JP2008216758A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】外観デザインの自由度を向上できるプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置3と、光源装置、光変調装置、および投射光学装置3を内部に収納配置する外装筐体2とを備える。外装筐体2は、鉛直方向(Y軸方向)に外装筐体2と交差する平面に沿う方向に分割形成され、互いに組み合うことで外装筐体2における鉛直方向に交差する面を構成するフロント部211およびリア部212を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、該光学像をスクリーン等に拡大投射するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなプロジェクタでは、机等に設置された際の正置き姿勢、および天井等から吊り下げた状態で設置された際の天吊り姿勢においても、底面部分が机や天井等の設置面側に位置するため、外装筐体における設置面から離間した側の天面部分が当該プロジェクタの外観デザインを大きく決定するものである。
そして、特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筐体における天面部分は、着脱可能なランプカバー以外、1部材のアッパーケースで構成されている。
特開2003−43583号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筐体における天面部分が1部材のアッパーケースで構成されているため、外観デザインに変化を付け難く、外観デザインの自由度が少ない、という問題がある。
本発明の目的は、外観デザインの自由度を向上できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、前記外装筐体は、鉛直方向に前記外装筐体と交差する平面に沿う方向に分割形成され、互いに組み合うことで前記外装筐体における鉛直方向に交差する面を構成する複数の分割形成部を備えていることを特徴とする。
ここで、複数の分割形成部は、鉛直方向(プロジェクタが正置き姿勢や天吊り姿勢等の所定の姿勢で設置された際の鉛直方向)に外装筐体と交差する平面に沿う方向に分割形成されたもの、すなわち、互いに組み合った状態から前記平面に沿う方向に分割可能なものであり、従来の構成でのランプカバーは含まないものである。
本発明では、外装筐体は、複数の分割形成部を備える。そして、複数の分割形成部は、互いに組み合うことで外装筐体における鉛直方向に交差する面、例えば、外観デザインを大きく決定する天面部を構成する。このことにより、外観デザインを大きく決定する天面部が複数の部材(分割形成部)で構成されているので、例えば、複数の分割形成部毎に色や表面処理を変えて天面部を領域毎に見え方の違う構成としたり、プロジェクタ自体を視覚的に小さく見えるデザインで構成したりすることができ、外観デザインの自由度を向上できる。
本発明のプロジェクタでは、互いに組み合う各前記分割形成部のうち一方の分割形成部には、外縁部に他方の前記分割形成部に向けて突出し前記外縁部に沿って延出する突条部が形成され、前記他方の分割形成部には、外縁部に前記一方の分割形成部の前記突条部が嵌合可能とする溝部が形成されていることが好ましい。
ところで、外装筐体における鉛直方向に交差する面、例えば、天面部を複数の分割形成部で構成した場合には、各分割形成部の境界部分の隙間からの漏れ光や、境界部分の強度等、解決しなければならない問題が生じる。
本発明では、互いに組み合う各分割形成部のうち一方の分割形成部の外縁部に該外縁部に沿って延出する突条部が形成され、他方の分割形成部の外縁部に該外縁部に沿って延出する溝部が形成されている。このことにより、突条部および溝部を互いに嵌合することで、各分割形成部の外縁部間を突条部にて閉塞できる。すなわち、各分割形成部間から外部に光が漏れることがなく、プロジェクタから拡大投射された投影画像を観賞する観賞者に不快感を与えることがない。また、突条部および溝部を互いに嵌合することで、各分割形成部の境界部分に座屈が生じることを防止でき、各分割形成部の境界部分の強度を十分に確保できる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔外観構成〕
図1は、プロジェクタ1の外観を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。
なお、図1では、説明の便宜上、プロジェクタ1からの光束の投射方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。以下の図面も同様である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像(光学像)を形成し、このカラー画像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2内部に後述する装置本体が収納された構成を有している。
外装筐体2は、合成樹脂製の筐体であり、プロジェクタ1の装置本体を収納する。この外装筐体2は、図1に示すように、プロジェクタ1の天面、前面の一部、背面の一部、および側面の一部をそれぞれ構成するアッパーケース21と、プロジェクタ1の底面、前面の一部、背面の一部、および側面の一部をそれぞれ構成するロアーケース22とで構成され、アッパーケース21およびロアーケース22は互いにねじ等で固定されている。
