JPWO2016113896A1 - キャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給方法 - Google Patents

キャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給方法 Download PDF

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Abstract

キャリアテープ100のベーステープ101とカバーテープ102との間に剥離部材72をスムーズに進入させることができるキャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給装置を提供することを目的にする。このため、切断装置130を、キャリアテープ100を切断する際に、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からせん断力が働くように構成した。より具体的には、切断装置130の切断部は、一対の切断刃部135、136を備え、切断刃部の一方が、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からせん断力を働かせるものであり、他方が、切断後に廃棄される側のキャリアテープ100のカバーテープ102側からせん断力を働かせる。

Description

本発明は、キャリアテープを所定位置で切断するキャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給方法に関するものである。
テープフィーダによって送られるキャリアテープのベーステープには、部品を収納する部品収納部が多数形成され、これら部品収納部を閉塞するカバーテープがベーステープに接着されている。このため、テープフィーダには、ベーステープよりカバーテープを剥離する剥離装置が備えられている。そして、剥離装置によりカバーテープを剥離して部品収納部を開放させることにより、部品供給位置に供給された部品を吸着ノズルによって吸着できるようにしている。この種のテープフィーダが、例えば、特許文献1に記載されている。
一般に、剥離装置は、移動中のキャリアテープの前端側からカバーテープとベーステープとの間に剥離部材を進入させることにより、カバーテープをベーステープから剥離するようになっているが、ベーステープからカバーテープを剥離する場合に、剥離部材の先端がベーステープとカバーテープとの間にうまく進入せず、カバーテープが剥離されないままキャリアテープが送られたり、剥離部材の先端がベーステープに食い込んだりする不具合が発生する場合がある。
すなわち、図15に示すように、切断装置の切断刃によって、キャリアテープ100が矢印方向に切断されるため、この切断によって、ベーステープ101の表面に接着されたカバーテープ102側のエッジ部100aが円弧状に潰れ、このために、ベーステープ101とカバーテープ102との間に剥離部材の先端をうまく進入することができないこととなる。
このような不具合を解決するものとして、特許文献2に記載されているように、押圧部材20を備えた特殊な構成の切断装置を用いて、ベーステープ304を凹部状に塑性変形させることにより、ベーステープ304とトップテープ(カバーテープ)306との間に、剥離部材が進入する凹部(隙間)304eを形成するものが知られている。
特開2014−127517号公報 特開2014−157932号公報
しかしながら、特許文献2に記載のものにおいては、切断装置の構成が複雑となる問題があり、しかも、部品収納部のピッチが異なるキャリアテープには対応することができない問題がある。
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、キャリアテープを切断する切断方法に改良を加えることにより、ベーステープとカバーテープとの間に剥離部材をスムーズに進入させることができるようにしたキャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給方法を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、この発明の特徴は、部品を収納する部品収納部および送り穴をそれぞれ一定の間隔に形成したベーステープと、前記部品収納部を覆うように前記ベーステープの表面側に接着されたカバーテープとを備えたキャリアテープを、所定位置で切断する切断部を有するキャリアテープ切断装置であって、前記切断部を、前記キャリアテープを切断する際に、切断後に使用する側の前記キャリアテープの前記ベーステープ側からせん断力が働くように構成したことである。
上記した発明によれば、カバーテープ側のエッジ部は、円弧状に潰れることなく、テープ長手方向に対して垂直に切断されるようになり、テープフィーダにて送られるキャリアテープのベーステープとカバーテープとの間に剥離装置の剥離部材をスムーズに進入させることが可能となる。
本発明の実施に好適なテープフィーダを示す図である。 テープフィーダのテープ挿入部分を示す拡大図である。 図2の作動状態を示す図である。 テープフィーダに取付けられた剥離装置を示す図である。 テープフィーダに挿入されるキャリアテープの上面図である。 キャリアテープの切断部位を示す図である。 キャリアテープを切断する切断装置を示す図である。 図7の作動状態を示す図である。 切断装置の位置決め保持部を示す図である。 位置決め保持部にキャリアテープを取付けた状態を示す図である。 切断装置の刃部の刃先を示す図である。 切断装置によって切断されたキャリアテープの切断面を示す図である。 本発明の別の実施の形態の切断装置を示す概要図である。 別の実施の形態において、キャリアテープの切断部位をテープ切断位置に位置決めする説明図である。 従来におけるキャリアテープの切断面を示す図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、部品実装機の部品供給装置に着脱可能に装着されるテープフィーダ21を示すもので、テープフィーダ21によってキャリアテープ100(図2、図3参照)が搬送される。
