JPWO2016084659A1 - 電動式パワーステアリング装置用ハウジング - Google Patents

電動式パワーステアリング装置用ハウジング Download PDF

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Abstract

ハウジングを構成する前側ハウジング素子と、後側ハウジング素子との嵌合部から、オイルが外部空間に漏れ出すことを防止できる構造を実現する。前側ハウジング素子17aを構成する前側筒部25の内周面に形成された外径側嵌合面部20aを、前側円筒面部26と前側凸部27とにより構成する。後側ハウジング素子18aを構成する後側筒部30の外周面に形成された内径側嵌合面部19aを、後側円筒面部31と後側凹部32とにより構成する。前側円筒面部26と後側円筒面部31とを円筒面嵌合させると共に、前側凸部27と後側凹部32とを凹凸嵌合させることにより、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとを結合する。【選択図】図5

Description

本発明は、自動車の操舵装置として利用するもので、電動モータを補助動力源として利用することにより、ステアリングホイールの操作に要する力の軽減を図るための電動式パワーステアリング装置を構成するハウジングに関する。
図16および図17は、特開2011−094763号公報に開示された電動式パワーステアリング装置を示している。操舵用回転軸であるステアリングシャフト2は、後端部にステアリングホイール1が固定されており、前端部をハウジング3内に回転自在に支持されている。ステアリングシャフト2の前端部には、ウォームホイール4が固定されている。ウォーム8は、電動モータ7により回転駆動可能に構成されており、両端部を1対の転がり軸受9a、9bによりハウジング内に回転自在に支持されている。ウォーム8は、ウォーム軸6の軸方向中間部に設けられたウォーム歯5を、ウォームホイール4と噛合させている。このような構造により、電動モータ7の補助動力をウォームホイール4に伝達可能としている。
図18は、電動式パワーステアリング装置の要部を示している。ウォームホイール4aは、電動式パワーステアリング装置の出力部である出力軸10のうち、1対の転がり軸受11a、11b同士の間部分に、締り嵌めなどにより外嵌固定されており、出力軸10と共に回転可能に構成されている。出力軸10は、ハウジング3a内に、1対の転がり軸受11a、11bにより回転のみ可能に支持された状態で、トーションバー12により、ステアリングシャフト2aの前端部と結合されている。電動モータ7(図16および図17参照)は、トルクセンサ13が検出する、ステアリングホイール1からステアリングシャフト2aに加えられる操舵トルクの方向および大きさに応じてウォーム8aを回転駆動し、出力軸10に補助動力(補助トルク)を付与する。出力軸10の回転は、1対の自在継手14a、14bおよび中間シャフト15を介して、ステアリングギヤユニット16の入力部となるピニオン軸に伝達され、操舵輪に所望の舵角を付与する。
ウォームホイール4(4a)とウォーム歯5とには、該ウォームホイール4(4a)と該ウォーム歯5との噛合部の潤滑性を確保するためのグリースが塗布されている。ハウジング3(3a)は、出力軸10の軸方向(図18の左右方向)に関して2分割された、前側ハウジング素子17と後側ハウジング素子18とを組み合わせることにより構成されている。すなわち、前側ハウジング素子17の後部外周面に設けた円筒状の内径側嵌合面部19を、後側ハウジング素子18の前部内周面に設けた円筒状の外径側嵌合面部20に内嵌した状態で、前側ハウジング素子17と後側ハウジング素子18とを、ボルト21により結合固定することにより、ハウジング3(3a)を構成している。ハウジング3(3a)の組み立て易さを確保するために、内径側嵌合面部19と外径側嵌合面部20との間には、微小隙間を存在させている。前側ハウジング素子17と後側ハウジング素子18との間部分で、内径側嵌合面部19と外径側嵌合面部20との嵌合部よりも外部空間に近い側に隣接する部分には、シール部材であるOリング22が設置されている。このOリング22により、ハウジング3(3a)の内部空間の下端部に集まったオイル(グリースや、このグリース中の基油のうちで増ちょう剤から分離した基油や、各構成部材を加工する際に使用した加工油など)が、内径側嵌合面部19と外径側嵌合面部20との嵌合部に存在する微小隙間を通過して外部空間に漏れ出すことを防止している。
特開2011−094763号公報に開示された電動式パワーステアリング装置を構成するハウジング3(3a)は、アルミニウム合金などの金属により構成されている。これに対し、ハウジングを合成樹脂により構成すれば、このハウジング、延いては、電動式パワーステアリング装置の軽量化を図ることができる。ただし、ハウジングを合成樹脂により構成すると、周囲の温度変化や外力の影響を受け易く、万が一、この影響によりハウジングが変形して、前側ハウジング素子の内径側嵌合面部と、後側ハウジング素子の外径側嵌合面部との嵌合部の隙間が拡がると、この隙間からオイルが漏れ出してしまう可能性がある。オイルが漏れると、電動式パワーステアリング装置の故障の原因となるだけでなく、漏れ出したオイルが運転者の足元や衣服などを汚してしまう可能性もある。ハウジングを合成樹脂により構成する場合に、オイルがハウジングから漏れ出すことを、より確実に防止することができる構造が求められる。
特開2011−094763号公報
本発明は、上述のような事情に鑑みて、第一ハウジング素子と第二ハウジング素子との嵌合部から、オイルが外部空間に漏れ出すことを防止できる構造を実現することを目的としている。
本発明の電動式パワーステアリング装置用ハウジングは、電動モータが発生した補助動力を増大させるための減速機を収納するもので、第一ハウジング素子と、第二ハウジング素子と、凹凸嵌合部とを備えている。
前記第一ハウジング素子は、第一筒部と、該第一筒部の内周面に設けられた外径側嵌合面部とを有している。
前記第二ハウジング素子は、第二筒部と、該第二筒部の外周面に設けられ、前記外径側嵌合面部に内嵌された内径側嵌合面部とを有している。
前記凹凸嵌合部は、前記外径側嵌合面部と前記内径側嵌合面部とのうちの一方の嵌合面部に径方向に関して突出した状態で形成された凸部(凸条)と、前記外径側嵌合面部と前記内径側嵌合面部とのうちの他方の嵌合面部に径方向に関して凹んだ状態で形成された凹部(凹溝)とを凹凸嵌合させることにより構成されている。
前記第一ハウジング素子と前記第二ハウジング素子とのうち、少なくとも一方のハウジング素子が合成樹脂製である。
前記凸部の断面形状が円弧状であり、前記凹部の断面形状が円弧状であることが好ましい。この場合、前記凸部の断面形状に関する曲率半径と、前記凹部の断面形状に関する曲率半径とを互いに異ならせることが好ましい。すなわち、前記凸部の断面形状に関する曲率半径を前記凹部の断面形状に関する曲率半径よりも大きくするか、あるいは、前記凸部の断面形状に関する曲率半径を前記凹部の断面形状に関する曲率半径よりも小さくすることが好ましい。ただし、前記凸部の断面形状に関する曲率半径と、前記凹部の断面形状に関する曲率半径とを互いに等しくすることもできる。
