WO2017026216A1 - 車両用モータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
径方向ならびに軸方向の装置サイズを縮小することが可能で、かつ、遊星ギヤ式減速機を適用する場合と比較して装置のコスト低減を図ることを課題とする。電動モータ(1)に対し歯車減速機(2)が車輪寄りに配置され、ロータ軸(8)には入力歯車(11)が一体的に設けられ、ロータ軸(8)の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部(8a)が設けられ、出力軸(12)には出力歯車(15)が一体的に設けられるとともに、電動モータ(1)側の端面が開口する中空部(10)が設けられ、ロータ軸(8)の突出軸部(8a)が出力軸(12)の中空部(10)に挿入され、出力軸(12)の中空部(10)の内周面にて、ロータ軸(8)が出力軸(12)に対し少なくとも一つの軸受(13)で回転支持され、歯車減速機(2)には1つ以上の中間軸(17)がロータ軸(8)と出力軸(12)に平行に回転自在に設けられ、中間軸(17)に設けられる複数の歯車と入力歯車(11)、出力歯車(15)との噛み合いにより電動モータ(1)の回転を減速するようにした。
Description
この発明は、車両のばね上側に搭載され、それぞれ左右の駆動輪を個別に駆動する車両用モータ駆動装置に関するものである。
左右の駆動輪をそれぞれ個別に駆動させる電動モータと減速機を備える車両用モータ駆動装置としては、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。
この種の車両用モータ駆動装置は、左右の駆動輪のそれぞれについて独立に駆動用の電動モータを備えるので、一つの共通の電動モータによって左右の駆動輪を駆動させる1モータ車両駆動装置のように、一つの電動モータの駆動力を左右に振り分けるデファレンシャルギア等が不要になる、という利点を有する。
ところで、特許文献1に開示された従来の車両用モータ駆動装置は、図6に示すように、左右の駆動輪を個別に駆動する電動モータ101L、101Rならびに電動モータ101L、101Rの回転を減速する減速機102L、102Rを備えている。
減速機102L、102Rは、図6に示すように、モータ軸112から動力が伝達される入力歯車を有する入力軸123と、ドライブシャフト116を介して駆動輪に駆動力を伝達する出力軸125とが平行かつオフセットした配置の平行軸歯車減速機である。
減速機102L、102Rの入力軸123と出力軸125との間には、1つ以上の中間軸124(カウンター軸)が設けられる。
上記のように、モータ軸112と出力軸125とを平行かつオフセットした配置にすると、減速機102L、102Rは半径方向に大型化し、車両用モータ駆動装置の質量増加と共に、車両搭載性の悪化を招く。
また、特許文献2の車両用モータ駆動装置は、減速機として遊星ギヤ式減速機を使用するものであり、2基の電動モータを中央に背中合わせに配置し、遊星ギヤ式減速機をそれぞれの車輪側に配置する構造のものである。
この特許文献2の車両用モータ駆動装置は、減速機として遊星ギヤ式減速機を適用することにより、オフセットする軸を廃止でき、半径方向の装置の小型化には有利であるものの、一般的に遊星ギヤ式減速機は平行軸式歯車減速機よりも高コストであるという問題がある。
そこで、この発明は、径方向ならびに軸方向の装置サイズを縮小することが可能で、かつ、遊星ギヤ式減速機を適用する場合と比較して装置のコスト低減を図ることができる車両用モータ駆動装置を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、この発明の車両用モータ駆動装置は、左右輪をそれぞれ駆動する2つの電動モータと、それぞれの電動モータの回転を減速する2つの歯車減速機からなり、電動モータに対し歯車減速機がそれぞれの車輪寄りに配置され、電動モータのロータ軸には入力歯車が一体的に設けられ、電動モータのロータ軸の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部が設けられ、出力軸には出力歯車が一体的に設けられるとともに、電動モータ側の端面が開口する中空部もしくは貫通孔が設けられ、電動モータのロータ軸の突出軸部が出力軸の中空部もしくは貫通孔に挿入され、出力軸の中空部もしくは貫通孔の内周面にて、電動モータのロータ軸が出力軸に対し少なくとも一つの軸受で回転支持され、歯車減速機には1つ以上の中間軸がロータ軸と出力軸に平行に回転自在に設けられ、中間軸に一体的に設けられる複数の歯車と入力歯車ならびに出力歯車との噛み合いにより電動モータの回転が減速されて出力軸に伝達することを特徴とする。