キャリアテープ100は、所定の幅で細長く形成された帯状のもので、多数の電子部品等の部品が間隔を有して収納されている。図5に示すように、キャリアテープ100は、ベーステープ101と、カバーテープ102とから構成されている。
ベーステープ101は、紙材や樹脂等の柔軟な材料で構成されている。ベーステープ101の幅方向の中央部には、テープ長手方向に一定の間隔を有して部品を収納する部品収納部101aが形成されている。ベーステープ101の幅方向の一端側には、送り穴101bが一定のピッチ間隔で形成され、これら送り穴101bは部品収納部101aと一定の位置関係に配置されている。
カバーテープ102の幅方向の両側部は、接着材102a、102bによってベーステープ101上面の両側部に接着され、通常は、部品収納部101aの上部を閉塞して部品の飛び出しを防止している。なお、カバーテープ102は、透明な高分子フィルムによって構成されている。
テープフィーダ21は、図1および図2に示すように、主に、フィーダ本体21b、第一サーボモータ22、第二サーボモータ23、第一ギヤ24、第二ギヤ25、第三ギヤ26、第四ギヤ27、浮上防止部材28、トーションスプリング29、ストッパー部材31、上流側押さえ部材32、下流側押さえ部材33、第一スプロケット61、第二スプロケット62、第三スプロケット63、第四スプロケット64、レール38、制御部39、剥離装置70とから構成されている。テープフィーダ21は、部品実装機の部品供給装置に着脱可能に装着される。なお、図1は、フィーダ本体21bの側壁を除去して、テープフィーダ21の内部構造が視認できるようにした図である。
レール38は、フィーダ本体21bの後部の挿入部21dから前部の部品供給位置21aに亘って設けられている。レール38は、その上面がキャリアテープ100の搬送路を構成している。レール38の前部38aは、水平に形成されている。レール38は、その後部から前部38aの手前まで徐々に高くなるように傾斜している。なお、図示はしていないが、レール38の両側には、キャリアテープ100の幅寸法よりも僅かに大きい寸法で離間したガイド部材が設けられている。
レール38の前部38aの下方のフィーダ本体21b、すなわち、フィーダ本体21bの部品供給位置21aに隣接する位置には、前方から後方(搬送方向下流側から上流側)に向かってそれぞれ、第一スプロケット61及び第二スプロケット62が回転可能に設けられている。レール38の後部の下方のフィーダ本体21bには、前方から後方に向かってそれぞれ、第三スプロケット63及び第四スプロケット64が回転可能に設けられている。第一スプロケット61、第二スプロケット62、及び第三スプロケット63のそれぞれの外周には、一定角度をおいて、第一係合突起61a、第二係合突起62a、第三係合突起63aが形成されている。第四スプロケット64の外周の一部には、一定角度をおいて第四係合突起64aが設けられている。それぞれの係合突起61a〜64aは、キャリアテープ100の送り穴101bと係合する。
第一スプロケット61〜第四スプロケット64の外周部よりも内側には、それぞれ、第一スプロケットギヤ61b、第二スプロケットギヤ62b、第三スプロケットギヤ63b、第四スプロケットギヤ64bが形成されている。なお、レール38の各スプロケット61〜64の上方には、窓穴38b(図2参照)が設けられている。この窓穴38bから、各係合突起61a〜64aがレール38上から突出する。
第一サーボモータ22は、第一スプロケット61及び第二スプロケット62を回転させるサーボモータである。第一サーボモータ22の回転軸22aには、第一ドライブギヤ22bが設けられている。第一ギヤ24は、第一スプロケット61及び第二スプロケット62の下方のフィーダ本体21bに回転可能に設けられている。第一ギヤ24の外周には、第一ドライブギヤ22bと噛合する第一外側ギヤ24aが形成されている。第一ギヤ24の外周よりも内側には、第一内側ギヤ24bが形成されている。
第二ギヤ25は、第一スプロケット61及び第二スプロケット62と第一ギヤ24の間のフィーダ本体21bに回転可能に設けられている。第二ギヤ25は、第一スプロケットギヤ61b、第二スプロケットギヤ62b、及び第一内側ギヤ24bと噛合している。このような構成によって、第一サーボモータ22の回転が減速されて第一スプロケット61及び第二スプロケット62に伝達されて、第一スプロケット61及び第二スプロケット62が同期して回転する。
第二サーボモータ23は、第三スプロケット63及び第四スプロケット64を回転させるサーボモータである。第二サーボモータ23の回転軸23aには、第二ドライブギヤ23bが設けられている。第三ギヤ26は、第三スプロケット63及び第四スプロケット64の下方のフィーダ本体21bに回転可能に設けられている。第三ギヤ26に外周には、第二ドライブギヤ23bと噛合する第三外側ギヤ26aが形成されている。第三ギヤ26の外周よりも内側には、第三内側ギヤ26bが形成されている。
第四ギヤ27は、第三スプロケット63及び第四スプロケット64と第三ギヤ26の間のフィーダ本体21bに回転可能に設けられている。第四ギヤ27は、第三スプロケットギヤ63b、第四スプロケットギヤ64b、及び第三内側ギヤ26bと噛合している。このような構成によって、第二サーボモータ23の回転が減速されて第三スプロケット63及び第四スプロケット64に伝達されて、第三スプロケット63及び第四スプロケット64及が同期して回転する。