なお、外装筐体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
また、アッパーケース21の詳細な構成については、後述する。
〔内部構成〕
図2は、プロジェクタ1の内部構成を模式的に示す図である。
外装筐体2の内部には、図2に示すように、プロジェクタ1の装置本体が収容されており、この装置本体は、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図2において、具体的な図示は省略したが、装置本体は、投射レンズ3、および光学ユニット4の他、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、およびプロジェクタ1内部の各構成部材を制御する制御装置等を備えているものとする。
投射レンズ3は、具体的な図示は省略したが、複数のレンズと、前記複数のレンズを内部に収納する筒状の鏡筒とで構成され、光学ユニット4により形成されたカラー画像を拡大投射する。
前記鏡筒は、筒状軸を中心として回転することで前記複数のレンズの相対位置を変更可能としスクリーン上の投影画像のフォーカス調整やズーム調整を実施するためのリング状の位置変更部31(図1)を含んで構成される。また、位置変更部31には、図1に示すように、回転操作するための突起部31Aが形成されている。
光学ユニット4は、図2に示すように、外装筐体2の背面に沿って延出するとともに、外装筐体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有し、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応したカラー画像を形成するユニットである。この光学ユニット4は、図2に示すように、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、前記制御装置による制御の下、点灯し、均一照明光学装置42に向けて光束を射出する。この光源装置41は、図2に示すように、光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置本体41Aと、平行化レンズ413と、これら各部材411〜413を内部に収納するランプハウジング414とを備える。これら各部材411〜413は、光学部品用筐体46に接続するランプハウジング414に収納配置されることで、光学部品用筐体46に対する所定位置(光源装置41から射出される光束の中心軸と光学部品用筐体46内に設定された照明光軸Aとが一致する位置)に位置決めされる。そして、光源ランプ411から射出された放射状の光束は、リフレクタ412にて反射され、平行化レンズ413を介して平行光とされる。
なお、図2では、リフレクタ412を楕円面リフレクタとして構成していたが、これに限らず、光源ランプ411から射出された光束を略平行光として反射するパラボラリフレクタとして構成しても構わない。この場合には、平行化レンズ413を省略する。
均一照明光学装置42は、光源装置41から射出された光束を、光学装置45を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学装置42は、図2に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。
第1レンズアレイ421は、入射光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する第1小レンズが、入射光軸に対し略直交する面内においてマトリクス状に配列された構成を有している。各第1小レンズは、光源装置41から射出される光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、第2小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各第1小レンズの像を光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配置され、第2レンズアレイ422からの光を略1種類の偏光光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
色分離光学装置43は、図2に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学装置42から射出された複数の部分光束を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学装置44は、図2に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学装置43のダイクロイックミラー431では、均一照明光学装置42から射出された光束の青色光成分が反射するとともに、赤色光成分と緑色光成分とが透過する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する青色光用の液晶パネルに達する。
このフィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の液晶パネルの光束入射側に設けられたフィールドレンズ425も同様である。
ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する緑色光用の液晶パネルに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー432を透過してリレー光学装置44を通り、さらにフィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルに達する。
