JPWO2016110977A1 - 鉄道車両用の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

鉄道車両の床下に設置される収納箱に収納された発熱体を冷却する鉄道車両用の冷却装置であって、収納箱の側面の一部を構成し、一面側に発熱体が搭載される導熱板5と、導熱板5の他面側から上方側に傾斜させて突出させた複数のヒートパイプ7と、複数のヒートパイプ7に固定された複数のフィン8と、開口部9,9bを有して冷却装置を覆うカバー4bを備える。カバー4bは、ヒートパイプ7の基部側に位置する開口部9bの面積の合計が、ヒートパイプ7の先端部側に位置する開口部9の面積の合計よりも大きく形成されている。

Description

本発明は、鉄道車両の床下に設置される収納箱に収納された発熱体を冷却する鉄道車両用の冷却装置に関する。
鉄道車両の床下に設置される電力変換装置は、車両停止時には自然空冷、車両走行時には走行風を利用して冷却される。したがって、電力変換装置の高効率冷却を行うためには、自然空冷の気流を妨げず、かつ走行風を効率よく取り入れることができる構造が必要となる。
例えば、特許文献1には、電力変換回路を構成する複数のパワー半導体素子が設置された受熱ブロックに接続された複数のヒートパイプと、複数のヒートパイプに垂直に固定された複数枚の放熱フィンと、を有し、車両走行時の走行風で複数枚の放熱フィンを冷却することにより、受熱ブロック上の複数の半導体素子の冷却を行う車両制御装置の半導体冷却器において、冷却風の入口と出口以外の面を整風板により塞いで筒状とした整風板付き冷却器カバーを設ける構造が開示されている。
特開2013−103506号公報
しかしながら、上記特許文献1では、冷却風を取り込む入口面および冷却風を排出する出口面についての考慮がなされておらず、冷却効率の改善の余地が認められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冷却効率の更なる改善を図ることができる鉄道車両用の冷却装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、鉄道車両の床下に設置される収納箱に収納された発熱体を冷却する鉄道車両用の冷却装置であって、前記収納箱の側面の一部を構成し、一面側に前記発熱体が搭載される導熱板と、前記導熱板の他面側から上方側に傾斜させて突出させた複数のヒートパイプと、複数の前記ヒートパイプに固定された複数のフィンと、開口部を有して前記冷却装置を覆い、前記導熱板に近い側の前記開口部の面積が、前記導熱板から離れる側の前記開口部の面積よりも大きく形成された保護カバーと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、冷却効率の更なる改善を図ることができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る冷却装置の概観を示す斜視図 実施の形態1に係る冷却装置の冷却対象である半導体モジュールの配置例を示す図 図1のA−A線に沿う断面を矢視の方向へ見た透視断面図 実施の形態1のカバー形状を説明する際の基準となるカバー形状を示す図 実施の形態1に係るカバー形状の第1の例を示す図 実施の形態1の第1の例に係るカバー形状を冷却部材と共に示す透視断面図 実施の形態1に係るカバー形状の第2の例を示す図 実施の形態1の第2の例に係るカバー形状を冷却部材と共に示す透視断面図 カバー4aを基準としたときの温度改善率を示す図表 カバー4aを基準としたときの温度改善率を示すグラフ 低速域におけるフィンの位置に応じたフィンの温度分布を示すグラフ 高速域におけるフィンの位置に応じたフィンの温度分布を示すグラフ 実施の形態2に係る冷却装置における冷却部材の構成を示す透視断面図 ピッチサイズと圧力損失の関係をシミュレーションで求めたグラフ SiCモジュール化による冷却効率改善の概念を説明する図
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用の冷却装置(以下、単に「冷却装置」と略す)について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置の概観を示す斜視図であり、図2は、冷却装置の冷却対象である半導体モジュールの配置例を示す図である。冷却装置1は、五角柱状の筐体1aと、筐体1aの両端に設けられ、冷却装置1を覆い、通気性を有する保護カバーであるカバー4aと、を有して構成され、筐体1aの側面が、収納箱2の側面に取り付けられている。冷却装置1が取り付けられた収納箱2は、懸吊部材3によって鉄道車両の床下に設置される。鉄道車両が矢印で示す走行方向10aまたは走行方向10bの方向に走行するとき、走行風が発生し、カバー4aを通して筐体1a内に走行風が取り込まれる。半導体モジュール6は、収納箱2の内部に配置されて、導熱板5の一面側に取り付けられている。冷却装置1は、走行風を冷却風として利用し、発熱体である半導体モジュール6を冷却する。
