸回りに回転して配置されているため、第1の出射側偏光板43Rに入射された光は、Z軸方向で入射方向とは異なる方向に反射される。具体的には、第1の出射側偏光板43Rに入射された光は、上方に向けて反射される。
この光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、第1のダイクロイック膜46を透過した後、第3の出射側偏光板43Bに入射される。第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第3の出射側偏光板43Bは、X"""軸回りに回転して配置されているため、第3の出射側偏光板43Bに入射された光は、上方へ向かう成分が増えるようにして反射される。そして、第3の出射側偏光板43Bにより反射された光は、光路外に排出される。
このように、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを、対向する側面に平行な状態から、X"軸、X"""軸回りに回転することによって、適切に不要光を光路外に排出することができる。これにより、適切にゴーストの発生を防止することができる。
なお、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43BをX""軸、X"""軸回りに回転させたとしても、その出射面がZ軸方向で異なる側を向くようにして配置されていると、乱反射が繰り返されてしまうおそれがある。
従って、図17及び図18に示すように、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを、その出射面がZ軸方向で上側(同じ側)を向くようにして配置することが有効である。逆に、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bを、その出射面がZ軸方向で下側(同じ側)を向くようにして配置することもできる。この場合も同様の効果がある。
なお、全ての出射側偏光板43を、その出射面がZ軸方向で同じ側を向くように配置することも可能である。この場合、ゴーストの発生を防止する効果がさらに高くなる。
[両方の軸回りに回転]
図19は、第1の出射側偏光板43R、第2の出射側偏光板43G及び第3の出射側偏光板43Bが、対向する側面に平行な状態から、両方の軸回りに回転された場合の一例を示す模式的な上面図である。
図19では、第1の出射側偏光板43R及び第3の出射側偏光板43Bは、クロスダイクロイックプリズム45の第2の側面45bから第4の側面45d(出射面)に向かう方向で、徐々に間隔が広がるように配置されている(つまり、Z軸回りに逆回転)。また、第2の出射側偏光板43Gは、Z軸回りで、第1の出射側偏光板43Rと同じ方向に回転されている(逆も可)。
さらに、図19に示す例では、第1の出射側偏光板43R、第2の出射側偏光板43G及び第3の出射側偏光板43Bは、その出射面がZ軸方向で上側(同じ側)を向くようにして配置されている(下側を向くようにしてもよい)。
図19に示す光の動きについて説明する。なお、この光の動きは、図14における(1)の光の動きに対応している。第2の出射側偏光板43Gを通過した緑色光(白の矢印参照)は、クロスダイクロイックプリズム45に進入し、第1のダイクロイック膜46に入射する。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第1のダイクロイック膜46を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。第1のダイクロイック膜46により反射された光は、第2のダイクロイック膜47を透過し、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射する。
第3の出射側偏光板43Bの出射面側に入射した光は、第3の出射側偏光板43Bの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第3の出射側偏光板43Bは、Z軸回りに回転して配置されているため、第3の出射側偏光板43Bに入射された光は、クロスダイクロイックプリズム45の出射面側にずれて反射される。さらに、第3の出射側偏光板43Bは、X"""軸回りに回転して配置されているため、第1の出射側偏光板43Rに入射された光は、上方に向けて反射される。
この光は、第2のダイクロイック膜47を透過した後、第1のダイクロイック膜46に入射される。第1のダイクロイック膜46は、緑色光を透過させるため、本来、緑色光は第2のダイクロイック膜47を透過するが、一部の光が第1のダイクロイック膜46によって反射される。
第1のダイクロイック膜46によって反射された光は、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に入射する。第2の出射側偏光板43Gの出射面側に入射した光は、第2の出射側偏光板43Gの出射面側に形成されたワイヤ48によって反射される。第2の出射側偏光板43Gは、Z軸回りに回転して配置されているため、第3の出射側偏光板43Bにより入射された光は、クロスダイクロイックプリズム45の第1の側面45a側にずれて反射される。また、第2の出射側偏光板43Gは、X""軸回りに回転して配置されているため、第2の出射側偏光板43Gに入射された光は、上方へ向かう成分が増えるようにして反射される。そして、第2の出射側偏光板43Gにより反射された光は、光路外に排出される。