また、この発明の車両用モータ駆動装置は、1つの電動モータと、電動モータの回転を減速する1つの歯車減速機からなり、電動モータに対し歯車減速機がそれぞれの車輪寄りに配置され、電動モータのロータ軸には入力歯車が一体的に設けられ、電動モータのロータ軸の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部が設けられ、出力軸には出力歯車が一体的に設けられるとともに、電動モータ側の端面が開口する中空部もしくは貫通孔が設けられ、電動モータのロータ軸の突出軸部が出力軸の中空部もしくは貫通孔に挿入され、出力軸の中空部もしくは貫通孔の内周面にて、電動モータのロータ軸が出力軸に対し少なくとも一つの軸受で回転支持され、歯車減速機には1つ以上の中間軸がロータ軸と出力軸に平行に回転自在に設けられ、中間軸に一体的に設けられる複数の歯車と入力歯車ならびに出力歯車との噛み合いにより電動モータの回転が減速されて出力軸に伝達することを特徴とする。
以上のように、この発明の車両用モータ駆動装置は、電動モータのロータ軸の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部が設けられ、出力軸には出力歯車が一体的に設けられるとともに、電動モータ側の端面が開口する中空部もしくは貫通孔が設けられ、電動モータのロータ軸の突出軸部が出力軸の中空部もしくは貫通孔に挿入されているので、軸方向長さが短くなり、軸方向の装置長さの縮小が可能になる。さらに、電動モータのロータ軸を出力軸の中空部もしくは貫通孔の内周面にて回転支持する軸受と、出力軸の電動モータ側を減速機ハウジングに対して回転支持する軸受とが、軸方向でオーバーラップする位置に配置することにより、軸方向の長さがより短くなるので、軸方向の装置長さのさらなる縮小が可能になる。さらに、出力軸の支持剛性が高まり、減速機の耐久性を向上させることができ、また、振動低減にも効果がある。
また、歯車減速機の歯車を全て外歯車によって構成することができるので、遊星ギヤ式減速機を適用する場合と比較して装置のコスト低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すこの発明の車両用モータ駆動装置Aは、左右輪をそれぞれ駆動する2基の電動モータ1と、それぞれの電動モータ1の回転を減速する2基の歯車減速機2からなる。
図1に示すこの発明の車両用モータ駆動装置Aは、左右輪をそれぞれ駆動する2基の電動モータ1を背面合わせで左右並列に収容するモータハウジング3を中央にし、このモータハウジング3の左右の端部に減速機ハウジング4を設け、減速機ハウジング4内に歯車減速機2を収容して一体化している。
図1に示すこの発明の車両用モータ駆動装置Aは、2基の電動モータ1を収納するモータハウジング3が一体的に成形され、左右輪をそれぞれ駆動する電動モータ1および歯車減速機2が一つの装置として構成されている。ここで一体的に成形とは、個別に製作したハウジングをねじ締結等で一体化することを含むものとする。
モータハウジング3は、中央に仕切り壁3aを設け、左右の端部が開口し、左右の端部の開口が減速機ハウジング4によって閉塞されている。
前記モータハウジング3の外周は、ラジエター(図示省略)から冷却液が供給される冷却用の配管5を備える、所謂ウォータジャケットを構成し、これにより電動モータ1を効果的に冷却している。
モータハウジング3の左右の端部に連結される減速機ハウジング4は、円筒部4aと、この円筒部4aの内側端部に一体的に設けられ、モータハウジング3の外側端部の開口を閉塞する内側壁4bと、円筒部4aの外側端部に設けられる外側壁4cとからなる。
電動モータ1は、図1に示すように、モータハウジング3の内周面にステータ6を設け、このステータ6の内周に間隔をおいてロータ7を設けたラジアルギャップタイプのものを使用している。なお、図示以外のアキシャルギャップタイプの電動モータを使用してもよい。
ロータ7の中心には、ロータ軸8が一体的に装着されている。ロータ軸8の両端のうち、モータハウジング3の内側(歯車減速機2と反対側)の端部は、モータハウジング3の中央の仕切り壁3aに軸受9(転がり軸受以下同じ)によって回転支持されている。
ロータ軸8の外側端部(歯車減速機2側)の端部の外周には、入力歯車11が設けられている。入力歯車11は、ロータ軸8に一体成形する構造でも、スプライン等で嵌合する構造でもよい。
電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側端面には、回転軸心と同軸上に突出軸部8aが設けられている。
減速機ハウジング4内には、ロータ軸8と同軸配置される出力軸12が設けられている。
出力軸12の両端は、減速機ハウジング4に対して軸受14a、14b(転がり軸受以下同じ)によって回転支持されている。