図3は、図1のA−A線に沿う断面を矢視の方向へ見た透視断面図であり、図4は、カバー4aの概略形状を示す図である。なお、図4に示すカバー4aは、実施の形態1に係る冷却装置のカバー形状の特徴を説明する際の基準となるカバー形状を有するものである。図3の透視断面図では、冷却装置1の内部の構造をカバー4aと共に示している。
冷却装置1は、収納箱2の側面の一部を構成し、発熱体が密着する導熱板5と、導熱板5の他面側から上方側に傾斜させて突出させた複数のヒートパイプ7と、複数のヒートパイプ7に固定された長方形状で平板状の複数のフィン8とを有して構成される。すなわち、ヒートパイプ7は、半導体モジュール6が取り付けられていない導熱板5の他面側において、導熱板5の他面における垂線に対して上方側に、ある傾斜角を有し、且つ、導熱板5の他面から突出した状態で、マトリックス状に配置されている。導熱板5、ヒートパイプ7およびフィン8は、冷却部材を構成する。フィン8は、複数の貫通孔を有し、当該貫通孔にヒートパイプ7が挿入されている。図3では、フィン8が6枚の場合を例示している。隣接するフィン8同士の間隔はd1であり、ヒートパイプ7が伸びる方向に対して均等に配置されている。なお、説明の便宜上、均等に配置されたフィン8のパターンを“フィンA”と呼称する。
図4に示す基準となるカバー4a(以下、必要に応じて「基準カバー4a」と称する)では、17個の開口部9が設けられている。開口部9の面積はS1であり、それぞれの大きさは同一である。すなわち、基準カバー4aでは、それぞれが同一形状かつ同一面積である17個の開口部9が設けられている。
つぎに、実施の形態1に係るカバー形状のバリエーションについて、図5から図8の図面を参照して説明する。図5は実施の形態1に係るカバー形状の第1の例を示す図であり、図6は、第1の例に係るカバー形状を冷却部材と共に示す透視断面図であり、図7は実施の形態1に係るカバー形状の第2の例を示す図であり、図8は、第2の例に係るカバー形状を冷却部材と共に示す透視断面図である。
第1の例であるカバー4bは、図5および図6に示すように、導熱板5の周囲にある開口部9bの開口面積(以下、単に「面積」という)を他の開口部9の面積よりも小さくして配置したものである。また、図4に示した基準カバー4aとの比較で説明すると、図4では導熱板5の周囲に5個の開口部9を設けているが、図5では導熱板5の周囲に36個の開口部9bを設けている。ここで、図5における開口部9bの面積をS2とすると、36個の開口部9bの面積の合計(=36×S2)と、図4における5個の開口部9の面積の合計(=5×S1)との間には、次式で示す関係がある。
36×S2>5×S1 ……(1)
なお、図5では、開口部9dを3列で配置しているが、3列に限定されるものではなく、上記(1)式の関係を満足するものであれば、2列であってもよいし、4列以上であってもよい。
また、第2の例であるカバー4cは、図7および図8に示すように、第1の例で配置した開口部9および開口部9bの並びをヒートパイプ7の伸びる方向に沿って配置したものである。図5に示したカバー4bとの比較で説明すると、導熱板5の周囲に設けた開口部(図5:開口部9b、図7:開口部9c2)の数は、図5と図7とでは共に36個で同数であり、且つ、開口部9bの面積の合計と、開口部9e2の面積の合計とは、共に“36×S2”であり、等しい。一方、導熱板5の周囲以外、すなわちヒートパイプ7の先端部側に設けた開口部(図5:開口部9、図7:開口部9c1)の数は、図5では12個、図7では15個であり、開口部の数は異なっている。この差異は、カバー4b,4cの断面形状が五角形であり、紙面の右下の角部が切り取られる形状であることに起因している。具体的に説明すると、図7では、開口部9c1の並びをヒートパイプ7の伸びる方向に沿って配置するため、開口部9c1の面積S1'を、図5に示す開口部9の面積S1よりも小さくし、その分、開口部の数を増やして配置したものである。なお、開口部9c1の面積S1'を開口部9の面積S1よりも小さくしたことにより、図5における12個の開口部9の面積の合計(=12×S1)と、図7における15個の開口部9c1の面積の合計(=15×S1')との間には、次式で示す関係が生じている。
12×S1>15×S1' ……(2)