なお、赤色光にリレー光学装置44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ425に伝えるためである。
光学装置45は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光(カラー画像)を形成するものである。この光学装置45は、図2に示すように、光変調装置としての3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、各液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。
入射側偏光板452は、色分離光学装置43で分離された各色光のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向と略同一方向の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、具体的な図示は省略するが、透光性基板上に偏光膜が貼付されて構成されている。
液晶パネル451は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御装置からの駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と同様の構成を有し、液晶パネル451から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光方向を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された変調光を合成して画像光(カラー画像)を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、各液晶パネル451R,451Bから射出され各射出側偏光板453を介した各色光を反射する。このようにして、各色光が合成されてカラー画像が形成される。そして、クロスダイクロイックプリズム454で形成されたカラー画像は、上述した投射レンズ3によりスクリーン等へ拡大投射される。
光学部品用筐体46は、内部に所定の照明光軸A(図2)が設定された筐体であり、上述した各光学部品42〜45を照明光軸Aに対する所定位置に収納配置する。
〔アッパーケースの詳細な構成〕
図3は、アッパーケース21の構成を示す図である。具体的に、図3は、前面上方側から見たアッパーケース21の分解斜視図である。
アッパーケース21は、図1または図3に示すように、鉛直方向(プロジェクタ1が正置き姿勢や天吊り姿勢等の所定の姿勢で設置された際の鉛直方向、本実施形態ではY軸方向)に交差する平面(XZ平面)に沿う方向(本実施形態では、Z軸方向)に分割形成された分割形成部としてのフロント部211とリア部212との2体で構成されている。
フロント部211は、図1または図3に示すように、アッパーケース21における2体に分割形成された各部材の前面側(+Z軸方向側)に位置する部材であり、前面部211Aと、2つの側面部211B,211Cと、天面部211Dとで構成される。
このフロント部211の前面部211Aにおいて、+X軸方向側(前方から見て右側)には、図1または図3に示すように、投射レンズ3から拡大投射された光束を通過させるための平面視矩形状の光束通過用開口部2111が形成されている。
また、このフロント部211の側面部211Cにおいて、+Z軸方向側(前面側)には、前記冷却ユニットによりプロジェクタ1内部の空気を排出するための排気口2112(図4、図5参照)が形成されている。
また、このフロント部211の天面部211Dにおいて、光束通過用開口部2111に近接する位置(右前方側の角隅部分)には、図1または図3に示すように、投射レンズ3を構成する位置変更部31の突起部31Aを露出させるための露出用開口部2113が形成されている。そして、利用者は、露出用開口部2113を介して突起部31Aを操作することで、投影画像のフォーカス調整やズーム調整を実施する。
また、天面部211Dにおいて、露出用開口部2113の−Z軸方向側で、X軸方向略中央部分には、図1または図3に示すように、プロジェクタ1の電源オン/オフ、投影画像の画質調整、音量調整等を実施するための複数の操作ボタン2114A(図1)を外部に露出させるための複数の操作用孔2114が形成されている。そして、複数の操作用孔2114を介して各操作ボタン2114Aを適宜押下すると、操作ボタン2114A内部に配置される図示しない回路基板に実装されたタクトスイッチと接触し、所望の操作が可能となる。
図4ないし図6は、フロント部211とリア部212の接続構造を示す図である。具体的に、図4は、フロント部211とリア部212の接続構造を前面下方側から見た斜視図である。図5は、図4の状態のフロント部211とリア部212とを分解した分解斜視図である。図6は、フロント部211とリア部212との接続部位を示す断面図である。
そして、フロント部211には、以下に示すように、リア部212と接続するための接続構造が形成されている。
フロント部211の天面部211Dの内面(−Y軸方向端面)には、図4または図5に示すように、リア部212の後述するフックに係合する係合突起部2115が形成されている。具体的に、係合突起部2115は、図4または図5に示すように、天面部211Dの内面における−Z軸方向側に立設されている。また、係合突起部2115は、図4または図5に示すように、筒状軸がY軸方向に沿う略円柱形状を有し、複数の操作用孔2114の−Z軸方向側に位置する第1の係合突起部2115A、および第1の係合突起部2115Aを挟んで互いに対向する第2の係合突起部2115B、第3の係合突起部2115Cの3つで構成される。