下流側押さえ部材33は、レール38後部の上方に、フィーダ本体21bの挿入部21dに設けられている。下流側押さえ部材33は、フィーダ本体21bに取り付けられた第一支持部材30−1及び第二支持部材30−2に、シャフト34−1を介して、上下方向移動可能に取り付けられている。シャフト34−1には、下流側押さえ部材33を下方に付勢するコイルスプリング35−1が取り付けられている。下流側押さえ部材33の前方には、第三スプロケット63上においてレール38と当接する押さえ部33dが形成されている。このような構成によって、押さえ部33dは、レール38から離接する。押さえ部33dの後端下部には、図2に示すように、侵入部33bが切欠形成されている。
上流側押さえ部材32は、レール38の後部上面に沿って設けられている。上流側押さえ部材32は、下流側押さえ部材33の後部から下方に、シャフト34−2を介して、上下方向移動可能に取り付けられている。上流側押さえ部材32は、押さえ部33dの後方に隣接している。シャフト34−2には、上流側押さえ部材32を下方に付勢するコイルスプリング35−2が取り付けられている。このような構成によって、上流側押さえ部材32は、レール38から離接する。上流側押さえ部材32の後端の下部には、挿入凹部32aが切欠形成されている。
図2に示すように、ストッパー部材31は、上流側押さえ部材32の下流側に隣接して設けられている。ストッパー部材31は、その中間部分に形成された軸支部31bが下流側押さえ部材33に軸支されて、揺動可能となっている。ストッパー部材31の軸支部31bよりも前方の下部は、下方に突出形成された当接部31aが形成されている。ストッパー部材31の下部の後端は、停止部31cとなっている。
下流側押さえ部材33には、ストッパー部材31を、当接部31aがレール38に近接する方向に付勢するスプリング36が取り付けられている。下流側押さえ部材33の前端とストッパー部材31の後端との間に、第四スプロケット64の頂部が位置している(図2参照)。
浮上防止部材28は、第三スプロケット63と第二スプロケット62の間のレール38上に沿って設けられている。浮上防止部材28の前端には、軸支部28aが形成され、この軸支部28aが、フィーダ本体21bに設けられた軸部21cに軸支されて、浮上防止部材28が揺動可能にフィーダ本体21bに取り付けられている。浮上防止部材28の後端には、上方に曲げられた案内部28bが形成されている。トーションスプリング29は、浮上防止部材28の上方のフィーダ本体21bに取り付けられ、浮上防止部材28を下方に付勢している。このトーションスプリング29によって、浮上防止部材28の下面は、レール38の上面に密接されている。なお、第二スプロケット62と第三スプロケット63の間のレール38上には、空間38cが形成されている。
制御部39は、テープフィーダ21を制御するものであり、第一サーボモータ22及び第二サーボモータ23の回転を制御する。制御部39は、マイクロプロセッサや、サーボモータ22、23に駆動電流を供給するドライバを有している。
第三スプロケット63の下流側のフィーダ本体21bには、キャリアテープ100の有無を検知し、その検知信号を制御部39に出力する第一センサ65が設けられている。第一センサ65は、2つのキャリアテープ100の境界部分を検知するセンサである。第二スプロケット62の上流側のフィーダ本体21bには、キャリアテープ100の有無を検知し、その検知信号を制御部39に出力する第二センサ66が設けられている。
なお、キャリアテープ100は、部品収納部101aのピッチが互いに異なる複数種類からなり、キャリアテープ100の種類によって、後述するように、部品収納部101aのピッチ間隔が異なっている。従って、部品収納部101aのピッチ間隔を検出することにより、キャリアテープ100の種類を判別することができる。
フィーダ本体21bの先端部には、図4に示すように、部品供給位置21aに送られるキャリアテープ100のベーステープ101よりカバーテープ102を剥離するための剥離装置70を備えた取付けブロック71が、フィーダ本体21bに対し着脱可能に取付けられている。剥離装置70は、カバーテープ102を剥離する剥離部材72と、剥離したカバーテープ102の一方の端部を立ち上げて折り返す折り返し部材73とによって構成されている。剥離装置70は、剥離部材72によってベーステープ101よりカバーテープ102を剥離し、部品供給位置21aにキャリアテープ100の切断端部(切断部位CU)を供給して部品収納部101aより部品を取出しできるようにセットする。
次に、テープフィーダ21の動作について説明する。作業者は、キャリアテープ100を、図1に示す挿入凹部32aとレール38の後端との間に差し込む。すると、差し込まれたキャリアテープ100の先端部に形成された送り穴101bに第四係合突起64aが係合して、当該キャリアテープ100が第四スプロケット64によって第三スプロケット63に搬送される。第四係合突起64aは、第四スプロケット64の外周の一部にしか形成されていないので、差し込まれたキャリアテープ100の先端部に形成された送り穴101bに第四係合突起64aが係合すると、当該キャリアテープ100は間欠的に第三スプロケット63側に移動する。このため、キャリアテープ100が急激に、第三スプロケット63側に引き込まれないので、安全である。
第四スプロケット64によって下流側に送給されるキャリアテープ100の先端は、侵入部33bから、押さえ部33dの下方に侵入する。そして、キャリアテープ100の先頭部に形成された送り穴101bが第三係合突起63aと係合すると、第三スプロケット63によってキャリアテープ100が第二スプロケット62に搬送される。第三スプロケット63の外周には、全周にわたって第三係合突起63aが形成されているので、短時間でキャリアテープ100が第二スプロケット62側に搬送される。なお、キャリアテープ100は、押さえ部33dによって上方から押し付けられて、送り穴101bと第三係合突起36aとの係合が外れないようになっている。
キャリアテープ100の先端は、案内部28bとレール38の間から、浮上防止部材28の下方に侵入する。キャリアテープ100の先端は、浮上防止部材28によってレール38からの浮き上がりが抑制されて、第二スプロケット62に搬送される。