このように、第1の出射側偏光板43R、第2の出射側偏光板43G及び第3の出射側偏光板43Bを、対向する側面に平行な状態から、両方の軸回りに回転することによって、適切に不要光を光路外に排出することができる。これにより、適切にゴーストの発生を防止することができる。特に、出射側偏光板43が両方の軸回りに回転された場合、上下方向及び水平方向の両方の方向に向けて不要光を排出することができるため、有効である。
[出射側偏光板43を傾ける角度と、出射側偏光板43のワイヤ48の方向との関係]
次に、出射側偏光板43を傾ける角度と、出射側偏光板43のワイヤ48の方向との関係について説明する。
図20は、これを説明するための図である。図20に示すように、本実施形態では、出射側偏光板43は、X"軸、X""軸又はX"""軸方向(第1の方向)に延在するように、且つ、Z軸方向(第2の方向:第1の方向に直交する方向)に沿って並べられるように形成された複数のワイヤ48を有している。
ここで、不要光を光路外に排出するという観点からすると、出射側偏光板43をできるだけ傾けた方がよい。一方、出射側偏光板43を傾ける角度には限界がある。
まず、出射側偏光板43が、クロスダイクロイックプリズム45の対向する側面に対して平行な状態から、X"軸、X""軸又はX"""軸を回転の中心軸として回転される場合について説明する。
出射側偏光板43を、X"軸、X""軸又はX"""軸回りに回転させていくと、光軸方向から見た場合における、見た目上のワイヤ48同士の間隔が徐々に狭まっていく。このように、ワイヤ48同士の間隔が狭まると、例えば、コントラストが向上するといったメリットがある。一方、出射側偏光板43を、ある一定の角度(例えば、15°程度)以上回転させてしまうと、今度は、出射側偏光板43が有効に機能しなくなってしまうおそれがある。
このため、X"軸、X""軸又はX"""軸回りに回転させる角度は、典型的には15°未満とされる。
次に、出射側偏光板43が、クロスダイクロイックプリズム45の対向する側面に対して平行な状態から、Z軸を回転の中心軸として回転される場合について説明する。この場合、見た目上のワイヤ48同士の間隔が徐々に狭まっていくようなことはなく、回転させる角度をある程度大きくしてもそれほど特性は変化しない。このため、例えば、出射側偏光板43を45°程度回転させることも可能である。
つまり、出射側偏光板43は、Z軸回りに回転させる角度(対応する側面に対して傾く角度)を、X"軸、X""軸又はX"""軸回りに回転させる角度よりも大きく設定することができる。このように、Z軸回りに回転させる角度をX"軸、X""軸又はX"""軸回りに回転させる角度よりも大きく設定することで、コントラストなどを向上させつつ(例えば、15°未満であればコントラストの向上が見込める)、適切にゴーストを防止することができる。
出射側偏光板43を回転させる技術は、ライトバルブが反射型の液晶ライトバルブ41である場合についても適用することができる。
本技術は、以下の構成をとることもできる。
(1)光を変調するライトバルブと、
前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部と、
前記ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置される透過部材を保持する、前記透過部材を交換可能な交換機構と
を具備するプロジェクタ。
(2)上記(1)に記載のプロジェクタであって、
前記交換機構は、前記透過部材を着脱可能に保持する透過部材保持部を有する
プロジェクタ。
(3)上記(2)に記載のプロジェクタであって、
前記投射部は、プロジェクタに対して交換可能であり、
前記プロジェクタは、前記投射部の一部が挿通可能な開口を有する外装筐体をさらに具備し、
前記透過部材は、前記投射部が前記プロジェクタから取り外された状態で、前記外装筐体の前記開口を介して交換される
プロジェクタ。
(4)上記(1)〜(3)のうちいずれか1つに記載のプロジェクタであって、
前記ライトバルブは、液晶ライトバルブであり、
前記プロジェクタは、前記液晶ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置されたクロスダイクロイックプリズムをさらに具備し、
前記透過部材は、前記クロスダイクロイックプリズム及び前記投射部の間の光路上に配置される
プロジェクタ。
(5)上記(4)に記載のプロジェクタであって、
前記透過部材は、前記投射部の入射面よりも前記クロスダイクロイックプリズムの出射面に近い位置に配置される
プロジェクタ。
(6)上記(4)に記載のプロジェクタであって、
前記交換機構は、前記透過部材を着脱可能に保持し、かつ、前記クロスダイクロイックプリズムを保持する透過部材保持部を有する
プロジェクタ。
(7)上記(2)〜(6)のうちいずれか1つに記載のプロジェクタであって、
前記透過部材は、ホルダによって保持され、
前記透過部材保持部は、前記ホルダを着脱可能に保持する
プロジェクタ。
(8)上記(7)に記載のプロジェクタであって、
