JP2021095929A - 伸縮軸及びステアリング装置 - Google Patents

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Hiroyasu Tomimatsu
宏安 冨松
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Abstract

【課題】信頼性が向上された伸縮軸を提供すること。【解決手段】伸縮軸10は、内軸30と、外軸20と、摺動部材50とを備える。内軸30は、外周面30aに形成された外歯部31を有し、外歯部31は、周方向に並べられた複数の歯32を含む。外軸20は、内周面20aに形成された内歯部21を有し、内歯部21は、外歯部31に噛み合う位置に配置された複数の歯22を含む。摺動部材50は、外歯部31及び内歯部21の間に配置され、かつ、外歯部31に対して固定されており、内歯部21に対して軸方向に摺動可能に配置されている。摺動部材50は、摺動部材50と、内歯部21との間の、軸方向に延在する隙間59における軸方向の端部に、内歯部21に向けて突出する壁部55を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、伸縮軸及び伸縮軸を備えるステアリング装置に関する。
従来、車両に搭載されるステアリング装置では、転舵輪の操舵のための回転トルクを伝達する軸部材が備えられており、軸部材は、軸方向に伸縮自在な伸縮軸を含んでいる。
例えば、特許文献1には、非円形の外周形状を有する雄シャフトと、雄シャフトの外周に軸方向に相対移動可能にかつ回転トルクを伝達可能に外嵌する非円形の内周形状を有する雌シャフトとを備える伸縮軸が開示されている。この伸縮軸において、非円形の内周と非円形の外周との間の隙間に複数の部分スリーブが配置されている。部分スリーブは雄シャフトに取り付けられており、部分スリーブの外周には凹溝状のグリース溜まりが設けられている。これにより部分スリーブの外周と雌シャフトの内周との間にグリースを供給することができる。
特開2009−191936号公報
上記従来の伸縮軸のように、雄シャフト(内軸)及び雌シャフト(外軸)で構成される伸縮軸において、内軸の外周と外軸の内周との間に配置される部分スリーブのような摺動部材に、グリース溜まりを設けることは、摺動性の向上に有用である。しかしながら、従来の伸縮軸では、グリース溜まりが存在する場合であっても、グリースが摺動部材から軸方向外側に漏れ出すことで、いわゆるグリース切れが生じる場合がある。これにより、摺動部材と、その摺動相手(例えば外軸の内周面)との間の摩擦力が増加する。このことは、例えば、内軸と外軸との間のがたつき、または、摺動部材の損傷等の不具合の要因となる。
本発明は、本願発明者らが上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、信頼性が向上された伸縮軸、及び、その伸縮軸を備えるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る伸縮軸は、軸方向に伸縮可能な伸縮軸であって、周方向に並べられた複数の歯を有する外歯部が外周面に形成された内軸と、前記外歯部に噛み合う位置に配置された複数の歯を有する内歯部が内周面に形成された外軸と、前記外歯部及び前記内歯部の間に配置され、かつ、前記外歯部及び前記内歯部の一方に対して固定された摺動部材であって、前記外歯部及び前記内歯部の他方に対して前記軸方向に摺動可能に配置された摺動部材と、を備え、前記摺動部材は、前記摺動部材と、前記外歯部及び前記内歯部の前記他方との間の、前記軸方向に延在する隙間における前記軸方向の端部に、前記他方に向けて突出する壁部を有する。
本発明の一態様に係るステアリング装置は、転舵輪の転舵に用いられる回転トルクを伝達する伸縮軸であって、本発明の一態様に係る伸縮軸を備える。
本発明によれば、信頼性が向上された伸縮軸及びその伸縮軸を備えるステアリング装置を提供することができる。
実施の形態に係るステアリング装置の構成概要を示す図である。 実施の形態に係る伸縮軸の外観斜視図である。 実施の形態に係る伸縮軸の分解斜視図である。 実施の形態に係る外軸の外観斜視図である。 実施の形態に係る摺動部材の外観斜視図である。 実施の形態に係る伸縮軸の第1の断面図である。 実施の形態に係る伸縮軸の第2の断面図である。 実施の形態に係る伸縮軸の第3の断面図である。 実施の形態の変形例に係る伸縮軸の部分断面図である。 実施の形態の変形例に係る摺動部材の軸方向の端部の一部を示す図である。