前記第二ハウジング素子を、前記第二筒部の外周面のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関して前記内径側嵌合面部の後側に隣接する部分に径方向外方に突出する状態で形成されたフランジ部をさらに有するものとすることができる。該フランジ部の両側面のうち、前記第一ハウジング素子側の側面に、径方向外方に向かう程該第一ハウジング素子側に傾斜したテーパ面状の突き当て面部を設け、該突き当て面部を、前記第一ハウジング素子の端面に突き当てる。
本発明の電動式パワーステアリング装置用ハウジングは、固着部をさらに備えることができる。該固着部は、前記第一ハウジング素子に形成された第一の固着面と、前記第二ハウジング素子に形成された第二の固着面とを当接させた状態で、該第一の固着面と該第二の固着面とを溶着または接着により固着することで構成され、前記固着部を前記凹凸嵌合部よりも外部空間側に位置させる。
前記固着部を備える電動式パワーステアリング装置用ハウジングは、前記第一ハウジング素子を、前記第一筒部の外周面に径方向外方に突出する状態で形成された第一フランジ部をさらに有するものと共に、前記第二ハウジング素子を、前記第二筒部の外周面のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関して前記内径側嵌合面部の後側に隣接する部分に径方向外方に突出する状態で形成された第二フランジ部をさらに有するものとすることができる。前記第一の固着面を、前記第一フランジ部の両側面のうち、前記第二ハウジング素子側の側面とし、前記第二の固着面を、前記第二フランジ部の両側面のうち、前記第一ハウジング素子側の側面とする。
この場合、前記第一フランジ部の軸方向に関する厚さを、全周に亙り一定とし、前記第二フランジ部の軸方向に関する厚さを、全周に亙り一定とし、かつ、前記第一フランジ部の軸方向に関する厚さと等しくして、前記第一の固着面と前記第二の固着面とを溶着により固着することで前記固着部を構成することが好ましい。ただし、前記第一フランジ部の軸方向に関する厚さと前記第二フランジ部の軸方向に関する厚さとを互いに異ならせることもできる。
本発明の電動式パワーステアリング装置用ハウジングは、前記内径側嵌合面部と前記外径側嵌合面部との間に弾性的に挟持されたOリングをさらに備えることができる。この場合に、前記Oリングを、前記内径側嵌合面部のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関する後端部に形成された係止溝に係止することができる。前記Oリングは、該係止溝と前記外径側嵌合面部との間で弾性的に挟持される。
前記凸部を、前記一方の嵌合面部に全周に亙って形成すると共に、前記凹部を、前記他方の嵌合面部に全周に亙って形成することができる。
あるいは、前記凸部を、前記一方の嵌合面部の周方向1乃至複数箇所に形成すると共に、前記凹部を、前記他方の嵌合面部の周方向1乃至複数箇所に形成することができる。
前記一方の嵌合面部は、合成樹脂製のハウジング素子に形成されていることが好ましい。
上述のように構成する本発明の電動式パワーステアリング装置用ハウジングによれば、第一ハウジング素子と第二ハウジング素子との嵌合部から、オイルが外部空間に漏れ出すことを防止できる。すなわち、前記第一ハウジング素子の外径側嵌合面部と、第二ハウジング素子の内径側嵌合面部とのうちの何れか一方の嵌合面部に形成した凸部と、他方の嵌合面部に形成した凹部とを凹凸嵌合させ、凹凸嵌合部を構成することにより、前記第一ハウジング素子と前記第二ハウジング素子とを結合している。したがって、外径側嵌合面部と内径側嵌合面部との嵌合部を円筒面同士の嵌合のみにより構成する場合と比べて、嵌合部のシール性を高くすることができる。この結果、ハウジング内のオイルが漏れ出すこと有効に防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態の第1例を示す断面図である。 図2は、一部を切断した状態で示す、図1のa−a断面図である。 図3は、ハウジング以外の部分を省略して示す、図1のb−b断面図である。 図4は、後側ハウジングの一部側面図である。 図5は、図1のc部拡大図である。 図6は、凹凸嵌合部の別の形状の2例を示す拡大断面図である。 図7(A)は、本発明の実施の形態の第2例を示す、後側ハウジング素子の図1のc部に相当する部分を示す拡大断面図であり、図7(B)は、本発明の実施の形態の第2例を示す、図5に相当する図である。 図8は、本発明の実施の形態の第3例を示す、図4に相当する図である。 図9は、本発明の実施の形態の第3例を示す、図5に相当する図である。 図10は、本発明の実施の形態の第4例を示す、図4に相当する図である。 図11は、本発明の実施の形態の第4例を示す、図5に相当する図である。 図12は、本発明の実施の形態の第5例を示す断面図である。 図13は、本発明の実施の形態の第5例を示す、図5に相当する図である。 図14は、本発明の実施の形態の第6例を示す、図5に相当する図である。 図15は、本発明の実施の形態の第7例を示す、図5に相当する図である。 図16は、従来構造の電動式パワーステアリング装置の1例を示す、部分切断側面図である。 図17は、図16のd−d拡大断面図である。 図18は、図17のe−e断面に相当する図である。
[実施の形態の第1例]
図1〜図5は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例を含めて、本発明の特徴は、ハウジング3bの内部空間の下端部に集まったオイルが、外部空間に漏れ出すことを防止するための構造にある。電動式パワーステアリング装置は、ステアリングホイール1(図16参照)からステアリングシャフト2bに入力された操舵トルクをトルクセンサ13aにより測定し、この測定信号に基づいて電動モータ7の通電を制御する。この電動モータ7が発生した補助動力は、減速機23を介して出力軸10aに付与される。トルクセンサ13aと減速機23とは、ハウジング3bの内部に収納されている。
ハウジング3b内には、入力軸24と出力軸10aとが回転自在に支持されている。入力軸24および出力軸10aは、中空円管状に形成されており、互いに同軸に配置された状態で、トーションバー12aにより互いに結合されている。すなわち、トーションバー12aの前端部(図1の左端部)を出力軸10aの前端部に結合固定すると共に、トーションバー12aの後端部(図1の右端部)を入力軸24の後端部に結合固定している。出力軸10aは、1対の自在継手14a、14b(図16参照)および中間シャフト15を介してステアリングギヤユニット16の入力部となるピニオン軸に接続している。入力軸24は、ステアリングシャフト2bにより回転駆動可能としている。
ステアリングホイール1を操舵すると、ステアリングシャフト2bを介して入力軸24に加えられる操舵トルクと、出力軸10aが回転することに対する抵抗とにより、入力軸24と出力軸10aとが、トーションバー12aを捻り方向に弾性変形させつつ、回転方向に相対変位する。この相対変位量を、入力軸24の中間部外周面と出力軸10aの後端部外周面との間に設けられたトルクセンサ13aにより測定可能する。このトルクセンサ13aの測定信号は、電動モータ7への通電を制御するための制御器に送られ、この制御器が電動モータ7への通電方向および通電量を制御し、ウォーム減速機23を介して出力軸24に補助動力(補助トルク)を付与する。
