JP2015157610A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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正樹 坂東
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Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ、ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部におけるグリス付着量の低減を抑制可能な電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】モータにより回転するウォームギア3と、ウォームギア3と噛合し、ステアリングシャフトにアシスト力を伝達するウォームホイール2と、ウォームギア3、ウォームホイール2およびグリスを収容するハウジング5と、を備えた電動パワーステアリング装置A1であって、ハウジング5は、ウォームホイール2の軸方向xにおいて対向する内壁部5A,5Bを有し、内壁部5A,5Bのうち軸方向x視においてウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部と重なる領域にはウォームギア3の軸方向yに並ぶグリス戻し溝53A,53Bが設けられ、各グリス戻し溝53A,53Bは、軸方向x,yの両方に直角な方向に延び、軸方向xに対して傾斜する傾斜面531,533を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の電動パワーステアリング装置に関する。
従来、ステアリングホイールの操舵力を軽減するためのパワーステアリング装置として、モータを駆動源とした電動パワーステアリング装置が使用されている。電動パワーステアリング装置は、一般に、モータの回転トルクを、ウォームギアおよびウォームホイールからなる減速機構により増力してステアリングシャフトに付与し、運転者のステアリング操作をアシストするものである。
ウォームギアおよびウォームホイールは、ハウジングに収容されており、このハウジングには、潤滑剤としてのグリスが充填されている。当該グリスは、ウォーム減速機構(ウォームギアおよびウォームホイール)の噛合部における摩耗の低減や発熱の低減の役割を担う。
ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部に付着するグリスは、ウォームギアの軸心周りの回転にともない、ウォームホイールの歯筋方向に押し出される。そうすると、ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部におけるグリスの付着量が減少し、摩耗の低減や発熱の低減といったグリス本来の作用が低下してしまうという問題があった。
ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部におけるグリス付着量低減の対策として、ウォームホイールにグリス戻し機構をもたせた構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1において、同文献の図2〜図7に示されるように、ウォームホイール(62)に設けられるグリス戻し機構(7)は、当該ウォームホイール(62)の軸方向の一端(下端部)に取り付けられた円環状のグリス保持板(71)を備え、このグリス保持板(71)の外周近傍には、ウォームギア(61)の歯形部(61b)間に進入し得る複数の噛合部(73)が周方向に並んで立設されている。このようなグリス保持板(71)がウォームホイール(62)に取り付けられた構成によれば、ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部におけるグリス付着量低減を抑制することができる。
しかしながら、上記のように、ウォームホイール(62)に対して、複数の噛合部(73)が立設されたグリス保持板(71)を取り付けた構成によれば、ウォーム減速機構に係る部品点数が多くなり、また、グリス保持板(71)を精度よく取り付けることが求められるので、コスト上昇を招くことになる。
特開2009−248724号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、低コスト化を図りつつ、ウォームギアおよびウォームホイールの噛合部におけるグリス付着量の低減を抑制するのに適した電動パワーステアリング装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によると、モータにより回転させられるウォームギアと、このウォームギアと噛合し、ステアリングシャフトにアシスト力を伝達するウォームホイールと、上記ウォームギアおよび上記ウォームホイールを収容するとともにグリスが収容されるハウジングと、を備えた、電動パワーステアリング装置であって、上記ハウジングは、上記ウォームホイールの軸方向である第1方向において対向する一対の内壁部を有し、上記一対の内壁部の各々のうち上記第1方向視において上記ウォームギアおよび上記ウォームホイールの噛合部と重なる領域には、上記ウォームギアの軸方向である第2方向に並ぶ複数のグリス戻し溝が設けられており、上記各グリス戻し溝は、概して上記第1方向および上記第2方向のいずれにも直角である第3方向に延びており、上記第3方向に直角である断面において、少なくとも1つの内面が上記第1方向に対して傾斜する傾斜面である、電動パワーステアリング装置が提供される。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の一例を概略的に示す断面図である。 図1のII−II線に沿う部分断面図である。 図2のIII−III線に沿う部分断面図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置の作用を説明するための図3と同様の図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の他の例を概略的に示す断面図である。 図5に示す電動パワーステアリング装置の作用を説明するための図5と同様の図である。 グリス戻し溝が第3方向において延びる態様を簡略化して表した図である。