以下、実施の形態及びその変形例について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
また、図面は、本発明を示すために適宜、強調、省略、または比率の調整等を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、及び比率とは異なる場合がある。さらに、以下の実施の形態及び特許請求の範囲において、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行である、とは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[1.ステアリング装置の構成概要]
まず、実施の形態に係るステアリング装置100の構成概要について図1を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に係るステアリング装置の構成概要を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係るステアリング装置100は、ステアリングホイールなどの操作部材200を運転者が操作することによる回転トルクに基づき転舵輪210を転舵させる装置である。
ステアリング装置100は、一端に操作部材200が連結されたステアリングコラムシャフト190と、伸縮軸10と、ベルト伝動装置101と、軸体110と、ボールナット120と、ハウジング140とを備えている。ベルト伝動装置101は、アシスト用モータ150と、駆動プーリ153と、従動プーリ130と、ベルト160とを有している。
ステアリングコラムシャフト190は、運転者の操作による操作部材200の回転トルクを伸縮軸10を介して軸体110に機械的に伝達する部材である。軸体110は、軸方向の一部の外周面にネジ溝111を備える棒状の部材である。軸体110は、タイロッド211を介して転舵輪210に接続され、転舵輪210を転舵する転舵軸体として機能する。また、軸体110にはラック112が設けられており、ピニオンシャフト191のピニオンギアとラック112とが噛み合うラックアンドピニオン機構が形成される。ステアリング装置100は、ステアリングコラムシャフト190を介して伝えられる回転トルクが軸体110の直動に変換されるとともに、アシスト用モータ150によるアシストトルクが軸体110の直動に変換されるいわゆる電動パワーステアリング装置である。なお、図1では、アシスト用モータ150によるアシストトルクが、駆動プーリ153、ベルト160、従動プーリ130及びボールナット120を介して軸体110に伝達されるよう図示されているが、アシストトルクの軸体110への伝達の手法に特に限定はない。例えば、アシスト用モータ150によるアシストトルクがピニオンギアを介して軸体110に伝達されてもよい。また、ステアリング装置100は電動パワーステアリング装置ある必要はなく、ステアリングコラムシャフト190を介して伝えられる回転トルクのみで転舵輪210を転舵させる構造を有していてもよい。
ハウジング140は、軸体110を収容する部材である。本実施の形態では、ハウジング140は、一体に成形されたブラケットを用いて車体に固定され、内側に収容した軸体110を保持し、かつ、軸体110の移動をガイドする部材である。ハウジング140は、例えばアルミニウム合金により形成される。また、ハウジング140の両端部には、ゴム等で形成された蛇腹管状のブーツ142が取り付けられている。ブーツ142によりハウジング140の長手方向の両開口端部が封止されており、これにより、水及び泥などがハウジング140の内部に侵入することが防止されている。
伸縮軸10は、本実施の形態では、例えばインターメディエイトシャフトと呼ばれる伸縮可能な軸部材であり、ステアリングコラムシャフト190と、ピニオンシャフト191とを機械的に接続する軸部材である。伸縮軸10は、筒状の外軸20と、中実の軸体である内軸30とを備える。本実施の形態において、外軸20及び内軸30のそれぞれは、鉄等の金属製である。外軸20及び内軸30のそれぞれは、所定の剛性及び耐久性を有する材料で構成されていればよく、例えば一部または全部の材料として樹脂等の非金属材料が採用されてもよい。