ハウジング3bは、第一ハウジング素子および一方のハウジング素子に相当する前側ハウジング素子17aと、第二ハウジング素子に相当する後側ハウジング素子18aと、凹凸嵌合部45とを備える。すなわち、ハウジング3bは、入力軸24および出力軸10aの軸方向である前後方向(図1の左右方向)に関して2分割された、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとを、互いに組み合わせることにより構成されている。前側ハウジング素子17aは、合成樹脂の射出成形品であり、後端部に、第一筒部に相当する円筒状の前側筒部25が形成されている。前側筒部25の内周面のうち、後端寄り部分から後端縁に掛けての部分には、一方の嵌合面部に相当する外径側嵌合面部20aが形成されている。外径側嵌合面部20aの前半部(図1および図5の左半部)には、全周に亙り、前後方向に関して内径が変化しない円筒面状の前側円筒面部26が形成されている。外径側嵌合面部20aの後端部(図1および図5の右端部)には、全周に亙り、前側円筒面部26よりも径方向内方に突出した前側凸部27が形成されている。前側円筒面部26の中心軸を含む仮想平面に関する前側凸部27の断面形状は、円弧状となっている。なお、前側筒部25の後端面は、この前側筒部25の中心軸に直交する仮想平面上に存在している。前側筒部25の外周面の後端部のうち、周方向に関する複数箇所(図示の例では3箇所)に、前側フランジ部28が形成されており、該前側フランジ部28には、ボルト29を挿通するための通孔(図示省略)が形成されている。なお、前側フランジ部28の後側面は、前側筒部25の中心軸に直交する仮想平面上に存在している。前側フランジ部28の位置は、車両への取付状態で最下方に位置する部分から、円周方向に約30度ずれた2箇所位置と、車両への取付状態で最上方となる1箇所位置の、合計3箇所としている。前側ハウジング素子17aの厚さ寸法は、2〜5mm程度である。
後側ハウジング素子18aは、鉄系合金の鋳造品、アルミニウム合金などの軽合金のダイキャスト成形品、または、合成樹脂の射出成形品などであり、前端部に、第二筒部に相当する円筒状の後側筒部30が形成されている。後側筒部30の外周面のうち、前端寄り部分から前端縁に掛けての部分には、他方の嵌合面部に相当する内径側嵌合面部19aが形成されている。内径側嵌合面部19aの前半部(図1および図5の左半部)には、全周に亙り、前後方向に関して内径が変化しない円筒面状の後側円筒面部31が形成されている。内径側嵌合面部19aの後端部(図1および図5の右端部)には、全周に亙り、後側円筒面部31よりも径方向内方に凹んだ後側凹部32が形成されている。後側円筒面部31の中心軸を含む仮想平面に関する後側凹部32の断面形状は、円弧状となっている。本例では、後側凹部32の断面形状の曲率半径を、前側凸部27の断面形状の曲率半径とほぼ等しくして、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとを組み合わせた状態で、後側凹部32と前側凸部27とが隙間なく嵌合するようにしている。
後側筒部30の外周面のうち、内径側嵌合面部19aの後側に隣接する部分には、全周に亙り径方向外方に突出する後側フランジ部33が形成されている。後側フランジ部33は、円周方向に全周に亙り連続する状態で形成された後側小径フランジ部34と、この小径フランジ部34の外周面のうちで前側フランジ部28と整合する位置に形成された後側大径フランジ部35とから構成されている。後側小径フランジ部34の前側面は、後側筒部30の中心軸を通る仮想平面上に存在している。なお、後側大径フランジ部35には、ボルト29を挿通するための通孔(図示省略)が形成されている。後側ハウジング素子18aの厚さ寸法は、鉄系合金製の場合には1.5〜3.5mm程度であり、軽合金製の場合には2〜5mm程度であり、合成樹脂製の場合には3〜6mm程度である。
前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとは、外径側嵌合面部20aと内径側嵌合面部19aとを嵌合させることにより結合して、ハウジング3bを構成している。外径側嵌合面部20aと内径側嵌合面部19aとを嵌合させた状態で、外径側嵌合面部20aの前側円筒面部26と、内径側嵌合面部19aの後側円筒面部31とが隙間なく(締り嵌めにより)円筒面嵌合させると共に、外径側嵌合面部20aの前側凸部27と、内径側嵌合面部19aの後側凹部32とを隙間なく凹凸嵌合させて、凹凸嵌合部45を構成している。そして、前側ハウジング素子17aの前側筒部25の後端面と、後側ハウジング素子18aの後側小径フランジ部34の前側面とを当接させると共に、前側フランジ部28の後側面と後側大径フランジ部35の前側面とを当接させ、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とを重ね合わせた状態で、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とを、ボルト29およびナットにより結合固定している。ただし、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とのうち、一方のフランジ部28(35)に形成した通孔を挿通したボルトを、他方のフランジ部35(28)に形成したねじ孔に螺合しさらに締め付けることにより、結合固定しても良い。
ハウジング3bの内側には、鉄系合金の鋳造品、アルミニウム合金などの軽合金のダイキャスト成形品、または合成樹脂の射出成形品などである円環状の中間プレート36が組み付けられている。中間プレート36は、前側ハウジング素子17aの後端寄り部分に圧入により内嵌固定されている。出力軸10aは、前側ハウジング素子17aおよび中間プレート36の内側に、深溝型玉軸受などの1対の転がり軸受11c、11dにより回転自在に支持されている。ウォーム減速機23を構成するウォームホイール4bは、出力軸10aのうち、1対の転がり軸受11c、11d同士の間部分に、締り嵌めなどにより外嵌固定されており、この出力軸10aと共に回転する。ウォーム8bは、ウォーム軸6の軸方向中間部に設けられたウォーム歯5を、ウォームホイール4bと噛合させており、深溝型玉軸受などの1対の転がり軸受9c、9dにより、前側ハウジング素子17a内に回転自在に支持されている。ウォーム8bは、電動モータ7により回転駆動可能に構成されている。このような構造により、電動モータ7の補助動力をウォームホイール4bに伝達可能としている。ウォームホイール4bとウォーム歯5とには、該ウォームホイール44bと該ウォーム歯5との噛合部の潤滑性を確保するためのグリースが塗布されている。