以下、本発明の好ましい実施形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1は、自動車に搭載された、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一部を概略的に示す断面図である。図1に示された電動パワーステアリング装置A1は、ステアリングシャフト1に装着された環状のウォームホイール2と、ウォームホイール2と噛合するウォームギア3とを、備え、アシスト用モータ4の回転駆動力がウォームギア3およびウォームホイール2によるウォーム減速機構を介してステアリングシャフト1に伝達されるように構成されている。ステアリングシャフト1は、図示しないステアリングホイールに連結されている。ウォームホイール2およびウォームギア3は、ハウジング5の内部に収容されている。なお、図1は、ステアリングシャフト1の軸心に垂直な平面で切断した状態を表す。
より具体的には、本実施形態において、ステアリングシャフト1には、円環状とされた金属製のベース部材6が外嵌固定されている。このベース部材6にウォームホイール2が外嵌されており、ベース部材6およびウォームホイール2が一体となっている。
ウォームホイール2は、例えば所定の強度を有する樹脂材料からなり、外周部にウォームギア3の歯面と噛み合う歯面が形成されている。ウォームギア3は、例えば所定の強度を有する金属材料からなり、外周部にウォームホイール2の歯面と噛み合う螺旋状の歯面が形成されている。ウォームギア3を保持するウォーム軸31は、軸方向の両端部が軸受51,52を介してハウジング5に回転可能に支持されている。ウォーム軸31の軸方向一端部は、アシスト用モータ4の出力軸41に連結されている。
ハウジング5は、ウォームギア3およびウォームホイール2を、それぞれ所定の軸心周りに回転可能に支持している。ウォームホイール2は、ベース部材6を介してステアリングシャフト1と一体となっており、このステアリングシャフト1が軸受(図示略)を介してハウジング5に回転可能に支持されている。
ハウジング5の内部には、潤滑剤としてのグリス(図示略)が充填されている。グリスは、主にウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部における摩耗の低減や発熱の低減の役割を担い、比較的に粘性の高いものが用いられる。
図2に示すように、ハウジング5は、ウォームホイール2の軸方向x(第1方向)において対向する一対の内壁部5A,5Bを有する。内壁部5A,5Bの各々は、ウォームホイール2の側面に対して所定の間隔を隔てている。
図1〜図3に示すように、ウォームホイール2の軸方向x視において、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部と重なる領域には、複数のグリス戻し溝53が設けられている。本実施形態では、図1および図2に示した領域S(破線ハッチングで示す)に複数のグリス戻し溝53が設けられている。
図3に示すように、複数のグリス戻し溝53は、一方の内壁部5Aに設けられた複数のグリス戻し溝53Aと他方の内壁部5Bに設けられた複数のグリス戻し溝53Bとからなる。複数のグリス戻し溝53Aおよび複数のグリス戻し溝53Bは、それぞれ、ウォームギア3の軸方向y(第2方向)に並んでいる。本実施形態において、各グリス戻し溝53A,53Bは、ウォームホイール2の軸方向xおよびウォームギア3の軸方向yのいずれにも直角である方向z(第3方向)に沿って一様に延びており、方向zに直角である断面において略三角形状とされている。これらグリス戻し溝53A,53Bの配列ピッチは、ウォームギア3の溝ピッチとほぼ同じである。グリス戻し溝53A,53Bの内面には、傾斜面531,533が形成されている。傾斜面531,533は、各々、方向zに直角である断面において、軸方向xに対して傾斜している。
内壁部5Aに設けられたグリス戻し溝53Aの傾斜面531は、図3において図中右方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。グリス戻し溝53Aの内面は、傾斜面531と、この傾斜面531の縁から軸方向xに沿う平面532とによって構成されている。内壁部5Bに設けられたグリス戻し溝53Bの傾斜面533は、図中左方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。グリス戻し溝53Bの内面は、傾斜面533と、この傾斜面533の縁から軸方向xに沿う平面534とによって構成されている。
詳細な図示は省略するが、ハウジング5は、例えばウォームホイール2の軸方向xやウォームホイール2の周方向において適宜分割された複数の部材を相互に連結することにより一体に組み付けられている。ハウジング5の適所には、グリスの外部への漏洩を防止するためのシール機構(図示略)が設けられている。また、上記の複数のグリス戻し溝53については、例えばグリス戻し溝53が形成された板材を内壁部5A,5Bに取り付けることにより設けてもよいし、鋳造や切削加工等により内壁部5A,5Bに直接設けてもよい。
上記構成の電動パワーステアリング装置A1において、例えば自動車の走行中に運転者が図示しないステアリングホイール(ハンドル)をいずれかの方向に回転させると、その操舵トルクがセンサによって検出され、当該センサからの検出信号や車速データ等に基づいて、アシスト用モータ4が駆動させられる。
アシスト用モータ4の回転駆動力は、当該モータ4の出力軸41からウォーム軸31(ウォームギア3)に伝達され、ウォームギア3とウォームホイール2との噛合部を介して減速される。そして、ウォームホイール2と一体であるベース部材6を介して、ステアリングシャフト1に、ハンドルの回転方向と同方向のアシスト力が与えられ、ハンドルからの操舵トルクをアシストするようになっている。このため、運転者は、操舵を容易に行うことができる。