また、天面部211Dの内面には、図4または図5に示すように、リア部212の後述する固定部との間でねじ止め固定するための固定用突起部2116が形成されている。具体的に、固定用突起部2116は、図4または図5に示すように、天面部211Dの内面における−Z軸方向側に立設されている。また、固定用突起部2116は、図4または図5に示すように、筒状軸がY軸に沿う略円柱形状を有し、先端から内部に向けて固定ねじ213と螺合するためのねじ溝2116D(図5)が形成されている。そして、固定用突起部2116は、図4または図5に示すように、各係合突起部2115A〜2115Cにそれぞれ近接する第1の固定用突起部2116A、第2の固定用突起部2116B、および第3の固定用突起部2116Cの3つで構成される。
また、フロント部211の側面部211Bと天面部211Dとの内側には、図4または図5に示すように、リア部212の後述する固定用突起部との間でねじ止め固定するための固定部2117が形成されている。具体的に、固定部2117は、図4または図5に示すように、天面部211Dの内面から側面部211Bの内面に沿ってXY平面に略平行に延出し、側面部211Bの−Y軸方向端縁と略同一位置から−Z軸方向に折曲してXZ平面に略平行に延出する板状に形成され、XZ平面に略平行に延出する部分に固定ねじ213を挿通可能とする固定用孔2117A(図5)を有している。
また、フロント部211の−Z軸方向端縁には、図5または図6に示すように、リア部212の後述する溝部に嵌合する突条部2118が形成されている。具体的に、突条部2118は、フロント部211の−Z軸方向端縁から−Z軸方向に突出し、側面部211Bの−Z軸方向端縁および天面部211Dの−Z軸方向端縁に沿って延出するように形成されている。
リア部212は、図3ないし図5に示すように、アッパーケース21における2体に分割形成された各部材の背面側(−Z軸方向側)に位置する部材であり、背面部212Aと、2つの側面部212B,212Cと、天面部212Dとで構成される。また、リア部212は、図3に示すように、リア部本体2121と、リア部本体2121に着脱可能に設けられ、天面部212Dの一部を構成するランプ交換用蓋体2122とで構成される。
リア部本体2121の天面部212Dにおいて、−X軸方向側(前面から見て左側)には、図3に示すように、ランプ交換用蓋体2122を設置するための平面視矩形状の蓋体設置用凹部2121Aが形成されている。
この蓋体設置用凹部2121Aは、外装筐体2内部の光源装置41の配設位置に対応して設けられている。そして、蓋体設置用凹部2121Aの底部分には、図3ないし図5に示すように、外装筐体2内外に光源装置41を着脱可能とするランプ交換用開口部2121Bが形成されている。そして、ランプ交換用蓋体2122を蓋体設置用凹部2121Aから取り外した場合には、ランプ交換用開口部2121Bを介して光源装置41の一部が露出し、光源装置41の交換が可能となる。
ランプ交換用蓋体2122は、図3に示すように、蓋体設置用凹部2121Aと略同一の平面形状を有し、蓋体設置用凹部2121Aに設置されることでランプ交換用開口部2121Bを閉塞し、リア部212の天面部212Dの一部を構成する。
そして、このランプ交換用蓋体2122の内面(−Y軸方向端面)には、図3に示すように、内部の光源装置41から射出された光束の一部によるランプ交換用蓋体2122の劣化を防止するために熱緩衝部材2122Aが取り付けられる。この熱緩衝部材2122Aは、例えば、金属材料(例えば、マグネシウム、アルミニウム、チタン、あるいはこれらの一部を含んだ合金)等で構成されている。
そして、リア部212には、以下に示すように、フロント部211と接続するための接続構造が形成されている。
リア部本体2121の天面部212Dの内面(−Y軸方向端面)には、図3ないし図5に示すように、フロント部211の係合突起部2115に係合するフック2123が形成されている。具体的に、フック2123は、図3ないし図5に示すように、板体形状を有し、天面部212Dの+Z軸方向端縁から一部が突出するように、該フック2123の板面が天面部212Dの内面に接続している。また、フック2123は、図3ないし図5に示すように、係合突起部2115に係合するための係合孔2123Dが形成され、フロント部211およびリア部212が互いに組み合わされた状態で、係合孔2123Dに係合突起部2115が挿通され、かつ、係合孔2123Dの内周縁に係合突起部2115の外周縁が当接する。すなわち、係合突起部2115およびフック2123により、フロント部211およびリア部212が互いに離間することを防止している。そして、フック2123は、図3ないし図5に示すように、フロント部211の各係合突起部2115A〜2115Cにそれぞれ対応する第1のフック2123A、第2のフック2123B、および第3のフック2123Cの3つで構成される。