ハウジング3bの一部に、このハウジング3bの内部空間と外部空間とを連通する連通孔37が、内径側嵌合面部19aと外径側嵌合面部20aとの嵌合部のうちで車両への取付状態で下方に位置する最下端位置(図1および図3に鎖線αで囲んだオイルが集まる部分に対応する部分であって、円周方向に関して嵌合部の下端部)から外れた部分に、当該部分を径方向に貫通する状態で設けられている。具体的には、連通孔37は、内径側嵌合面部19aと外径側嵌合面部20aとの嵌合部の最下端位置から、該内径側嵌合面部19a(外径側嵌合面部20a)の中心軸を中心として円周方向片側(図3の左側)に60度〜90度程度寄った範囲に設けられている。このような連通孔37を通じて、トルクセンサ13aに接続したハーネス38が、コネクタ39およびプラグ40を介して、ハウジング3bの外部空間に引き出されている。コネクタ39は、連通孔37の内側にがたつきなく保持されている。プラグ40は、コネクタ39に対し、着脱可能に接続されている。
上述のような本例の電動式パワーステアリング装置によれば、ハウジング3bを構成する前側ハウジング素子17aと、後側ハウジング素子18aとの嵌合部からオイルが漏れ出すことをより確実に防止できる。すなわち、前側ハウジング素子17aの外径側嵌合面部20aと、後側ハウジング素子18aの内径側嵌合面部19aとの嵌合部を、前側円筒面部26と後側円筒面部31との円筒面嵌合部と、前側凸部27と後側凹部32との凹凸嵌合部45とにより構成している。このため、外径側嵌合面部と内径側嵌合面部との嵌合部を円筒面嵌合部のみにより構成する場合と比べて、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとが互いに離れる方向に変位すること、特に、ボルト29による結合部分から周方向に外れた部分が互いに離れる方向に変位することを防止できるため、嵌合部のシール性を高くすることができる。この結果、ハウジング3b内のオイルが漏れ出すことを確実に防止することができる。また、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとの嵌合部を、円筒面嵌合部と凹凸嵌合部45とにより構成しているため、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとを結合するためのボルトの本数、すなわち、前側フランジ部28および後側大径フランジ部35の数を、それほど多くすることなく、ハウジング3b内のオイルが漏れ出すことの防止を十分に図れる。
また、本例の電動式パワーステアリング装置は、車両への取付状態で最下方となる位置から大きくずらさない2箇所位置に後側大径フランジ部35を形成しているため、ハウジング3b内のオイルが最も集まる最下方部分のシール性を向上することができる。
本例のハウジング3bは、後側凹部32の断面形状の曲率半径と、前側凸部27の断面形状の曲率半径とを互いにほぼ同じにして、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとを組み合わせた状態で、後側凹部32と前側凸部27とが隙間なく嵌合するようにしている。ただし、後側凹部32の断面形状の曲率半径と、前側凸部27の断面形状の曲率半径とを互いに異ならせることもできる。後側凹部32の断面形状の曲率半径と、前側凸部27の断面形状の曲率半径とを互いに異ならせれば、後側凹部32と前側凸部27とを円周方向に亙って確実に当接させることができ、後側凹部32の凹み量および前側凸部27の突出量を過度に大きくすることなく、ハウジング3bのシール性を向上させることができる。この結果、ハウジング3bの外径を小さく抑えることができる。すなわち、図6(A)に示すように、後側凹部32aの断面形状の曲率半径r32aを、前側凸部27aの断面形状の曲率半径R27aよりも大きくすれば(r32a>R27a)、図6(A)に点Pで示す前後方向1箇所位置において、後側凹部32aと前側凸部27aとの係合部の円周方向に亙り、後側凹部32aと前側凸部27aとを確実に当接させることができる。これに対し、図6(B)に示すように、後側凹部32bの断面形状の曲率半径を、前側凸部27bの断面形状の曲率半径よりも小さくすれば(r32b<R27b)、図6(B)に点Qで示す前後方向2箇所位置において、後側凹部32bと前側凸部27bとの係合部の円周方向に亙り、後側凹部32bと前側凸部27bとを確実に当接させることができる。さらに、前側凸部27および後側凹部32の断面形状は、凹凸嵌合可能な形状であれば、円弧状に限らず、三角形や矩形などの各種形状を採用することもできる。
本例のハウジング3bは、前側凸部27を、前側ハウジング素子17aの内周面に全周に亙り形成すると共に、後側凹部32を、後側ハウジング素子18aの外周面に全周に亙り形成している。ただし、前側凸部27を、前側ハウジング素子17aの内周面の周方向1乃至複数箇所に形成すると共に、後側凹部32を、後側ハウジング素子18aの外周面の周方向1乃至複数箇所に形成することもできる。具体的には、例えば、前側凸部27を、前側ハウジング素子17aの外周面のうち、前側フランジ部28の間部分にのみ形成すると共に、後側凹部32を、後側ハウジング素子18aの内周面のうち、後側大径フランジ部35の間部分にのみ形成することもできる。換言すれば、前側ハウジング17aと後側ハウジング18aとを組み合わせた状態で、前側凸部27を、前側フランジ部28と整合しない部分にのみ形成すると共に、後側凹部28を、後側大径フランジ部35と整合しない部分にのみ形成することができる。この場合でも、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とは、密着した状態でボルトにより結合固定されるため、当該部分のシール性は十分に確保できる。また、外径側嵌合面部20aと内径側嵌合面部19aとを嵌合させた後、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とをボルトにより結合固定する以前の状態で、前側フランジ部17aと後側フランジ部18aとが周方向に相対回転することを防止できる。
本例のハウジング3bは、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとのうち、少なくとも前側ハウジング素子17aを合成樹脂製としている。ただし、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとの両方を、鉄系合金やアルミニウム合金などの軽合金など、合成樹脂以外の材料により造ることもできる。前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとの両方を合成樹脂以外の材料製とした場合でも、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとの嵌合部からオイルが外部空間に漏れ出すことを有効に防止するという本発明の効果をある程度得ることができる。ただし、前側ハウジング素子17aと後側ハウジング素子18aとのうちの少なくとも一方のハウジング素子を合成樹脂製にすれば、周囲の温度変化や外力の影響を受け易いため、本発明によるオイルの漏出防止効果を顕著に得ることができる。特に本例のように、前側凸部27が形成された前側ハウジング素子17aを合成樹脂製とすれば、本発明の効果をより顕著に得られる。周囲の温度上昇に伴い、合成樹脂製の前側ハウジング素子17aが変形すると、この前側ハウジング素子17aに形成された前側凸部27は、体積(断面積)が大きくなる。この結果、前側凸部27と後側凹部32との嵌合強度を大きくできて、温度上昇に伴う前側ハウジング素子17aの変形にかかわらず、ハウジング3bのシール性を良好に保つことができる。