本実施形態の電動パワーステアリング装置A1においては、ハウジング5の内壁部5A,5Bのうちウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部と重なる領域Sには、ウォームギア3の軸方向yに沿って並ぶ複数のグリス戻し溝53が設けられている。ウォームギア3がその軸心周りに回転すると、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に付着するグリスは、ウォームホイール2の歯筋方向に押し出される。
ハンドルを右側に操舵すると、図3に示すように、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に付着するグリスは、点線矢印で示した図中下側に押し出される。押し出されたグリスは、近接する内壁部5Aに設けられたグリス戻し溝53Aに順次収容される。ここで、グリス戻し溝53Aに順次押し込まれた粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中右側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面531に沿ってガイドされて移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出される。その後、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出されたグリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。
また、ハンドルを左側に操舵すると、図4に示すように、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に付着するグリスは、点線矢印で示した図中上側に押し出される。押し出されたグリスは、近接する内壁部5Bに設けられたグリス戻し溝53Bに順次収容される。ここで、グリス戻し溝53Bに順次押し込まれた粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中左側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面533に沿ってガイドされて移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出される。その後、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出されたグリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。
このように、本実施形態によれば、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部からウォームホイール2の歯筋方向に押し出されたグリスは、ハウジング5の内壁部5A,5Bに設けられたグリス戻し溝53A,53Bの作用により、再びウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻され、当該噛合部におけるグリス付着量の低減を抑制することができる。また、ハウジング5にグリス戻し溝53(53A,53B)を設ける構成によれば、ウォーム減速機構(ウォームギア3およびウォームホイール2)の構成に何ら変更を加えることがないので、部品点数の増加等によるコスト上昇を回避することができ、低コスト化に適する。
図5は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の他の例を示す。同図は、図3と同様の断面で切断した断面図である。図5以降の図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図5に示した本実施形態の電動パワーステアリング装置A2において、内壁部5A,5Bに設けられたグリス戻し溝53A,53Bは、各々の内面が2つの傾斜面によって構成される。各グリス戻し溝53Aの内面は、傾斜面535,536によって構成されている。各グリス戻し溝53Bの内面は、傾斜面537,538によって構成されている。傾斜面535,536および傾斜面537,538は、各々、方向zに直角である断面おいて、軸方向xに対して傾斜している。
グリス戻し溝53Aの傾斜面535は、図5において図中右方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。一方、グリス戻し溝53Aの傾斜面536は、図中左方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。グリス戻し溝53Bの傾斜面537は、図中左方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。一方、グリス戻し溝53Bの傾斜面538は、図中右方に向かうにつれてウォームホイール2に近づくように傾斜している。
本実施形態の電動パワーステアリング装置A2においては、ハンドルを右側に操舵すると、図5に示すように、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に付着するグリスは、点線矢印で示した図中下側に押し出される。押し出されたグリスは、近接する内壁部5Aに設けられたグリス戻し溝53Aに順次収容される。ここで、グリス戻し溝53Aに順次押し込まれた粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中右側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面535に沿ってガイドされて移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出される。その後、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出されたグリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。