第二センサ66が、第三スプロケット63によって搬送されたキャリアテープ100の先頭を検出すると、第一サーボモータ22及び第二サーボモータ23は、スプロケット61〜64を部品ピッチ分間欠的に回転させる。キャリアテープ100の先頭部に形成された送り穴101bが第二係合突起62aに係合すると、第二スプロケット62によってキャリアテープ100が剥離装置70に送られ、剥離装置70の剥離部材72によってキャリアテープ100からカバーテープ102が剥離される。そして、キャリアテープ100の先頭に形成された送り穴101bが第一係合突起61aに係合すると、第一スプロケット61によってキャリアテープ100に収納された部品が順次部品供給位置21aに位置決めされて供給される。
搬送中(先行する)のキャリアテープ100がテープフィーダ21によって搬送されている場合には、図2に示すように、キャリアテープ100が当接部31aを押圧して、ストッパー部材31がスプリング36の付勢力に抗して停止部31cがレール38に近接する方向に揺動し、ストッパー部材31の後下端がキャリアテープ100の上面と接触する。
作業者は、後続するキャリアテープ100を、挿入凹部32aと穿孔するキャリアテープ100の上面との間に差し込む。すると、ストッパー部材31の後下端が先行するキャリアテープ100の上面と接触しているので、図2に示すように、後続のキャリアテープ100の先端がストッパー部材31の停止部31cに当接し、後続のキャリアテープ100の下流への搬送が阻止されて、後続のキャリアテープ100が先行するキャリアテープ100上において待機される。
後続のキャリアテープ100は、上流側押さえ部材32によって、先行するキャリアテープ100に押し付けられている。このため、後続のキャリアテープ100の先端は、先行するキャリアテープ100から浮き上がりが防止され、後続のキャリアテープ100の先端の上流側押さえ部材32の前端とストッパー部材31の後端との間への侵入が防止される。
図3に示すように、先行するキャリアテープ100の後端が後続のキャリアテープ100の先端よりも下流側に搬送されると、後続のキャリアテープ100がレール38上に載置された状態となり、後続のキャリアテープ100の先頭部に形成された送り穴101bが第四係合突起64aと係合する。そして、第四スプロケット64によって送給されるキャリアテープ100の先端は、侵入部33bから、押さえ部33dの下方に侵入する。そして、キャリアテープ100の先頭部に形成された送り穴101bが第三係合突起63aと係合すると、第三スプロケット63によってキャリアテープ100が第二スプロケット62に搬送され、上述したように部品供給位置21aまで搬送される。
待機中のキャリアテープ100の先端が当接部31aを押圧すると、ストッパー部材31がスプリング36の付勢力に抗して、停止部31cがレール38の上面に近接する方向に揺動し、ストッパー部材31の後下端が新たなキャリアテープ100(旧待機テープ920)に当接する。
次に、キャリアテープ100の先端部を所定位置で切断する切断装置130の一例について、図7〜図11に基づいて説明する。かかる切断装置130は、図7および図8に示すように、枢支軸131によって枢支された第1部材133および第2部材134を有するはさみ状の切断部からなっている。切断部は、第1および第2部材133、134の先端部に形成された一対の切断刃部135、136を備え、切断刃部135、136の一方(136)には、キャリアテープ100を位置決め保持する位置決め保持部137がボルト等によって一体的に取付けられている。
一対の切断刃部135、136は、図11に詳細図示するように、先端に鋭角をなす刃先135a、136aをそれぞれ備え、これら刃先135a、136aのテープ長手方向の一端に、相対移動可能に摺接する垂直面135a1、136a1がテープ長手方向に対して垂直に形成されている。
図9および図10に詳細図示するように、位置決め保持部137は、切断刃部136の外側面に固着されたベースブロック138と、ベースブロック138に枢支軸131と平行なピボット軸139の軸線の回りに回動可能に支持された旋回部材140とを備えている。また、ベースブロック138は、一対の切断刃部135、136の相対移動方向に対して垂直な支持面138aを有し、支持面138aの先端、すなわち、切断刃部135、136の先端側に、ピボット軸139を支持した軸支持部138bが設けられている。
旋回部材140は、ピボット軸139の回りに回動可能に、かつピボット軸139の軸方向に移動可能に支持され、通常切断刃部135、136の先端側に展開されており、その上面にキャリアテープ100をカバーテープ102が上方を向く表向きに載置するテープ載置面140aが形成されている。テープ載置面140aには、キャリアテープ100の送り穴101bに係合してキャリアテープ100をテープ長手方向に位置決めする2つの位置決めピン141が所定の間隔を有して設けられている。
旋回部材140は、キャリアテープ100の種類(部品収納部101aのピッチ)に応じて切断部位CUを変更できるように、ピボット軸139に沿って軸方向に移動され、2位置に位置決め可能となっている。具体的には、部品収納部101aのピッチが送り穴101bのピッチと同じ4mmのピッチ(P=4)のキャリアテープ100の場合には、図6(A)に示すように、切断部位CUが部品収納部101aおよび送り穴101bの中心位置となるように位置決めされる。また、部品収納部101aのピッチが送り穴101bのピッチの1/2のピッチ(P=2)のキャリアテープ100の場合には、図6(B)に示すように、切断部位CUが部品収納部101aの中間位置となるように位置決めされる。