[実施の形態の第2例]
図7は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の電動式パワーステアリング装置は、ハウジング3cを構成する後側ハウジング素子18bの後側小径フランジ部34aの前側面を、内周縁から外周縁に掛けて、径方向外方に向かうほど前方に傾斜したテーパ面状の突き当て面部46としている。これに対し、ハウジング3cを構成する前側ハウジング素子17aの前側筒部25の後端面は、該前側筒部25の中心軸に直交する仮想平面上に存在している。
前側ハウジング素子17aの前側フランジ部28(図2参照)の後側面と、後側ハウジング素子18bの後側大径フランジ部35の前側面とを当接させ、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とをボルト29とナットとにより結合固定した状態で、突き当て面部46により、前側筒部25の後端面を、図7(b)に矢印βで示す方向に押圧することができる。これにより、前側ハウジング素子17aの外径側嵌合面部20aと、後側ハウジング素子18bの内径側嵌合面部19aとの嵌合部の嵌合強度を高くすることができる。特に、外径側嵌合面部20aの前側凸部27と、内径側嵌合面部19aの後側凹部32との凹凸嵌合部45の嵌合強度を高くすることができる。この結果、ハウジング3c内のオイルが漏れ出すことより確実に防止することができる。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図8〜図9は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の電動式パワーステアリング装置は、ハウジング3dを構成する前側ハウジング素子17bを、鉄系合金の鋳造品、アルミニウム合金などの軽合金のダイキャスト成形品、または、合成樹脂の射出成形品である。前側ハウジング素子17bの後端部には、円筒状の前側筒部25aが形成されている。前側筒部25aの内周面の後端寄り部分から後端縁に掛けての部分には、外径側嵌合面部20bが形成されている。外径側嵌合面部20bの後半部(図9の右半部)には、全周に亙り、軸方向(図9の左右方向)に関して内径が変化しない円筒面状の前側円筒面部26aが形成されている。外径側嵌合面部20bの前半部(図9の左半部)には、全周に亙り、前側円筒面部26aよりも外径側に凹んだ、断面凹円弧形の前側凹部41が形成されている。すなわち、前側ハウジング素子17bが第一ハウジング素子に相当し、前側筒部25aが第一筒部に相当し、外径側嵌合面部20bが他方の嵌合面部に相当する。前側筒部25aの後端面は、該前側筒部25aの中心軸に直交する仮想平面上に存在している。
ハウジング3dを構成する後側ハウジング素子18cは、合成樹脂の射出成形品である。後側ハウジング素子18cの前端部には、円筒状の後側筒部30aが形成されている。後側筒部30aの外周面の前端寄り部分から前端縁に掛けての部分には、前側ハウジング素子17bの外径側嵌合面部20bと嵌合する内径側嵌合面部19bが形成されている。内径側嵌合面部19bの後半部(図9の右半部)には、全周に亙り、軸方向(図9の左右方向)に関して内径が変化しない円筒面状の後側円筒面部31aが形成されている。内径側嵌合面部19bの前半部(図9の左半部)には、全周に亙り、後側円筒面部31aよりも外径側に突出した、断面凸円弧形の後側凸部42が形成されている。すなわち、後側ハウジング素子18cが第二ハウジング素子に相当し、後側筒部30aが第二筒部に相当し、内径側嵌合面部19bが一方の嵌合面部に相当する。また、後側凸部42は、前側凹部41と隙間なく嵌合可能な断面形状を有している。
前側ハウジング素子17bと後側ハウジング素子18cとは、外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19bとを嵌合させることにより結合して、ハウジング3dを構成している。外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19bとを嵌合させた状態では、外径側嵌合面部20bの前側円筒面部26aは、内径側嵌合面部19bの後側円筒面部31aと隙間なく(締り嵌めにより)円筒面嵌合している。外径側嵌合面部20bの前側凹部41と、内径側嵌合面部19bの後側凸部42とは、隙間なく(締り嵌めにより)凹凸嵌合して凹凸嵌合部45aが構成されている。そして、前側ハウジング素子17bの前側筒部25aの後端面と、後側ハウジング素子18cの後側小径フランジ部34の前側面とを当接させると共に、前側ハウジング素子17bの前側フランジ部28(図2参照)の後側面と、後側ハウジング素子18cの後側大径フランジ部35の前側面とを当接させ、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とを重ね合わせた状態で、前側フランジ部28と後側大径フランジ部35とを、ボルト29およびナットにより結合固定している。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第4例]
図10〜図11は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の電動式パワーステアリング装置は、ハウジング3eを構成する後側ハウジング素子18dの前端部に、円筒状の後側筒部30bが形成されている。後側筒部30bの外周面の前端寄り部分から前端縁に掛けての部分に、内径側嵌合面部19cが形成されている。内径側嵌合面部19cの後半部(図11の右半部)には、全周に亙り、軸方向(図11の左右方向)に関して内径が変化しない円筒面状の後側円筒面部31bが形成されている。後側円筒面部31bの軸方向に関する長さは、前述した実施の形態の第3例の後側円筒面部31aの半分程度の長さとしている。内径側嵌合面部19cの前半部(図9の左半部)には、全周に亙り、後側円筒面部31bよりも径方向外方に突出した後側凸部42が形成されている。
後側筒部30bの外周面のうち、後側円筒面部31bの後側に隣接した部分、すなわち、軸方向に関して後側円筒面部31bと後側小径フランジ部34との間部分には、全周に亙り、後側円筒面部31bよりも径方向内方に凹んだ状態で、係止溝43が形成されている。この係止溝43には、断面円形または断面楕円形状でゴムなどの弾性材製のOリング44が係止(外嵌)されている。