また、ハンドルを左側に操舵すると、図6に示すように、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に付着するグリスは、点線矢印で示した図中上側に押し出される。押し出されたグリスは、近接する内壁部5Bに設けられたグリス戻し溝53Bに順次収容される。ここで、グリス戻し溝53Bに順次押し込まれた粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中左側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面537に沿ってガイドされて移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出される。その後、ウォームギア3およびウォームホイール2側に押し出されたグリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。
さらに、本実施形態では、グリス戻し溝53A(53B)は、各々の内面が2つの傾斜面535,536(537,538)によって構成される。これにより、例えばハンドルを右側に操舵するときには、図5に示すように、グリス戻し溝53Bについては、当該グリス戻し溝53Bにある粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中右側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面538に沿って移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に引き出される。ウォームギア3およびウォームホイール2側に引き出された当該グリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。一方、ハンドルを左側に操舵するときには、図6に示すように、グリス戻し溝53Aについては、当該グリス戻し溝53Aにある粘性の高いグリスは、ウォームホイール2の移動方向である図中左側に引っ張られる力が作用し、実線矢印で示すように傾斜面536に沿って移動し、ウォームギア3およびウォームホイール2側に引き出される。ウォームギア3およびウォームホイール2側に引き出された当該グリスは、ウォームギア3等にも付着し、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻される。
このように、本実施形態によれば、ウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部からウォームホイール2の歯筋方向に押し出されたグリスは、ハウジング5の内壁部5A,5Bに設けられたグリス戻し溝53A,53Bの作用により、再びウォームギア3およびウォームホイール2の噛合部に戻され、当該噛合部におけるグリス付着量の低減を抑制することができる。また、ハウジング5にグリス戻し溝53(53A,53B)を設ける構成によれば、ウォーム減速機構(ウォームギア3およびウォームホイール2)の構成に何ら変更を加えることがないので、部品点数の増加等によるコスト上昇を回避することができ、低コスト化に適する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に変更が可能である。
上記実施形態においては、グリス戻し溝53が方向zに沿って一様に延びる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。グリス戻し溝53は、概ね方向zに延びていればよい。図7は、グリス戻し溝53が方向z(第3方向)において延びる態様を簡略化して表したものである。グリス戻し溝53については、図7(a)に示した方向zに沿って一様に延びる態様の他、例えば、図7(b)に示すように方向zにおいて少し傾斜する態様や、図7(c)に示すように方向zにおいてその幅が変化しつつ、放射状に延びる態様を採用してもよい。
A1,A2 電動パワーステアリング装置
x (ウォームホイールの)軸方向
y (ウォームギアの)軸方向
z (ウォームホイールの軸方向およびウォームギアの軸方向のいずれにも直角である)方向
1 ステアリングシャフト
2 ウォームホイール
3 ウォームギア
31 ウォーム軸
4 アシスト用モータ
41 出力軸
5 ハウジング
5A,5B 内壁部
51,52 軸受
53,53A,53B グリス戻し溝
531,533 傾斜面
532,534 平面
535,536,537,538 傾斜面
6 ベース部材

Claims (1)

  1. モータにより回転させられるウォームギアと、このウォームギアと噛合し、ステアリングシャフトにアシスト力を伝達するウォームホイールと、上記ウォームギアおよび上記ウォームホイールを収容するとともにグリスが収容されるハウジングと、を備えた、電動パワーステアリング装置であって、
    上記ハウジングは、上記ウォームホイールの軸方向である第1方向において対向する一対の内壁部を有し、
    上記一対の内壁部の各々のうち上記第1方向視において上記ウォームギアおよび上記ウォームホイールの噛合部と重なる領域には、上記ウォームギアの軸方向である第2方向に並ぶ複数のグリス戻し溝が設けられており、
    上記各グリス戻し溝は、概して上記第1方向および上記第2方向のいずれにも直角である第3方向に延びており、上記第3方向に直角である断面において、少なくとも1つの内面が上記第1方向に対して傾斜する傾斜面である、電動パワーステアリング装置。
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