なお、図7では、開口部9c2を3列で配置しているが、3列に限定されるものではなく、2列であっても、4列であってもよい。
つぎに、上記したカバー4bおよびカバー4cに対して行ったシミュレーション結果について、図9および図10の図面を参照して説明する。図9は、カバー4aを基準としたときの温度改善率を表形式で示した図であり、図10は、カバー4aを基準としたときの温度改善率をグラフで示した図である。ここで、温度改善率は、次式で定義される評価指標である。
温度改善率=(Ta−T)/Ta×100[%] ……(3)
Ta:カバー4a装着時の温度、T:各種カバー装着時の温度
図9および図10により、以下の点が明らかとなる。
(1)カバー4b,4cの何れも基準カバー4aに比べて改善している。
(2)カバー4cは、高速域に比べて低速域での効果が大である。
(3)カバー4bは、高速域および低速域での効果の差異が小さい。
(4)低速域での改善効果は、カバー4bよりもカバー4cの方が大きい。
(5)カバー4cの高速域での改善効果がカバー4bに比して小さいのは、ヒートパイプ7の先端部側に設けた開口部9c1の面積の合計が、図4または図5で対応する開口部9の面積の合計よりも小さいためと考えられる。
図11および図12は、図9および図10のシミュレーション結果を裏付けるために行った別のシミュレーション結果である。図11および図12では、フィンの位置に応じたフィンの温度分布を示すものであり、フィンの位置を横軸にとり、縦軸にはフィン上での無次元温度をプロットしている。なお、これらのグラフにおいて、フィンの位置を表す数値が小さいもの程、導熱板5の側に位置するフィンであることを意味している。
図11および図12に示すように、低速域および高速域共に、導熱板5の側に位置するフィン程、言い替えれば、導熱板5とヒートパイプ7との接続部であるヒートパイプ7の基部側に位置するフィン程、高温になっている。したがって、カバーの開口部について、ヒートパイプ7の基部側に位置する開口部の面積の合計を、ヒートパイプ7の先端部側に位置する開口部の面積の合計よりも広くすることで、冷却が促進され、冷却効率の改善が可能となる。
以上説明したように、実施の形態1に係る冷却装置によれば、保護カバーの開口部の面積の合計が、導熱板に近い側の方が、導熱板から離れる側よりも大きくなるように形成したので、冷却効率の更なる改善が可能になる、という効果を奏する。
実施の形態2.
図13は、実施の形態2に係る冷却装置における冷却部材の構成を示す透視断面図である。実施の形態1では、フィン8の間隔は等間隔であったが、実施の形態2では、フィン8の間隔が等間隔ではなく、ヒートパイプ7の基部側のフィンピッチd2が、ヒートパイプ7の先端部側のフィンピッチd1よりも広くなるように構成している。
図14は、ピッチサイズと圧力損失の関係をシミュレーションで求めたグラフである。ピッチサイズを基準ピッチで正規化した無次元ピッチサイズを横軸にとり、縦軸には圧力損失を基準圧力損失で正規化した無次元圧力損失をプロットしている。図14に示すシミュレーション結果によれば、ピッチサイズを広くすれば圧力損失を低減できることが示されている。また、図11および図12のシミュレーション結果では、導熱板5の側に位置するフィン程、高温になっていることが示されている。
実施の形態2の構成では、導熱板5に近い側のフィンピッチを、導熱板5から離れる側のフィンピッチよりも広くなるように構成しているので、より高温になりやすい導熱板5に近い側のフィンピッチにより多くの冷却空気を取り込むことができる。このため、冷却装置1内の温度分布を均熱化することができ、発熱体を効率よく冷却することが可能となる。
また、実施の形態2の構成では、導熱板5から離れる側のフィンピッチ、すなわちヒートパイプ7の先端部側に位置するフィンピッチの間隔は広げずに狭いままを維持しているので、フィン数の減少によって冷却効果が低減されるのを抑止することができる。なお、図15では、導熱板5に近い側のフィンピッチを広くし、導熱板5から離れる側のフィンピッチは維持したままとしているが、導熱板5に近い側のフィンピッチを広くした分、導熱板5から離れる側のフィンピッチを狭くしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、冷却装置1の冷却対象である半導体モジュールおよび半導体モジュールの配置について、図15を参照して説明する。図15は、SiCモジュール化による冷却効率改善の概念を説明する図である。