前側ハウジング素子17bと後側ハウジング素子18dとは、外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19cとを嵌合させることにより結合して、ハウジング3eを構成している。外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19cとを嵌合させた状態で、Oリング44は、係止溝43の底部と、前側ハウジング素子17bの前側円筒面部26aとの間で弾性的に挟持されている。これにより、ハウジング3e内のオイルが漏れ出すことをより確実に防止している。また、Oリング44は、外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19cとを嵌合させる工程の最終段階で、係止溝43の底部と前側円筒面部26aとの間に挟持される。したがって、外径側嵌合面部20bと内径側嵌合面部19cとを嵌合させる工程の最終段階に至るまで、Oリング44と前側円筒面部26aとの間に摩擦力が作用することがなく、ハウジング3eの組立を円滑に行うことができる。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第5例]
図12〜図13は、本発明の実施の形態の第5例を示している。ハウジング3fを構成する前側ハウジング素子17cは合成樹脂製で、該前側ハウジング素子17cの後端部(図13の右端部)には、円筒状の前側筒部25bが設けられており、該前側筒部25bの後端部外周面には、全周に亙り、径方向外方に突出した円輪状の前側フランジ部28aが形成されている。前側フランジ部28aは、軸方向(図13の左右方向)の厚さ寸法T28aが、全周に亙り一定となるように形成されている。前側ハウジング素子17cを構成する前側筒部25bの後端面と前側フランジ部28aの後側面とは、同一平面上で、かつ、該前側筒部25bの中心軸に直交する仮想平面上に存在している。なお、前側フランジ部28aのうち、上端部(図12の上端部)の前半部に位置する部分は、ウォーム8bを収納するためのウォーム収納部47と一体に形成されている。したがって、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aは、ウォーム収納部47の壁の厚さを考慮して決定される。前側フランジ部28aの外径寸法は、ウォーム収納部47と一体に形成されている部分を除いて、円周方向に関して一定である。前側筒部25bの内周面には、前側円筒面部20aと前側凸部27とからなる外径側嵌合面部20aが形成されている。すなわち、前側フランジ部28aが、第一フランジ部に相当し、該前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面が、第一の固着面に相当する。
ハウジング3fを構成する後側ハウジング素子18eは合成樹脂製で、該後側ハウジング素子18eの前端部には、円筒状の後側筒部30cが設けられており、該後側筒部30cの外周面の前端寄り部分から前端縁に掛けての部分には、後側円筒面部31と後側凹部32とからなる内径側嵌合面部19aが形成されている。後側筒部30cの外周面のうち、内径側嵌合面部19aの後側に隣接する部分には、全周に亙り径方向外方に突出した円輪状の後側フランジ部33aが形成されている。この後側フランジ部33aが、第二フランジ部に相当する。後側フランジ部33aは、外径寸法を、前側フランジ部28aのうち、ウォーム収納部47と一体に形成された部分を除いた部分の外径寸法と同じで、全周に亙り一定としており、軸方向の厚さ寸法T33aを、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aと同じ(T28a=T33a)で、全周に亙り同じとしている。後側フランジ部33aの前側面は、後側筒部30cの中心軸を通る仮想平面上に存在している。すなわち、該後側フランジ部33aの前側面が、第二の固着面に相当する。後側フランジ部33aの軸方向の厚さ寸法T33a、および、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aは、3〜8mm程度である。
本例の電動式パワーステアリング装置は、外径側嵌合面部20aと内径側嵌合面部19aとを嵌合させると共に、前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側フランジ部33aの前側面とを固着して、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとを結合することにより、ハウジング3fを構成している。外径側嵌合面部20aと内径側嵌合面部19aとを嵌合させた状態では、外径側嵌合面部20aの前側円筒面部26は、内径側嵌合面部19aの後側円筒面部31と隙間なく円筒面嵌合すると共に、外径側嵌合面部20aの前側凸部27と、内径側嵌合面部19aの後側凹部32とが、隙間なく凹凸嵌合することにより、凹凸嵌合部45が構成されている。
前側ハウジング素子17cの前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側フランジ素子18eの後側フランジ部33aの前側面とを全周に亙り当接させた状態で、この当接した部分を、溶着または接着により固着することで、固着部48を形成している。固着部48を溶着により形成する場合には、例えばレーザー溶着を採用することができる。具体的には、前側ハウジング素子17cの前側筒部25の前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側ハウジング素子18eの後側フランジ部33aの前側面とを当接させた状態で、前側フランジ部28aの前側面または後側フランジ部33aの後側面に全周に亙りレーザーを放射する。すると、前側ハウジング素子17cの前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側ハウジング素子18eの後側フランジ部33aの前側面との一部が、それぞれ溶融して混ざり、その後固化することにより接合される。レーザー溶着を採用する場合には、レーザーを照射する位置を、前側フランジ部28aの前側面または後側フランジ部33aの後側面の径方向中央寄り部分とすれば、固着部48(溶融部分)の径方向に関する位置を、前側フランジ部28aおよび後側フランジ部33aの径方向外端縁と径方向内端縁との間に位置させることができる。本例の場合、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aを、全周に亙り一定とすると共に、後側フランジ部33aの軸方向の厚さ寸法T33aを、全周に亙り一定としているため、レーザー溶着により固着部48を形成した場合に、該固着部48の状態を全周に亙り一定(均一)にすることができる。特に、本例の場合、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aと、後側フランジ部33aの軸方向の厚さ寸法T33aとを同じとしているため、レーザー溶着の際、前側フランジ部28aと後側フランジ部33aとを通じて放熱する熱量を同じ(または、ほぼ同じ)にすることができる。この結果、前側フランジ部28aの後側面と、後側フランジ部33aの前側面との溶融量を均一(ほぼ均一)にすることができ、固着部48の固着状態を全周に亙り均一(ほぼ均一)にすることが可能となる。なお、溶着方法は、レーザー溶着に限らず、例えば、高周波溶着、超音波溶着、誘導溶着、振動溶着などの各種溶着方法を採用することができる。