出力軸12の電動モータ1側の端面には、電動モータ1側に開口する中空部10が設けられている。また、図1の実施形態では、出力軸12の電動モータ1側に開口する中空部10が設けられているが、中空部10を出力軸を貫通する貫通孔にしてもよい。貫通孔を設ける場合、貫通孔から潤滑油が減速機ハウジング4の外部に漏れない様にするため出力軸の減速機側端面にシール部材(図示せず)を配置する。
この出力軸12の中空部10もしくは軸方向に貫通する貫通孔に、電動モータ1のロータ軸8の突出軸部8aが挿入されている。
出力軸12の中空部10の内周面とロータ軸8の突出軸部8aの外周面との間には少なくとも一つの軸受13(転がり軸受以下同じ)が配置され、この軸受13によって電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側の端部が出力軸12に対して回転自在に支持されている。
この電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側の端部を支持する軸受13と、出力軸12の電動モータ1側の端部を支持する軸受14aとは、軸方向にオーバーラップする位置に配置されている。
電動モータ1のロータ軸8に設けた入力歯車11の歯車減速機2側の端面と、減速機ハウジング4内の出力軸12の電動モータ1側の端面との間には、軸方向荷重を受けることが可能な軸受25(転がり軸受以下同じ)を設けている。
ロータ軸8の内側端部には、モータハウジング3の中央の仕切り壁3aとの間に、角度センサ24が設けられている。
出力軸12には、出力歯車15が一体的に設けられている。出力軸12の外側端部は、減速機ハウジング4の外側壁4cから外側の車輪側に引き出され、等速ジョイント16を嵌合するための締結部位を設けている。
歯車減速機2には、1つ以上の中間軸17が設けられ、複数の歯車噛み合いにより、モータ回転速度が減速されて出力軸12に伝達され、最終的には等速ジョイント16と中間シャフト18からなるドライブシャフトを介して車輪19に動力が伝達される(図3)。
中間軸17は、ロータ軸8と出力軸12に対して平行に設けられている。
中間軸17は、減速機ハウジング4の内側壁4bと外側壁4cに軸受20、21(転がり軸受以下同じ)によって減速機ハウジング4に対して回転支持されている。中間軸17は、外周面に入力歯車11に噛み合う大径歯車17aと出力歯車15に噛み合う小径歯車17bを有する段付き歯車である。
減速機ハウジング4には、減速機ハウジング4内の歯車を潤滑するために、潤滑油溜り22が設けられ、減速機ハウジング4の外側壁4cと出力軸12との間にはオイルシール23が封入された潤滑油の漏洩および外部からの泥水などの侵入を防止するため設置されている。歯車減速機2内の歯車を全て外歯車にすることにより、歯車減速機2の内部空間の下部に設けられた潤滑油溜り22の潤滑油を歯車が掻き揚げて潤滑が行われる。
この発明の車両用モータ駆動装置Aは、上記のように、ロータ軸8の歯車減速機2側の端面に設けた突出軸部8aを、出力軸12の電動モータ1側の端面に設けた中空部10もしくは貫通孔に挿入配置することにより、軸方向長さが短くなり、軸方向の装置長さの縮小が可能になる。さらに、ロータ軸8の突出軸部8aを回転支持する軸受13と、出力軸12の内側端部を減速機ハウジング4に対して回転支持する軸受14aとの軸方向位置をオーバーラップさせることにより、軸方向の長さがより短くなるので、軸方向の装置長さのさらなる縮小が可能になる。さらに、出力軸12の支持剛性が高まり、減速機の耐久性を向上させることができ、また、振動低減にも効果がある。
また、歯車減速機2がロータ軸8に一体的に設けられた入力歯車11と出力歯車15による歯車構成とすることにより、歯車を全て外歯車によって構成することができるので、遊星ギヤ式減速機を適用する場合と比較して装置のコスト低減が図れる。
この発明に係る車両用モータ駆動装置Aは、左右輪をそれぞれ駆動する2つの電動モータ1と、それぞれのモータ回転を減速する2つの歯車減速機2からなり、図3に示すように、左右の車輪19の中央位置のシャーシ51上に搭載され、車両用モータ駆動装置Aの駆動力は、等速ジョイント16と中間シャフト18からなるドライブシャフトを介して左右の前方の車輪19に伝達される。
車両用モータ駆動装置Aの搭載形態としては、図3で示した前輪駆動方式の他に、後輪駆動方式でも四輪駆動方式のいずれでも構わない。
図4に示す実施形態の車両用モータ駆動装置Aは、1つの電動モータ1と、電動モータ1の回転を減速する1つの歯車減速機2からなり、図1に示す実施形態の車両用モータ駆動装置Aを中央のモータハウジング3の仕切り壁3aで2分した構造のものである。
電動モータ1に対し歯車減速機2が車輪19寄りに配置される。
ロータ軸8の外側端部(歯車減速機2側)の端部の外周には、入力歯車11が設けられている。入力歯車11は、ロータ軸8に一体成形する構造でも、スプライン等で嵌合する構造でもよい。