内軸30は、端部が外軸20の内部に挿入された状態で外軸20に取り付けられている。より詳細には、外軸20と内軸30とは、伸縮軸10の軸方向において一方が他方に対して移動可能であり、かつ、一方が他方に対して軸周りに回転不可能な状態で嵌め合わされている。つまり、伸縮軸10において、外軸20及び内軸30は、互いに軸方向に摺動し、かつ、周方向で係合する構造を有している。さらに、伸縮軸10は、ステアリングコラムシャフト190と、自在継手29を介して接続され、ピニオンシャフト191と、自在継手39を介して接続されている。これにより、互いに軸方向が異なるステアリングコラムシャフト190とピニオンシャフト191とを機械的に接続し、かつ、ステアリングコラムシャフト190から受ける回転トルクを、ピニオンシャフト191に伝達することができる。なお、ステアリングコラムシャフト190と伸縮軸10とを合わせて「ステアリングシャフト」を呼ばれる場合もある。この場合、伸縮軸10は、ステアリングシャフトの一部である。以下、本実施の形態に係る伸縮軸10についてより詳細に説明する。
[2.伸縮軸の構成]
図2は、実施の形態に係る伸縮軸10の外観斜視図である。図2では、伸縮軸10の軸方向の両端に自在継手29及び39が取り付けられた状態が図示されている。また、図2以降の図において、符号Aが付された一点鎖線及び黒点は伸縮軸10の回転軸A(仮想軸)を表している。以下で「軸方向」という場合、特に断りのない限り回転軸Aに平行な方向を意味し、本実施の形態ではX軸方向と一致させている。図3は、実施の形態に係る伸縮軸10の分解斜視図である。図4は、実施の形態に係る外軸20の外観斜視図である。図5は、実施の形態に係る摺動部材50の外観斜視図である。図6は、実施の形態に係る伸縮軸10の第1の断面図である。図6では、図2におけるVI−VI線を通るYZ平面における伸縮軸10の断面図が図示されている。
図2に示すように、伸縮軸10は、内軸30と外軸20とを備える。内軸30の外周面30aには、図3及び図6に示すように、周方向に並べられた複数の歯32を有する外歯部31が形成されている。本実施の形態では、周方向に等間隔に並べられた4つの歯32によって外歯部31が形成されている。外軸20の内周面20aには、図4及び図6に示すように内歯部21が形成されている。内歯部21は、内軸30の外歯部31に噛み合う位置に配置された複数(本実施の形態では4つ)の歯22を有している。外歯部31の複数の歯32のそれぞれは、内軸30において軸方向に延在し、内歯部21の複数の歯22のそれぞれは、外軸20において軸方向に延在する。
このように、本実施の形態に係る伸縮軸10は、内軸30に設けられた、径方向外側に凸の複数の歯32を有する外歯部31と、外軸20に設けられた、径方向内側に凸の複数の歯22を有する内歯部21とが周方向に噛み合う(係合する)構造を有している。これにより、内軸30及び外軸20の一方に与えられた回転トルクは他方に伝達される。さらに、外歯部31及び内歯部21は軸方向に延在するため、伸縮軸10は、軸方向の一端から他端への回転トルクの伝達機能を維持したまま、軸方向の全長を変化させることができる。
本実施の形態では、伸縮軸10が伸縮する際に、外軸20と内軸30とは、直接的に摺動するのではなく、径方向における外軸20と内軸30との間に配置された摺動部材50を介して摺動するよう構成されている。
具体的には、伸縮軸10は、図3に示すように、外歯部31及び内歯部21の間に配置され、かつ、外歯部31及び内歯部21の一方に対して固定された摺動部材50を備えている。本実施の形態では、摺動部材50は内軸30の外歯部31に固定されている。固定の手法に特に限定はないが、接着剤、溶着、ネジ止め、かしめ、若しくは、ストッパの配置、またはこれらの組み合わせによって、摺動部材50が内軸30の外歯部31に固定される。
摺動部材50は、樹脂等の摺動摩擦が比較的に小さい材料で構成されており、これにより、内軸30及び外軸20の一方に対する他方の軸方向の滑りやすさが向上する。また、内軸30、外軸20及び摺動部材50が径方向に並ぶ部分では、部材間の隙間が存在しており、このことによっても当該滑りやすさが向上する。
具体的には、図6に示すように、内軸30の外歯部31に固定された摺動部材50は、外歯部31(複数の歯32)の外面に対しては、ほぼ密着するように配置されている。その一方で、摺動部材50と、外軸20の内歯部21(複数の歯22)との間には、複数の隙間59が形成されている。より詳細には、内歯部21の歯22の歯先部22aと、摺動部材50の、歯先部22aに対向する位置にある径方向内側に凹む凹条部52との間に、軸方向に延在する隙間59が形成されている。また、内歯部21の隣り合う2つの歯22の間に形成された歯底部23と、摺動部材50の、歯底部23に対向する位置にある径方向外側に凸の凸条部51との間に、軸方向に延在する隙間59が形成されている。なお、隙間59の軸方向の長さは、隙間59の周方向の長さ(幅)よりも長い。つまり、本実施の形態において隙間59は、軸方向(図6における奥行方向)に長尺状の空間である(後述する図7及び図8参照)。