何れにしても、固着部48を、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとの結合部うち、凹凸嵌合部45よりもハウジング3fの外部空間側に設けている。なお、本例では、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとの結合に、ボルトを使用していない。ただし、前側フランジ部28aと後側フランジ部33aとの互いに整合する部分に形成された通孔を挿通したボルトにナットを螺合しさらに締め付けることで、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとを結合しても良い。
このように、本例の電動式パワーステアリング装置では、凹凸嵌合部45よりも、ハウジング3fの外部空間側に、前側ハウジング素子17cの前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側フランジ素子18eの後側フランジ部33aの前側面とを、溶着または接着により固着することにより固着部48を形成している。このため、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとの結合部全体のシール性および結合強度の更なる向上を図ることができ、ハウジング3f内のオイルが漏れ出すことをより確実に防止することができる。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
なお、本例では、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法T28aと、後側フランジ部33aの軸方向の厚さ寸法T33aとを、全周に亙り同じとしているが、前側フランジ部28aの一部、例えば、具体的には、ウォーム収納部47と一体に形成されている部分は、構造上の事情により、前側フランジ部28aのうちの他の部分の軸方向の厚さ寸法と同じ大きさに形成することができない場合がある。このような場合でも、前側フランジ部28aのうちの下半部(図12の下半部)の軸方向の厚さ寸法T28aと、後側フランジ部33aのうちの下半部の軸方向の厚さ寸法T33aとを同じにできれば、当該部分に関しては、固着部48の固着状態を均一(ほぼ均一)にすることが可能となる。この結果、オイルが集まる部分のシール性および結合強度の向上を図ることができる。
また、前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとを異なる材料により構成することもできる。前側ハウジング素子17cと後側ハウジング素子18eとを異なる材料により構成する場合には、前側フランジ部28aの軸方向の厚さ寸法と、後側フランジ部33aの軸方向の厚さ寸法とは、前側フランジ部28aと後側フランジ部33aとを通じて放熱される熱量に応じて異ならせても良い。
また、本例では、前側ハウジング素子17cに前側フランジ部28aと形成すると共に、後側ハウジング素子18eに後側フランジ部33aを形成しているため、前側フランジ部28aの前面、または、後側フランジ部33aの後側面のどちらからでも、レーザーを照射することができる。ただし、前側ハウジング素子にフランジ部を設けずに(図1〜図5に示す前側ハウジング素子18aのように構成し)、後側ハウジング素子を構成する後側フランジ部の後側面からレーザーを照射して固着部を形成するようにしても良い。
なお、固着部48を接着により形成することもできる。固着部48を接着により形成する場合には、例えば、前側ハウジング素子17cの前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25bの後端面と、後側ハウジング素子18eの後側フランジ部33aの前側面との間に接着剤を塗布して接着する。使用する接着剤としては、例えば、前側ハウジング素子17cまたは後側ハウジング素子18eを構成する樹脂材料が、ポリエチレンテレフタレート(ガラス繊維等の強化繊維を混合したものを含む)の場合には、アクリル系接着剤が好ましく使用される。前側ハウジング素子17cまたは後側ハウジング素子18eを構成する樹脂材料が、フェノール樹脂、またはポリフェニレンサルファイド樹脂(ガラス繊維などの強化繊維を混合したものを含む)の場合には、エポキシ系接着剤が好ましく使用される。使用する接着剤は、上述のものに限定されるものではなく、前側ハウジング素子17cおよび後側ハウジング素子18eを構成する材料との関係で、適宜選択することができる。また、接着により固着部を設ける場合にも、前側ハウジング素子にフランジ部を設けずに(図1〜図5に示す前側ハウジング素子18aのように構成し)、前側ハウジング素子を構成する前側筒部の後端面と、後側ハウジング素子を構成する後側フランジ部の前側面とを接着して固着部を設けることもできる。
[実施の形態の第6例]
図14は、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例のハウジング3gは、実施の形態の第3例に係る構造と、実施の形態の第5例に係る構造とを組み合わせた如き構造を備えている。前側ハウジング素子17dを構成する前側筒部25cの内周面には外径側嵌合面部20bが形成されており、該外径側嵌合面部20bのうちの前半部には、径方向外方に凹んだ前側凹部41が形成されている。前側筒部25cの後端部外周面には、全周に亙り、径方向外方に突出した円輪状の前側フランジ部28aが形成されている。後側ハウジング素子18fを構成する後側筒部30dの外周面の前端寄り部分から前端縁に掛けての部分には、内径側嵌合面部19bが形成されており、該内径側嵌合面部19bのうちの前半部には、径方向外方に突出した後側凸部42が形成されている。後側筒部30dの外周面のうち、内径側嵌合面部19bの後側に隣接する部分には、全周に亙り径方向外方に突出した円輪状の後側フランジ部33aが形成されている。
前側ハウジング素子17dと後側ハウジング素子18fとを組み合わせた状態で、前側凹部41と後側凸部42とを、隙間なく凹凸嵌合することで凹凸嵌合部45aを構成すると共に、前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25cの後端面と、後側フランジ部33aの前側面とを、溶着または接着により固着することで固着部48を形成している。その他の部分の構成および作用・効果は、実施の形態の第3例および実施の形態の第5例と同様である。
[実施の形態の第7例]
図15は、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例のハウジング3hは、実施の形態の第4例に係る構造と、実施の形態の第5例に係る構造とを組み合わせた如き構造を備えている。後側ハウジング素子18gを構成する後側筒部30eの外周面のうち、後側円筒面部31bの後側に隣接した部分に、該後側円筒面部31bよりも径方向内方に凹んだ係止溝43が形成されている。この係止溝43に、断面円形または断面楕円形状のOリング44が係止(外嵌)されている。前側ハウジング素子17dと後側ハウジング素子18gを組み合わせた状態で、係止溝43の底部と、前側ハウジング素子17dを構成する前側筒部25cの内周面のうち、前側円筒面部26aの後側に隣接した部分との間で、Oリングを弾性的に挟持すると共に、前側フランジ部28aの後側面および前側筒部25cの後端面と、後側フランジ部33aの前側面とを、溶着または接着により固着することで固着部48を形成している。その他の部分の構成および作用・効果は、実施の形態の第4例および実施の形態の第5例と同様である。