電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側端面には、回転軸心と同軸上に突出軸部8aが設けられている。
減速機ハウジング4内には、ロータ軸8と同軸配置される出力軸12が設けられている。
出力軸12の両端は、減速機ハウジング4に対して軸受14a、14bによって回転支持されている。
出力軸12の電動モータ1側の端面には、電動モータ1側に開口する中空部10もしくは軸方向に貫通する貫通孔が設けられている。
この出力軸12の中空部10に、電動モータ1のロータ軸8の突出軸部8aが挿入されている。また、図4の実施形態では、出力軸12の電動モータ1側に開口する中空部10が設けられているが、中空部10を出力軸を貫通する貫通孔にしてもよい。貫通孔を設ける場合、貫通孔から潤滑油が減速機ハウジング4の外部に漏れない様にするため出力軸の減速機側端面にシール部材(図示せず)を配置する。
出力軸12の中空部10の内周面とロータ軸8の突出軸部8aの外周面との間には少なくとも一つの軸受13が配置され、この軸受13によって電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側の端部が出力軸12に対して回転自在に支持されている。
この電動モータ1のロータ軸8の歯車減速機2側の端部を支持する軸受13と、出力軸12の電動モータ1側の端部を支持する軸受14aとは、軸方向にオーバーラップする位置に配置されている。
電動モータ1のロータ軸8に設けた入力歯車11の歯車減速機2側の端面と、減速機ハウジング4内の出力軸12の電動モータ1側の端面との間には、軸方向荷重を受けることが可能な軸受25を設けている。
ロータ軸8の内側端部には、モータハウジング3との間に、角度センサ24が設けられている。
出力軸12には、出力歯車15が一体的に設けられている。出力軸12の外側端部は、減速機ハウジング4の外側壁4cから外側の車輪側に引き出され、等速ジョイント16を嵌合するための締結部位を設けている。
歯車減速機2には、1つ以上の中間軸17が設けられ、複数の歯車噛み合いにより、モータ回転速度が減速されて出力軸12に伝達され、最終的には等速ジョイント16と中間シャフト18からなるドライブシャフトを介して車輪19に動力が伝達される(図5)。
中間軸17は、ロータ軸8と出力軸12に対して平行に設けられている。
中間軸17は、減速機ハウジング4の内側壁4bと外側壁4cに軸受20、21によって減速機ハウジング4に対して回転支持されている。中間軸17は、外周面に入力歯車11に噛み合う大径歯車17aと出力歯車15に噛み合う小径歯車17bを有する段付き歯車である。
この図4の実施形態においても、歯車減速機2内の歯車は全て外歯車である。
図4に示す車両用モータ駆動装置Aは、1つの電動モータ1と、電動モータ1の回転を減速する1つの歯車減速機2からなるので、車両に搭載する場合には、図5に示すように、車輪19に一つの車両用モータ駆動装置Aが配置される。図5は、前輪駆動車であり、左右の前輪に一つずつ車両用モータ駆動装置Aをシャーシ51上に搭載し、各車両用モータ駆動装置Aの駆動力を、等速ジョイント16と中間シャフト18からなるドライブシャフトを介して前方の左右の車輪19に伝達している。
この発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。
1 :電動モータ
2 :歯車減速機
3 :モータハウジング
3a :仕切り壁
4 :減速機ハウジング
4a :円筒部
4b :内側壁
4c :外側壁
5 :配管
6 :ステータ
7 :ロータ
8 :ロータ軸
8a :突出軸部
9 :軸受
10 :中空部
11 :入力歯車
12 :出力軸
13 :軸受
14a :軸受
14b :軸受
15 :出力歯車
16 :等速ジョイント
17 :中間軸
17a :大径歯車
17b :小径歯車
18 :中間シャフト
19 :車輪
20 :軸受
21 :軸受
22 :潤滑油溜り
23 :オイルシール
24 :角度センサ
25 :軸受
51 :シャーシ
A :車両用モータ駆動装置
2 :歯車減速機
3 :モータハウジング
3a :仕切り壁
4 :減速機ハウジング
4a :円筒部
4b :内側壁
4c :外側壁
5 :配管
6 :ステータ
7 :ロータ
8 :ロータ軸
8a :突出軸部
9 :軸受
10 :中空部
11 :入力歯車
12 :出力軸
13 :軸受
14a :軸受
14b :軸受
15 :出力歯車
16 :等速ジョイント
17 :中間軸
17a :大径歯車
17b :小径歯車
18 :中間シャフト
19 :車輪
20 :軸受
21 :軸受
22 :潤滑油溜り
23 :オイルシール
24 :角度センサ
25 :軸受
51 :シャーシ