鉄道車両用途の高耐圧、且つ、大電流のシリコン(以下「Si」と表記)モジュールは、1モジュール内に1つのスイッチング素子と1つのダイオードを搭載したモジュール(以下「1in1モジュール」と称する)であるため、2レベルの主回路を構成するためには、6つの1in1モジュールが必要であった。このため、導熱板5への配置は、例えばU相であれば、図15の左側の図に示すように、上アームの1in1モジュール6UPと下アームの1in1モジュール6UNとを冷却風に直交する方向に配列していた。その結果、風上側のモジュールと風下側のモジュールとで冷却性能の差異が大きくなり、風下側のモジュールに合わせて冷却性能を確保するために冷却装置の体積と冷却装置のコストが増大するという課題があった。
一方、Siに代え、近年注目されているシリコンカーバイド(以下「SiC」と表記)で形成されたスイッチング素子を電力変換器に用いれば、モジュールの小型化が可能である。すでに、高耐圧、且つ、大電流用途のSiCモジュールが開発されているが、このSiCモジュールは、1モジュール内に2つのスイッチング素子と2つのダイオードを搭載したモジュール(以下「2in1モジュール」と称する)である。このため、例えばU相であれば、1つの2in1モジュール6UでU相の上下アームを構成でき、その結果、図15の右側の図に示すように、導熱板5の体積を約1/2にすることができ、また、2レベルの主回路を構成する3つの2in1モジュール6Uの全てを冷却風に直交する方向に配列することが可能になる。本構成により、冷却装置を高効率で使用することが可能となり、冷却装置の小型化も可能となる。
さらに、実施の形態1,2で説明した技術を併用すれば、各実施の形態の相乗効果により、冷却効率の更なる改善が可能となり、冷却装置のコスト削減およびサイズ削減に大いに貢献することが可能となる。
なお、SiCは、Siよりもバンドギャップが大きいという特性を捉えて、ワイドバンドギャップ半導体と称される半導体の一例である。このSiC以外にも、例えば窒化ガリウム(GaN)系材料または、ダイヤモンド(C)を用いて形成される半導体もワイドバンドギャップ半導体に属しており、それらの特性もSiCに類似した点が多い。したがって、SiC以外の他のワイドバンドギャップ半導体を用いる構成も、本願の要旨を成すものである。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 冷却装置、1a 筐体、2 収納箱、3 懸吊部材、4a カバー(基準カバー)、4b,4c カバー、5 導熱板、6 半導体モジュール、6UP,6UN 1in1モジュール、6U 2in1モジュール、7 ヒートパイプ、8 フィン、9,9b,9c1,9c2 開口部、10a,10b 走行方向。

Claims (5)

  1. 鉄道車両の床下に設置される収納箱に収納された発熱体を冷却する鉄道車両用の冷却装置であって、
    前記収納箱の側面の一部を構成し、一面側に前記発熱体が搭載される導熱板と、
    前記導熱板の他面側から上方側に傾斜させて突出させた複数のヒートパイプと、
    複数の前記ヒートパイプに固定された複数のフィンと、
    開口部を有して前記冷却装置を覆い、前記ヒートパイプの基部側に位置する前記開口部の面積の合計が、前記ヒートパイプの先端部側に位置する前記開口部の面積の合計よりも大きく形成された保護カバーと、
    を備えたことを特徴とする鉄道車両用の冷却装置。
  2. 前記開口部は、前記ヒートパイプの伸びる方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用の冷却装置。
  3. 前記複数のフィンは、
    隣接する前記フィン同士の間隔は、前記ヒートパイプの先端部側に位置するフィン同士よりも、前記ヒートパイプの基部側に位置するフィン同士の方が大きい
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道車両用の冷却装置。
  4. 前記発熱体は、ワイドバンドギャップ半導体で形成された2つのスイッチング素子と2つのダイオードが搭載された2in1モジュールであり、
    3組の前記2in1モジュールが冷却風に直交する方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用の冷却装置。
  5. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化ケイ素、窒化ガリウム系材料または、ダイヤモンドを用いた半導体であることを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用の冷却装置。
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