このように、径方向における摺動部材50と外軸20の内歯部21との間には、隙間59が存在し、これにより、内軸30に固定された摺動部材50と内歯部21との摩擦が過大になることが防止される。その結果、内歯部21に対して、摺動部材50が軸方向に摺動可能に噛み合わされる。また、摺動部材50と外軸20の内歯部21とは、図6に示すように、周方向では互いに当接する関係にあるため、内軸30及び外軸20の一方の回転トルクは、確実に他方に伝達される。
また、摺動部材50と内歯部21との滑りやすさをさらに向上させるために、摺動部材50と外軸20の内歯部21との間には、潤滑剤(例えばグリース)が配置される。グリースは、隙間59だけでなく、互いに直接的に当接する摺動部材50の凸条部51の周方向の側面と、内歯部21の歯22の周方向の側面との間にも延び拡がる。これにより、摺動部材50と内歯部21とはより滑りやすくなり、その結果、伸縮軸10は、軸方向により滑らかに伸縮する。
本実施の形態では、摺動部材50と内歯部21との間に配置するグリースの量をより多くするために、摺動部材50には、グリースを貯留する部位(いわゆるグリース溜まり)として機能する周方向溝58が複数設けられている(図5参照)。つまり、内軸30に固定された摺動部材50の外周面にグリースを塗布することで、周方向溝58にもグリースが溜められる。その状態で、内軸30の摺動部材50が固定された端部が、外軸20の内歯部21の内方に挿入されることで、伸縮軸10が組み立てられる。その後、伸縮軸10が伸縮する際に、摺動部材50が内歯部21に対して軸方向に移動することで、周方向溝58に溜められたグリースの一部が、摺動部材50と内歯部21との境界に供給される。
また、周方向溝58は、図5に示すように、摺動部材50の凹条部52から凸条部51まで延設されている。つまり、図6に示す、歯先部22aと凹条部52との間の隙間59と、歯底部23と凸条部51との間の隙間59とを接続するように周方向溝58が配置されている。これにより、これら2つの隙間59、及び、2つの隙間59の間に位置する摺動部材50と内歯部21とが周方向で当接する部分に、グリースが供給される。これにより、摺動部材50と外軸20の内歯部21との間の広い範囲にグリースが行きわたる。
しかしながら、隙間59は、摺動部材50の軸方向の一端から他端まで延在するため、隙間59の軸方向の端部からグリースが漏れ出すおそれがある。このグリースの漏れ出し量が多くなると、摺動部材50と、摺動相手(本実施の形態では、外軸20の内歯部21)との間に保持しているグリースが減少し、これにより、摺動部材50と内歯部21との摺動摩擦が増加する。その結果、伸縮軸10の伸縮動作の滑らかさが失われ、また、摺動部材50の摩耗等による損傷も生じる場合がある。
そこで、本実施の形態では、図5、図7及び図8に示すように、摺動部材50は、隙間59の軸方向の端部の位置に壁部55を有している。図7は、実施の形態に係る伸縮軸10の第2の断面図であり、図8は、実施の形態に係る伸縮軸10の第3の断面図である。図7では、図6におけるVII−VII断面の一部が図示されており、図8では、図6におけるVIII−VIII断面の一部が図示されている。
これらの図に示すように、摺動部材50は、隙間59の軸方向の端部に、径方向に立設された壁部55を有しており、これにより、隙間59から軸方向外側へのグリースの漏れ出しが抑制される。なお、図5及び図7に示すように、歯底部23と凸条部51との間の隙間59の端部に位置する壁部55を、壁部55aと表記し、図5及び図8に示すように、歯先部22aと凹条部52との間の隙間59の端部に位置する壁部55を、壁部55bと表記する。
このように、本実施の形態に係る伸縮軸10は、軸方向に伸縮可能であって、内軸30と、外軸20と、摺動部材50とを備える。内軸30は、外周面30aに形成された外歯部31を有し、外歯部31は、周方向に並べられた複数の歯32を含む。外軸20は、内周面20aに形成された内歯部21を有し、内歯部21は、外歯部31に噛み合う位置に配置された複数の歯22を含む。摺動部材50は、外歯部31及び内歯部21の間に配置され、かつ、外歯部31及び内歯部21の一方である外歯部31に対して固定されており、外歯部31及び内歯部21の他方である内歯部21に対して軸方向に摺動可能に配置されている。摺動部材50は、摺動部材50と、内歯部21との間の、軸方向に延在する隙間59における軸方向の端部に、内歯部21に向けて突出する壁部55を有する。