旋回部材140のテープ載置面140a上には、部品収納部101aのピッチに応じた切替え位置を示すP=2、P=4の文字が刻印されている。そして、図10に示すように、ベースブロック138側に付与されたマークMにP=2を合わせた位置に旋回部材140を位置決めすれば、キャリアテープ100は、図6(B)に示す切断部位CUが切断刃部135、136の垂直面135a1、136a1に対応する位置に位置決めされる。また、旋回部材140を、マークMにP=4を合う位置に位置決めすれば、キャリアテープ100は、図6(A)に示す切断部位CUが切断刃部135、136の垂直面135a1、136a1に対応する位置に位置決めされる。
なお、図示してないが、旋回部材140は、スプリングによって付勢されたノッチがピボット軸139の係合凹部に係合することにより、2位置において位置決め保持可能となっている。
キャリアテープ100の先端部を所定位置で切断する場合には、キャリアテープ100の表面側(カバーテープ102側)を上方に向けて、旋回部材140のテープ載置面140a上にキャリアテープ100を位置決めピン141によって位置決めして載置する。この際、切断によって廃棄される先端側が旋回部材140のテープ載置面140a上に載置され、切断後に使用する側が切断刃部135,136を挟んで旋回部材140の反対側に伸延するように取付けられる。
旋回部材140は、キャリアテープ100をテープ載置面140a上に位置決め保持した状態で、ピボット軸139を中心にして上方(図8の矢印方向)に旋回される。そして、旋回部材140が180度旋回されることにより、キャリアテープ100はカバーテープ102が下方を向く裏向きに姿勢を変換されて、ベースブロック138と旋回部材140との間で挟持される。同時に、キャリアテープ100の切断部位CUが一対の切断刃部135、136の間に位置決めされる。
キャリアテープ100がベースブロック138と旋回部材140との間で挟持された状態で、第1および第2部材133、134の他端部に設けた把持部143、144を操作することにより、切断刃部135、136がテープ長手方向に対して交差する方向に相対移動され、切断刃部135、136の刃先135a、135bによってキャリアテープ100の先端部を切断部位CUで切断する。すなわち、キャリアテープ100の上方位置より下向きに移動する一方の切断刃部135の刃先135aの垂直面135a1によって、切断後に使用する側のキャリアテープ100x(図11(B)参照)の端部が切断され、キャリアテープ100の下方位置より上向きに移動する他方の切断刃部136の刃先136aの垂直面136a1によって、切断後に廃棄される側のキャリアテープ100y(図11(B)参照)の端部が切断される。
この際、図11(A)に示すように、下向きに移動する切断刃部135の刃先135aの垂直面135a1が、切断後に使用する側のキャリアテープ100xの切断部位に一致し、かつキャリアテープ100(ベーステープ101)の裏面側(カバーテープ102と反対のベーステープ101側)より進入するようにテープ長手方向に対して垂直方向に移動するため、切断後に使用する側のキャリアテープ100xの切断面は、図11(B)および図12に示すように、キャリアテープ100の裏面側のエッジ部100bが潰れて円弧状に形成されるが、キャリアテープ100の表面側(カバーテープ102側)のエッジ部100aは、テープ長手方向に対して垂直に切断される。
すなわち、切断装置130の一方の切断刃部135は、切断後に使用する側のキャリアテープ100xの切断面において、ベーステープ101側からカバーテープ102側にせん断力が強く働き、他方が、切断後に廃棄される側のキャリアテープ100のカバーテープ102側からせん断力を働せる構成となっており、これにより、カバーテープ102側のエッジ部100aは、円弧状に潰れることなく、テープ長手方向に対して垂直に切断される。
なお、部品メーカより購入したキャリアテープ100においては、先端部に配置された複数の部品収納部101aに部品が収納されていない空の部分が存在する。このため、キャリアテープ100を表向きで旋回部材140のテープ載置面140a上に位置決め保持できることにより、作業者の目視によって、部品が収納された部品収納部101aと部品が収納されていない部品収納部101aとの間を切断部位CUとするように容易に取付け可能となる。そして、その後、キャリアテープ100は切断のために反転される。
上記した実施の形態においては、キャリアテープ100を切断する切断装置130を、一対の切断刃部135、136を有するはさみ式の切断部によって構成した例について述べたが、テープ長手方向に対して垂直方向に移動可能な少なくとも1つの切断刃部で切断装置130を構成することもできる。この場合には、キャリアテープ100の表面側(カバーテープ102側)を固定台座上に着座した状態で、1つの切断刃部をキャリアテープ100の表面側と反対側の裏面側より進入するようにすればよい。
図13および図14は、切断装置130の別の実施の形態を示すもので、切断装置130を、キャリアテープ100を自動的にローディングしてスプライシングするスプライシング装置200に適用した例を示すものである。
図13において、スプライシング装置200は、両側より2つのキャリアテープ100を挿入するテープ挿入口184を備え、挿入されたキャリアテープ100をテープ切断位置Lcで切断してスプライシング位置Lsに送るようになっている。なお、図13においては、一方のキャリアテープ100を切断してスプライシング位置Lsに送る構成のみが示されているが、図13の右側にも、図示省略したが、他方のキャリアテープ100を切断してスプライシング位置Lsに送る同様な構成が設けられる。
スプライシング装置200は、テープ挿入口184から、スプライシング位置Lsに向かってテープ搬送路160を備えるとともに、テープ搬送路160に沿ってキャリアテープ100を搬送するテープ送り装置151を備えている。テープ搬送路160上には、部品検知位置Ldがテープ挿入口184とテープ切断位置Lcとの間に配置されている。
また、テープ搬送路160上には、部品検知位置Ldとスプライシング位置Lsとの間に、テープ切断位置Lcが配置されている。テープ切断位置Lcには、キャリアテープ100の先端部を所定位置で切断する切断装置130と、先端の不要部分を取込む取込装置157が設けられている。