A :車両用モータ駆動装置
Claims (9)
- 左右輪をそれぞれ駆動する2つの電動モータと、それぞれの電動モータの回転を減速する2つの歯車減速機からなり、電動モータに対し歯車減速機がそれぞれの車輪寄りに配置され、電動モータのロータ軸には入力歯車が一体的に設けられ、電動モータのロータ軸の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部が設けられ、出力軸には出力歯車が一体的に設けられるとともに、電動モータ側の端面が開口する中空部もしくは貫通孔が設けられ、電動モータのロータ軸の突出軸部が出力軸の中空部もしくは貫通孔に挿入され、出力軸の中空部もしくは貫通孔の内周面にて、電動モータのロータ軸が出力軸に対し少なくとも一つの軸受で回転支持され、歯車減速機には1つ以上の中間軸がロータ軸と出力軸に平行に回転自在に設けられ、中間軸に一体的に設けられる複数の歯車と入力歯車ならびに出力歯車との噛み合いにより電動モータの回転が減速されて出力軸に伝達することを特徴とする車両用モータ駆動装置。
- 歯車減速機内の歯車が全て外歯車であることを特徴とする請求項1記載の車両用モータ駆動装置。
- 電動モータのロータ軸を出力軸の中空部の内周面にて回転支持する軸受と、出力軸の電動モータ側を減速機ハウジングに対して回転支持する軸受とが、軸方向でオーバーラップする位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用モータ駆動装置。
- 電動モータのロータ軸と出力軸の間に、軸方向荷重を受けることが可能な軸受を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用モータ駆動装置。
- 1つの電動モータと、電動モータの回転を減速する1つの歯車減速機からなり、電動モータに対し歯車減速機がそれぞれの車輪寄りに配置され、電動モータのロータ軸には入力歯車が一体的に設けられ、電動モータのロータ軸の歯車減速機側端面には回転軸心と同軸上に突出軸部が設けられ、出力軸には出力歯車が一体的に設けられるとともに、電動モータ側の端面が開口する中空部もしくは貫通孔が設けられ、電動モータのロータ軸の突出軸部が出力軸の中空部もしくは貫通孔に挿入され、出力軸の中空部もしくは貫通孔の内周面にて、電動モータのロータ軸が出力軸に対し少なくとも一つの軸受で回転支持され、歯車減速機には1つ以上の中間軸がロータ軸と出力軸に平行に回転自在に設けられ、中間軸に一体的に設けられる複数の歯車と入力歯車ならびに出力歯車との噛み合いにより電動モータの回転が減速されて出力軸に伝達することを特徴とする車両用モータ駆動装置。
- 歯車減速機内の歯車が全て外歯車であることを特徴とする請求項5記載の車両用モータ駆動装置。
- 電動モータのロータ軸を出力軸の中空部の内周面にて回転支持する軸受と、出力軸の電動モータ側を減速機ハウジングに対して回転支持する軸受とが、軸方向でオーバーラップする位置に配置されていることを特徴とする請求項5記載の車両用モータ駆動装置。
- 電動モータのロータ軸と出力軸の間に、軸方向荷重を受けることが可能な軸受を設けたことを特徴とする請求項5記載の車両用モータ駆動装置。
- 請求項5記載の車両用モータ駆動装置を少なくとも2基搭載することを特徴とする車両。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001001774A (ja) * | 1999-06-18 | 2001-01-09 | Mitsubishi Motors Corp | 電気自動車のアクスル構造 |
JP2005106076A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 平行軸歯車減速機及びギヤドモータ |
-
2015
- 2015-08-10 JP JP2015158254A patent/JP2017036795A/ja active Pending
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2016
- 2016-07-11 WO PCT/JP2016/070373 patent/WO2017026216A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
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JP2001001774A (ja) * | 1999-06-18 | 2001-01-09 | Mitsubishi Motors Corp | 電気自動車のアクスル構造 |
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