前記透過部材保持部は、前記ライトバルブで変調された光が透過する開口を有し、
前記ホルダは、前記開口を覆うように前記透過部材保持部に保持される
プロジェクタ。
(9)上記(7)に記載のプロジェクタであって、
前記着脱部は、第1の係合溝及び第2の係合溝を有し、
前記ホルダは、前記ホルダの一端部側に設けられた、第1の係合溝に係合される第1の係合部と、前記ホルダの他端部側に設けられた、付勢部を介して第2の係合溝に係合される第2の係合部とを有する
プロジェクタ。
(10)上記(1)〜(9)のうちいずれか1つに記載のプロジェクタであって、
前記交換機構は、前記透過部材としての機能性フィルタ又は前記代替用ガラス板を前記光路上に保持する
プロジェクタ。
10・・・光源部
20・・・画像生成部
40・・・光学ユニット
41・・・液晶ライトバルブ
42・・・入射側偏光板
43・・・出射側偏光板
44・・・偏光変換板
45・・・クロスダイクロイックプリズム
46・・・第1のダイクロイック膜
47・・・第2のダイクロイック膜
48・・・ワイヤ
49・・・溝
50・・・冷却部
51・・・送風機構
60・・・投射部
70・・・透過部材
70a・・・機能性フィルタ
70b・・・代替用ガラス板
72・・・ホルダ
80・・・透過部材保持部
81・・・透過部材着脱部
100・・プロジェクタ

Claims (12)

  1. 光を変調するライトバルブと、
    前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部と、
    前記ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置される透過部材を保持する、前記透過部材を交換可能な交換機構と
    を具備するプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記交換機構は、前記透過部材を着脱可能に保持する透過部材保持部を有する
    プロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記投射部は、プロジェクタに対して交換可能であり、
    前記プロジェクタは、前記投射部の一部が挿通可能な開口を有する外装筐体をさらに具備し、
    前記透過部材は、前記投射部が前記プロジェクタから取り外された状態で、前記外装筐体の前記開口を介して交換される
    プロジェクタ。
  4. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記ライトバルブは、液晶ライトバルブであり、
    前記プロジェクタは、前記液晶ライトバルブ及び前記投射部の間の光路上に配置されたクロスダイクロイックプリズムをさらに具備し、
    前記透過部材は、前記クロスダイクロイックプリズム及び前記投射部の間の光路上に配置される
    プロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記透過部材は、前記投射部の入射面よりも前記クロスダイクロイックプリズムの出射面に近い位置に配置される
    プロジェクタ。
  6. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記交換機構は、前記透過部材を着脱可能に保持し、かつ、前記クロスダイクロイックプリズムを保持する透過部材保持部を有する
    プロジェクタ。
  7. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記透過部材は、ホルダによって保持され、
    前記透過部材保持部は、前記ホルダを着脱可能に保持する
    プロジェクタ。
  8. 請求項7に記載のプロジェクタであって、
    前記透過部材保持部は、前記ライトバルブで変調された光が透過する開口を有し、
    前記ホルダは、前記開口を覆うように前記透過部材保持部に保持される
    プロジェクタ。
  9. 請求項7に記載のプロジェクタであって、
    前記透過部材保持部は、第1の係合溝及び第2の係合溝を有し、
    前記ホルダは、前記ホルダの一端部側に設けられ、第1の係合溝に係合される第1の係合部と、前記ホルダの他端部側に設けられ、付勢部を介して第2の係合溝に係合される第2の係合部とを有する
    プロジェクタ。
  10. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記交換機構は、前記透過部材としての機能性フィルタ又は前記代替用ガラス板を前記光路上に保持する
    プロジェクタ。
  11. 光を変調するライトバルブ及び前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部の間の光路上に配置される機能性フィルタを交換可能に保持する交換機構を具備するプロジェクタにおいて使用される
    機能性フィルタ。
  12. 光を変調するライトバルブ及び前記ライトバルブで変調された光を投射する投射部の間の光路上に配置される代替用ガラス板を交換可能に保持する交換機構を具備するプロジェクタにおいて使用される
    代替用ガラス板。
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