部品検知装置153は、例えばフォトセンサからなり、テープ搬送路160を搬送されるキャリアテープ100の部品収納部101a、部品収納部101a間のテープ部分および部品収納部101a内の部品e(図14参照)を、光量の変化により検知するセンサである。部品検知装置153の検出信号は、制御装置185に送出され、制御装置185によって、テープ送り装置151、切断装置130、取込装置157等が制御される。なお、部品検知装置153として、フォトセンサの代わりにカメラを用いることもできる。
テープ送り装置151は、テープ搬送路160の下方に配置されたスプロケット161と、スプロケット161に連結された回転装置としてのステッピングモータ162と、スプロケット161の近傍に配置されたスプロケット歯検知装置163と、テープ搬送路160の上方に配置されたテープ検知装置164等によって構成されている。
テープ送り装置151は、キャリアテープ100を、テープ搬送路160に沿って搬送し、キャリアテープ100をテープ切断位置Lcにおよびスプライシング位置Lsに順次位置決めする。
スプロケット161には、送り穴101bのピッチと同一ピッチの複数の歯167が全周に亘って形成されている。スプロケット161は、最上部の歯167に、テープ挿入口184より挿入されたキャリアテープ100の送り穴101bが噛合可能なように、テープ搬送路160の下方に配置されている。
スプロケット歯検知装置163は、スプロケット161が原点位置に位置決めされたことを、スプロケット161の側面に付されたマーク等を読み取ることにより検知する。テープ検知装置164は、テープ挿入口184からキャリアテープ100が挿入されたことを検知する。
切断装置130は、テープ切断位置Lcに設けられた1つの切断刃部235と、切断刃部235に摺接可能なカム169と、カム169に連結されたモータ170と、切断刃部235に一端が取着され、他端が固定部に取着されたばね171と、切断刃部235に隣接して設けられた押圧部材172と、切断刃部235に一端が取着され、他端が押圧部材172に取着されたばね173等によって構成されている。
切断刃部235は、テープ切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ100の切断部位CUを切断するもので、上記した切断刃部135と同様な構成のものであり、先端に鋭角をなす刃先を備え、刃先のテープ長手方向の一端に、テープ長手方向に対して垂直な垂直面235a1が形成されている。切断刃部235は、キャリアテープ100の裏面側(ベーステープ101側)から上方向に向かって移動可能に装架されている。切断装置130のカム169は、モータ170によって回動され、切断刃部235を上下方向に移動させる。押圧部材172は、テープ切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ100の切断部位CUの近傍を下方より押圧して固定台座174に着座させるよう、上方向に向かって移動可能に設けられている。
取込装置157は、可動部材177および可動部材177を回転可能に支承する固定部材178からなる取込部材175と、可動部材177を駆動するソレノイド等からなる駆動装置176等によって構成されている。可動部材177には、テープ搬送路160の一部をなす可動搬送路179と、テープ搬送路160上を搬送されるキャリアテープ100の先端部の不要部分を取り込むための開口180が形成されている。可動部材177には、取り込んだ不要部分を、廃却箇所に案内するダクト182が形成されている。
可動部材177は、通常は、開口180がテープ搬送路160に整列する角度位置(図13の2点鎖線に示す状態)に保持され、不要部分を取り込んだ後、駆動装置176によって、可動搬送路179がテープ搬送路160に整列する角度位置(図13の実線に示す状態)まで回動される。
キャリアテープ100は、切断装置130によって切断部位CUで切断され、テープ切断位置Lcから所定量だけ搬送されることにより、スプライシング位置Lsに位置決めされ、スプライシングされる。なお、キャリアテープ100のスプライシングについては、例えば、本件出願人の出願に係る国際公開第2013/157107号に記載の構成のものを採用できる。
次に、キャリアテープ100の切断部位CUをテープ切断位置Lcに自動的に位置決めする作用について説明する。テープ挿入口184よりキャリアテープ100が挿入されると、テープ検知装置164によってキャリアテープ100の挿入が検知され、この検知信号に基づいて、ステッピングモータ162が起動される。これにより、スプロケット161が回転され、スプロケット161の歯167に送り穴101bを係合されたキャリアテープ100は、部品検知位置Ldに向かってテープ搬送路160上を搬送される。
キャリアテープ100が、部品検知位置Ldまで搬送されると、部品検知装置153の検知信号に基づいて、キャリアテープ100の種類およびキャリアテープ100の切断部位CUが演算される。
すなわち、フォトセンサからなる部品検知装置153からの検知信号(光量)Sは、図14に示すように、キャリアテープ100の部品収納部101a間のテープ部分でSoを示すとすると、部品eが無い空の部品収納部101aでは透過光量が増大するのでSaとなり、部品eが有る部品収納部101aでは透過光量が減少するのでSbとなる。
そこで、テープ部分から1つ目の空の部品収納部101aに移行するときの検知信号Sの立ち上がり時点t1、およびテープ部分から2つ目の空の部品収納部101aに移行するときの検知信号Sの立ち上がり時点t2を検出し、時点t1と時点t2との間のスプロケット161を駆動するステッピングモータ162のパルス数をカウントする。そして、このパルスカウント数に基づいてキャリアテープ100の送り量を求めることにより、部品収納部101a間のピッチを演算できる。この演算結果より、キャリアテープ100の種類を把握することができ、キャリアテープ100の切断部位CUが求められる。