この構成によれば、外軸20と内軸30とが、摺動部材50を介して摺動することで伸縮軸10が伸縮し、内歯部21と外歯部31とが摺動部材50を介して噛み合うことで、外軸20及び内軸30の一方に与えられた回転トルクを他方に伝達することができる。さらに、摺動部材50と内歯部21との間には隙間59が存在するため、隙間59にグリース等の潤滑剤を配置することができ、かつ、摺動部材50の壁部55によって隙間59からのグリースの漏れ出しが抑制される。これにより、グリースによる摺動性の向上効果を得ることができ、かつ、グリース切れに起因する、伸縮軸10の伸縮動作の不具合、または、摺動部材50の摩耗等による損傷が抑制される。従って、本態様に係る伸縮軸10によれば信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、隙間59は、図6に示すように、内歯部21における歯先部22aと、摺動部材50において、歯先部22aに対向する位置にある凹条部52との間に形成されている。壁部55bは、図5及び図8に示すように、凹条部52の軸方向の端部に設けられている。
このように、本実施の形態に係る伸縮軸10では、径方向で対向することで、回転トルクの伝達に実質的に関与しない歯先部22aと凹条部52との間に、グリース漏れを抑制する壁部55bが配置された隙間59が形成される。これにより、伸縮軸10は、回転トルクの伝達機能を損なうことなく伸縮動作の滑らかさの維持または向上を図ることができる。
また、本実施の形態において、隙間59は、図6に示すように、内歯部21における歯底部23と、摺動部材50において、歯底部23に対向する位置にある凸条部51との間に形成されている。壁部55aは、図5及び図7に示すように凸条部51の軸方の端部に設けられている。
このように、本実施の形態に係る伸縮軸10では、径方向で対向することで、回転トルクの伝達に実質的に関与しない歯底部23と凸条部51との間に、グリース漏れを抑制する壁部55aが配置された隙間59が形成される。これにより、伸縮軸10は、回転トルクの伝達機能を損なうことなく伸縮動作の滑らかさの維持または向上を図ることができる。
また、本実施の形態において、摺動部材50は、図7及び図8に示すように、隙間59における軸方向における摺動部材50の両端部のそれぞれに壁部55を有し、隙間59は、これら両端部の壁部55の間に連続して形成されている。具体的には、摺動部材50は、凸条部51の軸方向における両端に壁部55aを有し、凹条部52の軸方向における両端に壁部55bを有する。
このように、本実施の形態に係る摺動部材50では、グリースが収容される隙間59の軸方向の両端に壁部55が配置されるため、グリース漏れがより確実に抑制される。これにより、伸縮軸10の伸縮動作の滑らかさが長期に渡って維持される。なお、壁部55が配置される摺動部材50の端部とは、摺動部材50の軸方向の端縁を含む軸方向の所定の範囲(例えば、端縁から数mmの範囲、または、端縁から摺動部材50の軸方向の長さの1/10までの範囲等)である。すなわち、壁部55は、摺動部材50の軸方向の端縁から立設されている必要はなく、摺動部材50の軸方向の端縁よりも内側(反対側の端縁に近づいた位置)の位置において、グリース漏れを阻害するように立設されていてもよい。
また、本実施の形態において、摺動部材50の、隙間59を挟んで内歯部21と対向する面には、内歯部21から離れる向きに凹状に設けられ、かつ、周方向に延設された周方向溝58が形成されている。壁部55は、摺動部材50の、内歯部21と対向する面から内歯部21に向けて突出して設けられている。
この構成によれば、グリースが収容された隙間59から、周方向で当接する2部材の間(凸条部51の周方向の側面と、歯22の周方向の側面との間)まで、周方向溝58を介してグリースが供給され、これにより、外歯部31と摺動部材50との摺動性がさらに向上する。
以上のように、本実施の形態に係るステアリング装置100は、車両の操舵を行うためのステアリング装置100であって、転舵輪210の転舵に用いられる回転トルクを伝達する伸縮軸10を備える。
すなわち、ステアリング装置100は、転舵輪210の転舵のための回転トルクを伝達するという重要な役目を有する部材として、本実施の形態に係る伸縮軸10を備えている。これにより、ステアリング装置100としての信頼性を向上させることができる。
以上、実施の形態に係るステアリング装置100について説明したが、ステアリング装置100は、転舵輪210の転舵のための回転トルクを伝達する伸縮軸として、図1〜図8に示す構造とは異なる構造の伸縮軸を有してもよい。そこで、以下に、伸縮軸に関する変形例を、上記実施の形態との差分を中心に説明する。
(変形例)