1 ステアリングホイール
2、2a、2b ステアリングシャフト
3、3a〜3h ハウジング
4、4a、4b ウォームホイール
5 ウォーム歯
6 ウォーム軸
7 電動モータ
8、8a、8b ウォーム
9a〜9d 転がり軸受
10、10a 出力軸
11a〜11d 転がり軸受
12、12a トーションバー
13、13a トルクセンサ
14a、14b 自在継手
15 中間シャフト
16 ステアリングギヤユニット
17、17a〜17d 前側ハウジング素子
18、18a〜18f 後側ハウジング素子
19、19a〜19c 内径側嵌合面部
20、20a、20b 外径側嵌合面部
21 ボルト
22 Oリング
23 ウォーム減速機
24 入力軸
25、25a〜25c 前側筒部
26、26a 前側円筒面部
27、27a、27b 前側凸部
28 前側フランジ部
29 ボルト
30、30a、30b 後側筒部
31、31a、31b 後側円筒面部
32、32a、32b 後側凹部
33 後側フランジ部
34、34a 後側小径フランジ部
35 後側大径フランジ部
36 中間プレート
37 連通孔
38 ハーネス
39 コネクタ
40 プラグ
41 前側凹部
42 後側凸部
43 係止溝
44 Oリング
45、45a 凹凸嵌合部
46 突き当て面部
47 ウォーム収納部
48 固着部

Claims (12)

  1. 電動モータが発生した補助動力を増大させるための減速機を収納する電動式パワーステアリング装置用ハウジングであって、
    第一ハウジング素子と、第二ハウジング素子と、凹凸嵌合部とを備え、
    該第一ハウジング素子は、第一筒部と、該第一筒部の内周面に設けられた外径側嵌合面部とを有しており、
    前記第二ハウジング素子は、第二筒部と、該第二筒部の外周面に設けられ、前記外径側嵌合面部に内嵌された内径側嵌合面部とを有しており、
    前記凹凸嵌合部は、前記外径側嵌合面部と前記内径側嵌合面部とのうちの一方の嵌合面部に径方向に関して突出した状態で形成された凸部と、前記外径側嵌合面部と前記内径側嵌合面部とのうちの他方の嵌合面部に径方向に関して凹んだ状態で形成された凹部とを凹凸嵌合させることにより構成されており、
    前記第一ハウジング素子と前記第二ハウジング素子とのうち、少なくとも一方のハウジング素子が合成樹脂製である
    ことを特徴とする電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  2. 前記凸部の断面形状が円弧状であり、前記凹部の断面形状が円弧状である、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  3. 前記凸部の断面形状に関する曲率半径と、前記凹部の断面形状に関する曲率半径とが、互いに異なる、
    請求項2に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  4. 前記第二ハウジング素子が、前記第二筒部の外周面のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関して前記内径側嵌合面部の後側に隣接する部分に径方向外方に突出する状態で形成されたフランジ部をさらに有しており、
    該フランジ部の両側面のうち、前記第一ハウジング素子側の側面に、径方向外方に向かう程該第一ハウジング素子側に傾斜したテーパ面状の突き当て面部が設けられており、
    前記突き当て面部を、前記第一ハウジング素子の端面に突き当てている、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  5. 固着部をさらに備え、
    該固着部は、前記第一ハウジング素子に形成された第一の固着面と、前記第二ハウジング素子に形成された第二の固着面とを当接させた状態で、該第一の固着面と該第二の固着面とを溶着または接着により固着することで構成されており、
    前記固着部が前記凹凸嵌合部よりも外部空間側に位置している
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  6. 前記第一ハウジング素子が、前記第一筒部の外周面に径方向外方に突出する状態で形成された第一フランジ部をさらに有しており、
    前記第二ハウジング素子が、前記第二筒部の外周面のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関して前記内径側嵌合面部の後側に隣接する部分に径方向外方に突出する状態で形成された第二フランジ部をさらに有しており、
    前記第一の固着面が、前記第一フランジ部の両側面のうち、前記第二ハウジング素子側の側面であり、
    前記第二の固着面が、前記第二フランジ部の両側面のうち、前記第一ハウジング素子側の側面である、
    請求項5に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  7. 前記第一フランジ部の軸方向に関する厚さが、全周に亙り一定であり、
    前記第二フランジ部の軸方向に関する厚さが、全周に亙り一定で、かつ、前記第一フランジ部の軸方向に関する厚さと等しく、
    前記固着部が、前記第一の固着面と前記第二の固着面とを溶着により固着することで構成されている、
    請求項6に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  8. 前記内径側嵌合面部と前記外径側嵌合面部との間に弾性的に挟持されたOリングをさらに備える、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  9. 前記Oリングが、前記内径側嵌合面部のうち、前記第一ハウジング素子に対する前記第二ハウジング素子の嵌合方向に関する後端部に形成された係止溝に係止されており、
    前記Oリングが、該係止溝と前記外径側嵌合面部との間で弾性的に挟持されている、
    請求項8に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  10. 前記凸部が、前記一方の嵌合面部に全周に亙って形成されており、
    前記凹部が、前記他方の嵌合面部に全周に亙って形成されている、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  11. 前記凸部が、前記一方の嵌合面部の周方向1乃至複数箇所に形成されており、
    前記凹部が、前記他方の嵌合面部の周方向1乃至複数箇所に形成されている、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
  12. 前記凸部が、合成樹脂製のハウジング素子に形成されている、
    請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用ハウジング。
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