次に、空の部品収納部101aから部品eが収納された部品収納部101aに移行したときの検知信号Sの立ち上がり時点t3と現時点t4との間のステッピングモータ162のパルス数をカウントする。そして、このパルスカウント数に基づいてキャリアテープ100の送り量を求めることにより、部品eが収納された部品収納部101aの図示右端位置Lctと部品検知位置Ldとの距離d1を求めることができる。また、部品収納部101a間のピッチPcから、部品eが収納された部品収納部101aの図示右端位置Lctとキャリアテープ100の切断部位CUとの距離d2を求めることができる。
その結果、部品検知位置Ldとテープ切断位置Lcとの間の既知(設計上)の距離D2から上記距離d1およびd2を減算した距離D2−d1−d2だけキャリアテープ100を搬送することにより、キャリアテープ100の切断部位CUをテープ切断位置Lcに位置決めすることができる。その結果、切断装置130の切断刃部235によって、キャリアテープ100の切断部位CUが自動的に切断される。
この場合においても、上向きに移動する切断刃部235の垂直面235a1が、切断後に使用する側のキャリアテープ100の切断部位に一致し、かつキャリアテープ100の裏面側(ベーステープ101側)より進入するようにテープ長手方向に対して垂直方向に移動するため、先に述べた実施の形態と同様に、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からカバーテープ102側にせん断力が強く働き、切断後に使用する側のキャリアテープ100の切断面は、図12に示すように、カバーテープ102側のエッジ部100aは、テープ長手方向に対して垂直に切断される。
所定位置で切断されたキャリアテープ100は、スプライシング位置Lsに搬送され、図略の他方のテープ挿入口より挿入されて上記下と同様に切断されたキャリアテープの先端部に自動的にスプライシングされる。
上記した実施の形態によれば、キャリアテープ100の端部を、所定位置で切断する切断装置130の切断部を、キャリアテープ100を切断する際に、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からせん断力が働くように構成した。
これにより、カバーテープ102側のエッジ部100aは、円弧状に潰れることなく、テープ長手方向に対して垂直に切断されるので、テープフィーダ21にて送られるキャリアテープ100のカバーテープ102とベーステープ101との間に剥離装置70の剥離部材72の先端をスムーズに進入させることが可能となる。
また、上記した実施の形態によれば、切断装置130の切断部は、一対の切断刃部135、136を備え、切断刃部の一方(135)が、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からせん断力を働かせるものであり、他方(136)が、切断後に廃棄される側のキャリアテープ100のカバーテープ102側からせん断力を働かせるものである。
これにより、カバーテープ102側のエッジ部100aは、円弧状に潰れることなく、テープ長手方向に対して垂直に切断される。従って、テープフィーダ21にて送られるキャリアテープ100のカバーテープ102とベーステープ101との間に剥離装置70の剥離部材72の先端をスムーズに進入させることができ、カバーテープがうまく剥離されなかったり、剥離部材72の先端がベーステープ101に食い込んだりする不具合を抑制することができる。
また、上記した実施の形態によれば、切断装置130の切断部は、テープ長手方向に対して垂直方向に相対移動可能な一対の切断刃部135、136からなり、一対の切断刃部135、136の一方に、位置決め保持部137を設け、位置決め保持部137に、キャリアテープ100を位置決め保持する旋回部材140をテープ長手方向と平行な軸線の回りに旋回可能に支持した。
これにより、キャリアテープ100を表向きで旋回部材140上に位置決め保持する際に、作業者の目視によって、部品が収納された部品収納部101aと部品が収納されていない部品収納部101aとの間を切断部位とするように容易に位置決め保持することができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、旋回部材140は、ベーステープ101に形成した送り穴101bに係合する複数の位置決めピン141を備え、位置決めピン141によってキャリアテープ100をカバーテープ102が上方を向くように位置決め保持し、キャリアテープ100の切断時には、旋回部材140を180度旋回してカバーテープ102が下方を向くようにした。
これにより、位置決めピン141によってキャリアテープ100をテープ長手方向に精度よく位置決めすることができるとともに、キャリアテープ100の切断時には、下方向に向かって移動される切断刃部135を、キャリアテープ100の裏面側(ベーステープ101側)より進入させることが可能となる。
さらに、上記した実施の形態によれば、旋回部材140は、位置決め保持部137のベースブロック138に対しテープ長手方向に所定量移動可能に設けられ、部品収納部101aのピッチに応じてキャリアテープ100の切断部位を変更可能としたので、複数種類のキャリアテープ100に応じた切断部位にキャリアテープを位置決めすることができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、キャリアテープ100の送り穴101bに係合するスプロケット161と、スプロケット161を回転するステッピングモータ(回転装置)162と、キャリアテープ100の部品収納部101aに部品が収納されているか否かを検出する部品検知装置153と、部品検知装置153の検出信号に基づいてキャリアテープ100を切断部位CUに位置決めするようにステッピングモータ162を制御する制御装置185を備える。