図9は、実施の形態の変形例に係る伸縮軸10aの部分断面図である。図9における断面の位置は、図6における断面の位置に準じている。図10は、実施の形態の変形例に係る摺動部材90の軸方向の端部の一部を示す図である。
本変形例に係る伸縮軸10aは、実施の形態に係るステアリング装置100(図1参照)において、伸縮軸10と置き換え可能な部材である。伸縮軸10aは、実施の形態に係る伸縮軸10と同じく、内軸30と外軸20とを備え、内軸30の外歯部31と、外軸20の内歯部21との間に、摺動部材90が配置されている。摺動部材90は、全体的な形状は、実施の形態に係る摺動部材50(図5参照)と共通しているが、壁部95の位置が、摺動部材50とは異なる。
具体的には、本変形例において、摺動部材90は、内軸30の外歯部31ではなく、外軸20の内歯部21に固定されている。なお、固定の手法に特に限定はないが、接着剤、溶着、ネジ止め、かしめ、若しくは、ストッパの配置、またはこれらの組み合わせ等によって、摺動部材90が内歯部21に固定される。
このように、摺動部材90は内歯部21に固定されているため、摺動部材90は、内歯部21(複数の歯22)の外面にほぼ密着するように配置されている。その一方で、摺動部材90と、内軸30の外歯部31(複数の歯32)との間には、複数の隙間59が形成されている。より詳細には、外歯部31の歯32の歯先部32aと、摺動部材90の、歯先部32aに対向する位置にある径方向外側に凹む凹条部92との間に隙間59が形成されている。また、外歯部31の隣り合う2つの歯32の間に形成された歯底部33と、摺動部材90の、歯底部33に対向する位置にある径方向内側に凸の凸条部91との間に隙間59が形成されている。
このような隙間59に対し、本変形例に係る摺動部材90は、図10に示すように、隙間59の軸方向の端部に壁部95を有している。具体的には、摺動部材90の凹条部92の軸方向の端部に壁部95bが配置され、摺動部材90の凸条部91の軸方向の端部に壁部95aが配置される。壁部95a及び95bは、摺動部材90において径方向内側に向けて立設されている。これにより、摺動部材90と外歯部31との間に存在する複数の隙間59それぞれからのグリース漏れは抑制される。従って、伸縮軸10aは、回転トルクの伝達機能を損なうことなく伸縮動作の滑らかさの維持または向上を図ることができる。
なお、壁部95a及び95bのそれぞれは、摺動部材90の軸方向における両端部に設けられていてもよい。これにより、グリース漏れの抑制効果が向上する。また、摺動部材90の、隙間59を挟んで外歯部31と対向する面には、周方向に延設された周方向溝が形成されていてもよい。これにより、グリースが収容された隙間59から、周方向で当接する2部材の間(凹条部92の周方向の内側面と、歯32の周方向の側面の間)まで、周方向溝を介してグリースが供給され、これにより、内歯部21と摺動部材50との摺動性がさらに向上する。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係るステアリング装置について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態または変形例に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、外歯部31及び内歯部21それぞれの歯の数は4以外であってもよい。外歯部31及び内歯部21は、互いに周方向で係合する複数の歯を有すればよい。なお、外歯部31及び内歯部21それぞれにおいて、2以上の歯が周方向に均等に並べられていることが好ましい。
また、摺動部材50は、凸条部51の軸方向の端部に設けられた壁部55a、及び、凹条部52の軸方向の端部に設けられた壁部55bの少なくとも一方が設けられていればよい。さらに、凸条部51の軸方向の両端の内の一方の端部のみに壁部55aが設けられてもよく、凹条部52の軸方向の両端の内の一方の端部のみに壁部55bが設けられてもよい。つまり、摺動部材50と、摺動相手の部材との間に複数の隙間がある場合、少なくとも1つの隙間の軸方向の一端に壁部があれば、摺動部材50と摺動相手の部材との間から漏れるグリースの量を抑制することは可能である。
また、実施の形態に係る伸縮軸10は、ステアリングコラムシャフト190とピニオンシャフト191との間に配置されているが、ステアリングコラムシャフト190の全部または一部として、伸縮軸10が採用されてもよい。ステアリングコラムシャフト190は、操作部材200の位置調整などのために軸方向の伸縮機能を備える場合がある。従って、ステアリングコラムシャフト190の全部または一部として伸縮軸10が採用されることで、運転者が操作部材200を操作することによる回転トルクを下流のピニオンシャフト191等に伝達することができ、かつ、操作部材200の移動の滑らかさの維持または向上を図ることができる。