また、天面部212Dの内面には、図3ないし図5に示すように、フロント部211の固定用突起部2116との間でねじ止め固定するための固定部2124が形成されている。具体的に、固定部2124は、図3ないし図5に示すように、板体形状を有し、天面部212Dの+Z軸方向端縁から一部が突出するように、該固定部2124の板面が天面部212Dの内面に接続している。そして、固定部2124は、図3ないし図5に示すように、フロント部211およびリア部212が互いに組み合わされた状態で、+Y軸方向端面が固定用突起部2116の先端部に当接する。また、固定部2124は、図3または図5に示すように、フロント部211およびリア部212が互いに組み合わされた状態で、固定用突起部2116のねじ溝2116Dに対応して、固定ねじ213を挿通可能とする固定用孔2124Dが形成されている。すなわち、固定用孔2124Dを介して固定ねじ213をねじ溝2116Dに螺合することで、フロント部211およびリア部212が互いに固定される。そして、固定部2124は、図3ないし図5に示すように、フロント部211の各固定用突起部2116A〜2116Cにそれぞれ対応する第1の固定部2124A、第2の固定部2124B、および第3の固定部2124Cの3つで構成される。
また、リア部本体2121の側面部212Bの内面(−X軸方向端面)には、図4または図5に示すように、フロント部211の固定部2117との間でねじ止め固定するための固定用突起部2125が形成されている。具体的に、固定用突起部2125は、図4または図5に示すように、筒状軸がY軸に沿う略円柱形状を有し、−Y軸方向端部から+Y軸方向に向けて固定ねじ213と螺合するためのねじ溝2125A(図5)が形成されている。そして、固定用突起部2125は、図4または図5に示すように、フロント部211およびリア部212が互いに組み合わされた状態で、−Y軸方向端部が固定部2117の+Y軸方向端面に当接する。すなわち、固定部2117の固定用孔2117Aを介して固定ねじ213をねじ溝2125Aに螺合することで、フロント部211およびリア部212が互いに固定される。
また、リア部本体2121の+Z軸方向端縁には、図3、図5または図6に示すように、フロント部211の突条部2118が嵌合可能とする溝部2126が形成されている。具体的に、溝部2126は、フロント部211の突条部2118に対応し、リア部本体2121の側面部212Bの+Z軸方向端縁および天面部212Dの+Z軸方向端縁に沿って形成されている。そして、図6に示すように、突条部2118を溝部2126に嵌合させることで、フロント部211およびリア部212が互いに組み合わされる。
以上説明したように、フロント部211とリア部212とを互いに組み合わせ固定することで、フロント部211の天面部211Dとリア部212の天面部212Dとで外装筐体2における鉛直方向(Y軸方向)に交差する天面部を構成する。
上述した本実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、外装筐体2を構成するアッパーケース21は、フロント部211およびリア部212で構成されている。そして、フロント部211およびリア部212は、互いに組み合うことで外装筐体2における鉛直方向(Y軸方向)に交差する天面、すなわち、外観デザインを大きく決定する天面部を構成する。このことにより、外観デザインを大きく決定する天面部がフロント部211およびリア部212で構成されているので、例えば、フロント部211およびリア部212毎に色や表面処理を変えて外装筐体2の天面部を前面側と背面側とで見え方の違う構成としたり、プロジェクタ1自体を視覚的に小さく見えるデザインで構成したりすることができ、外観デザインの自由度を向上できる。
また、フロント部211の−Z軸方向端縁に該−Z軸方向端縁に沿って延出する突条部2118が形成され、リア部212の+Z軸方向端縁に該+Z軸方向端縁に沿って延出する溝部2126が形成されている。このことにより、突条部2118および溝部2126を互いに嵌合することで、フロント部211の−Z軸方向端縁およびリア部212の+Z軸方向端縁間の隙間を突条部2118および溝部2126にて閉塞できる。すなわち、フロント部211およびリア部212の隙間から外部に光が漏れることがなく、プロジェクタ1から拡大投射された投影画像を観賞する観賞者に不快感を与えることがない。また、突条部2118および溝部2126を互いに嵌合することで、フロント部211およりリア部212の境界部分に座屈が生じることを防止でき、フロント部211およびリア部212の境界部分の強度を十分に確保できる。
そして、フロント部211およびリア部212の接続構造として、突条部2118および溝部2126の他、係合突起部2115およびフック2123と、固定用突起部2116および固定部2124と、固定部2117および固定用突起部2125とが設けられているので、フロント部211およびリア部212の境界部分に座屈が生じることをより確実に防止できるとともに、フロント部211およびリア部212が互いに離間することを防止でき、外装筐体2の天面部の強度を十分に確保できる。
また、フロント部211およびリア部212の接続構造は、外装筐体2の内面や端縁部分に形成されているので、接続構造が外部から見えることがなく、プロジェクタ1を外観上、好ましいものとすることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、アッパーケース21がフロント部211およびリア部212の2体で構成されていたが、これに限らず、3体以上で構成されていても構わない。アッパーケース21を3体以上の部材で構成する場合においても前記実施形態と同様に、鉛直方向(Y軸方向)に交差する平面(XZ平面)に沿って分割形成して3体以上の部材(分割形成部)で構成する。