これにより、部品検知装置153の検出信号に基づいて、空の部品収納部101aと部品が収納された部品収納部101aとの間を切断部位CUとするようにキャリアテープ100を自動的に位置決めできるとともに、切断装置130によってキャリアテープ100を自動的に切断することができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ101側からせん断力が働くようにして、キャリアテープ100を切断するようにした。
これにより、カバーテープ102側のエッジ部100aは、円弧状に潰れることなく、テープ長手方向に対して垂直に切断されるので、テープフィーダ21にて送られるキャリアテープ100のカバーテープ102とベーステープ101との間に剥離装置70の剥離部材72の先端をスムーズに進入させることができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、切断後に使用する側のキャリアテープ100のベーステープ側からせん断力が働くようにして、キャリアテープ100を切断し、切断されたキャリアテープ100の切断端部をテープフィーダ21の部品供給位置21aにセットするようにした。
これにより、キャリアテープ100のカバーテープ102が剥離装置70の剥離部材72によって確実に剥離された状態で、部品を収納した部品収納部101aを部品供給位置21a確実にセットすることができる。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は上記した実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明に係るキャリアテープ切断装置および切断方法ならびにキャリアテープ供給方法は、テープフィーダによって送られるキャリアテープの端部を所定位置で切断するものに用いるのに適している。
21…テープフィーダ、21a…部品供給位置、70…剥離装置、72…剥離部材、100…キャリアテープ、101…ベーステープ、101a…部品収納部、101b…送り穴、102…カバーテープ、130…切断装置、135、136、235…切断刃部、135a1、136a1、235a1…垂直面、137…位置決め保持部、138…ベースブロック、140…旋回部材、141…位置決めピン、153…部品検知装置、161…スプロケット、162…回転装置(ステッピングモータ)、185…制御装置、200…スプライシング装置200、CU…切断部位。

Claims (8)

  1. 部品を収納する部品収納部および送り穴をそれぞれ一定の間隔に形成したベーステープと、前記部品収納部を覆うように前記ベーステープの表面側に接着されたカバーテープとを備えたキャリアテープを、所定位置で切断する切断部を有するキャリアテープ切断装置であって、
    前記切断部を、前記キャリアテープを切断する際に、切断後に使用する側の前記キャリアテープの前記ベーステープ側からせん断力が働くように構成したことを特徴とするキャリアテープの切断装置。
  2. 前記切断部は、一対の切断刃部を備え、前記切断刃部の一方が、切断後に使用する側の前記キャリアテープの前記ベーステープ側からせん断力を働かせるものであり、他方が、切断後に廃棄される側の前記キャリアテープの前記カバーテープ側からせん断力を働かせるものである請求項1に記載のキャリアテープの切断装置。
  3. 前記切断部は、前記テープ長手方向に対して垂直方向に相対移動可能な一対の切断刃部からなり、前記一対の切断刃部の一方に、位置決め保持部材を設け、前記位置決め保持部材に、前記キャリアテープを位置決め保持する旋回部材を前記テープ長手方向と平行な軸線の回りに旋回可能に支持した請求項2に記載のキャリアテープの切断装置。
  4. 前記旋回部材は、前記ベーステープに形成した送り穴に係合する複数の位置決めピンを備え、前記位置決めピンによって前記キャリアテープを前記カバーテープが上方を向くように位置決め保持し、前記キャリアテープの切断時には、前記旋回部材を180度旋回して前記カバーテープが下方を向くようにした請求項3に記載のキャリアテープの切断装置。
  5. 前記旋回部材は、前記位置決め保持部材のベースブロックに対し前記テープ長手方向に所定量移動可能に設けられ、前記部品収納部のピッチに応じて前記キャリアテープの切断部位を変更可能とした請求項3または請求項4に記載のキャリアテープの切断装置。
  6. 前記キャリアテープの前記送り穴に係合するスプロケットと、前記スプロケットを回転する回転装置と、前記キャリアテープの前記部品収納部に部品が収納されているか否かを検出する部品検知装置と、前記部品検知装置の検出信号に基づいて前記キャリアテープの切断部位を位置決めするように前記回転装置を制御する制御装置を備えた請求項1または請求項2に記載のキャリアテープの切断装置。
  7. 部品を収納する部品収納部および送り穴をそれぞれ一定の間隔に形成したベーステープと、前記部品収納部を覆うように前記ベーステープの表面側に接着されたカバーテープとを備えたキャリアテープを、所定位置で切断するキャリアテープ切断方法であって、
    切断後に使用する側の前記キャリアテープの前記ベーステープ側からせん断力が働くようにして、前記キャリアテープを切断することを特徴とするキャリアテープの切断方法。
  8. 部品を収納する部品収納部および送り穴をそれぞれ一定の間隔に形成したベーステープと、前記部品収納部を覆うように前記ベーステープの表面側に接着されたカバーテープとを備えたキャリアテープを所定位置で切断した後、テープフィーダに供給するキャリアテープ供給方法であって、
    切断後に使用する側の前記キャリアテープの前記ベーステープ側からせん断力が働くようにして、前記キャリアテープを切断し、
    切断された前記キャリアテープの切断端部を前記テープフィーダの部品供給位置にセットすることを特徴とするキャリアテープの供給方法。
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