また、伸縮軸10は、操作部材200と転舵輪とが機械的には接続されていないステアバイワイヤシステムに組み込まれてもよい。例えば、ステアバイワイヤシステムにおいても、操作部材200を運転席の前方の所定の格納領域に格納するためなどの理由で、操作部材200の軸方向への移動機能が必要な場合がある。従って、この場合、一端に操作部材200が連結される軸部材として伸縮軸10を採用することで、操作部材200の操作による回転トルクに基づいた転舵動作を適切に行わせることができ、かつ、操作部材200の移動の滑らかさの維持または向上を図ることができる。
また、周方向溝58の形状及び数は、図5等に示す形状及び数である必要はない。例えば、周方向溝58は、摺動部材50の外周面を周方向に一周以上するように設けられてもよい。
また、周方向溝58は、摺動部材50に設けられなくてもよい。この場合であっても、摺動部材50は、壁部55を有することで、グリース漏れの抑制効果を得ることができる。
また、上記の、実施の形態に係る摺動部材50についての各種の補足事項のそれぞれは、変形例に係る摺動部材90に適用されてもよい。
本発明に係るステアリング装置は、自動車等の車両に備えられるステアリング装置として有用である。
10,10a…伸縮軸、20…外軸、20a…内周面、21…内歯部、22,32…歯、22a,32a…歯先部、23,33…歯底部、29,39…自在継手、30…内軸、30a…外周面、31…外歯部、50,90…摺動部材、51,91…凸条部、52,92…凹条部、55,55a,55b,95,95a,95b…壁部、58…周方向溝、59…隙間、100…ステアリング装置、101…ベルト伝動装置、110…軸体、111…ネジ溝、112…ラック、120…ボールナット、130…従動プーリ、140…ハウジング、142…ブーツ、150…アシスト用モータ、153…駆動プーリ、160…ベルト、190…ステアリングコラムシャフト、191…ピニオンシャフト、200…操作部材、210…転舵輪、211…タイロッド

Claims (6)

  1. 軸方向に伸縮可能な伸縮軸であって、
    周方向に並べられた複数の歯を有する外歯部が外周面に形成された内軸と、
    前記外歯部に噛み合う位置に配置された複数の歯を有する内歯部が内周面に形成された外軸と、
    前記外歯部及び前記内歯部の間に配置され、かつ、前記外歯部及び前記内歯部の一方に対して固定された摺動部材であって、前記外歯部及び前記内歯部の他方に対して前記軸方向に摺動可能に配置された摺動部材と、を備え、
    前記摺動部材は、前記摺動部材と、前記外歯部及び前記内歯部の前記他方との間の、前記軸方向に延在する隙間における前記軸方向の端部に、前記他方に向けて突出する壁部を有する、
    伸縮軸。
  2. 前記隙間は、前記外歯部及び前記内歯部の前記他方における歯先部と、前記摺動部材において、前記歯先部に対向する位置にある凹条部との間に形成されており、
    前記壁部は、前記凹条部の前記軸方向の端部に設けられている、
    請求項1記載の伸縮軸。
  3. 前記隙間は、前記外歯部及び前記内歯部の前記他方における歯底部と、前記摺動部材において、前記歯底部に対向する位置にある凸条部との間に形成されており、
    前記壁部は、前記凸条部の前記軸方向の端部に設けられている、
    請求項1または2記載の伸縮軸。
  4. 前記摺動部材は、前記軸方向における前記摺動部材の両端部のそれぞれに前記壁部を有し、
    前記隙間は、前記両端部の前記壁部の間に連続して形成されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の伸縮軸。
  5. 前記摺動部材の、前記隙間を挟んで前記外歯部及び前記内歯部の前記他方と対向する面には、前記他方から離れる向きに凹状に設けられ、かつ、周方向に延設された周方向溝が形成されており、
    前記壁部は、前記面から前記他方に向けて突出して設けられている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の伸縮軸。
  6. 車両の操舵を行うためのステアリング装置であって、
    転舵輪の転舵に用いられる回転トルクを伝達する伸縮軸であって、請求項1〜5のいずれか一項に記載の伸縮軸を備える、
    ステアリング装置。
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