前記実施形態では、分割形成部としてのフロント部211およびリア部212は、鉛直方向に交差する面(天面部)以外の前面部211A、側面部211B,211C,212B,212C、背面部212Aを有していたが、互いに組み合うことで外装筐体2における鉛直方向に交差する面(天面部)を構成すればよく、前面部211A、側面部211B,211C,212B,212C、背面部212Aを省略した構成としても構わない。
前記実施形態では、アッパーケース21が複数の分割形成部(フロント部211およびリア部212)で構成されていたが、これに限らず、ロアーケース22を複数の分割形成部にて構成しても構わない。
前記実施形態において、フロント部211およびリア部212の接続構造は、前記実施形態で説明した接続構造に限らず、その他の接続構造を採用しても構わない。
例えば、前記実施形態では、Z軸方向に互いに係合する係合構造を構成する係合突起部2115およびフック2123と、固定ねじ213にて互いに固定される固定構造を構成する固定用突起部2116および固定部2124と固定部2117および固定用突起部2125とをそれぞれ別々に形成していたが、これに限らず、前記係合構造および前記固定構造の双方を有するように一体的に形成した構成を採用しても構わない。
また、例えば、前記実施形態では、固定ねじ213を用いたねじ止め構造を採用していたが、これに限らず、ヒートシール、または、熱かしめや超音波溶着、接着剤にて固定する構造を採用しても構わない。
前記実施形態では、フロント部211およびリア部212は、互いの外縁部(−Z軸方向端縁、+Z軸方向端縁)同士が当接する構造としていたが、これに限らず、互いに組み合った状態からXZ平面に沿う方向に分割可能に構成されていればよく、Y軸方向に互いに重なるように構成しても構わない。例えば、リア部を前面側まで延出形成した構成とし、かつ、前面側の表面にフロント部を設置可能とする凹部を形成する。そして、リア部における凹部にフロント部を設置する。この場合、フロント部の強度は低くてもよく、高価な材料(アルミ板)を使用する等、外観デザインの自由度をさらに向上できる。
前記実施形態では、光源装置41は、放電発光型の光源装置で構成していたが、これに限らず、レーザダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
また、前記実施形態では、光源装置41を1つのみ用い色分離光学装置43にて3つの色光に分離していたが、色分離光学装置43を省略し、3つの色光をそれぞれ射出する3つの前記固体発光素子を光源装置として構成してもよい。
前記実施形態では、色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム454を採用していたが、これに限らず、ダイクロイックミラーを複数用いることで各色光を合成する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、プロジェクタ1は、液晶パネル451を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、これに限らず、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成しても構わない。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成しても構わない。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。この場合は、光束入射側および光束射出側の偏光板452,453は省略できる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、外観デザインの自由度を向上できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタとして利用できる。
本実施形態におけるプロジェクタの外観を示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部構成を模式的に示す図。 前記実施形態におけるアッパーケースの構成を示す図。 前記実施形態におけるフロント部とリア部の接続構造を示す図。 前記実施形態におけるフロント部とリア部の接続構造を示す図。 前記実施形態におけるフロント部とリア部の接続構造を示す図。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・外装筐体、3・・・投射レンズ(投射光学装置)、41・・・光源装置、211・・・フロント部(分割形成部)、212・・・リア部(分割形成部)、451・・・液晶パネル(光変調装置)、2118・・・突条部、2126・・・溝部。

Claims (2)

  1. 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
    前記外装筐体は、鉛直方向に前記外装筐体と交差する平面に沿う方向に分割形成され、互いに組み合うことで前記外装筐体における鉛直方向に交差する面を構成する複数の分割形成部を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    互いに組み合う各前記分割形成部のうち一方の分割形成部には、外縁部に他方の前記分割形成部に向けて突出し前記外縁部に沿って延出する突条部が形成され、
    前記他方の分割形成部には、外縁部に前記一方の分割形成部の前記突条部が嵌合可能とする溝部が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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